JP3320597B2 - 空気調和装置 - Google Patents

空気調和装置

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JP3320597B2 JP29087595A JP29087595A JP3320597B2 JP 3320597 B2 JP3320597 B2 JP 3320597B2 JP 29087595 A JP29087595 A JP 29087595A JP 29087595 A JP29087595 A JP 29087595A JP 3320597 B2 JP3320597 B2 JP 3320597B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数台の空気調
和機を1台または複数台のリモートコントローラで制御
する空気調和装置に関する。
【0002】
【従来の技術】リモートコントロール式の空気調和装置
において、空気調和機とリモートコントローラ(以下、
リモコンと略称する)との間のデータ伝送と空気調和機
よりリモコンに対する電力供給を2線式の伝送路(電力
・信号線)により行うことは従来より行われており、ま
たこの種の空気調和装置において、空気調和機とリモコ
ンとを接続する電力・信号線の誤配線、短絡などにより
リモコンへ過剰電流が流れた時には、リモコンの保護の
ために、空気調和機側でリモコンに対する給電を停止す
るように構成された空気調和装置が特開昭62−129
641号公報に示されている。
【0003】図9は、特開昭62−129641号公報
記載の空気調和装置を示している。この空気調和装置
は、室内機51と室外機52による一台の空気調和機
と、一つのリモコン53とを有し、室内機51と室外機
52とは信号線54と電力線55によって接続され、室
内機51とリモコン53とは2線コードによる電力・信
号線56によって接続されている。
【0004】室内機51は、変圧器57より交流電流を
与えられる全波整流器58、安定化電源回路59、電圧
検知回路60、電流検知回路61、マイクロコンピュー
タ63、給電・バッファ回路64などから構成されてい
る。
【0005】つぎに、上述の空気調和装置の動作につい
て説明する。電流検知回路61は、たとえば、電力・信
号線56が短絡状態であることにより所定値以上の電流
が流れた時にアクティブ信号をマイコンコンピュータ6
3に入力するように構成されている。
【0006】マイクロコンピュータ63は、電流検知回
路61からアクティブ信号の入力を受け付けると、給電
・バッファ回路64への出力をオフし、リモコン53へ
の給電を遮断する。その後、マイクロコンピュータ63
は、時間を計時し、所定時間が経過すれば、給電・バッ
ファ回路64への出力をオンする。このとき、まだ電力
・信号線56において短絡している状態が解除されてい
なければ、電流検知回路61が再度、所定値以上の電流
を検知することで、上述の動作が繰り返される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の空気調和装置は
上述のように構成されているため、複数台の空気調和機
を1台のリモコンで制御する場合に、上述の従来の空気
調和装置をそのままの構成で適用したのでは、複数台の
室内機からリモコンに対して給電することになってリモ
コンには過剰電流が流れることになる。このため複数台
の空気調和機を1台のリモコンで制御する場合には、ス
イッチの切換またはコネクタの差し換えにより1台の室
内機だけからリモコンに対して給電を行う回路構成とす
るか、あるいは室内機とリモコンとの接続を3線コード
により行い、リモコン動作用電源給電線(電力線)と信
号線を分離するなどの対策が必要となる。
【0008】このため、据付時にはスイッチの切換また
はコネクタの差し換えなどの作業が必要となったり、リ
モコンへの配線だけは3線コードとすることが必要とな
ったりし、現地配線作業が厄介で、配線施工上の自由度
が低下し、作業ミスが発生する可能性が高いなどの問題
点があった。
【0009】本発明は、上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、電力線と信号線とを共通の2線
コードを使用して空気調和機(室内機)よりリモコンに
対して適切に給電を行う現地配線作業を容易にすると共
に配線施工上の自由度を向上させた空気調和装置を得る
ことを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、この発明による空気調和装置は、複数の空気調和
機と、前記空気調和機の運転操作および運転状態表示を
行う単一または複数のリモートコントローラとで構成さ
れた空気調和装置において、複数の前記空気調和機のす
べてが単一または複数の前記リモートコントローラと同
一伝送路で接続され、前記空気調和機は、アドレス値の
設定を行うアドレス設定手段と、前記アドレス設定手段
で設定されたアドレス値が予め設定された給電許可アド
レス値であるか否かを判別しアドレス値が予め設定され
た給電許可アドレス値である場合にのみ給電指令を出力
する給電制御部と、前記給電制御部より給電指令を入力
することにより前記リモートコントローラへの給電を前
記伝送路によって行うリモコン動作用電源給電手段と、
前記伝送路による前記リモートコントローラよりの運転
指令を受信すると共に前記伝送路によって空気調和機の
運転状態等を前記リモートコントローラへ送信する送受
信手段と、前記リモートコントローラへ所定値以上の給
電電流が流れた場合に前記リモートコントローラに対す
る給電を停止する給電保護手段と、前記空気調和機に、
リモコン動作用電源の供給中であることを示す給電中表
示手段と、を備え、前記リモートコントローラは、前記
伝送路によるリモコン動作用電源給電手段よりのリモコ
ン動作用電力を受電するリモコン動作用電源受電手段
と、前記伝送路によって運転操作指令を空気調和機へ送
信すると共に前記空気調和機の運転状態等を受信する送
受信手段と、を備え、前記リモートコントローラの運転
状態表示情報、前記給電保護手段の作動状態情報、前記
給電中表示手段の給電中表示情報の少なくとも二つの組
み合わせにより、不具合要因の特定を可能にする。
【0011】この発明による空気調和装置では、空気調
和機の給電制御部がアドレス設定手段に設定されたアド
レス値を判別し、特定のアドレス値、すなわち、給電許
可アドレス値に設定された空気調和機に備えられたリモ
コン動作用電源給電手段のみがリモートコントローラへ
電力を供給することになり、それぞれ異なるアドレス値
の空気調和機が複数台接続された場合には特定の1台の
室内機のみがリモートコントローラへ給電することにな
る。また、配線の短絡またはアドレスの設定ミスなどに
より給電電流が所定の電流より大きくなった場合には、
給電保護手段により、給電が自動的に停止される。さら
に、給電中表示手段にリモコン動作用電源供給中である
ことが表示され、リモコンが動作しないなどのトラブル
の際にリモコンに給電が行われていないことなどが判
る。
【0012】つぎの発明による空気調和装置は、前記給
電保護手段が給電停止時より所定時間経過後に給電停止
を解除するものである。
【0013】この空気調和装置では、給電保護手段によ
り給電停止が行われると、これより所定時間経過後に給
電停止が解除され、リモコンに対する給電が自動再開さ
れる。
【0014】つぎの発明による空気調和装置は、前記ア
ドレス設定手段が、空気調和機の室外機側に設けられて
いる。
【0015】この空気調和装置では、室外機1台に複数
の室内機が組み合わされ、冷媒配管系では、1冷媒回路
から構成されたツインタイプあるいはトリプルタイプの
場合に、室外機1台でのアドレス設定ですむ。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、添付の図を参照して、こ
の発明にかかる空気調和装置の実施の形態を詳細に説明
する。
【0017】実施の形態1. 図1〜図4はこの本発明による空気調和装置の実施の形
態1を示している。この空気調和装置は、図1に示され
ているように、それぞれ室内機1と室外機2とにより構
成されたn台(複数台)の空気調和機31 〜3nと、2
台のリモコン4とにより構成され、空気調和機31 〜3
nの室内機1と室外機2とはそれぞれ信号線5により接
続され、2台のリモコン4はそれぞれ同一伝送路(電力
・信号線)6によって空気調和機31 〜3nの各室内機
1と並列に接続されている。
【0018】図2に示されているように、室内機1はそ
れぞれ、室内機1の動作とリモコン4に対する給電を制
御するマイクロコンピュータ7と、伝送路6によってリ
モコン4よりの操作指令を受信すると共に空気調和機3
の運転状態を送信する送受信手段8と、ディップスイッ
チなどにより構成されてアドレス値を設定するアドレス
設定手段9と、制御用電源10と、リモコン動作用電源
給電手段11とを有している。
【0019】マイクロコンピュータ7は、給電制御部を
なし、アドレス設定手段9で設定されたアドレス値が予
め設定された給電許可アドレス値であるか否かを判別
し、アドレス値が予め設定された給電許可アドレス値で
ある場合にのみ給電指令をリモコン動作用電源給電手段
11へ出力する。
【0020】リモコン動作用電源給電手段11は、図3
に示されているように、スイッチングトランジスタ12
を有し、スイッチングトランジスタ12のベースにマイ
クロコンピュータ7より給電指令(オン信号)を与えら
れることによってオン状態になり、制御用電源10の電
力を伝送路6によってリモコン4へ給電する。各空気調
和機31 〜3nの室内機1は同一構成のものであるが、
アドレス設定手段9で設定されるアドレス値のみが相互
に異なっている。
【0021】リモコン4は、リモコン4の動作を制御す
るマイクロコンピュータ13と、伝送路6によってリモ
コン4の操作指令を各室内機1に送信すると共に各室内
機1が送信する空気調和機31 〜3nの運転状態を受信
する送受信手段14と、伝送路6による室内機1よりの
リモコン動作用電力を受電するリモコン動作用電源受電
手段15と、運転指令を入力する操作ボタン16と、運
転モードなどの操作内容や空気調和機の運転状態を表示
する表示手段17とを有している。
【0022】リモコン動作用電源受電手段15は、図3
に示されているように、全波整流回路18と、コイル1
9とコンデンサ20とによるローパスフィルタ回路など
から構成されている。
【0023】リモコン4は、2本の信号線で構成される
伝送路6によって受電するが、全波整流回路18を有し
ていることで、伝送路6の極性を無視することができ
る。リモコン4と室内機1との間のデータ通信はリモコ
ン4への給電を行う伝送路6に高周波信号を重畳するこ
とで、伝送路6が2本の無極性の信号線でリモコン4へ
の給電とリモコン4と室内機1との間の通信を実現して
いる。
【0024】つぎに、上記のように構成された空気調和
装置の動作について説明する。たとえば、全ての空気調
和機31 〜3nにおいて給電許可アドレス値が一律に
“0”に設定され、各室内機1のマイクロコンピュータ
7は予めアドレス値が“0”である場合に限り、リモコ
ン4への給電を行うように、換言すれば給電指令を出力
するようにプログラムされている。空気調和機31 の室
内機1のアドレス設定手段9にはアドレス“0”が、空
気調和機32 の室内機1のアドレス設定手段9にはアド
レス“1”が設定され、空気調和機3nの室内機1のア
ドレス設定手段9にはアドレス“n”が設定される。各
室内機1は、全て同一構成であり、据え付け時等に上述
のようにそれぞれ異なったアドレス値に設定される。
【0025】この場合、空気調和機31の室内機1のマ
イクロコンピュータ7は、アドレス設定手段9より
“0”を入力するから、空気調和機31 の室内機1のマ
イクロコンピュータ7が給電指令を出力し、これのリモ
コン動作用電源給電手段11がオンする。これに対し空
気調和機32 〜3nの室内機1のマイクロコンピュータ
7は、アドレス設定手段9より“0”以外、すなわち
“1”〜“n”を入力するから、空気調和機32 〜3n
の室内機1のマイクロコンピュータ7は給電指令を出力
せず、これらのリモコン動作用電源給電手段11はオフ
状態を維持する。したがって、リモコン4には空気調和
機31 の室内機1のみから電力が供給されることにな
る。
【0026】伝送路6は2本の信号線で構成され、リモ
コン4、各室内機1はそれぞれ信号線の極性に拘らず並
列に接続されているから、何れか1台の室内機1がリモ
コン4に対する給電動作をすることによって伝送路6に
接続されたリモコン4には電力が供給されることにな
る。
【0027】これらのことにより、給電を設定する作業
を必要とせず、また給電専用の信号線を不要とすること
ができ、配線作業を簡易化できると共に信頼性の高い空
気調和装置が得られる。
【0028】図4は、室内機1におけるマイクロコンピ
ュータ7の動作を示すフローチャートである。マイクロ
コンピュータ7は、先ず初期設定を行い(ステップS1
00)、アドレス設定手段9に設定されたアドレス値を
入力する(ステップS110)。つぎにそのアドレス値
が“0”であるか否かを判別し(ステップS120)、
“0”でない場合には給電出力をオフし(ステップS1
30)、“0”の場合には給電出力をオンする(ステッ
プS140)。その後に制御処理を行い(ステップS1
50)、ステップS110へ戻る。
【0029】実施の形態2. 図5は、この本発明による空気調和装置の実施の形態2
を示している。この空気調和装置では、室内機1に代え
て室外機2にアドレス設定手段9が設けられている。室
外機2は、室外機2の動作を制御するマイクロコンピュ
ータ21と、室内機1との間に双方向にデータ通信を行
う送受信手段22とを有し、アドレス設定手段9に設定
されたアドレス値を室内機1へ送信する。
【0030】室内機1は、室外機2との送受信手段23
を有し、送受信手段23に室外機2よりのアドレス値を
受信してこれをマイクロコンピュータ7に入力する。
【0031】室内機1のマイクロコンピュータ7の動作
は上述の実施の形態1における場合と同じであり、この
場合も空気調和機31 の室内機1のみからリモコン4へ
電力が供給されることになる。また、室外機2のマイク
ロコンピュータ21によってアドレス値が“0”である
か否かを判別し、室内機1には給電出力のオンまたはオ
フの指令を与えても同様である。
【0032】実施の形態3. 図6は、この発明による空気調和装置の実施の形態3を
示している。この空気調和装置では、室内機1に給電電
流監視手段24が設けられている。給電電流監視手段2
4はリモコン4への給電電流を監視し、所定以上の給電
電流が流れたことを検出して過剰電流検出信号をマイク
ロコンピュータ7に入力する。
【0033】マイクロコンピュータ7は、給電電流監視
手段24より過剰電流検出信号を入力することによりリ
モコン動作用電源給電手段11をオフ状態にしてリモコ
ン4に対する給電を停止し、給電停止時より所定時間経
過後に給電停止を解除する給電保護手段をなす。
【0034】つぎに、動作について説明する。たとえ
ば、伝送路6が短絡した場合やアドレス設定ミスによる
複数の室内機の同時給電を想定すると、室内機1のリモ
コン動作用電源給電手段11は所定値以上の電流を供給
しようとするが、給電保護手段としての給電電流監視手
段24は、それを検知して過剰電流検出信号をマイクロ
コンピュータ7に入力し、リモコン動作用電源給電手段
11をオフするように動作する。その後、マイクロコン
ピュータ7は、所定時間経過後に給電停止を解除し、リ
モコン動作用電源給電手段11を自動的にオン状態に復
帰させる。
【0035】このときに、伝送路6の短絡がまだ解消し
ていなければ、再度、リモコン動作用電源給電手段11
はオフとなるが、伝送路6の短絡やアドレス設定ミスが
解消されていれば、リモコン4に対する電力供給が自動
的に開始されることになる。
【0036】図7は、この実施の形態における室内機1
のマイクロコンピュータ7の動作を表すフローチャート
である。マイクロコンピュータ7はまず初期設定をし
(ステップS100)、給電用のタイマーTをセットす
る(ステップS105)。つぎにアドレス値を入力し
(ステップ110)、アドレス値が“0”であるか否か
を判別(ステップS120)し、アドレス値が“0”で
ない場合は給電出力をオフする(ステップS130)。
【0037】これに対しステップS120でアドレス値
が“0”であると判別すると、タイマーTが完了してい
るかを判別し(ステップS125)、これが完了するま
で待つ。タイマーTが完了すると、給電出力をオンする
(ステップS140)。その後、給電電流が所定値以上
流れる過電流状態であるか否かを判別し(ステップS1
45)、過電流と判別された場合には、直ちに給電出力
をオフし(ステップS155)、再度タイマーTをセッ
トし(ステップS160)、ステップS110へ戻る。
【0038】なお、ステップS120でアドレス値が
“0”ではないと判別すると、給電出力をオフした(ス
テップS130)後と、ステップS145で過電流状態
でないと判別した後は、制御処理を行い(ステップS1
50)、ステップS110へ戻る。
【0039】実施の形態4. 図8は、この発明による空気調和装置の実施の形態4を
示している。この空気調和装置では、室内機1に、リモ
コン動作用電源給電手段11がオン状態で、リモコン動
作用電源の供給中であることを示す給電中表示手段25
が設けられている。
【0040】室内機1のマイクロコンピュータ7は、ア
ドレス設定手段9に設定されたアドレス値を判別してリ
モコン4へ給電を行うために、リモコン動作用電源給電
手11へ出力する信号を給電中表示手段25にも同時に
出力する。これにより給電中表示手段25は給電中の表
示を行う。
【0041】また、実施の形態3において、給電保護手
段としての給電電流監視手段24が作動して給電を停止
した場合もそれに連動して給電中表示手段25の表示を
制御することができる。
【0042】たとえば、リモコン4の表示手段17に表
示が出ないなどの問題が発生した場合、何れか1台の室
内機1の給電中表示手段25が点灯しているならば、断
線など配線上の問題が想定され、どの室内機1も給電中
表示手段25が点灯しないならば、アドレス設定ミスな
どの要因を推定することができる。
【0043】
【発明の効果】以上の説明から理解される如く、この発
明による空気調和装置によれば、アドレス設定手段で設
定されるアドレス値によってリモコンへの給電要否を判
別するため、給電を設定する作業を必要とせず、給電専
用の信号線を不要とすることができ、配線作業を簡易化
できると共に信頼性の高い空気調和装置を提供できる。
また、給電電流を監視し、所定値以上の電流が流れた場
合にはリモコンに対する給電を停止するから、配線ミス
による伝送路の短絡やアドレス設定ミスによる複数の室
内機の同時給電の場合にも未然に保護が行われ、リモコ
ンがこれらのことに起因して故障することが回避され
る。さらに、室内機にリモコンへの給電中を表示する給
電中表示手段が付加されているから、動作不良の原因が
リモコン線(伝送線)の断線か、アドレス設定ミスかを
速やかに区別できるなど、サービス性の高い空気調和機
を提供できる。
【0044】つぎの発明による空気調和装置によれば、
配線ミスによる伝送路の短絡やアドレス設定ミスによる
複数の室内機の同時給電によってリモコンに対する給電
が停止されても、その後に伝送路の修正やアドレス設定
値の修正が行われると、リモコンに対する給電が自動的
に再開され、空気調和装置の運転が自動的に行われる。
【0045】つぎの発明による空気調和装置によれば、
室外機1台に複数の室内機が組み合わされ、冷媒配管系
では、1冷媒回路から構成されたツインタイプあるいは
トリプルタイプの場合に、室外機1台でのアドレス設定
ですみ、作業効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による空気調和装置の実施の形態1
を示す全体構成図である。
【図2】 この発明による空気調和装置の実施の形態1
を室内機とリモコンについて示すブロック線図である。
【図3】 この発明による空気調和装置の実施の形態1
の室内機とリモコンをその要部について示す電気回路図
である。
【図4】 この発明による空気調和装置の実施の形態1
における室内機のマイクロコンピュータの動作を示すフ
ローチャートである。
【図5】 この発明による空気調和装置の実施の形態2
を室内機とリモコンについて示すブロック線図である。
【図6】 この発明による空気調和装置の実施の形態3
を室内機とリモコンについて示すブロック線図である。
【図7】 この発明による空気調和装置の実施の形態3
における室内機のマイクロコンピュータの動作を示すフ
ローチャートである。
【図8】 この発明による空気調和装置の実施の形態4
を室内機とリモコンについて示すブロック線図である。
【図9】 従来における空気調和装置の構造を示すブロ
ック線図である。
【符号の説明】
1 室内機、2 室外機、31 〜3n 空気調和機、4
リモコン、5 信号線、6 伝送路、7 マイクロコ
ンピュータ、8 送受信手段、9 アドレス設定手段、
10 制御用電源、11 リモコン動作用電源給電手
段、12 スイッチングトランジスタ、13 マイクロ
コンピュータ、14 送受信手段、15リモコン動作用
電源受電手段、16 操作ボタン、17 表示手段、
18 全波整流回路、19 コイル、20 コンデン
サ、21 マイクロコンピュータ、22 送受信手段、
23 送受信手段、24 給電電流監視手段、25 給
電中表示手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松永 直也 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三菱電機株式会社内 (72)発明者 志田 安規 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三菱電機株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−164385(JP,A) 特開 平5−252563(JP,A) 特開 昭62−129641(JP,A) 特開 平5−157333(JP,A) 特開 平7−91720(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 11/02 104 F24F 11/02 103

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の空気調和機と、前記空気調和機の
    運転操作および運転状態表示を行う単一または複数のリ
    モートコントローラとで構成された空気調和装置におい
    て、 複数の前記空気調和機のすべてが単一または複数の前記
    リモートコントローラと同一伝送路で接続され、 前記空気調和機は、 アドレス値の設定を行うアドレス設定手段と、 前記アドレス設定手段で設定されたアドレス値が予め設
    定された給電許可アドレス値であるか否かを判別しアド
    レス値が予め設定された給電許可アドレス値である場合
    にのみ給電指令を出力する給電制御部と、 前記給電制御部より給電指令を入力することにより前記
    リモートコントローラへの給電を前記伝送路によって行
    うリモコン動作用電源給電手段と、 前記伝送路による前記リモートコントローラよりの運転
    指令を受信すると共に前記伝送路によって空気調和機の
    運転状態等を前記リモートコントローラへ送信する送受
    信手段と、前記リモートコントローラへ所定値以上の給電電流が流
    れた場合に前記リモートコントローラに対する給電を停
    止する給電保護手段と、 前記空気調和機に、リモコン動作用電源の供給中である
    ことを示す給電中表示手段と、 を備え、 前記リモートコントローラは、 前記伝送路によるリモコン動作用電源給電手段よりのリ
    モコン動作用電力を受電するリモコン動作用電源受電手
    段と、 前記伝送路によって運転操作指令を空気調和機へ送信す
    ると共に前記空気調和機の運転状態等を受信する送受信
    手段と、 を備え、前記リモートコントローラの運転状態表示情報、前記給
    電保護手段の作動状態情報、前記給電中表示手段の給電
    中表示情報の少なくとも二つの組み合わせにより、不具
    合要因の特定を可能にすること を特徴とする空気調和装
    置。
  2. 【請求項2】 前記給電保護手段は、給電停止時より所
    定時間経過後に給電停止を解除することを特徴とする請
    求項に記載の空気調和装置。
  3. 【請求項3】 前記アドレス設定手段は、空気調和機の
    室外機側に設けられていることを特徴とする請求項1ま
    たは2に記載の空気調和装置。
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