JPH09141017A - 水質浄化装置 - Google Patents

水質浄化装置

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JPH09141017A
JPH09141017A JP7300271A JP30027195A JPH09141017A JP H09141017 A JPH09141017 A JP H09141017A JP 7300271 A JP7300271 A JP 7300271A JP 30027195 A JP30027195 A JP 30027195A JP H09141017 A JPH09141017 A JP H09141017A
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JP
Japan
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pipe
water
water surface
pump
filter
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Application number
JP7300271A
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English (en)
Inventor
Kazuo Tsuge
和夫 柘植
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Tokico Ltd
Original Assignee
Tokico Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W10/00Technologies for wastewater treatment
    • Y02W10/10Biological treatment of water, waste water, or sewage

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  • Filtration Of Liquid (AREA)
  • Aeration Devices For Treatment Of Activated Polluted Sludge (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 詰りの進行速度に合わせて最適な洗浄間隔を
得ることができる水質浄化装置を提供する。 【解決手段】 水面10a下に配置されるフィルタ13
の内側に挿入された集水管15を介して水を吸込むこと
により該フィルタ13に外側から内側への水流を発生さ
せるポンプ33と、一端がポンプ33の吸込側に連通さ
れるとともに他端が水面10a上に開口された管路36
bと、該管路36b内の水面に浮かされた状態で該管路
36bの内側に移動自在に設けられた内部フロート38
と、管路36b外の水面10aに対し所定距離深い位置
に位置した内部フロート38を検出するセンサ43と、
該センサ43が内部フロート38を検出した場合に、洗
浄手段34によりフィルタ13を洗浄させる制御手段
と、を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば湖沼、池、
ダム、溜池、貯水池、河川、用水路、堀、運河、水槽等
において水を浄化する水質浄化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】湖沼、池、ダム、溜池、貯水池、河川、
用水路、堀、運河、水槽等の浄化対象において、水質汚
染対策として水を浄化する水質浄化装置を設置すること
が行われている。このような水質浄化装置として、水面
下に配置されるフィルタと、該フィルタの内側に挿入さ
れた集水管を介して水を吸込むことにより該フィルタに
外側から内側への水流を発生させるポンプとを有し、ポ
ンプにより生じる水流で水をフィルタに強制的に通過さ
せ浄化するものが考えられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記水質浄
化装置においては、長期間浄化処理を行うとフィルタに
汚泥が付着して詰りを生じてしまうという問題が生じ
る。このため、フィルタを洗浄する洗浄手段を設けて、
目視によりまたは一定の時間経過により、汚泥の付着量
を判断して、洗浄手段により曝気や水シャワー等で洗浄
を行うことが考えられている。しかしながら、目視で
は、水中の汚泥の量を正確には判断することができない
ため、洗浄間隔が短すぎたりあるいは逆に長すぎたり
と、最適な間隔で行うことができないという問題の発生
が予想された。また、季節や浄化対象の汚れの度合いに
よって詰りの進行速度は異なることになるため、一定の
時間経過で洗浄を行うのでも、同様に洗浄間隔が短すぎ
たりあるいは逆に長すぎたりと、最適な間隔で行うこと
ができないという問題の発生が予想された。したがっ
て、本発明の目的は、詰りの進行速度に合わせて最適な
洗浄間隔を得ることができる水質浄化装置を提供するこ
とである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の水質浄化装置は、水面下に配置されるフィ
ルタと、該フィルタの内側に挿入された集水管を介して
水を吸込むことにより該フィルタに外側から内側への水
流を発生させるポンプと、前記フィルタを洗浄する洗浄
手段と、一端が前記ポンプの吸込側に連通されるととも
に他端が水面上に開口された管路と、該管路内の水面に
浮かされた状態で該管路の内側に移動自在に設けられた
内部フロートと、管路外の水面に対し所定距離深い位置
に位置した前記内部フロートを検出するセンサと、該セ
ンサが前記内部フロートを検出した場合に、前記洗浄手
段により前記フィルタを洗浄させる制御手段と、を具備
することを特徴としている。
【0005】この水質浄化装置は、フィルタが詰ると、
フィルタの内側に挿入された集水管を介して水を吸込む
ポンプの吸込側の負圧が上昇し、よって、該ポンプの吸
込側に一端が連通され他端が水面上に開口された管路内
の水面が管路外の水面に対し下がることになる。そし
て、制御手段は、管路内の水面の下がりにより該水面に
浮された内部フロートが管路外の水面に対し所定距離深
い位置に位置した場合にこれをセンサで検出して洗浄手
段によりフィルタを洗浄させることになる。このよう
に、フィルタの詰り具合いに相関するポンプの吸込側の
負圧の上昇に応じて変化する内部フロートの位置を検出
することによりフィルタの詰り具合いに応じて洗浄を行
うことになる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の水質浄化装置の第1の実
施の形態を図1〜図5を参照して以下に説明する。ま
ず、図1および図2において符号11で示すものが水質
浄化装置である。この水質浄化装置11は、池あるいは
湖沼等の浄化対象10の水面10a下に水底10bに固
定された状態で配置されるフィルタカートリッジ(フィ
ルタ)13を有しており、該フィルタカートリッジ13
は、直方体状をなすとともに上面および全側面が網状と
された箱体14を有している。
【0007】この箱体14内には、その底面14aの上
側に、該底面14aに沿って配置されるとともに先端側
が閉塞された円筒状の幹管15aと、該幹管15aから
多数分岐して水平側方に延出する先端側が閉塞された円
筒状の枝管15bとを有する集水管15が設けられ、該
集水管15の枝管15bには、内外を貫通する集水孔1
6が多数形成されている。また、幹管15aの基端側に
は、箱体14内における一側において連結管17の一端
側が連結されており、該連結管17は、幹管15aへの
連結状態で他端側が上方に向くよう屈曲されている。該
連結管17の他端側には、円筒状の揚水管18の一端側
が連結されており、該揚水管18は、鉛直に延在するよ
う他端側が箱体14の上面部14bに設けられた固定部
材20aに固定されており、該他端側の開口部18aを
水面10a下で箱体14外に開放させている。
【0008】固定部材20aには、揚水管18に平行を
なして近接するよう空気噴出管21が固定されており、
該空気噴出管21は、下端側が屈曲形状をなして揚水管
18内に挿入されており、該揚水管18内に位置する先
端部には内外を貫通させる空気噴出孔22が多数設けら
れている。
【0009】また、箱体14内には、その底面14aと
集水管15との間に、該底面14aに沿って配置される
とともに先端側が閉塞された円筒状の幹管24aと、該
幹管24aから多数分岐して水平側方に延出する先端側
が閉塞された円筒状の枝管24bとを有する曝気管24
が設けられ、該曝気管24の枝管24bには、内外を貫
通する曝気孔25が多数形成されている。また、幹管2
4aの基端側には、箱体14内における一側において、
連結管26の一端側が連結されており、該連結管26
は、幹管24aへの連結状態で他端側が上方に向くよう
屈曲されている。該連結管26の他端側には、円筒状の
導入管27の一端側が連結されており、該導入管27
は、鉛直に延在するよう他端側が箱体14の上面部14
bに設けられた固定部材20bに固定されている。
【0010】そして、導入管27および空気噴出管21
は、図3に示す2位置3ポートの電磁式の切換弁29を
介して一つのコンプレッサ30に連結されており、該切
換弁29は、コンプレッサ30の吐出側を導入管27に
連通させる位置と空気噴出管21に連結させる位置とで
切り換えるようになっている。
【0011】箱体14内には、集水孔16および曝気孔
25より径大の濾過材としての木炭31が充填されしか
も有機物を分解する好気性の微生物が担持されて、処理
槽32が形成されている。そして、箱体14と処理槽3
2とでフィルタカートリッジ13は構成されている。
【0012】ここで、コンプレッサ30から切換弁29
で空気噴出管21に向け空気を供給させると、該空気は
空気噴出孔22から噴出され揚水管18内で気泡となっ
て下から上へ移動し、この気泡の移動で、該揚水管18
内に上方への水流が生じ、よって集水管15の集水孔1
6から処理槽32内側の水すなわちすでに処理槽32を
通過した水を吸込んで、連結管17および揚水管18を
介して開口部18aから外部に排出させる。これによ
り、強制的にフィルタカートリッジ13の外側の水が処
理槽32を通過して内側に至り、その際に、処理槽32
を構成する木炭31に担持された好気性微生物に、アオ
コ等の藻類や有機質浮遊物質、溶解性有機物質等が分解
されることで水が浄化される。
【0013】なお、この場合、コンプレッサ30、切換
弁29、空気噴出管21、揚水管18、連結管17およ
び集水管15が、フィルタカートリッジ13の内側から
水を吸込むことにより該フィルタカートリッジ13に外
側から内側への水流を発生させるポンプ33を構成して
いる。
【0014】また、コンプレッサ30から切換弁29で
導入管27に向け空気を供給させると、供給された空気
は曝気管24の曝気孔25から噴出され、気泡となっ
て、処理槽32内を主として上方に移動する。この気泡
の移動による衝撃等で、処理槽32を構成する木炭31
に振動が生じる。この振動により、浄化処理を行うこと
で処理槽32内で増殖した好気性微生物あるいは好気性
微生物が分解し生成したフン等からなる汚泥が剥離等さ
れ、該汚泥は気泡の移動で生じる水流でフィルタカート
リッジ13の外部に運搬される。このようにしてフィル
タカートリッジ13内に溜まった汚泥が除去され、フィ
ルタカートリッジ13が洗浄される。なお、この場合、
コンプレッサ30、切換弁29、導入管27、連結管2
6および曝気管24が、フィルタカートリッジ13を洗
浄する洗浄手段34を構成している。
【0015】水底10bに固定された箱体14の側部に
は、一端側が閉塞された直線円筒状の検出管36が閉塞
側を下側にして鉛直延在状態で固定されており、その他
端開口部36aは、水面10a上に開放されている。ま
た、この検出管36の下端側には側方に延出するよう延
出管37の一端が連結されており、該延出管37の他端
側は箱体14内の連結管17内に挿入され該連結管17
内に開口されている。そして、図4に示すように、検出
管36の内側の管路36bには、該管路36b内の水面
10cに浮かされた状態で該管路36bの内側に移動自
在となるよう内部フロート38が設けられており、該内
部フロート38にはマグネット39が内蔵されている。
【0016】また、検出管36の外側には、該検出管3
6の外側の水面10aに浮かされた状態で該検出管36
に沿って移動自在となるよう外部フロート41が設けら
れており、該外部フロート41には上側リードスイッチ
42と、該上側リードスイッチ42の所定量下側となる
位置に位置する下側リードスイッチ43とが内蔵されて
いる。これら上側リードスイッチ42および下側リード
スイッチ43は、側方の近接位置に内部フロート38が
位置すると、該内部フロート38に内蔵されたマグネッ
ト39でONされ、内部フロート38が上下いずれかに
所定距離離間するとOFFされるようになっている。ま
た、外部フロート41は、検出管36に対し移動できる
ため、検出管36の外側の水面10aに対する高さ位置
が一定しており、よって上側リードスイッチ42および
下側リードスイッチ43も検出管36の外側の水面10
aに対し一定の高さに維持される。
【0017】ここで、フィルタカートリッジ13が詰る
と、フィルタカートリッジ13の内側に挿入された集水
管15を介して水を吸込むポンプ33の吸込側の負圧が
上昇し、よって、延出管37を介して該ポンプ33の吸
込側に一端が連通され他端が水面上に開口された検出管
36の管路36b内の水面10cが検出管36外の水面
10aに対し下がることになる。そして、下側リードス
イッチ43の位置は、洗浄が必要となる程度までフィル
タカートリッジ13に詰まりが生じたときに、検出管3
6の管路36b内の水面10cに浮かべられ検出管36
外の水面10aに対し所定距離深い位置に位置すること
になる内部フロート38のマグネット39によりONさ
れる位置とされており、上側リードスイッチ42の位置
は、洗浄によりフィルタカートリッジ13の詰りが十分
解消されたときに、検出管36の管路36b内の水面1
0cに浮かべられた内部フロート38のマグネット39
によりONされる位置とされている。
【0018】なお、マグネット39および下側リードス
イッチ43が、検出管36外の水面10aに対し所定距
離深い位置に位置した内部フロート38を検出するセン
サを構成している。
【0019】これら上側リードスイッチ42および下側
リードスイッチ43は、切換弁29の切り換えを制御す
るコントローラ(制御手段)45に接続されており、該
コントローラ45には、外部電源46に接続されるとと
もにコンプレッサ30に接続されて、外部電源46の電
力をコンプレッサ30に供給するためのスイッチとして
のリレー回路47が接続されている。なお、コントロー
ラ45、リレー回路47、コンプレッサ30および切換
弁29は、例えば、フィルタカートリッジ13とは別に
岸辺等に配置される。
【0020】次に、上記構成の第1の実施の形態の水質
浄化装置11の作動を図5に示すフローチャートを参照
して以下に説明する。まず、水質浄化を行う浄化処理に
おいては、管路36b内の水面10cに浮かべられた内
部フロート38が外部フロート41の下側リードスイッ
チ43の側方に位置してそのマグネット39で下側リー
ドスイッチ43をONしていないことを条件として(ス
テップS1)、コントローラ45により、洗浄手段34
を停止状態としてポンプ33を作動させるよう、切換弁
29でコンプレッサ30の吐出側を空気噴出管21に連
結させるとともにリレー回路47を介してコンプレッサ
30を作動状態にすると(ステップS2)、コンプレッ
サ30からの空気が空気噴出孔22から噴出される。こ
れにより、上述したように、揚水管18内に上方への水
流が生じ、その結果、集水管15の集水孔16から処理
槽32内側の水を吸込んでフィルタカートリッジ14の
外部に排出させ、強制的にフィルタカートリッジ14の
外側の水が処理槽32を通過して内側に至って浄化され
る。このようにして、浄化対象10の水は、処理槽32
で浄化されて再び浄化対象10に戻され、このような水
の環流で浄化対象が浄化される。
【0021】次に、上記浄化処理を行うことでフィルタ
カートリッジ13に汚泥が溜まり詰りが生じて浄化処理
能力が低下することになると、フィルタカートリッジ1
3の内側に挿入された集水管15を介して水を吸込むポ
ンプ33の吸込側の負圧が上昇し、よって、延出管37
を介して該ポンプ33の吸込側に一端が連通され他端が
水面上に開口された検出管36の管路36b内の水面1
0cが検出管36外の水面10aに対し下がることにな
る。そして、管路36b内の水面10cに浮かべられた
内部フロート38が下側リードスイッチ43の側方に位
置してそのマグネット39で下側リードスイッチ43を
ONする(ステップS1)と、該ON信号を受けてコン
トローラ45は、ポンプ33を停止させて洗浄手段34
を作動させるよう、切換弁29を切り換えて、コンプレ
ッサ30から導入管27に空気を供給させ、曝気管24
の曝気孔25から噴出させる洗浄処理を行う(ステップ
S3)。これにより、上述したように汚泥は、空気の移
動による衝撃等で処理槽32を構成する木炭31から剥
離等されるとともに、空気の移動による生じる水流でフ
ィルタカートリッジ13の外部に運搬され、このように
してフィルタカートリッジ13が洗浄される。
【0022】コントローラ45は、上記洗浄処理を予め
定められた一定時間行わせて(ステップS4)、その
後、洗浄手段34を停止させてポンプ33を作動させる
よう、切換弁29でコンプレッサ30の吐出側を空気噴
出管21に連結させ、コンプレッサ30からの空気を空
気噴出孔22から噴出させる(ステップS5)。これに
より、集水管15から吸込みが行われることになり、コ
ントローラ45は、この状態で上側リードスイッチ42
が内部フロート38のマグネット39によりONされな
い場合(ステップS6)、すなわちポンプ33の吸込側
の負圧が十分に低下せず管路36b内の水面10cに浮
かべられた内部フロート38が上側リードスイッチ42
の側方まで達しない場合、洗浄処理がさらに必要である
と判定して、ステップS3に戻り、切換弁29を切り換
えてコンプレッサ30から導入管27に空気を供給さ
せ、曝気管24の曝気孔25から噴出させる洗浄処理を
行う。
【0023】そして、コントローラ45は、上側リード
スイッチ42が内部フロート38のマグネット39によ
りONされるまで、所定時間の洗浄とポンプ33の吸込
みによる吸込側の負圧発生とを繰り返し行う(ステップ
S3〜S6)。一方、ポンプ33の吸込みを行った際
に、上側リードスイッチ42が内部フロート38のマグ
ネット39によりONされた場合(ステップS6)、フ
ィルタカートリッジ13の詰りが十分に解消されたと判
定して、通常の浄化処理を実行する(ステップS2)。
【0024】以上のように、第1の実施の形態の水質浄
化装置によれば、フィルタカートリッジ13が詰ると、
その内側に挿入された集水管15を介して水を吸込むポ
ンプ33の吸込側の負圧が上昇し、よって、該ポンプ3
3の吸込側に一端が連通され他端が水面上に開口された
検出管36の管路36b内の水面10cが管路36外の
水面10aに対し下がることになる。そして、コントロ
ーラ45は、管路36b内の水面10cの下がりにより
該水面10cに浮された内部フロート38が管路36b
外の水面10aに対し所定距離深い位置に位置した場合
にこれをマグネット39による下側リードスイッチ43
のONで検出して洗浄手段34によりフィルタカートリ
ッジ13を洗浄させることになる。このように、フィル
タカートリッジ13の詰り具合いに相関するポンプ33
の吸込側の負圧の上昇に応じて変化する内部フロート3
8の位置を検出することによりフィルタカートリッジ1
3の詰り具合いに応じて洗浄を行うことになる。
【0025】したがって、フィルタカートリッジ13の
詰りの進行速度に合わせて最適な洗浄間隔を得ることが
でき、その結果、長期間にわたって安定した浄化性能を
得ることができる。しかも、ポンプ33の吸込側の負圧
の上昇を、該ポンプ33の吸込側に連通する管路36b
内の水面10cの位置変化を検出するという簡素な構成
で実現できる。
【0026】次に、本発明の第2の実施の形態を図6お
よび図7を参照して第1の実施の形態との相違部分を中
心に以下に説明する。まず、第2の実施の形態の水質浄
化装置51は、池あるいは湖沼等の浄化対象10に浮遊
されて用いられるもので、水に浮せるためのメインフロ
ート52と、メインフロート52の下側に着脱自在に支
持されて水面10a下に配置されるフィルタカートリッ
ジ(フィルタ)53と、メインフロート52の上側に固
定されて水面10a上に配置されるコントロールボック
ス54とを有している。
【0027】フィルタカートリッジ53は、略円筒状を
なすもので、メインフロート52で水面10a下に吊ら
れた状態において軸線が鉛直方向に沿わされるようにな
っている。そして、網状の外円筒部56と、該外円筒部
56の内側に同軸状に配置される内円筒部57と、外円
筒部56と内円筒部57との間の隙間の上方向の開口を
覆うよう設けられた有孔円板状の閉塞部58と、外円筒
部56および内円筒部57のすべての下方向の開口を閉
塞するよう設けられた円板状の閉塞部59とを有してい
る。なお、内円筒部57には、外円筒部56方向に突出
するとともに内円筒部57の内周側に開口する管部60
が多数設けられており、これら管部60には、内外を貫
通する流入孔61が多数形成されている。
【0028】そして、閉塞部58,59と外円筒部56
と内円筒部57との間の隙間には、外円筒部56の網目
および流入孔61より径大の濾過材としての木炭63が
多数充填されしかも有機物を分解する好気性の微生物が
担持されて処理槽64が形成されている。上側の閉塞部
58には取付板65を介して集水管66が取り付けられ
ている。この集水管66は、円筒状をなすもので、上部
側が取付板65に嵌合固定されている。
【0029】集水管66は、内円筒部57、閉塞部59
および取付板65の間の内部隙間部67内における閉塞
部59の若干上側位置に下端開口部66aを開口させて
おり、上端開口部66bを、浄化対象10に開口するフ
ィルタカートリッジ53とメインフロート52との間の
隙間に連通するよう上方向に開口させている。
【0030】取付板65には、集水管66と内円筒部5
7との間にこれらに平行をなすよう空気噴出管68が固
定されている。該空気噴出管68は、下端側が屈曲形状
をなして集水管66の下部内に挿入されており、該集水
管66内に位置する端部には内外を貫通させる空気噴出
孔69が下端開口部66aより若干上側の所定位置に多
数設けられている。該空気噴出管68の他端側にはコン
トロールボックス54に導かれる配管71が連結されて
いる。
【0031】また、処理槽64内には、その閉塞部59
の近傍に、閉塞部59に沿って配置されて円筒状の曝気
管72が設けられ、該曝気管72には、内外を貫通する
曝気孔73が多数形成されている。また、曝気管72の
基端側には、円筒状の導入管74の一端側が連結されて
おり、該導入管74は鉛直に延在するよう他端側が閉塞
部58に固定されていて、その他端側にはコントロール
ボックス54に導かれる配管75が連結されている。
【0032】そして、導入管74に連結された配管75
および空気噴出管68に連結された配管71は、コント
ロールボックス54内において、第1の実施の形態と同
様の2位置3ポートの電磁式の切換弁76を介して一つ
のコンプレッサ77に連結されている。
【0033】ここで、コンプレッサ77から空気噴出管
68に向け空気を供給すると、該空気は空気噴出孔69
から噴出され集水管66内で気泡となって下から上へ移
動し、この気泡の移動で、該集水管66内に上方への水
流が生じ、よってその下端開口部66aから処理槽64
の内側の内部隙間部67の水すなわちすでに処理槽64
を通過した水を吸込んで、上端開口部66bから外部に
排出させる。これにより、強制的にフィルタカートリッ
ジ53の外側の水が処理槽64を通過して内側に至り浄
化される。なお、この場合、コンプレッサ77、切換弁
76、配管71、空気噴出管68および集水管66が、
フィルタカートリッジ53の内側から水を吸込むことに
より該フィルタカートリッジ53に外側から内側への水
流を発生させるポンプ78を構成している。
【0034】また、コンプレッサ77から導入管74に
向け空気を供給すると、供給された空気は曝気管72の
曝気孔73から噴出され、気泡となって、処理槽64内
を主として上方に移動する。この気泡の移動により、フ
ィルタカートリッジ53が洗浄される。なお、この場
合、コンプレッサ77、切換弁76、配管75、導入管
74および曝気管72が、フィルタカートリッジ53を
洗浄する洗浄手段79を構成している。
【0035】フィルタカートリッジ53の側部には、可
撓性を有する連結管81が設けられており、その一端側
は、外側に固定された外部フロート80により鉛直に沿
って浄化対象10に浮かされた直線円筒状の検出管82
の下端部に連結されていて、該検出管82の連結管81
に対し反対側の開口部82aは、水面10a上に開放さ
れている。また、連結管81の他端側には、処理槽64
内を通って内部隙間部67内の集水管66の下端開口部
66a付近まで延出し該下端開口部66aに近接して一
端が開口する延出管83の他端側が連結されている。
【0036】そして、検出管82の内側の管路82bに
は、第1の実施の形態と同様の、マグネット84が内蔵
された内部フロート85が設けられている。また、検出
管82の外側に固定された外部フロート80にも、第1
の実施の形態と同様の上側リードスイッチ86と下側リ
ードスイッチ87とが内蔵されており、これら上側リー
ドスイッチ86および下側リードスイッチ87は、コン
トロールボックス54内で切換弁76の切り換えを制御
するコントローラ(制御手段)88に接続されていて、
該コントローラ88には、図示せぬ外部電源に接続され
るとともにコンプレッサ77に接続されて、外部電源の
電力をコンプレッサ77に供給するためのスイッチとし
ての図示せぬリレー回路が接続されている。
【0037】なお、外部フロート80および検出管82
は、連結管81が可撓性を有することから、一体に移動
可能であり、よって、水面10aに対する高さ位置が一
定しており、その結果上側リードスイッチ86および下
側リードスイッチ87も水面10aに対し一定の高さに
維持される。
【0038】このような構成の第2の実施の形態の水質
浄化装置51も、第1の実施の形態と同様、浄化処理に
よりフィルタカートリッジ53に汚泥が溜まり詰りが生
じて浄化処理能力が低下することになると、フィルタカ
ートリッジ53の内側に挿入された集水管66を介して
水を吸込むポンプ78の吸込側の負圧が上昇し、よっ
て、延出管83を介して該ポンプ78の吸込側に一端が
連通され他端が水面上に開口された検出管82の管路8
2b内の水面10cが検出管82外の水面10aに対し
下がることになる。
【0039】そして、管路82b内の水面10cに浮か
べられた内部フロート85が下側リードスイッチ87の
側方に位置してそのマグネット84で下側リードスイッ
チ87をONすると、該ON信号を受けてコントローラ
88は、洗浄手段79によりフィルタカートリッジ53
の洗浄処理を所定時間実行させ、その後、ポンプ78で
集水管66から吸込みを行わせ、上側リードスイッチ8
6が内部フロート85のマグネット84によりONされ
るまで、洗浄手段79による所定時間の洗浄とポンプ7
8の吸込みによる吸込側の負圧発生とを繰り返し行う。
したがって、第2の実施の形態の水質浄化装置51も、
第1の実施の形態と同様の効果を発揮することができ
る。
【0040】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の水質浄化
装置は、フィルタが詰ると、フィルタの内側に挿入され
た集水管を介して水を吸込むポンプの吸込側の負圧が上
昇し、よって、該ポンプの吸込側に一端が連通され他端
が水面上に開口された管路内の水面が管路外の水面に対
し下がることになる。そして、制御手段は、管路内の水
面の下がりにより該水面に浮された内部フロートが管路
外の水面に対し所定距離深い位置に位置した場合にこれ
をセンサで検出して洗浄手段によりフィルタを洗浄させ
ることになる。このように、フィルタの詰り具合いに相
関するポンプの吸込側の負圧の上昇に応じて変化する内
部フロートの位置を検出することによりフィルタの詰り
具合いに応じて洗浄を行うことになる。したがって、フ
ィルタの詰りの進行速度に合わせて最適な洗浄間隔を得
ることができ、その結果、長期間にわたって安定した浄
化性能を得ることができる。しかも、ポンプの吸込側の
負圧の上昇を、該ポンプの吸込側に連通する管路内の水
面位置変化を検出するという簡素な構成で実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の水質浄化装置の第1の実施の形態を示
す側断面図である。
【図2】本発明の水質浄化装置の第1の実施の形態を示
すものであって、濾過材としての木炭および箱体の上面
部を除いた平面図である。
【図3】本発明の水質浄化装置の第1の実施の形態の制
御系を示すブロック図である。
【図4】本発明の水質浄化装置の第1の実施の形態の要
部を示す側断面図である。
【図5】本発明の水質浄化装置の第1の実施の形態の制
御内容を示すフローチャートである。
【図6】本発明の水質浄化装置の第2の実施の形態を示
す側断面図である。
【図7】本発明の水質浄化装置の第2の実施の形態の要
部を示す側断面図である。
【符号の説明】
11,51 水質浄化装置 13,53 フィルタカートリッジ(フィルタ) 15,66 集水管 33,78 ポンプ 34,79 洗浄手段 36b,82b 管路 38,85 内部フロート 39,84 マグネット(センサ) 43,87 下側リードスイッチ(センサ) 45,88 コントローラ(制御手段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水面下に配置されるフィルタと、 該フィルタの内側に挿入された集水管を介して水を吸込
    むことにより該フィルタに外側から内側への水流を発生
    させるポンプと、 前記フィルタを洗浄する洗浄手段と、 一端が前記ポンプの吸込側に連通されるとともに他端が
    水面上に開口された管路と、 該管路内の水面に浮かされた状態で該管路の内側に移動
    自在に設けられた内部フロートと、 管路外の水面に対し所定距離深い位置に位置した前記内
    部フロートを検出するセンサと、 該センサが前記内部フロートを検出した場合に、前記洗
    浄手段により前記フィルタを洗浄させる制御手段と、を
    具備することを特徴とする水質浄化装置。
JP7300271A 1995-11-17 1995-11-17 水質浄化装置 Pending JPH09141017A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000107791A (ja) * 1998-09-30 2000-04-18 Mitsubishi Rayon Co Ltd 活性汚泥処理装置
JP2005218992A (ja) * 2004-02-06 2005-08-18 Unitika Ltd 整流機構付き流入水管
KR100672552B1 (ko) * 2000-03-07 2007-01-23 엘지전자 주식회사 정수필터를 구비한 냉장고의 필터막힘 검출장치 및필터교환 표시방법

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Effective date: 20021203