JP3007300U - ゴムロールの端末処理装置 - Google Patents

ゴムロールの端末処理装置

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Publication number
JP3007300U
JP3007300U JP1994009254U JP925494U JP3007300U JP 3007300 U JP3007300 U JP 3007300U JP 1994009254 U JP1994009254 U JP 1994009254U JP 925494 U JP925494 U JP 925494U JP 3007300 U JP3007300 U JP 3007300U
Authority
JP
Japan
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rubber roll
burrs
core metal
burr
wire
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1994009254U
Other languages
English (en)
Inventor
克仁 岩城
義典 百瀬
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Shin Etsu Polymer Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Polymer Co Ltd
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Publication date
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  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 ゴムロールに付着したバリを機械的に能率よ
く除去し、ゴムロールの端末加工を完全に行うことがで
きるゴムロールの端末処理装置。 【構成】 供給装置から連続的に送り込まれたゴムロー
ルを回転させ、そのゴムロールの所定位置からワイヤー
を芯金方向に移動させてバリを切断するカット部Aと、
カットされたそれぞれのバリを外側からチャックで挟み
つけ、両チャックを相互に逆方向に回転させてバリを芯
金から引きはずす除去部Bと、ラッピングテープを回転
するゴムロールの両端面に沿って芯金に接触させ、それ
ぞれを外側に移動させて芯金に残留したバリを除去して
仕上げを行う仕上げ部Cから構成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は主としてファクシミリやプリンタ、複写機等の事務機器に装備される ゴムロールの端末処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
上記ゴムロールは、その製造工程において加硫ゴムロールのバリが芯金に付着 するため、それらを除去するためカッター刃やブレードナイフを使用し、芯金を 傷つけないように人の手により行っていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の方法では、ゴムロールの端末処理を完全に行うこと が難しく、端末処理が不完全であるまま事務機器に使用すると、ゴムロールが回 転不良を起こしたり、事務機器に組込めないなどの問題が発生するため、本来の ゴムロールの機能を発揮できないという問題があった。
【0004】 本考案は、上記した従来の問題を解決するものであり、ゴムロールに付着した バリを機械的に能率よく除去し、ゴムロールの端末加工を完全に行うことができ る装置を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案の装置は、ゴムロールに付着したバリを切断するカット部、バリを芯金 から引きはずす除去部、ラッピングテープをゴムロールの両端面に沿って芯金に 接触させ、それぞれを外側に移動させる仕上げ部から構成されている。
【0006】
【作用】
本考案の装置のカット部は、供給装置から連続的に送り込まれたゴムロールを 回転させ、そのゴムロールの所定位置からワイヤーを芯金方向に移動させてバリ を切断する。また除去部は、カットされたそれぞれのバリを外側からチャックで 挟みつけ、両チャックを相互に逆方向に回転させてバリを芯金から引きはずす。 さらに、仕上げ部はラッピングテープを回転するゴムロールの両端面に沿って 芯金に接触させ、それぞれを外側に移動させて芯金に残留したバリを除去して仕 上げを行う。
【0007】
【実施例】
以下、本考案のゴムロールの端末処理装置を添付の図面に基づいて説明する。 図1は、本考案のゴムロールの端末処理装置の処理工程を示す概略図であり、 Aはワイヤーを用いて行うゴムロールのバリのカット部、Bはカット後のバリの 除去部、Cはラッピングテープによる仕上げ部である。図2は、ゴムロールをワ イヤーでカットする位置を示す説明図であり、図3はゴムロールをカットするワ イヤーにテンションをかけた状態の一例を示す説明図であり、図4はバリを除去 するチャックの一例の説明図である。また、図5はラッピングテープの操作状態 の一例を示す説明図であり、図6は、ラッピングテープのテンションをかけた状 態の説明図である。
【0008】 カット部 供給装置から連続的に送り込まれたゴムロール1は、カット部Aで、回転させ ながら、ワイヤー3をゴムロール1の両端の所定位置から芯金2方向に移動させ てゴムロール両端部に発生したバリをカットする。 ゴムロールの回転は、通常、ゴムロールの芯金2の両端を図2で示す挟持部材 4、5に取り付けて行われる。このときのゴムロール1の回転速度は、1200rpm から 2300rpm、好ましくは 1400 〜 1700rpmである。
【0009】 また、カット時のワイヤー3は、図3で示すように一対のワイヤー用ロール6 、7でテンションがかけられた状態でゴムロール1に押し当てられる。この場合 のワイヤー3は、通常 5mm/secから10mm/sec、好ましくは10mm/secの一定のスピ ードで移動させることが望ましい。また、ワイヤー用ロール6、7で、ワイヤー 3にかける張力は、1.3kgfから 1.6kgf 、好ましくは1.6kgfである。
【0010】 さらに、カットに使用されるワイヤー3は、直径が0.20mm〜0.30mm、好ましく は0.25mmの、例えば、真鍮、ステンレスのような金属製のものが使用され、引張 り強度が40kgf/mm2 以上のものが好ましく、それ未満のものを使用すると切れ易 く作業効率が悪くなりやすい。
【0011】 除去部 上記カット部で、バリがカットされたゴムロールは、次のバリの除去部Bに送 られる。バリの除去部ではゴムロールの両端部に、図4に示すようなチャック8 、9、10がセットされ、矢印方向に動かして、カットしたバリをつかみ、対向 するチャックをそれぞれ逆向きに、約60°回転させて、ゴムロールの左右両端部 のバリ等を同時に確実に除去する。この場合、芯金は通常固定して行われる。
【0012】 仕上げ部 バリが除去されたゴムロールは、仕上げ部Cに送られて、ゴムロールを回転さ せながら、ラッピングテープ11、11を一定の速度で走行させてゴムロール1 の芯金2、2に押し当て、そのままの状態でゴムロールの長手方向の外方に移動 させ、芯金表面に残留したバリ12を除去して仕上げられる。ゴムロールの回転 は、通常、ゴムロール1の芯金2、2の両端を図5で示すような挟持部材13、 14に取り付けて行う。このときのゴムロールの回転速度は、1200rpm から2300 rpm、好ましくは 1400 〜 1700rpmである。 上記ラッピングテープ11は、芯金2の表面に残留するバリ12を除去して仕 上げを行うもので、例えば、PET製のものが採用され、適度の強度を有する厚 さ 0.2〜0.3mm 、幅 3.5〜4.5 mmのものが好ましく採用される。
【0013】 また、ラッピングテープ11によるゴムロールの芯金2への押し当ては、図6 で示すようにラッピングテープ11に、ラッピングテープ用ロール15、16で テンションをかけて行う。 この場合のラッピングテープ11の送りスピードは 2.5 mm/sec から 3.5 mm/ sec 、好ましくは 3mm/secで、一定速に行われ、さらに、ゴムロール1に押し当 てられたラッピングテープ11は、5 mm/secから 10 mm/sec、好ましくは 5mm/s ecの移動速度でゴムロールの長手方向の外方へ移動した後引き上げられる。
【0014】 また、ラッピングテープ用ロール15、16で、ラッピングテープにかける張 力は、0.7 kgf から 1.0 kgf、好ましくは 0.8kgf である。 以上の工程を経たゴムロールは、装置から一定ピッチで排出され、ストックさ れる。
【0015】
【考案の効果】
本考案のゴムロールの端末処理装置によれば、ゴムロールの端部に発生したバ リや芯金に付着したバリを機械的にムラなく完全に、しかも能率よく除去できる ため、高品質のゴムロールを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のゴムロールの端末処理装置の処理工程
を示す概略図である。
【図2】ゴムロールをワイヤーでカットする位置を示す
説明図である。
【図3】ロールをカットするワイヤーのテンションをか
けた状態の一例を示す説明図である。
【図4】バリを除去するチャックの一例の説明図であ
る。
【図5】ラッピングテープの操作状態の説明図である。
【図6】ラッピングテープのテンションをかけた状態の
説明図である。
【符号の説明】
A カット部 10 チャック B 除去部 11 ラッピングテープ C 仕上げ部 12 バリ 1 ゴムロール 13 挟持部材 2 ゴムロールの芯金 14 挟持部材 3 ワイヤー 15 ラッピングテープ
用ロール 4 挟持部材 16 ラッピングテープ
用ロール 5 挟持部材 6 ワイヤー用ロール 7 ワイヤー用ロール 8 チャック 9 チャック

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】供給装置から連続的に送り込まれたゴムロ
    ールを回転させながら、そのゴムロールの所定位置から
    芯金方向にワイヤーを移動させてバリをゴムロールから
    切断するカット部、カットされたそれぞれのバリを外側
    からチャックで挟みつけ、両チャックを相互に逆方向に
    回転させてバリを芯金からはずすバリの除去部、ついで
    ラッピングテープを回転するゴムロールの両端面に沿っ
    て芯金に接触させ、それぞれを外側に移動させる仕上げ
    部から構成されるゴムロールの端末処理装置。
JP1994009254U 1994-07-29 1994-07-29 ゴムロールの端末処理装置 Expired - Lifetime JP3007300U (ja)

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JP1994009254U JP3007300U (ja) 1994-07-29 1994-07-29 ゴムロールの端末処理装置

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JP1994009254U JP3007300U (ja) 1994-07-29 1994-07-29 ゴムロールの端末処理装置

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JP3007300U true JP3007300U (ja) 1995-02-14

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