JP2000022010A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

Info

Publication number
JP2000022010A
JP2000022010A JP10198123A JP19812398A JP2000022010A JP 2000022010 A JP2000022010 A JP 2000022010A JP 10198123 A JP10198123 A JP 10198123A JP 19812398 A JP19812398 A JP 19812398A JP 2000022010 A JP2000022010 A JP 2000022010A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bit line
cell
sub
transistor
terminal connected
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10198123A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000022010A5 (ja
JP3961680B2 (ja
Inventor
Daizaburo Takashima
大三郎 高島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP19812398A priority Critical patent/JP3961680B2/ja
Priority to US09/343,510 priority patent/US6151242A/en
Publication of JP2000022010A publication Critical patent/JP2000022010A/ja
Publication of JP2000022010A5 publication Critical patent/JP2000022010A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3961680B2 publication Critical patent/JP3961680B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C11/00Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor
    • G11C11/21Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements
    • G11C11/22Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements using ferroelectric elements

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Semiconductor Memories (AREA)
  • Non-Volatile Memory (AREA)
  • Dram (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 不揮発性の強誘電体メモリにおいて、高密度
化して、セルの強誘電体キャパシタ面積が縮小し、メモ
リセルの強誘電体キャパシタの分極量が減少しても、セ
ルサイズ,チップサイズの増大を抑えつつ、さらにソフ
トエラーを抑えつつ、十分な読み出し信号電圧を確保し
て、安定なメモリ動作を可能にする。 【解決手段】 セルブロックを複数配設してメモリセル
アレイを構成した強誘電体メモリであって、セルブロッ
クは、セルトランジスタQと強誘電体キャパシタCFを
並列接続してなる不揮発性のメモリセルが複数個直列接
続されたブロックユニットと、このブロックユニットの
一端にゲート端子が接続され、ドレイン端子がビット線
BL,/BLに接続された増幅用トランジスタQ5,Q
6と、ブロックユニットの一端にソース端子が接続さ
れ、ドレイン端子がビット線BL,/BLに接続された
書き込み用トランジスタQ7,Q8とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体記憶装置に
係わり、特に強誘電体キャパシタを用いた不揮発性の半
導体記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】今日、半導体メモリは、大型コンピュー
タの主記憶から、パーソナルコンピュータ,家電製品,
携帯電話等、至る所で利用されている。半導体メモリの
種類としては、揮発性のDRAM(Dynamic RAM),
SRAM(StaticRAM)、不揮発性のMROM(Mask
ROM),EEPROM(Electricaly Erasable Promg
ramable ROM)等が市場に出まわっている。特にDR
AMは、その低コスト性(SRAMに比べてセル面積が
1/4),高速性(EEPROMに比べて)の点で優れ
ており、揮発性メモリであるにも拘わらず市場の殆どを
占めているのが現状である。
【0003】書き換え可能で不揮発性のEEPROM
は、不揮発で、電源を切ることが可能ではあるが、書き
換え回数(W/E回数)が10の6乗程度しかなく、書
き込む時間がマイクロ秒程度かかり、さらに書き込みに
高電圧(12V〜22V)を印加する必要がある等の欠
点があるため、DRAM程は市場は開けていない。
【0004】これに対して、強誘電体キャパシタ(Ferr
oelectric Capacitor )を用いた不揮発性メモリFRA
M(Ferroelectric RAM)は、1980年に提案され
て以来、不揮発性で、しかも書き換え回数が10の12
乗、読み出し書き込み時間がDRAM程度、3V〜5V
動作等の長所があるため、全メモリ市場を置き換える可
能性があり、各メーカが開発を行っている。現状、学会
レベルでは、1MbFRAMの発表が行われている(H.
Koike et al., 1996 IEEE International Solid-State
Circuit Conference Digest of Technical Paper, pp.
368-369, Feb,1996 )。FRAMのセルは、開発当初の
SRAM+SM(Shadow Memory )構成から、2トラン
ジスタ+2キャパシタ構成と、DRAMの開発と同じく
時代と共に、セル構成の簡略化,微細化により、セルサ
イズが縮小されてきた。
【0005】図230(a)に従来FRAMの1トラン
ジスタ+1キャパシタ構成のメモリセルの等価回路を示
す。この従来FRAMの1トランジスタ+1キャパシタ
構成のメモリセルにおいては、もはやDRAMのトラン
ジスタとキャパシタを直列接続する1トランジスタ+1
キャパシタ構成と同様である。異なる点は、DRAMで
はキャパシタとして常誘電体キャパシタを用いるが、F
RAMではヒステリス特性を持つ強誘電体性のキャパシ
タを用いる点である。よって、セルアレイ構成もDRA
Mと同等で、フォールデッドBL構成を取り、図230
(b)の断面図に示すように、最小セルサイズは2F×
4F=8F2 となり、これ以上小さくしにくい。ここ
で、Fは最小加工寸法を示す。
【0006】無理に4F2 サイズを実現した例として、
縦型トランジスタや縦型TFT(Thin Film Transisto
r)を用いて、4F2 サイズを実現するもの等が存在す
るが、その製造は極めて困難である。また、セルトラン
ジスタを直列接続し、各々のセルトランジスタとプレー
ト電極間にキャパシタを接続して、ほぼ4F2 サイズを
実現するもの(NAND型セル)が提案されているが、
これはランダムアクセスができず汎用性に乏しい。
【0007】このように従来FRAMセルにおいては、
(1)小さい4F2 サイズのメモリセル、(2)製造が
容易な平面トランジスタ、(3)汎用性のあるランダム
アクセス機能、の3点を両立できないという第1の問題
点が存在した。
【0008】また、動作方式で言えば、DRAMでは、
キャパシタの一端のプレート電極を(1/2)Vddに固定す
るが、FRAMでは、0V〜Vdd間で変動させる点のみ
異なる。この点に関しても、図230(c)に示すよう
な、プレート電極を変動する方式(T.Sumi et al., 199
4 IEEE International Solid-State Circuit Conferenc
e Digest of Technical Paper, pp.268-269, Feb,1994
等)から、図230(d)に示すような、 (1/2)Vddに
固定する方式(H. Koike et al., 1996 IEEE Internati
onal Solid-State Circuit Conference Digest of Tech
nical Paper, pp.368-369, Feb,1996 や、K. Takeuchi
et al., IEICE Trans, Electron., Vol.E79-C,No.2, Fe
b,1996)に切り替わりつつある。
【0009】プレート電極を0V〜Vdd間を駆動する方
式は、プレート電極には多くのメモリセルが接続され、
負荷容量が大きく、駆動時間が非常に長いため、従来D
RAMと比べて、アクセスタイムとサイクルタイムの両
方共動作が遅くなるのが現状である。プレートを (1/2)
Vddに固定する方式は負荷容量の重いプレートを駆動す
る必要が無いため、DRAMと同等のアクセスタイムと
サイクルタイムが実現できる。
【0010】しかしながら、従来のFRAMのメモリセ
ルは、DRAMと同じくトランジスタと強誘電体キャパ
シタを直列接続した構成を取っており、図230(d)
の回路図に示すように、ストレージノード(SN)は電
源投入後のスタンドバイ時にフローティングになる。よ
って、SNに“1”データ保持時、SNがセルトランジ
スタのpn接合部のジャンクションリークにより、Vss
に降下するため、プレート電極が (1/2)Vdd固定の場
合、セル情報が破壊される。よって、 (1/2)Vddセルプ
レート方式においては、DRAMと同様なリフレッシュ
動作が必要になり、パワーの増加の問題やセルリークス
ペックが厳しくなる問題が生じ、製造が困難になる。
【0011】このように、従来のFRAMにおいては、
高速動作(PL電位固定)と、リフレッシュ不要の両立
が困難であるという、第2の問題点が存在した。
【0012】上記の第1及び第2の問題点に対して発明
者らは、不揮発性の強誘電体メモリで、(1)小さい4
2 サイズのメモリセル、(2)製造が容易な平面トラ
ンジスタ、(3)汎用性のあるランダムアクセス機能、
の3点が両立でき、しかもPL電位固定で高速化を保ち
つつ、スタンドバイ中でも、データ保持が可能でリフレ
ッシュ動作を不要とする半導体記憶装置を既に提案して
いる(特願平9−153137号)。さらに、PL駆動
方式であっても、高速動作が実現できる半導体記憶装置
を既に提案している(特願平9−346404号)。
【0013】しかしながら、従来FRAMはもちろん、
上記した先願においても、高密度化してメモリセルの1
個1個の強誘電体キャパシタ面積が縮小した場合、メモ
リセル1個1個当りの強誘電体キャパシタの分極量が減
少してしまい、結果として読み出し信号電圧が低下し
て、大容量化,高密度化が困難になる大きな問題点を抱
えていた。この問題は、DRAM等でも同じであるが、
特にFRAMにおいては、図235に示すような本質的
問題点を抱えているため深刻である。
【0014】図235(a)は強誘電体キャパシタを示
しており、図235(b)は(a)に比べて強誘電体膜
の厚みが半分のキャパシタを示している。図235
(c)はこれら2つの強誘電体キャパシタのヒステリシ
ス特性を示している。強誘電体材料においては、膜厚を
薄くしても残留分極量は変化せず、抗電界一定のため膜
厚を薄くした分、抗電圧が低下するだけである。これ
は、低電圧動作には良いが、高密度化してメモリセルの
キャパシタ面積が縮小した場合、セル分極量が低下して
しまう問題点につながる。現在、強誘電体材料として、
PZT,SBT,Stained BST等が提案されている
が、残留分極量は、7〜30μC/cm2 と材料により
固定であり、これ以上の分極量を持つ材料が発見されて
いないのが現状である。材料の単結晶化等の材質を改善
するしか現状方法が無い。
【0015】図236は、横軸に設計ルール、縦軸にF
RAMのビット線容量とセル1個当りの残留分極量を示
している。ここで、ビット線容量は512 WL/BLを仮定
しており、微細化(設計ルールの縮小)により、僅かに
減少していく。従来必要分極量Prの線は、読み出し信
号:Vsを110mVと仮定して、Vs=Pr/Cbの
式から、1セル当りに最低限必要な分極量Prを示して
いる。ビット線容量Cbの低下に比例して、微細化に伴
い減少しているが、緩やかな減少である。
【0016】これに対して、強誘電体材料の残留分極量
を20μC/cm2 と仮定した場合の、設計ルールでの
平面キャパシタで実現した場合の得られる残留分極量を
平面Capの線に示し、立体キャパシタで、底辺と高さ
のアスペクト比ARを1〜0.7に取った場合の得られ
る残留分極量を立体Cap(AR=1〜0.7)に示
し、立体キャパシタで、底辺と高さのアスペクト比を2
〜1.4に取った場合の得られる残留分極量を立体Ca
p(AR=2〜1.4)に示す。ここで、強誘電体キャ
パシタの底辺の面積を3F2 と仮定している(Fは設計
ルール)。
【0017】このように、実際得られる1セル当りの残
留分極量は、設計ルールの2乗にほぼ比例して低下する
ため、設計ルール縮小に伴い急激に減少する。この図
は、強誘電体キャパシタを平面で形成した場合、0.2
μmルールの256MbFRAMで限界が来ることを示
している。強誘電体キャパシタは、分極に異方性及び軸
性を持つものが多く、立体キャパシタで十分な残留分極
を得ることは難しく、いまだ立体キャパシタを実現した
例が報告されていない。たとえ立体キャパシタが実現で
きたとしても、図236に示すように、1GbFRA
M,4GbFRAMが限界点と言える。これは、従来の
最大3F2 の底辺の面積を実現できるFRAMに当ては
まり、セルサイズは4F2 と従来比の50%を実現でき
るが、キャパシタの底辺面積がF2 しか取れない、先願
の発明ではさらに苦しい。
【0018】また、従来DRAMにおいても、セル蓄積
電荷量Qs=Cs× (1/2)Vdd=ε×S÷T× (1/2)V
ddで定義される。ここでεは誘電率、Sはキャパシタ面
積、Tはキャパシタ絶縁膜厚である。電源電圧の低下、
キャパシタ面積の低下により急減にセル蓄積電荷量Qs
は減少する。設計ルール縮小にも拘わらず電源電圧を緩
やかに低下させた場合、Tが一定の場合、セル蓄積電荷
量Qsの低下の比率は図236の強誘電体メモリと等価
で、DRAMにおいては、Tを薄膜化する分だけ容量が
増加するメリットがあり、さらにBST膜等で立体Ca
pを実現できることから、1GbDRAM,4GbDR
AM程度は実現できることが予測されている。
【0019】しかしながら、BST膜においても薄膜化
に限界があり、膜厚10nm程度(酸化膜厚換算0.1
nm)で限界が生じる。これは第1に薄膜化自身の限界
と、第2に薄膜化により、容量のバイアス電圧依存性が
顕著になるためである。具体的に言うと、薄膜化すると
より低電圧では容量が大きくなるが、動作バイアス電圧
では容量があまり増加ないためである。DRAMセルデ
ータ読み出しでは、動作点が1/Vddから読み出し信号
電位Vsまでの間の容量が有効であり、薄膜化でVs以
下の部分の容量が増加してもメリットが無いためであ
る。このように、従来DRAMにおいても1Gb〜4G
bDRAMが限界点である。
【0020】無理をしてアスペクト比を非常に大ききす
ればそれ以上も実現できるが、コスト増,製造の困難さ
等から考えて現実的であることが分かる。たとえBST
の替わりにPZTを用いても下限はそれほど低下しな
い。基本的に高誘電体材料や、強誘電体材料は同じ材料
グループで、原子が移動することにより、強誘電体性を
持ったり、誘電率が増加するわけであり、原子の移動に
は限界があると言うわけである。よって、高誘電体であ
っても、薄膜化して、最大分極化させると限界は、強誘
電体の場合と同じになるわけである。
【0021】また、従来のEEPROM等においても、
10年間のデータリテンションを実現するには、蓄積電
荷が酸化膜を通して抜けないためには8nm程度の酸化
膜が必要であり、微細化に限界がある。EEPROMに
おいても、多値技術を用いたとしても1Gbフラッシュ
メモリが限界点である。
【0022】また、従来上記FRAMの問題点に対し
て、図237に示すような、自己増幅機能をもつメモリ
セルが各種提案されている。図237においては、各種
(a)(b)(c)(d)の4種類の自己増幅機能を持
つメモリセルに対して、4種類の問題が、問題であるか
無いかと、セルサイズの比較が示してある。
【0023】図237の(a)のメモリセルは、1トラ
ンジスタ形のMFSFET形或いは、MF(M)ISF
ET形のトランジスタを示している。MFSFET形は
ゲート絶縁膜に強誘電体膜を用いるトランジスタであ
り、格子定数が強誘電体膜とSi基板と異なるため製造
が極めて困難である。MFISFET形は、ゲート絶縁
膜に強誘電体膜を用い、Si基板との界面に常誘電体の
バッファ膜を形成したトランジスタである。MFMIS
FET形は、ゲート絶縁膜に強誘電体膜を用い、Si基
板との界面には、導体と常誘電体のバッファ膜を形成し
たトランジスタである。この場合でも製造は難しい上
に、カップリング比の問題、リークの問題、誤書き込み
等、実用化する上での本質的問題が山積みである。
【0024】カップリング比の問題は、通常強誘電体膜
の誘電率は、常誘電体膜の誘電率に比べて非常に大きい
ため、図237の右上図の等価回路に示すように、いく
ら常誘電体側を薄膜化しても、強誘電体膜側の容量が常
誘電体側の容量より大きくなってしまい、データ書き込
みのためゲートに電圧を印加しても、容量の小さい常誘
電体側に書き込み電圧の殆どが印加されてしまい。結果
として、書き込みに対して、従来の低電圧動作が可能な
FRAMに比べて、7V〜15Vと高電圧を印加する必
要が生じる。
【0025】リークの問題は、これは致命的な問題点で
ある。例えば、MFMISFETのゲートに電圧を印加
して、強誘電体膜を分極反転させ、その後、ゲートを0
Vに戻したあとのトランジスタの様子を図237の右下
図に示す。強誘電体膜の分極反転によりゲート側には正
の電荷が集められ、強誘電体膜と常誘電体膜の間の導電
体の強誘電体膜側には、負の電荷が集められる。する
と、導電体内部の電荷保存則により、あまった正の電荷
がいかにも単独で導電体内部に存在しているかのように
なる。この正の電荷により、常誘電体膜を介してチャネ
ル側に負の電荷が誘起される。この負の電荷の誘起,非
誘起により、トランジスタのしきい値電圧が変化して、
非破壊読み出しメモリセルとして機能するわけである。
【0026】理想的にはこれで良いのであるが、実際は
導電体内部の正の電荷により導電体内部ノードの電位が
上がり、導電体−ゲート間,導電体−チャネル間には電
界が発生する。これにより、電子が強誘電体膜或いは常
誘電体膜のどちらからでも、これを通して導電体に入り
込んでしまうと、セル情報が破壊される問題が存在す
る。このセルデータの保存(データリテンション)は不
揮発性メモリでは10年保持せねばならず、8nmのゲ
ート酸化膜でもやっとなのに、バリアハイトの小さい強
誘電体膜や、高誘電体膜では殆ど10年保証は困難と言
える。今までの実測でも室温で数10秒となっており、
とても高温10年は難しい。
【0027】誤書き込みの問題は、選択セルにデータを
書き込む場合、どうしても非選択セルに接続されるビッ
ト線の電位も振幅せざるをえない。このときの方式にも
よるが、選択セルの少なくとも1/3〜1/2の電位が
非選択セルのドレイン端子に印加してしまい誤書き込み
を生じる。フラッシュメモリでも同様な問題があるが、
フラッシュメモリの場合、印加電圧に対して指数関数的
にF−Nトンネリング,ホットキャリアによる電流が変
化するため、あまり問題ないが、印加電圧にリニアで分
極反転する強誘電体形トランジスタでは深刻な問題であ
る。
【0028】この図237(a)のメモリセルは理論的
には4F2 サイズが実現できるが、データ書き込み時に
ウェル電位をコントロールする必要があり、実際的に
は、ビット線とウェルを接続するため、4F2 より大き
くなってしまう。現在6F2 のセルまでは提案されてい
る。
【0029】図237の(b)の回路は、(a)の強誘
電体形トランジスタに選択トランジスタを介してビット
線に接続した2トランジスタ型のメモリセルで、カップ
リング比問題,リーク問題,製造容易性,誤書き込み等
の問題の内、非選択セルの選択トランジスタをOFFし
ておくことにより誤書き込みの問題を解決できる。しか
しながら、カップリング比問題,リーク問題,製造容易
性の問題は残る上、セル面積が8F2 以上と、従来FR
AMと同等にまで大きくなってしまう。
【0030】図237の(c)の回路は、リーク問題,
製造容易性の問題を解決するため、強誘電体FETを用
いずに、通常のトランジスタと強誘電体キャパシタを用
いて構成している。トランジスタとして、書き込み用ト
ランジスタと増幅読み出し用トランジスタを備えてい
る。書き込みトランジスタをONして、PL−BL間に
電圧を印加して分極反転させ、書き込みトランジスタを
OFFして、書き込みを終了する。読み出しは、PLを
駆動して、分極反転させ、“1”,“0”データにより
読み出しトランジスタのゲート電圧が異なることを利用
して、これをトランジスタで増幅してビット線に読み出
す。しかしながら、この構成でも、強誘電体キャパシタ
容量がゲート容量に比べて大きいため、カップリング比
の問題が残る上に、セルサイズが12F2 以上と従来F
RAMより大ききなってしまう。
【0031】図237(d)の回路は、(c)の回路に
さらに、常誘電体キャパシタを接続した場合を示し、こ
の負荷容量により分極反転読み出しが容易になり、問題
無い動作が期待できる。しかし、強誘電体キャパシタと
同程度の容量或いはさらに大きな容量の常誘電体キャパ
シタが必要であり、16F2 以上、さらに大きなセル面
積が必要になり、コスト的に実用化は困難と言える。
【0032】このように従来の自己増幅機能をもつメモ
リセルにおいては、正常動作と高密度の両立は極めて困
難な問題点があった。なお、この自己増幅機能を持つセ
ルはDRAMにも適用できるが、この場合も最低2トラ
ンジスタ+1キャパシタ構成が必要で、従来DRAMよ
り大きくなる問題点を抱えていた。
【0033】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、従
来FRAMはもちろん先願においても、高密度化してメ
モリセルの1個1個の強誘電体キャパシタ面積が縮小し
た場合、残留分極量は薄膜化しても増加しないため、メ
モリセル1個1個当りの強誘電体キャパシタの分極量が
減少してしまい、結果として読み出し信号電圧が低下し
て、大容量化,高密度化が困難になる大きな問題点を抱
えていた。これにより、FRAMにおいては、平面キャ
パシタで256MbFRAMが限界点、立体キャパシタ
でも1Gb〜4GbFRAMが限界点となる。
【0034】この問題は、絶縁膜の薄膜化に限界を持つ
DRAM等でも同様であり、DRAMにおいても1Gb
〜4GbDRAMが限界点となる。また、他のフラッシ
ュメモリでも酸化膜の薄膜化に限界があり、1Gbフラ
ッシュメモリが限界である。つまり、従来のデータの読
み書きができる半導体メモリにおいては、どれを取って
も1Gb〜4Gbで限界を迎える問題点があった。
【0035】一方、自己増幅機能を持つ従来の強誘電体
メモリにおいても、カップリング比問題,リーク問題,
製造容易性,誤書き込み等の本質的な問題点を抱えてお
り、これらを解決するには、セル面積が16F2 以上と
非常に大ききなる問題点を抱えていた。
【0036】本発明は、上記事情を考慮してなされたも
ので、その目的とするところは、不揮発性の強誘電体メ
モリにおいて、高密度化してセルの強誘電体キャパシタ
面積が縮小し、メモリセルの強誘電体キャパシタの分極
量が減少しても、セルサイズやチップサイズの増大を抑
えつつ、さらにソフトエラーを抑えつつ、十分な読み出
し信号電圧を確保して、安定なメモリ動作を可能にする
半導体記憶装置を提供することにある。
【0037】また本発明の他の目的は、高密度化,製造
の容易化,高速ランダムアクセル機能を保ちつつ、上記
効果を実現する半導体記憶装置を提供するすることにあ
る。また本発明のさらに他の目的は、ダイナミック型半
導体メモリにおいても、高密度化してメモリセルの強誘
電体キャパシタの分極量が減少しても、セルサイズ,チ
ップサイズの増大を抑えつつ、さらにデータリテンショ
ンは向上しないが、ソフトエラーを抑えつつ、十分な読
み出し信号電圧を確保して、安定なメモリ動作を可能に
する半導体記憶装置を提供することにある。
【0038】
【課題を解決するための手段】(構成)上記課題を解決
するために本発明は、次のような構成を採用している。
【0039】(1)セルブロックを複数配設してメモリ
セルアレイを構成した半導体記憶装置であって、前記セ
ルブロックは、セルトランジスタと強誘電体キャパシタ
を並列接続してなる不揮発性のメモリセルが複数個直列
接続されたブロックユニットと、このブロックユニット
の一端に入力端が接続され、出力端がビット線に接続さ
れた増幅回路とを具備してなることを特徴とする。
【0040】(2)セルブロックを複数配設してメモリ
セルアレイを構成した半導体記憶装置であって、前記セ
ルブロックは、セルトランジスタと強誘電体キャパシタ
を並列接続してなる不揮発性のメモリセルが複数個直列
接続されたブロックユニットと、このブロックユニット
の一端にゲート端子が接続され、ドレイン端子がビット
線に接続された増幅用トランジスタとを具備してなるこ
とを特徴とする。
【0041】(2-1) ビット線は、セルブロックにデータ
を書き込むビット線と同一であること。 (2-2) ビット線は、セルブロックにデータを書き込むビ
ット線とビット線対を成す他のビット線であること。
【0042】(2-3) 増幅用トランジスタのドレイン端子
は、書き込み用トランジスタを介してビット線に接続さ
れること。 (2-4) セルトランジスタのゲートはワード線に接続され
ること。
【0043】(2-5) スタンドバイ時、セルトランジスタ
のドレイン,ソース端子は0Vになること。 (2-6) ビット線は、アクティブ時に0Vから VBLH の間
を振幅し、スタンドバイ時に(1/2)VBLH にプリチャージ
されること。
【0044】(2-7) 1個のメモリセルで1ビットの情報
を記憶すること。 (2-8) 2個のメモリセルで1ビットの情報を記憶するこ
と。
【0045】(2-9) メモリセルアレイにはダミーセルが
含まれ、ダミーセルは、少なくとも1個以上複数直列接
続されたトランジスタから構成されるダミーユニットを
含み、ダミーユニットの一端はビット線に接続され、他
端は接地電源線或いは内部電源線に接続され、ダミーユ
ニットを構成するトランジスタのゲート電圧を制御する
ことにより、ダミーユニットを流れる電流は、“1”デ
ータ読み出し時は増幅用トランジスタに流れる電流より
小さく、“0”データ読み出し時は増幅用トランジスタ
に流れる電流より大きいこと。
【0046】(3)セルブロックを複数配設してメモリ
セルアレイを構成した半導体記憶装置であって、前記セ
ルブロックは、セルトランジスタと強誘電体キャパシタ
を並列接続してなる不揮発性のメモリセルが複数個直列
接続されたブロックユニットと、このブロックユニット
の一端にゲート端子が接続され、ドレイン端子がビット
線に接続された増幅用トランジスタと、前記ブロックユ
ニットの一端にソース端子が接続され、ドレイン端子が
前記ビット線に接続された書き込み用トランジスタとを
具備してなることを特徴とする。
【0047】(3-1) ブロックユニットの他端は、プレー
ト線に接続されること。 (3-2) ブロックユニットの他端は、選択用トランジスタ
を介してプレート線に接続されること。
【0048】(3-3) ブロックユニットの一端と内部電源
線との間に、メモリセルの強誘電体キャパシタとは別の
強誘電体キャパシタ、或いは常誘電体キャパシタが接続
されること。 (3-4) セルトランジスタのゲートはワード線に接続され
ること。
【0049】(3-5) スタンドバイ時、セルトランジスタ
のドレイン,ソース端子は0Vになること。 (3-6) ビット線は、アクティブ時に0Vから VBLH の間
を振幅し、スタンドバイ時に(1/2)VBLH にプリチャージ
されること。
【0050】(3-7) 1個のメモリセルで1ビットの情報
を記憶すること。 (3-8) 2個のメモリセルで1ビットの情報を記憶するこ
と。
【0051】(3-9) メモリセルの読み出しセル信号は、
増幅用トランジスタで増幅されてビット線に読み出さ
れ、ビット線からメモリセルへのデータの書き込みは書
き込み用トランジスタを介して行うこと。
【0052】(3-10)メモリセルアレイにはダミーセルが
含まれ、ダミーセルは、少なくとも1個以上複数直列接
続されたトランジスタから構成されるダミーユニットを
含み、ダミーユニットの一端はビット線に接続され、他
端は接地電源線或いは内部電源線に接続され、ダミーユ
ニットを構成するトランジスタのゲート電圧を制御する
ことにより、ダミーユニットを流れる電流は、“1”デ
ータ読み出し時は増幅用トランジスタに流れる電流より
小さく、“0”データ読み出し時は増幅用トランジスタ
に流れる電流より大きいこと。
【0053】(4)セルブロックを複数配設してメモリ
セルアレイを構成した半導体記憶装置であって、前記セ
ルブロックは、セルトランジスタと強誘電体キャパシタ
を並列接続してなる不揮発性のメモリセルが複数個直列
接続された第1,第2のブロックユニットと、第1のブ
ロックユニットの一端にゲート端子が接続され、ドレイ
ン端子が第2のビット線に接続された第1の増幅用トラ
ンジスタと、第1のブロックユニットの一端にソース端
子が接続され、ドレイン端子が第1のビット線に接続さ
れた第1の書き込み用トランジスタと、第2のブロック
ユニットの一端にゲート端子が接続され、ドレイン端子
が第1のビット線に接続された第2の増幅用トランジス
タと、第2のブロックユニットの一端にソース端子が接
続され、ドレイン端子が第2のビット線に接続された第
2の書き込み用トランジスタとを具備してなることを特
徴とする。
【0054】(4-1) 第1,第2のビット線は対をなし、
同一のセンスアンプ回路に接続されること。 (4-2) 第1,第2のブロックユニットの各他端は、それ
ぞれプレート線に接続されること。 (4-3) 第1のブロックユニットの他端は、第1の選択用
トランジスタを介してプレート線に接続され、第2のブ
ロックユニットの他端は、第2の選択用トランジスタを
介してプレート線に接続されること。
【0055】(4-4) 第1のブロックユニットの他端は第
1のプレート線に接続され、第2のブロックユニットの
他端は第2プレート線に接続されること。 (4-5) 第1のブロックユニットの他端は、第1の選択用
トランジスタを介して第1のプレート線に接続され、第
2のブロックユニットの他端は、第2の選択用トランジ
スタを介して第2のプレート線に接続されること。
【0056】(4-6) 第1のブロックユニットの一端と内
部電源線との間に、メモリセルの強誘電体キャパシタと
は別の強誘電体キャパシタ、或いは常誘電体キャパシタ
が接続され、第2のブロックユニットの一端と内部電源
線との間に、メモリセルの強誘電体キャパシタとは別の
強誘電体キャパシタ、或いは常誘電体キャパシタが接続
されること。
【0057】(4-7) セルトランジスタのゲートはワード
線に接続されること。 (4-8) スタンドバイ時、セルトランジスタのドレイン,
ソース端子は0Vになること。 (4-9) 第1,第2のビット線は、アクティブ時に0Vか
ら VBLH の間を振幅し、スタンドバイ時に(1/2)VBLH に
プリチャージされること。
【0058】(4-10)メモリセルの読み出しセル信号は、
第1の増幅用トランジスタで増幅されて第2ビット線に
読み出されるか、或いは第2の増幅用トランジスタで増
幅されて第1のビット線に読み出されるか、又はその両
方であること。 (4-11)第1のビット線からメモリセルへのデータの書き
込みは第1の書き込み用トランジスタを介して行い、第
2のビット線からメモリセルへのデータの書き込みは第
2の書き込み用トランジスタを介して行うこと。
【0059】(4-12)1個のメモリセルで1ビットの情報
を記憶すること。 (4-13)2個のメモリセルで1ビットの情報を記憶するこ
と。
【0060】(4-14)メモリセルアレイにはダミーセルが
含まれ、ダミーセルは、少なくとも1個以上複数直列接
続されたトランジスタから構成されるダミーユニットを
含み、ダミーユニットの一端は第1のビット線或いは第
2のビット線に接続され、他端は接地電源線或いは内部
電源線に接続され、ダミーユニットを構成するトランジ
スタのゲート電圧を制御することにより、ダミーユニッ
トを流れる電流は、“1”データ読み出し時は増幅用ト
ランジスタに流れる電流より小さく、“0”データ読み
出し時は増幅用トランジスタに流れる電流より大きいこ
と。
【0061】(5)セルブロックを複数配設してメモリ
セルアレイを構成した半導体記憶装置であって、前記セ
ルブロックは、セルトランジスタと強誘電体キャパシタ
を並列接続してなる不揮発性のメモリセルが複数個直列
接続された第1,第2,第3,第4のブロックユニット
と、第1及び第3のブロックユニットの共通接続された
各一端にゲート端子が接続され、ドレイン端子が第2の
ビット線に接続された第1の増幅用トランジスタと、第
1及び第3のブロックユニットの共通接続された前記一
端にソース端子が接続され、ドレイン端子が第1のビッ
ト線に接続された第1の書き込み用トランジスタと、第
2及び第4のブロックユニットの共通接続された各一端
にゲート端子が接続され、ドレイン端子が第1のビット
線に接続された第2の増幅用トランジスタと、第2及び
第4のブロックユニットの共通接続された前記一端にソ
ース端子が接続され、ドレイン端子が第2のビット線に
接続された第2の書き込み用トランジスタとを具備して
なることを特徴とする。
【0062】(5-1) 第1,第2のビット線は対をなし、
同一のセンスアンプ回路に接続されること。 (5-2) 第1のブロックユニットの他端は第1のプレート
線に接続され、第2のブロックユニットの他端は第2の
プレート線に接続されること。
【0063】(5-3) 第1のブロックユニットの他端は、
第1選択用トランジスタを介して第1のプレート線に接
続され、第2のブロックユニットの他端は、第2の選択
用トランジスタを介して第1のプレート線に接続され、
第3のブロックユニットの他端は、第3の選択用トラン
ジスタを介して第2のプレート線に接続され、第4のブ
ロックユニットの他端は、第4の選択用トランジスタを
介して第2のプレート線に接続されること。
【0064】(5-4) 第1のブロックユニットの他端は第
1のプレート線に接続され、第2のブロックユニットの
他端は第2プレート線に接続され、第3のブロックユニ
ットの他端は第3のプレート線に接続され、第4のブロ
ックユニットの他端は第4プレート線に接続されるこ
と。
【0065】(5-5) 第1のブロックユニットの他端は、
第1の選択用トランジスタを介して第1のプレート線に
接続され、第2のブロックユニットの他端は、第2の選
択用トランジスタを介して第2のプレート線に接続さ
れ、第3のブロックユニットの他端は、第3の選択用ト
ランジスタを介して第3のプレート線に接続され、第4
のブロックユニットの他端は、第4の選択用トランジス
タを介して第4のプレート線に接続されること。
【0066】(5-6) 第1のブロックユニットの一端と内
部電源線との間に、メモリセルの強誘電体キャパシタと
は別の強誘電体キャパシタ、或いは常誘電体キャパシタ
が接続され、第2のブロックユニットの一端と内部電源
線との間に、メモリセルの強誘電体キャパシタとは別の
強誘電体キャパシタ、或いは常誘電体キャパシタが接続
されること。
【0067】(5-7) セルトランジスタのゲートはワード
線に接続されること。 (5-8) スタンドバイ時、セルトランジスタのドレイン,
ソース端子は0Vになること。 (5-9) 第1,第2のビット線は、アクティブ時に0Vか
ら VBLH の間を振幅し、スタンドバイ時に(1/2)VBLH に
プリチャージされること。
【0068】(5-10)メモリセルの読み出しセル信号は、
第1の増幅用トランジスタで増幅されて第2ビット線に
読み出されるか、或いは第2の増幅用トランジスタで増
幅されて第1のビット線に読み出されるか、又はその両
方であること。 (5-11)第1のビット線からメモリセルへのデータの書き
込みは第1の書き込み用トランジスタを介して行い、第
2のビット線からメモリセルへのデータの書き込みは第
2の書き込み用トランジスタを介して行うこと。
【0069】(5-12)1個のメモリセルで1ビットの情報
を記憶すること。 (5-13)2個のメモリセルで1ビットの情報を記憶するこ
と。
【0070】(5-14)メモリセルアレイにはダミーセルが
含まれ、ダミーセルは、少なくとも1個以上複数直列接
続されたトランジスタから構成されるダミーユニットを
含み、ダミーユニットの一端は第1のビット線或いは第
2のビット線接続され、他端は接地電源線或いは内部電
源線に接続され、ダミーユニットを構成するトランジス
タのゲート電圧を制御することにより、ダミーユニット
を流れる電流は、“1”データ読み出し時は増幅用トラ
ンジスタに流れる電流より小さく、“0”データ読み出
し時は増幅用トランジスタに流れる電流より大きいこ
と。
【0071】(6)セルブロックを複数配設してメモリ
セルアレイを構成した半導体記憶装置であって、前記セ
ルブロックは、セルトランジスタと強誘電体キャパシタ
を並列接続してなる不揮発性のメモリセルが複数個直列
接続された第1,第2のブロックユニットと、第1及び
第2のブロックユニットの共通接続された各一端にゲー
ト端子が接続され、ドレイン端子がビット線に接続され
た増幅用トランジスタと、第1及び第2のブロックユニ
ットの共通接続された各一端にソース端子が接続され、
ドレイン端子が前記ビット線に接続された書き込み用ト
ランジスタとを具備してなることを特徴とする。
【0072】(6-1) 第1のブロックユニットの他端は第
1のプレート線に接続され、第2のブロックユニットの
他端は第2のプレート線に接続されること。 (6-2) 第1のブロックユニットの他端は第1の選択用ト
ランジスタを介して第1のプレート線に接続され、第2
のブロックユニットの他端は第2の選択用トランジスタ
を介して第2のプレート線に接続されること。
【0073】(6-3) 第1のブロックユニットの一端と内
部電源線との間に、メモリセルの強誘電体キャパシタと
は別の強誘電体キャパシタ、或いは常誘電体キャパシタ
が接続されること。
【0074】(6-4) セルトランジスタのゲートはワード
線に接続されること。 (6-5) スタンドバイ時、セルトランジスタのドレイン,
ソース端子は0Vになること。 (6-6) ビット線は、アクティブ時に0Vから VBLH の間
を振幅し、スタンドバイ時に(1/2)VBLH にプリチャージ
されること。 (6-6) 第1,第2のビット線は、アクティブ時に0Vか
ら VBLH の間を振幅し、スタンドバイ時に(1/2)VBLH に
プリチャージされること。
【0075】(6-7) メモリセルの読み出しセル信号は、
増幅用トランジスタで増幅されてビット線に読み出さ
れ、ビット線からメモリセルへのデータの書き込みは書
き込み用トランジスタを介して行うこと。 (6-8) メモリセルの読み出しセル信号は、第1の増幅用
トランジスタで増幅されて第2ビット線に読み出される
か、或いは第2の増幅用トランジスタで増幅されて第1
のビット線に読み出されるか、又はその両方であるこ
と。
【0076】(6-9) 第1のビット線からメモリセルへの
データの書き込みは第1の書き込み用トランジスタを介
して行い、第2のビット線からメモリセルへのデータの
書き込みは第2の書き込み用トランジスタを介して行う
こと。
【0077】(6-10)1個のメモリセルで1ビットの情報
を記憶すること。 (6-11)2個のメモリセルで1ビットの情報を記憶するこ
と。
【0078】(6-12)メモリセルアレイにはダミーセルが
含まれ、ダミーセルは、少なくとも1個以上複数直列接
続されたトランジスタから構成されるダミーユニットを
含み、ダミーユニットの一端はビット線に接続され、他
端は接地電源線或いは内部電源線に接続され、ダミーユ
ニットを構成するトランジスタのゲート電圧を制御する
ことにより、ダミーユニットを流れる電流は、“1”デ
ータ読み出し時は増幅用トランジスタに流れる電流より
小さく、“0”データ読み出し時は増幅用トランジスタ
に流れる電流より大きいこと。
【0079】(7)強誘電体キャパシタを用いた不揮発
性のメモリセルを用いた半導体記憶装置であって、ワー
ド線をゲート端子に接続したセルトランジスタに強誘電
体キャパシタを並列接続して不揮発性のメモリセルを構
成し、前記メモリセルを複数個直列接続したブロックユ
ニットと少なくとも1つの選択トランジスタを直列接続
してセルブロックを構成し、前記複数のセルブロック
と、各セルブロックの一端が表面に接続されるサブビッ
ト線と、該サブビット線に入力端が接続され、出力端が
ビット線に接続される増幅回路とを含んでセルセグメン
トを構成し、前記ビット線の複数本と、該ビット線の各
々に接続される複数のセルセグメントとをワード線方向
に配設してメモリセルアレイを構成してなることを特徴
とする。
【0080】(8)強誘電体キャパシタを用いた不揮発
性のメモリセルを用いた半導体記憶装置であって、ワー
ド線をゲート端子に接続したセルトランジスタに強誘電
体キャパシタを並列接続して不揮発性のメモリセルを構
成し、前記メモリセルを複数個直列接続したブロックユ
ニットと少なくとも1つの選択トランジスタを直列接続
してそれぞれ複数の第1,第2のセルブロックを構成
し、第1,第2のセルブロックと、第1のセルブロック
の各一端に接続される第1のサブビット線と、第2のセ
ルブロックの各一端に接続される第2のサブビット線
と、第1のサブビット線にゲート端子が接続され、ドレ
イン端子が第2のビット線に接続された第1の増幅用ト
ランジスタと、第1のサブビット線にソース端子が接続
され、ドレイン端子が第2のビット線と対を成す第1の
ビット線に接続された第1の書き込み用トランジスタ
と、第2のサブビット線にゲート端子が接続され、ドレ
イン端子が第1のビット線に接続された第2の増幅用ト
ランジスタと、第2のサブビット線にソース端子が接続
され、ドレイン端子が第2のビット線に接続された第2
の書き込み用トランジスタとを含んでセルセグメントを
構成し、第1及び第2のビット線の複数対と、該ビット
線対に接続される複数のセルセグメントとをワード線方
向に配設してメモリセルアレイを構成してなることを特
徴とする。
【0081】(8-1) セルセグメントにおいて、第1のサ
ブビット線にドレイン端子が接続され、ソース端子が接
地線或いは内部電源線に接続された第1のプリチャージ
用トランジスタと、第2のサブビット線にドレイン端子
が接続され、ソース端子が接地線或いは内部電源線に接
続された第2のプリチャージ用トランジスタとを含むこ
と。
【0082】(8-2) セルアレイにおいて、第1のビット
線と第2のビット線が同一のセンスアンプに接続され、
センスアンプがワード線方向に複数配設されること。 (8-3) セルブロックの他端はプレート電極に接続される
こと。
【0083】(8-4) 第1のサブビット線に読み出された
メモリセルのセル信号は、第1の増幅用トランジスタで
増幅されて第2ビット線に読み出され、第2のサブビッ
ト線に読み出されたメモリセルのセル信号は、第2の増
幅用トランジスタで増幅されて第1のビット線に読み出
されること。
【0084】(8-5) 第1のビット線からメモリセルへの
データの書き込みは第1の書き込み用トランジスタを介
して行い、第2のビット線からメモリセルへのデータの
書き込みは第2の書き込み用トランジスタを介して行う
こと。
【0085】(8-6) 第1,第2のビット線は、アクティ
ブ時に0Vから VBLH の間を振幅し、スタンドバイ時に
(1/2)VBLH にプリチャージされること。 (8-7) 選択されたセルセグメントにおける第1,第2の
サブビット線のいずれか一方或いは両方は、アクティブ
時に0Vから VBLH の間を振幅し、スタンドバイ時に0
Vにプリチャージされること。
【0086】(8-8) 1個の前記メモリセルで1ビットの
情報を記憶すること。 (8-9) 2個のメモリセルで1ビットの情報を記憶するこ
と。
【0087】(8-10)第1の増幅用トランジスタのドレイ
ン端子は第1の読み出し用トランジスタを介して第2の
ビット線に接続され、第2の増幅用トランジスタのドレ
イン端子は第2の読み出し用トランジスタを介して第1
のビット線に接続されること。
【0088】(8-11)メモリセルアレイにはダミーセルが
含まれ、ダミーセルは、少なくとも1個以上複数直列接
続されたトランジスタから構成されるダミーユニットを
含み、ダミーユニットの一端は第1のビット線或いは第
2のビット線接続され、他端は接地電源線或いは内部電
源線に接続され、ダミーユニットを構成するトランジス
タのゲート電圧を制御することにより、ダミーユニット
を流れる電流は、“1”データ読み出し時は増幅用トラ
ンジスタに流れる電流より小さく、“0”データ読み出
し時は増幅用トランジスタに流れる電流より大きいこ
と。
【0089】(9)強誘電体キャパシタを用いた不揮発
性のメモリセルを用いた半導体記憶装置であって、ワー
ド線をゲート端子に接続したセルトランジスタに強誘電
体キャパシタを並列接続して不揮発性のメモリセルを構
成し、前記メモリセルを複数個直列接続したブロックユ
ニットと少なくとも1つの選択トランジスタを直列接続
してそれぞれ複数の第1,第2のセルブロックを構成
し、第1,第2のセルブロックと、第1のセルブロック
の各一端に接続される第1のサブビット線と、第2のセ
ルブロックの各一端に接続される第2のサブビット線
と、第1のサブビット線にゲート端子が接続され、ドレ
イン端子が第1のビット線に接続された第1の増幅用ト
ランジスタと、第1のサブビット線にソース端子が接続
され、ドレイン端子が第1のビット線に接続された第1
の書き込み用トランジスタと、第2のサブビット線にゲ
ート端子が接続され、ドレイン端子が第1のビット線と
対を成す第2のビット線に接続された第2の増幅用トラ
ンジスタと、第2のサブビット線にソース端子が接続さ
れ、ドレイン端子が第2のビット線に接続された第2の
書き込み用トランジスタとを含んでセルセグメントを構
成し、第1及び第2のビット線の複数対と、該ビット線
対に接続される複数のセルセグメントとをワード線方向
に配設してメモリセルアレイを構成してなることを特徴
とする。
【0090】(9-1) セルセグメントにおいて、第1のサ
ブビット線にドレイン端子が接続され、ソース端子が接
地線或いは内部電源線に接続された第1のプリチャージ
用トランジスタと、第2のサブビット線にドレイン端子
が接続され、ソース端子が接地線或いは内部電源線に接
続された第2のプリチャージ用トランジスタとを含むこ
と。
【0091】(9-2) セルアレイにおいて、第1のビット
線と第2のビット線が同一のセンスアンプに接続され、
センスアンプがワード線方向に複数配設されること。 (9-3) セルブロックの他端はプレート電極に接続される
こと。
【0092】(9-4) 第1のサブビット線に読み出された
メモリセルのセル信号は、第1の増幅用トランジスタで
増幅されて第1ビット線に読み出され、第2のサブビッ
ト線に読み出されたメモリセルのセル信号は、第2の増
幅用トランジスタで増幅されて第2のビット線に読み出
されること。
【0093】(9-5) 第1のビット線からメモリセルへの
データの書き込みは第1の書き込み用トランジスタを介
して行い、第2のビット線からメモリセルへのデータの
書き込みは第2の書き込み用トランジスタを介して行う
こと。
【0094】(9-6) 第1,第2のビット線は、アクティ
ブ時に0Vから VBLH の間を振幅し、スタンドバイ時に
(1/2)VBLH にプリチャージされること。 (9-7) 選択されたセルセグメントにおける第1,第2の
サブビット線のいずれか一方或いは両方は、アクティブ
時に0Vから VBLH の間を振幅し、スタンドバイ時に0
Vにプリチャージされること。
【0095】(9-8) 1個の前記メモリセルで1ビットの
情報を記憶すること。 (9-9) 2個のメモリセルで1ビットの情報を記憶するこ
と。
【0096】(9-10)第1の増幅用トランジスタのドレイ
ン端子は第1の読み出し用トランジスタを介して第1の
ビット線に接続され、第2の増幅用トランジスタのドレ
イン端子は第2の読み出し用トランジスタを介して第2
のビット線に接続されること。
【0097】(9-11)メモリセルアレイにはダミーセルが
含まれ、ダミーセルは、少なくとも1個以上複数直列接
続されたトランジスタから構成されるダミーユニットを
含み、ダミーユニットの一端は第1のビット線或いは第
2のビット線接続され、他端は接地電源線或いは内部電
源線に接続され、ダミーユニットを構成するトランジス
タのゲート電圧を制御することにより、ダミーユニット
を流れる電流は、“1”データ読み出し時は増幅用トラ
ンジスタに流れる電流より小さく、“0”データ読み出
し時は増幅用トランジスタに流れる電流より大きいこ
と。
【0098】(10)強誘電体キャパシタを用いたフハツ
セイのメモリセルを用いた半導体記憶装置であって、ワ
ード線にゲート端子が接続され、ドレイン端子がサブビ
ット線に接続されたセルトランジスタと、このセルトラ
ンジスタのソース端子に一端が接続され、他端がプレー
ト線に他端を接続された強誘電体キャパシタとから1個
の不揮発性メモリセルを構成し、前記サブビット線と、
該サブビット線に複数接続される前記メモリセルと、前
記サブビット線に入力端が接続され、出力端がビット線
に接続された増幅回路とを含んでセルセグメントを構成
し、前記ビット線の複数本と、該ビット線の各々に接続
される複数のセルセグメントとをワード線方向に配設し
てメモリセルアレイを構成してなることを特徴とする。
【0099】(11)強誘電体キャパシタを用いたフハツ
セイのメモリセルを用いた半導体記憶装置であって、ワ
ード線にゲート端子が接続され、ドレイン端子が第1或
いは第2のサブビット線に接続されセルトランジスタ
と、このセルトランジスタのソース端子に一端が接続さ
れ、他端がプレート線に接続された強誘電体キャパシタ
とから1個の不揮発性メモリセルを構成し、第1及び第
2のサブビット線と、第1のサブビット線の各々に接続
される複数の前記メモリセルと、第2のサブビット線の
各々に接続される前記複数のメモリセルと、第1のサブ
ビット線にゲート端子が接続され、ドレイン端子が第2
のビット線に接続された第1の増幅用トランジスタと、
第1のサブビット線にソース端子が接続され、ドレイン
端子が第2のビット線と対を成す第1のビット線に接続
された第1の書き込み用トランジスタと、第2のサブビ
ット線にゲート端子が接続され、ドレイン端子が第1の
ビット線に接続された第2の増幅用トランジスタと、第
2のサブビット線にソース端子が接続され、ドレイン端
子が第2のビット線に接続された第2の書き込み用トラ
ンジスタとを含んでセルセグメントを構成し、第1及び
第2のビット線の複数対と、該ビット線対に接続される
複数のセルセグメントとをワード線方向に配設してメモ
リセルアレイを構成してなることを特徴とする。
【0100】(11-1)セルセグメントにおいて、第1のサ
ブビット線にドレイン端子が接続され、ソース端子が接
地線或いは内部電源線に接続された第1の読み出し用ト
ランジスタと、第2のサブビット線にドレイン端子が接
続され、ソース端子が接地線或いは内部電源線に接続さ
れた第2の読み出し用トランジスタとを含むこと。 (11-2)セルアレイにいて、第1のビット線と第2のビッ
ト線が同一のセンスアンプに接続され、センスアンプが
ワード線方向に複数配設されていること。
【0101】(11-3)第1のサブビット線に読み出された
メモリセルのセル信号は第1の増幅用トランジスタで増
幅されて第2ビット線に読み出され、第2のサブビット
線に読み出されたメモリセルのセル信号は第2の増幅用
トランジスタで増幅されて第1のビット線に読み出され
ること。 (11-4)第1のビット線からメモリセルへのデータの書き
込みは第1の書き込み用トランジスタを介して行い、第
2のビット線からメモリセルへのデータの書き込みは第
2の書き込み用トランジスタを介して行うこと。
【0102】(11-5)第1,第2のビット線は、アクティ
ブ時に0Vから VBLH の間を振幅し、スタンドバイ時に
(1/2)VBLH にプリチャージされること。 (11-6)選択されたセルセグメントにおける第1,第2の
サブビット線のいずれか一方或いは両方は、アクティブ
時に0Vから VBLH の間を振幅し、スタンドバイ時に0
Vにプリチャージされること。
【0103】(11-7)1個のメモリセルで1ビットの情報
を記憶すること。 (11-8)2個のメモリセルで1ビットの情報を記憶するこ
と。
【0104】(11-9)第1の増幅用トランジスタのドレイ
ン端子は、第1の読み出し用トランジスタを介して第2
のビット線に接続され、第2の増幅用トランジスタのド
レイン端子は、第2の読み出し用トランジスタを介して
第1のビット線に接続されること。
【0105】(11-10) メモリセルアレイにはダミーセル
が含まれ、ダミーセルは、少なくとも1個以上複数直列
接続されたトランジスタから構成されるダミーユニット
を含み、ダミーユニットの一端は第1のビット線或いは
第2のビット線接続され、他端は接地電源線或いは内部
電源線に接続され、ダミーユニットを構成するトランジ
スタのゲート電圧を制御することにより、ダミーユニッ
トを流れる電流は、“1”データ読み出し時は増幅用ト
ランジスタに流れる電流より小さく、“0”データ読み
出し時は増幅用トランジスタに流れる電流より大きいこ
と。
【0106】(12)強誘電体キャパシタを用いた不揮発
性のメモリセルを用いた半導体記憶装置であって、ワー
ド線にゲート端子が接続され、ドレイン端子が第1或い
は第2のサブビット線に接続されセルトランジスタと、
このセルトランジスタのソース端子に一端が接続され、
他端がプレート線に接続された強誘電体キャパシタとか
ら1個の不揮発性メモリセルを構成し、第1及び第2の
サブビット線と、第1のサブビット線の各々に接続され
る複数の前記メモリセルと、第2のサブビット線の各々
に接続される前記複数のメモリセルと、第1のサブビッ
ト線にゲート端子が接続され、ドレイン端子が第1のビ
ット線に接続された第1の増幅用トランジスタと、第1
のサブビット線にソース端子が接続され、ドレイン端子
が第1のビット線に接続された第1の書き込み用トラン
ジスタと、第2のサブビット線にゲート端子が接続さ
れ、ドレイン端子が第1のビット線と対を成す第2のビ
ット線に接続された第2の増幅用トランジスタと、第2
のサブビット線にソース端子が接続され、ドレイン端子
が第2のビット線に接続された第2の書き込み用トラン
ジスタとを含んでセルセグメントを構成し、第1及び第
2のビット線の複数対と、該ビット線対に接続される複
数のセルセグメントとをワード線方向に配設してメモリ
セルアレイを構成してなることを特徴とする。
【0107】(12-1)セルセグメントにおいて、第1のサ
ブビット線にドレイン端子が接続され、ソース端子が接
地線或いは内部電源線に接続された第1の読み出し用ト
ランジスタと、第2のサブビット線にドレイン端子が接
続され、ソース端子が接地線或いは内部電源線に接続さ
れた第2の読み出し用トランジスタとを含むこと。 (12-2)セルアレイにいて、第1のビット線と第2のビッ
ト線が同一のセンスアンプに接続され、センスアンプが
ワード線方向に複数配設されていること。
【0108】(12-3)第1のサブビット線に読み出された
メモリセルのセル信号は、第1の増幅用トランジスタで
増幅されて第1ビット線に読み出され、第2のサブビッ
ト線に読み出されたメモリセルのセル信号は、第2の増
幅用トランジスタで増幅されて第2のビット線に読み出
されること。
【0109】(12-4)第1のビット線からメモリセルへの
データの書き込みは第1の書き込み用トランジスタを介
して行い、第2のビット線からメモリセルへのデータの
書き込みは第2の書き込み用トランジスタを介して行う
こと。
【0110】(12-5)第1,第2のビット線は、アクティ
ブ時に0Vから VBLH の間を振幅し、スタンドバイ時に
(1/2)VBLH にプリチャージされること。 (12-6)選択されたセルセグメントにおける第1,第2の
サブビット線のいずれか一方或いは両方は、アクティブ
時に0Vから VBLH の間を振幅し、スタンドバイ時に0
Vにプリチャージされること。
【0111】(12-7)1個のメモリセルで1ビットの情報
を記憶すること。 (12-8)2個のメモリセルで1ビットの情報を記憶するこ
と。
【0112】(12-9)第1の増幅用トランジスタのドレイ
ン端子は、第1の読み出し用トランジスタを介して第1
のビット線に接続され、第2の増幅用トランジスタのド
レイン端子は、第2の読み出し用トランジスタを介して
第2のビット線に接続されること。
【0113】(12-10) メモリセルアレイにはダミーセル
が含まれ、ダミーセルは、少なくとも1個以上複数直列
接続されたトランジスタから構成されるダミーユニット
を含み、ダミーユニットの一端は第1のビット線或いは
第2のビット線接続され、他端は接地電源線或いは内部
電源線に接続され、ダミーユニットを構成するトランジ
スタのゲート電圧を制御することにより、ダミーユニッ
トを流れる電流は、“1”データ読み出し時は増幅用ト
ランジスタに流れる電流より小さく、“0”データ読み
出し時は増幅用トランジスタに流れる電流より大きいこ
と。
【0114】(13)トランジスタとキャパシタからなる
メモリセルを用いた半導体記憶装置であって、ワード線
にゲート端子が接続され、ドレイン端子がサブビット線
に接続されたセルトランジスタと、このセルトランジス
タのソース端子に一端が接続され、他端がプレート線に
接続された常誘電体キャパシタとから1個のメモリセル
を構成し、前記サブビット線と、該サブビット線に複数
接続される前記メモリセルと、前記サブビット線に入力
端が接続され、出力端がビット線に接続された増幅回路
とを含んでセルセグメントを構成し、前記ビット線の複
数本と、該ビット線の各々に接続される複数のセルセグ
メントとをワード線方向に配設してメモリセルアレイを
構成してなることを特徴とする。
【0115】(14)トランジスタとキャパシタからなる
メモリセルを用いた半導体記憶装置であって、ワード線
にゲート端子が接続され、ドレイン端子が第1或いは第
2のサブビット線に接続されたセルトランジスタと、こ
のセルトランジスタのソース端子に一端が接続され、他
端がプレート線に接続された常誘電体キャパシタとから
1個のメモリセルを構成し、第1及び第2のサブビット
線と、第1のサブビット線の各々に接続される複数の前
記メモリセルと、第2のサブビット線の各々に接続され
る複数の前記メモリセルと、第1のサブビット線にゲー
ト端子が接続され、ドレイン端子が第2のビット線に接
続された第1の増幅用トランジスタと、第1のサブビッ
ト線にソース端子が接続され、ドレイン端子が第2のビ
ット線と対を成す第1のビット線に接続された第1の書
き込み用トランジスタと、第2のサブビット線にゲート
端子が接続され、ドレイン端子が第1のビット線に接続
された第2の増幅用トランジスタと、第2のサブビット
線にソース端子が接続され、ドレイン端子が第2のビッ
ト線に接続された第2の書き込み用トランジスタとを含
んでセルセグメントを構成し、第1及び第2のビット線
の複数対と、該ビット線対に接続される複数のセルセグ
メントとをワード線方向に配設してメモリセルアレイを
構成してなることを特徴とする。
【0116】(14-1)セルセグメントにおいて、第1のサ
ブビット線にドレイン端子が接続され、ソース端子が接
地線或いは内部電源線に接続された第1の読み出し用ト
ランジスタと、第2のサブビット線にドレイン端子が接
続され、ソース端子が接地線或いは内部電源線に接続さ
れた第2の読み出し用トランジスタとを含むこと。 (14-2)セルアレイにいて、第1のビット線と第2のビッ
ト線が同一のセンスアンプに接続され、センスアンプが
ワード線方向に複数配設されていること。
【0117】(14-3)第1のサブビット線に読み出された
メモリセルのセル信号は第1の増幅用トランジスタで増
幅されて第2ビット線に読み出され、第2のサブビット
線に読み出されたメモリセルのセル信号は第2の増幅用
トランジスタで増幅されて第1のビット線に読み出され
ること。 (14-4)第1のビット線からメモリセルへのデータの書き
込みは第1の書き込み用トランジスタを介して行い、第
2のビット線からメモリセルへのデータの書き込みは第
2の書き込み用トランジスタを介して行うこと。
【0118】(14-5)第1,第2のビット線は、アクティ
ブ時に0Vから VBLH の間を振幅し、スタンドバイ時に
(1/2)VBLH にプリチャージされること。 (14-6)選択されたセルセグメントにおける第1,第2の
サブビット線のいずれか一方或いは両方は、アクティブ
時に0Vから VBLH の間を振幅し、スタンドバイ時に0
Vにプリチャージされること。
【0119】(14-7)1個のメモリセルで1ビットの情報
を記憶すること。 (14-8)2個のメモリセルで1ビットの情報を記憶するこ
と。
【0120】(14-9)第1の増幅用トランジスタのドレイ
ン端子は、第1の読み出し用トランジスタを介して第2
のビット線に接続され、第2の増幅用トランジスタのド
レイン端子は、第2の読み出し用トランジスタを介して
第1のビット線に接続されること。
【0121】(14-10) メモリセルアレイにはダミーセル
が含まれ、ダミーセルは、少なくとも1個以上複数直列
接続されたトランジスタから構成されるダミーユニット
を含み、ダミーユニットの一端は第1のビット線或いは
第2のビット線接続され、他端は接地電源線或いは内部
電源線に接続され、ダミーユニットを構成するトランジ
スタのゲート電圧を制御することにより、ダミーユニッ
トを流れる電流は、“1”データ読み出し時は増幅用ト
ランジスタに流れる電流より小さく、“0”データ読み
出し時は増幅用トランジスタに流れる電流より大きいこ
と。
【0122】(15)トランジスタとキャパシタからなる
メモリセルを用いた半導体記憶装置であって、ワード線
にゲート端子が接続され、ドレイン端子が第1或いは第
2のサブビット線に接続されたセルトランジスタと、こ
のセルトランジスタのソース端子に一端が接続され、他
端がプレート線に接続された常誘電体キャパシタとから
1個のメモリセルを構成し、第1及び第2のサブビット
線と、第1のサブビット線の各々に接続される複数の前
記メモリセルと、第2のサブビット線の各々に接続され
る前記複数のメモリセルと、第1のサブビット線にゲー
ト端子が接続され、ドレイン端子が第1のビット線に接
続された第1の増幅用トランジスタと、第1のサブビッ
ト線にソース端子が接続され、ドレイン端子が第1のビ
ット線に接続された第1の書き込み用トランジスタと、
第2のサブビット線にゲート端子が接続され、ドレイン
端子が第1のビット線と対を成す第2のビット線に接続
された第2の増幅用トランジスタと、第2のサブビット
線にソース端子が接続され、ドレイン端子が第2のビッ
ト線に接続された第2の書き込み用トランジスタとを含
んでセルセグメントを構成し、第1及び第2のビット線
の複数対と、該ビット線対に接続される複数のセルセグ
メントとをワード線方向に配設してメモリセルアレイを
構成してなることを特徴とする。
【0123】(15-1)セルセグメントにおいて、第1のサ
ブビット線にドレイン端子が接続され、ソース端子が接
地線或いは内部電源線に接続された第1の読み出し用ト
ランジスタと、第2のサブビット線にドレイン端子が接
続され、ソース端子が接地線或いは内部電源線に接続さ
れた第2の読み出し用トランジスタとを含むこと。 (15-2)セルアレイにいて、第1のビット線と第2のビッ
ト線が同一のセンスアンプに接続され、センスアンプが
ワード線方向に複数配設されていること。
【0124】(15-3)第1のサブビット線に読み出された
メモリセルのセル信号は、第1の増幅用トランジスタで
増幅されて第1ビット線に読み出され、第2のサブビッ
ト線に読み出されたメモリセルのセル信号は、第2の増
幅用トランジスタで増幅されて第2のビット線に読み出
されること。 (15-4)第1のビット線からメモリセルへのデータの書き
込みは第1の書き込み用トランジスタを介して行い、第
2のビット線からメモリセルへのデータの書き込みは第
2の書き込み用トランジスタを介して行うこと。
【0125】(15-5)第1,第2のビット線は、アクティ
ブ時に0Vから VBLH の間を振幅し、スタンドバイ時に
(1/2)VBLH にプリチャージされること。 (15-6)選択されたセルセグメントにおける第1,第2の
サブビット線のいずれか一方或いは両方は、アクティブ
時に0Vから VBLH の間を振幅し、スタンドバイ時に0
Vにプリチャージされること。
【0126】(15-7)1個のメモリセルで1ビットの情報
を記憶すること。 (15-8)2個のメモリセルで1ビットの情報を記憶するこ
と。
【0127】(15-9)第1の増幅用トランジスタのドレイ
ン端子は、第1の読み出し用トランジスタを介して第1
のビット線に接続され、第2の増幅用トランジスタのド
レイン端子は、第2の読み出し用トランジスタを介して
第2のビット線に接続されること。
【0128】(15-10) メモリセルアレイにはダミーセル
が含まれ、ダミーセルは、少なくとも1個以上複数直列
接続されたトランジスタから構成されるダミーユニット
を含み、ダミーユニットの一端は第1のビット線或いは
第2のビット線接続され、他端は接地電源線或いは内部
電源線に接続され、ダミーユニットを構成するトランジ
スタのゲート電圧を制御することにより、ダミーユニッ
トを流れる電流は、“1”データ読み出し時は増幅用ト
ランジスタに流れる電流より小さく、“0”データ読み
出し時は増幅用トランジスタに流れる電流より大きいこ
と。
【0129】(作用)本発明(請求項1〜4)よれば、
強誘電体キャパシタとセルトランジスタを並列接続し
て、1セルとしてこれを複数直列接続して、ブロックユ
ニットを構成することにより、4F2 サイズの高密度の
セルを実現しつつ、平面トランジスタで製造の容易化を
実現し、さらに高速なランダムアクセス機能を有するこ
とが可能となる。さらに、このブロックユニットの一端
を増幅トランジスタのゲートに入力して、ドレイン端子
をビット線に接続することにより、メモリセルの分極反
転読み出しにより、ブロックユニットの一端に読み出さ
れたデータを増幅して、ビット線に伝えることができ
る。
【0130】高密度化して、セルの強誘電体キャパシタ
面積が縮小し、メモリセルの強誘電体キャパシタの分極
量が減少しても、それに対応してブロックユニットの一
端の負荷容量を小さくでき、この効果により、ブロック
ユニットの一端に読み出される電荷は小さくなるが、十
分大きな読み出し信号電圧を確保できる。この信号を前
記増幅トランジスタを用いて、このトランジスタのドレ
イン端子をビット線に接続することにより、負荷容量の
大きなビット線の電位を放電してやれば、正常にメモリ
動作が実現できる。増幅後、書き込みトランジスタをO
Nしてやることにより、データの再書き込みが容易に実
現できる。
【0131】従来の自己増幅機能のあるメモリセルでは
安定動作,正常動作させるには、メモリセル面積が非常
に大きくなる問題点が有ったが、本発明によれば、1個
のブロックユニット内のセル数を増加するほど、複数の
メモリセルで、前記増幅トランジスタと書き込みトラン
ジスタを共用でき、セルサイズのオーバヘッドを小さな
ものにできる。さらに、ビット線につながるセルブロッ
ク数をいくら多くしても、基本的に時間さえ許せばビッ
ト線に読み出す信号を確保できるため、センスアンプ回
路数を大幅に低減できる効果があり、チップサイズの増
大を抑え、設計によってはチップサイズを先願より小さ
くできる。
【0132】ブロックユニットの一端に読み出される信
号は大きいままだが、その反面電荷が小さくなり、この
読み出し時のソフトエラーが問題となる。従来の自己増
幅機能を有するメモリセルでは、この問題は致命的であ
るが、本発明においては、設計ルールが緩く、ソフトエ
ラーが厳しい状況では、ブロックユニットの一端に大き
な負荷容量を追加してやれば、この問題はクリアでき
る。この負荷容量も複数のセルで共有できるため、オー
バヘッドを抑えることができるし、設計ルールが小さく
なるに従って、ソフトエラーレートが下がるに従って小
さくすることができる。
【0133】このように本発明により、製造容易な平面
強誘電体キャパシタでも高密度の強誘電体メモリ動作が
実現できる。
【0134】本発明(請求項5,6)よれば、請求項1
〜4の効果に加え、第1に、2つのブロックユニットで
増幅トランジスタと書き込みトランジスタを共有するた
め、さらに1セル当りのオーバヘッドを小さくできる。
第2に、選択したブロックユニット内の選択したメモリ
セルの位置により、ブロックユニットの一端の負荷容量
が大きく変化する問題が請求項1〜4にはあり、安定動
作には余分な負荷容量を追加する必要性が生じるが、本
発明によれば、一方のブロックユニット選択時に他方の
ブロックユニットの内部容量が負荷容量になるため、請
求項1〜4よりも安定な動作が可能になるし、余分な負
荷容量を追加する必要性が必ずしも生じない。これによ
り、安定動作とセルサイズのオーバヘッドを防げる。
【0135】第3に、ブロックユニットの一端に読み出
される信号は大きいままだが、その反面電荷が小さくな
り、ソフトエラー増加する問題に対して設計ルールが緩
く、ソフトエラーが厳しい状況では、ブロックユニット
内の直列セル数を多くすれば、自動的に負荷容量を確保
できる。さらに、設計ルールが小さくなるに従ってセル
分極量が2乗で減り、読み出し電荷が減り、ソフトエラ
ーレートが下がるに従って直列接続数を減らせば、ブロ
ックユニットの一端に読み出される信号を確保できる。
このように、ソフトエラの下限考慮しつつ直列セル数を
選べば、ソフトエラの問題は回避できる。
【0136】このように本発明により、製造容易な平面
強誘電体キャパシタでも高密度の強誘電体メモリ動作が
実現できる。
【0137】本発明(請求項7〜9)よれば、強誘電体
キャパシタとセルトランジスタを並列接続して、1セル
としてこれを複数直列接続して、さらに選択トランジス
タを介して、サブビット線に接続してセルブロックを構
成することにより、4F2 サイズの高密度のセルを実現
しつつ、平面トランジスタで製造の容易化を実現し、さ
らに高速なランダムアクセス機能を有することが可能と
なる。さらに、サブビット線と、これに接続される複数
セルブロックと、サブビット線をゲートに入力して、ド
レイン端子をビット線に接続する増幅トランジスタを、
含む素子でセルセグメントを構成することにより、メモ
リセルの分極反転読み出しにより、サブビット線に読み
出されたデータを増幅して、ビット線に伝えることがで
きる。
【0138】高密度化して、セルの強誘電体キャパシタ
面積が縮小し、メモリセルの強誘電体キャパシタの分極
量が減少しても、それに対応して1個のセルセグメント
内のセルブロック数を減少させてやれば、サブビット線
に読み出される電荷は小さくなるが、十分大きな読み出
し信号電圧を確保できる。この信号電圧を前記増幅トラ
ンジスタを用いて、このトランジスタのドレイン端子を
ビット線に接続することにより、負荷容量の大きなビッ
ト線の電位を放電してやれば、正常にメモリ動作が実現
できる。増幅後、書き込みトランジスタをONしてやる
ことにより、ビット線からサブビット線へ、さらにメモ
リセルへのデータの再書き込みが容易に実現できる。
【0139】従来の自己増幅機能のあるメモリセルでは
安定動作,正常動作させるには、メモリセル面積が非常
に大きくなる問題点が有ったが、本発明によれば、1個
のセルセグメント内のセルブロック数を増加するほど、
複数のメモリセルで、前記増幅トランジスタと書き込み
トランジスタを共用でき、セルサイズのオーバヘッドを
小さなものにできる。さらに、ビット線につながるセル
ブロック数をいくら多くしても、基本的に時間さえ許せ
ばビット線に読み出す信号を確保できるため、センスア
ンプ回路数を大幅に低減できる効果があり、チップサイ
ズの増大を抑えることができる。
【0140】ソフトエラー増加する問題に対して本発明
に於いては、設計ルールが緩く、ソフトエラーが厳しい
状況では、セルセグメント内のセルブロック数を多くす
れば、自動的に負荷容量を確保できるし、設計ルールが
小さくなるに従ってセル分極量が2乗で減り、読み出し
電荷が減り、ソフトエラーレートが下がるに従ってセル
ブロック数を減らせば、サブビット線に読み出される信
号を確保できる。このように、ソフトエラーの下限考慮
しつつセルセグメント内のセル数を選べば、ソフトエラ
ーの問題は回避できる。
【0141】このように本発明により、製造容易な平面
強誘電体キャパシタでも高密度の強誘電体メモリ動作が
実現できる。
【0142】本発明(請求項10〜12)よれば、従来
の強誘電体メモリと同じように、強誘電体キャパシタと
セルトランジスタを直列接続して1セルを構成し、さら
に、サブビット線と、これに接続される複数のメモリセ
ルと、サブビット線をゲートに入力して、ドレイン端子
をビット線に接続する増幅トランジスタを、含む素子で
セルセグメントを構成することにより、メモリセルの分
極反転読み出しにより、サブビット線に読み出されたデ
ータを増幅して、ビット線に伝えることができる。
【0143】高密度化して、セルの強誘電体キャパシタ
面積が縮小し、メモリセルの強誘電体キャパシタの分極
量が減少しても、それに対応して1個のセルセグメント
内のセル数を減少させてやれば、サブビット線に読み出
される、電荷は小さくなるが、十分大きな読み出し信号
電圧を確保できる。この信号を前記増幅トランジスタを
用いて、このトランジスタのドレイン端子をビット線に
接続することにより、負荷容量の大きなビット線の電位
を放電してやれば、正常にメモリ動作が実現できる。増
幅後、書き込みトランジスタをONしてやることによ
り、ビット線から、サブビット線へ、さらにメモリセル
へのデータの再書き込みが容易に実現できる。
【0144】従来の自己増幅機能のあるメモリセルで
は、安定動作,正常動作させるには、メモリセル面積が
非常に大きくなる問題点が有ったが、本発明によれば、
1個のセルセグメント内のセル数を増加するほど、複数
のメモリセルで、前記増幅トランジスタと書き込みトラ
ンジスタを共用でき、セルサイズのオーバヘッドを小さ
なものにできる。さらに、ビット線につながるセルブロ
ック数をいくら多くしても、基本的に時間さえ許せばビ
ット線に読み出す信号を確保できるため、センスアンプ
回路数を大幅に低減できる効果があり、チップサイズの
増大を抑えることができる。
【0145】ソフトエラー増加する問題に対して本発明
においては、設計ルールが緩くソフトエラーが厳しい状
況では、セルセグメント内のセル数を多くすれば、自動
的に負荷容量を確保できるし、設計ルールが小さくなる
に従ってセル分極量が2乗で減り、読み出し電荷が減
り、ソフトエラーレートが下がるに従ってセル数を減ら
せば、サブビット線に読み出される信号を確保できる。
このように、ソフトエラーの下限考慮しつつセルセグメ
ント内のセル数を選べば、ソフトエラーの問題は回避で
きる。
【0146】このように本発明により、製造容易な平面
強誘電体キャパシタでも高密度の強誘電体メモリ動作が
実現できる。
【0147】本発明(請求項13〜15)よれば、従来
のDRAMと同じように、常誘電体キャパシタとセルト
ランジスタを直列接続して1セルを構成し、さらに、サ
ブビット線と、これに接続される複数のメモリセルと、
サブビット線をゲートに入力して、ドレイン端子をビッ
ト線に接続する増幅トランジスタを、含む素子でセルセ
グメントを構成することにより、メモリセルからサブビ
ット線に読み出されたデータを増幅して、ビット線に伝
えることができる。
【0148】高密度化して、セルのキャパシタ面積が縮
小し、メモリセルの蓄積容量が減少しても、それに対応
して1個のセルセグメント内のセル数を減少させてやれ
ば、サブビット線に読み出される電荷は小さくなるが、
十分大きな読み出し信号電圧を確保できる。この信号を
前記増幅トランジスタを用いて、このトランジスタのド
レイン端子をビット線に接続することにより、負荷容量
の大きなビット線の電位を放電してやれば、正常にメモ
リ動作が実現できる。増幅後、書き込みトランジスタを
ONしてやることにより、ビット線からサブビット線
へ、さらにメモリセルへのデータの再書き込みが容易に
実現できる。
【0149】従来の自己増幅機能のあるメモリセルで
は、安定動作,正常動作させるには、メモリセル面積が
非常に大きくなる問題点が有ったが、本発明によれば、
1個のセルセグメント内のセル数を増加するほど、複数
のメモリセルで、前記増幅トランジスタと書き込みトラ
ンジスタを共用でき、セルサイズのオーバヘッドを小さ
なものにできる。さらに、ビット線につながるセルブロ
ック数をいくら多くしても、基本的に時間さえ許せばビ
ット線に読み出す信号を確保できるため、センスアンプ
回路数を大幅に低減できる効果があり、チップサイズの
増大を抑えることができる。
【0150】ソフトエラー増加する問題に対して本発明
においては、設計ルールが緩く、ソフトエラーが厳しい
状況では、セルセグメント内のセル数を多くすれば、自
動的に負荷容量を確保できるし、設計ルールが小さくな
るに従ってセル分極量が2乗で減り、読み出し電荷が減
り、ソフトエラーレートが下がるに従ってセル数を減ら
せば、サブビット線に読み出される信号を確保できる。
このように、ソフトエラの下限考慮しつつセルセグメン
ト内のセル数を選べば、ソフトエラーの問題は回避でき
る。
【0151】但し、セル容量低下により、セル面積が減
少した分pn接合面積も縮小するため、データリテンシ
ョンは一定を保ち、従来のDRAMのような世代毎に2
倍にtREFmax (データ保持時間)を増加することは
できない。しかし、欠陥密度の低下、SOI等のデータ
リテンションを良くする構造を実現することにより、こ
の問題点は回避可能となる。
【0152】
【発明の実施の形態】まず、発明の実施形態を説明する
前に、本発明者らが既に提案した先願について説明す
る。
【0153】(従来の技術)の項で説明した第1,第2
の大きな問題点に対して本発明者らは、特願平9−15
3137号において、不揮発性の強誘電体メモリで、
(1) 小さい4F2 サイズのメモリセル、(2) 製造が容易
な平面トランジスタ、(3) 汎用性のあるランダムアクセ
ス機能、の3点が両立でき、しかもPL電位固定で高速
化を保ちつつ、スタンドバイ中でもデータ保持が可能で
リフレッシュ動作を不要とする半導体記憶装置を既に提
供している。さらに、特願平9−346404号におい
ては、PL駆動方式であっても、高速動作が実現できる
半導体記憶装置を既に提案している。
【0154】先願の概要を簡単に述べる。図231に、
特願平9−153137号の発明のメモリセルの構成回
路とセル構造、図232にその動作例を示す。図231
(a)に等価回路図、(b)に素子構造断面図を示すよ
うに、1個のメモリセルは、セルトランジスタと強誘電
体キャパシタの並列接続で構成され、1つのメモリセル
ブロックは、この並列接続のメモリセルを複数直列接続
して、一端はブロック選択トランジスタを介してビット
線に接続され、他端はプレートに接続される。この構成
により、平面トランジスタを用いて、4F2 サイズのメ
モリセルが実現できる。
【0155】図232(a)に示すように、スタンドバ
イ時には、全てのメモリセルトランジスタをONにして
おき、ブロック選択トランジスタをOFFにしておく。
こうすることにより、強誘電体キャパシタの両端は、O
Nしているセルトランジスタにより電気的にショートさ
れるため、両端の電位差は発生しない。よって、“1”
の分極データは、図232(a)のヒステリス曲線の
“1”の点、“0”の分極データは、ヒステリス曲線の
“0”の点に安定に保持される。これにより、スタンド
バイ時、pn接合リーク等の各種リーク電流があろう
と、プレートの駆動方式が、0V〜Vdd駆動方式であ
ろうと、 (1/2)Vdd固定方式であろうと、セルデータは
安全に保持される。
【0156】図232(b)に示すように、アクティブ
時は、読み出したい強誘電体キャパシタに並列に接続さ
れるメモリセルトランジスタのみOFFにして、ブロッ
ク選択トランジスタをONにする。この時、PLとBL
間の電位差が、OFFしたメモリセルトランジスタに並
列接続した強誘電体キャパシタの両端にのみ印加され、
強誘電体キャパシタの分極情報がビット線に読み出され
る。よって、セルを直列接続しても、任意のワード線を
選択することにより、任意の強誘電体キャパシタのセル
情報が読み出され、完全なランダムアクセスが実現でき
るわけである。これにより、図231に示すセルブロッ
クにより、オープンBL構成が実現できる。
【0157】図231に示すセルブロックを2個対にし
て、各々をビット線対(/BL,BL)のどちらかに接
続して、2個のセルブロックで同じワード線に接続され
る2個のメモリセルを組みにして、2トランジスタ/2
強誘電体キャパシタ(=2T/2C)で1ビットを記憶
すれば、フォールデッドBL方式が実現できる。また、
図233に示すように、ブロック選択トランジスタを2
個直列接続して、一方をデプレッション型トランジスタ
にし、ブロック選択トランジスタ(BS0,BS1)の
どちらか一方をHighにすると、2つのセルブロック
の一方のデータしかビット線に読み出されず、ビット線
対の他方をリファレンスビット線にすれば、これもフォ
ールデッドBL構成が実現できる。この場合、プレート
電極は、(1/2)Vddに固定される。図233の下図はフ
ォールデッドBL方式の動作例に示す。
【0158】また、特願平9−346404号において
は、PL駆動方式であっても、高速動作及び非選択メモ
リセルへのノイズを無くすることができる半導体記憶装
置を既に提供している。これを図234に示す。図23
3と比べて、PL線を2種類に分割している。例えば、
下図の動作例に示すように、/BLに接続するセルを選
択する場合、PL(/BL)のみを0VからVddに駆動
して、PL(BL)は0V固定のままである。これによ
り、図233において同様に/BLに接続するセルを選
択した場合で、PLを駆動した場合BLに接続され、選
択ワード線をOFFした時に同じ選択ワード線に接続さ
れ、BL側に接続されるセルに、PL駆動により、セル
トランジスタがOFFしているため、セルの強誘電体キ
ャパシタに不要な電圧が印加さえるのを防ぐことができ
る。
【0159】しかしながら、上記した先願においても先
に説明したように、高密度化してメモリセルの1個1個
の強誘電体キャパシタ面積が縮小した場合、メモリセル
1個1個当りの強誘電体キャパシタの分極量が減少して
しまい、結果として読み出し信号電圧が低下して、大容
量化,高密度化が困難になる大きな問題点を抱えてい
る。
【0160】以下、本発明の詳細を図示の実施形態によ
つて説明する。
【0161】(第1の実施形態)図1は、本発明の第1
の実施形態に係わる半導体記憶装置を示す回路構成図で
あり、特に強誘電体メモリのセルブロック構成を示して
いる。本実施形態は、先願である特願平9−15313
7号及び特願平9−346404号と同様に、1個のメ
モリセルは、セルトランジスタと強誘電体キャパシタの
並列接続で構成され、セルトランジスタのゲートは、ワ
ード線WLA0〜WLA3,WLB0〜WLB3に接続
される。
【0162】1つのメモリセルのブロックユニットは、
4個の直列接続されたメモリセルで構成されている。こ
こまでは先願と同じである。本実施形態においては、1
個のセルブロックは4個のブロックユニットによって構
成され、左上のブロックユニットと右上のブロックユニ
ットはサブビット線(/SBL)に接続され、左下のブ
ロックユニットと右上のブロックユニットはサブビット
線(SBL)に接続される。左上のブロックユニットは
トランジスタQ1を介してプレート線/PLAに接続さ
れ、左下のブロックユニットはトランジスタQ2を介し
てPLAに接続され、右上のブロックユニットはトラン
ジスタQ3を介してプレート線/PLBに接続され、右
下のブロックユニットはトランジスタQ4を介してPL
Bに接続されている。
【0163】トランジスタQ5は、サブビット線/SB
Lをゲート入力として、ソースをVSE電位に接続し
て、ドレインをビット線BLに接続しており、このトラ
ンジスタQ5を用いて/SBLの電位を増幅してビット
線BLに伝える。トランジスタQ7は逆に、再書き込み
時或いは書き込み時、ブロック書き込み選択信号BS0
をHighにして、ビット線/BLからの書き込み電位
を、トランジスタQ7を介してサブビット線/SBLに
伝え、セルにデータを再書き込みするのに用いている。
【0164】トランジスタQ6は、サブビット線(SB
L)をゲート入力として、ソースをVSE電位に接続し
て、ドレインをビット線/BLに接続しており、このト
ランジスタQ6を用いてSBLの電位を増幅してビット
線/BLに伝える。トランジスタQ8は逆に、再書き込
み時或いは書き込み時、ブロック書き込み選択信号BS
1をHighにして、ビット線BLからの書き込み電位
を、トランジスタQ8を介してサブビット線SBLに伝
え、セルにデータを再書き込みするのに用いている。
【0165】図2は、図1の具体的な動作例を示す信号
波形図であり、特にセルトランジスタQ9と強誘電体キ
ャパシタCF1で構成されるメモリセルのデータを読み
出し,再書き込みする場合の動作例を示している。
【0166】まず、スタンドバイ時は、全てのワード線
WLA0〜3,WLB0〜3は昇圧電位Vpp、全ての
プレート/PLA,PLA,/PLB,PLBは0V、
プレート選択信号PSA,PLBをVppにしておくこと
により、セルトランジスタは全てONしており、全ての
セルの強誘電体キャパシタの両端は電気的にショートさ
れて、さらにこの両端の電位及びサブビット線/SB
L,SBLの電位は、プレート選択信号がHighのた
め、プレートに接続され0Vになっている。また、ブロ
ック書き込み選択信号BS0,BS1は0Vにしておく
ことにより、トランジスタQ7,Q8はOFFしてお
り、/SBL,SBLが0V、VSEが0Vのため、増
幅トランジスタQ5,Q6もOFFしている。よって、
ビット線/BL,BLとサブビット線/SBL,SBL
は完全に分離されている。
【0167】ビット線/BL,BLは従来FRAMにお
いては、0Vにプリチャージする必要があったが、本実
施形態においては、従来DRAMと同様に、 (1/2)VBLH
にプリチャージすることができる。ここで、 VBLH はビ
ット線振幅のHighレベルを示す。
【0168】動作時は、選択したセルブロックの例え
ば、左上のブロックユニットのメモリセル(Q9,CF
1)選択時の動作を説明する。まず、選択メモリセルに
つながるワード線WLA0を0Vに下げセルトランジス
タQ9をOFFする。同時に、或いは前後して、右上,
右下のブロックユニットとプレート/PLB,PLBを
切り離すため、プレート選択信号PSBを0Vに下げト
ランジスタQ3,Q4をOFFする。さらに、ビット線
/BL,BLを (1/2)VBLHのままフローティングにす
る。ここでQ1,Q2はONのままである。これによ
り、セルトランジスタQ9はOFF、トランジスタQ3
はOFFしているため、選択したセルの強誘電体キャパ
シタCF1の右側の端子から/SBL、さらに右上のブ
ロックユニットのセル内部ノードは全てつながり、かつ
0Vでフローティングになる。
【0169】次に、選択した左上のブロックユニットに
接続されるプレート/PLAのみを0Vから VBLH に上
げる。PLAから選択した強誘電体キャパシタの左側端
子まで VBLH 電位が印加される。このとき、CF1の右
側の端子から/SBL、さらに右上のブロックユニット
のセル内部ノードの容量が負荷容量CLとなり、強誘電
体キャパシタに“1”データが書き込んであれば、分極
反転して、セルデータがサブビット線/SBL(正確に
は、CF1の右側の端子から/SBL、さらに、右上の
ブロックユニットのセル内部ノード)に読み出され/S
BLの電位が0Vから2Vs+Voに上がる。
【0170】強誘電体キャパシタに“0”データが書き
込んであれば、分極反転せず、CF1の常誘電体成分容
量とCLの容量比分だけサブビット線/SBLの電位が
上がり、/SBLの電位はVoとなる。このとき、対を
成すサブビット線SBLの電位はPLAが0Vのままな
ので、0Vのままである。また、VSE電位を0Vに設
定しておくと、増幅トランジスタQ5のゲート電位は、
“1”データ時は2Vs+Vo、“0”データ時はV
o、ソース電位(=VSE)は0V、ドレイン電位(=
/BL)は (1/2)VBLHとなる。
【0171】そして、トランジスタQ5のしきい値電圧
VtをVo<Vt<2Vs+Voに設計しておくと、図
2に示すように、“1”データ時にトランジスタQ5は
ONしているため、 (1/2)VBLHにプリチャージされてい
るBLは増幅トランジスタQ5を介して、VSEに電流
が流れることにより、 (1/2)VBLHから電位が下がり始め
る。ここで、センスアンプ動作前の下がった電位を (1/
2)VBLH−2Vst定義する。
【0172】逆に、“0”データ時はトランジスタQ5
はOFFしているため、 (1/2)VBLHにプリチャージされ
ているBLは増幅トランジスタQ5を介して、VSEに
電流が流れず、 (1/2)VBLHのままである。このとき、定
電流駆動トランジスタを用いたダミーセル等を用いて、
/BL電位を“1”データ時にBL側が下がる電位の半
分の電位下げるように設定すると(即ちセンス動作前、
(1/2)VBLH−Vst)、センスアンプ動作前の“1”デー
タ時、BLは (1/2)VBLH−2Vst、/BLは (1/2)VBLH
−Vstとなり、Vstの電位差が図1の右のセンスアンプ
に入力され、フリップフロップ型のセンスアンプで増幅
され、BLは0V、/BLは VBLHとなる。また、
“0”データ時、BLは (1/2)VBLH、/BLは (1/2)VB
LH−Vstとなり、Vstの電位差が図1の右のセンスアン
プに入力され、フリップフロップ型のセンスアンプで増
幅され、BLはVBLH、/BLは0Vとなる。
【0173】なお、上記増幅トランジスタのしきい値電
圧は、Vt<Voの領域であった場合、/BLとBLの
両方が増幅トランジスタがONして、/BL,BL電位
が下がるわけであるが、この場合でも駆動電流に大きな
違いがあり、ダミーセルの駆動電流を適切に設計すれば
問題無い。また、VSEの電位は0Vでも良いし、しき
い値の補正のため、ある一定の電位でも良い(即ち、V
SEを0Vから上げた分見かけ上増幅トランジスタのし
きい値電圧を上げることができる)。
【0174】データの再書き込み時、サブビット線/S
BLに接続されるブロック書き込み制御信号BS0のみ
Vppに上げる。すると、0V或いは VBLH に増幅された
ビット線/BLの電位が/SBLに書き込まれ、“1”
データ時、/SBLは VBLHとなり、“0”データ時/
SBLは0Vになる。このとき、プレート電位(=選択
強誘電体キャパシタの左側の端子)は VBLH のため、
“0”データ時、強誘電体キャパシタには−VBLHの電圧
(強誘電体キャパシタの右側の端子を正と定義)が印加
され、“0”データが再書き込みされる。“1”データ
時は、その後、プレート/PLAが0Vに下げられ、選
択強誘電体キャパシタの左側の端子も0Vになった時、
強誘電体キャパシタには VBLH の電圧(強誘電体キャパ
シタの右側の端子を正と定義)が印加され、“1”デー
タが再書き込みされる。
【0175】これら一連の動作において、SBL電位は
ずっと0Vのままなので、下のブロックユニットのデー
タは保持されたまま、安定である。例えば、外部から異
なるデータを書き込む場合(Write Mode)や、データの
読み出し後外部データを書き込む場合(Read Modified
Write )、BS0がHighになったあと書き込めば良
い。
【0176】再書き込み終了後は、まずブロック書き込
み選択信号BS0をHighから0Vに下げる。これに
より、/BL側から/SBLへの干渉は無くなる。その
後、WLA0を上げ、同時に或いは前後して、プレート
制御信号PSAを上げると、選択されていたセルの強誘
電体キャパシタは電気的にショートされ、右上,左上の
ブロックユニットの内部ノードと/SBLノードは0V
になる。これら動作と同時に或いは前後して、ビット線
対/BL,BLを電気的にショートしてやれは、ビット
線対は (1/2)VBLHになり、スタンドバイ状態に戻る。
【0177】本実施形態においては、ビット線のプリチ
ャージ電位を (1/2)VBLHにしているが、これができるの
は、セル情報分極反転読み出すための負荷容量はサブビ
ット線/SBL,SBLで行い、ビット線/BL,BL
はセル情報分極反転読み出すための負荷容量では無いた
めである。このため、ビット対を電気的にショートする
だけでプリチャージ電位である (1/2)VBLHが得られ、ビ
ット線の充放電による消費電力を従来DRAM同様従来
FRAMの半分に低減できるし、ビット線の充放電によ
るノイズを低減できる。
【0178】以上、図1の回路図と図2の動作例で説明
した本実施形態は、先願と同様に、強誘電体キャパシタ
とセルトランジスタを並列接続して、1セルとしてこれ
を複数直列接続して、ブロックユニットを構成すること
により、4F2 サイズの高密度のセルを実現しつつ、平
面トランジスタで製造の容易化を実現し、さらに高速な
ランダムアクセス機能を有することが可能となる。
【0179】ここで、従来のFRAMにおいては、高密
度化して設計ルールが縮小し、セルの強誘電体キャパシ
タ面積が設計ルールのほぼ2乗で縮小し、メモリセルの
強誘電体キャパシタの分極量が減少するにも拘わらずビ
ット線容量がそれほど減少しないため、読み出し信号量
が減少して、動作が困難になる問題点が有った。これに
対し本実施形態では、ブロックユニットの一端を増幅ト
ランジスタのゲートに入力して、ドレイン端子をビット
線に接続することにより、メモリセルの分極反転読み出
しにより、ブロックユニットの一端に読み出されたデー
タを増幅して、ビット線に伝えることができる。
【0180】このとき、強誘電体キャパシタが分極反転
するときの負荷容量CLは、CF1の右側の端子から/
SBL、さらに右上のブロックユニットのセル内部ノー
ドの容量となり、ビット線容量に比べて大幅に小さい値
を取ることができ、強誘電体キャパシタサイズが小さく
なっても、/SBLに読み出される信号量、即ち“1”
データ時2Vs+Vo、“0”データ時Voの差の1/
2であるVsの値は、大きな値を取ることが可能にな
る。これを増幅トランジスタQ5で増幅するため、いく
らビット線/BL,BLの容量が大きくても安定動作が
可能となる。例えば、セルブロック内の容量が従来FR
AMのビット線容量の1/10であれば、強誘電体キャ
パシタの面積を1/10程度に縮小しても動作すると言
うわけである。
【0181】これは逆に言うと本実施形態によれば、ビ
ット線容量を増加しても、増幅トランジスタがビット線
に読み出す信号を増幅するのに時間がかかるだけで、い
くらでもビット線容量を増加できることになる。即ち、
1本のビット線に接続されるセルブロック数をいくらで
も増加できるため、従来FRAMのような、チップ面積
に占めるセンスアンプ面積が15%〜20%もある問題
を解決して、ビット線に接続されるセルブロック数を増
加させ、センスアンプ数を減らし、センスアンプ面積の
オーバヘッドを殆ど無くすることによりチップサイズを
小さくする効果がある。
【0182】本実施形態におけるセルブロック内部の負
荷容量CLは、ブロックユニット内の直列セル数の増減
により変更が容易である。このことは、強誘電体キャパ
シタサイズが大きい時は、直列セル数を増加してCLを
大きくして設計し、強誘電体キャパシタサイズが小さい
時は、直列セル数を減らしてCLを小さくして設計し、
サブビット線に読み出される信号量を確保すれば良いこ
とを示す。負荷容量CLが小さい場合、サブビット線に
読み出される電位は確かに大きく確保できるが、総電荷
量が小さいため、セルデータ読み出し時のサブビット線
の拡散層に当るソフトエラーが問題となる。
【0183】この問題に対して、上記直列セル数の調整
が有効である。即ち、設計ルールが緩く、ソフトエラが
厳しい状況では、ブロックユニットの直列セル数を増加
させ、負荷容量を追加してやれば、Qs=Vs×CLで
あり、多少Vsが減ってもQsが多くなり、より多くの
反転電荷がサブビット線に読み出され、この問題はクリ
アできる。設計ルールが小さくなるに従って、ソフトエ
ラーレートが下がるに従って、ソフトエラーが問題無い
程度に、直列セル数を徐々に減らして、サブビット線に
読み出される信号量を確保すれば良いことが分かる。
【0184】従来の自己増幅機能のあるメモリセルでは
この調整をしようとすると、図237(d)のセルに限
定される上、常誘電体キャパシタ面積が非常に大ききな
り、コスト的に困難である。従来の自己増幅機能のある
メモリセルと比較すると、常誘電体キャパシタの大きな
図237(d)のセルと同じ安定動作,正常動作を可能
にしつつ、本実施形態よれば、1個のブロックユニット
内のセル数を増加するほど、複数のメモリセルで前記増
幅トランジスタと書き込みトランジスタを共用でき、セ
ルサイズのオーバヘッドを極めて小さなものにできる。
【0185】さらに図1の回路においては、左右のブロ
ックユニットで増幅トランジスタやブロック書き込み選
択トランジスタを共有しているわけで、これらのオーバ
ヘッドは小さい。本実施形態のセルブロック構造では、
ブロックユニット内の選択したセルの位置により、CL
の値が変化する問題に対して、少なくとも、選択したブ
ロックユニットの反対側のブロックユニットの内部容量
がその他の増幅トランジスタ等の容量に加算されて負荷
容量になるため、選択ワード線の位置のCL値依存性は
1/2以下に抑えられる。この左右ブロックユニットの
サブビット線共有は、図1に示すような、プレート選択
トランジスタを導入して、選択ブロックユニットと反対
側のブロックユニットのプレート選択トランジスタをO
FFすれば実現できることが図2の動作で分かる。
【0186】図1、図2の動作のもう1つの特徴は、セ
ル信号により/SBLの電位が上がると、増幅トランジ
スタにより、ビット線対の反対側のBLの電位を下げる
方式である。
【0187】ビット線に読み出された信号をセンスアン
プで増幅すると、/BL側を上げる結果となり、ブロッ
ク書き込み選択トランジスタを介して/SBL電位を正
に上げるように、再書き込みでき、つじつまが合う。こ
の方式の場合、必ず増幅トランジスタのソース側がVS
Eとなり、サブビット線(/SBL,SBL)の電位が
そのままゲート−ソース間電位となり、ビット線の電位
に拘わらず、“1”データの場合は増幅トランジスタが
常にON、“0”データの場合は常にOFFと、制御し
易いことが特徴である。言葉を変えると、ビット線電位
が増幅され下がってもゲート−ソース間電位は一定であ
り、ドレイン−ソース電位が (1/2)VBLHと大きく、5
極管動作であり定電流駆動であるため、ダミーセルが製
造し易いことを意味する。
【0188】もちろん図1の回路は1セルに1個の情報
を記憶する1トランジスタ+1キャパシタ方式である
が、2セルに1個の情報を記憶する2トランジスタ+2
キャパシタ方式が動作を変えるだけで実現できる。これ
は図2において、/PLAばかりでなくPLAも駆動し
て、BS0ばかりでなくBS1もLow→High→L
owと駆動すれば容易に実現できる。例えば、1トラン
ジスタ+1キャパシタ方式でテストを行い、欠陥セルを
スクリーニングして、リダンダンシー回路で置換え、実
際の製品としては、信頼性の高い2トランジスタ+2キ
ャパシタ方式で動作させる方法とかがこれに当てはま
る。
【0189】また本実施形態によれは、図2に示すよう
に、従来FRAMに比べて、ブロック書き込み制御信号
をセル読み出し後にクロッキングするオーバヘッド以外
は動作が遅くなる要因が無く、高速動作が期待できる。
本方式おいて、WLA0を下げるタイミングとビット線
のイコライズを解除するタイミングが同時に行えるメリ
ットを考慮すると、上のオーバヘッドは相殺できる。
【0190】また従来FRAMは、各セル毎にプレート
を分離する必要がある上、プレートの強誘電体キャパシ
タの負荷が大きい点、プレート抵抗が大きい点、プレー
トドライバサイズを大きくできない(大きくすると、ワ
ード線1本毎にプレートドライバがあるためチップサイ
ズ増)ためドライバの駆動能力低い等、プレート動作が
遅い問題点が有った。これに対し本実施形態は先願と同
じく、プレートドライバが複数のワード線で共有でき、
駆動能力大、プレート線が本数が少ないため、メタル配
線にしたり、配線幅が大きくできたりと抵抗成分が小さ
い上、負荷容量は殆ど強誘電体キャパシタ容量で決まる
ため変わらず、結果として高速プレート駆動が可能とな
る。
【0191】以上、図1と図2の効果をまとめると、 1)先願と同様に、4F2 サイズの高密度のセルを実現
しつつ、平面トランジスタで製造の容易化を実現し、さ
らに高速なランダムアクセス機能を有することが可能。
【0192】2)設計ルールが縮小して、強誘電体キャ
パシタ面積が縮小しても、それに合わせて分極反転時の
負荷容量であるサブビット線容量が低減でき、十分な読
み出し信号電圧が得られ、増幅トランジスタを用いてビ
ット線を増幅するため、安定動作が可能。
【0193】3)(1/2)Vdd(=VBLH) ビット線プリチャー
ジが適用でき、低消費電力,低ノイズ化が可能。 4)従来FRAMと同様に動作原理が単純で、しかも高
速プレート動作により高速動作が可能。
【0194】5)ビット線容量が大きくても読み出し可
能であるため、ビット線に接続できるセルブロック数を
多くでき、結果としてセンスアンプ面積を低減できる。 6)ルール縮小により、強誘電体キャパシタの分極量の
減少に合わせて、ブロックユニット内の直列セル数を減
らせば、最適化が可能。
【0195】7)設計ルールが緩く、ソフトエラーが厳
しい状況では、ブロックユニットの直列セル数を増加さ
せ、負荷容量を追加して読み出し電荷を増やせば、ソフ
トエラーを抑えられ、設計ルールが小さくなるに従っ
て、ソフトエラーレートが下がるに従って、ソフトエラ
ーが問題無い程度に、強誘電体キャパシタサイズと、直
列セル数を徐々に減らして、サブビット線に読み出され
る信号量を確保すれば、良い。
【0196】8)ブロックユニット内の複数のセルで、
増幅トランジスタと書き込みトランジスタを共用するこ
とにより、セルサイズのオーバヘッドを極めて小さなも
のにできる。
【0197】9)左右のブロックユニットで増幅トラン
ジスタやブロック書き込み選択トランジスタを共有すれ
ば、さらにこれらのオーバヘッドは小さい。 10)分極反転のための負荷容量として、選択したブロッ
クユニットの反対側のブロックユニットの内部容量を用
いることにより、ほぼ安定に動作が可能。
【0198】11)ブロックユニットのセル数を変えるこ
とにより、自由に負荷容量の調整が可能。 12)サブビット線の信号でビット線対の反対側のビット
線を増幅トランジスタで駆動することにより、安定な増
幅動作が可能となる。
【0199】図3は、図1の他の具体的な動作例を示す
信号波形図である。図2と異なる点は、ビット線/B
L,BLがVddプリチャージ方式である点( VBLH にプ
リチャージ)されているのみである。図2に対するデメ
リットは、Vdd プリチャージであるため、消費電力,
電源ノイズが増大する点である。図2に対するメリット
は、図1の増幅トランジスタQ5,Q6のドレイン電圧
はこれらトランジスタ動作前 VBLH にプリチャージされ
ているので、ドレイン−ソース間電圧Vds=VBLHと図2
の2倍印加されているため、増幅トランジスタに流れる
電流が2倍となり、ビット線対/BL,BLの電位差が
開く速度が2倍になる点である。
【0200】図4は、本実施形態に適用できる動作点設
計を説明するための図である。図1の回路においては、
設計ルールが縮小して強誘電体キャパシタ面積が2乗で
縮小しても、セルブロック内の負荷容量は緩やかに縮小
するため、ブロックユニット内のセル数が一定の場合、
ある設計ルールの時しか解が無い。特に、従来の自己増
幅機能を持つ強誘電体メモリセルの場合、セルサイズ一
定では、ある設計ルールの時しか解が無い。これに対し
て、ブロックユニット内の直列セル数を4,16,3
2,64,128,256と変えることにより、最適な
負荷容量CLを設定できるため、平面強誘電体キャパシ
タでも、低集積から高集積まで解を持つことができる。
【0201】図4(b)は、セル直列数を変えて、CL
を変化させた場合のサブビット線に読み出される信号電
圧の値を示す。強誘電体キャパシタと常誘電体キャパシ
タの分極/容量比により、信号電圧は最大値を持ち得る
ため、最大値に近い値でCLを設計すれば良い。また図
1の回路においては、反対側のブロックユニットの容量
があるため変化量は2倍以下になるが、選択したワード
線の位置により負荷容量CLが変化する。
【0202】図4(a)に、PZT膜の場合のCLが2
倍程度変化した場合の動作点のずれを示す。黒丸印はC
Lが小さい場合、白丸印はCLが大きい場合を示す。こ
の場合でも、“1”データと“0”データの場合で読み
出し信号量が逆転することが無く安定動作が実現でき
る。これは、SBTやstained BST等ヒステリス曲線
が菱形に近い材料では、さらに判定動作が可能と言え
る。また、図4(b)のように読み出し信号量が最大値
を持つ特徴を生かして、CLが小さい場合黒丸点、CL
が大きい白丸点に動作点が来るように設計すれば、読み
出し信号量を最大化できる。但しこの場合信号量は最大
化するが、動作点がずれるため、後半に示すような、選
択したワード線の位置に応じてダミーセルのリファレン
スの位置を変える方式が必要となる。
【0203】図5は、本実施形態に適用できるアレイ構
成設計指針を示す図である。横軸に設計ルール、縦軸に
FRAMのビット線容量とセル1個当りの残留分極量を
示している。ここで、ビット線容量は、512WL/BL を
仮定しており、微細化(設計ルールの縮小)により僅か
に減少していく。従来必要分極量Prの線は、読み出し
信号:Vsを110mVと仮定して、Vs=Pr/Cb
の式から、1セル当りに最低限必要な分極量Prを示し
ている。
【0204】ビット線容量Cbの低下に比例して、微細
化に伴い減少しているが、緩やかな減少である。これに
対して、強誘電体材料の残留分極量を20μC/cm2
と仮定した場合の、設計ルールでの平面キャパシタで実
現した場合の得られる残留分極量を平面Capの線に示
し、立体キャパシタで、底辺と高さのアスペクト比を1
〜0.7に取った場合の得られる残留分極量を立体Ca
p(AR=1〜0.7)に示し、立体キャパシタで、底
辺と高さのアスペクト比を2〜1.4に取った場合の得
られる残留分極量を立体Cap(AR=2〜1.4)に
示す。ここで、強誘電体キャパシタの底辺の面積を3F
2 と仮定している(Fは設計ルール)。このように実際
得られる1セル当りの残留分極量は、設計ルールの2乗
にほぼ比例して低下するため、設計ルール縮小に伴い急
激に減少する。このため、従来のFRAMで、強誘電体
キャパシタを平面で形成した場合、0.2μmルールの
256MbFRAMで限界が来ることを示している。強
誘電体キャパシタは、分極に異方性及び軸性を持つもの
が多く、立体キャパシタで十分な残留分極を得ることは
難しく、いまだ立体キャパシタを実現した例が報告され
ていない。たとえ立体キャパシタが実現できたとして
も、図5に示すように、1GbFRAM,4GbFRA
Mが限界点と言える。この問題は、従来の最大3F2
底辺の面積を実現できるFRAMに当てはまり、セルサ
イズは4F2 と従来比の50%を実現できるがキャパシ
タの底辺面積がF2 しか取れない先願の発明ではさらに
苦しいといえる。
【0205】これに対して本実施形態によれば、従来の
ビット線容量が負荷容量である場合に比べて、サブビッ
ト線の容量が負荷容量CLと成る。よって、ブロックユ
ニット内の直列セル数を、強誘電体キャパシタ面積の縮
小にほぼ比例して徐々に減らして行けば、サブビット線
に読み出される信号量を常にどの世代でも確保でき、こ
れを増幅トランジスタでビット線を駆動すれば正常動作
が可能となる。
【0206】図5の太い実線の例は、従来のビット線容
量を1として、ブロックユニット内のセル数を変えるこ
とにより、サブビット線の容量を1/2,1/4,1/
8,1/16,1/32と減らして行った場合の正常動
作に必要な強誘電体キャパシタの残留分極量を示す。こ
の実線の値は、ソフトエラーの下限より常にどの設計ル
ールの世代でも大きな値を取って入れば問題無いといえ
る。ここでソフトエラーは、拡散層面積が大きく全ての
α線が当たって発生した電子−正孔ペアの電子が1個の
拡散層に吸収される場合、約80fCで一定となり、拡
散層面積を小さくしていくと、隣接した拡散層に分散し
て吸収されるようになる。設計ルールが0.25μmで
ソフトエラーを回避するのに約20fC必要で、設計ル
ールが縮小するに従って、拡散層面積に比例して、ソフ
トエラーの下限が下がって行くわけである。
【0207】図5を見て分かるとおり、本実施形態によ
れば(本実施形態の設計指針によれば)、平面強誘電体
キャパシタのままでも読み出し信号電位を確保しつつ、
ソフトエラーを確保しつつ16GbFRAM〜64Gb
FRAM、或いはそれ以上の超々高密度FRAMが実現
できる。FRAMにおいては、DRAMのように、拡散
層から蓄積した電荷が逃げてデータが破壊されるような
データリテンションの問題が無く、読み出し時のソフト
エラー(ビット線モード:この発明ではサブビット線モ
ードと呼ぶのが正しい)、と読み出し信号量で最小必要
残留分極量が決まるため、本実施形態のような方式が極
めて有効になるわけである。
【0208】なお、ソフトエラーにはセルモードも存在
するが、先願でも説明してあるが、スタンドバイ時強誘
電体キャパシタの両端の電位が0VにできるFRAMで
はほぼ問題無いし、図1のような構成では、スタンドバ
イ時強誘電体キャパシタの両端をショートしているため
さらに問題無い。
【0209】(第2の実施形態)図6及び図7は、本発
明の第2の実施形態に係わる半導体記憶装置を示す回路
構成図であり、特に強誘電体メモリのブロック構成を示
している。
【0210】図6が図1と異なる点は、ブロックユニッ
トの直列セル数を8個に増やしたことにある。これによ
り、プレート選択信号,ブロック書き込み選択信号,増
幅トランジスタ等の1セル当りのオーバヘッドを半減で
きる。また、今まで述べたように、強誘電体キャパシタ
面積によって、最適な負荷容量CLを図4及び図5の例
のように変えることができる。これにより、サブビット
線に読み出される信号量を常にどの世代でも確保でき、
これを増幅トランジスタでビット線を駆動すれば正常動
作が可能となる。それ以外の効果は、図1と同様であ
る。
【0211】図7が図1と異なる点は、ブロックユニッ
トの直列セル数を16個に増やしたことにある。これに
より、上に説明したように、1セル当りのオーバヘッド
を半減でき、最適な負荷容量CLを変えることができ
る。このように、ブロックユニットの直列セル数は自由
に変えることができる。図では示さないが、直列セル数
=32,64,128,256等も可能である。それ以
外の効果は、図1と同様である。
【0212】(第3の実施形態)図8は、本発明の第3
の実施形態に係わる半導体記憶装置を示す回路構成図で
あり、特に強誘電体メモリのメモリマット(セルアレ
イ)全体の構成を示している。
【0213】本実施形態では、図1に示したセルブロッ
クを2次元配置して、ロウデコーダとセンスアンプ(S
A0〜SAn-1 )を接続した例を示す。ロウデコーダの
替わりに階層ワード線方式を適用して、サブロウデコー
ダにしても良い。図8のプレート線PLB,/PLBに
示すように、左右のセルブロックでプレート線を共有す
ることにより、アレイサイズを小さくできる上、プレー
ト駆動回路面積を小さくできる。逆に言えば、駆動能力
を上げることができる。センスアンプ回路に従来FRA
Mと同様なフリップフロップ型センスアンプ回路が適用
できる。但し、図2、図3の動作の例の場合は、ビット
線のプリチャージは (1/2VBLH),VBLHHになるように設
計する。それ以外の効果は、図1と同様である。
【0214】(第4の実施形態)図9(a)(b)は、
本発明の第4の実施形態に係わる半導体記憶装置を示す
回路構成図であり、特にセンスアンプ構成とセルアレイ
のブロック構成を示している。この図の例においては、
図1に示したような複数の自己増幅機能を持つセルブロ
ック(GainCellBlock0〜n-1 )ビット線/BL,BLに
接続して、ビット線対を構成して、ここでは省略してい
るが、これをワード線方向に複数配置してアレイを構成
する。各ビット線対は、φt0をゲート入力とするアレイ
−センスアンプ分離トランジスタを介してセンスアンプ
回路に接続している。
【0215】(b)の例では、センスアンプ回路の右側
にもセルアレイが配置されており、同様に、φt1をゲー
ト入力とするアレイ−センスアンプ分離トランジスタを
介してセンスアンプ回路に接続している点が(a)と異
なる。(b)の回路は、左右のセルアレイでセンスアン
プ回路を共有している。(a)は共有しない例であり、
φt0をゲート入力とするアレイ−センスアンプ分離トラ
ンジスタが無くても良い。(a)(b)の例では、ダミ
ーセルはセンスアンプ内に配置され、(b)の例ではダ
ミーセルも左右のセルアレイで共有できることを意味す
る。
【0216】(a)(b)センスアンプ回路は、図2の
動作を実現できる。/EQL信号はビット線対をイコラ
イズすると同時に、VBL(=(1/2)VBLH)にプリチャー
ジする。SEN,/SEPはnMOS,PMOSトラン
ジスタからなるフリップフロップアンプを動作させる。
CSLはカラム選択信号であり、センスアンプで増幅し
た信号線(/BLSA,BLSA)のデータをデータ線
/DQ,DQに伝送する、或いは/DQ,DQからデー
タを書き込むためにある。なおVBLの電位をVBLH に
設定すれは、図3の動作が実現できる。
【0217】図10は、図9の実施形態の具体的な動作
例を示す信号波形図である。これは、図1のセルブロッ
クで図9のアレイ構成での動作例を示し、図2の動作例
に図9の信号線の動作を加えたものを示している。
【0218】図2の動作に加え、プレート/PLA,P
LA選択前に、/EQLを下げ、ビット線/BL,BL
のイコライズを解除すると同時に、選択しないセンスア
ンプの右のセルアレイとセンスアンプを切り離すため、
φt1をLowにする。センスアンプ活性化は、サブビッ
ト線/SBLの信号により、増幅トランジスタに電流が
流れ、ビット線対/BL,BLに電位差が十分発生した
後、SENをHigh、/SEPをLowにすることに
より、フリップフロップ型センスアンプが動作する。ブ
ロック書き込み選択信号BS0をOFFした後、SEN
をLow、/SEPをHighにしてセンス動作は修了
する。その後、/EQLをHigh、φt1をHighに
して、スタンドバイ状態になる。
【0219】(第5の実施形態)図11は、本発明の第
5の実施形態に係わる半導体記憶装置を示す回路構成図
であり、特にセンスアンプ構成とセルアレイのブロック
構成を示している。
【0220】本実施形態は基本的には図9の例と同じで
あるが、図9と異なる点は、ダミーセルがセルアレイ側
にあることである。これは、セルアレイのセルと同様な
プロセス,構造のダミーセルを構成するのに適してい
る。
【0221】(第6の実施形態)図12(a)〜(c)
は、本発明の第12の実施形態に係わる半導体記憶装置
を示す回路構成図であり、特にダミーセル構成を示して
いる。この実施形態は、図1の実施形態及びそれ以後の
実施形態に適用できる構成である。
【0222】本実施形態のダミーセルは、図9に示すセ
ンスアンプのビット線/BLSA,BLSAに接続して
いる。図11のセルアレイ内部でも良い。図12(a)
のダミーセルは、単純にキャパシタを用いて、カップリ
ングによりリファレンスビット線の電位を発生する。
【0223】図13は、図12(a)のダミーセルの動
作例を示す信号波形図である。これは、図1の回路例で
しかも、図2の動作例の場合を示す。BLSA側にセル
データが読み出され、BLSAが“1”データの時、V
BLHから下がり (1/2)VBLH−2Vsになる。“0”デ
ータの時、 (1/2)VBLHの状態ままの2つの状態の中間値
に、リファレンスビット線/BLSAがなるように、即
ち (1/2)VBLH−Vsになるように、VDWL0の電位を
下げ、ダミーキャパシタのカップリングにより/BLS
Aの電位を下げる。センスアンプでビット線対を増幅し
た後は、VWDL0を上げ元に戻して良い。
【0224】図12(b)は、図12(a)と同様にキ
ャパシタカップリング方式のダミーセルである。ダミー
キャパシタと、両端をショートしリセットするトランジ
スタQ10と信号RSTと、ダミーキャパシタをビット
線と接続するトランジスタQ11,Q12とダミーワー
ド線VDWL0,VDWL1から構成している。MOS
ゲートキャパシタでダミーキャパシタ形成した場合に面
積が大きくなる問題に対して、ダミーキャパタをビット
線対で共有し面積を削減している。
【0225】図14は、図12(b)のダミーセルの動
作例を示す信号波形図である。ダミーセルデータを読み
出す前に、RSTをLowにして、ダミーキャパシタの
ショートを解除してから、VDWL0をHighにする
と、VDPL電位が (1/2)VBLHより低い場合、キャパシ
タのカップリング分だけ/BLSA電位が下がり、リフ
ァレンス電位となり得る。その他、応用例として図14
でDPLをクロッキングしても良い。
【0226】図12(c)は、図12(b)と同様にキ
ャパシタカップリング方式のダミーセルである。異なる
点は、2種類のダミーキャパシタCD0とCVD1があ
る点である。
【0227】図15は、図12(c)のダミーセルの動
作例を示す信号波形図である。図4で示したように、選
択したワード線の位置により負荷容量CL(=CSB
L)が異なり、サブビット線の電位が異なり、結果とし
て、ビット線BLの下がる程度が異なる問題をこれは解
決できる。即ち、CD0とCD1の容量を変え、選択し
たワード線の位置により図15のようにRST0を下げ
るか、RST1を下げるか変えることにより、CLが変
わる問題を量子的ではあるが解決できる。さらにCDi
の数を増やせば、細かく制御可能である。図13(a)
〜(c)の例は常誘電体キャパシタを用いていたが、強
誘電体キャパシタでも構成可能である。
【0228】(第7の実施形態)図16(a)〜(c)
は、本発明の第7の実施形態に係わる半導体記憶装置を
示す回路構成図であり、特にダミーセル構成を示してい
る。この実施形態は、図1の実施形態及び、以後の実施
形態に適用できるダミーセル構成を示し、定電流型ダミ
ーセルを示している。
【0229】図16(a)は、2個のトランジスタでダ
ミーセルを構成している。図17は、図16(a)のダ
ミーセルの動作例を示す信号波形図である。図1のトラ
ンジスタQ5がONし、”1”データがBLSAに読み
出され、BLSA電位が下がる場合のトランジスタQ5
に流れる電流をIとした場合、VDWL0がHighに
なり、トランジスタQ13がONし/BLSAからVD
SEに流れる電流を (1/2)Iに設定すれば、リファレン
スが生成できる。
【0230】図12のダミーセルは、時間と共にセルデ
ータが読み出されるビット線BLSAの電位が下がるの
に対して、リファレンス電位は固定のため、一定時間後
センスする必要があった。しかし、図16の場合は、常
にリファレンス電位は“1”と“0”データの中間値に
設定できるメリットがある。 (1/2)Iの設定は、VDS
Eの電位、VDWL0のHighの電位及び、トランジ
スタQ13のサイズで調整できる。
【0231】図16(b)は、図16(a)に比べ精度
調整が可能な例を示す。図18は、図16(b)のダミ
ーセルの動作例を示す信号波形図である。トランジスタ
Q14よりトランジスタQ15の駆動能力を大きく設定
して、 (1/2)I電流が、トランジスタQ14で制限され
るようにし、トランジスタQ14の電流もVDC,VD
SE電位で決まるようにしておき、VDWL0をHig
hにして、 (1/2)Iが流れるようにする。VDC,VD
SE電位をアレイ外部からヒューズ等で微調整できるよ
うにすれば、精度が上がる。
【0232】図16(c)は、図16(b)の定電流方
式のダミーセルを複数個用意した場合を示す。図19
は、図16(c)のダミーセルの動作例を示す信号波形
図である。図12(c)と同様にどちらか一方を選択し
て、選択したワード線の位置により読み出し信号が異な
る問題を回避している。どちらか一方ばかりでなく両方
を選択するようにすれば、より細分化できる。
【0233】(第8の実施形態)図20は、本発明の第
8の実施形態に係わる半導体記憶装置を示す回路構成図
であり、特にダミーセル構成を示している。この実施形
態は、図1の実施形態及び、以後の実施形態に適用でき
るダミーセル構成である。この例は、ダミーキャパシタ
として、セルアレイと同じ強誘電体キャパシタを用いた
例であり、図4で示した選択したワード線の位置によ
り、図1の負荷容量CLが異なりサブビット線SBLの
電位が異なる問題を解決できる。
【0234】図20において、左上下のブロックユニッ
トは、図1と同じ構成で、ダミーワード線に接続され、
左端はダミープレートDPL,DPLに直接接続されて
いる。右上下のブロックユニットは選択せずVPPに接
続されて、リセットトランジスタQ16,Q17を介し
て固定電位Vss’に接続されている。ブロック書き込み
選択信号及びこのトランジスタは無く、増幅トランジス
タのみ存在する構成である。
【0235】図21は、図20のダミーセルの動作例を
示す信号波形図である。DRST0を下げ、選択ワード
線に対応する位置のダミーワード線を下げ、ダミーサブ
ビット線/DSBL,DSBLをフローティングにす
る。その後、DPLを上げると、“0”データがDSB
Lに読み出され、増幅トランジスタQ18がONし、
(1/2)Iの電流が流れ、リファレンスビット線/BLの
電位が下がりリファレンス電位が発生するしくみであ
る。その後、DPLがHighのまま、DRSTを上げ
ると、選択したダミーセルの強誘電体キャパシタにDP
L−Vss’の電位が書き込まれ“0”データがもとに戻
される。その後、DPLを下げ、DWL0を上げてスタ
ンドバイ時の状態に戻る。
【0236】この場合、ダミーセルの“0”データ読み
出しによるDSBLの電位と、図1の“0”データ読み
出しのSBLの電位は、選択したワード線の位置に拘わ
らず同じになる。このとき、図20の増幅トランジスタ
Q18のW/L比を図1のトランジスタQ5のW/Lに
比べて大きく設定しておけば、リファレンス電位が容易
に発生できる。
【0237】またその他の方式として、Vss’の電位を
Vssより高めに設定すると、図22の動作点設計指針の
点線の負荷直線に示すように、トランジスタQ18とト
ランジスタQ5が同じサイズのままでも、常にダミーセ
ルの動作点は、通常セルの動作点より右側になる。この
“0”データ書き込みダミーセル方式は、ダミー強誘電
体キャパシタの分極反転を伴うことが無いため、通常セ
ルより選択回数が多くても、疲労による劣化の問題を回
避できる。
【0238】またその他の応用例として、Vss’=Vss
のままで、トランジスタQ18とトランジスタQ5のサ
イズを同じままでも、右上下のブロックユニットの負荷
容量小さくすれば、“0”データの動作点は、通常セル
よりダミーセルが右側になる。例えば、右上下のブロッ
クユニットの直列数を半減する等の方法が良い。
【0239】その他の方式として、ダミーセルとして
“1”データを常に読み出す方式も可能である。例え
ば、DPLを下げた後、Vss’を上げ下げすることによ
り“1”データがダミーの強誘電体キャパシタに書き込
まれる。読み出しは、右のDSBL側の負荷容量を通常
セルより大きくすれば、リファレンスとなりうる。又
は、同じ構成で、Vss’のHigh電位を通常セルより
下げたり、トランジスタQ19のサイズをトランジスタ
Q5のサイズより小さくすれば容易にリファレンスが発
生できる。また、右の上下の2個ブロックユニットを合
体して負荷容量を増大することもできる。
【0240】(第9の実施形態)図23は、本発明の第
9の実施形態に係わる半導体記憶装置を示す回路構成図
であり、特に強誘電体メモリのセルブロック,セルアレ
イ,センスアンプ構成を示している。この図は、図1の
構成よりもより概念的な構成を示している。
【0241】セルトランジスタと強誘電体キャパシタを
並列接続して1個のセルを構成し、これを直列接続して
ブロックユニットを構成している。ブロックユニットの
一端はPL駆動回路に接続され、他端は増幅回路及び書
き込み回路を介してビット線/BL,BLに接続され、
ビット線には複数のセルブロックが接続され、ビット線
の端はセンスアンプ回路に接続されている。
【0242】この実施形態では、選択したワード線を下
げ、PL駆動回路でブロックユニットに電圧を印加し
て、サブビット線/SBL或いはSBLにセル電荷を読
み出し、これを増幅回路で増幅して、ビット線/BL或
いはBLに信号を伝えセンスアンプで増幅して、これを
書き込み回路でサブビット線/SBL或いはSBLに書
き戻し、セルに書き戻す方式である。これによる効果
は、図1と同様である。1トランジスタ+1キャパシタ
構成でなく、上下のブロックユニットの両方からセルデ
ータを読み出す、2トランジスタ+2キャパシタ構成も
可能である。この場合はダミーセルは不要である。
【0243】(第10の実施形態)図24は、本発明の
第10の実施形態に係わる半導体記憶装置を説明するた
めのもので、特に複数の強誘電体メモリアレイと複数の
センスアンプ配置例を示している。この例は、図1の実
施形態はもとより他の実施形態にも適用できるものであ
る。前記した図1の効果のまとめ5)で示したように、
本発明を適用することにより、セルブロック内のサブビ
ット線の負荷容量によりサブビット線の読み出し電位が
決まり、これを増幅トランジスタを用いてビット線を駆
動するため、読み出し時間さえあれば、ビット線の寄生
容量はいくら大きくても読み出せる。図24(a)は従
来セルアレイとセンスアンプ配置を示し、(b)は本実
施形態の構成例を示す、ビット線につながるセル数を多
くできることにより、結果としてセンスアンプ数を激減
でき、チップサイズの低減、即ちチップ内のセル占有率
を上げることができる。なお、時間をかければと述べた
が、本発明においては、セルブロック毎に2個のトラン
ジスタのみビット線につながるため、従来の1トランジ
スタ+1キャパシタのセルに比べてビット線容量/ce
llが1/2〜1/4程度と小さいので、センスアンプ
数は元々、同じパワー、ほぼ同じ充電放電時間でも同じ
時間で動作が可能である。さらに、自己ブロック増幅効
果によりセンスアンプ数を低減できるわけである。
【0244】(第11の実施形態)図25は、本発明の
第11の実施形態に係わる半導体記憶装置を説明するた
めのもので、メモリチップ構成例、ロジック混載構成
例、RF−IDカード構成例を示している。この例は、
図1の実施形態はもとより他の実施形態にも適用できる
ものである。
【0245】図25(a)はメモリチップ構成例であ
り、チップにはセルアレイ,センスアンプばかりでな
く、少なくともローデコーダ(R/D),カラムデコー
ダ(C/D),周辺回路等が設けられている。図25
(b)はロジック混載構成の場合であり、本発明のメモ
リと各種ロジックLSIの混載で構成される。ロジック
LSIが限界で無く、従来メモリに限界(読み出し安定
動作限界或いはコスト限界)が来た場合でも、本発明に
は限界が来ない場合、この構成が有効である。図25
(c)はRFーIDカード構成の場合であり、本発明の
メモリとロジックLSI及びアンテナで構成される。
【0246】(第12の実施形態)図26は、本発明の
第12の実施形態に係わる半導体記憶装置を示す回路構
成図であり、特に強誘電体メモリのブロック構成を示し
ている。図1とほぼ同一の構成であり、殆どの効果が図
1と同じである。異なる点は、上の左右のブロックユニ
ットに接続されるサブビット線/SBLをゲート入力と
する増幅トランジスタQ20のソースがビット線/BL
側に接続され、ドレインがVSE電位に接続される。さ
らに、下の左右のブロックユニットに接続されるサブビ
ット線SBLをゲート入力とする増幅トランジスタQ2
1のソースがビット線BL側に接続され、ドレインがV
SE電位に接続される点である。即ち、読み出すビット
線と書き込みを行うビット線が同じビット線/BL或い
はBLである点である。
【0247】図27は、図26の具体的な動作例を示す
信号波形図である。まず、スタンドバイ時は、全てのワ
ード線WLA0〜3、WLB0〜3は昇圧電位Vpp、全
てのプレート/PLA,PLA,/PLB,PLBは0
V、プレート選択信号PSA,PLBをVppにしておく
ことにより、セルトランジスタは全てONしており、全
てのセルの強誘電体キャパシタの両端は電気的にショー
トされて、さらにこの両端の電位及びサブビット線/S
BL,SBLの電位は、プレート選択信号がHighの
ため、プレートに接続され0Vになっている。
【0248】また、ブロック書き込み選択信号BS0,
BS1は0Vにしておくことにより、トランジスタQ2
2,Q23はOFFしており、/SBL,SBLが0V
のため、VSEが VBLH と高い電位であっても、増幅ト
ランジスタQ20,Q21もOFFしている。よって、
ビット線/BL,BLとサブビット線/SBL,SBL
は完全に分離されている。
【0249】この動作例の場合、ビット線/BL,BL
のプリチャージ電位は0Vである。動作時は、選択した
セルブロックの、例えば左上のブロックユニットのメモ
リセル(Q24,CF2)選択時の動作を説明する。ま
ず、選択メモリセルにつながるワード線WLA0を0V
に下げセルトランジスタQ24をOFFする。同時に或
いは前後して、右上,右下のブロックユニットとプレー
ト/PLB,PLBを切り離すため、プレート選択信号
PSBを0Vに下げトランジスタQ25,Q26をOF
Fする。さらに、ビット線/BL,BLを0Vのままフ
ローティングにする。ここで、Q27,Q28はONの
ままである。
【0250】これにより、セルトランジスタQ24はO
FF、トランジスタQ25はOFFしているため、選択
したセルの強誘電体キャパシタCF2の右側の端子から
/SBL、さらに右上のブロックユニットのセル内部ノ
ードは全てつながり、かつ0Vでフローティングにな
る。
【0251】次に、選択した左上のブロックユニットに
接続されるプレート/PLAのみを0Vから VBLH に上
げる。PLAから選択した強誘電体キャパシタの左側端
子まで VBLH 電位が印加される。このとき、CF2の右
側の端子から/SBL、さらに右上のブロックユニット
のセル内部ノードの容量が負荷容量CLとなり、強誘電
体キャパシタに“1”データが書き込んであれば、分極
反転して、セルデータがサブビット線/SBL(正確に
は、CF2の右側の端子から/SBL、さらに、右上の
ブロックユニットのセル内部ノード)に読み出され/S
BLの電位が0Vから2Vs+Voに上がる。
【0252】強誘電体キャパシタに“0”データが書き
込んであれば、分極反転せず、CF2の常誘電体成分容
量とCLの容量比分だけ、サブビット線/SBLの電位
上がり、/SBLの電位はVoとなる。このとき、対を
なすサブビット線SBLの電位はPLAが0Vのままな
ので、0Vのままである。ここで、VSE電位を VBLH
に設定しておくと、増幅トランジスタQ20のゲート電
位は“1”データ時は2Vs+Vo、“0”データ時は
Vo、ドレイン電位(=VSE)は VBLH 、ドレイン電
位(=/BL)は0Vとなる。
【0253】トランジスタQ20のしきい値電圧Vtを
Vo<Vt<2Vs+Voに設計しておくと、図27に
示すように、“1”データ時、トランジスタQ20はO
Nしているため、0Vにプリチャージされている/BL
は増幅トランジスタQ20を介して、VSEに電流が流
込むことにより、0Vから電位が上がり始める。ここ
で、センスアンプ動作前の上がった電位を0V+2Vst
定義する。逆に、“0”データ時、トランジスタQ20
はOFFしているため、0Vにプリチャージされている
/BLは増幅トランジスタQ20を介して、VSEから
電流が流れず、0Vのままである。
【0254】このとき、定電流駆動トランジスタを用い
たダミーセル等を用いて、BL電位を“1”データ時B
L側が上がる電位の半分の電位上げるように設定すると
(即ちセンス動作前、0V+Vst)、センスアンプ動作
前、“1”データ時、/BLは0V+2Vst、BLは0
V+VstとなりVstの電位差が図26の右のセンスアン
プに入力され、フリップフロップ型のセンスアンプで増
幅され、BLは0V、/BLは VBLH となる。また、
“0”データ時、/B2kは0V、BLは0V+Vstとな
りVstの電位差が図26の右のセンスアンプに入力さ
れ、フリップフロップ型のセンスアンプで増幅され、B
Lは VBLH 、/BLは0Vとなる。
【0255】なお、図27の例ではビット線対は0Vに
プリチャージにしてあったが、ある一定の電位VBLで
も良いし、 (1/2)VBLHにしてもよい。この場合、増幅ト
ランジスタQ20,Q21が“1”データ時ONし、
“0”データ時OFFするように、増幅トランジスタの
しきい値電圧VtをVo−VBL<Vt<Vo+2Vs
−VBLになるように設計する必要がある。
【0256】或いは、ONするが電流の違いをセンスア
ンプで検知する場合は、Vt<Vo−VBLに設計する
必要がある。但し、本実施形態は図1と異なり、増幅ト
ランジスタのソース側がビット線となるため、ソース電
位が変わる問題を持つ。例えば“1”データ時/BLが
上がり始めるとソース電位が上がり増幅トランジスタは
途中でOFFする。また、“0”データ時、/BLを0
Vプリチャージ以外にしておくと、センスアンプでの増
幅で、/BLが下がると、増幅トランジスタがONして
しまう問題がある。
【0257】後半の問題は図27の0Vビット線プリチ
ャージ方式で回避できるし、前半の問題は、確かに図1
に比べて読み出し信号量は減るが、サブビット線に読み
出される信号量は大きく、この分だけ、ビット線対の電
位差が開いてから増幅トランジスタがOFFするため問
題ない。しかも、一定の所でビット線対の電位差が止る
ため、図12に示したキャパシタカップリング型のダミ
ーセルに適している。逆に言うと、図1の方式は、図1
6、図20等の定電流型ダミーセルが適していることを
示している。なお、VSEの電位は VBLH でも良いし、
ビット線のプリチャージ電位より高ければ何でも良い。
【0258】データの再書き込み時、サブビット線/S
BLに接続されるブロック書き込み制御信号BS0のみ
Vppに上げる。すると、0V或いは VBLH に増幅された
ビット線/BLの電位が/SBLに書き込まれ、“1”
データ時、/SBLは VBLHとなり、“0”データ時/
SBLは0Vになる。このとき、プレート電位(=選択
強誘電体キャパシタの左側の端子)は VBLH のため、
“0”データ時、強誘電体キャパシタには−VBLHの電圧
(強誘電体キャパシタの右側の端子を正と定義)が印加
され、“0”データが再書き込みされる。“1”データ
時は、その後、プレート/PLAが0Vに下げられ、選
択強誘電体キャパシタの左側の端子も0Vになった
時、、強誘電体キャパシタには VBLH の電圧(強誘電体
キャパシタの右側の端子を正と定義)が印加され、
“1”データが再書き込みされる。
【0259】これら一連の動作において、SBL電位は
ずっと0Vのままなので、下のブロックユニットのデー
タは保持されたまま、安定である。例えば、外部から異
なるデータを書き込む場合(ライト・モード)や、デー
タの読み出し後外部データを書き込む場合(リード・モ
ディファイ・モード)、BS0がHighになったあと
書き込めば良い。
【0260】再書き込み終了後は、まずブロック書き込
み選択信号BS0をHighから0Vに下げる。これに
より、/BL側から/SBLへの干渉は無くなる。その
後、WLA0を上げ、同時に或いは前後して、プレート
制御信号PSAを上げると、選択されていたセルの強誘
電体キャパシタは電気的にショートされ、右上,左上の
ブロックユニットの内部ノードと/SBLノードは0V
になる。これら動作と同時に或いは前後して、ビット線
対/BL,BLを0Vに下げると、スタンドバイ状態に
戻る。
【0261】以上述べたように図26の構成は図1とほ
ぼ同じで、その効果をまとめると、 1)先願と同様に、4F2 サイズの高密度のセルを実現
しつつ、平面トランジスタで製造の容易化を実現し、さ
らに高速なランダムアクセス機能を有することが可能。
【0262】2)設計ルールが縮小して、強誘電体キャ
パシタ面積が縮小しても、それに合わせて分極反転時の
負荷容量であるサブビット線容量が低減でき、十分な読
み出し信号電圧が得られ、増幅トランジスタを用いてビ
ット線を増幅するため、安定動作が可能。
【0263】3)従来FRAMと同様動作原理が単純
で、しかも高速プレート動作により、高速動作が可能。
【0264】4)ビット線容量が大きくても読み出し可
能であるため、ビット線に接続できるセルブロック数を
多くでき、結果としてセンスアンプ面積を低減できる。
【0265】5)ルール縮小により、強誘電体キャパシ
タの分極量の減少に合わせて、ブロックユニット内の直
列セル数を減らせば、最適化が可能。
【0266】6)設計ルールが緩く、ソフトエラーが厳
しい状況では、ブロックユニットの直列セル数を増加さ
せ、負荷容量を追加して読み出し電荷を増やせば、ソフ
トエラーを抑えられ、設計ルールが小さくなるに従っ
て、ソフトエラーレートが下がるに従って、ソフトエラ
ーが問題無い程度に、強誘電体キャパシタサイズと、直
列セル数を徐々に減らして、サブビット線に読み出され
る信号量を確保すれば、良い。
【0267】7)ブロックユニット内の複数のセルで、
増幅トランジスタと、書き込みトランジスタを共用する
ことにより、セルサイズのオーバヘッドを極めて小さな
ものにできる。
【0268】8)左右のブロックユニットで増幅トラン
ジスタや、ブロック書き込み選択トランジスタを共有す
れば、さらにこれらのオーバヘッドは小さい。
【0269】9)分極反転のための負荷容量として、選
択したブロックユニットの反対側のブロックユニットの
内部容量を用いることにより、ほぼ安定に動作が可能。
【0270】10)ブロックユニットのセル数を変えるこ
とにより、自由に負荷容量の調整が可能。
【0271】11)サブビット線の信号でビット線対の同
じ側のビット線を増幅トランジスタで駆動することによ
りビット線に一定量の電位差が発生し、簡単なキャパシ
タカップリング型のダミーセルが利用し易い。
【0272】(第13の実施形態)図28は、本発明の
第13の実施形態に係わる半導体記憶装置を示す平面図
であり、特に強誘電体メモリのブロック構成のレイアウ
トを示している。図28(a)は図1の回路図に対応し
て、トランジスタの位置も図1と同じ配置である。図2
8(b)は図26の回路図に対応して、トランジスタの
位置も図26と同じ配置である。このように、図1、図
26は等価回路自身でも本発明の効果があるばかりでな
く、トポロジ的にも細密配置の効果がある。
【0273】図29は、図28(a)の増幅トランジス
タとブロック書き込み選択トランジスタ部分の拡大レイ
アウト図である。複数層重ねると判りにくいため、同じ
レイアウトの各層を図30から図32に分けて表示して
ある。各レイヤ表示として、拡散層をAA、ゲート層を
GC、上部電極層をTE、下部電極層をBE、強誘電体
層をFE、ビット線層をBL、拡散層−下部電極層間コ
ンタクトをAA−BE−C、拡散層−上部電極層間コン
タクトをAA−TE−C、ゲート層−下部電極層間コン
タクトをGC−BE−C、上部電極層−ビット線層間コ
ンタクトをTE−BE−Cと定義している。上部電極
層,下部電極層は強誘電体キャパシタの上下電極層を意
味する。
【0274】図30において、Q6,Q5が増幅トラン
ジスタのチャネル部を示し、Q7,Q8がブロック書き
込み選択トランジスタのチャネル部を示す。サブビット
線/SBL,SBLは図31に示すように、下部電極層
(BE)を引き回すことにより、容易にビット線となる
ビット線層(BL)の下に形成できる。図29から図3
2で判るように、増幅トランジスタとブロック書き込み
選択トランジスタを左右のブロックユニットにより素子
数を減らし、さらにVSE端子部は増幅トランジスタQ
6,Q5のソースを共有し、また増幅トランジスタのド
レインとブロック書き込み選択トランジスタのドレイン
で拡散層を共有し、さらにセルトランジスタのドレイン
とブロック書き込み選択トランジスタのソースで拡散層
を共有するため、非常にコンパクトなレイアウトになっ
ている。
【0275】図28において、セルサイズを4F2 とす
ると、プレート駆動部,増幅トランジスタ部,ブロック
書き込み選択トランジスタ部を含む、ブロック平均のセ
ルサイズは、ブロックユニットのセル直列接続数が16
直列で、5F2 サイズ、32直列で4.5F2 サイズ、
64直列で4.25F2 サイズと、自己増幅機能がある
にも係らず極めて小さなセルとなる。また、セルアレイ
内でピッチが厳しいにも拘わらず、無理なく自己増幅機
能を実現するトランジスタが配置できている。図33
は、図28(b)の増幅トランジスタとブロック書き込
み選択トランジスタ部分の拡大レイアウト図である。複
数層重ねると判りにくいため、同じレイアウトの各層を
図34から図36に分けて表示してある。レイヤ構成及
びレイヤの別けかたは、図30から図33と同じであ
る。図26の回路構成を実現するには、図30における
トランジスタQ5、Q6のトランジスタのGC、GC−
BE−Cをチャネルを中心に上下の折り返すだけで実現
できている。
【0276】図37は、図28(a)(b)に共通のプ
レート選択トランジスタとプレート線の部分の拡大レイ
アウト図である。図38及び図39は、図37のレイア
ウトの一部の層のレイアウトを示す。プレート線も隣接
のセルブロックで共有することにより、この部分の面積
を半減できている。図37で/PLB’側が隣接する他
のセルブロック部である。プレート線にはTEを用い
て、2ビット線毎に、拡散層AAとコンタクトを取るこ
とにより、フォールデッドBL方式を実現している。
【0277】(第14の実施形態)図40〜図43は、
本発明の第14の実施形態に係わる半導体記憶装置を示
す素子構造断面図であり、特に強誘電体メモリのブロッ
ク構成例を示している。
【0278】図40は28(a)のレイアウト構成の左
側の断面図に対応し、図41は28(a)のレイアウト
構成の右側の断面図に対応している。図40及び図41
の各図(a),(b),(c)は、ビット線方向で、/
BL中央,/BLとBLの中間,BL中央で割った時の
断面図に対応する。BEを巧みに用いることによりコン
パクトで、設計余裕がありつつ自己増幅機能を実現して
いことが判る。
【0279】図42及び図43は、構成が図40及び図
41と類似しているがこれらと大きく異なる点は、強誘
電体キャパシタが下部電極間に形成されている点であ
る。これにより、メモリセル部の強誘電体キャパシタが
セルフアラインで形成されるメリットがある。サブビッ
ト線の配線はBEで配設できていることが判る。
【0280】(第15の実施形態)図44は、本発明の
第15の実施形態に係わる半導体記憶装置を示す回路構
成図であり、特に強誘電体メモリのブロック構成を示し
ている。本実施形態の回路構成及び効果は、図1とほぼ
同じである。図1と異なる点は、サブビット線/SB
L,SBLに負荷容量安定用キャパシタC10を接続し
て、他端を固定電位VLに接続した点である。
【0281】固定の安定負荷容量を追加することによ
り、図4で示した、選択したワード線の位置により負荷
容量が変化して、動作点がずれる問題を克服できる。さ
らに、デバイスの縮小がそれ程進んでいなく、反対側の
ブロックユニットだけでは、負荷容量が不足する場合に
も適用できる。また、デバイスの縮小がそれ程進んでい
なく、負荷容量を稼ぐために、ブロックユニットのセル
数を多くして、読み出し遅延が増大するのも防げる。
【0282】図45は、図44の具体的な動作例を示す
信号波形図である。これは、 (1/2)VBLHプリチャージ方
式の場合で、図2と動作は同じである。図46は、図4
4の具体的な別の動作例を示す信号波形図である。これ
は、 VBLHプリチャージ方式の場合で、図3と動作は同
じである。但し、サブビット線の読み出し電位は負荷容
量変化により異なる。
【0283】(第16の実施形態)図47は、本発明の
第16の実施形態に係わる半導体記憶装置を示す回路構
成図であり、特に強誘電体メモリのブロック構成を示し
ている。これは、図26の構成に負荷容量C10を追加
した場合を示している。効果は、図44と同じである。
図48は、図47の具体的な動作例を示す信号波形図で
ある。Vssビット線プリチャージ方式を示し、図27と
動作は同じである。
【0284】図49は、図47の具体的な別の動作例を
示す信号波形図である。これは、ビット線 (1/2)VBLHプ
リチャージ方式を示す。図27の説明で示した増幅トラ
ンジスタのしきい値を変えて、ビット線 (1/2)VBLHプリ
チャージ方式を実現しても良いし、図49に示すよう
に、増幅トランジスタ動作時にVL線を上の持ち上げ
て、サブビット線電位を上げ、増幅トランジスタをON
させても良い。
【0285】(第17の実施形態)図50及び図51
は、本発明の第17の実施形態に係わる半導体記憶装置
を示す回路構成図であり、特に強誘電体メモリのブロッ
ク構成を示している。図50の構成は、図44の負荷容
量を強誘電体キャパシタで実現した場合である。図51
の構成は、図47の負荷容量を強誘電体キャパシタで実
現した場合である。
【0286】強誘電体キャパシタには常に正或いは負の
バイアスしかかからないように設計すれば、分極反転す
ることなく、負荷容量として利用できる。例えば、VL
をVssに設定して、メモリ出荷前に一度動作させ、サブ
ビット線を VBLH にしておけば、その後Zこの強誘電体
キャパシタが分極反転することは無くなる。
【0287】(第18の実施形態)図52は、本発明の
第18の実施形態に係わる半導体記憶装置を示す平面図
であり、特に強誘電体メモリのブロック構成のレイアウ
トを示している。これは、ブロック書き込み選択トラン
ジスタ及び増幅トランジスタ部分のレイアウトを示して
いる。
【0288】図53は図52のレイアウト図の一部レイ
ヤ層を表示したものであり、図54は図52のレイアウ
ト図の一部レイヤ層を表示したものである。図52〜図
54において、(a)は、図29と対比して、増幅トラ
ンジスタのサイズのチャネル長L側を大きくした場合を
示す、これにより、サブビット線の負荷容量の一定成分
が増加できる。(b)は、図44に対応して、強誘電体
の安定用キャパシタを追加した場合を示している。この
例では、1セルブロックに4個の安定用FEを追加して
いる。
【0289】(第19の実施形態)図55は、本発明の
第19の実施形態に係わる半導体記憶装置を示す回路構
成図であり、特に強誘電体メモリのブロック構成を示し
ている。これは、図1のセルブロックから右上下のブロ
ックユニットを取り除いた構成のものであり、殆どの効
果は図1と同じである。左右のブロックユニットの選択
が無い分、プレート選択信号及びプレート選択トランジ
スタが不要になり、プレートはブロックユニットに直に
接続される。図4で示した選択するワード線の位置によ
る負荷容量の変化が激しいが、これはダミーセルで対応
できるし、図52(a)のようなトランジスタサイズを
大きくして対応できる。
【0290】図56は、図55の具体的な動作例を示す
信号波形図である。WL0を下げ、/PLを上げるだけ
で、サブビット線/SBLにデータが読み出され、増幅
トランジスタを介してこのデータはビット線対の反対の
ビット線BLに読み出され、センスアンプで増幅され
る。増幅後のデータは、ブロック書き込み選択信号BS
0をHighにすることでサブビット線に戻され、/P
LをHighからLowに駆動することにより、
“1”,“0”データがセルに書き戻される。その後、
BS0を下げ、WL0を上げると、自動的にサブビット
線の全てのノードはVssになる。ビット線もイコライズ
することにより、図1と同様 (1/2)VBLHに戻され、スタ
ンドバイ状態になる。
【0291】図57は、図55の具体的な別の動作例を
示す信号波形図である。図56と異なる点は、ビット線
が VBLH 電位プリチャージである点のみである。このよ
うに、図1とほぼ同様な効果、ほぼ同様な動作が可能と
なる。
【0292】(第20の実施形態)図58は、本発明の
第20の実施形態に係わる半導体記憶装置を示す回路構
成図であり、特に強誘電体メモリのブロック構成を示し
ている。図55と異なる点は、図1と図26の違いと同
様、増幅トランジスタがつながるビット線が、書き込み
用ビット線と同じである点である。
【0293】図59は、図58の具体的な動作例を示す
信号波形図である。Vssビット線プリチャージにより、
図27と図56を足し合せた動作が可能である。
【0294】(第21の実施形態)図60は、本発明の
第21の実施形態に係わる半導体記憶装置を示す回路構
成図であり、特に強誘電体メモリのブロック構成を示し
ている。図55の構成とことなる点は、負荷容量安定用
常誘電体キャパシタが追加された点である。
【0295】図61は図60の具体的な動作例を示す信
号波形図であり、図62は図60の具体的な動作例を示
す信号波形図である。それぞれ図56、図57と同じ動
作が可能で、サブビット線の読み出し電位のみ異なる。
【0296】(第22の実施形態)図63は、本発明の
第22の実施形態に係わる半導体記憶装置を示す回路構
成図であり、特に強誘電体メモリのブロック構成を示し
ている。これは、図58と同様の構成で、図58の構成
と異なる点は、負荷容量安定用常誘電体キャパシタが追
加された点である。
【0297】図64は、図63の具体的な動作例を示す
信号波形図である。これは、図59と同じ動作が可能
で、サブビット線の読み出し電位のみ異なる。
【0298】(第23の実施形態)図65〜図78は、
本発明の第23の実施形態に係わる半導体記憶装置を示
す回路構成図であり、特に強誘電体メモリのブロック構
成を示している。図65の構成は、図60の常誘電体キ
ャパシタの負荷容量の替わりに強誘電体キャパシタを用
いた点のみ異なる。図66の構成は、図63の常誘電体
キャパシタの負荷容量の替わりに強誘電体キャパシタを
用いた点のみ異なる。
【0299】図67の構成は、これは図55と等価回路
は同じ、効果も同じであるが、トランジスタ配置位置の
トポロジが異なる。ブロック書き込み選択トランジスタ
と増幅トランジスタを分けて配置している。図68の構
成は、図60と等価回路は同じ、効果も同じであるが、
トランジスタ配置位置のトポロジが異なる。
【0300】図69の構成は、図65と等価回路は同
じ、効果も同じであるが、トランジスタ配置位置のトポ
ロジが異なる。図70の構成は、図58と等価回路は同
じ、効果も同じであるが、トランジスタ配置位置のトポ
ロジが異なる。ブロック書き込み選択トランジスタと増
幅トランジスタを分けて配置している。
【0301】図71の構成は、図63と等価回路は同
じ、効果も同じであるが、トランジスタ配置位置のトポ
ロジが異なる。図72の構成は、図66と等価回路は同
じ、効果も同じであるが、トランジスタ配置位置のトポ
ロジが異なる。
【0302】図73の構成は、図67と等価回路は同
じ、効果も同じであるが、トランジスタ配置位置のトポ
ロジが異なる。図74の構成は、図68と等価回路は同
じ、効果も同じであるが、トランジスタ配置位置のトポ
ロジが異なる。
【0303】図75の構成は、図69と等価回路は同
じ、効果も同じであるが、トランジスタ配置位置のトポ
ロジが異なる。図76の構成は、図70と等価回路は同
じ、効果も同じであるが、トランジスタ配置位置のトポ
ロジが異なる。
【0304】図77の構成は、図71と等価回路は同
じ、効果も同じであるが、トランジスタ配置位置のトポ
ロジが異なる。78の構成は、図72と等価回路は同
じ、効果も同じであるが、トランジスタ配置位置のトポ
ロジが異なる。
【0305】(第24の実施形態)図79は、本発明の
第24の実施形態に係わる半導体記憶装置を示す平面図
であり、特に強誘電体メモリのブロック構成のレイアウ
トを示している。図79(a)は、図55の回路図に対
応して、トランジスタ配置のトポロジも対応している。
図79(b)は、図67の回路図に対応して、トランジ
スタ配置のトポロジも対応している。図79(c)は、
図76の回路図に対応して、トランジスタ配置のトポロ
ジも対応している。
【0306】図80(a)〜(c)は、図79(a)〜
(c)のレイアウトにおける一部の層のレイアウトを示
す。同様に図81(a)〜(c)は、図79(a)〜
(c)のレイアウトにおける一部の層のレイアウトを示
す。どのレイアウト図面も、設計ルールを厳しくするこ
となく、ピッチの厳しセルアレイ内に自己増幅機能を搭
載できている。
【0307】(第25の実施形態)図82は、本発明の
第25の実施形態に係わる半導体記憶装置を示す回路構
成図であり、特に強誘電体メモリのブロック構成を示し
ている。本実施形態は、図1とほぼ同様の回路構成,動
作,効果を持つが、異なる点は、プレート選択信号が2
種類(PSA0,PSA1)に分けられ、その分プレー
ト線が1種類に変更になった点である。
【0308】図83は、図82の具体的な動作例を示す
信号波形図である。図2と動作が異なる所を説明する
と、スタンドバイ状態からアクティブ状態への変化時、
右上ブロックユニット,右下ブロックユニット,左下ブ
ロックユニットとプレートを接続制御するプレート選択
信号(PSB0,PSB1,PSA1)をHighから
Lowに下げ、各ブロックユニットとプレートを切り離
す。このとき、左上ブロックユニットとプレートPLA
とを接続制御するプレート選択信号(PSA0)のみH
ighのままにしておく。それと同時或いは前後して、
ワード線WLA0を下げる。
【0309】次いで、PLAのみLowからHighに
することにより、4個のブロックユニットの内、左上ブ
ロックユニット内のセルデータがサブビット線/SBL
に読み出され、これを増幅トランジスタで増幅してビッ
ト線BLに伝え、これをセンスアンプで増幅する。その
後、BS0をHighにしてデータの再書き込みを行
う。スタンドバイに戻るには、BS0を下げ、PSA
1,PSB0,PSB1を上げ、WLA0を上げれば良
い。
【0310】(第26の実施形態)図84は、本発明の
第26の実施形態に係わる半導体記憶装置を示す回路構
成図であり、特に強誘電体メモリのブロック構成を示し
ている。図82とほぼ同様の回路構成,動作,効果を持
つが、異なる点は、負荷容量の安定用常誘電体キャパシ
タを備えた点である。
【0311】図85は、図84の具体的な動作例を示す
信号波形図である。サブビット線の電位が異なる以外の
動作は、図83と同じである。
【0312】(第27の実施形態)図86は、本発明の
第27の実施形態に係わる半導体記憶装置を示す回路構
成図であり、特に強誘電体メモリのブロック構成を示し
ている。図82とほぼ同様の回路構成,動作,効果をも
つが、異なる点は、負荷容量の安定用強誘電体キャパシ
タを備えた点である。
【0313】(第28の実施形態)図87は、本発明の
第28の実施形態に係わる半導体記憶装置を示す回路構
成図であり、特に強誘電体メモリのブロック構成を示し
ている。本実施形態は、先に説明した先願発明(特願平
9−153137号,特願平9−346404号)と同
様に、1個のメモリセルは、セルトランジスタと強誘電
体キャパシタの並列接続で構成され、セルトランジスタ
のゲートは、ワード線WLA0〜WLA3,WLB0〜
WLB3に接続される。
【0314】1つのセルブロックは、4個(多数個も可
能)の直列接続されたメモリセルで構成されており、一
端はプレート(/PLA,PLA)に接続されている。
ここまでは先願と同じである。本実施形態においては、
セルブロックの他端は、セルブロック選択トランジスタ
を介してサブビット線/SBLに接続されている。複数
個のセルブロックが、サブビット線/SBLに接続され
ている。同様に、サブビット線SBL側にも複数個のセ
ルブロックが接続されている。
【0315】この図では、具体的に言うと4個のセルブ
ロック、即ちWLA0〜WLA3をゲート、/PLAを
プレート、BSA0をセルブロック選択信号とし、/S
BLに接続される左上セルブロックと、WLA0〜WL
A3をゲート、PLAをプレート、BSA1をセルブロ
ック選択信号とし、SBLに接続される左下セルブロッ
クと、WLB0〜WLB3をゲート、/PLBをプレー
ト、BSB0をセルブロック選択信号とし、/SBLに
接続される右上セルブロックと、WLB0〜WLB3を
ゲート、PLBをプレート、BSB1をセルブロック選
択信号とし、SBLに接続される左上セルブロックとが
ある。
【0316】トランジスタQ31は、サブビット線(/
SBL)をゲート入力として、ソースをVSE電位に接
続して、ドレインをビット線BLに接続しており、この
トランジスタQ31を用いて/SBLの電位を増幅して
ビット線BLに伝える。トランジスタQ33は逆に、再
書き込み時或いは書き込み時、ブロック書き込み選択信
号BSX0をHighにして、ビット線/BLからの書
き込み電位を、トランジスタQ33を介してサブビット
線/SBLに伝え、セルにデータを再書き込みするのに
用いている。
【0317】トランジスタQ32は、サブビット線(S
BL)をゲート入力として、ソースをVSE電位に接続
して、ドレインをビット線/BLに接続しており、この
トランジスタQ32を用いてSBLの電位を増幅してビ
ット線/BLに伝える。トランジスタQ34は逆に、再
書き込み時或いは書き込み時、ブロック書き込み選択信
号BSX1をHighにして、ビット線BLからの書き
込み電位を、トランジスタQ34を介してサブビット線
SBLに伝え、セルにデータを再書き込みするのに用い
ている。
【0318】トランジスタQ35,Q36は、サブビッ
ト線プリチャージ信号SBEをゲート入力として、サブ
ビット線/SBL,SBLをある電位(VSB)にプリ
チャージするのに用いる。上記サブビット線と複数個の
セルブロックと、増幅トランジスタ,ブロック書き込み
選択トランジスタ,サブビット線プリチャージトランジ
スタを含むユニットを、ここではゲインセルブロックと
する。
【0319】ビット線対(/BL,BL)には、複数個
の前記ゲインセルブロックが接続されている。この図の
例では、3個までのゲインセルブロックが表示されてい
るが、何個でも良い。そして、ビット線対(/BL,B
L)は右端でセンスアンプ回路に接続されている。図8
7では省略してあるが、この図87の構成をワード線方
向に複数個配置して、1つのセルアレイを構成する。
【0320】本実施形態の特徴を簡単に言うと、図1は
セルブロック内で自己増幅機能を有していたが、図87
では、同じサブビット線に接続される複数のセルブロッ
クで自己増幅機能を有して、これをさらに上の階層のビ
ット線対に接続して、これをセンスアンプ回路に接続す
る構成を取る。従来FRAMが有効な領域よりは微細化
が進み、図1が有効な領域ほどは微細化が進んでいな
く、メモリセルの強誘電体キャパシタの分極量と比較し
て、セルブロック内の寄生容量が小さい場合有効であ
り、複数セルブロックが接続されるサブビット線を負荷
容量として、セルデータを読み出し、これを増幅トラン
ジスタで増幅して、ビット線に信号を読み出し、センス
アンプで増幅する形態を取る。
【0321】図88は、図87の具体的な動作例を示す
信号波形図である。この動作図を参考に図87の動作,
効果を説明する。図88は、セルトランジスタQ37と
強誘電体キャパシタCF3で構成されるメモリセルのデ
ータを読み出し、再書き込みする場合の動作例を示す。
【0322】まずスタンドバイ時は、全てのワード線W
LA0〜3,WLB0〜3は昇圧電位Vpp、全てのプレ
ート線/PLA,PLA,/PLB,PLBは0V、セ
ルブロック選択信号BSA0,BSA1,BSB0,B
SB1は0V、セルトランジスタは全てONしており、
全てのセルの強誘電体キャパシタの両端は電気的にショ
ートされて、さらにセルブロック内のこれらセルキャパ
シタの両端の電位は、プレート線が0Vのため全て0V
になっている。また、ブロック書き込み選択信号は全て
0Vにしておくことにより、トランジスタQ38,Q3
9はOFFしており、セルブロックとサブビット線は分
離している。
【0323】また、サブブロック選択プリチャージ信号
SBEはHighにしてあり、サブビット線/SBL,
SBLはVSBに接続され、ここではVSB=0Vに設
定してあるので、サブビット線/SBL,SBLは0V
になっている。サブビット線/SBL,SBLが0V、
VSEが0Vのため、増幅トランジスタQ31,Q32
もOFFしているし、ブロック書き込み選択信号BSX
0,BSX1も0Vになっているため、ブロック書き込
み選択トランジスタQ33,Q34もOFFしている。
よって、ビット線/BL,BLとサブビット線/SB
L,SBLは完全に分離されている。
【0324】ビット線/BL,BLは従来FRAMにお
いては0Vにプリチャージする必要があったが、本発明
においては、従来DRAMと同様に (1/2)VBLHにプリチ
ャージすることができる。
【0325】動作時は、選択したセルブロックの、例え
ば左上のセルブロックのメモリセル(Q37,CF3)
選択時の動作を説明する。まず、選択メモリセルにつな
がるワード線WLA2を0Vに下げ、セルトランジスタ
Q37をOFFする。同時に或いは前後して、サブビッ
ト線を固定するサブブロック選択プリチャージ信号SB
Eを下げ、サブブロック選択プリチャージトランジスタ
Q35,Q36をOFFする。さらに、ビット線/B
L,BLを (1/2)VBLHのままフローティングにする。
【0326】ここで、その他のセルブロックのセルブロ
ック選択トランジスタQ39,Q40,Q41はOFF
したままである。これにより、セルトランジスタQ37
はOFF、Q38はON、サブビット線/SBLはフロ
ーティングであるため、選択したセルの強誘電体キャパ
シタCF3の右側の端子からセルブロック内、さらにサ
ブビット線/SBLまでは全てつながり、かつ0Vでフ
ローティングになる。次に、選択した左上のセルブロッ
クに接続されるプレート/PLAのみを0Vから VBLH
に上げる。PLAから選択した強誘電体キャパシタの左
側端子まで VBLH 電位が印加される。このとき、CF3
の右側の端子からセルブロック選択トランジスタまでと
/SBLの容量が負荷容量CLとなり、強誘電体キャパ
シタに“1”データが書き込んであれば、分極反転し
て、セルデータがサブビット線/SBLに読み出され、
/SBLの電位が0Vから2Vs+Voに上がる。強誘
電体キャパシタに“0”データが書き込んであれば、分
極反転せず、CF3の常誘電体成分容量とCLの容量比
分だけ、サブビット線/SBLの電位上がり、/SBL
の電位はVoとなる。
【0327】このとき、対をなすサブビット線SBLの
電位は、Q39,Q41がOFFののため、0Vのまま
である。ここで、VSE電位を0Vに設定しておくと、
増幅トランジスタQ31のゲート電位は“1”データ時
に2Vs+Vo、“0”データ時にVo、ソース電位
(=VSE)は0V、ドレイン電位(=/BL)は (1/
2)VBLHとなり、トランジスタQ31のしきい値電圧Vt
をVo<Vt<2Vs+Voに設計しておくと、図88
に示すように、“1”データ時にトランジスタQ31は
ONしているため、 (1/2)VBLHにプリチャージされてい
るBLは増幅トランジスタQ31を介して、VSEに電
流が流れることにより、 (1/2)VBLHから電位が下がり始
める。ここで、センスアンプ動作前の下がった電位を
(1/2)VBLH−2Vstと定義する。
【0328】逆に、“0”データ時、トランジスタQ3
1はOFFしているため、 (1/2)VBLHにプリチャージさ
れているBLは増幅トランジスタQ31を介して、VS
Eに電流が流れず、 (1/2)VBLHのままである。このと
き、定電流駆動トランジスタを用いたダミーセル等を用
いて、/BL電位を“1”データ時BL側が下がる電位
の半分の電位下げるように設定すると(即ちセンス動作
前、(1/2)VBLH-Vst)、センスアンプ動作前、“1”デ
ータ時、BLは (1/2)VBLH−2Vst、/BLは (1/2)VB
LH−VstとなりVstの電位差が図87の右端のセンスア
ンプに入力され、フリップフロップ型のセンスアンプで
増幅され、BLは0V、/BLは VBLH となる。
【0329】また、“0”データ時、BLは (1/2)VBL
H、/BLは (1/2)VBLH−VstとなりVstの電位差が図
87の右端のセンスアンプに入力され、フリップフロッ
プ型のセンスアンプで増幅され、BLは VBLH 、/BL
は0Vとなる。
【0330】なお、上記増幅トランジスタのしきい値電
圧は、Vt<Voの領域であった場合、/BLとBLの
両方が増幅トランジスタがONして、/BL,BL電位
が下がるわけであるが、この場合でも駆動電流に大きな
違いがあり、ダミーセルの駆動電流を適切に設計すれば
問題無い。また、VSEの電位は0Vでも良いし、しき
い値の補正のため、ある一定の電位でも良い(即ち、V
SEを0Vから上げた分だけ見かけ上増幅トランジスタ
のしきい値電圧を上げることができる)。
【0331】データの再書き込み時、サブビット線/S
BLに接続されるブロック書き込み制御信号BSX0の
みVppに上げる。すると、0V或いは、 VBLH に増幅さ
れたビット線/BLの電位が/SBLに書き込まれ、
“1”データ時に/SBLは VBLH となり、“0”デー
タ時に/SBLは0Vになる。このとき、プレート電位
(=選択強誘電体キャパシタの左側の端子)は VBLH の
ため、“0”データ時、強誘電体キャパシタには−VBLH
の電圧(強誘電体キャパシタの右側の端子を正と定義)
が印加され、“0”データが再書き込みされる。“1”
データ時は、その後、プレート/PLAが0Vに下げら
れ、選択強誘電体キャパシタの左側の端子も0Vになっ
た時、強誘電体キャパシタには VBLH の電圧(強誘電体
キャパシタの右側の端子を正と定義)が印加され、
“1”データが再書き込みされる。
【0332】これら一連の動作において、SBL電位は
ずっと0Vのままなので、下の左右セルブロックのデー
タは保持されたまま安定であるし、Q40もOFFして
いるため、右上のセルブロックのデータも安定である。
例えば、外部から異なるデータを書き込む場合(ライト
・モード)や、データの読み出し後に外部データを書き
込む場合(リード・モディファイ・ライト)、BS0が
Highになったあと書き込めば良い。
【0333】再書き込み終了後は、まずブロック書き込
み選択信号BSX0をHighから0Vに下げる。これ
により、/BL側から/SBLへの干渉は無くなる。そ
の後、WLA2を上げ、さらにセルブロック選択信号B
SA0を下げると、選択されていたセルの強誘電体キャ
パシタは電気的にショートされ、全てのセルブロック内
のノードは0Vになる。これら動作と同時に或いは前後
して、ビット線対/BL、BLを電気的にショートして
やれは、ビット線対は (1/2)VBLHになり、SBEをHi
ghに戻せば、サブビット線対も0Vにさがり、スタン
ドバイ状態に戻る。
【0334】本実施形態においては、ビット線のプリチ
ャージ電位を (1/2)VBLHにしているが、これができるの
は、セル情報分極反転読み出すための負荷容量はサブビ
ット線/SBL,SBLで行い、ビット線/BL,BL
はセル情報分極反転読み出すための負荷容量では無いた
めである。このため、ビット対を電気的にショートする
だけでプリチャージ電位である (1/2)VBLHが得られ、ビ
ット線の充放電による消費電力を従来DRAM同様従来
FRAMの半分に低減できるし、ビット線の充放電によ
るノイズを低減できる。
【0335】以上、図87の回路図と図88の動作例で
示したように、先願と同じように、強誘電体キャパシタ
とセルトランジスタを並列接続して、1セルとしてこれ
を複数直列接続して、これにブロック選択トランジスタ
を接続してセルブロックを構成することにより、4F2
サイズの高密度のセルを実現しつつ、平面トランジスタ
で製造の容易化を実現し、さらに高速なランダムアクセ
ス機能を有することが可能となる。
【0336】また、従来のFRAMにおいては、高密度
化して設計ルールが縮小し、セルの強誘電体キャパシタ
面積が設計ルールのほぼ2乗で縮小し、メモリセルの強
誘電体キャパシタの分極量が減少するにも拘わらず、ビ
ット線容量がそれほど減少しないため、読み出し信号量
が減少して動作が困難になる問題点が合った。これに対
し本実施形態では、サブビット線を増幅トランジスタの
ゲートに入力して、ドレイン端子をビット線に接続する
ことにより、メモリセルの分極反転読み出しにより、セ
ルブロックからサブビット線に読み出されたデータを増
幅して、ビット線に伝えることができる。
【0337】このとき、強誘電体キャパシタが分極反転
するときの負荷容量CLは、CF3の右側の端子からセ
ルブロック選択トランジスタまでとサブビット線/SB
Lの総計容量となり、サブビット線に接続されるセルブ
ロック数を、先願のビット線に接続されるセルブロック
数より少なくしてやれば、ビット線容量に比べて大幅に
小さい値を取ることができ、強誘電体キャパシタサイズ
が小さくなっても、/SBLに読み出される信号量、即
ち“1”データ時2Vs+Vo、“0”データ時Voの
差の1/2であるVsの値は、大きな値を取ることが可
能になる。これを増幅トランジスタQ31で増幅するた
め、いくらビット線/BL,BLの容量が大きくても安
定動作が可能となる。
【0338】例えば、サブビット線に接続されるセルブ
ロック数を先願のビット線に接続されるセルブロック数
の1/16にしてやれは、サブビット線の容量はほぼ1
/16となり、強誘電体キャパシタの面積を1/16に
縮小しても動作すると言うわけである。(正確には、セ
ルブロック内の容量も含まれるため、1/16より大き
い値となる、但し、この場合でも、ブロック数を1/3
2化等してやれば問題無い)。
【0339】これは逆に言うと、本実施形態によれば、
ビット線容量を増加しても、増幅トランジスタがビット
線に読み出す信号を増幅するのに時間がかかるだけで、
いくらでもビット線容量を増加できる。即ち、1本のビ
ット線に接続されるゲインセルブロック数をいくらでも
増加できるため、従来FRAMのような、チップ面積に
占めるセンスアンプ面積が15%〜20%もある問題を
解決して、ビット線に接続されるゲインセルブロック数
を増加させ、センスアンプ数を減らし、センスアンプ面
積のオーバヘッドをほとんど無くすることによりチップ
サイズを小さくする効果がある。
【0340】本実施形態におけるセルブロック内部の負
荷容量CLは、サブビット線に接続されるセルブロック
数、セルブロックに直列接続されるセル数数の増減によ
り変更が容易である。このことは、強誘電体キャパシタ
サイズが大きい時は、サブビット線に接続されるセルブ
ロック数、セルブロックに直列接続されるセル数数を増
加してCLを大きくして設計し、強誘電体キャパシタサ
イズが小さい時は、サブビット線に接続されるセルブロ
ック数、セルブロックに直列接続されるセル数を減らし
てCLを小さくして設計し、サブビット線に読み出され
る信号量を確保すれば良いことを示す。この2つのサブ
ビット線に接続されるセルブロック数、セルブロックに
直列接続されるセル数数のパラメータは独立して選択で
きる。
【0341】この方式は、セルブロックに直列接続され
るセルの容量+サブビット線の容量で負荷容量CLが決
まるわけであり、図1のセルブロックに直列接続される
セルの容量に比べて、大きな値を取り得る。よって、図
5に示したように、設計ルールが比較的緩いが、従来F
RAMでは強誘電体キャパシタの分極量が不足するケー
スで有効である。例えば世代が進むに従って、ビット線
に接続されるゲインセルブロック数を2,4,8,1
6,32,64と増やして行き、逆にサブビット線に接
続されるセルブロック数を64,32,16,8,4,
2と減らして行けば良い。
【0342】このとき、選択したワード線の位置によ
り、セル内の容量が変化して負荷容量CLも変化する問
題があるため、サブビット線に接続されるセルブロック
数が減った場合、セルブロック内のセル数も問題無い程
度にへらした方が望ましい。即ち、サブビット線部容量
/セルブロック内容量の比率を一定値以上に保つのが望
ましい。例えば3以上の方が良い。また、図87と図1
を組み合わせて、即ち図1の増幅トランジスタを無く
し、ブロック書き込み選択トランジスタをブロック選択
トランジスタとしたものをセルブロックとして、図87
のような構成を取ると、負荷容量はブロックユニット内
部容量+反対側のブロックユニット内部容量+サブビッ
ト線容量となり、より負荷容量が安定する。
【0343】負荷容量CLが小さい場合、サブビット線
に読み出される電位は確かに大きく確保できるが、総電
荷量が小さいため、セルデータ読み出し時のサブビット
線の拡散層に当るソフトエラーが問題となる。この問題
に対して、上記直列セル数、サブビット線に接続される
セルブロック数の調整が有効であることは図1、図2、
図4の説明から言うまでもない。即ち、設計ルールが緩
く、ソフトエラーが厳しい状況では、これら数を増加さ
せ負荷容量を追加してやれば、Qs=Vs×CLであ
り、多少Vsが減ってもQsが多くなり、より多くの反
転電荷がサブビット線に読み出され、この問題はクリア
できる。
【0344】設計ルールが小さくなるに従って、ソフト
エラーレートが下がるに従って、ソフトエラーが問題無
い程度に、これら数を徐々に減らして、サブビット線に
読み出される信号量を確保すれば、良いことが分かる。
従来の自己増幅機能のあるメモリセルではこの調整をし
ようとすると、図237(d)のセルに限定される上、
常誘電体キャパシタ面積が非常に大ききなり、コスト的
に困難である。
【0345】従来の自己増幅機能のあるメモリセルと比
較すると、常誘電体キャパシタの大きな図237(d)
のセルと同じ安定動作,正常動作を可能にしつつ、本実
施形態によれば、1個のセルブロック内のセル数を増加
するほど、1本のサブビット線に接続されるセルブロッ
ク数が増加するほど、複数のメモリセルで、前記増幅ト
ランジスタと書き込みトランジスタを共用でき、セルサ
イズのオーバヘッドを極めて小さなものにできる。
【0346】図87、図88の動作のもう1つの特徴
は、セル信号により/SBLの電位が上がると、増幅ト
ランジスタにより、ビット線対の反対側のBLの電位を
下げる方式である。ビット線に読み出された信号をセン
スアンプで増幅すると、/BL側を上げる結果となり、
ブロック書き込み選択トランジスタを介して/SBL電
位を正に上げるように再書き込みでき、つじつまが合
う、この方式の場合、必ず増幅トランジスタのソース側
がVSEとなり、サブビット線(/SBL,SBL)の
電位がそのまま、ゲート−ソース間電位となり、ビット
線の電位に拘わらず“1”データの場合増幅トランジス
タが常にON、“0”データの場合常にOFFと制御し
易いことが特徴である。
【0347】言葉を変えると、ビット線電位が増幅され
下がってもゲート−ソース間電位は一定であり、ドレイ
ン−ソース電位が (1/2)VBLHと大きく5極管動作であ
り、定電流駆動であるため、ダミーセルが製造し易いこ
とを意味する。もちろん図87の回路は1セルに1個の
情報を記憶する1トランジスタ+1キャパシタ方式であ
るが、2セルに1個の情報を記憶する2トランジスタ+
2キャパシタ方式が動作を変えるだけで実現できる。
【0348】これは図88において、/PLAばかりで
なくPLAも駆動して、BS0ばかりでなくBS1もL
ow→High→Lowと駆動すれば容易に実現でき
る。例えば、1トランジスタ+1キャパシタ方式でテス
トを行い、欠陥セルをスクリーニングして、リダンダン
シーで置換え、実際の製品としては、信頼性の高い2ト
ランジスタ+2キャパシタ方式で動作させる方法とかが
これに当てはまる。
【0349】また本実施形態によれは、図88に示すよ
うに、従来FRAMに比べて、ブロック書き込み制御信
号をセル読み出し後にクロッキングするオーバヘッド以
外は動作が遅くなる要因が無く、高速動作が期待でき
る。本方式おいて、WLA0を下げるタイミングとビッ
ト線及びサブビット線のイコライズを解除するタイミン
グが同時に行えるメリットを考慮すると、上のオーバヘ
ッドは相殺できる。
【0350】また従来FRAMは、各セル毎にプレート
を分離する必要がある上、プレートの強誘電体キャパシ
タの負荷が大きい点、プレート抵抗が大きい点、プレー
トドライバサイズを大きくできない(大きくすると、ワ
ード線1本毎にプレートドライバがあるためチップサイ
ズ増)ためドライバの駆動能力低い等、プレート動作が
遅い問題点が合った。これに対し本実施形態は先願を同
じく、プレートドライバが複数のワード線で共有でき、
駆動能力大、プレート線が本数が少ないため、メタル配
線にしたり配線幅が大きくできたりと抵抗成分が小さい
上、負荷容量は殆ど強誘電体キャパシタ容量で決まるた
め変わらず、結果として高速プレート駆動が可能とな
る。
【0351】以上、図87と図88の効果をまとめる
と、 1)先願と同様に、4F2 サイズの高密度のセルを実現
しつつ、平面トランジスタで製造の容易化を実現し、さ
らに高速なランダムアクセス機能を有することが可能。
【0352】2)設計ルールが縮小して、強誘電体キャ
パシタ面積が縮小しても、それに合わせて分極反転時の
負荷容量であるサブビット線容量が低減でき、十分な読
み出し信号電圧が得られ、増幅トランジスタを用いてビ
ット線を増幅するため、安定動作が可能。
【0353】3) (1/2)Vdd(=VBLH)ビット線プリチ
ャージが適用でき、低消費電力,低ノイズ。 4)従来FRAMと同様動作原理が単純で、しかも高速
プレート動作により高速動作が可能。
【0354】5)ビット線容量が大きくても読み出し可
能であるため、ビット線に接続できるセルブロック数を
多くでき、結果としてセンスアンプ面積を低減できる。 6)ルール縮小により、強誘電体キャパシタの分極量の
減少に合わせて、セルブロック内の直列セル数や、サブ
ビット線に接続されるセルブロック数を減らせば、最適
化が可能。
【0355】7)設計ルールが緩く、ソフトエラーが厳
しい状況では、セルブロックの直列セル数や、サブビッ
ト線に接続されるセルブロック数を増加させ、負荷容量
を追加して読み出し電荷を増やせば、ソフトエラーを抑
えられ、設計ルールが小さくなるに従って、ソフトエラ
ーレートが下がるに従って、ソフトエラーが問題無い程
度に、強誘電体キャパシタサイズと、直列セル数や、サ
ブビット線に接続されるセルブロック数を徐々に減らし
て、サブビット線に読み出される信号量を確保すれば良
い。
【0356】8)複数のセルブロックで、増幅トランジ
スタと、書き込みトランジスタ、サブビット線選択プリ
チャージトランジスタを共用することにより、セルサイ
ズのオーバヘッドを極めて小さなものにできる。
【0357】9)分極反転の為の負荷容量として、サブ
ビット線の容量を利用でき、ほぼ安定に動作が可能。 10)セルブロックのセル数、サブビット線に接続される
セルブロック数を変えることにより、自由に負荷容量の
調整が可能。
【0358】11)サブビット線の信号でビット線対の反
対側のビット線を増幅トランジスタで駆動することによ
り安定な増幅動作が可能となる。 12)サブビット線の寄生容量が負荷容量となりうるた
め、セルブロック内の寄生容量だけでは、負荷容量が不
足な、微細化が進んでいるがそれほどでは無い領域か
ら、従来のFRAM構成では、僅かにメモリセルの強誘
電体キャパシタの分極量が不足する領域までの広いレン
ジをカバー可能である。
【0359】図89〜図91は、図87の具体的な別の
動作例を示す信号波形図である。いずれも、図87のゲ
インセルブロック構成で、図9のセンスアンプ回路を用
いた場合の動作波形例を示している。図89は図12
(b)のキャパシタカップリング型ダミーセルを用いた
場合を示し、図90は図16(a)の定電流型ダミーセ
ルを用いた場合を示し、図91は図16(b)の定電流
型ダミーセルを用いた場合を示す。もちろん図87の構
成でも、固定のサブビット線容量に選択したワード線の
位置により変化するセルブロック内容量を持つため、負
荷容量は多少変化する。よってもちろん、図12
(c)、図16(c)タイプのダミーセルが可能だし、
図87をベースに改良したメモリセルを用いるダミーセ
ルも可能である。 (第29の実施形態)図92は、本発明の第29の実施
形態に係わる半導体記憶装置を示す回路構成図であり、
特に強誘電体メモリのブロック構成を示している。図9
3は、図92の具体的な動作例を示す信号波形図であ
る。
【0360】図92は、図87とほぼ同一の構成であ
り、殆どの効果が図87と同じである。異なる点は、サ
ブビット線/SBLをゲート入力とする増幅トランジス
タのソースがビット線/BL側に接続され、ドレインが
VSE電位に接続される。サブビット線SBLをゲート
入力とする増幅トランジスタのソースがビット線BL側
に接続され、ドレインがVSE電位に接続される点であ
る。即ち、読み出すビット線と、書き込みを行うビット
線が同じビット線/BL或はBLである点である。図9
3の動作では、VSEがビット線プリチャージ電圧より
高く設定されており、増幅トランジスタにより、増幅ト
ランジスタがON時、ビット線が上に増幅して上がるこ
とが分かる。ビット線対はVssプリチャージが望ましい
が、Vt設定により図93のような (1/2)VBLHプリチャ
ージ方式が適用できる。
【0361】(第30の実施形態)図94は、本発明の
第30の実施形態に係わる半導体記憶装置を示す回路構
成図であり、特に強誘電体メモリのブロック構成を示し
ている。図95は、図94の具体的な動作例を示す信号
波形図である。
【0362】図94は図87とほぼ同一の構成であり、
殆どの効果が図87と同じである。異なる点は、図87
の左上下のセルブロックをワード線方向を軸に折り返
し、右上下のセルブロックをワード線方向を軸に折り返
している点である。これにより、左上下のセルブロック
と右上下のセルブロックの2種類のプレート線を共有で
きるメリットがあることが分かる。なお、図87の例で
も4個以上のセルブロックを同じサブビット線に接続す
る場合も同様にプレートは共有できる。動作している点
を除けば動作は図88と同じである。
【0363】(第31の実施形態)図96は、本発明の
第31の実施形態に係わる半導体記憶装置を示す回路構
成図であり、特に強誘電体メモリのブロック構成を示し
ている。図97は、図96の具体的な動作例を示す信号
波形図である。
【0364】図96と図97は、図92と図93の回路
及び動作で、図94及び95と同様にセルブロックを折
り返した場合を示す。
【0365】(第32の実施形態)図98は、本発明の
第32の実施形態に係わる半導体記憶装置を示す回路構
成図である。図98は図87とほぼ同様の構成であり、
殆どの効果が図87と同じである。異なる点は、図87
では上のセルブロックと下のセルブロックで、ブロック
選択信号を2種類に分けていたが、図98においては1
種類のブロック選択信号(BSA,BSB)で制御して
いる。
【0366】図99は、図98の具体的な動作例を示す
信号波形図である。図99の動作のように、例えばWL
A2を上げ、BSAを上げ、/PLAを上げて、左上の
セルブロックのセルをサブビット線に読み出す場合、ブ
ロック選択信号を共有したため、サブビット線と左下の
セルブロックの内部ノードは接続される。しかし、スタ
ンドバイ時、サブビット線SBLを0Vにプリチャー
ジ、プレート線PLAを0V設定しておけば、サブビッ
ト線と左下のセルブロックの内部ノードが接続されて
も、アクティブ時にPLAは0Vのままで、セルブロッ
クの内部ノードは0Vのままで、サブビット線SBLを
0Vのままのため問題が起こらない。
【0367】(第33の実施形態)図100は、本発明
の第33の実施形態に係わる半導体記憶装置を示す回路
構成図であり、特に強誘電体メモリのブロック構成を示
している。図101は、図100の具体的な動作例を示
す信号波形図である。
【0368】図100の回路と図101の動作は、図9
8と図99とほぼ同一の構成であり、殆どの効果が図9
8及び図99と同じである。異なる点は、サブビット線
からデータの読み出しをするビット線とサブビット線に
書き込むビット線が同じ点である。
【0369】(第34の実施形態)図102は、本発明
の第34の実施形態に係わる半導体記憶装置を示す回路
構成図であり、特に強誘電体メモリのブロック構成を示
している。図103は、図102の具体的な動作例を示
す信号波形図である。
【0370】図102の回路と図103の動作は、図9
8及び図99とほぼ同一であり、殆どの効果は図98及
び図99と同じである。異なる点は、図94及び図95
と同様にセルブロックを折り返し、プレートを共有化し
た点である。
【0371】(第35の実施形態)図104は、本発明
の第35の実施形態に係わる半導体記憶装置を示す回路
構成図であり、特に強誘電体メモリのブロック構成を示
している。図105は、図104の具体的な動作例を示
す信号波形図である。
【0372】図104の回路と図105の動作は、図1
02及び図103とほぼ同一であり、殆どの効果が図1
02及び図103と同じである。異なる点は、サブビッ
ト線からデータの読み出しをするビット線とサブビット
線に書き込むビット線が同じ点である。
【0373】(第36の実施形態)図106は、本発明
の第36の実施形態に係わる半導体記憶装置を示す回路
構成図であり、特に強誘電体メモリのブロック構成を示
している。
【0374】図106は図87とほぼ同一の構成であ
り、殆どの効果は図87と同じである。異なる点は、フ
ォールデッドBL構成でプレート駆動読み出し・書き込
みを行うため、図87ではプレート線をサブビット線/
SBL,SBLに対応して2種類のプレート線を用いて
いたのに対し、図106においてはプレート線を1種類
にして、即ち上のセルブロックと下のセルブロックで同
じプレート線を用いている点である。
【0375】図107は、図106の具体的な動作例を
示す信号波形図である。図106の方式では (1/2)Vdd
(=(1/2)VBLH)固定プレート動作が可能となる。アクテ
ィブ時、プレート線をVPL(=(1/2)VBLH)に固定にし
たまま、ワード線WLA2を下げ、ブロック選択トラン
ジスタ信号BSA0を上げると、サブビット線/SBL
が0Vにプリチャージされているため、左上のセルブロ
ックの選択したセルの強誘電体キャパシタに自動的に
(1/2)VBLHの電圧が印加され、セルデータがサブビット
線/SBLに読み出される。その後の動作は図87と同
じである。
【0376】図87と異なる点は、データ再書き込み
時、サブビット線/SBLが0V或いはVBLHにフル
振幅されると、プレート線が (1/2)VBLHのため、自動的
に+(1/2)VBLH 或いは−(1/2)VBLH の電位が強誘電体キ
ャパシタに印加されるため、データの再書き込みが可能
となる。結局プレート固定のままで、データの読み出
し,書き込みができる。この動作の時、左下のセルブロ
ックのWLA2に接続されるメモリセルトランジスタも
OFFして、このトランジスタからブロック選択トラン
ジスタまでがフローティングになるが、プレートを駆動
しないため、 (1/2)VBLH電位でフローティングになって
いるだけで問題無い。
【0377】このアクティブ時のフローティングはpn
接合リーク等でこのノードの電位が下がってしまう問題
を抱えるが、通常のDRAM,FRAM等のアクティブ
時間は最大10μsと規定されており、リークが問題と
なる256ms等の最大リフレッシュ時間に比べて桁が
小さいので問題無いことが判る。
【0378】(第37の実施形態)図108は、本発明
の第37の実施形態に係わる半導体記憶装置を示す回路
構成図であり、特に強誘電体メモリのブロック構成を示
している。図109は、図108の具体的な動作例を示
す信号波形図である。
【0379】図108の回路と図109の動作は、図1
06及び図107とほぼ同一であり、殆どの効果は図1
06及び図107と同じである。異なる点は、サブビッ
ト線からデータの読み出しをするビット線とサブビット
線に書き込むビット線が同じ点である。
【0380】(第38の実施形態)図110及び図11
1は、本発明の第38の実施形態に係わる半導体記憶装
置を示す回路構成図であり、特に強誘電体メモリのブロ
ック構成を示している。
【0381】図110の回路は、図106とほぼ同一の
構成であり、殆どの効果は図106と同じである。異な
る点は、セルブロックを折り返し、プレートを共有化し
た点である。
【0382】図111の回路は、図98とほぼ同一の構
成であり、ほとんどの効果が図98と同じである。異な
る点は、セルブロックを折り返し、プレートを共有化し
た点である。
【0383】(第39の実施形態)図112は、本発明
の第39の実施形態に係わる半導体記憶装置を説明する
ための平面図であり、特に強誘電体メモリのゲインセル
ブロック構成のレイアウトを示している。図112
(a)は図94の配置位置のトポロジも対応したレイア
ウト図を示し、図112(b)は図102の配置位置の
トポロジも対応したレイアウト図を示し、図112
(c)は図110の配置位置のトポロジも対応したレイ
アウト図を示す。複数層重ねると判りにくいため、同じ
レイアウトの各層を図113から図116に分けて表示
してある。
【0384】図113(a)〜(c)は図112のレイ
アウトの一部の層のレイアウトに対応し、図114
(a)〜(c)は図112のレイアウトの一部の層のレ
イアウトに対応し、図115(a)〜(c)は図112
のレイアウトの一部の層のレイアウトに対応し、図11
6(a)〜(c)は図112のレイアウトの一部の層の
レイアウトに対応している。
【0385】各レイヤ表示として、拡散層をAA、ゲー
ト層をGC、上部電極層をTE、下部電極層をBE、強
誘電体層をFE、サブビット線層をSBL、ビット線層
をBL、拡散層−下部電極層間コンタクトをAA−BE
−C、拡散層−上部電極層間コンタクトをAA−TE−
C、ゲート層−下部電極層間コンタクトをGC−BE−
C、上部電極層−ビット線層間コンタクトをTE−BL
−C、下部電極−サブビット線層間コンタクトをBE−
SBL−C、上部電極−サブビット線層間コンタクトを
TE−SBL−C、サブビット線−ビット線間コンタク
トをSBL−BL−Cと定義している。
【0386】上部電極層及び下部電極層は、強誘電体キ
ャパシタの上下電極層を意味する。図28の配線構成に
対して、サブビット線層を1層追加した構成になってお
り、僅か1層の配線層の追加で、図87〜図111の構
成が実現できている。また、セルアレイ内でピッチが厳
しいにも拘わらず、無理なく自己増幅機能を実現するト
ランジスタが配置できている。
【0387】(第40の実施形態)図117は、本発明
の第40の実施形態に係わる半導体記憶装置を説明する
ための素子構造断面図であり、特に強誘電体メモリのゲ
インセルブロック構成を示している。図117は、図1
12(b)のレイアウト構成の断面図に対応していて、
図117の(a),(b),(c)は、ビット線方向で
/BL中央,/BLとBLの中間,BL中央で割った時
の断面図に対応する。BEを巧みに用いることによりコ
ンパクトで、設計余裕がありつつ自己増幅機能を実現し
ていことが判る。
【0388】(第41の実施形態)図118は、本発明
の第41の実施形態に係わる半導体記憶装置を示す回路
構成図であり、特に強誘電体メモリのゲインセルブロッ
ク構成を示している。
【0389】従来の1トランジスタ+1キャパシタ型の
強誘電体メモリと同様に、1個のメモリセルは、セルト
ランジスタと強誘電体キャパシタの直列接続で構成さ
れ、セルトランジスタのゲートは、ワード線WL0〜W
L7に接続される。強誘電体キャパシタの他端はプレー
ト電極(PL0〜PL7)に接続されている。
【0390】ここまでは従来FRAMと同じである。本
実施形態においては、セルトランジスタの他端は、サブ
ビット線/SBLに接続されている。複数個のセルが、
サブビット線/SBLに接続されている。同様に、サブ
ビット線SBL側にも複数個のセルが接続されている。
この図では具体的に言うと、/SBLに4個のメモリセ
ル、SBLに4個のメモリセルが接続されている。各メ
モリセルのプレート電極は各々分離されている(PL0
〜PL7)。
【0391】トランジスタQ42は、サブビット線(/
SBL)をゲート入力として、ソースをVSE電位に接
続して、ドレインをビット線BLに接続しており、この
トランジスタQ42を用いて/SBLの電位を増幅して
ビット線BLに伝える。トランジスタQ45は逆に、再
書き込み時、あるいは書き込み時、ブロック書き込み選
択信号BS0をHighにして、ビット線/BLからの
書き込み電位を、トランジスタQ45を介してサブビッ
ト線/SBLに伝え、セルにデータを再書き込みするの
に用いている。
【0392】トランジスタQ43は、サブビット線(S
BL)をゲート入力として、ソースをVSE電位に接続
して、ドレインをビット線/BLに接続しており、この
トランジスタQ43を用いてSBLの電位を増幅してビ
ット線/BLに伝える。トランジスタQ46は逆に、再
書き込み時或いは書き込み時、ブロック書き込み選択信
号BS1をHighにして、ビット線BLからの書き込
み電位を、トランジスタQ46を介してサブビット線S
BLに伝え、セルにデータを再書き込みするのに用いて
いる。
【0393】トランジスタQ47,Q48は、サブビッ
ト線プリチャージ信号SBEをゲート入力として、サブ
ビット線/SBL,SBLをある電位(VSB)にプリ
チャージするのに用いる。上記、サブビット線と複数個
のセルブロックと、増幅トランジスタ,ブロック書き込
み選択トランジスタ,サブビット線プリチャージトラン
ジスタを含むユニットを、ここではゲインセルブロック
とする。ビット線対(/BL,BL)には、複数個の前
記ゲインセルブロックが接続されている。この数は設計
により何個でも良い。そして、ビット線対(/BL,B
L)の一端でセンスアンプ回路に接続されている。
【0394】本実施形態の特徴を簡単に言うと、図11
8では、同じサブビット線に接続される複数のセルで自
己増幅機能を有して、これをさらに上の階層のビット線
対に接続して、これをセンスアンプ回路に接続する構成
を取っている、これにより、従来FRAMでは、微細化
が進み、メモリセルの強誘電体キャパシタの分極量が減
少して、セル読み出し信号量が確保できない時代になっ
たとしても、従来FRAMのビット線に接続されるセル
数より、本実施形態のサブビット線に接続されるセル数
を少なく設定すれば、軽いサブビット線を負荷容量とし
て、セルデータを読み出すため、十分なサブビットへの
読み出し信号量が確保できる。これを増幅トランジスタ
で増幅して、ビット線に信号を読み出し、センスアンプ
で増幅する形態を取る。
【0395】図119は、図118の具体的な動作例を
示す信号波形図である。この動作図を参考に図118の
動作及び効果を説明する。図119は、セルトランジス
タQ49と強誘電体キャパシタCF4で構成されるメモ
リセルのデータを読み出し、再書き込みする場合の動作
例を示す。
【0396】まずスタンドバイ時は、全てのワード線W
L0〜7は0Vでセルトランジスタは全てOFFしてお
り、全てのプレート線PL0〜PL7は0V、またブロ
ック書き込み選択信号BS0,BS1は全て0Vにして
ある。また、サブブロック選択プリチャージ信号SBE
はHighにしてあり、サブビット線/SBL,SBL
はVSBに接続され、ここではVSB=0Vに設定して
あるので、サブビット線/SBL,SBLは0Vになっ
ている。サブビット線/SBL,SBLが0V、VSE
が0Vのため、増幅トランジスタQ42,Q43もOF
Fしているし、ブロック書き込み選択信号BS0,BS
1も0Vになっているため、ブロック書き込み選択トラ
ンジスタQ45,Q46もOFFしている。
【0397】よって、ビット線/BL,BLとサブビッ
ト線/SBL,SBLは完全に分離されている。ビット
線/BL,BLは従来FRAMにおいては、0Vにプリ
チャージする必要があったが、本実施形態においては従
来DRAMと同様に、 (1/2)VBLHにプリチャージするこ
とができる。
【0398】メモリセル(Q49,CF4)選択時の動
作を説明する。まず、サブビット線を固定するサブブロ
ック選択プリチャージ信号SBEを下げ、サブブロック
選択プリチャージトランジスタQ47,Q48をOFF
する。本実施形態では、サブビット線の両側にこのサブ
ブロック選択プリチャージトランジスタQ47,Q48
が配置されている。さらに、ビット線/BL,BLを
(1/2)VBLHのままフローティングにする。
【0399】次に、ワード線WL0をVppに上げ、セル
トランジスタQ49をONする。次に、選択したセルに
対応するプレート線PL0を0Vから VBLH に上げる。
このとき、複数のセルが接続されるサブビット線/SB
Lの容量が負荷容量CLとなり、強誘電体キャパシタに
“1”データが書き込んであれば、分極反転して、セル
データがサブビット線/SBLに読み出され/SBLの
電位が0Vから2Vs+Voに上がる。強誘電体キャパ
シタに“0”データが書き込んであれば、分極反転せ
ず、CF4の常誘電体成分容量とCLの容量比分だけ、
サブビット線/SBLの電位上がり、/SBLの電位は
Voとなる。
【0400】このとき、対をなすサブビット線SBLの
電位は、これに接続される全てのセルトランジスタがO
FFであり、ブロック書き込み選択信号BS1も0Vに
なっているため0Vのままである。ここで、VSE電位
を0Vに設定しておくと、増幅トランジスタQ42のゲ
ート電位は“1”データ時に2Vs+Vo、“0”デー
タ時にVo、ソース電位(=VSE)は0V、ドレイン
電位(=/BL)は (1/2)VBLHとなる。
【0401】そして、トランジスタQ42のしきい値電
圧VtをVo<Vt<2Vs+Voに設計しておくと、
図119に示すように、“1”データ時、トランジスタ
Q42はONしているため、 (1/2)VBLHにプリチャージ
されているBLは増幅トランジスタQ42を介して、V
SEに電流が流れることにより、 (1/2)VBLHから電位が
下がり始める。ここで、センスアンプ動作前の下がった
電位を (1/2)VBLH−2Vstと定義する。逆に、“0”デ
ータ時、トランジスタQ42はOFFしているため、
(1/2)VBLHにプリチャージされているBLは増幅トラン
ジスタQ42を介して、VSEに電流が流れず、 (1/2)
VBLHのままである。
【0402】このとき、定電流駆動トランジスタを用い
たダミーセル等を用いて、/BL電位を“1”データ時
BL側が下がる電位の半分の電位下げるように設定する
と(即ちセンス動作前、(1/2)VBLH-Vst)、センスアン
プ動作前、“1”データ時、BLは (1/2)VBLH−2Vs
t、/BLは (1/2)VBLH−VstとなりVstの電位差が図
118の右端のセンスアンプに入力され、フリップフロ
ップ型のセンスアンプで増幅され、BLは0V、/BL
は VBLH となる。また、“0”データ時、BLは(1/2)V
BLH、/BLは (1/2)VBLH−VstとなりVstの電位差が
図118の右端のセンスアンプに入力され、フリップフ
ロップ型のセンスアンプで増幅され、BLは VBLH 、/
BLは0Vとなる。
【0403】なお、上記増幅トランジスタのしきい値電
圧は、Vt<Voの領域であった場合、/BLとBLの
両方が増幅トランジスタがONして、/BL,BL電位
が下がるわけであるが、この場合でも駆動電流に大きな
違いがあり、ダミーセルの駆動電流を適切に設計すれば
問題無い。また、VSEの電位は0Vでも良いし、しき
い値の補正のため、ある一定の電位でも良い(即ち、V
SEを0Vから上げた分見かけ上増幅トランジスタのし
きい値電圧を上げることができる)。
【0404】データの再書き込み時、サブビット線/S
BLに接続されるブロック書き込み制御信号BS0のみ
Vppに上げる。すると、0V或いは VBLH に増幅された
ビット線/BLの電位が/SBLに書き込まれ、“1”
データ時に/SBLは VBLHとなり、“0”データ時に
/SBLは0Vになる。このとき、プレート線(PL
0)は VBLH のため、“0”データ時、強誘電体キャパ
シタには−VBLHの電圧(強誘電体キャパシタの右側の端
子を正と定義)が印加され、“0”データが再書き込み
される。“1”データ時は、その後、プレートPL0が
0Vに下げられ、強誘電体キャパシタには VBLH の電圧
(強誘電体キャパシタの右側の端子を正と定義)が印加
され、“1”データが再書き込みされる。
【0405】これら一連の動作において、SBL電位は
ずっと0Vのままなので、下の左右セルブロックのデー
タは保持されたまま、安定である。例えば、外部から異
なるデータを書き込む場合(ライト・モード)や、デー
タの読み出し後外部データを書き込む場合(リード・モ
ディファイ・ライト)、BS0がHighになったあと
書き込めば良い。再書き込み終了後は、まずブロック書
き込み選択信号BS0をHighから0Vに下げる。こ
れにより、/BL側から/SBLへの干渉は無くなる。
その後、WL0を下げるとセルデータは保持される。そ
の後、ビット線対/BL,BLを電気的にショートして
やれは、ビット線対は (1/2)VBLHになり、SBEをHi
ghに戻せば、サブビット線対も0Vに下がり、スタン
ドバイ状態に戻る。
【0406】本実施形態においては、ビット線のプリチ
ャージ電位を (1/2)VBLHにしているが、これができるの
は、セル情報分極反転読み出すための負荷容量はサブビ
ット線/SBL,SBLで行い、ビット線/BL,BL
はセル情報分極反転読み出すための負荷容量では無いた
めである。このため、ビット対を電気的にショートする
だけでプリチャージ電位である (1/2)VBLHが得られ、ビ
ット線の充放電による消費電力を従来DRAM同様に従
来FRAMの半分に低減できるし、ビット線の充放電に
よるノイズを低減できる。
【0407】以上、図118の回路図と図119の動作
例で示したように、従来FRAMと同じメモリセルを用
いるため、DRAMと同様な高密度化がはかれる。さら
に、従来のFRAMにおいては、高密度化して設計ルー
ルが縮小し、セルの強誘電体キャパシタ面積が設計ルー
ルのほぼ2乗で縮小し、メモリセルの強誘電体キャパシ
タの分極量が減少するにも拘わらず、ビット線容量がそ
れほど減少しないため読み出し信号量が減少して、動作
が困難になる問題点があつた。
【0408】これに対し本実施形態では、サブビット線
を増幅トランジスタのゲートに入力して、ドレイン端子
をビット線に接続することにより、メモリセルの分極反
転読み出しにより、セルブロックから、サブビット線に
読み出されたデータを増幅して、ビット線に伝えること
ができる。このとき、強誘電体キャパシタが分極反転す
るときの負荷容量CLは、サブビット線/SBLの容量
となり、サブビット線に接続されるセル数を、先願のビ
ット線に接続されるセルブロック数より少なくしてやれ
ば、ビット線容量に比べて大幅に小さい値を取ることが
できる。
【0409】そして、強誘電体キャパシタサイズが小さ
くなっても、/SBLに読み出される信号量、即ち
“1”データ時2Vs+Vo、“0”データ時Voの差
の1/2であるVsの値は、大きな値を取ることが可能
になる。これを増幅トランジスタQ42で増幅するた
め、いくらビット線/BL,BLの容量が大きくても安
定動作が可能となる。
【0410】例えば、サブビット線に接続されるセルブ
ロック数を先願のビット線に接続されるセルブロック数
の1/16にしてやれは、サブビット線の容量はほぼ1
/16となり、強誘電体キャパシタの面積を1/16に
縮小しても動作すると言うわけである。これは逆に言う
と本実施形態によれば、ビット線容量を増加しても、増
幅トランジスタがビット線に読み出す信号を増幅するの
に時間がかかるだけで、いくらでもビット線容量を増加
できる。
【0411】即ち、1本のビット線に接続されるゲイン
セルブロック数をいくらでも増加できるため、従来FR
AMのような、チップ面積に占めるセンスアンプ面積が
15〜20%もある問題を解決して、ビット線に接続さ
れるゲインセルブロック数を増加させ、センスアンプ数
を減らし、センスアンプ面積のオーバヘッドを殆ど無く
することによりチップサイズを小さくする効果がある。
【0412】本実施形態におけるセルブロック内部の負
荷容量CLは、サブビット線に接続されるセル数の増減
により変更が容易である。このことは、強誘電体キャパ
シタサイズが大きい時は、サブビット線に接続されるセ
ル数を大きくして設計し、強誘電体キャパシタサイズが
小さい時は、サブビット線に接続されるセル数を減らし
てCLを小さくして設計し、サブビット線に読み出され
る信号量を確保すれば良いことを示す。よって、図5に
示したように、設計ルールが比較的緩いが、従来FRA
Mでは、強誘電体キャパシタの分極量が不足するケース
で有効である。例えば世代が進みに従って、ビット線に
接続されるゲインセルブロック数を2,4,8,16,
32,64と増やして行き、逆にサブビット線に接続さ
れるセル数を512,256,128,64,32,1
6,8と減らして行けば良い。
【0413】このとき、選択したワード線の位置によ
り、セル内の容量が変化して負荷容量CLも変化する問
題はこの発明では存在しない。負荷容量CLが小さい場
合、サブビット線に読み出される電位は確かに大きく確
保できるが、総電荷量が小さいため、セルデータ読み出
し時のサブビット線の拡散層に当るソフトエラーが問題
となる。この問題に対して、上記サブビット線に接続さ
れるセル数の調整が有効であることは図4の説明から言
うまでもない。即ち、設計ルールが緩く、ソフトエラー
が厳しい状況では、これら数を増加させ、負荷容量を追
加してやれば、Qs=Vs×CLであり、多少Vsが減
っても、Qsが多くなり、より多くの反転電荷がサブビ
ット線に読み出され、この問題はクリアできる。
【0414】設計ルールが小さくなるに従って、ソフト
エラーレートが下がるに従って、ソフトエラーが問題無
い程度に、これら数を徐々に減らして、サブビット線に
読み出される信号量を確保すれば、良いことが分かる。
従来の自己増幅機能のあるメモリセルではこの調整をし
ようとすると、図237(d)のセルに限定される上、
常誘電体キャパシタ面積が非常に大ききなり、コスト的
に困難である。
【0415】従来の自己増幅機能のあるメモリセルと比
較すると、常誘電体キャパシタの大きな図237(d)
のセルと同じ安定動作,正常動作を可能にしつつ、本実
施形態によれば、1本のサブビット線に接続されるセル
ブロック数が増加するほど、複数のメモリセルで、前記
増幅トランジスタと書き込みトランジスタ及びサブブロ
ック選択プリチャージトランジスタを共用でき、セルサ
イズのオーバヘッドを極めて小さなものにできる。
【0416】図118と図119の動作のもう1つの特
徴は、セル信号により/SBLの電位が上がると、増幅
トランジスタによりビット線対の反対側のBLの電位を
下げる方式である。ビット線に読み出された信号をセン
スアンプで増幅すると、/BL側を上げる結果となり、
ブロック書き込み選択トランジスタを介して/SBL電
位を正に上げるように、再書き込みでき、つじつまが合
う、この方式の場合、必ず増幅トランジスタのソース側
がVSEとなり、サブビット線(/SBL,SBL)の
電位がそのまま、ゲート−ソース間電位となり、ビット
線の電位に拘わらず、“1”データの場合増幅トランジ
スタが常にON、“0”データの場合常にOFFと制御
し易いことが特徴である。
【0417】言葉を変えると、ビット線電位が増幅され
下がってもゲート−ソース間電位は一定であり、ドレイ
ン−ソース電位が (1/2)VBLHと大きく、5極管動作であ
り,定電流駆動であるため、ダミーセルが製造し易いこ
とを意味する。もちろん図118の回路は1セルに1個
の情報を記憶する1トランジスタ+1キャパシタ方式で
あるが、2セルに1個の情報を記憶する2トランジスタ
+2キャパシタ方式が動作を変えるだけで実現できる。
【0418】これは図119において、PL0ばかりで
なくPL1も駆動して、BS0ばかりでなくBS1もL
ow→High→Lowと駆動すれば容易に実現でき
る。例えば、1トランジスタ+1キャパシタ方式でテス
トを行い、欠陥セルをスクリーニングして、リダンダン
シーで置換え、実際の製品としては、信頼性の高い2ト
ランジスタ+2キャパシタ方式で動作させる方法とかが
これに当てはまる。
【0419】また本実施形態によれは、図119に示す
ように、従来FRAMに比べて、ブロック書き込み制御
信号をセル読み出し後にクロッキングするオーバヘッド
以外は動作が遅くなる要因が無く、高速動作が期待でき
る。むしろ自己増幅機能により、ある一定の信号値がビ
ット線に読み出される速度が速くなり、上記ペナルティ
を克服できる。
【0420】以上、図118と図119の効果をまとめ
ると、 1)従来FRAMと同様に8F2 サイズの高密度のセル
を実現しつつ、平面トランジスタで製造の容易化を実現
し、さらに高速なランダムアクセス機能を有することが
可能。
【0421】2)設計ルールが縮小して、強誘電体キャ
パシタ面積が縮小しても、それに合わせて分極反転時の
負荷容量であるサブビット線容量が低減でき、十分な読
み出し信号電圧が得られ、増幅トランジスタを用いてビ
ット線を増幅するため、安定動作が可能。
【0422】3) (1/2)Vdd(=VBLH)ビット線プリチ
ャージが適用でき、低消費電力,低ノイズ。
【0423】4)従来FRAMと同様に、動作原理が単
純である。
【0424】5)ビット線容量が大きくても読み出し可
能であるため、ビット線に接続できるゲインセルブロッ
ク数を多くでき、その結果としてセンスアンプ面積を低
減できる。
【0425】6)ルール縮小により、強誘電体キャパシ
タの分極量の減少に合わせて、サブビット線に接続され
るセル数を減らせば、最適化が可能。
【0426】7)設計ルールが緩く、ソフトエラーが厳
しい状況では、サブビット線に接続されるセル数を増加
させ、負荷容量を追加して読み出し電荷を増やせば、ソ
フトエラーを抑えられ、設計ルールが小さくなるに従っ
て、ソフトエラーレートが下がるに従って、ソフトエラ
ーが問題無い程度に、強誘電体キャパシタサイズと、サ
ブビット線に接続されるセル数を徐々に減らして、サブ
ビット線に読み出される信号量を確保すれば良い。
【0427】8)複数のセルで、増幅トランジスタ,書
き込みトランジスタ,サブビット線選択プリチャージト
ランジスタを共用することにより、セルサイズのオーバ
ヘッドを極めて小さなものにできる。
【0428】9)分極反転のための負荷容量として、サ
ブビット線の容量を利用でき、ほぼ安定に動作が可能。
【0429】10)サブビット線に接続されるセル数を変
えることにより、自由に負荷容量の調整が可能。
【0430】11)サブビット線の信号でビット線対の反
対側のビット線を増幅トランジスタで駆動することによ
り、安定な増幅動作が可能となる。
【0431】12)サブビット線の寄生容量が負荷容量と
なりうるため、微細化が進んで、完全に強誘電体キャパ
シタの分極量が小さいく不足する領域から、従来のFR
AM構成では、僅かにメモリセルの強誘電体キャパシタ
の分極量が不足する領域までの広いレンジをカバー可能
である。
【0432】(第42の実施形態)図120は、本発明
の第42の実施形態に係わる半導体記憶装置を示す回路
構成図であり、特に強誘電体メモリのゲインセルブロッ
ク構成を示している。
【0433】図120は図118と同様な構成を取り同
様な効果を持つが、異なる点は、図118ではサブビッ
ト線の両側にサブブロック選択プリチャージトランジス
タを配置していたが、図120では一端のみに配置し
て、面積を低減していることである。動作法は、図11
9と同一である。
【0434】(第43の実施形態)図121は、本発明
の第43の実施形態に係わる半導体記憶装置を示す回路
構成図であり、特に強誘電体メモリのゲインセルブロッ
ク構成を示している。
【0435】図121は図118と同様な構成を取り同
様な効果を持つが、異なる点は、図118ではサブビッ
ト線の両側にサブブロック選択プリチャージトランジス
タを配置していたが、図121ではサブブロック選択プ
リチャージトランジスタ自身を無くし、面積を低減して
いる。
【0436】図122は、図121の具体的な動作例を
示す信号波形図である。殆どの動作は図119と同様で
あるが、サブビット線を0Vにプリチャージする手段が
無いため、図122に示すように、ブロック書き込み選
択信号BS0をHighのまま、ワード線WL0を下
げ、0V或いはVBLHに増幅したビット線対を一旦0
Vにさげ、その後でブロック書き込み選択信号BS0を
下げることにより、サブビット線/SBL,SBLを0
Vにプリチャージすることができる。
【0437】その後、ビット線は (1/2)VBLHにプリチャ
ージし直している。サブビット線/SBL,SBLを一
旦0Vにプリチャージしておけは、サブビット線につな
がる拡散層とウエル間のpn接合によりウエル電位を0
Vに保てば、スタンドバイ中或いは他のサブビット線選
択中であっても、サブビット線/SBL,SBLは0V
になったままであり、次にこのサブビット線につながる
セルを選択しても、正常動作が可能となる。
【0438】(第44の実施形態)図123及び図12
4は、本発明の第44の実施形態に係わる半導体記憶装
置を示す回路構成図であり、特に強誘電体メモリのゲイ
ンセルブロック構成を示している。
【0439】図123は、図120と完全に等価な回路
構成をしている。図120と異なる点は、自己増幅機能
をゲインセルブロックの一端に集め、サブブロック選択
プリチャージトランジスタを他端に集める、増幅トラン
ジスタとブロック書き込み選択信号の配置を分離する
等、配置のトポロジが異なるのみであり、その効果は図
120とほぼ同じである。
【0440】図124は、図121と完全に等価な回路
構成をしている。図121と異なる点は、自己増幅機能
をゲインセルブロックの一端に集め、サブブロック選択
プリチャージトランジスタを他端に集める、増幅トラン
ジスタとブロック書き込み選択信号の配置を分離する
等、配置のトポロジが異なるのみであり、効果と動作は
図121及び図122とほぼ同じである。
【0441】(第45の実施形態)図125は、本発明
の第45の実施形態に係わる半導体記憶装置を示す回路
構成図であり、特に強誘電体メモリのゲインセルブロッ
ク構成を示している。
【0442】図125は、図118とほぼ同じ構成であ
り、効果もほぼ同じである。図118と異なる点は、サ
ブビット線からデータの読み出しをするビット線とサブ
ビット線に書き込むビット線が同じ点である。
【0443】図126は、図125の具体的な動作例を
示す信号波形図である。サブビット線からデータの読み
出しをするビット線とサブビット線に書き込むビット線
を同じにするため、VSE電位をビット線プリチャージ
電位より高く設定している。 (第46の実施形態)図127は、本発明の第46の実
施形態に係わる半導体記憶装置を示す回路構成図であ
り、特に強誘電体メモリのゲインセルブロック構成を示
している。
【0444】図127は、図125と同様な構成を取り
同様な効果を持つが、異なる点は、図125ではサブビ
ット線の両側にサブブロック選択プリチャージトランジ
スタを配置していたが、図127では一端のみに配置し
て、面積を低減している。動作法は、図125と同一で
ある。
【0445】(第47の実施形態)図128は、本発明
の第47の実施形態に係わる半導体記憶装置を示す回路
構成図であり、特に強誘電体メモリのゲインセルブロッ
ク構成を示している。
【0446】図128は、図125と同様な構成を取り
同様な効果を持つが、異なる点は、図125ではサブビ
ット線の両側にサブブロック選択プリチャージトランジ
スタを配置していたが、図128ではこのトランジスタ
を削除し、面積を低減している。
【0447】図129は、図128の具体的な動作例を
示す信号波形図である。図126と図122を混合した
動作をする。
【0448】(第48の実施形態)図130及び図13
1は、本発明の第48の実施形態に係わる半導体記憶装
置を示す回路構成図であり、特に強誘電体メモリのゲイ
ンセルブロック構成を示している。
【0449】図130は、等価回路及び効果が図127
と同じで、ただトランジスタ配置のトポロジが異なる。
図131は、等価回路及び効果が図128と同じで、た
だトランジスタ配置のトポロジが異なる。
【0450】(第49の実施形態)図132は、本発明
の第49の実施形態に係わる半導体記憶装置を説明する
ための平面図であり、特に強誘電体メモリのブロック構
成のレイアウトを示している。図132(a)は、図1
20の回路とほぼ等価で、トポロジも対応するレイアウ
ト図である。異なる点は、サブビット線に接続されるセ
ル数がレイアウトでは2倍あり、さらにプレート線が2
セルで共有されている点である。これは、プレートを容
易に分離できる。図132(b)は、図123の回路と
ほぼ等価で、トポロジも対応するレイアウト図である。
異なる点は、サブビット線に接続されるセル数がレイア
ウトでは2倍あり、さらにプレート線が2セルで共有さ
れている点である。これは、プレートを容易に分離でき
る。
【0451】図133〜図135は、図132のレイア
ウトにおける一部の層のレイアウトを示すものであり、
図133〜図135の(a)(b)は図132の(a)
(b)に対応している。また、セルアレイ内でピッチが
厳しいにも拘わらず、無理なく自己増幅機能を実現する
トランジスタが配置できている。
【0452】(第50の実施形態)図136は、本発明
の第50の実施形態に係わる半導体記憶装置を示す回路
構成図であり、特にDRAMのゲインセルブロック構成
を示している。
【0453】本実施形態は、従来の1トランジスタ+1
キャパシタ型のDRAM構成で自己増幅機能を持つゲイ
ンセルブロックを構成した場合であり、図136の等価
回路は、図118の強誘電体キャパシタを常誘電体キャ
パシタに置き換えた以外は、図118と同じである。
【0454】図137は、図136の具体的な動作例を
示す信号波形図である。図137の動作も殆ど図119
と同じであり、異なる点は、分極で情報を記憶していた
替わりに、従来DRAMと同様に蓄積電荷で記憶する点
と、プレート電圧を駆動式では無く固定のVPL(=(1/
2)VBLH)に設定している点である。
【0455】図137においては、サブビット線を0V
にプリチャージしておいて、ワード線WL0をHigh
に上げると、メモリセルの電荷が読み出され、“0”デ
ータのセル電位0Vの情報時、サブビット線は0Vで、
“1”データのセル電位VBLHの情報時、セル容量と
サブビット線容量比に対応してサブビット線/SBLに
セル情報が読み出される。これを増幅トランジスタで増
幅して、ビット線に伝えこれをセンスアンプで増幅し
て、この結果をBS0を上げて、サブビット線/SBL
に書き戻す。この時もプレートPL電位は (1/2)VBLHの
ままであり、サブビット線電位0V或いはVBLHがメ
モリセルに再書き込まれる。この例では、図118と同
じ、サブビット線の読み出し信号は増幅され、ビット線
対の反対側のビット線BLに伝えられる。
【0456】本実施形態の効果として、 1)従来DRAMと同様に8F2 サイズの高密度のセル
を実現しつつ、平面トランジスタで製造の容易化を実現
し、さらに高速なランダムアクセス機能を有することが
可能。
【0457】2)設計ルールが縮小して、DRAMキャ
パシタ面積が縮小しても、それに合わせて負荷容量であ
るサブビット線容量が低減でき、十分な読み出し信号電
圧が得られ、増幅トランジスタを用いてビット線を増幅
するため、安定動作が可能。 3) (1/2)Vdd(=VBLH)ビット線プリチャージが適用
でき、低消費電力,低ノイズ。
【0458】4)従来DRAMと同様動作原理が単純で
ある。
【0459】5)ビット線容量が大きくても読み出し可
能であるため、ビット線に接続できるゲインセルブロッ
ク数を多くでき、その結果としてセンスアンプ面積を低
減できる。
【0460】6)ルール縮小により、常誘電体キャパシ
タの蓄積電荷量の減少に合わせて、サブビット線に接続
されるセル数を減らせば、最適化が可能。
【0461】7)設計ルールが緩く、ソフトエラーが厳
しい状況では、サブビット線に接続されるセル数を増加
させ、負荷容量を追加して読み出し電荷を増やせば、ソ
フトエラーを抑えられ、設計ルールが小さくなるに従っ
て、ソフトエラーレートが下がるに従って、ソフトエラ
ーが問題無い程度に、キャパシタサイズと、サブビット
線に接続されるセル数を徐々に減らして、サブビット線
に読み出される信号量を確保すれば良い。
【0462】8)複数のセルで、増幅トランジスタと、
書き込みトランジスタ、サブビット線選択プリチャージ
トランジスタを共用することにより、セルサイズのオー
バヘッドを極めて小さなものにできる。
【0463】10)サブビット線に接続されるセル数を変
えることにより、自由に負荷容量の調整が可能。
【0464】11)サブビット線の信号でビット線対の反
対側のビット線を増幅トランジスタで駆動することによ
り安定な増幅動作が可能となる。
【0465】なお、自己増幅機能を持つゲインセルブロ
ック方式をDRAMに適用した場合、確かに読み出し信
号量の確保はできるが、DRAMのセルに蓄積された電
荷はリークするため、キャパシタ面積が小さくなると、
データ保持時間(tREFmax )が低減する可能性があ
る。しかし、pn接合リーク等はpn接合面積も縮小す
るため低減でき、それほどはtREFmax は劣化しな
い。用途にもよるがtREFmaxが確保できる程度
に、キャパシタ面積を縮小することが望ましい。またS
OIを用いたDRAMでデータ保持時間が向上する場合
は、問題無く本発明の実施形態が有効である。
【0466】図138は、図136の具体的な別の動作
例を示す信号波形図である。図137とほぼ動作が同じ
であるが、異なる点は、サブビット線が (1/2)VBLHにプ
リチャージされている点である。これにより、ワード線
WL0がHighになりセル電荷が読み出されると、サ
ブビット線/SBL電位は、 (1/2)VBLH±Vsとなる。
これを、増幅トランジスタを介してビット線BLに伝え
ている。なお、サブビット線電位は非選択のゲインセル
ブロックでも (1/2)VBLHであり、増幅トランジスタがO
Nしてしまうので、選択ゲインセルブロックのみVSE
を0Vにして、非選択ゲインセルブロックは(1/2)VB
LHのままにしている。
【0467】(第51の実施形態)図139は、本発明
の第51の実施形態に係わる半導体記憶装置を示す回路
構成図であり、特にDRAMのゲインセルブロック構成
を示している。この図139は、図136とほぼ同じ構
成,動作,効果を持つ。図136と異なる点は、サブビ
ット線の一端にのみ、サブブロック選択プリチャージト
ランジスタを配置した点である。
【0468】(第52の実施形態)図140は、本発明
の第52の実施形態に係わる半導体記憶装置を示す回路
構成図であり、特にDRAMのゲインセルブロック構成
を示している。この図140は、図136とほぼ同じ構
成,動作,効果を持つ。図136と異なる点は、サブビ
ット線の両端から、サブブロック選択プリチャージトラ
ンジスタを削除した点である。
【0469】図141は、図140の具体的な動作例を
示す信号波形図である。サブビット線の0Vへのプリチ
ャージは、図122と同じ動作で実現している。
【0470】(第53の実施形態)図142及び図14
3は、本発明の第53の実施形態に係わる半導体記憶装
置を示す回路構成図であり、特にDRAMのゲインセル
ブロックの構成を示している。
【0471】図142の等価回路及び効果等は、図13
9と同じで、トランジスタ配置等のトポロジのみ異な
る。図143の等価回路及び効果等は、図140と同じ
で、トランジスタ配置等のトポロジのみ異なる。動作は
図141と同じである。
【0472】(第54の実施形態)図144は、本発明
の第54の実施形態に係わる半導体記憶装置を示す回路
構成図であり、特にDRAMのゲインセルブロック構成
を示している。図145は、図144の具体的な動作例
を示す信号波形図である。図146は、図144の具体
的な別の動作例を示す信号波形図である。
【0473】図144は、図136と等価回路及び効果
がほぼ同じで、異なる点は、サブビット線の信号を増幅
した結果を、このサブビット線に再書き込みするビット
線と同じビット線に読み出す点である。図145と図1
46の動作も図137と図138とほぼ同じで、VSE
電位、増幅トランジスタの読み出し先が異なる点以外
は、同じである。
【0474】(第55の実施形態)図147は、本発明
の第55の実施形態に係わる半導体記憶装置を示す回路
構成図であり、特にDRAMのゲインセルブロック構成
を示している。この図147は、図144とほぼ同じ構
成,動作,効果を持つ。図144と異なる点は、サブビ
ット線の一端にのみ、サブブロック選択プリチャージト
ランジスタを配置した点である。
【0475】(第56の実施形態)図148は、本発明
の第56の実施形態に係わる半導体記憶装置を示す回路
構成図であり、特にDRAMのゲインセルブロック構成
を示している。この図148は、図144とほぼ同じ構
成,動作,効果を持つ。図144と異なる点は、サブビ
ット線の両端から、サブブロック選択プリチャージトラ
ンジスタを削除した点である。
【0476】図149は、図148の具体的な動作例を
示す信号波形図である。サブビット線の0Vへのプリチ
ャージは、図122と同様であり、動作で実現してい
る。
【0477】(第57の実施形態)図150及び図15
1は、本発明の第57の実施形態に係わる半導体記憶装
置を示す回路構成図であり、特にDRAMのゲインセル
ブロックの構成を示している。
【0478】図150の等価回路及び効果等は、図14
7と同じで、トランジスタ配置等のトポロジのみ異な
る。動作は図145及び図146と同じである。図15
1の等価回路及び効果等は、図148と同じで、トラン
ジスタ配置等のトポロジのみ異なる。動作は図149と
同じである。
【0479】(第58の実施形態)図152は、本発明
の第58の実施形態に係わる半導体記憶装置を示す回路
構成図であり、特に強誘電体メモリのメモリセル構成を
示している。
【0480】この図152は、ブロック単位で自己増幅
機能を持たせる方式に適用できる新しい、1トランジス
タ+1強誘電体キャパシタ型の強誘電体メモリの配置構
成である。このセルは6F2 サイズで小さいセルサイズ
を実現しつつ、フォールデッドBL方式を実現する強誘
電体メモリセルである。特徴は、同じワード線に対し
て、サブビット線対/SBL,SBLの両方のビット線
に接続される2個のメモリセルが接続されているが、プ
レート線は異なるプレート線に接続されていることであ
る。
【0481】(第59の実施形態)図153は、本発明
の第59の実施形態に係わる半導体記憶装置を説明する
ための平面図であり、特に強誘電体メモリのメモリセル
構成のレイアウトを示している。
【0482】図154及び図155は、図153のレイ
アウト平面図の一部レイアウト層を示す図である。キャ
パシタ・オーバ・ビットライン(COB)構造で6F2
セルが実現できていることが判る。
【0483】(第60の実施形態)図156は、本発明
の第60の実施形態に係わる半導体記憶装置を示す回路
構成図であり、特に強誘電体メモリのゲインセルブロッ
ク構成を示している。図157は、図156の具体的な
動作例を示す信号波形図である。
【0484】図156は、図152のセルを用いた場合
のゲインセルブロック構成を示している。図156の構
成はセルを除き、図118と同じで、動作も図119と
ほぼ同じである。図157に示すようにワード線WL1
を選択して、2個のセルが選択され、サブビット線/S
BL,SBLとセルノードが接続されても、PL01の
みHighレベルになるため、PL2は0Vのままで、
SBLもアクティブ中ずっと0Vのままであるため、非
選択のメモリセルQ51のデータが破壊されなく、正常
動作することが分かる。よって、図118の効果に加
え、セルサイズが小さくなる効果がある。
【0485】(第61の実施形態)図158は、本発明
の第61の実施形態に係わる半導体記憶装置を示す回路
構成図であり、特に強誘電体メモリのゲインセルブロッ
ク構成を示している。
【0486】図158の回路は、図156とほぼ同じ構
成,効果がある、異なる点は、サブビット線の一端にの
み、サブブロック選択プリチャージトランジスタを配置
した点である。
【0487】(第62の実施形態)図159は、本発明
の第62の実施形態に係わる半導体記憶装置を示す回路
構成図であり、特に強誘電体メモリのゲインセルブロッ
ク構成を示している。図159の回路は、図156とほ
ぼ同じ構成,動作,効果を持つ。異なる点は、サブビッ
ト線の両端から、サブブロック選択プリチャージトラン
ジスタを削除した点である。
【0488】図160は、図159の具体的な動作例を
示す信号波形図である。サブビット線の0Vへのプリチ
ャージは、図122と同様な動作で実現している。
【0489】(第63の実施形態)図161は、本発明
の第63の実施形態に係わる半導体記憶装置を示す回路
構成図であり、特に強誘電体メモリのゲインセルブロッ
ク構成を示している。この図161の回路は、図118
とほぼ同じ構成及び効果を持つ。図118と異なる点
は、複数のセルでプレート線が共通化し、これに対応し
てプレート線の電位が固定或いは (1/2)VBLHになってい
る点である。だた、プレート線が0V以上であるため、
リーク電流によりストレージノードが0Vに下がると
“1”データが破壊されるため、リフレッシュ動作が必
要になる。しかし、プレート固定のため高速動作が実現
できる。
【0490】図162は、図161の具体的な動作例を
示す信号波形図である。サブビット線が0Vにプリチャ
ージされているため、プレート電位が (1/2)VBLHの場
合、ワード線WL1を選択するだけで、強誘電体キャパ
シタには (1/2)VBLHの電圧が印加されセルデータが読み
出される。これを、増幅トランジスタで増幅しビット線
に伝えている。
【0491】図163は、図161の具体的な別の動作
例を示す信号波形図である。これは図162の変形例で
あり、セルにデータを再書き込み後、セルノードを (1/
2)VBLHにしてからワード線WL1を閉じた場合を示す。
【0492】図164は、図161の具体的な別の動作
例を示す信号波形図である。これは、強誘電体キャパシ
タを用いているがDRAMモード動作時を示す。即ち、
パワーON後、図162等の動作でリコールして、強誘
電体キャパシタの常誘電体成分で、強誘電体キャパシタ
に VBLH 或いは0V電位を記憶して、その後パワーON
中は、図164のようにDRAMと同じ動作をさせた場
合を示す。もちろんリフレッシュが必要である。
【0493】(第64の実施形態)図165〜図168
は、本発明の第64の実施形態に係わる半導体記憶装置
を示す回路構成図であり、特に強誘電体メモリのゲイン
セルブロック構成を示している。
【0494】図165の回路は、図161とほぼ同じ構
成,効果がある、異なる点は、サブビット線の一端にの
み、サブブロック選択プリチャージトランジスタを配置
した点である。図166の回路は、図161とほぼ同じ
構成,動作,効果を持つ。異なる点は、サブビット線の
両端から、サブブロック選択プリチャージトランジスタ
を削除した点である。
【0495】図167の回路は、図165と同じ等価回
路,効果を持つ。異なるのは、トランジスタ配置等のト
ポロジが異なる点である。図168の回路は、図166
と同じ等価回路,効果を持つ。図165と異なるのは、
トランジスタ配置等のトポロジが異なる点である。
【0496】(第65の実施形態)図169は、本発明
の第65の実施形態に係わる半導体記憶装置を示す回路
構成図であり、特に強誘電体メモリのゲインセルブロッ
ク構成を示している。図170は、図169の具体的な
動作例を示す信号波形図である。
【0497】図169の回路は、図161とほぼ同じ等
価回路,効果を持つ。図161と異なるのは、増幅した
データを伝えるビット線とデータを書き込むビット線が
同じ点である。
【0498】(第66の実施形態)図171〜図174
は、本発明の第65の実施形態に係わる半導体記憶装置
を示す回路構成図であり、特に強誘電体メモリのゲイン
セルブロック構成を示している。
【0499】図171の回路は、図169の回路とほぼ
同じ構成、効果がある。図169と異なるのは、サブビ
ット線の一端にのみ、サブブロック選択プリチャージト
ランジスタを配置した点である。図172の回路は、図
169とほぼ同じ構成,動作,効果を持つ。図169と
異なるのは、サブビット線の両端から、サブブロック選
択プリチャージトランジスタを削除した点である。
【0500】図173の回路は、図171と同じ等価回
路,効果を持つ。図171と異なるのは、トランジスタ
配置等のトポロジが異なることである。図174の回路
は、図172と同じ等価回路,効果を持つ。図172と
異なるのは、トランジスタ配置等のトポロジが異なる点
である。
【0501】(第67の実施形態)以下に示す、図17
5〜図211の実施形態は、上述してきたブロック単位
で自己増幅機能を持たせる方式で、1ビットの情報を2
個のキャパシタで記憶する2トランジスタ+2キャパシ
タ(2T−2C)構成の場合を示している。
【0502】図175は、本発明の第67の実施形態に
係わる半導体記憶装置を示す回路構成図であり、特に強
誘電体メモリのゲインセルブロック構成を示している。
2T−2C構成である点以外は、図1と等価回路,効果
は同じである。図1と異なる点は、2T−2C構成であ
るため、図1のプレートが/PLA,PLAと分離され
ていたものを1本のPLAにまとめ、プレートが/PL
B,PLBと分離されていたものを1本のPLBにまと
めている。
【0503】図176は、図176の具体的な動作例を
示す信号波形図である。WLA0を下げ、反対側のブロ
ックユニットのPSBを下げ、PLAを上げると、サブ
ビット線対の両方のビット線/SBL,SBL各々に
“0”データ,“1”データ、或いは“1”データ,
“0”データが読み出される。/SBLのデータは増幅
トランジスタでBLに伝えられ、SBLのデータは増幅
トランジスタで/BLの伝えられる。この結果をセンス
アンプで増幅し、図175の2本のブロック書き込み選
択信号BSをHighに上げることにより、/BLのデ
ータを/SBLに再書き込みし、BLのデータをSBL
に再書き込みする。PLAをHigh→Lowにしてセ
ルにデータが書き戻される。
【0504】(第68の実施形態)図177は、本発明
の第68の実施形態に係わる半導体記憶装置を示す回路
構成図であり、特に強誘電体メモリのゲインセルブロッ
ク構成を示している。図177の回路は、図175とほ
ぼ同じ等価回路であり、同じ効果がある。図175と異
なるのは、サブビット線に安定用常誘電体キャパシタが
接続されている点である。これにより、選択したワード
線の位置により負荷容量が変化して、動作点が動く問題
点を抑制できる。
【0505】図178は、図177の具体的な動作例を
示す信号波形図である。これは、図176と同様な動作
をする。図176と異なる点は、サブビット線に読み出
される信号量が負荷容量が重くなっているため、変化し
ている点である。
【0506】(第69の実施形態)図179は、本発明
の第69の実施形態に係わる半導体記憶装置を示す回路
構成図であり、特に強誘電体メモリのゲインセルブロッ
ク構成を示している。図179の回路は、図175とほ
ぼ同じ等価回路であり、同じ効果がある。図175と異
なるのは、サブビット線に安定用強誘電体キャパシタが
接続されている点である。これにより、選択したワード
線の位置により負荷容量が変化して、動作点が動く問題
点を抑制できる。
【0507】(第70の実施形態)図180は、本発明
の第70の実施形態に係わる半導体記憶装置を示す回路
構成図であり、特に強誘電体メモリのゲインセルブロッ
ク構成を示している。
【0508】2T−2C構成である点以外は、図55と
等価回路,効果は同じである。図55と異なるのは、2
T−2C構成であるため、図1のプレートが/PL,P
Lと分離されていたものを1本のPLにまとめてい点、
ブロック書き込み制御信号がBSの1種類のまとめられ
ている点である。
【0509】(第71の実施形態)図181は、本発明
の第71の実施形態に係わる半導体記憶装置を示す回路
構成図であり、特に強誘電体メモリのゲインセルブロッ
ク構成を示している。
【0510】図181の回路は、図180とほぼ同じ等
価回路であり、同じ効果がある。図180と異なるの
は、サブビット線に安定用常誘電体キャパシタが接続さ
れている点である。これにより、選択したワード線の位
置により負荷容量が変化して、動作点が動く問題点を抑
制できる。
【0511】(第72の実施形態)図182は、本発明
の第72の実施形態に係わる半導体記憶装置を示す回路
構成図であり、特に強誘電体メモリのゲインセルブロッ
ク構成を示している。
【0512】図182の回路は、図180とほぼ同じ等
価回路であり、同じ効果がある。図180と異なるの
は、サブビット線に安定用常誘電体キャパシタが接続さ
れている点である。これにより、選択したワード線の位
置により負荷容量が変化して、動作点が動く問題点を抑
制できる。
【0513】(第73の実施形態)図183は、本発明
の第73の実施形態に係わる半導体記憶装置を説明する
ための平面図であり、特に強誘電体メモリのメモリセル
構成のレイアウトを示している。これは、図180の回
路を実現するレイアウト図である。
【0514】図184及び図185は、図183のレイ
アウト平面図の一部レイアウト層を示す図である。ピッ
チが狭いセルアレイに、自己増幅機能がきちんと配置で
きていることが判る。なお、BSはレイアウトではまと
めてある。
【0515】(第74の実施形態)図186は、本発明
の第74の実施形態に係わる半導体記憶装置を示す回路
構成図であり、特に強誘電体メモリのゲインセルブロッ
ク構成を示している。図187は、図186の具体的な
動作例を示す信号波形図である。
【0516】図186の回路は、図175とほぼ同一の
回路であり、同じ効果がある。図175と異なるのは、
増幅したデータを伝えるビット線とデータを書き込むビ
ット線が同じ点である。
【0517】(第75の実施形態)図188は、本発明
の第75の実施形態に係わる半導体記憶装置を示す回路
構成図であり、特に強誘電体メモリのゲインセルブロッ
ク構成を示している。図189は、図188の具体的な
動作例を示す信号波形図である。
【0518】図188の回路は、図186の回路とほぼ
同じ構成で、同じ効果を有する。図186と異なるの
は、サブビット線に安定用常誘電体キャパシタが接続さ
れている点である。これにより、選択したワード線の位
置により負荷容量が変化して、動作点が動く問題点を抑
制できる。
【0519】(第76の実施形態)図190〜図195
は、本発明の第76の実施形態に係わる半導体記憶装置
を示す回路構成図であり、特に強誘電体メモリのゲイン
セルブロック構成を示している。
【0520】図190の回路は、図186の回路とほぼ
同じ構成で、同じ効果を有する。図186と異なるの
は、サブビット線に安定用強誘電体キャパシタが接続さ
れている点である。これにより、選択したワード線の位
置により負荷容量が変化して、動作点が動く問題点を抑
制できる。図191の回路は、図180とほぼほぼ同じ
構成であり、同じ効果を有する。図180と異なるの
は、増幅したデータを伝えるビット線とデータを書き込
むビット線が同じ点である。
【0521】図192の回路は、図191の回路とほぼ
同じ構成であり、同じ効果を有する。図191と異なる
のは、サブビット線に安定用常誘電体キャパシタが接続
されている点である。図193の回路は、図191の回
路とほぼ同じ構成であり、同じ効果を有する。図191
と異なるのは、サブビット線に安定用強誘電体キャパシ
タが接続されている点である。
【0522】図194の回路は、図180の構成と等価
であり、これと異なるのは同じ信号の2本のBSが1本
にまとめられている点であり、図183のレイアウトと
トポロジは同じである。図195の回路は、図194と
ほぼ同じであり、これと異なるのは、増幅したデータを
伝えるビット線とデータを書き込むビット線が同じ点で
ある。
【0523】(第77の実施形態)図196は、本発明
の第77の実施形態に係わる半導体記憶装置を示す回路
構成図であり、特に強誘電体メモリのゲインセルブロッ
ク構成を示している。本実施形態は、従来の2T−2C
構成のFRAMを用いてゲインセルブロックを構成した
場合を示す。
【0524】図197は、図196の具体的な動作例を
示す信号波形図である。WL0を選択すると、2個の強
誘電体キャパシタが各々のサブビット線/SBL,SB
Lに接続され、PL0を上げると、2個の強誘電体キャ
パシタの分極情報が/SBL,SBLに伝わり、これを
2個の増幅トランジスタで/BL,BLに伝えている。
【0525】(第78の実施形態)図198〜図201
は、本発明の第78の実施形態に係わる半導体記憶装置
を示す回路構成図であり、特に強誘電体メモリのゲイン
セルブロック構成を示している。
【0526】図198の回路は、図196とほぼ同一回
路構成であり、これと異なるのは、サブビット線の一端
にのみ、サブブロック選択プリチャージトランジスタを
配置した点である。図199の回路は、図196とほぼ
同じ構成,動作,効果を持つ。図196と異なるのは、
サブビット線の両端から、サブブロック選択プリチャー
ジトランジスタを削除した点である。
【0527】図200の回路は、図197とほぼ同一回
路構成であり、これと異なるのは、トランジスタ配置の
トポロジが異なる点である。図201の回路は、図19
9とほぼ同一回路構成であり、これと異なるのは、トラ
ンジスタ配置のトポロジが異なる点である。
【0528】(第79の実施形態)図202は、本発明
の第79の実施形態に係わる半導体記憶装置を説明する
ための平面図であり、特に強誘電体メモリのメモリセル
構成のレイアウトを示している。図202(a)は図2
00の回路図及びトポロジを実現するレイアウトであ
り、図202(b)は図198の回路図及びトポロジを
実現するレイアウトである。
【0529】図203(a)(b)は、図202(a)
(b)のレイアウト平面図の一部レイアウト層を示す図
である。なお、図202(a)においては、WL及びP
Lは0〜3までの例を示している。
【0530】(第80の実施形態)図204は、本発明
の第80の実施形態に係わる半導体記憶装置を示す回路
構成図であり、特に強誘電体メモリのゲインセルブロッ
ク構成を示している。この図204は、図87とほぼ同
じ回路構成で、同じ効果を持つ。図87と異なるのは、
2T−2C構成にすることにより、2種類に分離してい
たプレート線/PLA,PLAが1種類のPLAにまと
められ、セルブロック選択信号BSA0,BSA1を1
種類のBSAにまとめている点である。
【0531】図205は、図204の具体的な動作例を
示す信号波形図である。動作においても、サブビット線
両方にセルデータが読み出されるため、BSX0,BS
X1の両方を選択している。
【0532】(第81の実施形態)図206は、本発明
の第81の実施形態に係わる半導体記憶装置を示す回路
構成図であり、特に強誘電体メモリのゲインセルブロッ
ク構成を示している。図207は、図206の具体的な
動作例を示す信号波形図である。
【0533】図206は、図204とほぼ同じ回路構成
で、同じ効果を持つ。図204と異なるのは、増幅した
データを伝えるビット線とデータを書き込むビット線が
同じ点である。
【0534】(第82の実施形態)図208は、本発明
の第82の実施形態に係わる半導体記憶装置を示す回路
構成図であり、特に強誘電体メモリのゲインセルブロッ
ク構成を示している。図209は、図208の具体的な
動作例を示す信号波形図である。
【0535】図208及びその動作図209は、図20
4及び図205とほぼ同じ回路構成で同じ効果、同じ動
作をする。これらと異なる点は、複数直列接続されるセ
ル群をワード線方向を軸に折り返して、プレート線を共
有化している点である。
【0536】(第83の実施形態)図210は、本発明
の第83の実施形態に係わる半導体記憶装置を示す回路
構成図であり、特に強誘電体メモリのゲインセルブロッ
ク構成を示している。図211は、図210の具体的な
動作例を示す信号波形図である。
【0537】図210は、図208とほぼ同じ回路構成
で、同じ効果を持つ。図208と異なるのは、増幅した
データを伝えるビット線とデータを書き込むビット線が
同じ点である。
【0538】(第84の実施形態)図212〜図220
は、本発明の第84の実施形態に係わる半導体記憶装置
を示す回路構成図であり、特に強誘電体メモリのゲイン
セルブロック構成を示している。本実施形態は、増幅ト
ランジスタとビット線の間に増幅トランジスタ選択トラ
ンジスタを挿入している点が上記実施形態と異なる。こ
れは、サブビット線が (1/2)VBLH等にプリチャージされ
ている場合、非選択のゲインセルブロックの増幅トラン
ジスタがONして、ビット線電位を変化させ誤動作させ
る問題を回避できる。
【0539】図212の回路は、図1の構成に対して、
増幅トランジスタとビット線の間に増幅トランジスタ選
択トランジスタを挿入したものである。図213の回路
は、図1の構成に対して、増幅トランジスタとビット線
の間に増幅トランジスタ選択トランジスタを挿入した構
成に、サブビット線に常誘電体キャパシタの負荷容量を
追加したものである。図214の回路は、図1の構成に
対して、増幅トランジスタとビット線の間に増幅トラン
ジスタ選択トランジスタを挿入した構成に、サブビット
線に強誘電体キャパシタの負荷容量を追加した構成を示
している。
【0540】図215の回路は、図55の構成に対し
て、増幅トランジスタとビット線の間に増幅トランジス
タ選択トランジスタを挿入したものである。図216の
回路は、図55の構成に対して、増幅トランジスタとビ
ット線の間に増幅トランジスタ選択トランジスタを挿入
した構成に、サブビット線に常誘電体キャパシタの負荷
容量を追加したものである。図217の回路は、図55
の構成に対して、増幅トランジスタとビット線の間に増
幅トランジスタ選択トランジスタを挿入した構成に、サ
ブビット線に強誘電体キャパシタの負荷容量を追加した
ものである。
【0541】図218の回路は、図118の構成に対し
て、増幅トランジスタとビット線の間に増幅トランジス
タ選択トランジスタを挿入したものである。図219の
回路は、図120の構成に対して、増幅トランジスタと
ビット線の間に増幅トランジスタ選択トランジスタを挿
入したものである。図220の回路は、図121の構成
に対して、増幅トランジスタとビット線の間に増幅トラ
ンジスタ選択トランジスタを挿入したものである。
【0542】(第85の実施形態)図221は、本発明
の第85の実施形態に係わる半導体記憶装置を示す回路
構成図であり、特にDRAMのゲインセルブロック構成
を示している。この図は、図161の構成に対して、増
幅トランジスタとビット線の間に増幅トランジスタ選択
トランジスタを挿入した構成を示している。
【0543】図222は、図221の具体的な動作例を
示す信号波形図である。選択したゲインセルブロックで
のみVAC信号をHighにすることにより、サブビッ
ト線のデータがビット線に読み出される。この安定動作
のおかげで、サブビット線に(1/2)VBLHプリチャージ方
式を採用していても、選択,非選択ゲインセルブロック
に拘わらずVSEを0Vに設定できることが判る。
【0544】(第86の実施形態)図223及び図22
4は、本発明の第86の実施形態に係わる半導体記憶装
置を示す回路構成図であり、特にDRAMのゲインセル
ブロック構成を示している。
【0545】図223は、図165の構成に対して、増
幅トランジスタとビット線の間に増幅トランジスタ選択
トランジスタを挿入した構成を示している。図224
は、図166の構成に対して、増幅トランジスタとビッ
ト線の間に増幅トランジスタ選択トランジスタを挿入し
た構成を示している。
【0546】(第87の実施形態)図225は、本発明
の第87の実施形態に係わる半導体記憶装置を説明する
ための平面図であり、特にDRAMのゲインセルブロッ
ク構成のレイアウトを示している。
【0547】この図は、図223の回路構成に対応した
レイアウト構成である。増幅トランジスタに直列接続
で、VACをゲートとするトランジスタが配置されてい
ることが分かる。この部分の配置例は図212〜233
にも適用できることは容易に推測できる。なおこのレイ
アウト図は、サブビット線につながるセル数を図223
の2倍にした例を示している。
【0548】図226〜図229は、図225のレイア
ウト平面図の一部レイアウト層を示す図である。ここ
で、PAは引き延ばし配線層で、AA−PA−Cは拡散
層−引き延ばし配線層間コンタクトを示し、PA−BL
−Cは引き延ばし配線層−ビット線層間コンタクトを示
している。
【0549】以上述べた、各構成は全て組み合わせ可能
であり、また、その他の変形例、その他各種、複数個の
例において、その数を変更することは容易である。ま
た、セル構造は、先願に示した直列接続するセルの場
合、先願の各種セル構造例が本発明に適用できるし、1
つのセルに多ビットの情報を持たせる構成や、多値構成
が容易に実現できるし、1T−TC型の従来FRAM,
DRAMセルの場合で本発明のブロックで自己増幅機能
を持たせる場合は、従来FRAM,DRAMの各種メモ
リセル構造が適用できる。
【0550】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、不
揮発性の強誘電体メモリにおいて、高密度化して、セル
の強誘電体キャパシタ面積が縮小し、メモリセルの強誘
電体キャパシタの分極量が減少しても、セルサイズ、チ
ップサイズの増大を抑えつつ、さらにソフトエラーを抑
えつつ、十分な読み出し信号電圧を確保して、安定なメ
モリ動作を可能にする。
【0551】さらに、1)高密度化、2)製造の容易
化、3)高速ランダムアクセル機能を保ちつつ、上記効
果を有する半導体記憶装置を実現することにある。この
ように本発明により、製造容易な平面キャパシタでも、
16Gb〜64GbFRAMが実現でき、立体キャパシ
タでは、さらに高密度な256GbFRAM以上の実現
が可能となる。
【0552】さらに、ダイナミック型半導体メモリにお
いても、高密度化してメモリセルの強誘電体キャパシタ
の分極量が減少しても、セルサイズ,チップサイズの増
大を抑えつつ、さらにデータリテンションは向上しない
が、ソフトエラーを抑えつつ、十分な読み出し信号電圧
を確保して、安定なメモリ動作を可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係わる強誘電体メモリのセル
ブロック構成を示す回路図。
【図2】図1の具体的な動作例を示す信号波形図。
【図3】図1の他の具体的な動作例を示す信号波形図。
【図4】本発明に適用できる動作点設計を説明するため
の図。
【図5】本発明に適用できるアレイ構成設計指針を示す
図。
【図6】第2の実施形態に係わる強誘電体メモリのブロ
ック構成を示す回路図。
【図7】第2の実施形態に係わる強誘電体メモリのブロ
ック構成を示す回路図。
【図8】第3の実施形態に係わる強誘電体メモリのメモ
リマット(セルアレイ)全体の構成を示す回路図。
【図9】第4の実施形態に係わるセンスアンプ構成とセ
ルアレイのブロック構成を示す回路図。
【図10】図9の実施形態の具体的な動作例を示す信号
波形図。
【図11】第5の実施形態に係わるセンスアンプ構成と
セルアレイのブロック構成を示す回路図。
【図12】第6の実施形態に係わるダミーセル構成を示
す回路図。
【図13】図12(a)のダミーセルの動作例を示す信
号波形図。
【図14】図12(b)のダミーセルの動作例を示す信
号波形図。
【図15】図12(c)のダミーセルの動作例を示す信
号波形図。
【図16】第7の実施形態に係わるダミーセル構成を示
す回路図。
【図17】図16(a)のダミーセルの動作例を示す信
号波形図。
【図18】図16(b)のダミーセルの動作例を示す信
号波形図。
【図19】図16(c)のダミーセルの動作例を示す信
号波形図。
【図20】第8の実施形態に係わるダミーセル構成を示
す図。
【図21】図20のダミーセルの動作例を示す信号波形
図。
【図22】図20のダミーセルの動作点設計指針を示す
図。
【図23】第9の実施形態に係わる強誘電体メモリのセ
ルブロック,セルアレイ,センスアンプ構成を示す回路
図。
【図24】第10の実施形態に係わる、複数の強誘電体
メモリアレイと複数のセンスアンプ配置例を示す図。
【図25】第11の実施形態に係わるメモリチップ構
成,ロジック混載構成,RFーIDカード構成を示す
図。
【図26】第12の実施形態に係わる強誘電体メモリの
ブロック構成を示す回路図。
【図27】図26の具体的な動作例を示す信号波形図。
【図28】第13の実施形態に係わる強誘電体メモリの
ブロック構成のレイアウトを示す平面図。
【図29】図28(a)の増幅トランジスタとブロック
書き込み選択トランジスタ部分の拡大レイアウト図。
【図30】図29のレイアウトの一部の層のレイアウト
を示す図。
【図31】図29のレイアウトの一部の層のレイアウト
を示す図。
【図32】図29のレイアウトの一部の層のレイアウト
を示す図。
【図33】図28(b)の増幅トランジスタとブロック
書き込み選択トランジスタ部分の拡大レイアウト図。
【図34】図29のレイアウトの一部の層のレイアウト
を示す図。
【図35】図29のレイアウトの一部の層のレイアウト
を示す図。
【図36】図29のレイアウトの一部の層のレイアウト
を示す図。
【図37】図28(a)(b)に共通のプレート選択ト
ランジスタとプレート線の部分の拡大レイアウト図。
【図38】図37のレイアウトの一部の層のレイアウト
を示す図。
【図39】図37のレイアウトの一部の層のレイアウト
を示す図。
【図40】第14の実施形態に係わる強誘電体メモリの
ブロック構成を示す断面図。
【図41】第14の実施形態に係わる強誘電体メモリの
ブロック構成を示す断面図。
【図42】第14の実施形態に係わる強誘電体メモリの
ブロック構成を示す断面図。
【図43】第14の実施形態に係わる強誘電体メモリの
ブロック構成を示す断面図。
【図44】第15の実施形態に係わる強誘電体メモリの
ブロック構成を示す回路図。
【図45】図44の具体的な動作例を示す信号波形図。
【図46】図44の具体的な動作例を示す信号波形図。
【図47】第16の実施形態に係わる強誘電体メモリの
ブロック構成を示す回路図。
【図48】図47の具体的な動作例を示す信号波形図。
【図49】図47の具体的な動作例を示す信号波形図。
【図50】第17の実施形態に係わる強誘電体メモリの
ブロック構成を示す回路図。
【図51】第17の実施形態に係わる強誘電体メモリの
ブロック構成を示す回路図。
【図52】第18の実施形態に係わる強誘電体メモリの
ブロック構成のレイアウト図。
【図53】図52のレイアウト図の一部レイヤ層を示す
図。
【図54】図52のレイアウト図の一部レイヤ層を示す
図。
【図55】第19の実施形態に係わる強誘電体メモリの
ブロック構成を示す回路図。
【図56】図55の具体的な動作例を示す信号波形図。
【図57】図55の具体的な動作例を示す信号波形図。
【図58】第20の実施形態に係わる強誘電体メモリの
ブロック構成を示す回路図。
【図59】図58の具体的な動作例を示す信号波形図。
【図60】第21の実施形態に係わる強誘電体メモリの
ブロック構成を示す回路図。
【図61】図60の具体的な動作例を示す信号波形図。
【図62】図60の具体的な動作例を示す信号波形図。
【図63】第22の実施形態に係わる強誘電体メモリの
ブロック構成を示す回路図。
【図64】図63の具体的な動作例を示す信号波形図。
【図65】第23の実施形態に係わる強誘電体メモリの
ブロック構成を示す回路図。
【図66】第23の実施形態に係わる強誘電体メモリの
ブロック構成を示す回路図。
【図67】第23の実施形態に係わる強誘電体メモリの
ブロック構成を示す回路図。
【図68】第23の実施形態に係わる強誘電体メモリの
ブロック構成を示す回路図。
【図69】第23の実施形態に係わる強誘電体メモリの
ブロック構成を示す回路図。
【図70】第23の実施形態に係わる強誘電体メモリの
ブロック構成を示す回路図。
【図71】第23の実施形態に係わる強誘電体メモリの
ブロック構成を示す回路図。
【図72】第23の実施形態に係わる強誘電体メモリの
ブロック構成を示す回路図。
【図73】第23の実施形態に係わる強誘電体メモリの
ブロック構成を示す回路図。
【図74】第23の実施形態に係わる強誘電体メモリの
ブロック構成を示す回路図。
【図75】第23の実施形態に係わる強誘電体メモリの
ブロック構成を示す回路図。
【図76】第23の実施形態に係わる強誘電体メモリの
ブロック構成を示す回路図。
【図77】第23の実施形態に係わる強誘電体メモリの
ブロック構成を示す回路図。
【図78】第23の実施形態に係わる強誘電体メモリの
ブロック構成を示す回路図。
【図79】第24の実施形態に係わる強誘電体メモリの
ブロック構成のレイアウトを示す平面図。
【図80】図79のレイアウトの一部の層のレイアウト
を示す図。
【図81】図79のレイアウトの一部の層のレイアウト
を示す図。
【図82】第25の実施形態に係わる強誘電体メモリの
ブロック構成を示す回路図。
【図83】図82の具体的な動作例を示す信号波形図。
【図84】第26の実施形態に係わる強誘電体メモリの
ブロック構成を示す回路図。
【図85】図84の具体的な動作例を示す信号波形図。
【図86】第27の実施形態に係わる強誘電体メモリの
ブロック構成を示す回路図。
【図87】第28の実施形態に係わる強誘電体メモリの
ブロック構成を示す回路図。
【図88】図87の具体的な動作例を示す信号波形図。
【図89】図87の具体的な動作例を示す信号波形図。
【図90】図87の具体的な動作例を示す信号波形図。
【図91】図87の具体的な動作例を示す信号波形図。
【図92】第29の実施形態に係わる強誘電体メモリの
ブロック構成を示す回路図。
【図93】図92の具体的な動作例を示す信号波形図。
【図94】第30の実施形態に係わる強誘電体メモリの
ブロック構成を示す回路図。
【図95】図94の具体的な動作例を示す信号波形図。
【図96】第31の実施形態に係わる強誘電体メモリの
ブロック構成を示す回路図。
【図97】図96の具体的な動作例を示す信号波形図。
【図98】第32の実施形態に係わる強誘電体メモリの
ブロック構成を示す回路図。
【図99】図98の具体的な動作例を示す信号波形図。
【図100】第33の実施形態に係わる強誘電体メモリ
のブロック構成を示す回路図。
【図101】図100の具体的な動作例を示す信号波形
図。
【図102】第34の実施形態に係わる強誘電体メモリ
のブロック構成を示す回路図。
【図103】図102の具体的な動作例を示す信号波形
図。
【図104】第35の実施形態に係わる強誘電体メモリ
のブロック構成を示す回路図。
【図105】図104の具体的な動作例を示す信号波形
図。
【図106】第36の実施形態に係わる強誘電体メモリ
のブロック構成を示す回路図。
【図107】図106の具体的な動作例を示す信号波形
図。
【図108】第37の実施形態に係わる強誘電体メモリ
のブロック構成を示す回路図。
【図109】図108の具体的な動作例を示す信号波形
図。
【図110】第38の実施形態に係わる強誘電体メモリ
のブロック構成を示す回路図。
【図111】第38の実施形態に係わる強誘電体メモリ
のブロック構成を示す回路図。
【図112】第39の実施形態に係わる強誘電体メモリ
のゲインセルブロック構成のレイアウトを示す平面図。
【図113】図112のレイアウトの一部の層のレイア
ウトを示す図。
【図114】図112のレイアウトの一部の層のレイア
ウトを示す図。
【図115】図112のレイアウトの一部の層のレイア
ウトを示す図。
【図116】図112のレイアウトの一部の層のレイア
ウトを示す図。
【図117】第40の実施形態に係わる強誘電体メモリ
のゲインセルブロック構成を示す断面図。
【図118】第41の実施形態に係わる強誘電体メモリ
のゲインセルブロック構成を示す回路図。
【図119】図118の具体的な動作例を示す信号波形
図。
【図120】第42の実施形態に係わる強誘電体メモリ
のゲインセルブロック構成を示す回路図。
【図121】第43の実施形態に係わる強誘電体メモリ
のゲインセルブロック構成を示す回路図。
【図122】図121の具体的な動作例を示す信号波形
図。
【図123】第44の実施形態に係わる強誘電体メモリ
のゲインセルブロック構成を示す回路図。
【図124】第44の実施形態に係わる強誘電体メモリ
のゲインセルブロック構成を示す回路図。
【図125】第45の実施形態に係わる強誘電体メモリ
のゲインセルブロック構成を示す回路図。
【図126】図125の具体的な動作例を示す信号波形
図。
【図127】第46の実施形態に係わる強誘電体メモリ
のゲインセルブロック構成を示す回路図。
【図128】第47の実施形態に係わる強誘電体メモリ
のゲインセルブロック構成を示す回路図。
【図129】図128の具体的な動作例を示す信号波形
図。
【図130】第48の実施形態に係わる強誘電体メモリ
のゲインセルブロック構成を示す回路図。
【図131】第48の実施形態に係わる強誘電体メモリ
のゲインセルブロック構成を示す回路図。
【図132】第49の実施形態に係わる強誘電体メモリ
のブロック構成のレイアウトを示す平面図。
【図133】図132のレイアウトの一部の層のレイア
ウトを示す図。
【図134】図132のレイアウトの一部の層のレイア
ウトを示す図。
【図135】図132のレイアウトの一部の層のレイア
ウトを示す図。
【図136】第50の実施形態に係わるDRAMのゲイ
ンセルブロック構成を示す回路図。
【図137】図136の具体的な動作例を示す信号波形
図。
【図138】図136の具体的な動作例を示す信号波形
図。
【図139】第51の実施形態に係わるDRAMのゲイ
ンセルブロック構成を示す回路図。
【図140】第52の実施形態に係わるDRAMのゲイ
ンセルブロック構成を示す回路図。
【図141】図140の具体的な動作例を示す信号波形
図。
【図142】第53の実施形態に係わるDRAMのゲイ
ンセルブロック構成を示す回路図。
【図143】第53の実施形態に係わるDRAMのゲイ
ンセルブロック構成を示す回路図。
【図144】第54の実施形態に係わるDRAMのゲイ
ンセルブロック構成を示す回路図。
【図145】図144の具体的な動作例を示す信号波形
図。
【図146】図144の具体的な動作例を示す信号波形
図。
【図147】第55の実施形態に係わるDRAMのゲイ
ンセルブロック構成を示す回路図。
【図148】第56の実施形態に係わるDRAMのゲイ
ンセルブロック構成を示す回路図。
【図149】図148の具体的な動作例を示す信号波形
図。
【図150】第57の実施形態に係わるDRAMのゲイ
ンセルブロック構成を示す回路図。
【図151】第57の実施形態に係わるDRAMのゲイ
ンセルブロック構成を示す回路図。
【図152】第58の実施形態に係わる強誘電体メモリ
のメモリセル構成を示す回路図。
【図153】第59の実施形態に係わる強誘電体メモリ
のメモリセル構成のレイアウトを示す平面図。
【図154】図153のレイアウト平面図の一部レイア
ウト層を示す図。
【図155】図153のレイアウト平面図の一部レイア
ウト層を示す図。
【図156】第60の実施形態に係わる強誘電体メモリ
のゲインセルブロック構成を示す回路図。
【図157】図156の具体的な動作例を示す信号波形
図。
【図158】第61の実施形態に係わる強誘電体メモリ
のゲインセルブロック構成を示す回路図。
【図159】第62の実施形態に係わる強誘電体メモリ
のゲインセルブロック構成を示す回路図。
【図160】図159の具体的な動作例を示す信号波形
図。
【図161】第63の実施形態に係わる強誘電体メモリ
のゲインセルブロック構成を示す回路図。
【図162】図161の具体的な動作例を示す信号波形
図。
【図163】図161の具体的な動作例を示す信号波形
図。
【図164】図161の具体的な動作例を示す信号波形
図。
【図165】第64の実施形態に係わる強誘電体メモリ
のゲインセルブロック構成を示す回路図。
【図166】第64の実施形態に係わる強誘電体メモリ
のゲインセルブロック構成を示す回路図。
【図167】第64の実施形態に係わる強誘電体メモリ
のゲインセルブロック構成を示す回路図。
【図168】第64の実施形態に係わる強誘電体メモリ
のゲインセルブロック構成を示す回路図。
【図169】第65の実施形態に係わる強誘電体メモリ
のゲインセルブロック構成を示す回路図。
【図170】図169の具体的な動作例を示す信号波形
図。
【図171】第66の実施形態に係わる強誘電体メモリ
のゲインセルブロック構成を示す回路図。
【図172】第66の実施形態に係わる強誘電体メモリ
のゲインセルブロック構成を示す回路図。
【図173】第66の実施形態に係わる強誘電体メモリ
のゲインセルブロック構成を示す回路図。
【図174】第66の実施形態に係わる強誘電体メモリ
のゲインセルブロック構成を示す回路図。
【図175】第67の実施形態に係わる強誘電体メモリ
のゲインセルブロック構成を示す回路図。
【図176】図176の具体的な動作例を示す信号波形
図。
【図177】第68の実施形態に係わる強誘電体メモリ
のゲインセルブロック構成を示す回路図。
【図178】図177の具体的な動作例を示す信号波形
図。
【図179】第69の実施形態に係わる強誘電体メモリ
のゲインセルブロック構成を示す回路図。
【図180】第70の実施形態に係わる強誘電体メモリ
のゲインセルブロック構成を示す回路図。
【図181】第71の実施形態に係わる強誘電体メモリ
のゲインセルブロック構成を示す回路図。
【図182】第72の実施形態に係わる強誘電体メモリ
のゲインセルブロック構成を示す回路図。
【図183】第73の実施形態に係わる強誘電体メモリ
のメモリセル構成のレイアウトを示す平面図。
【図184】図183のレイアウト平面図の一部レイア
ウト層を示す図。
【図185】図183のレイアウト平面図の一部レイア
ウト層を示す図。
【図186】第74の実施形態に係わる強誘電体メモリ
のゲインセルブロック構成を示す回路図。
【図187】図186の具体的な動作例を示す信号波形
図。
【図188】第75の実施形態に係わる強誘電体メモリ
のゲインセルブロック構成を示す回路図。
【図189】図188の具体的な動作例を示す信号波形
図。
【図190】第76の実施形態に係わる強誘電体メモリ
のゲインセルブロック構成を示す回路図。
【図191】第76の実施形態に係わる強誘電体メモリ
のゲインセルブロック構成を示す回路図。
【図192】第76の実施形態に係わる強誘電体メモリ
のゲインセルブロック構成を示す回路図。
【図193】第76の実施形態に係わる強誘電体メモリ
のゲインセルブロック構成を示す回路図。
【図194】第76の実施形態に係わる強誘電体メモリ
のゲインセルブロック構成を示す回路図。
【図195】第76の実施形態に係わる強誘電体メモリ
のゲインセルブロック構成を示す回路図。
【図196】第77の実施形態に係わる強誘電体メモリ
のゲインセルブロック構成を示す回路図。
【図197】図196の具体的な動作例を示す信号波形
図。
【図198】第78の実施形態に係わる強誘電体メモリ
のゲインセルブロック構成を示す回路図。
【図199】第78の実施形態に係わる強誘電体メモリ
のゲインセルブロック構成を示す回路図。
【図200】第78の実施形態に係わる強誘電体メモリ
のゲインセルブロック構成を示す回路図。
【図201】第78の実施形態に係わる強誘電体メモリ
のゲインセルブロック構成を示す回路図。
【図202】第79の実施形態に係わる強誘電体メモリ
のメモリセル構成のレイアウトを示す平面図。
【図203】図202のレイアウト平面図の一部レイア
ウト層を示す図。
【図204】第80の実施形態に係わる強誘電体メモリ
のゲインセルブロック構成を示す回路図。
【図205】図204の具体的な動作例を示す信号波形
図。
【図206】第81の実施形態に係わる強誘電体メモリ
のゲインセルブロック構成を示す回路図。
【図207】図206の具体的な動作例を示す信号波形
図。
【図208】第82の実施形態に係わる強誘電体メモリ
のゲインセルブロック構成を示す回路図。
【図209】図208の具体的な動作例を示す信号波形
図。
【図210】第83の実施形態に係わる強誘電体メモリ
のゲインセルブロック構成を示す回路図。
【図211】図210の具体的な動作例を示す信号波形
図。
【図212】第84の実施形態に係わる強誘電体メモリ
のゲインセルブロック構成を示す回路図。
【図213】第84の実施形態に係わる強誘電体メモリ
のゲインセルブロック構成を示す回路図。
【図214】第84の実施形態に係わる強誘電体メモリ
のゲインセルブロック構成を示す回路図。
【図215】第84の実施形態に係わる強誘電体メモリ
のゲインセルブロック構成を示す回路図。
【図216】第84の実施形態に係わる強誘電体メモリ
のゲインセルブロック構成を示す回路図。
【図217】第84の実施形態に係わる強誘電体メモリ
のゲインセルブロック構成を示す回路図。
【図218】第84の実施形態に係わる強誘電体メモリ
のゲインセルブロック構成を示す回路図。
【図219】第84の実施形態に係わる強誘電体メモリ
のゲインセルブロック構成を示す回路図。
【図220】第84の実施形態に係わる強誘電体メモリ
のゲインセルブロック構成を示す回路図。
【図221】第85の実施形態に係わるDRAMのゲイ
ンセルブロック構成を示す回路図。
【図222】図221の具体的な動作例を示す信号波形
図。
【図223】第86の実施形態に係わるDRAMのゲイ
ンセルブロック構成を示す回路図。
【図224】第86の実施形態に係わるDRAMのゲイ
ンセルブロック構成を示す回路図。
【図225】第87の実施形態に係わるDRAMのゲイ
ンセルブロック構成のレイアウトを示す平面図。
【図226】図225のレイアウト平面図の一部レイア
ウト層を示す図。
【図227】図225のレイアウト平面図の一部レイア
ウト層を示す図。
【図228】図225のレイアウト平面図の一部レイア
ウト層を示す図。
【図229】図225のレイアウト平面図の一部レイア
ウト層を示す図。
【図230】従来の強誘電体メモリの構成を説明するた
めの図。
【図231】先願の強誘電体メモリの構成を説明するた
めの回路図と断面図。
【図232】先願の強誘電体メモリの動作例を説明する
ための図。
【図233】先願の強誘電体メモリのアレイ構成例を示
す回路図。
【図234】先願の強誘電体メモリのアレイ構成例を示
す回路図。
【図235】強誘電体膜を薄膜化した場合の特性の変化
を示す図。
【図236】従来の強誘電体メモリにおける、設計ルー
ルとビット線容量、セル分極量の要求量、可能実現量の
関係を示す図。
【図237】従来の自己増幅機能をもつ強誘電体メモリ
の一覧を説明するための図。
【符号の説明】
Qi…トランジスタ Ci…常誘電体キャパシタ CFi…強誘電体キャパシタ /SBL,SBL…サブビット線 /BL,BL,/BLi,BLi…ビット線 WL,WLi,WLAi,WLBi…ワード線 PSA,PSB,PSAi,PSBi…プレート選択信
号 BS0,BS1,BSX0,BSX1,BS…ブロック
書き込み選択信号 SBE…サブブロック選択プリチャージ信号 VSB…サブビット線プリチャージ電源 /PLA,PLA,/PLB,PLB,/PL,PL PL(/BL),PL(BL)…プレート線 CB…ビット線容量 Pr…残留分極量 AR…アスペクト比 VSE…増幅トランジスタ駆動用電源 SEN…nMOSセンスアンプ活性化信号 /SEP…pMOSセンスアンプ活性化信号 /EQL…ビット線イコライズ信号 VBL…ビット線プリチャージ電源 VBLH…ビット線のHighレベル /DQ,DQ…データ線 CSL…カラム選択線 φt0,φt1…センスアンプ−セルアレイ分離信号 VDWLi…ダミーワード線 RST,RST…ダミーキャパシタリセット信号 CDi…ダミーキャパシタ /DPL,DPL…ダミープレート線 /BLSA,BLSA…センスアンプ部のビット線 VDC,VAC…DC電源 VDSE…ダミーセル増幅トランジスタ用電源 Vss’…0V或いは電源 Vpp…昇圧電源 /DSBL,DSBL…ダミーサブビット線 VL…固定電源 SN…ストレージノード AA…拡散層 GC…ゲート層 TE…上部電極層 BE…下部電極層 FE…強誘電体層 SBL…サブビット線層 BL…ビット線層 AA−BE−C…拡散層−下部電極層間コンタクト AA−TE−C…拡散層−上部電極層間コンタクト GC−BE−C…ゲート層−下部電極層間コンタクト TE−BL−C…上部電極層−ビット線層間コンタクト BE−SBL−C…下部電極−サブビット線層間コンタ
クト TE−SBL−C…上部電極−サブビット線層間コンタ
クト SBL−BL−C…サブビット線−ビット線間コンタク

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】セルブロックを複数配設してメモリセルア
    レイを構成した半導体記憶装置であって、 前記セルブロックは、セルトランジスタと強誘電体キャ
    パシタを並列接続してなる不揮発性のメモリセルが複数
    個直列接続されたブロックユニットと、このブロックユ
    ニットの一端に入力端が接続され、出力端がビット線に
    接続された増幅回路とを具備してなることを特徴とする
    半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】セルブロックを複数配設してメモリセルア
    レイを構成した半導体記憶装置であって、 前記セルブロックは、セルトランジスタと強誘電体キャ
    パシタを並列接続してなる不揮発性のメモリセルが複数
    個直列接続されたブロックユニットと、このブロックユ
    ニットの一端にゲート端子が接続され、ドレイン端子が
    ビット線に接続された増幅用トランジスタとを具備して
    なることを特徴とする半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】セルブロックを複数配設してメモリセルア
    レイを構成した半導体記憶装置であって、 前記セルブロックは、セルトランジスタと強誘電体キャ
    パシタを並列接続してなる不揮発性のメモリセルが複数
    個直列接続されたブロックユニットと、このブロックユ
    ニットの一端にゲート端子が接続され、ドレイン端子が
    ビット線に接続された増幅用トランジスタと、前記ブロ
    ックユニットの一端にソース端子が接続され、ドレイン
    端子が前記ビット線に接続された書き込み用トランジス
    タとを具備してなることを特徴とする半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】セルブロックを複数配設してメモリセルア
    レイを構成した半導体記憶装置であって、 前記セルブロックは、セルトランジスタと強誘電体キャ
    パシタを並列接続してなる不揮発性のメモリセルが複数
    個直列接続された第1,第2のブロックユニットと、第
    1のブロックユニットの一端にゲート端子が接続され、
    ドレイン端子が第2のビット線に接続された第1の増幅
    用トランジスタと、第1のブロックユニットの一端にソ
    ース端子が接続され、ドレイン端子が第1のビット線に
    接続された第1の書き込み用トランジスタと、第2のブ
    ロックユニットの一端にゲート端子が接続され、ドレイ
    ン端子が第1のビット線に接続された第2の増幅用トラ
    ンジスタと、第2のブロックユニットの一端にソース端
    子が接続され、ドレイン端子が第2のビット線に接続さ
    れた第2の書き込み用トランジスタとを具備してなるこ
    とを特徴とする半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】セルブロックを複数配設してメモリセルア
    レイを構成した半導体記憶装置であって、 前記セルブロックは、セルトランジスタと強誘電体キャ
    パシタを並列接続してなる不揮発性のメモリセルが複数
    個直列接続された第1,第2,第3,第4のブロックユ
    ニットと、第1及び第3のブロックユニットの共通接続
    された各一端にゲート端子が接続され、ドレイン端子が
    第2のビット線に接続された第1の増幅用トランジスタ
    と、第1及び第3のブロックユニットの共通接続された
    前記一端にソース端子が接続され、ドレイン端子が第1
    のビット線に接続された第1の書き込み用トランジスタ
    と、第2及び第4のブロックユニットの共通接続された
    各一端にゲート端子が接続され、ドレイン端子が第1の
    ビット線に接続された第2の増幅用トランジスタと、第
    2及び第4のブロックユニットの共通接続された前記一
    端にソース端子が接続され、ドレイン端子が第2のビッ
    ト線に接続された第2の書き込み用トランジスタとを具
    備してなることを特徴とする半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】セルブロックを複数配設してメモリセルア
    レイを構成した半導体記憶装置であって、 前記セルブロックは、セルトランジスタと強誘電体キャ
    パシタを並列接続してなる不揮発性のメモリセルが複数
    個直列接続された第1,第2のブロックユニットと、第
    1及び第2のブロックユニットの共通接続された各一端
    にゲート端子が接続され、ドレイン端子がビット線に接
    続された増幅用トランジスタと、第1及び第2のブロッ
    クユニットの共通接続された各一端にソース端子が接続
    され、ドレイン端子が前記ビット線に接続された書き込
    み用トランジスタとを具備してなることを特徴とする半
    導体記憶装置。
  7. 【請求項7】ワード線をゲート端子に接続したセルトラ
    ンジスタに強誘電体キャパシタを並列接続して不揮発性
    のメモリセルを構成し、 前記メモリセルを複数個直列接続したブロックユニット
    と少なくとも1つの選択トランジスタを直列接続してセ
    ルブロックを構成し、 前記複数のセルブロックと、各セルブロックの一端が表
    面に接続されるサブビット線と、該サブビット線に入力
    端が接続され、出力端がビット線に接続される増幅回路
    とを含んでセルセグメントを構成し、 前記ビット線の複数本と、該ビット線の各々に接続され
    る複数のセルセグメントとをワード線方向に配設してメ
    モリセルアレイを構成してなることを特徴とする半導体
    記憶装置。
  8. 【請求項8】ワード線をゲート端子に接続したセルトラ
    ンジスタに強誘電体キャパシタを並列接続して不揮発性
    のメモリセルを構成し、 前記メモリセルを複数個直列接続したブロックユニット
    と少なくとも1つの選択トランジスタを直列接続してそ
    れぞれ複数の第1,第2のセルブロックを構成し、 第1,第2のセルブロックと、第1のセルブロックの各
    一端に接続される第1のサブビット線と、第2のセルブ
    ロックの各一端に接続される第2のサブビット線と、第
    1のサブビット線にゲート端子が接続され、ドレイン端
    子が第2のビット線に接続された第1の増幅用トランジ
    スタと、第1のサブビット線にソース端子が接続され、
    ドレイン端子が第2のビット線と対を成す第1のビット
    線に接続された第1の書き込み用トランジスタと、第2
    のサブビット線にゲート端子が接続され、ドレイン端子
    が第1のビット線に接続された第2の増幅用トランジス
    タと、第2のサブビット線にソース端子が接続され、ド
    レイン端子が第2のビット線に接続された第2の書き込
    み用トランジスタとを含んでセルセグメントを構成し、 第1及び第2のビット線の複数対と、該ビット線対に接
    続される複数のセルセグメントとをワード線方向に配設
    してメモリセルアレイを構成してなることを特徴とする
    半導体記憶装置。
  9. 【請求項9】ワード線をゲート端子に接続したセルトラ
    ンジスタに強誘電体キャパシタを並列接続して不揮発性
    のメモリセルを構成し、 前記メモリセルを複数個直列接続したブロックユニット
    と少なくとも1つの選択トランジスタを直列接続してそ
    れぞれ複数の第1,第2のセルブロックを構成し、 第1,第2のセルブロックと、第1のセルブロックの各
    一端に接続される第1のサブビット線と、第2のセルブ
    ロックの各一端に接続される第2のサブビット線と、第
    1のサブビット線にゲート端子が接続され、ドレイン端
    子が第1のビット線に接続された第1の増幅用トランジ
    スタと、第1のサブビット線にソース端子が接続され、
    ドレイン端子が第1のビット線に接続された第1の書き
    込み用トランジスタと、第2のサブビット線にゲート端
    子が接続され、ドレイン端子が第1のビット線と対を成
    す第2のビット線に接続された第2の増幅用トランジス
    タと、第2のサブビット線にソース端子が接続され、ド
    レイン端子が第2のビット線に接続された第2の書き込
    み用トランジスタとを含んでセルセグメントを構成し、 第1及び第2のビット線の複数対と、該ビット線対に接
    続される複数のセルセグメントとをワード線方向に配設
    してメモリセルアレイを構成してなることを特徴とする
    半導体記憶装置。
  10. 【請求項10】ワード線にゲート端子が接続され、ドレ
    イン端子がサブビット線に接続されたセルトランジスタ
    と、このセルトランジスタのソース端子に一端が接続さ
    れ、他端がプレート線に他端を接続された強誘電体キャ
    パシタとから1個の不揮発性メモリセルを構成し、 前記サブビット線と、該サブビット線に複数接続される
    前記メモリセルと、前記サブビット線に入力端が接続さ
    れ、出力端がビット線に接続された増幅回路とを含んで
    セルセグメントを構成し、 前記ビット線の複数本と、該ビット線の各々に接続され
    る複数のセルセグメントとをワード線方向に配設してメ
    モリセルアレイを構成してなることを特徴とする半導体
    記憶装置。
  11. 【請求項11】ワード線にゲート端子が接続され、ドレ
    イン端子が第1或いは第2のサブビット線に接続されセ
    ルトランジスタと、このセルトランジスタのソース端子
    に一端が接続され、他端がプレート線に接続された強誘
    電体キャパシタとから1個の不揮発性メモリセルを構成
    し、 第1及び第2のサブビット線と、第1のサブビット線の
    各々に接続される複数の前記メモリセルと、第2のサブ
    ビット線の各々に接続される前記複数のメモリセルと、
    第1のサブビット線にゲート端子が接続され、ドレイン
    端子が第2のビット線に接続された第1の増幅用トラン
    ジスタと、第1のサブビット線にソース端子が接続さ
    れ、ドレイン端子が第2のビット線と対を成す第1のビ
    ット線に接続された第1の書き込み用トランジスタと、
    第2のサブビット線にゲート端子が接続され、ドレイン
    端子が第1のビット線に接続された第2の増幅用トラン
    ジスタと、第2のサブビット線にソース端子が接続さ
    れ、ドレイン端子が第2のビット線に接続された第2の
    書き込み用トランジスタとを含んでセルセグメントを構
    成し、 第1及び第2のビット線の複数対と、該ビット線対に接
    続される複数のセルセグメントとをワード線方向に配設
    してメモリセルアレイを構成してなることを特徴とする
    半導体記憶装置。
  12. 【請求項12】ワード線にゲート端子が接続され、ドレ
    イン端子が第1或いは第2のサブビット線に接続されセ
    ルトランジスタと、このセルトランジスタのソース端子
    に一端が接続され、他端がプレート線に接続された強誘
    電体キャパシタとから1個の不揮発性メモリセルを構成
    し、 第1及び第2のサブビット線と、第1のサブビット線の
    各々に接続される複数の前記メモリセルと、第2のサブ
    ビット線の各々に接続される前記複数のメモリセルと、
    第1のサブビット線にゲート端子が接続され、ドレイン
    端子が第1のビット線に接続された第1の増幅用トラン
    ジスタと、第1のサブビット線にソース端子が接続さ
    れ、ドレイン端子が第1のビット線に接続された第1の
    書き込み用トランジスタと、第2のサブビット線にゲー
    ト端子が接続され、ドレイン端子が第1のビット線と対
    を成す第2のビット線に接続された第2の増幅用トラン
    ジスタと、第2のサブビット線にソース端子が接続さ
    れ、ドレイン端子が第2のビット線に接続された第2の
    書き込み用トランジスタとを含んでセルセグメントを構
    成し、 第1及び第2のビット線の複数対と、該ビット線対に接
    続される複数のセルセグメントとをワード線方向に配設
    してメモリセルアレイを構成してなることを特徴とする
    半導体記憶装置。
  13. 【請求項13】ワード線にゲート端子が接続され、ドレ
    イン端子がサブビット線に接続されたセルトランジスタ
    と、このセルトランジスタのソース端子に一端が接続さ
    れ、他端がプレート線に接続された常誘電体キャパシタ
    とから1個のメモリセルを構成し、 前記サブビット線と、該サブビット線に複数接続される
    前記メモリセルと、前記サブビット線に入力端が接続さ
    れ、出力端がビット線に接続された増幅回路とを含んで
    セルセグメントを構成し、 前記ビット線の複数本と、該ビット線の各々に接続され
    る複数のセルセグメントとをワード線方向に配設してメ
    モリセルアレイを構成してなることを特徴とする半導体
    記憶装置。
  14. 【請求項14】ワード線にゲート端子が接続され、ドレ
    イン端子が第1或いは第2のサブビット線に接続された
    セルトランジスタと、このセルトランジスタのソース端
    子に一端が接続され、他端がプレート線に接続された常
    誘電体キャパシタとから1個のメモリセルを構成し、 第1及び第2のサブビット線と、第1のサブビット線の
    各々に接続される複数の前記メモリセルと、第2のサブ
    ビット線の各々に接続される複数の前記メモリセルと、
    第1のサブビット線にゲート端子が接続され、ドレイン
    端子が第2のビット線に接続された第1の増幅用トラン
    ジスタと、第1のサブビット線にソース端子が接続さ
    れ、ドレイン端子が第2のビット線と対を成す第1のビ
    ット線に接続された第1の書き込み用トランジスタと、
    第2のサブビット線にゲート端子が接続され、ドレイン
    端子が第1のビット線に接続された第2の増幅用トラン
    ジスタと、第2のサブビット線にソース端子が接続さ
    れ、ドレイン端子が第2のビット線に接続された第2の
    書き込み用トランジスタとを含んでセルセグメントを構
    成し、 第1及び第2のビット線の複数対と、該ビット線対に接
    続される複数のセルセグメントとをワード線方向に配設
    してメモリセルアレイを構成してなることを特徴とする
    半導体記憶装置。
  15. 【請求項15】ワード線にゲート端子が接続され、ドレ
    イン端子が第1或いは第2のサブビット線に接続された
    セルトランジスタと、このセルトランジスタのソース端
    子に一端が接続され、他端がプレート線に接続された常
    誘電体キャパシタとから1個のメモリセルを構成し、 第1及び第2のサブビット線と、第1のサブビット線の
    各々に接続される複数の前記メモリセルと、第2のサブ
    ビット線の各々に接続される前記複数のメモリセルと、
    第1のサブビット線にゲート端子が接続され、ドレイン
    端子が第1のビット線に接続された第1の増幅用トラン
    ジスタと、第1のサブビット線にソース端子が接続さ
    れ、ドレイン端子が第1のビット線に接続された第1の
    書き込み用トランジスタと、第2のサブビット線にゲー
    ト端子が接続され、ドレイン端子が第1のビット線と対
    を成す第2のビット線に接続された第2の増幅用トラン
    ジスタと、第2のサブビット線にソース端子が接続さ
    れ、ドレイン端子が第2のビット線に接続された第2の
    書き込み用トランジスタとを含んでセルセグメントを構
    成し、 第1及び第2のビット線の複数対と、該ビット線対に接
    続される複数のセルセグメントとをワード線方向に配設
    してメモリセルアレイを構成してなることを特徴とする
    半導体記憶装置。
JP19812398A 1998-06-30 1998-06-30 半導体記憶装置 Expired - Fee Related JP3961680B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19812398A JP3961680B2 (ja) 1998-06-30 1998-06-30 半導体記憶装置
US09/343,510 US6151242A (en) 1998-06-30 1999-06-30 Semiconductor memory device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19812398A JP3961680B2 (ja) 1998-06-30 1998-06-30 半導体記憶装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2000022010A true JP2000022010A (ja) 2000-01-21
JP2000022010A5 JP2000022010A5 (ja) 2004-08-19
JP3961680B2 JP3961680B2 (ja) 2007-08-22

Family

ID=16385844

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19812398A Expired - Fee Related JP3961680B2 (ja) 1998-06-30 1998-06-30 半導体記憶装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6151242A (ja)
JP (1) JP3961680B2 (ja)

Cited By (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1170753A1 (en) * 2000-06-19 2002-01-09 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Method for driving semiconductor memory
EP1174883A2 (en) * 2000-07-13 2002-01-23 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Method for driving semiconductor memory
EP1176601A1 (en) * 2000-07-25 2002-01-30 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Semiconductor memory and method for driving the same
JP2003151265A (ja) * 2001-11-05 2003-05-23 Hynix Semiconductor Inc 不揮発性強誘電体メモリ装置並びにその駆動方法
JP2003281884A (ja) * 2001-12-13 2003-10-03 Hynix Semiconductor Inc 不揮発性強誘電体メモリ装置及びそれを用いたマルチビットデータの書込み及び読出し方法
JP2004192778A (ja) * 2002-12-09 2004-07-08 Hynix Semiconductor Inc 不揮発性強誘電体メモリ装置
JP2004199849A (ja) * 2002-12-13 2004-07-15 Hynix Semiconductor Inc 入/出力の帯域幅を調節可能なメモリ装置
JP2004206856A (ja) * 2002-12-24 2004-07-22 Hynix Semiconductor Inc ライト保護領域を備えた不揮発性メモリ装置
JP2004227724A (ja) * 2003-01-27 2004-08-12 Sony Corp 半導体記憶装置とデータ読み出し方法
US6855565B2 (en) 2002-06-25 2005-02-15 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor device having ferroelectric film and manufacturing method thereof
JP2005050495A (ja) * 2003-07-30 2005-02-24 Hynix Semiconductor Inc 不揮発性強誘電体メモリ装置
JP2005209324A (ja) * 2003-09-22 2005-08-04 Toshiba Corp 半導体集積回路装置、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、コンピュータシステム、携帯コンピュータシステム、論理可変lsi装置、icカード、ナビゲーションシステム、ロボット、画像表示装置、光ディスク記憶装置
JP2006031795A (ja) * 2004-07-14 2006-02-02 Renesas Technology Corp 不揮発性半導体記憶装置
US7245517B2 (en) 2005-07-07 2007-07-17 Kabushiki Kaisha Toshiba Ferroelectric random access memory
US7269048B2 (en) 2003-09-22 2007-09-11 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor integrated circuit device
JP2007281198A (ja) * 2006-04-06 2007-10-25 Toshiba Corp 不揮発性半導体記憶装置
JP2007280607A (ja) * 2003-09-22 2007-10-25 Toshiba Corp 半導体集積回路装置、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、コンピュータシステム、携帯コンピュータシステム、論理可変lsi装置、icカード、ナビゲーションシステム、ロボット、画像表示装置、光ディスク記憶装置
US7298657B2 (en) 2005-08-31 2007-11-20 Kabushiki Kaisha Toshiba Ferroelectric random access memory
JP2008108355A (ja) * 2006-10-25 2008-05-08 Toshiba Corp 強誘電体半導体記憶装置及び強誘電体半導体記憶装置の読み出し方法
US7397686B2 (en) 2005-06-02 2008-07-08 Kabushiki Kaisha Toshiba Memory system combining flash EEPROM and FeRAM
US7903446B2 (en) 2008-03-11 2011-03-08 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor memory device
US8064240B2 (en) 2008-07-15 2011-11-22 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor memory device
US8335967B2 (en) 2007-08-17 2012-12-18 Kabushiki Kaisha Toshiba Memory system

Families Citing this family (35)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
USRE40552E1 (en) 1990-04-06 2008-10-28 Mosaid Technologies, Inc. Dynamic random access memory using imperfect isolating transistors
US6339550B1 (en) * 1998-12-29 2002-01-15 Frank M. Wanlass Soft error immune dynamic random access memory
JP3971536B2 (ja) * 1999-09-14 2007-09-05 松下電器産業株式会社 強誘電体メモリ装置
KR100317241B1 (ko) * 1999-11-16 2001-12-24 윤종용 강유전체 커패시터 및 그 제조 방법
JP3916837B2 (ja) * 2000-03-10 2007-05-23 株式会社東芝 強誘電体メモリ
JP2004519864A (ja) * 2000-08-24 2004-07-02 コバ・テクノロジーズ・インコーポレイテッド シングルトランジスタ希土類亜マンガン酸塩強誘電体不揮発性メモリセル
EP1325500B1 (en) * 2000-09-25 2005-12-28 Symetrix Corporation Ferroelectric memory and method of operating same
US20020164850A1 (en) 2001-03-02 2002-11-07 Gnadinger Alfred P. Single transistor rare earth manganite ferroelectric nonvolatile memory cell
JP4329919B2 (ja) * 2001-03-13 2009-09-09 Okiセミコンダクタ株式会社 半導体メモリおよび半導体メモリの駆動方法
US20030048656A1 (en) * 2001-08-28 2003-03-13 Leonard Forbes Four terminal memory cell, a two-transistor sram cell, a sram array, a computer system, a process for forming a sram cell, a process for turning a sram cell off, a process for writing a sram cell and a process for reading data from a sram cell
KR100459214B1 (ko) * 2001-12-05 2004-12-03 주식회사 하이닉스반도체 불휘발성 강유전체 메모리장치 및 그의 메인 비트라인로드 컨트롤부의 구동방법
JP2003281883A (ja) * 2002-03-26 2003-10-03 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半導体記憶装置及びその駆動方法
US6867997B2 (en) * 2002-03-27 2005-03-15 Texas Instruments Incorporated Series feram cell array
US6825517B2 (en) 2002-08-28 2004-11-30 Cova Technologies, Inc. Ferroelectric transistor with enhanced data retention
JP3773476B2 (ja) * 2002-09-09 2006-05-10 沖電気工業株式会社 半導体メモリおよびその書き込み方法、読み出し方法
JP4154967B2 (ja) * 2002-09-13 2008-09-24 松下電器産業株式会社 半導体記憶装置および駆動方法
US6714435B1 (en) 2002-09-19 2004-03-30 Cova Technologies, Inc. Ferroelectric transistor for storing two data bits
US6888736B2 (en) 2002-09-19 2005-05-03 Cova Technologies, Inc. Ferroelectric transistor for storing two data bits
US6822891B1 (en) * 2003-06-16 2004-11-23 Kabushiki Kaisha Toshiba Ferroelectric memory device
JP3940728B2 (ja) * 2004-04-09 2007-07-04 株式会社東芝 半導体記憶装置
JP3940730B2 (ja) * 2004-04-16 2007-07-04 株式会社東芝 半導体記憶装置
JP2006302436A (ja) * 2005-04-22 2006-11-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半導体記憶装置
JP4982120B2 (ja) * 2006-07-04 2012-07-25 株式会社東芝 強誘電体メモリの試験方法及び強誘電体メモリ
JP2008102982A (ja) * 2006-10-17 2008-05-01 Toshiba Corp 強誘電体メモリ
US7652909B2 (en) * 2007-10-21 2010-01-26 Ramtron International Corporation 2T/2C ferroelectric random access memory with complementary bit-line loads
JP2010009687A (ja) * 2008-06-27 2010-01-14 Toshiba Corp 半導体記憶装置
JP5190326B2 (ja) * 2008-11-04 2013-04-24 株式会社東芝 強誘電体メモリ装置
US8295073B2 (en) * 2009-01-30 2012-10-23 Unity Semiconductor Corporation Non-volatile dual port third dimensional memory
US9941021B2 (en) * 2016-06-16 2018-04-10 Micron Technology, Inc. Plate defect mitigation techniques
US10403389B2 (en) 2016-06-16 2019-09-03 Micron Technology, Inc. Array plate short repair
CN111129017B (zh) * 2019-12-26 2022-06-07 华虹半导体(无锡)有限公司 Otp存储器及其制造方法
US11755685B2 (en) * 2020-09-30 2023-09-12 Piecemakers Technology, Inc. Apparatus for data processing in conjunction with memory array access
US11250904B1 (en) * 2020-09-30 2022-02-15 Piecemakers Technology, Inc. DRAM with inter-section, page-data-copy scheme for low power and wide data access
US11688457B2 (en) * 2020-12-26 2023-06-27 International Business Machines Corporation Using ferroelectric field-effect transistors (FeFETs) as capacitive processing units for in-memory computing
CN116935919A (zh) * 2022-03-31 2023-10-24 华为技术有限公司 一种铁电存储阵列、铁电存储器以及其操作方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE69413567T2 (de) * 1993-01-12 1999-06-02 Koninkl Philips Electronics Nv Prozessorsystem mit ferroelektrischem Speicher
JP3766181B2 (ja) * 1996-06-10 2006-04-12 株式会社東芝 半導体記憶装置とそれを搭載したシステム
US5966318A (en) * 1996-12-17 1999-10-12 Raytheon Company Nondestructive readout memory utilizing ferroelectric capacitors isolated from bitlines by buffer amplifiers

Cited By (36)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1170753A1 (en) * 2000-06-19 2002-01-09 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Method for driving semiconductor memory
US6449184B2 (en) 2000-06-19 2002-09-10 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Method for driving semiconductor memory
EP1174883A2 (en) * 2000-07-13 2002-01-23 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Method for driving semiconductor memory
EP1174883A3 (en) * 2000-07-13 2004-01-07 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Method for driving semiconductor memory
EP1176601A1 (en) * 2000-07-25 2002-01-30 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Semiconductor memory and method for driving the same
US6614678B2 (en) 2000-07-25 2003-09-02 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Semiconductor memory and method for driving the same
US6967859B2 (en) 2000-07-25 2005-11-22 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Ferroelectric memory configuration having successively connected ferroelectric capacitor coupling to the gate of a read transistor and different bias voltages applied in read/write/erase
JP2003151265A (ja) * 2001-11-05 2003-05-23 Hynix Semiconductor Inc 不揮発性強誘電体メモリ装置並びにその駆動方法
JP2003281884A (ja) * 2001-12-13 2003-10-03 Hynix Semiconductor Inc 不揮発性強誘電体メモリ装置及びそれを用いたマルチビットデータの書込み及び読出し方法
JP2008305549A (ja) * 2001-12-13 2008-12-18 Hynix Semiconductor Inc 不揮発性強誘電体メモリ装置及びそれを用いたマルチビットデータの書込み方法
US6855565B2 (en) 2002-06-25 2005-02-15 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor device having ferroelectric film and manufacturing method thereof
JP2010044854A (ja) * 2002-12-09 2010-02-25 Hynix Semiconductor Inc 不揮発性強誘電体メモリ装置
JP2004192778A (ja) * 2002-12-09 2004-07-08 Hynix Semiconductor Inc 不揮発性強誘電体メモリ装置
JP2004199849A (ja) * 2002-12-13 2004-07-15 Hynix Semiconductor Inc 入/出力の帯域幅を調節可能なメモリ装置
JP2004206856A (ja) * 2002-12-24 2004-07-22 Hynix Semiconductor Inc ライト保護領域を備えた不揮発性メモリ装置
JP4731798B2 (ja) * 2002-12-24 2011-07-27 株式会社ハイニックスセミコンダクター ライト保護領域を備えた不揮発性メモリ装置
JP2004227724A (ja) * 2003-01-27 2004-08-12 Sony Corp 半導体記憶装置とデータ読み出し方法
JP2005050495A (ja) * 2003-07-30 2005-02-24 Hynix Semiconductor Inc 不揮発性強誘電体メモリ装置
US7269048B2 (en) 2003-09-22 2007-09-11 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor integrated circuit device
US7532499B2 (en) 2003-09-22 2009-05-12 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor integrated circuit device
JP2007280607A (ja) * 2003-09-22 2007-10-25 Toshiba Corp 半導体集積回路装置、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、コンピュータシステム、携帯コンピュータシステム、論理可変lsi装置、icカード、ナビゲーションシステム、ロボット、画像表示装置、光ディスク記憶装置
JP2005209324A (ja) * 2003-09-22 2005-08-04 Toshiba Corp 半導体集積回路装置、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、コンピュータシステム、携帯コンピュータシステム、論理可変lsi装置、icカード、ナビゲーションシステム、ロボット、画像表示装置、光ディスク記憶装置
JP4672702B2 (ja) * 2003-09-22 2011-04-20 株式会社東芝 半導体集積回路装置
US7379319B2 (en) 2003-09-22 2008-05-27 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor integrated circuit device
JP2006031795A (ja) * 2004-07-14 2006-02-02 Renesas Technology Corp 不揮発性半導体記憶装置
US7397686B2 (en) 2005-06-02 2008-07-08 Kabushiki Kaisha Toshiba Memory system combining flash EEPROM and FeRAM
US7417886B2 (en) 2005-07-07 2008-08-26 Kabushiki Kaisha Toshiba Ferroelectric random access memory
US7245517B2 (en) 2005-07-07 2007-07-17 Kabushiki Kaisha Toshiba Ferroelectric random access memory
US7298657B2 (en) 2005-08-31 2007-11-20 Kabushiki Kaisha Toshiba Ferroelectric random access memory
JP2007281198A (ja) * 2006-04-06 2007-10-25 Toshiba Corp 不揮発性半導体記憶装置
US7649763B2 (en) 2006-04-06 2010-01-19 Kabushiki Kaisha Toshiba Nonvolatile ferroelectric memory
JP4745108B2 (ja) * 2006-04-06 2011-08-10 株式会社東芝 不揮発性半導体記憶装置
JP2008108355A (ja) * 2006-10-25 2008-05-08 Toshiba Corp 強誘電体半導体記憶装置及び強誘電体半導体記憶装置の読み出し方法
US8335967B2 (en) 2007-08-17 2012-12-18 Kabushiki Kaisha Toshiba Memory system
US7903446B2 (en) 2008-03-11 2011-03-08 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor memory device
US8064240B2 (en) 2008-07-15 2011-11-22 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor memory device

Also Published As

Publication number Publication date
US6151242A (en) 2000-11-21
JP3961680B2 (ja) 2007-08-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3961680B2 (ja) 半導体記憶装置
KR100646972B1 (ko) 게이트 다이오드를 사용하는 3t1d 메모리 셀 및 그 사용방법
KR100351594B1 (ko) 강유전체 메모리 및 반도체 메모리
US10854276B2 (en) Apparatuses and methods including two transistor-one capacitor memory and for accessing same
US8072790B2 (en) High speed FRAM including a deselect circuit
US6980454B2 (en) Low-power consumption semiconductor memory device
KR100419375B1 (ko) 반도체 기억 장치
KR100444560B1 (ko) 강유전체기억장치
TW495965B (en) Semiconductor memory device
TW508588B (en) Semiconductor integrated circuit device
JPH057796B2 (ja)
JP2002197855A (ja) 半導体記憶装置
US9177619B2 (en) Semiconductor device having hierarchical bit line structure
JP4251815B2 (ja) 半導体記憶装置
JPH03283176A (ja) 強誘電体メモリ
JP4294256B2 (ja) 半導体記憶装置
JP2002083493A (ja) 半導体記憶装置
US5666306A (en) Multiplication of storage capacitance in memory cells by using the Miller effect
US7088605B2 (en) FeRAM memory design using ROM array architecture
JP3585374B2 (ja) 半導体記憶装置
JP4716736B2 (ja) ゲート制御ダイオードを使用するメモリ・セルおよびこれの使用方法、半導体構造
JP3092287B2 (ja) 半導体メモリおよびその動作方法
JP4585667B2 (ja) 強誘電体メモリのデータ読み出し方法および強誘電体メモリ
JP2006079769A (ja) 半導体装置
JP2001118384A (ja) 強誘電体メモリ

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070220

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070420

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070515

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070517

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110525

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110525

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120525

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120525

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130525

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130525

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140525

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees