JP2002031376A - 空調システム - Google Patents
空調システムInfo
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- JP2002031376A JP2002031376A JP2000219194A JP2000219194A JP2002031376A JP 2002031376 A JP2002031376 A JP 2002031376A JP 2000219194 A JP2000219194 A JP 2000219194A JP 2000219194 A JP2000219194 A JP 2000219194A JP 2002031376 A JP2002031376 A JP 2002031376A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 省エネルギーの空調システムを提供する。
【解決手段】 往ヘッダー8および還ヘッダー9を介し
て1次側を熱源100とし、2次側を負荷200とする
空調システムにおいて、2次側水流の流量を検出する2
次側流量検出手段14、21、25で検出された2次側
流量に基づいて2次側送水圧を制御する2次側送水圧制
御手段15が設けられているか、往ヘッダー8と還ヘッ
ダー9の水圧差を検出する差圧検出手段16で検出され
た差圧に基づいて1次側の送水量を制御する往還ヘッダ
ー間差圧制御手段17が設けられているか、冷凍機の出
入口温度を検出し、出入口温度の温度差に基づいて冷却
水流量を制御する出入口温度差制御制御手段19が設け
られていることを特徴とする空調システム。
て1次側を熱源100とし、2次側を負荷200とする
空調システムにおいて、2次側水流の流量を検出する2
次側流量検出手段14、21、25で検出された2次側
流量に基づいて2次側送水圧を制御する2次側送水圧制
御手段15が設けられているか、往ヘッダー8と還ヘッ
ダー9の水圧差を検出する差圧検出手段16で検出され
た差圧に基づいて1次側の送水量を制御する往還ヘッダ
ー間差圧制御手段17が設けられているか、冷凍機の出
入口温度を検出し、出入口温度の温度差に基づいて冷却
水流量を制御する出入口温度差制御制御手段19が設け
られていることを特徴とする空調システム。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は空調システムに関す
る。
る。
【0002】
【従来の技術】空調システムは、最高負荷を想定して設
計されているが、実際に最高負荷で運転されるの年間を
通してわずかであり、それ以外の場合は設計の60%以
下の低い負荷率で運転されている。空調システムには、
個別空調方式とセントラル空調方式がある。セントラル
空調方式は、工場やビルなど規模の大きな空間を空調す
る空調システムである。
計されているが、実際に最高負荷で運転されるの年間を
通してわずかであり、それ以外の場合は設計の60%以
下の低い負荷率で運転されている。空調システムには、
個別空調方式とセントラル空調方式がある。セントラル
空調方式は、工場やビルなど規模の大きな空間を空調す
る空調システムである。
【0003】地球温暖化防止のために各分野で省エネル
ギーの取り組みがされているが、規模の大きいセントラ
ル空調方式の空調システムの省エネルギー化は、社会的
に大きな効果がある。
ギーの取り組みがされているが、規模の大きいセントラ
ル空調方式の空調システムの省エネルギー化は、社会的
に大きな効果がある。
【0004】図10は、一般的に使用されている空調シ
ステムの概略構成図である。本空調システムは、往ヘッ
ダーおよび還ヘッダーを介して1次側を熱源、2次側を
負荷とする空調システムで、水を冷媒として冷凍機にて
冷水、温水発生機にて温水を作り、空調機に1次ポン
プ、2次ポンプにて冷温水を搬送して空調するものであ
る。本空調システムは、空調機41、冷凍機44、温水
発生機53、往ヘッダー48、還ヘッダー49、1次ポ
ンプ45a、45b、2次ポンプ43などから構成され
ている。冷凍機44には、冷却水ポンプ46、冷却塔4
7が連結されている。
ステムの概略構成図である。本空調システムは、往ヘッ
ダーおよび還ヘッダーを介して1次側を熱源、2次側を
負荷とする空調システムで、水を冷媒として冷凍機にて
冷水、温水発生機にて温水を作り、空調機に1次ポン
プ、2次ポンプにて冷温水を搬送して空調するものであ
る。本空調システムは、空調機41、冷凍機44、温水
発生機53、往ヘッダー48、還ヘッダー49、1次ポ
ンプ45a、45b、2次ポンプ43などから構成され
ている。冷凍機44には、冷却水ポンプ46、冷却塔4
7が連結されている。
【0005】図10では空調機41は2台並列に設けら
れているが、必要に応じた台数を並列に設けることがで
きる。同様に冷凍機44も2台並列に設けられている
が、必要に応じた台数を並列に設けることができる。温
水発生機53は1台であるが、複数台設けてもよい。
れているが、必要に応じた台数を並列に設けることがで
きる。同様に冷凍機44も2台並列に設けられている
が、必要に応じた台数を並列に設けることができる。温
水発生機53は1台であるが、複数台設けてもよい。
【0006】空調機41は、いわゆる室内機であり負荷
設備である。空調機41の冷温水出口側は配水管により
流量制御バルブ42を介して還ヘッダー49と連結され
ている。還ヘッダー49は配水管により1次ポンプ45
aを介して冷凍機44と連結されている。また還ヘッダ
ー49は配水管により1次ポンプ45bを介して温水発
生機53と連結されている。
設備である。空調機41の冷温水出口側は配水管により
流量制御バルブ42を介して還ヘッダー49と連結され
ている。還ヘッダー49は配水管により1次ポンプ45
aを介して冷凍機44と連結されている。また還ヘッダ
ー49は配水管により1次ポンプ45bを介して温水発
生機53と連結されている。
【0007】冷凍機44および温水発生機53は配水管
により往ヘッダー48と連結されている。往ヘッダー4
8は、複数の2次ポンプ43を介して配水管により空調
機41の冷温水入口側と連結されている。2次ポンプ4
3と並列に流量制御バルブ52が設けられている。往ヘ
ッダー48と還ヘッダー49は、バイパス管50により
連結されている。このバイパス管50にはバルブ51が
設けられている。
により往ヘッダー48と連結されている。往ヘッダー4
8は、複数の2次ポンプ43を介して配水管により空調
機41の冷温水入口側と連結されている。2次ポンプ4
3と並列に流量制御バルブ52が設けられている。往ヘ
ッダー48と還ヘッダー49は、バイパス管50により
連結されている。このバイパス管50にはバルブ51が
設けられている。
【0008】往ヘッダー48から2次ポンプ43により
送水された冷温水は空調機41に供給され冷暖房作用を
する。この冷暖房作用により温度変化した還水は還ヘッ
ダー49に流入する。還水は、還ヘッダー49から1次
ポンプ45aにより冷凍機44に送水され、冷凍機44
で冷却されて往ヘッダー48に送水されるか、還ヘッダ
ー49から1次ポンプ45bにより温水発生機53に送
水され、温水発生機53で加熱されて往ヘッダー48に
送水される。
送水された冷温水は空調機41に供給され冷暖房作用を
する。この冷暖房作用により温度変化した還水は還ヘッ
ダー49に流入する。還水は、還ヘッダー49から1次
ポンプ45aにより冷凍機44に送水され、冷凍機44
で冷却されて往ヘッダー48に送水されるか、還ヘッダ
ー49から1次ポンプ45bにより温水発生機53に送
水され、温水発生機53で加熱されて往ヘッダー48に
送水される。
【0009】各空調機41の空調する部屋での操作者に
より設定された温度に対する室温に応じて、すなわち空
調機41の空調負荷に応じて流量制御バルブ42が制御
され冷温水の流量を制御すると、空調機41の冷温水入
口側の圧力が変動する。この圧力変動をひろい2次ポン
プ43の送水量を制御する。流量制御バルブ52は、2
次ポンプ43から必要以上の水が送水されたときに、水
を往ヘッダー48に還流させるためのものである。
より設定された温度に対する室温に応じて、すなわち空
調機41の空調負荷に応じて流量制御バルブ42が制御
され冷温水の流量を制御すると、空調機41の冷温水入
口側の圧力が変動する。この圧力変動をひろい2次ポン
プ43の送水量を制御する。流量制御バルブ52は、2
次ポンプ43から必要以上の水が送水されたときに、水
を往ヘッダー48に還流させるためのものである。
【0010】一方、1次側では、冷凍機44の安定的な
運転のために、1次ポンプ45a、冷却水ポンプ46と
もに空調負荷に無関係に定流量で運転している。このた
め、空調負荷が低くなったとき、冷凍機44から往ヘッ
ダー48に送水される冷温水は、往ヘッダー48から空
調機41に送水される冷温水より多くなる。この余分な
冷温水は、バイパス管50を介して還ヘッダー49に送
水され、1次側に還流される。こうして、比較的規模の
大きな空間を安定的に空調することができる。
運転のために、1次ポンプ45a、冷却水ポンプ46と
もに空調負荷に無関係に定流量で運転している。このた
め、空調負荷が低くなったとき、冷凍機44から往ヘッ
ダー48に送水される冷温水は、往ヘッダー48から空
調機41に送水される冷温水より多くなる。この余分な
冷温水は、バイパス管50を介して還ヘッダー49に送
水され、1次側に還流される。こうして、比較的規模の
大きな空間を安定的に空調することができる。
【0011】しかし、空調負荷に応じて2次ポンプ43
からの流量を制御しても、1次ポンプ45a、冷却水ポ
ンプ46は定流量で運転しているので、エネルギーロス
が大きかった。すなわち、バイパス管50を介して還ヘ
ッダー49に送水するエネルギーは、空調のためには必
要ないものである。
からの流量を制御しても、1次ポンプ45a、冷却水ポ
ンプ46は定流量で運転しているので、エネルギーロス
が大きかった。すなわち、バイパス管50を介して還ヘ
ッダー49に送水するエネルギーは、空調のためには必
要ないものである。
【0012】また、図10の構成では、還ヘッダー49
から往ヘッダー48に冷温水が逆流する場合があり、往
ヘッダー48から空調機41への送水温度が保証できず
空調品質に問題があった。すなわち、複数の冷凍機44
がある場合、空調機41側の負荷が少なくなったとき、
冷凍機44の一部を停止するが、このとき流量のバラン
スが崩れ、還ヘッダー49から往ヘッダー48に冷温水
が逆流する場合がある。また停止した冷凍機44を起動
してから安定するまで時間がかかり、このときも流量の
バランスが崩れ、還ヘッダー49から往ヘッダー48に
冷温水が逆流する場合がある。この逆流が起こると、空
調機41の負荷により温度変化した冷温水が往ヘッダー
48に流入するので、往ヘッダー48から空調機41へ
の送水温度が乱され、空調温度制御に悪影響を与える。
から往ヘッダー48に冷温水が逆流する場合があり、往
ヘッダー48から空調機41への送水温度が保証できず
空調品質に問題があった。すなわち、複数の冷凍機44
がある場合、空調機41側の負荷が少なくなったとき、
冷凍機44の一部を停止するが、このとき流量のバラン
スが崩れ、還ヘッダー49から往ヘッダー48に冷温水
が逆流する場合がある。また停止した冷凍機44を起動
してから安定するまで時間がかかり、このときも流量の
バランスが崩れ、還ヘッダー49から往ヘッダー48に
冷温水が逆流する場合がある。この逆流が起こると、空
調機41の負荷により温度変化した冷温水が往ヘッダー
48に流入するので、往ヘッダー48から空調機41へ
の送水温度が乱され、空調温度制御に悪影響を与える。
【0013】これらの問題点を解決するために、従来技
術として、特開平4−327738号公報には、往ヘッ
ダーと還ヘッダーとの間のバイパス管に流量計と、1次
側の入口と出口間にバルブを有する1次側バイパス管を
設け、往ヘッダーと還ヘッダーとの間のバイパス管の流
量がゼロになるように、1次側流量を調整する空調シス
テムが開示されている。
術として、特開平4−327738号公報には、往ヘッ
ダーと還ヘッダーとの間のバイパス管に流量計と、1次
側の入口と出口間にバルブを有する1次側バイパス管を
設け、往ヘッダーと還ヘッダーとの間のバイパス管の流
量がゼロになるように、1次側流量を調整する空調シス
テムが開示されている。
【0014】図11は、従来技術の空調システムの概略
構成図である。図10で説明した一般的な空調システム
と同じ部位は同じ符号を付け説明は省略する。従来技術
の空調システムでは、図10においてバイパス管50に
設けられたバルブ51の替わりに流量計57が設けられ
ている。還ヘッダー49の出口側には第1バルブ55が
設けられている。第1バルブ55と1次ポンプ45aの
連結点と、冷凍機44と往ヘッダー48の連結点との間
には第2バイパス管54が設けられ、このバイパス管に
は第2バルブ56が設けられている。
構成図である。図10で説明した一般的な空調システム
と同じ部位は同じ符号を付け説明は省略する。従来技術
の空調システムでは、図10においてバイパス管50に
設けられたバルブ51の替わりに流量計57が設けられ
ている。還ヘッダー49の出口側には第1バルブ55が
設けられている。第1バルブ55と1次ポンプ45aの
連結点と、冷凍機44と往ヘッダー48の連結点との間
には第2バイパス管54が設けられ、このバイパス管に
は第2バルブ56が設けられている。
【0015】従来技術の空調システムでは、流量計57
の流量すなわちバイパス管50を流れる流量を略ゼロに
制御することを目標に、1次ポンプ45a、45bの送
水量を制御するものである。また冷凍機44の負荷の変
動に伴い、冷却水ポンプ46の送水量を制御するもので
ある。この結果、1次ポンプ45a、45bおよび冷却
水ポンプ46の動力を削減でき、エネルギーロスを低減
できる。
の流量すなわちバイパス管50を流れる流量を略ゼロに
制御することを目標に、1次ポンプ45a、45bの送
水量を制御するものである。また冷凍機44の負荷の変
動に伴い、冷却水ポンプ46の送水量を制御するもので
ある。この結果、1次ポンプ45a、45bおよび冷却
水ポンプ46の動力を削減でき、エネルギーロスを低減
できる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、バイパ
ス管50のような管径が大きい配水管に設け、かつ高精
度の流量計は非常に高価である。したがって、従来技術
は、高価な流量計や1次側の入口と出口間のバイパス管
取付などの配管工事が必要でコストアップする問題点が
ある。また、冷凍機の立ち上げ、停止などの場合の制御
を正確にするためにファジィ理論が用いられているが、
ファジィ理論の演算機は高価であり、コストアップす
る。
ス管50のような管径が大きい配水管に設け、かつ高精
度の流量計は非常に高価である。したがって、従来技術
は、高価な流量計や1次側の入口と出口間のバイパス管
取付などの配管工事が必要でコストアップする問題点が
ある。また、冷凍機の立ち上げ、停止などの場合の制御
を正確にするためにファジィ理論が用いられているが、
ファジィ理論の演算機は高価であり、コストアップす
る。
【0017】また、空調負荷に応じて2次ポンプ43の
送水量を制御し2次ポンプ43の動力を低減している
が、2次ポンプ43を定圧で運転しているので、省エネ
ルギーが不十分である問題点があった。さらに流量計5
7を略ゼロにするように1次ポンプ45aで1次側流量
を減少させるに伴い冷凍機44の冷却水量を減少させて
いるが、冷凍機44の効率が考慮されておらず1次ポン
プ45aの動力は低減できても冷凍機効率の低下を招く
恐れがあり空調エネルギー全体で見るとエネルギーロス
が増加する恐れがある。
送水量を制御し2次ポンプ43の動力を低減している
が、2次ポンプ43を定圧で運転しているので、省エネ
ルギーが不十分である問題点があった。さらに流量計5
7を略ゼロにするように1次ポンプ45aで1次側流量
を減少させるに伴い冷凍機44の冷却水量を減少させて
いるが、冷凍機44の効率が考慮されておらず1次ポン
プ45aの動力は低減できても冷凍機効率の低下を招く
恐れがあり空調エネルギー全体で見るとエネルギーロス
が増加する恐れがある。
【0018】本発明は上記課題を解決したもので、省エ
ネルギー効果が大きい効率的な空調システムを提供す
る。
ネルギー効果が大きい効率的な空調システムを提供す
る。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
るために、本発明の請求項1において講じた技術的手段
(以下、第1の技術的手段と称する。)は、往ヘッダー
および還ヘッダーを介して1次側を熱源とし、2次側を
負荷とする空調システムにおいて、前記往ヘッダーから
空調機を介して前記還ヘッダーに送水する2次側送水手
段と、該2次側送水手段の2次側送水圧を検出する2次
側送水圧検出手段と、2次側水流の流量を制御する2次
側流量制御手段と、2次側水流の流量を検出する2次側
流量検出手段と、冷凍機、温水発生機の少なくとも一方
を介して前記還ヘッダーから前記往ヘッダーに1次側水
流を送水する1次側送水手段と、前記往ヘッダーと前記
還ヘッダーを連結するバイパス管と、前記2次側流量検
出手段で検出された2次側流量に基づいて2次側送水圧
を制御する2次側送水圧制御手段が設けられていること
を特徴とする空調システムである。
るために、本発明の請求項1において講じた技術的手段
(以下、第1の技術的手段と称する。)は、往ヘッダー
および還ヘッダーを介して1次側を熱源とし、2次側を
負荷とする空調システムにおいて、前記往ヘッダーから
空調機を介して前記還ヘッダーに送水する2次側送水手
段と、該2次側送水手段の2次側送水圧を検出する2次
側送水圧検出手段と、2次側水流の流量を制御する2次
側流量制御手段と、2次側水流の流量を検出する2次側
流量検出手段と、冷凍機、温水発生機の少なくとも一方
を介して前記還ヘッダーから前記往ヘッダーに1次側水
流を送水する1次側送水手段と、前記往ヘッダーと前記
還ヘッダーを連結するバイパス管と、前記2次側流量検
出手段で検出された2次側流量に基づいて2次側送水圧
を制御する2次側送水圧制御手段が設けられていること
を特徴とする空調システムである。
【0020】上記第1の技術的手段による効果は、以下
のようである。
のようである。
【0021】すなわち、2次側流量に基づいて2次側送
水圧を低減できるので、2次ポンプの動力を低減でき、
省エネルギー効果が大きい効率的な空調システムができ
る。
水圧を低減できるので、2次ポンプの動力を低減でき、
省エネルギー効果が大きい効率的な空調システムができ
る。
【0022】上記技術的課題を解決するために、本発明
の請求項2において講じた技術的手段(以下、第2の技
術的手段と称する。)は、前記2次側流量検出手段が、
前記空調機と前記還ヘッダーを連結する配水管に連通し
て設けられた膨張タンクと、前記還ヘッダー自身を含
む、前記配水管の前記膨張タンク連通位置と前記還ヘッ
ダーの間に設けられた還水圧検出手段から構成されてい
ることを特徴とする請求項1記載の空調システムであ
る。
の請求項2において講じた技術的手段(以下、第2の技
術的手段と称する。)は、前記2次側流量検出手段が、
前記空調機と前記還ヘッダーを連結する配水管に連通し
て設けられた膨張タンクと、前記還ヘッダー自身を含
む、前記配水管の前記膨張タンク連通位置と前記還ヘッ
ダーの間に設けられた還水圧検出手段から構成されてい
ることを特徴とする請求項1記載の空調システムであ
る。
【0023】上記第2の技術的手段による効果は、以下
のようである。
のようである。
【0024】すなわち、流量計に比べて安価な還水圧検
出手段を利用して2次側流量検出手段が構成されている
ので、低コストな2次側流量検出手段ができる。
出手段を利用して2次側流量検出手段が構成されている
ので、低コストな2次側流量検出手段ができる。
【0025】上記技術的課題を解決するために、本発明
の請求項3において講じた技術的手段(以下、第3の技
術的手段と称する。)は、前記2次側流量検出手段が、
前記往ヘッダーから前記還ヘッダーに2次側水流を流す
配水管に設けられた流量計であることを特徴とする請求
項1記載の空調システムである。
の請求項3において講じた技術的手段(以下、第3の技
術的手段と称する。)は、前記2次側流量検出手段が、
前記往ヘッダーから前記還ヘッダーに2次側水流を流す
配水管に設けられた流量計であることを特徴とする請求
項1記載の空調システムである。
【0026】上記第3の技術的手段による効果は、以下
のようである。
のようである。
【0027】すなわち、流量計がすでに設けられている
空調システムにおいては、2次側流量検出手段としてす
でにある流量計を利用することができるので、簡単で安
価に2次側送水圧を制御することができる。
空調システムにおいては、2次側流量検出手段としてす
でにある流量計を利用することができるので、簡単で安
価に2次側送水圧を制御することができる。
【0028】上記技術的課題を解決するために、本発明
の請求項4において講じた技術的手段(以下、第4の技
術的手段と称する。)は、往ヘッダーおよび還ヘッダー
を介して1次側を熱源とし、2次側を負荷とする空調シ
ステムにおいて、前記往ヘッダーから空調機を介して前
記還ヘッダーに送水する2次側送水手段と、冷凍機、温
水発生機の少なくとも一方を介して前記還ヘッダーから
前記往ヘッダーに1次側水流を送水する1次側送水手段
と、前記往ヘッダーと前記還ヘッダーを連結するバイパ
ス管と、前記往ヘッダーと前記還ヘッダーの水圧差を検
出する差圧検出手段と、該差圧検出手段で検出された差
圧に基づいて1次側の送水量を制御する往還ヘッダー間
差圧制御手段が設けられていることを特徴とする空調シ
ステムである。
の請求項4において講じた技術的手段(以下、第4の技
術的手段と称する。)は、往ヘッダーおよび還ヘッダー
を介して1次側を熱源とし、2次側を負荷とする空調シ
ステムにおいて、前記往ヘッダーから空調機を介して前
記還ヘッダーに送水する2次側送水手段と、冷凍機、温
水発生機の少なくとも一方を介して前記還ヘッダーから
前記往ヘッダーに1次側水流を送水する1次側送水手段
と、前記往ヘッダーと前記還ヘッダーを連結するバイパ
ス管と、前記往ヘッダーと前記還ヘッダーの水圧差を検
出する差圧検出手段と、該差圧検出手段で検出された差
圧に基づいて1次側の送水量を制御する往還ヘッダー間
差圧制御手段が設けられていることを特徴とする空調シ
ステムである。
【0029】上記第4の技術的手段による効果は、以下
のようである。
のようである。
【0030】すなわち、安価な差圧検出手段を用いて1
次側送水量と2次側送水量のバランスを維持できるの
で、省エネルギー効果が大きい効率的な空調システムが
低コストでできる。
次側送水量と2次側送水量のバランスを維持できるの
で、省エネルギー効果が大きい効率的な空調システムが
低コストでできる。
【0031】上記技術的課題を解決するために、本発明
の請求項5において講じた技術的手段(以下、第5の技
術的手段と称する。)は、前記往還ヘッダー間差圧制御
手段が前記差圧検出手段で検出された差圧が略ゼロにな
るように1次側の送水量を制御するように構成されてい
ることを特徴とする請求項4記載の空調システムであ
る。
の請求項5において講じた技術的手段(以下、第5の技
術的手段と称する。)は、前記往還ヘッダー間差圧制御
手段が前記差圧検出手段で検出された差圧が略ゼロにな
るように1次側の送水量を制御するように構成されてい
ることを特徴とする請求項4記載の空調システムであ
る。
【0032】上記第5の技術的手段による効果は、以下
のようである。
のようである。
【0033】すなわち、往ヘッダーから還ヘッダーへの
流れを最小に抑えることができるので、省エネルギー効
果が大きい効率的な空調システムができる。また還ヘッ
ダーから往ヘッダーへの逆流をなくすことができるの
で、往ヘッダーの冷温水温度が乱されることがなく、安
定した空調ができる。
流れを最小に抑えることができるので、省エネルギー効
果が大きい効率的な空調システムができる。また還ヘッ
ダーから往ヘッダーへの逆流をなくすことができるの
で、往ヘッダーの冷温水温度が乱されることがなく、安
定した空調ができる。
【0034】上記技術的課題を解決するために、本発明
の請求項6において講じた技術的手段(以下、第6の技
術的手段と称する。)は、往ヘッダーおよび還ヘッダー
を介して1次側を熱源とし、2次側を負荷とする空調シ
ステムにおいて、冷凍機を介して還ヘッダーから往ヘッ
ダーに1次側水流を送水する1次側送水手段と、前記冷
凍機を冷却する冷却水回路と、該冷却水回路の前記冷凍
機の入口温度を検出する冷凍機入口温度検出手段と、前
記冷却水回路の前記冷凍機の出口温度を検出する冷凍機
出口温度検出手段と、往ヘッダーから空調機を介して還
ヘッダーに送水する2次側送水手段と、前記冷凍機の入
口温度と出口温度の温度差に基づいて前記冷却水回路の
冷却水流量を制御する出入口温度差制御制御手段が設け
られていることを特徴とする空調システムである。
の請求項6において講じた技術的手段(以下、第6の技
術的手段と称する。)は、往ヘッダーおよび還ヘッダー
を介して1次側を熱源とし、2次側を負荷とする空調シ
ステムにおいて、冷凍機を介して還ヘッダーから往ヘッ
ダーに1次側水流を送水する1次側送水手段と、前記冷
凍機を冷却する冷却水回路と、該冷却水回路の前記冷凍
機の入口温度を検出する冷凍機入口温度検出手段と、前
記冷却水回路の前記冷凍機の出口温度を検出する冷凍機
出口温度検出手段と、往ヘッダーから空調機を介して還
ヘッダーに送水する2次側送水手段と、前記冷凍機の入
口温度と出口温度の温度差に基づいて前記冷却水回路の
冷却水流量を制御する出入口温度差制御制御手段が設け
られていることを特徴とする空調システムである。
【0035】上記第6の技術的手段による効果は、以下
のようである。
のようである。
【0036】すなわち、冷凍機の出入口温度に応じて冷
却水流量を制御することができるので、冷凍機の安定運
転を確保したまま、冷却水ポンプの動力を低減でき、省
エネルギー効果が大きい効率的な空調システムが安定運
転できる。
却水流量を制御することができるので、冷凍機の安定運
転を確保したまま、冷却水ポンプの動力を低減でき、省
エネルギー効果が大きい効率的な空調システムが安定運
転できる。
【0037】上記技術的課題を解決するために、本発明
の請求項7において講じた技術的手段(以下、第7の技
術的手段と称する。)は、前記出入口温度差制御制御手
段が前記冷凍機の入口温度と出口温度の温度差を前記冷
凍機が最大効率になる冷却水出入口温度差に制御するよ
うに構成されていることを特徴とする請求項6記載の空
調システムである。
の請求項7において講じた技術的手段(以下、第7の技
術的手段と称する。)は、前記出入口温度差制御制御手
段が前記冷凍機の入口温度と出口温度の温度差を前記冷
凍機が最大効率になる冷却水出入口温度差に制御するよ
うに構成されていることを特徴とする請求項6記載の空
調システムである。
【0038】上記第7の技術的手段による効果は、以下
のようである。
のようである。
【0039】すなわち、冷凍機を最大効率で運転できる
ので、省エネルギー効果が最も大きい効率的な空調シス
テムができる。
ので、省エネルギー効果が最も大きい効率的な空調シス
テムができる。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について、
図面に基づいて説明する。図1は本発明の第1実施例の
空調システムの概略構成図である。本実施例の空調シス
テムも従来技術の空調システムと同様に、往ヘッダーお
よび還ヘッダーを介して1次側を熱源、2次側を負荷と
する空調システムで、水を温冷媒として冷凍機にて冷
水、温水発生機にて温水を作り、空調機に1次ポンプ、
2次ポンプにて冷温水を搬送して空調するものである。
図面に基づいて説明する。図1は本発明の第1実施例の
空調システムの概略構成図である。本実施例の空調シス
テムも従来技術の空調システムと同様に、往ヘッダーお
よび還ヘッダーを介して1次側を熱源、2次側を負荷と
する空調システムで、水を温冷媒として冷凍機にて冷
水、温水発生機にて温水を作り、空調機に1次ポンプ、
2次ポンプにて冷温水を搬送して空調するものである。
【0041】本実施例の空調システムは、往ヘッダー
8、還ヘッダー9、1次側の熱源部100、2次側の負
荷部200などから構成されている。負荷部200は、
空調機1、2次側送水手段である2次ポンプ3a、3
c、2次側送水圧検出手段である送水圧力検出器13、
還水圧検出手段である還ヘッダー圧力検出器14、膨張
タンク21、2次側送水圧制御手段である2次側送水圧
制御装置15などから構成されている。熱源部100
は、冷凍機4a,4b、温水発生機12、1次側送水手
段である1次ポンプ5a,5b、差圧検出手段である差
圧検知器16、往還ヘッダー間差圧制御手段である往還
ヘッダー間差圧制御装置17、冷凍機入口温度検出手段
である入口温度検出器18、冷凍機出口温度検出手段で
ある出口温度検出器19、出入口温度差制御制御手段で
ある出入口温度差制御装置20などから構成されてい
る。
8、還ヘッダー9、1次側の熱源部100、2次側の負
荷部200などから構成されている。負荷部200は、
空調機1、2次側送水手段である2次ポンプ3a、3
c、2次側送水圧検出手段である送水圧力検出器13、
還水圧検出手段である還ヘッダー圧力検出器14、膨張
タンク21、2次側送水圧制御手段である2次側送水圧
制御装置15などから構成されている。熱源部100
は、冷凍機4a,4b、温水発生機12、1次側送水手
段である1次ポンプ5a,5b、差圧検出手段である差
圧検知器16、往還ヘッダー間差圧制御手段である往還
ヘッダー間差圧制御装置17、冷凍機入口温度検出手段
である入口温度検出器18、冷凍機出口温度検出手段で
ある出口温度検出器19、出入口温度差制御制御手段で
ある出入口温度差制御装置20などから構成されてい
る。
【0042】空調機1は2台並列に設けられ、冷凍機4
a,4bは3台並列に設けられている。しかし、この台
数には特に制限はなく、空調の必要に応じた台数を設け
ることができる。温水発生機12は一般的に1台である
が、複数台設けてもよい。2次ポンプ3aはインバータ
で送水量を制御するインバータポンプであり、2次ポン
プ3cは商用周波数にて運転する定流量ポンプである。
a,4bは3台並列に設けられている。しかし、この台
数には特に制限はなく、空調の必要に応じた台数を設け
ることができる。温水発生機12は一般的に1台である
が、複数台設けてもよい。2次ポンプ3aはインバータ
で送水量を制御するインバータポンプであり、2次ポン
プ3cは商用周波数にて運転する定流量ポンプである。
【0043】空調機1の冷温水出口側は配水管22によ
り流量制御バルブ2を介して還ヘッダー9と連結されて
いる。配水管22の途中A点(膨張タンク連通位置)に
連通するように膨張タンク21が設けられている。還ヘ
ッダー9は配水管により1次ポンプ5aを介して冷凍機
4aと連結されている。また還ヘッダー9は配水管によ
り1次ポンプ5bを介して冷凍機4bおよび温水発生機
12と連結されている。
り流量制御バルブ2を介して還ヘッダー9と連結されて
いる。配水管22の途中A点(膨張タンク連通位置)に
連通するように膨張タンク21が設けられている。還ヘ
ッダー9は配水管により1次ポンプ5aを介して冷凍機
4aと連結されている。また還ヘッダー9は配水管によ
り1次ポンプ5bを介して冷凍機4bおよび温水発生機
12と連結されている。
【0044】冷凍機4a、4bおよび温水発生機12は
配水管により往ヘッダー8と連結されている。往ヘッダ
ー8は、2次ポンプ3a、3cを介して配水管23によ
り空調機1の冷温水入口側と連結されている。2次ポン
プ3a、3cと並列に流量制御バルブ3bが設けられて
いる。往ヘッダー8と還ヘッダー9は、バイパス管10
により連結されている。このバイパス管10にはバルブ
11が設けられている。
配水管により往ヘッダー8と連結されている。往ヘッダ
ー8は、2次ポンプ3a、3cを介して配水管23によ
り空調機1の冷温水入口側と連結されている。2次ポン
プ3a、3cと並列に流量制御バルブ3bが設けられて
いる。往ヘッダー8と還ヘッダー9は、バイパス管10
により連結されている。このバイパス管10にはバルブ
11が設けられている。
【0045】配水管23の途中には送水圧力検出器13
が設けられ、還ヘッダー9には還ヘッダー圧力検出器1
4が設けられている。2次側送水圧制御装置15は、2
次ポンプ3a、流量制御バルブ3b、送水圧力検出器1
3、還ヘッダー圧力検出器14と信号線により連結され
ている。また図示されていないが2次側送水圧制御装置
15は2次ポンプ3cと信号線により連結されている。
が設けられ、還ヘッダー9には還ヘッダー圧力検出器1
4が設けられている。2次側送水圧制御装置15は、2
次ポンプ3a、流量制御バルブ3b、送水圧力検出器1
3、還ヘッダー圧力検出器14と信号線により連結され
ている。また図示されていないが2次側送水圧制御装置
15は2次ポンプ3cと信号線により連結されている。
【0046】差圧検知器16は、往ヘッダー8と還ヘッ
ダー9の水圧差を検出する検出器である。往還ヘッダー
間差圧制御装置17は、差圧検知器16、1次ポンプ5
a,5bと信号線により連結されている。1次ポンプ5
a,5bはインバータポンプである。
ダー9の水圧差を検出する検出器である。往還ヘッダー
間差圧制御装置17は、差圧検知器16、1次ポンプ5
a,5bと信号線により連結されている。1次ポンプ5
a,5bはインバータポンプである。
【0047】冷凍機4a,4bには、自身を冷却水で冷
却する冷却水回路24が設けられている。冷却水回路2
4は、冷却水ポンプ6、冷却塔7などで構成されてい
る。冷凍機4a,4bの冷却水回路24の入口は、配水
管により冷却水ポンプ6を介して冷却塔7に連結されて
いる。冷凍機4a,4bの冷却水回路24の出口は、配
水管により冷却塔7に連結されている。冷凍機4a,4
bの冷却水回路24の入口には入口温度検出器18が設
けられ、冷凍機4a,4bの冷却水回路24の出口には
出口温度検出器19が設けられている。出入口温度差制
御装置20は、冷却水ポンプ6、入口温度検出器18、
出口温度検出器19と信号線により連結されている。冷
却水ポンプ6はインバータポンプである。
却する冷却水回路24が設けられている。冷却水回路2
4は、冷却水ポンプ6、冷却塔7などで構成されてい
る。冷凍機4a,4bの冷却水回路24の入口は、配水
管により冷却水ポンプ6を介して冷却塔7に連結されて
いる。冷凍機4a,4bの冷却水回路24の出口は、配
水管により冷却塔7に連結されている。冷凍機4a,4
bの冷却水回路24の入口には入口温度検出器18が設
けられ、冷凍機4a,4bの冷却水回路24の出口には
出口温度検出器19が設けられている。出入口温度差制
御装置20は、冷却水ポンプ6、入口温度検出器18、
出口温度検出器19と信号線により連結されている。冷
却水ポンプ6はインバータポンプである。
【0048】図2は、第1実施例の空調システム全体の
フローチャート図である。運転開始して安定運転に到達
したステップS1以降の制御について示されている。ス
テップS2で、2次ポンプ吐出圧制御を行う。ステップ
S3で、1次側流量制御を行い、2次側流量と1次側流
量のバランスをとる。ステップS4で、冷凍機冷却水出
入口温度差制御を行う。ステップS2〜S4が繰り返さ
れ、適正な空調が行われる。なお、ステップS2〜S4
は必ずしも順番に行われる必要はなく、必要なときに必
要なステップが実施される。
フローチャート図である。運転開始して安定運転に到達
したステップS1以降の制御について示されている。ス
テップS2で、2次ポンプ吐出圧制御を行う。ステップ
S3で、1次側流量制御を行い、2次側流量と1次側流
量のバランスをとる。ステップS4で、冷凍機冷却水出
入口温度差制御を行う。ステップS2〜S4が繰り返さ
れ、適正な空調が行われる。なお、ステップS2〜S4
は必ずしも順番に行われる必要はなく、必要なときに必
要なステップが実施される。
【0049】往ヘッダー8から2次ポンプ3a、3cに
より送水された冷温水は空調機1に供給され冷暖房作用
をする。この冷暖房作用により温度変化した還水は配水
管22を通って還ヘッダー9に流入する。還水は還ヘッ
ダー9から1次ポンプ5a、5bにより冷凍機4a、4
bに送水され、冷凍機4a、4bで冷却されて往ヘッダ
ー8に送水されるか、還ヘッダー9から1次ポンプ5b
により温水発生機12に送水され、温水発生機12で加
熱されて往ヘッダー8に送水される。
より送水された冷温水は空調機1に供給され冷暖房作用
をする。この冷暖房作用により温度変化した還水は配水
管22を通って還ヘッダー9に流入する。還水は還ヘッ
ダー9から1次ポンプ5a、5bにより冷凍機4a、4
bに送水され、冷凍機4a、4bで冷却されて往ヘッダ
ー8に送水されるか、還ヘッダー9から1次ポンプ5b
により温水発生機12に送水され、温水発生機12で加
熱されて往ヘッダー8に送水される。
【0050】各空調機1の空調する部屋での操作者によ
り設定された温度に対する室温に応じて、すなわち空調
機1の空調負荷に応じて流量制御バルブ2が制御され冷
温水の流量を制御すると、空調機1の冷温水入口側の圧
力が変動する。この圧力変動をひろい2次ポンプ3a、
3cからの送水量を制御する。流量制御バルブ3bは、
2次ポンプ3a、3cから必要以上の水が送水されたと
きに、水を往ヘッダー8に還流させるためのものであ
る。
り設定された温度に対する室温に応じて、すなわち空調
機1の空調負荷に応じて流量制御バルブ2が制御され冷
温水の流量を制御すると、空調機1の冷温水入口側の圧
力が変動する。この圧力変動をひろい2次ポンプ3a、
3cからの送水量を制御する。流量制御バルブ3bは、
2次ポンプ3a、3cから必要以上の水が送水されたと
きに、水を往ヘッダー8に還流させるためのものであ
る。
【0051】従来、2次ポンプの送水圧力は末端の空調
機(最も配管抵抗が大きい)に必要な流量を確保するた
め、2次ポンプの吐出圧力を必要最大流量時の圧力に設
定し、その圧力を保持するように制御して運転してい
た。しかし空調機に必要な流量が減少すると配管抵抗が
減少するため、設定してある圧力に余裕が生じる。
機(最も配管抵抗が大きい)に必要な流量を確保するた
め、2次ポンプの吐出圧力を必要最大流量時の圧力に設
定し、その圧力を保持するように制御して運転してい
た。しかし空調機に必要な流量が減少すると配管抵抗が
減少するため、設定してある圧力に余裕が生じる。
【0052】図3は2次側の送水量と送水圧力の関係を
表すグラフ図である。横軸は最大流量に対する送水量の
百分率、縦軸は送水圧力である。直線60は従来の吐出
圧力制御線で、送水量にかかわらず一定の圧力で制御し
ている。
表すグラフ図である。横軸は最大流量に対する送水量の
百分率、縦軸は送水圧力である。直線60は従来の吐出
圧力制御線で、送水量にかかわらず一定の圧力で制御し
ている。
【0053】曲線61は第1実施例の吐出圧力制御線で
ある。第1実施例では送水量により吐出圧力が制御され
る。送水量が100%のときは、最大流量時に必要な吐
出圧力H100となるように制御される。これは従来の
吐出圧力と同じ圧力となる。送水量が0%のときは、末
端空調機の最大流量時の圧力損失に相当する圧力H0と
なるように制御される。送水量が0%と100%の中間
のX%場合の圧力Hを、 H=(H100−H0)X2+H0 となるように制御される。圧力Hは、末端空調機の最大
流量時の圧力損失に相当する圧力と流量変化による配管
圧力損失に相当する圧力を加算した圧力に相当する。最
大流量時に必要な吐出圧力H100、末端空調機の最大
流量時の圧力損失に相当する圧力H0は、空調システム
により決められる値である。
ある。第1実施例では送水量により吐出圧力が制御され
る。送水量が100%のときは、最大流量時に必要な吐
出圧力H100となるように制御される。これは従来の
吐出圧力と同じ圧力となる。送水量が0%のときは、末
端空調機の最大流量時の圧力損失に相当する圧力H0と
なるように制御される。送水量が0%と100%の中間
のX%場合の圧力Hを、 H=(H100−H0)X2+H0 となるように制御される。圧力Hは、末端空調機の最大
流量時の圧力損失に相当する圧力と流量変化による配管
圧力損失に相当する圧力を加算した圧力に相当する。最
大流量時に必要な吐出圧力H100、末端空調機の最大
流量時の圧力損失に相当する圧力H0は、空調システム
により決められる値である。
【0054】第1実施例においては、2次側の送水量を
検出する2次側流量検出手段は、膨張タンク21と還ヘ
ッダー圧力検出器14から構成されている。膨張タンク
21が連通しているA点の圧力は一定である。このA点
と還ヘッダー間の圧力損失は事前に得られているので、
還ヘッダー圧力検出器14により検出される還ヘッダー
の圧力から送水量を演算できる。圧力検出器は流量計に
比べて安価であるので、低コストな2次側流量検出手段
となる。
検出する2次側流量検出手段は、膨張タンク21と還ヘ
ッダー圧力検出器14から構成されている。膨張タンク
21が連通しているA点の圧力は一定である。このA点
と還ヘッダー間の圧力損失は事前に得られているので、
還ヘッダー圧力検出器14により検出される還ヘッダー
の圧力から送水量を演算できる。圧力検出器は流量計に
比べて安価であるので、低コストな2次側流量検出手段
となる。
【0055】2次ポンプ3a、3cによる送水圧力は、
送水圧力検出器13により検出され、2次側送水圧制御
装置15に入力されている。還ヘッダー圧力検出器14
により検出された還ヘッダー圧力は、2次側送水圧制御
装置15に入力される。2次側送水圧制御装置15は、
還ヘッダー圧力から送水量を演算し、その送水量から上
記に示した関係式にしたがって演算された送水圧力にな
るように2次ポンプ3a、3cおよびバルブ3bが制御
される。
送水圧力検出器13により検出され、2次側送水圧制御
装置15に入力されている。還ヘッダー圧力検出器14
により検出された還ヘッダー圧力は、2次側送水圧制御
装置15に入力される。2次側送水圧制御装置15は、
還ヘッダー圧力から送水量を演算し、その送水量から上
記に示した関係式にしたがって演算された送水圧力にな
るように2次ポンプ3a、3cおよびバルブ3bが制御
される。
【0056】図4は、第1実施例の2次ポンプ吐出圧制
御のフローチャート図である。ステップS5で空調負荷
が変化した場合、空調負荷が減少したときステップS6
に進み、空調負荷が増加したときステップS13に進
む。ステップS6ではバルブ2の開度を減少し、空調負
荷の減少に対応した空調を行う。続くステップS7では
送水圧力検出器13で送水圧力を検出し、2次側送水圧
制御装置15に入力する。ステップS8では、2次側送
水圧制御装置15により、あらかじめ設定された送水設
定圧になるまで2次ポンプ3a、3cを減速する。この
結果、2次側の送水量が減少する。
御のフローチャート図である。ステップS5で空調負荷
が変化した場合、空調負荷が減少したときステップS6
に進み、空調負荷が増加したときステップS13に進
む。ステップS6ではバルブ2の開度を減少し、空調負
荷の減少に対応した空調を行う。続くステップS7では
送水圧力検出器13で送水圧力を検出し、2次側送水圧
制御装置15に入力する。ステップS8では、2次側送
水圧制御装置15により、あらかじめ設定された送水設
定圧になるまで2次ポンプ3a、3cを減速する。この
結果、2次側の送水量が減少する。
【0057】次に、ステップS9で、還ヘッダー圧力検
出器14で還ヘッダー9の圧力増加を検出し、2次側送
水圧制御装置15に入力する。ステップS10では、2
次側送水圧制御装置15が還ヘッダー圧力から2次側の
送水量を演算し、図3に制御線(曲線61)にしたがっ
て送水設定圧を演算する。続いて、ステップS11で
は、2次側送水圧制御装置15により、送水圧力が新し
く設定された送水設定圧になるまで2次ポンプ3a、3
cを減速し、ステップS5に戻る。
出器14で還ヘッダー9の圧力増加を検出し、2次側送
水圧制御装置15に入力する。ステップS10では、2
次側送水圧制御装置15が還ヘッダー圧力から2次側の
送水量を演算し、図3に制御線(曲線61)にしたがっ
て送水設定圧を演算する。続いて、ステップS11で
は、2次側送水圧制御装置15により、送水圧力が新し
く設定された送水設定圧になるまで2次ポンプ3a、3
cを減速し、ステップS5に戻る。
【0058】一方、ステップS12ではバルブ2の開度
を増加し、空調負荷の増加に対応した空調を行う。続く
ステップS13では送水圧力検出器13で送水圧力を検
出し、2次側送水圧制御装置15に入力する。ステップ
S14では、2次側送水圧制御装置15により、あらか
じめ設定された送水設定圧になるまで2次ポンプ3a、
3cを増速する。この結果、2次側の送水量が増加す
る。
を増加し、空調負荷の増加に対応した空調を行う。続く
ステップS13では送水圧力検出器13で送水圧力を検
出し、2次側送水圧制御装置15に入力する。ステップ
S14では、2次側送水圧制御装置15により、あらか
じめ設定された送水設定圧になるまで2次ポンプ3a、
3cを増速する。この結果、2次側の送水量が増加す
る。
【0059】次に、ステップS15で、還ヘッダー圧力
検出器14で還ヘッダー9の圧力増加を検出し、2次側
送水圧制御装置15に入力する。ステップS16では、
2次側送水圧制御装置15が還ヘッダー圧力から2次側
の送水量を演算し、図3に制御線(曲線61)にしたが
って送水設定圧を演算する。続いて、ステップS17で
は、2次側送水圧制御装置15により、送水圧力が新し
く設定された送水設定圧になるまで2次ポンプ3a、3
cを増速し、ステップS5に戻る。こうして2次ポンプ
吐出圧制御が繰り返され、空調を適正に制御するととも
に、2次ポンプ3a、3cの動力が最小にされる。
検出器14で還ヘッダー9の圧力増加を検出し、2次側
送水圧制御装置15に入力する。ステップS16では、
2次側送水圧制御装置15が還ヘッダー圧力から2次側
の送水量を演算し、図3に制御線(曲線61)にしたが
って送水設定圧を演算する。続いて、ステップS17で
は、2次側送水圧制御装置15により、送水圧力が新し
く設定された送水設定圧になるまで2次ポンプ3a、3
cを増速し、ステップS5に戻る。こうして2次ポンプ
吐出圧制御が繰り返され、空調を適正に制御するととも
に、2次ポンプ3a、3cの動力が最小にされる。
【0060】なお、2次ポンプ3a、3cを減速あるい
は増速すると記述したが、具体的な制御は、2次ポンプ
3aのインバータ制御と、2次ポンプ3cの台数制御、
流量制御バルブ3bの制御により行う。
は増速すると記述したが、具体的な制御は、2次ポンプ
3aのインバータ制御と、2次ポンプ3cの台数制御、
流量制御バルブ3bの制御により行う。
【0061】送水量が100%以下の場合、送水量によ
り吐出圧力を制御することにより、送水圧力を低減でき
るので、2次ポンプの動力を低減でき、省エネルギー効
果が大きい効率的な空調システムを提供できる。
り吐出圧力を制御することにより、送水圧力を低減でき
るので、2次ポンプの動力を低減でき、省エネルギー効
果が大きい効率的な空調システムを提供できる。
【0062】なお、第1実施例では還水圧検出手段を還
ヘッダー圧力検出器14として還ヘッダー9に設けた
が、特にこの位置に限定されず、配水管22のA点から
還ヘッダー9の間(還ヘッダー9自身を含む)ならどこ
に設けてもよい。
ヘッダー圧力検出器14として還ヘッダー9に設けた
が、特にこの位置に限定されず、配水管22のA点から
還ヘッダー9の間(還ヘッダー9自身を含む)ならどこ
に設けてもよい。
【0063】還ヘッダー9に流入した冷温水は、1次ポ
ンプ5a、5bにより冷凍機4a、4b、温水発生機1
2に送られ、冷却または加熱され、往ヘッダー8に送水
される。差圧検知器16により検出された往ヘッダー8
と還ヘッダー9間の差圧は、往還ヘッダー間差圧制御装
置17に送られる。往還ヘッダー間差圧制御装置17
は、往ヘッダー8と還ヘッダー9間の差圧がゼロもしく
は還ヘッダー9から往ヘッダー8への流れが発生しない
程度に往ヘッダー8側の圧力を若干高くなるように1次
ポンプ5a、5bの送水量をインバータ制御する。
ンプ5a、5bにより冷凍機4a、4b、温水発生機1
2に送られ、冷却または加熱され、往ヘッダー8に送水
される。差圧検知器16により検出された往ヘッダー8
と還ヘッダー9間の差圧は、往還ヘッダー間差圧制御装
置17に送られる。往還ヘッダー間差圧制御装置17
は、往ヘッダー8と還ヘッダー9間の差圧がゼロもしく
は還ヘッダー9から往ヘッダー8への流れが発生しない
程度に往ヘッダー8側の圧力を若干高くなるように1次
ポンプ5a、5bの送水量をインバータ制御する。
【0064】図5は、第1実施例の1次側流量制御のフ
ローチャート図である。ステップS18で空調負荷が変
化した場合、空調負荷が減少したときステップS19に
進み、空調負荷が増加したときステップS22に進む。
ローチャート図である。ステップS18で空調負荷が変
化した場合、空調負荷が減少したときステップS19に
進み、空調負荷が増加したときステップS22に進む。
【0065】ステップS19では2次ポンプ吐出圧制御
でみたように2次ポンプ3a、3cの送水量が減少し、
空調負荷の減少に対応した空調を行う。次にステップ2
0で差圧検知器16により往還ヘッダー差圧を検出し、
往還ヘッダー間差圧制御装置17に送る。続いてステッ
プ21で往還ヘッダー間差圧制御装置17は、往還ヘッ
ダー差圧がゼロもしくは還ヘッダー9から往ヘッダー8
への流れが発生しない程度に往ヘッダー8側の圧力を若
干高くなるように1次ポンプ5a、5bの回転数を減少
させ、その送水量を減少させる。こうして1次側流量と
2次側流量のバランスが回復する。その後ステップS1
8に戻る。
でみたように2次ポンプ3a、3cの送水量が減少し、
空調負荷の減少に対応した空調を行う。次にステップ2
0で差圧検知器16により往還ヘッダー差圧を検出し、
往還ヘッダー間差圧制御装置17に送る。続いてステッ
プ21で往還ヘッダー間差圧制御装置17は、往還ヘッ
ダー差圧がゼロもしくは還ヘッダー9から往ヘッダー8
への流れが発生しない程度に往ヘッダー8側の圧力を若
干高くなるように1次ポンプ5a、5bの回転数を減少
させ、その送水量を減少させる。こうして1次側流量と
2次側流量のバランスが回復する。その後ステップS1
8に戻る。
【0066】一方、ステップS22では2次ポンプ吐出
圧制御でみたように2次ポンプ3a、3cの送水量が増
加し、空調負荷の増加に対応した空調を行う。次にステ
ップ23で差圧検知器16により往還ヘッダー差圧を検
出し、往還ヘッダー間差圧制御装置17に送る。続いて
ステップ24で往還ヘッダー間差圧制御装置17は、往
還ヘッダー差圧がゼロもしくは還ヘッダー9から往ヘッ
ダー8への流れが発生しない程度に往ヘッダー8側の圧
力を若干高くなるように1次ポンプ5a、5bの回転数
を増加させ、その送水量を増加させる。こうして1次側
流量と2次側流量のバランスが回復する。その後ステッ
プS18に戻る。
圧制御でみたように2次ポンプ3a、3cの送水量が増
加し、空調負荷の増加に対応した空調を行う。次にステ
ップ23で差圧検知器16により往還ヘッダー差圧を検
出し、往還ヘッダー間差圧制御装置17に送る。続いて
ステップ24で往還ヘッダー間差圧制御装置17は、往
還ヘッダー差圧がゼロもしくは還ヘッダー9から往ヘッ
ダー8への流れが発生しない程度に往ヘッダー8側の圧
力を若干高くなるように1次ポンプ5a、5bの回転数
を増加させ、その送水量を増加させる。こうして1次側
流量と2次側流量のバランスが回復する。その後ステッ
プS18に戻る。
【0067】バイパス管10は2次ポンプ3a、3cの
送水量と1次ポンプ5a、5bの送水量のアンバランス
が生じたときの逃がし管として設けてある。往ヘッダー
8側の圧力を若干高くなるようにするのは、差圧検知器
16の誤差範囲分、往ヘッダー8側の圧力を高くして還
ヘッダー9から往ヘッダー8への流れが発生しないする
必要があるためである。また2次ポンプ3a、3cと1
次ポンプ5a、5bの周波数変化時間の違いから、還ヘ
ッダー9側の圧力が高くなることを防ぐためである。つ
まり負荷側の要求流量が、急激に増加した際に2次ポン
プ3a、3cの方が早く必要水量に達し、一時的に2次
ポンプ3a、3cの送水量が1次ポンプ5a、5bの送
水量より大きくなることを防ぐためである。
送水量と1次ポンプ5a、5bの送水量のアンバランス
が生じたときの逃がし管として設けてある。往ヘッダー
8側の圧力を若干高くなるようにするのは、差圧検知器
16の誤差範囲分、往ヘッダー8側の圧力を高くして還
ヘッダー9から往ヘッダー8への流れが発生しないする
必要があるためである。また2次ポンプ3a、3cと1
次ポンプ5a、5bの周波数変化時間の違いから、還ヘ
ッダー9側の圧力が高くなることを防ぐためである。つ
まり負荷側の要求流量が、急激に増加した際に2次ポン
プ3a、3cの方が早く必要水量に達し、一時的に2次
ポンプ3a、3cの送水量が1次ポンプ5a、5bの送
水量より大きくなることを防ぐためである。
【0068】すなわち、差圧検知器16の誤差範囲分、
2次ポンプ3a、3cと1次ポンプ5a、5bの周波数
変化時間の違いを考慮した所定圧力分、往ヘッダー8側
の圧力を若干高くなるように1次ポンプ5a、5bの送
水量をインバータ制御する。
2次ポンプ3a、3cと1次ポンプ5a、5bの周波数
変化時間の違いを考慮した所定圧力分、往ヘッダー8側
の圧力を若干高くなるように1次ポンプ5a、5bの送
水量をインバータ制御する。
【0069】この結果、1次側送水量と2次側送水量の
バランスを維持できるので、往ヘッダー8から還ヘッダ
ー9への流れを最小に抑えることができるため、エネル
ギーロスを最小にできる。一方、還ヘッダー9から往ヘ
ッダー8への逆流もなくすことができるので、空調機を
介して温度変化した冷温水が往ヘッダー8に流入して、
往ヘッダー8の冷温水の温度を乱すことがないため、安
定した空調ができる。
バランスを維持できるので、往ヘッダー8から還ヘッダ
ー9への流れを最小に抑えることができるため、エネル
ギーロスを最小にできる。一方、還ヘッダー9から往ヘ
ッダー8への逆流もなくすことができるので、空調機を
介して温度変化した冷温水が往ヘッダー8に流入して、
往ヘッダー8の冷温水の温度を乱すことがないため、安
定した空調ができる。
【0070】冷却水ポンプ6の動力で冷却水が冷凍機4
a、4bの冷却水回路24を循環される。冷凍機4a、
4bの出口を出た冷却水は冷却塔7に送られ冷却され
る。冷却水は、冷却塔7から冷却水ポンプ6に送られ加
圧されて冷凍機4a、4bの入口から冷凍機4a、4b
に送られる。こうして冷凍機4a、4bが冷却される。
a、4bの冷却水回路24を循環される。冷凍機4a、
4bの出口を出た冷却水は冷却塔7に送られ冷却され
る。冷却水は、冷却塔7から冷却水ポンプ6に送られ加
圧されて冷凍機4a、4bの入口から冷凍機4a、4b
に送られる。こうして冷凍機4a、4bが冷却される。
【0071】入口温度検出器18は、冷凍機4a、4b
入口の冷却水温度を検出する。出口温度検出器19は、
冷凍機4a、4b出口の冷却水温度を検出する。入口温
度検出器18、出口温度検出器19で検出された冷凍機
4a、4bの入口温度と出口温度は出入口温度差制御装
置20に送られる。出入口温度差制御装置20は、入口
温度と出口温度の温度差を冷凍機4a、4bの最大能力
時における冷却水出入口温度差になるように冷却水ポン
プ6の送水量をインバータ制御する。
入口の冷却水温度を検出する。出口温度検出器19は、
冷凍機4a、4b出口の冷却水温度を検出する。入口温
度検出器18、出口温度検出器19で検出された冷凍機
4a、4bの入口温度と出口温度は出入口温度差制御装
置20に送られる。出入口温度差制御装置20は、入口
温度と出口温度の温度差を冷凍機4a、4bの最大能力
時における冷却水出入口温度差になるように冷却水ポン
プ6の送水量をインバータ制御する。
【0072】図6は、第1実施例の冷凍機冷却水出入口
温度差制御のフローチャート図である。ステップS25
で空調負荷が変化した場合、空調負荷が減少したときス
テップS26に進み、空調負荷が増加したときステップ
S29に進む。
温度差制御のフローチャート図である。ステップS25
で空調負荷が変化した場合、空調負荷が減少したときス
テップS26に進み、空調負荷が増加したときステップ
S29に進む。
【0073】ステップS26では1次側流量制御により
1次側流量制御が減少して、冷凍機4a、4bの熱交換
量が減少する。次にステップ27で入口温度検出器1
8、出口温度検出器19により冷凍機4a、4bの冷却
水の出入口温度を検出し出入口温度差制御装置20に送
る。続いてステップ28で設定出入口温度差になるよう
に冷却水ポンプ6の回転数を減少させ、冷却水の送水量
を減少させ、ステップS25に戻る。
1次側流量制御が減少して、冷凍機4a、4bの熱交換
量が減少する。次にステップ27で入口温度検出器1
8、出口温度検出器19により冷凍機4a、4bの冷却
水の出入口温度を検出し出入口温度差制御装置20に送
る。続いてステップ28で設定出入口温度差になるよう
に冷却水ポンプ6の回転数を減少させ、冷却水の送水量
を減少させ、ステップS25に戻る。
【0074】一方、ステップS29では1次側流量制御
により1次側流量制御が増加して、冷凍機4a、4bの
熱交換量が増加する。次にステップ30で入口温度検出
器18、出口温度検出器19により冷凍機4a、4bの
冷却水の出入口温度を検出し出入口温度差制御装置20
に送る。続いてステップ31で設定出入口温度差になる
ように冷却水ポンプ6の回転数を増加させ、冷却水の送
水量を増加させ、ステップS25に戻る。
により1次側流量制御が増加して、冷凍機4a、4bの
熱交換量が増加する。次にステップ30で入口温度検出
器18、出口温度検出器19により冷凍機4a、4bの
冷却水の出入口温度を検出し出入口温度差制御装置20
に送る。続いてステップ31で設定出入口温度差になる
ように冷却水ポンプ6の回転数を増加させ、冷却水の送
水量を増加させ、ステップS25に戻る。
【0075】図7は、冷凍機の冷却水出入口温度差と冷
凍機効率の関係を表すグラフ図である。横軸は冷却水出
入口温度差、縦軸は冷凍機効率である。曲線62は、冷
凍機の冷却水出入口温度と冷凍機効率の関係曲線であ
る。この曲線62は、冷温水の冷凍機入口温度が12
℃、出口温度が7℃かつ冷却水入口温度が32℃の場合
である。冷却水出入口温度差が5.5℃より大きくなる
と、冷凍機効率が低下する。冷却水出入口温度差が5.
5℃以下の場合、冷凍機効率は100%となる。一般的
に冷凍機の冷却水熱交換伝熱面積は、機種・メーカーに
より異なるが夏期の運転状態で、入口温度が32℃、冷
却水出入口温度差5.5℃付近で最大効率となるように
設計されている。
凍機効率の関係を表すグラフ図である。横軸は冷却水出
入口温度差、縦軸は冷凍機効率である。曲線62は、冷
凍機の冷却水出入口温度と冷凍機効率の関係曲線であ
る。この曲線62は、冷温水の冷凍機入口温度が12
℃、出口温度が7℃かつ冷却水入口温度が32℃の場合
である。冷却水出入口温度差が5.5℃より大きくなる
と、冷凍機効率が低下する。冷却水出入口温度差が5.
5℃以下の場合、冷凍機効率は100%となる。一般的
に冷凍機の冷却水熱交換伝熱面積は、機種・メーカーに
より異なるが夏期の運転状態で、入口温度が32℃、冷
却水出入口温度差5.5℃付近で最大効率となるように
設計されている。
【0076】したがって、冷却水出入口温度差を最大効
率となる5.5℃に保持することにより冷凍機を最大効
率で運転することができる。冷凍機4a、4bの負荷熱
量Q(W)、冷却水流量f(m3/h)、出入口温度差
Δt(℃)とすると、 Q=8.60×10−4×f×Δt の関係が成立する。
率となる5.5℃に保持することにより冷凍機を最大効
率で運転することができる。冷凍機4a、4bの負荷熱
量Q(W)、冷却水流量f(m3/h)、出入口温度差
Δt(℃)とすると、 Q=8.60×10−4×f×Δt の関係が成立する。
【0077】出入口温度差制御装置20は、出入口温度
差Δtを5.5℃一定になるように、負荷熱量Qの変化
にあわせて冷却水流量fすなわち冷却水ポンプ6の送水
量を制御する。この結果、冷凍機4a、4bを最大効率
で運転できるので、省エネルギー効果が大きい効率的な
空調システムとすることができる。
差Δtを5.5℃一定になるように、負荷熱量Qの変化
にあわせて冷却水流量fすなわち冷却水ポンプ6の送水
量を制御する。この結果、冷凍機4a、4bを最大効率
で運転できるので、省エネルギー効果が大きい効率的な
空調システムとすることができる。
【0078】特に、上記の変流量制御方法は、冷凍機4
a、4bとして吸収式冷凍機を使用する場合に適合した
方法である。吸収式冷凍機は蒸発器、吸収器、発生器、
凝縮器で構成されている。その構造上、冷水を変流量化
すると、蒸発器での冷水流量不足が起こり、部分的に過
冷却となり冷水チューブ内に凍結が発生する、吸収器内
での冷却水流量不足が起こり、発生機の異常加熱により
吸収液が結晶化する、凝縮器内での冷却水不足により凝
縮能力が減少し、冷凍機効率が低下する、などの問題点
が生ずる。このため従来吸収式冷凍機は機器本体の保護
のため冷却水を一定流量で流して運転している。本発明
の空調システムでは、各ポンプ流量変化条件を与えるこ
とで、冷水チューブ内の凍結、吸収液の結晶化、凝縮能
力の減少などの問題が生ずることなく冷凍機4a、4b
を最大効率で運転できる。
a、4bとして吸収式冷凍機を使用する場合に適合した
方法である。吸収式冷凍機は蒸発器、吸収器、発生器、
凝縮器で構成されている。その構造上、冷水を変流量化
すると、蒸発器での冷水流量不足が起こり、部分的に過
冷却となり冷水チューブ内に凍結が発生する、吸収器内
での冷却水流量不足が起こり、発生機の異常加熱により
吸収液が結晶化する、凝縮器内での冷却水不足により凝
縮能力が減少し、冷凍機効率が低下する、などの問題点
が生ずる。このため従来吸収式冷凍機は機器本体の保護
のため冷却水を一定流量で流して運転している。本発明
の空調システムでは、各ポンプ流量変化条件を与えるこ
とで、冷水チューブ内の凍結、吸収液の結晶化、凝縮能
力の減少などの問題が生ずることなく冷凍機4a、4b
を最大効率で運転できる。
【0079】図8は本発明の第2実施例の空調システム
の概略構成図である。第2実施例の空調システムは、2
次側流量検出手段が異なる以外は第1実施例と同じ構成
であるので、同じ部位には同じ符号を使用し説明は省略
する。
の概略構成図である。第2実施例の空調システムは、2
次側流量検出手段が異なる以外は第1実施例と同じ構成
であるので、同じ部位には同じ符号を使用し説明は省略
する。
【0080】第2実施例の2次側流量検出手段である流
量計25は、配水管22の還ヘッダー9に近い側に設け
られている。2次側送水圧制御手段として2次側送水圧
制御装置26が設けられている。2次側送水圧制御装置
26は、2次ポンプ3a、流量制御バルブ3b、送水圧
力検出器13、流量計25と信号線により連結されてい
る。また図示されていないが2次側送水圧制御装置26
は2次ポンプ3cと信号線により連結されている。
量計25は、配水管22の還ヘッダー9に近い側に設け
られている。2次側送水圧制御手段として2次側送水圧
制御装置26が設けられている。2次側送水圧制御装置
26は、2次ポンプ3a、流量制御バルブ3b、送水圧
力検出器13、流量計25と信号線により連結されてい
る。また図示されていないが2次側送水圧制御装置26
は2次ポンプ3cと信号線により連結されている。
【0081】2次ポンプ3a、3cによる送水圧力は、
送水圧力検出器13により検出され、2次側送水圧制御
装置26に入力されている。流量計25より検出された
2次側の送水量は2次側送水圧制御装置26に入力さ
れ、2次側送水圧制御装置26は、その送水量から演算
し、第1実施例と同様に図3で示した送水圧力になるよ
うに2次ポンプ3a、3cおよびバルブ3bを制御す
る。
送水圧力検出器13により検出され、2次側送水圧制御
装置26に入力されている。流量計25より検出された
2次側の送水量は2次側送水圧制御装置26に入力さ
れ、2次側送水圧制御装置26は、その送水量から演算
し、第1実施例と同様に図3で示した送水圧力になるよ
うに2次ポンプ3a、3cおよびバルブ3bを制御す
る。
【0082】図9は、第2実施例の2次ポンプ吐出圧制
御のフローチャート図である。ステップS32で空調負
荷が変化した場合、空調負荷が減少したときステップS
33に進み、空調負荷が増加したときステップS39に
進む。ステップS33ではバルブ2の開度を減少し、空
調負荷の減少に対応した空調を行う。続くステップS3
4では送水圧力検出器13で送水圧力を検出し、2次側
送水圧制御装置26に入力する。ステップS35では、
2次側送水圧制御装置26により、あらかじめ設定され
た送水設定圧になるまで2次ポンプ3a、3cを減速す
る。この結果、2次側の送水量が減少する。
御のフローチャート図である。ステップS32で空調負
荷が変化した場合、空調負荷が減少したときステップS
33に進み、空調負荷が増加したときステップS39に
進む。ステップS33ではバルブ2の開度を減少し、空
調負荷の減少に対応した空調を行う。続くステップS3
4では送水圧力検出器13で送水圧力を検出し、2次側
送水圧制御装置26に入力する。ステップS35では、
2次側送水圧制御装置26により、あらかじめ設定され
た送水設定圧になるまで2次ポンプ3a、3cを減速す
る。この結果、2次側の送水量が減少する。
【0083】次に、ステップS36では、流量計25で
送水量を検出し、2次側送水圧制御装置26に入力す
る。ステップS37では、2次側送水圧制御装置26が
図3に制御線(曲線61)にしたがって送水量から送水
設定圧を演算する。続いて、ステップS38では、2次
側送水圧制御装置26により、送水圧力が新しく設定さ
れた送水設定圧になるまで2次ポンプ3a、3cを減速
し、ステップS32に戻る。
送水量を検出し、2次側送水圧制御装置26に入力す
る。ステップS37では、2次側送水圧制御装置26が
図3に制御線(曲線61)にしたがって送水量から送水
設定圧を演算する。続いて、ステップS38では、2次
側送水圧制御装置26により、送水圧力が新しく設定さ
れた送水設定圧になるまで2次ポンプ3a、3cを減速
し、ステップS32に戻る。
【0084】一方、ステップS39ではバルブ2の開度
を増加し、空調負荷の増加に対応した空調を行う。続く
ステップS40では送水圧力検出器13で送水圧力を検
出し、2次側送水圧制御装置26に入力する。ステップ
S41では、2次側送水圧制御装置26により、あらか
じめ設定された送水設定圧になるまで2次ポンプ3a、
3cを増速する。この結果、2次側の送水量が増加す
る。
を増加し、空調負荷の増加に対応した空調を行う。続く
ステップS40では送水圧力検出器13で送水圧力を検
出し、2次側送水圧制御装置26に入力する。ステップ
S41では、2次側送水圧制御装置26により、あらか
じめ設定された送水設定圧になるまで2次ポンプ3a、
3cを増速する。この結果、2次側の送水量が増加す
る。
【0085】次に、ステップS42では、流量計25で
送水量を検出し、2次側送水圧制御装置26に入力す
る。ステップS43では、2次側送水圧制御装置26が
図3に制御線(曲線61)にしたがって送水量から送水
設定圧を演算する。続いて、ステップS44では、2次
側送水圧制御装置26により、送水圧力が新しく設定さ
れた送水設定圧になるまで2次ポンプ3a、3cを増速
し、ステップS32に戻る。こうして2次ポンプ吐出圧
制御が繰り返され、空調を適正に制御するとともに、2
次ポンプ3a、3cの動力が最小にされる。
送水量を検出し、2次側送水圧制御装置26に入力す
る。ステップS43では、2次側送水圧制御装置26が
図3に制御線(曲線61)にしたがって送水量から送水
設定圧を演算する。続いて、ステップS44では、2次
側送水圧制御装置26により、送水圧力が新しく設定さ
れた送水設定圧になるまで2次ポンプ3a、3cを増速
し、ステップS32に戻る。こうして2次ポンプ吐出圧
制御が繰り返され、空調を適正に制御するとともに、2
次ポンプ3a、3cの動力が最小にされる。
【0086】この結果、実施例1と同様に、送水量が1
00%以下の場合、送水量により吐出圧力が制御するこ
とにより、送水圧力を低減できるので、2次ポンプの動
力を低減でき、省エネルギー効果が大きい効率的な空調
システムを提供できる。第2実施例で使用した流量計
は、一般的に空調システムに付属している流量計をその
まま使用したので、コストアップせずにエネルギーロス
をなくすことができる。この流量計が付属していない空
調システムの場合、第1実施例のように構成することに
より低コストの空調システムを提供できる。
00%以下の場合、送水量により吐出圧力が制御するこ
とにより、送水圧力を低減できるので、2次ポンプの動
力を低減でき、省エネルギー効果が大きい効率的な空調
システムを提供できる。第2実施例で使用した流量計
は、一般的に空調システムに付属している流量計をその
まま使用したので、コストアップせずにエネルギーロス
をなくすことができる。この流量計が付属していない空
調システムの場合、第1実施例のように構成することに
より低コストの空調システムを提供できる。
【0087】
【発明の効果】以上のように、本発明は、往ヘッダーお
よび還ヘッダーを介して1次側を熱源とし、2次側を負
荷とする空調システムにおいて、前記往ヘッダーから空
調機を介して前記還ヘッダーに送水する2次側送水手段
と、該2次側送水手段の2次側送水圧を検出する2次側
送水圧検出手段と、2次側水流の流量を制御する2次側
流量制御手段と、2次側水流の流量を検出する2次側流
量検出手段と、冷凍機、温水発生機の少なくとも一方を
介して前記還ヘッダーから前記往ヘッダーに1次側水流
を送水する1次側送水手段と、前記往ヘッダーと前記還
ヘッダーを連結するバイパス管と、前記2次側流量検出
手段で検出された2次側流量に基づいて2次側送水圧を
制御する2次側送水圧制御手段が設けられていることを
特徴とする空調システムであるので、省エネルギー効果
が大きい効率的な空調システムを提供できる。
よび還ヘッダーを介して1次側を熱源とし、2次側を負
荷とする空調システムにおいて、前記往ヘッダーから空
調機を介して前記還ヘッダーに送水する2次側送水手段
と、該2次側送水手段の2次側送水圧を検出する2次側
送水圧検出手段と、2次側水流の流量を制御する2次側
流量制御手段と、2次側水流の流量を検出する2次側流
量検出手段と、冷凍機、温水発生機の少なくとも一方を
介して前記還ヘッダーから前記往ヘッダーに1次側水流
を送水する1次側送水手段と、前記往ヘッダーと前記還
ヘッダーを連結するバイパス管と、前記2次側流量検出
手段で検出された2次側流量に基づいて2次側送水圧を
制御する2次側送水圧制御手段が設けられていることを
特徴とする空調システムであるので、省エネルギー効果
が大きい効率的な空調システムを提供できる。
【0088】また本発明は、往ヘッダーおよび還ヘッダ
ーを介して1次側を熱源とし、2次側を負荷とする空調
システムにおいて、前記往ヘッダーから空調機を介して
前記還ヘッダーに送水する2次側送水手段と、冷凍機、
温水発生機の少なくとも一方を介して前記還ヘッダーか
ら前記往ヘッダーに1次側水流を送水する1次側送水手
段と、前記往ヘッダーと前記還ヘッダーを連結するバイ
パス管と、前記往ヘッダーと前記還ヘッダーの水圧差を
検出する差圧検出手段と、該差圧検出手段で検出された
差圧に基づいて1次側の送水量を制御する往還ヘッダー
間差圧制御手段が設けられていることを特徴とする空調
システムであるので、省エネルギー効果が大きい効率的
な空調システムを提供できる。
ーを介して1次側を熱源とし、2次側を負荷とする空調
システムにおいて、前記往ヘッダーから空調機を介して
前記還ヘッダーに送水する2次側送水手段と、冷凍機、
温水発生機の少なくとも一方を介して前記還ヘッダーか
ら前記往ヘッダーに1次側水流を送水する1次側送水手
段と、前記往ヘッダーと前記還ヘッダーを連結するバイ
パス管と、前記往ヘッダーと前記還ヘッダーの水圧差を
検出する差圧検出手段と、該差圧検出手段で検出された
差圧に基づいて1次側の送水量を制御する往還ヘッダー
間差圧制御手段が設けられていることを特徴とする空調
システムであるので、省エネルギー効果が大きい効率的
な空調システムを提供できる。
【0089】さらに本発明は、往ヘッダーおよび還ヘッ
ダーを介して1次側を熱源とし、2次側を負荷とする空
調システムにおいて、冷凍機を介して還ヘッダーから往
ヘッダーに1次側水流を送水する1次側送水手段と、前
記冷凍機を冷却する冷却水回路と、該冷却水回路の前記
冷凍機の入口温度を検出する冷凍機入口温度検出手段
と、前記冷却水回路の前記冷凍機の出口温度を検出する
冷凍機出口温度検出手段と、往ヘッダーから空調機を介
して還ヘッダーに送水する2次側送水手段と、前記冷凍
機の入口温度と出口温度の温度差に基づいて前記冷却水
回路の冷却水流量を制御する出入口温度差制御制御手段
が設けられていることを特徴とする空調システムである
ので、省エネルギー効果が大きい効率的な空調システム
を提供できる。
ダーを介して1次側を熱源とし、2次側を負荷とする空
調システムにおいて、冷凍機を介して還ヘッダーから往
ヘッダーに1次側水流を送水する1次側送水手段と、前
記冷凍機を冷却する冷却水回路と、該冷却水回路の前記
冷凍機の入口温度を検出する冷凍機入口温度検出手段
と、前記冷却水回路の前記冷凍機の出口温度を検出する
冷凍機出口温度検出手段と、往ヘッダーから空調機を介
して還ヘッダーに送水する2次側送水手段と、前記冷凍
機の入口温度と出口温度の温度差に基づいて前記冷却水
回路の冷却水流量を制御する出入口温度差制御制御手段
が設けられていることを特徴とする空調システムである
ので、省エネルギー効果が大きい効率的な空調システム
を提供できる。
【図1】本発明の第1実施例の空調システムの概略構成
図
図
【図2】第1実施例の空調システム全体のフローチャー
ト図
ト図
【図3】2次側の送水量と送水圧力の関係を表すグラフ
図
図
【図4】第1実施例の2次ポンプ吐出圧制御のフローチ
ャート図
ャート図
【図5】第1実施例の1次側流量制御のフローチャート
図
図
【図6】第1実施例の冷凍機冷却水出入口温度差制御の
フローチャート図
フローチャート図
【図7】冷凍機の冷却水出入口温度差と冷凍機効率の関
係を表すグラフ図
係を表すグラフ図
【図8】本発明の第2実施例の空調システムの概略構成
図
図
【図9】第2実施例の2次ポンプ吐出圧制御のフローチ
ャート図
ャート図
【図10】一般的に使用されている空調システムの概略
構成図
構成図
【図11】従来技術の空調システムの概略構成図
1…空調機 3a、3c…2次ポンプ(2次側送水手段) 4a,4b…冷凍機 5a,5b…1次ポンプ(1次側送水手段) 8…往ヘッダー 9…還ヘッダー 10…バイパス管 12…温水発生機 13…送水圧力検出器(2次側送水圧検出手段) 14…還ヘッダー圧力検出器(還水圧検出手段)(2次
側流量検出手段) 15…2次側送水圧制御装置(2次側送水圧制御手段) 16…差圧検知器(差圧検出手段) 17…往還ヘッダー間差圧制御装置(往還ヘッダー間差
圧制御手段) 18…入口温度検出器(冷凍機入口温度検出手段) 19…出口温度検出器(冷凍機出口温度検出手段) 20…出入口温度差制御装置(出入口温度差制御制御手
段) 21…膨張タンク(2次側流量検出手段) 22…配水管 24…冷却水回路 25…流量計(2次側流量検出手段) 100…熱源部 200…負荷部 A…膨張タンク連通位置
側流量検出手段) 15…2次側送水圧制御装置(2次側送水圧制御手段) 16…差圧検知器(差圧検出手段) 17…往還ヘッダー間差圧制御装置(往還ヘッダー間差
圧制御手段) 18…入口温度検出器(冷凍機入口温度検出手段) 19…出口温度検出器(冷凍機出口温度検出手段) 20…出入口温度差制御装置(出入口温度差制御制御手
段) 21…膨張タンク(2次側流量検出手段) 22…配水管 24…冷却水回路 25…流量計(2次側流量検出手段) 100…熱源部 200…負荷部 A…膨張タンク連通位置
Claims (7)
- 【請求項1】 往ヘッダーおよび還ヘッダーを介して1
次側を熱源とし、2次側を負荷とする空調システムにお
いて、前記往ヘッダーから空調機を介して前記還ヘッダ
ーに送水する2次側送水手段と、該2次側送水手段の2
次側送水圧を検出する2次側送水圧検出手段と、2次側
水流の流量を制御する2次側流量制御手段と、2次側水
流の流量を検出する2次側流量検出手段と、冷凍機、温
水発生機の少なくとも一方を介して前記還ヘッダーから
前記往ヘッダーに1次側水流を送水する1次側送水手段
と、前記往ヘッダーと前記還ヘッダーを連結するバイパ
ス管と、前記2次側流量検出手段で検出された2次側流
量に基づいて2次側送水圧を制御する2次側送水圧制御
手段が設けられていることを特徴とする空調システム。 - 【請求項2】 前記2次側流量検出手段が、前記空調機
と前記還ヘッダーを連結する配水管に連通して設けられ
た膨張タンクと、前記還ヘッダー自身を含む、前記配水
管の前記膨張タンク連通位置と前記還ヘッダーの間に設
けられた還水圧検出手段から構成されていることを特徴
とする請求項1記載の空調システム。 - 【請求項3】 前記2次側流量検出手段が、前記往ヘッ
ダーから前記還ヘッダーに2次側水流を流す配水管に設
けられた流量計であることを特徴とする請求項1記載の
空調システム。 - 【請求項4】 往ヘッダーおよび還ヘッダーを介して1
次側を熱源とし、2次側を負荷とする空調システムにお
いて、前記往ヘッダーから空調機を介して前記還ヘッダ
ーに送水する2次側送水手段と、冷凍機、温水発生機の
少なくとも一方を介して前記還ヘッダーから前記往ヘッ
ダーに1次側水流を送水する1次側送水手段と、前記往
ヘッダーと前記還ヘッダーを連結するバイパス管と、前
記往ヘッダーと前記還ヘッダーの水圧差を検出する差圧
検出手段と、該差圧検出手段で検出された差圧に基づい
て1次側の送水量を制御する往還ヘッダー間差圧制御手
段が設けられていることを特徴とする空調システム。 - 【請求項5】 前記往還ヘッダー間差圧制御手段が前記
差圧検出手段で検出された差圧が略ゼロになるように1
次側の送水量を制御するように構成されていることを特
徴とする請求項4記載の空調システム。 - 【請求項6】 往ヘッダーおよび還ヘッダーを介して1
次側を熱源とし、2次側を負荷とする空調システムにお
いて、冷凍機を介して還ヘッダーから往ヘッダーに1次
側水流を送水する1次側送水手段と、前記冷凍機を冷却
する冷却水回路と、該冷却水回路の前記冷凍機の入口温
度を検出する冷凍機入口温度検出手段と、前記冷却水回
路の前記冷凍機の出口温度を検出する冷凍機出口温度検
出手段と、往ヘッダーから空調機を介して還ヘッダーに
送水する2次側送水手段と、前記冷凍機の入口温度と出
口温度の温度差に基づいて前記冷却水回路の冷却水流量
を制御する出入口温度差制御制御手段が設けられている
ことを特徴とする空調システム。 - 【請求項7】 前記出入口温度差制御制御手段が前記冷
凍機の入口温度と出口温度の温度差を前記冷凍機が最大
効率になる冷却水出入口温度差に制御するように構成さ
れていることを特徴とする請求項6記載の空調システ
ム。
Priority Applications (1)
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