JPH1170389A - 水質浄化装置 - Google Patents

水質浄化装置

Info

Publication number
JPH1170389A
JPH1170389A JP10095027A JP9502798A JPH1170389A JP H1170389 A JPH1170389 A JP H1170389A JP 10095027 A JP10095027 A JP 10095027A JP 9502798 A JP9502798 A JP 9502798A JP H1170389 A JPH1170389 A JP H1170389A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
water collecting
pipe
treated
processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10095027A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideaki Ikeda
英明 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokico Ltd
Original Assignee
Tokico Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokico Ltd filed Critical Tokico Ltd
Priority to JP10095027A priority Critical patent/JPH1170389A/ja
Publication of JPH1170389A publication Critical patent/JPH1170389A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W10/00Technologies for wastewater treatment
    • Y02W10/10Biological treatment of water, waste water, or sewage

Landscapes

  • Biological Treatment Of Waste Water (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 処理部における被処理水の通過流速の部分的
な変化を抑制することにより処理部全体を有効に使用す
ることができる水質浄化装置を提供する。 【解決手段】 通過する被処理水を浄化処理する処理部
と、被処理水を集水することにより水流を生じさせて処
理部に水を通過させる集水部30とを有するものであっ
て、集水部30の集水方向が相反する二方向のみとさ
れ、該集水方向における両側に処理部37a,37bを
配置することにより各処理部37a,37bをそれぞれ
流路断面積の部分的な変化が小さい形状にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば湖沼、池、
ダム、溜池、貯水池、河川、用水路、堀、運河、水槽等
において水を浄化する水質浄化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】湖沼、池、ダム、溜池、貯水池、河川、
用水路、堀、運河、水槽等の浄化対象において、水質汚
染対策として水を浄化する水質浄化装置を設置すること
が行われている。このような水質浄化装置として、外周
側が全方向に通水可能であって通過する被処理水を浄化
処理する処理部と、該処理部の中央から被処理水を吸引
することにより水流を生じさせて処理部に全外周側から
被処理水を通過させて該処理部で被処理水を浄化させる
集水部とを有するものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】水質浄化装置において
は、被処理水の汚れ状況等に応じて処理部で浄化処理を
行うための最適な被処理水の通過流速があるが、上記の
装置では、処理部の全方向から水を通水させるものであ
るため、流路断面積が外周側より中央の集水部側の方が
小さく、その結果、被処理水が処理部を通過する間に、
集水部側における通過流速が速くなってしまう。よっ
て、被処理水が処理部を通過する間に集水部側において
は浄化処理が十分に行われないことになり、処理部の全
体を有効に使用することができないという問題があっ
た。したがって、本発明の目的は、被処理水が処理部を
通過する間において処理部内で生じる部分的な通過流速
の変化を抑制することにより処理部全体を有効に使用す
ることができる水質浄化装置を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1記載の水質浄化装置は、通過する
被処理水を浄化処理する処理部と、被処理水を集水する
ことにより水流を生じさせて前記処理部に被処理水を通
過させる集水部とを有するものであって、前記集水部の
集水方向が相反する二方向のみとされ、該集水方向にお
ける両側に前記処理部が配置されていることを特徴とし
ている。このように、集水部の集水方向が相反する二方
向のみとされ、該集水方向における両側に処理部が配置
されているため、各処理部をそれぞれ流路断面積の部分
的な変化が小さい形状にできる。
【0005】本発明の請求項2記載の水質浄化装置は、
請求項1記載のものに関して、前記処理部の下側から空
気を噴出させることにより該処理部を洗浄する洗浄装置
を有するとともに、前記処理部は被処理水を通水可能な
通水部が上下両側に設けられていることを特徴としてい
る。これにより、洗浄装置で処理部に空気を噴出させて
これを洗浄する際に、空気の移動による水流の方向(上
下方向)における上流側および下流側にそれぞれ通水部
が配置されることになるため、洗浄時にこの一方向にの
み良好に水流を発生させることができる。
【0006】本発明の請求項3記載の水質浄化装置は、
請求項1または2記載のものに関して、前記集水部の集
水方向における両側に配置された前記各処理部が、互い
に被処理水の内部滞留時間を異ならせていることを特徴
としている。このように、集水部の集水方向における両
側に配置された各処理部が、互いに被処理水の内部滞留
時間を異ならせているため、各処理部で被処理水内の生
分解性の異なる物質をそれぞれ分解することができる。
【0007】本発明の請求項4記載の水質浄化装置は、
請求項3記載のものに関して、前記各処理部が、互いに
厚さを異ならせていることを特徴としている。このよう
に、各処理部の厚さを異ならせることで、各処理部の被
処理水の内部滞留時間を異ならせることになるため、各
処理部に充填される担体の粒径を変える必要がない。
【0008】本発明の請求項5記載の水質浄化装置は、
請求項3または4記載のものに関して、前記各処理部
が、互いに充填される担体の粒径を異ならせていること
を特徴としている。このように、各処理部が、充填され
る担体の粒径を異ならせることで、各処理部の被処理水
の内部滞留時間を異ならせることになるため、各処理部
の厚さを変える必要がない。
【0009】本発明の請求項6記載の水質浄化装置は、
請求項3乃至5のいずれか一項記載のものに関して、前
記集水部の各集水方向の集水流量が互いに異なることを
特徴としている。このように、集水部の各集水方向の集
水流量を異ならせることで、各処理部の被処理水の内部
滞留時間を異ならせることになるため、各処理部に充填
される担体の粒径を変える必要がない。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の水質浄化装置の第1の実
施の形態を図1〜図4を参照して以下に説明する。ま
ず、図1において符号11で示すものが水質浄化装置で
ある。この水質浄化装置11は、池あるいは湖沼等の浄
化対象としての水域10の水面10aの下に沈降された
状態で水底10bに設置されて用いられる浄化処理ユニ
ット12と、陸側に設置される駆動装置13(図3参
照)とから構成されている。
【0011】まず、浄化処理ユニット12について説明
する。なお、以下の説明における上下は水域10の水底
10bへ設置された状態における上下である。浄化処理
ユニット12は、それぞれが正方形状をなして環状に連
結される四枚の側板部15〜18と、これら側板部15
〜18の下端開口側を閉塞するよう取り付けられるとと
もに多数の図示せぬ通水孔が全面に形成された正方形状
の下板部(通水部)19と、逆側の上端開口側を閉塞す
るよう取り付けられるとともに多数の通水孔20aが全
面に形成された正方形状の上板部(通水部)20とから
なる、略立方体状の外体21を有している。なお、四枚
の側板部15〜18は、そのうちの一つの側板部15の
下部所定位置に貫通孔22が形成されているのみで、そ
れ以外の孔は形成されておらず閉塞されている。外体2
1は、ステンレス鋼等の非腐食性部材や非腐食処理され
た鋼板等からなるもので、平行する一対の側板部15,
17のそれぞれの下側に連続して支持フレーム23が取
り付けられており、該支持フレーム23を介して水底1
0bに固定されている。
【0012】そして、外体21には、該外体21の内側
に配置される第一管部24および第二管部25と、該外
体21の外側に配置される第三管部26とからなる円筒
の集水管体27が設けられている。集水管体27は、第
二管部25が貫通孔22に挿通された状態で外体21に
取り付けられており、この取付状態で、第二管部25
は、外体21の下板部19に平行をなしてその略中心位
置まで延在している。同取付状態で、第一管部24は、
第二管部25の第三管部26に対し反対側から上方に、
外体21の高さ方向の略中心位置まで延在し開口部27
aを上方に向けている。
【0013】そして、この実施の形態において、集水管
体27の開口部27aには、該集水管体27と内部同士
を連通させる集水体(集水部)30が、開口部27aを
覆うように外体21の上下方向における中央位置に取り
付けられている。この集水体30は、集水管体27の開
口部27a側に嵌合穴31において嵌合固定されるとと
もにこの状態で上板部20および下板部19間の中央か
つ側板部16および側板部18間の中央に配置される幹
管32と、該幹管32と内部同士を連通させるとともに
該幹管32の長さ方向における所定位置から両側方にそ
れぞれ延出する多数の枝管33とを有している。幹管3
2は、略円筒状をなしており、相互に平行をなす一の対
の側板部16,18の間の中央にこれらに平行をなし、
かつ上板部20および下板部19の間の中央にこれらに
平行をなして配置されており、しかも、相互に平行をな
す他の対の側板部15,17間にこれらの間の全長に渡
って延在していて両端がこれら側板部15,17に当接
することで閉塞されている。
【0014】枝管33は、略円筒状をなしており、側板
部15,17に平行をなし、かつ上板部20および下板
部19の間の中央にこれらに平行をなして配置されてお
り、しかも幹管32から側板部16,18のいずれか対
向する一方に当接するまで延出していて、延出端部が側
板部16,18のいずれか対向する一方で閉塞されてい
る。そして、枝管33には、所定のピッチで複数の集水
孔34が上部および下部にそれぞれ鉛直に沿って形成さ
れている(上部側のみ図示)。このようにして集水体3
0は、閉塞された側板部15〜18の内側に当接するよ
うに設けられている。なお、集水体30の幹管32の長
さ方向の中心付近に集水管体27の一端が内部を連通さ
せるよう接続されているため、集水管体27で集水を行
った際に各枝管33の集水孔34から均等に集水できる
ように、集水管体27からの距離が遠くなるにしたがっ
て集水孔34の開口面積が大きく流路抵抗が小さくなる
ように設定されている。
【0015】外体21の内側の、集水体30および集水
管体27との間の隙間には、すべての通水孔および集水
孔より径大の浄化材としての木炭(担体)36が充填さ
れしかも有機物を分解する好気性の微生物が担持されて
おり、これにより、集水体30に対し上側の処理部37
aと下側の処理部37bとが外体21の内部に形成され
ている。処理部37a,37bは、上板部20の通水孔
20aおよび下板部19の図示せぬ通水孔のみを介して
外部と直接連通されるのみで、側板部15〜18側から
直接外部へは連通不可とされている。以上により、集水
体30の集水方向が180゜相反する二方向(この場合
上下方向)のみとされ、集水体30の集水方向における
両側のみに集水方向における厚さの等しい処理部37
a,37bが配置されている。
【0016】集水管体27の第三管部26は、外体21
への取付状態において第二管部25の外端位置から、該
第二管部25に直交して上方に延出しており、その開口
部27bを、水面10a下の水面10a近傍かつ処理部
37aより上側に開口させている。
【0017】集水管体27の第三管部26の下部位置に
は円筒状の空気噴出管38が嵌合固定されている。該空
気噴出管38の集水管体27内に突出する一端側の先端
部は閉塞されており、該先端部付近には、円周方向に図
示せぬ空気噴出孔が集水管体27内において複数形成さ
れている。該空気噴出管38の他側は、第三管部26の
外側において上方に向け屈曲延在され、連結管39(図
3参照)を介して陸側に設置された駆動装置13に連結
されている。
【0018】浄化処理ユニット12の外体21の下側に
は、先端側が閉塞された円筒状の洗浄ノズル40が支持
フレーム23に支持固定された状態で設けられている。
この洗浄ノズル40は、固定状態において、その一側を
下板部19に沿わせており、この部分にはその内部を外
部に連通させる空気噴出孔41が複数所定の間隔でほぼ
全長にわたって形成されている。洗浄ノズル40の他側
は、側板部17の外側において該側板部17と平行をな
すよう鉛直延在されて、連結管42(図3参照)を介し
て駆動装置13に連結されている。なお、洗浄ノズル4
0を、下板部19の下側で一つまたは複数の輪状に形成
し、その円周方向に空気噴出孔を多数形成してもよい。
【0019】次に、駆動装置13について説明する。駆
動装置13は、陸側に設置される筐体44を有してお
り、図3に示すように、該筐体44内には、コンプレッ
サ45と、コンプレッサ45の空気吐出側に連結される
電磁式の三方切換弁46とが設けられている。三方切換
弁46には、空気噴出管38側の連結管39および洗浄
ノズル40側の連結管42が連結されている。
【0020】三方切換弁46は、コンプレッサ45の吐
出側を連結管42に連通させることなく連結管39に連
通させる状態と、連結管39に連通させることなく連結
管42に連通させる状態とに切り換えられるようになっ
ている。これら、コンプレッサ45および三方切換弁4
6は、筐体44内に設けられたコントローラ47に電気
的に接続されている。このコントローラ47は外部電源
48に接続されており、外部電源48からの電力供給お
よび制御を行う。
【0021】すなわち、コントローラ47が切換弁46
を、コンプレッサ45の吐出側を連結管42に連通させ
ることなく連結管39に連通させる状態とするととも
に、コンプレッサ45を駆動状態とすると、コンプレッ
サ45から連結管39を介して空気噴出管38に向け圧
縮空気が供給される。すると、該圧縮空気は該空気噴出
管38の図示せぬ空気噴出孔から噴出され集水管体27
の第三管部26内で気泡となって下から上へ移動し、こ
の気泡の移動で、該集水管体27の第三管部26内に上
方への水流すなわちエアリフトが生じて、集水体30の
集水孔34から処理部37a,37bの内側の水をそれ
ぞれ吸い込み、集水管体27を通じて開口部27bから
処理部37a,37bの外部に排出させる。
【0022】これにより、図1に矢印で示すように、強
制的に処理部37a,37bの外側の水が、全側板部1
5〜18が通水不可とされているため、通水可能な上板
部20の通水孔20aのみから処理部37a内に、通水
可能な下板部19の図示せぬ通水孔のみから処理部37
b内に、それぞれ導入され、処理部37a,37bを上
下方向にその中央に向け移動して上下方向の中央の集水
体30に至り、その際に、処理部37a,37bを構成
する木炭36に担持された好気性微生物に、アオコ等の
藻類や有機質浮遊物質、溶解性有機物質等が分解される
ことで水が浄化される。そして、このように浄化処理さ
れた水が集水体30の集水孔34から集水体30内に吸
引され、集水管体27内を移動して外方に突出するの開
口部27bから水域10に排出される。このような水の
環流で水域10が浄化される。
【0023】ここで、各処理部37a,37b内を通過
する水の流速が、2〜20(cm/分)程度となるよう
に、空気噴出管38の図示せぬ空気噴出孔から噴出され
る空気量が制御される。このときの、コンプレッサ4
5、切換弁46、連結管39、空気噴出管38、集水管
体27および集水体30が、処理部37a,37bの内
側から水を吸い込むことにより該処理部37a,37b
に外側から内側への水流を発生させるエアリフト式のポ
ンプ50を構成している。
【0024】また、コントローラ47が、コンプレッサ
45を駆動状態として、切換弁46を、コンプレッサ4
5の吐出側を連結管39に連通させることなく連結管4
2に連通させる状態とすると、コンプレッサ45から連
結管42を介して洗浄ノズル40に空気が供給されて、
該洗浄ノズル40の空気噴出孔41から噴出され、気泡
となって、該洗浄ノズル40の上側の浄化処理ユニット
12の下板部19の図示せぬ通水孔から処理部37b内
に入り、該処理部37bを上方に移動した後、処理部3
7aに至りこの処理部37a内を上方に移動する。この
気泡の移動による摩擦で、浄化処理を行うことで処理部
37a,37bで増加した汚泥等が木炭36から剥離等
され、図4に矢印で示すように、気泡の移動で生じる水
流で浄化処理ユニット12の上板部20の通水孔20a
から外側に排出される。このようにして浄化処理ユニッ
ト12の処理部37a,37bが洗浄される。このと
き、上板部20の通水孔20aから外側への水流によっ
て下板部19の図示せぬ通水孔から処理部37b内に汚
泥の混入していない水が導入され、よって処理部37b
および処理部37aに下から上の一方向に水流が生じる
ことになる。ここで、このときの、コンプレッサ45,
切換弁46、連結管42および洗浄ノズル40が、浄化
処理ユニット12を洗浄する洗浄装置51を構成してい
る。
【0025】以上に述べた第1の実施の形態によれば、
集水体30の集水方向が相反する二方向のみとされ、該
集水方向における両側に処理部37a,37bが配置さ
れているため、各処理部37a,37bをそれぞれ、内
部の流路断面積の部分的な変化が小さい形状にできる。
したがって、各処理部37a,37bのそれぞれにおけ
る被処理水の通過流速を微生物の処理に最適な一定速に
保つことができ、各処理部37a,37bそれぞれの全
体を有効に使用することができ、浄化能力が向上する。
【0026】しかも、洗浄装置51で処理部37a,3
7bに空気を噴出させてこれを洗浄する際に、空気の移
動による水流の方向(上下方向)における上流側および
下流側にそれぞれ通水可能な上板部20および下板部1
9が配置されることになるため、上板部20の通水孔2
0aから外側へ汚泥を排出させる水流によって下板部1
9の図示せぬ通水孔から汚泥を含まない水が処理部37
b内に導入され、よって処理部37bから処理部37a
に下から上の一方向にのみ良好に水流を発生させること
ができる。したがって、洗浄時において水流が処理部3
7a,37b内に戻ってしまうような上下方向の循環流
となって処理部37a,37bから剥離された汚泥が再
び処理部37a,37bに溜まって微生物の活性を妨げ
てしまうことを防止でき、洗浄により除去されるべき汚
泥等を確実に処理部37a,37bから外に排出させる
ことができるため、長期間にわたって安定した浄化能力
を保つことができる。
【0027】なお、以上においては、水底10bに浄化
処理ユニット12を設置する場合を例にとり説明した
が、処理する水域10の水深が深い場合には、フロート
等で該浄化処理ユニット12を水面10a下に浮かせる
ようにしてもよい。
【0028】次に、本発明の第2の実施の形態を、図5
および図6を参照して以下に第1の実施の形態との相違
部分を中心に以下に説明する。なお、第1の実施の形態
と同様の部分には同一の符号を付しその説明は略す。第
2の実施の形態においては、外体21の相互に平行をな
す側板部(通水部)16,18に多数の通水孔(図5に
おいて通水孔16aのみ図示)が全面にわたって形成さ
れており、外体21の相互に平行をなす側板部15,1
7には第1の実施の形態と同様に通水孔は形成されてい
ない。また、上板部20および下板部19には第1の実
施の形態と同様に通水孔(図6において通水孔20aの
み図示)が形成されている。
【0029】そして、第2の実施の形態の集水体30
は、その枝管33が、すべての側板部15〜18に平行
をなして、側板部16,18の間の中央に配置されてお
り、しかも幹管32の上下から上板部20および下板部
19のそれぞれ対向する一方に向け延出している。枝管
33は延出端部が閉塞されており、その中間部分には所
定のピッチで複数の集水孔34が側板部16,18側に
それぞれ形成されている(一側のみ図示)。このように
して、第2の実施の形態の集水体30は、閉塞された側
板部15,17の内側に当接するように設けられてい
る。そして、外体21の内側の、集水体30および集水
管体27との間の隙間には、すべての通水孔および集水
孔より径大の浄化材としての木炭36が充填されしかも
有機物を分解する好気性の微生物が担持されており、こ
れにより、集水体30に対し一側の処理部37aと他側
の処理部37bとが外体21内に形成されている。
【0030】なお、第1の実施の形態と同様、ポンプ5
0の作動で集水管体27で集水を行った際に各枝管33
の集水孔34から均等に集水できるように、集水管体2
7からの距離が遠くなるにしたがって集水孔34の開口
面積が大きく流路抵抗が小さくなるように設定されてい
る。また、これに合わせて、上板部20および下板部1
9からの吸い込みが極端に多くならないように、上側の
枝管33の上端部と上板部20との間および下側の枝管
33の下端部と下板部19との間をそれぞれ所定距離離
間させている。
【0031】この第2の実施の形態においても、コント
ローラ47が切換弁46を、コンプレッサ45の吐出側
を連結管42に連通させることなく連結管39に連通さ
せる状態とするとともに、コンプレッサ45を駆動状態
とすると、コンプレッサ45から連結管39を介して空
気噴出管38に向け圧縮空気が供給される。これによ
り、図5および図6に矢印で示すように、強制的に処理
部37a,37bの外側の水が、側板部15,17が通
水不可とされているため、通水可能な上板部20の通水
孔20a、下板部19の図示せぬ通水孔、側板部16の
通水孔16aおよび側板部18の図示せぬ通水孔のみか
ら、処理部37a,37b内に導入され、処理部37
a,37bをその中央に向け移動して集水体30に至り
浄化される。
【0032】以上に述べた第2の実施の形態において
も、集水体30の集水方向が180゜相反する二方向の
みとされ、該集水方向における両側に処理部37a,3
7bが配置されているため、各処理部37a,37bを
それぞれの内部の流路断面積の部分的な変化が小さい形
状にできる。したがって、第1の実施の形態と同様の効
果を奏することができる。しかも、微生物が最も活性化
すると考えられる処理部37a,37bの外周部の通水
可能な部分の表面積を大きくできるため、さらに浄化能
力を向上させることができる。
【0033】次に、本発明の第3の実施の形態を、図7
等を参照して以下に第1の実施の形態との相違部分を中
心に以下に説明する。なお、第1の実施の形態と同様の
部分には同一の符号を付しその説明は略す。第3の実施
の形態においては、外体21の内側に配置される第一管
部24Aおよび第二管部25Aと、該外体21の外側に
配置される第三管部26Aとからなる円筒の集水管体2
7Aが設けられている。集水管体27Aは、第二管部2
5Aが貫通孔22に挿通された状態で外体21に取り付
けられており、この取付状態で、第二管部25Aは、外
体21の下板部19に平行をなしてその略中心位置まで
延在している。同取付状態で、第一管部24Aは、第二
管部25Aの第三管部26Aに対し反対側から上方に、
外体21の高さ方向の略中心位置より下側まで延在し開
口部27aを上方に向けている。
【0034】そして、この実施の形態において、集水管
体27の開口部27aには、該集水管体27と内部同士
を連通させる第1の実施の形態の集水体30と同様の集
水体30Aが、開口部27aを覆うように外体21の上
下方向における中央より下側位置に第1の実施の形態と
同じ姿勢で取り付けられている。その結果、集水体30
Aに対し上側の処理部37aの集水方向における厚さH
1が、集水体30Aに対し下側の処理部37bの集水方
向における厚さH2より厚く(H1>H2)されてい
る。
【0035】この第3の実施の形態においても、コント
ローラ47が切換弁46を、コンプレッサ45の吐出側
を連結管42に連通させることなく連結管39に連通さ
せる状態とするとともに、コンプレッサ45を駆動状態
とすると、コンプレッサ45から連結管39を介して空
気噴出管38に向け圧縮空気が供給される。これによ
り、強制的に処理部37a,37bの外側の水が、通水
可能な上板部20の通水孔20aのみから処理部37a
内に導入され、下板部19の図示せぬ通水孔のみから処
理部37b内に導入されて、厚さの異なる処理部37
a,37bをその中央に向け移動して集水体30Aに至
り浄化される。
【0036】このような構成の第3の実施の形態におい
ても、集水体30Aの集水方向が180゜相反する二方
向のみとされ、該集水方向における両側に処理部37
a,37bが配置されているため、各処理部37a,3
7bをそれぞれの内部の流路断面積の部分的な変化が小
さい形状にできる。したがって、第1の実施の形態と同
様の効果を奏することができる。
【0037】しかも、各処理部37a,37bは、それ
ぞれの集水方向における厚さを異ならせることにより、
互いに被処理水の内部滞留時間を異ならせているため、
各処理部37a,37bで被処理水内の生分解性の異な
る物質をそれぞれ分解することができる。すなわち、厚
さの厚い処理部37aは、被処理水の内部滞留時間が長
くなるため、生分解性の低い藻類等を十分な時間をかけ
て分解処理することができ、厚さの薄い処理部37b
は、被処理水の内部滞留時間が短くなるため、生分解性
の高い溶解性の有機物等を分解処理することができる。
【0038】したがって、一台の装置で生分解性の高い
ものから低いものまで分解処理を行うことができ、浄化
能力が向上する。しかも、各処理部37a,37bの厚
みを異ならせることで、各処理部37a,37bの被処
理水の内部滞留時間を異ならせることになるため、各処
理部37a,37bに充填される木炭36の粒径を変え
る必要がない。したがって、木炭36の交換等のメンテ
ナンスが容易となる。
【0039】次に、本発明の第4の実施の形態を、図8
等を参照して以下に第1,第3の実施の形態との相違部
分を中心に以下に説明する。なお、第1,第3の実施の
形態と同様の部分には同一の符号を付しその説明は略
す。第4の実施の形態においては、第3の実施の形態と
同様の集水管体27Aおよび集水体30Aが設けられて
いる。
【0040】そして、その上側には、第一管部24Bお
よび第二管部25Bとからなる円筒の集水管体27Bが
設けられている。集水管体27Bは、第二管部25Bが
貫通孔22より上側に形成された貫通孔22Bに挿通さ
れた状態で外体21に取り付けられている。この取付状
態で、第二管部25Bは、外体21の下板部19に平行
をなしてその一端側を外体21の水平方向の略中心位置
まで延在させており、その他端側を集水管体27Aの第
三管部26Aに連結させている。また、同取付状態で、
第一管部24Bは、第二管部25Bから上方に、外体2
1の高さ方向の略中心位置まで延在し開口部27bを上
方に向けている。
【0041】そして、この集水管体27Bの開口部27
bには、該集水管体27Bと内部同士を連通させる、第
1の実施の形態の集水体30と同様の集水体30Bが、
開口部27bを覆うように外体21の上下方向における
中央位置に第1の実施の形態と同様の姿勢で取り付けら
れている。その結果、集水体30Aに対し上側の処理部
37Aaの集水方向における厚さH1が、集水体30A
に対し下側の処理部37Abの集水方向における厚さH
2より厚く(H1>H2)されており、また、集水体3
0Bに対し上側の処理部37Baの集水方向における厚
さH1が、集水体30Bに対し下側の処理部37Bbの
集水方向における厚さH2に等しく(H1=H2)され
ている。
【0042】そして、両集水管体27A,27Bの連結
部分には、集水管体27Bの第二管部25Bを閉塞しか
つ集水管体27Aの第三管部26Aを上下に連通させる
状態と、集水管体27Aの第三管部26Aの下側を閉塞
しかつ集水管体27Bの第二管部25Bを集水管体27
Aの第三管部26Aの上側に連通させる状態とに切り換
えられる電磁式の三方切換弁53が設けられている。さ
らに、集水管体27Aの第三管部26Aの三方切換弁5
3より上側に、第1の実施の形態の空気噴出管38と略
同様で長さの異なる空気噴出管38Aがその図示せぬ空
気噴出孔を配置している。
【0043】以上の構成の第4の実施の形態によれば、
コントローラ47が、集水管体27Aの第三管部26A
の下側を閉塞しかつ集水管体27Bの第二管部25Bを
集水管体27Aの第三管部26Aの上側に連通させる状
態に切換弁53を切り換えた状態で、切換弁46を、コ
ンプレッサ45の吐出側を連結管42に連通させること
なく連結管39に連通させる状態とするとともに、コン
プレッサ45を駆動状態とすると、コンプレッサ45か
ら連結管39を介して空気噴出管38Aに向け圧縮空気
が供給される。これにより、強制的に処理部37Ba,
37Bbの外側の水が、通水可能な上板部20の通水孔
20aのみから処理部37Ba内に導入され、下板部1
9の図示せぬ通水孔のみから処理部37Bb内に導入さ
れて、厚さの等しい処理部37Ba,37Bbをその中
央に向け移動して集水体30Bに至り浄化される。この
ように切換弁53を切り換えることで、第1の実施の形
態の装置と同様の装置となる。
【0044】他方、コントローラ47が、集水管体27
Bの第二管部25Bを閉塞しかつ集水管体27Aの第三
管部26Aを上下に連通させる状態に切換弁53を切り
換えた状態とし、切換弁46を、コンプレッサ45の吐
出側を連結管42に連通させることなく連結管39に連
通させる状態とするとともに、コンプレッサ45を駆動
状態とすると、コンプレッサ45から連結管39を介し
て空気噴出管38Aに向け圧縮空気が供給される。これ
により、強制的に処理部37Aa,37Abの外側の水
が、通水可能な上板部20の通水孔20aのみから処理
部37Aa内に導入され、下板部19の図示せぬ通水孔
のみから処理部37Ab内に導入されて、厚さの異なる
処理部37Aa,37Abをその中央に向け移動して集
水体30Aに至り浄化される。このように切換弁53を
切り換えることで、第3の実施の形態の装置と同様の装
置となる。
【0045】次に、本発明の第5の実施の形態を、以下
に第1の実施の形態との相違部分を中心に以下に説明す
る。第5の実施の形態は、図示は略すが、処理部37a
と処理部37bとで木炭36の粒径が異なっている。す
なわち、上側の処理部37aを構成する木炭36の粒径
d1が下側の処理部37bを構成する木炭36の粒径d
2に対し小さく(d1<d2)されている。
【0046】この第5の実施の形態においても、コント
ローラ47が切換弁46を、コンプレッサ45の吐出側
を連結管42に連通させることなく連結管39に連通さ
せる状態とするとともに、コンプレッサ45を駆動状態
とすると、コンプレッサ45から連結管39を介して空
気噴出管38に向け圧縮空気が供給される。これによ
り、強制的に処理部37a,37bの外側の水が、通水
可能な上板部20の通水孔20aのみから処理部37a
内に導入され、下板部19の図示せぬ通水孔のみから処
理部37b内に導入されて、流路抵抗の異なる処理部3
7a,37bをその中央に向け移動して集水体30に至
り浄化される。
【0047】このような構成の第5の実施の形態におい
ても、集水体30の集水方向が180゜相反する二方向
のみとされ、該集水方向における両側に処理部37が配
置されているため、各処理部37a,37bをそれぞれ
の内部の流路断面積の部分的な変化が小さい形状にでき
る。したがって、第1の実施の形態と同様の効果を奏す
ることができる。
【0048】しかも、各処理部37a,37bは、それ
ぞれの木炭36の粒径を異ならせることにより、互いに
被処理水の内部滞留時間を異ならせているため、各処理
部37a,37bで被処理水内の生分解性の異なる物質
をそれぞれ分解することができる。すなわち、木炭36
の粒径d1が小さい処理部37aは、流路断面積が小さ
く(流路抵抗が大きく)被処理水の内部滞留時間が長く
なるため、生分解性の低い藻類等を十分な時間をかけて
分解処理することができ、木炭36の粒径d2が大きい
処理部37bは、流路断面積が大きく(流路抵抗が小さ
く)被処理水の内部滞留時間が短くなるため、生分解性
の高い溶解性の有機物等を分解処理することができる。
【0049】したがって、一台の装置で生分解性の高い
ものから低いものまで分解処理を行うことができ、浄化
能力が向上する。しかも、各処理部37a,37bが、
充填される木炭36の粒径を異ならせることで、各処理
部37a,37bの被処理水の内部滞留時間を異ならせ
ることになるため、各処理部37a,37bの厚さを変
える必要がない。したがって、内部滞留時間の調整が必
要となった場合にも、大きな改造を行うことなく、木炭
36の粒径変更という比較的簡単な作業で対応すること
ができる。
【0050】次に、本発明の第6の実施の形態を、以下
に第1の実施の形態との相違部分を中心に以下に説明す
る。第6の実施の形態は、図示は略すが、集水体30の
各集水方向の集水流量が互いに異なっている。すなわ
ち、集水体30の上側からの集水流量が、下側からの集
水流量に対し小さくされている。具体的には、集水体3
0の上側の集水孔34の孔径を下側の集水孔34の孔径
に対し小さくしたり、集水体30の上側の集水孔34の
孔数を下側の集水孔34の孔数に対し少なくしたり、外
体21の上板部20の通水孔20aの孔径を下板部19
の図示せぬ通水孔の孔径より小さくしたり、外体21の
上板部20の通水孔20aの孔数を下板部19の図示せ
ぬ通水孔の孔数より少なくしたり、さらにはこれらを適
宜組み合わせることで、集水体30の上側からの集水流
量が、下側からの集水流量に対し小さくされている。
【0051】この第6の実施の形態においても、コント
ローラ47が切換弁46を、コンプレッサ45の吐出側
を連結管42に連通させることなく連結管39に連通さ
せる状態とするとともに、コンプレッサ45を駆動状態
とすると、コンプレッサ45から連結管39を介して空
気噴出管38に向け圧縮空気が供給される。これによ
り、強制的に処理部37a,37bの外側の水が、通水
可能な上板部20の通水孔20aのみから処理部37a
内に遅い速度で導入され、下板部19の図示せぬ通水孔
のみから処理部37b内に速い速度で導入されて、処理
部37a,37bをそれぞれ異なる通過速度でその中央
に向け移動して集水体30Aに至り浄化される。
【0052】このような構成の第6の実施の形態におい
ても、集水体30の集水方向が180゜相反する二方向
のみとされ、該集水方向における両側に処理部37が配
置されているため、各処理部37a,37bをそれぞれ
の内部の流路断面積の変化が小さい形状にできる。した
がって、第1の実施の形態と同様の効果を奏することが
できる。
【0053】しかも、集水体30の各集水方向の集水流
量を異ならせることにより、各処理部37a,37b
は、互いに被処理水の内部滞留時間を異ならせているた
め、各処理部37a,37bで被処理水内の生分解性の
異なる物質をそれぞれ分解することができる。すなわ
ち、集水体30の集水流量が少ない側の処理部37a
は、被処理水の移動時間が長く内部滞留時間が長くなる
ため、生分解性の低い藻類等を十分な時間をかけて分解
処理することができ、集水体30の集水流量が多い側の
処理部37bは、被処理水の移動時間が短く内部滞留時
間が短くなるため、生分解性の高い溶解性の有機物等を
分解処理することができる。
【0054】したがって、一台の装置で生分解性の高い
ものから低いものまで分解処理を行うことができ、浄化
能力が向上する。しかも、集水体30の各集水方向の集
水流量を異ならせることで、各処理部37a,37bの
被処理水の内部滞留時間を異ならせることになるため、
各処理部37a,37bに充填される木炭36の粒径を
変える必要がない。したがって、木炭36の交換等のメ
ンテナンスが容易となる。
【0055】なお、第2の実施の形態を第3〜第6の実
施の形態と同様に変更することも勿論可能である。
【0056】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の請求項1
記載の水質浄化装置によれば、集水部の集水方向が相反
する二方向のみとされ、該集水方向における両側に処理
部が配置されているため、各処理部をそれぞれ流路断面
積の部分的な変化が小さい形状にできる。したがって、
各処理部のそれぞれにおける被処理水の通過流速の部分
的な変化を抑制することができ、処理部全体を有効に使
用することができる。
【0057】本発明の請求項2記載の水質浄化装置によ
れば、洗浄装置で処理部に空気を噴出させてこれを洗浄
する際に、空気の移動による水流の方向(上下方向)に
おける上流側および下流側にそれぞれ通水部が配置され
ることになるため、洗浄時にこの一方向にのみ良好に水
流を発生させることができる。したがって、洗浄時にお
いて水流が処理部内に戻ってしまうような循環流となっ
てしまうことを防止でき、洗浄により除去されるべき汚
泥等を確実に処理部から外に排出させることができるた
め、長期間にわたって安定した浄化能力を保つことがで
きる。
【0058】本発明の請求項3記載の水質浄化装置によ
れば、集水部の集水方向における両側に配置された各処
理部が、互いに被処理水の内部滞留時間を異ならせてい
るため、各処理部で被処理水内の生分解性の異なる物質
をそれぞれ分解することができる。したがって、一台の
装置で生分解性の高いものから低いものまで分解処理を
行うことができ、浄化能力が向上する。
【0059】本発明の請求項4記載の水質浄化装置によ
れば、各処理部の厚さを異ならせることで、各処理部の
被処理水の内部滞留時間を異ならせることになるため、
各処理部に充填される担体の粒径を変える必要がない。
したがって、担体の交換等のメンテナンスが容易とな
る。
【0060】本発明の請求項5記載の水質浄化装置によ
れば、各処理部が、充填される担体の粒径を異ならせる
ことで、各処理部の被処理水の内部滞留時間を異ならせ
ることになるため、各処理部の厚さを変える必要がな
い。したがって、内部滞留時間の調整が必要となった場
合にも、大きな改造を行うことなく、担体の粒径変更と
いう比較的簡単な作業で対応することができる。
【0061】本発明の請求項6記載の水質浄化装置によ
れば、集水部の各集水方向の集水流量を異ならせること
で、各処理部の被処理水の内部滞留時間を異ならせるこ
とになるため、各処理部に充填される担体の粒径を変え
る必要がない。したがって、担体の交換等のメンテナン
スが容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の水質浄化装置の第1の実施の形態を
示す側断面図であって浄化処理時の水流を矢印で示すも
のである。
【図2】 本発明の水質浄化装置の第1の実施の形態の
平断面図である。
【図3】 本発明の水質浄化装置の第1の実施の形態の
駆動装置の構成を示すブロック図である。
【図4】 本発明の水質浄化装置の第1の実施の形態を
示す側断面図であって洗浄処理時の水流を矢印で示すも
のである。
【図5】 本発明の水質浄化装置の第2の実施の形態を
示す側断面図であって浄化処理時の水流を矢印で示すも
のである。
【図6】 本発明の水質浄化装置の第2の実施の形態の
平断面図であって浄化処理時の水流を矢印で示すもので
ある。
【図7】 本発明の水質浄化装置の第3の実施の形態を
示す側断面図であって浄化処理時の水流を矢印で示すも
のである。
【図8】 本発明の水質浄化装置の第4の実施の形態を
示す側断面図であって浄化処理時の水流を矢印で示すも
のである。
【符号の説明】
11 水質浄化装置 19 下板部(通水部) 20 上板部(通水部) 30 集水体(集水部) 37a,37b 処理部 50 ポンプ 51 洗浄装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通過する被処理水を浄化処理する処理部
    と、被処理水を集水することにより水流を生じさせて前
    記処理部に被処理水を通過させる集水部とを有する水質
    浄化装置において、 前記集水部の集水方向が相反する二方向のみとされ、該
    集水方向における両側に前記処理部が配置されているこ
    とを特徴とする水質浄化装置。
  2. 【請求項2】 前記処理部の下側から空気を噴出させる
    ことにより該処理部を洗浄する洗浄装置を有するととも
    に、 前記処理部は被処理水を通水可能な通水部が上下両側に
    設けられていることを特徴とする請求項1記載の水質浄
    化装置。
  3. 【請求項3】 前記集水部の集水方向における両側に配
    置された前記各処理部が、互いに被処理水の内部滞留時
    間を異ならせていることを特徴とする請求項1または2
    記載の水質浄化装置。
  4. 【請求項4】 前記各処理部が、互いに厚さを異ならせ
    ていることを特徴とする請求項3記載の水質浄化装置。
  5. 【請求項5】 前記各処理部が、互いに充填される担体
    の粒径を異ならせていることを特徴とする請求項3また
    は4記載の水質浄化装置。
  6. 【請求項6】 前記集水部の各集水方向の集水流量が互
    いに異なることを特徴とする請求項3乃至5のいずれか
    一項記載の水質浄化装置。
JP10095027A 1997-06-20 1998-04-07 水質浄化装置 Withdrawn JPH1170389A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10095027A JPH1170389A (ja) 1997-06-20 1998-04-07 水質浄化装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9-164775 1997-06-20
JP16477597 1997-06-20
JP10095027A JPH1170389A (ja) 1997-06-20 1998-04-07 水質浄化装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1170389A true JPH1170389A (ja) 1999-03-16

Family

ID=26436329

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10095027A Withdrawn JPH1170389A (ja) 1997-06-20 1998-04-07 水質浄化装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1170389A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012040509A (ja) * 2010-08-19 2012-03-01 Kurita Water Ind Ltd 浮上分離装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012040509A (ja) * 2010-08-19 2012-03-01 Kurita Water Ind Ltd 浮上分離装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4538404B2 (ja) 水域浄化装置、水性汚染生物回収船及び水性汚染生物の処理方法
JP3676157B2 (ja) 泡沫分離装置及びそれを用いた水浄化システム
JPH1170389A (ja) 水質浄化装置
JP3621859B2 (ja) 泡沫分離装置及びそれを用いた水浄化システム
EP0428747A1 (en) Method and apparatus of filtering medium circulation type for purifying contaminated water
JP5294555B2 (ja) 下水処理装置
JP2975933B1 (ja) 泡除去装置
KR100301521B1 (ko) 거품 부상식 슬러지 제거장치
JP2002102885A (ja) 水質浄化装置
KR100415834B1 (ko) 배수 처리 장치
JP2002035778A (ja) 水質浄化装置
JPH11253713A (ja) 水質浄化装置
JP2000042581A (ja) 水質浄化装置
JPH1028986A (ja) 水質浄化装置
JPH1028985A (ja) 水質浄化装置
JP2000070624A (ja) 水質浄化装置
JPH1015532A (ja) 複合的水域浄化装置
JPH119916A (ja) 水質浄化装置
JPH10151473A (ja) 水質浄化装置
JPH09141017A (ja) 水質浄化装置
JP3342812B2 (ja) 水質浄化装置
JP2003164894A (ja) 水質浄化装置
JPH10151310A (ja) 水質浄化装置
JP3732488B2 (ja) 排水処理装置
JPH11347581A (ja) 水質浄化装置

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20041125

A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050607