JP2002174367A - 耐火膨張性パッキンを有する配管構造 - Google Patents

耐火膨張性パッキンを有する配管構造

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JP2002174367A
JP2002174367A JP2001289365A JP2001289365A JP2002174367A JP 2002174367 A JP2002174367 A JP 2002174367A JP 2001289365 A JP2001289365 A JP 2001289365A JP 2001289365 A JP2001289365 A JP 2001289365A JP 2002174367 A JP2002174367 A JP 2002174367A
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Masaki Tono
正樹 戸野
Kazuhiro Okada
和廣 岡田
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 建築物の仕切り部に設けられた防火区画を貫
通して施工される合成樹脂配管の外側に挿通された鞘管
と鞘管とが接合する目地部に、隙間を生じることがあっ
ても、火災時に隙間が充填され、優れた耐火性能を発現
する耐火膨張性パッキンを有する配管構造を提供する。 【解決手段】 建築物の仕切り部に設けられた防火区画
を貫通して施工される合成樹脂配管1の外側に挿通され
た鞘管2と鞘管2とが接合する目地部3に、熱膨張によ
って耐火断熱層5を形成する熱膨張性パッキン4が挿入
された配管構造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築物の仕切り部
に設けられた防火区画を貫通して施工された合成樹脂配
管に適用される耐火膨張性パッキンを有する配管構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】通常、建築物の床、壁、間仕切り等の仕
切り部(防火区画)に配管を貫通させる場合は、配管を
貫通させるための貫通孔(区間貫通部)を設け、この貫
通孔に電線管、排水管、ダクト等の配管を貫通させる。
この貫通孔に配管を貫通させた後の隙間には、防耐火性
を付与するために、モルタル等の充填材を充填して閉塞
する防火措置工法が行われている。上記充填材による隙
間の閉塞は、仕切り部の一方の側で発生した火災による
熱、火災、煙等が他方の側へ到達するのを防止したり、
遅らせたりするために必要な措置である。
【0003】特に、上記仕切り部を貫通する配管材とし
て合成樹脂管が用いられる場合は、図3(イ)の模式図
に示したように、合成樹脂管11が火災時の高温によっ
て変形したり、焼失するのを防止するために、合成樹脂
管11の外側にスレート管や金属管等の鞘管12を被覆
する工法が採られている。
【0004】上記鞘管を用いる工法では、施工上の都合
から、合成樹脂管11の両側から2本の鞘管12,12
をそれぞれ挿通させることがあり、このような場合に
は、両方の鞘管12同士が接合する目地部13に隙間を
生じる。このような隙間が存在すると、この部分の耐火
性能が低下するため、目地部13にに耐火性接着剤又は
無機繊維パッキン14を充填して、所定の耐火性能を付
与している。
【0005】しかしながら、長期間使用している間に、
合成樹脂管11が温水等によって膨張したり、鞘管12
として使用したスレート管が含水率等の変化によって収
縮することにより、図3(ロ)に模式図を示したよう
に、鞘管12と鞘管12との目地部間に新たな隙間15
を生じて合成樹脂管11が露出し、火災時の高温によっ
て変形したり、焼失するという問題点があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
に鑑み、建築物の仕切り部に設けられた防火区画を貫通
して施工される合成樹脂配管の外側に挿通された鞘管と
鞘管とが接合する目地部に、隙間を生じることがあって
も、火災時に隙間が充填され、優れた耐火性能を発現す
る耐火膨張性パッキンを有する配管構造を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の耐火膨張性パッ
キンを有する配管構造は、建築物の仕切り部に設けられ
た防火区画を貫通して施工される合成樹脂配管におい
て、合成樹脂配管の外側に無機材料からなる鞘管が挿通
され、鞘管と鞘管とが接合する目地部に、熱膨張によっ
て耐火断熱層を形成する熱膨張性パッキンが挿入されて
なることを特徴とする。
【0008】以下、本発明について詳細に説明する。本
発明の耐火膨張性パッキンを有する配管構造は、図1
(イ)の模式図を示したように、合成樹脂配管1の外側
に鞘管2が挿通され、鞘管2と鞘管2とが接合する目地
部3に熱膨張性パッキン4が充填される。上記鞘管とし
て用いられる管材は、耐火性能を有するものであれば、
特に制限はないが、施工性、入手の容易さ等からスレー
ト管が好ましい。また、上記合成樹脂配管に用いられる
管材としては、特に制限はないが、施工性等の点から、
ポリエチレン管、ポリブテン管、塩化ビニル管が好まし
い。
【0009】上記熱膨張性パッキン4としては、火災時
の高温によって熱膨張し、図1(ロ)の模式図を示した
ように、合成樹脂配管1の周囲に耐火断熱層5を形成す
ることにより、高温から合成樹脂配管1を保護するもの
が用いられる。上記熱膨張性パッキン4は、必ずしも目
地部3全体に充填する必要はなく、隙間を開けて合成樹
脂配管1が部分的に露出するように施工しても、熱膨張
によって形成された耐火断熱層5が隙間全体を閉塞す
る。
【0010】また、長期間の使用において、鞘管2の収
縮や合成樹脂配管1の膨張によって、熱膨張性パッキン
4と鞘管2との間に隙間が生じ、合成樹脂配管1が露出
するようなことがあっても、熱膨張によって合成樹脂配
管1の周囲に形成された耐火断熱層5が隙間全体を閉塞
する。上記熱膨張性パッキン4の厚みは、目地部3や隙
間の寸法に応じて、適宜決定すればよい。
【0011】上記熱膨張性パッキン4の形状は、施工性
に問題がなければ特に限定されず、捲重体、環状シー
ト、円環状等のいずれであってもよい。捲重体の場合
は、合成樹脂管1に巻き付けて施工することができる。
特に、円環状又は環状シートの場合は、熱膨張性パッキ
ン4の内径寸法を合成樹脂管1の外径より若干大きめと
し、熱膨張性パッキン4の外径寸法を鞘管2の外径より
若干大きめとして、合成樹脂管1に挿通させることによ
り、容易に施工することができる。さらに、円環状又は
環状シートに切り目を入れ、この切り目を開いて配管に
挿通させることも可能である。
【0012】上記熱膨張性パッキンとしては、火災時の
高温によって熱膨張し、耐火断熱層を形成することによ
り、高温から合成樹脂配管を保護するものであれば、特
に制限なく使用可能であるが、下記樹脂組成物(I)又
は(II)から形成されるものを使用することが好まし
い。
【0013】また、上記熱膨張性パッキンを600℃で
10分間加熱したときの厚み方向の膨張倍率(膨張後の
厚みd1/膨張前の厚みd0)は1.2倍以上であることが
好ましく、加熱膨張後のかさ密度は0.5g/cm3 以
下であることが好ましい。膨張倍率(d1/d0)が1.2
倍未満であるか又はかさ密度が0.5g/cm3を超え
ると、火災時の断熱性能が不足する。
【0014】上記樹脂組成物(I)は、熱可塑性樹脂及
び/又はゴム物質、中和処理された熱膨張性黒鉛並びに
無機充填剤からなるものが好ましい。
【0015】上記熱可塑性樹脂及び/又はゴム物質とし
ては特に限定されず、例えば、ポリプロピレン系樹脂、
ポリエチレン系樹脂、ポリ(1−)ブテン系樹脂、ポリ
ペンテン系樹脂等のポリオレフィン系樹脂;ポリスチレ
ン系樹脂、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン系
樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリフェニレンエーテ
ル系樹脂、アクリル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリ塩
化ビニル系樹脂、フェノール系樹脂、ポリウレタン系樹
脂、ポリブテン、ポリクロロプレン、ポリブタジエン、
ポリイソブチレン、ブチルゴム、ニトリルゴム等が挙げ
られる。これらは単独で用いられてもよく、2種以上が
併用されてもよい。
【0016】上記熱可塑性樹脂及び/又はゴム物質は単
独で用いても、2種以上を併用してもよい。樹脂の溶融
粘度、柔軟性、粘着性等の調整のため、2種以上の樹脂
をブレンドしたものをベース樹脂として用いてもよい。
【0017】上記熱可塑性樹脂及び/又はゴム物質に
は、更に、本発明における熱膨張性耐層の耐火性能を阻
害しない範囲で、架橋や変性が施されてもよい。上記熱
可塑性樹脂及び/又はゴム物質の架橋方法については特
に限定されず、熱可塑性樹脂又はゴム物質について通常
行われる架橋方法、例えば、各種架橋剤や過酸化物等を
使用する架橋方法、電子線照射による架橋方法などが挙
げられる。
【0018】上記中和処理された熱膨張性黒鉛とは、従
来公知の物質である熱膨張性黒鉛を中和処理したもので
ある。上記熱膨張性黒鉛は、天然鱗状グラファイト、熱
分解グラファイト、キッシュグラファイト等の粉末を、
濃硫酸、硝酸、セレン酸等の無機酸と濃硝酸、過塩素
酸、過塩素酸塩、過マンガン酸塩、重クロム酸塩、過酸
化水素等の強酸化剤とで処理することにより生成するグ
ラファイト層間化合物であり、炭素の層状構造を維持し
たままの結晶化合物である。
【0019】上述のように酸処理して得られた熱膨張性
黒鉛は、更にアンモニア、脂肪族低級アミン、アルカリ
金属化合物、アルカリ土類金属化合物等で中和すること
により、中和処理された熱膨張性黒鉛とする。
【0020】上記脂肪族低級アミンとしては、特に限定
されず、例えば、モノメチルアミン、ジメチルアミン、
トリメチルアミン、エチルアミン、プロピルアミン、ブ
チルアミン等が挙げられる。上記アルカリ金属化合物及
びアルカリ土類金属化合物としては、特に限定されず、
例えば、カリウム、ナトリウム、カルシウム、バリウ
ム、マグネシウム等の水酸化物、酸化物、炭酸塩、硫酸
塩、有機酸塩等が挙げられる。
【0021】上記中和処理された熱膨張性黒鉛の粒度
は、20〜200メッシュが好ましい。粒度が200メ
ッシュより小さくなると、黒鉛の膨張度が小さく、所定
の耐火断熱層が得られず、粒度が20メッシュより大き
くなると、黒鉛の膨張度が大きいという利点はあるが、
熱可塑性樹脂及び/又はゴム物質と混練する際に分散性
が悪くなり、物性の低下が避けられない。
【0022】上記中和処理された熱膨張性黒鉛の市販品
としては、例えば、東ソー社製「フレームカットGRE
P−EG」、UCAR Carbon社製「GRAFG
UARD」等が挙げられる。
【0023】上記無機充填剤としては特に限定されず、
例えば、アルミナ、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化カルシ
ウム、酸化マグネシウム、酸化鉄、酸化錫、酸化アンチ
モン、フェライト類等の金属酸化物;水酸化カルシウ
ム、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、ハイド
ロタルサイト等の含水無機物;塩基性炭酸マグネシウ
ム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、炭酸亜鉛、炭
酸ストロンチウム、炭酸バリウム等の金属炭酸塩;硫酸
カルシウム、石膏繊維、ケイ酸カルシウム等のカルシウ
ム塩;シリカ、珪藻土、ドーソナイト、硫酸バリウム、
タルク、クレー、マイカ、モンモリロナイト、ベントナ
イト、活性白土、セピオライト、イモゴライト、セリサ
イト、ガラス繊維、ガラスビーズ、シリカ系バルン、窒
化アルミニウム、窒化ホウ素、窒化けい素、カーボンブ
ラック、グラファイト、炭素繊維、炭素バルン、木炭粉
末、各種金属粉、チタン酸カリウム、硫酸マグネシウム
「MOS」(商品名)、チタン酸ジルコン酸鉛、アルミ
ニウムボレート、硫化モリブデン、炭化ケイ素、ステン
レス繊維、ホウ酸亜鉛、各種磁性粉、スラグ繊維、フラ
イアッシュ、脱水汚泥などが挙げられる。これらは単独
で用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
【0024】上記無機充填剤としては、特に含水無機物
と金属炭酸塩との併用が好ましい。上記含水無機物及び
金属炭酸塩は、骨材的な働きをすることから、加熱残渣
の強度向上や熱容量増大に寄与すると考えられる。
【0025】さらに、上記含水無機物は、加熱時の脱水
反応によって生成した水のために吸熱が起こり、温度上
昇が低減されて高い耐熱性が得られる点、及び、加熱残
渣として酸化物が残存し、これが骨材となって働くこと
により残渣強度が向上する点で特に好ましい。中でも、
水酸化マグネシウムと水酸化アルミニウムは、脱水効果
を発揮する温度領域が異なるため、併用すると脱水効果
を発揮する温度領域が広くなり、より優れた温度上昇抑
制効果が得られることから、併用することが好ましい。
【0026】さらに、上記炭酸カルシウム、炭酸亜鉛等
の金属炭酸塩は、後述するリン化合物が併用されるとリ
ン化合物との反応で膨張を促すと考えられ、特に、リン
化合物として、ポリリン酸アンモニウムを使用した場合
に、高い膨張効果が得られる。また、金属炭酸塩は有効
な骨材として働き、燃焼後に形状保持性の高い加熱残渣
を形成する。
【0027】上記無機充填剤の粒径としては、0.5〜
100μmが好ましく、より好ましくは、約1〜50μ
mである。また、粒径の大きい無機充填剤と粒径の小さ
いものを組み合わせて使用することがより好ましく、組
み合わせて用いることによって、熱膨張性材料層の力学
的性能を維持したまま、高充填化することが可能とな
る。
【0028】上記含水無機物の市販品としては、例え
ば、水酸化アルミニウムとして、粒径1μmの「ハイジ
ライトH−42M」(昭和電工社製)、粒径18μmの
「ハイジライトH−31」(昭和電工社製)が挙げられ
る。
【0029】上記炭酸カルシウムの市販品としては、例
えば、粒径1.8μmの「ホワイトンSB赤」(白石カ
ルシウム社製)、粒径8μmの「ホワイトンBF30
0」(備北粉化社製)等が挙げられる。
【0030】上記樹脂組成物(I)には、必要に応じて
リン化合物が配合されてもよい。上記リン化合物として
は特に限定されず、例えば、赤リン;トリフェニルホス
フェート、トリクレジルホスフェート、トリキシレニル
ホスフェート、クレジルジフェニルホスフェート、キシ
レニルジフェニルホスフェート等の各種リン酸エステ
ル;リン酸ナトリウム、リン酸カリウム、リン酸マグネ
シウム等のリン酸金属塩;ポリリン酸アンモニウム類;
下記一般式(1)で表される化合物等が挙げられる。こ
れらのうち、耐火性の観点から、赤リン、ポリリン酸ア
ンモニウム類、及び、下記一般式(1)で表される化合
物が好ましく、性能、安全性、費用等の点においてポリ
リン酸アンモニウム類がより好ましい。
【0031】
【化1】
【0032】式中、R1 及びR3 は、水素、炭素数1〜
16の直鎖状若しくは分岐状のアルキル基、又は、炭素
数6〜16のアリール基を表す。R2 は、水酸基、炭素
数1〜16の直鎖状若しくは分岐状のアルキル基、炭素
数1〜16の直鎖状若しくは分岐状のアルコキシル基、
炭素数6〜16のアリール基、又は、炭素数6〜16の
アリールオキシ基を表す。
【0033】上記赤リンは、少量の添加で難燃効果が向
上する。上記赤リンとしては、市販の赤リンを用いるこ
とができるが、耐湿性、混練時に自然発火しない等の安
全性の点から、赤リン粒子の表面を樹脂でコーティング
したもの等が好適に用いられる。
【0034】上記ポリリン酸アンモニウム類としては、
特に限定されず、例えば、ポリリン酸アンモニウム、メ
ラミン変性ポリリン酸アンモニウム等が挙げられるが、
取扱い性等の点からポリリン酸アンモニウムが好適に用
いられる。市販品としては、例えば、クラリアント社製
「EXOLIT AP422」、「EXOLIT AP
462」、住友化学工業社製「スミセーフP」、チッソ
社製「テラージュC60」、「テラージュC70」、
「テラージュC80」等が挙げられる。
【0035】上記一般式(1)で表される化合物として
は特に限定されず、例えば、メチルホスホン酸、メチル
ホスホン酸ジメチル、メチルホスホン酸ジエチル、エチ
ルホスホン酸、プロピルホスホン酸、ブチルホスホン
酸、2−メチルプロピルホスホン酸、t−ブチルホスホ
ン酸、2,3−ジメチル−ブチルホスホン酸、オクチル
ホスホン酸、フェニルホスホン酸、ジオクチルフェニル
ホスホネート、ジメチルホスフィン酸、メチルエチルホ
スフィン酸、メチルプロピルホスフィン酸、ジエチルホ
スフィン酸、ジオクチルホスフィン酸、フェニルホスフ
ィン酸、ジエチルフェニルホスフィン酸、ジフェニルホ
スフィン酸、ビス(4−メトキシフェニル)ホスフィン
酸等が挙げられる。中でも、t−ブチルホスホン酸は高
価ではあるが、高難燃性の点において好ましい。上記リ
ン化合物は単独で用いても、2種以上を併用してもよ
い。
【0036】上記樹脂組成物(I)における中和処理さ
れた熱膨張性黒鉛との配合量は、上記熱可塑性樹脂及び
/又はゴム物質100重量部に対して10〜350重量
部が好ましい。中和処理された熱膨張性黒鉛の配合量
が、10重量部より少なくなると十分な熱膨張性が得ら
れず、350重量部を超えると均一な分散が困難となる
ため、均一な厚みに成形することが困難となる。
【0037】上記樹脂組成物(I)における無機充填剤
の配合量は、熱可塑性樹脂及び/又はゴム物質100重
量部に対して50〜500重量部が好ましい。配合量
が、50重量部未満では十分な耐火性を有する熱膨張性
材料層が得られず、500重量部を超えると熱膨張性材
料層の機械的物性が低下する。
【0038】上記樹脂組成物(I)におけるリン化合物
の配合量は、少なくなると燃焼残渣に十分な形状保持性
が得られず、多くなると機械的物性の低下が大きくな
り、使用に耐えられなくなるので、熱可塑性樹脂及び/
又はゴム物質100重量部に対して50〜200重量部
が好ましい。また、リン化合物、中和処理された熱膨張
性黒鉛及び無機充填剤の配合量(合計量)は、熱可塑性
樹脂及び/又はゴム物質100重量部に対して200〜
600重量部が好ましい。
【0039】上記樹脂組成物(II)としては、エポキシ
樹脂、中和処理された熱膨張性黒鉛及び無機充填剤から
なるものが好ましい。
【0040】上記エポキシ樹脂は、特に限定されない
が、基本的にはエポキシ基をもつモノマーと硬化剤とを
反応させることにより得られる。上記エポキシ基をもつ
モノマーとしては、例えば、2官能のグリシジルエーテ
ル型、グリシジルエステル型、多官能のグリシジルエー
テル型等のモノマーが例示される。
【0041】上記2官能のグリシジルエーテル型のモノ
マーとしては、例えば、ポリエチレングリコール型、ポ
リプロピレングリコール型、ネオペンチルグリコール
型、1、6−ヘキサンジオール型、トリメチロールプロ
パン型、ビスフェノールA型、ビスフェノールF型、プ
ロピレンオキサイド−ビスフェノールA型、水添ビスフ
ェノールA型等のモノマーが例示される。
【0042】上記グリシジルエステル型のモノマーとし
ては、例えば、ヘキサヒドロ無水フタル酸型、テトラヒ
ドロ無水フタル酸型、ダイマー酸型、p−オキシ安息香
酸型等のモノマーが例示される。
【0043】上記多官能のグリシジルエーテル型のモノ
マーとしては、例えば、フェノールノボラック型、オル
ソクレゾールノボラック型、DPPノボラック型、ジシ
クロペンタジエン・フェノール型等のモノマーが例示さ
れる。
【0044】これらのエポキシ基をもつモノマーは、単
独で用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
【0045】上記硬化剤としては、重付加型又は触媒型
のものが用いられる。重付加型の硬化剤としては、例え
ば、アミン類、酸無水物、ポリフェノール、ポリメルカ
プタン等が例示される。また、上記触媒型の硬化剤とし
ては、例えば、3級アミン、イミダゾール類、ルイス酸
錯体等が例示される。
【0046】上記エポキシ樹脂の硬化方法は、特に限定
されず、公知の方法によって行うことができる。
【0047】上記樹脂組成物(II)において使用される
中和処理された熱膨張性黒鉛及び無機充填剤としては、
樹脂組成物(I)で使用されるものと同様の成分が用い
られる。
【0048】上記樹脂組成物(II)において、中和処理
された熱膨張性黒鉛の配合量は、樹脂組成物(I)と同
様の理由で、エポキシ樹脂100重量部に対して15〜
400重量部が好ましい。また、無機充填剤の配合量
は、樹脂組成物(I)と同様の理由で、エポキシ樹脂1
00重量部に対して35〜500重量部が好ましい。
【0049】上記樹脂組成物(II)には、樹脂組成物
(I)で使用されるものと同様のリン化合物が配合され
てもよい。リン化合物の配合量は、樹脂組成物(I)と
同様の理由で、エポキシ樹脂100重量部に対して50
〜200重量部が好ましい。また、リン化合物、中和処
理された熱膨張性黒鉛及び無機充填剤の配合量(合計
量)は、エポキシ樹脂100重量部に対して200〜6
00重量部が好ましい。
【0050】上記樹脂組成物(II)では、樹脂としてエ
ポキシ樹脂を使用することによって、樹脂自身が燃焼時
にチャー(炭化)層を形成し、形状を保持するのに十分
強固な耐火断熱層を形成する。
【0051】上記樹脂組成物(I)及び(II)におい
て、中和処理された熱膨張性黒鉛は、加熱により膨張し
て耐火断熱層を形成し、火炎や熱の伝達を阻止する。リ
ン化合物は、加熱により脱水、発泡すると共に炭化触媒
として作用する。無機充填剤は、その際に熱容量の増大
に寄与し、また、リン化合物は耐火断熱層に形状保持能
力を付与する。
【0052】上記樹脂組成物(I)及び(II)には、そ
の物性を損なわない範囲で、フェノール系、アミン系、
イオウ系等の酸化防止剤の他、金属害防止剤、帯電防止
剤、安定剤、架橋剤、滑剤、軟化剤、顔料などが添加さ
れてもよい。
【0053】上記樹脂組成物(I)及び(II)の片面ま
たは両面には、施工性や燃焼残渣の強度を改善する目的
で基材層が積層されていてもよい。この基材層に用いら
れる材料としては、例えば、布、不織布、クラフト紙、
プラスチックフィルム、割布、ガラスクロス、アルミガ
ラスクロス、アルミ箔、アルミ蒸着フィルム、アルミク
ラフト紙、及び、これらの材料の積層体等が挙げられ
る。好ましくは、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレ
ンフィルム、ポリエステルフィルム等のプラスチックフ
ィルム、又は、アルミクラフト紙、アルミガラスクロス
である。また、上記基材層の厚みは、0.25mm以下
が好ましい。
【0054】上記樹脂組成物(I)及び(II)には、燃
焼残渣の強度を改善する目的で、不燃性繊維、不燃性繊
維状材料からなるネット又はマットが含まれていてもよ
い。上記不燃性繊維としては、ガラス繊維、セラミック
繊維、炭素繊維などが挙げられる。上記不燃性繊維状材
料からなるネット又はマットとしては、無機繊維又は金
属繊維状材料からなるものが好ましく、例えば、ガラス
繊維の織布(ガラスクロス、コンティニュアスストラン
ドマット等)あるいは不織布(チョップドストランドマ
ット等)、セラミック繊維の織布(セラミッククロス)
あるいは不織布(セラミックマット等)、炭素繊維の織
布あるいは不織布、ラス又は金網から形成されるネット
又はマットが好適に用いられる。
【0055】上記樹脂組成物(I)及び(II)は、上記
各成分を、バンバリーミキサー、ニーダーミキサー、二
本ロール等公知の混練装置を用いて混練することにより
得ることができる。この樹脂組成物を、例えば、プレス
成形、押出成形、カレンダー成形、ロール成形、コータ
ー成形等の従来公知の成形方法により、シート状に成形
し、さらに打ち抜き等によりパッキン状成形体を得るこ
とができる。また上記樹脂組成物(II)は、パッキン形
状を賦形できる金型を用いて、プレス成形で作製しても
よい。
【0056】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照しながら、本
発明の実施例について説明する。
【0057】(実施例1)ブチルゴム(エクソン化学社
製「ブチルゴム#065」)40重量部、ポリブテン
(出光石油化学社製「ポリブテン100R」)50重量
部、水添石油樹脂(トーネックス社製「エスコレッツ5
320」)10重量部、中和処理された熱膨張性黒鉛
(東ソー社製「フレームカットGREP−EG」30重
量部、水酸化アルミニウム(昭和電工社製「ハイジライ
トH−31」)200重量部、及び、ポリリン酸アンモ
ニウム(クラリアント社製「Exolit AP42
2」)45重量部からなる樹脂組成物を二本ロールで溶
融混練した後、加熱プレス機にて2mm厚のシート状物
に成形した。このシート状物を打ち抜くことにより、外
径125mm、内径115mmの環状熱膨張性パッキン
を作製した。
【0058】図2に示したように、PC板(厚み150
mm)の区画貫通部を貫通する硬質塩化ビニル管(外径
114mm)の外側に、2本のスレート管(外径131
mm、肉厚7.5mm)を挿通させて被覆したものを水
平炉内に設置して耐火試験用試験体とした。尚、上記ス
レート管同士の目地部には、上記で得られた環状熱膨張
性パッキンを嵌め込み、さらに5mmの隙間を設けた。
上記耐火試験用試験体について、JIS A 1304
に準拠して、1時間耐火試験を行ったが、スレート管内
部から水平炉の外側に炎の噴出は認められなかった。
【0059】(実施例2)エポキシ樹脂(ジャパンエポ
キシレジン社製「E807」)40重量部、ジアミン系
硬化剤(ジャパンエポキシレジン社製「EKFL05
2」)60重量部、中和処理された熱膨張性黒鉛(東ソ
ー社製「フレームカットGREP−EG」50重量部、
水酸化アルミニウム(昭和電工社製「ハイジライトH−
31」)50重量部、炭酸カルシウム(備北粉化社製
「ホワイトンBF300」)100重量部、及び、ポリ
リン酸アンモニウム(クラリアント社製「Exolit
AP422」)100重量部からなる樹脂組成物を遊
星撹拌機で撹拌した後、加熱プレス機にて加熱硬化させ
ることにより、2mm厚のシート状物に成形した。この
シート状物を打ち抜くことにより、外径125mm、内
径115mmの環状熱膨張性パッキンを作製した。
【0060】上記環状熱膨張性パッキンを使用して、実
施例1と同様に耐火試験用試験体を作製し、この耐火試
験用試験体につき、JIS A 1304に準拠して、
1時間耐火試験を行ったが、スレート管内部から水平炉
の外側に炎の噴出は認められなかった。
【0061】(比較例1)環状の熱膨張性パッキンを使
用せずに、スレート管同士の目地部に5mmの隙間を設
けたこと以外は、実施例1と同様にして耐火試験用試験
体を作製し、この耐火試験用試験体につき、JIS A
1304に準拠して、1時間耐火試験を行ったとこ
ろ、スレート管内部から水平炉の外側に炎の噴出が認め
られた。
【0062】
【発明の効果】本発明の耐火膨張性パッキンを有する配
管構造は、上述の構成であり、建築物の仕切り部に設け
られた防火区画を貫通して施工される合成樹脂配管の外
側に挿通された鞘管と鞘管との目地部に隙間を生じるこ
とがあっても、火災時の高温によって隙間が充填され、
優れた耐火性能を発現する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(イ)は本発明の耐火膨張性パッキンを有
する配管構造を示す模式図であり、図1(ロ)は耐火膨
張性パッキンが熱膨張して耐火断熱層を形成した状態を
示す模式図である。
【図2】耐火試験用試験体を示す説明図である。
【図3】図3(イ)は、鞘管と鞘管との目地部に無機繊
維パッキンを充填した状態を示す模式図であり、図3
(ロ)は、鞘管と鞘管との目地部に隙間が生じた状態を
示す模式図である。
【符号の説明】
1,11 合成樹脂管 2,12 鞘管 3,13 目地部 4 熱膨張性パッキン 5 耐火断熱層 14 無機繊維パッキン 15 隙間

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建築物の仕切り部に設けられた防火区画
    を貫通して施工される合成樹脂配管において、合成樹脂
    配管の外側に無機材料からなる鞘管が挿通され、鞘管と
    鞘管とが接合する目地部に、熱膨張によって耐火断熱層
    を形成する熱膨張性パッキンが挿入されてなることを特
    徴とする耐火膨張性パッキンを有する配管構造。
  2. 【請求項2】 鞘管がスレート管であることを特徴とす
    る請求項1記載の耐火膨張性パッキンを有する配管構
    造。
  3. 【請求項3】 合成樹脂配管が、ポリエチレン管、ポリ
    ブテン管又は塩化ビニル管であることを特徴とする請求
    項1記載の耐火膨張性パッキンを有する配管構造。
  4. 【請求項4】 上記熱膨張性材料層が、熱可塑性樹脂及
    び/又はゴム物質、中和処理された熱膨張性黒鉛並びに
    無機充填剤を含有する樹脂組成物(I)からなることを
    特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の耐火膨
    張性パッキンを有する配管構造。
  5. 【請求項5】 上記熱膨張性材料層が、エポキシ樹脂、
    中和処理された熱膨張性黒鉛並びに無機充填剤を含有す
    る樹脂組成物(II)からなることを特徴とする請求項1
    〜3のいずれか1項に記載の耐火膨張性パッキンを有す
    る配管構造。
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