JPH088809Y2 - タイル素地仕上げ装置 - Google Patents

タイル素地仕上げ装置

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JPH088809Y2
JPH088809Y2 JP1990107235U JP10723590U JPH088809Y2 JP H088809 Y2 JPH088809 Y2 JP H088809Y2 JP 1990107235 U JP1990107235 U JP 1990107235U JP 10723590 U JP10723590 U JP 10723590U JP H088809 Y2 JPH088809 Y2 JP H088809Y2
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JP
Japan
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tile base
cutting
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cutting disk
tile
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JP1990107235U
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English (en)
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JPH0464107U (ja
Inventor
昌也 野口
Original Assignee
株式会社イナックス
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案はタイルの製造工程において、タイル素地を成
形した時に発生するバリ取り装置に関する。
(ロ)従来技術 従来から、タイル素地仕上げ装置に関する技術は公知
とされているのである。例えば、実開昭58−185410号公
報や、特開昭55−14228号公報に記載の技術の如くであ
る。
(ハ)考案が解決しようとする問題点 タイル素地の成形方法として、原料粉体をプレス成形
するのであるが、この場合に成形型と成形型との間の隙
間へ、原料粉体の逃げ込みにより、側端面縁部にバリが
発生するのである。
従来は第11図に示す構成によりバリ取りを行なってい
たのである。
コンベアベルト11により搬送されるタイル素地2の側
端面縁部にバリが発生するのであるが、該側端面縁部に
接触するようにシート状の切削材13を配置、該切削材13
を上部支持フレーム12から突出した付勢バネ14により押
し付けているのである。
しかし該従来技術においては、タイル素地2がコンベ
アベルト11にて所定の通路に搬送される途中で、その側
端面縁部に切削材13が押しつけられるので、該タイル素
地2が切削材13の部分を通過する短時間にタイル素地2
と切削材13の相対運動に基づいてバリを確実に除去する
必要があり、切削力の強い紙やすり等が用いられていた
のである。
故に、該切削材13によりバリを取るという作用だけで
は無くて、タイル素地2自体を削ってしまい傷付けると
いう不具合があったのである。
また、切削材13を構成する紙やすりが目詰まりを発生
することから、この目詰まりを解消する為に、赤外線を
照射して加熱すべく構成しており、該赤外線照射による
エネルギーの浪費という不具合も発生していたのであ
る。
本考案はこのような不具合を解消するものである。
(ニ)問題点を解決するための手段 本考案はこのような問題点を解決するために次のよう
に構成したものである。
タイル素地の側面に発生するバリを切削すべく、タイ
ル素地の側面に回転する切削円板を配置した構成におい
て、該切削円板は可撓性の軟質材により構成し、該切削
円板を平面視において、タイル素地の進行方向に向いて
「ハ」の字型に配置し、かつ、前面視において、上下方
向に「ハ」の字型に傾斜して配置したものである。
(ホ)作用 本考案は以上の如く構成したので、次の如く作用する
のである。
本考案は切削円板1を軟質材、例えばウレタン樹脂等
により構成し、これを切削円板駆動モータ4により高速
回転しつつ、タイル素地2の側端面縁部のバリを除去す
るものである。
この場合に、タイル素地2と切削円板1との相対運動
にてバリを取るので、切削円板1として切削力の弱い軟
質材を用いても確実にバリを取ることが可能であり、ま
たタイル素地2を傷付けることが無いのである。
タイル素地2の成形時に発生するバリは、原料粉末が
成形型と成形型の隙間に逃げ込んで生ずる圧縮密度の小
さい脆い部分であり、また一方タイル素地2自体は成形
型により強く圧縮された強固な部分であるので、軟質材
を切削材として用いた場合、強度の弱いかつ厚みの極め
て薄いバリのみが効果的に除去され、厚みが厚くかつ圧
縮度の高いタイル素地2自体は、この切削円板1により
削られることはないのである。この結果タイル素地2の
バリ取り仕上げが良好に行なわれるのである。
加えて本考案によれば、切削円板1における目詰まり
の問題が生じないから、従来の装置のように切削円板1
に赤外線等による熱を加える必要がなく、従ってその為
のエネルギー消費も無くなる利点が生ずる。
(ヘ)実施例 本考案の解決すべき課題及び解決する手段は以上の如
くであり、次に添付の図面に示した実施例の構成を説明
する。
第1図は本考案のタイル素地バリ取り装置を前後に配
置し、その間に方向転換装置Aを配置したタイル素地仕
上げ装置の側面図、第2図は本考案のバリ取り装置の後
面図、第3図は切削円板1の駆動支持機構部の拡大後面
図、第4図は同じく拡大側面図、第5図はタイル素地2
と切削円板1の関係を示す平面図、第6図は同じく切削
円板1の後面断面図、第7図は切削円板1の平面断面
図、第8図は切削円板1とタイル素地2の状態を示す後
面図、第9図は同じく平面図、第10図は切削円板1の平
面図である。
第1図において、タイル素地仕上げ装置の全体的な構
成について説明する。
フレーム脚部21の上に支持フレーム23が固定されてお
り、該支持フレーム23の上に搬送コンベア5,5と、本考
案のバリ取り機構Bが配置されている。該バリ取り機構
Bは、タイル素地2の左右の両面のバリを取ることが出
来るのであるが、タイル素地2は4つの側縁を具備して
いるので、左右側縁のバリを取った後に、前後の側縁と
入れ換えて、再度バリ取りを行なう必要があり、前部の
バリ取り機構Bと後部のバリ取り機構Bとの間にタイル
素地の方向転換機構Aが配置されている。該方向転換装
置Aはタイル素地2の一方の端部に抵抗を与えて、進行
を遅らせることにより、他方の遅れていない方の側縁が
前方となるように構成している。
バリ取り機構Bは切削円板駆動モータ4と切削円板1
と位置決めガイド板6と、これらの位置調節装置により
構成されている。
また、該バリ取り機構Bの各部の相対位置調節機構
と、調節ハンドルが設けられている。
第2図,第3図,第4図において、支持フレーム23の
上の搬送コンベア5,5の位置は固定であり、該搬送コン
ベア5,5を支持する支持フレーム23に対して、バリ取り
機構フレーム22を摺動し、バリ取り機構Bの全体を突出
退避するバリ取り機構位置調節ハンドル20が設けられて
いる。
また、該バリ取り機構フレーム22の上で、切削円板1
をタイル素地2に対して突出退避させる為の切削円板突
出位置調節ハンドル10が設けられており、該切削円板突
出位置調節ハンドル10により切削円板支持台16をバリ取
り機構フレーム22に対して摺動調節する場合において、
バリ取り機構フレーム22と切削円板1の側の固定を解除
する固定解除摘み18が設けられている。
また、切削円板1を水平上下する調節機構9が設けら
れており、また切削円板1の位置を回動して上下する回
動調節ハンドル8も設けられている。また切削円板駆動
モータ4は該回動調節ハンドル8の部分により固定され
ており、該切削円板駆動モータ4のモータ軸3の先端に
切削円板1が固定されている。
また、バリ取り機構フレーム22の上に支持された位置
決めガイド板6の部分を上下に調節する調節機構15が設
けられており、また該位置決めガイド板6をタイル素地
2に対して、突出退避する調節螺子7と調節ハンドル17
が設けられている。
該位置決めガイド板6の突出退避により、タイル素地
2の側面に位置決めガイド板6を接当させて、正確なタ
イル素地2の位置を得る。
そして、タイル素地2の位置に対して切削円板1の最
良の位置を調節可能としている。
本考案の切削円板1の構成を、第5図から第10図にお
いて説明する。
本考案の切削円板1は第10図に示す如く、円板状に構
成された、可撓性の切削材を用いており、切削円板1は
ウレタン樹脂のような軟質材で出来ており撓みが可能で
ある。該撓みの状態でタイル素地2の側端面縁部に接当
すべく構成している。
故に、従来の如く剛体に近い切削材13をタイル素地2
に接当する従来の技術とは相違するものである。
故に、切削円板1の先端のフレキシブルな部分にタイ
ル素地2の側端面縁部が押圧接当されているのである。
そして、切削円板1は第5図に示す如く、進行方向の
先端部分に「ハ」の字型となるように配置されており、
第8図の如く、上下に角度aで傾斜した「ハ」の字型と
し、第9図の如く、進行方向を向いた状態で前方が広く
後方へ行くにつれて狭くなるように角度bで傾斜してお
り、「ハ」の字型に構成している。
故に、切削円板1はタイル素地2の側端面縁部に撓ん
だ状態で接当されて、軟らかいタッチでバリ取りを行な
っているのである。
(ト)考案の効果 本考案は以上の如く構成したので、次のような効果を
奏するのである。
第1に、タイル素地2の大きさが変わった場合におい
て、位置決めガイド板6と切削円板1の位置を調整する
必要があるが、この段取り変えが容易に出来るのであ
る。また、タイルの品質に影響を与える部分の調整が容
易に出来るようになったのである。
第2に、タイル素地2と切削円板1との相対運動にて
バリを取るので、切削円板1として切削力の弱い軟質材
を用いて、確実にバリを取ることが可能であり、またタ
イル素地2を傷付けることが無いのである。
第3に、タイル素地2の成形時に発生するバリは、原
料粉末が成形型と成形型の隙間に逃げ込んで生ずる圧縮
密度の小さい脆い部分であり、また一方タイル素地自体
は成形型により強く圧縮された強固な部分であるので、
軟質材を切削材とすることにより、強度の弱いかつ厚み
の極めて薄いバリのみが効果的に除去され、厚みが厚く
かつ圧縮度の高いタイル素地2自体は、この切削円板1
により削られることはないのである。この結果タイル素
地2のバリ取り仕上げが良好に行なわれるのである。
第4に、切削円板1における目詰まりの問題を生じな
いから、従来の装置のように切削円板1に赤外線等によ
る熱を加える必要がなく、従ってその為のエネルギー消
費も無くなるという利点が生ずる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のタイル素地バリ取り装置を前後に配置
し、その間に方向転換装置Aを配置したタイル素地仕上
げ装置の側面図、第2図は本考案のバリ取り装置の後面
図、第3図は切削円板1の駆動支持機構部の拡大後面
図、第4図は同じく拡大側面図、第5図はタイル素地2
と切削円板1の関係を示す平面図、第6図は同じく切削
円板1の後面断面図、第7図は切削円板1の平面断面
図、第8図は切削円板1とタイル素地2の状態を示す後
面図、第9図は同じく平面図、第10図は切削円板1の平
面図、第11図は従来のバリ取り機構を示す斜視図であ
る。 1……切削円板 2……タイル素地 3……モータ軸 4……切削円板 5……搬送コンベア 6……位置決めガイド板

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】タイル素地の側面に発生するバリを切削す
    べく、タイル素地の側面に回転する切削円板を配置した
    構成において、該切削円板は可撓性の軟質材により構成
    し、該切削円板を平面視において、タイル素地の進行方
    向に向いて「ハ」の字型に配置し、かつ、前面視におい
    て、上下方向に「ハ」の字型に傾斜して配置したことを
    特徴とするタイル素地仕上げ装置。
JP1990107235U 1990-10-13 1990-10-13 タイル素地仕上げ装置 Expired - Lifetime JPH088809Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990107235U JPH088809Y2 (ja) 1990-10-13 1990-10-13 タイル素地仕上げ装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP1990107235U JPH088809Y2 (ja) 1990-10-13 1990-10-13 タイル素地仕上げ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0464107U JPH0464107U (ja) 1992-06-01
JPH088809Y2 true JPH088809Y2 (ja) 1996-03-13

Family

ID=31853647

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990107235U Expired - Lifetime JPH088809Y2 (ja) 1990-10-13 1990-10-13 タイル素地仕上げ装置

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5930524B2 (ja) * 1978-07-14 1984-07-27 金山機械株式会社 タイルのバリ取り装置
JPS5940171Y2 (ja) * 1982-06-04 1984-11-13 株式会社イナックス タイル生素地の仕上装置

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Publication number Publication date
JPH0464107U (ja) 1992-06-01

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