JP4279232B2 - ハーネス製造装置及び製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ハーネス製造装置及び製造方法に関する。
従来より、複数の電線の両端にコネクタを配設してなるハーネスがハーネス製造装置によって製造されている。図4に、ハーネス製造装置によって製造される二種類のハーネスを例示する。
図4(A)に示すハーネス100は、複数の電線Wの両端に同一のコネクタ110を配設し、各コネクタ110はその絶縁ハウジング111内に複数のコンタクト(図示せず)を有している。そして、各電線Wの両端は、長手方向軸に垂直な方向から各コンタクトの圧接部に圧接接続されるようになっている。
また、図4(B)に示すハーネス120は、複数の電線Wの一端に長いコネクタ130を配設し、他端に複数の短いコネクタ130a,130b,130c,130dを配設してなるものである。そして、各コネクタ130、130a,130b,130c,130dは絶縁ハウジング131、131a,131b,131c,131d内に複数のコンタクト(図示せず)を有している。各電線Wの両端は、長手方向軸に垂直な方向から各コンタクトの圧接部に圧接接続されるようになっている。
従来、これらのハーネス100や120等を製造するハーネス製造方法として、例えば、図5及び図6に示すもの(特許文献1参照)が知られている。
図5(A)においては、複数の電線Wの両端に配設されるコネクタ110,110’のうち一方のコネクタ110は、第1電線処理部Aのコネクタ案内溝(図示せず)にあり、その圧接面を上側に向けて準備されている。また、他方のコネクタ110’は、第2電線処理部Bのコネクタ案内溝(図示せず)にあり、その圧接面を上側に向けて準備されている。そして、第1電線処理部A側の押圧刃210がコネクタ110の真上に位置し、第2電線処理部B側の押圧刃211がコネクタ110’の真上に位置している。また、第1及び第2電線処理部A,B間で移動して電線Wを送る往復動シャトル201が第1電線処理部A側にある。電線送り手段220は、電線を電線源(図示せず)から引っ張るキャプスタン221、案内ローラ222、電線クランプ223、及び電線を所定長さだけ送り出す測長ローラ224,225からなり、図5(A)では、電線クランプ223は案内ローラ222に対して開き、また、測長ローラ224は測長ローラ225に対して開いている。
そして、往復動シャトル201が第1電線処理部Aから第2電線処理部B側に移動すると、図5(B)に示すように、押圧刃211が下降して各電線Wをコネクタ110’のコンタクト(図示せず)に圧接する。この際に、電線送り手段220のキャプスタン221は往復動シャトル201の移動量だけ各電線Wを下流側に向けて送る。
次いで、図5(C)に示すように、コネクタ110’とキャプスタン221間を緊張して延びる電線Wに沿って往復動シャトル201が第1電線処理部A側に戻り、測長ローラ224が測長ローラ225に接近するとともにプリフィードローラ231が自由回転ローラ232に接近してこれらで各電線Wを挟持する。
そして、図6(A)に示すように、各測長ローラ224が各電線Wを所定長軸方向に送り出し、かつ、それと同時にプリフィードローラ232が作動し、各電線Wが第1及び第2電線処理部A,B間にループ状に送り出される。
各測長ローラ224が所定長の電線Wを送り出し、その回転が停止すると、図6(B)に示すように、電線クランプ223が案内ローラ222に当接して電線Wをしっかりと固定する。この後、測長ローラ224は、電線Wから離れて元の位置に戻る。次に、押圧刃210が下降して各電線Wが第1電線処理部A側にあるコネクタ110のコンタクト(図示せず)に圧接され、かつ、切断刃によって各電線Wが切断される。
そして、図6(C)に示すように、押圧刃210,211がそれぞれ上昇して元の位置に復帰し、同時にプリフィードローラ231と自由回転ローラ232も相互に離隔し、また電線クランプ223も元の位置に復帰する。この後、コネクタ110,110’が排出されるのである。
特公平4−35849号公報
しかしながら、この図5及び図6に示すハーネス製造方法にあっては、以下の問題点があった。
即ち、複数の電線Wの両端に配設されるコネクタ110,110’の双方の圧接面を上側に向けて配置し、押圧刃210,211をともに上方から下降させて各電線Wを両コネクタ110,111’のコンタクトに圧接するようにしているため、両コネクタ110,111’からは電線が互いに相手方に向く方向に延びている。このため、図6(A)に示す段階、即ち、各測長ローラ224が各電線Wを所定長軸方向に送り出し、各電線Wが第1及び第2電線処理部A,B間にループ状に送り出されるときに、各電線が逃げる方向が定まらず、図6(A)にあっては、各電線Wは下側凸のループ状に形成されているが、電線Wによっては上側凸になったり、紙面に対して手前側に凸になったり、あるいは紙面に対して奥側に凸になったりしてしまうことがあり、電線Wが短い場合には顕著であった。。この場合、電線Wの逃げる方向によっては、周囲の部品に引っ掛かる等して、電線切断や部品破損等の不具合の原因となることがあった。また、コネクタ110,110’における圧接部においては、圧接不良の原因となることがあった。
従って、本発明は上述の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、圧接時に、電線の逃げる方向を一定にして電線の圧接を行うことができるハーネス製造装置及び製造方法を提供することにある。
上記問題を解決するため、本発明に係るハーネス製造装置は、それぞれの圧接面が互いに対向するようにコネクタをハーネス両端に配置した状態で、スタッファに対応する位置に前記ハーネス両端のコネクタのそれぞれに設けられた端子が位置するように前記コネクタを搬送する1対のコネクタ搬送手段と、電線をU字状に形成するU字形成手段と、該U字形成手段から前記電線を受け取り、前記ハーネス両端のコネクタの圧接面に対向する位置であって前記スタッファに対応する位置に前記電線の両端側が位置するように前記電線を搬送する1対の電線搬送手段と、前記電線を前記端子に圧接する前記スタッファを有する1対の圧接手段と、を具備することを特徴としている。ここで、「ハーネス両端のコネクタ」とは、電線の両側のコネクタの数が同数の場合ばかりでなく、異なる場合も含み、電線の片側のコネクタにおける電線が圧接される端子の数と電線の反対側のコネクタにおける電線が圧接される端子の数が同数であればよい。例えば、電線の片側が1個で反対側が2個であってもよい。また、「圧接面」とは、コネクタの外形を構成する複数の面のうち、圧接時に、端子に対して電線が挿入される側の面をいう。
また、本発明のうち請求項2に係るハーネス製造装置は、請求項1記載のハーネス製造装置において、前記U字形成手段が、電線を挟持した状態で互いに逆方向に90度回転する1対の電線クランプを備えていることを特徴としている。
更に、本発明のうち請求項3に係るハーネス製造方法は、それぞれの圧接面が互いに対向するようにコネクタをハーネス両端に配置した状態で、スタッファに対応する位置に前記ハーネス両端のコネクタのそれぞれに設けられた端子が位置するように前記コネクタを搬送するコネクタ搬送工程と、電線をU字状に形成するU字形状形成工程と、U字状に形成された前記電線を受け取り、前記ハーネス両端のコネクタの圧接面に対向する位置であって前記スタッファに対応する位置に前記電線の両端側が位置するように前記電線を搬送する電線搬送工程と、前記電線を前記スタッファで前記端子に圧接する圧接工程と、を具備することを特徴としている。
本発明のうち請求項1に係るハーネス製造装置及び請求項3に係るハーネス製造方法によれば、それぞれの圧接面が互いに対向するようにコネクタをハーネス両端に配置した状態で、スタッファに対応する位置にハーネス両端のコネクタのそれぞれに設けられた端子が位置するようにコネクタを搬送し、電線をU字状に形成し、U字状に形成された電線を受け取り、ハーネス両端のコネクタの圧接面に対向する位置であってスタッファに対応する位置に電線の両端側が位置するように電線を搬送し、電線をスタッファで端子に圧接する。スタッファによる電線の圧接時には、ハーネス両端のコネクタの圧接面に対向する位置に電線の両端側が位置し、ハーネス両端のコネクタを基準にしてそれぞれのコネクタから電線の延びる方向が略同一となり、電線の逃げる方向を一定にして電線の圧接を行うことができる。このため、電線が周囲の部品に引っ掛かる等して、電線切断や部品破損等の不具合の原因となることはなく、また、ハーネス両端のコネクタにおける圧接部においては、圧接不良の原因となることもない。
また、本発明のうち請求項2に係るハーネス製造装置によれば、1対の電線クランプがそれぞれ電線を挟持した状態で互いに逆方向に90度回転することによって、電線をU字状に形成する。
次に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1は本発明に係るハーネス製造装置の実施形態の概略斜視図である。図2は図1に示すハーネス製造装置のU字形成手段による電線をU字に形成する工程の説明図である。図3は図1に示すハーネス製造装置のコネクタ搬送手段、電線搬送手段、及び圧接手段を詳細に示す斜視図である。図1では、複数の電線の両端のものだけを示している。
図1において、ハーネス製造装置1は、コネクタフィード手段10と、コネクタ搬送手段20と、電線フィード手段30と、U字形成手段40と、電線搬送手段50と、圧接手段60とを備えている。
コネクタフィード手段10は、コネクタ70対が1対づつ送り込まれ、U字形成ステーションUに向かう方向(図1における矢印a方向、以下、軸方向という)に往復動可能なコネクタセレクタ11と、コネクタセレクタ11から軸方向と直交する方向(図1における矢印b方向)に移動するコネクタ70対を受け取り、軸方向(図1における矢印c方向)にU字形成ステーションUに至るまで往復動するコネクタローダ13とを備えている。ここで、コネクタ対とは、電線Wの両側のコネクタの数が同数の場合ばかりでなく、異なる場合も含み、電線Wの片側のコネクタにおける電線が圧接される端子の数と電線の反対側のコネクタにおける電線が圧接される端子の数が同数であればよい。例えば、電線Wの片側が1個で反対側が2個であってもよい。コネクタセレクタ11には、コネクタ70対を受容可能な2つのコネクタ受容溝12が設けられている。また、コネクタローダ13には、コネクタ70対を受容する2つのコネクタ受容溝14が設けられ、コネクタローダ13を軸方向に往復動させるローダ用シリンダ15が連結されている。
コネクタ搬送手段20は、軸方向に所定間隔を置いて1対配置され、各コネクタ搬送手段20は、U字形成ステーションUから軸方向と直交する方向(図1における矢印d方向)に圧接ステーションCに至るまで移動するようになっている。1対のコネクタ搬送手段20は、U字形成ステーションUに位置するコネクタローダ13からコネクタ70対を受け取り、それぞれの圧接面71(図3参照)が対向するように(それぞれの圧接面71が外側に向いて対向するように)ハーネス両端にコネクタ70を配置した状態で、後述するスタッファ61に対応する位置にハーネス両端のコネクタ70のそれぞれに設けられた端子(図示せず)が位置するようにコネクタ70を搬送するようになっている。各コネクタ搬送手段20は、図3に示すように、上縁に歯を形成したラックの歯にピニオン21が噛合して、軸方向と直交する方向に移動する。
また、電線フィード手段30は、U字形成ステーションUに対して上流側に配置しており、複数の電線Wをそれぞれのワイヤボビン31から引張るキャプスタン34と、各電線Wを所定長さだけ軸方向(図1における矢印e方向)に送り出す測長ホイル32と、U字形成ステーションUの近傍に位置し、各電線Wを案内する電線案内部材33とを備えている。
更に、U字形成手段40は、U字形成ステーションUに配置しており、電線案内部材33から突出する位置まで送り出された各電線Wを下側凸のU字形状に形成するものであって、各電線Wの片側を挟持した状態で90度回転する第1クランプ(電線クランプ)41と、各電線Wの反対側を挟持した状態で90度回転する第2クランプ(電線クランプ)42と、電線切断刃43とを備えている。
第1クランプ41には、第1クランプ41を軸方向に往復動させるシリンダ41aと、第1クランプ41を回転させる回転駆動手段41bとが設けられている。そして、第1クランプ41は、図2(A)及び(B)に示す工程では、軸方向(図2(A)における矢印f方向)に往動して電線案内部材33から突出する位置まで送り出された電線Wの先端部を把持し、図2(C)に示す工程では、前記軸方向とは反対方向(図2(C)における矢印g方向)に復動して電線Wを引張り、更に、図2(D)に示す工程では、図2(D)における矢印h方向に90度回転して第1クランプ41から突出する側の電線Wの先端を上方に、第1クランプ41から突出しない側の電線Wを下方に向けるようにする。そして、第1クランプ41は、図2(E)乃至(I)に示す工程では、電線Wの先端部を把持した状態を保ち、図2(J)に示す工程では、電線Wの先端部の把持状態を解除して、元の位置に戻るのである。
また、第2クランプ42には、第2クランプ42を軸方向に往復動させる第1シリンダ42aと、第2クランプ42を軸方向と直交する方向に往復動させる第2シリンダ42bと、第2クランプ42を回転させる回転駆動手段42cとが設けられている。そして、第2クランプ42は、図2(A)乃至(E)に示す工程では、電線Wに対して引っ込んだ位置(紙面に対して奥側の位置)にある。第2クランプ42は、図2(F)に示す工程では、電線Wを把持する位置まで進出し、図2(G)に示す工程では、電線Wを把持して電線Wを図2(G)における矢印j方向に少しだけ引張る。そして、図2(H)に示す工程では、第2クランプ42は電線Wの把持状態を維持し、この後、電線Wの第2クランプ42に対する上流側を電線切断刃43が切断する。そして、図2(I)に示す工程では、第2クランプ42は、図2(I)における矢印k方向(矢印hとは逆方向)に90度回転して第2クランプ42から突出する側の電線Wの後端を上方に、第2クランプ42から突出しない側の電線Wを下方に向けるようにする。そして、図2(J)に示す工程では、第2クランプ42は、電線Wの後端部の把持状態を解除して、元の位置に戻るのである。
電線切断刃43は、電線案内部材33の下流側のU字形成ステーションUに配置しており、電線切断刃43には、この電線切断刃43を昇降させる切断刃用シリンダ44が連結されている。電線切断刃43は、前述したように、図2(H)に示す工程で、第2クランプ42が電線Wの把持状態を維持した後、電線Wの第2クランプ42に対する上流側を切断する。
更に、電線搬送手段50は、軸方向に所定間隔を置いて1対配置され、各電線搬送手段50は、U字形成ステーションUから軸方向と直交する方向(図1における矢印l方向)に圧接ステーションCに至るまで移動するようになっている。1対の電線搬送手段50は、U字形成手段40から各電線Wを受け取ってその両端を把持し、そして、既に、1対のコネクタ搬送手段20によって搬送されたコネクタ70対の圧接面71に対向する位置であって後述するスタッファ61に対応する位置に各電線Wの両端側が位置するように各電線Wを搬送するようになっている。各電線搬送手段50には、図3に示すように、下縁に歯を形成したラック51が設けられ、このラック51の歯にピニオン52が噛合して、各電線搬送手段50は、軸方向と直交する方向に移動する。
圧接手段60は、軸方向に所定間隔を置いて1対配置され、各圧接手段60は、複数の電線Wを各コネクタ70に設けられた端子(図示せず)に一括して圧接するための複数のスタッファ61を有している。各圧接手段60には、各圧接手段60を軸方向(図3に示す矢印m方向)に往復動させるシリンダ(図示せず)が連結されている。
次に、このハーネス製造装置1を用いて、図4に示すものと同様の、複数の電線Wの両端にコネクタ70を配設したハーネスを製造する方法について、図1乃至図3を参照して説明する。
先ず、コネクタフィード手段10が動作する。即ち、コネクタ70対が1対づつコネクタセレクタ11のコネクタ受容溝12に送り込まれる。そして、コネクタセレクタ11がU字形成ステーションUに向かう図1における矢印a方向に、図1における破断線の位置まで、即ちコネクタローダ13の隣りまで移動する。そして、コネクタセレクタ11は、軸方向(矢印a方向)と直交する方向(矢印b方向)にコネクタ70対を移動させ、コネクタローダ13は、それらに形成された溝14にコネクタ70対を受け取る。そして、コネクタローダ13は、軸方向(矢印c方向)にU字形成ステーションUに至るまで移動する。コネクタセレクタ11は、元の位置に戻る。
次いで、1対のコネクタ搬送手段20が動作する。即ち、1対のコネクタ搬送手段20は、U字形成ステーションUに位置するコネクタローダ13からコネクタ70対を受け取り、U字形成ステーションUから軸方向と直交する矢印d方向に移動し、それぞれの圧接面71が対向するように(それぞれの圧接面71が外側に向いて対向するように)ハーネス両端にコネクタ70を配置した状態で、圧接ステーションCに位置するスタッファ61に対応する位置にハーネス両端のコネクタ70のそれぞれに設けられた端子が位置するようにコネクタ70対を搬送する。
その一方、電線フィード手段30が動作し、キャプスタン34が複数の電線Wをそれぞれのワイヤボビン31から引張り、測長ホイール32が各電線Wをその先端が電線案内部材33から突出する長さだけ軸方向(図1における矢印e方向)に送り出している。
そして、U字形成手段40が動作する。即ち、各電線Wの先端が電線案内部材33から突出した状態は図2(A)に示され、第1クランプ41がシリンダ41aにより軸方向(図2(A)における矢印f方向に往動し、図2(B)に示すように、電線案内部材33から突出する位置まで送り出された電線Wの先端部を把持する。そして、第1クランプ41は、図2(C)に示すように、シリンダ41aにより前記軸方向とは反対方向(図2(C)における矢印g方向)に復動して電線Wを引張り、元の位置に戻る。このとき、第1クランプ41は、電線Wの先端部を把持したままである。そして、第1クランプ41は、図2(D)に示すように、図2(D)における矢印h方向に90度回転して第1クランプ41から突出する側の電線Wの先端を上方に、第1クランプ41から突出しない側の電線Wを下方に向けるようにする。このときも、第1クランプ41は、電線Wの先端部を把持したままである。
次いで、測長ホイール32が各電線Wを、図2(E)に示すように、更に所定長さだけ送り出す。このとき、電線Wの先端部は90度回転した第1クランプ41に把持され、第1クランプ41から突出しない側の電線Wが下方に向いているので、電線Wは無理なく下側凸に湾曲する。
その後、第2クランプ42が、図2(F)に示すように、第2シリンダ42bにより電線Wを把持する位置まで進出する。このときも、第1クランプ41は、電線Wの先端部を把持したままである。そして、第2クランプ42は、図2(G)に示すように、電線Wを把持し、第1シリンダ42aにより電線Wを図2(G)における矢印j方向に少しだけ引張る。このときも、第1クランプ41は、電線Wの先端部を把持したままである。そして、第2クランプ42は電線Wの把持状態を維持し、この後、図2(H)に示すように、電線Wの第2クランプ42に対する上流側を電線切断刃43が切断する。このときも、第1クランプ41は、電線Wの先端部を把持したままである。そして、第2クランプ42は、図2(I)に示すように、図2(I)における矢印k方向に90度回転して第2クランプ42から突出する側の電線Wの後端を上方に、第2クランプ42から突出しない側の電線Wを下方に向けるようにする。この結果、電線Wは、両端が第1及び第2クランプ41,42により把持された状態で下側凸のU字形状に湾曲することになる。このときも、第1クランプ41は、電線Wの先端部を把持したままである。
次いで、図2(I)に示すように、1対の電線搬送手段50が各電線Wを受け取ってその両端を把持する。すると、図2(J)に示すように、第1及び第2クランプ41,42は各電線Wに対する把持状態を解除し、それぞれ図2(A)に示す初期位置(図2(J)にも示されている)に復帰する。
その後、1対の電線搬送手段50は、U字形成ステーションUから軸方向と直交する矢印l方向に移動し、既に、1対のコネクタ搬送手段20によって搬送されたコネクタ70対の圧接面71に対向する位置であってスタッファ61に対応する位置に各電線Wの両端側が位置するように各電線Wを搬送する。このとき、電線Wは、両端が1対の電線搬送手段50により把持された状態で下側凸のU字形状に湾曲することになる。
すると、コネクタ70対の端子及びスタッファ61に対して圧接すべき各電線Wの両端側が整列する。そして、図3に示すように(図3には片側のコネクタ搬送手段、電線搬送手段、及び圧接手段しか示されていない)、1対の圧接手段60が軸方向に往動し、スタッファ61により複数の電線Wの両端側を各コネクタ70に設けられた端子(図示せず)に一括して圧接する。図3において、符号22は、電線Wを案内するガイド部23を有する電線案内部材である。各電線Wを圧接すると、電線案内部材20の図示しない切断刃とスタッファ61とが協働して電線Wを切断する。圧接が完了したときには、電線Wは、両端側がコネクタ70対に圧接されて下側凸に湾曲したU字形状をなし、コネクタ70対を基準にしてそれぞれのコネクタ70から電線Wの延びる方向が略同一となっている。
これにより、図1に示すように、複数の電線Wの両端にコネクタ70を配設したハーネスが製造され、圧接ステーションCからハーネスが排出される。
以上のように、本実施形態においては、それぞれの圧接面71が互いに対向するようにコネクタ70をハーネス両端に配置した状態で、スタッファ61に対応する位置にハーネス両端のコネクタ70のそれぞれに設けられた端子が位置するようにコネクタ70を搬送し、電線WをU字状に形成し、U字状に形成された電線Wを受け取り、ハーネス両端のコネクタ70の圧接面71に対向する位置であってスタッファ61に対応する位置に電線Wの両端側が位置するように電線Wを搬送し、電線Wをスタッファ61で端子に圧接する。そして、スタッファ61による電線Wの圧接時には、ハーネス両端のコネクタ70の圧接面71に対向する位置に電線Wの両端側が位置し、電線Wは下側凸に湾曲したU字形状をなし、ハーネス両端のコネクタ70を基準にしてそれぞれのコネクタ70から電線Wの延びる方向が略同一となっている。このため、電線Wの逃げる方向を一定にして電線Wの圧接を行うことができる。このため、電線Wが周囲の部品に引っ掛かる等して、電線切断や部品破損等の不具合の原因となることはなく、また、ハーネス両端のコネクタ70における圧接部においては、圧接不良の原因となることもない。
また、本実施形態のハーネス製造装置1は、電線Wの短いハーネスを製造する際に特に有効である。
以上、本発明の実施形態について説明してきたが、本発明はこれに限定されずに種々の変更、改良を行うことができる。
例えば、本実施形態にあっては、図1及び図2に示すように、電線Wを下側凸のU字形状に形成したが、電線WをU字形状に形成するものであれば、これに限るものではない。この場合、圧接手段60のスタッファ61の移動方向も電線Wの向きによって変更するのは勿論である。
また、1対のコネクタ搬送手段20は、それぞれの圧接面71が外側に向いて互いに対向するようにコネクタ70をハーネス両端に配置した状態でコネクタ70を搬送するようになっているが、それぞれの圧接面71が内側に向いて互いに対向するようにコネクタ70をハーネス両端に配置した状態でコネクタ70を搬送するようにしてもよい。
本発明に係るハーネス製造装置の実施形態の概略斜視図である。 図1に示すハーネス製造装置のU字形成手段による電線をU字に形成する工程の説明図である。 図1に示すハーネス製造装置のコネクタ搬送手段、電線搬送手段、及び圧接手段を詳細に示す斜視図である。 複数の電線の両端にコネクタを配設してなるハーネスの一例を示す斜視図である。 従来のハーネス製造方法を示す説明図であり、製造開始から製造途中までの工程を示している。 図5に示すハーネス製造方法の後の工程を示す説明図である。
符号の説明
1 ハーネス製造装置
30 コネクタ搬送手段
40 U字形成手段
50 電線搬送手段
60 圧接手段
61 スタッファ
70 コネクタ
71 圧接面
W 電線

Claims (3)

  1. それぞれの圧接面が互いに対向するようにコネクタをハーネス両端に配置した状態で、スタッファに対応する位置に前記ハーネス両端のコネクタのそれぞれに設けられた端子が位置するように前記コネクタを搬送する1対のコネクタ搬送手段と、
    電線をU字状に形成するU字形成手段と、
    該U字形成手段から前記電線を受け取り、前記ハーネス両端のコネクタの圧接面に対向する位置であって前記スタッファに対応する位置に前記電線の両端側が位置するように前記電線を搬送する1対の電線搬送手段と、
    前記電線を前記端子に圧接する前記スタッファを有する1対の圧接手段と、
    を具備することを特徴とするハーネス製造装置。
  2. 前記U字形成手段が、電線を挟持した状態で互いに逆方向に90度回転する1対の電線クランプを備えていることを特徴とする請求項1記載のハーネス製造装置。
  3. それぞれの圧接面が互いに対向するようにコネクタをハーネス両端に配置した状態で、スタッファに対応する位置に前記ハーネス両端のコネクタのそれぞれに設けられた端子が位置するように前記コネクタを搬送するコネクタ搬送工程と、
    電線をU字状に形成するU字形状形成工程と、
    U字状に形成された前記電線を受け取り、前記ハーネス両端のコネクタの圧接面に対向する位置であって前記スタッファに対応する位置に前記電線の両端側が位置するように前記電線を搬送する電線搬送工程と、
    前記電線を前記スタッファで前記端子に圧接する圧接工程と、
    を具備することを特徴とするハーネス製造方法。
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