JP2000055293A - 耐火性パイプ - Google Patents
耐火性パイプInfo
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- JP2000055293A JP2000055293A JP10220635A JP22063598A JP2000055293A JP 2000055293 A JP2000055293 A JP 2000055293A JP 10220635 A JP10220635 A JP 10220635A JP 22063598 A JP22063598 A JP 22063598A JP 2000055293 A JP2000055293 A JP 2000055293A
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L59/00—Thermal insulation in general
- F16L59/14—Arrangements for the insulation of pipes or pipe systems
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Thermal Insulation (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 区間貫通部を貫通して施工された合成樹脂管
の鞘管として使用され、合成樹脂管が、火災時に変形し
たり、焼失するようことがあっても、仕切り部の一方の
側で発生した熱、火炎、煙等が他方側へ到達するのを防
止可能な耐火性パイプを提供する。 【解決手段】 建築物の仕切り部に形成された区画貫通
部を貫通する金属管の内面に熱膨張性シート層が設けら
れている。
の鞘管として使用され、合成樹脂管が、火災時に変形し
たり、焼失するようことがあっても、仕切り部の一方の
側で発生した熱、火炎、煙等が他方側へ到達するのを防
止可能な耐火性パイプを提供する。 【解決手段】 建築物の仕切り部に形成された区画貫通
部を貫通する金属管の内面に熱膨張性シート層が設けら
れている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は耐火性パイプに関
し、特に建築物の仕切り部に形成された区画貫通部に使
用される耐火性パイプに関する。
し、特に建築物の仕切り部に形成された区画貫通部に使
用される耐火性パイプに関する。
【0002】
【従来の技術】通常、建築物の床、壁、間仕切り等の仕
切り部には、配管等を貫通させるための貫通孔(区間貫
通部)を設け、この区間貫通部に配管(電線管、排水
管、ダクト等)を貫通させる。この区間貫通部に配管を
貫通させた後の隙間には、防耐火のため充填材を充填し
て閉塞する防火措置工法が行われる。上記充填材による
隙間の閉塞は、仕切り部の一方の側で発生した火災によ
る熱、火炎、煙等が他方の側へ到達するのを遅らせた
り、防止するために必要な措置である。
切り部には、配管等を貫通させるための貫通孔(区間貫
通部)を設け、この区間貫通部に配管(電線管、排水
管、ダクト等)を貫通させる。この区間貫通部に配管を
貫通させた後の隙間には、防耐火のため充填材を充填し
て閉塞する防火措置工法が行われる。上記充填材による
隙間の閉塞は、仕切り部の一方の側で発生した火災によ
る熱、火炎、煙等が他方の側へ到達するのを遅らせた
り、防止するために必要な措置である。
【0003】上記充填材としては、例えば、モルタル等
の液状のものを充填し硬化させるタイプ:固体状の詰め
物タイプ等が用いられている。上記詰め物タイプの充填
材として、例えば、熱膨張性基材、セラミックファイバ
ー等の耐熱性繊維及び結合剤からなる、熱膨張性の弾性
充填材等が使用されている。
の液状のものを充填し硬化させるタイプ:固体状の詰め
物タイプ等が用いられている。上記詰め物タイプの充填
材として、例えば、熱膨張性基材、セラミックファイバ
ー等の耐熱性繊維及び結合剤からなる、熱膨張性の弾性
充填材等が使用されている。
【0004】上記配管材が金属管等のそれ自体に耐熱
性、不燃性を有する場合は、区間貫通部に従来の防火措
置工法を採用しても特に問題はないが、配管材が硬質塩
化ビニル管等の合成樹脂管の場合は、上記防火措置工法
を採用すると、配管材自体が燃焼性であったり、耐熱性
に劣るため、火災時に配管材が燃焼によて消失したり、
熱変形を起こしたりして区間貫通部に隙間が形成される
ため、仕切り部の一方の側で発生した熱、火炎、煙等が
他方側へ到達することがあった。
性、不燃性を有する場合は、区間貫通部に従来の防火措
置工法を採用しても特に問題はないが、配管材が硬質塩
化ビニル管等の合成樹脂管の場合は、上記防火措置工法
を採用すると、配管材自体が燃焼性であったり、耐熱性
に劣るため、火災時に配管材が燃焼によて消失したり、
熱変形を起こしたりして区間貫通部に隙間が形成される
ため、仕切り部の一方の側で発生した熱、火炎、煙等が
他方側へ到達することがあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
に鑑み、区間貫通部を貫通して施工された合成樹脂管の
鞘管として使用され、合成樹脂管が、火災時に変形した
り、焼失するようことがあっても、仕切り部の一方の側
で発生した熱、火炎、煙等が他方側へ到達するのを防止
する耐火性パイプを提供することにある。
に鑑み、区間貫通部を貫通して施工された合成樹脂管の
鞘管として使用され、合成樹脂管が、火災時に変形した
り、焼失するようことがあっても、仕切り部の一方の側
で発生した熱、火炎、煙等が他方側へ到達するのを防止
する耐火性パイプを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の耐火性パイプ
は、建築物の仕切り部に形成された区画貫通部を貫通す
る金属管の内面に熱膨張性シート層が設けられた耐火性
パイプであって、該熱膨張性シートの厚みが上記金属管
の外径の1〜20%となされていることを特徴とする。
は、建築物の仕切り部に形成された区画貫通部を貫通す
る金属管の内面に熱膨張性シート層が設けられた耐火性
パイプであって、該熱膨張性シートの厚みが上記金属管
の外径の1〜20%となされていることを特徴とする。
【0007】本発明の耐火性パイプは、金属管の内面に
熱膨張性シート層が設けられたものである。金属管とし
ては、耐火性を有するものであれば特に制限されず、例
えば、鋼管、ステンレス管、鋳鉄管等が用いられる。
熱膨張性シート層が設けられたものである。金属管とし
ては、耐火性を有するものであれば特に制限されず、例
えば、鋼管、ステンレス管、鋳鉄管等が用いられる。
【0008】上記熱膨張性シートは、ブチルゴムを主成
分とする樹脂分、リン化合物、中和処理された熱膨張性
黒鉛、含水無機物及び金属炭酸塩を含有する樹脂組成物
(I)、又は、エポキシ樹脂、リン化合物、中和処理さ
れた熱膨張性黒鉛及び無機充填剤を含有する樹脂組成物
(II)から形成されるものが好ましい。
分とする樹脂分、リン化合物、中和処理された熱膨張性
黒鉛、含水無機物及び金属炭酸塩を含有する樹脂組成物
(I)、又は、エポキシ樹脂、リン化合物、中和処理さ
れた熱膨張性黒鉛及び無機充填剤を含有する樹脂組成物
(II)から形成されるものが好ましい。
【0009】上記樹脂分としては、ブチルゴムに他の樹
脂を添加したものが用いられてもよい。他の樹脂として
は、例えば、ポリプロピレン系樹脂、ポリエチレン系樹
脂等のポリオレフィン系樹脂、ポリ(1−)ブテン系樹
脂、ポリペンテン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、アクリ
ロニトリル−ブタジエン−スチレン系樹脂、ポリカーボ
ネート系樹脂、ポリフェニレンエーテル系樹脂、アクリ
ル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、
フェノール系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリブテン、
ポリクロロプレン、ポリブタジエン、ポリイソブチレ
ン、ニトリルゴム、塩素化ブチル等が挙げられる。
脂を添加したものが用いられてもよい。他の樹脂として
は、例えば、ポリプロピレン系樹脂、ポリエチレン系樹
脂等のポリオレフィン系樹脂、ポリ(1−)ブテン系樹
脂、ポリペンテン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、アクリ
ロニトリル−ブタジエン−スチレン系樹脂、ポリカーボ
ネート系樹脂、ポリフェニレンエーテル系樹脂、アクリ
ル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、
フェノール系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリブテン、
ポリクロロプレン、ポリブタジエン、ポリイソブチレ
ン、ニトリルゴム、塩素化ブチル等が挙げられる。
【0010】これらの中でも、クロロプレン系樹脂、塩
素化ブチル系樹脂等のハロゲン化された樹脂は、それ自
体難燃性が高く、さらに熱による脱ハロゲン化反応によ
って架橋が起こり、加熱後の残渣の強度が向上するので
好ましい。上記樹脂分として例示したものは、非常に柔
軟でゴム的性質を持っていることから、上記無機充填剤
を高充填することが可能であり、得られる樹脂組成物が
柔軟でフレキシブルなものとなる。より柔軟でフレキシ
ブルな樹脂組成物を得るためには、非加硫ゴムやポリエ
チレン系樹脂が好適に用いられる。
素化ブチル系樹脂等のハロゲン化された樹脂は、それ自
体難燃性が高く、さらに熱による脱ハロゲン化反応によ
って架橋が起こり、加熱後の残渣の強度が向上するので
好ましい。上記樹脂分として例示したものは、非常に柔
軟でゴム的性質を持っていることから、上記無機充填剤
を高充填することが可能であり、得られる樹脂組成物が
柔軟でフレキシブルなものとなる。より柔軟でフレキシ
ブルな樹脂組成物を得るためには、非加硫ゴムやポリエ
チレン系樹脂が好適に用いられる。
【0011】上記樹脂は、単独で用いても、2種以上を
併用してもよい。また、樹脂の溶融粘度、柔軟性、粘着
性等の調整のため、2種以上の樹脂を併用してもよい。
併用してもよい。また、樹脂の溶融粘度、柔軟性、粘着
性等の調整のため、2種以上の樹脂を併用してもよい。
【0012】上記樹脂分には、耐火性能を阻害しない範
囲で、架橋や変性が施されてもよい。上記樹脂分の架橋
や変性を行う場合は、予め樹脂分に架橋や変性を施して
もよく、後述のリン化合物や無機充填剤等の他の成分の
配合時又は配合した後で架橋や変性を施してもよい。
囲で、架橋や変性が施されてもよい。上記樹脂分の架橋
や変性を行う場合は、予め樹脂分に架橋や変性を施して
もよく、後述のリン化合物や無機充填剤等の他の成分の
配合時又は配合した後で架橋や変性を施してもよい。
【0013】上記架橋方法については、特に限定され
ず、上記樹脂分について通常行われる架橋方法、例え
ば、各種架橋剤、過酸化物等を使用する架橋方法、電子
線照射による架橋方法などが挙げられる。
ず、上記樹脂分について通常行われる架橋方法、例え
ば、各種架橋剤、過酸化物等を使用する架橋方法、電子
線照射による架橋方法などが挙げられる。
【0014】上記リン化合物としては特に限定されず、
例えば、赤リン;トリフェニルホスフェート、トリクレ
ジルホスフェート、トリキシレニルホスフェート、クレ
ジルジフェニルホスフェート、キシレニルジフェニルホ
スフェート等の各種リン酸エステル;リン酸ナトリウ
ム、リン酸カリウム、リン酸マグネシウム等のリン酸金
属塩;ポリリン酸アンモニウム類;下記一般式(1)で
表される化合物等が挙げられる。これらのうち、耐火性
の観点から、赤リン、ポリリン酸アンモニウム類、及
び、下記一般式(1)で表される化合物が好ましく、さ
らに、性能、安全性、コスト等の面から、ポリリン酸ア
ンモニウム類がより好ましい。
例えば、赤リン;トリフェニルホスフェート、トリクレ
ジルホスフェート、トリキシレニルホスフェート、クレ
ジルジフェニルホスフェート、キシレニルジフェニルホ
スフェート等の各種リン酸エステル;リン酸ナトリウ
ム、リン酸カリウム、リン酸マグネシウム等のリン酸金
属塩;ポリリン酸アンモニウム類;下記一般式(1)で
表される化合物等が挙げられる。これらのうち、耐火性
の観点から、赤リン、ポリリン酸アンモニウム類、及
び、下記一般式(1)で表される化合物が好ましく、さ
らに、性能、安全性、コスト等の面から、ポリリン酸ア
ンモニウム類がより好ましい。
【0015】
【化1】
【0016】式中、R1 ,R3 は、水素、炭素数1〜1
6の直鎖状若しくは分岐状のアルキル基、又は、炭素数
6〜16のアリール基を表す。R2 は、水酸基、炭素数
1〜16の直鎖状若しくは分岐状のアルキル基、炭素数
1〜16の直鎖状若しくは分岐状のアルコキシル基、炭
素数6〜16のアリール基、又は、炭素数6〜16のア
リールオキシ基を表す。
6の直鎖状若しくは分岐状のアルキル基、又は、炭素数
6〜16のアリール基を表す。R2 は、水酸基、炭素数
1〜16の直鎖状若しくは分岐状のアルキル基、炭素数
1〜16の直鎖状若しくは分岐状のアルコキシル基、炭
素数6〜16のアリール基、又は、炭素数6〜16のア
リールオキシ基を表す。
【0017】上記赤リンは、少量の添加で難燃効果が向
上する。赤リンとしては、市販の赤リンを用いることが
できるが、耐湿性、混練時に自然発火しない等の安全性
の点から、赤リン粒子の表面を樹脂でコーティングした
もの等が好適に用いられる。
上する。赤リンとしては、市販の赤リンを用いることが
できるが、耐湿性、混練時に自然発火しない等の安全性
の点から、赤リン粒子の表面を樹脂でコーティングした
もの等が好適に用いられる。
【0018】上記ポリリン酸アンモニウム類としては、
特に限定されず、例えば、ポリリン酸アンモニウム、メ
ラミン変性ポリリン酸アンモニウム等が挙げられるが、
特に難燃性、安全性、コスト等の点からポリリン酸アン
モニウムが好適に用いられる。市販品としては、例え
ば、クラリアント社製「AP422」、「AP46
2」;住友化学社製「スミセーフP」;チッソ社製「テ
ラージュC60」、「テラージュC70」、「テラージ
ュC80」等が挙げられる。
特に限定されず、例えば、ポリリン酸アンモニウム、メ
ラミン変性ポリリン酸アンモニウム等が挙げられるが、
特に難燃性、安全性、コスト等の点からポリリン酸アン
モニウムが好適に用いられる。市販品としては、例え
ば、クラリアント社製「AP422」、「AP46
2」;住友化学社製「スミセーフP」;チッソ社製「テ
ラージュC60」、「テラージュC70」、「テラージ
ュC80」等が挙げられる。
【0019】上記一般式(1)で表される化合物として
は特に限定されず、例えば、メチルホスホン酸、メチル
ホスホン酸ジメチル、メチルホスホン酸ジエチル、エチ
ルホスホン酸、プロピルホスホン酸、ブチルホスホン
酸、2−メチルプロピルホスホン酸、t−ブチルホスホ
ン酸、2,3−ジメチル−ブチルホスホン酸、オクチル
ホスホン酸、フェニルホスホン酸、ジオクチルフェニル
ホスホネート、ジメチルホスフィン酸、メチルエチルホ
スフィン酸、メチルプロピルホスフィン酸、ジエチルホ
スフィン酸、ジオクチルホスフィン酸、フェニルホスフ
ィン酸、ジエチルフェニルホスフィン酸、ジフェニルホ
スフィン酸、ビス(4−メトキシフェニル)ホスフィン
酸等が挙げられる。なかでも、t−ブチルホスホン酸
は、高価ではあるが、高難燃性の点において好ましい。
は特に限定されず、例えば、メチルホスホン酸、メチル
ホスホン酸ジメチル、メチルホスホン酸ジエチル、エチ
ルホスホン酸、プロピルホスホン酸、ブチルホスホン
酸、2−メチルプロピルホスホン酸、t−ブチルホスホ
ン酸、2,3−ジメチル−ブチルホスホン酸、オクチル
ホスホン酸、フェニルホスホン酸、ジオクチルフェニル
ホスホネート、ジメチルホスフィン酸、メチルエチルホ
スフィン酸、メチルプロピルホスフィン酸、ジエチルホ
スフィン酸、ジオクチルホスフィン酸、フェニルホスフ
ィン酸、ジエチルフェニルホスフィン酸、ジフェニルホ
スフィン酸、ビス(4−メトキシフェニル)ホスフィン
酸等が挙げられる。なかでも、t−ブチルホスホン酸
は、高価ではあるが、高難燃性の点において好ましい。
【0020】上記リン化合物は、単独で用いられてもよ
く、2種以上が併用されてもよい。
く、2種以上が併用されてもよい。
【0021】上記中和処理された熱膨張性黒鉛とは、従
来公知の物質である熱膨張性黒鉛を中和処理したもので
ある。上記熱膨張性黒鉛は、天然鱗状グラファイト、熱
分解グラファイト、キッシュグラファイト等の粉末を、
濃硫酸、硝酸、セレン酸等の無機酸と、濃硝酸、過塩素
酸、過塩素酸塩、過マンガン酸塩、重クロム酸塩、過酸
化水素等の強酸化剤とで処理することにより生成するグ
ラファイト層間化合物であり、炭素の層状構造を維持し
たままの結晶化合物である。
来公知の物質である熱膨張性黒鉛を中和処理したもので
ある。上記熱膨張性黒鉛は、天然鱗状グラファイト、熱
分解グラファイト、キッシュグラファイト等の粉末を、
濃硫酸、硝酸、セレン酸等の無機酸と、濃硝酸、過塩素
酸、過塩素酸塩、過マンガン酸塩、重クロム酸塩、過酸
化水素等の強酸化剤とで処理することにより生成するグ
ラファイト層間化合物であり、炭素の層状構造を維持し
たままの結晶化合物である。
【0022】上述のように酸処理して得られた熱膨張性
黒鉛は、更にアンモニア、脂肪族低級アミン、アルカリ
金属化合物、アルカリ土類金属化合物等で中和すること
により、上記中和処理された熱膨張性黒鉛が得られる。
黒鉛は、更にアンモニア、脂肪族低級アミン、アルカリ
金属化合物、アルカリ土類金属化合物等で中和すること
により、上記中和処理された熱膨張性黒鉛が得られる。
【0023】上記脂肪族低級アミンとしては特に限定さ
れず、例えば、モノメチルアミン、ジメチルアミン、ト
リメチルアミン、エチルアミン、プロピルアミン、ブチ
ルアミン等が挙げられる。
れず、例えば、モノメチルアミン、ジメチルアミン、ト
リメチルアミン、エチルアミン、プロピルアミン、ブチ
ルアミン等が挙げられる。
【0024】上記アルカリ金属化合物及びアルカリ土類
金属化合物としては特に限定されず、例えば、カリウ
ム、ナトリウム、カルシウム、バリウム、マグネシウム
等の水酸化物、酸化物、炭酸塩、硫酸塩、有機酸塩等が
挙げられる。
金属化合物としては特に限定されず、例えば、カリウ
ム、ナトリウム、カルシウム、バリウム、マグネシウム
等の水酸化物、酸化物、炭酸塩、硫酸塩、有機酸塩等が
挙げられる。
【0025】上記中和処理された熱膨張性黒鉛の粒度
は、20〜200メッシュが好ましい。粒度が、200
メッシュより小さくなると、黒鉛の膨張度が小さく、所
定の耐火断熱層が得られず、また、20メッシュより大
きくなると、黒鉛の膨張度が大きいという利点はある
が、樹脂分と混練する際に分散性が悪くなり、物性の低
下が避けられない。
は、20〜200メッシュが好ましい。粒度が、200
メッシュより小さくなると、黒鉛の膨張度が小さく、所
定の耐火断熱層が得られず、また、20メッシュより大
きくなると、黒鉛の膨張度が大きいという利点はある
が、樹脂分と混練する際に分散性が悪くなり、物性の低
下が避けられない。
【0026】上記中和処理された熱膨張性黒鉛の市販品
としては、例えば、日本化成社製「CA−60S」、東
ソー社製「GREP−EG」、UCAR Carbon
社製「GRAFGUARD#160」、「GRAFGU
ARD#220」等が挙げられる。
としては、例えば、日本化成社製「CA−60S」、東
ソー社製「GREP−EG」、UCAR Carbon
社製「GRAFGUARD#160」、「GRAFGU
ARD#220」等が挙げられる。
【0027】上記無機充填剤としては特に限定されず、
例えば、シリカ、珪藻土、アルミナ、酸化亜鉛、酸化チ
タン、酸化カルシウム、酸化マグネシウム、酸化鉄、酸
化錫、酸化アンチモン、フェライト類、水酸化カルシウ
ム、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、塩基性
炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウ
ム、炭酸亜鉛、炭酸バリウム、ドーンナイト、ハイドロ
タルサイト、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、石膏繊
維、ケイ酸カルシウム、タルク、クレー、マイカ、モン
モリロナイト、ベントナイト、活性白土、セピオライ
ト、イモゴライト、セリサイト、ガラス繊維、ガラスビ
ーズ、シリカ系バルン、窒化アルミニウム、窒化ホウ
素、窒化ケイ素、カーボンブラック、グラファイト、炭
素繊維、炭素バルン、木炭粉末、各種金属粉、チタン酸
カリウム、硫酸マグネシウム「MOS」(商品名)、チ
タン酸ジルコン酸鉛、アルミニウムボレート、硫化モリ
ブデン、炭化ケイ素、ステンレス繊維、ホウ酸亜鉛、各
種磁性粉、スラグ繊維、フライアッシュ、脱水汚泥等が
挙げられる。
例えば、シリカ、珪藻土、アルミナ、酸化亜鉛、酸化チ
タン、酸化カルシウム、酸化マグネシウム、酸化鉄、酸
化錫、酸化アンチモン、フェライト類、水酸化カルシウ
ム、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、塩基性
炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウ
ム、炭酸亜鉛、炭酸バリウム、ドーンナイト、ハイドロ
タルサイト、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、石膏繊
維、ケイ酸カルシウム、タルク、クレー、マイカ、モン
モリロナイト、ベントナイト、活性白土、セピオライ
ト、イモゴライト、セリサイト、ガラス繊維、ガラスビ
ーズ、シリカ系バルン、窒化アルミニウム、窒化ホウ
素、窒化ケイ素、カーボンブラック、グラファイト、炭
素繊維、炭素バルン、木炭粉末、各種金属粉、チタン酸
カリウム、硫酸マグネシウム「MOS」(商品名)、チ
タン酸ジルコン酸鉛、アルミニウムボレート、硫化モリ
ブデン、炭化ケイ素、ステンレス繊維、ホウ酸亜鉛、各
種磁性粉、スラグ繊維、フライアッシュ、脱水汚泥等が
挙げられる。
【0028】一般的に、上記無機充填剤は、骨材的な働
きをすることから、残渣強度の向上や熱容量の増大に寄
与すると考えられる。上記無機充填剤は、単独で用いら
れてもよく、2種以上が併用されてもよい。
きをすることから、残渣強度の向上や熱容量の増大に寄
与すると考えられる。上記無機充填剤は、単独で用いら
れてもよく、2種以上が併用されてもよい。
【0029】上記無機充填剤の粒径としては、0.5〜
200μmが好ましく、より好ましくは1〜50μmで
ある。無機充填剤は、添加量が少ないときは、分散性が
性能を大きく左右するため粒径の小さいものが好ましい
が、0.5μm未満では二次凝集が起こり、分散性が悪
くなる。上記無機充填剤の添加量が多いときは、高充填
が進むにつれて、樹脂組成物粘度が高くなり成形性が低
下するが、粒径を大きくすることで樹脂組成物の粘度を
低下させることができる点から、上記範囲のなかでも粒
径の大きいものが好ましい。粒径が200μmを超える
と、成形体の表面性、樹脂組成物の力学的物性が低下す
る。
200μmが好ましく、より好ましくは1〜50μmで
ある。無機充填剤は、添加量が少ないときは、分散性が
性能を大きく左右するため粒径の小さいものが好ましい
が、0.5μm未満では二次凝集が起こり、分散性が悪
くなる。上記無機充填剤の添加量が多いときは、高充填
が進むにつれて、樹脂組成物粘度が高くなり成形性が低
下するが、粒径を大きくすることで樹脂組成物の粘度を
低下させることができる点から、上記範囲のなかでも粒
径の大きいものが好ましい。粒径が200μmを超える
と、成形体の表面性、樹脂組成物の力学的物性が低下す
る。
【0030】上記無機充填剤の中で、特に水酸化マグネ
シウム、水酸化アルミニウム等の含水無機物は、加熱時
の脱水反応によって生成した水のために吸熱が起こり、
温度上昇が低減されて高い耐熱性が得られる点、及び、
加熱残渣として酸化物が残存し、これが骨材となって働
くことで残渣強度が向上する点で特に好ましい。水酸化
マグネシウムと水酸化アルミニウムは、脱水効果を発揮
する温度領域が異なるため、併用すると脱水効果を発揮
する温度領域が広がり、より効果的な温度上昇抑制効果
が得られることから、併用することが好ましい。
シウム、水酸化アルミニウム等の含水無機物は、加熱時
の脱水反応によって生成した水のために吸熱が起こり、
温度上昇が低減されて高い耐熱性が得られる点、及び、
加熱残渣として酸化物が残存し、これが骨材となって働
くことで残渣強度が向上する点で特に好ましい。水酸化
マグネシウムと水酸化アルミニウムは、脱水効果を発揮
する温度領域が異なるため、併用すると脱水効果を発揮
する温度領域が広がり、より効果的な温度上昇抑制効果
が得られることから、併用することが好ましい。
【0031】上記含水無機物の粒径は、小さくなると嵩
が大きくなって高充填化が困難となるので、脱水効果を
高めるために高充填するには粒径の大きなものが好まし
い。具体的には、粒径が18μmでは、1.5μmの粒
径に比べて充填限界量が約1.5倍程度向上することが
知られている。さらに、粒径の大きいものと小さいもの
とを組合わせることによって、より高充填化が可能とな
る。
が大きくなって高充填化が困難となるので、脱水効果を
高めるために高充填するには粒径の大きなものが好まし
い。具体的には、粒径が18μmでは、1.5μmの粒
径に比べて充填限界量が約1.5倍程度向上することが
知られている。さらに、粒径の大きいものと小さいもの
とを組合わせることによって、より高充填化が可能とな
る。
【0032】上記炭酸カルシウム、炭酸亜鉛等の金属炭
酸塩は、上記リン化合物としてポリリン酸アンモニウム
を使用した場合、ポリリン酸アンモニウムとの反応で膨
張を促進すると考えられる。また、有効な骨材として働
き、燃焼後に形状保持性の高い残渣を形成する。
酸塩は、上記リン化合物としてポリリン酸アンモニウム
を使用した場合、ポリリン酸アンモニウムとの反応で膨
張を促進すると考えられる。また、有効な骨材として働
き、燃焼後に形状保持性の高い残渣を形成する。
【0033】上記無機充填剤の市販品では、例えば、水
酸化アルミニウムとして、粒径1μmの「H−42M」
(昭和電工社製)、粒径18μmの「H−31」(昭和
電工社製);炭酸カルシウムとして、粒径1.8μmの
「ホワイトンSB赤」(白石カルシウム社製)、粒径8
μmの「BF300」(白石カルシウム社製)等が挙げ
られる。また、粒径の大きい無機充填剤と粒径の小さい
ものを組み合わせて使用することがより好ましく、組み
合わせることによって、さらに高充填化が可能となる。
酸化アルミニウムとして、粒径1μmの「H−42M」
(昭和電工社製)、粒径18μmの「H−31」(昭和
電工社製);炭酸カルシウムとして、粒径1.8μmの
「ホワイトンSB赤」(白石カルシウム社製)、粒径8
μmの「BF300」(白石カルシウム社製)等が挙げ
られる。また、粒径の大きい無機充填剤と粒径の小さい
ものを組み合わせて使用することがより好ましく、組み
合わせることによって、さらに高充填化が可能となる。
【0034】上記樹脂組成物(I)において、リン化合
物及び中和処理された熱膨張性黒鉛の配合量が、少なく
なると燃焼後の残渣量が不十分となり、多くなると機械
的物性の低下が大きくなり、使用に耐えられなくなるの
で、ブチルゴムを主成分とする樹脂分100重量部に対
して、両者の合計量で20〜200重量部が好ましい。
物及び中和処理された熱膨張性黒鉛の配合量が、少なく
なると燃焼後の残渣量が不十分となり、多くなると機械
的物性の低下が大きくなり、使用に耐えられなくなるの
で、ブチルゴムを主成分とする樹脂分100重量部に対
して、両者の合計量で20〜200重量部が好ましい。
【0035】上記中和処理された熱膨張性黒鉛とリン化
合物との重量比(熱膨張性黒鉛/リン化合物)は、0.
09〜9が好ましい。中和処理された熱膨張性黒鉛の配
合比率が多くなると、燃焼時に膨張した黒鉛が飛散して
十分な膨張断熱層が形成されず、リン化合物の配合比率
が多くなると、十分な膨張断熱層が形成されないため、
十分な耐火性能が得られない。
合物との重量比(熱膨張性黒鉛/リン化合物)は、0.
09〜9が好ましい。中和処理された熱膨張性黒鉛の配
合比率が多くなると、燃焼時に膨張した黒鉛が飛散して
十分な膨張断熱層が形成されず、リン化合物の配合比率
が多くなると、十分な膨張断熱層が形成されないため、
十分な耐火性能が得られない。
【0036】上記樹脂組成物(I)において、無機充填
剤の配合量が、少なくなると燃焼後の残渣量が不十分と
なり、多くなると機械的物性の低下が大きくなり、使用
に耐えられなくなるので、ブチルゴムを主成分とする樹
脂分100重量部に対して、両者の合計量で50〜50
0重量部が好ましい。
剤の配合量が、少なくなると燃焼後の残渣量が不十分と
なり、多くなると機械的物性の低下が大きくなり、使用
に耐えられなくなるので、ブチルゴムを主成分とする樹
脂分100重量部に対して、両者の合計量で50〜50
0重量部が好ましい。
【0037】上記樹脂組成物(II)に用いられるエポキ
シ樹脂は、特に限定されないが、基本的にはエポキシ基
をもつモノマーと硬化剤を反応させることにより得られ
る。上記エポキシ基をもつモノマーとしては、2官能の
グリシジルエーテル型、グリシジルエステル型、多官能
のグリシジルエーテル型等のモノマーが例示される。
シ樹脂は、特に限定されないが、基本的にはエポキシ基
をもつモノマーと硬化剤を反応させることにより得られ
る。上記エポキシ基をもつモノマーとしては、2官能の
グリシジルエーテル型、グリシジルエステル型、多官能
のグリシジルエーテル型等のモノマーが例示される。
【0038】上記2官能のグリシジルエーテル型のモノ
マーとしては、例えば、ポリエチレングリコール型、ポ
リプロピレングリコール型、ネオペンチルグリコール
型、1、6−ヘキサンジオール型、トリメチロールプロ
パン型、プロピレンオキサイド−ビスフェノールA型、
水添ビスフェノールA型等のモノマーが例示される。
マーとしては、例えば、ポリエチレングリコール型、ポ
リプロピレングリコール型、ネオペンチルグリコール
型、1、6−ヘキサンジオール型、トリメチロールプロ
パン型、プロピレンオキサイド−ビスフェノールA型、
水添ビスフェノールA型等のモノマーが例示される。
【0039】上記グリシジルエステル型のモノマーとし
ては、例えば、ヘキサヒドロ無水フタル酸型、テトラヒ
ドロ無水フタル酸型、ダイマー酸型、p−オキシ安息香
酸型等のモノマーが例示される。
ては、例えば、ヘキサヒドロ無水フタル酸型、テトラヒ
ドロ無水フタル酸型、ダイマー酸型、p−オキシ安息香
酸型等のモノマーが例示される。
【0040】上記多官能のグリシジルエーテル型のモノ
マーとしては、例えば、フェノールノボラック型、オル
ソクレゾールノボラック型、DPPノボラック型、ジシ
クロペンタジエン・フェノール型等のモノマーが例示さ
れる。
マーとしては、例えば、フェノールノボラック型、オル
ソクレゾールノボラック型、DPPノボラック型、ジシ
クロペンタジエン・フェノール型等のモノマーが例示さ
れる。
【0041】これらのエポキシ基をもつモノマーは、単
独で用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
独で用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
【0042】上記硬化剤としては、重付加型又は触媒型
のものが用いられる。重付加型の硬化剤としては、例え
ば、ポリアミン、酸無水物、ポリフェノール、ポリメル
カプタン等が例示される。また、上記触媒型の硬化剤と
しては、例えば、3級アミン、イミダゾール類、ルイス
酸錯体等が例示される。
のものが用いられる。重付加型の硬化剤としては、例え
ば、ポリアミン、酸無水物、ポリフェノール、ポリメル
カプタン等が例示される。また、上記触媒型の硬化剤と
しては、例えば、3級アミン、イミダゾール類、ルイス
酸錯体等が例示される。
【0043】上記エポキシ樹脂の硬化方法は、特に限定
されず、公知の方法によって行うことができる。
されず、公知の方法によって行うことができる。
【0044】また、本発明ではパイプの形状に加工する
ため、エポキシ樹脂が可撓性をもつことが好ましい。可
撓性を発現させるためには以下の手法用いられる。 架橋点間分子量を大きくする、架橋密度を小さくす
る、軟質分子構造の導入、可塑剤の添加、相互侵
入網目(IPN)構造、ゴム状粒子の分散導入、ミ
クロボイドの導入等である。
ため、エポキシ樹脂が可撓性をもつことが好ましい。可
撓性を発現させるためには以下の手法用いられる。 架橋点間分子量を大きくする、架橋密度を小さくす
る、軟質分子構造の導入、可塑剤の添加、相互侵
入網目(IPN)構造、ゴム状粒子の分散導入、ミ
クロボイドの導入等である。
【0045】は予め分子鎖の長いエポキシモノマー及
び/又は硬化剤を用いて反応させることで、架橋点の間
の距離が長くなり可撓性を発現する(例:硬化剤として
ポリプロピレンジアミン等を用いる)。は官能基の少
ないエポキシモノマー及び/又は硬化剤を用いて反応さ
せることにより、一定領域の架橋密度を小さくして可撓
性を発現させる(例:硬化剤として2官能アミン、エポ
キシモノマーとして1官能エポキシ等を用いる)。は
軟質分子構造をとるエポキシモノマー及び/又は硬化剤
を導入して可撓性を発現させる(例:硬化剤として複素
環状ジアミン、エポキシモノマーとしてアルキレングリ
コールグルシジルエーテル等を用いる)。
び/又は硬化剤を用いて反応させることで、架橋点の間
の距離が長くなり可撓性を発現する(例:硬化剤として
ポリプロピレンジアミン等を用いる)。は官能基の少
ないエポキシモノマー及び/又は硬化剤を用いて反応さ
せることにより、一定領域の架橋密度を小さくして可撓
性を発現させる(例:硬化剤として2官能アミン、エポ
キシモノマーとして1官能エポキシ等を用いる)。は
軟質分子構造をとるエポキシモノマー及び/又は硬化剤
を導入して可撓性を発現させる(例:硬化剤として複素
環状ジアミン、エポキシモノマーとしてアルキレングリ
コールグルシジルエーテル等を用いる)。
【0046】は可塑剤として非反応性の希釈剤を添加
する(例:DOP、タール、石油樹脂等)。はエポキ
シ樹脂の架橋構造に別の軟質構造をもつ樹脂を導入する
相互侵入網目(IPN)構造で可撓性を発現させる。
エポキシ樹脂マトリックスに液状又は粒状のゴム粒子を
配合分散させる(例:ポリエステルエーテル等を用い
る)。は1μm以下のミクロボイドをエポキシ樹脂マ
トリックスに導入させることで可撓性を発現させる
(例:分子量1000〜5000のポリエーテル添加
等)。
する(例:DOP、タール、石油樹脂等)。はエポキ
シ樹脂の架橋構造に別の軟質構造をもつ樹脂を導入する
相互侵入網目(IPN)構造で可撓性を発現させる。
エポキシ樹脂マトリックスに液状又は粒状のゴム粒子を
配合分散させる(例:ポリエステルエーテル等を用い
る)。は1μm以下のミクロボイドをエポキシ樹脂マ
トリックスに導入させることで可撓性を発現させる
(例:分子量1000〜5000のポリエーテル添加
等)。
【0047】上記樹脂組成物(II)において、リン化合
物、中和処理された熱膨張性黒鉛及び無機充填剤は、上
記樹脂組成物(I)と同様のものが用いられる。
物、中和処理された熱膨張性黒鉛及び無機充填剤は、上
記樹脂組成物(I)と同様のものが用いられる。
【0048】上記樹脂組成物(II)において、リン化合
物の含有量は、エポキシ樹脂100重量部に対して50
〜150重量部である。リン化合物の含有量が、50重
量部未満では十分な形状保持性が得られず、150重量
部を超えると機械的物性の低下が大きく使用に耐えられ
なくなる。
物の含有量は、エポキシ樹脂100重量部に対して50
〜150重量部である。リン化合物の含有量が、50重
量部未満では十分な形状保持性が得られず、150重量
部を超えると機械的物性の低下が大きく使用に耐えられ
なくなる。
【0049】上記樹脂組成物(II)において、中和処理
された熱膨張性黒鉛の含有量は、エポキシ樹脂100重
量部に対して15〜40重量部である。中和処理された
熱膨張性黒鉛の含有量が、15重量部未満では十分な熱
膨張性が得られず、40重量部を超えると機械的物性が
の低下が大きく使用に耐えられなくなる。
された熱膨張性黒鉛の含有量は、エポキシ樹脂100重
量部に対して15〜40重量部である。中和処理された
熱膨張性黒鉛の含有量が、15重量部未満では十分な熱
膨張性が得られず、40重量部を超えると機械的物性が
の低下が大きく使用に耐えられなくなる。
【0050】上記樹脂組成物(II)において、無機充填
剤の含有量は、エポキシ樹脂100重量部に対して30
〜500重量部である。中和処理された無機充填剤の含
有量が、30重量部未満では十分な耐火性能が得られ
ず、500重量部を超えると機械的物性がの低下が大き
く使用に耐えられなくなる。
剤の含有量は、エポキシ樹脂100重量部に対して30
〜500重量部である。中和処理された無機充填剤の含
有量が、30重量部未満では十分な耐火性能が得られ
ず、500重量部を超えると機械的物性がの低下が大き
く使用に耐えられなくなる。
【0051】上記樹脂組成物(II)において、リン化合
物、中和処理された熱膨張性黒鉛及び無機充填剤の合計
量は、エポキシ樹脂100重量部に対して200〜60
0重量部である。合計量が、200重量部未満では加熱
後の残渣量が不十分となり、十分な耐火性が得られず、
600重量部を超えると機械的物性の低下が大きく、使
用に耐えられなくなる。
物、中和処理された熱膨張性黒鉛及び無機充填剤の合計
量は、エポキシ樹脂100重量部に対して200〜60
0重量部である。合計量が、200重量部未満では加熱
後の残渣量が不十分となり、十分な耐火性が得られず、
600重量部を超えると機械的物性の低下が大きく、使
用に耐えられなくなる。
【0052】上記中和処理された熱膨張性黒鉛とリン化
合物とを組合わせることによって、燃焼時の膨張性黒鉛
の飛散を抑え、形状保持性の向上を図ることができる。
上記耐火性樹脂組成物(II)において、熱膨張性黒鉛が
多すぎると、燃焼時に膨張して黒鉛が飛散して加熱時に
十分な膨張断熱層が得られず、逆にリン化合物が多くな
っても加熱時に十分な膨張断熱層が得られないため、熱
膨張性黒鉛とリン化合物との重量比は、9:1〜1:1
00が好ましい。
合物とを組合わせることによって、燃焼時の膨張性黒鉛
の飛散を抑え、形状保持性の向上を図ることができる。
上記耐火性樹脂組成物(II)において、熱膨張性黒鉛が
多すぎると、燃焼時に膨張して黒鉛が飛散して加熱時に
十分な膨張断熱層が得られず、逆にリン化合物が多くな
っても加熱時に十分な膨張断熱層が得られないため、熱
膨張性黒鉛とリン化合物との重量比は、9:1〜1:1
00が好ましい。
【0053】上記樹脂組成物(I)及び(II)には、そ
の物性を損なわない範囲で、フェノール系、アミン系、
イオウ系等の酸化防止剤の他、金属害防止剤、帯電防止
剤、安定剤、架橋剤、滑剤、軟化剤、顔料等が添加され
てもよい。
の物性を損なわない範囲で、フェノール系、アミン系、
イオウ系等の酸化防止剤の他、金属害防止剤、帯電防止
剤、安定剤、架橋剤、滑剤、軟化剤、顔料等が添加され
てもよい。
【0054】上記樹脂組成物(I)及び(II)は、上記
各成分を、バンバリーミキサー、ニーダーミキサー、二
本ロール等公知の混練装置を用いて混練することにより
得ることができる。
各成分を、バンバリーミキサー、ニーダーミキサー、二
本ロール等公知の混練装置を用いて混練することにより
得ることができる。
【0055】上記樹脂組成物(I)は、例えば、プレス
成形、押出し成形、カレンダー成形等の従来公知の成形
方法により、熱膨張性シートに成形することができる。
成形、押出し成形、カレンダー成形等の従来公知の成形
方法により、熱膨張性シートに成形することができる。
【0056】上記樹脂組成物(I)からなる熱膨張性シ
ートは、それ自体の粘着性を利用して、金属管の内側に
積層することが好ましいが、熱膨張性シートの粘着性が
不足する場合は、樹脂組成物に粘着付与剤が添加されて
もよい。粘着付与剤としては、例えば、粘着付与樹脂、
可塑剤、油脂類、高分子低重合体等が挙げられる。
ートは、それ自体の粘着性を利用して、金属管の内側に
積層することが好ましいが、熱膨張性シートの粘着性が
不足する場合は、樹脂組成物に粘着付与剤が添加されて
もよい。粘着付与剤としては、例えば、粘着付与樹脂、
可塑剤、油脂類、高分子低重合体等が挙げられる。
【0057】上記樹脂組成物(I)の耐火性パイプは、
上記熱膨張性シートの粘着性を利用したり、接着剤を用
いたりして金属管の内側に積層して熱膨張性シート層を
設けることにより得られる。
上記熱膨張性シートの粘着性を利用したり、接着剤を用
いたりして金属管の内側に積層して熱膨張性シート層を
設けることにより得られる。
【0058】上記樹脂組成物(II)からなる耐火性パイ
プの製造方法としては、例えば、金属管と樹脂組成物
(II)とを成形型に入れて硬化させる方法;樹脂組成物
(II)を押出機に供給して管状に成形したものを金属管
に挿入する方法等が挙げられる。
プの製造方法としては、例えば、金属管と樹脂組成物
(II)とを成形型に入れて硬化させる方法;樹脂組成物
(II)を押出機に供給して管状に成形したものを金属管
に挿入する方法等が挙げられる。
【0059】本発明の耐火性パイプは、合成樹脂管の鞘
管として区画貫通部を貫通するように配設され、該耐火
性パイプと区画貫通部との隙間にモルタル等を充填する
ことにより密閉、固定される。上記区画貫通部へ配置さ
れた耐火性パイプの内部には、合成樹脂管が挿通され
る。耐火性パイプは、区画貫通部の幅よりも若干長目に
設定し、しかも、その両端が区画貫通部の両側へある程
度突出するように配置することが好ましい。
管として区画貫通部を貫通するように配設され、該耐火
性パイプと区画貫通部との隙間にモルタル等を充填する
ことにより密閉、固定される。上記区画貫通部へ配置さ
れた耐火性パイプの内部には、合成樹脂管が挿通され
る。耐火性パイプは、区画貫通部の幅よりも若干長目に
設定し、しかも、その両端が区画貫通部の両側へある程
度突出するように配置することが好ましい。
【0060】上記熱膨張性シート層の厚みは、薄くなる
と火災時に十分な耐火膨張層が形成されず、厚くなると
膨張が過度に起こるため一旦形成された耐火膨張層が破
壊されることがあるため、金属管の外径の1〜20%が
好ましい。
と火災時に十分な耐火膨張層が形成されず、厚くなると
膨張が過度に起こるため一旦形成された耐火膨張層が破
壊されることがあるため、金属管の外径の1〜20%が
好ましい。
【0061】
【作用】本発明の耐火性パイプは、その中に挿通された
合成樹脂管が火災時に焼失したり、熱変形を起こして
も、熱膨張性シート層が膨張して耐火性パイプ内を閉塞
するので、区画貫通部の一方の側で発生した熱、火炎、
煙等が他方側へ到達するのを防止することができる。
合成樹脂管が火災時に焼失したり、熱変形を起こして
も、熱膨張性シート層が膨張して耐火性パイプ内を閉塞
するので、区画貫通部の一方の側で発生した熱、火炎、
煙等が他方側へ到達するのを防止することができる。
【0062】
【発明の実施の形態】以下に実施例を掲げて本発明を更
に詳しく説明するが、本発明はこれら実施例のみに限定
されるものではない。
に詳しく説明するが、本発明はこれら実施例のみに限定
されるものではない。
【0063】(実施例1)0.3mm厚の鋼板に2mm
厚の熱膨張性シートを積層した積層体を、熱膨張性シー
トを内側にして管状に成形し、図1(イ)及び(ロ)に
示した内径100mm、長さ120mmの耐火性パイプ
を作製した。次いで、この耐火性パイプの内部へ外径1
00mmの硬質塩化ビニル管を挿通して試験体とした。
この試験体を、図2に示したように、140mm径の孔
を開けた100mm厚の床スラブに差し込み、試験体と
床スラブとの隙間にモルタルを充填して密閉した。尚、
熱膨張性シートは、ブチルゴム42重量部、ポリブテン
50重量部、水添石油樹脂(粘着付与剤)8重量部、ポ
リリン酸アンモニウム100重量部、中和処理された熱
膨張性黒鉛20重量部、水酸化アルミニウム75重量
部、及び、炭酸カルシウム75重量部を含有する樹脂組
成物(I)を、ロールで混練することにより成形したも
のを使用した。
厚の熱膨張性シートを積層した積層体を、熱膨張性シー
トを内側にして管状に成形し、図1(イ)及び(ロ)に
示した内径100mm、長さ120mmの耐火性パイプ
を作製した。次いで、この耐火性パイプの内部へ外径1
00mmの硬質塩化ビニル管を挿通して試験体とした。
この試験体を、図2に示したように、140mm径の孔
を開けた100mm厚の床スラブに差し込み、試験体と
床スラブとの隙間にモルタルを充填して密閉した。尚、
熱膨張性シートは、ブチルゴム42重量部、ポリブテン
50重量部、水添石油樹脂(粘着付与剤)8重量部、ポ
リリン酸アンモニウム100重量部、中和処理された熱
膨張性黒鉛20重量部、水酸化アルミニウム75重量
部、及び、炭酸カルシウム75重量部を含有する樹脂組
成物(I)を、ロールで混練することにより成形したも
のを使用した。
【0064】(実施例2)熱膨張性シートは、エポキシ
樹脂(油化シェル社製「E807」)40重量部、ジア
ミン系硬化剤(油化シェル社製「EKFL052」)6
0重量部、t−ブチルホスホン酸45重量部、中和処理
された熱膨張性黒鉛20重量部、及び、水酸化アルミニ
ウム200重量部を含有する樹脂組成物(II)を金属管
と共に成形型に入れ、加熱硬化させることにより耐火性
パイプを作製した。次いで、この耐火性パイプの内部へ
100mm外径の硬質塩化ビニル管を挿通して試験体と
し、この試験体を実施例1と同様にして床スラブに差し
込み、試験体と床スラブとの隙間にモルタルを充填して
密閉した。
樹脂(油化シェル社製「E807」)40重量部、ジア
ミン系硬化剤(油化シェル社製「EKFL052」)6
0重量部、t−ブチルホスホン酸45重量部、中和処理
された熱膨張性黒鉛20重量部、及び、水酸化アルミニ
ウム200重量部を含有する樹脂組成物(II)を金属管
と共に成形型に入れ、加熱硬化させることにより耐火性
パイプを作製した。次いで、この耐火性パイプの内部へ
100mm外径の硬質塩化ビニル管を挿通して試験体と
し、この試験体を実施例1と同様にして床スラブに差し
込み、試験体と床スラブとの隙間にモルタルを充填して
密閉した。
【0065】上記床スラブに差し込んだ試験体につき、
JIS A 1304に準拠して、2時間耐火試験を行
ったところ、実施例1、2共に裏面温度は260℃以下
であった。尚、耐火試験では、図2に示したA点を2時
間加熱した後、B点の温度を測定した。
JIS A 1304に準拠して、2時間耐火試験を行
ったところ、実施例1、2共に裏面温度は260℃以下
であった。尚、耐火試験では、図2に示したA点を2時
間加熱した後、B点の温度を測定した。
【0066】
【発明の効果】本発明の耐火性パイプは、上述の構成で
あり、区間貫通部を貫通して配管される合成樹脂管の鞘
管とし使用され、火災時に焼失したり、熱変形を起こし
ても、熱膨張性シートが膨張して耐火断熱層を形成する
ことにより、耐火性パイプが閉塞されるので、区画貫通
部の一方の側で発生した熱、火炎、煙等が他方側へ到達
するのを防止する。
あり、区間貫通部を貫通して配管される合成樹脂管の鞘
管とし使用され、火災時に焼失したり、熱変形を起こし
ても、熱膨張性シートが膨張して耐火断熱層を形成する
ことにより、耐火性パイプが閉塞されるので、区画貫通
部の一方の側で発生した熱、火炎、煙等が他方側へ到達
するのを防止する。
【図1】図1(イ)は耐火性パイプを模式的に示した正
面図であり、図1(ロ)は耐火性パイプを模式的に示し
た側面図である。
面図であり、図1(ロ)は耐火性パイプを模式的に示し
た側面図である。
【図2】耐火試験の方法を示す模式的断面図である。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B32B 15/08 B32B 15/08 S C08K 3/04 C08K 3/04 5/52 5/52 C08L 23/22 C08L 23/22 63/00 63/00 F16L 5/04 F16L 5/02 M Fターム(参考) 3H036 AA01 AB12 AB26 AD09 AE01 4F100 AA04B AA04H AA08 AA19 AB01A AD11B AD11H AH10B AH10H AK09B AK53B AN02B BA02 CA23B DA11 DA11A GB08 JA02B JA20B JJ07 YY00B 4J002 AC092 BB181 BB242 CD001 DA018 DA027 DA038 DA056 DE078 DE088 DE128 DE138 DE148 DE238 DE288 DG046 DG048 DG058 DH056 DJ008 DJ018 DJ038 DJ048 EW046 EW136 FB077 FB087 FD018 GL00
Claims (3)
- 【請求項1】 建築物の仕切り部に形成された区画貫通
部を貫通する金属管の内面に熱膨張性シート層が設けら
れた耐火性パイプであって、該熱膨張性シートの厚みが
上記金属管の外径の1〜20%となされていることを特
徴とする耐火性パイプ。 - 【請求項2】 熱膨張性シートが、ブチルゴムを主成分
とする樹脂分100重量部に対して、リン化合物及び中
和処理された熱膨張性黒鉛の合計量20〜200重量
部、並びに、無機充填剤50〜500重量部を含有する
樹脂組成物(I)からなることを特徴とする請求項1記
載の耐火性パイプ。 - 【請求項3】 熱膨張性シートが、エポキシ樹脂100
重量部に対して、リン化合物が50〜150重量部、中
和処理された熱膨張性黒鉛15〜40重量部、及び無機
充填剤30〜500重量部からなり、前記リン化合物、
中和処理された熱膨張性黒鉛及び無機充填剤の合計量2
00〜600重量部を含有する樹脂組成物(II)からな
ることを特徴とする請求項1記載の耐火性パイプ。
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---|---|---|---|
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JP10220635A JP2000055293A (ja) | 1998-08-04 | 1998-08-04 | 耐火性パイプ |
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ID=16754070
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