JP2009002633A - 室外機、空調/発電システムおよび制御プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】親機として機能する室外機102aが通信ネットワークに接続された子機として機能する他の複数の室外機102b〜102dに対し、発電量制御のための情報を含む定期通信を行うに際し、他の複数の室外機102b〜102dに初期設定が必要な室外機102dが存在する場合に、当該室外機102dに対応する初期設定情報を発電量制御のための情報に加えて定期通信を行う。
【選択図】図6
Description
したがって、停電や落雷などの何らかの理由により、初期設定情報が消えてしまった場合や、新たに子機として機能する室外機が接続された場合には、初期設定を行う必要があるが、このような状況においては、初期設定のための通信を行うために、定期通信を中止していた。
そこで、本発明の目的は、初期設定が必要な室外機が存在した場合であっても、他の室外機については、運転を継続し、発電を継続させ、空調/発電システムとしての機能低下を避けることが可能な室外機、空調/発電システムおよび制御プログラムを提供することにある。
この場合において、前記定期通信部は、前記他の室外機から前記定期通信に対応する応答があり、かつ、当該他の室外機に対応する前記初期設定情報を未だ送信していないと判断した場合に、当該室外機に対応する前記初期設定情報を前記初期設定情報記憶部から読み出して、前記発電量制御のための情報に加えて前記定期通信を行うようにしてもよい。
さらにまた、前記定期通信部は、前記初期設定が必要な室外機に対し、他の複数の室外機に対応する複数回の定期通信において、前記初期設定が必要な室外機に対応する前記初期設定情報を分割して付加するようにしてもよい。
図1は、空調/発電システムの概要システム構成ブロック図である。
空調/発電システム100は、大別すると、4機の空気調和装置101a、101b、101c、101dと、商用電源105と空調/発電システム100との間に介挿されたブレーカ(MCB:Miniature Circuit Breaker)106と、ブレーカ103に接続された複数の負荷(需要家負荷)107と、電力検出器108と、系統連系制御を行う系統連系盤109と、システム全体を監視するための遠隔監視盤110と、漏電ブレーカ(ELB:Earth Leakage Circuit Breaker)111と、を備えている。
空気調和装置101aは、室外機102aおよび室内機103aを備え、空気調和装置101bは、室外機102bおよび室内機103bを備え、空気調和装置101cは、室外機102cおよび室内機103cを備え、空気調和装置101dは、室外機102dおよび室内機103dを備えている。
以下においては、空気調和装置101a、101b、101c、101dは、ほぼ同様の構成をしており、空気調和装置101aを例として説明する。
図2は、空気調和装置の概要構成図である。
空気調和装置101aは、上述したように、室外機102aと室内機103aとを有し、室外機102aと室内機103aとは、液管4aおよびガス管4bを有するユニット間配管4で接続されている。
室外機102aは、ガスエンジン10と、このガスエンジン10の駆動力により発電を行う発電機11と、ガスエンジン10の駆動力により冷媒を圧縮する圧縮機12と、を備えている。
ガスエンジン10は、燃料調整弁7を経て供給されるガス燃料と、スロットル弁8を経て供給される空気と、の混合気を燃焼させて駆動力を発生する。
具体的には、圧縮機12aは、電磁クラッチ14aを介してガスエンジン10に接続され、圧縮機12bは、電磁クラッチ14bを介してガスエンジン10に接続されている。これら圧縮機12a,12bの(共通)吐出管12cは、プレート式熱交換器31および四方弁15を介して室外熱交換器17に接続されている。
室外熱交換器17には、液管4aを介して、室内機103aの膨張弁19、室内熱交換器21が接続されている。また、室内熱交換器21には、ガス管4bを介して、四方弁15が接続されている。さらに、四方弁15には、圧縮機12a,12bが接続されている。さらにまた、この圧縮機12a,12bの吐出管12cおよび吸込管12dは、バイパス管18およびアンロード用のバイパス弁20を介して互いに接続されている。
ガスエンジン10は水冷式であり、ガスエンジン10の図示しないウォータージャケットを循環した冷却水は、第1三方弁22、逆潮流ヒータ23および第2三方弁24を介して、ラジエータ25に供給される。このラジエータ25は、室外熱交換器17と一体的に併設されており、ラジエータ25および室外熱交換器17とは、同一の送風機26により送られる空気によって空冷される。そして、ラジエータ25を経た冷却水は、冷却水ポンプ27、排ガス熱交換器29の順に流れて、ガスエンジン10のウォータージャケットに戻される。
排ガス熱交換器29には、ガスエンジン10の排気ガスが通され、この排気ガスは、排気トップ30を経て、室外機2の外に排出される。
第2三方弁24は、例えば、暖房運転時に切り替えられ、冷却水はラジエータ25をバイパスし、プレート式熱交換器31を経て、冷却水ポンプ27、排ガス熱交換器29の順に流れ、ガスエンジン10のウォータージャケットに戻される。
図3は、空調/発電システムの電気制御系の詳細説明図である。
発電系統を構成する発電機11(=11a、11b、11c、11d。以下、同様)には、系統連系インバータ33(=33a、33b、33c、33d。以下、同様)が接続されている。この系統連系インバータ33は、発電機11が生成した三相交流電力を、AC/DCコンバータを介して、直流電力に変換した後、再び、100/200Vの交流の電力に変換して、商用系統35(図2参照)に出力する。
商用系統35は、商用電源105と、ブレーカ106と、(需要家)負荷107とを含み、系統連系インバータ33は、ブレーカ106と、(需要家)負荷107との間に接続されている。
また、系統連系インバータ33は、発電機11の発電量を制御する機能を有し、必要に応じ、発電量を減少または増大させる。この場合において、発電は、発電機11が圧縮機12を駆動する際の余剰動力を用いて行われる。
負荷107は、電力検出器108、系統連系インバータ33および室外側コントローラ39により常時監視されている。
また、電力検出器108と室外機102aとの間には系統連系盤60が接続されている。
系統連系盤60は、図3に示すように、OVGR/RPR(地絡過電圧継電器/逆電力継電器)61、UPR(不足電力継電器)62、W/TD(ワット・トランスデューサ)64を備えている。
系統連系盤60は、電力検出器108として設けられた商用電源の電圧を検出するVT(電圧トランス)108aおよび電流を検出するCT(カレントトランス)108bからの信号を受信するようになっているとともに、OVGR/RPR61、UPR62からの信号が室外機102aのインバータ基板54に送られるようになっている。これにより、詳細は後述する系統連系インバータ33aが、商用電源105の情報を得ることができるようになっている。
この系統連系インバータ33aには、電源基板51a、メイン基板52a、インタフェース基板53aおよびインバータ基板54aがそれぞれ設けられている。同様に、系統連系インバータ33b〜33dには、電源基板51b〜51d、メイン基板52b〜52d、インタフェース基板53b〜53dおよびインバータ基板54b〜54dがそれぞれ設けられている。
発電機11aは、スイッチ55aを介してインバータ基板54aにそれぞれ接続されており、このスイッチ55aによってそれぞれ切り替え自在になっている。同様に、発電機11b〜11dは、スイッチ55b〜55dを介してインバータ基板54b〜54dにそれぞれ接続されており、このスイッチ55b〜55dによってそれぞれ切り替え自在になっている。
インタフェース基板53a、53b、53c、53dは、CT43bまたはW/TD64の信号から、発電すべき電力量を算出し、インバータ基板54a、54b、54c、54dに出力する。ここで、室外機102a、102b、102c、102dは、同一のアルゴリズムに基づいて、それぞれ個別に発電量を算出している。
電源基板51a、51b、51c、51dには、それぞれ商用電源105が接続されており、各インバータ基板54a、54b、54c、54dで100/200Vの交流の電力に変換された電力を商用系統35に出力する。
一方、子機としてのみ機能する室外機102c、102dのインタフェース基板53c、53dには、これらの信号は送信されないようになっている。
また、親機として機能する室外機102aのメイン基板52aは、および子機として機能する室外機102b、102c、102dのメイン基板52b、52c、52dは、インタフェース基板53a〜53dおよびユニット間通信線71を介して、それぞれが通信可能になっている。また、親機として機能する室外機102a用の系統連系インバータ33a、子機として機能する室外機102b〜102dの系統連系インバータ33b、33c、33dは、インバータ間通信線72によって通信可能になっている。
親機102aのインタフェース基板53aから受電電力データと親機データとが送信された子機102b〜102dのインタフェース基板53b〜53dは、自身の発電状況に基づくインバータ情報を子機データとして親機として機能する室外機102aに送信する。
遠隔監視盤110は、システム全体を監視するための監視盤であり、W/TD44から出力された受電電力パルスおよび親機として機能する室外機102a、子機として機能する室外機102b、102c、102dの発電状況を取得している。
本実施形態においては、室外機102aは、図示せぬ親子設定スイッチにより、親室外機として予め設定され、残りの室外機102b、102c、102dは、子室外機として予め設定されているものとする。
先ず、親機として機能する室外機102aのインタフェース基板53aは、システム設定時には、初期設定コマンドを各子機として機能する室外機102b〜102dのインタフェース基板53b〜53dに対し、初期設定コマンドを送信する。
次に親機として機能する室外機102aのインタフェース基板53aは、各子機として機能する室外機102b〜102dのインバータ基板54a、54b、54c、54dに対し、インバータの初期設定を行うための初期通信を行う。
[2.1]通常定期通信
まず、通常定期通信の説明に先立ち、発電電力制御について説明する。
図4は、系統連系インバータの発電電力制御についての説明図である。
図4において、縦軸は商用電源105からの受電電力P(W)の値を示し、この受電電力Pの範囲をゾーンZ1〜Z5の5つのゾーンに分けている。
また、順潮流電力基準値Ps=所定の順潮流電力値+1kWとし、制御目標電力値Pt=Ps+αとしている。ここで、αは、この系統連系システムにおいて電力供給マージンとして適宜設定することのできる電力値(定数値、単位kW)である。
ゾーンZ1は、受電電力PがPs+0.5=3.5kwよりも大きい領域である。受電電力PがこのゾーンZ1にある場合には、受電電力Pが目標値であるPtよりも上回っているので、各室外機102a〜102dでの発電量を増加させ、目標値であるPtまで受電電力を下げるように各室外機102a〜102dの系統連系インバータ33a〜33dが制御される。
受電電力PがPtから(Ps+0.5)までの範囲であるゾーンZ21では、受電電力Pが目標値であるPtよりも若干上回っているので、受電電力PをPtまで下げるように、各室外機102a〜102dでの発電量が追加されるように制御される。なお、このゾーンZ21における発電量の変化率は、ゾーンZ1における変化率よりも小さく設定される。
受電電力がPsからPtまでの範囲であるゾーンZ22では、受電電力Pが目標値であるPtよりも若干下回っているので、受電電力PをPtまで上げるように、各室外機102a〜102dでの発電量が削減されるように制御される。
図5は、通常定期通信時の動作説明図である。
先ず、親機として機能する室外機102aは、図5(a)に示すように、系統連系盤60からCT108bまたはW/TD64の情報に基づく受電電力情報を取得し、データテーブルに格納する。受電電力情報を格納すると、親機として機能する室外機102aは、子機として機能する室外機102bに対して、定期通信として発電状況および可能発電量を含む情報のデータ要求を行う。
子機として機能する室外機102bは、親機として機能する室外機102aからデータ要求を受信すると、発電状況および可能発電量を含む子機データ(発電状況データ)D1の送信準備、すなわち、子機として機能する室外機102bのインタフェース基板53bにより系統連系インバータ33bからのインバータ情報の取得を行う。
子機データD1を受信すると、親機として機能する室外機102aは、子機データD1をデータテーブルに格納する。
以下、同様に、親機として機能する室外機102aは、子機として機能する室外機102c、102dとのデータの送受信を行い、子機として機能する室外機102cから子機データD2、子機として機能する室外機102dから子機データD3を取得し、これをデータテーブルに格納する。
子機データD3をデータテーブルに格納すると、親機として機能する室外機102aは、格納した受電電力情報、子機データD1、D2、D3に基づいて、親機として機能する室外機102a、各子機として機能する室外機102b、102c、102dの発電量の変更値を算出する。
親機として機能する室外機102aと、インバータ間通信線72で接続された全ての子機として機能する室外機102b〜102dとの上述したデータの送受信が完了すると、親機2aが系統連系盤60からCT43bまたはW/TD64の信号を新たに取得し、親機として機能する室外機102aおよび子機として機能する室外機102b〜102dは一連のデータの送受信処理を順次繰り返す。
この結果、空調/発電システム100によれば、親機として機能する室外機102aが子機として機能する他の室外機102b〜102dの発電量を算出し、算出結果に基づいて各室外機102b〜102dを制御しているので、CT108bまたはW/TD64を各室外機102b〜102dに設けることなく、各室外機102b〜102dの発電電力量を効率よく制御できることとなる。
以下の説明においては、停電、落雷などのなんらかの影響により室外機102dの初期設定データが消えてしまった場合の定期通信について説明する。
この場合に、初期設定データが消えてしまった子機として機能する室外機102dは、親機として機能する室外機102aに対して、最初の定期通信時にその旨を通知するものとする。
室外機102dから初期設定データが消えてしまった旨の通知を受けた室外機102aは、子機として機能する他の室外機102b、102cに対する定期通信において、初期設定データが消えてしまった室外機102dに対応する初期設定データを含めて送信する。
次に、初期設定を含む定期通信時の動作について、図5および図6を参照して説明する。
図6は、初期設定を含む定期通信時の動作説明図である。
先ず、親機として機能する室外機102aは、通常定期通信時と同様に、系統連系盤60からCT108bまたはW/TD64の情報に基づく受電電力情報を取得し、データテーブルに格納する。受電電力情報を格納すると、親機として機能する室外機102aは、子機として機能する室外機102bに対して、定期通信として発電状況および可能発電量含む情報のデータ要求を行う。
子機として機能する室外機102bは、親機として機能する室外機102aからデータ要求を受信すると、発電状況および可能発電量を含む子機データ(発電状況データ)D1の送信準備、すなわち、子機として機能する室外機102bのインタフェース基板53bにより系統連系インバータ33bからのインバータ情報の取得を行う。
子機データD1を受信すると、親機として機能する室外機102aは、子機データD1をデータテーブルに格納する。
同様に、親機として機能する室外機102aは、子機として機能する室外機102cとのデータの送受信を行い、子機として機能する室外機102cから子機データD2を取得し、これをデータテーブルに格納する。
親機として機能する室外機102aは、格納した受電電力情報、子機データD1、D2に基づいて、親機として機能する室外機102a、各子機として機能する室外機102b、102cの発電量の変更値を算出する。
親機として機能する室外機102a、各子機として機能する室外機102b、102cの発電量の変更値を算出すると、親機として機能する室外機102aは、図6に示すように、算出結果を定期通信データD21、D22として各子機として機能する室外機102b、102cに順次送信し、各子機として機能する室外機102b、102cは、親機データに基づいて発電量を変更する。
これにより、室外機102dは、親機として機能する室外機102aの子機として機能する室外機102bへの定期通信データを傍受し、室外機102dに対応する初期設定データの一部に対応する第1初期設定データDI1を受信する。室外機102dは、受信した初期設定データの一部に基づいて、初期設定処理を行う。
また、以上の説明においては、1台の室外機に対して1台の室内機を接続した場合について説明したが、1台の室外機に対して複数台の室内機を接続してもよい。
4a 液管
4b ガス管
7 燃料調整弁
8 スロットル弁
D1〜D3 子機データ
DI1 第1初期設定データ
DI2 第2初期設定データ
10 ガスエンジン
11 発電機
11a〜11b 発電機
12 圧縮機
12a〜12b 圧縮機、
12c 吐出管
12d 吸込管
14a〜14b 電磁クラッチ、
15 四方弁
17 室外熱交換器
18 バイパス管
19 膨張弁
20 バイパス弁
21 室内熱交換器
22 第1三方弁、
23 逆潮流ヒータ
24 第2三方弁
25 ラジエータ
26 送風機
27 冷却水ポンプ
29 排ガス熱交換器
30 排気トップ
31 プレート式熱交換器
33、33a〜33d 系統連系インバータ
35 商用系統
39 室外側コントローラ
40 通信線
41 電源線
42 通信線
51a〜51b 電源基板
52a〜52b メイン基板、
53a〜53d インタフェース基板
54a〜54d インバータ基板
60 系統連系盤
71 ユニット間通信線
72 インバータ間通信線
80 遠隔監視盤、
100 空調/発電システム
101a〜101d 空気調和装置
102a〜102d 室外機
Claims (9)
- 空調/発電システムにおいて、他の複数の室外機と通信ネットワークを介して接続される室外機であって、
空調負荷に基づいて圧縮機を駆動させるエンジンと、
前記エンジンによって駆動される発電機と、
商用電源からの受電電力に基づいて前記発電機の発電量の増減を制御する系統連系インバータと、
当該室外機が親機として機能し、前記通信ネットワークに接続された子機として機能する他の複数の室外機に対し、前記発電量制御のための情報を含む定期通信を行う定期通信部と、
前記子機として機能する他の複数の室外機の初期設定情報を予め記憶する初期設定情報記憶部と、
を備え、
前記定期通信部は、前記他の複数の室外機に初期設定が必要な室外機が存在する場合に、当該室外機に対応する前記初期設定情報を前記初期設定情報記憶部から読み出して、前記発電量制御のための情報に加えて前記定期通信を行う、
ことを特徴とする室外機。 - 請求項1記載の室外機において、
前記定期通信部は、前記他の室外機から前記定期通信に対応する応答があり、かつ、当該他の室外機に対応する前記初期設定情報を未だ送信していないと判断した場合に、当該室外機に対応する前記初期設定情報を前記初期設定情報記憶部から読み出して、前記発電量制御のための情報に加えて前記定期通信を行う、
ことを特徴とする室外機。 - 請求項1記載の室外機において、
前記定期通信部は、前記定期通信に対して新規な前記他の室外機からの応答があった場合に、当該新規な室外機に対応する前記初期設定情報を前記初期設定情報記憶部から読み出して、前記発電量制御のための情報に加えて前記定期通信を行う、
ことを特徴とする室外機。 - 請求項1記載の室外機において、
前記定期通信部は、前記他の室外機から前記初期設定がなされていない旨の通知を受けた場合に、当該室外機に対応する前記初期設定情報を前記初期設定情報記憶部から読み出して、前記発電量制御のための情報に加えて前記定期通信を行う、
ことを特徴とする室外機。 - 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の室外機において、
前記定期通信部は、前記初期設定が必要な室外機に対し、他の複数の室外機に対応する複数回の定期通信において、前記初期設定が必要な室外機に対応する前記初期設定情報を分割して付加することを特徴とする室外機。 - 空調/発電システムにおいて、他の複数の室外機と通信ネットワークを介して接続される室外機であって、
空調負荷に基づいて圧縮機を駆動させるエンジンと、
前記エンジンによって駆動される発電機と、
商用電源からの受電電力に基づいて前記発電機の発電量の増減を制御する系統連系インバータと、
当該室外機が子機として機能し、前記通信ネットワークに接続された親機として機能する他の室外機から、前記発電量制御のための情報を含む定期通信を受信する定期通信受信部と、
を備え、
前記親機が前記発電量制御のための情報に加えて、他の室外機に対し、当該室外機に対応する前記初期設定情報を加えて前記定期通信を行った場合に、当該定期通信を傍受して前記初期設定情報を取得し、取得した前記初期設定情報に基づく初期設定を行う、
ことを特徴とする室外機。 - 空調負荷に基づいて圧縮機を駆動させるエンジンと、前記エンジンによって駆動される発電機と、商用電源からの受電電力に基づいて前記発電機の発電量の増減を制御する系統連系インバータと、を備えた複数の室外機を有する空調/発電システムにおいて、
いずれかの室外機が親機として機能し、当該親機として機能する室外機は、前記通信ネットワークに接続された子機として機能する他の複数の室外機に対し、前記発電量制御のための情報を含む定期通信を行う定期通信部と、前記子機として機能する他の複数の室外機の初期設定情報を予め記憶する初期設定情報記憶部と、を備え、
前記定期通信部は、前記他の複数の室外機に初期設定が必要な室外機が存在する場合に、当該室外機に対応する前記初期設定情報を前記初期設定情報記憶部から読み出して、前記発電量制御のための情報に加えて前記定期通信を行うとともに、
前記子機として機能する室外機は、前記親機が前記発電量制御のための情報に加えて、他の室外機に対し、当該室外機に対応する前記初期設定情報を加えて前記定期通信を行った場合に、当該定期通信を傍受して前記初期設定情報を取得し、取得した前記初期設定情報に基づく初期設定を行う、
ことを特徴とする空調/発電システム。 - 空調/発電システムにおいて、他の複数の室外機と通信ネットワークを介して接続され、空調負荷に基づいて圧縮機を駆動させるエンジンと、前記エンジンによって駆動される発電機と、商用電源からの受電電力に基づいて前記発電機の発電量の増減を制御する系統連系インバータと、を有する室外機をコンピュータにより制御するための制御プログラムであって、
当該室外機が親機として機能し、前記通信ネットワークに接続された子機として機能する他の複数の室外機のうちに初期設定が必要な室外機が存在するか否かを判別する判別過程と、
他の複数の室外機に初期設定が必要な室外機が存在する場合に、当該初期設定が必要な室外機以外の子機として機能する室外機に対して定期通信を行うに際し、前記初期設定が必要な室外機に対応する初期設定情報を前記発電量制御のための情報に加えて前記定期通信を行う定期通信課程と、
を備えたことを特徴とする制御プログラム。 - 空調/発電システムにおいて、他の複数の室外機と通信ネットワークを介して接続され、空調負荷に基づいて圧縮機を駆動させるエンジンと、前記エンジンによって駆動される発電機と、商用電源からの受電電力に基づいて前記発電機の発電量の増減を制御する系統連系インバータと、を有する室外機をコンピュータにより制御するための制御プログラムであって、
当該室外機が子機として機能し、他のいずれかの室外機が親機として機能している場合に、前記親機として機能する他の室外機から、前記親機が前記発電量制御のための情報に加えて、他の室外機に対し、当該室外機に対応する前記初期設定情報を加えて前記定期通信を行った場合に、
当該定期通信を傍受して前記初期設定情報が、自己に対応する初期設定情報であるか否かを判別する判別過程と、
前記初期設定情報が自己に対応する初期設定情報である場合に、当該初期設定情報を取得し、取得した前記初期設定情報に基づく初期設定を行う初期設定過程と、
を備えたことを特徴とする制御プログラム。
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