JP2000030135A - プリペイドカードシステム、読書装置及び不正カード検出方法 - Google Patents

プリペイドカードシステム、読書装置及び不正カード検出方法

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JP2000030135A
JP2000030135A JP10201358A JP20135898A JP2000030135A JP 2000030135 A JP2000030135 A JP 2000030135A JP 10201358 A JP10201358 A JP 10201358A JP 20135898 A JP20135898 A JP 20135898A JP 2000030135 A JP2000030135 A JP 2000030135A
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punched
card
balance
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Kazuma Nagasawa
一眞 長澤
Toshio Kuroi
俊夫 黒井
Takayuki Kamata
隆之 鎌田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コピー等の偽造による不正カードの使用を防
止する。 【解決手段】 読書装置は、処理対象のプリペイドカー
ド6について、残高パンチ孔部E3においてパンチ孔が
穿孔されている所定の穿孔領域(E31〜E35)から
磁気情報を読み取り、そのカードの可変情報に含まれる
穿孔残高情報と一致するか否かを判別する。比較した情
報が一致しない場合、読書装置は、そのカードの使用を
禁止する。比較した情報が一致する場合、読書装置は、
消費金額に応じて残高情報を更新し、パンチ孔の穿孔が
必要である場合にはパンチ孔を穿孔し、更新後の残高情
報をパンチ孔が穿孔されている所定の穿孔領域に記録
し、その穿孔領域から読み出した磁気情報を可変情報に
含めて記録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コピー等の偽造に
よる不正カードの使用を防止するプリペイドカードシス
テム、読書装置及び不正カード検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】金銭的価値を有する金額情報を記憶する
プリペイドカードを、遊技媒体等の貸出の対価の支払い
等に用いるプリペイドカードシステムが実現されてい
る。プリペイドカードシステムは、例えば、カード発行
元に設置される記録装置、各店舗に設置される発券機及
び読書装置等を備える。記録装置は、プリペイドカード
にカードID、券面金額等を含む初期情報等を記録(エ
ンコード)する。初期情報が記録されたプリペイドカー
ドは、例えばカード発行元から各店舗に販売される。
【0003】各店舗では、例えばカード発行元から購入
したプリペイドカードを発券機に格納する。発券機は、
利用者からのプリペイドカードの購入要求に応じて、自
己に格納されているプリペイドカードを取り出し、発券
日等の所定情報を記録して発券する。発券されたプリペ
イドカードは、利用者により例えば店舗の読書装置で使
用される。読書装置は、例えば残高チェックを行うこと
等により、挿入されたプリペイドカードが使用できるカ
ードであることを確認した後、支払金額(消費金額)に
応じて、プリペイドカードに記録されている残高を示す
残高情報等を記録更新して、排出する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】プリペイドカードに記
録される情報には、例えば、記録装置により記録され、
以後、更新されることがない固定情報(カードID、券
面金額等)と、プリペイドカードが使用される毎に読書
装置等により記録更新される可変情報(残高情報等)
と、が有る。上記のようなシステムでは、プリペイドカ
ードの残額を不正に増加させるために、残額の少ないプ
リペイドカードに、残額の多い他のプリペイドカードの
可変情報をデッドコピーする等の偽造行為がなされる虞
がある。
【0005】本発明は、上述した事情に鑑みてなされた
もので、コピー等の偽造による不正カードの使用を防止
することができるプリペイドカードシステム、読書装置
及び不正カード検出方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1の観点に係るプリペイドカードシステ
ムは、残高情報を含み、カードの使用毎に更新される可
変情報が記録される可変領域と、カードの残高に応じて
パンチ孔が穿孔される複数の穿孔領域と、を有するプリ
ペイドカードと、各店舗に配置され、前記プリペイドカ
ードを消費金額に応じて処理するための読書装置と、を
備えるプリペイドカードシステムにおいて、前記読書装
置は、処理対象のプリペイドカードにおける前記複数の
穿孔領域のうちパンチ孔が穿孔されている前記穿孔領域
から磁気情報を読み取る読取手段と、前記読取手段によ
り読み取られた前記磁気情報が該プリペイドカードの前
記可変領域に記憶されている前記可変情報に含まれる所
定のチェック情報と一致するかを判別する判別手段と、
前記判別手段により比較した情報が一致しないと判別さ
れた場合、該プリペイドカードを不正カードとして識別
して、使用を禁止する手段と、前記判別手段により比較
した情報が一致すると判別された場合、消費金額に応じ
て残高情報を更新し、更新後の残高情報に基づき新たな
パンチ孔を穿孔する必要があるか否かを判別して、必要
がある場合にはパンチ孔を穿孔し、パンチ孔が穿孔され
ている前記穿孔領域において磁気情報を読み取り、前記
チェック情報として、前記可変領域に記録更新される前
記可変情報に含める更新手段と、を備える。
【0007】このような構成によれば、残高に応じてパ
ンチ孔が穿孔される複数の穿孔領域を備えるプリペイド
カードにおいて、パンチ孔が穿孔されている穿孔領域か
ら読み出された磁気情報がそのプリペイドカードの可変
情報に含められる。穿孔領域から読み取った磁気情報に
は、パンチ孔が穿孔されている部分の情報が欠落してい
るため、記録前の情報とは異なる情報となる。また、カ
ード製造時に発生する各カードの寸法の誤差、パンチ孔
の穿孔時に生じる穿孔位置のずれ、情報の書込時に生じ
る書込位置のずれ等の人為的には操作できない要因によ
り、結果的に、カードの穿孔領域から読み取った磁気情
報は、カード毎に一意の情報となる。従って、カードの
残高を不正に増額させるために、残高情報を含む可変情
報のデータが不正にコピーされたカードが使用された場
合、読書装置において、穿孔領域から読み出した情報
と、可変情報に含まれるチェック情報と、が一致しない
ため、不正カードであることを容易に検出することがで
きる。
【0008】該プリペイドカードシステムは、前記プリ
ペイドカードを発行するための記録装置をさらに備えて
もよく、前記記録装置は、前記カードの残高に応じてパ
ンチ孔が穿孔される複数の穿孔領域に所定の信号を記録
する手段を備えてもよい。
【0009】また、前記読書装置の前記更新手段は、前
記プリペイドカードにおいてパンチ孔が穿孔されている
穿孔領域に所定の信号を記録し、前記可変情報に前記チ
ェック情報として含めるための前記磁気情報を該穿孔領
域から読み取る手段をさらに備えてもよい。
【0010】前記プリペイドカードは、該プリペイドカ
ードを識別するための識別符号が記録されていてもよ
く、前記読取手段は、前記処理対象のプリペイドカード
にパンチ孔が穿孔されている穿孔領域が複数ある場合に
は、該プリペイドカードの識別符号と残高情報との少な
くとも一方を用いる所定式により、いずれか1つの穿孔
領域を選定し、該穿孔領域から磁気情報を読み取る手段
をさらに備えてもよく、前記更新手段は、パンチ孔が穿
孔されている穿孔領域が複数ある場合には、前記プリペ
イドカードの識別符号と残高情報との少なくとも一方を
用いる所定式により、いずれか1つの穿孔領域を読取対
象として選定する手段をさらに備えてもよい。これによ
り、残高情報の記録に際し、パンチ孔が穿孔されている
穿孔領域が複数存在する場合には、所定式を用いて記録
対象の穿孔領域を決定するため、いずれの穿孔領域から
読み取った磁気情報が可変情報に含まれているかについ
て不正者が知ることを困難とすることができる。
【0011】また、該プリペイドカードシステムは、パ
チンコ店における遊技媒体であるパチンコ玉又はメタル
の貸与の対価を決済するためのシステムであってもよ
い。
【0012】また、本発明の第2の観点に係る読書装置
は、残高情報を含み、カードの使用毎に更新される可変
情報が記録される可変領域と、カードの残高に応じてパ
ンチ孔が穿孔される複数の穿孔領域と、を有するプリペ
イドカードを用いるプリペイドカードシステムにおける
該プリペイドカードを処理するための読書装置であっ
て、処理対象のプリペイドカードにおける前記複数の穿
孔領域のうちパンチ孔が穿孔されている前記穿孔領域か
ら磁気情報を読み取る読取手段と、前記読取手段により
読み取られた前記磁気情報が該プリペイドカードの前記
可変領域に記憶されている前記可変情報に含まれる所定
のチェック情報と一致するかを判別する判別手段と、前
記判別手段により比較した情報が一致しないと判別され
た場合、該プリペイドカードを不正カードとして識別し
て、使用を禁止する手段と、前記判別手段により比較し
た情報が一致すると判別された場合、消費金額に応じて
残高情報を更新する残高更新手段と、前記残高更新手段
により更新された残高情報に基づき新たなパンチ孔を穿
孔する必要があるか否かを判別して、必要がある場合に
はパンチ孔を穿孔する穿孔手段と、パンチ孔が穿孔され
ている前記穿孔領域において磁気情報を読み取り、前記
チェック情報として、前記可変領域に記録更新される前
記可変情報に含める更新手段と、を備える。
【0013】このような構成によれば、残高に応じてパ
ンチ孔が穿孔される複数の穿孔領域を備えるプリペイド
カードにおいて、パンチ孔が穿孔されている穿孔領域か
ら読み出された磁気情報がそのプリペイドカードの可変
情報に含められる。穿孔領域から読み取った磁気情報に
は、パンチ孔が穿孔されている部分の情報が欠落してい
るため、記録前の情報とは異なる情報となる。また、カ
ード製造時に発生する各カードの寸法の誤差、パンチ孔
の穿孔時に生じる穿孔位置のずれ、残高情報の書込時に
生じる書込位置のずれ等の人為的には操作できない要因
により、結果的に、カードの穿孔領域から読み取った磁
気情報は、カード毎に一意の情報となる。従って、カー
ドの残高を不正に増額させるために、残高情報を含む可
変情報のデータが不正にコピーされたカードが使用され
た場合、読書装置において、穿孔領域から読み出した情
報と、可変情報に含まれるチェック情報と、が一致しな
いため、不正カードであることを容易に検出することが
できる。
【0014】前記更新手段は、前記プリペイドカードに
おいてパンチ孔が穿孔されている穿孔領域に所定の信号
を記録し、前記可変情報に前記チェック情報として含め
るための前記磁気情報を該穿孔領域から読み取る手段を
さらに備えてもよい。
【0015】前記プリペイドカードは、該プリペイドカ
ードを識別するための識別符号が記録されていていもよ
く、前記読取手段は、前記処理対象のプリペイドカード
にパンチ孔が穿孔されている穿孔領域が複数ある場合に
は、該プリペイドカードの識別符号と残高情報との少な
くとも一方を用いる所定式により、いずれか1つの穿孔
領域を選定し、該穿孔領域から磁気情報を読み取る手段
をさらに備えてもよく、前記更新手段は、パンチ孔が穿
孔されている穿孔領域が複数ある場合には、前記プリペ
イドカードの識別符号と残高情報との少なくとも一方を
用いる所定式により、いずれか1つの穿孔領域を読取対
象として選定する手段をさらに備えてもよい。これによ
り、残高情報の記録に際し、パンチ孔が穿孔されている
穿孔領域が複数存在する場合には、所定式を用いて読取
対象の穿孔領域を決定するため、いずれの穿孔領域に可
変情報に含まれている情報が記録されているかについて
不正者が知ることを困難とすることができる。
【0016】前記読書装置が処理する前記プリペイドカ
ードは、パチンコ店における遊技媒体であるパチンコ玉
又はメタルの貸与の対価を支払うためのカードであって
もよい。
【0017】また、本発明の第3の観点に係る不正カー
ド検出方法は、残高情報を含み、カードの使用毎に更新
される可変情報と、識別符号と、が記録され、カードの
残高に応じてパンチ孔が穿孔される複数の穿孔領域を有
するプリペイドカードを消費金額に応じて処理するため
の読書装置を備えるシステムにおける不正カード検出方
法であって、前記読書装置において、処理対象のプリペ
イドカードにおける前記複数の穿孔領域のうちパンチ孔
が穿孔されている前記穿孔領域を検出する検出ステップ
と、前記検出ステップにより、1つの穿孔領域が検出さ
れた場合、該穿孔領域から磁気情報を読み取り、複数の
穿孔領域が検出された場合、該プリペイドカードの識別
符号と残高情報との少なくとも一方を用いる所定式によ
り、いずれか1つの穿孔領域を選定し、該穿孔領域から
磁気情報を読み取る読取ステップと、前記読取ステップ
により読み取られた前記磁気情報が該プリペイドカード
の前記可変領域に記憶されている前記可変情報に含まれ
る所定のチェック情報と一致するかを判別する判別ステ
ップと、前記判別ステップにより比較した情報が一致し
ないと判別された場合、該プリペイドカードを不正カー
ドとして識別して、使用を禁止するステップと、前記判
別ステップにより比較した情報が一致すると判別された
場合、消費金額に応じて残高情報を更新するステップ
と、更新後の残高情報に基づき新たなパンチ孔を穿孔す
る必要があるか否かを判別して、必要がある場合にはパ
ンチ孔を穿孔する穿孔ステップと、前記複数の穿孔領域
のうちパンチ孔が穿孔されている前記穿孔領域を検出
し、1つの穿孔領域が検出された場合、該穿孔領域に任
意の信号を記録し、複数の穿孔領域が検出された場合、
前記プリペイドカードの識別符号と残高情報との少なく
とも一方を用いる所定式により、いずれか1つの穿孔領
域を読取対象として選定する選定ステップと、前記選定
ステップにより選定された前記穿孔領域から磁気情報を
読み取り、前記チェック情報として、前記可変情報に含
めて記録更新する更新ステップと、を備える。
【0018】このような構成によれば、残高に応じてパ
ンチ孔が穿孔される複数の穿孔領域を備えるプリペイド
カードにおいて、パンチ孔が穿孔されている穿孔領域に
残高情報が記録され、その穿孔領域から読み出された磁
気情報がそのプリペイドカードの可変情報に含められ
る。穿孔領域から読み取った磁気情報には、パンチ孔が
穿孔されている部分の情報が欠落しているため、記録前
の残高情報とは異なる情報となる。また、カード製造時
に発生する各カードの寸法の誤差、パンチ孔の穿孔時に
生じる穿孔位置のずれ、残高情報の書込時に生じる書込
位置のずれ等の人為的には操作できない要因により、結
果的に、カードの穿孔領域から読み取った磁気情報は、
カード毎に一意の情報となる。従って、カードの残高を
不正に増額させるために、残高情報を含む可変情報のデ
ータが不正にコピーされたカードが使用された場合、読
書装置において、穿孔領域から読み出した情報と、可変
情報に含まれるチェック情報と、が一致しないため、不
正カードであることを容易に検出することができる。ま
た、残高情報の記録に際し、パンチ孔が穿孔されている
穿孔領域が複数存在する場合には、所定式を用いて記録
対象の穿孔領域を決定するため、いずれの穿孔領域に残
高情報が記録されているかについて不正者が知ることを
困難とすることができる。
【0019】前記プリペイドカードは、パチンコ店にお
ける遊技媒体であるパチンコ玉又はメタルの貸与の対価
を支払うためのカードであってもよい。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
プリペイドカードシステムについて、図面を参照して説
明する。このプリペイドカードは、図1に示すように、
記録装置1、発券機2、読書装置3、中継装置4、セン
タ5等を備える。記録装置1及びセンタ5は、カード発
行元に設置されており、発券機2、読書装置3及び中継
装置4は、各店舗に設置されている。
【0021】本システムにおいて使用されるプリペイド
カード6は、図2に示すように、カード発行時に記録装
置1により記録され、以後読書装置3等においては更新
されない固定情報を記憶するためのトラックT1と、プ
リペイドカード6が使用される度に更新される可変情報
を記憶するためのトラックT2と、を備える。ここで、
固定情報は、カードID、券面金額等を含み、可変情報
は、残額情報等を含む。
【0022】また、プリペイドカード6は、そのカード
の残高に応じた所定位置にパンチ孔が穿孔される残高パ
ンチ孔部E3を備える。この残高パンチ孔部E3には、
カードの残高を例えば100円単位で表す度数「0、1
0、30、50、70、100」が所定間隔で表示さ
れ、また、カードの残高に応じてパンチ孔が穿孔される
穿孔領域E31〜E35が設けられている。プリペイド
カード6の使用により更新された残高が、所定の金額の
範囲に入ったとき、その範囲に対応する領域(E31〜
E35)にパンチ孔が穿孔される。例えば、図示される
プリペイドカード6において、度数「70」と度数「1
00」の間の穿孔領域E35は7000円以上且つ10
000円未満の金額の範囲に対応しており、カードが使
用され、更新後の残高が9000円となった場合には、
この穿孔領域E35にパンチ孔が穿孔される。
【0023】記録装置1は、カード発行元において、プ
リペイドカード6のトラックT1とT2にそれぞれ固定
情報と可変情報を記録するための装置である。記録装置
1は、図3に示すように、カード記録部11と、制御部
13と、記憶部15と、を備える。
【0024】カード記録部11は、磁気ヘッド等を備
え、制御部13からの指示に従って、データをプリペイ
ドカード6に記録する。制御部13は、カード記録部1
1を介して、トラックT1に固定情報(カードID、券
面額等)を記録し、トラックT2に可変情報(残高等)
を記録し、プリペイドカード6を発行する。なお、この
場合プリペイドカード6は未使用であるため、残高情報
は券面額を示す。記憶部15は、プリペイドカード6に
記録するための固定情報、可変情報等を記憶する。
【0025】発券機2は、記録装置1により固定情報が
記録されたプリペイドカード6を格納し、利用者からの
購入要求に応じて、内部に格納されたプリペイドカード
6を取り出し、所定の発券処理を施して排出する。
【0026】読書装置3は、例えば遊技媒体の貸出等を
行う物販機(図示せず)に接続されており、発券機2に
よる発券処理が施されたプリペイドカード6を受け入
れ、物販機が利用者に貸し出した遊技媒体の対価に応じ
て、そのプリペイドカード6に記録されている残高情報
を含む可変情報を更新するための装置である。読書装置
3は、図4に示すように、データ読書部31と、穿孔部
33と、制御部35と、記憶部37と、通信部39と、
を備える。
【0027】データ読書部31は、磁気ヘッド等を備
え、制御部35からの指示に従って、プリペイドカード
6におけるパンチ孔の検出、データの読み取り/書き込
み等を行う。穿孔部33は、制御部35からの指示に従
って、プリペイドカード6の残高パンチ孔部E3の所定
位置にパンチ孔を穿孔する。
【0028】制御部35は、データ読書部31を介し
て、該読書装置3に挿入されたプリペイドカード6の残
高パンチ孔部E3におけるパンチ孔の検出を行う。検出
したパンチ孔が1つである場合、制御部35は、そのパ
ンチ孔が穿孔されている穿孔領域から磁気情報を読み取
る。また、複数のパンチ孔が検出された場合、制御部3
5は、そのプリペイドカード6の残高とカードIDを用
いる所定式により、パンチ孔が検出された穿孔領域のう
ちのいずれかの領域を選定し、その領域から磁気情報を
読み取る。穿孔領域を決定するための所定式は任意であ
り、穿孔領域のいずれかを選択しうるものであればよ
い。例えば、カードの残高とカードIDの値を掛け合わ
せた値を(パンチ孔が検出された領域数+1)で割るこ
とにより取得される余りにより、穿孔領域を決定しても
よい。
【0029】次に、制御部35は、穿孔領域から読み取
った磁気情報が、プリペイドカード6のトラックT2に
記録されている可変情報に含まれる穿孔残高情報と一致
するか否かについてチェックする。このチェックにおい
て、比較した情報が一致しないと判別した場合、制御部
35は、そのカードを不正カードと認識し、所定のエラ
ー処理を実行する。
【0030】また、比較した情報が一致する場合及びプ
リペイドカード6にパンチ孔が穿孔されていない場合、
制御部35は、上記チェックの以外の所定のチェックを
行う。この所定のチェックは、例えば、可変情報におけ
る残高が、固定情報における券面額以下であるか否か等
のチェック等を含み、エラーが検出された場合には、所
定のエラー処理を行う。
【0031】制御部35は、上記のチェックが正常に完
了した場合、プリペイドカード6について、その残高が
0円でないことを確認した後、消費金額に応じて残高を
更新し、更新後の残高に基づき、パンチ孔を穿孔するか
否かを判別し、必要なパンチ孔を穿孔する。次に、制御
部35は、残高パンチ孔部E3における所定の穿孔領域
に残高情報を記録する。このとき、穿孔されているパン
チ孔が1つである場合、制御部35は、そのパンチ孔が
穿孔されている穿孔領域に残高情報を記録する。また、
複数のパンチ孔が穿孔されている場合、制御部35は、
カードの残高とカードIDを用いる上記所定式により、
いずれかの穿孔領域を選定し、その領域に残高情報を記
録する。残高情報の記録後、制御部35は、記録した磁
気情報を穿孔領域から読み出し、穿孔残高情報として可
変情報に含め、トラックT2に記録する。
【0032】また、制御部35は、消費金額、使用日等
を示す売上情報を生成し、記憶部37に蓄積して記憶す
る。また、制御部35は、記憶部37に記憶された売上
情報を通信部39を介して所定のタイミングで中継装置
4に送信する。
【0033】記憶部37は、プリペイドカード6の使用
に伴い、制御部35により生成される売上情報等を記憶
する。通信部39は、該読書装置3と中継装置4との間
の通信を制御する。
【0034】中継装置4は、店舗内の各読書装置3にお
ける売上情報等を回収して集約し、所定のタイミングで
センタ5に送信する。センタ5は、本システム全体を制
御するためのコンピュータ等から構成され、各店舗の中
継装置4から受信した売上情報等を記憶管理する。
【0035】本システムでは、プリペイドカード6の残
高パンチ孔部E3において、残高に応じたパンチ孔が穿
孔されている穿孔領域に残高情報を記録する。この残高
パンチ孔部E3における穿孔領域上に記録された残高情
報には、パンチ孔が穿孔されている部分の磁気情報が欠
落するため、図5に示すように、記録前の残高情報とは
異なる磁気情報となる。また、カード製造時に発生する
各カードの寸法の誤差、記録装置1においてパンチ孔の
穿孔時に生じる穿孔位置のずれ、残高情報の書込時に生
じる書込位置のずれ等の人為的には操作できない要因に
より、残高パンチ孔部E3から読み取った磁気情報は、
プリペイドカード6毎に一意の情報となる。
【0036】このプリペイドカード6毎に一意となる情
報を穿孔残高情報として、そのカードのトラックT2に
おける可変情報に含めるため、例えば、残高を不正に増
額することを目的として、あるカードのトラックT2
に、他のカードの可変情報をコピーした場合、コピーさ
れた可変情報に含まれる穿孔残高情報は、そのカードの
残高パンチ孔部E3から読み取った磁気情報とは一致し
ない。従って、プリペイドカード6の残高パンチ孔部E
3における所定領域から読み出した磁気情報と、そのカ
ードのトラックT2に記録されている可変情報に含まれ
る穿孔残高情報と、を照合することにより、コピー等に
よる不正カードを容易に検出することができる。また、
複数の穿孔領域にパンチ孔が穿孔されている場合には、
残高情報を記録する穿孔領域を所定式を用いて決定して
いるため、残高情報が記録されている穿孔領域の不正者
による検知を困難にする。
【0037】次に、本システムの特徴部分である読書装
置3の動作について図6、図7のフローチャートを参照
して説明する。例えば利用者はプリペイドカード6を使
用するために、読書装置3のカード挿入口に挿入する。
読書装置3は、データ読書部31を介して、挿入された
プリペイドカード6の残高パンチ孔部E3におけるパン
チ孔の検出を行う(ステップS11)。パンチ孔の穿孔
されている穿孔領域が1つである場合には、その穿孔領
域から磁気情報を読み取り(ステップS12、S1
4)、また、パンチ孔が穿孔されている穿孔領域が複数
ある場合には、カードの残高とカードIDを用いる所定
式によりいずれかの穿孔領域を選定し、その穿孔領域か
ら磁気情報を読み取る(ステップS12、S13、S1
4)。次に、読書装置3は、読み取った磁気情報が、そ
のカードのトラックT2における可変情報に含まれてい
る穿孔残高情報と一致するか否かを判別する(ステップ
S15)。
【0038】ステップS15の判別において、比較した
情報が一致しない場合、読書装置3は、そのカードを不
正カードと認識し、所定のエラー処理を実行する(ステ
ップS31)。また、比較した情報が一致する場合、読
書装置3は、上記穿孔残高情報に関するチェック以外の
所定のチェックを行い(ステップS16)、エラーを検
出した場合には、所定のエラー処理を行う(ステップS
31)。
【0039】ステップS15とS16におけるチェック
が全て正常に完了した場合、読書装置3は、可変情報に
おける残高情報が0円でないことをチェックし(ステッ
プS17)、例えば図示せぬ物販機からの消費通知等に
応答して、消費金額に基づき残高情報を更新する(ステ
ップS18)。残高情報の更新後、読書装置3は、パン
チ孔を穿孔する必要があるか否か(更新後の残高が、パ
ンチ孔が未だ穿孔されていない領域に対する金額の範囲
に入ったか否か)を判別し(ステップS19)、必要で
あると判別された場合にはパンチ孔を穿孔する(ステッ
プS20)。
【0040】次に、読書装置3は、パンチ孔の検出を行
い(ステップS21)、パンチ孔の穿孔されている穿孔
領域が1つである場合には、その穿孔領域に対して残高
情報を記録する(ステップS22、S24)。また、パ
ンチ孔が穿孔されている穿孔領域が複数ある場合、読書
装置3は、カードの残高とカードIDを用いる所定式に
よりいずれかの穿孔領域を選定し、その穿孔領域に対し
て残高情報を記録する(ステップS22、S23、S2
4)。残高情報の記録後、読書装置3は、記録した磁気
情報を穿孔領域から読み出し、穿孔残高情報として可変
情報に含め、トラックT2に記録する(ステップS2
5)。
【0041】ステップS24における可変情報の記録更
新後、読書装置3は、消費金額、使用日等を含む売上情
報を生成して記憶部37に記憶し(ステップS26)、
図示せぬ物販機からのプリペイドカード6の排出要求等
に応答してプリペイドカード6を排出し(ステップS2
7)、処理を終了する。
【0042】また、ステップS17において残高が0円
と判別された場合、読書装置3は、そのプリペイドカー
ド6を排出して(ステップS27)、処理を終了する。
【0043】このようにして、読書装置3が、挿入され
たプリペイドカード6の残高パンチ孔部E3における所
定の穿孔領域から読み出した磁気情報が、そのカードの
可変情報中の穿孔残高情報と一致するか否かを判別し、
一致しない場合にはそのプリペイドカード6の使用を許
可しない。上述したように、パンチ孔穿孔時に生じるず
れ、残高情報の記録時に生じる記録位置のずれ、カード
の寸法の誤差等に起因して、残高情報が記録された穿孔
領域から読み出した磁気情報は、カードの使用毎に一意
の値となる。従って、例えば、プリペイドカード6の残
高を不正に増額させるために、トラックT2に記録され
ている可変情報を不正に書き換えた場合には、読書装置
3において、残高パンチ孔部E3から読み出した磁気情
報が、トラックT2における可変情報中の穿孔残高情報
と一致しないため、その不正を容易に検出することがで
きる。また、残高情報の記録に際し、パンチ孔が穿孔さ
れている穿孔領域が複数存在する場合には、所定式を用
いて記録対象の穿孔領域を決定することにより、いずれ
の穿孔領域に残高情報が記録されているかについて不正
者が知ることを困難ととすることができる。
【0044】なお、上記説明では、残高パンチ孔部E3
に記録する情報として残高情報を使用したが、これに限
定されず、任意の情報(信号)が使用可能である。例え
ば、上記任意の信号として、所定の基準信号を用い、そ
の基準信号をプリペイドカード6の使用毎に更新するこ
となく、各穿孔領域に予め記録するようにしてもよい。
この場合、記録装置1は、プリペイドカード6の残高パ
ンチ孔部E3の各穿孔領域に、基準信号を予め記録(エ
ンコード)して発行する。読書装置3は、使用金額に応
じてプリペイドカード6の穿孔領域にパンチ孔を穿孔
し、パンチ孔が穿孔された穿孔領域から磁気情報を読み
出す。この際、穿孔領域には予め基準信号が記録されて
いるため、パンチ孔が穿孔された領域から読み出された
磁気情報は、上述したように、カードの物理的誤差によ
るパンチ孔のずれ等により、プリペイドカード6毎に一
意の情報となる。読書装置3は、この情報情報を可変情
報に含め、不正チェックに使用する。
【0045】なお、上記プリペイドカードは磁気カード
に限定されず、ICカードでもよい。この場合、ICカ
ードは、上記固定情報と可変情報をメモリに記憶するI
Cチップを備えるとともに、上記残高パンチ孔部と同様
の構成を有する磁気領域を備え、残高等の情報がパンチ
孔が穿孔された該磁気領域に記録された後、該磁気領域
から読み出された情報がICメモリの可変情報に含めら
れる。
【0046】また、このプリペイドカードシステムは、
プリペイドカードを、遊技媒体の貸出等の対価の支払い
に使用するシステムに限定されず、種々の用途に適用可
能である。
【0047】なお、この発明は、パチンコシステムに適
用してもよい。この場合、遊技媒体とはパチンコ玉又は
メタルであり、店舗とはパチンコ店等であり、プリペイ
ドカードはパチンコシステム用のプリペイドカードであ
る。読書装置及び図示せぬ物販機はパチンコ台に接続さ
れており、物販機はパチンコ玉又はメタルの供給を受け
るための貸出ボタンを備える。貸出ボタンが押下される
ことにより、所定量のパチンコ玉又はメタルが供給され
るとともに、該物販機に接続されている読書装置に所定
金額の消費要求が送信され、読書装置は例えば挿入され
ているパチンコ用のプリペイドカードの金額情報を該消
費要求に応じて更新する。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
残高に応じてパンチ孔が穿孔される複数の穿孔領域を備
えるプリペイドカードにおいて、パンチ孔が穿孔されて
いる穿孔領域から読み出された磁気情報がそのプリペイ
ドカードの可変情報に含められる。穿孔領域から読み取
った磁気情報には、パンチ孔が穿孔されている部分の情
報が欠落しているため、記録前の情報とは異なる情報と
なる。また、カード製造時に発生する各カードの寸法の
誤差、パンチ孔の穿孔時に生じる穿孔位置のずれ、残高
情報の書込時に生じる書込位置のずれ等の人為的には操
作できない要因により、結果的に、カードの穿孔部から
読み取った磁気情報は、カード毎に一意の情報となる。
従って、カードの残高を不正に増額させるために、残高
情報を含む可変情報のデータが不正にコピーされたカー
ドが使用された場合、読書装置において、穿孔領域から
読み出した情報と、可変情報に含まれるチェック情報
と、が一致しないため、不正カードであることを容易に
検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るプリペイドカードシ
ステムの構成を模式的に示す図である。
【図2】図1のプリペイドカードシステムで使用される
プリペイドカードの構造を説明するための図である。
【図3】図1のプリペイドカードシステムで使用される
記録装置の構成を模式的に示すブロック図である。
【図4】図1のプリペイドカードシステムで使用される
読書装置の構成を模式的に示すブロック図である。
【図5】プリペイドカードの残高パンチ孔部から読み取
られる磁気情報について説明するための図である。
【図6】図4の読書装置の動作を説明するためのフロー
チャートである。
【図7】図4の読書装置の動作を説明するためのフロー
チャートである。
【符号の説明】
1 記録装置 2 発券機 3 読書装置 4 中継装置 5 センタ 6 プリペイドカード 11 カード記録部 13 制御部 15 記憶部 31 データ読書部 33 穿孔部 35 制御部 37 記憶部 39 通信部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鎌田 隆之 東京都江東区豊洲三丁目3番3号 エヌ・ ティ・ティ・データ通信株式会社内 Fターム(参考) 3E044 AA05 AA06 BA06 CC10 DA01 DD01 5B058 CA31 KA32 YA06

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】残高情報を含み、カードの使用毎に更新さ
    れる可変情報が記録される可変領域と、カードの残高に
    応じてパンチ孔が穿孔される複数の穿孔領域と、を有す
    るプリペイドカードを用い、各店舗に配置され、前記プ
    リペイドカードを消費金額に応じて処理するための読書
    装置を備えるプリペイドカードシステムにおいて、 前記読書装置は、 処理対象のプリペイドカードに含まれる前記複数の穿孔
    領域のうちパンチ孔が穿孔されている前記穿孔領域から
    磁気情報を読み取る読取手段と、 前記読取手段により読み取られた前記磁気情報が該プリ
    ペイドカードの前記可変領域に記憶されている前記可変
    情報における所定のチェック情報と一致するかを判別す
    る判別手段と、 前記判別手段により比較した情報が一致しないと判別さ
    れた場合、該プリペイドカードを不正カードとして識別
    して、使用を禁止する手段と、 前記判別手段により比較した情報が一致すると判別され
    た場合、消費金額に応じて残高情報を更新し、更新後の
    残高情報に基づき新たなパンチ孔を穿孔する必要がある
    か否かを判別して、必要がある場合にはパンチ孔を穿孔
    し、パンチ孔が穿孔されている前記穿孔領域において磁
    気情報を読み取り、前記チェック情報として、前記可変
    領域に記録更新される前記可変情報に含める更新手段
    と、 を備えることを特徴とするプリペイドカードシステム。
  2. 【請求項2】該プリペイドカードシステムは、前記プリ
    ペイドカードを発行するための記録装置をさらに備え、 前記記録装置は、前記カードの残高に応じてパンチ孔が
    穿孔される複数の穿孔領域に所定の信号を記録する手段
    を備える、 ことを特徴とする請求項1に記載のプリペイドカードシ
    ステム。
  3. 【請求項3】前記読書装置の前記更新手段は、前記プリ
    ペイドカードにおいてパンチ孔が穿孔されている穿孔領
    域に所定の信号を記録し、前記可変情報に前記チェック
    情報として含めるための前記磁気情報を該穿孔領域から
    読み取る手段をさらに備える、 ことを特徴とする請求項1に記載のプリペイドカードシ
    ステム。
  4. 【請求項4】前記プリペイドカードは、該プリペイドカ
    ードを識別するための識別符号が記録されており、 前記読取手段は、前記処理対象のプリペイドカードにパ
    ンチ孔が穿孔されている穿孔領域が複数ある場合には、
    該プリペイドカードの識別符号と残高情報との少なくと
    も一方を用いる所定式により、いずれか1つの穿孔領域
    を選定し、該穿孔領域から磁気情報を読み取る手段をさ
    らに備え、 前記更新手段は、パンチ孔が穿孔されている穿孔領域が
    複数ある場合には、前記プリペイドカードの識別符号と
    残高情報との少なくとも一方を用いる所定式により、い
    ずれか1つの穿孔領域を読取対象として選定する手段を
    さらに備える、 ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載
    のプリペイドカードシステム。
  5. 【請求項5】該プリペイドカードシステムは、パチンコ
    店における遊技媒体であるパチンコ玉又はメタルの貸与
    の対価を決済するためのシステムであることを特徴とす
    る請求項1乃至4のいずれか1項に記載のプリペイドカ
    ードシステム。
  6. 【請求項6】残高情報を含み、カードの使用毎に更新さ
    れる可変情報が記録される可変領域と、カードの残高に
    応じてパンチ孔が穿孔される複数の穿孔領域と、を有す
    るプリペイドカードを用いるプリペイドカードシステム
    における該プリペイドカードを処理するための読書装置
    であって、 処理対象のプリペイドカードにおける前記複数の穿孔領
    域のうちパンチ孔が穿孔されている前記穿孔領域から磁
    気情報を読み取る読取手段と、 前記読取手段により読み取られた前記磁気情報が該プリ
    ペイドカードの前記可変領域に記憶されている前記可変
    情報に含まれる所定のチェック情報と一致するかを判別
    する判別手段と、 前記判別手段により比較した情報が一致しないと判別さ
    れた場合、該プリペイドカードを不正カードとして識別
    して、使用を禁止する手段と、 前記判別手段により比較した情報が一致すると判別され
    た場合、消費金額に応じて残高情報を更新する残高更新
    手段と、 前記残高更新手段により更新された残高情報に基づき新
    たなパンチ孔を穿孔する必要があるか否かを判別して、
    必要がある場合にはパンチ孔を穿孔する穿孔手段と、 パンチ孔が穿孔されている前記穿孔領域において磁気情
    報を読み取り、前記チェック情報として、前記可変領域
    に記録更新される前記可変情報に含める更新手段と、 を備えることを特徴とする読書装置。
  7. 【請求項7】前記更新手段は、前記プリペイドカードに
    おいてパンチ孔が穿孔されている穿孔領域に所定の信号
    を記録し、前記可変情報に前記チェック情報として含め
    るための前記磁気情報を該穿孔領域から読み取る手段を
    さらに備える、 ことを特徴とする請求項6に記載の読書装置。
  8. 【請求項8】前記プリペイドカードは、該プリペイドカ
    ードを識別するための識別符号が記録されており、 前記読取手段は、前記処理対象のプリペイドカードにパ
    ンチ孔が穿孔されている穿孔領域が複数ある場合には、
    該プリペイドカードの識別符号と残高情報との少なくと
    も一方を用いる所定式により、いずれか1つの穿孔領域
    を選定し、該穿孔領域から磁気情報を読み取る手段をさ
    らに備え、 前記更新手段は、パンチ孔が穿孔されている穿孔領域が
    複数ある場合には、前記プリペイドカードの識別符号と
    残高情報との少なくとも一方を用いる所定式により、い
    ずれか1つの穿孔領域を読取対象として選定する手段を
    さらに備える、 ことを特徴とする請求項6又は7に記載の読書装置。
  9. 【請求項9】該読書装置が処理する前記プリペイドカー
    ドは、パチンコ店における遊技媒体であるパチンコ玉又
    はメタルの貸与の対価を支払うためのカードであること
    を特徴とする請求項6乃至8のいずれか1項に記載の読
    書装置。
  10. 【請求項10】残高情報を含み、カードの使用毎に更新
    される可変情報と、識別符号と、が記録され、カードの
    残高に応じてパンチ孔が穿孔される複数の穿孔領域を有
    するプリペイドカードを消費金額に応じて処理するため
    の読書装置を備えるシステムにおける不正カード検出方
    法であって、 前記読書装置において、処理対象のプリペイドカードに
    おける前記複数の穿孔領域のうちパンチ孔が穿孔されて
    いる前記穿孔領域を検出する検出ステップと、 前記検出ステップにより、1つの穿孔領域が検出された
    場合、該穿孔領域から磁気情報を読み取り、複数の穿孔
    領域が検出された場合、該プリペイドカードの識別符号
    と残高情報との少なくとも一方を用いる所定式により、
    いずれか1つの穿孔領域を選定し、該穿孔領域から磁気
    情報を読み取る読取ステップと、 前記読取ステップにより読み取られた前記磁気情報が該
    プリペイドカードに記憶されている前記可変情報に含ま
    れる所定のチェック情報と一致するかを判別する判別ス
    テップと、 前記判別ステップにより比較した情報が一致しないと判
    別された場合、該プリペイドカードを不正カードとして
    識別して、使用を禁止するステップと、 前記判別ステップにより比較した情報が一致すると判別
    された場合、消費金額に応じて残高情報を更新するステ
    ップと、 更新後の残高情報に基づき新たなパンチ孔を穿孔する必
    要があるか否かを判別して、必要がある場合にはパンチ
    孔を穿孔する穿孔ステップと、 前記複数の穿孔領域のうちパンチ孔が穿孔されている前
    記穿孔領域を検出し、1つの穿孔領域が検出された場
    合、該穿孔領域を読取対象として選定し、複数の穿孔領
    域が検出された場合、前記プリペイドカードの識別符号
    と残高情報との少なくとも一方を用いる所定式により、
    いずれか1つの穿孔領域を読取対象として選定する選定
    ステップと、 前記選定ステップにより選定された前記穿孔領域から磁
    気情報を読み取り、前記チェック情報として、前記可変
    情報に含めて記録更新する更新ステップと、 を備えることを特徴とする不正カード検出方法。
  11. 【請求項11】前記プリペイドカードは、パチンコ店に
    おける遊技媒体であるパチンコ玉又はメタルの貸与の対
    価を支払うためのカードであることを特徴とする請求項
    10に記載の不正カード検出方法。
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