JPH10151310A - 水質浄化装置 - Google Patents

水質浄化装置

Info

Publication number
JPH10151310A
JPH10151310A JP9160298A JP16029897A JPH10151310A JP H10151310 A JPH10151310 A JP H10151310A JP 9160298 A JP9160298 A JP 9160298A JP 16029897 A JP16029897 A JP 16029897A JP H10151310 A JPH10151310 A JP H10151310A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
filter
pipe
suspended matter
purification
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP9160298A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Sugizaki
健司 杉崎
Daisuke Tanabe
大輔 田辺
Hideaki Ikeda
英明 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokico Ltd
Original Assignee
Tokico Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokico Ltd filed Critical Tokico Ltd
Priority to JP9160298A priority Critical patent/JPH10151310A/ja
Publication of JPH10151310A publication Critical patent/JPH10151310A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Filtration Of Liquid (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィルタに詰まっていた汚泥および生物のス
ラッジ等の浮遊物の洗浄時における装置周囲の浄化対象
での分散を防止することができる水質浄化装置を提供す
る。 【解決手段】 浄化対象12の水面12a下に配置され
るフィルタ14と、該フィルタ14を通過するよう水流
を生じさせるポンプ46と、フィルタ14の洗浄を行う
洗浄装置47とを有するものであって、フィルタ14の
洗浄時に当該フィルタ14中より排出される浮遊物の分
散を防止する浮遊物分散防止手段50を設けてなること
により、汚泥および生物のスラッジ等の浮遊物の洗浄時
における装置周囲の浄化対象での分散を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば湖沼、池、
ダム、溜池、貯水池、河川、用水路、堀、運河、水槽等
において水を浄化する水質浄化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】湖沼、池、ダム、溜池、貯水池、河川、
用水路、堀、運河、水槽等の浄化対象において、水質汚
染対策として、水質浄化装置を設置することが行われて
いる。このような水質浄化装置として、浄化対象の水面
下に配置されるフィルタと、該フィルタを通過するよう
水流を生じさせるポンプと、フィルタを洗浄する洗浄装
置とを具備し、フィルタを水面下に配置した状態で、ポ
ンプでフィルタを通過するように水流を発生させること
によりフィルタで水を浄化し、またフィルタに目詰まり
が生じた場合等必要に応じて洗浄装置によりフィルタの
洗浄を行ってこれを再生させるものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記構成の
水質浄化装置において、洗浄装置によりフィルタの洗浄
を行う際に、フィルタに詰まっていた汚泥や生物のスラ
ッジ等の浮遊物がフィルタから剥離され洗浄で生じる水
流でフィルタ外に排出されることになる。しかしなが
ら、従来の装置においては、フィルタから排出される汚
泥および生物のスラッジ等の浮遊物が、そのまま装置周
囲の浄化対象に分散してしまうことなり、よって、この
分散した浮遊物がその後の浄化処理時に再び水質浄化装
置に吸い込まれたりするため、浄化効率上好ましくない
という問題があった。したがって、本発明の目的は、フ
ィルタの洗浄時においてフィルタに詰まっていた汚泥お
よび生物のスラッジ等の浮遊物の装置周囲の浄化対象へ
の分散を防止することができる水質浄化装置を提供する
ことである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1記載の水質浄化装置は、浄化対象
の水面下に配置されるフィルタと、該フィルタを通過す
るよう水流を生じさせるポンプと、前記フィルタの洗浄
を行う洗浄装置と、を有するものであって、前記フィル
タ洗浄時に当該フィルタ中より排出される浮遊物の分散
を防止する浮遊物分散防止手段を設けてなることを特徴
としている。これにより、フィルタ洗浄時に当該フィル
タ中より排出される浮遊物の分散を防止する浮遊物分散
防止手段を設けてなるため、洗浄装置でフィルタの洗浄
を行うことにより排出されるフィルタに詰まっていた汚
泥および生物のスラッジ等の浮遊物の分散を防止するこ
とができる。
【0005】本発明の請求項2記載の水質浄化装置は、
請求項1記載のものに関し、前記浮遊物分散防止手段
は、前記洗浄装置による洗浄時に生じる水流の方向に所
定のエリアを区画してなることを特徴としている。これ
により、浮遊物分散防止手段が洗浄装置による洗浄時に
生じる水流の方向に所定のエリアを区画しているため、
洗浄装置でフィルタの洗浄を行うことにより排出される
フィルタに詰まっていた汚泥および生物のスラッジ等の
浮遊物をエリア内に留めることができる。
【0006】本発明の請求項3記載の水質浄化装置は、
請求項2記載のものに関し、前記エリア内の水を吸出す
る吸出手段を設けてなることを特徴としている。これに
より、吸出手段で、エリア内に留められている汚泥およ
び生物のスラッジ等の浮遊物を吸出して、例えば浄化対
象の水底近傍に排出させれば、水底に沈殿させることが
できる。
【0007】本発明の請求項4記載の水質浄化装置は、
請求項3記載のものに関し、前記吸出手段で吸出した水
を濾過する濾過手段を設けてなることを特徴としてい
る。これにより、エリア内に留められた汚泥および生物
のスラッジ等の浮遊物を濾過手段で濾過することにより
除去することができる。
【0008】本発明の請求項5記載の水質浄化装置は、
請求項1乃至4のいずれか一項に記載のものに関し、前
記浮遊物分散防止手段は、水中の浮遊物を回収する回収
手段と、該回収手段に水を流通させる通水手段とからな
ることを特徴としている。これにより、通水手段で回収
手段に水を流通させて該回収手段により水中の浮遊物を
回収させるため、洗浄装置でフィルタの洗浄を行うこと
により排出されるフィルタに詰まっていた汚泥および生
物のスラッジ等の浮遊物の分散を防止することができ
る。
【0009】本発明の請求項6記載の水質浄化装置は、
請求項1記載のものに関し、前記ポンプは、前記フィル
タ内に配置された吸込口から水を汲み上げることにより
該フィルタを通過するよう水流を生じさせるものである
とともに、前記洗浄装置によるフィルタ洗浄時に前記吸
込口から水を汲み上げることにより水中の浮遊物の分散
を防止する浮遊物分散防止手段をも構成し、前記洗浄装
置は、前記フィルタを、前記吸込口から離れた位置から
近接する位置に向け順次洗浄することを特徴としてい
る。これにより、フィルタを、吸込口から離れた位置か
ら近接する位置に向け順次洗浄することになるため、洗
浄中にポンプで浮遊物を回収するよう吸込口から水を汲
み出す際に、フィルタの洗浄により排出される浮遊物を
確実にポンプで回収することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の水質浄化装置の第1の実
施の形態を図1および図2を参照して以下に説明する。
図1において符号10で示すものが水質浄化装置であ
る。この水質浄化装置10は、池あるいは湖沼等の閉鎖
系の水域からなる浄化対象12に浮遊されて用いられる
もので、浄化対象12に浮かせるための二つのフロート
13,13と、これらフロート13,13の下側に着脱
自在に支持されて水面12a下に配置されるフィルタカ
ートリッジ(フィルタ)14とを有している。ここで、
二つのフロート13,13は連結部材15を介して互い
に連結されている。フィルタカートリッジ14は、略円
筒状をなすもので、フロート13,13で浄化対象12
の水面12a下に吊られた状態において軸線が鉛直方向
に沿わされるようになっている。なお、以下の説明にお
いては、このようにフロート13,13で浄化対象12
に浮かされた状態について説明する。
【0011】そして、円筒状に形成されるとともに多数
の集水孔18,18,…が全面に形成された外円筒部1
9と、該外円筒部19の内側に同軸状に配置されるとと
もに多数の流入孔21,21,…が全面に形成された内
円筒部22と、外円筒部19および内円筒部22の上端
面に外円筒部19と内円筒部22との間の隙間の上方向
の開口を閉塞するよう固定された有孔円板状の閉塞部材
25と、外円筒部19および内円筒部22の下端面にこ
れらのすべての下方向の開口を閉塞するよう固定された
円板状の閉塞部材27とを有している。
【0012】そして、閉塞部材25,27で閉塞される
外円筒部19と内円筒部22との間の隙間には、集水孔
18,18,…および流入孔21,21,…より径大の
木炭等の濾過材が充填されしかも有機物を分解する好気
性の微生物が担持されて処理部30が形成されている。
上側の閉塞部材25の孔には、閉塞部材25,27およ
び内円筒部22で画成される内部隙間部31内に延在す
る円筒状の揚水管33が、内円筒部22と同軸をなしか
つその外周面が内円筒部22の内周面と所定の間隔をあ
けた状態で嵌合固定されており、これにより、内部隙間
部31は処理部30または揚水管33を介する以外での
外部への連通が不可とされている。
【0013】揚水管33は、内部隙間部31内における
閉塞部材27の若干上側位置に下端開口部34を開口さ
せており、上端開口部35を、フィルタカートリッジ1
4とフロート13との間の外部に開口する隙間に連通す
るよう閉塞部材25から上方向に開口させている。揚水
管33には、円筒状のエア噴出管37が隙間をもって挿
通されており、該エア噴出管37は、下端の噴出部38
が揚水管33内において下端開口部34より若干上側の
中間所定位置に位置され、上部側が揚水管33より上方
に延出された状態で支持されている。
【0014】閉塞部材27の上面位置には、複数の円筒
状のエア噴出管40が先端側を該上面に沿わせて設けら
れている。これらのエア噴出管40には、その内部を外
部に連通させる複数のエア噴出孔41,41,…が、処
理部30の下端位置すなわち外円筒部19と内円筒部2
2との間に形成されている。このエア噴出管40は、基
端側が内円筒部22に沿って立ち上げられており、閉塞
部材25を通ってその上側で一本の連結管42に連結さ
れている。
【0015】フロート13,13間の連結部材15に
は、駆動装置43が設けられている。この駆動装置43
内には、図示せぬコンプレッサが設けられており、該コ
ンプレッサのエア吐出側には、同じく駆動装置42内に
設けられた図示せぬ電磁式の三方切換弁を介して一方に
上記エア噴出管37が他方に連結管42が接続されてい
る。これにより、コンプレッサから吐出されるエアが、
エア噴出管37あるいは連結管42のいずれか一方に選
択的に供給されるようになっている。
【0016】ここで、三方切換弁が図示せぬコントロー
ラでエア噴出管37側に切り換えられた状態では、コン
プレッサから供給されたエアがエア噴出管37の噴出部
38から噴出され、気泡となって、揚水管33内で下か
ら上へ移動し、よって、揚水管33内に上方への水流が
生じて、揚水管33の下端開口部34から内部隙間部3
1内の水が汲み上げられ上部開口部35から外部に排出
される。
【0017】これにより、強制的にフィルタカートリッ
ジ14の側部外側の水すなわち特にアオコ等の藻類を多
く含む水面12a近傍の水が、外円筒部19の集水孔1
8から処理部30に至り該処理部30を半径方向内方に
通過して内円筒部22の流入孔21から内部隙間部31
に至る。そして、上記処理部30の通過時に、処理部3
0を構成する濾過材に担持された好気性微生物により、
アオコ等の藻類や有機質浮遊物質、溶解性有機物質等が
分解されて水が浄化される。このようにして、処理部3
0で浄化された水が揚水管33から外部に再び排出さ
れ、このような水の環流で浄化対象12が浄化される。
なお、このときの三方切換弁の切換位置を浄化側とす
る。
【0018】また、三方切換弁が図示せぬコントローラ
で連結管42側に切り換えられた状態では、コンプレッ
サから供給されたエアが連結管42を介して該エア噴出
管40のエア噴出孔41,41,…から噴出されること
になり、該エアは、気泡となって、処理部30内を主と
して上方に移動する。この気泡の移動による衝撃等で、
処理部30を構成する濾過材に振動が生じて処理部30
に詰まっていた汚泥および生物のスラッジ等が剥離等さ
れて浮遊物となり、気泡の移動で生じる水流で、主とし
て外円筒部19の集水孔18から処理部30の外部上方
に排出される。このようにして処理部30内に詰まって
いた汚泥および生物のスラッジ等の浮遊物が除去され、
処理部30が洗浄される。なお、このときの三方切換弁
の切換位置を洗浄側とする。また、エア以外の気体ある
いは液体を噴出させてもよい。
【0019】上記した揚水管33とエア噴出管37とコ
ンプレッサとがフィルタカートリッジ14を通過するよ
う水流を生じさせるエアリフトポンプ(ポンプ)46
を、連結管42とエア噴出管40とコンプレッサとが洗
浄装置47を、それぞれ構成している。
【0020】そして、第1の実施の形態においては、四
角筒状の枠体(浮遊物分散防止手段,エリア形成手段)
50が、フィルタカートリッジ14の上方すなわち洗浄
時に生じるエアの移動による水流の方向に、上下に開口
部51,52を配置して設けられている。この枠体50
はその水平方向における中心位置をフィルタカートリッ
ジ14の同方向における中心位置に一致させ、上側の開
口部51を水面12aより上側に若干突出させ、下側の
開口部52を水面12a下に配置した状態で、フロート
13に支持部材53を介して支持されている。
【0021】この枠体50により、フィルタカートリッ
ジ14の上方すなわち洗浄時に生じる水流の方向に位置
する所定のエリア(枠体50より内側のエリア)がその
外側に対し分離して形成されることになる。なお、この
枠体50の水平方向における一辺の長さは、上記水流で
運搬される水を受ける様にフィルタカートリッジ14の
直径より大きくされている。
【0022】このような構成の第1の実施の形態の水質
浄化装置10によれば、図示せぬコントローラは、三方
切換弁が浄化側に切り換えられコンプレッサが駆動され
た浄化処理状態で所定の時間が経過し洗浄を行うべきタ
イミングになると、三方切換弁を洗浄側に切り換える。
これにより、上述したように、コンプレッサから供給さ
れたエアが処理部30の下端部に設けられたエア噴出管
40のエア噴出孔41,41,…から噴出されることに
なり、該エアは、気泡となって、処理部30内を主とし
て上方に移動して、処理部30に詰まっていた汚泥およ
び生物のスラッジ等を、処理部30から剥離等させて浮
遊物とするとともに主として外円筒部19の集水孔18
から水流の方向に沿って上方向に排出させる。
【0023】すると、この排出された汚泥および生物の
スラッジ等の浮遊物は、水流の方向である上側に設けら
れた枠体50の内側に入り、この枠体50の内側に留め
られることになる。したがって、処理部30から排出さ
れた汚泥および生物のスラッジ等の浮遊物が、水質浄化
装置10の周囲の浄化対象12で分散されてしまうこと
を防ぐことができる。
【0024】次に、本発明の第2の実施の形態を図3を
参照して第1の実施の形態との相違部分を中心に以下に
説明する。なお、第1の実施の形態と同様の部分には同
一の符号を付しその説明は略す。
【0025】第2の実施の形態においては、枠体50の
内面に上下方向に延在する筒状の揚水管55が固定され
ている。この揚水管55は、枠体50の下端開口部52
より上側であって水面12aより下側に下端開口部56
を開口させており、水面12aより上側に上端開口部5
6bを開口させている。また、揚水管55の水面12a
より上方に突出する部分に、枠体50をも貫通して外側
に開口する側部開口部57を有している。洗浄装置47
の一方のエア噴出管40には、エア噴出管59が分岐接
続されており、このエア噴出管59のエアを噴出させる
ための端部噴出部60は、揚水管55内の下部開口部5
6より若干上側であって水面12aより下側の位置に配
置されている。
【0026】さらに、枠体50の外面には、上下方向に
延在する筒状の排出管61が固定されている。この排出
管61は、その上部開口部62が揚水管55および枠体
50に形成された側部開口部57の直下に配置されてお
り、下端開口部63が浄化対象12における図示せぬ水
底の近傍に開口させられている。なお、この場合、揚水
管55とエア噴出管59と連結管42とコンプレッサと
排水管61とが、枠体50の内側の水を吸出し排出させ
る吸出装置(吸出手段)64を構成している。
【0027】このような構成の第2の実施の形態の水質
浄化装置10によれば、図示せぬコントローラは、洗浄
を行うべきタイミングになり三方切換弁を洗浄側に切り
換えると、第1の実施の形態と同様に、エアがエア噴出
管40のエア噴出孔41から噴出され気泡となって処理
部30内を主として上方に移動して、処理部30に詰ま
っていた汚泥および生物のスラッジ等を、剥離等させて
浮遊物とするとともに主として外円筒部19の集水孔1
8から水流の方向に沿って上方向に排出させることにな
り、この排出された汚泥および生物のスラッジ等の浮遊
物は、枠体50の内側に入り、この枠体50の内側に留
められることになる。
【0028】他方で、コンプレッサからのエアは、エア
噴出管59にも導入されることになり、これにより、エ
アがエア噴出管59の噴出部60から噴出され、気泡と
なって、揚水管55内で下から上へ移動し、よって、揚
水管55内に上方への水流が生じて、揚水管55の下端
開口部56から枠体50の内側の水が汲み上げられ側部
開口部57から排出管61の上部開口部62に導入され
る。すると、該排出管61に導入された水が排出管61
を下方に移動してその下部開口部63から浄化対象12
の水底近傍に排出させられる。
【0029】このように、処理部30の洗浄により排出
され枠体50の内側に留められた汚泥および生物のスラ
ッジ等の浮遊物を多く含む水を、水底近傍に排出させる
ことにより、汚泥および生物のスラッジ等の浮遊物を水
流の生じにくい水底に沈殿させることができる。したが
って、これら汚泥および生物のスラッジ等の浮遊物が時
間の経過があっても水質浄化装置10の周囲の浄化対象
12に分散されてしまうことを防ぐことができる。
【0030】次に、本発明の第3の実施の形態を図4を
参照して第2の実施の形態との相違部分を中心に以下に
説明する。なお、第2の実施の形態と同様の部分には同
一の符号を付しその説明は略す。
【0031】第3の実施の形態において、枠体50の外
面には、処理部30の洗浄により排出された汚泥および
生物のスラッジ等の浮遊物を、水から分離し残存させる
濾過用のフィルタ(濾過手段)66が取り付けられてい
る。このフィルタ66は、筒状の受口部材67を有して
おり、該受口部材67は、その上部開口部68を揚水管
55および枠体50に形成された側部開口部57の直下
に配置させ、かつその下端開口部69を水面12aの直
下まで延在させた状態で枠体50に固定されている。そ
して、この受口部材67の下部開口部69には、汚泥お
よび生物のスラッジ等の浮遊物を水から分離するための
フィルタ本体70が取り付けられている。なお、この場
合、揚水管55とエア噴出管59と連結管42とコンプ
レッサとが、枠体50の内側の水を吸出し排出させる吸
出装置(吸出手段)71を構成している。
【0032】このような構成の第3の実施の形態の水質
浄化装置10によれば、図示せぬコントローラは、洗浄
を行うべきタイミングになり三方切換弁を洗浄側に切り
換えると、第2の実施の形態と同様に、エアがエア噴出
管40のエア噴出孔41,41…から噴出され、処理部
30に詰まっていた汚泥および生物のスラッジ等を、剥
離等させて浮遊物とするとともに主として外円筒部19
の集水孔18から水流の方向に沿って上方向に排出させ
ることになり、この排出された汚泥および生物のスラッ
ジ等の浮遊物は、枠体50の内側に入り、この枠体50
の内側に留められることになる。
【0033】他方で、コンプレッサからのエアは、エア
噴出管59にも導入されることになり、これにより、エ
アがエア噴出管59の噴出部60から噴出され、気泡と
なって、揚水管55内で下から上へ移動し、よって、揚
水管55内に上方への水流が生じて、揚水管55の下端
開口部56から枠体50の内側の水が汲み上げられ側部
開口部57からフィルタ66の上部開口部68に導入さ
れる。すると、該フィルタ66に導入された水は、該フ
ィルタ66を通過して浄化対象12に戻されることにな
る。
【0034】このように、処理部30の洗浄により排出
され枠体50の内側に留められた汚泥および生物のスラ
ッジ等の浮遊物を多く含む水を、フィルタ66を通過さ
せることにより、汚泥および生物のスラッジ等の浮遊物
を水から分離し該フィルタ66に残存させる、すなわち
水を濾過することができる。したがって、これら汚泥お
よび生物のスラッジ等の浮遊物が浄化対象12のいずれ
の位置にも分散されてしまうことが防止される。
【0035】なお、図5に示すように、第2の実施の形
態および第3の実施の形態の揚水管55をその下端開口
部56が枠体50の中心方向に位置するよう斜めに配置
して、枠体50の内側の水を中心方向から汲み出すこと
も可能である(図5は、この構成を第3の実施の形態に
適用したものを示しており、また揚水管55に側部開口
部57を設けることなく上部開口部72からフィルタ6
6に水を吐出させるようになっている)。
【0036】以上の実施の形態では、処理部30から洗
浄時に上方に向けて水流が生じるものであることから上
方に枠体50を設ける場合を例にとり説明したが、洗浄
時の水流の方向がこれとは異なる場合には、その水流の
方向に、外側に対し分離される所定のエリアを形成する
形状の枠体を適宜配置すればよい。なお、以上の第1〜
第3の実施の形態において、閉塞部材25と閉塞部材2
7とにも集水孔18をそれぞれ設けて、浄化処理時にこ
れらからも集水を行うようにすることも勿論可能であ
る。
【0037】次に、本発明の第4の実施の形態を図6〜
図10を参照して以下に説明する。なお、第1の実施の
形態と同様の部分には同一の符号を付しその説明は略
す。第4の実施の形態の水質浄化装置10は、図6およ
び図7に示す浄化対象12の水面12a下に沈んだ状態
で水底12bに設置される浄化処理ユニット82と、図
9に示す陸側に設置される駆動装置83とから構成され
ている。なお、以下の説明における上下は配置時の状態
における上下である。
【0038】まず、浄化処理ユニット82について説明
する。図6および図7に示すように、浄化処理ユニット
82は、多数の流入孔85が全面に形成されるとともに
それぞれが正方形状をなして環状に連結される四枚の側
板部86,86,…と、これら側板部86,86,…の
下端開口側を閉塞するよう取り付けられるとともに多数
の図示せぬ流入孔…が全面に形成された正方形状の下板
部88と、逆側の上端開口側を閉塞するよう取り付けら
れるとともに多数の図示せぬ流入孔が全面に形成された
正方形状の上板部89とからなる、略立方体状の外体9
0を四つ有している。なお、各外体90,90,…は、
それぞれ、四枚の側板部86のうちの一つの下部所定位
置に貫通孔91が形成されている。各外体90,90,
…は、ステンレス鋼等の非腐食性部材や非腐食処理され
た鋼板等からなるもので、それぞれ、下板部88の下面
の外周側に固定された支持フレーム92,92,…を介
して水底12b上に設置されている。このとき、これら
外体90,90,…は、隣り合うもの同士が当距離離れ
て相互に平行し、かつそれぞれが正方形の角位置に位置
するように配置されている。
【0039】そして、各外体90,90,…には、それ
ぞれ、第一管部94と第二管部95とからなる略L字形
状の円筒の集水管体96が設けられている。第一管部9
4は、一端側にフランジ部97を有しており、貫通孔9
1に内周面を一致させた状態で、該フランジ部97にお
いて側板部86に取り付けられている。この取付状態
で、第一管部94は、外体90の下板部88に平行をな
してその略中心位置まで延在している。同取付状態で、
第二管部95は、第一管部94のフランジ部97に対し
反対側から上方に、外体90の高さ方向の略中心位置ま
で延在し開口部96aを上方に向けている。
【0040】各集水管体96,96,…の開口部96
a,96a,…には、それぞれ、開口部96aを覆うよ
うに集水フィルタ100が取り付けられている。各集水
フィルタ100,100,…は、それぞれ、略円筒状を
なすとともに、木炭99の径より小径の集水孔101が
全面に多数、径方向に貫通形成された円筒部102と、
その一端開口部を閉塞するように設けられるとともに、
木炭99の径より小径の集水孔103が全面に多数、軸
線方向に形成された円板部104とからなっている。そ
して、集水フィルタ100,100,…は、開口側を集
水管体96の開口部96aに向けて第二管部95の外側
に嵌められており、この状態で図示せぬホースバンド等
で固定される。この固定状態において、各集水フィルタ
100,100,…の中心位置となる点は、それぞれ、
外体90の中心位置となる点に一致されている。
【0041】外体90,90,…の内側の隙間には、そ
れぞれ、流入孔85および集水孔101,103より径
大の濾過材としての木炭99が充填されしかも有機物を
分解する好気性の微生物が担持されて、処理部106が
形成されている。なお、処理部106と外体90とで浄
化フィルタ(フィルタ)107が構成されている。各浄
化フィルタ107,107,…のうちの二つは貫通孔9
1,91同士を対向させて対をなしており、同様に、他
の二つも貫通孔91,91同士を対向させて対をなして
いる。そして、貫通孔91,91を対向させている浄化
フィルタ107,107同士の間には、各対それぞれ
に、第一管部109と第二管部110とからなる略T字
形状の円筒の揚水管体111が設けられている。
【0042】各揚水管体111,111は、それぞれ、
第一管部109が両端部にフランジ部112,112を
有しており、フランジ部112,112が、各貫通孔9
1,91に内周面を一致させた状態で、各浄化フィルタ
107,107の側板部86,86に取り付けられてい
る。なお、各フランジ部112,112は、それぞれ、
間に側板部86を挟んだ状態で集水管体96のフランジ
部97とボルト等で連結されることにより側板部86に
取り付けられることになる。このような取り付け状態に
おいて、第一管部109は両浄化フィルタ107,10
7の集水管体96,96に連通される。
【0043】第二管部110は、このように各第一管部
109が各浄化フィルタ107,107間に取り付られ
た状態で、該第一管部109の中央位置から、該第一管
部109に直交して上方に延出し、各浄化フィルタ10
7,107より上側位置において上方に向け上部開口部
111aを開口させている。各揚水管体111,111
には、それぞれ、互いに対向する側であって第一管部1
09より上側の位置に、第二管部110の中心軸線に直
交して貫通孔113が形成されており、これら貫通孔1
13,113に円筒状のエア噴出管114の両端側が嵌
合固定されている。該エア噴出管114の揚水管体11
1,111内に突出する一端部は、各第二管部110,
110内で上方に向くよう屈曲されている。また、エア
噴出管114の中央位置には、連結管116が連結され
ており、該連結管116は、側方に向け延出し延出側に
ある浄化フィルタ107より外側位置で上方に向け屈曲
され、陸側に設置された駆動装置83に連結されてい
る。なお、エア噴出管114の揚水管体111内に配置
された部分の上側部分には、駆動装置83から導入され
るエアを第二管部110内に噴出させる図示せぬエア噴
出孔が形成されている。
【0044】各浄化フィルタ107の外体90の下側位
置には、先端側が閉塞された円筒状の幹管118aが配
置されており、該幹管118aからは、先端側が閉塞さ
れた円筒状の多数の枝管118b,118b,…が延出
して支持フレーム92,92,…に支持されている。な
お、これら幹管118aおよび枝管118bで洗浄ノズ
ル119が構成されている。枝管118b,118b,
…には、それぞれ、その内部を外部に連通させる図示せ
ぬエア噴出孔が多数所定の間隔で形成されている。幹管
118aの一端部は、浄化フィルタ107の外側位置に
おいて上方に向くよう屈曲されて連結管121に連結さ
れている。洗浄ノズル119は、該連結管121を介し
て駆動装置83に連結されている。
【0045】そして、第4の実施の形態においては、全
ての浄化フィルタ107,107,…から等距離の位
置、すなわちこれら浄化フィルタ107,107,…の
配置の中心位置に、これら浄化フィルタ107,10
7,…とは別に、浮遊物回収ユニット123が設けられ
ている。この浮遊物回収ユニット(回収手段)123
は、図8に示すように、スポンジ等の部材からなる円筒
状のフィルタ124と、該フィルタ124の内側に同軸
状に収容配置されるとともに多数の流入孔125が全面
に形成された集水管126と、フィルタ124の上端面
を閉塞するよう取り付けられる、中央に孔129が形成
された有孔円板状の閉塞部材127と、フィルタ124
および集水管126の下端面にこれらのすべての下方向
の開口を閉塞するよう取り付けられる円板状の閉塞部材
128とを有している。
【0046】ここで、下側の閉塞部材128は集水管1
26に図示せぬ取付手段であらかじめ同軸に固定されて
いる。そして、集水管126の閉塞部材128に対し反
対側からフィルタ124の内周側を嵌合させ該フィルタ
124を閉塞部材128に当接させることで該フィルタ
124を取り付ける。また、集水管126の上端部に
は、中央に孔130が形成されるとともに複数の取付孔
131,131,…が形成された有孔円板状の取付部材
132が外側に突出することなく図示せぬ取付手段であ
らかじめ固定されており、閉塞部材127にも複数の取
付孔133,133,…が形成されている。そして、上
記のようにフィルタ124を集水管126に嵌合させた
状態で、これら取付孔131,131,…および取付孔
133,133,…に挿通されるボルト等で閉塞部材1
27と集水管126とを同軸をなして連結させる。この
連結状態で、閉塞部材127の孔129と取付部材13
2の孔130とは同軸同径をなすことになり、また閉塞
部材127と閉塞部材128とでフィルタ124の上端
面と下端面とに当接しその移動を規制する。
【0047】取付部材132の孔130には、取付部材
132、集水管126および閉塞部材128で画成され
る内部隙間部内に延在する円筒状の揚水管136が、集
水管126と同軸をなしかつその外周面が集水管126
の内周面と所定の間隔をあけた状態で固定され、これに
より、内部隙間部はフィルタ124または揚水管136
を介する以外での外部への連通が不可とされている。揚
水管136は、内部隙間部内における閉塞部材128の
若干上側位置に下端開口部137を開口させており、上
端開口部138を、上側の閉塞部材127の孔129を
介して上方向に開口させている。揚水管136には、円
筒状のエア噴出管140が隙間をもって挿通されてお
り、該エア噴出管140は、下端の開口部141が揚水
管136内において下端開口部137より若干上側の中
間所定位置に位置され、上部側が揚水管136より上方
に延出された状態で図示せぬ支持手段にて支持されてい
る。このエア噴出管140の上部側は、陸側に設置され
た駆動装置83に連結されている。
【0048】このような浮遊物回収ユニット123は、
図示せぬ取付手段で浄化フィルタ107,107,…の
配置の中心位置に取り付けられることになるが、この取
付状態で、フィルタ124の上部が浄化フィルタ10
7,107,…の高さより所位定量上側まで突出され、
フィルタ124の下端が浄化フィルタ107,107,
…の下端とほぼ同高さに位置することになる。以上の構
成の浄化処理ユニット82およびこれに取り付けられる
浮遊物回収ユニット123は、完全に水面12a下に潜
るように配置される。
【0049】次に、駆動装置83について説明する。図
9に示す駆動装置83は、陸側に設置される筐体143
を有しており、エア噴出管114側の連結管116およ
び洗浄ノズル119側の連結管121を、共に電磁式の
三方切換弁144に連結させている。該三方切換弁14
4には、他方でコンプレッサ145のエア吐出側が連結
されている。三方切換弁144は、コンプレッサ145
のエア吐出側を、連結管121に連通させることなく連
結管116に連通させる状態と、連結管116に連通さ
せることなく連結管121に連通させる状態とに切り換
えるようになっている。さらに、駆動装置83には、も
う一つのコンプレッサ146が設けられており、該コン
プレッサ146のエア吐出側は浮遊物回収ユニット12
3のエア噴出管140にのみ連結されている。
【0050】これら、三方切換弁144およびコンプレ
ッサ145,146は、コントローラ147に電気的に
接続されている。このコントローラ147は、外部電源
148に接続されており、外部電源148からのコンプ
レッサ145,146および三方切換弁144への電力
供給の制御を行う。
【0051】次に、上記構成の水質浄化装置10の作動
を図10に示すフローチャートを参照して以下に説明す
る。外部電源148からコントローラ147に電力が供
給されると、コントローラ147は、三方切換弁144
を、浄化側すなわちコンプレッサ145の吐出側を連結
管121に連通させることなく連結管116に連通させ
る状態に切り換えるとともに(ステップSA1)、コン
プレッサ145を駆動状態とする(ステップSA2)。
これにより、コンプレッサ145から連結管116を介
してエア噴出管114に向けエアが供給される。する
と、該エアはエア噴出管114のエア噴出孔から噴出さ
れ両揚水管体111,111の第二管部110,110
内でそれぞれ気泡となって下から上へ移動し、この気泡
の移動で、該揚水管体111,111の第二管部11
0,110内に上方への水流すなわちエアリフトが生じ
て、全集水管体96,96,…から吸引を行い、全集水
管体96,96,…の集水フィルタ100,100,…
から各処理部106,106,…の中心近傍の水を吸い
込んで、上部開口部111a,111a,…から処理部
106,106,…の外に排出させる。
【0052】これにより、各浄化フィルタ107,10
7,…のそれぞれにおいて、側板部86,86,…の流
入孔85,85,…、上板部89および下板部88の流
入孔から、処理部106内に外側の水が強制的に導入さ
れ、処理部106を中心に向け移動して中心の集水フィ
ルタ100に至り、その際に、処理部106を構成する
木炭99に担持された好気性微生物に、アオコ等の藻類
や有機質浮遊物質、溶解性有機物質等が分解されること
で水が浄化される。そして、上記の繰り返しによる水の
環流で浄化対象が浄化される。ここで、各処理部10
6,106,…内を通過する水の流速が、0.5〜4
(cm/分)程度となるように、エア噴出管114のエ
ア噴出孔から噴出されるエア量が制御される。この場
合、コンプレッサ145、三方切換弁144、連結管1
16、エア噴出管114、集水管体96,96,…、集
水フィルタ100,100,…および揚水管体111,
111が、処理部106,106,…に外側から内側へ
の水流を発生させるエアリフトポンプ(ポンプ)150
を構成している。
【0053】他方、コントローラ147は、例えば、別
途設けた圧力センサにより検出したエアリフトポンプ1
50の吸込圧力があらかじめ設定された所定値以上とな
った場合や、浄化処理の実施時間があらかじめ設定され
た所定時間に達した場合等に、上記した浄化処理が長期
間行われて処理部106,106,…の目詰りが進み、
目標とする浄化性能が得られなくなった洗浄時期である
と判断して(ステップSA3)、三方切換弁144を、
洗浄側すなわちコンプレッサ145の吐出側を連結管1
16に連通させることなく連結管121に連通させる状
態に切り換える(ステップSA4)。これにより、コン
プレッサ145から連結管121に向けエアが供給され
て、該連結管121に連通された洗浄ノズル119のエ
ア噴出孔から噴出され、気泡となって、上側の各浄化フ
ィルタ107,107,…の下板部88,88,…の流
入孔から各処理部106,106…内に入り、各処理部
106,106…内を上方に移動する。この気泡の移動
による衝撃等で、各処理部106,106,…を構成す
る木炭99,99,…に振動が生じる。この振動で、汚
泥および生物のスラッジ等が木炭99,99,…から剥
離等されて浮遊物となり、気泡の移動で生じる水流でエ
アとともに浄化フィルタ107,107,…の外側に排
出される。このようにして浄化フィルタ107,10
7,…の処理部106,106,…が洗浄される。一
方、ステップSA3で洗浄時期でないと判断した場合
は、浄化処理状態を維持する。この場合、コンプレッサ
145、三方切換弁144、連結管121および洗浄ノ
ズル119が、浄化フィルタ107,107,…を洗浄
する洗浄装置151を構成している。
【0054】ここで、コントローラ147は、上記三方
切換弁144を洗浄側に切り換えるとほぼ同時に、コン
プレッサ146を駆動させる(ステップSA5)。これ
により、コンプレッサ146から浮遊物回収ユニット1
23のエア噴出管140に向けエアが供給される。する
と、該エアはエア噴出管140のエア噴出孔から噴出さ
れ揚水管136内で気泡となって下から上へ移動し、こ
の気泡の移動で、該揚水管136内に上方への水流すな
わちエアリフトが生じて、揚水管136の下端開口部1
37から内部隙間部内の水が汲み上げられ上端開口部1
38から外部に排出される。これにより、強制的に浮遊
物回収ユニット123のフィルタ124の側部外側の水
すなわち各浄化フイルタ107,107,…側の水が、
フィルタ124の外周面からフィルタ124内を半径方
向内方に通過して集水管126の流入孔125から内部
隙間部に至る。そして、上記フィルタ124の通過時
に、浄化フィルタ107,107,…の処理部106,
106,…の洗浄で排出される汚泥等の浮遊物が、フィ
ルタ124に回収されて、浮遊物が回収された後の水が
揚水管136から浄化対象12に排出される。この場
合、コンプレッサ146とエア噴出管140と揚水管1
36とが、フィルタ124に外側から内側への水流を発
生させるエアリフトポンプ(通水手段)152を構成し
ており、浮遊物回収ユニット123とコンプレッサ14
6とが浮遊物分散防止手段を構成している。
【0055】そして、コントローラ147は、上記三方
切換弁144の洗浄側への切り換えおよびコンプレッサ
146の駆動とほぼ同時にタイマをリセット(t=0)
して計時を開始させており(ステップSA6)、このリ
セット後、あらかじめ設定された所定時間Tが経過(t
≧T)すると(ステップSA7)、すべての浄化フィル
タ107,107,…の洗浄処理があらかじめ設定され
た所定時間Tだけ実行されたとして、コンプレッサ14
6の駆動を停止させて(ステップSA8)、浮遊物回収
ユニット123へのエア供給を停止させるとともに、三
方切換弁144を浄化側すなわちコンプレッサ145の
吐出側を連結管121に連通させることなく連結管11
6に連通させる状態に切り換えて(ステップSA9)、
浄化処理を再開させる。一方、ステップSA7において
あらかじめ設定された所定時間Tが経過していない状態
と判断すると、洗浄処理状態および浮遊物の回収処理状
態を維持する。
【0056】このような構成の第4の実施の形態の水質
浄化装置10によれば、コントローラ147は、浄化フ
ィルタ107,107,…に洗浄処理を行うべきタイミ
ングになると、三方切換弁144を洗浄側に切り換えて
洗浄処理を行わせるとともに、コンプレッサ146を駆
動させて浮遊物回収ユニット123による吸込みを行わ
せる。これにより、洗浄処理で浄化フィルタ107,1
07,…から排出された汚泥等の浮遊物を浮遊物回収ユ
ニット123で吸引し回収する。したがって、浄化フィ
ルタ107,107,…から排出された汚泥および生物
のスラッジ等の浮遊物が、水質浄化装置10の周囲の浄
化対象12で分散されてしまうことを防ぐことができ
る。また、浮遊物回収ユニット123に浄化処理ユニッ
ト82と同様のエアリフトポンプ152を用いているた
め、構造の共通化を図ることができる。さらに、浮遊物
回収ユニット123は、エアリフトポンプ152の集水
管126の周囲にフィルタ124を取り付けその両端を
閉塞部材127,128で挟んで固定するという簡素な
構造であり、しかも、そのフィルタ124は、閉塞部材
127を取付部材132からボルト締結等の解除を行っ
て取り外すことで、簡単に交換することができる構造と
なっている。
【0057】次に、本発明の水質浄化装置の第5の実施
の形態を主に図11および図12を参照して以下に、第
4の実施の形態との相違部分を中心に説明する。なお、
第4の実施の形態と同様の部分には同一の符号を付しそ
の説明は略す。第5の実施の形態においては、浄化対象
12に浮せるための二つのフロート154,154と、
これらフロート154,154を連結させる連結部材1
55とを有しており、浮遊物回収ユニット123が取り
付けられた状態の浄化処理ユニット82が連結部材15
5にロープ等の吊下手段156,156,…を介して吊
り下げられている。これにより、浄化処理ユニット82
は、水面12a下に浮かんだ状態とされている。
【0058】そして、浄化処理ユニット82の水平方向
における周囲を囲んで閉塞するように、連結部材155
から吊り下げられた状態で両端開口の筒状をなすフェン
ス158が設けられている。このフェンス158の下端
縁部には、フェンス158の上方への移動を規制するた
めのおもり159が取り付けられている。なお、おもり
159で下方に引っ張られた状態でフェンス158の下
端縁部は、浄化処理ユニット82の浄化フィルタ10
7,107,…の下端部付近まで延在している。
【0059】このような構成の第5の実施の形態の水質
浄化装置10によれば、浄化処理を行う際には、主にフ
ェンス158の下部開口から水を吸引し浄化することに
なる。また、洗浄処理を行う際には、洗浄処理により浄
化フィルタ107,107,…から排出される汚泥等の
浮遊物を、フェンス158内に留めた状態、すなわちフ
ェンス158から外側への分散を防止した状態で、浮遊
物回収ユニット123で吸引を行って回収する。したが
って、浄化フィルタ107,107,…から排出された
汚泥および生物のスラッジ等の浮遊物が、水質浄化装置
10の周囲の浄化対象12で分散されてしまうことをさ
らに確実に防ぐことができる。この場合、フェンス15
8としては、少なくとも浮遊物の透過を防止するもので
あればよい。また、浮遊物の分散が小さい場合は、フェ
ンス158は浄化フィルタ107の下端部付近まで延在
していなくともよい。
【0060】次に、本発明の水質浄化装置の第6の実施
の形態を主に図13および図14を参照して以下に、第
4の実施の形態との相違部分を中心に説明する。なお、
第4の実施の形態と同様の部分には同一の符号を付しそ
の説明は略す。第6の実施の形態においては、支持フレ
ーム92,92,…の水平方向における外側に、連結管
116,121等の外側位置まで突出するようフレーム
161,161,…を固定して、これらフレーム16
1,161,…の水平方向における外端位置が浄化処理
ユニット82の外端位置となるようにする。
【0061】そして、これらフレーム161,161,
…の外端位置に両端開口の筒状をなすフェンス162の
一端開口縁部側を、内側に浄化処理ユニット82が位置
するように取り付け、このフェンス162の他端開口縁
部に、浮沈可能なフロート163を取り付ける。そし
て、フロート163を浮上させることで、浄化処理ユニ
ット82の水平方向における周囲を囲んで閉塞するよう
に、筒状をなすフェンス162を上方に延ばすことにな
る。このときフロート163が水面12aまで浮上可能
なようにフェンス162の長さが設定されている。他
方、フロート163を沈降させることで、筒状をなすフ
ェンス162が下方に縮み、浄化処理ユニット82の水
平方向における周囲を開放させる。ここで、フロート1
63には、図示は略すが、コンプレッサと、該コンプレ
ッサからフロート163内にエアのみを導入させる状態
とフロート163内に水のみを導入させる状態とを切り
換える弁を接続させることでその浮沈を制御する。
【0062】このような構成の第6の実施の形態の水質
浄化装置10によれば、浄化処理を行う際には、コント
ローラ147がフロート163内に弁で水を導入させフ
ェンス162を下方に縮めることにより、浄化処理ユニ
ット82の水平方向における周囲を開放状態として、こ
れにより、全周囲から水を吸引し浄化することになる。
また、洗浄処理を行う際には、コントローラ147がフ
ロート163内にエアを導入させフェンス162を上方
に延ばすことにより、浄化処理ユニット82の水平方向
における周囲をフェンス162で囲んだ閉塞状態とし
て、洗浄処理により浄化フィルタ107,107,…か
ら排出される汚泥等の浮遊物を、フェンス162内に留
めた状態、すなわちフェンス162から外側への分散を
防止した状態で、浮遊物回収ユニット123で吸引を行
って回収する。すなわち、コントローラ147は、例え
ば上記したステップSA4においてさらにフロート16
3内にエアを導入させることになり、またステップSA
1,SA9においてさらにフロート163内に水を導入
させることになる。
【0063】したがって、浄化フィルタ107,10
7,…から排出された汚泥および生物のスラッジ等の浮
遊物が、水質浄化装置10の周囲の浄化対象12で分散
されてしまうことをさらに確実に防ぐことができる。し
かも、浄化処理時にはフェンス162を縮めることがで
きるため、全周囲から水を吸引し浄化することになり、
浄化処理の効率も確保できる。ここで、フェンス162
の伸縮を安定して行うため、フェンス162を上下に伸
縮する蛇腹筒状のものとすることも可能である。第6の
実施の形態においても、フェンス162としては、少な
くとも浮遊物の透過を防止するものであればよい。
【0064】なお、以上の第4〜第6の実施の形態にお
いては、複数の浄化フィルタ107,107…から等距
離の位置に一つの浮遊物回収ユニット123を設ける場
合を例にとり説明したが、浄化フィルタ107と浮遊物
回収ユニット123との数の関係は浄化対象12の水質
等に応じて適宜設定することができ、例えば、浄化フィ
ルタ107の周囲に複数の浮遊物回収ユニット123を
設けることも可能である。なお、いずれの場合において
も、第5の実施の形態で述べたフェンス158および第
6の実施の形態のフェンス162は、すべての浄化フィ
ルタ107および浮遊物回収ユニット123の外側を囲
むように配置されることになる。
【0065】また、第4〜第6の実施の形態において
は、浄化フィルタ107が立方体形状をなす場合を例に
とり説明しているが、立方体以外の形状とすることも勿
論可能であり、また、浮遊物回収ユニット123も円筒
形以外の形状とすることが可能である。さらには、浮遊
物分散防止手段として、支柱に取り付けた網を洗浄処理
時に浄化フィルタ107の周囲を旋回させることにより
浮遊物を回収するものを用いることも可能である。すな
わち、図15に示すように、水平方向に延在する支柱1
65に網166を垂れ下げ、網166の下部におもり1
67を取り付けて、支柱165の網166に対し反対端
を浄化フィルタ107の中央で回転自在に支持し、該支
柱165を回転させることで、浄化フィルタ107の水
平方向における周囲で網166を旋回させたり、図16
に示すように、二本の支柱169,169間に網170
を設けて、これら支柱169,169を浄化フィルタ1
07の周囲で移動させることで、浄化フィルタ107の
水平方向における周囲で網170を旋回させたりして浮
遊物を回収すること等が可能である。なお、この場合、
網166,170は当然のことながら浮遊物を回収する
のに十分な網目に設定される。
【0066】次に、本発明の第7の実施の形態を図17
〜図20を参照して以下に説明する。なお、第1の実施
の形態と同様の部分には同一の符号を付しその説明は略
す。第7の実施の形態の水質浄化装置10は、図17に
示す浄化対象12の水面12a下に沈んだ状態で水底1
2bに設置される浄化処理ユニット172と、図19に
示す陸側に設置される駆動装置173とから構成されて
いる。なお、以下の説明における上下は配置時の状態に
おける上下である。
【0067】まず、浄化処理ユニット172について説
明する。図17に示すように、浄化処理ユニット172
は、多数の流入孔174,174,…が全面に形成され
るとともにそれぞれが正方形状をなして環状に連結され
る四枚の側板部175,175,…と、これら側板部1
75,175,…の下端開口側を閉塞するよう取り付け
られるとともに多数の図示せぬ流入孔が全面に形成され
た正方形状の下板部176と、逆側の上端開口側を閉塞
するよう取り付けられるとともに多数の図示せぬ流入孔
が全面に形成された正方形状の上板部177とからな
る、略立方体状の外体178を一つ有している。外体1
78には、四枚の側板部175,175,…のうちの一
つの下部所定位置に貫通孔179が形成されている。外
体178は、ステンレス鋼等の非腐食性部材や非腐食処
理された鋼板等からなるもので、それぞれ、下板部17
6の下面の外周側に固定された支持フレーム181を介
して水底12b上に設置されている。
【0068】そして、外体178には、第一管部18
2、第二管部183、第三管部184および第四管部1
85からなる円筒の集水管186が設けられている。第
一管部182は、貫通孔179に嵌合された状態で下板
部176に平行をなして例えば該下板部176に取り付
けられている。この取付状態で、第一管部182は、一
端部が下板部176の略中心位置まで延在しており、他
端部が外体178の外側まで延在している。同取付状態
で、第二管部183は、第一管部182の一端部から上
方に、外体178の高さ方向の略中心位置まで延在し開
口部183aを上方に向けている。同取付状態で、第三
管部184は、第一管部182の他端部から上方に、外
体178の高さを越える位置まで延在している。同取付
状態で、第四管部185は、第三管部184の上端部か
ら外体178に対し反対方向に延出し、開口部185a
を外体178に対し反対方向に向けている。
【0069】集水管186の第二管部183の開口部1
83aには、開口部183aを覆うように集水フィルタ
(吸込口)189が取り付けられている。集水フィルタ
189は、略円筒状をなすとともに、木炭188の径よ
り小径の集水孔190が全面に多数、径方向に貫通形成
された円筒部191と、その一端開口部を閉塞するよう
に設けられるとともに、木炭188の径より小径の集水
孔192が全面に多数、軸線方向に形成された円板部1
93とからなっている。そして、集水フィルタ189
は、開口側を集水管186の第二管部183の開口部1
83aに向けて該第二管部183の外側に嵌められてお
り、この状態で図示せぬホースバンド等で固定される。
この固定状態において、集水フィルタ189の中心位置
となる点は、外体178の中心位置となる点に一致され
ている。外体178の内側の隙間には、流入孔174お
よび集水孔190,192より径大の濾過材としての木
炭188が充填されしかも有機物を分解する好気性の微
生物が担持されて、処理部195が形成されている。な
お、処理部195と外体178とで浄化フィルタ(フィ
ルタ)196が構成されている。
【0070】集水管186の第三管部184には、外体
178に対し反対側に貫通孔197が形成されており、
該貫通孔197に円筒状のエア噴出管198の一端側が
嵌合固定されている。該エア噴出管198の集水管18
6内に突出する一端部は、第三管部184内で上方に向
くよう屈曲されている。また、エア噴出管198の集水
管186より外側に位置する部分は、上方に向け延出
し、陸側に設置された駆動装置173に連結されてい
る。なお、エア噴出管198の集水管186内に配置さ
れた部分の端部は閉塞されており、該端部付近には、駆
動装置173から導入されるエアを第三管部184内に
噴出させる図示せぬエア噴出孔が径方向に複数形成され
ている。外体178の下板部176の下側には、該下板
部176に平行をなして、複数、具体的には三つの円筒
状の洗浄ノズル200a、洗浄ノズル200bおよび洗
浄ノズル200cが、水平方向における下板部176の
範囲内に設けられている。洗浄ノズル200aは、図1
8に示すように、正方形の環状に屈曲する形状をなして
おり、内部を外部に連通させる図示せぬエア噴出孔が多
数所定の間隔で形成されている。また、その一部に内部
同士を連通させる連結管201aが連結されており、該
連結管201aは、外体178の外側位置において上方
に向くよう屈曲されて、陸側に設けられた駆動装置17
3に連結されている。
【0071】洗浄ノズル200bは、洗浄ノズル200
aの上側位置に、水平方向においては該洗浄ノズル20
0aの外側を囲むように正方形の環状に屈曲する形状を
なしており、内部を外部に連通させる図示せぬエア噴出
孔が多数所定の間隔で形成されている。また、その一部
に内部同士を連通させる連結管201bが連結されてお
り、該連結管201bは、外体178の外側位置におい
て上方に向くよう屈曲されて、陸側に設けられた駆動装
置173に連結されている。洗浄ノズル200cは、洗
浄ノズル200bの上側位置に、水平方向においては該
洗浄ノズル200bの外側を囲むように正方形の環状に
屈曲する形状をなしており、内部を外部に連通させる図
示せぬエア噴出孔が多数所定の間隔で形成されている。
また、その一部に内部同士を連通させる連結管201c
が連結されており、該連結管201cは、外体178の
外側位置において上方に向くよう屈曲されて、陸側に設
けられた駆動装置173に連結されている。
【0072】すべての洗浄ノズル200a〜200c
は、下板部176の水平方向における中心位置すなわち
集水フィルタ189の水平方向における中心位置にその
中心位置を合わせており、よって、同心状をなしてい
る。なお、これら洗浄ノズル200a〜200cは、例
えば、それぞれ連結管201a〜201cを介して支持
フレーム181に固定されている。以上の構成の浄化処
理ユニット172は、完全に水面12a下に潜るように
配置される。
【0073】次に、駆動装置173について説明する。
図19に示す駆動装置173は、陸側に設置される筐体
203を有しており、エア噴出管198はコンプレッサ
204のエア吐出側に連結されており、洗浄ノズル20
0a〜200c側のそれぞれの連結管201a〜201
cは、直列に接続された電磁式の三方切換弁205,2
06のいずれかを介して別のコンプレッサ207のエア
吐出側に連結されている。一方の三方切換弁205は、
コンプレッサ207のエア吐出側と連結管201cと連
結管208の一端部とに接続されており、コンプレッサ
207のエア吐出側を、連結管208に連通させること
なく連結管201cに連通させる状態と、連結管201
cに連通させることなく連結管208に連通させる状態
とに切り換えるようになっている。他方の三方切換弁2
06は、連結管208の他端部と連結管201bと連結
管201aとに接続されており、連結管208を、連結
管201bに連通させることなく連結管201aに連通
させる状態と、連結管201aに連通させることなく連
結管201bに連通させる状態とに切り換えるようにな
っている。これら、三方切換弁205,206およびコ
ンプレッサ204,207は、コントローラ210に電
気的に接続されている。このコントローラ210は、外
部電源211に接続されており、外部電源211からの
コンプレッサ204,207および三方切換弁205,
206への電力供給の制御を行う。
【0074】次に、上記構成の水質浄化装置10の作動
を図20に示すフローチャートを参照して以下に説明す
る。外部電源211からコントローラ210に電力が供
給されると、コントローラ210は、コンプレッサ20
4を駆動状態とする(ステップSB1)。これにより、
コンプレッサ204からエア噴出管198に向けエアが
供給される。すると、該エアはエア噴出管198のエア
噴出孔から噴出され集水管190の第三管部184内で
それぞれ気泡となって下から上へ移動し、この気泡の移
動で、第三管部184内に上方への水流すなわちエアリ
フトが生じて、集水フィルタ189から処理部195の
中心近傍の水を吸い込んで、第四管部185の開口部1
85aから処理部195の外部に排出させる。
【0075】これにより、側板部175,175,17
5…の流入孔174,174,174…、上板部177
および下板部176の流入孔から、処理部195内に外
側の水が強制的に導入され、処理部195を中心に向け
移動して中心の集水フィルタ189に至り、その際に、
処理部195を構成する木炭188に担持された好気性
微生物に、アオコ等の藻類や有機質浮遊物質、溶解性有
機物質等が分解されることで水が浄化される。そして、
上記の繰り返しによる水の環流で浄化対象12が浄化さ
れる。ここで、処理部195内を通過する水の流速が、
0.5〜4(cm/分)程度となるように、エア噴出管
198のエア噴出孔から噴出されるエア量が制御され
る。この場合、コンプレッサ204、エア噴出管19
8、集水フィルタ189および集水管186が、処理部
195に外側から内側への水流を発生させるエアリフト
ポンプ(ポンプ)212を構成している。
【0076】他方、コントローラ210は、例えば、別
途設けた圧力センサにより検出したエアリフトポンプ2
12の吸込圧力があらかじめ設定された所定値以上とな
った場合や、浄化処理の実施時間があらかじめ設定され
た所定時間に達した場合等に、上記した浄化処理が長期
間行われて処理部195の目詰りが進み、目標とする浄
化性能が得られなくなった洗浄時期であると判断して
(ステップSB2)、三方切換弁205を、初期洗浄側
すなわちコンプレッサ207の吐出側を連結管208に
連通させることなく連結管201cに連通させる状態に
切り換えるとともに(ステップSB3)、コンプレッサ
207を駆動状態とする(ステップSB4)。
【0077】これにより、コンプレッサ207から洗浄
ノズル200cに向けエアが供給されて、該洗浄ノズル
200cのエア噴出孔から噴出され、気泡となって、浄
化フィルタ196の下板部176の流入孔から処理部1
95の水平方向における外側部分内に入り、処理部19
5内を上方に移動する。この気泡の移動による衝撃等
で、処理部195の外側部分を構成する木炭188,1
88,…に振動が生じる。この振動で、汚泥および生物
のスラッジ等が木炭188,188,…から剥離等され
て浮遊物となる。ここで、コントローラ210は、上記
三方切換弁205を切り換えてコンプレッサ207を駆
動する際にもコンプレッサ204を駆動状態に維持して
おり、これにより、コンプレッサ204から浄化処理時
と同様にエア噴出管198に向けエアが供給されてい
て、エアリフトポンプ212が吸引を行っている。この
ため、洗浄処理で剥離された浮遊物が内側に移動して集
水フィルタ189から集水管186に吸引されて回収さ
れ、集水管186の開口部185aから次の洗浄処理で
吸い込まれない程度の距離離間した位置に排出される。
この場合、エアリフトポンプ212が洗浄処理時におけ
る浮遊物の回収を行う浮遊物分散防止手段をも構成して
いる。
【0078】そして、コントローラ210は、上記三方
切換弁205の連結管201c側への切り換えおよびコ
ンプレッサ207の駆動とほぼ同時にタイマをリセット
(t=0)した後計時を開始させており(ステップSB
5)、このリセット後、あらかじめ設定された所定時間
1が経過(t≧t1)すると(ステップSB6)、処理
部195の水平方向における外側部分の洗浄処理があら
かじめ設定された所定時間t1だけ実行されたとして、
三方切換弁205を、中期洗浄側すなわちコンプレッサ
207の吐出側を連結管201cに連通させることなく
連結管208に連通させる状態に切り換えるとともに
(ステップSB7)、三方切換弁206を、中期洗浄側
すなわち連結管208を連結管201aに連通させるこ
となく連結管201bに連通させる状態に切り換える
(ステップSB8)。
【0079】これにより、コンプレッサ207から洗浄
ノズル200bに向けエアが供給されて、該洗浄ノズル
200bのエア噴出孔から噴出され、気泡となって、浄
化フィルタ196の下板部176の流入孔から処理部1
95の水平方向における中間部分内に入り、処理部19
5内を上方に移動する。この気泡の移動による衝撃等
で、処理部195の中間部分を構成する木炭188,1
88,…に振動が生じる。この振動で、汚泥および生物
のスラッジ等が木炭188,188,…から剥離等され
て浮遊物となる。このときも、コンプレッサ204は駆
動状態に維持されており、よって、エアリフトポンプ2
12が吸引を行っている。このため、洗浄処理で剥離さ
れた浮遊物が内側に移動して集水フィルタ189から集
水管186に吸引されて回収され、集水管186の開口
部185aから次の洗浄処理で吸い込まれない程度の距
離離間した位置に排出される。
【0080】そして、コントローラ210は、上記三方
切換弁206の連結管201b側への切り換えとほぼ同
時にタイマをリセット(t=0)した後計時を開始させ
ており(ステップSB9)、このリセット後、あらかじ
め設定された所定時間t2が経過(t≧t2)すると(ス
テップSB10)、処理部195の中間部分の洗浄処理
があらかじめ設定された所定時間t2だけ実行されたと
して、三方切換弁206を、終期洗浄側すなわち連結管
208を連結管201bに連通させることなく連結管2
01aに連通させる状態に切り換える(ステップSB1
1)。これにより、コンプレッサ207から洗浄ノズル
200aに向けエアが供給されて、該洗浄ノズル200
aのエア噴出孔から噴出され、気泡となって、浄化フィ
ルタ196の下板部176の流入孔から処理部195の
水平方向における内側部分内に入り、処理部195内を
上方に移動する。この気泡の移動による衝撃等で、処理
部195の内側部分(集水フィルタ189に近い側)を
構成する木炭188,188,…に振動が生じる。この
振動で、汚泥および生物のスラッジ等が木炭188,1
88,…から剥離等されて浮遊物となる。このときも、
コンプレッサ204は駆動状態に維持されており、よっ
て、エアリフトポンプ212が吸引を行っている。この
ため、洗浄処理で剥離された浮遊物が内側に移動して集
水フィルタ189から集水管186に吸引されて回収さ
れ、集水管186の開口部185aから次の洗浄処理で
吸い込まれない程度の距離離間した位置に排出される。
【0081】そして、コントローラ210は、上記三方
切換弁206の連結管201a側への切り換えとほぼ同
時にタイマをリセット(t=0)した後計時を開始させ
ており(ステップSB12)、このリセット後、あらか
じめ設定された所定時間t3が経過(t≧t3)すると
(ステップSB13)、処理部195の内側部分の洗浄
処理があらかじめ設定された所定時間t3だけ実行され
たとして、コントローラ210は、浄化処理を再開する
ようコンプレッサ207を停止させるとともに(ステッ
プSB14)、ステップSB2に戻る。なお、以上にお
いて、コンプレッサ207、三方切換弁205,20
6、連結管208、連結管201a〜201cおよび洗
浄ノズル200a〜200cが、浄化フィルタ196を
洗浄する洗浄装置213を構成している。
【0082】このような構成の第7の実施の形態の水質
浄化装置10によれば、コントローラ210は、浄化フ
ィルタ196に洗浄処理を行うべきタイミングになる
と、洗浄装置213のコンプレッサ207を駆動させる
とともに三方切換弁205を初期洗浄側に切り換えて集
水フィルタ189から最も離れた処理部195の外側部
分を洗浄し、次に、三方切換弁205,206を中期洗
浄側に切り換えてその内側部分を洗浄し、最後に三方切
換弁206を終期洗浄側に切り換えて最も集水フィルタ
189側の内側部分を洗浄する。
【0083】これにより、洗浄中にエアリフトポンプ2
12で浮遊物を回収するよう集水フィルタ189から水
を汲み出す際に、洗浄により排出される浮遊物を確実か
つ効率的に回収することができる。したがって、浄化フ
ィルタ196から排出された汚泥および生物のスラッジ
等の浮遊物が、水質浄化装置10の周囲の浄化対象12
で分散されてしまうことを防ぐことができる。なお、処
理部196の外側部分は内側部分に比べて木炭188,
188,…の容積が大きいため、洗浄時間の設定はt1
>t2>t3に設定されることになる。
【0084】次に、本発明の水質浄化装置の第8の実施
の形態を主に図21を参照して以下に、第7の実施の形
態との相違部分を中心に説明する。なお、第7の実施の
形態と同様の部分には同一の符号を付しその説明は略
す。第8の実施の形態においては、集水管186の第四
管部185の端部を二つの分岐管部214,215に分
岐させ、一方の分岐管部214に浄化対象12内に開口
可能な電磁式の開閉弁216を設け、他方の分岐管部2
15を浄化対象12外の陸側に設けられた図示せぬ沈砂
池あるいは汚泥処理装置等に導いている。
【0085】このような構成の第8の実施の形態の水質
浄化装置10によれば、浄化処理を行う際には、コント
ローラ210が開閉弁216を開状態とすることによ
り、集水フィルタ189から集水管186に集水される
浄化処理後の水を分岐管部214から浄化対象12に戻
すことになり、また、洗浄処理を行う際には、コントロ
ーラ210が開閉弁216を閉状態とすることにより、
集水フィルタ189から回収される浮遊物を含む水を浄
化対象12に戻すことなく分岐管部215から沈砂池あ
るいは汚泥処理装置等に排出させることになる。すなわ
ち、コントローラ210は、例えば上記したステップS
B3においてさらに開閉弁216を閉状態とすることに
なり、またステップSB1,SB14においてさらに開
閉弁216を開状態とする。
【0086】したがって、浄化フィルタ196から排出
された汚泥および生物のスラッジ等の浮遊物が、浄化対
象12のいずれの位置においても分散されてしまうこと
がない。加えて、浮遊物を、専門に処理する沈砂池ある
いは汚泥処理装置等に導くため、容易に処理を行うこと
ができる。
【0087】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の請求項1
記載の水質浄化装置によれば、フィルタ洗浄時に当該フ
ィルタ中より排出される浮遊物の分散を防止する浮遊物
分散防止手段を設けてなるため、洗浄装置でフィルタの
洗浄を行うことにより排出されるフィルタに詰まってい
た汚泥および生物のスラッジ等の浮遊物の分散を防止す
ることができる。したがって、これら汚泥および生物の
スラッジ等の浮遊物が装置周囲の浄化対象で分散されて
しまうことを防ぐことができる。
【0088】本発明の請求項2記載の水質浄化装置によ
れば、浮遊物分散防止手段が洗浄装置による洗浄時に生
じる水流の方向に所定のエリアを区画しているため、洗
浄装置でフィルタの洗浄を行うことにより排出されるフ
ィルタに詰まっていた汚泥および生物のスラッジ等の浮
遊物をエリア内に留めることができる。したがって、こ
れら汚泥および生物のスラッジ等の浮遊物が装置周囲の
浄化対象で分散されてしまうことを簡単な構成で防ぐこ
とができる。
【0089】本発明の請求項3記載の水質浄化装置によ
れば、吸出手段で、エリア内に留められている汚泥およ
び生物のスラッジ等の浮遊物を吸出して、例えば浄化対
象の水底近傍に排出させれば、水底に沈殿させることが
できる。したがって、これら汚泥および生物のスラッジ
等の浮遊物が時間の経過があっても装置周囲の浄化対象
に分散されてしまうことを防ぐことができる。
【0090】本発明の請求項4記載の水質浄化装置によ
れば、エリア内に留められた汚泥および生物のスラッジ
等の浮遊物を濾過手段で濾過することにより除去するこ
とができる。したがって、これら汚泥および生物のスラ
ッジ等の浮遊物が浄化対象のいずれの位置においても分
散されてしまうことを防止できる。
【0091】本発明の請求項5記載の水質浄化装置によ
れば、通水手段で回収手段に水を流通させて該回収手段
により水中の浮遊物を回収させるため、洗浄装置でフィ
ルタの洗浄を行うことにより排出されるフィルタに詰ま
っていた汚泥および生物のスラッジ等の浮遊物の分散を
防止することができる。したがって、これら汚泥および
生物のスラッジ等の浮遊物が装置周囲の浄化対象で分散
されてしまうことを防ぐことができる。
【0092】本発明の請求項6記載の水質浄化装置によ
れば、フィルタを、吸込口から離れた位置から近接する
位置に向け順次洗浄することになるため、洗浄中にポン
プで浮遊物を回収するよう吸込口から水を汲み出す際
に、フィルタの洗浄により排出される浮遊物を確実にポ
ンプで回収することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の水質浄化装置の第1の実施の形態を
示す側断面図である。
【図2】 本発明の水質浄化装置の第1の実施の形態を
示す平面図である。
【図3】 本発明の水質浄化装置の第2の実施の形態を
示す側断面図である。
【図4】 本発明の水質浄化装置の第3の実施の形態を
示す側断面図である。
【図5】 本発明の水質浄化装置の第3,第2の実施の
形態の変形例を示す側断面図である。
【図6】 本発明の水質浄化装置の第4の実施の形態を
示す側断面図である。
【図7】 本発明の水質浄化装置の第4の実施の形態を
示す平面図である。
【図8】 本発明の水質浄化装置の第4の実施の形態の
浮遊物回収ユニットを示す分解斜視図である。
【図9】 本発明の水質浄化装置の第4の実施の形態の
駆動装置を示すブロック図である。
【図10】 本発明の水質浄化装置の第4の実施の形態
のコントローラによる制御内容を示すフローチャートで
ある。
【図11】 本発明の水質浄化装置の第5の実施の形態
を示す側断面図である。
【図12】 本発明の水質浄化装置の第5の実施の形態
を示す平面図である。
【図13】 本発明の水質浄化装置の第6の実施の形態
を示す側断面図である。
【図14】 本発明の水質浄化装置の第6の実施の形態
を示す平面図である。
【図15】 本発明の水質浄化装置の第4〜第6の実施
の形態の浮遊物分散防止手段の別の例を示す正面図であ
る。
【図16】 本発明の水質浄化装置の第4〜第6の実施
の形態の浮遊物分散防止手段のさらに別の例を示す斜視
図である。
【図17】 本発明の水質浄化装置の第7の実施の形態
を示す側断面図である。
【図18】 本発明の水質浄化装置の第7の実施の形態
の浄化フィルタおよび洗浄ノズルを下側から見た図であ
る。
【図19】 本発明の水質浄化装置の第7の実施の形態
の駆動装置を示すブロック図である。
【図20】 本発明の水質浄化装置の第7の実施の形態
のコントローラによる制御内容を示すフローチャートで
ある。
【図21】 本発明の水質浄化装置の第8の実施の形態
を示す側断面図である。
【符号の説明】
10 水質浄化装置 12 水面 12a 水面 14 フィルタカートリッジ(フィルタ) 46 エアリフトポンプ(ポンプ) 47 洗浄装置 50 枠体(浮遊物分散防止手段,エリア形成手段) 64,71 吸出装置(吸出手段) 66 フィルタ(濾過手段) 107 浄化フィルタ(フィルタ) 123 浮遊物回収ユニット(浮遊物分散防止手段) 146 コンプレッサ(浮遊物分散防止手段) 150 エアリフトポンプ(ポンプ) 151 洗浄装置 196 浄化フィルタ(フィルタ) 212 エアリフトポンプ(ポンプ,浮遊物分散防止手
段) 213 洗浄装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浄化対象の水面下に配置されるフィルタ
    と、 該フィルタを通過するよう水流を生じさせるポンプと、 前記フィルタの洗浄を行う洗浄装置と、を有する水質浄
    化装置において、 前記フィルタ洗浄時に当該フィルタ中より排出される浮
    遊物の分散を防止する浮遊物分散防止手段を設けてなる
    ことを特徴とする水質浄化装置。
  2. 【請求項2】 前記浮遊物分散防止手段は、前記洗浄装
    置による洗浄時に生じる水流の方向に所定のエリアを区
    画してなることを特徴とする請求項1記載の水質浄化装
    置。
  3. 【請求項3】 前記エリア内の水を吸出する吸出手段を
    設けてなることを特徴とする請求項2記載の水質浄化装
    置。
  4. 【請求項4】 前記吸出手段で吸出した水を濾過する濾
    過手段を設けてなることを特徴とする請求項3記載の水
    質浄化装置。
  5. 【請求項5】 前記浮遊物分散防止手段は、水中の浮遊
    物を回収する回収手段と、該回収手段に水を流通させる
    通水手段とからなることを特徴とする請求項1乃至4の
    いずれか一項に記載の水質浄化装置。
  6. 【請求項6】 前記ポンプは、前記フィルタ内に配置さ
    れた吸込口から水を汲み上げることにより該フィルタを
    通過するよう水流を生じさせるものであるとともに、前
    記洗浄装置によるフィルタ洗浄時に前記吸込口から水を
    汲み上げることにより水中の浮遊物の分散を防止する浮
    遊物分散防止手段をも構成し、 前記洗浄装置は、前記フィルタを、前記吸込口から離れ
    た位置から近接する位置に向け順次洗浄することを特徴
    とする請求項1記載の水質浄化装置。
JP9160298A 1996-09-24 1997-06-17 水質浄化装置 Withdrawn JPH10151310A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9160298A JPH10151310A (ja) 1996-09-24 1997-06-17 水質浄化装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25197696 1996-09-24
JP8-251976 1996-09-24
JP9160298A JPH10151310A (ja) 1996-09-24 1997-06-17 水質浄化装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10151310A true JPH10151310A (ja) 1998-06-09

Family

ID=26486850

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9160298A Withdrawn JPH10151310A (ja) 1996-09-24 1997-06-17 水質浄化装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10151310A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115845446A (zh) * 2023-02-17 2023-03-28 长沙特盾环保科技有限公司 一种纯水生产装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115845446A (zh) * 2023-02-17 2023-03-28 长沙特盾环保科技有限公司 一种纯水生产装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7241382B2 (en) Method and system for filtering sediment-bearing fluids
US7294257B2 (en) Water filter
US20070144969A1 (en) Method and system for filtering sediment-bearing fluids
US7468082B2 (en) Self cleaning gas filtering system and method
US20070187328A1 (en) Method and system for filtering sediment-bearing fluids
EP1850939A2 (en) Apparatus and methods for filtering liquid
JPH10151310A (ja) 水質浄化装置
JP2008093552A (ja) 移床式ろ過装置
JPH09164304A (ja) 濾過浄水装置
JPH10151473A (ja) 水質浄化装置
JP3159037B2 (ja) 循環ポンプを用いた水質浄化装置
JPH09253675A (ja) 浄化処理装置
JPH10137739A (ja) 水質浄化装置
JP2002001375A (ja) 排水処理装置
JPH11253713A (ja) 水質浄化装置
JP2002035778A (ja) 水質浄化装置
JP4581432B2 (ja) 排水処理装置
JPH1028986A (ja) 水質浄化装置
JP3342812B2 (ja) 水質浄化装置
JPH11347581A (ja) 水質浄化装置
JP2002166111A (ja) 固液分離装置
JP2000070624A (ja) 水質浄化装置
JPH08323158A (ja) 固液分離装置
JPH119916A (ja) 水質浄化装置
JPH0747382A (ja) 上向流式生物濾過装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20040907