JPH08315099A - 情報記録媒体 - Google Patents

情報記録媒体

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JPH08315099A
JPH08315099A JP11879995A JP11879995A JPH08315099A JP H08315099 A JPH08315099 A JP H08315099A JP 11879995 A JP11879995 A JP 11879995A JP 11879995 A JP11879995 A JP 11879995A JP H08315099 A JPH08315099 A JP H08315099A
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JP
Japan
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data
transaction
count value
recording medium
information recording
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Application number
JP11879995A
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English (en)
Inventor
Shuichi Matsumura
秀一 松村
Masashi Takahashi
正志 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/00086Circuits for prevention of unauthorised reproduction or copying, e.g. piracy
    • G11B20/00094Circuits for prevention of unauthorised reproduction or copying, e.g. piracy involving measures which result in a restriction to authorised record carriers
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/00086Circuits for prevention of unauthorised reproduction or copying, e.g. piracy
    • G11B20/0021Circuits for prevention of unauthorised reproduction or copying, e.g. piracy involving encryption or decryption of contents recorded on or reproduced from a record carrier

Abstract

(57)【要約】 【目的】 不正使用やデータ改ざんを確実に検出するこ
とができ、しかも、極めてセキュリティの高い情報記録
媒体を提供する。 【構成】 外部処理装置2は、情報記録媒体1のIDコ
ードP1、取引カウント値および格納データPを読み出
す。そして、多様化関数部23は、IDコードP1、取
引カウント値P2および暗号鍵Kに基づいて多様化鍵
K’を作成し、次に、暗号化関数部24は、多様化鍵
K’、および格納データPに基づいて正当性情報を作成
し、情報記録媒体1から読み出した正当性情報と比較す
る。ここで、情報記録媒体1が正当なものであり、か
つ、不正が行われてなければ、両者は一致するので、不
正や改ざんの有無を確実に判定することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、不正使用や偽造を防
止し、セキュリティを高めることができる情報記録媒体
に関する。
【0002】
【従来の技術】ICカード等の携帯可能な情報記録媒体
は、種々のものが開発されており、銀行の取引カードや
プリペイカードとして広く普及している。近年、この種
の情報記録媒体においては、取引回数を示すカウント記
憶部を内蔵するものがある。この場合、カウント記憶部
の値の更新は、一般に次のようにしている。まず、取引
が行われると、情報記録媒体内の所定の格納データ(取
引に関係するデータ)を書き換える。この書き換えが行
われると、カウント記憶部の値を外部装置に転送し、外
部装置においてその値を更新した後、情報記録媒体に上
書きする。そして、このタイプの情報記録媒体によれ
ば、カウント記憶部の値を適宜照合することにより、不
正使用や偽造をある程度チェックすることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の情報記録媒体においては、外部装置においてカ
ウント値の更新を行っているので、不正なカウント値が
上書される可能性があった。また、情報記録媒体には、
上述のカウント値や格納データの他、カードの正当性を
示す正当性情報が記録されているが、これらは外部から
書換可能なメモリ領域に書き込まれているため、改ざん
や偽造の危険性があった。
【0004】例えば、プリペイカード等の情報記録媒体
は、使用前においては上記カウント値やその他のデータ
値は初期化されているが、この初期値を読み出して記録
しておき、使用後において情報記録媒体に戻すことによ
り再使用できることがある。このように、従来の情報記
録媒体においては、不正使用や偽造の危険性があるた
め、その改善が望まれていた。
【0005】この発明は、上述した事情に鑑みてなされ
たもので、不正使用やデータ改ざんを確実に検出するこ
とができ、しかも、極めてセキュリティの高い情報記録
媒体を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載の発明においては、外部処理装置と
の間でデータの授受を行う情報記録媒体において、固有
の識別情報を記憶する第1の記憶手段と、所定のカウン
ト値を記憶する第2の記憶手段と、暗号鍵を記憶する第
3の記憶手段と、正当性を示すデータを記憶する第4の
記憶手段と、少なくとも前記第2の記憶手段に記憶され
ているカウント値を参照し、所定の暗号関数を用いて前
記正当性データを作成し、前記第4の記憶手段に記憶さ
せる正当性データ作成手段と、予め定められたタイミン
グで前記第2の記憶手段内のカウント値を一方向的に更
新する更新手段とを具備することを特徴とする。
【0007】また、請求項2に記載の発明にあっては、
請求項1記載の情報記録媒体において、前記更新手段
は、前記第4の記憶手段内の正当性情報が書き換えられ
たときに、前記カウント値を一方向的に更新することを
特徴とする。
【0008】請求項3に記載の発明にあっては、請求項
1または2記載の情報記録媒体において、前記正当性デ
ータ作成手段は、前記識別情報、前記カウント値および
前記暗号鍵を参照して多様化された暗号鍵を生成する多
様化暗号鍵生成手段を有するとともに、取引状態を示す
取引データが前記外部処理装置から供給されると、これ
に対応した取引関連データを生成し、この取引関連デー
タと前記多様暗号鍵生成手段によって生成された暗号鍵
とを参照して前記正当性データを作成することを特徴と
する。
【0009】請求項4に記載の発明にあっては、請求項
3記載の情報記録媒体において、前記更新手段は、前記
多様化暗号鍵生成手段が暗号鍵の多様化を行った際に、
前記カウント値を一方向的に更新することを特徴とす
る。
【0010】請求項5に記載の発明にあっては、請求項
4記載の情報記録媒体において、前記取引関連データ
は、前記取引データに前記カウント値を加算したデータ
であることを特徴とする。
【0011】請求項6に記載の発明にあっては、請求項
1乃至5いずれかに記載の情報記録媒体において、全構
成要素が、携帯可能なカード型ケースに収納されている
ことを特徴とする。
【0012】
【作用】本発明によれば、情報記録媒体が正当なものか
どうを次のようにして判定することができる。まず、外
部装置において、第2の記憶手段内のカウント値を読み
出し、このカウント値を参照して、情報記録媒体と同じ
暗号関数によって正当性データを作成する。そして、作
成した正当性データと、情報記録媒体の第4の記憶手段
内の正当性データとを比較する。ここで、両者が一致し
ていれば、正当であると判断でき、不一致であれば不正
であると判断できる。そして、所定のタイミング(例え
ば、、外部装置との間で取引が行われたとき)になる
と、更新手段によってカウント値が一方向的に更新され
る。一方、正当性データ作成手段は、カウント値を参照
して正当性データを作成するから、更新手段によってカ
ウント値が更新される毎に正当性データの内容が変化す
る。したがって、カウント値を取引開始時または取引終
了時等において更新するようにしておけば、情報記録媒
体の記憶内容が改ざんされた場合などにおいては、外部
装置で生成した正当性情報と情報記録媒体内に記憶され
ている正当性情報とが一致しなくなり、不正使用を発見
することができる。しかも、カウント値の更新は、情報
記録媒体の内部で行っているので、外部からはその内容
を知ることも書き換えることもできず、このため、セキ
ュリティが極めて高い(請求項1〜6)。
【0013】請求項2に記載の発明にあっては、第4の
記憶手段内の正当性情報が書き換えられたときに、カウ
ント値が更新される。
【0014】請求項3に記載の発明にあっては、カウン
ト値、識別情報および暗号鍵を参照して多様化された暗
号鍵が作成され、さらに、多様化された暗号鍵と取引関
連データとが参照されて正当性情報が生成される。した
がって、正当性情報の生成に関与するいずれかの情報が
改ざんされると、外部処理装置で生成される正当性情報
と情報記録媒体内の正当性情報とが不一致となり、直ち
に不正が検出される。
【0015】請求項4に記載の発明では、前記多様化暗
号鍵生成手段が暗号鍵の多様化を行った際にカウント値
が一方向的に更新される。
【0016】請求項5に記載の発明においては、取引関
連データが、外部から供給される取引データに前記カウ
ント値を加算することによって作成されるので、取引関
連データ自体が、カウント値の更新の毎に変化し、セキ
ュリティが更に高い。
【0017】請求項6に記載の発明においては、情報記
録媒体がカード状に形成されるので、可般性に優れ、プ
リペイドカード等に用いることができる。
【0018】
【実施例】
A:実施例の構成 以下、図面を参照してこの発明の一実施例について説明
する。図1は、この発明の一実施例の構成を示すブロッ
ク図である。図において、1はカード状の情報記録媒
体、2は外部処理装置である。始めに、情報記録媒体1
について説明する。まず、10はメモリ部であり、書換
不能な第1領域10aと書換可能な第2領域10b〜第
4領域10dとを有している。第1領域10aにはカー
ドを識別するためのIDコードが記憶されており、第2
領域10bには取り引きの回数を示す取引カウント値が
書き込まれる。また、第3領域10cには暗号化の際に
参照される暗号鍵が書き込まれ、第4領域10dには格
納データと正当性情報が書き込まれる。ここで、格納デ
ータは、取引データ(後述)と取引カウント値を加算し
たデータであり、後述する正当性情報は暗号化関数部1
1によって作成る情報である。
【0019】次に、12は多様化関数部であり、IDコ
ードP1、取引カウント値P2および暗号鍵Kに基づい
て多様化キーを作成する。この場合、多様化のための関
数は予め設定されており、これをDとすれば、多様化関
数12が出力する多様化鍵K’は、 K’=D(K,P1,P2) なる式で表される。また、暗号化関数11は、多様化鍵
K’と、データ編集部13から供給される取引データP
に基づいて正当性情報を作成する。ここで、暗号化関数
部11に設定されている暗号化関数をEとすれば、正当
性情報は次式で示される。 正当性情報=E(K,P)
【0020】次に、データ編集部13は、外部処理装置
2から入出力手段14を介して供給される取引データP
と取引カウント値P2とに基づいて新たな取引データP
を生成する。また、取引カウンタ自動更新部15は、多
様化関数部12が多様化鍵を生成すると、取引カウント
値を一方向に更新(例えば、カウントアップ)し、第2
領域10bに書き込む。
【0021】次に、外部処理装置2について説明する。
まず、外部処理装置2は、情報記録媒体1から転送され
る正当性情報を記憶する正当性情報記憶部20、取引デ
ータPを記憶する取引データ記憶部21、および第3領
域10cと同じ暗号鍵Kを記憶する暗号鍵記憶部22を
有している。また、多様化関数部23は、情報記録媒体
1から転送されるIDコードP1と取引カウント値P
2、さらに暗号鍵記憶部22から供給される暗号鍵Kに
基づいて多様化鍵K’を作成する。この多様化関数部2
3に設定されている関数は、情報記録媒体1内の多様化
関数部12に設定されている関数と同じである。暗号化
関数部24は、多様化関数部23から供給される多様化
鍵K’と、情報記録媒体1から転送される格納データP
に基づいて正当性情報を作成する。この暗号化関数部2
4に設定されている関数は、情報記録媒体1内の暗号化
関数部11に設定されている関数と同じである。次に、
25は比較部であり、正当性記憶部20内の正当性情報
と、暗号化関数部24が作成した正当性情報とを比較
し、両者が一致しているか否かを判定する。
【0022】B:実施例の動作 次に、上記構成によるこの実施例の動作を、図2、図3
に示すフローチャートを参照して説明する。まず、情報
記録媒体1を外部処理装置2に挿入すると、外部処理装
置2は、第1領域10a内のIDコードP1、第2領域
10b内の取引カウント値および第4領域10d内の格
納データPを読み出す(ステップSPa1)。そして、
多様化関数部23は、IDコードP1、取引カウント値
P2および暗号鍵Kに基づいて多様化鍵K’を作成する
(ステップSPa2)。次に、暗号化関数部24は、多
様化鍵K’、および情報記録媒体1から読み出した格納
データPに基づいて正当性情報を作成する(ステップS
Pa3)。次に、第4領域に記憶されている正当性情報
を読み出し、正当性情報記憶部20に格納する(ステッ
プSPa4)。そして、正当性情報記憶部20内の正当
性情報と、暗号化関数部24が作成した正当性情報とを
比較し(ステップSPa5)、比較部25において両者
が一致しているか否かを判定する(ステップSPa
6)。
【0023】ここで、情報記録媒体1が正当なものであ
り、かつ、取引カウント値や格納データPが改ざんされ
ていなければ、外部処理装置2の暗号化関数部24が生
成した正当性情報と、情報記録媒体1が生成した正当性
情報(すなわち、第4領域に記憶されている正当性情
報)は等しくなるはずである。そこで、ステップSPa
6の判断が「YES」の場合は、正当な情報記録媒体で
あると判断して取引を許可し(ステップSPa8)、ス
テップSPa6の判定が「NO」の場合は、不正や偽造
が行われていると判断して取引を禁止する(ステップS
Pa7)。
【0024】次に、取引が行われると、情報記録媒体1
においては、図3に示す処理が行われる。まず、IDコ
ードP1と取引カウント値P2を読み出す(ステップS
Pb1)。そして、外部処理装置2の取引データ記憶部
21から転送される取引データと、取引カウント値P2
とを編集(加算)して格納データPを作成し(ステップ
SPb2)、この格納データを第4領域10dに書き込
む(ステップSPb3)。
【0025】次に、多様化関数部12は、暗号鍵K、I
DコードP1および取引カウント値P2に基づいて多様
化鍵K’を生成する(ステップSPb4)。そして、多
様化関数部12が多様化鍵K’を生成すると、取引カウ
ンタ自動更新部15は、第2領域10b内の取引カウン
ト値を一旦読み出し、これを一方向に更新して再び第2
領域に書き込む。次に、暗号化関数部11は、多様化鍵
K’と格納データPに基づいて正当性情報を生成し、こ
れを第4領域10dに書き込む(ステップSPb6。S
Pb7)。したがって、次の取引の際には、外部処理装
置2は、IDコードP1、書き換えられた格納データP
および更新された取引カウント値P2に基づいて正当性
情報が生成され、これと第4領域の正当性情報との一致
が判定される。
【0026】以上のようにして、取引が行われる毎に取
引カウント値P2が更新され、しかも、その書き換えが
情報記録媒体1の内部で行われるので、外部からその値
を改ざんすることはできない。また、格納データPは、
取引データと逐次更新される取引カウント値P2とによ
って作成されるので、この格納データPも取引の度に変
化する。そして、外部処理装置2では、これらの値に基
づいて正当性情報を作成するので、何らかの改ざんや不
正があれば、第4領域10d内の正当性情報と一致せ
ず、取り引きが行われることはない。
【0027】C:変形例 (1)取引カウント値P2の更新タイミングは、上記実
施例で示したタイミングに限らない。例えば、図4に示
すフローチャートのように、正当性情報を第4領域10
dに格納した後に、この書き込みを検出して(図1の破
線参照)、取引カウント値P2を更新してもよい(ステ
ップSPc6、SPc7)。なお、図4に示すフローチ
ャートの他の部分は、図3に示すフローチャートと同じ
である。
【0028】(2)図1に示す外部処理装置2は、暗号
鍵記憶部22を有していたが、これを削除し、情報記録
媒体1から暗号鍵Kを読み込むように構成してもよい。
【0029】(3)上述した実施例においては、第1領
域10aを書換不能にしたが、第1領域10aと第3領
域10cを書換不能、第2領域10b、第4領域10d
を書換可能に構成してもよい。この場合でも、第2領域
10bは、外部からは書き込み不能である。また、デー
タの喪失のおそれがなければ、第1領域10a〜第4領
域10dのすべてを書換可能のメモリで構成してもよい
(ただし、実質的には、第1領域10a〜第3領域10
cは、外部からは書き込み不能である)。
【0030】(4)情報記録媒体1の第4領域10d
を、外部処理装置2内に設け、正当性情報と格納データ
Pについては、情報記録媒体1で記録せず、外部処理装
置2で記録するように構成してもよい。この場合の正当
性の確認処理においては、情報記録媒体1からはIDコ
ードP1,取引カウント値P2だけが転送され、格納デ
ータPについては外部処理装置2で記憶しているものを
使用する。
【0031】(5)また、図5は、情報記録媒体1の構
成を簡略化した場合の構成例を示す図である。この図に
示す情報記録媒体1は、第1領域10a、第2領域10
b、第4領域10cおよび取引カウンタ自動更新部15
から構成されている(第3領域10cやデータ編集部1
3等が省略されている)。また、取引カウンタ自動更新
部15は、第4領域10dに取引データPが書き込まれ
ると、第2領域の取引カウント値を一方向に更新するよ
うになっている。前述した実施例においては、取引デー
タと取引カウント値を編集(加算)して格納データPと
していたが、図5に示す例では、この点を簡略化して取
引データをそのまま用いるようにしている。
【0032】次に、図5に示す装置の動作を説明する。
図6は、情報記録媒体の正当性を確認する処理を示すフ
ローチャートであり、まず、ステップSPd1において
は、情報記録媒体1からIDコード、取引カウント値お
よび正当性情報を読み出す。そして、多様化関数部24
が、IDコード、取引カウント値および暗号鍵Kに基づ
いて多様化暗号鍵K’を生成する(ステップSPd
2)。その後、暗号化関数部23が、取引データPおよ
び多様化鍵K’に基づいて正当性情報を生成する(ステ
ップSPd3)。一方、情報記録媒体1の第4領域から
は、正当性情報が正当性情報記憶部20に転送され、こ
れと暗号化関数部23で作成された正当性情報とが比較
される(ステップSPd4)。この比較結果が等しけれ
ば、前述した実施例の場合と同様に、正当な情報記録媒
体と判断することができ(ステップSPd5、SPd
7)、また、比較結果が不一致であれば、不当な情報記
録媒体と判断することができる(ステップSPd5、S
Pd6)。
【0033】また、正当な情報記録媒体と判定された後
は、取引に移行するとともに、正当性情報を更新する処
理が行われる。この処理は、図7に示すとおりであり、
まず、ステップSPe1において、情報記録媒体1から
IDコードを読み出す。そして、ステップSPe2に進
み、取引データ格納部21内の取引データPを更新する
とともに、これを情報記録媒体1の第4領域10dに転
送する(ステップSPd2)。次いで、第4領域に新た
な取引データPが書き込まれると、取引カウンタ自動更
新部15は、第2領域10b内の取引カウント値を一旦
読み出し、これを一方向に更新して再度第2領域10b
に書き込む。次に、外部処理装置2の多様化関数部24
は、情報記録媒体1から取引カウント値を読み出し、こ
の値とIDコードと暗号鍵Kとに基づいて多様化鍵K’
を生成する(ステップSPe3,SPe4)。そして、
取引データPと多様化鍵K’を用いて正当性情報を作成
し、情報記録媒体1の第4領域10dに書き込む(ステ
ップSPe5,SPe6)。
【0034】なお、取引カウント値の更新は、外部処理
装置2から所定のコマンドを供給することによって行っ
てもよい。例えば、図8は図7に示すフローチャートに
対応する処理を示すものであり、この図に示すステップ
SPf2以外は、図7の処理と同様である。さて、ステ
ップSPf2において、取引カウンタ更新コマンドを情
報記録媒体1に送信すると、情報記録媒体1のカウント
値自動更新部15は第2領域10b内の取引カウント値
を更新する。これによって、その後生成される多様化鍵
K’や正当性情報の値が変化し、セキュリティが確保さ
れる。
【0035】(6)図1に示す実施例では、取引データ
と取引カウント値とを加えることによって格納データを
作成したが、データ編集部13を削除し、取引データを
そのまま用いるように構成してもよい。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、外部装置で生成した正当性情報と、情報記録媒体に
記憶されている正当性情報とを比較することによって、
不正使用やデータ改ざんを確実に検出することができ、
しかも、正当性情報の生成に関与しているカウント値
が、情報記録媒体内で更新されるので、極めてセキュリ
ティの高い情報記録媒体を提供することができる(請求
項1〜6)。
【0037】また、請求項3に記載の発明にあっては、
カウント値、識別情報および暗号鍵を参照して多様化さ
れた暗号鍵が作成され、さらに、多様化された暗号鍵と
取引関連データとが参照されて正当性情報が生成され
る。したがって、正当性情報の生成に関与するいずれか
の情報が改ざんされると、外部処理装置で生成される正
当性情報と情報記録媒体内の正当性情報とが不一致とな
り、確実に不正が検出される。
【0038】また、請求項5に記載の発明においては、
正当性情報の生成に関与する取引関連データが、カウン
ト値の更新の毎に変化するので、セキュリティを更に高
めることができる。
【0039】請求項6に記載の発明においては、情報記
録媒体がカード状に形成されるので、可般性がよく、プ
リペイドカード等に用いて好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例の構成を示すブロック図
である。
【図2】 同実施例における正当性確認処理を示すフロ
ーチャートである。
【図3】 同実施例における正当性情報生成処理を示す
フローチャートである。
【図4】 同実施例における正当性情報の他の生成処理
を示すフローチャートである。
【図5】 同実施例の変形例の構成を示すブロック図で
ある。
【図6】 上記変形例における正当性確認処理を示すフ
ローチャートである。
【図7】 上記変形例における正当性情報生成処理を示
すフローチャートである。
【図8】 上記変形例における正当性情報の他の生成処
理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 情報記録媒体 2 外部処理装置 10a 第1領域(第1の記憶手段) 10b 第2領域(第2の記憶手段) 10c 第3領域(第3の記憶手段) 10d 第4領域(第4の記憶手段) 11 暗号化関数部(正当性データ作成手段) 12 多様化関数部(正当性データ作成手段:多様化暗
号鍵生成手段) 13 データ編集部(正当性データ作成手段) 15 取引カウンタ自動更新部(更新手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04L 9/00 H04L 9/00 Z 9/10 9/12

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部処理装置との間でデータの授受を行
    う情報記録媒体において、 固有の識別情報を記憶する第1の記憶手段と、 所定のカウント値を記憶する第2の記憶手段と、 暗号鍵を記憶する第3の記憶手段と、 正当性を示すデータを記憶する第4の記憶手段と、 少なくとも前記第2の記憶手段に記憶されているカウン
    ト値を参照し、所定の暗号関数を用いて前記正当性デー
    タを作成し、前記第4の記憶手段に記憶させる正当性デ
    ータ作成手段と、 予め定められたタイミングで前記第2の記憶手段内のカ
    ウント値を一方向的に更新する更新手段とを具備するこ
    とを特徴とする情報記録媒体。
  2. 【請求項2】 前記更新手段は、前記第4の記憶手段内
    の正当性情報が書き換えられたときに、前記カウント値
    を一方向的に更新することを特徴とする請求項1記載の
    情報記録媒体。
  3. 【請求項3】 前記正当性データ作成手段は、前記識別
    情報、前記カウント値および前記暗号鍵を参照して多様
    化された暗号鍵を生成する多様化暗号鍵生成手段を有す
    るとともに、取引状態を示す取引データが前記外部処理
    装置から供給されると、これに対応した取引関連データ
    を生成し、この取引関連データと前記多様暗号鍵生成手
    段によって生成された暗号鍵とを参照して前記正当性デ
    ータを作成することを特徴とする請求項1または2記載
    の情報記録媒体。
  4. 【請求項4】 前記更新手段は、前記多様化暗号鍵生成
    手段が暗号鍵の多様化を行った際に、前記カウント値を
    一方向的に更新することを特徴とする請求項3記載の情
    報記録媒体。
  5. 【請求項5】 前記取引関連データは、前記取引データ
    に前記カウント値を加算したデータであることを特徴と
    する請求項4記載の情報記録媒体。
  6. 【請求項6】 全構成要素が、携帯可能なカード型ケー
    スに収納されていることを特徴とする請求項1乃至5い
    ずれかに記載の情報記録媒体。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005129989A (ja) * 2003-10-21 2005-05-19 Sony Corp 情報記憶担体認証システム、情報記憶担体認証方法及びプログラム
JP2005202541A (ja) * 2004-01-14 2005-07-28 Hitachi Ltd 情報処理システム、情報処理装置および情報記憶媒体
KR100805286B1 (ko) * 2000-03-16 2008-02-20 가부시키가이샤 히타치세이사쿠쇼 정보처리장치 정보처리방법 및 카드부재

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