JP2000053731A - 制振性樹脂組成物及び該樹脂組成物を用いた構造用制振性樹脂成形品 - Google Patents

制振性樹脂組成物及び該樹脂組成物を用いた構造用制振性樹脂成形品

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JP2000053731A
JP2000053731A JP11136833A JP13683399A JP2000053731A JP 2000053731 A JP2000053731 A JP 2000053731A JP 11136833 A JP11136833 A JP 11136833A JP 13683399 A JP13683399 A JP 13683399A JP 2000053731 A JP2000053731 A JP 2000053731A
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Japan
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weight
resin
damping
vibration
resin composition
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JP11136833A
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English (en)
Inventor
Harushige Yamamura
陽茂 山村
Yasushi Uruji
宇留治  泰
Shintaro Iizuka
晋太郎 飯塚
Takeshi Honjo
岳 本荘
Masakazu Yamaguchi
真和 山口
Yusuke Koizumi
雄介 小泉
Hiroshi Hayashi
寛 林
Naohisa Ito
直久 伊藤
Takashi Nakabayashi
孝 中林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan U-Pica Co Ltd
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Japan U-Pica Co Ltd
Mitsubishi Motors Corp
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Publication date
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  • Vibration Prevention Devices (AREA)
  • Reinforced Plastic Materials (AREA)
  • Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 広範囲の温度領域で、より高い制振特性を有
し、成形性に優れた制振性樹脂組成物、これを用いた構
造用制振性樹脂成形品。 【解決手段】 式(I) CH2 =CR2 CO−(R1 O)n −OCOCR2 =C
2 (1) (n数が2以上で、R1 はC2〜13アルキレンあるい
はポリメチレン鎖、R2 は水素またはメチル基)で表さ
れる二官能ジ(メタ)アクリレート(A)と、不飽和ポ
リエステル(B)及び架橋性単量体(C)からなる不飽
和ポリエステル樹脂(B+C)又は、エポキシアクリレ
ート(B′)及び架橋性単量体(C)からなるエポキシ
アクリレート樹脂(B′+C)を配合する樹脂で、(B
+C)5〜95重量%に対し(B′+C)を95〜5重
量%(A)成分の15〜85重量%に対し、(B+
C)、(B′+C)又は(B″+C)成分が85〜15
重量%である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、制振性樹脂組成物
および該制振性樹脂を成形してなる構造用制振性樹脂成
形品に関し、特に例えばロッカーカバー、ギヤケースカ
バー、オイルパンなどのエンジン周辺機器部品および騒
音カバーなどの制振性を必要とする部品などに適用する
ことができる制振性樹脂組成物、および構造用制振性樹
脂成形品に関する。
【0002】
【従来の技術】地球環境保護などの観点から省資源化、
低公害化の動きが活発化しており、自動車、船舶、航空
機、鉄道などの輸送分野においても低公害化が大きな課
題であり、軽量化、低燃費化が幅広く検討されている。
【0003】軽量化の方策の一つとして、各種部品の樹
脂化が検討されている。樹脂成形品は、金属成形品と比
較してデザインの自由度が高く、軽量で、比強度が高い
などの優れた性能を有している。その中でもFRPの用
途は、強度と重量のバランスをとりやすく、外板、内装
材、自動車などのエンジン周辺機器にまで広がりつつあ
る。特にエンジン、その周辺機器や構造部品は、軽量化
のみならず、低騒音化の要求も強く、制振性が必須条件
となってきている。
【0004】樹脂材料の制振性は、樹脂組成物のガラス
転移点付近における損失弾性率の増大と貯蔵弾性率の低
下による力学分散の損失正接(Tanδ)値を上昇させ
ることによって、効果を発揮する。従って、使用する樹
脂材料のTanδ特性が制振性を左右する。この損失正
接(Tanδ)は、損失弾性率(E″)と貯蔵弾性率
(E′)との比で表わされ、Tanδ=E″/E′であ
る。
【0005】エンジン用制振性樹脂組成物としては、例
えば特開平3−137158号公報、特開平3−137
159号公報に、ナイロンなどを基本材料とした制振性
樹脂組成物が開示されている。
【0006】上記公報に記載されているナイロンなど制
振性樹脂成形品は、大型成形品を成形する際に反りが発
生し、剛性が低い為、変形し易いなどの欠点があった。
【0007】また、特願平7−107519号公報に
は、シートモールディングコンパウンド(以下「SM
C」と称す)による制振性樹脂組成物が示されている。
しかし、高温側の制振性は良好で、実使用に問題はない
が、エンジンスタートなどのアイドリング時の低温側で
は制振性が不足している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、広範囲の温度領域でより高い制振特性を有し、かつ
成形性に優れた制振性樹脂組成物および該樹脂を用いた
構造用制振性樹脂成形品を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の制振性樹
脂組成物は、下記式(1) CH2 =CR2 CO−(R1 O)n −OCOCR2 =CH2 (1) (式中、nは2以上の数であり、R1 は炭素原子2〜1
2個を有するアルキレンあるいはポリメチレン鎖であ
り、R2 は水素またはメチル基を示す)で表される二官
能ジ(メタ)アクリレート(A)および、不飽和ポリエ
ステル(B)と架橋性単量体(C)とからなる不飽和ポ
リエステル樹脂(B+C)を配合する樹脂であって、か
つ配合割合が(A)成分15〜85重量%に対し、(B
+C)成分が85〜15重量%であることを特徴とす
る。
【0010】請求項2記載の制振性樹脂組成物は、下記
式(1) CH2 =CR2 CO−(R1 O)n −OCOCR2 =CH2 (1) (式中、nは2以上の数であり、R1 は炭素原子2〜1
2個を有するアルキレンあるいはポリメチレン鎖であ
り、R2 は水素またはメチル基を示す)で表される二官
能ジ(メタ)アクリレート(A)および、エポキシアク
リレート(B)と架橋性単量体(C)とからなるエポキ
シアクリレート樹脂(B′+C)を配合する樹脂であっ
て、かつ配合割合が(A)成分15〜85重量%に対
し、(B′+C)成分が85〜15重量%であることを
特徴とする。
【0011】請求項3記載の制振性樹脂組成物は、下記
式(1) CH2 =CR2 CO−(R1 O)n −OCOCR2 =CH2 (1) (式中、nは2以上の数であり、R1 は炭素原子2〜1
3個を有するアルキレンあるいはポリメチレン鎖であ
り、R2 は水素またはメチル基を示す)で表される二官
能ジ(メタ)アクリレート(A)および、不飽和ポリエ
ステル(B)と架橋性単量体(C)とからなる不飽和ポ
リエステル樹脂(B+C)ならびにエポキシアクリレー
ト(B′)と架橋性単量体(C)とからなるエポキシア
クリレート樹脂(B′+C)を配合する樹脂であって、
(B+C)と(B′+C)の配合比率を(B+C)5〜
95重量%に対し(B′+C)を95〜5重量%にした
(B″+C)成分15〜85重量%に対し、(A)成分
85〜15重量%であることを特徴とする。
【0012】請求項4記載の制振性樹脂組成物は、請求
項1〜3いずれかの項記載の制振性樹脂組成物に、更に
充填剤(E)、硬化剤(F)、離型剤(G)、顔料
(H)および増粘剤(I)を配合してなる樹脂コンパウ
ンドを強化材(J)に含浸し、熟成させることによりシ
ート状またはバルク状としたことを特徴とする。
【0013】請求項5記載の制振性樹脂組成物は、請求
項4記載の制振性樹脂組成物において、強化材(J)
が、ガラス繊維であることを特徴とする。
【0014】請求項6記載の構造用制振性樹脂成形品
は、請求項1〜5いずれかの項記載の制振性樹脂組成物
を成形してなることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の第1の発明の制振性樹脂
組成物は、下記式(1) CH2 =CR2 CO−(R1 O)n −OCOCR2 =CH2 (1) (式中、nは2以上の数であり、R1 は炭素原子2〜1
2個を有するアルキレンあるいはポリメチレン鎖であ
り、R2 は水素またはメチル基を示す)で表される二官
能ジ(メタ)アクリレート(A)および、不飽和ポリエ
ステル(B)と架橋性単量体(C)とからなる不飽和ポ
リエステル樹脂(B+C)を配合する樹脂であって、か
つ配合割合が(A)成分15〜85重量%に対し、(B
+C)成分が85〜15重量%である。
【0016】また、本発明の第2の発明の制振性樹脂組
成物は、下記式(1) CH2 =CR2 CO−(R1 O)n −OCOCR2 =CH2 (1) (式中、nは2以上の数であり、R1 は炭素原子2〜1
2個を有するアルキレンあるいはポリメチレン鎖であ
り、R2 は水素またはメチル基を示す)で表される二官
能ジ(メタ)アクリレート(A)および、エポキシアク
リレート(B)と架橋性単量体(C)とからなるエポキ
シアクリレート樹脂(B′+C)を配合する樹脂であっ
て、かつ配合割合が(A)成分15〜85重量%に対
し、(B′+C)成分が85〜15重量%である。
【0017】また、本発明の第3の発明の制振用樹脂組
成物は、下記式(1) CH2 =CR2 CO−(R1 O)n −OCOCR2 =CH2 (1) (式中、nは2以上の数であり、R1 は炭素原子2〜1
3個を有するアルキレンあるいはポリメチレン鎖であ
り、R2 は水素またはメチル基を示す)で表される二官
能ジ(メタ)アクリレート(A)および、不飽和ポリエ
ステル(B)と架橋性単量体(C)とからなる不飽和ポ
リエステル樹脂(B+C)ならびにエポキシアクリレー
ト(B′)と架橋性単量体(C)とからなるエポキシア
クリレート樹脂(B′+C)を配合する樹脂であって、
(B+C)と(B′+C)の配合比率を(B+C)5〜
95重量%に対し(B′+C)を95〜5重量%にした
(B″+C)成分15〜85重量%に対し、(A)成分
85〜15重量%であることを特徴とする。
【0018】本発明に用いる上記式(I)で示されるn
が2以上である二官能ジ(メタ)アクリレート(A)と
しては、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、ポリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、トリプロピレンジ(メタ)アクリレートなどがあ
り、これらは単独でもあるいは併用しても使用できる。
【0019】また、本発明に用いる不飽和ポリエステル
樹脂を得るための不飽和ポリエステル(B)としては、
マレイン酸、無水マレイン酸、フマル酸等のα,β−不
飽和二塩基酸及びその酸無水物又は、フタル酸、無水フ
タル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、アジピン酸、セ
バシン酸、テトラ無水フタル酸、エンドメチレンテトラ
ヒドロフタル酸等の飽和二塩基酸又はその酸無水物と、
エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレ
ングリコール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタ
ンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキ
サンジオール、ネオペンチルグリコール、水素化ビスフ
ェノールA、ビスフェノールAのプロピレンオキサイド
の付加物、グリセリン、トリメチロールプロパン、エチ
レンオキサイド、プロピレンオキサイド等の多価アルコ
ールとのエステル化反応によって得られるものがある。
更に、ジシクロペンタジエン、シクロペンタジエン−マ
レイン酸付加物を、原料として使用することもできる。
当該不飽和ポリエステル(B)は、架橋性単量体(C)
に溶解させて、不飽和ポリエステル樹脂(B+C)とし
て使用される。
【0020】また、他の本発明に用いるエポキシアクリ
レート樹脂を得るためのエポキシアクリレート(B′)
は、少なくとも1分子中に2個のエポキシ基を有する化
合物を意味し、例えば、ビスフェノーA、ビスフノール
F、ブロム化ビスフェノールAで代表されるビスフェノ
ール化合物を主骨格としたジグリシジルエーテル型エポ
キシ樹脂、フェノールやクレゾールノボラック、ブロム
化フェノールノボラックで代表される多核フェノール化
合物を主骨格としたポリグリシジルエーテル型エポキシ
樹脂、ダイマー酸、トリメリット酸で代表される有機多
塩酸を主骨格とするポリグリシジルエステル型エポキシ
樹脂、ビスフェノールAエチレンオキサイド、プロピレ
ンオキサイド付加グリコール及び水添加ビスフェノール
A化合物を主骨格としたグリシジルエーテル型エポキシ
樹脂等のエポキシ化合物を、単独又は併用して使用する
ことができる。
【0021】又、前記エポキシ化合物と不飽和一塩基酸
を反応させた後、多塩基酸無水物を更に反応させ、分子
中に酸をペンダントとして有するエポキシアクリレート
も含まれる。不飽和一塩基酸としては、アクリル酸、メ
タクリル酸、クロトン酸、ソルビン酸で代表され、単独
又は併用して使用できる。多塩基酸無数物としては、無
水マレイン酸、無水フタル酸、無水イタコン酸、無水シ
トラコ酸、テトラヒドロ無水フタル酸、テトラブロモ無
水フタル酸、無水トリメリット酸、3,6−エンドメチ
レン1,2,3,6−テトラヒドロ−シス−無水フタル
酸が例として挙げられる。当該エポキシアクリレート
(B′)は、架橋性単量体(C)に溶解させて、エポキ
シアクリレート樹脂(B′+C)として使用される。
【0022】本発明に用いる架橋性単量体(C)として
は、スチレン、ビニルトルエン、α−メチルスチレン、
クロルスチレン、ジクロルスチレン、ビニルナフタレ
ン、エチルビニルエーテル、メチルビニルケトン、メチ
ルアクリレート、エチルアクリレート、メチルメタアク
リレート、アクリロニトリル、メタクリロニトリル等の
ビニル化合物およびジアリルフタレート、ジアリルフマ
レート、ジアリルサクシネート、トリアリルシアヌレー
トなどのアリル化合物など不飽和ポリエステルと架橋可
能なビニルモノマーあるいはビニルオリゴマー等が挙げ
られ、これらは単独でもあるいは併用しても使用できる
が、一般的にはスチレンが好ましく使用される。
【0023】本発明の制振性樹脂組成物は、前記式
(I)で示されるn数が2以上である二官能ジ(メタ)
アクリレート(A)と、不飽和ポリエステル樹脂(B+
C)又はエポキシアクリレート樹脂(B′+C)とを、
(A)/〔(B+C)又は(B′+C)〕が、15〜8
5重量%/85〜15重量の量で配合することにより得
られる。
【0024】また、本発明の制振性樹脂組成物は、前記
式(I)で示されるn数が2以上である二官能ジ(メ
タ)アクリレート(A)と、不飽和ポリエステル樹脂
(B+C)及びエポキシアクリレート樹脂(B′+C)
を、(B+C)5〜95重量%に対し(B′+C)を9
5〜5重量%にした(B″+C)成分とを、(A)/
[(B+C)+(B′+C)=(B″+C)]が15〜
85重量%/85〜15重量%の量で配合することによ
り得られる。
【0025】かかる配合割合とすることより、広範囲の
温度領域で、高い制振特性を有し、かつ優れた成形性と
耐熱性を持たせるためである。(A)成分が15重量%
未満の場合、制振性が有効に発現しないため、不都合で
あり、一方(A)成分が85重量%を超えると成形品の
耐熱性が低下するため不都合である。従って、(A)成
分の15〜85重量%に対し、(B+C)、(B′+
C)又は(B″+C)成分の配合割合は85〜15重量
%である。
【0026】上記制振性樹脂組成物に、更に充填剤
(E)、硬化剤(F)、離型剤(G)、顔料(H)およ
び増粘剤(I)を配合してなる樹脂コンパウンドを強化
材(J)に含浸し、熟成させることによりシート状また
はバルク状とする制振性樹脂組成物を得ることができ
る。
【0027】充填材(E)としては、炭酸カルシウム、
水酸化アルミニウム、タルク、クレー、硫酸バリウム、
アルミナ、硅砂、シリカパウダー、ガラスビーズ、ガラ
ス粉、ガラスバルーン、寒水石などが挙げられ、通常は
炭酸カルシウムが使用されるが、鱗片状充填材は制振性
に有効であり、例えばマイカ、鱗片状黒鉛など、慣用の
鱗片状無機物質も使用される。この充填材(E)の配合
量は、特に限定されないが、例えば15〜70重量%が
好適である。
【0028】硬化剤(F)としては、例えばベンゾイル
パーオキサイド、メチルエチルケトンパーオキサイド、
パーオキシパーベンゾエート、クメンハイドロパーオキ
サイド、ターシャリーブチルパーベンゾエート、パーオ
キシケタール、ジクミルパーオキサイドなどの有機過酸
化物がある。この硬化剤(F)の配合量は、特に限定さ
れないが、例えば0.2〜1重量%が好適である。
【0029】内部離型剤(G)としては、例えばステア
リン酸およびその金属塩などのような高級脂肪酸や高級
脂肪酸エステル、アルキルリン酸エステル、カルナバワ
ックスなどの慣用の内部離型剤がある。この内部離型剤
(G)の配合量は、特に限定されないが、例えば0.7
〜2重量%が好適である。
【0030】低収縮剤(H)としては、例えば、ポリス
チレン、ポリ酢酸ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリメチルメタクリレート、スチレン−ブタジエン
ブロックコポリマー、飽和ポリエステルなどが挙げられ
る。この低収縮剤(H)の配合量は、特に限定されない
が、例えば0〜15重量%が好適である。
【0031】増粘剤(I)としては、不飽和ポリエステ
ル又はエポキシアクリレートが有する水酸基、カルボキ
シル基やエステル結合などと化学的に結合して線状また
は一部交叉結合を生じせしめて分子量を増大させ、不飽
和ポリエステル樹脂又はエポキシアクリレート樹脂を増
粘させる性質を有するもので、例えば、トルエンジイソ
シアネートの如きジイソシアネート類、ポリイソシアネ
ート化合物、アルミニウムイソプロポキシド、チタンテ
トラブトキシドのような金属アルコキシド類、酸化マグ
ネシウム、酸化カルシウム、酸化ベリリウムのような2
価金属の酸化物、水酸化カルシウムのような2価金属の
水酸化物等が挙げられる。この増粘剤(I)の配合量
は、特に限定されないが、例えば0.05〜1.0重量
%が好適である。
【0032】強化材(J)は、ガラス繊維、ビニロン繊
維、ポリエステル繊維、フェノール繊維、カーボン繊維
などが挙げられ、一般的にはガラス繊維が使用される。
その形状は特に限定されず、例えば長さは通常3〜50
mmのものを使用でき、他に上記チョップドマット、織
布状繊維も使用できる。強化材(J)の添加量は、通常
樹脂組成物重量に対して0〜60重量%の量で含有され
るが、特に、通常繊維長さは6〜25mm、添加量は5
〜40重量%含有される範囲が好ましい。
【0033】更に、上記本発明の制振性樹脂組成物を用
いて、構造用制振性成形品を製造することができる。
【0034】本発明の構造用制振性樹脂成形品を成形す
るには、上記で得られたSMC,BMC(バルクモール
ディングコンパウンド)等の加熱加圧成形法、射出成形
法、型に刷毛する方法、ローラーなどを用いて積層を行
なうハンドレィアップ法を用いたり、又は、空気圧を利
用してノズル先よりガラスチョップのような強化材と前
記樹脂組成物とを型に吹き付けて積層を行なうスプレー
アップ法、型に樹脂組成物を流し込んで成形する注型
法、予め型内に強化繊維をセットしておき、次いで樹脂
組成物を流し込んで成形するマッチドメタルダイ法、R
TM(レジントランスファモールディング)法、RIM
(リアクションインジェクションモールディング)法等
の各種成形法を用いることが可能である。
【0035】このように各種成形法により成形された本
発明の構造用制振性樹脂成形品は、特に、例えばロッカ
ーカバー、ギヤケースカバー、オイルパン等のエンジン
周辺機器部品および騒音カバー等の制振性を必要とする
部品等に広く適用することができる。
【0036】
【実施例】本発明を次の実施例及び比較例により説明す
る。以下の実施例および比較例中の略称は次の通りであ
る。IPA(イソフタル酸)、PG(プロピレングリコ
ール)、MAn(無水マレイン酸)、SM(スチレンモ
ノマー)、HQ(ハイドロキノン)、TBPB(t−ブ
チルパーベンゾエート)、MgO(協和化学工業(株)
製、商品名「キョーワマグ 40」)、CaCO3 (日
東粉化工業(株)製、商品名「NS200」)、PS
(数平均分子量10万のポリスチレンの60重量%SM
溶液)、PVAc(電気化学工業(株)製ポリ酢酸ビニ
ル、商品名「M−5D」の35重量%濃度SM溶液)、
Zn−St(堺化学工業(株)ステアリン酸亜鉛、商品
名「SZ−2000」)。特記しない限り「部」は「重
量部」を意味する。
【0037】合成例1 不飽和ポリエステル樹脂の合成 攪拌機、温度計、窒素ガス導入管、塔部に温度計を付し
た分縮器および全縮器を備えた反応器に、IPA 10
12g、PG 2003gを仕込み、窒素ガスを流しな
がら攪拌、加熱を開始した。その後、徐々に昇温し、最
高210℃を保ちながら脱水縮合反応を行なった。反応
混合物の酸価が10になった時点で加熱を止め、120
℃になるまで冷却した。次にMAn 1793gを仕込
んだ後、再び加熱を開始し、最高温度210℃で脱水縮
合反応を行い、酸価15の不飽和ポリエステルを得た。
その後、170℃まで冷却し、HQ 0.5gを添加し
て良く混合した。この不飽和ポリエステルをSMに溶解
し、30重量%のSMを含有する不飽和ポリエステル樹
脂(UP1)を得た。
【0038】合成例2 エポキシアクリレート樹脂1の
合成 攪拌機、温度計、冷却機を付した反応器にエピコート1
001(油化シェルエポキシ(株)製エポキシ樹脂)5
25g、メタクリル酸91g、ハイドロキノン0.5
g、トリメチルアミノジメチルフェノール1.5とスチ
レンモノマー350gを仕込み、120℃に加熱反応
し、酸価10以下で冷却して、エポキシアクリレート樹
脂(EA1)を得た。
【0039】合成例3 エポキシアクリレート樹脂2の
合成 合成例2と同じ方法で合成し、酸化10以下で、無水マ
レイン酸33gを添加し、100℃にて1時間反応さ
せ、酸価40以下で終了して、エポキシアクリレート樹
脂(EA2)を得た。
【0040】合成例4 エポキシアクリレート樹脂3の
合成 攪拌機、温度計、冷却機を付した反応器にエピコート1
54(油化シェルエポキシ(株)製エポキシ樹脂)48
8g、メタアクリル酸115g、ハイドロキノン0.5
g、トリメチルアミノジメチルフェノール1.5とスチ
レンモノマー350gを仕込み、120℃に加熱反応
し、酸価15以下で、無水マレイン酸47gを添加し、
100℃にて1時間反応させ、酸価40以下で終了し
て、エポキシアクリレート樹脂(EA3)を得た。
【0041】実施例1 上記合成例1で得られた不飽和ポリエステル樹脂(UP
1)35部に、ポリエチレングリコールジアクリレー
ト(PEGDA)(n=4)35部、CaCO 3 140
部、TBPB 1部、Zn−St 4部、PVAc 3
0部、MgO1部を攪拌混合した。その配合割合を表1
に示す。次いで、この混合物をポリエチレンシート上に
SMC製造機にて連続的に供給し、ガラス繊維含有量3
0重量%で、厚み2ミリのSMCを得た。このSMCの
スチレンモノマーの揮散を防止するために、セロファン
フィルムで包んだ後、40℃熟成炉にて40時間熟成し
た。熟成後、ポリエチレンシートを剥離した所、粘着性
のない、ガラス繊維への含浸性良好なSMCが得られ
た。
【0042】次いで、このSMCを140℃に加熱され
た平板金型およびリブボスを有する金型内にて60kg
/cm2 、4分間の条件でプレス成形して、制振性成形
品を得た。
【0043】実施例2〜7 表1に示す配合割合に従って各材料を配合した以外は、
実施例1と同様にしてSMCを製造し、制振性成形品を
得た。
【0044】実施例8 不飽和ポリエステル樹脂を、上記合成例2で得られたエ
ポキシアクリレート樹脂2に代えた以外は、表1に示す
配合割合に従って実施例1と同様にしてSMCを製造
し、制振性成形品を得た。
【0045】実施例9〜11 表1に示す配合割合に従って各材料を配合した以外は、
実施例8と同様にして、SMCを製造し、制振性成形品
を得た。
【0046】比較例1〜2 表1に示す配合割合に従って各材料を配合した以外は、
実施例1と同様にして、SMCを製造し、制振性成形品
を得た。
【0047】
【表1】
【0048】実施例1〜11および比較例1〜2で得ら
れた平板成形品を25cm×2.5cmの大きさに切断
し、制振性の評価をJIS G 0602「制振鋼板の
振動減衰特性試験方法」の中央支持定常加振方法に準拠
して、損失係数η(ロスファクター値)の測定を行なう
ことにより実施した。損失係数ηが大きいほど制振性に
優れており、損失係数ηは、材料のガラス転移時の損失
弾性率の増大と貯蔵弾性率の低下によってもたらされる
tanδ値に比例するものである。損失係数ηの結果を
温度との関係として表2に示す。
【0049】
【表2】
【0050】表2に示すデータより、本発明による制振
性樹脂組成物および構造用制振性成形品は、比較例1〜
2に比べて広範囲の温度領域で高いロスファクター値を
示し、より高い制振性を有することがわかる。
【0051】
【発明の効果】本発明の制振性樹脂成形品用樹脂組成
物、構造用制振性成形品は、エンジン温度から外気温領
域まで広範囲の温度領域において高い制振特性を有し、
特に当該樹脂組成物は、優れた成形性を有する効果を奏
する。
【0052】このような優れた特性を有する構造用制振
性成形品は、制振性を必要とする各種自動車部品等に広
く適用することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G10K 11/16 G10K 11/16 A // C08J 5/10 CER J (72)発明者 宇留治 泰 東京都港区芝5丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内 (72)発明者 飯塚 晋太郎 東京都港区芝5丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内 (72)発明者 本荘 岳 東京都港区芝5丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内 (72)発明者 山口 真和 東京都港区芝5丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内 (72)発明者 小泉 雄介 神奈川県平塚市東八幡5丁目3番3号 日 本ユピカ株式会社技術研究所内 (72)発明者 林 寛 神奈川県平塚市東八幡5丁目3番3号 日 本ユピカ株式会社技術研究所内 (72)発明者 伊藤 直久 神奈川県平塚市東八幡5丁目3番3号 日 本ユピカ株式会社技術研究所内 (72)発明者 中林 孝 神奈川県平塚市東八幡5丁目3番3号 日 本ユピカ株式会社技術研究所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記式(1) CH2 =CR2 CO−(R1 O)n −OCOCR2 =CH2 (1) (式中、nは2以上の数であり、R1 は炭素原子2〜1
    3個を有するアルキレンあるいはポリメチレン鎖であ
    り、R2 は水素またはメチル基を示す)で表される二官
    能ジ(メタ)アクリレート(A)および、不飽和ポリエ
    ステル(B)と架橋性単量体(C)とからなる不飽和ポ
    リエステル樹脂(B+C)を配合する樹脂であって、か
    つ配合割合が(A)成分15〜85重量%に対し、(B
    +C)成分が85〜15重量%であることを特徴とする
    制振性樹脂組成物(D)。
  2. 【請求項2】 下記式(1) CH2 =CR2 CO−(R1 O)n −OCOCR2 =CH2 (1) (式中、nは2以上の数であり、R1 は炭素原子2〜1
    3個を有するアルキレンあるいはポリメチレン鎖であ
    り、R2 は水素またはメチル基を示す)で表される二官
    能ジ(メタ)アクリレート(A)および、エポキシアク
    リレート(B′)と架橋性単量体(C)とからなるエポ
    キシアクリレート樹脂(B′+C)を配合する樹脂であ
    って、かつ配合割合が(A)成分15〜85重量%に対
    し、(B′+C)成分が85〜15重量%であることを
    特徴とする制振性樹脂組成物(D′)。
  3. 【請求項3】 下記式(1) CH2 =CR2 CO−(R1 O)n −OCOCR2 =CH2 (1) (式中、nは2以上の数であり、R1 は炭素原子2〜1
    3個を有するアルキレンあるいはポリメチレン鎖であ
    り、R2 は水素またはメチル基を示す)で表される二官
    能ジ(メタ)アクリレート(A)および、不飽和ポリエ
    ステル(B)と架橋性単量体(C)とからなる不飽和ポ
    リエステル樹脂(B+C)ならびにエポキシアクリレー
    ト(B′)と架橋性単量体(C)とからなるエポキシア
    クリレート樹脂(B′+C)を配合する樹脂であって、
    (B+C)と(B′+C)の配合比率を(B+C)5〜
    95重量%に対し(B′+C)を95〜5重量%にした
    (B″+C)成分15〜85重量%に対し、(A)成分
    85〜15重量%であることを特徴とする制振性樹脂組
    成物(D″)。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3いずれかの項記載の制振性
    樹脂組成物に、更に充填剤(E)、硬化剤(F)、離型
    剤(G)、顔料(H)および増粘剤(I)を配合してな
    る樹脂コンパウンドを強化材(J)に含浸し、熟成させ
    ることによりシート状またはバルク状としたことを特徴
    とする制振性樹脂組成物。
  5. 【請求項5】 強化材(J)が、ガラス繊維であること
    を特徴とする請求項4記載の制振性成形材料組成物。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5いずれかの項記載の制振性
    樹脂組成物を成形してなることを特徴とする構造用制振
    性樹脂成形品。
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