JP5274222B2 - 空調設備用の熱源制御システム - Google Patents

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Description

本発明は、空調設備に係り、複数の冷凍機を並設した熱源制御システムに関する。
従来、ビル施設などに用いられる大規模な空調設備に係る熱源制御システムでは、冷凍機の蒸発器で冷凍サイクルを形成する冷媒と熱交換して冷却される冷水又はブライン(不凍液)、もしくは、冷温水機の凝縮器(吸収器)の熱媒と熱交換する温水が、冷凍機へ熱媒体を押し込む少なくとも1台のポンプにより往ヘッダを経て、空調機等の熱交換器に供給され、その後、2次側還水管路を介し還ヘッダを経て、1次側管路を介して再び冷凍機に戻るといったように循環する。
このような熱源制御システムでは、一般的に複数の冷凍機が並設され、これらの運転台数を制御する等して、夏期や冬期の外気状況による負荷変動に対応している。このため、一般的には、冷房専用のターボ冷凍機と冷暖房兼用の吸収式冷凍機とを組み合わせ設置することが多い。
以下に、従来の空調設備用の熱源制御システムの一例を示す。図3に示す熱源制御システム60では、1台のターボ冷凍機61と、1台の吸収式冷凍機62が並設されている。各冷凍機61,62は、それぞれ1次側往水管路63,64を介して往ヘッダ65に接続されている。往ヘッダ65は、2次側往水管路66を介して空調機(熱交換器)67に接続されている。空調機67は、2次側還水管路68を介して還ヘッダ69に接続されている。還ヘッダ69は、1次側還水管路71,72を介して、各冷凍機61,62とそれぞれ接続されている。
各1次側還水管路71,72には、それぞれ熱媒体を各冷凍機61,62へ圧送するための1次ポンプ73,74が設けられている。
往ヘッダ65は、1次側往水管路63,64に接続される第1ヘッダ65aと、2次側往水管路66に接続される第2ヘッダ65bとから構成されている。両ヘッダ65a,65b間には、熱媒体を第1ヘッダ65aから空調機67へ圧送するための2次ポンプ75a,75b,75cが配管を介して設けられている。
上記構成の下、各冷凍機61,62によって生成された熱媒体は、往ヘッダ65において混合され、空調機67へ送られる。そして、空調機67で熱交換された後、還ヘッダ69を経て、再び各冷凍機61,62へ送られる。
加えて、上記熱源制御システム60には、2次側往水管路66において、往ヘッダ65から空調機67へ供給される熱媒体の温度(往水温度)を計測する往水温度センサ77が設けられている。同様に、2次側還水管路68には、還ヘッダ69へ戻される熱媒体の温度(還水温度)を計測する還水温度センサ78が設けられている。
還ヘッダ69は、2次側還水管路68に接続される第1ヘッダ69aと、1次側還水管路71,72に接続される第2ヘッダ69bとから構成されている。両ヘッダ69a,69b間には、還ヘッダ69に戻される熱媒体の流量、すなわち空調機67へ供給される熱媒体の流量を計測する負荷側流量計79が設けられている。
さらに、熱源制御システム60には、往水温度センサ77、還水温度センサ78及び負荷側流量計79から得られる情報に基づいて熱量を算出する熱量計80が設けられている。
2次側還水管路68には、空調機67へ供給される熱媒体の流量をその負荷状態に応じて調整するためのバルブ81が設けられている。
さらに、往ヘッダ65(第1ヘッダ65a)と還ヘッダ69(第2ヘッダ69b)との間には、当該両者を連通させる往還ヘッダ間バイパス管路85が設けられている。
上記構成の下、空調機67における負荷が少ない場合には、バルブ81を絞って熱媒体の流量を少なくする。この際、熱源制御システム60では、1次ポンプ73,74によって各冷凍機61,62へ送られる熱媒体の流量が一定量に維持されているのに対し、空調機67へ送られる熱媒体の流量が減少する。このため、余剰となった熱媒体(往水)については、空調機67を通過することなく、往還ヘッダ間バイパス管路85を介して直接、還ヘッダ69へ戻され、ここで空調機67からの還水と合流した後、再び各冷凍機61,62に送られる。
上記熱源制御システム60では、各冷凍機61,62へ送られる熱媒体の流量を個別に調整することができなかった。そのため、熱源制御システム60が全体として部分負荷での運転となった場合には、両冷凍機61,62とも同等の割合で部分負荷での運転となる。
例えば、空調機67の定格冷却能力(最大冷却能力)を1000RT(冷凍トン:1RT=3024[kcal/h]、1[cal]=4.186[J])とし、ターボ冷凍機61及び吸収式冷凍機62の定格冷却能力をそれぞれ500RTとして設計されたシステムにおいて、空調機67での負荷が部分負荷、例えば600RTとなった場合には、2台の冷凍機61,62に対しほぼ均等に負荷が分散され、両冷凍機61,62とも約60%の部分負荷での運転となる。
かかるシステムにおいて、例えば各冷凍機61,62にて生成され、往ヘッダ65から空調機67へ送られる熱媒体の温度を7℃とし、空調機67にて熱交換されて還ヘッダ69へ戻される熱媒体の温度を12℃として運転する場合には、ピーク時(定格負荷時)において、空調機67へ定格流量である10080(l/min)の熱媒体が供給されるとともに、各冷凍機61,62へそれぞれ定格流量である5040(l/min)の熱媒体が供給される。
そして、60%の部分負荷運転となった場合には、空調機67へ流れる熱媒体の流量が6048(l/min)に減少するのに対し、各冷凍機61,62へ流れる流量はそれぞれ5040(l/min)の流量が維持される。ここで余剰となった4032(l/min)の熱媒体は往還ヘッダ間バイパス管路85を介して直接、還ヘッダ69へ流れる。これにより、還ヘッダ69では、空調機67からの12℃の還水が、往還ヘッダ間バイパス管路85を通った7℃の冷水と混合されることで、水温がピーク時の12℃よりも低い約10℃程度まで下がる。この熱媒体が再び1次ポンプ73,74によって各冷凍機61,62へ送られる。これにより、各冷凍機61,62で処理される負荷熱量は一律に低下する。
10℃の還冷水を7℃の冷凍機出口冷水温になるよう各冷凍機を運転するので、冷水の温度差として定格時12℃−7℃=5℃のところ、10℃−7℃=3℃温度差の冷凍運転となり、3℃差/5℃差=60%の部分負荷運転となる。
しかしながら、ターボ冷凍機61と吸収式冷凍機62とでは運転効率が異なる。ターボ冷凍機61の運転効率の一例を示す成績係数(COP)は、吸収式冷凍機62のCOPよりも大きく、ターボ冷凍機61の方が吸収式冷凍機62よりも定格時においては格段に運転効率が良い。このため、できる限り、ターボ冷凍機61を優先的に用いることが好ましいが、上記熱源制御システム60では、運転効率の良し悪しに拘わらず、両冷凍機61,62に均等に負荷が配分される。結果として、定格時において運転効率が悪い吸収式冷凍機62で処理される負荷熱量の割合が減らないこととなり、システム全体でのエネルギー効率が悪化し、ひいては運転コストが増大する。また、別な角度から見ると、ターボ冷凍機61は、部分負荷時には成績係数の低下度合いが吸収式冷凍機62の成績係数の低下度合いよりも大きいという特性がある。さらにターボ冷凍機61は、あまり小さな部分負荷には対応が困難であるという特性もある。ターボ冷凍機61の成績係数の入力エネルギーは電力であり、発電効率及び送電効率をも考慮する総合効率(もう一例の運転効率でもある)では、ガス燃料で運転する吸収式冷凍機62の総合効率に近づくこととなる。対して吸収式冷凍機62は部分負荷になっても総合効率は殆ど低下しない。定格時成績係数の良好なターボ冷凍機61は、部分負荷時には総合効率が低下し、部分負荷の度合いによっては総合効率でターボ冷凍機61より吸収式冷凍機62が上回ることがある。よって、部分負荷時にターボ冷凍機61を部分負荷運転させると、システム全体でのエネルギー効率が悪化し、ひいては運転コストが増大する。
このように、運転効率の異なる冷凍機を組み合わせて使用する場合には、状況に応じて冷凍機の負荷分担率を変化させることが必要となる。各冷凍機への負荷は熱媒体の流量に比例する。そのため、各冷凍機への負荷分担率を変えるのに、各1次側還水管路に備わるポンプの回転数をインバータ制御することより各冷凍機へ供給される熱媒体の流量を調整することでこれに対応した従来技術もある(例えば、特許文献1参照。)。
例えば、上記図3の構成に加えて、図4に示す熱源制御システム60では、各1次側還水管路71,72の流量を計測する流量計91,92と、1次ポンプ73,74に付設されたインバータ93,94と、当該インバータ93,94を制御する流量コントローラ95,96と、当該流量コントローラ95,96を制御する流量分配コントローラ97とを備えている。
流量分配コントローラ97は、熱量計80により計測された熱量に基づき、各冷凍機61,62の負荷分担率を割り出し、これに対応する設定値を流量コントローラ95,96へ送信する。これに基づき、流量コントローラ95,96は、流量計91,92の値を参酌しながら、インバータ93,94にインバータ入力(周波数の指示値)を与え、1次ポンプ73,74の回転数を制御する。
上記構成の下、システム全体の負荷が60%の運転(600RT)となった場合、理想的には、定格時に運転効率のよい良いターボ冷凍機61を優先して定格に近い運転になるように、ターボ冷凍機61に対し定格流量の5040(l/min)の熱媒体を送り、ターボ冷凍機61を定格負荷の500RTで運転するとともに、吸収式冷凍機62に対し残りの1008(l/min)の熱媒体を送り、吸収式冷凍機62を100RTの部分負荷運転とすることが好ましい。これが可能となれば、ターボ冷凍機61と吸収式冷凍機62の負荷分担率を5:1まで下げることができる。
特開2007−292374号公報
しかしながら、各冷凍機61,62には、凍結などによる異常停止を防ぎ、安定して運転するために最低限必要な下限流量(一般的には50%)が定められている。このため、空調機67へ供給される流量に関係なく、各冷凍機61,62や各1次ポンプ73,74に対しては、常に下限流量を上回る熱媒体の供給を必要とする。
例えば、図4に示す熱源制御システム60において、各冷凍機61,62の下限流量が定格流量の50%に設定されている場合、ターボ冷凍機61を優先して用い、吸収式冷凍機62の流量を制御したとしても、吸収式冷凍機62への供給を少なくとも下限流量2520(l/min)を下回らないように維持しなければならない。このため、ターボ冷凍機61に対して定格流量の5040(l/min)を流したとしても、両者の負荷分担率は2:1までしか下げることができない。結果として、システム全体での運転コストが増大する。
なお、上記課題は、ターボ冷凍機と吸収式冷凍機とを並設した構成に限らず、同種の冷凍機(例えばターボ冷凍機)であっても特性(運転効率)が異なるものが並設された構成においても同様に生じ得る。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、空調機にかかる負荷の状況に応じて、各冷凍機に対し最適に負荷を分配し、最適な運転効率でシステムを運転することのできる空調設備用の熱源制御システムを提供することにある。
以下、上記課題等を解決するのに適した各手段につき項分けして説明する。なお、必要に応じて対応する手段に特有の作用効果等を付記する。
手段1.少なくとも1台は特性の異なる複数の冷凍機が並列に配置された空調設備用の熱源制御システムであって、
前記複数の冷凍機の蒸発器で冷却され供給される熱媒体を混合する往ヘッダと、
前記往ヘッダから熱媒体の供給を受ける少なくとも1つの空調機と、
前記空調機において熱交換された熱媒体が還流する還ヘッダと、
前記各冷凍機と前記往ヘッダとをそれぞれ繋ぐ複数の1次側往水管路と、
前記還ヘッダと前記各冷凍機とをそれぞれ繋ぐ複数の1次側還水管路と、
前記往ヘッダと前記空調機とをそれぞれ繋ぐ少なくとも1本の2次側往水管路と、
該2次側往水管路の途中に設置され、前記空調機に熱媒体を送る2次側熱媒体ポンプと、
前記空調機と前記還ヘッダとをそれぞれ繋ぐ少なくとも1本の2次側還水管路と、
前記各1次側還水管路にそれぞれ設けられ、前記冷凍機へ供給する熱媒体の流量を調整可能な複数の1次ポンプと、
前記各1次側往水管路にそれぞれ設けられ、前記往ヘッダへ供給する熱媒体の流量を調整可能な複数の流量調整弁と、
前記各冷凍機に係る前記1次側往水管路における前記流量調整弁よりも上流位置と前記1次側還水管路の前記1次ポンプよりも上流位置とをそれぞれバイパス接続する複数のバイパス管路と、
前記2次側往水管路に設けられた往水温度センサと、
前記2次側還水管路に設けられた還水温度センサ及び2次側負荷流量計と、
前記各温度センサの計測信号と前記2次側負荷流量計の出力信号とから冷房負荷を演算する熱量計と、
前記各1次側還水管路においてそれぞれ設けられ、前記還ヘッダから前記各1次側還水管路へ戻される熱媒体の流量を計測する複数の流量計と、
前記各冷凍機に係る前記1次ポンプ及び前記流量調整弁に対応してそれぞれ設けられ、前記各1次側還水管路へ戻される熱媒体の流量を計測する前記流量計の計測値と、後記設定値との偏差に基づいて、前記各冷凍機に係る前記1次側往水管路、前記1次側還水管路及び前記バイパス管路における熱媒体の流量を制御する複数の流量制御手段と、
前記熱量計からの熱量信号に基づいて前記還ヘッダから前記各1次側還水管路へ分配される熱媒体の各分配流量を算出し、前記複数の流量制御手段に対してそれぞれの前記設定値を出力することで、前記還ヘッダから前記各1次側還水管路へ分配される熱媒体の流量を制御する流量分配制御手段と
を備え、
前記流量分配制御手段は、前記複数の冷凍機のうち、定格時に運転効率が良い冷凍機に対し優先して多くの分配流量を配し、
部分負荷時に総合効率が低下しない冷凍機に対しては分配流量を少なくすること
を特徴とする空調設備用の熱源制御システム。
上記手段1によれば、各冷凍機に対応する配管系統毎に、冷凍機の蒸発器で冷却され往ヘッダへ供給される前の熱媒体の一部を、バイパス管路を通して1次側往水管路から1次側還水管路へ還流可能な構成となっている。これにより、所定の冷凍機へ供給する熱媒体の下限流量を確保しつつも、当該冷凍機(1次側還水管路)に対して還ヘッダから還流される熱媒体の流量を前記下限流量よりも減少させることが可能となる。結果として、複数の冷凍機に対し負荷分担するに際し、所定の冷凍機に対する負荷分担率を、当該冷凍機の下限流量を考慮することなく、極端に小さくすることも可能となる。
例えば、運転効率の異なる2台の冷凍機(定格冷却能力500RT)が同時に運転され、空調機における負荷がピーク時(1000RT)の60%となった場合(600RT)には、運転効率が良い一方の冷凍機を最大負荷(500RT)で優先的に運転し、不足分(100RT)を他方の冷凍機で補うといったように、定格時成績係数が比較的悪いが、部分負荷時の総合効率があまり低下しない冷凍機に係る負荷を極端に減らす制御が可能となる。
結果として、空調機にかかる負荷の状況に応じて、各冷凍機に対し最適に負荷を分配し、最適な運転効率でシステムを運転することができ、システム全体の運転効率を高めることができる。ひいては、運転コストの増加を抑制することができる。
尚、上記手段における「特性の異なる」冷凍機には、ターボ式冷凍機や吸収式冷凍機といった機種が異なる冷凍機は勿論のこと、機種が同じでも運転効率等の異なる冷凍機などが含まれる。
また、手段によれば、各管路における流量をより的確に調整することができ、上記作用効果がより確実に奏される。
手段記各流量制御手段は、前記還ヘッダから前記各1次側還水管路へ戻される熱媒体の流量と、前記各バイパス管路から戻される熱媒体の流量との合計流量が、前記ポンプから前記冷凍機へ送られる流量の下限を下回らないように、前記流量の下限以上を流すよう前記1次ポンプの回転数制御をし、且つ、前記流量調整弁を制御することを特徴とする手段1に記載の空調設備用の熱源制御システム。
上記手段によれば、各管路における流量をより的確に調整することができ、上記手段1の作用効果がより確実に奏される。
手段.前記各バイパス管路においてそれぞれ第2の流量調整弁を備え、
前記流量制御手段は、前記流量調整弁と前記第2の流量調整弁とを比例制御し、且つ前記流量調整弁と前記第2の流量調整弁の弁開閉動作が逆動作になるよう制御することを特徴とする手段1又は2に記載の空調設備用の熱源制御システム。
上記手段によれば、各管路における流量をより的確に調整することができ、上記手段1の作用効果がより確実に奏される。
手段.前記複数の冷凍機のうち、少なくとも1つはターボ冷凍機であることを特徴とする手段1乃至のいずれかに記載の空調設備用の熱源制御システム。
ターボ冷凍機は、最大負荷時の運転効率が高い特性を有する。
手段.前記複数の冷凍機のうち、少なくとも1つは吸収式冷凍機であることを特徴とする手段1乃至のいずれかに記載の空調設備用の熱源制御システム。
吸収式冷凍機は、定格時の成績係数COPでは比較的悪いが部分負荷時の総合効率が下がらないという特性を有し、つまり部分負荷時の運転効率が高い特性を有する。
以下、本実施形態における空調設備用の熱源制御システムについて図面を参照して説明する。図1は、熱源制御システムの全体構成を示している。
図1に示すように、熱源制御システム10においては、1台のターボ冷凍機11と、1台の吸収式冷凍機12が並列に配置されている。ターボ冷凍機11は電動式で冷房専用のものであり、吸収式冷凍機12は、冷温水を製造するガス焚き式で冷暖房兼用のものである。両冷凍機11,12は、共に定格冷却能力が500RTで、定格流量が5040(l/min)のものであるが、互いに成績係数(COP)や部分負荷特性などが異なる。また、両冷凍機11,12に対しては、凍結などによる異常停止を防ぎ、安定して運転するために最低限必要な下限流量が定められている。本実施形態では、両冷凍機11,12ともに定格流量5040(l/min)の50%の2520(l/min)が下限流量として設定されている。尚、1RT=3024[kcal/h]、1[cal]=4.186[J]である。
各冷凍機11,12は、それぞれ1次側往水管路13,14を介して往ヘッダ15に接続されている。往ヘッダ15は、2次側往水管路16を介して空調機(熱交換器)17に接続されている。空調機17は、2次側還水管路18を介して還ヘッダ19に接続されている。還ヘッダ19は、1次側還水管路21,22を介して、各冷凍機11,12とそれぞれ接続されている。
各1次側還水管路21,22には、それぞれ熱媒体を各冷凍機11,12へ圧送するための1次ポンプ23,24が設けられている。各1次ポンプ23,24には、それぞれインバータ23a,24aが付設されており、各冷凍機11,12へ流れる熱媒体の流量を任意に調整可能となっている。
往ヘッダ15は、1次側往水管路13,14に接続される第1ヘッダ15aと、2次側往水管路16に接続される第2ヘッダ15bとから構成されている。両ヘッダ15a,15b間には、熱媒体を第1ヘッダ15aから空調機17へ圧送するための2次側熱媒体ポンプ25a,25b,25cが設けられている。
2次側往水管路16においては、往ヘッダ15から空調機17へ供給される熱媒体の温度(往水温度)を計測する往水温度センサ27が設けられている。同様に、2次側還水管路18には、還ヘッダ19へ戻される熱媒体の温度(還水温度)を計測する還水温度センサ28が設けられている。
還ヘッダ19は、2次側還水管路18に接続される第1ヘッダ19aと、1次側還水管路21,22に接続される第2ヘッダ19bとから構成されている。両ヘッダ19a,19b間には、還ヘッダ19に戻される熱媒体の流量、すなわち空調機17へ供給される熱媒体の流量を計測する2次側負荷流量計29が設けられている。
そして、往水温度センサ27、還水温度センサ28及び2次側負荷流量計29から得られる情報に基づいて熱量を算出する熱量計30が設けられている。
2次側還水管路18には、空調機17へ供給される熱媒体の流量をその負荷状態に応じて調整するための2次側バルブ(流量調整弁)31が設けられている。
さらに、ターボ冷凍機11に繋がる1次側往水管路13と1次側還水管路21との間には、当該両者を連通させるバイパス管路35が当該ターボ冷凍機11と並列に設けられている。同様に、吸収式冷凍機12に繋がる1次側往水管路14と1次側還水管路22との間には、当該両者を連通させるバイパス管路36が当該吸収式冷凍機12と並列に設けられている。各バイパス管路35,36は、各1次側還水管路21,22に対し、1次ポンプ23,24よりも上流側(還ヘッダ19側)に接続されている。
各1次側還水管路21,22には、各バイパス管路35,36の接続位置よりも上流側において当該部位における流量を計測するための1次側流量計41,42が設けられている。
各1次側往水管路13,14には、各バイパス管路35,36の接続位置よりも下流側(往ヘッダ15側)において当該部位における流量を調整するための第1バルブ(流量調整弁)45,46が設けられている。これに対応して、各バイパス管路35,36には、当該部位における流量を調整するための第2バルブ(流量調整弁)47,48が設けられている。ターボ側の第1バルブ45及び第2バルブ47、及び、吸収式側の第1バルブ46及び第2バルブ48は、それぞれ比例制御され、且つ弁開閉動作が逆動作させられるものである。例えば、第1バルブ45が全開となると、第2バルブ47が全閉となるように制御される。
そして、これら第1バルブ45、第2バルブ47及び1次ポンプ23(インバータ23a)を制御するための流量コントローラ55が設けられるとともに、第1バルブ46、第2バルブ48及び1次ポンプ24(インバータ24a)を制御するための流量コントローラ56が設けられている。さらに、当該流量コントローラ55,56等を制御する流量分配コントローラ59が設けられている。流量コントローラ55,56が本実施形態における流量制御手段を構成し、流量分配コントローラ59が流量分配制御手段を構成する。
上記構成の下、各冷凍機11,12によって生成された熱媒体は、往ヘッダ15において混合され、空調機17へ送られる。そして、空調機17で熱交換された後、還ヘッダ19を経て、再び各冷凍機11,12へ送られる。
空調機17が定格負荷1000RTで運転されている場合には、各冷凍機11,12も定格負荷500RTで運転される。これに対し、空調機17における負荷が少ない場合には、2次側バルブ31を絞って熱媒体の流量を少なくする。かかる場合、熱源制御システム10では、各冷凍機11,12に対して負荷を分配する制御が行われる。
以下、熱源制御システム10にて行われる負荷分配の制御手順について図2のフローチャートを参照して説明する。なお、このフローチャートの処理は、定期的に繰り返し実行される。
先ずステップS101にて、熱量計30は、往水温度センサ27により得られる往水温度をT1、還水温度センサ28により得られる還水温度をT2、及び、2次側負荷流量計29から得られる負荷流量Fxを基に、以下の演算式(1)から現在の2次側(空調機17)の負荷熱量Qxを算出する。
Qx=Fx×(T2−T1)…(1)
次に、ステップS102において、流量分配コントローラ59は、負荷熱量Qxがターボ冷凍機11の定格冷却能力Q1(500RT)を下回っているか否かを判定する。
ここで、負荷熱量Qxが500RT以上であると判定された場合には、ステップS103にて両冷凍機11,12を運転状態とする。
続くステップS104において、流量分配コントローラ59は、吸収式冷凍機12の分担割合、すなわち吸収式冷凍機12が処理する負荷熱量Q2を以下の演算式(2)を基に算出する。
Q2=Qx−Q1…(2)
ステップS105では、流量分配コントローラ59が、各冷凍機11,12の分担する負荷熱量Q1,Q2を基に、負荷流量Fxの分配割合、すなわち1次側流量計41,42の位置において流すべき流量F1,F2を算出する。かかる場合、流量F1は定格流量である5040(l/min)となり、流量F2に関しては、以下の演算式(3)に基づき算出される。
F2=Fx−F1…(3)
これに基づき、流量分配コントローラ59は、算出された流量F1,F2に対応する設定値を、それぞれステップS106,S107にて各系統の流量コントローラ55,56に対し出力し、これを受けた各流量コントローラ55,56がこれに関する設定処理を行う。
そして、ターボ側系統の流量コントローラ55は、ステップS108にて1次ポンプ23をインバータ制御して、ターボ冷凍機11に対し5040(l/min)の熱媒体を流す。
一方、吸収式側系統の流量コントローラ56は、ステップS109にて、1次側流量計42のある位置において流すべき流量F2が下限流量である2520(l/min)を下回っているか否かを判定する。
ここで、流量F2が2520(l/min)以上であると判定された場合、流量コントローラ56は、ステップS110にて、吸収式側系統の1次ポンプ24をインバータ制御して、当該1次ポンプ24により流すべき熱媒体の流量F4を、1次側流量計42のある位置において流すべき流量F2とを一致させるとともに、ステップS111にて、吸収式側系統の第1バルブ46を全開とし、第2バルブ48を全閉とする制御を行う。
ステップS109にて、流量F2が下限流量2520(l/min)を下回っていると判定された場合には、流量コントローラ56は、ステップS112にて、吸収式側系統の1次ポンプ24をインバータ制御して、当該1次ポンプ24により流すべき熱媒体の流量F4が下限流量2520(l/min)を維持するように制御するとともに、ステップS113にて、1次側流量計42の流量が流量F2となるよう吸収式側系統の第1バルブ46を絞り、これに反比例するように第2バルブ48を連動して開き、バイパス管路36における所定の流量を確保する。
さて、上記ステップS102にて、負荷熱量Qxがターボ冷凍機11の定格冷却能力Q1(500RT)未満であると判定された場合には、ターボ冷凍機11を優先して用いるため、ステップS114にて、当該ターボ冷凍機11のみを運転状態とする。
ステップS115では、流量分配コントローラ59が、1次側還水管路21の1次側流量計41のある位置において流すべき流量F1を算出する。ここでは、当該流量F1を負荷流量Fxに一致させる。
これに基づき、流量分配コントローラ59は、算出された流量F1に対応する設定値を、ステップS116にてターボ側系統の流量コントローラ55に対し出力し、これを受けた流量コントローラ55がこれに関する設定処理を行う。
そして、ターボ側系統の流量コントローラ55は、ステップS117にて、1次側流量計41のある位置において流すべき流量F1が下限流量である2520(l/min)を下回っているか否かを判定する。
ここで、流量F1が2520(l/min)以上であると判定された場合、流量コントローラ55は、ステップS118にて、ターボ側系統の1次ポンプ23をインバータ制御して、当該1次ポンプ23により流すべき熱媒体の流量F3を、1次側流量計41のある位置において流すべき流量F1とを一致させるとともに、ステップS119にて、ターボ側系統の第1バルブ45を全開とし、第2バルブ47を全閉とする制御を行う。
ステップS117にて、流量F1が下限流量2520(l/min)を下回っていると判定された場合には、流量コントローラ55は、ステップS120にて、ターボ側系統の1次ポンプ23をインバータ制御して、当該1次ポンプ23により流す熱媒体の流量F3が下限流量2520(l/min)を維持するように制御するとともに、ステップS121にて、1次側流量計41の流量が流量F1となるようターボ側系統の第1バルブ45を絞り、これに反比例するように第2バルブ47を連動して開き、バイパス管路35における所定の流量を確保する。
上記構成の下、システム全体の負荷が例えば60%の運転(600RT)となった場合、運転効率のよい良いターボ冷凍機11を優先して用いて、ターボ冷凍機11に対し定格流量の5040(l/min)の熱媒体を送り、ターボ冷凍機11を定格負荷の500RTで100%運転とする。これに対し、吸収式冷凍機12に対しては、還ヘッダ19から残りの1008(l/min)の熱媒体と、バイパス管路36を介して1512(l/min)の熱媒体を1次側還水管路22へ供給して、吸収式冷凍機12へ供給される熱媒体の流量を下限流量2520(l/min)に維持しつつ、当該吸収式冷凍機12を100RTの部分負荷運転とする。
また、システム全体の負荷がさらに下がり、例えば20%の運転(200RT)となった場合には、運転効率のよい良いターボ冷凍機11のみを運転状態とする。かかる場合、当該ターボ冷凍機11に対し、還ヘッダ19から2016(l/min)の熱媒体と、バイパス管路36を介して504(l/min)の熱媒体を1次側還水管路21へ供給して、ターボ冷凍機11へ供給される熱媒体の流量を下限流量2520(l/min)に維持しつつ、当該ターボ冷凍機11を200RTの部分負荷運転とする。
以上詳述したように、本実施形態では、各冷凍機11,12に対応する配管系統毎に、各冷凍機11,12で生成され往ヘッダ15へ供給される前の熱媒体の一部を、バイパス管路35,36を通して1次側往水管路13,14から1次側還水管路21,22へ還流可能な構成となっている。これにより、各冷凍機11,12へ供給する熱媒体の下限流量2520(l/min)を確保しつつも、当該冷凍機11,12(1次側還水管路21,22)に対して還ヘッダ19から還流される熱媒体の流量を前記下限流量よりも減少させることが可能となる。結果として、両冷凍機11,12に対し負荷分担するに際し、所定の冷凍機11,12に対する負荷分担率を、当該冷凍機11,12の下限流量を考慮することなく、極端に小さくすることが可能となる。
結果として、空調機17にかかる負荷の状況に応じて、各冷凍機11,12に対し最適に負荷を分配し、最適な運転効率でシステム10を運転することができ、システム10全体の運転効率を高めることができる。ひいては、運転コストの増加を抑制することができる。
なお、上述した実施形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施してもよい。
(a)上記実施形態では、1台のターボ冷凍機11と、1台の吸収式冷凍機12が並列に配置された熱源制御システム10が記載されている。これに限らず、3台以上の冷凍機が並列に配置された熱源制御システムに適用してもよい。また、空調機17の数も1台に限定されるものではなく、2台以上備えた構成としてもよい。
(b)冷凍機の機種もターボ冷凍機11や吸収式冷凍機12に限定されるものではなく、これに代えて又は加えて、例えばインバータ式ターボ冷凍機など他の機種を採用してもよい。
(c)上記実施形態では、運転効率のよいターボ冷凍機11を優先して用いる構成が示されているが、これに限らず、例えば廃熱を利用して運転する吸収式冷凍機が設置される構成においては、廃熱の有効利用を図るため、当該吸収式冷凍機を優先的に利用する方が、運転コストを低減させることができる。
また、運転効率の良い方を優先して用いるのではなく、電力・燃料コストを考慮して、より経済的な方を優先して用いる構成としてもよい。
(d)上記実施形態では、第1バルブ45,46及び第2バルブ47,48を比例制御して、各バイパス管路35,36を通る流量を調整している。これに限らず、例えば、各1次側往水管路13,14と各バイパス管路35,36の接続位置において三方弁を配置し、これにより各バイパス管路35,36を通る流量を調整する構成としてもよい。
(e)上記実施形態では、熱量計30から得られる負荷熱量Qxを基に各冷凍機11,12の負荷分担を決定しているが、これに限らず、例えば2次側負荷流量計29から得られる負荷流量Fxを基に算出してもよい。
熱源制御システムの構成図である。 負荷分配の制御手順を示すフローチャートである。 従来技術に係る熱源制御システムの構成図である。 従来技術に係る熱源制御システムの構成図である。
10…熱源制御システム、11…ターボ冷凍機、12…吸収式冷凍機、13,14…1次側往水管路、15…往ヘッダ、16…2次側往水管路、17…空調機、18…2次側還水管路、19…還ヘッダ、21,22…1次側還水管路、23,24…1次ポンプ、35,36…バイパス管路、41,42…1次側流量計、45,46…第1バルブ、47,48…第2バルブ、55,56…流量コントローラ、59…流量分配コントローラ。

Claims (5)

  1. 少なくとも1台は特性の異なる複数の冷凍機が並列に配置された空調設備用の熱源制御システムであって、
    前記複数の冷凍機の蒸発器で冷却され供給される熱媒体を混合する往ヘッダと、
    前記往ヘッダから熱媒体の供給を受ける少なくとも1つの空調機と、
    前記空調機において熱交換された熱媒体が還流する還ヘッダと、
    前記各冷凍機と前記往ヘッダとをそれぞれ繋ぐ複数の1次側往水管路と、
    前記還ヘッダと前記各冷凍機とをそれぞれ繋ぐ複数の1次側還水管路と、
    前記往ヘッダと前記空調機とをそれぞれ繋ぐ少なくとも1本の2次側往水管路と、
    該2次側往水管路の途中に設置され、前記空調機に熱媒体を送る2次側熱媒体ポンプと、
    前記空調機と前記還ヘッダとをそれぞれ繋ぐ少なくとも1本の2次側還水管路と、
    前記各1次側還水管路にそれぞれ設けられ、前記冷凍機へ供給する熱媒体の流量を調整可能な複数の1次ポンプと、
    前記各1次側往水管路にそれぞれ設けられ、前記往ヘッダへ供給する熱媒体の流量を調整可能な複数の流量調整弁と、
    前記各冷凍機に係る前記1次側往水管路における前記流量調整弁よりも上流位置と前記1次側還水管路の前記1次ポンプよりも上流位置とをそれぞれバイパス接続する複数のバイパス管路と、
    前記2次側往水管路に設けられた往水温度センサと、
    前記2次側還水管路に設けられた還水温度センサ及び2次側負荷流量計と、
    前記各温度センサの計測信号と前記2次側負荷流量計の出力信号とから冷房負荷を演算する熱量計と、
    前記各1次側還水管路においてそれぞれ設けられ、前記還ヘッダから前記各1次側還水管路へ戻される熱媒体の流量を計測する複数の流量計と、
    前記各冷凍機に係る前記1次ポンプ及び前記流量調整弁に対応してそれぞれ設けられ、前記各1次側還水管路へ戻される熱媒体の流量を計測する前記流量計の計測値と、後記設定値との偏差に基づいて、前記各冷凍機に係る前記1次側往水管路、前記1次側還水管路及び前記バイパス管路における熱媒体の流量を制御する複数の流量制御手段と、
    前記熱量計からの熱量信号に基づいて前記還ヘッダから前記各1次側還水管路へ分配される熱媒体の各分配流量を算出し、前記複数の流量制御手段に対してそれぞれの前記設定値を出力することで、前記還ヘッダから前記各1次側還水管路へ分配される熱媒体の流量を制御する流量分配制御手段と
    を備え、
    前記流量分配制御手段は、前記複数の冷凍機のうち、定格時に運転効率が良い冷凍機に対し優先して多くの分配流量を配し、
    部分負荷時に総合効率が低下しない冷凍機に対しては分配流量を少なくすること
    を特徴とする空調設備用の熱源制御システム。
  2. 記各流量制御手段は、前記還ヘッダから前記各1次側還水管路へ戻される熱媒体の流量と、前記各バイパス管路から戻される熱媒体の流量との合計流量が、前記ポンプから前記冷凍機へ送られる流量の下限を下回らないように、前記流量の下限以上を流すよう前記1次ポンプの回転数制御をし、且つ、前記流量調整弁を制御することを特徴とする請求項1に記載の空調設備用の熱源制御システム。
  3. 前記各バイパス管路においてそれぞれ第2の流量調整弁を備え、
    前記流量制御手段は、前記流量調整弁と前記第2の流量調整弁とを比例制御し、且つ前記流量調整弁と前記第2の流量調整弁の弁開閉動作が逆動作になるよう制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の空調設備用の熱源制御システム。
  4. 前記複数の冷凍機のうち、少なくとも1つはターボ冷凍機であることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の空調設備用の熱源制御システム。
  5. 前記複数の冷凍機のうち、少なくとも1つは吸収式冷凍機であることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の空調設備用の熱源制御システム。
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