JPH09108686A - 水質浄化装置 - Google Patents

水質浄化装置

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JPH09108686A
JPH09108686A JP7271334A JP27133495A JPH09108686A JP H09108686 A JPH09108686 A JP H09108686A JP 7271334 A JP7271334 A JP 7271334A JP 27133495 A JP27133495 A JP 27133495A JP H09108686 A JPH09108686 A JP H09108686A
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water
tank
filter
compressed air
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JP7271334A
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Daisuke Tanabe
大輔 田邊
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Tokico Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィルタの洗浄を十分に行うことができる水
質浄化装置を提供する。 【解決手段】 圧縮空気を貯蔵可能なタンク部47と、
該タンク部47に圧縮空気を供給する圧縮空気供給手段
56とを有し、タンク部47には、内外を連通させて空
気をフィルタ30に向け噴出可能な空気噴出孔49と、
該空気噴出孔49を開閉させる開閉手段50とが設けら
れている。これにより、圧縮空気供給手段56から供給
される空気を一旦タンク部47に貯蔵しその圧力を高め
た状態で開閉手段50で空気噴出孔49を開かせること
で大量の空気をフィルタ30に向け噴出させることがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば湖沼、池、
ダム、溜池、貯水池、河川、用水路、堀、運河、水槽等
において水を浄化する水質浄化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】湖沼、池、ダム、溜池、貯水池、河川、
用水路、堀、運河、水槽等の浄化対象において、水質汚
染対策として水を浄化する水質浄化装置を設置すること
が行われている。このような水質浄化装置として、水面
下に配置されるフィルタと、該フィルタに水を強制的に
通過させて浄化させる通水手段とを有するものがある。
ところで、長期間の使用によりフィルタに目詰りを生じ
ることが予想されるため、空気圧縮機・ボンベ等の空気
供給手段に連結されるとともに内外を連通させる開口部
が多数設けられた配管をフィルタの下側に導き、該配管
に空気圧縮機から空気を導入することにより空気を前記
開口部から噴出させフィルタ内に通過させて、フィルタ
を振動させ洗浄を行うことが考えられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記水質浄化装置にお
いては、単に空気圧縮機等の空気供給手段から配管を介
して該配管に設けられた開口部から空気を噴出させるも
のであるため、空気供給手段の能力以上の噴出量を得る
ことはできず、十分な洗浄が行えない場合があった。フ
ィルタの洗浄を十分に行えないと、水質浄化の処理能力
も勿論低下してしまうことになる。したがって、本発明
の目的は、フィルタの洗浄を十分に行うことができる水
質浄化装置を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1記載の水質浄化装置は、水面下に
配置されるフィルタと、該フィルタに水を強制的に通過
させて浄化させる通水手段とを有するものであって、圧
縮空気を貯蔵可能なタンク部と、該タンク部に圧縮空気
を供給する圧縮空気供給手段とを有し、前記タンク部に
は、内外を連通させて空気を前記フィルタに向け噴出可
能な空気噴出孔と、該空気噴出孔を開閉させる開閉手段
とが設けられていることを特徴としている。これによ
り、圧縮空気供給手段から供給される圧縮空気を一旦タ
ンク部に貯蔵しその圧力を高めた状態で開閉手段で空気
噴出孔を開かせることで大量の空気をフィルタに向け噴
出させることができる。また、タンク部内に空気が溜め
られるので、タンク部が浮力を助勢する。
【0005】本発明の請求項2記載の水質浄化装置は、
上記に加えて、前記タンク部内の圧力を検出する圧力セ
ンサと、該圧力センサの検出結果に基づいて前記圧縮空
気供給手段を制御する制御手段とを具備してなることを
特徴としている。これにより、圧力センサで所定の圧力
が検出された場合停止するように制御手段が圧縮空気供
給手段を制御すれば、タンク部内の圧力が必要以上に高
くなってしまうことを防止できる。また、前記所定の圧
力の設定を変更することにより、噴出させる空気量を調
整できる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の水質浄化装置の一の実施
の形態を図面を参照して以下に説明する。まず、図1に
おいて符号11で示すものが水質浄化装置である。この
水質浄化装置11は、池あるいは湖沼等の浄化対象12
に浮遊されて用いられるもので、水に浮せるためのフロ
ート13と、フロート13の下側に着脱自在に支持され
て水面12a下に配置されるフィルタカートリッジ14
と、フロート13の上側に固定されて水面12a上に配
置される筐体15とを有している。
【0007】フィルタカートリッジ14は、略円筒状を
なすもので、フロート13で水面12a下に吊られた状
態において軸線が鉛直方向に沿わされるようになってい
る。そして、円筒状に形成されるとともに多数の集水孔
18が全面に形成された外円筒部19と、該外円筒部1
9の内側に同軸状に配置されるとともに多数の流入孔2
1が全面に形成された内円筒部22と、内円筒部22よ
り大径の取付孔24が形成されるとともに外円筒部19
と内円筒部22との間の隙間の上方向の開口を覆うよう
外円筒部19に密に設けられた有孔円板状の閉塞部25
と、内円筒部22の下端部に外円筒部19および内円筒
部22のすべての下方向の開口を閉塞するよう設けられ
た円板状の閉塞部27とを有している。なお、これらは
ステンレス鋼や塩化ビニル等の非腐食性の材料や非腐食
処理された鋼板等からなっている。
【0008】そして、閉塞部25,27と外円筒部19
と内円筒部22との間の隙間には、集水孔18および流
入孔21より径大の濾過材としての木炭29が多数充填
されしかも有機物を分解する好気性の微生物が担持され
て処理槽(フィルタ)30が形成されている。上側の閉
塞部25の取付孔24には塩化ビニル等からなる揚水管
(通水手段)33が取り付けられている。
【0009】この揚水管33は、円筒状をなす主部34
と、該主部34の一端部に半径方向外方に突出するよう
全周にわたって設けられたフランジ部35とを有してお
り、該フランジ部35の外周部が閉塞部25の取付孔2
4に密に嵌合固定され、該フランジ部35の下面が内円
筒部22に密に固定されている。これにより、閉塞部2
7、内円筒部22および揚水管33で画成される内部隙
間部31は処理槽30または揚水管33の内側を介する
以外での浄化対象12への連通が不可とされている。
【0010】揚水管33は、内部隙間部31内における
閉塞部27の若干上側位置に下端開口部33aを開口さ
せており、上端開口部33bを、浄化対象12に開口す
るフィルタカートリッジ14とフロート13との間の隙
間に連通するよう上方向に開口させている。揚水管33
には、円筒状のエア噴出管(通水手段)37が隙間をも
って挿通されており、該エア噴出管37は、下端が揚水
管33内において下端開口部33aより若干上側の所定
位置に位置され上部側が揚水管33より上方に延出され
た状態で支持部材39によりフランジ部35に固定され
ており、該エア噴出管37の上端部には筐体15に導か
れる配管40が連結されている。エア噴出管37の下端
部近傍には内外を連通させる噴出孔38が多数形成され
ている。筐体15は、外部から水が侵入しにくいように
図示せぬブラインド等で閉塞された図示せぬ通気孔を有
しており、その内部に、浄化用空気圧縮機(通水手段)
44が設けられ、該浄化用空気圧縮機44の空気吐出側
が配管40に連結されている。
【0011】そして、この実施の形態において、外円筒
部19は閉塞部27より下方に連続的に延出された延出
部45を有し、また、延出部45の下端開口部には、該
開口部を密に閉塞させる円板状の閉塞部46が閉塞部2
7と平行に設けられており、これら外円筒部19の延出
部45、閉塞部46および閉塞部27で、処理槽30の
下側に圧縮空気を貯蔵可能なタンク部47を画成してい
る。なお、外円筒部19の少なくとも延出部45と閉塞
部46と閉塞部27とは、耐圧耐腐食性があって十分な
硬さをもつ材質とされている。
【0012】また、閉塞部27の外円筒部19と内円筒
部22との間の位置には、図2に示すように、外円筒部
19の軸線と平行に延在してタンク部47の内部を処理
槽30の下部に連通可能とする多数の空気噴出孔49
が、例えば閉塞部27の中心からの距離をすべて一致さ
せ隣り合うもの同士が等距離離間するよう配置されてい
る。そして、これら空気噴出孔49には、各空気噴出孔
49を開閉させる電磁式開閉弁(開閉手段)50がそれ
ぞれ設けられている。なお、空気噴出孔49および電磁
開閉弁50には、それぞれ周方向に順に番号1〜Nが設
定されており、空気噴出孔49とこれに設けられた電磁
開閉弁50との組み合わせにおいては、すべて前記番号
が同一になっている。また、閉塞部46には、外円筒部
19の軸線と平行に延在してタンク部47の内部を外部
に連通させる排水孔52が一つ設けられており、排水孔
52にはこれを開閉させる電磁式開閉弁53が設けられ
ている。
【0013】さらに、外円筒部19の延出部45にはタ
ンク部47内に連通するよう配管55の一端部が取り付
けられており、該配管55の他端部は、筐体15内に設
けられた洗浄用空気圧縮機(圧縮空気供給手段)56の
空気吐出側に連結されている。なお、洗浄用空気圧縮機
56の空気吐出側には吐出方向に対し逆方向の空気の流
れを防止する機構が設けられている。加えて、タンク部
47内には、閉塞部27と延出部45との境界部分近傍
に該タンク部47内の圧力を検出する圧力センサ58が
設けられている。なお、該圧力センサ58は、空気圧縮
機44,56および全電磁開閉弁50,53とともに、
筐体15内に設けられたコントローラ(制御手段)60
に電気的に接続されている。なお、タンク部47は、空
気噴出孔49、排水孔52および配管55以外では外部
に連通不可とされている。
【0014】コントローラ60は、外部電源61に接続
されており、該外部電源61からの電力を適宜設定変更
等して適宜のタイミングで空気圧縮機44,56あるい
は各電磁開閉弁50,53に供給する。なお、この水質
浄化装置11は、風等により移動しないように、岸から
の図示せぬロープやワイヤ等がフロート13に連結され
ている。
【0015】次に、上記水質浄化装置の作動について図
3および図4に示すフローチャートを参照して以下に説
明する。コントローラ60が、例えば水質浄化装置11
の電源立ち上げとともに、浄化用空気圧縮機44の駆動
を開始させて、浄化処理を開始する(ステップS1)。
すると、空気圧縮機44の発生した空気がエア噴出管3
7に供給され、該供給された空気がエア噴出管37の噴
出孔38から噴出されて気泡となって、揚水管33内で
下から上へ移動し、よって、揚水管33内に上方への水
流が生じて、揚水管33の下端開口部33aから内部隙
間部31内の水が汲み上げられ上端開口部33bから外
部に排出される。これにより、強制的にフィルタカート
リッジ14の側部外側の水が、外円筒部19の集水孔1
8から処理槽30に至り該処理槽30を半径方向内方に
通過して内円筒部22の流入孔21から内部隙間部31
に至る。
【0016】そして、上記処理槽30の通過時に、処理
槽30を構成する木炭29に担持された好気性微生物
に、アオコ等の藻類や有機質浮遊物質、溶解性有機物質
等が分解されることで水が浄化される。このようにし
て、処理槽30で浄化された水が揚水管33から外部に
再び排出され、このような水の環流で浄化対象12が浄
化される。なお、好気性微生物による浄化効率を最大限
得るために処理槽30における水の通過速度は、0.5
〜4cm/分程度とするのが好ましい。
【0017】上記ステップS1における浄化用空気圧縮
機44の駆動の開始に続いて、図4に示すフローチャー
トにしたがった以下の空気貯蔵処理を開始させて(ステ
ップS2)、タンク部47内に圧縮空気を貯蔵する。す
なわち、空気噴出孔49の電磁開閉弁50をすべて閉状
態とし(ステップSA1)、排水孔52の電磁開閉弁5
3を開状態として(ステップSA2)、空気導入用タイ
マtをリセットする(ステップSA3)。次に、洗浄用
空気圧縮機56を駆動すると(ステップSA4)、圧縮
空気がタンク部47内に導入され、これにともなってタ
ンク部47内の水が排水孔52から排出させられる。そ
して、タンク部47内を満たす量の水がすべて排出され
るのに十分な所定時間T1が経過した(t≧T1)か否
(t<T1)かを空気導入用タイマtの計時時間により
判定し(ステップSA5)、タンク部47内から水がす
べて排出されるのに十分な時間T1が経過するまで、こ
の状態でタンク部47内に圧縮空気を供給し続ける。時
間T1が経過したと判定されると、排水孔52の電磁開
閉弁53を閉状態とし(ステップSA6)、タンク部4
7内に導入される圧縮空気の圧力すなわちタンク部47
内の圧力Pを圧力センサ58により測定する(ステップ
SA7)。
【0018】ここで、タンク部47内の圧力Pを予め設
定された設定圧力PSと比較し(ステップSA8)、P
<PSが満たされる場合には、タンク部47内の圧力が
設定圧力に達していないとして、この状態でタンク部4
7内に圧縮空気を導入し続ける。P<PSが満たされな
い場合すなわちP≧PSの場合は、洗浄用空気圧縮機5
6を停止し(ステップSA9)、タンク部47内に溜ま
った圧縮空気が十分な圧力に達したこと示す信号をコン
トローラ60に出力し(ステップSA10)、終了す
る。
【0019】ここで、浄化処理を行うことで処理槽30
の木炭29に担持された好気性微生物が増殖しまたは好
気性微生物が分解した後のフンが処理槽30内に溜まっ
て浄化処理能力が低下することになるため、これらを除
去する洗浄処理を行うか否かを、前回の洗浄処理完了時
に計時が開始されている洗浄間隔タイマの計時時間によ
り、上記ステップS2における空気貯蔵処理の開始に続
いて判定し(ステップS3)、処理槽30の洗浄処理を
行わなくてよい場合はステップS1に戻り、浄化処理を
繰り返す。処理槽30の洗浄処理を行う場合、浄化用空
気圧縮機44の作動を停止させて、カウンタをn=1と
する(ステップS4)。
【0020】タンク部47内に圧縮空気が十分溜まって
いるか否かを、タンク部47内の圧縮空気が十分な圧力
に達したことを示す信号が出力されているか否かにより
コントローラ60で判定し(ステップS5)、圧縮空気
が十分溜まっていない場合すなわち十分な圧力に達した
ことを示す信号が出力されていない場合、そのままの状
態で圧縮空気が十分に溜まるまで待機する。圧縮空気が
十分溜まった場合すなわち十分な圧力に達したことを示
す信号が出力されている場合、番号1〜Nの電磁開閉弁
50のうちの番号nの電磁開閉弁50を開弁し、同じく
番号nの空気噴出孔49から空気を噴出させる(ステッ
プS6)。
【0021】これにより、タンク部47内に溜められて
いた空気が該番号nの空気噴出孔49から処理槽30内
に一度に大量に噴出される。すると、処理槽30内で空
気が上昇し、該空気の上昇で付近の木炭29が振動し、
増殖した好気性微生物あるいは好気性微生物が分解した
後のフン等が木炭29から剥離除去される。これによ
り、処理槽30の空気通過部分近傍が洗浄され、この部
分についての浄化処理能力を回復することができる。
【0022】上記ステップS6における番号nの空気噴
出孔49の開放の後、洗浄時間タイマtをリセットし
(ステップS7)、タンク部47内の空気が放出される
のに十分な時間T2が経過した(t≧T2)か否(t<T
2)かを判定して(ステップS8)、経過していないの
であれば前記電磁開閉弁50を開弁状態に維持して空気
の噴出状態を持続させ、時間T2が経過した場合、番号
1〜Nの電磁開閉弁50のうちの最後の番号Nの電磁開
閉弁50が開弁された(n=N)か否(n≠N)かを判
定して(ステップS9)、最後の番号Nの電磁開閉弁5
0が開弁された場合すなわち番号1〜Nの全ての空気噴
出孔49から一回り空気を噴出させ処理槽30全体の洗
浄を終えた場合、このような処理槽30の洗浄処理を終
了し、ステップS1に戻って再び浄化処理を行う。他
方、最後の番号Nの電磁開閉弁50が開弁されていない
場合、カウンタnを1つ加算し(ステップS10)、図
4に示すフローチャートにしたがった空気貯蔵処理を開
始させて(ステップS11)、ステップS5に戻って処
理槽30の洗浄処理を続ける。
【0023】以上により、この実施の形態においては、
洗浄用空気圧縮機56から供給される圧縮空気を一旦タ
ンク部47に貯蔵しその圧力を高めた状態で電磁開閉弁
50で空気噴出孔49を開かせることで大量の空気を処
理槽30に向け噴出させることができる。したがって、
処理槽30の洗浄を十分に行うことができる。
【0024】加えて、多数の空気噴出孔49からの空気
の噴出位置を順次変えることにより、洗浄用空気圧縮機
56として比較的低圧小型のものを用いた場合にも満遍
なく洗浄を行うことができる。また、圧力センサ58で
所定の設定圧力PSが検出された場合停止するようにコ
ントローラ60が洗浄用空気圧縮機56を制御するの
で、タンク部47内の圧力が必要以上に高くなってしま
うことを防止できる。
【0025】さらに、コントローラ60における前記設
定圧力PSの設定を変更することにより、タンク部47
内の空気圧を変更することができ、結果としてタンク部
47から噴出させる空気量を調整できる。したがって、
処理槽30の目詰り状態等に応じてタンク部47から噴
出させる空気量を、目詰りが顕著な場合多くする等最適
に制御することができる。また、タンク部47内には圧
縮空気が溜められるよう制御されるので、タンク部47
が浮力を助勢し、よって、フロート13を小さくするこ
とができる。したがって、景観上好ましい。
【0026】加えて、外円筒部19の延出部45、閉塞
部27および閉塞部46が、耐圧耐腐食性があって十分
な硬さをもつ材質とされているため、例えば、水域の底
面に石や木等の異物が存在した場合でも、これらが処理
槽30に直接当ることを防止して保護することができ
る。
【0027】なお、上記装置を以下のように変更するこ
とも可能である。フィルタカートリッジ14の処理槽3
0の下側に別体で製作したタンク部47を設けてもよ
い。この場合、タンク部47の上面に上記空気噴出孔4
9および電磁開閉弁50を設けておき、閉塞部27の代
りにこのタンク部47の上面で処理槽30の下側を閉塞
させることができる。
【0028】さらに、図5に示すように、タンク部47
を処理槽30に連通させる番号1〜Nの多数の第一の空
気噴出孔62を閉塞部27に、例えば該閉塞部27の中
心からの距離を一致させ隣り合うもの同士が等距離離間
するよう配置し、該閉塞部27の下側にモータ63の駆
動で回転する円板64を同軸に接触状態で設けて、該円
板64に該円板64の回転で第一の空気噴出孔62に順
次連通可能な第二の空気噴出孔65を一つ設け、そし
て、該第二の空気噴出孔65にこれを開閉可能な電磁開
閉弁(開閉手段)66を一つ設けてもよい。この場合、
上述した処理槽30の洗浄処理における番号1〜Nの電
磁開閉弁50の順次の開作動に代えて、番号1〜Nの第
一の空気噴出孔62へ第二の空気噴出孔65をモータ6
3の回転で順次一致連通させ、一致状態で電磁開閉弁6
6を開状態とすることにより、上述した処理槽30の洗
浄処理と同様に空気の噴出位置を順次変えることができ
る。
【0029】この変形として、円板64の第二の空気噴
出孔65に電磁開閉弁66を設けずに、該第二の空気噴
出孔65がいずれの第一の空気噴出孔62とも一致連通
しない位置を設け、モータ63で円板64を回転させて
第二の空気噴出孔65を多数の第一の空気噴出孔62に
順次一致連通させて処理槽30の洗浄処理を行うととも
に、洗浄処理を行わない状態においては、モータ63で
円板64を回転させて第二の空気噴出孔65がいずれの
第一の空気噴出孔62とも一致連通しない状態となるよ
うにしてもよい。
【0030】さらに、上述のように空気噴出孔49に設
けられた電磁開閉弁50を順次開作動させるのではな
く、処理槽30に目詰りが生じると予測される所定時間
間隔毎に、すべての電磁開閉弁50を同時に開状態とす
ることで、タンク部47内に貯蔵されていた空気をすべ
ての空気噴出孔49から同時に処理槽30に向け噴出さ
せることも可能である。
【0031】この変形として、閉塞部27の下側にモー
タの駆動で回転する円板を接触状態で設け、この円板
に、すべての空気噴出孔49がタンク部47と処理槽3
0とを連通させる状態と、すべての空気噴出孔49がタ
ンク部47と処理槽30とを連通させない状態とを該円
板の異なる角度位置で切り換える多数の他の空気噴出孔
を設け、モータで円板を回転させてすべての前記他の空
気噴出孔をすべての空気噴出孔と一致連通させて処理槽
30の洗浄を行うとともに、洗浄処理を行わない状態に
おいては、モータで円板を回転させてすべての前記他の
空気噴出孔がいずれの空気噴出孔49とも一致連通しな
い状態となるようにしてもよい。
【0032】さらに、上記した空気圧縮機44,56の
代りに圧縮空気が貯留されたボンベを用いることも可能
である。また、タンク部47は処理槽30の下部に限定
されることなく景観上問題とならない任意の位置に設置
することが可能である。加えて、洗浄処理時において、
ステップS6における電磁開閉弁50の開弁すなわちタ
ンク部47から処理槽30への空気噴出と同時に洗浄用
空気圧縮機56を作動させ、この作動状態をステップS
2あるいはステップS11で実行される空気貯蔵処理の
ステップSA9まで維持させることも可能である。この
場合、ステップSA4の処理は不要となる。
【0033】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の請求項1
記載の水質浄化装置によれば、圧縮空気供給手段から供
給される圧縮空気を一旦タンク部に貯蔵しその圧力を高
めた状態で開閉手段で空気噴出孔を開かせることで大量
の空気をフィルタに向け噴出させることができる。した
がって、フィルタの洗浄を十分に行うことができる。ま
た、タンク部内に圧縮空気が溜められるので、タンク部
が浮力を助勢することになり、したがって、該装置に浮
力を生じさせる他の部材がある場合これを小さくするこ
とができる。
【0034】本発明の請求項2記載の水質浄化装置は、
圧力センサで所定の圧力が検出された場合停止するよう
に制御手段が圧縮空気供給手段を制御すれば、タンク部
内の圧力が必要以上に高くなってしまうことを防止でき
る。また、前記所定の圧力の設定を変更することによ
り、噴出させる空気量を調整でき、よって、処理槽の目
詰り状態等に応じて噴出させる空気量を最適にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の水質浄化装置の一の実施の形態を示す
側断面図である。
【図2】本発明の水質浄化装置の一の実施の形態の要部
を示す側断面図である。
【図3】本発明の水質浄化装置の一の実施の形態の全体
処理の制御内容を示すフローチャートである。
【図4】本発明の水質浄化装置の一の実施の形態の空気
貯蔵処理の制御内容を示すフローチャートである。
【図5】本発明の水質浄化装置の別の実施の形態の要部
を示す側断面図である。
【符号の説明】
11 水質浄化装置 12a 水面 30 処理槽(フィルタ) 33 揚水管(通水手段) 37 エア噴出管(通水手段) 44 浄化用空気圧縮機(通水手段) 47 タンク部 49 空気噴出孔 50 電磁式開閉弁(開閉手段) 56 洗浄用空気圧縮機(圧縮空気供給手段) 58 圧力センサ 60 コントローラ(制御手段) 62 第一の空気噴出孔 65 第二の空気噴出孔 66 電磁式開閉弁

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水面下に配置されるフィルタと、該フィ
    ルタに水を強制的に通過させて浄化させる通水手段とを
    有する水質浄化装置であって、 圧縮空気を貯蔵可能なタンク部と、 該タンク部に圧縮空気を供給する圧縮空気供給手段とを
    有し、 前記タンク部には、内外を連通させて空気を前記フィル
    タに向け噴出可能な空気噴出孔と、該空気噴出孔を開閉
    させる開閉手段とが設けられていることを特徴とする水
    質浄化装置。
  2. 【請求項2】 前記タンク部内の圧力を検出する圧力セ
    ンサと、該圧力センサの検出結果に基づいて前記圧縮空
    気供給手段を制御する制御手段とを具備してなることを
    特徴とする請求項1記載の水質浄化装置。
JP7271334A 1995-10-19 1995-10-19 水質浄化装置 Withdrawn JPH09108686A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030073505A (ko) * 2002-03-12 2003-09-19 손병갑 활성오니 정화시설의 무침전 방류 방법 및 그 장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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