JP4865397B2 - 熱源変流量制御装置および方法 - Google Patents

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Description

この発明は、還ヘッダに戻される熱源水の流量(負荷流量)に基づいて熱源機に対して補機として設けられているポンプの回転数を制御する熱源変流量制御装置および方法に関するものである。
〔従来例1〕
図18に従来の熱源システム(2次ポンプ方式の熱源システム)の計装図を示す(例えば、特許文献1参照)。同図において、1−1,1−2は熱源機、2−1,2−2は熱源機1−1,1−2への熱源水の循環通路に補機として各個に設けられた1次ポンプ、3は熱源機1−1,1−2からの熱源水を混合する往ヘッダ、4は往水管路、5は往ヘッダ3から往水管路4を介して送られてくる熱源水の供給を受ける外部負荷(空調機、ファンコイルなどの熱負荷)、6は還水管路、7は外部負荷5への熱源水の供給量をその負荷状態に応じて調整するバルブである。
8は外部負荷5において熱交換され還水管路6を介して送られてくる熱源水が戻される還ヘッダ、9は往ヘッダ3と還ヘッダ8とを連通させるバイパス管路、10は往ヘッダ3から外部負荷5への熱源水の温度を往水温度TSとして計測する往水温度センサ、11は還ヘッダ8に戻される熱源水の温度を還水温度TRとして計測する還水温度センサ、12は還ヘッダ8に戻される熱源水の流量を負荷流量Fとして計測する流量計、13は制御装置である。
往ヘッダ3は、第1の往ヘッダ3−1と第2の往ヘッダ3−2とから構成され、往ヘッダ3−1と3−2との間には、往ヘッダ3−1からの熱源水を往ヘッダ3−2へ圧送する2次ポンプ14−1〜14−3が設けられている。また、往ヘッダ3−1と往ヘッダ3−2との間には、バルブ15と差圧計16が設けられており、2次ポンプ14−1〜14−3、バルブ15および差圧計16に対しては2次ポンプ制御装置17が設けられている。2次ポンプ制御装置17は、流量計12からの負荷流量Fを入力として2次ポンプ14−1〜14−3の運転台数を制御すると共に、差圧計16が検出する往ヘッダ3−1と3−2との間の差圧ΔPを一定に保つように、バルブ15の開度を制御する。
この熱源システムにおいて、1次ポンプ2−1,2−2により圧送された送水は、熱源機1−1,1−2により熱源水とされ、往ヘッダ3において混合され、往水管路4を介して外部負荷5へ供給される。そして、外部負荷5において熱交換され、還水管路6を介して還ヘッダ8に戻され、再び1次ポンプ2−1,2−2によって圧送され、以上の経路を循環する。例えば、熱源機1−1,1−2を冷凍機とした場合、熱源水は冷水とされ、上述した経路を循環する。熱源機1−1,1−2を加熱機とした場合、熱源水は温水とされ、上述した経路を循環する。
なお、この熱源システムにおいて、1次ポンプ2−1,2−2は、熱源機1−1,1−2と連動してオン/オフ(運転/停止)される。また、熱源機1−1,1−2を冷凍機とする場合、熱源機1−1,1−2には補機として冷却塔18−1,18−2が設けられる。冷却塔18(18−1,18−2)は、冷却水ポンプGPと冷却塔ファンGFとを備え、冷却塔ファンGFで生成される冷却水を冷却水ポンプGPによって熱源機1(1−1,1−2)へ圧送する。
また、この熱源システムにおいて、制御装置13は、往水温度センサ10からの往水温度TS,還水温度センサ11からの還水温度TRおよび流量計12からの負荷流量Fとから、F×(TR−TS)=Qとして現在の負荷熱量Qを求め、この求めた現在の負荷熱量Qに基づいて熱源機1−1,1−2の運転台数を制御する。
例えば、制御装置13は、予め定められている運転順序テーブルに従い、負荷熱量Qが所定値Q1に達するまでは指定順位1番の熱源機1−1を運転し、負荷熱量Qが所定値Q1を越えれば、熱源機1−1に加えて指定順位2番の熱源機1−2の運転を開始する。なお、この熱源機1−1,1−2の運転中、熱源機1−1,1−2に対して設けられている1次ポンプ2−1,2−2は、定格回転で運転され、それぞれ一定の流量の熱源水を熱源機1−1,1−2に環流する。
この熱源システムでは、外部負荷5に供給される負荷流量Fに関係なく1次ポンプ2が一定流量の熱源水を熱源機1に環流するため、余剰な熱源水がバイパス管路9を流れるものとなり、1次ポンプ2による搬送動力の無駄が生じる。
〔従来例2〕
そこで、特許文献2では、図19に示すように、1次ポンプ2−1,2−2にインバータ19−1,19−2を設け、1次ポンプ2−1,2−2の回転数を制御可能な構成としている。この熱源システムにおいて、制御装置13(13’)は、熱源機1−1,1−2が等能力(等容量)の場合、流量計12によって計測された負荷流量Fを現在運転している熱源機1の運転台数nで除して按分流量Fiを求め、この按分流量Fiに応じて現在運転している熱源機1に対して設けられている1次ポンプ2の回転数を制御する。
例えば、図19において、熱源機1−1,1−2が等能力の熱源機であり、2台運転中であるとする。また、1次ポンプ2−1,2−2の定格流量(定格ポンプ能力)をそれぞれ100m3 /h、流量計12によって計測された負荷流量Fを150m3 /hとする。
この場合、制御装置13は、負荷流量Fを熱源機1の運転台数2で除して按分流量Fi=75m3 /hを求め、熱源機1−1,1−2への熱源水の流量が75m3 /hとなるように、すなわち熱源機1−1と1−2の負荷率が同じとなるように、インバータ19−1,19−2にインバータ出力(INV出力)を与え、1次ポンプ2−1,2−2の回転数を制御する。
これにより、運転中の熱源機1−1,1−2から出力される熱源水の流量の合計が150m3 /hとなり、計測された負荷流量Fと等しくなる。したがって、バイパス管路9に流れる熱源水の流量が零となって、搬送動力の無駄が生じず、省エネルギーが図られるものとなる。
特開2002−89935号公報 特開2004−101104号公報
しかしながら、上述した従来例2の熱源システム(図19)では、熱源機1−1と1−2の運転効率が異なる場合、運転効率が悪い熱源機での処理熱量が多くなり、トータルの熱源機の運転コストが増大するという問題があった。
例えば、図20に示すように、熱源機1−1をターボ冷凍機、熱源機1−2を吸収式冷凍機とした場合、ターボ冷凍機の運転効率を示す成績係数(COP)は6程度であるのに対し、吸収式冷凍機のCOPは1程度であり、熱源機1−1の方が熱源機1−2よりも格段に運転効率が良いものとなる。この場合、従来例2の熱源システムでは、運転効率の良し悪しに拘わらず、負荷率が同じとなるように熱源機1−1,1−2に均等に負荷流量が配分されるので、運転効率が悪い熱源機1−2での処理熱量が多くなり、トータルの熱源機の運転コストが増大する。
この問題は、熱源機1−1,1−2が等能力(等容量)である場合に限らず、異能力(異容量)である場合にも同様にして生じる。例えば、図21に示すように、熱源機1−1と熱源機1−2との能力比が2:1であるとする。また、1次ポンプ2−1の定格ポンプ能力を200m3 /h、1次ポンプ2−2の定格ポンプ能力を100m3 /h、流量計12によって計測された負荷流量Fを210m3 /hとする。この場合、制御装置13’は、負荷流量Fを熱源機1−1と1−2との能力比で分配し、熱源機1−1への熱源水の流量を140m3 /h、熱源機1−2への熱源水の流量を70m3 /hとするように、1次ポンプ2−1,2−2の回転数を制御する。これにより、負荷率が同じとなるように熱源機1−1,1−2に均等に負荷流量が配分される。ここで、例えば、熱源機1−1をターボ冷凍機、熱源機1−2を吸収式冷凍機とすると、運転効率が悪い熱源機1−2(吸収式冷凍機)での処理熱量が多くなり、トータルの熱源機の運転コストが増大する。
また、熱源機1−1,1−2の内、一方を部分負荷時の運転効率が良い熱源機とし、他方を最大負荷時の運転効率が良い熱源機としたような場合にも、トータルの熱源機の運転コストが増大するという問題が生じる。例えば、圧縮機にインバータを付設したインバータ式のターボ冷凍機(以下、INVターボ冷凍機と呼ぶ)は、一般的に部分負荷時の運転効率が良くなるという特性(図22参照)を持っている。これに対して、通常のターボ冷凍機(定速のターボ冷凍機(以下、単にターボ冷凍機と呼ぶ))は、最大負荷時の運転効率が最も良いという特性(図23参照)を持っている。ここで、例えば、図24に示すように、熱源機1−1をINVターボ冷凍機、熱源機1−2をターボ冷凍機とし、負荷率が同じとなるように熱源機1−1,1−2に均等に負荷流量Fを配分すると、負荷率が高い場合には熱源機1−1の運転効率が悪くなり、負荷率が低い場合には熱源機1−2の運転効率が悪くなり、トータルの熱源機の運転コストが増大する。
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、トータルの熱源機の運転コストを低減することが可能な熱源変流量制御装置および方法を提供することにある。
このような目的を達成するために本発明は、少なくとも1台は運転効率が異なる第1〜第N(N≧2)の熱源機と、この第1〜第Nの熱源機に対して補機として各個に設けられた少なくとも1台は流量の制御が可能な第1〜第Nのポンプと、第1〜第Nの熱源機からの熱源水を受ける往ヘッダと、この往ヘッダから送水される熱源水の供給を受ける外部負荷と、この外部負荷において熱交換された熱源水を第1〜第Nのポンプを介して第1〜第Nの熱源機に戻す還ヘッダと、往ヘッダと還ヘッダとを連通するバイパス管路と、外部負荷において熱交換された熱源水の流量を負荷流量として計測する流量計とを備えた熱源システムに用いられ、負荷流量に基づいて第1〜第Nのポンプからの第1〜第Nの熱源機への熱源水の流量を制御する熱源変流量制御装置において、第1〜第Nの熱源機の少なくとも2つが同時に運転される場合、その運転される熱源機の運転効率に応じて、負荷流量を同時に運転される熱源機への熱源水の流量として配分する負荷流量配分手段を備え、熱源システムは、第1〜第Nの熱源機として運転効率が異なる第1および第2の熱源機を備え、負荷流量配分手段は、第1および第2の熱源機が同時に運転される場合、運転効率が良い方の熱源機に、負荷流量をその熱源機の容量に応じた按分流量よりも多く配分することを特徴とする。この発明では、運転効率が異なる第1および第2の熱源機が同時に運転される場合、運転効率が良い方の熱源機に、その熱源機の容量に応じた按分流量よりも多く負荷流量を配分する。これにより、運転効率が悪い熱源機での処理熱量が減り、運転効率が良い熱源機での処理熱量が増え、トータルの熱源機の運転コストが低減する。
また、本発明は、少なくとも1台は運転効率が異なる第1〜第N(N≧2)の熱源機と、この第1〜第Nの熱源機に対して補機として各個に設けられた少なくとも1台は流量の制御が可能な第1〜第Nのポンプと、第1〜第Nの熱源機からの熱源水を受ける往ヘッダと、この往ヘッダから送水される熱源水の供給を受ける外部負荷と、この外部負荷において熱交換された熱源水を第1〜第Nのポンプを介して第1〜第Nの熱源機に戻す還ヘッダと、往ヘッダと還ヘッダとを連通するバイパス管路と、外部負荷において熱交換された熱源水の流量を負荷流量として計測する流量計とを備えた熱源システムに用いられ、負荷流量に基づいて第1〜第Nのポンプからの第1〜第Nの熱源機への熱源水の流量を制御する熱源変流量制御装置において、第1〜第Nの熱源機の少なくとも2つが同時に運転される場合、その運転される熱源機の運転効率に応じて、負荷流量を同時に運転される熱源機への熱源水の流量として配分する負荷流量配分手段を備え、熱源システムは、第1〜第Nの熱源機として部分負荷時の運転効率が良い第1の熱源機および最大負荷時の運転効率が良い第2の熱源機を備え、負荷流量配分手段は、第1および第2の熱源機が同時に運転される場合、最大負荷時の運転効率が良い第2の熱源機に、負荷流量をその熱源機の容量に応じた按分流量よりも多く配分することを特徴とする。この発明では、部分負荷時の運転効率が良い第1の熱源機と最大負荷時の運転効率が良い第2の熱源機とが同時に運転される場合、最大負荷時の運転効率が良い第2の熱源機に、その熱源機の容量に応じた按分流量よりも多く負荷流量を配分する。これにより、最大負荷時の運転効率が良い第2の熱源機の負荷率が上がり、部分負荷時の運転効率が良い第1の熱源機の負荷率が下がり、第1の熱源機と第2の熱源機がともに運転効率が良い状態で能力を発揮し、トータルの熱源機の運転コストが低減する。
なお、本発明において、第2の熱源機に負荷流量を多く配分するか否かの判断は、第1の熱源機へ入る放熱熱媒の温度に基づいて行うようにするとよい。例えば、INVターボ冷凍機は、部分負荷時の運転効率が良い熱源機であるが、放熱熱媒(例えば、冷却塔からの冷却水)の温度が高くなると、部分負荷時の運転効率が落ち、ターボ冷凍機と同じような最大負荷時の運転効率が良い特性となる傾向がある。そこで、第1の熱源機としてINVターボ冷凍機を用いるような場合には、例えば、第1の熱源機へ入る放熱熱媒の温度に閾値を定め、放熱熱媒の温度が閾値を超えた場合、第2の熱源機に負荷流量を多く配分するのを止め、負荷率を同じとするように第1の熱源機と第2の熱源機に均等に負荷流量を配分するようにする。
なお、放熱熱媒の温度に対する閾値を細かく定め、第2の熱源機に負荷流量を多く配分するのを止めた場合、放熱熱媒の温度に応じて、負荷率を同じとするように第1の熱源機と第2の熱源機に均等に負荷流量を配分するようしたり、第2の熱源機に負荷流量を多く配分するようにしたりしてもよい。また、INVターボ冷凍機以外でも、放熱熱媒の温度によって運転効率が大きく変わる冷凍機があり、第1の熱源機は部分負荷時の運転効率が良い熱源機に限られるものではない。また、放熱装置からの放熱熱媒は、冷却塔からの冷却水(水冷)に限られるものではなく、熱源機中の凝縮器を空気によって冷却(空冷)する場合も考えられる。また、本発明において、放熱熱媒の温度は、その放熱媒体の温度を直接検出するようにしてもよいが、外気の温度と外気の湿度とから外気エンタルピを求め、この外気エンタルピなどから演算によって求めるようにしてもよい。
また、本発明は、熱源変流量制御装置としてではなく、熱源変流量制御方法としても実現することが可能である。また、本発明は、2次ポンプ方式の熱源システムへの適用に限らず、2次ポンプを用いない1次ポンプ方式の熱源システムでも同様にして適用することが可能である。また、本発明において、熱源機は、ターボ冷凍機、吸収式冷凍機、INVターボ冷凍機に限られるものではなく、他にも色々な種類の冷凍機の使用が考えられる。また、熱源機を加熱機や熱交換器などとしてもよく、加熱機や熱交換器とした場合も冷凍機と同様、色々な種類のものの使用が考えられる。
また、本発明において、第1〜第Nの熱源機に補機として設ける第1〜第Nのポンプは、少なくとも1台が回転数の制御が可能なポンプであればよい。すなわち、第1〜第Nのポンプには、インバータ制御しない回転数が一定のポンプが含まれていてもよい。例えば、第1の熱源機をターボ冷凍機、第2の熱源機を吸収式冷凍機とするような場合、第1の熱源機に対して補機として設ける第1のポンプを回転数一定のポンプとし、第2の熱源機に対して補機として設ける第2のポンプを回転数の制御が可能なポンプとする。この場合、第1の熱源機のみの運転時は、第1のポンプをオンとして、一定の流量の熱源水を第1の熱源機に送る。また、第1の熱源機と第2の熱源機との同時運転時には、第1のポンプをオンとしたまま、第2のポンプの回転数を負荷流量に応じて制御するようにする。このようにしても、第1の熱源機と第2の熱源機との同時運転時、運転効率が良い第1の熱源機に負荷流量が多く配分されるようになり、トータルの熱源機の運転コストが低減する。
本発明によれば、運転効率が異なる第1および第2の熱源機が同時に運転される場合、運転効率が良い方の熱源機にその熱源機の容量に応じた按分流量よりも多く負荷流量を配分するようにしたり、部分負荷時の運転効率が良い第1の熱源機と最大負荷時の運転効率が良い第2の熱源機とが同時に運転される場合、最大負荷時の運転効率が良い第2の熱源機にその熱源機の容量に応じた按分流量よりも多く負荷流量を配分するようにして、トータルの熱源機の運転コストを低減することが可能となる。
以下、本発明を図面に基づいて詳細に説明する。
〔実施の形態1〕
図1は本発明に係る熱源変流量制御装置を含む熱源システムの一実施の形態を示す計装図である。同図において、図19と同一符号は図19を参照して説明した構成要素と同一或いは同等構成要素を示し、その説明は省略する。
この熱源システムは、その基本的な構成において、図19に示した従来の熱源システムと変わるところはない。この実施の形態においても、1次ポンプ2−1,2−2にインバータ19−1,19−2を設け、このインバータ19−1,19−2へ制御装置13からINV出力を与え、1次ポンプ2−1,2−2の回転数を制御するようにしている。両者の異なる点は制御装置13の機能にある。以下、従来の熱源システムにおける制御装置13’と区別するために、本実施の形態における制御装置13を制御装置13Aとして説明を進める。
制御装置13Aは、プロセッサや記憶装置からなるハードウェアと、これらのハードウェアと協働して各種機能を実現させるプログラムとによって実現される。制御装置13Aには、従来の制御装置13’と同様に、往水温度センサ10からの往水温度TS、還水温度センサ11からの還水温度TR、流量計12からの負荷流量Fが与えられる。また、制御装置13Aは、その特徴的な機能の1つとして、熱源機1−1,1−2の運転効率に応じて負荷流量Fを熱源機1−1,1−2への熱源水の流量として配分する最適負荷流量配分機能を有している。
なお、この実施の形態1において、熱源機1−1はターボ冷凍機、熱源機1−2は吸収式冷凍機とする。前述したように、ターボ冷凍機のCOPは6程度であるのに対し、吸収式冷凍機のCOPは1程度であり、熱源機1−1の方が熱源機1−2よりも格段に運転効率が良い。
また、この実施の形態1において、熱源機1−1,1−2は等能力(等容量)の熱源機であり、1次ポンプ2−1,2−2の定格ポンプ能力はそれぞれ100m3 /hとする。
また、この実施の形態1において、熱源機1−1,1−2に対しては、凍結などによる異常停止を防ぐために、最低の通過流量(最低流量)が定められているものとする。この例では、熱源機1−1の最低流量をα1、熱源機1−2の最低流量をα2とし、α1=α2=50m3 /hとされているものとする。
また、この実施の形態1において、制御装置13Aは、負荷熱量Qに基づく熱源機の運転台数制御機能を有しているが、負荷流量Fに基づいて熱源機の運転台数を制御するようにしてもよい。また、制御装置13Aではなく、別の制御装置(図示せず)に運転台数制御機能持たせてもよく、オペレータが手動で熱源機の運転台数を指示するようにしてもよい。
〔最適負荷流量配分〕
図2に制御装置13Aが有する最適負荷流量配分機能のフローチャートを示す。以下、このフローチャートに従って、制御装置13Aが有する最適負荷流量配分機能について説明する。なお、このフローチャートの処理は、定周期で繰り返し実行される。
制御装置13Aは、ステップ101において、流量計12によって計測された負荷流量Fを取り込む。そして、現在の運転機器(熱源機)を判断する(ステップ102)。
〔1台運転時(ターボ冷凍機)〕
ここで、運転台数の制御により、例えばターボ冷凍機1−1のみに運転指示が出されていたとする。この場合、制御装置13Aは、ステップ101で計測した負荷流量Fとターボ冷凍機の最低流量α1とを比較し(ステップ103)、負荷流量FがF≦α1であれば(ステップ103のYES)、ターボ冷凍機1−1への熱源水の流量をα1とする(ステップ104)。これにより、制御装置13Aから1次ポンプ2−1へINV出力が与えられ、1次ポンプ2−1の回転数が調整されて、1次ポンプ2−1からターボ冷凍機1−1へ最低流量α1の熱源水が還流されるものとなる(図3(a)に示すt1〜t2点)。
これに対し、負荷流量FがF>α1であれば(ステップ103のNO)、負荷流量Fをターボ冷凍機1−1への熱源水の流量とする(ステップ105)。これにより、制御装置13Aから1次ポンプ2−1へINV出力が与えられ、1次ポンプ2−1の回転数が調整されて、1次ポンプ2−1からターボ冷凍機1−1へ負荷流量Fの熱源水が還流されるものとなる(図3(a)に示すt2〜t3点)。
〔2台運転時(ターボ冷凍機+吸収式冷凍機)〕
一方、運転台数の制御により、ターボ冷凍機1−1と吸収式冷凍機1−2の両方に運転指示が出されていたとする。この場合、制御装置13Aは、ステップ101で計測した負荷流量Fからターボ冷凍機1−1の最低流量α1と吸収式冷凍機1−2の最低流量α2との合計値を差し引き(F−(α1+α2))、変流量ΔFを求める(ステップ109)。
そして、この変流量ΔFにターボ冷凍機1−1の最低流量α1を加算して比較流量F1(F1=ΔF+α1)を求め(ステップ110)、この比較流量F1が1次ポンプ2−1の定格ポンプ能力である100m3 /hを超えるまでは(ステップ111のNO)、ステップ112,113へ進み、負荷流量Fから吸収式冷凍機1−2の最低流量α2を差し引いた値をターボ冷凍機1−1への熱源水の流量とし、残りを吸収式冷凍機1−2への熱源水の流量とする。
これにより、運転効率が悪い吸収式冷凍機1−2への最低流量α2を確保した状態で(図3(b)に示すt3〜t4点)、運転効率が良いターボ冷凍機1−2に負荷流量Fが多く配分(按分流量よりも多く配分)されるものとなり(図3(a)に示すt3〜t4点)、運転効率が悪い吸収式冷凍機1−2での処理熱量が減り、運転効率が良いターボ冷凍機1−1での処理熱量が増え、トータルの熱源機の運転コストが低減する。
制御装置13Aは、比較流量F1が100m3 /hを超えると、ステップ111のYESに応じてステップ114,115へ進み、ターボ冷凍機1−1への熱源水の流量を1次ポンプ2−1の定格ポンプ能力である100m3 /hとし、この100m3 /hを負荷流量Fから差し引いた残りを吸収式冷凍機1−2への熱源水の流量とする。
これにより、ターボ冷凍機1−1への熱源水の流量が1次ポンプ2−1の定格ポンプ能力に達した後は、その状態を維持しつつ(図3(a)に示すt4〜t5点)、負荷流量Fの増大に伴って吸収式冷凍機1−2への熱源水の流量が増加して行く(図3(b)に示すt4〜t5点)。この場合でも、運転効率が良いターボ冷凍機1−1に負荷流量Fが多く配分されており、トータルの熱源機の運転コストが低減されることは同じである。
図3(c)に、参考として、1次ポンプ2−1からのターボ冷凍機1−1へのポンプ流量の推移(特性I)と、1次ポンプ2−2からの吸収式冷凍機1−2へのポンプ流量の推移(特性II)と、1次ポンプ2−1と2−2とを合わせた合成ポンプ流量の推移(特性III )を示す。この図からも、ターボ冷凍機1−1と吸収式冷凍機1−2との同時運転時、運転効率が良いターボ冷凍機1−1に負荷流量Fが多く配分されていることが分かる(図3(c)に示すt3〜t5点)。
〔1台運転時(吸収式冷凍機)〕
なお、上述した1台運転時の説明では、ターボ冷凍機1−1のみに運転指示が出されていたものとして説明したが、運転台数の制御ロジックによっては、またオペレータが手動で熱源機の運転台数を指示するような場合には、吸収式冷凍機1−2のみに運転指示が出されることがある。
この場合、制御装置13Aは、ステップ101で計測した負荷流量Fと吸収式冷凍機1−2の最低流量α2とを比較し(ステップ106)、負荷流量FがF≦α2であれば(ステップ106のYES)、吸収式冷凍機1−2への熱源水の流量をα2とする(ステップ107)。これに対し、負荷流量FがF>α2であれば(ステップ106のNO)、負荷流量Fを吸収式冷凍機1−2への熱源水の流量とする(ステップ108)。
図4に1台目の熱源機として吸収式冷凍機1−2が運転された場合のポンプ流量の推移を示す。このような場合でも、ターボ冷凍機1−1と吸収式冷凍機1−2との同時運転時、運転効率が良いターボ冷凍機1−1に負荷流量Fが多く配分される(図4(c)に示すt3〜t5点)。
〔実施の形態2〕
実施の形態1では、熱源機1−1をターボ冷凍機、熱源機1−2を吸収式冷凍機としたが、実施の形態2では、図5に示すように、熱源機1−1をINVターボ冷凍機、熱源機1−2をターボ冷凍機(定速のターボ冷凍機)とする。前述したように、INVターボ冷凍機は、一般的に部分負荷時の運転効率が良くなるという特性を持っている。これに対して、ターボ冷凍機は、最大負荷時の運転効率が最も良いという特性を持っている。
また、熱源機1−1,1−2は等能力(等容量)の熱源機であり、1次ポンプ2−1,2−2の定格ポンプ能力はそれぞれ100m3 /hとする。また、熱源機1−1の最低流量をβ1、熱源機1−2の最低流量をβ2とし、β1=β2=50m3 /hとされているものとする。また、実施の形態1における制御装置13Aと区別するために、実施の形態2における制御装置13を制御装置13Bとして説明を進める。
〔最適負荷流量配分〕
図6に制御装置13Bが有する最適負荷流量配分機能のフローチャートを示す。制御装置13Bは、ステップ201において、流量計12によって計測された負荷流量Fを取り込む。そして、現在の運転機器(熱源機)を判断する(ステップ202)。
〔1台運転時(ターボ冷凍機)〕
ここで、運転台数の制御により、例えばINVターボ冷凍機1−1のみに運転指示が出されていたとする。この場合、制御装置13Bは、ステップ201で計測した負荷流量FとINVターボ冷凍機1−1の最低流量β1とを比較し(ステップ203)、負荷流量FがF≦β1であれば(ステップ203のYES)、INVターボ冷凍機1−1への熱源水の流量をβ1とする(ステップ204)。これにより、制御装置13Bから1次ポンプ2−1へINV出力が与えられ、1次ポンプ2−1の回転数が調整されて、1次ポンプ2−1からINVターボ冷凍機1−1へ最低流量β1の熱源水が還流されるものとなる(図7(a)に示すt1〜t2点)。
これに対し、負荷流量FがF>β1であれば(ステップ203のNO)、負荷流量FをINVターボ冷凍機1−1への熱源水の流量とする(ステップ205)。これにより、制御装置13Bから1次ポンプ2−1へINV出力が与えられ、1次ポンプ2−1の回転数が調整されて、1次ポンプ2−1からINVターボ冷凍機1−1へ負荷流量Fの熱源水が還流されるものとなる(図7(a)に示すt2〜t3点)。
〔2台運転時(INVターボ冷凍機+ターボ冷凍機)〕
一方、運転台数の制御により、INVターボ冷凍機1−1とターボ冷凍機1−2の両方に運転指示が出されていたとする。この場合、制御装置13Bは、ステップ201で計測した負荷流量FからINVターボ冷凍機1−1の最低流量β1とターボ冷凍機1−2の最低流量β2との合計値を差し引き(F−(β1+β2))、変流量ΔFを求める(ステップ209)。
そして、この変流量ΔFにターボ冷凍機1−2の最低流量β2を加算して比較流量F2(F2=ΔF+β2)を求め(ステップ210)、この比較流量F2が1次ポンプ2−2の定格ポンプ能力である100m3 /hを超えるまでは(ステップ211のNO)、ステップ212,213へ進み、負荷流量FからINVターボ冷凍機1−1の最低流量β1を差し引いた値をターボ冷凍機1−2への熱源水の流量とし、残りをINVターボ冷凍機1−1への熱源水の流量とする。
これにより、INVターボ冷凍機1−1への最低流量β1を確保した状態で(図7(a)に示すt3〜t4点)、ターボ冷凍機1−2に負荷流量Fが多く配分(按分流量よりも多く配分)されるものとなり(図7(b)に示すt3〜t4点)、最大負荷時の効率が良いターボ冷凍機1−2の負荷率が上がり、部分負荷時の効率が良いINVターボ冷凍機1−1の負荷率が下がり、INVターボ冷凍機1−1とターボ冷凍機1−2がともに運転効率が良い状態で能力を発揮し、トータルの熱源機の運転コストが低減する。
制御装置13Bは、比較流量F2が100m3 /hを超えると、ステップ211のYESに応じてステップ214,215へ進み、ターボ冷凍機1−2への熱源水の流量を1次ポンプ2−2の定格ポンプ能力である100m3 /hとし、この100m3 /hを負荷流量Fから差し引いた残りをINVターボ冷凍機1−1への熱源水の流量とする。
これにより、ターボ冷凍機1−2への熱源水の流量が1次ポンプ2−2の定格ポンプ能力に達した後は(図7(b)に示すt4〜t5点)、負荷流量Fの増大に伴ってINVターボ冷凍機1−1への熱源水の流量が増加して行く(図7(a)に示すt4〜t5点)。この場合でも、最大負荷時の運転効率が良いターボ冷凍機1−2には負荷流量Fが多く配分されており、トータルの熱源機の運転コストが低減されることは同じである。
図7(c)に、参考として、1次ポンプ2−1からのINVターボ冷凍機1−1へのポンプ流量の推移(特性I)と、1次ポンプ2−2からのターボ冷凍機1−2へのポンプ流量の推移(特性II)と、1次ポンプ2−1と2−2とを合わせた合成ポンプ流量の推移(特性III )を示す。この図からも、INVターボ冷凍機1−1とターボ冷凍機1−2との同時運転時、最大負荷時の運転効率が良いターボ冷凍機1−2に負荷流量Fが多く配分されていることが分かる(図7(c)に示すt3〜t5点)。
〔1台運転時(ターボ冷凍機)〕
なお、上述した1台運転時の説明では、INVターボ冷凍機1−1のみに運転指示が出されていたものとして説明したが、運転台数の制御ロジックによっては、またオペレータが手動で熱源機の運転台数を指示するような場合には、ターボ冷凍機1−2のみに運転指示が出されることがある。
この場合、制御装置13Bは、ステップ201で計測した負荷流量Fとターボ冷凍機1−2の最低流量β2とを比較し(ステップ206)、負荷流量FがF≦β2であれば(ステップ206のYES)、ターボ冷凍機1−2への熱源水の流量をβ2とする(ステップ207)。これに対し、負荷流量FがF>β2であれば(ステップ206のNO)、負荷流量Fをターボ冷凍機1−2への熱源水の流量とする(ステップ208)。
図8に1台目の熱源機としてターボ冷凍機1−2が運転された場合のポンプ流量の推移を示す。このような場合でも、INVターボ冷凍機1−1とターボ冷凍機1−2との同時運転時、最大負荷時の運転効率が良いターボ冷凍機1−2に負荷流量Fが多く配分されるものとなる(図8(c)に示すt3〜t5点)。
〔実施の形態3〕
実施の形態1(図1)では、1次ポンプ2−1,2−2にインバータ19−1,19−2を設け、このインバータ19−2,19−2へ制御装置13AからINV出力を与え、1次ポンプ2−1,2−2の回転数を制御するようにした。これに対し、実施の形態3では、図9に示すように、1次ポンプ2−1をインバータを用いない回転数が一定のポンプとし、ターボ冷凍機1−1に連動してオン/オフ(運転/停止)させるようにする。1次ポンプ2−2は、実施の形態1と同様に、回転数の制御が可能なポンプとする。
なお、実施の形態1における制御装置13Aと区別するために、実施の形態3における制御装置13を制御装置13Cとして説明を続ける。また、この実施の形態3では、吸収式冷凍機1−2の最低流量をαとし、α=50m3 /hと定められているものとする。
〔最適負荷流量配分〕
図10に制御装置13Cが有する最適負荷流量配分機能のフローチャートを示す。制御装置13Cは、ステップ301において、流量計12によって計測された負荷流量Fを取り込む。そして、現在の運転機器(熱源機)を判断する(ステップ302)。
〔1台運転時(ターボ冷凍機)〕
ここで、運転台数の制御により、例えばターボ冷凍機1−1のみに運転指示が出されていたとする。この場合、制御装置13Cは、そのままの状態を維持する。すなわち、この場合、運転台数の制御により、ターボ冷凍機1−1が運転され、これに連動して1次ポンプ2−1がオンとされている。これにより、ターボ冷凍機1−1には1次ポンプ2−1から100m3 /hの熱源水が還流されており、この状態を維持する(図11(a)に示すt1〜t3点)。
〔2台運転時(ターボ冷凍機+吸収式冷凍機)〕
一方、運転台数の制御により、ターボ冷凍機1−1と吸収式冷凍機1−2の両方に運転指示が出されていたとする。この場合、制御装置13Cは、比較流量F3を「F3=100m3 /h+α」として求め(ステップ306)、負荷流量Fが比較流量F3を超えるまでは(ステップ307のNO)、吸収式冷凍機1−2への熱源水の流量をαとする(ステップ308、図11(b)に示すt3〜t4点)。負荷流量Fが比較流量F3を超えると(ステップ307のYES)、吸収式冷凍機1−2への熱源水の流量を「F−100m3 /h」とする(ステップ309、図11(b)に示すt4〜t5点)。
これにより、ターボ冷凍機1−1と吸収式冷凍機1−2との2台運転時、ターボ冷凍機1−1に負荷流量Fが多く配分されるものとなり(図11(c)に示すt3〜t5点)、運転効率が悪い吸収式冷凍機1−2での処理熱量が減り、運転効率が良いターボ冷凍機1−1での処理熱量が増え、トータルの熱源機の運転コストが低減する。
〔1台運転時(吸収式冷凍機)〕
吸収式冷凍機1−2のみに運転指示が出されている場合、制御装置13Cは、ステップ301で計測した負荷流量Fと吸収式冷凍機1−2の最低流量αとを比較し(ステップ303)、負荷流量FがF≦αであれば(ステップ303のYES)、吸収式冷凍機1−2への熱源水の流量をαとする(ステップ304)。これに対し、負荷流量FがF>αであれば(ステップ303のNO)、負荷流量Fを吸収式冷凍機1−2への熱源水の流量とする(ステップ305)。
図12に1台目の熱源機として吸収式冷凍機1−2が運転された場合のポンプ流量の推移を示す。このような場合でも、ターボ冷凍機1−1と吸収式冷凍機1−2との同時運転時、運転効率が良いターボ冷凍機1−1に負荷流量Fが多く配分されるものとなる(図12(c)に示すt3〜t5点)。
〔実施の形態4〕
実施の形態2(図5)では、熱源機1−1を部分負荷時の運転効率が良いINVターボ冷凍機、熱源機1−2を最大負荷時の運転効率が良いターボ冷凍機とし、熱源機1−1と1−2との同時運転時、最大負荷時の運転効率が良い熱源機1−2に負荷流量Fを多く配分するようにした。
前述したように、INVターボ冷凍機は、一般的に部分負荷時の運転効率が良くなるという特性を持っている。これに対して、ターボ冷凍機は、最大負荷時の運転効率が最も良いという特性を持っている。この冷凍機が持つ運転効率の特性は、冷凍機に入る冷却塔からの冷却水の温度(冷却水入口温度)によって変化する。
図13にINVターボ冷凍機の冷却水入口温度をパラメータとする運転効率の特性の変化を示す。図14にターボ冷凍機の冷却水入口温度をパラメータとする運転効率の特性の変化を示す。図13に示す特性の変化から分かるように、INVターボ冷凍機では、冷却水入口温度が高くなると、部分負荷時の運転効率が落ち、ターボ冷凍機と同じような最大負荷時の運転効率が良い特性となる傾向がある。
そこで、実施の形態4では、INVターボ冷凍機1−1へ入る冷却塔18−1からの冷却水入口温度Tcwを計測するようにし、INVターボ冷凍機1−1とターボ冷凍機1−2との同時運転時、INVターボ冷凍機1−1への冷却水入口温度Tcwが閾値T0(例えば、T0=29℃)を超えた場合、最大負荷時の運転効率が良いターボ冷凍機1−2に負荷流量Fを多く配分するのを止め、負荷率を同じとするようにINVターボ冷凍機1−1と1−2に均等に負荷流量Fを配分するようにする。すなわち、Tcw≦T0の場合は、最大負荷時の運転効率が良いターボ冷凍機1−2に負荷流量Fを多く配分するようにし(ターボ冷凍機優先)、T0<Tcwの場合は、ターボ冷凍機優先を無効とし、負荷流量Fを均等に配分する按分方式とする。
図15に実施の形態4の熱源システムの計装図を示す。この熱源システムは、基本的な構成において図5に示した熱源システムと同じであるが、INVターボ冷凍機1−1に入る冷却塔18−2からの冷却水入口温度Tcwを温度計20によって計測し、制御装置13(13D)に与えるようにしている。また、制御装置13Dは、INVターボ冷凍機1−1への冷却水入口温度Tcwに基づいて、ターボ冷凍機1−2に負荷流量Fを多く配分するか否かを判断する機能を備えている。
図16に制御装置13Dが有する最適負荷流量配分機能のフローチャートを示す。制御装置13Dは、INVターボ冷凍機1−1とターボ冷凍機1−2との同時運転時、冷却水入口温度TcwがT0を超えているか否かをチェックする(ステップ410)。ここで、冷却水入口温度TcwがT0を超えていなければ(ステップ410のNO)、図6に示したステップ209〜215に対応するステップ411〜417の処理により、最大負荷時の運転効率が良いターボ冷凍機1−2に負荷流量Fを多く配分するようにする。
冷却水入口温度TcwがT0を超えていれば(ステップ410のYES)、負荷流量Fが(β1+β2)以上であるか否かをチェックし(ステップ418)、F<(β1+β2)であれば、ターボ冷凍機1−2への熱源水の流量をβ2とし(ステップ419)、INVターボ冷凍機1−1への熱源水の流量をβ1とする(ステップ420)。(β1+β2)≦Fであれば、INVターボ冷凍機1−1およびターボ冷凍機1−2への熱源水の流量を共にF/2とする(ステップ421,422)。
図17に冷却水入口温度TcwがT0を超えていた場合のポンプ流量の推移を示す。この図からも分かるように、実施の形態4では、冷却水入口温度TcwがT0を超えていた場合、INVターボ冷凍機1−1とターボ冷凍機1−2との同時運転時、按分方式でINVターボ冷凍機1−1とターボ冷凍機1−2に熱源水が還流されるものとなる。これにより、冷却水入口温度Tcwが高くなってINVターボ冷凍機1−1の運転効率の特性が変化しても、この運転効率の特性の変化に対応して、トータルの熱源機の運転コストを低減することが可能となる。
なお、上述した実施の形態4では、Tcw≦T0の場合にターボ冷凍機優先、Tcw>T0の場合に按分方式としたが、冷却水入口温度の閾値として第1の閾値T1と第2の閾値T2とを定め(T1<T2)、Tcw≦T1の時にはターボ冷凍機優先、T1≦Tcw<T2の時には按分方式、T2≦Tcwの時にはINVターボ冷凍機優先とするなどとしてもよい。すなわち、Tcw>T1の場合にはターボ冷凍機優先とするのを止め、T1≦Tcw<T2の時には按分方式、T2≦Tcwの時にはINVターボ冷凍機優先とするようにしてもよい。この場合も、INVターボ冷凍機1−1への冷却水入口温度Tcwに基づいて、ターボ冷凍機1−2に負荷流量Fを多く配分するか否かを判断していることに変わりはない。
また、上述した実施の形態4では、冷却塔18からの熱源機1への冷却水入口温度Tcwを温度計20によって計測するようにしたが、外気の温度と外気の湿度を計測するようにし、計測した外気の温度と外気の湿度とから外気エンタルピを求め、この外気エンタルピと冷却塔18のファンの能力などから演算によって冷却水入口温度Tcwを求めるようにしてもよい。
また、上述した実施の形態4では、冷却塔18からの冷却水を熱源機1へ供給するようにしたが(水冷方式(放熱熱媒:水))、熱源機1中の凝縮器を空気で冷却(空冷方式(放熱熱媒:空気))する場合もある。空冷方式とする場合、熱源機1に入る空気の温度を冷却空気入口温度として計測する。
また、上述した実施の形態1〜4では、ポンプ2にインバータ19を設け、ポンプ2の回転数をINV出力により調整することによって熱源機1への流量を制御するようにしたが、例えばポンプ2の前段にバルブを設け、このバルブを制御することによって熱源機1への流量を制御するようにしてもよい。
また、上述した実施の形態1〜4では、熱源機1−1と1−2を等能力(等容量)としたが、異能力(異容量)である場合にも同様にして本発明を適用することが可能である。例えば、実施の形態1で熱源機1−1と1−2を異能力とした場合、熱源機1−1と1−2との同時運転時、運転効率が良い熱源機1−1に熱源機1−1の容量に応じた按分流量よりも多く負荷流量Fを配分するようにする。実施の形態2で熱源機1−1と1−2を異能力とした場合、熱源機1−1と1−2との同時運転時、最大負荷時の運転効率が良い熱源機1−2に熱源機1−2の容量に応じた按分流量よりも多く負荷流量Fを配分するようにする。
また、上述した実施の形態1〜4は、2次ポンプ方式の熱源システムへの適用例として説明したが、2次ポンプを用いない1次ポンプ方式の熱源システムでも同様にして適用することが可能である。また、上述した実施の形態1〜4は、説明を簡単とするために熱源機1を2台としたシステムとしたが、熱源機1を3台以上とするシステムでも同様にして適用することが可能である。熱源機1を3台以上とするシステムにおいて、同種の熱源機が存在する場合には、負荷流量を按分するようにして対応すればよい。
また、熱源機1は、ターボ冷凍機、吸収式冷凍機、INVターボ冷凍機に限られるものではなく、他にも色々な種類の冷凍機の使用が考えられる。また、熱源機1を加熱機や熱交換器などとしてもよく、加熱機や熱交換器とした場合も冷凍機と同様、色々な種類のものの使用が考えられる。
また、外部負荷5としては、空調機やファンコイルユニットなどの熱負荷の他、地域冷暖房の需要家なども考えられる。但し、地域冷暖房の需要家を外部負荷とした場合、実施の形態1〜4で示した熱源システムの基本構成は若干異なるものとなる。
本発明に係る熱源変流量制御装置を含む熱源システムの一実施の形態(実施の形態1)を示す計装図である。 実施の形態1の熱源システムにおける制御装置が有する最適負荷流量配分機能を示すフローチャートである。 図2に示したフローチャートに従う最適負荷流量配分を説明する図(1台目に運転された熱源機がターボ冷凍機であった場合)である。 図2に示したフローチャートに従う最適負荷流量配分を説明する図(1台目に運転された熱源機が吸収式冷凍機であった場合)である。 本発明に係る熱源変流量制御装置を含む熱源システムの他の実施の形態(実施の形態2)を示す計装図である。 実施の形態2の熱源システムにおける制御装置が有する最適負荷流量配分機能を示すフローチャートである。 図6に示したフローチャートに従う最適負荷流量配分を説明する図(1台目に運転された熱源機がINVターボ冷凍機であった場合)である。 図6に示したフローチャートに従う最適負荷流量配分を説明する図(1台目に運転された熱源機がターボ冷凍機であった場合)である。 本発明に係る熱源変流量制御装置を含む熱源システムの他の実施の形態(実施の形態3)を示す計装図である。 実施の形態3の熱源システムにおける制御装置が有する最適負荷流量配分機能を示すフローチャートである。 図10に示したフローチャートに従う最適負荷流量配分を説明する図(1台目に運転された熱源機がターボ冷凍機であった場合)である。 図10に示したフローチャートに従う最適負荷流量配分を説明する図(1台目に運転された熱源機が吸収式冷凍機であった場合)である。 INVターボ冷凍機の冷却水入口温度をパラメータとする運転効率の特性の変化を示す図である。 ターボ冷凍機の冷却水入口温度をパラメータとする運転効率の特性の変化を示す図である。 本発明に係る熱源変流量制御装置を含む熱源システムの他の実施の形態(実施の形態4)を示す計装図である。 実施の形態4の熱源システムにおける制御装置が有する最適負荷流量配分機能を示すフローチャートである。 実施の形態4の熱源システムにおいてINVターボ冷凍機への冷却水入口温度TcwがT0を超えていた場合の最適負荷流量配分を説明する図である。 従来の熱源システムの計装図(従来例1)である。 従来の熱源システムの計装図(従来例2)である。 従来例2の熱源システムにおいて運転効率が異なる等能力の熱源機を按分方式で運転した場合の問題点を説明する図である。 従来例2の熱源システムにおいて運転効率が異なる異能力の熱源機を按分方式で運転した場合の問題点を説明する図である。 INVターボ冷凍機の負荷率に対するCOPの変化(運転効率の変化)を示す図である。 ターボ冷凍機の負荷率に対するCOPの変化(運転効率の変化)を示す図である。 INVターボ冷凍機とターボ冷凍機を按分方式で同時に運転した場合の問題点を説明する図である。
符号の説明
1(1−1,1−2)…熱源機、2(2−1,2−2)…1次ポンプ、3(3−1,3−2)…往ヘッダ、4…往水管路、5…外部負荷、6…還水管路、7…バルブ、8…還ヘッダ、9…バイパス管路、10…往水温度センサ、11…還水温度センサ、12…流量計、13(13A、13B、13C、13D)…制御装置、14(14−1〜14−3)…2次ポンプ、15…バルブ、16…差圧計、17…2次ポンプ制御装置、18(18−1,18−2)…冷却塔、19(19−1,19−2)…インバータ、20…温度計。

Claims (6)

  1. 少なくとも1台は運転効率が異なる第1〜第N(N≧2)の熱源機と、この第1〜第Nの熱源機に対して補機として各個に設けられた少なくとも1台は流量の制御が可能な第1〜第Nのポンプと、前記第1〜第Nの熱源機からの熱源水を受ける往ヘッダと、この往ヘッダから送水される熱源水の供給を受ける外部負荷と、この外部負荷において熱交換された熱源水を前記第1〜第Nのポンプを介して前記第1〜第Nの熱源機に戻す還ヘッダと、前記往ヘッダと前記還ヘッダとを連通するバイパス管路と、前記外部負荷において熱交換された熱源水の流量を負荷流量として計測する流量計とを備えた熱源システムに用いられ、前記負荷流量に基づいて前記第1〜第Nのポンプからの前記第1〜第Nの熱源機への熱源水の流量を制御する熱源変流量制御装置において、
    前記第1〜第Nの熱源機の少なくとも2つが同時に運転される場合、その運転される熱源機の運転効率に応じて、前記負荷流量を前記同時に運転される熱源機への熱源水の流量として配分する負荷流量配分手段を備え、
    前記熱源システムは、
    前記第1〜第Nの熱源機として運転効率が異なる第1および第2の熱源機を備え、
    前記負荷流量配分手段は、
    前記第1および第2の熱源機が同時に運転される場合、運転効率が良い方の熱源機に、前記負荷流量をその熱源機の容量に応じた按分流量よりも多く配分する
    ことを特徴とする熱源変流量制御装置。
  2. 少なくとも1台は運転効率が異なる第1〜第N(N≧2)の熱源機と、この第1〜第Nの熱源機に対して補機として各個に設けられた少なくとも1台は流量の制御が可能な第1〜第Nのポンプと、前記第1〜第Nの熱源機からの熱源水を受ける往ヘッダと、この往ヘッダから送水される熱源水の供給を受ける外部負荷と、この外部負荷において熱交換された熱源水を前記第1〜第Nのポンプを介して前記第1〜第Nの熱源機に戻す還ヘッダと、前記往ヘッダと前記還ヘッダとを連通するバイパス管路と、前記外部負荷において熱交換された熱源水の流量を負荷流量として計測する流量計とを備えた熱源システムに用いられ、前記負荷流量に基づいて前記第1〜第Nのポンプからの前記第1〜第Nの熱源機への熱源水の流量を制御する熱源変流量制御装置において、
    前記第1〜第Nの熱源機の少なくとも2つが同時に運転される場合、その運転される熱源機の運転効率に応じて、前記負荷流量を前記同時に運転される熱源機への熱源水の流量として配分する負荷流量配分手段を備え、
    前記熱源システムは、
    前記第1〜第Nの熱源機として部分負荷時の運転効率が良い第1の熱源機および最大負荷時の運転効率が良い第2の熱源機を備え、
    前記負荷流量配分手段は、
    前記第1および第2の熱源機が同時に運転される場合、最大負荷時の運転効率が良い前記第2の熱源機に、前記負荷流量をその熱源機の容量に応じた按分流量よりも多く配分する
    ことを特徴とする熱源変流量制御装置。
  3. 請求項1又は2に記載された熱源変流量制御装置において、
    前記負荷流量配分手段は、
    前記第1の熱源機へ入る放熱熱媒の温度に基づいて前記第2の熱源機に前記負荷流量を多く配分するか否かの判断を行う
    ことを特徴とする熱源変流量制御装置。
  4. 少なくとも1台は運転効率が異なる第1〜第N(N≧2)の熱源機と、この第1〜第Nの熱源機に対して補機として各個に設けられた少なくとも1台は流量の制御が可能な第1〜第Nのポンプと、前記第1〜第Nの熱源機からの熱源水を受ける往ヘッダと、この往ヘッダから送水される熱源水の供給を受ける外部負荷と、この外部負荷において熱交換された熱源水を前記第1〜第Nのポンプを介して前記第1〜第Nの熱源機に戻す還ヘッダと、前記往ヘッダと前記還ヘッダとを連通するバイパス管路と、前記外部負荷において熱交換された熱源水の流量を負荷流量として計測する流量計とを備えた熱源システムに適用され、前記負荷流量に基づいて前記第1〜第Nのポンプからの前記第1〜第Nの熱源機への熱源水の流量を制御する熱源変流量制御方法において、
    前記第1〜第Nの熱源機の少なくとも2つが同時に運転される場合、その運転される熱源機の運転効率に応じて、前記負荷流量を前記同時に運転される熱源機への熱源水の流量として配分する負荷流量配分ステップとを備え、
    前記熱源システムは、
    前記第1〜第Nの熱源機として運転効率が異なる第1および第2の熱源機を備え、
    前記負荷流量配分ステップは、
    前記第1および第2の熱源機が同時に運転される場合、運転効率が良い方の熱源機に、前記負荷流量をその熱源機の容量に応じた按分流量よりも多く配分する
    ことを特徴とする熱源変流量制御方法。
  5. 少なくとも1台は運転効率が異なる第1〜第N(N≧2)の熱源機と、この第1〜第Nの熱源機に対して補機として各個に設けられた少なくとも1台は流量の制御が可能な第1〜第Nのポンプと、前記第1〜第Nの熱源機からの熱源水を受ける往ヘッダと、この往ヘッダから送水される熱源水の供給を受ける外部負荷と、この外部負荷において熱交換された熱源水を前記第1〜第Nのポンプを介して前記第1〜第Nの熱源機に戻す還ヘッダと、前記往ヘッダと前記還ヘッダとを連通するバイパス管路と、前記外部負荷において熱交換された熱源水の流量を負荷流量として計測する流量計とを備えた熱源システムに適用され、前記負荷流量に基づいて前記第1〜第Nのポンプからの前記第1〜第Nの熱源機への熱源水の流量を制御する熱源変流量制御方法において、
    前記第1〜第Nの熱源機の少なくとも2つが同時に運転される場合、その運転される熱源機の運転効率に応じて、前記負荷流量を前記同時に運転される熱源機への熱源水の流量として配分する負荷流量配分ステップとを備え、
    前記熱源システムは、
    前記第1〜第Nの熱源機として部分負荷時の運転効率が良い第1の熱源機および最大負荷時の運転効率が良い第2の熱源機を備え、
    前記負荷流量配分ステップは、
    前記第1および第2の熱源機が同時に運転される場合、最大負荷時の運転効率が良い前記第2の熱源機に、前記負荷流量をその熱源機の容量に応じた按分流量よりも多く配分する
    ことを特徴とする熱源変流量制御方法。
  6. 請求項4又は5に記載された熱源変流量制御方法において、
    前記負荷流量配分ステップは、
    前記第1の熱源機へ入る放熱熱媒の温度に基づいて前記第2の熱源機に前記負荷流量を多く配分するか否かの判断を行う
    ことを特徴とする熱源変流量制御方法。
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