JP2000037717A - セラミック成形体のバリ取り装置 - Google Patents

セラミック成形体のバリ取り装置

Info

Publication number
JP2000037717A
JP2000037717A JP10225344A JP22534498A JP2000037717A JP 2000037717 A JP2000037717 A JP 2000037717A JP 10225344 A JP10225344 A JP 10225344A JP 22534498 A JP22534498 A JP 22534498A JP 2000037717 A JP2000037717 A JP 2000037717A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
molded body
ceramic molded
deburring
burrs
brush
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10225344A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiko Uchiumi
和彦 内海
Toshio Hara
俊夫 原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP10225344A priority Critical patent/JP2000037717A/ja
Publication of JP2000037717A publication Critical patent/JP2000037717A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Devices For Post-Treatments, Processing, Supply, Discharge, And Other Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 バリ取り治具の押し付け力の微調整に依存す
ることなく、効率よく高品質のバリ取りを行うことが可
能なバリ取り装置を提供する。 【解決手段】 セラミック成形体1を搬送する搬送手段
2の両側面側に、搬送手段2を介して互いに対向するよ
うにバリ取り治具(カップ状ブラシ)4a,4bを配設
し、セラミック成形体1を、上記バリ取り治具4a,4
bの間を通過させて、両側端部をバリ取り治具4a,4
bに接触させることにより、セラミック成形体1に発生
したバリ1aを除去する。前記カップ状ブラシ4a,4
bを、その刷毛5の先端部5aがセラミック成形体1に
接触する位置よりも、さらに所定の距離Lだけセラミッ
ク成形体1側に寄った位置に配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バリ取り装置に関
し、詳しくは、セラミック電子部品の製造工程などにお
いて形成されるセラミック成形体に発生したバリを除去
するためのバリ取り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】セラミック電子部品の製造工程などにお
いて、粉末成形法その他の方法により形成されるセラミ
ック成形体には、その周縁部にバリが発生することが多
い。
【0003】そして、このセラミック成形体の周縁部に
発生するバリは、セラミック電子部品の形状精度や寸法
精度などを低下させる原因となるため、除去することが
必要になる。
【0004】ところで、従来のバリ取り方法としては、 図6に示すように、コンベア55上を搬送されるセラ
ミック成形体51の上面側から、ロール状ブラシ52を
回転させながら押し当ててバリ53除去する方法、 図7に示すように、コンベア55上を搬送されるセラ
ミック成形体51の上面側から、カップ状ブラシ54を
回転させながら押し当ててバリ53を除去する方法 などが用いられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記及び
の方法では、ロール状ブラシ52又はカップ状ブラシ5
4の先端(毛先)でセラミック成形体の上面をこすって
バリを除去しているため、ロール状ブラシ52又はカッ
プ状ブラシ54の先端(毛先)のセラミック成形体への
押し付け具合(当たり具合)により、バリ取りの仕上が
り状態が変動するという問題点がある。
【0006】また、ロール状ブラシ52又はカップ状ブ
ラシ54をセラミック成形体51に押し付ける力が不十
分になるとバリ取り状態が不完全になり、押し付ける力
が強くなりすぎると、コンベア55上でセラミック成形
体51が滞留してセラミック成形体の詰まりが頻発し、
製造工程に支障をきたすという問題点がある。このよう
に、ロール状ブラシ52又はカップ状ブラシ54をセラ
ミック成形体51に押し付ける力を適正に調整すること
は、効率よく高品質のバリ取りを行うために必須の要件
であるが、押し付け力の適正範囲は狭く、押し付け力を
適正な範囲に調整することは容易ではないのが実情であ
る。
【0007】また、ロール状ブラシ52又はカップ状ブ
ラシ54の押し付け力を適正に調整していても、使用中
のブラシの磨耗などにより、押し付け状態が変動し、バ
リ取り不良が発生する場合がある。
【0008】さらに、セラミック成形体51の下面側の
バリを、コンベア55を構成するベルト55aとの摩擦
により除去するように構成している場合においては、ベ
ルト55aの磨耗が激しく、また、ベルト原料(磨耗粉
など)のセラミック成形体51に付着するという問題点
がある。
【0009】本発明は、上記問題点を解決するものであ
り、バリ取り治具の押し付け力の微調整に依存すること
なく、効率よく高品質のバリ取りを行うことが可能で、
しかも、搬送手段上でのセラミック成形体の詰まりや、
セラミック成形体への搬送手段の磨耗物の付着を生じた
りすることのないセラミック成形体のバリ取り装置を提
供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明(請求項1)のセラミック成形体のバリ取り
装置は、焼成前のセラミック成形体に発生したバリを除
去するためのバリ取り装置であって、セラミック成形体
を搬送する搬送手段と、前記搬送手段の側面側に配設さ
れ、搬送されるセラミック成形体の側端部と接触してバ
リを除去するバリ取り治具とを具備することを特徴とし
ている。
【0011】搬送手段の側面側にバリ取り治具を配設
し、このバリ取り治具を、搬送手段により搬送されるセ
ラミック成形体の側端部と接触させてバリを除去するよ
うにしているので、上面側からセラミック成形体にブラ
シを押して付けてバリ取りをする従来の方法の場合に必
要となるような、ブラシの押し付け力の微調整が不要に
なるとともに、押し付け力が強くなりすぎることに起因
する、搬送手段上でのセラミック成形体の詰まりを生じ
たりすることがなく、効率よく確実にセラミック成形体
のバリ取りを行うことが可能になる。しかも、セラミッ
ク成形体の上下両面の側端部のバリを同時に除去するこ
とができるため、セラミック成形体の下面側のバリを、
ベルトコンベアなどの搬送手段との摩擦により除去する
ことが不要になり、搬送手段の磨耗や、磨耗粉のセラミ
ック成形体への付着などを防止することが可能になる。
なお、セラミック成形体の前後端部のバリが問題となる
場合には、90゜方向を変えて同様の方法で処理するこ
とにより前後端部のバリも同じように除去することがで
きる。
【0012】また、請求項2のセラミック成形体のバリ
取り装置は、焼成前のセラミック成形体に発生したバリ
を除去するためのバリ取り装置であって、セラミック成
形体を搬送する搬送手段と、前記搬送手段の両側面側
に、搬送手段を介して互いに対向するように配設され、
搬送されるセラミック成形体の両側端部と接触してバリ
を除去するバリ取り治具とを具備することを特徴として
いる。
【0013】この請求項2のバリ取り装置は、請求項1
のバリ取り装置の場合と同様の作用を奏するとともに、
さらに、搬送手段の両側面側にバリ取り治具を配設し、
セラミック成形体を、このバリ取り治具の間を通過さ
せ、両側端部をバリ取り治具に接触させることによりバ
リを除去するようにしているので、セラミック成形体の
両側端部のバリを同時に除去することが可能になり、さ
らにバリ取り効率を向上させることが可能になる。ま
た、セラミック成形体が、搬送手段の両側面側に配設さ
れたバリ取り治具の間を通過するので、セラミック成形
体に両側端部から均一に力が作用することになり、均一
なバリ取りを行って、さらに品質を向上させることが可
能になる。
【0014】また、請求項3のセラミック成形体のバリ
取り装置は、前記バリ取り治具が、ブラシであることを
特徴としている。
【0015】バリ取り治具としてブラシを用いることに
より、構造が簡単で、経済性に優れたバリ取り装置を構
成することが可能になり、本発明を実効あらしめること
ができる。
【0016】また、請求項4のセラミック成形体のバリ
取り装置は、前記バリ取り治具が、刷毛を束ねて形成さ
れた回転式のカップ状ブラシであって、かつ、刷毛の先
端部がセラミック成形体に接触する位置よりも、さらに
所定の距離Lだけセラミック成形体側に寄せて配設され
ていることを特徴としている。
【0017】カップ状ブラシは、通常、刷毛が密に束ね
られており、これを回転させながらセラミック成形体に
接触させることにより、十分なバリ取り効果を発揮させ
ることが可能になる。さらに、カップ状ブラシを、刷毛
の先端部がセラミック成形体に接触する位置よりも、さ
らに所定の距離Lだけセラミック成形体側に寄せて配設
することにより、セラミック成形体との接触状態を安定
させることが可能になるとともに、刷毛が使用により徐
々に磨耗した場合にも、その影響を受けずに安定したバ
リ取りを行うことが可能になり、本発明をより実効あら
しめることができる。すなわち、刷毛が上記の距離Lだ
け磨耗するまでは、刷毛が確実にセラミック成形体に接
触し、その間、確実にバリ取りを行うことが可能になる
ため、高精度の位置調整などを必要とすることなく、十
分な信頼性を確保することが可能になる。
【0018】また、請求項5のセラミック成形体のバリ
取り装置は、セラミック成形体を搬送する搬送手段の両
側面側のそれぞれに、複数個のバリ取り治具が、搬送手
段を挟んで互いに対向するように配設されていることを
特徴としている。
【0019】搬送手段の両側面側のそれぞれに、複数個
のバリ取り治具を、搬送手段を挟んで互いに対向するよ
うに配設した場合、セラミック成形体が搬送手段により
搬送されている間に、バリ取り治具と複数回接触してバ
リ取りが行われることになり、さらに確実にバリを除去
することが可能になる。
【0020】また、請求項6のセラミック成形体のバリ
取り装置は、前記セラミック成形体がセラミック圧電部
品の製造に用いられるものであることを特徴としてい
る。
【0021】セラミック圧電部品に用いられるセラミッ
ク成形体は、通常、密に成形されており、固くてバリが
除去しにくい場合があるが、本願を適用することによ
り、確実にバリを除去することが可能になり、特に有意
義である。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を示し
て、その特徴とするところをさらに詳しく説明する。
【0023】図1は本発明の一実施形態にかかるセラミ
ック成形体のバリ取り装置の概略構成を示す図である。
このバリ取り装置は、平板状に成形された焼成前のセラ
ミック成形体(この実施形態ではセラミック圧電部品の
製造に用いられるセラミック成形体)1の周縁部に発生
したバリ1aを除去するためのバリ取り装置であって、
セラミック成形体1を搬送する搬送手段2と、セラミッ
ク成形体1を搬送する搬送手段2の両側面側に、搬送手
段2を介して対向するように配設された、バリ1aを除
去するための2つのバリ取り治具4a,4bとを備えて
おり、セラミック成形体1を、2つのバリ取り治具4
a,4bの間を通過させて、バリ取り治具4a,4bに
接触させることにより、セラミック成形体1の側端部な
どに発生したバリ1aを除去することができるように構
成されている。
【0024】このセラミック成形体のバリ取り装置にお
いては、搬送手段2として、図1及び図2に示すよう
に、ローラ13a,13b(図2)により搬送される上
部ベルト11と、ローラ14a,14b(図2)により
搬送される下部ベルト12の間にセラミック成形体1を
保持しながら、セラミック成形体1を上部ベルト11及
び下部ベルト12とともに所定の方向に搬送することが
できるように構成されたベルトコンベアが用いられてい
る。なお、搬送手段2の構成はこれに限られるものでは
なく、公知の種々の構成のものを用いることが可能であ
る。
【0025】また、バリ取り治具4a,4bとしては、
刷毛5を束ねて形成された回転式のカップ状ブラシが用
いられており、このカップ状ブラシ(バリ取り治具)4
a,4bは、特に図示しない駆動手段により回転駆動さ
せることができるように構成されている。そして、この
カップ状ブラシ(バリ取り治具)4a,4bは、図3に
示すように、刷毛5の先端部5aがセラミック成形体1
の側面に接触する位置よりも、さらに所定の距離Lだけ
セラミック成形体1側に寄せて配設されている。
【0026】上記のように構成されたバリ取り装置を用
いてセラミック成形体のバリ取りを行うにあたっては、
ベルトコンベア(搬送手段)2を作動させてセラミック
成形体1を図1の矢印Aの方向に搬送し、2つの回転す
るカップ状ブラシ4a,4bの間を通過させて、バリ1
aが発生している両側端部をカップ状ブラシ4a,4b
に接触させることにより、バリ1aを除去する。
【0027】この実施形態のバリ取り装置においては、
上述のように、セラミック成形体1の両側面側からカッ
プ状ブラシ4a,4bを接触させることにより、セラミ
ック成形体1の両側端部に発生したバリ1aを除去する
ようにしているので、従来のバリ取り方法の場合のよう
に、上面側から押さえ付けることがなく、ベルトコンベ
ア(搬送手段)2上でのセラミック成形体1の詰まりを
生じことを防止して、効率よく確実にセラミック成形体
1のバリ取りを行うことができる。
【0028】また、セラミック成形体1の両側端部の上
下両面側のバリ1aを同時に除去することができるた
め、セラミック成形体1の下面側のバリを、ベルトコン
ベア(搬送手段)2との摩擦により除去したりすること
が不要になり、ベルトコンベア(搬送手段)2の磨耗
や、磨耗粉のセラミック成形体1への付着などを防止す
ることが可能になる。
【0029】また、この実施形態のバリ取り装置では、
カップ状ブラシ(バリ取り治具)4a,4bが、図3に
示すように、刷毛5の先端部5aがセラミック成形体1
の側面に接触する位置よりも、さらに所定の距離Lだけ
セラミック成形体1側に寄せて配設されているので、押
し付け力の微調整を行わなくても、セラミック成形体1
との安定した接触状態を確保することが可能になるとと
もに、カップ状ブラシ4a,4bを構成する刷毛5が使
用により徐々に磨耗しても、刷毛5が確実にセラミック
成形体1に接触するため、長期間安定してバリ取りを行
うことが可能になる。すなわち、刷毛5が上記の距離L
分だけ磨耗するまでは、刷毛5が確実にセラミック成形
体1に接触し、その間、確実にバリ取りを行うことが可
能になるため、高精度の位置調整などを必要とすること
なく、十分な信頼性を確保することが可能になる。
【0030】なお、上記実施形態では、バリ取り治具4
a,4bとして、刷毛の密度が高く、バリ取り効率の高
いカップ状ブラシを用いているが、図4に示すように、
回転可能なロール状ブラシ6a,6bをバリ取り治具と
して用いることも可能である。
【0031】また、上記実施形態では、セラミック成形
体1を搬送する搬送手段(ベルトコンベア)2の両側面
側にそれぞれ一つずつバリ取り治具(カップ状ブラシ)
4a,4bを配設した場合について説明したが、図5に
示すように、搬送手段2の両側部のそれぞれに、複数個
のバリ取り治具4a,4bを、搬送手段2を挟んで互い
に対向するように配設することも可能である。
【0032】このように、搬送手段2の両側面側のそれ
ぞれに、複数個のバリ取り治具4a,4bを配設した場
合、セラミック成形体1が搬送手段2により搬送されて
いる間に、バリ取り治具4a,4bと複数回接触してバ
リ取りが行われることになり、さらに確実にバリを除去
することが可能になる。
【0033】また、上記実施形態では、セラミック圧電
部品の製造に用いられるセラミック成形体のバリ取りを
行う場合について説明したが、他の用途に用いられるセ
ラミック成形体のバリ取りを行う場合にも本発明を適用
することが可能であり、その場合にも、上記実施形態の
場合と同様の効果を得ることができる。
【0034】本発明は、さらにその他の点においても上
記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨の範
囲内において、種々の応用、変形を加えることが可能で
ある。
【0035】
【発明の効果】上述のように、本発明(請求項1)のセ
ラミック成形体のバリ取り装置は、搬送手段の側面側に
バリ取り治具を配設し、このバリ取り治具を、搬送手段
により搬送されるセラミック成形体の側端部と接触させ
てバリを除去するようにしているので、上面側からセラ
ミック成形体にブラシを押して付けてバリ取りをする従
来の方法の場合に必要となるような、ブラシの押し付け
力の微調整が不要になるとともに、押し付け力が強くな
りすぎることに起因する、搬送手段上でのセラミック成
形体の詰まりを生じたりすることがなく、効率よく確実
にセラミック成形体のバリ取りを行うことができる。
【0036】しかも、セラミック成形体の上下両面の側
端部のバリを同時に除去することができるため、セラミ
ック成形体の下面側のバリを、ベルトコンベアなどの搬
送手段との摩擦により除去することが不要になり、搬送
手段の磨耗や、磨耗粉のセラミック成形体への付着など
を防止することができる。
【0037】また、請求項2のセラミック成形体のバリ
取り装置は、搬送手段の両側面側にバリ取り治具を配設
し、セラミック成形体を、このバリ取り治具の間を通過
させ、両側端部をバリ取り治具に接触させることにより
バリを除去するようにしているので、セラミック成形体
の両側端部のバリを同時に除去することが可能になり、
さらにバリ取り効率を向上させることが可能になる。ま
た、セラミック成形体が、搬送手段の両側面側に配設さ
れたバリ取り治具の間を通過するので、セラミック成形
体に両側端部から均一に力が作用することになり、均一
なバリ取りを行って、さらに品質を向上させることが可
能になる。
【0038】また、請求項3のセラミック成形体のバリ
取り装置のように、バリ取り治具としてブラシを用いた
場合、構造が簡単で、経済性に優れたセラミック成形体
のバリ取り装置を構成することが可能になり、本発明を
実効あらしめることができる。
【0039】また、請求項4のセラミック成形体のバリ
取り装置のように、バリ取り治具としてカップ状ブラシ
を用いるとともに、このカップ状ブラシ(バリ取り治
具)を、刷毛の先端部がセラミック成形体に接触する位
置よりも、さらに所定の距離Lだけセラミック成形体側
に寄せて配設するようにした場合、カップ状ブラシの使
用により、バリの除去効率を向上させることが可能にな
るとともに、カップ状ブラシを距離Lだけセラミック成
形体側に寄せて配設することにより、セラミック成形体
との接触状態を安定させることが可能になるとともに、
刷毛が使用により徐々に磨耗した場合にも、その影響を
受けずに安定したバリ取りを行うことが可能になり、本
発明をより実効あらしめることができる。
【0040】また、請求項5のセラミック成形体のバリ
取り装置のように、搬送手段の両側部のそれぞれに、複
数個のバリ取り治具を、搬送手段を挟んで互いに対向す
るように配設した場合、セラミック成形体が搬送手段に
より搬送されている間に、バリ取り治具と複数回接触し
てバリ取りが行われることになり、さらに確実にバリを
除去することが可能になる。
【0041】また、セラミック圧電部品に用いられるセ
ラミック成形体は、通常、密に成形されており、固くて
バリが除去しにくい場合があるが、請求項6のように、
セラミック圧電部品に用いられるセラミック成形体のバ
リ取りに、本発明のバリ取り装置を適用することによ
り、確実にバリを除去することが可能になり、特に有意
義である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかるセラミック成形体
のバリ取り装置の概略構成を示す図である。
【図2】本発明の一実施形態にかかるセラミック成形体
のバリ取り装置を構成する搬送手段の構成を示す図であ
る。
【図3】本発明の一実施形態にかかるセラミック成形体
のバリ取り装置における、セラミック成形体とバリ取り
治具(カップ状ブラシ)の位置関係を示す図である。
【図4】本発明の実施形態にかかるセラミック成形体の
バリ取り装置の変形例を示す図である。
【図5】本発明の実施形態にかかるセラミック成形体の
バリ取り装置の他の変形例を示す図である。
【図6】従来のバリ取り装置の要部構成を示す図であ
る。
【図7】従来の他のバリ取り装置の要部構成を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 セラミック成形体 1a バリ 2 搬送手段(ベルトコンベア) 4a,4b バリ取り治具(カップ状ブラシ) 5 刷毛 5a 刷毛の先端部 6a,6b ロール状ブラシ 11 上部ベルト 12 下部ベルト 13a,13b ローラ 14a,14b ローラ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】焼成前のセラミック成形体に発生したバリ
    を除去するためのバリ取り装置であって、 セラミック成形体を搬送する搬送手段と、 前記搬送手段の側面側に配設され、搬送されるセラミッ
    ク成形体の側端部と接触してバリを除去するバリ取り治
    具とを具備することを特徴とする特徴とするセラミック
    成形体のバリ取り装置。
  2. 【請求項2】焼成前のセラミック成形体に発生したバリ
    を除去するためのバリ取り装置であって、 セラミック成形体を搬送する搬送手段と、 前記搬送手段の両側面側に、搬送手段を介して互いに対
    向するように配設され、搬送されるセラミック成形体の
    両側端部と接触してバリを除去するバリ取り治具とを具
    備することを特徴とするセラミック成形体のバリ取り装
    置。
  3. 【請求項3】前記バリ取り治具が、ブラシであることを
    特徴とする請求項1又は2記載のセラミック成形体のバ
    リ取り装置。
  4. 【請求項4】前記バリ取り治具が、刷毛を束ねて形成さ
    れた回転式のカップ状ブラシであって、かつ、刷毛の先
    端部がセラミック成形体に接触する位置よりも、さらに
    所定の距離Lだけセラミック成形体側に寄せて配設され
    ていることを特徴とする請求項3記載のセラミック成形
    体のバリ取り装置。
  5. 【請求項5】セラミック成形体を搬送する搬送手段の両
    側面側のそれぞれに、複数個のバリ取り治具が、搬送手
    段を挟んで互いに対向するように配設されていることを
    特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のセラミック
    成形体のバリ取り装置。
  6. 【請求項6】前記セラミック成形体がセラミック圧電部
    品の製造に用いられるものであることを特徴とする請求
    項1〜5のいずれかに記載のセラミック成形体のバリ取
    り装置。
JP10225344A 1998-07-24 1998-07-24 セラミック成形体のバリ取り装置 Withdrawn JP2000037717A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10225344A JP2000037717A (ja) 1998-07-24 1998-07-24 セラミック成形体のバリ取り装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10225344A JP2000037717A (ja) 1998-07-24 1998-07-24 セラミック成形体のバリ取り装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000037717A true JP2000037717A (ja) 2000-02-08

Family

ID=16827881

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10225344A Withdrawn JP2000037717A (ja) 1998-07-24 1998-07-24 セラミック成形体のバリ取り装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000037717A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008012914A (ja) * 2006-07-07 2008-01-24 Ibiden Co Ltd 端面処理装置、ハニカム成形体の端面処理方法及びハニカム構造体の製造方法
JP2014071935A (ja) * 2012-09-27 2014-04-21 Nippon Shokubai Co Ltd 固体酸化物形燃料電池用電解質支持型セル、並びに、それに用いられる電解質シート及びそれを備えた固体酸化物形燃料電池
CN105729639A (zh) * 2016-03-15 2016-07-06 江苏江佳电子股份有限公司 一种高效的陶瓷基体去毛边装置
DE10238159B4 (de) * 2001-09-06 2016-09-15 Ceramix Ag Verfahren und Vorrichtung zur Herstellung von stranggepreßter Keramik
KR102001052B1 (ko) * 2019-02-08 2019-07-17 (주)국제세라믹 세라믹 제품 제조장치
KR102000969B1 (ko) * 2019-02-15 2019-08-09 주식회사 가연건축 인테리어용 세라믹 타일 제조장치

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10238159B4 (de) * 2001-09-06 2016-09-15 Ceramix Ag Verfahren und Vorrichtung zur Herstellung von stranggepreßter Keramik
JP2008012914A (ja) * 2006-07-07 2008-01-24 Ibiden Co Ltd 端面処理装置、ハニカム成形体の端面処理方法及びハニカム構造体の製造方法
JP2014071935A (ja) * 2012-09-27 2014-04-21 Nippon Shokubai Co Ltd 固体酸化物形燃料電池用電解質支持型セル、並びに、それに用いられる電解質シート及びそれを備えた固体酸化物形燃料電池
CN105729639A (zh) * 2016-03-15 2016-07-06 江苏江佳电子股份有限公司 一种高效的陶瓷基体去毛边装置
KR102001052B1 (ko) * 2019-02-08 2019-07-17 (주)국제세라믹 세라믹 제품 제조장치
KR102000969B1 (ko) * 2019-02-15 2019-08-09 주식회사 가연건축 인테리어용 세라믹 타일 제조장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR0158005B1 (ko) 경면 폴리싱 장치
CN112038565B (zh) 极片开槽方法及装置
JP2000037717A (ja) セラミック成形体のバリ取り装置
JP4349667B2 (ja) バリ取り機
JP3944800B2 (ja) 手引き鋸の鋸身の製造方法
JP2004000865A (ja) 除塵装置
JP4726021B2 (ja) セラミック生ユニットのバリ取り装置
JPH10128647A (ja) バリ取り方法及び該バリ取り方法に使用する研削砥石のバリ取り構造
JP4333007B2 (ja) ロータリーダイ
JPH10100049A (ja) ワーク位置決め治具
JPH02147201A (ja) のこ身製造方法
JP4049894B2 (ja) バフ研磨機
JPH11114796A (ja) 丸棒状ワーク端縁のばり取り装置
JP3007300U (ja) ゴムロールの端末処理装置
JPH0436883Y2 (ja)
JPH04201073A (ja) 機上放電ツルーイング/ドレッシング方法及びその装置
JPH11239896A (ja) ドロスの除去方法およびその装置並びにその装置に用いる除去用回転ホイール
JP2669313B2 (ja) 球面加工装置
JP2003153671A (ja) 海苔異物除去装置
JPH088809Y2 (ja) タイル素地仕上げ装置
JPH088089Y2 (ja) タイル生素地のばり取装置
JPS58165963A (ja) バリ取り装置
JPH1193939A (ja) ローラの製造方法及び記録装置
JPS60238215A (ja) モ−ルド装置におけるバリ取り装置および方法
JPS646264Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20051004