JPH088089Y2 - タイル生素地のばり取装置 - Google Patents

タイル生素地のばり取装置

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JPH088089Y2
JPH088089Y2 JP40551890U JP40551890U JPH088089Y2 JP H088089 Y2 JPH088089 Y2 JP H088089Y2 JP 40551890 U JP40551890 U JP 40551890U JP 40551890 U JP40551890 U JP 40551890U JP H088089 Y2 JPH088089 Y2 JP H088089Y2
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JP
Japan
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deburring
tile
tile green
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deburring tool
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JP40551890U
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JPH0494608U (ja
Inventor
康弘 榊原
幸雄 飯島
進 井上
Original Assignee
株式会社イナックス
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案はタイル生素地を成形し
たときに生ずるばりを取るためのばり取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】タイル生素地の成形方法として原料粉体
をプレス成形する方法があり、この場合成形型と成形型
との間の隙間への原料粉体の逃込みに基づいてばりが発
生する。そこで従来、成形の際に生じたばりを後の工程
で除去することが行われている。図6はばり取りのため
の従来の装置の例を示したものである。図示のようにこ
の装置は、コンベヤベルト100にて搬送されるタイル
生素地102の側端面縁部、即ちばり発生部位に接触す
るようにシ−ト状の紙やすり104を配置し、これを板
ばね106により同部位に押し付けるようにするととも
に、かかる板ばね106をブラケット108を介してフ
レ−ム110に固定している。本装置においては、タイ
ル生素地102がコンベヤベルト100にて所定搬送路
に沿って搬ばれる途中で、その側端面縁部に紙やすり1
04が板ばね106の付勢力の下に押し付けられ、以て
タイル側端面縁部に発生したばりが紙やすり104の切
削作用で除去される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところでこのばり取装
置においては、タイル生素地102が紙やすり104の
配置個所を通過する短い時間の間に且つ紙やすり104
とタイル生素地102との少ない相対運動に基づいてば
りを確実に除去する必要があることから、上記のように
板ばね106にて紙やすり104をタイル生素地102
に押し付けるようにするとともに、切削力の強い紙やす
り104を用いるようにしており、これに起因して次の
ような不具合が生じていた。
【0004】即ちこのようにすると、タイル生素地10
2に生じたばりのみならず、タイル生素地102自体を
も削ってしまい、タイル生素地102を傷付けてしま
う。またこの外、紙やすり104が目詰まりを起こし易
く、このために紙やすり104を頻繁に取り替えなけれ
ばならないといった問題が生じていた。そこで本考案者
は、回転可能なばり取具を用い、そのばり取具のタイル
生素地102への接触部をウレタン等の軟質材で構成
し、これをタイル生素地102のばり取部位に接触させ
つつ回転させて、ばり取りを行うようにした装置を提案
した(実願平1−101484号)。
【0005】この装置の場合、タイル生素地102と回
転ばり取具との大きな相対運動に基づいてばりを除去す
ることとなるため、ばり取具として切削力の弱い軟質材
を用いても確実にばりを除去することが可能であり、ま
た一方タイル生素地102に対しては何等これを傷付け
る恐れがない利点を有する外、ばり取具における目詰ま
りの問題を生じないから、従来の装置のように目詰まり
防止のためにばり取具に赤外線等により熱を加える必要
がなく、従ってそのためのエネルギ−消費もなくなる利
点を有する。
【0006】しかしながらこの装置は、ばり取具として
軟質材を用いているために、かかる軟質材が摩耗し易
く、使用し続けている内に切削能力が低下する問題があ
り、またばり取具とタイルのばり取部位に比較的強く押
しつける必要があるため、図7に示しているように特に
強度の弱いタイル生素地102の角部が削り取られてい
しまう不具合のあることがその後判明した。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案の装置はこのよう
な課題を解決するために案出されたものであり、その要
旨は、(イ)タイル生素地を所定搬送路に沿って搬送す
るコンベヤと、(ロ)少なくとも該タイル生素地のばり
取部位に接触させられる面がセラミックス焼結体にて構
成された回転可能なばり取具と、(ハ)該ばり取具を回
転駆動する駆動手段とを有し、該ばり取具の回転運動に
基づいてタイル生素地のばりを取るようになされている
ことにある。
【0008】[作用及び考案の効果] このように本考案はばり取具を回転可能な構成とすると
ともに、少なくともタイル生素地におけるばり取部位へ
の接触面をセラミックス焼結体にて構成したものであ
り、かかる装置によればばり取作業を長期間行ってもば
り取具の切削作用面が摩耗することがなく、従って長期
間に亘って同一のばり取具を使用し得て、その取替えの
ためのメンテナンス作業を著しく節減することができ
る。
【0009】尚このようなばり取装置を用いた場合に
は、ばり取具をタイル生素地のばり取部位のみに接触さ
せ得るように正しく位置出しすることとなるが、この場
合ばり取具の切削作用面がタイル生素地自体に強く押し
付けられるといったことがないので、上記のような不具
合、即ちタイル生素地の角部を丸く削ってしまうといっ
た不具合を生じない。
【0010】
【実施例】次に本考案の実施例を図面に基づいて詳しく
説明する。図2において10はコンベヤベルトであっ
て、これらコンベヤベルト10によってタイル生素地1
2が所定搬送路に沿って搬送されるようになっている。
これらタイル生素地12の搬送路上には、フレ−ム14
がこれを横切るように配置されており、このフレ−ム1
4に対してモ−タ16がブラケット18を介して下向き
に取り付けられている。
【0011】モ−タ16の両サイドには、図4にも示し
ているように一対の切削装置20が配設され、それらが
ベルト22によってモ−タ16に作動的に連結されてい
る。各切削装置20は、図3にも示しているように円筒
状の軸受24と、軸受24の固定されたL字状のブラケ
ット26とを有しており、そのブラケット26が、上下
スライド機構28及び操作ねじ30を介してフレ−ム1
4に固定されている。即ちスライド機構28は、図4に
も示しているようにフレ−ム14に固定された雄のガイ
ドレ−ル32と、蟻溝34を有する雌の嵌合部36とを
有しており、それらが上下方向にスライド可能に嵌合さ
れている。また一方操作ねじ30は、図3に示している
ように雄ねじ軸38を有していて、その雌ねじ軸38が
L字状のブラケット26の雌ねじ穴40に螺合され、ま
たその下端部がスラストベアリング42を介してフレ−
ム14に回転可能に固定されている。
【0012】前記軸受24により、第一回転軸体44が
回転可能に保持されている。この第一回転軸体44の上
端部にはプ−リ46が固設されており、このプ−リ46
に前記ベルト22が巻き掛けられている。尚図2及び図
4中左側の切削装置20と右側の切削装置20とは、ベ
ルト22の巻き掛け方向が異なっており、図中左側のも
のは平行に、また右側のものはクロス状に巻き掛けられ
ている。
【0013】第一回転軸体44の下側には、第二回転軸
体48が固定され、そしてこの第二回転軸体48の下端
にばり取具50が着脱可能に取り付けられている。ばり
取具50は、図5の拡大図にも示しているように回転軸
としてのロッド52と逆円錐台形状の頭部56とを有し
ており、その頭部56全体がアルミナセラミックスの焼
結体にて構成されている。このばり取具50は、図1に
示しているように頭部表面をタイル生素地12のばり取
部位に接触させ、自身の回転運動に基づいてばりを取る
もので、その表面には放射方向に複数の溝58が形成さ
れている。一方ロッド52の上端部には、図5に示して
いるように大径部59が設けられており、この大径部5
9が第二回転軸体48に形成された凹所60内に挿入さ
れている。またこの凹所60にはマグネット62が装着
されており、凹所60内に挿入されたロッド52の大径
部59が、このマグネット62による磁力によって吸着
・保持されている。
【0014】本例の装置においては、切削装置20の左
右方向位置をばり取仕上げを行うべきタイル生素地12
の大きさに合わせて定め、そして操作ねじ30を操作し
てばり取具50の高さを調節することにより、その頭部
56の表面、即ち切削作用面の位置をタイル生素地12
のばり取部位に正確に対応した位置に位置出しすること
ができる。この状態でばり取具50をモ−タ16により
回転させつつタイル生素地12をコンベヤベルト10に
より搬送すると、その途中で図1に示しているようにば
り取具50の頭部表面がタイル生素地12の側端面上縁
部、つまりばりの発生している部位に当たって、タイル
12の移動とともに自身の回転運動に基づいてばりを除
去する。
【0015】本例の装置の場合、ばり取具50の頭部5
6全体が硬質のアルミナセラミックス焼結体にて構成さ
れているため、タイル生素地12に対するばり取りを長
期間行ってもばり取具50が摩耗せず、長期に亘って同
一のばり取具50を使用し続けることができる。このた
めばり取具50を含むばり取装置のメンテナンスのため
の作業を大幅に節減することができる。また本例の装置
の場合、ばり取具50をタイル生素地のばり取部位に接
触する位置に正確に位置出ししてばり取りを行うため、
即ち上述の実願平1−101484号の装置のようにば
り取具をタイル生素地12に対して押圧してばり取りを
行うものでないため、ばり取具50によってタイル生素
地12の角部を丸く削り取ってしまうといった問題を生
じない利点を有している。以上本考案の実施例を詳述し
たが、これは一例示であって本考案は例えば上記ばり取
具50をアルミナ以外のセラミックス焼結体にて構成す
ることも可能であるし、またばり取具50を他の形態に
構成することも可能である。更に上記例示した装置構成
は本考案の一例示であって、本考案においてはこれを他
の形態で構成することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例であるばり取装置におけるば
り取具の要部を示す図である。
【図2】同ばり取装置の全体構成を示す斜視図である。
【図3】同ばり取装置の側面(一部断面)図である。
【図4】同ばり取装置の平面図である。
【図5】同ばり取装置におけるばり取具と周辺部の一部
切欠正面図である。
【図6】従来のばり取装置の斜視図である。
【図7】従来のばり取装置の不具合の説明図である。
【符号の説明】
10 コンベヤベルト 12 タイル生素地 16 モータ 22 ベルト 46 プーリ 50 ばり取具 56 頭部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (イ)タイル生素地を所定搬送路に沿っ
    て搬送するコンベヤと、(ロ)少なくとも該タイル生素
    地のばり取部位に接触させられる面がセラミックス焼結
    体にて構成された回転可能なばり取具と、(ハ)該ばり
    取具を回転駆動する駆動手段とを有し、該ばり取具の回
    転運動に基づいてタイル生素地のばりを取るようになさ
    れていることを特徴とするタイル生素地のばり取装置。
JP40551890U 1990-12-29 1990-12-29 タイル生素地のばり取装置 Expired - Lifetime JPH088089Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP40551890U JPH088089Y2 (ja) 1990-12-29 1990-12-29 タイル生素地のばり取装置

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JP40551890U JPH088089Y2 (ja) 1990-12-29 1990-12-29 タイル生素地のばり取装置

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Publication Number Publication Date
JPH0494608U JPH0494608U (ja) 1992-08-17
JPH088089Y2 true JPH088089Y2 (ja) 1996-03-06

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ID=31882924

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110421701A (zh) * 2019-08-21 2019-11-08 蒙娜丽莎集团股份有限公司 一种陶瓷生产过程刮边装置
CN110421701B (zh) * 2019-08-21 2024-06-11 蒙娜丽莎集团股份有限公司 一种陶瓷生产过程刮边装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110421701A (zh) * 2019-08-21 2019-11-08 蒙娜丽莎集团股份有限公司 一种陶瓷生产过程刮边装置
CN110421701B (zh) * 2019-08-21 2024-06-11 蒙娜丽莎集团股份有限公司 一种陶瓷生产过程刮边装置

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JPH0494608U (ja) 1992-08-17

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