JP5015523B2 - 熱源機運転制御方法および装置 - Google Patents

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Description

この発明は、電気やガスなど使用するエネルギーの種類が異なる熱源機を併用する熱源システムにおける熱源機の運転を制御する熱源機運転制御方法および装置に関するものである。
従来より、テナントビルなどにおいては、複数の熱源機とこれら熱源機のそれぞれに補機として設けられたポンプとを主要構成要素とする熱源システムを設け、ポンプより圧送した熱源水を熱源機により冷却あるいは加熱し、往ヘッダにおいて混合し、往水管路を介して空調機やファンコイルなどの外部負荷に供給するようにしている。外部負荷において熱交換された熱源水は、還水管路を介して還ヘッダに戻され、再びポンプによって圧送され、以上の経路を循環する。例えば、熱源機を冷凍機とした場合、熱源水は冷水とされ、上述した経路を循環する。熱源機を加熱機とした場合、熱源水は温水とされ、上述した経路を循環する。
この熱源システムには熱源機の運転を制御する制御装置が設けられる。例えば、特許文献1では、還ヘッダに戻される熱源水の流量(負荷流量)Fを現在運転している熱源機の運転台数Nで除して按分流量Fiを求め、この按分流量Fiに応じて現在運転している熱源機に対して設けられているポンプの回転数を制御するようにしている。
例えば、等能力の熱源機を2台用い、一方を電気エネルギーを使用して所要の温度の熱源水を生成する電気熱源、他方をガスエネルギーを使用して所要の温度の熱源水を生成するガス熱源とし、この電気熱源およびガス熱源に対してそれぞれ設けられているポンプの定格ポンプ能力を100m3 /hとした場合、負荷流量Fが150m3 /hであれば、この負荷流量Fを現在の熱源機の運転台数N=2で除して按分流量Fi=75m3 /hを求め、電気熱源およびガス熱源への熱源水の流量が75m3 /hとなるように、電気熱源およびガス熱源に対して設けられているポンプの回転数を制御する。
一方、テナントビルなどにおいては、建物全体の消費電力量がデマンド契約値を上回らないような制御が行われる。この制御は電力デマンド制御と呼ばれている。電力デマンド制御では、予測使用電力量が目標電力量を超えそうになると、デマンド警報が発令される(例えば、特許文献2参照)。このデマンド警報により、熱源システムでは、空調機やファンコイルなどの負荷側の機器が重要度の低い順に遮断されたり、室内温度の設定値が高められたりするなどして、電力の使用量が抑制される。
特開2004−101104号公報 特開平9−215193号公報
しかしながら、上述した従来の電力デマンド制御では、デマンド警報が発令された場合、空調機やファンコイルなどの負荷側の機器が遮断されたり、室内温度の設定値が高められたりするので、室内環境が悪化し、在室者に不快感を与えてしまう虞れがあった。なお、負荷側の機器として照明を消灯したりすることも考えられるが、在室者の意思を無視していることになり、室内環境が悪化する点では空調機やファンコイルを停止する場合と変わりがない。
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、室内環境を悪化させることなく、電気エネルギーの使用量を抑制することが可能な熱源機運転制御方法および装置を提供することにある。
このような目的を達成するために本発明は、第1のエネルギーとして電気エネルギーを使用して所要の温度の熱源水を生成する第1の熱源機と、第1のエネルギーとは種類が異なる第2のエネルギーを使用して所要の温度の熱源水を生成する第2の熱源機とを備え、第1の熱源機が生成する熱源水と第2の熱源機が生成する熱源水とを混合して負荷へ供給する熱源システムに適用され、第1の熱源機および第2の熱源機の運転を制御する熱源機運転制御方法において、負荷へ供給されている現在の熱源水の流量を負荷流量として計測する負荷流量計測ステップと、第1のエネルギーの使用量が高くなると予想される場合、第1の熱源機への熱源水の流量を減らし、この減らした流量を増加分として前記第2の熱源機への熱源水の流量を増やすエネルギー使用量調整ステップとを備え、エネルギー使用量調整ステップは、第1のエネルギーの使用量が高くなると予想される場合、計測された負荷流量から予め定められている所定の流量を差し引いて第1の熱源機への熱源水の分配流量とし、この分配流量と予め定められている第1の熱源機への最小流量とを比較し、その何れか大きい方を第1の熱源機への熱源水の設定流量とする一方、計測された負荷流量から第1の熱源機への熱源水の設定流量を差し引いて第2の熱源機への熱源水の分配流量とし、この分配流量と予め定められている第2の熱源機への最小流量とを比較し、その何れか大きい方を第2の熱源機への熱源水の設定流量とすることを特徴とする。
本発明において、例えば、第1の熱源機を電気熱源、第2の熱源機をガス熱源とした場合、電気エネルギーの使用量が高くなると予想されると、計測された負荷流量から予め定められている所定の流量が差し引かれて電気熱源への熱源水の分配流量とされ、この分配流量と予め定められている電気熱源への最小流量とが比較されて、その何れか大きい方が電気熱源への熱源水の設定流量とされる一方、計測された負荷流量から電気熱源への熱源水の設定流量が差し引かれてガス熱源への熱源水の分配流量とされ、この分配流量と予め定められているガス熱源への最小流量とが比較され、その何れか大きい方がガス熱源への熱源水の設定流量とされる。これにより、電気エネルギーの使用量が高くなると予想されると、最小流量の確保を図りながら、電気熱源への熱源水の流量が減り、この減った流量を増加分としてガス熱源への熱源水の流量が増え、電気熱源からの負荷への供給熱量が減少し、ガス熱源からの負荷への供給熱量が増大する。このようにして、本発明では、熱源機への最小流量の確保を図りながら、負荷への供給熱量に増減が生じないようにして、室内環境を悪化させることなく、電気エネルギーの使用量を抑制することが可能となる。
本発明では、第1のエネルギーの使用量が高くなると予想される場合、第1の熱源機への熱源水の流量を減らし、この減らした流量を増加分として第2の熱源機への熱源水の流量を増やすが、第1のエネルギーの使用量が高くなると予想される場合としては次のような場合が考えられる。
(1)第1のエネルギーの予測使用量が目標使用量を超える虞れが生じた場合(例えば、電力デマンド制御によってデマンド警報が発令されたような場合)
(2)予め定められた所定の期間(例えば、朝の立ち上がりの時間帯(6:00〜9:00))
なお、本発明では、第2のエネルギーとしてガスエネルギーを想定しているが、ガスエネルギーに限られるものではない。また、本発明において、熱源機は冷凍機であってもよく、加熱機であってもよい。また、本発明は、熱源機運転制御方法としてではなく、この熱源機運転制御方法を適用した装置としても実現することが可能である。
本発明によれば、第1のエネルギーとして電気エネルギーを使用する第1の熱源機と第1のエネルギーとは種類が異なる第2のエネルギーを使用する第2の熱源機を併用する熱源システムにおいて、第1のエネルギーの使用量が高くなると予想される場合、計測された負荷流量から予め定められている所定の流量を差し引いて第1の熱源機への熱源水の分配流量とし、この分配流量と予め定められている第1の熱源機への最小流量とを比較し、その何れか大きい方を第1の熱源機への熱源水の設定流量とする一方、計測された負荷流量から第1の熱源機への熱源水の設定流量を差し引いて第2の熱源機への熱源水の分配流量とし、この分配流量と予め定められている第2の熱源機への最小流量とを比較し、その何れか大きい方を第2の熱源機への熱源水の設定流量とするようにしたので、熱源機への最小流量の確保を図りながら、負荷への供給熱量に増減が生じないようにして、室内環境を悪化させることなく、電気エネルギーの使用量を抑制することが可能となる。
〔実施の形態1〕
以下、本発明を図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係る熱源機運転制御方法の実施に用いる熱源システムの一実施の形態(実施の形態1)の要部を示す計装図である。同図において、1−1,1−2は熱源機、2−1,2−2は熱源機1−1,1−2への熱源水の循環通路に補機として各個に設けられた1次ポンプ、3−1,3−2は1次ポンプ2−1,2−2に付設された回転数調整用のインバータ、4は熱源機1−1,1−2からの熱源水を混合する往ヘッダ、5は往水管路、6は往ヘッダ4から往水管路5を介して送られてくる熱源水の供給を受ける外部負荷(空調機、ファンコイルなどの熱負荷)、7は還水管路、8は外部負荷6への熱源水の供給量をその負荷状態に応じて調整するバルブである。
9は外部負荷6おいて熱交換され還水管路7を介して送られてくる熱源水が戻される還ヘッダ、10は往ヘッダ4と還ヘッダ9とを連通させるバイパス管路、11は往ヘッダ4から外部負荷6への熱源水の温度を往水温度TSとして計測する往水温度センサ、12は還ヘッダ9に戻される熱源水の温度を還水温度TRとして計測する還水温度センサ、13は還ヘッダ9に戻される熱源水の流量を負荷流量Fとして計測する流量計、14Aは本発明に係る熱源機運転制御装置(以下、単に制御装置と呼ぶ)である。
往ヘッダ4は、第1の往ヘッダ4−1と第2の往ヘッダ4−2とから構成され、往ヘッダ4−1と4−2との間には、往ヘッダ4−1からの熱源水を往ヘッダ4−2へ圧送する2次ポンプ15−1〜15−3が設けられている。また、往ヘッダ4−1と往ヘッダ4−2との間には、バルブ16と差圧計17が設けられており、2次ポンプ15−1〜15−3、バルブ16および差圧計17に対しては2次ポンプ制御装置(図示せず)が設けられている。2次ポンプ制御装置は、流量計13からの負荷流量Fを入力として2次ポンプ15−1〜15−3の運転台数を制御すると共に、差圧計17が検出する往ヘッダ4−1と4−2との間の差圧を一定に保つように、バルブ16の開度を制御する。
この熱源システムにおいて、1次ポンプ2−1,2−2により圧送された送水は、熱源機1−1,1−2により所要の温度の熱源水とされ、往ヘッダ4において混合され、往水管路5を介して外部負荷6へ供給される。そして、外部負荷6において熱交換され、還水管路7を介して還ヘッダ9に戻され、再び1次ポンプ2−1,2−2によって圧送され、以上の経路を循環する。
この熱源システムにおいて、熱源機1−1はターボ冷凍機とされ、熱源機1−2は吸収式冷凍機とされている。以下、ターボ冷凍機をR1とし、吸収式冷凍機をR2とする。ターボ冷凍機R1は、電気熱源であり、電気エネルギーを使用して所要の温度の熱源水を生成する。吸収式冷凍機R2は、ガス熱源であり、ガスエネルギーを使用して所要の温度の熱源水を生成する。本実施の形態では、ターボ冷凍機R1および吸収式冷凍機R2に対して、送水温度の設定値が7℃として定められている。
また、この熱源システムにおいて、ターボ冷凍機R1および吸収式冷凍機R2は等容量(等能力)とされている。また、ターボ冷凍機R1および吸収式冷凍機R2の容量に合わせて、1次ポンプ2−1,2−2のポンプ能力も同一とされており、この例ではその定格ポンプ能力がそれぞれ100m3 /hとされている。また、ターボ冷凍機R1および吸収式冷凍機R2に対しては、凍結などによる異常停止を防ぐために、最低の通過流量(最小流量)が定められている。以下、この最小流量をαとする。この実施の形態では、ターボ冷凍機R1、吸収式冷凍機R2共に、その最小流量αが50m3 /hとして定められている。
制御装置14Aは、プロセッサや記憶装置からなるハードウェアと、これらのハードウェアと協働して各種機能を実現させるプログラムとによって実現される。制御装置14Aには、往水温度センサ11からの往水温度TS、還水温度センサ12からの還水温度TR、流量計13からの負荷流量F、電力デマンド制御装置(図示せず)からのデマンド警報が与えられる。電力デマンド制御装置は、建物全体の消費電力量を監視し、予測使用電力量が目標電力量を超えそうになった場合に、デマンド警報を制御装置14Aへ与える。
制御装置14Aは、本実施の形態特有の機能として、流量計13からの負荷流量Fに基づいてターボ冷凍機R1および吸収式冷凍機R2への負荷流量の配分を決める負荷流量配分機能と、デマンド警報の入力時にターボ冷凍機R1および吸収式冷凍機R2への負荷流量の配分を変更する負荷流量配分変更機能と、往水温度センサ11からの往水温度TS、還水温度センサ12からの還水温度TRおよび流量計13からの負荷流量Fとから現在の負荷熱量Qを求め、この求めた現在の負荷熱量Qに基づいてターボ冷凍機R1および吸収式冷凍機R2の運転台数を制御する運転台数制御機能を有している。
なお、この例では、制御装置14Aに負荷熱量Qに基づく運転台数制御機能を持たせているが、負荷流量Fに基づく運転台数制御機能を持たせるようにしてもよい。また、制御装置14Aではなく、別の制御装置(図示せず)に運転台数制御機能を持たせてもよく、オペレータが手動で運転する熱源機を指定するようにしてもよい。
図2に制御装置14Aが有する負荷流量配分機能および負荷流量配分変更機能を説明するためのフローチャートを示す。制御装置14Aは、このフローチャートに従う処理を定周期で繰り返し実行する。以下、このフローチャートに従って、制御装置14Aが有する負荷流量配分機能および負荷流量配分変更機能について説明する。
制御装置14Aは、ステップ101において、流量計13によって計測された負荷流量Fを取り込む。そして、現在のターボ冷凍機R1および吸収式冷凍機R2の運転状況をチェックする(ステップ102)。この場合、制御装置14Aは、自己が有する運転台数制御機能によってターボ冷凍機R1および吸収式冷凍機R2に対してON/OFF指令を出力しているので、このON/OFF指令に基づいてターボ冷凍機R1および吸収式冷凍機R2の運転状況をチェックする。
〔1台運転時:ターボ冷凍機〕
ステップ102において、ターボ冷凍機R1のみにON指令が出されていた場合、制御装置14Aは、ステップ103のNOに応じてステップ108へ進み、ステップ101で計測した負荷流量Fとターボ冷凍機R1の最小流量α(α=50m3 /h)とを比較し、負荷流量Fがα以下であれば、ターボ冷凍機R1への熱源水の設定流量(流量SP)をαとし、負荷流量Fがαを超えていれば、負荷流量Fをターボ冷凍機R1への熱源水の設定流量(流量SP)とする。そして、ターボ冷凍機R1について流量SPに対応するINV指令値を求め、この求めたINV指令値を1次ポンプ3−1に対して出力する(ステップ109)。
〔1台運転時:吸収式冷凍機冷凍機〕
ステップ102において、吸収式冷凍機R2のみにON指令が出されていた場合、制御装置14Aは、ステップ103のNOに応じてステップ108へ進み、ステップ101で計測した負荷流量Fと吸収式冷凍機R2の最小流量α(α=50m3 /h)とを比較し、負荷流量Fがα以下であれば、吸収式冷凍機R2への熱源水の設定流量(流量SP)をαとし、負荷流量Fがαを超えていれば、負荷流量Fを吸収式冷凍機R2への熱源水の設定流量(流量SP)とする。そして、吸収式冷凍機R2について流量SPに対応するINV指令値を求め、この求めたINV指令値を1次ポンプ3−2に対して出力する(ステップ109)。
〔2台運転時〕
ステップ102において、ターボ冷凍機R1と吸収式冷凍機R2の両方にON指令が出されていた場合、制御装置14Aは、ステップ103のYESに応じてステップ104へ進み、デマンド警報が発令中であるか否かをチェックする。
〔負荷流量の配分〕
ステップ104において、デマンド警報が発令中でなければ(ステップ104のNO)、制御装置14Aはターボ冷凍機R1および吸収式冷凍機R2への負荷流量の配分を行う(ステップ107)。
この場合、ステップ101で計測した負荷流量Fを現在の熱源機の運転台数N=2で除して按分流量Fi(Fi=F/2)を求め、この求めた按分流量Fiとターボ冷凍機R1および吸収式冷凍機R2の最小流量α(α=50m3 /h)とを比較し、按分流量Fiがα以下であれば、ターボ冷凍機R1および吸収式冷凍機R2への熱源水の設定流量(流量SP)をαとし、按分流量Fiがαを超えていれば、按分流量Fiをターボ冷凍機R1および吸収式冷凍機R2への熱源水の設定流量(流量SP)とする。
そして、ターボ冷凍機R1および吸収式冷凍機R2について流量SPに対応するINV指令値を求め、この求めたINV指令値を1次ポンプ3−1および3−2に対して出力する(ステップ109)。
これにより、例えば、負荷流量Fが150m3 /hであれば、この負荷流量Fを熱源機の運転台数N=2で除して按分流量Fi=75m3 /hが求められ、ターボ冷凍機R1および吸収式冷凍機R2への熱源水の流量が75m3 /hとなるように、1次ポンプ3−1および3−2の回転数が調整される。
〔負荷流量の配分の変更〕
ステップ104において、デマンド警報が発令中であれば(ステップ104のYES)、制御装置14Aはターボ冷凍機R1および吸収式冷凍機R2への負荷流量の配分の変更を行う(ステップ105,106)。
この場合、ステップ105では、ステップ101で計測した負荷流量Fから100m3 /hを差し引いてターボ冷凍機R1への分配流量F1’(F1’=F−100m3 /h)とし、この分配流量F1’とターボ冷凍機R1の最小流量α(α=50m3 /h)とを比較し、分配流量F1’がα以下であれば、ターボ冷凍機R1への熱源水の設定流量(流量SP)をαとし、分配流量F1’がαを超えていれば、分配流量F1’をターボ冷凍機R1への熱源水の設定流量(流量SP)とする。
また、ステップ106では、ステップ101で計測した負荷流量Fからステップ105で求めたターボ冷凍機R1への熱源水の設定流量(流量SP)を差し引いて吸収式冷凍機R2への分配流量F2’(F2’=F−(R1流量SP))とし、この分配流量F2’と吸収式冷凍機R2の最小流量α(α=50m3 /h)とを比較し、分配流量F2’がα以下であれば、吸収冷凍機R2への熱源水の設定流量(流量SP)をαとし、分配流量F2’がαを超えていれば、分配流量F2’を吸収式冷凍機R2への熱源水の設定流量(流量SP)をとする。
そして、ターボ冷凍機R1および吸収式冷凍機R2について流量SPに対応するINV指令値を求め、この求めたINV指令値を1次ポンプ3−1および3−2に対して出力する(ステップ109)。
これにより、例えば、負荷流量Fが150m3 /hであれば、F1’=150−100=50m3 /hとしてターボ冷凍機R1への熱源水の設定流量(流量SP)が求められ、F2’=150−50=100m3 /hとして吸収式冷凍機R2への熱源水の設定流量(流量SP)が求められ、ターボ冷凍機R1への熱源水の流量が50m3 /hとなるように1次ポンプ3−1の回転数が調整され、吸収式冷凍機R2への熱源水の流量が100m3 /hとなるように1次ポンプ3−2の回転数が調整される。
以上の処理動作から分かるように、この実施の形態1では、ターボ冷凍機R1と吸収式冷凍機R2との同時運転中、デマンド警報が発令されると、ターボ冷凍機R1への熱源水の流量が減り、吸収式冷凍機R2への熱源水の流量が増える。これにより、ターボ冷凍機R1による電気エネルギーの使用量が減り、吸収式冷凍機R2によるガスエネルギーの使用量が増える。この場合、ターボ冷凍機R1からの外部負荷6への供給熱量が減少し、吸収式冷凍機R2からの外部負荷6への供給熱量が増大する。これにより、外部負荷6への供給熱量に増減が生じず、室内環境を悪化させることなく、電気エネルギーの使用量が抑制されるものとなる。
なお、この実施の形態1では、単純に負荷流量Fを熱源機の運転台数N=2で除して按分流量Fiを求めるようにしたが、ターボ冷凍機R1および吸収式冷凍機R2の運転効率を考慮し、運転効率の良い方の冷凍機へ負荷流量を多めに配分するなどとしてもよい。例えば、ターボ冷凍機と吸収式冷凍機とを比べた場合、ターボ冷凍機の方が運転効率が良いので、負荷流量Fを150m3 /hとした場合、ターボ冷凍機R1への按分流量F1を100m3 /h、吸収式冷凍機R2への按分流量F2を50m3 /hとする。そして、ターボ冷凍機R1と吸収式冷凍機R2との同時運転中、デマンド警報が発令されると、ターボ冷凍機R1への分配流量F1’を50m3 /h、吸収式冷凍機R2への分配流量F2’を100m3 /hとする。
参考例1
上述した実施の形態1では、ターボ冷凍機R1と吸収式冷凍機R2との同時運転中、デマンド警報が発令された場合、ターボ冷凍機R1および吸収式冷凍機R2への負荷流量の配分を変更するようにしたが、ターボ冷凍機R1および吸収式冷凍機R2からの熱源水の送水温度の設定値を変更するようにしてもよい。この送水温度の設定値を変更する例を参考例1とする。
図3に参考例1の計装図を示す。図3において、図1と同一符号は図1を参照して説明した構成要素と同一或いは同等構成要素を示し、その説明は省略する。この参考例1では、制御装置14Bから、ターボ冷凍機R1および吸収式冷凍機R2に送水温度の設定値TS1およびTS2を送るようにしている。なお、この参考例1において、1次ポンプ2−1および2−2には回転数調整用のインバータは付設しておらず、制御装置14Bからターボ冷凍機R1および吸収式冷凍機R2へ送られるON/OFF指令と連動して、1次ポンプ2−1および2−2をON/OFFする構成としている。
この参考例1において、制御装置14Bは、図4に示すフローチャートに従う処理を定周期で繰り返し実行する。以下、このフローチャートに従って、制御装置14Bが有する送水温度の設定値変更機能について説明する。
制御装置14Bは、ターボ冷凍機R1および吸収式冷凍機R2へのON/OFF指令に基づいて、現在のターボ冷凍機R1および吸収式冷凍機R2の運転状況をチェックする(ステップ201)。
〔1台運転時〕
ステップ201において、ターボ冷凍機R1あるいは吸収式冷凍機R2のみにON指令が出されていた場合、制御装置14Bは、ステップ202のNOに応じてステップ206へ進み、ターボ冷凍機R1への送水温度の設定値TS1として7℃を出力する(ステップ206)。また、吸収式冷凍機R2への送水温度の設定値TS2として7℃を出力する(ステップ207)。
〔2台運転時〕
ステップ201において、ターボ冷凍機R1と吸収式冷凍機R2の両方にON指令が出されていた場合、制御装置14Bは、ステップ202のYESに応じてステップ203へ進み、デマンド警報が発令中であるか否かをチェックする。
ステップ203において、デマンド警報が発令中でなければ(ステップ203のNO)、制御装置14Bはターボ冷凍機R1および吸収式冷凍機R2へ送水温度の設定値TS1およびTS2として共に7℃を出力する(ステップ206、207)。
ステップ203において、デマンド警報が発令中であれば(ステップ203のYES)、制御装置14Bはターボ冷凍機R1へ送水温度の設定値TS1として8℃を出力し(ステップ204)、吸収式冷凍機R2へ送水温度の設定値TS2として6℃を出力する(ステップ205)。
以上の処理動作から分かるように、この参考例1では、ターボ冷凍機R1と吸収式冷凍機R2との同時運転中、デマンド警報が発令されると、ターボ冷凍機R1への送水温度の設定値が上がり、吸収式冷凍機R2への送水温度の設定値が下がる。これにより、ターボ冷凍機R1による電気エネルギーの使用量が減り、吸収式冷凍機R2によるガスエネルギーの使用量が増え、外部負荷6への供給熱量に増減が生じないようにして、室内環境を悪化させることなく、電気エネルギーの使用量が抑制されるものとなる。
実施の形態2
実施の形態1では、ターボ冷凍機R1と吸収式冷凍機R2との同時運転中、デマンド警報が発令された場合に、ターボ冷凍機R1および吸収式冷凍機R2への負荷流量の配分を変更するようにしたが、デマンド警報が発令された場合ではなく、朝の立ち上がり時にターボ冷凍機R1および吸収式冷凍機R2への負荷流量の配分を変更するようにしてもよい。朝の立ち上がり時は、他の機器も一斉に起動され、電気エネルギーの使用量が高くなると予想される。この朝の立ち上がり時に負荷流量の配分を変更するようにした例を実施の形態2とする。
この実施の形態2において、その計装図は実施の形態1で示した図1の計装図と同じであるが、制御装置14Aの機能が異なっている。以下、実施の形態1で使用する制御装置14Aと区別するために、実施の形態2で使用する制御装置を14A’とする。この場合、制御装置14A’は、図5に示すフローチャートに従う処理を定周期で繰り返し実行する。なお、図5に示したフローチャートでは、説明を簡単とするために、ターボ冷凍機R1および吸収式冷凍機R2の最小流量αについては無視しているが、実際は実施の形態1と同様に最小流量αを考慮した処理動作とする。
制御装置14A’は、ステップ301において、流量計13によって計測された負荷流量Fを取り込む。そして、ターボ冷凍機R1および吸収式冷凍機R2へのON/OFF指令に基づいて、現在のターボ冷凍機R1および吸収式冷凍機R2の運転状況をチェックする(ステップ202)。
〔1台運転時:ターボ冷凍機〕
ステップ102において、ターボ冷凍機R1あるいは吸収式冷凍機R2のみにON指令が出されていた場合、制御装置14A’は、ステップ303のNOに応じてステップ306へ進む。ここで、運転中の冷凍機がターボ冷凍機R1であるのか、吸収式冷凍機R2であるのかをチェックし、運転中の冷凍機がターボ冷凍機R1であれば、負荷流量Fをターボ冷凍機R1への熱源水の設定流量とする(ステップ307)。運転中の冷凍機が吸収冷凍機R2であれば、負荷流量Fを吸収式冷凍機R2への熱源水の設定流量とする(ステップ308)。
〔2台運転時〕
ステップ302において、ターボ冷凍機R1と吸収式冷凍機R2の両方にON指令が出されていた場合、制御装置14A’は、ステップ303のYESに応じてステップ304へ進み、現在の時刻が「6:00〜9:00」の時間帯(朝の立ち上がりの時間帯)にあるか否かをチェックする。
〔負荷流量の配分〕
ステップ304において、現在の時刻が朝の立ち上がり時間帯になければ(ステップ304のNO)、制御装置14A’はターボ冷凍機R1および吸収式冷凍機R2への負荷流量の配分を行う(ステップ309)。すなわち、負荷流量Fを熱源機の運転台数N=2で除して按分流量Fiを求め、この按分流量Fiをターボ冷凍機R1および吸収式冷凍機R2への熱源水の設定流量とする。
ステップ304において、現在の時刻が朝の立ち上がり時間帯にあれば(ステップ304のYES)、制御装置14A’はターボ冷凍機R1および吸収式冷凍機R2への負荷流量の配分の変更を行う(ステップ305)。すなわち、ターボ冷凍機R1への熱源水の設定流量を減らし、吸収式冷凍機R2への熱源水の設定流量を増やす。
以上の処理動作から分かるように、この実施の形態2では、朝の立ち上がりの時間帯に、ターボ冷凍機R1と吸収式冷凍機R2とが同時運転されると、ターボ冷凍機R1への熱源水の流量が減り、吸収式冷凍機R2への熱源水の流量が増える。これにより、ターボ冷凍機R1による電気エネルギーの使用量が減り、吸収式冷凍機R2によるガスエネルギーの使用量が増え、外部負荷6への供給熱量に増減が生じないようにして、室内環境を悪化させることなく、電気エネルギーの使用量が抑制されるものとなる。
参考例2
実施の形態2では、朝の立ち上がりの時間帯に、ターボ冷凍機R1と吸収式冷凍機R2とが同時運転された場合、ターボ冷凍機R1および吸収式冷凍機R2への負荷流量の配分を変更するようにしたが、ターボ冷凍機R1および吸収式冷凍機R2への負荷流量の配分ではなく、ターボ冷凍機R1および吸収式冷凍機R2からの送水温度の設定値を変更するようにしてもよい。この送水温度の設定値を変更した例を参考例2とする。
図6に参考例2におけるフローチャートを示す。なお、この参考例2において、その計装図は参考例1で示した図3の計装図と同じであるが、制御装置14Bの機能が異なっている。以下、参考例1で使用する制御装置14Bと区別するために、参考例2で使用する制御装置を14B’とする。この場合、制御装置14B’は、図6に示すフローチャートに従う処理を定周期で繰り返し実行する。
制御装置14B’は、ターボ冷凍機R1および吸収式冷凍機R2へのON/OFF指令に基づいて、現在のターボ冷凍機R1および吸収式冷凍機R2の運転状況をチェックする(ステップ401)。
〔1台運転時〕
ステップ401において、ターボ冷凍機R1あるいは吸収式冷凍機R2のみにON指令が出されていた場合、制御装置14B’は、ステップ402のNOに応じてステップ406へ進み、ターボ冷凍機R1への送水温度の設定値TS1として7℃を出力する(ステップ406)。また、吸収式冷凍機R2への送水温度の設定値TS2として7℃を出力する(ステップ407)。
〔2台運転時〕
ステップ401において、ターボ冷凍機R1と吸収式冷凍機R2の両方にON指令が出されていた場合、制御装置14B’は、ステップ402のYESに応じてステップ403へ進み、現在の時刻が「6:00〜9:00」の時間帯(朝の立ち上がりの時間帯)にあるか否かをチェックする。
ステップ403において、現在の時刻が朝の立ち上がりの時間帯になければ(ステップ403のNO)、制御装置14B’はターボ冷凍機R1および吸収式冷凍機R2へ送水温度の設定値TS1およびTS2として共に7℃を出力する(ステップ406、407)。
ステップ403において、現在の時刻が朝の立ち上がりの時間帯にあれば(ステップ403のYES)、制御装置14B’はターボ冷凍機R1へ送水温度の設定値TS1として8℃を出力し(ステップ404)、吸収式冷凍機R2へ送水温度の設定値TS2として6℃を出力する(ステップ405)。
以上の処理動作から分かるように、この参考例2では、朝の立ち上がりの時間帯に、ターボ冷凍機R1と吸収式冷凍機R2とが同時運転されると、ターボ冷凍機R1への送水温度の設定値が上がり、吸収式冷凍機R2への送水温度の設定値が下がる。これにより、ターボ冷凍機R1による電気エネルギーの使用量が減り、吸収式冷凍機R2によるガスエネルギーの使用量が増え、外部負荷6への供給熱量に増減が生じないようにして、室内環境を悪化させることなく、電気エネルギーの使用量が抑制されるものとなる。
参考例3
上述した実施の形態1,2、参考例1,2では、ターボ冷凍機R1と吸収式冷凍機R2とが同時運転中であることを条件としたが、必ずしもターボ冷凍機R1と吸収式冷凍機R2とが同時運転中であることを条件としなくてもよい。例えば、ターボ冷凍機R1が運転中、吸収式冷凍機R2が停止中に、デマンド警報が発令された場合、吸収式冷凍機R2の運転を開始するようにしてもよい。この例を参考例3とする。
図7に参考例3の計装図を示す。なお、この参考例3において、その計装図は参考例1で示した図3の計装図とほゞ同じであるが、制御装置14Bの機能が異なっている。以下、参考例1で使用する制御装置14Bと区別するために、参考例3で使用する制御装置を14Cとする。この場合、制御装置14Cは、図8に示すフローチャートに従う処理を定周期で繰り返し実行する。
制御装置14Cは、ステップ501において、流量計13によって計測された負荷流量Fを取り込む。そして、ターボ冷凍機R1および吸収式冷凍機R2へのON/OFF指令に基づいて、現在のターボ冷凍機R1および吸収式冷凍機R2の運転状況をチェックする(ステップ502)。
ここで、デマンド警報が発令されていれば(ステップ503のYES)、ターボ冷凍機R1が運転中で、吸収式冷凍機R2が停止中であるか否かを判断する(ステップ504)。このステップ504において、ターボ冷凍機R1が運転中で、吸収式冷凍機R2が停止中であると判断されれば(ステップ504のYES)、吸収式冷凍機R2を起動する(ステップ505)。
以上の処理動作から分かるように、この参考例3では、ターボ冷凍機R1の運転中、デマンド警報が発令されると、吸収式冷凍機R2の運転が開始される。この場合、吸収式冷凍機R2からの供給熱量が外部負荷6への供給熱量に加わるが、この供給熱量の増大を抑制するようにターボ冷凍機R1がその能力を絞って運転されるものとなる。これにより、外部負荷6への供給熱量に増減が生じないようにして、室内環境を悪化させることなく、第1のエネルギーの使用量が抑制されるものとなる。
なお、この参考例3では、ターボ冷凍機R1の運転中、デマンド警報が発令された場合に吸収式冷凍機R2の運転を開始するようにしたが、朝の立ち上がり時間帯に吸収式冷凍機R2の運転を開始するようにしてもよい。すなわち、図9にそのフローチャートを示すように、朝の立ち上がり時間帯にターボ冷凍機R1の運転中で吸収式冷凍機R2の停止中が確認されれば(ステップ603、604のYES)、吸収式冷凍機R2の運転を開始する(ステップ605)、というようにしてもよい。
また、上述した実施の形態1,2、参考例1〜3では、熱源機を冷凍機とした場合について説明したが、熱源機は加熱機であっても構わない。また、熱源機1−2の使用するエネルギーはガスエネルギーに限られるものではなく、他の種類のエネルギーであっても構わない。
また、上述した実施の形態2や参考例2などでは、電気エネルギーの使用量が高くなると予想される場合を朝の立ち上がりの時間帯(6:00〜9:00)としたが、例えば6月〜9月の夏場を電気エネルギーの使用量が高くなると予想される場合とし、この期間中、ターボ冷凍機R1による電気エネルギーの使用量を減らし、吸収式冷凍機R2によるガスエネルギーの使用量を増やすようにして、電気エネルギーの使用量を抑制するようにしてもよい。
また、別の参考例として、ターボ冷凍機R1と吸収式冷凍機R2との同時運転中にターボ冷凍機R1を停止させたり、ターボ冷凍機R1の運転中にターボ冷凍機R1を停止して吸収式冷凍機R2の運転を開始させたりするようにしてもよい。
なお、ターボ冷凍機R1の運転中にターボ冷凍機R1を停止して吸収式冷凍機R2の運転を開始する方法を採ると、冷水負荷を処理することができないというような問題が生じる。すなわち、吸収式冷凍機は起動に時間がかかるという特徴があり、デマンド警報が発生してから吸収式冷凍機R2を起動し、ターボ冷凍機R1を停止するという処理を行っていたのでは、冷水負荷を処理することができず、室内環境を悪化させてしまう虞れがある。
したがって、ターボ冷凍機R1を停止して吸収式冷凍機R2の運転を開始するという方法を採るよりは、ターボ冷凍機R1を停止せずに吸収式冷凍機R2の運転を開始するというようにしたり、ターボ冷凍機R1と吸収式冷凍機R2の同時運転中に負荷流量の配分を変えたり、送水温度の配分を変えたりするような方法を採るようにした方がよい。
本発明に係る熱源機運転制御方法の実施に用いる熱源システムの一実施の形態(実施の形態1)の要部を示す計装図である。 実施の形態1において熱源機運転制御装置が有する負荷流量配分機能および負荷流量配分変更機能(デマンド警報発令時)を説明するためのフローチャートである。 参考例1として示す熱源システムの要部を示す計装図である。 参考例1において熱源機運転制御装置が有する送水温度の設定値変更機能(デマンド警報発令時)を説明するためのフローチャートである。 実施の形態2において熱源機運転制御装置が有する朝の立ち上がり時の負荷流量配分変更機能を説明するためのフローチャートである。 参考例2において熱源機運転制御装置が有する朝の立ち上がり時の送水温度設定値変更機能を説明するためのフローチャートである。 参考例3として示す熱源システムの要部を示す計装図である。 参考例3において熱源機運転制御装置が有するターボ冷凍機運転中のデマンド警報発令時の吸収式冷凍機の運転開始機能を説明するためのフローチャートである。 参考例3の変形例としてターボ冷凍機運転中の朝の立ち上がり時の吸収式冷凍機の運転開始機能を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1(1−1,1−2)…熱源機、R1…ターボ冷凍機、R2…吸収器冷凍機、2(2−1,2−2)…1次ポンプ、3(3−1,3−2)…インバータ、4…往ヘッダ、5…往水管路、6…外部負荷、7…還水管路、8…バルブ、9…還ヘッダ、10…バイパス管路、11…往水温度センサ、12…還水温度センサ、13…流量計、14(14A、14A’、14B、14B’、14C…熱源機運転制御装置(制御装置)。

Claims (6)

  1. 第1のエネルギーとして電気エネルギーを使用して所要の温度の熱源水を生成する第1の熱源機と、前記第1のエネルギーとは種類が異なる第2のエネルギーを使用して所要の温度の熱源水を生成する第2の熱源機とを備え、前記第1の熱源機が生成する熱源水と前記第2の熱源機が生成する熱源水とを混合して負荷へ供給する熱源システムに適用され、前記第1の熱源機および第2の熱源機の運転を制御する熱源機運転制御方法において、
    前記負荷へ供給されている現在の熱源水の流量を負荷流量として計測する負荷流量計測ステップと、
    前記第1のエネルギーの使用量が高くなると予想される場合、前記第1の熱源機への熱源水の流量を減らし、この減らした流量を増加分として前記第2の熱源機への熱源水の流量を増やすエネルギー使用量調整ステップとを備え、
    前記エネルギー使用量調整ステップは、
    前記第1のエネルギーの使用量が高くなると予想される場合、前記計測された負荷流量から予め定められている所定の流量を差し引いて前記第1の熱源機への熱源水の分配流量とし、この分配流量と予め定められている前記第1の熱源機への最小流量とを比較し、その何れか大きい方を前記第1の熱源機への熱源水の設定流量とする一方、前記計測された負荷流量から前記第1の熱源機への熱源水の設定流量を差し引いて前記第2の熱源機への熱源水の分配流量とし、この分配流量と予め定められている前記第2の熱源機への最小流量とを比較し、その何れか大きい方を前記第2の熱源機への熱源水の設定流量とする
    ことを特徴とする熱源機運転制御方法。
  2. 請求項1に記載された熱源機運転制御方法において、
    前記エネルギー使用量調整ステップは、
    前記第1のエネルギーの予測使用量が目標使用量を超える虞れが生じた場合を前記第1のエネルギーの使用量が高くなると予想される場合とする
    ことを特徴とする熱源機運転制御方法。
  3. 請求項1に記載された熱源機運転制御方法において、
    前記エネルギー使用量調整ステップは、
    予め定められた所定の期間を前記第1のエネルギーの使用量が高くなると予想される場合とする
    ことを特徴とする熱源機運転制御方法。
  4. 第1のエネルギーとして電気エネルギーを使用して所要の温度の熱源水を生成する第1の熱源機と、前記第1のエネルギーとは種類が異なる第2のエネルギーを使用して所要の温度の熱源水を生成する第2の熱源機とを備え、前記第1の熱源機が生成する熱源水と前記第2の熱源機が生成する熱源水とを混合して負荷へ供給する熱源システムに用いられ、前記第1の熱源機および第2の熱源機の運転を制御する熱源機運転制御装置において、
    前記負荷へ供給されている現在の熱源水の流量を負荷流量として計測する負荷流量計測手段と、
    前記第1のエネルギーの使用量が高くなると予想される場合、前記第1の熱源機への熱源水の流量を減らし、この減らした流量を増加分として前記第2の熱源機への熱源水の流量を増やすエネルギー使用量調整手段とを備え、
    前記エネルギー使用量調整手段は、
    前記第1のエネルギーの使用量が高くなると予想される場合、前記計測された負荷流量から予め定められている所定の流量を差し引いて前記第1の熱源機への熱源水の分配流量とし、この分配流量と予め定められている前記第1の熱源機への最小流量とを比較し、その何れか大きい方を前記第1の熱源機への熱源水の設定流量とする一方、前記計測された負荷流量から前記第1の熱源機への熱源水の設定流量を差し引いて前記第2の熱源機への熱源水の分配流量とし、この分配流量と予め定められている前記第2の熱源機への最小流量とを比較し、その何れか大きい方を前記第2の熱源機への熱源水の設定流量とする
    ことを特徴とする熱源機運転制御装置。
  5. 請求項4に記載された熱源機運転制御装置において、
    前記エネルギー使用量調整手段は、
    前記第1のエネルギーの予測使用量が目標使用量を超える虞れが生じた場合を前記第1のエネルギーの使用量が高くなると予想される場合とする
    ことを特徴とする熱源機運転制御装置。
  6. 請求項4に記載された熱源機運転制御装置において、
    前記エネルギー使用量調整手段は、
    予め定められた所定の期間を前記第1のエネルギーの使用量が高くなると予想される場合とする
    ことを特徴とする熱源機運転制御装置。
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