JPH07133950A - 空気調和機の信号伝送回路 - Google Patents

空気調和機の信号伝送回路

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JPH07133950A
JPH07133950A JP5279300A JP27930093A JPH07133950A JP H07133950 A JPH07133950 A JP H07133950A JP 5279300 A JP5279300 A JP 5279300A JP 27930093 A JP27930093 A JP 27930093A JP H07133950 A JPH07133950 A JP H07133950A
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JP
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circuit
power supply
line
power
wiring
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JP5279300A
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English (en)
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Tsuneo Suzuki
恒男 鈴木
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F2221/00Details or features not otherwise provided for
    • F24F2221/32Details or features not otherwise provided for preventing human errors during the installation, use or maintenance, e.g. goofy proof

Abstract

(57)【要約】 【目的】 セパレート型空気調和機の室内機および室外
機間で情報伝送を行う空気調和機の信号伝送回路に関
し、メインリレーが閉路しない時点で誤配線をチェック
し、回路部品に損傷が生じないようにすること目的とす
る。 【構成】 室内機および室外機に共用ラインおよび信号
ライン間に接続されたシリアル信号送受信回路をそれぞ
れ設置し、給電側機に信号ラインの直流電圧値を検出す
る電圧検出回路を設け、被給電側機にシリアル信号送受
信回路と並列にスイッチ回路を設けると共に信号ライン
上に一方向素子を設け、電圧検出回路によって検出した
信号ラインの直流電圧値から両機器間の配線が正常配線
か誤配線かを検知するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、セパレート型空気調和
機の室内機および室外機間で情報伝送を行うための空気
調和機の信号伝送回路に関する。
【0002】
【従来の技術】セパレート型の空気調和機は、従来から
室内機および室外機間の情報伝送のためにデジタルの直
列伝送方式によるシリアル信号を使用している。この場
合、室内機および室外機間の配線は、以前は2本の交流
電源ラインとシリアル信号の伝送のための2本の直流電
源ラインとを使う場合が多かった。しかし、昨今では配
線本数を減らすために2本の交流電源ラインのうち片側
のラインを直流電源ラインと共用し、さらに1本のシリ
アル信号ラインの計3本の配線によって構成することが
多い。
【0003】また、シングルタイプの空気調和機、つま
り室外機1台に対して室内機1台で構成する空気調和機
においては、通常は室内機が交流電源の供給側であり、
室内機から室外機へ交流電源を給電することが多い。し
かし、輸出用の空気調和機やマルチエアコンなどでは室
外機が交流電源の供給側であり、室外機から室内機へ交
流電源を給電するタイプもある。
【0004】また、インバーターエアコンの場合は、室
外機にコンプレッサとインバータ回路を搭載しているた
め、その電源として直流電源が必要であり、制御用の電
源はその直流電源を利用するスイッチング電源を採用し
ていることが多い。
【0005】しかし、インバーターを採用していない空
気調和機、または室外機が交流電源の供給側で室内機へ
交流電源を給電する空気調和機であって最近増加の傾向
にある電子制御回路を多く採用したものにあっては、交
流電源を給電される側にも制御回路用電源のための電源
トランスを使用することがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、交流電源の
給電側機にメインリレーを設けて被給電側機への給電を
制御するタイプのものがある。このタイプの空気調和機
は、設置工事のときに室外機と室内機とを接続するユニ
ット間の配線について誤配線があったときに、室内機お
よび室外機双方の制御回路部品が損傷しないように保護
しようとするものである。
【0007】とくに輸出用の空気調和機の場合、輸出先
によっても異なるが、一般家庭の交流電源電圧が200
Vを越える地域が多く、従来から一般に行われているよ
うにメインリレーを閉路した後にユニット間の誤配線を
チェックする方法では誤配線時に室内機および室外機双
方の制御回路部品が損傷しないように保護することは困
難であった。
【0008】これは、例えば海外技術規格を満足する高
耐電圧のフォトカプラが出回っていないこと、誤配線時
にシリアル信号ラインに直列に配置する抵抗に高電圧が
印加されるため抵抗が異常温度上昇することなどがあげ
られる。
【0009】また、交流電源給電側に制御回路用の通常
の電源トランスを使用している空気調和機の場合、また
は交流電源給電側に電源ライン間に直流インピーダンス
の小さい負荷が配置されている場合などは、メインリレ
ーを閉路する前にユニット間の誤配線をチェックするこ
とは困難であった。
【0010】その理由は、従来回路においては、例えば
メインリレーを閉路する前にシリアル信号回路を利用
し、直流ループ回路を構成する手段を追加して誤配線を
チェックしようとしても、正常時と誤配線時とで極端に
直流インピーダンスの差異がないと検出できないことに
よる。
【0011】本発明の目的は、室外機および室内機間の
配線が3本の信号伝送回路において、交流電源を投入し
たとき、すなわちメインリレーが閉路していない時点で
室外機および室内機間の配線に誤りがないかをチェック
する機能を設けることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、室内機と室外
機とを一対の交流電源ラインと1本の信号ラインとで接
続し、交流電源ラインの一方のラインを交流電源専用の
交流ラインとし、他方のラインを直流電源ラインと共用
の共用ラインとし、室内機および室外機の一方を交流電
源および信号用直流電源の給電側機とし、他方を被給電
側機とし、両機器間においてシリアル信号の双方向伝送
を行う空気調和機において、両機器に共用ラインおよび
信号ラインに接続するシリアル信号送受信回路をそれぞ
れ設置し、給電側機に信号ラインの直流電圧値を検出す
るための電圧検出回路を設け、被給電側機にシリアル信
号送受信回路と並列にスイッチ回路を設けると共に信号
ライン上に一方向素子を設け、電圧検出回路によって検
出した信号ラインの直流電圧値から各ラインの配線が正
常配線か誤配線かを検知するように構成する。
【0013】この場合、電圧検出回路によって共用ライ
ンおよび信号ラインの配線が正常配線と検知した場合、
給電側機の交流ライン上に設置されているメインリレー
を閉路し、給電側機から被給電側機に交流電源および信
号用直流電源を供給するように構成することができる。
【0014】また、電圧検出回路によって共用ラインお
よび信号ラインの配線が正常配線と検知した場合、給電
側機の交流ライン上に設置されているメインリレーを短
時間閉路し、給電側機から被給電側機にシリアル信号を
伝送し、被給電側機からシリアル信号が来るか否かによ
ってライン間に断線がないか否かをテストするように構
成することができる。
【0015】また、給電側機は、電圧検出回路によって
誤配線を検知した場合、いずれの組み合わせの誤配線で
あるかを検出する制御回路と、検出した誤配線の態様を
表示する表示手段とを備えるように構成することができ
る。
【0016】
【作用】本発明は、給電側機に交流電源を投入し、メイ
ンスイッチ回路が閉路していない時点において、すなわ
ち被給電側機に交流電源が供給されていない時点におい
て、共用ラインおよび信号ラインに低電圧直流電圧を印
加することによって両機器間の誤配線の有無を検知す
る。
【0017】この場合、被給電側機のスイッチ回路とし
て、例えばリレーのブレーク接点のように被給側機が通
電されたとき励磁されて開路し、通電されないとき閉路
する構成のスイッチ回路を用いるので、両機器間の配線
が正常であれば交流電源が供給されていない場合でも直
流ループ回路が形成される。
【0018】したがって、被給電側機に交流電源が供給
されていない場合でも、両機器間の配線が正常であれ
ば、給電側機のシリアル信号送受信回路からシリアル信
号を送信すれば、シリアル信号は共用ラインを通って被
給電側機に至り、スイッチ回路および一方向素子を通っ
て信号ラインから再び給電側機のシリアル信号送受信回
路に戻り、シリアル信号の送受信には影響しない。
【0019】給電側機の電圧検出回路は、信号ラインの
直流電圧値を検出することによって配線誤りの有無をチ
ェックする。これは、誤配線があると誤配線によって形
成される直流ループ回路の直流インピーダンスが正常な
場合と異なり、それによって検出電圧値も異なるため
で、電圧範囲を限定することで誤配線の検出を行うこと
ができる。
【0020】電圧検出回路で誤配線が認められなかった
ときは、給電側機はメインスイッチ回路を閉路して被給
電側機に交流電源を供給する。誤配線が認められたとき
は、給電側機は誤配線の表示を行うが、修復処置を迅速
にできるように配線異常をモード別に表示し、メインス
イッチ回路を閉路せずに待機する。
【0021】次に、断線の検出について説明する。前述
したように、電圧検出回路の電圧値によって誤配線はチ
ェックできるが、断線をチェックできないモードが存在
する。そこで、メインスイッチ回路が閉路した直後に給
電側機のシリアル信号送受信回路によってシリアル信号
の送受信を行いうるか否かで断線をチェックする。断線
の場合は誤配線の場合と異なり、メインスイッチ回路を
閉路して交流電源を被給電側機に供給しても、短絡等が
無い限り部品の破損や異常温度上昇が発生しないので安
全である。
【0022】断線があった場合は、給電側機はメインス
イッチ回路を開路して配線異常の表示を行う。配線正常
時は、空気調和機の運転操作があったときに、空気調和
機としての運転が開始される。
【0023】
【実施例】図1は、本発明による空気調和機の信号伝送
回路の一実施例を示すブロック図である。本実施例は、
室外機1と室内機3とが室外機1側の端子板10と室内
機3側の端子板30との間に設けた3本の配線ラインL
1,L2,L3を介して接続され、室外機1が交流電源
の給電側、室内機3が交流電源の被給電側となっている
タイプである。
【0024】3本のラインL1〜L3のうちラインL1
は交流電源専用ラインであり、両端子板の各端子間に
接続され、ラインL2は交流電源および信号兼用ライン
であり、両端子板の各端子間に接続され、ラインL3
は信号専用ラインであり、両端子板の各端子間に接続
されている。
【0025】室外機1は交流電源11を有し、その一方
端側はメインリレー接点SR1を介して端子板10の端
子に、他方端側は端子板10の端子に直接接続され
ている。また、交流電源11の両端間、すなわち端子
および間には第1の直流電源回路12、シリアル信号
伝送用の第2の直流電源回路13がそれぞれ接続されて
いる。
【0026】また、端子板10の端子および端子間
には電圧検出回路14が接続され、さらに、端子には
シリアル信号送受信回路15が接続されている。この送
受信回路15は抵抗R1を介して端子にも接続されて
いる。
【0027】第1の直流電源回路12の出力直流電圧は
制御回路16に供給され、第2の直流電源回路13の出
力直流電圧は送受信回路15に供給されている。このよ
うに2つの直流電源回路12,13を備えているのは、
ラインL2が前述したように交流電源ラインと直流電源
ラインとを共用しているため、制御回路16の直流電源
とシリアル信号を受信する送受信回路15の直流電源と
を分離する必要があるためである。
【0028】送受信回路15は、室内機3から送られて
くる運転モードや運転レベルの指示情報などを受け、室
内機3へ除霜要求、インバータ運転レベル情報、不具合
発生時のエラー情報などを送る。
【0029】制御回路16は室内機3から送受信回路1
5に送られてくる情報を受けて室外機1の制御を行うと
共に、送受信回路15を介して室内機3へ情報を送るも
ので、メインリレーRL1、エラー表示回路17、その
他の入出力回路18を制御する。
【0030】メインリレーRL1はメインリレー接点S
R1を開閉駆動するもので、室外機1に交流電源が投入
されたとき、誤配線チェックを行い、正常な場合は閉路
して交流電源11を室内機3に供給するものである。
【0031】エラー表示回路17は制御回路16が室外
機1の故障診断を行った結果を表示素子に表示するもの
である。その他の入出力回路18は室外機1の各部の温
度を検出する回路、室外ファンモータ、または冷暖房を
切り換える四方切換弁などの負荷を駆動する出力回路な
どからなる。
【0032】室内機3は、直流電源回路31を有し、室
外機1からラインL1,L2を介して供給される交流電
源を直流電源に変換し、制御回路32に直流電圧を供給
する。
【0033】制御回路32は室外機1からシリアル信号
送受信回路33に送られてくる情報を受けて室内機3の
制御を行うと共に、送受信回路33を介して室外機1へ
情報を送るもので、リレーRL2、表示回路34、その
他の入出力回路35を制御し、操作回路36からの操作
指令を入力する。
【0034】リレーRL2はシリアル信号送受信回路3
3の出力用スイッチ素子と並列に配置したリレー接点S
R2を開閉制御するもので、ラインL1〜L3の誤配線
チェック時に後述するシリアル信号伝送用直流ループ回
路を構成するために端子板30の端子および間を低
インピーダンスにするものである。なお、リレー接点S
R2と端子との間には抵抗R2およびダイオードD1
の直列回路が接続されており、リレー接点SR2から端
子方向へのみ電流が流れるように構成されている。
【0035】送受信回路33は、室外機1へ運転モード
や運転レベルの指示情報などを送り、室外機1から除霜
要求、インバータ運転レベル情報、不具合発生時のエラ
ー情報などを受ける。
【0036】表示回路34は空気調和機の種々の設定や
運転状態を表示素子を使って表示するものである。その
他の入出力回路35は室内機3の各部の温度を検出する
回路、室内ファンモータ等の負荷を駆動する回路などか
らなる。操作回路36は運転入/切など種々の空気調和
機の操作をワイヤレスリモコンを使って、あるいは手動
で行う回路である。
【0037】図2は、図1に示す信号伝送回路の要部を
示す回路図で、室外機1側の第2の直流電源回路13、
電圧検出回路14、シリアル信号送受信回路15を詳細
に表し、室内機3側のシリアル信号送受信回路33を詳
細に表している。
【0038】室外機1の第2の直流電源回路13は、交
流電源11の端子側に接続したヒューズFU1、ダイ
オードD2および抵抗R3の直列回路と、交流電源11
の端子側に接続したツェナーダイオードZD1、電解
コンデンサC1および抵抗R4の並列回路とから構成さ
れ、直列回路の他端と並列回路の他端とが接続された構
成となっている。
【0039】電圧検出回路14は2つの比較器CP1,
CP2からなるウィンド・コンパレータで構成され、入
力信号端子は端子に接続され、基準信号端子は分圧抵
抗R5,R6,R7を介して端子に接続され、出力側
はフォトカプラPC3を介して制御回路16に入力され
る。フォトカプラPC3は電圧検出回路14の出力を制
御回路16にアイソレートして入力するために設けてあ
る。
【0040】シリアル信号送受信回路15は、室内機3
から端子を経て入力されるシリアル信号を受信して制
御回路16に入力するためのフォトカプラPC1と、制
御回路16からのシリアル信号を端子を経て室内機3
へ送信するためのフォトカプラPC2とを有する。フォ
トカプラPC1.PC2を使用する理由は、商用電源の
交流回路と制御回路16とをアイソレーションするため
である。
【0041】室内機3のシリアル信号送受信回路33
は、室外機1から端子を経て入力されるシリアル信号
を受信して制御回路32に入力するためのフォトカプラ
PC4と、制御回路32からのシリアル信号を端子を
経て室外機1へ送信するためのフォトカプラPC5とを
有する。送受信回路15,33でフォトカプラを使用す
る理由は、商用電源の交流回路と制御回路16,32と
をアイソレーションするためである。
【0042】次に、室外機1および室内機3間のライン
L1〜L3の誤配線をチェックするための動作について
説明する。室外機1に交流電源を投入すると、直流電源
回路12,13が通電し、制御回路16が通電する。こ
れにより制御回路16は送受信回路15のフォトカプラ
PC2の発光ダイオードをオンして受光トランジスタを
導通させる。
【0043】その結果、ラインL1〜L3の配線が正常
であれば、シリアル信号伝送用直流電源回路13の+側
からラインL2、ヒューズFU2、リレー接点SR2、
抵抗R2、ダイオードD1、ラインL3、抵抗R1、ダ
イオードD3、フォトカプラPC1、フォトカプラPC
2、シリアル信号伝送用直流電源回路13の一側への直
流ループ回路が形成される。
【0044】電圧検出回路14は、このときの端子の
電圧値を検知して制御回路16に入力する。ここで、シ
リアル信号電圧の直流電源電圧が24V、抵抗R1が1
KΩ、抵抗R2が1KΩ、ダイオードD1およびD3の
順方向電圧が1V、フォトカプラPC1,PC2の発光
ダイオードの順方向電圧が2V、室内機3の電源トラン
スTRの一次巻線の直流抵抗が500Ωとし、スイッチ
素子などの電圧降下がないものとすると、電圧検出回路
14における検出電圧は直流電源回路13のマイナス側
が0Vであるとして約13Vになる。
【0045】電圧検出回路14の検知電圧が正常であっ
た場合は、制御回路16はメインリレー接点SR1を閉
路して室内機3に交流電源を印加し、室内機3の直流電
源回路31を通電して制御回路32を通電する。これと
同期してリレーRL2が動作し、リレー接点SR2が開
路となる。
【0046】この結果、制御回路32は、フォトカプラ
PC4の受光トランジスタをオンすることによって開路
したリレー接点SR2に代わってフォトカプラPC4,
PC5を介して前述の直流ループ回路を構成し、シリア
ル信号送受信回路15,33が動作可能となる。シリア
ル信号送受信回路15,33が正常に信号の送受信を行
えば、空気調和機は運転指示待ちの状態に進む。こうし
て交流電源11が室外機1に印加されている限り、リレ
ー接点SR1は閉路し、リレー接点SR2は開路し続け
る。
【0047】次に、室外機1と室内機3との間に誤配線
があったときの動作について説明する。誤配線の種類
は、図3の表にモード1〜モード5として示すように5
種類ある。以下、各モードに従ってどのような現象にな
るか動作説明を行う。
【0048】誤配線モード1は、両端子板の各端子間
の配線が正常で、端子,間の配線が交差している場
合である。この場合は、配線チェック時に端子板10の
端子から端子板30の端子に直流電圧が印加される
ため、ダイオードD1によって直流ループ回路が遮断さ
れ、電圧検出回路14の出力電圧値は0Vとなる。これ
により誤配線がチェックできる。
【0049】誤配線モード2は、両端子板の各端子間
の配線が正常で、端子,間の配線が交差している場
合である。この場合は、配線チェック時に室外機1の直
流電源13のプラス側から端子板10の端子、端子板
30の端子、ヒューズFU2、直流電源回路31のト
ランスTR、端子板30の端子、端子板10の端子
、抵抗R1、ダイオードD3、フォトカプラPC1、
フォトカプラPC2の直流ループ回路ができる。
【0050】しかし、このループ回路は正常時のループ
回路とは異なるインピーダンスの例えばトランスTRが
含まれ、抵抗R1との抵抗分割比で定まり、検出電圧は
正常時と異なってくる。具体的には電圧検出回路14の
出力電圧値は約17Vになり、正常値13Vに比べて充
分高くなるので容易に誤配線がチェックできる。
【0051】誤配線モード3は、両端子板の各端子間
の配線が正常で、端子,間の配線が交差している場
合である。この場合は、配線チェック時に室外機1の直
流電源13のプラス側から端子板10の端子、端子板
30の端子、直流電源回路31のトランスTR、リレ
ー接点SR2、抵抗R2、ダイオードD1、端子板30
の端子、端子板10の端子、抵抗R1、ダイオード
D3、フォトカプラPC1、フォトカプラPC2の直流
ループ回路ができる。
【0052】しかし、この場合も正常時のループ回路と
は異なるインピーダンスの例えばトランスTRが含まれ
るので、検出電圧は正常時と異なってくる。具体的には
電圧検出回路14の電圧値は約11Vになり、正常値1
3Vに比べて充分低くなるので容易に誤配線がチェック
できる。
【0053】誤配線モード4は、端子板10の端子が
端子板30の端子に、端子板10の端子が端子板3
0の端子に、端子板10の端子が端子板30の端子
に、それぞれ接続している場合である。この場合は、
配線チェック時に室外機1の直流電源13のプラス側か
ら端子板10の端子、端子板30の端子、直流電源
回路31、ヒューズFU2、端子板30の端子、端子
板10の端子、抵抗R1、ダイオードD3、フォトカ
プラPC1、フォトカプラPC2の直流ループ回路がで
きる。
【0054】しかし、この場合も正常時のループ回路と
は異なるインピーダンスであるので、電圧検出回路14
の電圧値は約17Vになり、正常値13Vに比べて充分
高くなるので容易に誤配線がチェックできる。
【0055】誤配線モード5は、端子板10の端子が
端子板30の端子に、端子板10の端子が端子板3
0の端子に、端子板10の端子が端子板30の端子
に、それぞれ接続している場合である。この場合は、
モード1と同様に配線チェック時に端子板10の端子
から端子板30の端子に直流電圧が印加されるため、
ダイオードD1によって直流ループ回路が遮断され、電
圧検出回路14の出力電圧値は0Vとなるので、誤配線
がチェックできる。
【0056】誤配線を検出したときは、制御回路16は
エラー表示回路17で誤配線表示を行い、メインリレー
接点SR1を開路したまま、他の動作を行わずに待機す
る。
【0057】次に、誤配線ではなく断線があった場合の
動作について説明する。まず、各端子間のラインL1
で断線があった場合は、前述の直流ループ回路が形成さ
れるため誤配線チェックでは異常が認められない。しか
し、リレー接点SR1が閉路しても室内機3の直流電源
回路31が通電されないため、室外機1からシリアル信
号を送信しても、室内機3はシリアル信号を受信しな
い。したがって、この場合は断線があったものとして室
外機1のエラー表示回路17で「端子間が断線」の表
示を行う。
【0058】次に、各端子間のラインL2で断線があ
った場合、または各端子間のラインL3で断線があっ
た場合は、前述の誤配線チェック時に電圧検出回路14
の検出電圧が0Vになり、誤配線モードと同じ現象にな
るので、交流電源を室内機3に供給する前に異常がチェ
ックできる。
【0059】このことからエラー表示回路17で行うエ
ラー表示は次のようになる。電圧検出回路14の検出電
圧が0Vの場合は、「モード1もしくはモード5の誤配
線または端子間もしくは端子間の断線」を意味する
表示を行う。電圧検出回路14の検出電圧が17Vの場
合は、「モード2またはモード4の誤配線」を意味する
表示を行う。電圧検出回路14の検出電圧が11Vの場
合は、「モード3の誤配線」を意味する表示を行う。そ
して、前述したようにラインL1に断線があった場合は
「端子間が断線」を意味する表示を行う。
【0060】次に、図4は本発明による空気調和機の信
号伝送回路の他の実施例を示すブロック図である。本実
施例では、室内機3を交流電源の給電側とし、室外機1
を交流電源が供給される被給電側とするものである。な
お、図1に示す構成と同一構成要素には同一符号を付し
て説明する。
【0061】本実施例では、給電側と被給電側とが入れ
換わったことにより、前述の実施例構成において、室外
機1側に設置されていた各構成要素が室内機3側に設置
され、室内機3側に設置されていた各構成要素が室外機
1側に設置された構成を有する。ただし、本実施例では
室外機1に表示回路34および操作回路36は不要であ
るので削除し、それに代えて室内機3に操作回路36と
同一構成の操作回路20を設け、制御回路16に運転指
令を出すようにしている。その他の構成は前述の図1に
示す構成と同一である。
【0062】室内機3と室外機1との間の誤配線をチェ
ックする回路動作については前述の実施例と同一である
が、相違する点は誤配線チェックが正常であった場合、
メインリレー接点SR1を短時間だけ閉路して断線チェ
ックを行い、さらにそれが正常であったときは、メイン
リレー接点SR1を開路して運転指示待ちの状態になる
ことである。
【0063】また、空気調和機の運転指示があったと
き、メインリレー接点SR1を閉路して室外機1に交流
電源を通電して運転を開始し、空気調和機の運転停止の
操作が行われたときは、室内機の制御回路16がメイン
リレー接点SR1を開路して室外機1への交流電源の供
給を取りやめることである。これにより室外機1側のリ
レーRL2が復帰し、その接点SR2が閉路となる。こ
の場合の方が運転停止時に室外機1が無通電になるので
省エネルギーになる。
【0064】
【発明の効果】本発明によれば、セパレート型空気調和
機の室外機および室内機間の全ての誤配線および断線を
回路部品の損傷等なく安全に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】図1の要部を示す回路図である。
【図3】誤配線モードの態様を示す一覧表である。
【図4】本発明の他の実施例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 室外機 3 室内機 10,30 端子板 11 交流電源 12,31 直流電源回路 13 シリアル信号伝送用直流電源回路 14 電圧検出回路 15,33 シリアル信号送受信回路 16,32 制御回路 17 エラー表示回路 20,36 操作回路 34 表示回路 RL1 メインリレー SR1 メインリレー接点 RL2 リレー SR2 リレー接点

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内機と室外機とを一対の交流電源ライ
    ンと1本の信号ラインとで接続し、前記交流電源ライン
    の一方のラインを交流電源専用の交流ラインとし、他方
    のラインを直流電源ラインと共用の共用ラインとし、前
    記室内機および前記室外機の一方を交流電源および信号
    用直流電源の給電側機とし、他方を被給電側機とし、前
    記両機器間においてシリアル信号の双方向伝送を行う空
    気調和機において、 前記両機器に前記共用ラインおよび前記信号ラインに接
    続するシリアル信号送受信回路をそれぞれ設置し、 前記給電側機に前記信号ラインの直流電圧値を検出する
    ための電圧検出回路を設け、 前記被給電側機に前記シリアル信号送受信回路と並列に
    スイッチ回路を設けると共に前記信号ライン上に一方向
    素子を設け、 前記電圧検出回路によって検出した前記信号ラインの直
    流電圧値から前記各ラインの配線が正常配線か誤配線か
    を検知することを特徴とする空気調和機の信号伝送回
    路。
  2. 【請求項2】 前記電圧検出回路によって前記各ライン
    の配線が正常配線と検知した場合、前記給電側機の前記
    交流ライン上に設置されているメインスイッチ回路を閉
    路し、前記給電側機から前記被給電側機に前記交流電源
    および信号用直流電源を供給することを特徴とする請求
    項1記載の空気調和機の信号伝送回路。
  3. 【請求項3】 前記電圧検出回路によって前記各ライン
    の配線が正常配線と検知した場合、前記給電側機の前記
    交流ライン上に設置されているメインスイッチ回路を短
    時間閉路し、前記給電側機から前記被給電側機にシリア
    ル信号を伝送し、前記被給電側機からシリアル信号が到
    来するか否かによって前記ライン間の断線の有無を検出
    することを特徴とする請求項1記載の空気調和機の信号
    伝送回路。
  4. 【請求項4】 前記給電側機は、前記電圧検出回路によ
    って誤配線を検知した場合、いずれの組み合わせの誤配
    線であるかを検出する制御回路と、前記検出した誤配線
    の態様を表示する表示手段とを備えることを特徴とする
    請求項1記載の空気調和機の信号伝送回路。
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