JP2000018684A - 空気調和機および空気調和機における運転制御方法 - Google Patents

空気調和機および空気調和機における運転制御方法

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JP2000018684A
JP2000018684A JP10180748A JP18074898A JP2000018684A JP 2000018684 A JP2000018684 A JP 2000018684A JP 10180748 A JP10180748 A JP 10180748A JP 18074898 A JP18074898 A JP 18074898A JP 2000018684 A JP2000018684 A JP 2000018684A
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control
unit
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air conditioner
units
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Hisatoshi Kawakami
久寿 川上
Hisashi Tsunoda
寿史 角田
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Daikin Industries Ltd
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Daikin Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 空気調和機の冷媒制御を行っている制御部に
異常が発生したとしても、自動復帰すること。 【解決手段】 室外機21〜23と室内機31〜34と
は、1つの通信ライン52に接続されており、各室外機
と各室内機は、通信ライン52を流れる情報を全てモニ
タすることができる。各室外機21〜23のそれぞれに
は制御部11〜13が設けられており、これら複数の制
御部11〜13のうちから1つの制御親機を決定する。
制御親機として決定された制御部以外の制御部は制御子
機となる。制御親機は、室外機21〜23によって行う
冷媒循環動作の統括的な制御を行うとともに、各制御子
機に対してライフメッセージを所定時間ごとに送信す
る。制御子機は、ライフメッセージを受信しないときに
制御親機の異常と判断し、制御子機のうちから新たな制
御親機を決定して冷媒制御の自動復帰を実現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数の室外機と
複数の室内機とが1系統の冷媒循環系によって構成され
た空気調和機およびその運転制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、1つの冷媒系統を介して複数
の室外機が複数の室内機に対して冷媒の循環供給を行う
ように構成された空気調和機が知られている。
【0003】図9は、このような従来の空気調和機20
0の構成を示す概略図である。図9に示すように、従来
の空気調和機200では、室外側に複数の室外機22
1,222と1つの機能ユニット210とが設けられ、
室内側に複数の室内機231〜234が設けられてい
る。
【0004】機能ユニット210は、複数の室外機22
1,222と通信ライン251を介して電気的に接続さ
れているとともに、複数の室内機231〜234とも通
信ライン252を介して電気的に接続されている。ま
た、機能ユニット210は、通信ライン253を介して
他の冷媒系統に設けられた機能ユニットとも通信するこ
とができるが、内部に設けられているスイッチ215を
OFFに切り換えることにより、他の冷媒系統との通信
を切断状態にすることができる。この機能ユニット21
0は、各室内機231〜234から得られる情報に基づ
いて、複数の室外機221,222に対して制御指令を
送出する。
【0005】そして、室外機221,222は、機能ユ
ニット210から得られる制御指令に基づいて、自身の
内部に設けられているコンプレッサなどのオン・オフ動
作を行うように構成されている。
【0006】室外機221,222においてコンプレッ
サなどがオン状態となって冷媒の循環供給が開始される
と、冷媒配管261を介して複数の室内機231〜23
4に冷媒が循環供給される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な従来の空気調和機200では、冷媒循環に関する制御
機構を集約した機能ユニット210によって冷媒制御が
行われるため、機能ユニット210が異常状態又は電源
オフ状態となると、冷媒制御機能を失うこととなる。
【0008】このため、空気調和機200が停止するこ
とになり、機能ユニット210の復旧作業が完了するま
で空気調和機200は運転を行うことができないという
問題がある。
【0009】この発明は、上記課題に鑑みてなされたも
のであって、空気調和機の冷媒制御を行っている制御部
に異常が発生したとしても、自動復帰することが可能な
空気調和機および空気調和機における運転制御方法を提
供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、複数の室外機(21,2
2,23)と複数の室内機(31〜34)とが1系統の
冷媒配管(61)に接続された空気調和機であって、
(a) 複数の室外機のそれぞれに設けられ、複数の室外機
による冷媒循環動作を制御する制御手段(11,12,
13)と、(b) 複数の室外機と複数の室内機とが接続さ
れた通信ライン(52)とを備えている。
【0011】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の空気調和機において、複数の室外機のそれぞれに設け
られた制御手段が通信ラインを介して相互にデータの送
受信を行うことにより、複数の室外機の制御手段のうち
から、複数の室外機による冷媒循環動作の統括的な制御
を主導する1つの制御親機を決定することを特徴として
いる。
【0012】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の空気調和機において、インバータで駆動される室外機
の制御手段が、インバータで駆動されない室外機の制御
手段よりも優先的に制御親機として設定されることを特
徴としている。
【0013】請求項4に記載の発明は、請求項2に記載
の空気調和機において、制御親機の決定は、制御親機と
して一旦決定された制御手段が停止した後にも行われる
ことを特徴としている。
【0014】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の空気調和機において、制御親機となった制御手段は、
他の制御手段に対して所定時間ごとに自己の正常動作を
示すライフメッセージを送信することを特徴としてい
る。
【0015】請求項6に記載の発明は、請求項2に記載
の空気調和機において、制御親機は、室内機の各々に対
してアドレスを付与することを特徴としている。
【0016】請求項7に記載の発明は、請求項6に記載
の空気調和機において、制御親機以外の制御手段は、通
信ライン(52)を介してアドレスを了知することを特
徴としている。
【0017】請求項8に記載の発明は、複数の室外機
(21,22,23)と複数の室内機(31〜34)と
が1系統の冷媒配管(61)に接続された空気調和機に
おける運転制御方法であって、(a) 複数の室外機のそれ
ぞれに設けられた制御手段が通信ラインを介して相互に
データの送受信を行うことにより、複数の室外機の制御
手段のうちから複数の室外機による冷媒循環動作の統括
的な制御を主導する1つの制御親機を決定する工程と、
(b) 制御親機となった制御手段が、冷媒循環動作の統括
的な制御を行いつつ、他の室外機の制御手段に対して所
定時間ごとに自己の正常動作を示すライフメッセージを
送信する工程とを有している。
【0018】請求項9に記載の発明は、請求項8に記載
の空気調和機における運転制御方法であって、制御親機
が停止した場合には、工程(a)が新たに実行されるこ
とを特徴としている。
【0019】
【作用】この発明のうち請求項1にかかる空気調和機に
おいては、複数の室外機のそれぞれに設けられた各制御
手段(11,12,13)が、他の制御手段と各室内機
(31〜34)とに対して通信ライン(52)を介して
常に通信可能な状態となっている。
【0020】請求項2にかかる空気調和機において唯一
に決定される制御親機は、複数の室外機による冷媒循環
動作の統括的な制御を主導する。
【0021】請求項3にかかる空気調和機においては、
インバータで駆動される室外機の制御手段が、制御親機
として優先的に設定される。
【0022】請求項4にかかる空気調和機においては、
制御親機として一旦決定された制御手段が故障した後
に、新たに制御親機の決定がなされる。
【0023】請求項5にかかる空気調和機においては、
制御親機となった制御手段が、通信ラインを介して他の
制御手段に対して所定時間ごとにライフメッセージを送
信する。
【0024】請求項6にかかる空気調和機においては、
制御親機が室内機の各々に対してアドレスを付与する。
【0025】請求項7にかかる空気調和機においては、
御親機以外の制御手段も、室内機の各々に対して付与さ
れたアドレスを了知する。
【0026】請求項8にかかる空気調和機における運転
制御方法において、唯一に決定される制御親機は、複数
の室外機による冷媒循環動作の統括的な制御を主導す
る。この制御親機は、自己が正常に動作している場合
に、所定時間ごとに他の室外機の制御手段に対してライ
フメッセージを送信する。
【0027】請求項9にかかる空気調和機における運転
制御方法においては、制御親機が停止した場合に新たに
制御親機が制御手段の中から決定される。
【0028】
【発明の実施の形態】この実施の形態における空気調和
機の構成について説明する。図1は、この実施の形態に
おける空気調和機100aの構成を示す概略図である。
図1に示すように、この空気調和機100aには、複数
の室外機21,22,23と複数の室内機31〜34と
が設けられており、これら室外機と室内機とは1系統の
冷媒配管61に接続されている。
【0029】また、室外機21〜23と室内機31〜3
4とは、1つの通信ライン52に接続されている。この
ため、各室外機と各室内機はそのいずれもが、通信ライ
ン52を流れる情報をモニタすることができる。
【0030】また、この空気調和機100aにおいて
は、従来のような制御機構を集約した機能ユニットを設
けることなく、各室外機21,22,23の内部に冷媒
循環に関する制御機構として制御部11,12,13が
設けられている。
【0031】さらに、各室外機21〜23のそれぞれに
は、図示しない他の冷媒系統の室外機を接続するための
インタフェースIF1〜IF3が設けられており、この
インタフェースIF1〜IF3のいずれかに他の冷媒系
統からの通信ライン53を接続することにより、他の冷
媒系統とのデータ通信が可能となる。そして、各室外機
21〜23には、インタフェースIF1〜IF3に接続
された他の冷媒系統との通信接続状態をオンオフするた
めのスイッチ15〜17が設けられている。なお、図1
においては、室外機21のインタフェースIF1に他の
冷媒系統が通信ライン53によって接続されている例を
示している。
【0032】ここで、複数の室外機21〜23は、全て
同様の室外機である必要はなく、インバータ駆動タイプ
のコンプレッサやインバータ駆動でない標準タイプのコ
ンプレッサなど種々のタイプの室外機が使用される。
【0033】図2は、室外機21に設けられた制御部1
1の構成を示す概略図である。図2に示すように、制御
部11には、CPU11aとEEPROM11bとデー
タ送信部11cとデータ受信部11dとが設けられてい
る。
【0034】EEPROM11bには、室外機21に固
有のシリアル番号、室外機のタイプ、通信のための自己
アドレス、後述する制御マップなどが格納される。デー
タ送信部11cは、CPU11aからのデータを通信ラ
イン52,53に対して送出するためのものであり、デ
ータ受信部11dは、通信ライン52,53からのデー
タをCPU11aに導くためのものである。
【0035】そして、CPU11aは、EEPROM1
1bに対してデータの読み出しや書き込みの動作を行っ
たり、データ送信部11cに対してデータを送出した
り、データ受信部11dを介して得られる通信ライン5
2,53上のデータを解析したりすることができるとと
もに、スイッチ15をオンオフ制御することにより他の
冷媒系統への接続状態を切り換えることができるように
構成されている。
【0036】なお、図2においては、室外機21の制御
部11を例にあげて説明したが、他の室外機22,23
の制御部12,13についても同様の構成となってい
る。
【0037】次に、図3は、上記のような1系統の冷媒
配管によって構成される空気調和機100aと、空気調
和機100aと同じ構成(但し、室外機数、室内機数は
異なっても可)を有する空気調和機100bとが集合し
て構成される空気調和システム100を示す概略図であ
る。
【0038】図3に示すように、複数の空気調和機10
0a,100b通信ライン53を介して互いに接続され
ており、空気調和機100bの通信ラインには、集中コ
ントローラ110が接続されている。集中コントローラ
110は、各冷媒系統内の室外機や室内機の動作運転状
況を監視し、設定温度等の設定情報を各冷媒系統に対し
て送出するコントローラである。
【0039】この実施の形態の空気調和機100aは、
図1に示したような構成において、各室外機21〜23
の制御部11〜13のうちのいずれか1つの制御部を制
御親機と決定する一方、他の制御部を制御子機と決定す
る。そして、制御親機となった制御部は、それ以後、全
ての室外機21〜23の統括的な制御を担当するように
実現されている。従って、この制御親機となった制御部
により、複数の室外機21〜23によって行われる冷媒
循環動作の全体的な統制が図られることとなる。これに
対して制御子機となった制御部は、制御親機からの指令
に基づいて自己の室外機のみの動作を制御する。
【0040】また、制御親機となっている室外機が何ら
かの原因によって異常停止又は電源オフ状態となった場
合は、それまで制御子機として機能していた室外機の制
御部のうちから新たに制御親機と機能する制御部を決定
し、冷媒循環の運転制御を自動復帰させる。
【0041】以下、このような動作の詳細をフローチャ
ートを参照しつつ説明する。
【0042】まず、図1の空気調和機100aにおいて
データ通信に必要な室外機および室内機ごとに固有のア
ドレスが設定されていない場合について説明する。図4
は、この場合のフローチャートである。
【0043】ステップS1で電源が投入されると、ステ
ップS2に進み、室外機および室内機ごとにアドレスを
自動設定するためのオートアドレス設定が行われる。
【0044】このオートアドレス設定では、例えば、特
開平5−157335号公報に開示されたアドレス設定
の手法が適用される。一例を挙げると、図3のように構
成された空気調和システム100において、集中コント
ローラ110が各冷媒系統内の全ての室外機および室内
機に対して固有のアドレスを設定する。その際、集中コ
ントローラ110は、各室外機および室内機が保有する
シリアル番号の、例えば小さいものから順にアドレスを
付与していく。
【0045】集中コントローラ110は、オートアドレ
ス設定を行うにあたって、各冷媒系統内の全ての室外機
および室内機に対してシリアル番号を返信するよう指示
する。この指示に基づいて、未だアドレスが設定されて
いない各室外機および室内機は、自己のシリアル番号を
ビットごとに通信ライン上に送出する。
【0046】各室外機および室内機は、各ビットごとに
シリアル番号を送出する際に、論理レベルを反転させ、
「1」であればローレベルの信号を送出し、「0」であ
ればハイレベルの信号を送出する。こうすることによ
り、各室外機および室内機は、あるビットについて
「1」の信号を送出したにもかかわらず、通信ライン上
の論理レベルがハイレベルとなっていれば、自己のシリ
アル番号よりも小さいシリアル番号を有する他の室外機
又は室内機が存在することを認識することができる。そ
して、各室外機および室内機は、自己のシリアル番号よ
りも小さいシリアル番号を有する他の室外機又は室内機
が存在することを認識した場合は、それ以降のビットご
との送出を停止し、無応答状態とする。このような処理
を繰り返すことにより、シリアル番号の小さい室外機又
は室内機がシリアル番号を送出し続け、最終的にシリア
ル番号の最も小さい1台の室外機又は室内機を特定する
ことができる。そして、集中コントローラ110は、こ
の特定された1台の室外機又は室内機に対して固有のア
ドレスを付与する。
【0047】そして、図3に示した空気調和システム1
00を構成する全ての室外機および室内機に対して固有
のアドレスが付与されるまで、上記処理を繰り返すこと
により、図4に示すステップS2のオートアドレス設定
が行われる。
【0048】そして、ステップS3に進み、1系統の冷
媒配管に接続された空気調和機100aにおいてのみデ
ータ通信を行うために、図1に示す各室外機21〜23
の制御部11〜13は、内部のスイッチ15,16,1
7をOFFに切り換える。この動作により、空気調和機
100aは、他の冷媒系統との接続が切断された状態と
なる。
【0049】そして、ステップS4に進み、室外機21
〜23の制御部11〜13の間で通信ライン52を介し
て通信が行われ、制御親機と制御子機の決定が行われ
る。この制御親機と制御子機との決定においては、室外
機のタイプごとに設定されているプライオリティが高い
ものが優先して制御親機として決定され、また、プライ
オリティが同等である場合は、室外機ごとに異なるシリ
アル番号の小さいものが優先して制御親機として決定さ
れるようになっている。このようなステップS4の制御
親機と制御子機とを決定する際の各室外機21〜23の
制御部11〜13において行われる詳細な処理内容を図
5に示す。
【0050】まず、ステップS10において、送信回数
nの値を1に初期化した後、ステップS11に進む。
【0051】ステップS11では、各制御部11〜13
は、EEPROM11bから固有のシリアル番号、室外
機のタイプを読み出し、これらのデータを含めた自己デ
ータを生成して、通信ライン52に対して自己データを
送信する。この自己データ送信は、通信相手先を特定し
て送信するものではない同報送信である。ここで、各制
御部11〜13は既述したように図2のような構成とな
っているため、CPU11aにおいては、自己データを
通信ライン52に送出するとともに、通信ライン52上
のデータをモニタすることができる。従って、CPU1
1aは、自己データの送出を行うととともに、通信ライ
ン52においてデータの衝突が生じた場合には、一旦自
己データの送出を停止し、その後通信ライン52のデー
タが検知されなくなってから再度自己データを送出する
ように構成される。
【0052】そして、ステップS12において、CPU
11aはタイマのカウントを開始した後、ステップS1
3に進む。
【0053】ステップS13では、CPU11aは、他
の室外機が送出した自己データを受信したか否かを判定
する。そして、他の室外機が送出した自己データを既に
受信している場合はステップS14に進み、未だ受信し
ていない場合はステップS17に進む。
【0054】ステップS14では、CPU11aは、他
の室外機から受信した受信データ(他の室外機が送出し
た自己データ)のうちからその室外機のタイプを示すデ
ータを抽出する。そして、他の室外機タイプと自己の室
外機タイプとを比較し、他の室外機のプライオリティが
自己の室外機よりも高いか、低いか、又は同等であるか
を判断する。このプライオリティは、例えば、インバー
タ駆動タイプの室外機が最も高く設定され、標準タイプ
の室外機はインバータ駆動タイプの室外機よりも低く設
定される。図1のような構成であると、インバータ駆動
タイプの室外機を標準タイプの室外機の制御部が制御し
ようとすると、インバータ制御に必要な周波数制御用等
の多様なデータを通信ライン52を介して送信しなけれ
ばばらないが、通信ライン52を介しての通信はデータ
遅延を生じさせる。このようなデータ遅延が生じると適
時のインバータ制御を行うことができない場合も生じる
ため、インバータ駆動タイプの室外機は、自己の制御部
によって制御されることが好ましい。このため、上記の
ように、プライオリティは、インバータ駆動タイプの室
外機が最も高く設定され、標準タイプの室外機はインバ
ータ駆動タイプの室外機よりも低く設定されることが好
ましい。
【0055】そして、ステップS14において、他の室
外機のプライオリティが自己の室外機のプライオリティ
よりも低いと判断した場合は、自己の制御部が制御親機
となるのに優先的な立場にあるためステップS10に戻
り、逆に、他の室外機のプライオリティが自己の室外機
のプライオリティよりも高いと判断した場合は、制御親
機となることに関して、自己の制御部よりも優先される
べき他の制御部が存在することなるので、自己の制御部
を制御子機として確定するためにステップS16に進
む。さらに、他の室外機のプライオリティが自己の室外
機のプライオリティと同等である場合は、室外機のタイ
プでの判断ができないため、ステップS15に進む。
【0056】ステップS15では、CPU11aは、他
の室外機から受信した受信データ(他の室外機が送出し
た自己データ)のうちからその室外機のシリアル番号を
示すデータを抽出する。そして、他の室外機のシリアル
番号と自己の室外機のシリアル番号とを比較し、他の室
外機のシリアル番号が自己の室外機のシリアル番号より
も大きいか、小さいかを判断する。
【0057】そして、他の室外機のシリアル番号が自己
の室外機のシリアル番号よりも大きいと判断した場合
は、自己の制御部が制御親機となるのに優先的な立場に
あるためステップS10に戻り、逆に、他の室外機のシ
リアル番号が自己の室外機のシリアル番号よりも小さい
と判断した場合は、制御親機となることに関して、自己
の制御部よりも優先されるべき他の制御部が存在するこ
となるので、自己の制御部を制御子機として確定するた
めにステップS16に進む。なお、シリアル番号は、室
外機の製造時に付与される各室外機に固有の番号である
ため、同等の番号となることはありえない。また、最終
的に1台の制御親機が決定されれればよいため、シリア
ル番号が大きい順に優先的に制御親機と決定されるよう
にしてもよいことは言うまでもない。
【0058】そして、ステップS16において、CPU
11aは、自己の制御部11を制御子機として確定す
る。
【0059】一方、ステップS13において「NO」と
判断された場合は、ステップS17の処理において、C
PU11aがステップS12においてカウント開始した
タイマ値が例えば2秒を経過したか否かを判断する。そ
して、未だ2秒経過していない場合に再びステップS1
3に戻ることとなる。このステップS13とS17との
ループにより、CPU11aが自己データを送信してか
ら2秒経過するまでは、他の室外機が送出する自己デー
タの受信待機状態となる。
【0060】例えば、図1の構成において、室外機21
の制御部11が自己データの送出に成功した場合、他の
室外機22,23の各制御部12,13が室外機21が
送出した自己データを受信して上記のようなプライオリ
ティ比較およびシリアル番号比較を行った結果、各制御
部12,13が制御子機として確定したとすると、その
後室外機22,23から自己データが送出されることは
ない。従って、ステップS13とS17とのループ中
に、他の室外機からの自己データを受信しなかった場合
は、室外機21の制御部11が制御親機となる可能性が
高いこととなる。
【0061】そして、ステップS17において、CPU
11aが自己データを送信してから2秒経過したと判断
した場合は、ステップS18に進む。
【0062】ステップS18では、CPU11aは、自
己データの送信回数nが「n=3」となったか否かを判
断する。ここで「NO」と判断されれば、ステップS1
9において送信回数nを1だけインクリメントしてステ
ップS11に戻ることとなり、再びステップS11から
の処理が「n=3」となるまで繰り返される。
【0063】このステップS11〜S13,S17,S
18で構成されるループにより、CPU11aが3回連
続して自己データの送信を行うことができたときに、ス
テップS18で「YES」と判断され、ステップS20
に進むこととなる。なお、ステップS18におけるnの
値は、他の値であってもよい。
【0064】そして、ステップS20においては、CP
U11aは、自己データを3回送出する間に他の室外機
の自己データを受信していないこととなるため、既に他
の室外機は制御子機として確定されたものと判断するこ
とができるので自己の制御部11を制御親機として確定
する。
【0065】以上で、制御親機と制御子機の決定が終了
する。なお、以下においては、図1に示す室外機21の
制御部11が制御親機となった場合を例に挙げて説明す
る。
【0066】図4のフローチャートに戻り、次にステッ
プS5の制御マップの作成処理が行われる。この制御マ
ップの作成の処理の詳細を図6に示す。制御マップの作
成では、まず、ステップS22において制御親機と制御
子機との制御マップの作成が行われる。
【0067】このステップS22においては、制御親機
と決定された室外機21の制御部11が制御対象となる
制御子機の室外機22,23の接続状態を認識するため
の通信が行われる。制御親機となった制御部11は、制
御子機に対する応答指令メッセージを通信ライン52に
同報で送信する。このとき制御親機である制御部11
は、通信のための自己アドレスを付与した状態で送信す
る。
【0068】そして、制御子機である室外機22,23
の各制御部12,13は、制御親機からの応答指令メッ
セージを受信すると、自己の室外機のタイプや通信のた
めの自己アドレスなどを含む応答メッセージを制御親機
に向けて送信する。この送信の際に通信ライン52での
データの衝突が生じた場合には、各制御部12,13は
所定時間待機した後に応答メッセージを再送する。制御
親機である制御部11は、各制御子機からの応答メッセ
ージを受信すると、その応答メッセージの内容から制御
対象の室外機のタイプや通信先指定のためのアドレスを
認識することができる。
【0069】そして、制御親機である制御部11は、よ
り確実に全ての室外機からの応答メッセージを受信する
ために、例えば応答指令メッセージを5秒間隔ごとに所
定回数送信する。こうすることにより、全ての室外機か
らの応答メッセージを確実に受信することができ、複数
の制御子機についてのアドレスや室外機タイプを特定す
ることができる。そして、制御部11は、このようにし
て得られる全ての制御子機についての情報、すなわち制
御マップをEEPROM11bに格納し、冷媒循環の統
括的な制御を行う際に使用するデータとして保持してお
く。
【0070】このようにして制御親機と制御子機との制
御マップの作成処理(ステップS22)が終了すると、
ステップS23の系統アドレス設定の処理に進む。系統
アドレスとは、制御親機が複数の室内機に付与する通信
用アドレスである。
【0071】この系統アドレス設定の処理は上述のオー
トアドレス設定と同様の手順により行われるアドレス設
定である。例えば、図1の空気調和機において、制御親
機である室外機21の制御部11が同一冷媒系統内の全
ての室内機に対して固有の系統アドレスを設定する。そ
の際、制御親機である制御部11は、室内機が保有する
シリアル番号の、例えば小さいものから順にアドレスを
付与していく。
【0072】制御部11は、系統アドレスの設定を行う
にあたって、同一冷媒系統内の全ての室内機に対してシ
リアル番号を返信するよう指示する。この指示に基づい
て、未だアドレスが設定されていない各室内機は、自己
のシリアル番号をビットごとに通信ライン上に送出す
る。
【0073】各室内機は、各ビットごとにシリアル番号
を送出する際に、論理レベルを反転させ、「1」であれ
ばローレベルの信号を送出し、「0」であればハイレベ
ルの信号を送出する。こうすることにより、各室内機
は、あるビットについて「1」の信号を送出したにもか
かわらず、通信ライン上の論理レベルがハイレベルとな
っていれば、自己のシリアル番号よりも小さいシリアル
番号を有する他の室内機が存在することを認識すること
ができる。そして、各室内機は、自己のシリアル番号よ
りも小さいシリアル番号を有する他の室内機が存在する
ことを認識した場合は、それ以降のビットごとの送出を
停止し、無応答状態とする。このような処理を繰り返す
ことにより、シリアル番号の小さい室内機がシリアル番
号を送信し続け、最終的にシリアル番号の最も小さい1
台の室内機を特定することができる。そして、制御親機
である制御部11は、この特定された1台の室内機に対
して固有の系統アドレスを付与することができる。
【0074】そして、図1の空気調和機を構成する全て
の室内機に対して固有の系統アドレスが付与されるま
で、上記処理を繰り返すことにより、ステップS23の
系統アドレスの設定が行われる。
【0075】また、制御親機である制御部11は、系統
アドレスの設定が進行していく伴って、各室内機の接続
状態を示す制御マップの作成が行われる。これにより、
全ての室内機に系統アドレスを設定すると、全ての室内
機についての制御マップも完成することとなる。そし
て、制御部11は、全ての室内機についての制御マップ
をEEPROM11bに格納する。
【0076】一方、制御子機となっている各制御部1
2,13は、通信ライン52のデータをモニタすること
ができるため、制御親機と各室内機とが系統アドレス設
定のための通信データをモニタすることにより、各室内
機に対して付与される系統アドレスを了知することがで
き、制御親機と同様に全ての室内機についての制御マッ
プを作成することができる。そして、各制御部12,1
3は、通信ライン52をモニタすることによって作成し
た制御マップをEEPROMに格納する。
【0077】以上で、制御マップの作成は終了する。
【0078】図4のフローチャートに戻り、次にステッ
プS6の処理が行われる。ステップS6では、他の冷媒
系統とのデータ通信を再開するために、図1に示す各室
外機21〜23の制御部11〜13は、内部のスイッチ
15〜17をONに切り換える。この動作により、空気
調和機100aは冷媒系統が異なる空気調和機100b
と接続状態となり、通信可能になる。
【0079】そして、ステップS7に進み、運転初期設
定が行われる。ステップS7では、制御親機である制御
部11は、自系統内の各室内機31〜34に対して各室
外機21〜23の初期情報を送信するとともに、各室内
機31〜34からそれぞれの初期情報を受信することに
より、各室内機31〜34と制御親機との間で運転初期
設定のための通信を行う。このとき、制御子機である室
外機22,23の各制御部12,13は、通信データを
モニタして各室内機31〜34の初期情報を取り込む。
【0080】運転初期設定が終了すると、ステップS8
に進み、空気調和機100aの通常運転が開始される。
この通常運転において、制御親機である制御部11は、
各室外機21〜23で行われる冷媒循環の統括的な制御
を行うとともに、各制御子機に対して例えば1分ごとに
自己の正常動作を示すライフメッセージを送信し続け
る。
【0081】一方、各制御子機である制御部12,13
は、制御親機からのライフメッセージを受信することに
より、制御親機である室外機21は正常に稼動している
ことを認識することができる。また、制御部12,13
が所定時間内に制御親機からのライフメッセージを受信
しないときは、制御親機である室外機21が何らかの異
常により停止したことを認識することができる。
【0082】この制御子機における通常運転時のフロー
チャートを図7に示す。制御子機である制御部12,1
3のそれぞれは、通常運転が開始されるステップS31
においてタイマのカウント動作を開始する。そして、ス
テップS32に進み、制御親機からライフメッセージを
受信したか否かを判断する。ここで、「YES」と判断
されれば、制御親機は正常であるため、ステップS33
においてタイマ値をリセットして再びステップS31に
戻りタイマのカウント動作を開始する。
【0083】ステップS32において「NO」と判断さ
れれば、ステップS34に進み、タイマ値が、例えば2
分経過したか否かの判定を行う。ここで、2分経過して
いないならば、ステップS32に戻り2分が経過するま
で制御親機からのライフメッセージの受信待機状態とな
る。
【0084】そして、ステップS34において「YE
S」と判断されると、制御親機に何等かの異常が発生し
てライフメッセージを送信することができない状態とな
っていることがわかるため、残っている制御子機のうち
から新たに1台の制御親機を決定すべく、図4に示すス
テップS3に進み、制御親機と制御子機との決定のため
の処理に移る。
【0085】このように通常運転時において制御子機が
制御親機のライフメッセージをモニタすることにより、
制御親機である室外機が異常停止した場合であっても、
残された制御子機のうちから制御親機を決定するための
処理に進むように構成されているため、この実施の形態
の空気調和機100aでは、空気調和機の冷媒制御を行
っている制御親機に異常が発生したとしても、自動復帰
することが可能な構成となっている。このため、例え
ば、空気調和機100aの室外機21が異常停止したと
しても、室外機21の復旧作業の完了を待つまでもな
く、他の室外機22,23で冷媒の循環制御を復帰させ
ることができる。
【0086】次に、図1の空気調和機100aにおいて
データ通信に必要な室外機および室内機ごとに固有のア
ドレスが既に設定されており、また、制御親機と制御子
機とも既に決定されている場合について説明する。この
ような場合は、例えば、図4のフローチャートの処理が
行われて各制御部内のEEPROM中にアドレスや制御
親機などの決定が既に格納されている場合である。この
場合のフローチャートを図8に示す。各ステップにおけ
る処理内容の詳細は、図4のフローチャートで説明した
ものと同様であるため、その説明を省略するが、この場
合においては、既にデータ通信に必要な室外機および室
内機ごとに固有のアドレスが設定されており、また、制
御親機と制御子機とも決定されているため、図4の処理
からステップS2,S4を省略した手順となっている。
【0087】なお、この場合においても、通常運転時の
制御子機のシーケンスは図7に示しものと同様になる
が、制御子機が2分間制御親機からライフメッセージを
受信しなかった場合(ステップS34)は、残された制
御子機のうちから新たな制御親機を決定する必要がある
ため、図4のフローチャートのステップS3に進むこと
となる。そして、他の冷媒系統との通信接続状態を切断
した後に、制御親機と制御子機との決定が行われる。
【0088】以上説明したように、この実施の形態の空
気調和機100aは、図1に示したように複数の室外機
21,22,23と複数の室内機31〜34とが同一の
通信ライン52に接続されているため、いずれか1つの
室外機が異常停止したとしても、他の室外機は各室内機
と通信することが可能な構成となっている。
【0089】そして、このような構成であるが故に、制
御親機である室外機が異常停止しても、制御子機のうち
から新たに制御親機を決定すれば、新たな制御親機は何
の障害もなく各室内機や制御子機に対するデータ通信を
行うことができるようになっている。
【0090】なお、図1に示した空気調和機100aに
は、3台の室外機21〜23と4台の室内機31〜34
が通信ライン52に接続された例を示したが、それぞれ
の台数については任意であることは言うまでもない。
【0091】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、複数の室外機のそれぞれに冷媒循環動作を制御
する制御手段が設けられており、複数の室外機と複数の
室内機とが通信ラインに接続されているため、他の室外
機の制御手段は各室内機と通信することが可能である。
従って、空気調和機の冷媒制御を行っている制御手段の
いずれか1つに異常が発生し、室外機が停止したとして
も、他の制御手段が通信可能な状態であるため、冷媒制
御を自動復帰させることができる。
【0092】請求項2の発明によれば、制御親機によっ
て複数の室外機が行う冷媒循環動作の全体的な統制を行
うことができるとともに、制御親機として決定されなか
った各制御手段は制御親機が異常が発生した場合の制御
親機の代替的役割を果たすことができる。このため、空
気調和機の冷媒制御を行っている制御部に異常が発生し
たとしても、冷媒制御を自動復帰させることができる。
【0093】請求項3の発明によれば、運転初期におい
て採用されることが望ましいインバータ駆動の室外機が
備える制御手段を制御親機とするので円滑に運転を開始
することができる。
【0094】請求項4の発明によれば、制御親機が停止
した場合であっても、他の制御手段が制御親機として機
能することにより、冷媒制御を自動復帰させることがで
きる。
【0095】請求項5の発明によれば、制御親機となっ
た制御手段は、他の制御手段に対して所定時間ごとにラ
イフメッセージを送信するため、他の制御手段は制御親
機が正常稼動しているか否かを判断し、以て請求項4に
記載された制御親機の再決定を行うことができる。
【0096】請求項6の発明によれば、同一の冷媒系統
の室内機についての接続状態を示す制御マップを作成す
ることができる。
【0097】請求項7の発明によれば、制御子機におい
ても制御マップを作成することができる。
【0098】請求項8の発明によれば、他の室外機の制
御手段がライフメッセージを監視することにより、空気
調和機の冷媒制御を行っている制御手段の異常を検知す
ることができる。
【0099】請求項9の発明によれば、制御親機が停止
した場合であっても、他の制御手段が制御親機として機
能することにより、冷媒制御を自動復帰させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態における空気調和機の
構成を示す概略図である。
【図2】 各室外機に設けられた制御部の構成を示す概
略図である。
【図3】 空気調和システムを示す概略図である。
【図4】 この発明の実施形態の空気調和機における処
理シーケンスを示すフローチャートである。
【図5】 図4の制御親機と制御子機との決定の処理シ
ーケンスを示すフローチャートである。
【図6】 図4の制御マップの作成の処理シーケンスを
示すフローチャートである。
【図7】 通常運転時における自動復帰手順を示すフロ
ーチャートである。
【図8】 この発明の実施形態の空気調和機における図
4とは異なる処理シーケンスを示すフローチャートであ
る。
【図9】 従来の空気調和機の構成を示す概略図であ
る。
【符号の説明】
100 空気調和機、11,12,13 制御部、1
5,16,17 スイッチ、21,22,23 室外
機、31,32,33,34 室内機、52 通信ライ
ン、61 冷媒配管

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の室外機(21,22,23)と複
    数の室内機(31〜34)とが1系統の冷媒配管(6
    1)に接続された空気調和機であって、 (a) 前記複数の室外機のそれぞれに設けられ、前記複数
    の室外機による冷媒循環動作を制御する制御手段(1
    1,12,13)と、 (b) 前記複数の室外機と前記複数の室内機とが接続され
    た通信ライン(52)と、を備えることを特徴とする空
    気調和機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の空気調和機において、 前記複数の室外機のそれぞれに設けられた前記制御手段
    が前記通信ラインを介して相互にデータの送受信を行う
    ことにより、前記複数の室外機の制御手段のうちから、
    前記複数の室外機による前記冷媒循環動作の統括的な制
    御を主導する1つの制御親機を決定することを特徴とす
    る空気調和機。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の空気調和機において、 インバータで駆動される前記室外機の前記制御手段が、
    インバータで駆動されない前記室外機の前記制御手段よ
    りも優先的に前記制御親機として設定されることを特徴
    とする空気調和機。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の空気調和機において、 前記制御親機の決定は、前記制御親機として一旦決定さ
    れた前記制御手段が停止した後にも行われることを特徴
    とする空気調和機。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の空気調和機において、 前記制御親機となった制御手段は、他の制御手段に対し
    て所定時間ごとに自己の正常動作を示すライフメッセー
    ジを送信することを特徴とする空気調和機。
  6. 【請求項6】 請求項2に記載の空気調和機において、 前記制御親機は、前記室内機の各々に対してアドレスを
    付与することを特徴とする空気調和機。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の空気調和機において、 前記制御親機以外の前記制御手段は、前記通信ライン
    (52)を介して前記アドレスを了知することを特徴と
    する空気調和機。
  8. 【請求項8】 複数の室外機(21,22,23)と複
    数の室内機(31〜34)とが1系統の冷媒配管(6
    1)に接続された空気調和機における運転制御方法であ
    って、 (a) 前記複数の室外機のそれぞれに設けられた制御手段
    が通信ラインを介して相互にデータの送受信を行うこと
    により、前記複数の室外機の制御手段のうちから前記複
    数の室外機による冷媒循環動作の統括的な制御を主導す
    る1つの制御親機を決定する工程と、 (b) 前記制御親機となった制御手段が、前記冷媒循環動
    作の統括的な制御を行いつつ、他の室外機の制御手段に
    対して所定時間ごとに自己の正常動作を示すライフメッ
    セージを送信する工程と、を有することを特徴とする空
    気調和機における運転制御方法。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の空気調和機における運
    転制御方法であって、 前記制御親機が停止した場合には、前記工程(a)が新
    たに実行されることを特徴とする空気調和機における運
    転制御方法。
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