JP2000030129A - プリペイドカードシステム、読書装置及び不正カード検出方法 - Google Patents

プリペイドカードシステム、読書装置及び不正カード検出方法

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JP2000030129A
JP2000030129A JP10201365A JP20136598A JP2000030129A JP 2000030129 A JP2000030129 A JP 2000030129A JP 10201365 A JP10201365 A JP 10201365A JP 20136598 A JP20136598 A JP 20136598A JP 2000030129 A JP2000030129 A JP 2000030129A
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Toshio Kuroi
俊夫 黒井
Takayuki Kamata
隆之 鎌田
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NTT Data Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コピー等の偽造による不正カードの使用を防
止する。 【解決手段】 読書装置は、処理対象のプリペイドカー
ド6について、残高パンチ孔部E3においてパンチ孔が
穿孔されている穿孔領域のいずれか1つから、設定され
ている金額の範囲が広い領域を優先して、磁気情報を読
み取り、そのカードの可変情報に含まれる穿孔残高情報
と一致するか否かを判別する。比較した情報が一致しな
い場合、読書装置は、そのカードの使用を禁止する。比
較した情報が一致する場合、読書装置は、残高情報を更
新し、必要なパンチ孔を穿孔する。次に、読書装置は、
設定されている金額の範囲が他の領域より広い穿孔領域
を優先して、パンチ孔が穿孔されている領域を1つ選定
して新たな残高情報を記録し、その領域から読み出した
磁気情報を可変情報に含めて記録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コピー等の偽造に
よる不正カードの使用を防止するプリペイドカードシス
テム、読書装置及び不正カード検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】金銭的価値を有する金額情報を記憶する
プリペイドカードを、遊技媒体等の貸出の対価の支払い
等に用いるプリペイドカードシステムが実現されてい
る。プリペイドカードシステムは、例えば、カード発行
元に設置される記録装置、各店舗に設置される発券機及
び読書装置等を備える。記録装置は、プリペイドカード
にカードID、券面金額等を含む初期情報等を記録(エ
ンコード)する。初期情報が記録されたプリペイドカー
ドは、例えばカード発行元から各店舗に販売される。
【0003】各店舗では、例えばカード発行元から購入
したプリペイドカードを発券機に格納する。発券機は、
利用者からのプリペイドカードの購入要求に応じて、自
己に格納されているプリペイドカードを取り出し、発券
日等の所定情報を記録して発券する。発券されたプリペ
イドカードは、利用者により例えば店舗の読書装置で使
用される。読書装置は、例えば残高チェックを行うこと
等により、挿入されたプリペイドカードが使用できるカ
ードであることを確認した後、支払金額(消費金額)に
応じて、プリペイドカードに記録されている残高を示す
残高情報等を記録更新して、排出する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】プリペイドカードに記
録される情報には、例えば、記録装置により記録され、
以後、更新されることがない固定情報(カードID、券
面金額等)と、プリペイドカードが使用される毎に読書
装置等により記録更新される可変情報(残高情報等)
と、が有る。上記のようなシステムでは、プリペイドカ
ードの残額を不正に増加させるために、残額の少ないプ
リペイドカードに、残額の多い他のプリペイドカードの
可変情報をデッドコピーする等の偽造行為がなされる虞
がある。
【0005】本発明は、上述した事情に鑑みてなされた
もので、コピー等の偽造による不正カードの使用を防止
することができるプリペイドカードシステム、読書装置
及び不正カード検出方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1の観点に係るプリペイドカードシステ
ムは、残高情報を含み、カードの使用毎に更新される可
変情報が記録される可変領域と、金額による範囲が設定
され、カードの残高が前記範囲に入ったときにパンチ孔
が穿孔される複数の穿孔領域と、を有し、前記複数の穿
孔領域のうちの1つは、他の穿孔領域よりも金額の範囲
が広く設定されているプリペイドカードを処理するため
の読書装置を備えるプリペイドカードシステムにおい
て、前記読書装置は、処理対象のプリペイドカードにお
いて、金額の範囲が他の穿孔領域より広く設定されてい
る穿孔領域を優先して、パンチ孔が穿孔されている穿孔
領域を1つ選定する選定手段と、前記選定手段により選
定された穿孔領域から磁気情報を読み取る読取手段と、
前記読取手段により読み取られた前記磁気情報が該プリ
ペイドカードの前記可変領域に記憶されている前記可変
情報に含まれている所定のチェック情報と一致するかを
判別する判別手段と、前記判別手段により比較した情報
が一致しないと判別された場合、該プリペイドカードを
不正カードとして識別して、使用を禁止する手段と、前
記判別手段により比較した情報が一致すると判別された
場合、消費金額に応じて残高情報を更新し、更新後の残
高情報に基づき新たなパンチ孔を穿孔する必要があるか
否かを判別して、必要がある場合にはパンチ孔を穿孔
し、更新後の残高情報を、金額の範囲が他の穿孔領域よ
りも広く設定されている穿孔領域を優先して、パンチ孔
が穿孔されている穿孔領域に記録し、該穿孔領域におい
て磁気情報を読み取り、前記チェック情報として、前記
可変領域に記録更新される前記可変情報に含める更新手
段と、を備える。
【0007】このような構成によれば、残高に応じてパ
ンチ孔が穿孔される複数の穿孔領域を備えるプリペイド
カードにおいて、パンチ孔が穿孔されている穿孔領域に
残高情報が記録され、その穿孔領域から読み出された磁
気情報がチェック情報(穿孔残高情報)として、そのプ
リペイドカードの可変情報に含められる。穿孔領域から
読み取った磁気情報に、パンチ孔が穿孔されている部分
の情報が欠落しているため、記録前の残高情報とは異な
る情報となる。また、カード製造時に発生する各カード
の寸法の誤差、パンチ孔の穿孔時に生じる穿孔位置のず
れ、残高情報の書込時に生じる書込位置のずれ等の人為
的には操作できない要因により、結果的に、カードの穿
孔部から読み取った磁気情報は、カード毎に一意の情報
となる。従って、カードの残高を不正に増額させるため
に、残高情報を含む可変情報のデータが不正にコピーさ
れたカードが使用された場合、読書装置において、穿孔
領域から読み出した情報と、可変情報に含まれるチェッ
ク情報(穿孔残高情報)と、が一致しないため、不正カ
ードであることを容易に検出することができる。また、
残高情報の記録において、複数の穿孔領域にパンチ孔が
穿孔されている場合には、金額範囲が広い領域に対して
優先的に残高情報を記録する。これにより、不正者がよ
り多くの増額を目的として、通常の領域よりも金額範囲
の広い領域に対して不正処理を行った場合、その不正を
容易に検出することができる。
【0008】前記プリペイドカードには、該プリペイド
カードを識別するための識別符号が記録されてもよく、
前記選定手段は、パンチ孔が穿孔されている穿孔領域が
1つの場合には該穿孔領域を選定する手段と、パンチ孔
が穿孔されている穿孔領域が複数あり、その中に金額の
範囲が他の穿孔領域より広く設定されている穿孔領域が
有る場合には、該穿孔領域を選定する手段と、パンチ孔
が穿孔されている穿孔領域が複数あり、その中に金額の
範囲が広く設定されている穿孔領域が無い場合には、該
プリペイドカードの識別符号と残高情報との少なくとも
一方を用いる所定式により、いずれか1つの穿孔領域を
選定する手段と、を備えてもよい。
【0009】また、本発明の第2の観点に係る読書装置
は、残高情報を含み、カードの使用毎に更新される可変
情報が記録される可変領域と、金額による範囲が設定さ
れ、カードの残高が前記範囲に入ったときにパンチ孔が
穿孔される複数の穿孔領域と、を有し、前記複数の穿孔
領域のうちの1つは、他の穿孔領域よりも金額の範囲が
広く設定されいるプリペイドカードを用いるプリペイド
カードシステムにおける該プリペイドカードを処理する
ための読書装置であって、処理対象のプリペイドカード
において、金額の範囲が他の穿孔領域より広く設定され
ている穿孔領域を優先して、パンチ孔が穿孔されている
穿孔領域を1つ選定する選定手段と、前記選定手段によ
り選定された穿孔領域から磁気情報を読み取る読取手段
と、前記読取手段により読み取られた前記磁気情報が該
プリペイドカードの前記可変領域に記憶されている前記
可変情報に含まれている所定のチェック情報と一致する
かを判別する判別手段と、前記判別手段により比較した
情報が一致しないと判別された場合、該プリペイドカー
ドを不正カードとして識別して、使用を禁止する手段
と、前記判別手段により比較した情報が一致すると判別
された場合、消費金額に応じて残高情報を更新する残高
更新手段と、更新後の残高情報に基づき新たなパンチ孔
を穿孔する必要があるか否かを判別して、必要がある場
合にはパンチ孔を穿孔する穿孔手段と、更新後の残高情
報を、金額の範囲が他の穿孔領域より広く設定されてい
る穿孔領域を優先して、パンチ孔が穿孔されている穿孔
領域に記録し、該穿孔領域において磁気情報を読み取
り、該磁気情報を前記チェック情報として、前記可変領
域に記録更新される前記可変情報に含める更新手段と、
を備える。
【0010】このような構成によれば、残高に応じてパ
ンチ孔が穿孔される複数の穿孔領域を備えるプリペイド
カードにおいて、パンチ孔が穿孔されている穿孔領域に
残高情報が記録され、その穿孔領域から読み出された磁
気情報がそのプリペイドカードの可変情報に含められ
る。穿孔領域から読み取った磁気情報に、パンチ孔が穿
孔されている部分の情報が欠落しているため、記録前の
残高情報とは異なる情報となる。また、カード製造時に
発生する各カードの寸法の誤差、パンチ孔の穿孔時に生
じる穿孔位置のずれ、残高情報の書込時に生じる書込位
置のずれ等の人為的には操作できない要因により、結果
的に、カードの穿孔部から読み取った磁気情報は、カー
ド毎に一意の情報となる。従って、カードの残高を不正
に増額させるために、残高情報を含む可変情報のデータ
が不正にコピーされたカードが使用された場合、読書装
置において、穿孔領域から読み出した情報と、可変情報
に含まれるチェック情報(穿孔残高情報)と、が一致し
ないため、不正カードであることを容易に検出すること
ができる。また、残高情報の記録において、複数の穿孔
領域にパンチ孔が穿孔されている場合には、金額範囲が
広い領域に対して優先的に残高情報を記録する。これに
より、不正者がより多くの増額を目的として、通常の領
域よりも金額範囲の広い領域に対して不正処理を行った
場合、その不正を容易に検出することができる。
【0011】前記プリペイドカードには、該プリペイド
カードを識別するための識別符号が記録されていてもよ
く、前記選定手段は、パンチ孔が穿孔されている穿孔領
域が1つの場合には該穿孔領域を選定する手段と、パン
チ孔が穿孔されている穿孔領域が複数あり、その中に金
額の範囲が他の穿孔領域より広く設定されている穿孔領
域が有る場合には、該穿孔領域を選定する手段と、パン
チ孔が穿孔されている穿孔領域が複数あり、その中に金
額の範囲が広く設定されている穿孔領域が無い場合に
は、該プリペイドカードの識別符号と残高情報との少な
くとも一方を用いる所定式により、いずれか1つの穿孔
領域を選定する手段と、を備えてもよい。
【0012】また、本発明の第3の観点に係る不正カー
ド検出方法は、残高情報を含む可変情報と、識別符号
と、が記録され、カードの残高が所定範囲に入ったとき
にパンチ孔が穿孔される複数の穿孔領域を有し、前記複
数の穿孔領域のうちの1つは、他の穿孔領域よりも金額
の範囲が広く設定されているプリペイドカードを消費金
額に応じて処理するための読書装置を備えるシステムに
おける不正カード検出方法であって、前記読書装置にお
いて、処理対象のプリペイドカードにおける前記複数の
穿孔領域のうちパンチ孔が穿孔されている前記穿孔領域
を検出する検出ステップと、前記検出ステップにより、
1つの穿孔領域が検出された場合、該穿孔領域から磁気
情報を読み取り、複数の穿孔領域が検出された場合、そ
の中に金額の範囲が他の穿孔領域より広く設定されてい
る穿孔領域が有るときには該穿孔領域から磁気情報を読
み取り、その中に金額の範囲が他の穿孔領域より広く設
定されている穿孔領域が無いときには、該プリペイドカ
ードの識別符号と残高情報との少なくとも一方を用いる
所定式により、いずれか1つの穿孔領域を選定し、該穿
孔領域から磁気情報を読み取る読取ステップと、前記読
取ステップにより読み取られた前記磁気情報が該プリペ
イドカードの前記可変領域に記憶されている所定のチェ
ック情報と一致するか否かを判別する判別ステップと、
前記判別ステップにより比較した情報が一致しないと判
別された場合、該プリペイドカードを不正カードとして
識別して、使用を禁止するステップと、前記判別手段に
より比較した情報が一致すると判別された場合、消費金
額に応じて残高情報を更新するステップと、更新後の残
高情報に基づき新たなパンチ孔を穿孔する必要があるか
否かを判別して、必要がある場合にはパンチ孔を穿孔す
る穿孔ステップと、前記複数の穿孔領域のうちパンチ孔
が穿孔されている前記穿孔領域を検出し、1つの穿孔領
域が検出された場合、該穿孔領域に前記更新後の残高情
報を記録し、複数の穿孔領域が検出された場合、その中
に金額の範囲が他の穿孔領域より広く設定されている穿
孔領域が有るときには該穿孔領域に前記更新後の残高情
報を記録し、その中に金額の範囲が他の穿孔領域より広
く設定されている穿孔領域が無いときには、該プリペイ
ドカードの識別符号と残高情報との少なくとも一方を用
いる所定式により、いずれか1つの穿孔領域を選定し、
該穿孔領域に前記更新後の残高情報を記録する記録ステ
ップと、前記記録ステップにより前記残高情報が記録さ
れた前記穿孔領域から磁気情報を読み取り、前記チェッ
ク情報として、前記可変情報に含めて記録更新する更新
ステップと、を備える。
【0013】このような構成によれば、残高に応じてパ
ンチ孔が穿孔される複数の穿孔領域を備えるプリペイド
カードにおいて、パンチ孔が穿孔されている穿孔領域に
残高情報が記録され、その穿孔領域から読み出された磁
気情報がそのプリペイドカードの可変情報に含められ
る。穿孔領域から読み取った磁気情報には、パンチ孔が
穿孔されている部分の情報が欠落しているため、記録前
の残高情報とは異なる情報となる。また、カード製造時
に発生する各カードの寸法の誤差、パンチ孔の穿孔時に
生じる穿孔位置のずれ、残高情報の書込時に生じる書込
位置のずれ等の人為的には操作できない要因により、結
果的に、カードの穿孔部から読み取った磁気情報は、カ
ード毎に一意の情報となる。従って、カードの残高を不
正に増額させるために、残高情報を含む可変情報のデー
タが不正にコピーされたカードが使用された場合、読書
装置において、穿孔領域から読み出した情報と、可変情
報に含まれる穿孔残高情報と、が一致しないため、不正
カードであることを容易に検出することができる。ま
た、残高情報の記録において、複数の穿孔領域にパンチ
孔が穿孔されている場合には、金額範囲が広い領域に対
して優先的に残高情報を記録する。これにより、不正者
がより多くの増額を目的として、通常の領域よりも金額
範囲の広い領域に対して不正処理を行った場合、その不
正を容易に検出することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
プリペイドカードシステムについて、図面を参照して説
明する。このプリペイドカードは、図1に示すように、
記録装置1、発券機2、読書装置3、中継装置4、セン
タ5等を備える。記録装置1及びセンタ5は、カード発
行元に設置されており、発券機2、読書装置3及び中継
装置4は、各店舗に設置されている。
【0015】本システムにおいて使用されるプリペイド
カード6は、図2に示すように、カード発行時に記録装
置1により記録され、以後読書装置3等においては更新
されない固定情報を記憶するためのトラックT1と、プ
リペイドカード6が使用される度に更新される可変情報
を記憶するためのトラックT2と、を備える。ここで、
固定情報は、カードID、券面金額等を含み、可変情報
は、残額情報等を含む。
【0016】また、プリペイドカード6は、そのカード
の残高に応じた所定位置にパンチ孔が穿孔される残高パ
ンチ孔部E3を備える。この残高パンチ孔部E3には、
カードの残高を例えば100円単位で表す度数「0、1
0、・・・、90、100」が所定間隔で表示され、ま
た、カードの残高に応じてパンチ孔が穿孔される穿孔領
域E31〜E38が設けられている。プリペイドカード
6の使用により更新された残高が、所定の金額の範囲に
入ったとき、その範囲に対応する領域(穿孔領域)(E
31〜E38)にパンチ孔が穿孔される。例えば、図示
されるプリペイドカード6において、度数「90」と度
数「100」の間の穿孔領域E38は9000円以上且
つ10000円未満の金額の範囲に対応しており、カー
ドが使用され、更新後の残高が9000円となった場合
には、この穿孔領域E38にパンチ孔が穿孔される。ま
た、このプリペイドカード6では、複数の穿孔領域E3
1〜38のうち、1つの領域に対応する金額範囲が、他
の領域に対応する金額範囲よりも広く設定されている。
例えば、図2に示すプリペイドカード6では、度数「5
0」と度数「80」の間の穿孔領域E36は、5000
円以上且つ8000円未満の金額の範囲に対応してお
り、他の領域よりも金額範囲が広く設定されている。
【0017】記録装置1は、カード発行元において、プ
リペイドカード6のトラックT1とT2にそれぞれ固定
情報と可変情報を記録するための装置である。記録装置
1は、図3に示すように、カード記録部11と、制御部
13と、記憶部15と、を備える。
【0018】カード記録部11は、磁気ヘッド等を備
え、制御部13からの指示に従って、データをプリペイ
ドカード6に記録する。制御部13は、カード記録部1
1を介して、トラックT1に固定情報(カードID、券
面額等)を記録し、トラックT2に可変情報(残高等)
を記録し、プリペイドカード6を発行する。なお、この
場合プリペイドカード6は未使用であるため、残高情報
は券面額を示す。記憶部15は、プリペイドカード6に
記録するための固定情報、可変情報等を記憶する。
【0019】発券機2は、記録装置1により固定情報が
記録されたプリペイドカード6を格納し、利用者からの
購入要求に応じて、内部に格納されたプリペイドカード
6を取り出し、所定の発券処理を施して排出する。
【0020】読書装置3は、例えば遊技媒体の貸出等を
行う物販機(図示せず)に接続されており、発券機2に
よる発券処理が施されたプリペイドカード6を受け入
れ、物販機が利用者に貸し出した遊技媒体の対価に応じ
て、そのプリペイドカード6に記録されている残高情報
を含む可変情報を更新するための装置である。読書装置
3は、図4に示すように、データ読書部31と、穿孔部
33と、制御部35と、記憶部37と、通信部39と、
を備える。
【0021】データ読書部31は、磁気ヘッド等を備
え、制御部35からの指示に従って、プリペイドカード
6におけるパンチ孔の検出、データの読み取り/書き込
み等を行う。穿孔部33は、制御部35からの指示に従
って、プリペイドカード6の残高パンチ孔部E3の所定
位置にパンチ孔を穿孔する。
【0022】制御部35は、データ読書部31を介し
て、該読書装置3に挿入されたプリペイドカード6の残
高パンチ孔部E3におけるパンチ孔の検出を行う。検出
したパンチ孔が1つである場合、制御部35は、そのパ
ンチ孔が穿孔されている穿孔領域から磁気情報を読み取
る。また、複数のパンチ孔が検出された場合、制御部3
5は、検出されたパンチ孔が穿孔されている複数の穿孔
領域の中に、他の領域よりも金額範囲が広く設定されて
いる領域が存在するか否かを判別する。制御部35は、
金額範囲が広く設定されている領域が存在する場合に
は、その領域から磁気情報を読み取り、金額範囲が広く
設定されている領域が存在しない場合には、プリペイド
カード6の残高とカードIDを用いる所定式により、複
数の穿孔領域から1つの穿孔領域を選定し、その領域か
ら磁気情報を読み取る。穿孔領域を選定するための所定
式は任意であり、穿孔領域のいずれかを選択しうるもの
であればよい。例えば、カードの残高とカードIDの値
を掛け合わせた値を(パンチ孔が穿孔されている領域数
+1)で割ることにより取得される余りにより、穿孔領
域を決定してもよい。
【0023】次に、制御部35は、穿孔領域から読み取
った磁気情報が、プリペイドカード6のトラックT2に
記録されている可変情報に含まれる穿孔残高情報と一致
するか否かについてチェックする。このチェックにおい
て、比較した情報が一致しないと判別した場合、制御部
35は、そのカードを不正カードと認識し、所定のエラ
ー処理を実行する。
【0024】また、比較した情報が一致する場合及びプ
リペイドカード6にパンチ孔が穿孔されていない場合、
制御部35は、上記のチェック以外の所定のチェックを
行う。この所定のチェックは、例えば、可変情報におけ
る残高が、固定情報における券面額以下であるか否か等
のチェック等を含み、エラーが検出された場合には、所
定のエラー処理を行う。
【0025】制御部35は、上記のチェックが正常に完
了した場合、プリペイドカード6について、その残高が
0円でないことを確認した後、消費金額に応じて残高を
更新し、更新後の残高に基づき、パンチ孔を穿孔するか
否かを判別し、必要なパンチ孔を穿孔する。次に、制御
部35は、残高パンチ孔部E3における所定の穿孔領域
に残高情報を記録する。このとき、穿孔されているパン
チ孔が1つである場合、制御部35は、そのパンチ孔が
穿孔されている穿孔領域に残高情報を記録する。また、
複数のパンチ孔が穿孔されている場合、制御部35は、
パンチ孔が穿孔されている複数の穿孔領域の中に、他の
領域よりも金額範囲が広く設定されている領域が存在す
るか否かを判別する。制御部35は、金額範囲が広く設
定されている領域が存在する場合には、その領域に残高
情報を記録し、金額範囲が広く設定されている領域が存
在しない場合には、カードの残高とカードIDを用いる
上記所定式によりいずれかの領域を選定し、その領域に
残高情報を記録する。残高情報の記録後、制御部35
は、記録した磁気情報を穿孔領域から読み出し、穿孔残
高情報として可変情報に含め、トラックT2に記録す
る。
【0026】また、制御部35は、消費金額、使用日等
を示す売上情報を生成し、記憶部37に蓄積して記憶す
る。また、制御部35は、記憶部37に記憶された売上
情報を通信部39を介して所定のタイミングで中継装置
4に送信する。
【0027】記憶部37は、プリペイドカード6の使用
に伴い、制御部35により生成される売上情報等を記憶
する。通信部39は、該読書装置3と中継装置4との間
の通信を制御する。
【0028】中継装置4は、店舗内の各読書装置3にお
ける売上情報等を回収して集約し、所定のタイミングで
センタ5に送信する。センタ5は、本システム全体を制
御するためのコンピュータ等から構成され、各店舗の中
継装置4から受信した売上情報等を記憶管理する。
【0029】本システムでは、プリペイドカード6の残
高パンチ孔部E3において、残高に応じたパンチ孔が穿
孔されている穿孔領域に残高情報を記録する。この残高
パンチ孔部E3における穿孔領域上に記録された残高情
報は、パンチ孔が穿孔されている部分の磁気情報が欠落
するため、図5に示すように、記録前の残高情報とは異
なる磁気情報となる。また、カード製造時に発生する各
カードの寸法の誤差、記録装置1においてパンチ孔の穿
孔時に生じる穿孔位置のずれ、残高情報の書込時に生じ
る書込位置のずれ等の人為的には操作できない要因によ
り、残高パンチ孔部E3から読み取った磁気情報は、プ
リペイドカード6毎に一意の情報となる。
【0030】このプリペイドカード6毎に一意となる情
報を穿孔残高情報として、そのカードのトラックT2に
おける可変情報に含めることにより、例えば、残高を不
正に増額することを目的として、あるカードのトラック
T2に、他のカードの可変情報をコピーした場合、コピ
ーされた可変情報に含まれる穿孔残高情報は、そのカー
ドの残高パンチ孔部E3から読み取った磁気情報とは一
致しない。従って、プリペイドカード6の残高パンチ孔
部E3における所定領域から読み出した磁気情報と、そ
のカードのトラックT2に記録されている可変情報に含
まれる穿孔残高情報と、を照合することにより、コピー
等による不正カードを容易に検出することができる。ま
た、複数の穿孔領域にパンチ孔が穿孔されている場合に
は、金額範囲が広い領域に対して優先的に残高情報を記
録する。これにより、不正者がより多くの増額を目的と
して、通常の領域よりも金額範囲の広い領域に対して不
正処理を行った場合、その不正を容易に検出することが
できる。また、パンチ孔が穿孔されている複数の穿孔領
域に、金額範囲が広い領域が含まれていない場合には、
所定式を用いて残高情報を記録するための穿孔領域を選
定して記録する。これにより、残高情報が記録されてい
る穿孔領域が不正者により検知されることを困難にす
る。
【0031】次に、本システムの特徴部分である読書装
置3の動作について図6、図7のフローチャートを参照
して説明する。例えば利用者はプリペイドカード6を使
用するために、読書装置3のカード挿入口に挿入する。
読書装置3は、データ読書部31を介して、挿入された
プリペイドカード6の残高パンチ孔部E3におけるパン
チ孔の検出を行う(ステップS11)。パンチ孔の穿孔
されている穿孔領域が1つである場合には、その穿孔領
域から磁気情報を読み取る(ステップS12、S1
5)。また、パンチ孔が穿孔されている穿孔領域が複数
ある場合には、その中で他の領域よりも金額範囲が広く
設定されている領域が有るか否かを判別し、該当する領
域が有る場合には、その穿孔領域から磁気情報を読み取
り(ステップS12、S13、S15)、金額範囲が広
く設定されている領域が無い場合には、カードの残高と
カードIDを用いる所定式により、複数の穿孔領域のう
ちのいずれか1つを選定し、その穿孔領域から磁気情報
を読み取る(ステップS12、S13、S14、S1
5)。次に、読書装置3は、読み取った磁気情報が、そ
のカードのトラックT2における可変情報に含まれてい
る穿孔残高情報と一致するか否かを判別する(ステップ
S16)。
【0032】ステップS16の判別において、比較した
情報が一致しない場合、読書装置3は、そのカードを不
正カードと認識し、所定のエラー処理を実行する(ステ
ップS31)。また、比較した情報が一致する場合、読
書装置3は、上記穿孔残高情報に関するチェック以外の
所定のチェックを行い(ステップS17)、エラーを検
出した場合には、所定のエラー処理を行う(ステップS
31)。
【0033】ステップS16とS17おけるチェックが
全て正常に完了した場合、読書装置3は、可変情報にお
ける残高情報が0円でないことをチェックし(ステップ
S18)、例えば図示せぬ物販機からの消費通知等に応
答して、消費金額に基づき残高情報を更新する(ステッ
プS19)。残高情報の更新後、読書装置3は、パンチ
孔を穿孔する必要があるか否か(更新後の残高が、パン
チ孔が未だ穿孔されていない領域に対する金額の範囲に
入ったか否か)を判別し(ステップS20)、必要であ
ると判別された場合にはパンチ孔を穿孔する(ステップ
S21)。
【0034】次に、読書装置3は、パンチ孔の検出を行
い(ステップS22)、パンチ孔の穿孔されている穿孔
領域が1つである場合には、その穿孔領域に対して残高
情報を記録する(ステップS23、S26)。また、パ
ンチ孔が穿孔されている穿孔領域が複数ある場合、読書
装置3は、その中で他の領域よりも金額範囲が広く設定
されている領域が有るか否かを判別し、該当する領域が
有る場合には、その穿孔領域に残高情報を記録し(ステ
ップS23、S24、S26)、金額範囲が広く設定さ
れている領域が無い場合には、カードの残高とカードI
Dを用いる所定式により、複数の穿孔領域のうちのいず
れか1つを選定し、その穿孔領域に残高情報を記録する
(ステップS23、S24、S25、S26)。残高情
報の記録後、読書装置3は、記録した磁気情報を穿孔領
域から読み出し、穿孔残高情報として可変情報に含め、
トラックT2に記録する(ステップS27)。
【0035】ステップS26における可変情報の記録更
新後、読書装置3は、消費金額、使用日等を含む売上情
報を生成して記憶部35に記憶し(ステップS28)、
図示せぬ物販機からのプリペイドカード6の排出要求等
に応答してプリペイドカード6を排出し(ステップS2
9)、処理を終了する。
【0036】また、ステップS18において残高が0円
と判別された場合、読書装置3は、そのプリペイドカー
ド6を排出して(ステップS29)、処理を終了する。
【0037】このようにして、読書装置3が、挿入され
たプリペイドカード6の残高パンチ孔部E3における所
定の穿孔領域から読み出した磁気情報が、そのカードの
可変情報中の穿孔残高情報と一致するか否かを判別し、
一致しない場合にはそのプリペイドカード6の使用を許
可しない。上述したように、パンチ孔穿孔時に生じるず
れ、残高情報の記録時に生じる記録位置のずれ、カード
の寸法の誤差等に起因して、残高情報が記録された穿孔
領域から読み出した磁気情報は、カードの使用毎に一意
の値となる。従って、例えば、プリペイドカード6の残
高を不正に増額させるために、トラックT2に記録され
ている可変情報を不正に書き換えた場合には、読書装置
3において、残高パンチ孔部E3から読み出した磁気情
報が、トラックT2における可変情報中の穿孔残高情報
と一致しないため、その不正を容易に検出することがで
きる。
【0038】また、読書装置3は、残高パンチ孔部E3
における残高情報の記録において複数の穿孔領域にパン
チ孔が穿孔されている場合には、金額範囲が広い領域に
対して優先的に残高情報を記録する。これにより、不正
者がより多くの増額を目的として、通常の領域よりも金
額範囲の広い領域に対して不正処理を行った場合、その
不正を容易に検出することができる。また、パンチ孔が
穿孔されている複数の穿孔領域に、金額範囲が広い領域
が含まれていない場合には、所定式を用いて残高情報を
記録するための穿孔領域を選定して記録する。これによ
り、残高情報が記録されている穿孔領域が不正者により
検知されることを困難にする。
【0039】なお、プリペイドカード6の残高パンチ孔
部E3において、金額範囲が広く設定される穿孔領域は
任意である。例えば、金額範囲の広い領域を、最初にパ
ンチ孔が穿孔される領域(例えば、図2における穿孔領
域E38)に設定した場合、以後、カードの消費が進
み、他の穿孔領域にパンチ孔が穿孔されたとしも、残高
情報は、最初にパンチ孔が穿孔された領域に記録され
る。
【0040】また、このプリペイドカードシステムは、
プリペイドカードを、遊技媒体の貸出等の対価の支払い
に使用するシステムに限定されず、種々の用途に適用可
能である。
【0041】なお、上記プリペイドカードは磁気カード
に限定されず、ICカードでもよい。この場合、ICカ
ードは、上記固定情報と可変情報をメモリに記憶するI
Cチップを備えるとともに、上記残高パンチ孔部と同様
の構成を有する磁気領域を備え、残高等の情報がパンチ
孔が穿孔された該磁気領域に記録された後、該磁気領域
から読み出された情報がICメモリの可変情報に含めら
れる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
残高に応じてパンチ孔が穿孔される複数の穿孔領域を備
えるプリペイドカードにおいて、パンチ孔が穿孔されて
いる穿孔領域に残高情報が記録され、その穿孔領域から
読み出された磁気情報がチェック情報として、そのプリ
ペイドカードの可変情報に含められる。穿孔領域から読
み取った磁気情報には、パンチ孔が穿孔されている部分
の情報が欠落しているため、記録前の残高情報とは異な
る情報となる。また、カード製造時に発生する各カード
の寸法の誤差、パンチ孔の穿孔時に生じる穿孔位置のず
れ、残高情報の書込時に生じる書込位置のずれ等の人為
的には操作できない要因により、結果的に、カードの穿
孔部から読み取った磁気情報は、カード毎に一意の情報
となる。
【0043】従って、カードの残高を不正に増額させる
ために、残高情報を含む可変情報のデータが不正にコピ
ーされたカードが使用された場合、読書装置において、
穿孔領域から読み出した情報と、可変情報に含まれるチ
ェック情報と、が一致しないため、不正カードであるこ
とを容易に検出することができる。また、残高情報の記
録において、複数の穿孔領域にパンチ孔が穿孔されてい
る場合には、金額範囲が広い領域に対して優先的に残高
情報を記録する。これにより、不正者がより多くの増額
を目的として、通常の領域よりも金額範囲の広い領域に
対して不正処理を行った場合、その不正を容易に検出す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るプリペイドカードシ
ステムの構成を模式的に示す図である。
【図2】図1のプリペイドカードシステムで使用される
プリペイドカードの構造を説明するための図である。
【図3】図1のプリペイドカードシステムで使用される
記録装置の構成を模式的に示すブロック図である。
【図4】図1のプリペイドカードシステムで使用される
読書装置の構成を模式的に示すブロック図である。
【図5】プリペイドカードの残高パンチ孔部から読み取
られる磁気情報について説明するための図である。
【図6】図4の読書装置の動作を説明するためのフロー
チャートである。
【図7】図4の読書装置の動作を説明するためのフロー
チャートである。
【符号の説明】
1 記録装置 2 発券機 3 読書装置 4 中継装置 5 センタ 6 プリペイドカード 11 カード記録部 13 制御部 15 記憶部 31 データ読書部 33 穿孔部 35 制御部 37 記憶部 39 通信部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】残高情報を含み、カードの使用毎に更新さ
    れる可変情報が記録される可変領域と、金額による範囲
    が設定され、カードの残高が前記範囲に入ったときにパ
    ンチ孔が穿孔される複数の穿孔領域と、を有し、前記複
    数の穿孔領域のうちの1つは、他の穿孔領域より金額の
    範囲が広く設定されているプリペイドカードを処理する
    ための読書装置を備えるプリペイドカードシステムにお
    いて、 前記読書装置は、 処理対象のプリペイドカードについて、金額の範囲が他
    の穿孔領域より広く設定されている穿孔領域を優先し
    て、パンチ孔が穿孔されている穿孔領域を1つ選定する
    選定手段と、 前記選定手段により選定された穿孔領域から磁気情報を
    読み取る読取手段と、 前記読取手段により読み取られた前記磁気情報が該プリ
    ペイドカードの前記可変領域に記憶されている前記可変
    情報に含まれている所定のチェック情報と一致するか否
    かを判別する判別手段と、 前記判別手段により比較した情報が一致しないと判別さ
    れた場合、該プリペイドカードを不正カードとして識別
    して、使用を禁止する手段と、 前記判別手段により比較した情報が一致すると判別され
    た場合、消費金額に応じて残高情報を更新し、更新後の
    残高情報に基づき新たなパンチ孔を穿孔する必要がある
    か否かを判別して、必要がある場合にはパンチ孔を穿孔
    し、更新後の残高情報を、金額の範囲が他の穿孔領域よ
    り広く設定されている穿孔領域を優先して、パンチ孔が
    穿孔されている穿孔領域に記録し、該穿孔領域において
    磁気情報を読み取り、前記チェック情報として、前記可
    変領域に記録更新される前記可変情報に含める更新手段
    と、を備える、 ことを特徴とするプリペイドカードシステム。
  2. 【請求項2】前記プリペイドカードには、該プリペイド
    カードを識別するための識別符号が記録されており、 前記読書装置の前記選定手段は、パンチ孔が穿孔されて
    いる穿孔領域が1つの場合には該穿孔領域を選定する手
    段と、パンチ孔が穿孔されている穿孔領域が複数あり、
    その中に金額の範囲が他の穿孔領域より広く設定されて
    いる穿孔領域が有る場合には、該穿孔領域を選定する手
    段と、パンチ孔が穿孔されている穿孔領域が複数あり、
    その中に金額の範囲が他の穿孔領域より広く設定されて
    いる穿孔領域が無い場合には、該プリペイドカードの識
    別符号と残高情報との少なくとも一方を用いる所定式に
    より、いずれか1つの穿孔領域を選定する手段と、を備
    える、 ことを特徴とする請求項1に記載のプリペイドカードシ
    ステム。
  3. 【請求項3】残高情報を含み、カードの使用毎に更新さ
    れる可変情報が記録される可変領域と、金額による範囲
    が設定され、カードの残高が前記範囲に入ったときにパ
    ンチ孔が穿孔される複数の穿孔領域と、を有し、前記複
    数の穿孔領域のうちの1つは、他の穿孔領域より金額の
    範囲が広く設定されいるプリペイドカードを用いるプリ
    ペイドカードシステムにおける該プリペイドカードを処
    理するための読書装置であって、 処理対象のプリペイドカードにおいて、金額の範囲が他
    の穿孔領域より広く設定されている穿孔領域を優先し
    て、パンチ孔が穿孔されている穿孔領域を1つ選定する
    選定手段と、 前記選定手段により選定された穿孔領域から磁気情報を
    読み取る読取手段と、 前記読取手段により読み取られた前記磁気情報が該プリ
    ペイドカードの前記可変領域に記憶されている前記可変
    情報に含まれる所定のチェック情報と一致するか否かを
    判別する判別手段と、 前記判別手段により比較した情報が一致しないと判別さ
    れた場合、該プリペイドカードを不正カードとして識別
    して、使用を禁止する手段と、 前記判別手段により比較した情報が一致すると判別され
    た場合、消費金額に応じて残高情報を更新する残高更新
    手段と、 更新後の残高情報に基づき新たなパンチ孔を穿孔する必
    要があるか否かを判別して、必要がある場合にはパンチ
    孔を穿孔する穿孔手段と、 更新後の残高情報を、金額の範囲が他の穿孔領域より広
    く設定されている穿孔領域を優先して、パンチ孔が穿孔
    されている穿孔領域に記録し、該穿孔領域において磁気
    情報を読み取り、前記チェック情報として、前記可変領
    域に記録更新される前記可変情報に含める更新手段と、 を備えることを特徴とする読書装置。
  4. 【請求項4】前記プリペイドカードには、該プリペイド
    カードを識別するための識別符号が記録されており、 前記選定手段は、パンチ孔が穿孔されている穿孔領域が
    1つの場合には該穿孔領域を選定する手段と、パンチ孔
    が穿孔されている穿孔領域が複数あり、その中に金額の
    範囲が他の穿孔領域より広く設定されている穿孔領域が
    有る場合には、該穿孔領域を選定する手段と、パンチ孔
    が穿孔されている穿孔領域が複数あり、その中に金額の
    範囲が他の穿孔領域より広く設定されている穿孔領域が
    無い場合には、該プリペイドカードの識別符号と残高情
    報との少なくとも一方を用いる所定式により、いずれか
    1つの穿孔領域を選定する手段と、を備える、 ことを特徴とする請求項3に記載の読書装置。
  5. 【請求項5】残高情報を含む可変情報と、識別符号と、
    が記録され、カードの残高が所定範囲に入ったときにパ
    ンチ孔が穿孔される複数の穿孔領域を有し、前記複数の
    穿孔領域のうちの1つは、他の穿孔領域より金額の範囲
    が広く設定されているプリペイドカードを消費金額に応
    じて処理するための読書装置を備えるシステムにおける
    不正カード検出方法であって、 前記読書装置において、処理対象のプリペイドカードに
    おける前記複数の穿孔領域のうちパンチ孔が穿孔されて
    いる前記穿孔領域を検出する検出ステップと、 前記検出ステップにより、1つの穿孔領域が検出された
    場合、該穿孔領域から磁気情報を読み取り、複数の穿孔
    領域が検出された場合、その中に金額の範囲が他の穿孔
    領域より広く設定されている穿孔領域が有るときには該
    穿孔領域から磁気情報を読み取り、その中に金額の範囲
    が他の穿孔領域より広く設定されている穿孔領域が無い
    ときには、該プリペイドカードの識別符号と残高情報と
    の少なくとも一方を用いる所定式により、いずれか1つ
    の穿孔領域を選定し、該穿孔領域から磁気情報を読み取
    る読取ステップと、 前記読取ステップにより読み取られた前記磁気情報が該
    プリペイドカードの前記可変領域に記憶されている所定
    のチェック情報と一致するか否かを判別する判別ステッ
    プと、 前記判別ステップにより比較した情報が一致しないと判
    別された場合、該プリペイドカードを不正カードとして
    識別して、使用を禁止するステップと、 前記判別手段により比較した情報が一致すると判別され
    た場合、消費金額に応じて残高情報を更新するステップ
    と、 更新後の残高情報に基づき新たなパンチ孔を穿孔する必
    要があるか否かを判別して、必要がある場合にはパンチ
    孔を穿孔する穿孔ステップと、 前記複数の穿孔領域のうちパンチ孔が穿孔されている前
    記穿孔領域を検出し、1つの穿孔領域が検出された場
    合、該穿孔領域に前記更新後の残高情報を記録し、複数
    の穿孔領域が検出された場合、その中に金額の範囲が他
    の穿孔領域より広く設定されている穿孔領域が有るとき
    には該穿孔領域に前記更新後の残高情報を記録し、その
    中に金額の範囲が他の穿孔領域より広く設定されている
    穿孔領域が無いときには、該プリペイドカードの識別符
    号と残高情報との少なくとも一方を用いる所定式によ
    り、いずれか1つの穿孔領域を選定し、該穿孔領域に前
    記更新後の残高情報を記録する記録ステップと、 前記記録ステップにより前記残高情報が記録された前記
    穿孔領域から磁気情報を読み取り、前記チェック情報と
    して、前記可変情報に含めて記録更新する更新ステップ
    と、 を備えることを特徴とする不正カード検出方法。
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