JPH087061A - ハイブリッドカード及びその情報管理方式 - Google Patents

ハイブリッドカード及びその情報管理方式

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JPH087061A
JPH087061A JP6163070A JP16307094A JPH087061A JP H087061 A JPH087061 A JP H087061A JP 6163070 A JP6163070 A JP 6163070A JP 16307094 A JP16307094 A JP 16307094A JP H087061 A JPH087061 A JP H087061A
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JP6163070A
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English (en)
Inventor
Tomoyuki Hoshikawa
知之 星川
Naoyuki Sugano
直行 菅野
Takeshi Nemoto
健 根本
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N T T DATA TSUSHIN KK
NTT Data Corp
Original Assignee
N T T DATA TSUSHIN KK
NTT Data Communications Systems Corp
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Publication date
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 IC部と光メモリとを有するハイブリッドカ
ードに情報を記録して管理する方式において、不正情報
の書込みが防止でき、記録情報の読み出しが誰でも行な
え、且つ大量の情報が書込めるようにする。 【構成】 ハイブリッドカード1に情報を書込む場合に
は、光メモリ5に情報を追記形式で書込むと共に、これ
と同じ情報をICメモリ3内の特定人のみ書込可能なエ
リアにオーバーライト形式で書込むようにする。従っ
て、光メモリ5には全ての情報が時系列順に記録される
ことになり、ICメモリ3には、光メモリ5内の最新情
報だけが記録されることになる。更に、カード1に情報
を書込んだり読み出したりする際、これに先立って、光
メモリ5内の最新情報とICメモリ3内の情報とを照合
し、一致していなければ、光メモリ5内の最新情報は不
正に書込まれた情報であると判断して、この不正情報に
無効の旨の印を付加するようにする。そして、光メモリ
5から情報を読み出した際、無効印の付いた情報は無視
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ハイブリッドカードに
情報を記録したり、記録情報を読み出したりするための
情報管理方式に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、IC部と光学的メモリとを有する
IC・光ハイブリッドカードに、金融取引や商品購買等
の取引履歴を記録して、取引に伴う種々の処理をハイブ
リッドカードを用いて簡便且つ安全に行なえるシステム
が提案されている。
【0003】このハイブリッドカードには、情報を記憶
する領域として、IC部内の半導体メモリ(以下、IC
メモリという)と光学的メモリ(以下、光メモリとい
う)とがある。ICメモリは小容量であるが、記憶エリ
アの公開/秘密(つまり、アクセスを特定人のみに許す
か不特定人にも許すか)の制御が可能であり且つ、アク
セス速度が早いというメリットがある。一方、光メモリ
は、追記型のメモリであって、全エリアが公開されてお
り、且つアクセス速度が遅い反面、ICメモリに比べる
と遙かに大容量であるというメリットがある。
【0004】従来のハイブリッドカードを用いたシステ
ムでは、履歴情報をハイブリッドカードに記録するため
に、以下のような方法が採用されている。
【0005】(1) 図1に示すように光メモリに書込
む。
【0006】(2) 図2に示すようにICメモリの公開
されたエリアにのみ書込む。
【0007】(3) 図3に示すようにICメモリの秘密
にされたエリアにのみ書込む。
【0008】(4) 図4に示すように光メモリやICメ
モリに暗号化して書込む。
【0009】(5) 図5に示すようにICメモリの「読
み出し自由」及び「書込み制限」に設定されたエリアに
書込む。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記(1)又は(2)のよう
に履歴情報を管理する場合、誰でも履歴情報を読み出す
ことが可能である。しかし、その反面、履歴情報の書込
みフォーマットが誰にでも知られてしまうため、不正な
履歴データを偽造し光メモリやICメモリに書込むこと
ができ、正しいフォーマットで書込まれた不正な履歴を
判別することが出来ないという問題がある。
【0011】上記(3)又は(4)のように履歴情報を管理す
る場合、不正な書込みを防ぐことは可能だが、その反
面、特定者だけしか読み出すことができないという問題
がある。
【0012】上記(5)のように管理する場合、不正な書
込みを防ぐことができ、しかも誰でも読み出すことが可
能だが、その反面、ICメモリの容量が小さいため多く
の履歴情報を記録することができないという問題があ
る。
【0013】このように、従来のハイブリッドカードの
情報管理方式では、不正な情報の書込みを防止し(記録
情報の信頼性)、記録情報の読み出しが誰でも行なえ
(記録情報の公開性)、しかも大量の情報が書込める
(大容量の記録能力)、という3つの要求を全て満たす
ことができない。
【0014】従って本発明の目的は、記録情報の信頼
性、記録情報の公開性及び大容量の記録能力の3要求を
全て満たし得るハイブリッドカードの情報管理方式を提
供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の側面に従
えば、書込み規制をかけた小容量の第1メモリと、読み
出し及び書込みが自由な大容量の第2メモリとを備え、
第2メモリに追記型の情報記録エリアが設けられ、且つ
第1メモリに、上記情報記録エリア内の最新の情報と同
じ情報を記録するための最新情報記録エリアを有するこ
とを特徴とするハイブリッドカードが提供される。
【0016】このハイブリッドカードは、望ましくは、
上記最新情報記録エリアがオーバーライト型であるよう
に構成される。
【0017】本発明の第2の側面に従えば、書込み規制
をかけた小容量の第1メモリと、読み出し及び書込みが
自由な大容量の第2メモリとを有するハイブリッドカー
ドの情報管理方式であって、このハイブリッドカードの
第2メモリに情報を追記する手段と、第1メモリに、第
2メモリに最新に追記された情報と同じ情報を記録する
ための手段と、第1のメモリ内の情報と第2メモリ内の
最新に追記された情報とを照合することにより、第2メ
モリ内の最新に追記された情報の正当性をチェックする
手段とを備えたことを特徴とするハイブリッドカードの
情報管理方式が提供される。
【0018】この方式は、望ましくは、上記第1メモリ
へ上記同じ情報を記録する際は、オーバーライトにより
これを行なうように構成される。
【0019】また、この方式は、望ましくは、上記正当
性チェックの結果が不正情報であることを示した場合、
上記最新に追記された情報を無効とする手段を更に備え
る。
【0020】更にこの方式は、第2メモリから情報を読
み出す手段を備えることができ、この読み出し手段は、
望ましくは、上記最新に追記された情報を読み出す必要
があるときは、上記最新に追記された情報に代えて、第
1メモリから上記同じ情報を読み出すように構成され
る。
【0021】
【作用】本発明によれば、ハイブリッドカード内の大容
量の第2メモリに大量に情報を書込んでおくことができ
るので、大容量の記憶能力が得られる。また、第2メモ
リは読み出し自由であるため、誰でも必要に応じてその
記録情報を読むことができ、記録情報の公開性も確保で
きる。その反面、第2メモリは書込みも自由であるため
不正な情報が書込まれる可能性があるが、書込み規制さ
れた第1メモリを活用することによって、不正情報が書
込まれたとしても、第2メモリ内の情報の信頼性を確保
することができる。
【0022】即ち、第1メモリには第2メモリに最新に
追記された情報と同じ情報が書込まれ、しかも、この第
1メモリは書込み規制がかけられている。そのため、こ
の規制を開錠して上記最新の追記情報を書込めるのは、
正当な書込み権限を有している特定人だけであり、不正
な情報を書込もうとする無権限者は、第2メモリに不正
情報を書込んだとしても、第1メモリを開錠してここに
同じ情報を書込むことができない。
【0023】従って、第2メモリ内の最新の情報と第1
メモリ内の情報とを照合することで、その最新情報が正
当な情報か不法な情報かがチェックできる。このチェッ
クを、第2メモリにアクセスする時、例えば新たな情報
を書込むとき等、に行なうようにすれば、第2メモリに
書込まれている不正情報を検出することができ、そし
て、検出した不正情報に無効の旨の印を付しておけば、
結果として、正当な情報だけを有効にカード内に記録し
ておくこととなり、記録情報の信頼性が確保される。
【0024】第1メモリ内の最新情報記憶エリアに情報
を書込む際、オーバーライトによりこれを行うようすれ
ば、最新情報記憶エリアは一単位の情報が記憶できる小
さい容量で足りることになる。これは、例えば、IC・
光ハイブリッドカードにおいて、小容量のICメモリを
第1メモリとして利用し、大容量の光メモリを第2メモ
リとして利用するような実施態様に適している。
【0025】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面により詳細に説
明する。
【0026】図4は、本発明が適用されるハイブリッド
カードの一実施例における情報の記録された態様を示し
たものである。
【0027】図4において、ハイブリッドカード1は記
憶エリアとしてICメモリ3と光メモリ5とを有するI
C・光ハイブリッドカードである。ICメモリ3は、こ
のカード1のIC部7に内蔵された半導体メモリ(書換
可能不揮発性メモリ)であって、外部からこのICメモ
リ3へのアクセスはIC部7内のCPU9を通じて行な
う。ICメモリ3内の少なくとも一部のエリアには、C
PU9のプログラムの働きにより、読み出しは誰でも自
由にできるが、書込みは特定者にのみが可能であるよう
に、書込み規制がかけられている(以下、このエリアを
書込み規制エリアという)。この書込み規制エリアを設
定する方法としては、例えばそのエリアのアドレスを秘
密にし、又はそのエリアに書込むための秘密のキーを設
け、特定者にのみその秘密アドレス又は秘密キーを知ら
せておく等の方法がある。
【0028】光メモリ5は、そこに光熱的方法によって
微細な穴(ピット)を穿つことにより情報を書込み、ま
た、そのピットを光学的方法によって検出することによ
り情報を読み出すことができるように構成されている。
この光メモリ5に対する書込み及び読み出しは誰でも自
由に可能である。但し、上記書込み原理から明らかなよ
うに、一旦書込んだ情報を消去することはできない。
【0029】このようなハイブリッドカード1を前述し
たような取引処理システムに用いる場合、全ての履歴情
報は光メモリ5に書込まれる。光メモリ5は既に書込ま
れた履歴情報の消去ができないから、新たな履歴情報は
光メモリ5の空エリアに書込まれることになる。つま
り、履歴情報が発生する度に、その履歴情報は光メモリ
5に追記されていく。
【0030】このように光メモリ5に新たな履歴情報が
追記される時、この新たな履歴情報はICメモリ3の上
記書込み規制エリアにも書込まれる。ICメモリ3は情
報の書き換えが可能であり、上記書込み規制エリアに履
歴情報を書込む時も、そこに既に書込まれていた前回の
履歴情報は消去されて新たな履歴情報がオーバーライト
されることになる。
【0031】従って、光メモリ5には全ての履歴情報が
時系列順で記録されており、ICメモリ3の書込み規制
エリアには、光メモリ5に最後に書込まれた履歴情報
(以下、最新履歴情報という)が記録されていることに
なる。
【0032】図7は、このハイブリッドカード1におい
て、正しい履歴情報だけが有効に保存される状況を示し
たものである。
【0033】今、同図(A)に示すように、光メモリ5
に4つの履歴情報A、B、C、Dが記録されており、I
Cメモリ3には最新履歴情報Dが記録されているものと
する。尚、図中の番号は履歴番号(大きい番号ほど新し
い)を示す。この状態において、履歴情報の書込み権を
持たない者によって、不正な履歴情報Xが光メモリ5に
追記されたとする。その時、ICメモリ3の書込み規制
エリアは書込み権を持たない者には書込みが許されない
ため、このICメモリ3には不正な履歴情報Xが書込ま
れない。その結果、同図(B)に示すように、不正履歴
情報Xは光メモリ5にだけ存在し、ICメモリ3内には
前の履歴情報Dが存在することになる。
【0034】そのため、同図(B)の状態で、履歴情報
の追記又は読み出し行なう時に、光メモリ5内の最新履
歴情報XとICメモリ3内の最新履歴情報Dとを比較し
て、両者が一致しないことにより、光メモリ5内の最新
履歴情報Xが不正な情報であるということが判別でき
る。
【0035】こうして不正な履歴情報Xが発見されたな
らば、同図(C)に示すように不正履歴情報Xを無効と
する処理を行なうことにより、正しい履歴情報だけを光
メモリ5に有効に残しておくことができる。尚、不正履
歴情報を無効にする処理としては、例えば、不正履歴情
報の記憶エリアの全てにピットを穿つ、無効であること
を示すピットパターンを穿つ、或は、不正履歴領域の記
憶アドレスを示すポインタをICメモリ3内に特別に設
けた不正履歴識別用のエリア(ここも、特定人のみが書
込みを許される)に書込む等の方法が考えられる。
【0036】次に履歴情報書込み権を持った特定人が正
しい履歴情報を書込む際には、同図(D)に示すように
正しい履歴情報Eを光メモリ5に書込むと共に、ICメ
モリ3内の履歴情報Dのエリアに最新の履歴情報Eをオ
ーバーライトする。その結果、光メモリ5内の最新履歴
情報EとICメモリ3内の最新履歴情報Eとが一致する
ことになり、光メモリ5内の履歴情報Eは有効に保存さ
れることになる。
【0037】このようにして、ハイブリッドカード1内
では、正しい履歴情報だけが光メモリ5に有効に保管さ
れ、不正な履歴情報は無効とされるため、不正な書込み
があっても、記録情報の信頼性が確保される。また、履
歴情報は全て光メモリ5内に記録されているため、情報
の公開性と大容量の記録能力も確保される。
【0038】図8は、上述したハイブリッドカード1に
履歴情報を書込んだり読み出したりするための履歴情報
処理装置の、履歴情報書込み時の処理流れを示す。
【0039】尚、この履歴情報処理装置は、ハードウェ
ア構成として、汎用のパーソナルコンピュータとハイブ
リッドカード・リーダライタとを組合わせた構成や、P
OS端末装置にハイブリッドカード・リーダライタを付
加した構成や、ハイブリッドカード・リードライト機能
を付与した自動金銭出納装置(ATM)等が採用できる
が、そのハード構成については当業者は格別の説明を要
せずに理解できるから、その説明を省略する。
【0040】さて、図8を参照して、履歴情報書込み時
にはまず、ハイブリッドカード1の光メモリ5内の最新
履歴情報とICメモリ3内の最新履歴情報とを照合して
不正な変更や書込みがなかったか否かチェックする(S
1)。このチェックの詳細は後に説明する。
【0041】次に、オペレータ(またはユーザ)から入
力される暗証番号又は予め自装置に登録されている識別
コード等の認証データをハイブリッドカード1のIC部
7に送り、またIC部7から返される認証データを受け
取り所定の演算処理を施す等の手続きからなる所定の認
証手順をハイブリッドカード1との間で行なうことによ
り、認証が成立するか否か、つまり、そのハイブリッド
カード1に対する履歴情報の書込み権限をオペレータま
たは自装置が有しているか否かをチェックする(S
2)。
【0042】その結果、書込み権限があれば、つまり認
証が成立すれば、まず、ICメモリ3の書込み規制エリ
ア内の所定アドレスに履歴情報をオーバーライトし(S
3)、続いて同じ履歴情報を光メモリ5の既に記録済の
履歴情報の後に追記する(S4)。こうして、光メモリ
5に最新履歴情報が追記されると共に、ICメモリ3に
も同じ最新履歴情報が書込まれることになる。
【0043】図9は、この履歴情報処理装置がハイブリ
ッドカードから一連の履歴情報を読み出す時の処理流れ
を示す。
【0044】まず、書込みの場合と同様に光メモリ5と
ICメモリ3の最新履歴情報を照合して不正な変更や書
込みの有無をチェックする(S11)。次に、光メモリ
5から必要な履歴情報を順次に読み出す(S12)。次
に、読み出した履歴情報が有効か無効かを識別し、無効
な不正情報は無視する(S13)。尚、履歴情報の有効
/無効の識別は、既に説明した無効にする方法に応じた
方法で行なう。例えば、その履歴情報の全エリアにピッ
トを穿つ方法や無効を示すピットパターンを穿つ方法の
場合には、全エリアにピットがあるか、そのピットパタ
ーンがあるかによって識別し、また、アドレスポインタ
をICメモリ3に保持する方法の場合には、ICメモリ
3内のアドレスポインタと光メモリ5から読み出した履
歴情報のアドレスとが一致するか否かにより識別する。
【0045】このようにして、正しい履歴情報だけが有
効に読み出されるので、情報の信頼性が確保される。
【0046】図10は、ハイブリッドカード1から最新
履歴情報だけを読み出す処理流れを示す。
【0047】この場合は、光メモリ5ではなくICメモ
リ3から、最新履歴情報を読み出す(S21)。これに
よりの以下のようなメリットが得られる。即ち、最新履
歴情報は最も頻繁に利用すると予想されるものである
が、ICメモリ3には常に正しい最新履歴情報が格納さ
れているため、これをICメモリ3から読み出すことに
より、読み出し情報の真偽をチェックする必要がなく、
且つメモリのアクセス速度も光メモリ5より速いので、
読み出し時間が大幅に短縮できる。さらに、最新情報だ
けを利用する処理装置の場合、光メモリ5へのアクセス
機構が不用となるので、簡易な構造で実現することがで
きる。
【0048】図11は、図8のステップS1及び図9の
ステップS11で示した、最新履歴情報に関する不正な
変更や書込みを検知するための処理の詳細な流れを示
す。
【0049】まず、ICメモリ3から最新履歴情報を読
み出す(S31)。次にこの最新履歴情報にエラーがな
いか否かをこの情報内のエラーチェックコード等を用い
てチェックする(S32)。その結果、エラーがあれ
ば、ICメモリ3に何等かの異常があると判断して異常
終了する。一方、エラーがなければ、次に、光メモリ5
から最新履歴情報を読み出す(S33)。
【0050】次に、ICメモリ3と光メモリ5から読み
出した最新履歴情報を照合し、両者が同一か否かをチェ
ックする(S34)。その結果、同一であれば、正当な
履歴情報であると判断してこの不正検知処理を終了する
が、異なる場合には、次に、光メモリ5内の最新履歴情
報を無効にするための処理を行なう(S35)。この無
効にする処理は、既に説明したような方法で行なう。続
いて、光メモリ5内の無効にした情報の直前の情報を最
新履歴情報と看做して(S36)、ステップS33に戻
る。
【0051】ステップS33では、新たに最新履歴情報
と看做した情報について、ICメモリ3内の最新履歴情
報との照合を行ない、それが不正なものか否かをチェッ
クする。こうして、正当な履歴情報に到達するまで、ス
テップS33からS36のループを繰り返す。
【0052】以上の処理により、不正な履歴情報は全て
無効にされ、正しい履歴情報だけが有効に残ることにな
る。
【0053】このように、本実施例によれば、信頼性の
高い履歴情報を大量にハイブリッドカードに記録するこ
とができ、これを誰でもが読み出すことができる。その
ため、複数システムで同一のカードを利用する場合、他
のシステムで公開された情報を利用できるというメリッ
トもある。また、最も頻繁に利用されると予想される最
新情報を読み出して利用する場合は、ICメモリにだけ
アクセスすればよいので、利用時間全体で大幅なアクセ
ス時間の短縮ができる。同様の理由で、最新情報だけの
利用を目的とした履歴情報処理装置は、簡易な端末装置
で実現することができる。更に、光メモリが傷などで読
み取り不能や誤情報の書込などが生じた場合でも、最新
情報についてはICメモリ内の情報との照合でこれを検
出でき、ICメモリから光メモリへの追記によって修正
も行える。
【0054】尚、本発明は上記した実施例にのみ限定さ
れるものではなく、その要旨を逸脱することなく他の種
々の態様でも実施することができる。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ハイブリッドカードの情報管理において、記録情報の信
頼性、記録情報の公開性、及び大容量の記憶能力の全て
を同時に満たすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のハイブリッドカードにおける履歴情報の
記憶態様を示す説明図。
【図2】従来のハイブリッドカードにおける履歴情報の
記憶態様を示す説明図。
【図3】従来のハイブリッドカードにおける履歴情報の
記憶態様を示す説明図。
【図4】従来のハイブリッドカードにおける履歴情報の
記憶態様を示す説明図。
【図5】従来のハイブリッドカードにおける履歴情報の
記憶態様を示す説明図。
【図6】本発明の一実施例におけるハイブリッドカード
の概略構成及び履歴情報の記憶態様を示す説明図。
【図7】図6のハイブリッドカード内の履歴情報の変動
を示す説明図。
【図8】同実施例における履歴情報の書込処理を示すフ
ローチャート。
【図9】同実施例における履歴情報の読み出し処理を示
すフローチャート。
【図10】同実施例における最新履歴情報の読み出し処
理を示すフローチャート。
【図11】同実施例における最新履歴情報の不正な変更
や書込の検知処理を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 IC・光ハイブリッドカード 3 ICメモリ 5 光メモリ 7 IC部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 書込み規制をかけた小容量の第1メモリ
    と、読み出し及び書込みが自由な大容量の第2メモリと
    を有するハイブリッドカードにおいて、 前記第2メモリに設けられた追記型の情報記録エリア
    と、 前記第1メモリに設けられた、前記情報記録エリア内の
    最新の情報と同じ情報を記録するための最新情報記録エ
    リアと、を備えることを特徴とするハイブリッドカー
    ド。
  2. 【請求項2】 書込み規制をかけた小容量の第1メモリ
    と、読み出し及び書込みが自由な大容量の第2メモリと
    を有するハイブリッドカードの情報管理方式において、 前記第2メモリに、情報を追記する手段と、 前記第1メモリに、前記情報記録エリアに最新に追記さ
    れた情報と同じ情報を記録するための手段と、 前記第1のメモリ内の情報と、前記第2メモリ内の最新
    に追記された情報とを照合することにより、前記第2メ
    モリ内の最新に追記された情報の正当性をチェックする
    手段と、を備えたことを特徴とするハイブリッドカード
    の情報管理方式。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の方式において、 前記正当性チェックの結果が不正情報であることを示し
    た場合、前記最新に追記された情報を無効とする手段を
    更に備えたことを特徴とするハイブリッドカードの情報
    管理方式。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の方式において、 前記第2メモリから情報を読み出す手段を更に備え、 前記読み出し手段が、前記最新に追記された情報を読み
    出す必要があるとき、前記最新に追記された情報に代え
    て、前記第1メモリ内の前記同じ情報を読み出すことを
    特徴とするハイブリッドカードの情報管理方式。
  5. 【請求項5】 書込み規制をかけた小容量の第1メモリ
    と、読み出し及び書込みが自由な大容量の第2メモリと
    を有するハイブリッドカードの情報管理方法において、 前記第2メモリに、情報を追記する過程と、 前記第1メモリに、前記情報記録エリアに最新に追記さ
    れた情報と同じ情報を記録するための過程と、 前記第1のメモリ内の情報と、前記第2メモリ内の最新
    に追記された情報とを照合することにより、前記第2メ
    モリ内の最新に追記された情報の正当性をチェックする
    過程と、を備えたことを特徴とするハイブリッドカード
    の情報管理方法。
JP6163070A 1994-06-22 1994-06-22 ハイブリッドカード及びその情報管理方式 Pending JPH087061A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016033827A (ja) * 2015-11-06 2016-03-10 利仁 曽根 Icチップ、交換部品および装置
JP2016199041A (ja) * 2016-05-28 2016-12-01 利仁 曽根 Icチップ、交換部品および装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016033827A (ja) * 2015-11-06 2016-03-10 利仁 曽根 Icチップ、交換部品および装置
JP2016199041A (ja) * 2016-05-28 2016-12-01 利仁 曽根 Icチップ、交換部品および装置

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