JP2009002633A - 室外機、空調/発電システムおよび制御プログラム - Google Patents

室外機、空調/発電システムおよび制御プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2009002633A
JP2009002633A JP2007166435A JP2007166435A JP2009002633A JP 2009002633 A JP2009002633 A JP 2009002633A JP 2007166435 A JP2007166435 A JP 2007166435A JP 2007166435 A JP2007166435 A JP 2007166435A JP 2009002633 A JP2009002633 A JP 2009002633A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
initial setting
unit
outdoor
outdoor unit
power generation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007166435A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5007162B2 (ja
Inventor
Daigo Akaboshi
大吾 赤星
Yoshinori Nakayama
義紀 中山
Yukihisa Tsunoda
幸久 角田
Kiyoma Yamagishi
清磨 山岸
Tetsuo Miyamoto
哲雄 宮本
Takeshi Kamimura
剛 神村
Hisashi Takahashi
悠 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP2007166435A priority Critical patent/JP5007162B2/ja
Publication of JP2009002633A publication Critical patent/JP2009002633A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5007162B2 publication Critical patent/JP5007162B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Abstract

【課題】初期設定が必要な室外機が存在した場合であっても、他の室外機については、運転を継続し、発電を継続させ、空調/発電システムとしての機能低下を避ける。
【解決手段】親機として機能する室外機102aが通信ネットワークに接続された子機として機能する他の複数の室外機102b〜102dに対し、発電量制御のための情報を含む定期通信を行うに際し、他の複数の室外機102b〜102dに初期設定が必要な室外機102dが存在する場合に、当該室外機102dに対応する初期設定情報を発電量制御のための情報に加えて定期通信を行う。
【選択図】図6

Description

本発明は、室外機、空調/発電システムおよび制御プログラムに係り、特に複数の室外機を備える空調/発電システム並びにそれに用いられる室外機および制御プログラムに関する。
従来のエンジン駆動式空気調和装置では、冷媒を圧縮する圧縮機をガスエンジンなどのエンジンで駆動し、空調運転を行わせている。近年、このガスエンジンに発電機を連結し、この発電機で発電された電力を、例えば室外熱交換器への送風を行う送風機或いはエンジンを冷却する冷却水ポンプなどの負荷装置に供給し、電力供給レスの空気調和装置の実現が模索されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平5−231745号公報
上述の構成を有する室外機を複数台用いた空気調和装置では、予め設定された初期設定情報および親機として機能する室外機が定期通信により送信した発電量制御情報に基づいて各室外機が独立して発電を行うこととなる。
したがって、停電や落雷などの何らかの理由により、初期設定情報が消えてしまった場合や、新たに子機として機能する室外機が接続された場合には、初期設定を行う必要があるが、このような状況においては、初期設定のための通信を行うために、定期通信を中止していた。
したがって、発電量制御情報を受信できなくなる他の子機として機能する室外機は、発電を停止する必要があり、空調/発電システムの機能低下が避けられないという問題点があった。
そこで、本発明の目的は、初期設定が必要な室外機が存在した場合であっても、他の室外機については、運転を継続し、発電を継続させ、空調/発電システムとしての機能低下を避けることが可能な室外機、空調/発電システムおよび制御プログラムを提供することにある。
上記課題を解決するため、空調/発電システムにおいて、他の複数の室外機と通信ネットワークを介して接続される室外機であって、空調負荷に基づいて圧縮機を駆動させるエンジンと、前記エンジンによって駆動される発電機と、商用電源からの受電電力に基づいて前記発電機の発電量の増減を制御する系統連系インバータと、当該室外機が親機として機能し、前記通信ネットワークに接続された子機として機能する他の複数の室外機に対し、前記発電量制御のための情報を含む定期通信を行う定期通信部と、前記子機として機能する他の複数の室外機の初期設定情報を予め記憶する初期設定情報記憶部と、を備え、前記定期通信部は、前記他の複数の室外機に初期設定が必要な室外機が存在する場合に、当該室外機に対応する前記初期設定情報を前記初期設定情報記憶部から読み出して、前記発電量制御のための情報に加えて前記定期通信を行う、ことを特徴としている。
この場合において、前記定期通信部は、前記他の室外機から前記定期通信に対応する応答があり、かつ、当該他の室外機に対応する前記初期設定情報を未だ送信していないと判断した場合に、当該室外機に対応する前記初期設定情報を前記初期設定情報記憶部から読み出して、前記発電量制御のための情報に加えて前記定期通信を行うようにしてもよい。
また、前記定期通信部は、前記定期通信に対して新規な前記他の室外機からの応答があった場合に、当該新規な室外機に対応する前記初期設定情報を前記初期設定情報記憶部から読み出して、前記発電量制御のための情報に加えて前記定期通信を行うようにしてもよい。
さらに、前記定期通信部は、前記他の室外機から前記初期設定がなされていない旨の通知を受けた場合に、当該室外機に対応する前記初期設定情報を前記初期設定情報記憶部から読み出して、前記発電量制御のための情報に加えて前記定期通信を行うようにしてもよい。
さらにまた、前記定期通信部は、前記初期設定が必要な室外機に対し、他の複数の室外機に対応する複数回の定期通信において、前記初期設定が必要な室外機に対応する前記初期設定情報を分割して付加するようにしてもよい。
また、空調/発電システムにおいて、他の複数の室外機と通信ネットワークを介して接続される室外機であって、空調負荷に基づいて圧縮機を駆動させるエンジンと、前記エンジンによって駆動される発電機と、商用電源からの受電電力に基づいて前記発電機の発電量の増減を制御する系統連系インバータと、当該室外機が子機として機能し、前記通信ネットワークに接続された親機として機能する他の室外機から、前記発電量制御のための情報を含む定期通信を受信する定期通信受信部と、を備え、前記親機が前記発電量制御のための情報に加えて、他の室外機に対し、当該室外機に対応する前記初期設定情報を加えて前記定期通信を行った場合に、当該定期通信を傍受して前記初期設定情報を取得し、取得した前記初期設定情報に基づく初期設定を行う、ことを特徴としている。
また、空調負荷に基づいて圧縮機を駆動させるエンジンと、前記エンジンによって駆動される発電機と、商用電源からの受電電力に基づいて前記発電機の発電量の増減を制御する系統連系インバータと、を備えた複数の室外機を有する空調/発電システムにおいて、いずれかの室外機が親機として機能し、当該親機として機能する室外機は、前記通信ネットワークに接続された子機として機能する他の複数の室外機に対し、前記発電量制御のための情報を含む定期通信を行う定期通信部と、前記子機として機能する他の複数の室外機の初期設定情報を予め記憶する初期設定情報記憶部と、を備え、前記定期通信部は、前記他の複数の室外機に初期設定が必要な室外機が存在する場合に、当該室外機に対応する前記初期設定情報を前記初期設定情報記憶部から読み出して、前記発電量制御のための情報に加えて前記定期通信を行うとともに、前記子機として機能する室外機は、前記親機が前記発電量制御のための情報に加えて、他の室外機に対し、当該室外機に対応する前記初期設定情報を加えて前記定期通信を行った場合に、当該定期通信を傍受して前記初期設定情報を取得し、取得した前記初期設定情報に基づく初期設定を行う、ことを特徴としている。
また、空調/発電システムにおいて、他の複数の室外機と通信ネットワークを介して接続され、空調負荷に基づいて圧縮機を駆動させるエンジンと、前記エンジンによって駆動される発電機と、商用電源からの受電電力に基づいて前記発電機の発電量の増減を制御する系統連系インバータと、を有する室外機をコンピュータにより制御するための制御プログラムであって、当該室外機が親機として機能し、前記通信ネットワークに接続された子機として機能する他の複数の室外機のうちに初期設定が必要な室外機が存在するか否かを判別する判別過程と、他の複数の室外機に初期設定が必要な室外機が存在する場合に、当該初期設定が必要な室外機以外の子機として機能する室外機に対して定期通信を行うに際し、前記初期設定が必要な室外機に対応する初期設定情報を前記発電量制御のための情報に加えて前記定期通信を行う定期通信課程と、を備えたことを特徴としている。
また、空調/発電システムにおいて、他の複数の室外機と通信ネットワークを介して接続され、空調負荷に基づいて圧縮機を駆動させるエンジンと、前記エンジンによって駆動される発電機と、商用電源からの受電電力に基づいて前記発電機の発電量の増減を制御する系統連系インバータと、を有する室外機をコンピュータにより制御するための制御プログラムであって、当該室外機が子機として機能し、他のいずれかの室外機が親機として機能している場合に、前記親機として機能する他の室外機から、前記親機が前記発電量制御のための情報に加えて、他の室外機に対し、当該室外機に対応する前記初期設定情報を加えて前記定期通信を行った場合に、当該定期通信を傍受して前記初期設定情報が、自己に対応する初期設定情報であるか否かを判別する判別過程と、前記初期設定情報が自己に対応する初期設定情報である場合に、当該初期設定情報を取得し、取得した前記初期設定情報に基づく初期設定を行う初期設定過程と、を備えたことを特徴としている。
本発明によれば、子機として機能するいずれかの室外機の初期設定が未だなされていない場合であっても、既に初期設定が終了し、通常運転を行えている他の室外機の運転に影響を与えることなく設定を行うことができ、ユーザの利便性が向上する。
次に図面を参照して本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。
図1は、空調/発電システムの概要システム構成ブロック図である。
空調/発電システム100は、大別すると、4機の空気調和装置101a、101b、101c、101dと、商用電源105と空調/発電システム100との間に介挿されたブレーカ(MCB:Miniature Circuit Breaker)106と、ブレーカ103に接続された複数の負荷(需要家負荷)107と、電力検出器108と、系統連系制御を行う系統連系盤109と、システム全体を監視するための遠隔監視盤110と、漏電ブレーカ(ELB:Earth Leakage Circuit Breaker)111と、を備えている。
空気調和装置101aは、室外機102aおよび室内機103aを備え、空気調和装置101bは、室外機102bおよび室内機103bを備え、空気調和装置101cは、室外機102cおよび室内機103cを備え、空気調和装置101dは、室外機102dおよび室内機103dを備えている。
ここで、空気調和装置の構成について説明する。
以下においては、空気調和装置101a、101b、101c、101dは、ほぼ同様の構成をしており、空気調和装置101aを例として説明する。
図2は、空気調和装置の概要構成図である。
空気調和装置101aは、上述したように、室外機102aと室内機103aとを有し、室外機102aと室内機103aとは、液管4aおよびガス管4bを有するユニット間配管4で接続されている。
室外機102aは、ガスエンジン10と、このガスエンジン10の駆動力により発電を行う発電機11と、ガスエンジン10の駆動力により冷媒を圧縮する圧縮機12と、を備えている。
ガスエンジン10は、燃料調整弁7を経て供給されるガス燃料と、スロットル弁8を経て供給される空気と、の混合気を燃焼させて駆動力を発生する。
圧縮機12は、大小異容量の圧縮機12a,12bを備え、2台の圧縮機12a,12bが並列に、ガスエンジン10に対し機械的に接続されている。
具体的には、圧縮機12aは、電磁クラッチ14aを介してガスエンジン10に接続され、圧縮機12bは、電磁クラッチ14bを介してガスエンジン10に接続されている。これら圧縮機12a,12bの(共通)吐出管12cは、プレート式熱交換器31および四方弁15を介して室外熱交換器17に接続されている。
室外熱交換器17には、液管4aを介して、室内機103aの膨張弁19、室内熱交換器21が接続されている。また、室内熱交換器21には、ガス管4bを介して、四方弁15が接続されている。さらに、四方弁15には、圧縮機12a,12bが接続されている。さらにまた、この圧縮機12a,12bの吐出管12cおよび吸込管12dは、バイパス管18およびアンロード用のバイパス弁20を介して互いに接続されている。
上記構成において、圧縮機12a,12bが駆動されると、四方弁15が暖房側に切り替えられている場合には、実線の矢印で示すように、圧縮機12a,12b、四方弁15、室内熱交換器21、膨張弁19、室外熱交換器17の順に冷媒が循環し、室内熱交換器21での冷媒凝縮熱により室内が暖房されることとなる。また、これとは逆に、四方弁15が冷房側に切り替えられている場合には、破線の矢印で示すように、圧縮機12a,12b、四方弁15、室外熱交換器17、膨張弁19、室内熱交換器21の順に冷媒が循環し、この室内熱交換器21での冷媒蒸発熱により室内が冷房されることとなる。
次に、ガスエンジン10の冷却装置について説明する。
ガスエンジン10は水冷式であり、ガスエンジン10の図示しないウォータージャケットを循環した冷却水は、第1三方弁22、逆潮流ヒータ23および第2三方弁24を介して、ラジエータ25に供給される。このラジエータ25は、室外熱交換器17と一体的に併設されており、ラジエータ25および室外熱交換器17とは、同一の送風機26により送られる空気によって空冷される。そして、ラジエータ25を経た冷却水は、冷却水ポンプ27、排ガス熱交換器29の順に流れて、ガスエンジン10のウォータージャケットに戻される。
排ガス熱交換器29には、ガスエンジン10の排気ガスが通され、この排気ガスは、排気トップ30を経て、室外機2の外に排出される。
第1三方弁22は、冷却水温度で自動的に切り替えられ、冷却水温度が所定温度よりも低い場合、ガスエンジン10のウォータージャケットからの冷却水を、ラジエータ25をバイパスし、直接、冷却水ポンプ27、排ガス熱交換器29の順に導いて、ガスエンジン10のウォータージャケットに戻す。
第2三方弁24は、例えば、暖房運転時に切り替えられ、冷却水はラジエータ25をバイパスし、プレート式熱交換器31を経て、冷却水ポンプ27、排ガス熱交換器29の順に流れ、ガスエンジン10のウォータージャケットに戻される。
次に、発電系統について説明する。
図3は、空調/発電システムの電気制御系の詳細説明図である。
発電系統を構成する発電機11(=11a、11b、11c、11d。以下、同様)には、系統連系インバータ33(=33a、33b、33c、33d。以下、同様)が接続されている。この系統連系インバータ33は、発電機11が生成した三相交流電力を、AC/DCコンバータを介して、直流電力に変換した後、再び、100/200Vの交流の電力に変換して、商用系統35(図2参照)に出力する。
商用系統35は、商用電源105と、ブレーカ106と、(需要家)負荷107とを含み、系統連系インバータ33は、ブレーカ106と、(需要家)負荷107との間に接続されている。
また、この系統連系インバータ33は、逆潮流電力が発生しそうな場合に、逆潮流ヒータ23に適宜電力を供給するとともに、室外機102aの室外側コントローラ39に、通信線40を介して通信可能に接続されている。そして、この室外側コントローラ39は、商用系統35から電源線41を介して動作電源を得るとともに、通信線42を介して室内機103aの室内側コントローラに通信可能に接続されている。
この系統連系インバータ33には、商用電源105およびブレーカ106の間に設置された電源線において電力を検出する電力検出器108が接続されている。この電力検出器108は、商用系統35に供給される電力値をリアルタイムに取得し、この取得した電力値に対応する電力値データが、系統連系インバータ33に入力され、通信線40を介して室外側コントローラ39に送られることとなる。
また、系統連系インバータ33は、発電機11の発電量を制御する機能を有し、必要に応じ、発電量を減少または増大させる。この場合において、発電は、発電機11が圧縮機12を駆動する際の余剰動力を用いて行われる。
上記構成において、例えば、室内機103a側の空調要求に応じて、圧縮機12a,12bの負荷が増大するとともに、商用系統35の(需要家)負荷107における負荷量の増大に伴って発電要求が増大した場合、ガスエンジン10の負荷が増大する。
負荷107は、電力検出器108、系統連系インバータ33および室外側コントローラ39により常時監視されている。
また、電力検出器108と室外機102aとの間には系統連系盤60が接続されている。
系統連系盤60は、図3に示すように、OVGR/RPR(地絡過電圧継電器/逆電力継電器)61、UPR(不足電力継電器)62、W/TD(ワット・トランスデューサ)64を備えている。
系統連系盤60は、電力検出器108として設けられた商用電源の電圧を検出するVT(電圧トランス)108aおよび電流を検出するCT(カレントトランス)108bからの信号を受信するようになっているとともに、OVGR/RPR61、UPR62からの信号が室外機102aのインバータ基板54に送られるようになっている。これにより、詳細は後述する系統連系インバータ33aが、商用電源105の情報を得ることができるようになっている。
4つの室外機102a〜102dは、図2に示すように、それぞれ系統連系インバータ33a〜33dが設けられている。また、この系統連系インバータ33a〜33dには、図1における室外側コントローラ39が含まれている。
この系統連系インバータ33aには、電源基板51a、メイン基板52a、インタフェース基板53aおよびインバータ基板54aがそれぞれ設けられている。同様に、系統連系インバータ33b〜33dには、電源基板51b〜51d、メイン基板52b〜52d、インタフェース基板53b〜53dおよびインバータ基板54b〜54dがそれぞれ設けられている。
発電機11aは、スイッチ55aを介してインバータ基板54aにそれぞれ接続されており、このスイッチ55aによってそれぞれ切り替え自在になっている。同様に、発電機11b〜11dは、スイッチ55b〜55dを介してインバータ基板54b〜54dにそれぞれ接続されており、このスイッチ55b〜55dによってそれぞれ切り替え自在になっている。
また、これらの電源基板51a、メイン基板52a、インタフェース基板53aおよびインバータ基板54aは、それぞれが相互にデータの通信が可能に構成されている。同様に、これらの電源基板51b〜51d、メイン基板52b〜52d、インタフェース基板53b〜53dおよびインバータ基板54b〜54dは、それぞれが相互にデータの通信が可能に構成されている。
メイン基板52a〜52dは、図示せぬCPU、ROM、RAM等を備え、CPUは、ROM内の制御プログラムに従って室外機102a〜102dを制御する。ROMは、制御プログラムを含む制御用データをあらかじめ記憶している。RAMは、接続された各室外機2の発電状況データおよび受電電力の情報を含む受電電力データを格納するデータテーブルを備えている。
インタフェース基板53a、53b、53c、53dは、CT43bまたはW/TD64の信号から、発電すべき電力量を算出し、インバータ基板54a、54b、54c、54dに出力する。ここで、室外機102a、102b、102c、102dは、同一のアルゴリズムに基づいて、それぞれ個別に発電量を算出している。
インバータ基板54a、54b、54c、54dは、上述したように、発電機11a、11b、11c、11dからの三相交流電力を、AC/DCコンバータを介して、直流電力に変換した後、100/200Vの交流の電力に変換するものである。このインバータ基板54a、54b、54c、54dは、インタフェース基板53a、53b、53c、53dの算出結果に基づいて、発電機11a、11b、11c、11dの発電量を制御し、発電機11a、11b、11c、11dが発電した電力を電源基板51a、51b、51c、51dに出力する。
電源基板51a、51b、51c、51dには、それぞれ商用電源105が接続されており、各インバータ基板54a、54b、54c、54dで100/200Vの交流の電力に変換された電力を商用系統35に出力する。
親機として機能する室外機102aのインタフェース基板53aには、系統連系盤60からCT108bおよびW/TD64の信号が送信されるようになっている。同様に、親機として機能する室外機102aが故障などにより親機として機能できなくなった場合に、親機の代替機として機能する室外機102bのインタフェース基板53bにも、系統連系盤60からCT108bおよびW/TD64の信号が送信されるようになっている。
一方、子機としてのみ機能する室外機102c、102dのインタフェース基板53c、53dには、これらの信号は送信されないようになっている。
また、親機として機能する室外機102aのメイン基板52aは、および子機として機能する室外機102b、102c、102dのメイン基板52b、52c、52dは、インタフェース基板53a〜53dおよびユニット間通信線71を介して、それぞれが通信可能になっている。また、親機として機能する室外機102a用の系統連系インバータ33a、子機として機能する室外機102b〜102dの系統連系インバータ33b、33c、33dは、インバータ間通信線72によって通信可能になっている。
親機に設定された親機2aのインタフェース基板53aは、各子機2b、2c、2dのインタフェース基板53b、53c、53dに対して定期的に通信を行い、CT43bまたはW/TD64の信号に基づく受電電力の情報を含む受電電力データと、親機として機能する室外機102aの発電状況に基づくインバータ情報を含む親機データとを送信する。
親機102aのインタフェース基板53aから受電電力データと親機データとが送信された子機102b〜102dのインタフェース基板53b〜53dは、自身の発電状況に基づくインバータ情報を子機データとして親機として機能する室外機102aに送信する。
親機として機能する室外機102aとデータの送受信を行っていないその他の子機2b〜2dは、上述した親機データおよび子機データを取得することができる。
遠隔監視盤110は、システム全体を監視するための監視盤であり、W/TD44から出力された受電電力パルスおよび親機として機能する室外機102a、子機として機能する室外機102b、102c、102dの発電状況を取得している。
本実施形態においては、室外機102aは、図示せぬ親子設定スイッチにより、親室外機として予め設定され、残りの室外機102b、102c、102dは、子室外機として予め設定されているものとする。
[1]システム設定時の動作
先ず、親機として機能する室外機102aのインタフェース基板53aは、システム設定時には、初期設定コマンドを各子機として機能する室外機102b〜102dのインタフェース基板53b〜53dに対し、初期設定コマンドを送信する。
この初期設定コマンドには、例えば、各室外機102b〜102dのインバータ33b〜33dの通信アドレスであるインバータアドレス、親機として機能する室外機102aのインバータ台数、CT108bに対応するCT比、VT108aに対応するVT比、外部OVGRの有無や系統連系運転の有無などの動作環境を設定するための設定フラグ、順潮流電力設定値、制御プログラム上の設定値ソフトUPR設定値(制御プログラム上の設定値)、ソフトUPR動作時間(制御プログラム上の設定値)、ソフトRPR設定値(制御プログラム上の設定値)、ソフトRPR動作時間(制御プログラム上の設定値)、最小発電電力値、OVR設定電圧、OVR設定時間、UVR設定電圧、UVR設定時間、OFR設定周波数、UFR設定周波数、保護リレー復帰時間、電圧情報制御設定電圧、位相跳躍設定値、その他の設定状況を表す設定フラグなどの初期設定データが含まれている。
一方、子機として機能する室外機102b〜102dのインタフェース基板53b〜53dは、親機として機能する室外機102aから初期設定コマンドを受信すると、受信した初期設定データに基づいて、初期設定を行うとともに、親機として機能する室外機102aのインタフェース基板53aに対し、応答(ACK)コマンドを送信して、初期設定処理を終了する。
次に親機として機能する室外機102aのインタフェース基板53aは、各子機として機能する室外機102b〜102dのインバータ基板54a、54b、54c、54dに対し、インバータの初期設定を行うための初期通信を行う。
この初期通信には、インバータの動作環境を設定するための設定フラグ、順潮流電力設定値、制御プログラム上の設定値ソフトUPR設定値(制御プログラム上の設定値)、ソフトUPR動作時間(制御プログラム上の設定値)、ソフトRPR設定値(制御プログラム上の設定値)、ソフトRPR動作時間(制御プログラム上の設定値)、最小発電電力値、OVR設定電圧、OVR設定時間、UVR設定電圧、UVR設定時間、OFR設定周波数、UFR設定周波数、保護リレー復帰時間、電圧情報制御設定電圧、位相跳躍設定値などの初期設定データが含まれている。
一方、子機として機能する室外機102b〜102dのインバータ基板54a、54b、54c、54dは、親機として機能する室外機102aから初期通信を受信すると、受信した初期設定データに基づいて、初期設定を行うとともに、親機として機能する室外機102aのインタフェース基板53aに対し、インバータのバージョンなどを含む応答(ACK)コマンドを送信して、初期設定処理を終了する。
[2]定期通信時の動作
[2.1]通常定期通信
まず、通常定期通信の説明に先立ち、発電電力制御について説明する。
図4は、系統連系インバータの発電電力制御についての説明図である。
図4において、縦軸は商用電源105からの受電電力P(W)の値を示し、この受電電力Pの範囲をゾーンZ1〜Z5の5つのゾーンに分けている。
また、順潮流電力基準値Ps=所定の順潮流電力値+1kWとし、制御目標電力値Pt=Ps+αとしている。ここで、αは、この系統連系システムにおいて電力供給マージンとして適宜設定することのできる電力値(定数値、単位kW)である。
例えば、商用電力を2kw使用しなければならない契約がなされている場合、全体の受電電力がこの2kwを下回ることがないように各室外機102a〜102dで発電を行うものであり、この場合、上述のPs=3kw、Pt=(3+α)kwに設定される。
以下、各ゾーンZ1〜Z5について説明する。
ゾーンZ1は、受電電力PがPs+0.5=3.5kwよりも大きい領域である。受電電力PがこのゾーンZ1にある場合には、受電電力Pが目標値であるPtよりも上回っているので、各室外機102a〜102dでの発電量を増加させ、目標値であるPtまで受電電力を下げるように各室外機102a〜102dの系統連系インバータ33a〜33dが制御される。
ゾーンZ2は、受電電力Pが、Psから(PS+0.5)までの領域であり、この範囲に制御目標電力値Ptがある。このゾーンZ2は、さらに、Ptから(Ps+0.5)までのゾーンZ21と、PsからPtまでのゾーンZ22の2つのゾーンに分けられている。
受電電力PがPtから(Ps+0.5)までの範囲であるゾーンZ21では、受電電力Pが目標値であるPtよりも若干上回っているので、受電電力PをPtまで下げるように、各室外機102a〜102dでの発電量が追加されるように制御される。なお、このゾーンZ21における発電量の変化率は、ゾーンZ1における変化率よりも小さく設定される。
受電電力がPsからPtまでの範囲であるゾーンZ22では、受電電力Pが目標値であるPtよりも若干下回っているので、受電電力PをPtまで上げるように、各室外機102a〜102dでの発電量が削減されるように制御される。
ゾーンZ3は、受電電力Pが、(Ps−0.5)からPSまでの領域である。受電電力PがこのゾーンZ3にある場合には、受電電力Pが目標値であるPtよりも下回っているので、各室外機102a〜102dでの発電量を削減させ、目標値であるPtまで受電電力を上げるように各室外機102a〜102dの系統連系インバータ33a〜33dが制御される。なお、ゾーンZ3における発電量の変化率は、ゾーンZ2における変化率よりも大きく設定される。
ゾーンZ4は、受電電力Pが0から(Ps−0.5)までの領域である。受電電力PがこのゾーンZ4にある場合には、受電電力Pが目標値であるPtよりもかなり下回っているので、現在運転中の各室外機102a〜102dの系統連系インバータ33a〜33dの発電量を過回転停止しない限界まで削減するように系統連系インバータ33a〜33dが制御される。
ゾーンZ5は、受電電力Pが0よりも小さい領域である。受電電力PがこのゾーンZ5にある場合には、受電電力Pが使用しなければならない2kwを下回っているので、各室外機102a〜102dの系統連系インバータ33a〜33dを停止して、発電を停止させるように制御される。
このように、受電電力PがゾーンZ1からゾーンZ5にある場合に、個々の状態で系統連系系統連系インバータ33a〜33dを制御することにより、使用しなければならない電力を下回らないようにしている。
次に、通常定期通信時の動作について、図5を用いて説明する。
図5は、通常定期通信時の動作説明図である。
先ず、親機として機能する室外機102aは、図5(a)に示すように、系統連系盤60からCT108bまたはW/TD64の情報に基づく受電電力情報を取得し、データテーブルに格納する。受電電力情報を格納すると、親機として機能する室外機102aは、子機として機能する室外機102bに対して、定期通信として発電状況および可能発電量を含む情報のデータ要求を行う。
子機として機能する室外機102bは、親機として機能する室外機102aからデータ要求を受信すると、発電状況および可能発電量を含む子機データ(発電状況データ)D1の送信準備、すなわち、子機として機能する室外機102bのインタフェース基板53bにより系統連系インバータ33bからのインバータ情報の取得を行う。
インタフェース基板53bが、系統連系インバータ33bからインバータ情報を取得し、子機データD1の送信準備が完了すると、子機として機能する室外機102bは、図5(b)に示すように、子機データD1を親機として機能する室外機102aに送信する。
子機データD1を受信すると、親機として機能する室外機102aは、子機データD1をデータテーブルに格納する。
以下、同様に、親機として機能する室外機102aは、子機として機能する室外機102c、102dとのデータの送受信を行い、子機として機能する室外機102cから子機データD2、子機として機能する室外機102dから子機データD3を取得し、これをデータテーブルに格納する。
子機データD3をデータテーブルに格納すると、親機として機能する室外機102aは、格納した受電電力情報、子機データD1、D2、D3に基づいて、親機として機能する室外機102a、各子機として機能する室外機102b、102c、102dの発電量の変更値を算出する。
親機として機能する室外機102a、各子機として機能する室外機102b、102c、102dの発電量の変更値を算出すると、親機として機能する室外機102aは、図5(c)に示すように、算出結果を親機データ(変更データ)D11〜D13として各子機として機能する室外機102b、102c、102dにそれぞれ送信し、各子機として機能する室外機102b、102c、102dは、親機データに基づいて発電量を変更する。
親機として機能する室外機102aと、インバータ間通信線72で接続された全ての子機として機能する室外機102b〜102dとの上述したデータの送受信が完了すると、親機2aが系統連系盤60からCT43bまたはW/TD64の信号を新たに取得し、親機として機能する室外機102aおよび子機として機能する室外機102b〜102dは一連のデータの送受信処理を順次繰り返す。
この結果、空調/発電システム100によれば、親機として機能する室外機102aが子機として機能する他の室外機102b〜102dの発電量を算出し、算出結果に基づいて各室外機102b〜102dを制御しているので、CT108bまたはW/TD64を各室外機102b〜102dに設けることなく、各室外機102b〜102dの発電電力量を効率よく制御できることとなる。
[2.2]初期設定を含む定期通信
以下の説明においては、停電、落雷などのなんらかの影響により室外機102dの初期設定データが消えてしまった場合の定期通信について説明する。
この場合に、初期設定データが消えてしまった子機として機能する室外機102dは、親機として機能する室外機102aに対して、最初の定期通信時にその旨を通知するものとする。
室外機102dから初期設定データが消えてしまった旨の通知を受けた室外機102aは、子機として機能する他の室外機102b、102cに対する定期通信において、初期設定データが消えてしまった室外機102dに対応する初期設定データを含めて送信する。
以下に、具体的に説明する。
次に、初期設定を含む定期通信時の動作について、図5および図6を参照して説明する。
図6は、初期設定を含む定期通信時の動作説明図である。
先ず、親機として機能する室外機102aは、通常定期通信時と同様に、系統連系盤60からCT108bまたはW/TD64の情報に基づく受電電力情報を取得し、データテーブルに格納する。受電電力情報を格納すると、親機として機能する室外機102aは、子機として機能する室外機102bに対して、定期通信として発電状況および可能発電量含む情報のデータ要求を行う。
子機として機能する室外機102bは、親機として機能する室外機102aからデータ要求を受信すると、発電状況および可能発電量を含む子機データ(発電状況データ)D1の送信準備、すなわち、子機として機能する室外機102bのインタフェース基板53bにより系統連系インバータ33bからのインバータ情報の取得を行う。
インタフェース基板53bが、系統連系インバータ33bからインバータ情報を取得し、子機データD11の送信準備が完了すると、子機として機能する室外機102bは、図5(b)に示したように、子機データD1を親機として機能する室外機102aに送信する。
子機データD1を受信すると、親機として機能する室外機102aは、子機データD1をデータテーブルに格納する。
同様に、親機として機能する室外機102aは、子機として機能する室外機102cとのデータの送受信を行い、子機として機能する室外機102cから子機データD2を取得し、これをデータテーブルに格納する。
親機として機能する室外機102aは、格納した受電電力情報、子機データD1、D2に基づいて、親機として機能する室外機102a、各子機として機能する室外機102b、102cの発電量の変更値を算出する。
親機として機能する室外機102a、各子機として機能する室外機102b、102cの発電量の変更値を算出すると、親機として機能する室外機102aは、図6に示すように、算出結果を定期通信データD21、D22として各子機として機能する室外機102b、102cに順次送信し、各子機として機能する室外機102b、102cは、親機データに基づいて発電量を変更する。
この場合において、まず、室外機102bに送信される定期通信データD21には、図6に示すように、初期設定データが消えてしまった室外機102dに対応する初期設定データの一部である第1初期設定データDI1が含まれている。より詳細には、上述した例の場合、第1初期設定データDI1としては、全ての初期設定データのうち、例えば、室外機102dの系統連系インバータ33dの通信アドレスであるインバータアドレス、親機として機能する室外機102aのインバータ台数、CT108bに対応するCT比、VT108aに対応するVT比、外部OVGRの有無や系統連系運転の有無などの動作環境を設定するための設定フラグ、順潮流電力設定値が含まれる。
これにより、室外機102dは、親機として機能する室外機102aの子機として機能する室外機102bへの定期通信データを傍受し、室外機102dに対応する初期設定データの一部に対応する第1初期設定データDI1を受信する。室外機102dは、受信した初期設定データの一部に基づいて、初期設定処理を行う。
次に、室外機102cに送信される定期通信データには、図6に示すように、初期設定データが消えてしまった室外機102dに対応する初期設定データの他の一部である第2初期設定データDI2が含まれている。より詳細には、上述した例の場合、第2初期設定データDI2としては、全ての初期設定データのうち、第1初期設定データDI1に含まれなかったものが含まれ、制御プログラム上の設定値ソフトUPR設定値(制御プログラム上の設定値)、ソフトUPR動作時間(制御プログラム上の設定値)、ソフトRPR設定値(制御プログラム上の設定値)、ソフトRPR動作時間(制御プログラム上の設定値)、最小発電電力値、OVR設定電圧、OVR設定時間、UVR設定電圧、UVR設定時間、OFR設定周波数、UFR設定周波数、保護リレー復帰時間、電圧情報制御設定電圧、位相跳躍設定値、その他の設定状況を表す設定フラグが含まれる。
これにより、室外機102dは、親機として機能する室外機102aの子機として機能する室外機102cへの定期通信データを傍受し、室外機102dに対応する初期設定データの他の一部に対応する第2初期設定データDI2を受信する。室外機102dは、受信した初期設定データの他の一部に基づいて、初期設定処理を行う。
以上の説明のように、初期設定データが消えてしまった室外機102dは、子機として機能している他の正常に動作している室外機102b、102cの通常定期通信動作を利用して、初期設定データを親機として機能している室外機102aから初期設定データを受信して初期設定を行うので、他の正常に動作している室外機102b、102cの動作を妨げることなく、初期設定を行うことができる。
以上、本発明の一実施形態について述べたが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術思想に基づいて各種の変形および変更が可能である。
以上の説明においては、初期設定を含む定期通信において、初期設定が必要な室外機の初期設定データを他の室外機に対応する2回の定期通信に分けて送信する構成を採っていたが、通信フォーマットが許容する範囲内で、初期設定データを1回の定期通信に含めたり、3回以上の定期通信に分割して含めたりするように構成することも可能である。
以上の説明においては、初期設定を含む定期通信において、初期設定が必要な1台の室外機の初期設定データを他の室外機に対応する定期通信で送信する構成を採っていたが、初期設定が必要な室外機が複数台存在する場合には、複数台の初期設定データを1回の定期通信に含めたり、さらには、複数台の初期設定データを複数回の定期通信に分割して含めたりするように構成することも可能である。
以上の説明においては、初期設定が必要な子機として機能している室外機102dが、初期設定データを記憶している親機として機能している室外機102aに対して初期設定データを要求する場合について説明したが、新たに子機として機能する室外機102xが追加されたような場合には、親機として機能している室外機102aは、当該新たな室外機102xに対して、初期設定データを送信した履歴がないこととなるので、これに基づいて当該新たな室外機102xに対し親機として機能している室外機102aが初期設定がなされていないことを判別して、自動的に初期設定データを上述したのと同様の手法で送信するように構成することも可能である。
以上の説明においては、室外機を親機として機能する室外機102a、子機として機能する室外機102b、102c、102dの4台の場合について説明したが、室外機が3台の場合、あるいは、5台以上であっても同様に適用が可能である。
また、以上の説明においては、1台の室外機に対して1台の室内機を接続した場合について説明したが、1台の室外機に対して複数台の室内機を接続してもよい。
空調/発電システムの概要システム構成ブロック図である。 空気調和装置の概要構成図である。 空調/発電システムの電気制御系の詳細説明図である。 系統連系インバータの発電電力制御についての説明図である。 通常定期通信時の動作説明図である。 初期設定を含む定期通信時の動作説明図である。
符号の説明
4 ユニット間配管
4a 液管
4b ガス管
7 燃料調整弁
8 スロットル弁
D1〜D3 子機データ
DI1 第1初期設定データ
DI2 第2初期設定データ
10 ガスエンジン
11 発電機
11a〜11b 発電機
12 圧縮機
12a〜12b 圧縮機、
12c 吐出管
12d 吸込管
14a〜14b 電磁クラッチ、
15 四方弁
17 室外熱交換器
18 バイパス管
19 膨張弁
20 バイパス弁
21 室内熱交換器
22 第1三方弁、
23 逆潮流ヒータ
24 第2三方弁
25 ラジエータ
26 送風機
27 冷却水ポンプ
29 排ガス熱交換器
30 排気トップ
31 プレート式熱交換器
33、33a〜33d 系統連系インバータ
35 商用系統
39 室外側コントローラ
40 通信線
41 電源線
42 通信線
51a〜51b 電源基板
52a〜52b メイン基板、
53a〜53d インタフェース基板
54a〜54d インバータ基板
60 系統連系盤
71 ユニット間通信線
72 インバータ間通信線
80 遠隔監視盤、
100 空調/発電システム
101a〜101d 空気調和装置
102a〜102d 室外機

Claims (9)

  1. 空調/発電システムにおいて、他の複数の室外機と通信ネットワークを介して接続される室外機であって、
    空調負荷に基づいて圧縮機を駆動させるエンジンと、
    前記エンジンによって駆動される発電機と、
    商用電源からの受電電力に基づいて前記発電機の発電量の増減を制御する系統連系インバータと、
    当該室外機が親機として機能し、前記通信ネットワークに接続された子機として機能する他の複数の室外機に対し、前記発電量制御のための情報を含む定期通信を行う定期通信部と、
    前記子機として機能する他の複数の室外機の初期設定情報を予め記憶する初期設定情報記憶部と、
    を備え、
    前記定期通信部は、前記他の複数の室外機に初期設定が必要な室外機が存在する場合に、当該室外機に対応する前記初期設定情報を前記初期設定情報記憶部から読み出して、前記発電量制御のための情報に加えて前記定期通信を行う、
    ことを特徴とする室外機。
  2. 請求項1記載の室外機において、
    前記定期通信部は、前記他の室外機から前記定期通信に対応する応答があり、かつ、当該他の室外機に対応する前記初期設定情報を未だ送信していないと判断した場合に、当該室外機に対応する前記初期設定情報を前記初期設定情報記憶部から読み出して、前記発電量制御のための情報に加えて前記定期通信を行う、
    ことを特徴とする室外機。
  3. 請求項1記載の室外機において、
    前記定期通信部は、前記定期通信に対して新規な前記他の室外機からの応答があった場合に、当該新規な室外機に対応する前記初期設定情報を前記初期設定情報記憶部から読み出して、前記発電量制御のための情報に加えて前記定期通信を行う、
    ことを特徴とする室外機。
  4. 請求項1記載の室外機において、
    前記定期通信部は、前記他の室外機から前記初期設定がなされていない旨の通知を受けた場合に、当該室外機に対応する前記初期設定情報を前記初期設定情報記憶部から読み出して、前記発電量制御のための情報に加えて前記定期通信を行う、
    ことを特徴とする室外機。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の室外機において、
    前記定期通信部は、前記初期設定が必要な室外機に対し、他の複数の室外機に対応する複数回の定期通信において、前記初期設定が必要な室外機に対応する前記初期設定情報を分割して付加することを特徴とする室外機。
  6. 空調/発電システムにおいて、他の複数の室外機と通信ネットワークを介して接続される室外機であって、
    空調負荷に基づいて圧縮機を駆動させるエンジンと、
    前記エンジンによって駆動される発電機と、
    商用電源からの受電電力に基づいて前記発電機の発電量の増減を制御する系統連系インバータと、
    当該室外機が子機として機能し、前記通信ネットワークに接続された親機として機能する他の室外機から、前記発電量制御のための情報を含む定期通信を受信する定期通信受信部と、
    を備え、
    前記親機が前記発電量制御のための情報に加えて、他の室外機に対し、当該室外機に対応する前記初期設定情報を加えて前記定期通信を行った場合に、当該定期通信を傍受して前記初期設定情報を取得し、取得した前記初期設定情報に基づく初期設定を行う、
    ことを特徴とする室外機。
  7. 空調負荷に基づいて圧縮機を駆動させるエンジンと、前記エンジンによって駆動される発電機と、商用電源からの受電電力に基づいて前記発電機の発電量の増減を制御する系統連系インバータと、を備えた複数の室外機を有する空調/発電システムにおいて、
    いずれかの室外機が親機として機能し、当該親機として機能する室外機は、前記通信ネットワークに接続された子機として機能する他の複数の室外機に対し、前記発電量制御のための情報を含む定期通信を行う定期通信部と、前記子機として機能する他の複数の室外機の初期設定情報を予め記憶する初期設定情報記憶部と、を備え、
    前記定期通信部は、前記他の複数の室外機に初期設定が必要な室外機が存在する場合に、当該室外機に対応する前記初期設定情報を前記初期設定情報記憶部から読み出して、前記発電量制御のための情報に加えて前記定期通信を行うとともに、
    前記子機として機能する室外機は、前記親機が前記発電量制御のための情報に加えて、他の室外機に対し、当該室外機に対応する前記初期設定情報を加えて前記定期通信を行った場合に、当該定期通信を傍受して前記初期設定情報を取得し、取得した前記初期設定情報に基づく初期設定を行う、
    ことを特徴とする空調/発電システム。
  8. 空調/発電システムにおいて、他の複数の室外機と通信ネットワークを介して接続され、空調負荷に基づいて圧縮機を駆動させるエンジンと、前記エンジンによって駆動される発電機と、商用電源からの受電電力に基づいて前記発電機の発電量の増減を制御する系統連系インバータと、を有する室外機をコンピュータにより制御するための制御プログラムであって、
    当該室外機が親機として機能し、前記通信ネットワークに接続された子機として機能する他の複数の室外機のうちに初期設定が必要な室外機が存在するか否かを判別する判別過程と、
    他の複数の室外機に初期設定が必要な室外機が存在する場合に、当該初期設定が必要な室外機以外の子機として機能する室外機に対して定期通信を行うに際し、前記初期設定が必要な室外機に対応する初期設定情報を前記発電量制御のための情報に加えて前記定期通信を行う定期通信課程と、
    を備えたことを特徴とする制御プログラム。
  9. 空調/発電システムにおいて、他の複数の室外機と通信ネットワークを介して接続され、空調負荷に基づいて圧縮機を駆動させるエンジンと、前記エンジンによって駆動される発電機と、商用電源からの受電電力に基づいて前記発電機の発電量の増減を制御する系統連系インバータと、を有する室外機をコンピュータにより制御するための制御プログラムであって、
    当該室外機が子機として機能し、他のいずれかの室外機が親機として機能している場合に、前記親機として機能する他の室外機から、前記親機が前記発電量制御のための情報に加えて、他の室外機に対し、当該室外機に対応する前記初期設定情報を加えて前記定期通信を行った場合に、
    当該定期通信を傍受して前記初期設定情報が、自己に対応する初期設定情報であるか否かを判別する判別過程と、
    前記初期設定情報が自己に対応する初期設定情報である場合に、当該初期設定情報を取得し、取得した前記初期設定情報に基づく初期設定を行う初期設定過程と、
    を備えたことを特徴とする制御プログラム。
JP2007166435A 2007-06-25 2007-06-25 室外機、空調/発電システムおよび制御プログラム Active JP5007162B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007166435A JP5007162B2 (ja) 2007-06-25 2007-06-25 室外機、空調/発電システムおよび制御プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007166435A JP5007162B2 (ja) 2007-06-25 2007-06-25 室外機、空調/発電システムおよび制御プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009002633A true JP2009002633A (ja) 2009-01-08
JP5007162B2 JP5007162B2 (ja) 2012-08-22

Family

ID=40319203

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007166435A Active JP5007162B2 (ja) 2007-06-25 2007-06-25 室外機、空調/発電システムおよび制御プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5007162B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011058743A (ja) * 2009-09-11 2011-03-24 Panasonic Corp 空調機器およびその制御方法、プログラム
JP2014196885A (ja) * 2013-03-29 2014-10-16 パナソニック株式会社 空気調和システム
WO2015177895A1 (ja) * 2014-05-21 2015-11-26 三菱電機株式会社 制御装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000018684A (ja) * 1998-06-26 2000-01-18 Daikin Ind Ltd 空気調和機および空気調和機における運転制御方法
JP2001272057A (ja) * 2000-03-29 2001-10-05 Yanmar Diesel Engine Co Ltd 室外機の発電システム

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000018684A (ja) * 1998-06-26 2000-01-18 Daikin Ind Ltd 空気調和機および空気調和機における運転制御方法
JP2001272057A (ja) * 2000-03-29 2001-10-05 Yanmar Diesel Engine Co Ltd 室外機の発電システム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011058743A (ja) * 2009-09-11 2011-03-24 Panasonic Corp 空調機器およびその制御方法、プログラム
JP2014196885A (ja) * 2013-03-29 2014-10-16 パナソニック株式会社 空気調和システム
WO2015177895A1 (ja) * 2014-05-21 2015-11-26 三菱電機株式会社 制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5007162B2 (ja) 2012-08-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20200119982A1 (en) Devices and methods for network integration of an hvac device
JP5112608B2 (ja) エアコンの中央制御システム
JP5594397B1 (ja) デマンドレスポンスシステム
EP1895248A2 (en) Air-conditioning and electric power generating system and control method for the same
US10948884B2 (en) Building control based on uneven load distribution
US20120065787A1 (en) Household energy management system and method for one or more appliances and power generator
US11150620B2 (en) Mobile gateway device for controlling building equipment
JP5015523B2 (ja) 熱源機運転制御方法および装置
JP5007162B2 (ja) 室外機、空調/発電システムおよび制御プログラム
JP2007028036A (ja) 制御装置及び制御装置を用いた機器の制御方法
JP5472413B2 (ja) デマンド制御装置
JP4425236B2 (ja) 空調・発電システム
JP4297532B2 (ja) 空気調和機
JP6504495B2 (ja) 空気調和システム
JP2011019366A (ja) 系統連系システム
JP6139218B2 (ja) 空気調和システム
JP5131185B2 (ja) 設備機器制御システム
JP2010266199A (ja) 空調システムの空調制御装置および空調制御方法
JP4733547B2 (ja) 空調・発電システム
JP6300583B2 (ja) 空気調和装置
JP2007139274A (ja) 空気調和機
JP2007271115A (ja) 空調・発電システム
JP2002106911A (ja) 空気調和機及びその制御システム
JP6251085B2 (ja) 空気調和装置
JP2015171284A (ja) 空気調和装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100607

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111128

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120501

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120528

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150601

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5007162

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150601

Year of fee payment: 3