JP3891060B2 - エンジン駆動式空気調和装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はエンジン駆動式空気調和装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
エンジン駆動式空気調和装置は、エンジンによって冷媒回路中のコンプレッサを回転させて冷暖房する空気調和装置である。エンジン駆動式空気調和装置には、エンジン、室外熱交換器などが備えられた室外機と、室内熱交換器などが備えられた室内機が設けられている。室外機において、コンプレッサはエンジンによって駆動されるが、熱交換器ファンモータ、冷却水ポンプモータなどは電源が必要である。電源は経済的理由によって三相電源に接続される場合が多い。
【0003】
しかし、使用者によっては単相電源しか用意されていなく、この場合、新規に三相電源を設備することはかえってコスト高となる。このため、三相電源にも単相電源にも接続できるエンジン駆動式空気調和装置が求められていた。熱交換器ファンモータ、冷却水ポンプモータなどを単相仕様とし、三相電源接続時には、三線のうちの二線に接続することが考えられるが、不平衡負荷状態になることを避ける必要がある。
【0004】
従来技術として、特開平05−317861号公報に、エンジン駆動式空気調和装置の室外機において、熱交ファンと冷却水ポンプの駆動モータを単相モータとし、その電源を単相と三相の両方に接続可能とするために、単相と三相の切替を端子台への配線あるいはスイッチの切替あるいはS相−T相間の電圧の有無を検知してリレーの切替により行うことが開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来技術の端子台への配線による切替あるいはスイッチの切替による方法では、三相電源接続時に誤って切替手段を単相側に設定すると、電源が線間短絡状態になり、短絡電流により電源設備を含め破損等の悪影響を与えることになる。逆に単相電源接続時に誤って切替手段を三相側に設定すると、供給電源に接続されている単相モータ以外には電源が供給されないことになり、動作不良を起こすことになる。また、この方法では切替手段を設定間違いした場合の検出方法がなく、実際電源投入し機能不良や電源設備に悪影響を与えた後に間違いが発見されることになる。
【0006】
一方、従来技術のS相−T相間の電圧の有無を検知してリレーの切替により行う方法では、間違いなく自動的に切替接続することができるが、電源投入前は単相側に切替接点が接続されており、電源投入しS相−T相間の電圧を検知すると三相側に切り替わるため、この間の相間短絡防止からタイマーリレーを必要とするなど、非常にコストが高くなる問題点がある。
【0007】
本発明は上記課題を解決したもので、誤接続時の短絡が発生することがない、単相電源にも三相電源にも接続できる低コストなエンジン駆動式空気調和装置を提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記技術的課題を解決するために、本発明の請求項1において講じた技術的手段(以下、第1の技術的手段と称する。)は、第1端子、第2端子および第3端子を備えた電源端子台と、前記電源端子台の第1端子に一方が接続された第1負荷群と、前記電源端子台の第2端子に一方が接続された第2負荷群と、前記電源端子台の第1端子と第2端子の間に接続された第3負荷群とが設けられ、単相電源接続時には前記電源端子台の第1端子、第2端子が前記単相電源に接続され、三相電源接続時には前記電源端子台の第1端子、第2端子および第3端子が前記三相電源に接続されるとともに、前記単相電源接続時には前記第1負荷群の他方が前記電源端子台の第2端子に接続されかつ前記第2負荷群の他方が前記電源端子台の第1端子に接続され、前記三相電源接続時には前記第1負荷群の他方および前記第2負荷群の他方が前記電源端子台の第3端子に接続される切替手段が設けられていることを特徴とするエンジン駆動式空気調和装置である。
【0009】
上記第1の技術的手段による効果は、以下のようである。
【0010】
すなわち、単相電源接続時に第1負荷群の他方が電源端子台の第2端子に接続されかつ第2負荷群の他方が電源端子台の第1端子に接続されるので、すべての負荷群を単相電源に接続することができる。このとき間違えて切替手段を三相電源接続時の状態に切り替えても、第1負荷群、第2負荷群はいずれも電源が接続されていない電源端子台の第3端子に接続されるだけであるので、短絡が生ずることはない。
【0011】
一方、三相電源接続時には第1負荷群の他方および第2負荷群の他方が電源端子台の第3端子に接続されるので、第1負荷群、第2負荷群、第3負荷群がそれぞれ三相電源の異なる相間に接続されるため、負荷バランスを取ることで不平衡負荷の問題は生じない。このとき間違えて切替手段を単相電源接続時の状態に切り替えても、第1負荷群、第2負荷群も電源端子台の第1端子と第2端子の間に接続されるので、すべての負荷群が同じ相間に接続されるが、短絡が生じることはない。
【0012】
したがって、三相電源接続時にも、単相電源接続時にも、誤接続時の短絡が発生することがなく、接続することができる。
【0013】
上記技術的課題を解決するために、本発明の請求項2において講じた技術的手段(以下、第2の技術的手段と称する。)は、前記第1負荷群の他方が接続された第1端子および第2負荷群の他方が接続された第2端子を備えた第1コネクタと、前記電源端子台の第2端子に接続された第1端子および前記電源端子台の第1端子に接続された第2端子を備えた第2コネクタと、前記電源端子台の第3端子に共に接続された第1端子および第2端子を備えた第3コネクタが設けられ、前記切替手段が、前記単相電源接続時には前記第1コネクタの第1端子と前記第2コネクタの第1端子および前記第1コネクタの第2端子と前記第2コネクタの第2端子が接続されるように前記第1コネクタと前記第2コネクタを接続し、前記三相電源接続時には前記第1コネクタと前記第3コネクタを接続される第1コネクタ、第2コネクタおよび第3コネクタであることを特徴とする請求項1記載のエンジン駆動式空気調和装置である。
【0014】
上記第2の技術的手段による効果は、以下のようである。
【0015】
すなわち、コネクタの接続切替だけで三相時か単相時かの切替を行っているので、タイマーリレーなどを使用する必要がないため低コストである。
【0016】
上記技術的課題を解決するために、本発明の請求項3において講じた技術的手段(以下、第3の技術的手段と称する。)は、前記切替手段の切替状態を検知する第1検知手段と、前記電源端子台に接続されている電源が単相か三相かを検知する第2検知手段が設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のエンジン駆動式空気調和装置である。
【0017】
上記第3の技術的手段による効果は、以下のようである。
【0018】
すなわち、第2検知手段によって電源端子台が三相電源に接続されているか単相電源に接続されているか検知でき、かつ第1検知手段によって切替手段が三相接続時の切替状態か単相接続時の切替状態か検知できるので、第1検知手段と第2検知手段の検知結果を比較することによって設定間違いを認識でき、設定間違いを修正できる。これにより、三相電源の1つの相間だけを使用し電源設備にダメージを与えたり、単相電源で欠相する負荷が発生するような不具合をなくすことができる。
【0019】
上記技術的課題を解決するために、本発明の請求項4において講じた技術的手段(以下、第4の技術的手段と称する。)は、第1検知手段によって検知された前記切替手段の切替状態が前記第2検知手段で検知された電源の種類に対応していない場合に警報を発信する警報手段が設けられていることを特徴とする請求項3記載のエンジン駆動式空気調和装置である。
【0020】
上記第4の技術的手段による効果は、以下のようである。
【0021】
すなわち、第1検知手段と第2検知手段の検知結果を比較して切替手段の切替設定間違いを警報手段が警報するので、作業者は確実に設定間違いを認識でき、直ちに設定間違いを修正できる。
【0022】
【発明の実施の形態】
本発明者は、従来技術において、誤接続時に相間短絡が発生したり、S相−T相間の電圧の有無を検知して自動切替を行う場合にタイマーリレーが必要になる理由を考察した。その理由は、T相を単相供給電源時にR相と短絡接続することで三相―単相の切替を行っているためである。
【0023】
本発明者は、上記の問題点を解決すべく鋭意研究し本発明に至った。電源端子台に供給電源が三相の場合に接続する第1端子、第2端子、第3端子を設け、供給電源が単相の場合は電源端子台の第1端子と第2端子に単相電源を接続する構成とする。負荷を、三相電源接続時に不平衡負荷が生じないように、第1端子と第3端子の間に接続される第1負荷群、第2端子と第3端子の間に接続される第2負荷群、第1端子と第2端子の間に接続される第3負荷群に分ける。そして第1負荷群、第2負荷群の第3端子側接続をはずせるようにし、供給電源が単相の場合、第1負荷群の第3端子側を第2端子に、第2負荷群のの第3端子側を第1端子に接続できるようにする。この結果、三相電源接続時に不平衡負荷を生ずることなく単相電源にも三相電源にも接続でき、誤接続時の短絡をなくすことができる。タイマーリレーなどを使用していないので、低コストで単相電源にも三相電源にも接続できる装置となる。
【0024】
以下、図を用いて本発明を詳しく説明する。図1は本発明の単相電源接続時について説明する説明図であり、図2は本発明の三相電源接続時について説明する説明図である。
【0025】
電源端子台10には第1端子11、第2端子12、第3端子13が設けられている。モータなどの負荷は、第1負荷群1、第2負荷群2および第3負荷群3の3つのグループに分かれている。三相電源接続時に、第1負荷群1、第2負荷群2、第3負荷群3は互いに異なる相間に接続されるが、このとき不平衡負荷が生じないように第1負荷群1、第2負荷群2、第3負荷群3がグループ分けされている。
【0026】
第1負荷群1の一方は電源端子台10の第1端子11に接続され、他方は端子21に接続されている。第2負荷群2の一方は電源端子台10の第2端子12に接続され、他方は端子22に接続されている。第3負荷群3の一方は電源端子台10の第1端子11に接続され、他方は電源端子台10の第2端子12に接続されている。すなわち第3負荷群3は電源端子台10の第1端子11と第2端子12の間に接続されている。端子31は電源端子台10の第2端子12に接続され、端子32は電源端子台10の第1端子11に接続されている。端子41および端子42は共に電源端子台10の第3端子13に接続されている。
【0027】
単相電源接続時には図1のように、電源端子台10の第1端子11と第2端子12に単相電源100が接続される。同時に端子21と端子31が接続され、端子22と端子32が接続される。こうして、 第1負荷群1の他方が電源端子台10の第2端子12に接続され、かつ第2負荷群2の他方が電源端子台10の第1端子11に接続され、第1負荷群1、第2負荷群2はともに電源端子台10の第1端子11と第2端子12の間に接続される。この結果、すべての負荷が単相電源に接続される。
【0028】
三相電源接続時には図2のように、電源端子台10のすべての端子に三相電源200が接続される。例えば、第1端子11、第2端子12、第3端子13には、それぞれ三相電源200のR相、S相、T相が接続される。同時に同時に端子21と端子41が接続され、端子22と端子42が接続される。こうして、第1負荷群1の他方および第2負荷群2の他方は共に電源端子台10の第3端子13に接続される。この結果、第1負荷群1、第2負荷群2、第3負荷群3は、それぞれ三相電源200の互いに異なる相間に接続される。図2では、第1負荷群1はR相−T相間に接続され、第2負荷群2はS相−T相間に接続され、第3負荷群3はR相−S相間に接続される。したがって、不平衡負荷の問題が生じることはない。
【0029】
端子21を端子31または端子41に接続する、端子22を端子32または端子42に接続する切替手段としては、図3に示すコネクタによる方法、図4に示す切替スイッチによる方法などがある。
【0030】
図3はコネクタを切替手段として使用した場合の説明図である。端子21と端子22は第1コネクタ20に設けられている。端子31と端子32は第2コネクタ30に設けられている。端子41と端子42は第3コネクタ40に設けられている。これらの端子および各負荷群の接続は図1や図2と同じである。
【0031】
単相電源接続時には、端子21と端子31が接続され、端子22と端子32が接続されるように第1コネクタ20と第2コネクタ30を接続する。一方、三相電源接続時には、端子21と端子41が接続され、端子22と端子42が接続されるように第1コネクタ20と第3コネクタ40を接続する。これらのコネクタは端子が逆に接続されない構造になっている。
【0032】
図4は切替スイッチを切替手段として使用した場合の説明図である。切替スイッチ50は、端子21と端子31、端子22と端子32を接続するか、端子21と端子41、端子22と端子42を接続するかを切り替えるスイッチである。これらの端子および各負荷群の接続は図1や図2と同じである。切替スイッチ50を切り替えることによって、単相電源接続時には端子21と端子31が接続され、かつ端子22と端子32が接続される。一方、三相電源接続時には端子21と端子41が接続され、かつ端子22と端子42が接続される。
【0033】
本発明において、単相電源接続時に、間違えて切替手段を三相電源時側に切り替えた場合、第1負荷群1、第2負荷群2はいずれも電源が接続されていない第3端子13に接続されるだけであるので、電流が流れないだけで短絡が生ずることはない。このときは第1負荷群1、第2負荷群2が起動しないため作業者は直ちに間違いに気がつく。一方、三相電源接続時に、間違えて切替手段を単相電源時側に切り替えた場合、第1端子21がS相に接続され、第2端子22がT相に接続され、この結果すべての負荷群に同じR相−S相間の電流が流れる問題は生ずるが、短絡が生じることはない。
【0034】
以下、本発明の実施例について、図面に基づいて説明する。図5は本発明の実施例のエンジン駆動式空気調和装置室外機の回路図である。図1〜4に説明に対応する部材には同じ符号を使用した。また図5においては、図に煩雑化を防ぐため配線の電気的接続点を黒点で表示している。黒点がない配線の交差点は電気的な接続はされていない。
【0035】
実施例の室外機の回路は、電源端子台10、第1コネクタ20、第2コネクタ30、、第3コネクタ40、熱交換器ファンモータ(以後、ファンモータと称する)51、54、56、ガス電磁弁52、電磁弁53、冷却水ポンプモータ55、スタータモータ57、コンプレッサクラッチ58、リレー61〜68、トランス76、77、整流回路79および制御系ユニット300などから構成されている。制御系ユニット300は、電源回路78、コントローラ80、フォトカプラ71、72、トランジスタ73、表示器74、75などから構成されている。これらの構成部品は図1のように配線によって接続されている。電磁弁53は、オイルバイパス弁、冷媒弁などのガス電磁弁52以外の電磁弁を代表している。
【0036】
電源端子台10には第1端子11、第2端子12、第3端子13が設けられ、交流200V単相電源または交流200V三相電源が接続される。単相電源は第1端子11と第2端子12に接続される。三相電源を接続するときには第1端子11にR相、第2端子12にS相、第3端子13にT相が接続される。
【0037】
第1コネクタ20には第1端子21、第2端子22、第3端子23が設けられている。第2コネクタ30には第1端子31、第2端子32、第3端子33が設けられている。第3コネクタ40には第1端子41、第2端子42、第3端子43が設けられている。
【0038】
ファンモータ51、ガス電磁弁52、電磁弁53、制御系ユニット300は第3負荷群3を構成している負荷である。ファンモータ51、ガス電磁弁52、電磁弁53はそれぞれリレー61、62、63を介して電源端子台10の第1端子11と第2端子12の間に接続されている。制御系ユニット300では、電源回路78が制御系ユニット300のDC5V電源となっている。フォトカプラ71、72、トランジスタ73、表示器74、75はコントローラ80に接続されている。またリレー61〜68の接点をオン・オフするコイルはコントローラ80に接続されている。制御系ユニット300の電源回路78はトランス76を介して交流200V電源に接続されている。すなわち、制御系ユニット300の負荷はトランス76を介して交流200V電源に接続されており、交流200V電源に直接接続されているのはトランス76である。トランス76は電源端子台10の第1端子11と第2端子12の間に接続されている。
【0039】
ファンモータ54、冷却水ポンプモータ55は第2負荷群2を構成している負荷である。ファンモータ54の一方はリレー64を介して、冷却水ポンプモータ55の一方はリレー65を介して電源端子台10の第1端子11に接続されている。ファンモータ54と冷却水ポンプモータ55の他方は第1コネクタ20の第2端子22に接続されている。
【0040】
ファンモータ56、スタータモータ57、コンプレッサクラッチ58は第1負荷群1を構成している負荷である。ファンモータ56の一方はリレー66を介して電源端子台10の第2端子12に接続され、他方は第1コネクタ20の第1端子21に接続されている。スタータモータ57、コンプレッサクラッチ58はトランス77、整流回路79を介して交流200V電源に接続されているDC12V系負荷であり、交流200V電源に直接接続されているのはトランス77である。トランス77の一方は電源端子台10の第2端子12に接続され、他方は第1コネクタ20の第1端子21に接続されている。スタータモータ57、コンプレッサクラッチ58は、それぞれリレー67、68を介して整流回路79に接続されている。
【0041】
第1負荷群1、第2負荷群2、第3負荷群3の負荷はいずれも単相負荷である。第1負荷群1、第2負荷群2、第3負荷群3は、負荷のそれぞれの合計が互いに同じくらいの大きさになるように選択されている。
【0042】
第1コネクタ20の第3端子23は抵抗を介してトランジスタ73のベースに接続されている。トランジスタ73のコレクタはコントローラ80および抵抗を介して電源回路78の電源電位(Vdd)に接続されている。トランジスタ73のエミッタはアースされている。
【0043】
第2コネクタ30の第1端子31は電源端子台10の第1端子11に接続されている。第2コネクタ30の第2端子32は電源端子台10の第2端子12に接続されている。第2コネクタ30の第3端子33は電源回路78の電源電位(Vdd)に接続されている。
【0044】
第3コネクタ40の第1端子41と第2端子42は、いずれも電源端子台10の第3端子13に接続されている。第3コネクタ40の第3端子43はアースされている。
【0045】
フォトカプラ71、72は発光ダイオードと受光トランジスタからなるフォトカプラである。フォトカプラ71の発光ダイオードは電源端子台10の第1端子11と第2端子12の間に接続されている。フォトカプラ72の発光ダイオードは電源端子台10の第2端子12と第3端子13の間に接続されている。フォトカプラ71、72の受光トランジスタのコレクタはいずれもコントローラ80および抵抗を介して電源回路78の電源電位(Vdd)に接続されている。フォトカプラ71、72の受光トランジスタのエミッタはいずれもアースされている。
実施例の室外機を三相電源に接続するときには、作業者が三相電源のR相、S相、T相を、それぞれ電源端子台10の第1端子11、第2端子12、第3端子13に接続すると共に、第1コネクタ20と第3コネクタ40を、第1端子21と第1端子41、第2端子22と第2端子42、第3端子23と第3端子43が接続されるように、接続する。第1コネクタ20と第3コネクタ40には逆に接続されないような構造になっている。これにより、第1コネクタ20の第1端子21および第2端子22は電源端子台10の第3端子13に接続される。この結果、リレー61〜68がオン状態になると、第1負荷群1は三相電源のS相−T相間に接続され、第2負荷群2は三相電源のR相−T相間に接続される。第3負荷群3は電源端子台10の第1端子11と第2端子12の間、すなわち三相電源のR相−S相間に接続され、第1負荷群1、第2負荷群2、第3負荷群3は互いに同じくらいの大きさであるので、単相負荷は三相電源に均等に分配されるため、不平衡負荷の問題は生じない。
【0046】
なお、リレー61〜68のオン・オフ状態によって、それぞれの負荷群の負荷量に違いが生ずるが、定常状態を含む実際の通常運転においては負荷群の負荷バランスが均一になるようになっているので、不平衡負荷の問題は生じない。
【0047】
この三相電源接続時に、コネクタの接続方法を間違えて第1コネクタ20と第2コネクタ30を接続しても、すべての負荷群に同じ相間の電流が流れる問題は生ずるが、短絡が生じることはない。
【0048】
実施例の室外機を単相電源に接続するときには、作業者が単相電源を電源端子台10の第1端子11と第2端子12に接続すると共に、第1コネクタ20と第2コネクタ30を、第1端子21と第1端子31、第2端子22と第2端子32、第3端子23と第3端子33が接続されるように、接続する。第1コネクタ20と第2コネクタ30には逆に接続されないような構造になっている。これにより、第1コネクタ20の第1端子21は電源端子台10の第1端子11に接続され、第1コネクタ20の第2端子22は電源端子台10の第2端子12に接続される。この結果、リレー61〜68がオン状態になると、第1負荷群1、第2負荷群2、第3負荷群3はいずれも単相電源に接続される。
【0049】
この単相電源接続時に、コネクタの接続方法を間違えて第1コネクタ20と第3コネクタ40を接続しても、第1負荷群1、第2負荷群2に電流が流れないだけで短絡が生ずることはない。このときは第1負荷群1、第2負荷群2が起動しないため作業者は直ちに間違いに気付くことができる。
【0050】
したがって、三相電源接続時にも、単相電源接続時にも、誤接続時の短絡が発生することがなく、接続することができる。しかもコネクタの接続を切り替えるだけでよいので、タイマーリレーなどを使用する必要がないため低コストである。
【0051】
次にコネクタの誤接続を検知する方法について説明する。第1端子11と第2端子12の間に電圧(電位差)があると、フォトカプラ71がオン状態になる。その信号を検出することでコントローラ80は電圧の有無を検出する。一方、同様に、第2端子12と第3端子13の間に電圧があるとフォトカプラ72がオン状態になり、その信号を検出することでコントローラ80は電圧の有無を検出する。
【0052】
三相電源に接続されている場合、フォトカプラ71はR相−S相間に入っておりR相−S相間の電圧の半波毎にフォトカプラ71がオン状態になる。フォトカプラ72はS相−T相間に入っており、S相−T相間の電圧の半波毎にフォトカプラ72がオン状態になる。R相−S相間、S相−T相間、T−R相間の電圧には120°の位相差があり、フォトカプラ71とフォトカプラ72の両方が一定の位相差で電源周波数の半波毎にオン状態になる。
【0053】
一方、単相電源に接続されている場合、第1端子11と第2端子12の間のみに電源電圧が存在するため、フォトカプラ71のみが電源周波数の半波毎にオン状態になる。したがって、フォトカプラ71とフォトカプラ72の出力をコントローラ80で監視することで供給されている電源が単相か三相かの判別ができる。すなわち、フォトカプラ71、72を含む回路が、電源が単相か三相かを検知する第2検知手段となっている。
【0054】
第1コネクタ20が第2コネクタ30か第3コネクタ40のどちらに接続されているかどうか検知する、すなわち切替手段の切替状態を検知する第1検知手段としてトランジスタ73を含む回路が用いられている。第1コネクタ20と第3コネクタ40が接続されいる場合、第1コネクタ20の第3端子23は第3コネクタ40の第3端子43が接続され、トランジスタ73のベースはアースに接続されている。この結果、トランジスタ73のベースはGND電位となり、トランジスタ73はオフ状態となっている。一方、第1コネクタ20と第2コネクタ30が接続されいる場合、第1コネクタ20の第3端子23は第2コネクタ30の第3端子33が接続され、トランジスタ73のベースは電源電位(Vdd)に接続される。この結果、トランジスタ73はオン状態となっている。トランジスタ73がオン状態かオフ状態かコントローラ80で監視することによってコネクタの接続状態を判別できる。
【0055】
フォトカプラ71とフォトカプラ72により電源が三相であると判別されたとき、トランジスタ73はオフ状態であれば正しい接続がされていると判断できる。しかし、このときトランジスタ73はオン状態であれば接続が間違っており、コントローラ80により表示器74、75にエラーコードが表示されるとともに図示しないブザーによって誤接続であることが警報される。
【0056】
一方、フォトカプラ71とフォトカプラ72により電源が三相であると判別されたとき、トランジスタ73はオン状態であれば正しい接続がされていると判断できる。しかし、このときトランジスタ73はオフ状態であれば接続が間違っており、コントローラ80により表示器74、75にエラーコードが表示されるとともに図示しないブザーによって誤接続であることが警報される。この結果、エンジン駆動式空気調和装置の設置作業者は設定間違いを認識でき、設定間違いを直ちに修正できる。
【0057】
なお、実施例においては、第2コネクタ30の第3端子33を電源電位に接続し、第3コネクタ40の第3端子43をアースに接続しているが、逆に第3端子33をアースに接続し、第3コネクタ40の第3端子43を電源電位に接続してもよい。また、コネクタの接続状態を検知できれば他の検知手段も利用できる。
【0058】
【発明の効果】
以上のように、本発明は、第1端子、第2端子および第3端子を備えた電源端子台と、前記電源端子台の第1端子に一方が接続された第1負荷群と、前記電源端子台の第2端子に一方が接続された第2負荷群と、前記電源端子台の第1端子と第2端子の間に接続された第3負荷群とが設けられ、単相電源接続時には前記電源端子台の第1端子、第2端子が前記単相電源に接続され、三相電源接続時には前記電源端子台の第1端子、第2端子および第3端子が前記三相電源に接続されるとともに、前記単相電源接続時には前記第1負荷群の他方が前記電源端子台の第2端子に接続されかつ前記第2負荷群の他方が前記電源端子台の第1端子に接続され、前記三相電源接続時には前記第1負荷群の他方および前記第2負荷群の他方が前記第3端子に接続される切替手段が設けられていることを特徴とするエンジン駆動式空気調和装置であるので、低コストで誤接続時の短絡が発生しない、単相電源にも三相電源にも接続できるエンジン駆動式空気調和装置ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の単相電源接続時について説明する説明図
【図2】本発明の三相電源接続時について説明する説明図
【図3】コネクタを切替手段として使用した場合の説明図
【図4】切替スイッチを切替手段として使用した場合の説明図
【図5】本発明の実施例のエンジン駆動式空気調和装置室外機の回路図
【符号の説明】
1…第1負荷群
2…第2負荷群
3…第3負荷群
10…電源端子台
11…電源端子台の第1端子
12…電源端子台の第2端子
13…電源端子台の第3端子
20…第1コネクタ(切替手段)
21…第1コネクタの第1端子
22…第1コネクタの第2端子
30…第2コネクタ(切替手段)
31…第2コネクタの第1端子
32…第2コネクタの第2端子
40…第3コネクタ(切替手段)
41…第3コネクタの第1端子
42…第3コネクタの第2端子
50…切替スイッチ(切替手段)
71、72…フォトカプラ(第2検知手段)
73…トランジスタ(第1検知手段)
74、75…表示器(警報手段)
100…単相電源
200…三相電源
300…制御系ユニット

Claims (4)

  1. 第1端子、第2端子および第3端子を備えた電源端子台と、
    前記電源端子台の第1端子に一方が接続された第1負荷群と、
    前記電源端子台の第2端子に一方が接続された第2負荷群と、
    前記電源端子台の第1端子と第2端子の間に接続された第3負荷群とが設けられ、
    単相電源接続時には前記電源端子台の第1端子、第2端子が前記単相電源に接続され、三相電源接続時には前記電源端子台の第1端子、第2端子および第3端子が前記三相電源に接続されるとともに、
    前記単相電源接続時には前記第1負荷群の他方が前記電源端子台の第2端子に接続されかつ前記第2負荷群の他方が前記電源端子台の第1端子に接続され、前記三相電源接続時には前記第1負荷群の他方および前記第2負荷群の他方が前記電源端子台の第3端子に接続される切替手段が設けられていることを特徴とするエンジン駆動式空気調和装置。
  2. 前記第1負荷群の他方が接続された第1端子および第2負荷群の他方が接続された第2端子を備えた第1コネクタと、
    前記電源端子台の第2端子に接続された第1端子および前記電源端子台の第1端子に接続された第2端子を備えた第2コネクタと、
    前記電源端子台の第3端子に共に接続された第1端子および第2端子を備えた第3コネクタが設けられ、
    前記切替手段が、前記単相電源接続時には前記第1コネクタの第1端子と前記第2コネクタの第1端子および前記第1コネクタの第2端子と前記第2コネクタの第2端子が接続されるように前記第1コネクタと前記第2コネクタを接続し、前記三相電源接続時には前記第1コネクタと前記第3コネクタを接続される第1コネクタ、第2コネクタおよび第3コネクタであることを特徴とする請求項1記載のエンジン駆動式空気調和装置。
  3. 前記切替手段の切替状態を検知する第1検知手段と、前記電源端子台に接続されている電源が単相か三相かを検知する第2検知手段が設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のエンジン駆動式空気調和装置。
  4. 第1検知手段によって検知された前記切替手段の切替状態が前記第2検知手段で検知された電源の種類に対応していない場合に警報を発信する警報手段が設けられていることを特徴とする請求項3記載のエンジン駆動式空気調和装置。
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