JP4279232B2 - ハーネス製造装置及び製造方法 - Google Patents
ハーネス製造装置及び製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4279232B2 JP4279232B2 JP2004308920A JP2004308920A JP4279232B2 JP 4279232 B2 JP4279232 B2 JP 4279232B2 JP 2004308920 A JP2004308920 A JP 2004308920A JP 2004308920 A JP2004308920 A JP 2004308920A JP 4279232 B2 JP4279232 B2 JP 4279232B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electric wire
- connector
- harness
- connectors
- clamp
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)
Description
図4(A)に示すハーネス100は、複数の電線Wの両端に同一のコネクタ110を配設し、各コネクタ110はその絶縁ハウジング111内に複数のコンタクト(図示せず)を有している。そして、各電線Wの両端は、長手方向軸に垂直な方向から各コンタクトの圧接部に圧接接続されるようになっている。
図5(A)においては、複数の電線Wの両端に配設されるコネクタ110,110’のうち一方のコネクタ110は、第1電線処理部Aのコネクタ案内溝(図示せず)にあり、その圧接面を上側に向けて準備されている。また、他方のコネクタ110’は、第2電線処理部Bのコネクタ案内溝(図示せず)にあり、その圧接面を上側に向けて準備されている。そして、第1電線処理部A側の押圧刃210がコネクタ110の真上に位置し、第2電線処理部B側の押圧刃211がコネクタ110’の真上に位置している。また、第1及び第2電線処理部A,B間で移動して電線Wを送る往復動シャトル201が第1電線処理部A側にある。電線送り手段220は、電線を電線源(図示せず)から引っ張るキャプスタン221、案内ローラ222、電線クランプ223、及び電線を所定長さだけ送り出す測長ローラ224,225からなり、図5(A)では、電線クランプ223は案内ローラ222に対して開き、また、測長ローラ224は測長ローラ225に対して開いている。
次いで、図5(C)に示すように、コネクタ110’とキャプスタン221間を緊張して延びる電線Wに沿って往復動シャトル201が第1電線処理部A側に戻り、測長ローラ224が測長ローラ225に接近するとともにプリフィードローラ231が自由回転ローラ232に接近してこれらで各電線Wを挟持する。
各測長ローラ224が所定長の電線Wを送り出し、その回転が停止すると、図6(B)に示すように、電線クランプ223が案内ローラ222に当接して電線Wをしっかりと固定する。この後、測長ローラ224は、電線Wから離れて元の位置に戻る。次に、押圧刃210が下降して各電線Wが第1電線処理部A側にあるコネクタ110のコンタクト(図示せず)に圧接され、かつ、切断刃によって各電線Wが切断される。
即ち、複数の電線Wの両端に配設されるコネクタ110,110’の双方の圧接面を上側に向けて配置し、押圧刃210,211をともに上方から下降させて各電線Wを両コネクタ110,111’のコンタクトに圧接するようにしているため、両コネクタ110,111’からは電線が互いに相手方に向く方向に延びている。このため、図6(A)に示す段階、即ち、各測長ローラ224が各電線Wを所定長軸方向に送り出し、各電線Wが第1及び第2電線処理部A,B間にループ状に送り出されるときに、各電線が逃げる方向が定まらず、図6(A)にあっては、各電線Wは下側凸のループ状に形成されているが、電線Wによっては上側凸になったり、紙面に対して手前側に凸になったり、あるいは紙面に対して奥側に凸になったりしてしまうことがあり、電線Wが短い場合には顕著であった。。この場合、電線Wの逃げる方向によっては、周囲の部品に引っ掛かる等して、電線切断や部品破損等の不具合の原因となることがあった。また、コネクタ110,110’における圧接部においては、圧接不良の原因となることがあった。
更に、本発明のうち請求項3に係るハーネス製造方法は、それぞれの圧接面が互いに対向するようにコネクタをハーネス両端に配置した状態で、スタッファに対応する位置に前記ハーネス両端のコネクタのそれぞれに設けられた端子が位置するように前記コネクタを搬送するコネクタ搬送工程と、電線をU字状に形成するU字形状形成工程と、U字状に形成された前記電線を受け取り、前記ハーネス両端のコネクタの圧接面に対向する位置であって前記スタッファに対応する位置に前記電線の両端側が位置するように前記電線を搬送する電線搬送工程と、前記電線を前記スタッファで前記端子に圧接する圧接工程と、を具備することを特徴としている。
コネクタフィード手段10は、コネクタ70対が1対づつ送り込まれ、U字形成ステーションUに向かう方向(図1における矢印a方向、以下、軸方向という)に往復動可能なコネクタセレクタ11と、コネクタセレクタ11から軸方向と直交する方向(図1における矢印b方向)に移動するコネクタ70対を受け取り、軸方向(図1における矢印c方向)にU字形成ステーションUに至るまで往復動するコネクタローダ13とを備えている。ここで、コネクタ対とは、電線Wの両側のコネクタの数が同数の場合ばかりでなく、異なる場合も含み、電線Wの片側のコネクタにおける電線が圧接される端子の数と電線の反対側のコネクタにおける電線が圧接される端子の数が同数であればよい。例えば、電線Wの片側が1個で反対側が2個であってもよい。コネクタセレクタ11には、コネクタ70対を受容可能な2つのコネクタ受容溝12が設けられている。また、コネクタローダ13には、コネクタ70対を受容する2つのコネクタ受容溝14が設けられ、コネクタローダ13を軸方向に往復動させるローダ用シリンダ15が連結されている。
次に、このハーネス製造装置1を用いて、図4に示すものと同様の、複数の電線Wの両端にコネクタ70を配設したハーネスを製造する方法について、図1乃至図3を参照して説明する。
そして、U字形成手段40が動作する。即ち、各電線Wの先端が電線案内部材33から突出した状態は図2(A)に示され、第1クランプ41がシリンダ41aにより軸方向(図2(A)における矢印f方向に往動し、図2(B)に示すように、電線案内部材33から突出する位置まで送り出された電線Wの先端部を把持する。そして、第1クランプ41は、図2(C)に示すように、シリンダ41aにより前記軸方向とは反対方向(図2(C)における矢印g方向)に復動して電線Wを引張り、元の位置に戻る。このとき、第1クランプ41は、電線Wの先端部を把持したままである。そして、第1クランプ41は、図2(D)に示すように、図2(D)における矢印h方向に90度回転して第1クランプ41から突出する側の電線Wの先端を上方に、第1クランプ41から突出しない側の電線Wを下方に向けるようにする。このときも、第1クランプ41は、電線Wの先端部を把持したままである。
その後、第2クランプ42が、図2(F)に示すように、第2シリンダ42bにより電線Wを把持する位置まで進出する。このときも、第1クランプ41は、電線Wの先端部を把持したままである。そして、第2クランプ42は、図2(G)に示すように、電線Wを把持し、第1シリンダ42aにより電線Wを図2(G)における矢印j方向に少しだけ引張る。このときも、第1クランプ41は、電線Wの先端部を把持したままである。そして、第2クランプ42は電線Wの把持状態を維持し、この後、図2(H)に示すように、電線Wの第2クランプ42に対する上流側を電線切断刃43が切断する。このときも、第1クランプ41は、電線Wの先端部を把持したままである。そして、第2クランプ42は、図2(I)に示すように、図2(I)における矢印k方向に90度回転して第2クランプ42から突出する側の電線Wの後端を上方に、第2クランプ42から突出しない側の電線Wを下方に向けるようにする。この結果、電線Wは、両端が第1及び第2クランプ41,42により把持された状態で下側凸のU字形状に湾曲することになる。このときも、第1クランプ41は、電線Wの先端部を把持したままである。
その後、1対の電線搬送手段50は、U字形成ステーションUから軸方向と直交する矢印l方向に移動し、既に、1対のコネクタ搬送手段20によって搬送されたコネクタ70対の圧接面71に対向する位置であってスタッファ61に対応する位置に各電線Wの両端側が位置するように各電線Wを搬送する。このとき、電線Wは、両端が1対の電線搬送手段50により把持された状態で下側凸のU字形状に湾曲することになる。
以上のように、本実施形態においては、それぞれの圧接面71が互いに対向するようにコネクタ70をハーネス両端に配置した状態で、スタッファ61に対応する位置にハーネス両端のコネクタ70のそれぞれに設けられた端子が位置するようにコネクタ70を搬送し、電線WをU字状に形成し、U字状に形成された電線Wを受け取り、ハーネス両端のコネクタ70の圧接面71に対向する位置であってスタッファ61に対応する位置に電線Wの両端側が位置するように電線Wを搬送し、電線Wをスタッファ61で端子に圧接する。そして、スタッファ61による電線Wの圧接時には、ハーネス両端のコネクタ70の圧接面71に対向する位置に電線Wの両端側が位置し、電線Wは下側凸に湾曲したU字形状をなし、ハーネス両端のコネクタ70を基準にしてそれぞれのコネクタ70から電線Wの延びる方向が略同一となっている。このため、電線Wの逃げる方向を一定にして電線Wの圧接を行うことができる。このため、電線Wが周囲の部品に引っ掛かる等して、電線切断や部品破損等の不具合の原因となることはなく、また、ハーネス両端のコネクタ70における圧接部においては、圧接不良の原因となることもない。
以上、本発明の実施形態について説明してきたが、本発明はこれに限定されずに種々の変更、改良を行うことができる。
例えば、本実施形態にあっては、図1及び図2に示すように、電線Wを下側凸のU字形状に形成したが、電線WをU字形状に形成するものであれば、これに限るものではない。この場合、圧接手段60のスタッファ61の移動方向も電線Wの向きによって変更するのは勿論である。
30 コネクタ搬送手段
40 U字形成手段
50 電線搬送手段
60 圧接手段
61 スタッファ
70 コネクタ
71 圧接面
W 電線
Claims (3)
- それぞれの圧接面が互いに対向するようにコネクタをハーネス両端に配置した状態で、スタッファに対応する位置に前記ハーネス両端のコネクタのそれぞれに設けられた端子が位置するように前記コネクタを搬送する1対のコネクタ搬送手段と、
電線をU字状に形成するU字形成手段と、
該U字形成手段から前記電線を受け取り、前記ハーネス両端のコネクタの圧接面に対向する位置であって前記スタッファに対応する位置に前記電線の両端側が位置するように前記電線を搬送する1対の電線搬送手段と、
前記電線を前記端子に圧接する前記スタッファを有する1対の圧接手段と、
を具備することを特徴とするハーネス製造装置。 - 前記U字形成手段が、電線を挟持した状態で互いに逆方向に90度回転する1対の電線クランプを備えていることを特徴とする請求項1記載のハーネス製造装置。
- それぞれの圧接面が互いに対向するようにコネクタをハーネス両端に配置した状態で、スタッファに対応する位置に前記ハーネス両端のコネクタのそれぞれに設けられた端子が位置するように前記コネクタを搬送するコネクタ搬送工程と、
電線をU字状に形成するU字形状形成工程と、
U字状に形成された前記電線を受け取り、前記ハーネス両端のコネクタの圧接面に対向する位置であって前記スタッファに対応する位置に前記電線の両端側が位置するように前記電線を搬送する電線搬送工程と、
前記電線を前記スタッファで前記端子に圧接する圧接工程と、
を具備することを特徴とするハーネス製造方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004308920A JP4279232B2 (ja) | 2004-10-22 | 2004-10-22 | ハーネス製造装置及び製造方法 |
CNB2005101180341A CN100521407C (zh) | 2004-10-22 | 2005-10-24 | 电气配线制造装置及其制造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004308920A JP4279232B2 (ja) | 2004-10-22 | 2004-10-22 | ハーネス製造装置及び製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006120541A JP2006120541A (ja) | 2006-05-11 |
JP4279232B2 true JP4279232B2 (ja) | 2009-06-17 |
Family
ID=36538224
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004308920A Expired - Fee Related JP4279232B2 (ja) | 2004-10-22 | 2004-10-22 | ハーネス製造装置及び製造方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4279232B2 (ja) |
CN (1) | CN100521407C (ja) |
-
2004
- 2004-10-22 JP JP2004308920A patent/JP4279232B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2005
- 2005-10-24 CN CNB2005101180341A patent/CN100521407C/zh not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2006120541A (ja) | 2006-05-11 |
CN1764023A (zh) | 2006-04-26 |
CN100521407C (zh) | 2009-07-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4136440A (en) | Electrical harness fabrication method and apparatus | |
CN110546828B (zh) | 端部放置装置及端部加工装置 | |
JP6336942B2 (ja) | 束取り加工機 | |
JP2008271632A (ja) | ワイヤーストリップ装置、ワイヤーハーネス圧接機及びワイヤーストリップ方法 | |
JP2011192465A (ja) | 端子付電線の製造方法、端子付電線及び芯線切断装置 | |
WO2018198711A1 (ja) | 撚りほどき装置および電線端部加工装置 | |
JP4279232B2 (ja) | ハーネス製造装置及び製造方法 | |
JP2018187650A (ja) | 被覆撚線の癖取装置 | |
WO2018100985A1 (ja) | ツイスト電線セット用治具および端子圧着装置 | |
US20160301178A1 (en) | Wire discharge device | |
WO2018100990A1 (ja) | 端子保持具、端子圧着装置および端子付きのツイスト電線の製造方法 | |
JP2008140738A (ja) | 電線製造装置 | |
JP2007311062A (ja) | 端子圧着装置 | |
CN109693966B (zh) | 送引线机构 | |
WO2013111369A1 (ja) | 電線保持バー搬送装置 | |
JP2006164568A (ja) | ハーネス製造装置及び製造方法 | |
JP4033263B2 (ja) | 線状体製造方法及び線状体製造装置 | |
US20230051455A1 (en) | Electric wire processing device | |
WO2013061633A1 (ja) | 端子圧着装置 | |
JP6949788B2 (ja) | 端子圧着装置及び端子圧着方法 | |
JP5644912B2 (ja) | 芯線切断装置 | |
JP2000133403A (ja) | 端子圧着機用スライドカッタ | |
JPH0595613A (ja) | 電線のセミストリツプ方法 | |
JPH07302670A (ja) | 電線圧接方法および電線圧接装置並びに電線圧接構造 | |
JPS6341200B2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060705 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090219 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20090303 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090311 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120319 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120319 Year of fee payment: 3 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120319 Year of fee payment: 3 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120319 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130319 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130319 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140319 Year of fee payment: 5 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |