JP6257993B2 - 冷凍システムおよび冷凍システムの台数制御方法 - Google Patents

冷凍システムおよび冷凍システムの台数制御方法 Download PDF

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本発明は、冷凍システムおよび冷凍システムの台数制御方法に関する。
従来、並列に複数台設けられた冷凍装置群(以下、「1次側」と表す)によって、熱媒体である、例えば水、ブラインなどを冷却または加熱して、熱の需要側(以下、「2次側」と表す)の負荷に、かかる冷却または加熱された2次冷媒(熱媒)を供給する冷凍システムが知られている。
このシステムでは、1次側に複数台設けられた冷凍装置は、2次側の冷却または加熱の負荷変動に対し、負荷変動に追従した運転を行う。すなわち、複数台設けられている1次側の冷凍装置の運転台数を増減させる制御を行うとともに、2次側に搬送する熱媒体の流量を増減させる制御を行っている。この制御は台数制御システムとも呼ばれている。
ここで、熱媒体の流量の増減に関しては一般に、インバータによるポンプ周波数の制御、もしくは流量調整弁の開閉によって行われる。
また、冷凍装置は、一般的に空冷式の冷凍装置(以下、「空冷機」と表す)と、水冷式の冷凍装置(以下、「水冷機」と表す)と、に分類される。ここで、空冷機とは、ファンで熱源である空気を循環させて、熱媒体を冷却または加熱する方式の冷凍装置のことである。一方水冷機とは、ポンプで熱源である水などを循環させて、熱媒体を冷却または加熱する方式の冷凍装置である。
ところで、例えば冷却負荷と加熱負荷を同時に必要とするような場所においては、一般には図8および図9に示すような、冷却と加熱で分かれた冷凍システムを構築して、運用している。
また、一般に、冷凍装置の熱交換サイクルは、圧縮機(コンプレッサ)、凝縮器、例えばキャピラリチューブのような減圧手段、冷却器(蒸発器)の順に配管で接続されている。この熱交換サイクル(冷凍サイクル)中、凝縮器は熱媒体で発熱するため放熱を必要とする。
ところで、図9に示す水冷機31は一般には冷却を主体として使用されている。この場合、加熱された熱媒体は冷却塔によって、空気により冷却する。しかし空気に排熱しているため効率がよくない。このため、水冷機31を利用して同時に冷水と温水を取り出すような廃熱回収システムを構築することがある。
しかし、水冷機31は冷却能力と加熱能力がほぼ同じであるため、例えば冷却を主体として運転している場合は、加熱負荷50側への熱媒の供給は、冷却負荷40側の負荷が徐々に小さくなるにつれて、これに連動して、出せる能力が小さくなっていき、変動することになる。このため、加熱側の水温を一定にすることができない。
また、台数制御システムは熱媒体(2次冷媒)の温度や流量により負荷変動を検知しているため、熱媒体の温度の変動が、現在の水温制御の制御対象系統(以下、「制御系統」と表す)である冷却負荷系統(冷水系統)または加熱負荷系統(温水系統)の負荷の変動によるものか、制御対象でない系統(以下、「非制御系統」と表す)の負荷変動によるものか、の判断ができない。このため、水冷機31を、廃熱回収運転を目的として前記台数制御システムに組み込むことは難しい、という問題がある。
ここで、非制御系統の温度を制御するための装置としては、特許文献1に示すような冷却加熱装置が考案されている。
特開2012−073013号公報
しかし、特許文献1によれば冷却負荷と加熱負荷がどちらもある場合でなければならず、例えば加熱負荷が0となったときは、負荷のつり合いを取るために、温水の温度を下げなければならない。このために、例えば別途温水冷却用として、他の冷凍装置が必要となり、余分な動力が必要となってしまう。
そのため、1次側である熱源側の制御対象台数が増えることで、システムが複雑となってしまう。このため、水冷機を台数制御システムに組み込むことは、より一層困難となる。
そこで、本発明は、水冷機を台数制御システムに組み込み、効率のよい運転が可能な冷凍システムおよび冷凍システムの台数制御方法を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は、入口温度検出手段および出口温度検出手段を有してなる1または複数台で構成された水冷式の冷凍装置と、入口温度検出手段および出口温度検出手段を有してなる1または複数台で構成された空冷式の冷却専用の冷凍装置と、入口温度検出手段および出口温度検出手段を有してなる1または複数台で構成された空冷式の冷却加熱兼用の冷凍装置と、前記入口温度検出手段および出口温度検出手段が検知した温度情報に基づいて、運転させる冷凍装置の種類および運転台数を増加減少させる制御を行う制御装置と、を備える。また、本発明は、前記制御装置が、前記水冷式の冷凍装置の水温制御の対象でない、非制御対象系統の2次熱媒の出口温度を、同じ系統に配置された空冷式の前記冷却専用の冷凍装置もしくは前記冷却加熱兼用の冷凍装置の出口温度を可変とすることにより調整することを特徴とする。あるいは、本発明は、前記制御装置が、前記水冷式の冷凍装置の水温制御の対象でない、非制御対象系統の2次熱媒の出口温度を、同じ系統に配置された空冷式の前記冷却専用の冷凍装置もしくは前記冷却加熱兼用の冷凍装置の各入口側に備えられたポンプの流量を可変とすることにより調整することを特徴とする。
本発明によれば、空冷機と水冷機とによって編成され、複雑なシステムを構築することなく、効率の良い運転制御が可能な冷凍システムおよび冷凍システムの台数制御方法を提供できる。
第1実施形態に係る冷凍システムの系統図である。 第1実施形態に係る冷凍システムの構成説明図である。 第1実施形態に係る冷凍システムの増段時の制御を説明するフローチャートである。 第1実施形態に係る冷凍システムの減段時の制御を説明するフローチャートである。 第2実施形態に係る冷凍システムの構成説明図である。 第3実施形態に係る冷凍システムの構成説明図である。 第3実施形態に係る冷凍システムの系統図である。 従来の空冷機および空冷ヒート機からなる冷凍システムの構成例である。 従来の水冷機からなる冷凍システムの構成例である。
以下、本発明の実施形態に係る冷凍システムについて詳細に説明する。以下では、冷凍システムが水の冷却/加熱設備として利用される場合を一例として説明するが、2次冷媒(熱媒)はこれに限定するものではなく、例えばブラインや空気など、水以外を冷却/加熱するものであってもよい。また、以下で特に断りなく冷凍装置と言った場合、冷却専用の空冷機、冷却/加熱兼用の空冷機、水冷機の種類によらず、それぞれが冷却能力または加熱能力、または両方の能力を有する冷凍装置を指すものとする。
また、説明の便宜上、各図面で共通する部材には同一の符号を付して、重複する説明を省略する場合がある。前後上下左右の方向軸については、各図の記載によるものとする。
(第1実施形態)
図1は本発明の第1実施形態に係る冷凍システムの系統図である。
図1に示すように、冷凍システム1は、例えば冷却専用の空冷機11、水冷機31が同じ冷水系統(冷却負荷系統)に配置されており、冷却/加熱兼用の空冷機21(以下、「空冷ヒート機21」と表す)、水冷機31が同じ温水系統(加熱負荷系統)に接続されている。
具体的には、例えば図1では、冷水系統(冷却負荷系統)は太い破線および実線で、温水系統(加熱負荷系統)は細い破線および実線で、それぞれ描かれている。
なお、図1では空冷機11、水冷機31、空冷ヒート機21がそれぞれ2台ずつ配置される構成となっているが、台数については特に問うものではない。つまり、それぞれが1または複数台から構成されていてもよい。
つまり、冷水系統と温水系統それぞれが、空冷機11と水冷機31とからなる混成機種によって編成されている。また、空冷ヒート機21は、例えば四方弁などのバルブ(不図示)の切替えにより、冷却運転、加熱運転を切替えて運転することができる。
加熱負荷50系統の空冷ヒート機21は、基本的には加熱運転で使用する。しかし、加熱負荷が小さく冷却負荷が足りない場合は、応急的に前記の四方弁などのバルブ(不図示)を操作し、冷却運転に切替えるとともに、2次冷媒供給側の配管に備えられた例えば3方弁29を操作して、供給配管を温水系統から冷水系統に切り替えて運転できるものである。
本実施形態では、冷水系および温水系の各系統に接続された冷却負荷40、または加熱負荷50に対して、所定の水温および所定の流量の熱媒を供給するために、冷凍システム1を構成する各冷凍装置11,21,31の運転台数を、最適な数になるように増減させる切替えを行う。つまり、2次側の要求負荷である流量、温度が、所定の値に固定されている場合を考える。
ここで、運転台数を増加させるべき、もしくは運転台数を減少させるべき、などの台数切替えの要否自体の判断については、例えば各冷凍装置の入口温度検出手段、出口温度検出手段などを用いて判断する公知の発明(例えば、特開2011−231955の図2ステップS105、ステップS109など)を参考にすればよい。本実施形態においては、増段・減段条件成否情報114(図2で後記)によって、外部から、運転台数を増加させる増段条件、もしくは運転台数を減らす減段条件が、成立したか否かの情報(増段・減段条件成否情報114)が入力されるものとする。
図2は本発明の第1実施形態に係る冷凍システムの構成説明図である。
制御部100には台数制御部101、温度制御部102が備えられ、温度情報110や、1次側の冷凍装置140の電源情報112、増段・減段条件成否情報114が入力される。ここで、電源情報112とは、1次側の冷凍装置140の電源がON/OFFいずれの状態にあるかに係る情報である。
また、冷凍装置140は、空冷機11、空冷ヒート機21、水冷機31の総称である。また、温度情報110は、図1の各冷凍装置140の入口温度検出手段12a、12b
、321a、322a、321b、322b、22a、22b、出口温度検出手段13a、13b、331a、332a、331b、332b、23a、23b、2次側近傍温度検出手段25〜28によって計測された情報である。
また、出力側には、ポンプ130、冷凍装置140が接続される。なお、ポンプ130とは、ポンプ14a、14b、341a、342b、341b、342b、24a、24bを総称する。
ポンプ130は、各冷凍装置140の、冷却負荷40系統もしくは加熱負荷50系統からの分岐点Tから、前記入口側温度検出手段までの間に、冷凍装置140と1対1となるように設置されている。但し、冷凍装置140と入口側温度検出手段との間に設置されていてもよい。ポンプ130は、各冷凍装置140の、入口側の2次冷媒(熱媒)流量を調節するものである。なお、ポンプ130および入口側および出口側の各温度検出手段は、それぞれ、対応する冷凍装置140の内部に有する様に構成されるものであってもよい。
ポンプ130の制御部は、電源部131、インバータ周波数設定部132を含んでなる。ポンプの電源部131は、台数制御部101からの指令により、ポンプ130の電源をON/OFFする。インバータ周波数設定部132は、台数制御部101からの指令により、ポンプ130のインバータ周波数を設定し、その設定水量でポンプ130を駆動させる。なお、本実施形態においては、インバータ周波数設定部132に指示されるポンプの流量は、2次側の要求流量を満たす過不足のない、所定の値に固定されている。
冷凍装置140の制御部は、電源部141、2次冷媒の供給温度設定部142を含んでなる。冷凍装置140の電源部141は、台数制御部101からの指令により、各冷凍装置140の電源をON/OFFする。供給温度設定部142は、温度制御部102からの指令を受けて、当該冷凍装置140の2次冷媒(熱媒)の供給温度を設定する。冷凍装置140は、2次側が要求する2次冷媒(熱媒)を、自身の熱媒(1次冷媒)と熱交換させることで供給する装置である。
以下では、まず台数制御部101について、例えば冷却運転、すなわち、制御系統が冷水側の場合で、冷却負荷が増加傾向にあり、前記の公知発明を用いるなどして、増段・減段条件成否情報114として、冷却運転を行う冷凍装置の運転台数を増加させる増段条件が成立した場合の制御について、説明する。
ここで、台数制御部101は、電源情報112、増段・減段条件成否情報114を受け取り、ポンプ140の電源部131やインバータ周波数設定部132、冷凍装置140の電源部141に指令を出す制御装置である。
図3は、台数制御部101の制御フローを説明するフローチャートである。
ステップS101において、台数制御部101は、増段・減段条件成否情報114の情報が、増段条件成立となっているか否かを判定する。
ここで増段条件成立となっていなかった場合(ステップS101でNo)、増段要求が生じていない場合であると判断し、本制御を終了する。
次に、ステップS101で増段条件が成立していた場合(ステップS101でYes)、ステップS102において台数制御部101は、電源情報112を集計し、停止中の水冷機31の台数を把握する。これは、水冷機31が全台運転中かどうかを判定するステップである。全台運転中であった場合(ステップS102でYes)、すなわち、停止中の水冷機31の運転台数が0台であった場合は、ステップS104に進む。
なお、ステップS102は、起動可能な水冷機31があれば、まずはその水冷機31を起動したいため、そのような水冷機31が存在するかを最初に確認するためのステップである。
ステップS104では、台数制御部101は、電源情報112を集計し、停止中の空冷機11の運転台数を把握する。これは、空冷機11が全台運転中か否かを判定するステップ、もしくは、起動可能な空冷機11が存在するか否かを判定するステップと同じである。
ステップS104において、空冷機11が全台運転中でなく(ステップS104でNo)、起動可能な空冷機11がある場合、すなわち、停止中の冷却専用の空冷機11が1台以上ある場合は、ステップS105において、不足分の冷却能力を補うために、空冷機11を1台分増段(起動)させる。
ステップS104において、停止中の空冷機11が1台もなかった場合、すなわち、1次側の全空冷機が稼働中であった場合は(ステップS104でYes)、増段要求に対する対応ができないため、本制御を終了する。
続いて、ステップS102の説明に戻る。ステップS102において、水冷機31が全台運転中ではない(ステップS102でNo)、すなわち、停止中の水冷機の台数が1台以上ある場合は、ステップS103へ進み、台数制御部101は、電源情報112を参照し、運転中の空冷ヒート機21の台数を把握する。
なお、ステップS103は、停止中の水冷機31を1台分増段した場合に、加熱負荷50側への熱媒供給能力が冷凍装置1台分過剰となるが、現在加熱運転している空冷ヒート機21が存在すれば、それを停止させることで調整可能となるため、それを探すためのステップである。
ステップS103において、空冷ヒート機21が全台停止中である場合(ステップS103でYes)、すなわち、運転中の空冷ヒート機21が1台も存在しない場合(0台の場合)は、前記のステップS104に進む。
ステップS103において、空冷ヒート機21が全台停止中でない(ステップS103でNo)、すなわち、加熱運転している空冷ヒート機が1台以上存在する場合は、ステップS106に進み、水冷機31を1台増段(起動)するとともに、ステップS107において、当該加熱運転中の空冷ヒート機21を減段(停止)させて、本フローを終了する。
(作用・効果)
本実施形態における作用・効果を、具体例を挙げて説明する。
例えば、空冷機、空冷ヒート機がそれぞれ1台、水冷機が2台で構成される冷凍システムがあるとする。
このとき、水冷機が1台で冷却/加熱運転を行い、空冷ヒート機1台が加熱運転を行っているとすると、冷水系統(冷却負荷系統)において増段条件が成立した場合には、加熱運転中の空冷ヒート機を停止させ、水冷機が1台起動することで、最終的には水冷機が2台の運転体制となる。
つまり、冷却能力の増段前は、冷水系統(冷却負荷系統)では1台分、温水系統(加熱負荷系統)では2台分の冷却/加熱能力の需要に対し、2台の冷凍装置が運転することで対応していた。しかし、冷却能力の増段条件成立後は、冷水系統(冷却負荷系統)での能力需要が1台分増えるため、冷水系統(冷却負荷系統)で2台分、温水系統(加熱負荷系統)で2台分の冷却/加熱能力を提供しなければならなくなる。
このとき、従来であれば、要求負荷の増減に対応して、冷却需要であれば空冷機11、加熱需要であれば空冷ヒート機21を独立に増減させる方法で対応していたために、例えば停止中の空冷機11を1台起動させ、水冷機31が1台、空冷ヒート機21が1台、空冷機11が1台の3台体制などとしていた。
しかし、本発明の制御方法によれば、水冷機31を台数制御システムの制御対象に組み込むことで、冷凍装置140の運転台数は増段前の運転台数と同じく、2台体制(但し、内訳は水冷機31が2台)のままで、需要増を乗り切ることができる。
このように、より少ない運転台数で冷却/加熱負荷の各需要に対応することができる。その結果、消費電力を低減することができるという効果を奏する。
次に制御系統が冷水側で、冷却負荷40が減少傾向にあり、冷凍装置140の運転台数を減段させる(減らす)必要性が生じた場合の制御について、図4のフローチャートを用いて説明する。この場合も、運転台数の切替え要否自体の判断については、例えば各冷凍装置の入口温度検出手段、出口温度検出手段、などを用いて判断する公知の発明(例えば、特開2011−231955の図2ステップS109など)を参考にすればよい。
まず、ステップS201で減段条件が成立していない場合(ステップS201でNo)、減段要求が生じていない場合であると判断し、本制御を終了する。
次に、ステップS201において、増段・減段条件成否情報114が減段条件成立となっていた場合は(ステップS201でYes)、ステップS202において台数制御部101は、空冷機11が全台停止中か否か、すなわち、運転中の空冷機11が存在するか判定する。これは、減段可能な空冷機11、すなわち稼働中の空冷機11が存在する場合は、まずは最初にその空冷機11を減段させたいので、それを探すためのステップである。
空冷機11が全台停止中でない(ステップS202でNo)、すなわち、運転中の空冷機が1台以上存在する場合はステップS203に進み、当該運転中の空冷機11を1台停止させる。ステップS202において、空冷機11が全台停止中(ステップS202でYes)、すなわち、運転中の空冷機が0台で存在しない場合は、ステップS204に進む。
ステップS204において台数制御部101は、電源情報112を集計し、運転中の水冷機31の台数を把握する。なお、これは、ステップS202の次は水冷機31を優先的に減段させたいので、それを探すためのステップである。
水冷機31が全台停止中(ステップS204でYes)、すなわち、運転中の水冷機31の台数が0台で、1次側の冷凍装置140全台が停止中である場合は、冷却運転中の冷凍装置140が存在しない状態のため、減段要求には対応できないので、何もせずに本制御を終了する。
ステップS204において、水冷機31が全台停止中でない(ステップS204でNo)、すなわち、運転中の水冷機が1台以上ある場合は、ステップS205において台数制御部101は、空冷ヒート機21が全台運転中か否かを判断する。すなわち、電源情報112を集計し、停止中の空冷ヒート機21の台数を把握する。これは、起動可能な空冷ヒート機21が存在するかどうかを把握するためのフローである。
ステップS205において、空冷ヒート機21が全台運転中でない(ステップS205でNo)、すなわち、停止中の空冷ヒート機21が1台以上存在する場合は、起動可能な空冷ヒート機21が存在する場合であるため、ステップS206で空冷ヒート機21を1台増段(起動)させるとともに、ステップS207で水冷機31を1台減段(停止)させる。ここで、ステップS206で空冷ヒート機21を増段させるのは、ステップS207で水冷機31を減段させることによる加熱能力の低下を防ぐためである。
また、ステップS205で空冷ヒート機21が全台運転中(ステップS205でYes)、すなわち、停止中の空冷ヒート機21の台数が0台の場合は、ステップS207に進み、水冷機31を1台減段(停止)させて本制御を終了する。この際、水冷機31を1台減段することによる加熱能力の補填はできないが、冷却能力の減段要求に応じることを優先させる。
(作用・効果)
本実施形態における作用・効果を、具体例を挙げて説明する。
例えば、水冷機31が2台、空冷ヒート機21が1台で構成される冷凍システムがあるとする。
このとき、水冷機31が2台で冷却/加熱運転を行い、空冷ヒート機21が停止中であるとすると、冷水系統(冷却負荷系統)において減段条件が成立した場合は、加熱運転が可能である空冷ヒート機を起動し、水冷機31を1台停止させることで、最終的には水冷機31が1台と空冷ヒート機21が1台の合計2台体制で運転することとなる。
つまり、冷却能力の減段前は、冷水系統(冷却負荷系統)では2台分、温水系統(加熱負荷系統)では2台分の冷却/加熱能力の需要に対し、2台の冷凍装置(内訳は水冷機が2台)が運転することで対応していた。しかし、冷却能力の減段条件成立後は、冷水系統(冷却負荷系統)での能力需要が1台分減り、少なくなるため、冷水系統(冷却負荷系統)で1台分、温水系統(加熱負荷系統)で2台分の冷却/加熱能力を提供することで足りる。
このとき、従来であれば、減った冷却能力需要に対応するために、例えば停止中の空冷ヒート機を1台起動させ、水冷機2台、空冷ヒート機1台、の3台体制で対応することになる。つまり、供給過剰な冷却能力を空冷ヒート機1台を稼動させることで相殺する。しかし、本発明の制御方法によれば、冷凍装置の運転台数は減段前の運転台数と同じく、2台体制(但し、内訳は水冷機が1台、空冷ヒート機が1台)のままで、需要減を乗り切ることができる。
このように、水冷機31を台数制御システムの制御対象に組み込むことで、需要能力と供給能力との間に過不足のアンバランスを生じることなく、より少ない運転台数で、冷却/加熱負荷の各需要変動に適切に対応することができる。その結果、消費電力を低減することができるという効果を奏する。
次に、図2の温度制御部102について説明する。
第1実施形態の冷凍システム1においては、各冷凍装置140は、連続的な温度制御を行い、冷却/加熱の負荷変動に連動して、熱媒(2次冷媒)供給能力の調整を行う。温度制御部102は、温度情報110を受信して、冷凍装置140の供給温度設定部142に指令を出す。
一般に、水冷機31は、冷却・加熱能力がほぼ同じであるため、例えば冷水側(冷却負荷系統)で温度制御を行っている場合、すなわち、水温制御を冷水側で行っている場合、温水側(加熱負荷系統)の負荷変動がなくても冷水側(冷却負荷系統)の負荷変動に連動した加熱能力となってしまう。そのため、温水側の出口温度は出来合わせの温度となってしまう。
その問題を解決するため、本実施形態の空冷機11もしくは空冷ヒート機21は、水冷機31の制御状態に連動して、自身のそれぞれ冷水もしくは温水出口水温の設定温度を補正する機能を有するものである。
例えば、水冷機が冷水側(冷却負荷系統)で温度制御を行っている場合、すなわち、制御系統が冷水側で、温度情報110により、非制御系統である温水側(加熱負荷系統)が能力過剰、すなわち、高い温度で送りすぎていることが分かった場合は、温度制御部102は、同じく非制御系統側にある、加熱運転中の空冷ヒート機21の供給温度設定部142に指令を出し、温度設定値を引き下げさせ、合流後の温水温度である、例えば2次側近傍温度検出手段28(図1参照)で計測する温度が設定した温度となるよう補正を実施する。
(作用・効果)
このようにすることで、水冷機31の制御系統側の温度を2次側の要求温度となるように制御することのみならず、水温制御の制御対象系統でない側、すなわち非制御系統側の温度についても、出来合わせの温度とならないようにすることができる。
また、流量に関しては、本実施形態の場合はポンプ130のインバータ周波数設定部132には、予め2次側の要求流量に応えられるだけの所定の値に固定されているため、不足することはない。以上により、水冷機31を台数制御システムの制御対象に組み込んでも、2次側に安定した2次冷媒の熱媒供給を実行することができる。
(第2実施形態)
図5は、第2実施形態に係る冷凍システムの構成説明図である。
なお、第1実施形態と同様の構成については同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
第1実施形態では、水冷機31の非制御系統側の水温を、2次側が要求する水温となるよう制御する方法として、温度制御部102が、同じく非制御系統側に存在する空冷機11もしくは空冷ヒート機21に対して、設定温度を変更するよう指令を出し、温度補正を行っていた。
それに対し、本実施形態に係る制御部200は、温度制御部103は有さず、代わりに流量制御部103を有している。流量制御部103は、温度情報110を受信し、冷水または温水の流量を、ポンプ130のインバータ周波数を変更することや、配管に備えられたバルブ(不図示)の開度を変更することによって、2次側の要求する水温となるように温度調整するものである。なお、冷凍装置140の供給温度設定部142は所定値に固定されているものとする。それ以外の点については、台数制御部101の動作などを含めて、第1実施形態と同様である。
例えば、水冷機が冷水側(冷却負荷系統)で温度制御を行っている場合、すなわち、制御系統が冷水側で、温度情報110により、非制御系統である温水側(加熱負荷系統)が能力過剰、すなわち、高い温度で送りすぎていることが分かった場合を考える。
このとき、流量制御部103は、例えば当該水冷機31に対応した非制御系統側のポンプ130に指令を出し、ポンプ130の回転数を上昇させて、流量を増加させることにより、出口水温を引き下げさせるとともに、同じく非制御系統側にある空冷ヒート機21に対応したポンプ130のインバータ周波数設定部132に対して、ポンプ130の回転数を減少させて、合流後の温水温度が、設定した温度となるように補正を実施するようにしてもよい。このとき、例えば2次側近傍温度検出手段28(図1参照)が計測する水温を、設定温度に誘導するように制御を行ってもよい。
このとき、水冷機31のポンプ動力は増加するが、システム全体で必要な水量については、2次側の需要量が変動しない本実施形態の状況下では、常時所定量を供給するようにするため、空冷ヒート機21に流す水量は、水冷機31へ増送した分だけ減少させることになる。そのため、システム全体としてポンプ130の消費電力は変わらない。ゆえに、冷凍システム1は効率の良い運転ができる。
(第3実施形態)
図6は、第3実施形態に係る冷凍システムの構成説明図である。
なお、第2実施形態と同様の構成については同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
ここで、第2実施形態では、水冷機31の非制御系統側の水温を、2次側が要求する水温となるよう制御する方法として、流量制御部103が、温度情報110を受信し、冷水または温水の流量を、ポンプ130のインバータ周波数を変更することや、配管に備えられたバルブ(不図示)の開度を変更することによって、2次側の要求する水温となるように温度調整していた。なお、冷凍装置140の供給温度設定部142は所定値に固定されていた。
また、第2実施形態の2次側の負荷は、流量は所定値で固定され、水温も所定値で固定された状況を想定したものである。すなわち、水量・水温ともに、変動負荷ではなく、負荷が変動しない、安定負荷を前提にしたものであった。
ところが、現実には2次側の負荷にもポンプ130を備えたものがあり、2次側と1次側でポンプ130の流量が違う場合、水量のアンバランスを解消するために、余剰分をバイパス管路に流す仕組みを持つものがある(例えば、前出の文献:特開2011−231955号公報)。
この場合、2次側の要求温度は所定値で固定されたままであるが、水量については変動負荷となる。また、バイパス管路を流れる余剰分の水が出ないように、制御系統側の空冷機11および空冷ヒート機21のポンプ130を変流量制御させている。
そこで本実施形態では、このような2次側の負荷、すなわち温度固定、流量変動型の負荷に対しても、第2実施形態の制御部200を改修した制御部300とすることにより、対応しようとするものである。
図7は、第3実施形態に係る冷凍システムの系統図である。
ここで、特許文献1の請求項1に記載の、「冷水側が所定温度未満になると加熱追従から冷却追従へ、温水側が所定温度を超えると冷却追従から加熱追従へ」自動で制御系統を切替える機能を備える水冷機32を組み込むことを考える。
なぜならば、例えば冷水機31の制御系統が冷水側で、温度情報110により、非制御系統側が能力過剰となっていることが分かった場合、出口温度を調整するために、第2実施形態では非制御系統側の空冷ヒート機21のポンプ130の水量を増やしすぎるといったことがありうる。
このとき、空冷機11、もしくは空冷ヒート機21について考えると、前記のバイパス管路を流れる余剰分をなくすための変流量と、第2実施形態の水冷機の非制御対象側の出口温度を合わせるための流量の補正とを実施しなければならないため、水冷機31とのばらつきが大きいと、調整しろ(マージン)がなくなり、安定した制御とならなくなってしまう。
しかし、水冷機31が水冷機32の様に、前記の自動で制御系統を切り替える機能を有していれば、非制御系統側が能力過剰となっていることが判明した時点で、「温水側が所定温度を超えると冷却追従から加熱追従へ」、すなわち、制御系統を冷却負荷系統から加熱負荷系統に切り替えて制御を行う。
このため、空冷機11もしくは空冷ヒート機21の非制御系統側のポンプ130の流量調節の機会が減り、水冷機32と空冷機11もしくは空冷ヒート機21との水量のばらつきを小さくすることができるからである。
このような水冷機32を有する構成において、本実施形態の制御部300(図6参照)は、第2実施形態(図5参照)と比較して、負荷状態算出部104を有し、ポンプ130の周波数情報111や、電源情報112、各冷凍装置140の運転状態の残余力情報113から、システム全体にかかる運転負荷状態を算出する機能を有する点を特徴とする。
負荷状態算出部104で算出された負荷情報は、例えば、運転負荷が供給能力に対してどのくらいあるかを表すものであるが、流量情報と、温度情報からなる。この値は、現状の2次側の負荷と等しいと考えられる。
ここで、2次側の負荷が、例えば前記の特開2011−231955のような、温度情報が変動しない負荷を考えるならば、台数制御部101、流量制御部103は、負荷状態算出部104で算出された流量負荷情報の値を2次側に送る流量の目標値として、第2実施形態と同様の制御を行えばよい。
このように、本実施形態に係る冷凍システム1は、2次側の流量負荷の変動に応じて、制御系統の空冷機11もしくは空冷ヒート機21のポンプ130の変流量制御を実施する。
また、制御系統が自動的に切替わる水冷機32を用い、例えば水冷機32などのポンプ周波数情報111や電源情報112に基づく運転台数、運転の残余力情報113によって、2次側のリアルタイムの冷却/加熱負荷状態を推定・検知しながら運転する。
ここで、本実施形態では水冷機32によって制御系統が自動的に切替わるため、変流量制御は、非制御系統側の空冷機11もしくは空冷ヒート機21のポンプ130に対して行うことと事実上、同義となる。このため、始めから非制御系統側を変流量させてもよい。
なお、本実施形態に係る冷凍システムは、上記実施形態の構成に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が可能である。
例えば、図3や図4は制御系統が冷水系統で、それぞれ増段・減段する場合の台数制御部101の動作フローを示しているが、例えば、冷却を加熱に、空冷ヒート機を空冷機に、空冷機を空冷ヒート機に機械的に読み替えれば、制御系統が温水系統の場合の、それぞれ増段・減段フローとなることは論を待たず自明である。
また、第3実施形態で用いた制御系統が自動的に切替わる水冷機32を、第1実施形態や第2実施形態で用いてもよい。この場合は、空冷機11もしくは空冷ヒート機21の非制御系統側のポンプ130の流量調節の機会が減り、水冷機32と空冷機11もしくは空冷ヒート機21との水量のばらつきを小さくすることができるようになり好適である。
上記した実施形態は本発明を分かりやすくするために詳細に説明したものであり、必ずしも、説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
例えば、図2では、制御部100の中に台数制御部101、温度制御部102を備える構成で説明したが、これらは別体で構成され、図示しない通信線によって相互に接続された構成であってもよい。
つまり、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、必ずしもすべての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施形態の構成に、他の実施形態の構成の一部もしくは全てを加えることも可能である。
また、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
11a、11b、21a、21b、31a、31b、140 冷凍装置
12a、12b、22a、22b、321a、321b、322a、322b 入口温度検出手段
13a、13b、23a、23b、331a、331b、332a、332b 出口温度検出手段
25,26,27,28 2次側近傍温度検出手段
14a、14b、24a、24b、341a、341b、342a、342b、130 ポンプ
1 冷凍システム
11 空冷機、空冷式の冷却専用の冷凍装置
21 空冷ヒート機、空冷式の冷却加熱兼用の冷凍装置
29 3方弁
31、32 水冷機、水冷式の冷凍装置
40 冷却負荷
50 加熱負荷
100、200、300 制御部
110 温度情報
101 台数制御部、制御装置
102 温度制御部、制御装置
103 流量制御部、制御装置
104 負荷状態算出部、制御装置
111 ポンプ周波数情報
112 電源情報
113 残余力情報
114 増段・減段条件成否情報
131、141 電源部
132 インバータ周波数設定部
142 供給温度設定部
T 分岐点

Claims (5)

  1. 入口温度検出手段および出口温度検出手段を有してなる1または複数台で構成された水冷式の冷凍装置と、
    入口温度検出手段および出口温度検出手段を有してなる1または複数台で構成された空冷式の冷却専用の冷凍装置と、
    入口温度検出手段および出口温度検出手段を有してなる1または複数台で構成された空冷式の冷却加熱兼用の冷凍装置と、
    前記入口温度検出手段および出口温度検出手段が検知した温度情報に基づいて、運転させる前記冷凍装置の種類および運転台数を増加減少させる制御を行う制御装置と、
    を備え
    前記制御装置は、前記水冷式の冷凍装置の水温制御の対象でない、非制御対象系統の2次熱媒の出口温度を、同じ系統に配置された空冷式の前記冷却専用の冷凍装置もしくは前記冷却加熱兼用の冷凍装置の出口温度を可変とすることにより調整することを特徴とする、冷凍システム。
  2. 入口温度検出手段および出口温度検出手段を有してなる1または複数台で構成された水冷式の冷凍装置と、
    入口温度検出手段および出口温度検出手段を有してなる1または複数台で構成された空冷式の冷却専用の冷凍装置と、
    入口温度検出手段および出口温度検出手段を有してなる1または複数台で構成された空冷式の冷却加熱兼用の冷凍装置と、
    前記入口温度検出手段および出口温度検出手段が検知した温度情報に基づいて、運転させる前記冷凍装置の種類および運転台数を増加減少させる制御を行う制御装置と、
    を備え
    前記制御装置は、前記水冷式の冷凍装置の水温制御の対象でない、非制御対象系統の2次熱媒の出口温度を、同じ系統に配置された空冷式の前記冷却専用の冷凍装置もしくは前記冷却加熱兼用の冷凍装置の各入口側に備えられたポンプの流量を可変とすることにより調整することを特徴とする、冷凍システム。
  3. 前記水冷式の冷凍装置は制御対象系統を自動的に切替える
    ことを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の冷凍システム。
  4. 入口温度検出手段および出口温度検出手段を有してなる1または複数台で構成された水冷式の冷凍装置と、
    入口温度検出手段および出口温度検出手段を有してなる1または複数台で構成された空冷式の冷却専用の冷凍装置と、
    入口温度検出手段および出口温度検出手段を有してなる1または複数台で構成された空冷式の冷却加熱兼用の冷凍装置と、を備える冷凍システムの台数制御方法であって、
    台数制御部が、冷却能力増段時には、
    前記入口温度検出手段および前記出口温度検出手段が検知した温度情報に基づいて、
    水冷式の冷凍装置が全台運転中か否かを判断するステップと、
    空冷式の冷却加熱兼用の冷凍装置が全台停止中か否かを判断するステップと、
    空冷式の冷却専用の冷凍装置が全台運転中か否かを判断するステップと、
    を順次実行することにより、運転させる冷凍装置の種類および運転台数を増加減少させる制御を行うことを特徴とする、前記冷凍システムの台数制御方法。
  5. 入口温度検出手段および出口温度検出手段を有してなる1または複数台で構成された水冷式の冷凍装置と、
    入口温度検出手段および出口温度検出手段を有してなる1または複数台で構成された空冷式の冷却専用の冷凍装置と、
    入口温度検出手段および出口温度検出手段を有してなる1または複数台で構成された空冷式の冷却加熱兼用の冷凍装置と、を備える冷凍システム台数制御方法であって、
    台数制御部が、冷却能力減段時には、
    前記入口温度検出手段および前記出口温度検出手段が検知した温度情報に基づいて、
    空冷式の冷却専用の冷凍装置が全台停止中か否かを判断するステップと、
    水冷式の冷凍装置が全台停止中か否かを判断するステップと、
    空冷式の冷却加熱兼用の冷凍装置が全台運転中か否かを判断するステップと、を順次実行することにより、運転させる冷凍装置の種類および運転台数を増加減少させる制御を行うことを特徴とする、前記冷凍システムの台数制御方法。
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