JP2001227780A - 空調システム - Google Patents
空調システムInfo
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- JP2001227780A JP2001227780A JP2000036074A JP2000036074A JP2001227780A JP 2001227780 A JP2001227780 A JP 2001227780A JP 2000036074 A JP2000036074 A JP 2000036074A JP 2000036074 A JP2000036074 A JP 2000036074A JP 2001227780 A JP2001227780 A JP 2001227780A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】熱源機器と2次側機器とが配管によって直列に
接続されている場合でも、熱源機器を常に効率よく運転
することができる空調システムを提供する。 【解決手段】冷水を循環させる循環経路が形成されるよ
うに、冷凍機10と空調機20とが1次側配管11及び
2次側配管21によって直列に接続されており、1次側
配管11及び2次側配管21には冷水を搬送する1次ポ
ンプ12及び2次ポンプ22がそれぞれ設置されている
と共に2次側配管21には制御弁23が設置されてい
る。循環経路には、バイパス配管31a、31b及びこ
れに接続される貯留槽32からなるバイパス経路が形成
されており、冷凍機10から送り出される冷水の余剰分
がバイパス配管31aを通って貯留槽32に貯留される
と共に、バイパス配管31a、31bに設置された温度
検出器33a、33bによって検出される冷水温度に基
づいて、冷凍機10及び1次ポンプ12の発停制御が行
われるようになっている。
接続されている場合でも、熱源機器を常に効率よく運転
することができる空調システムを提供する。 【解決手段】冷水を循環させる循環経路が形成されるよ
うに、冷凍機10と空調機20とが1次側配管11及び
2次側配管21によって直列に接続されており、1次側
配管11及び2次側配管21には冷水を搬送する1次ポ
ンプ12及び2次ポンプ22がそれぞれ設置されている
と共に2次側配管21には制御弁23が設置されてい
る。循環経路には、バイパス配管31a、31b及びこ
れに接続される貯留槽32からなるバイパス経路が形成
されており、冷凍機10から送り出される冷水の余剰分
がバイパス配管31aを通って貯留槽32に貯留される
と共に、バイパス配管31a、31bに設置された温度
検出器33a、33bによって検出される冷水温度に基
づいて、冷凍機10及び1次ポンプ12の発停制御が行
われるようになっている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、建築物等の冷暖
房に使用される空調システム、特に、冷凍機等の熱源機
器によって生成された冷水等の熱源水を、空調機等の2
次側機器(負荷側機器)に供給することによって建築物
等の冷暖房を行う空調システムに関する。
房に使用される空調システム、特に、冷凍機等の熱源機
器によって生成された冷水等の熱源水を、空調機等の2
次側機器(負荷側機器)に供給することによって建築物
等の冷暖房を行う空調システムに関する。
【0002】
【従来の技術】冷凍機等の熱源機器によって生成された
冷水等の熱源水を、空調機等の2次側機器に供給するこ
とによって建築物等の冷暖房を行う空調システムには、
図10に示すように、熱源機器51と2次側機器52と
の間で熱源水を循環させる循環経路が形成されるよう
に、熱源機器51と2次側機器52とが1次側配管53
及び2次側配管54を介して直列に接続されたものがあ
り、1次側配管53及び2次側配管54には、熱源水を
搬送する1次ポンプ56及び2次ポンプ57がそれぞれ
設置されている。
冷水等の熱源水を、空調機等の2次側機器に供給するこ
とによって建築物等の冷暖房を行う空調システムには、
図10に示すように、熱源機器51と2次側機器52と
の間で熱源水を循環させる循環経路が形成されるよう
に、熱源機器51と2次側機器52とが1次側配管53
及び2次側配管54を介して直列に接続されたものがあ
り、1次側配管53及び2次側配管54には、熱源水を
搬送する1次ポンプ56及び2次ポンプ57がそれぞれ
設置されている。
【0003】前記2次側配管54には、空調室内の温度
に基づいて開閉動作を行うことで、空調室内の温度を設
定温度に保持する制御弁(二方弁)58が設置されてお
り、空調負荷の変動に応じて2次側機器52への熱源水
の供給量が変化するようになっている。
に基づいて開閉動作を行うことで、空調室内の温度を設
定温度に保持する制御弁(二方弁)58が設置されてお
り、空調負荷の変動に応じて2次側機器52への熱源水
の供給量が変化するようになっている。
【0004】また、熱源水の循環経路を形成する1次側
配管53及び2次側配管54には、バイパス配管55が
接続されており、上述したような空調負荷変動等によっ
て、1次側配管53を流れる熱源水の水量が2次側配管
54を流れる熱源水の水量に比べて大きくなった場合
に、1次側配管53を流れる熱源水の余剰分がバイパス
配管55を通って熱源機器51に戻されるようになって
いる。
配管53及び2次側配管54には、バイパス配管55が
接続されており、上述したような空調負荷変動等によっ
て、1次側配管53を流れる熱源水の水量が2次側配管
54を流れる熱源水の水量に比べて大きくなった場合
に、1次側配管53を流れる熱源水の余剰分がバイパス
配管55を通って熱源機器51に戻されるようになって
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うに、熱源機器51と2次側機器52とが1次側配管5
3及び2次側配管54によって直列に接続された空調シ
ステムでは、空調負荷が小さくなって2次側機器52に
おける熱源水の必要水量が小さくなったときや、2次側
機器が将来増設されることを見込んで、予め大容量の熱
源機器51を設置した場合には、熱源機器51自体が容
量制御を行うことによって部分負荷運転を行わなければ
ならず、熱源機器51を、常時、効率よく運転すること
ができないといった問題がある。
うに、熱源機器51と2次側機器52とが1次側配管5
3及び2次側配管54によって直列に接続された空調シ
ステムでは、空調負荷が小さくなって2次側機器52に
おける熱源水の必要水量が小さくなったときや、2次側
機器が将来増設されることを見込んで、予め大容量の熱
源機器51を設置した場合には、熱源機器51自体が容
量制御を行うことによって部分負荷運転を行わなければ
ならず、熱源機器51を、常時、効率よく運転すること
ができないといった問題がある。
【0006】こういった問題を解決するために、容量の
小さい複数台の熱源機器を設置し、空調負荷に応じて熱
源機器の台数制御を行うことが一般的に行われている。
しかしながら、例えば、図11に示すように、小容量の
2台の熱源機器51が設置されていても、2次側機器5
2が熱源機器51の1.5台分の熱量を要求している場
合は、熱源機器51を2台とも運転せざるを得ず、その
場合、いずれか一方または双方の熱源機器51が部分負
荷運転となるので、上述した問題は基本的に解決されて
いるとはいえない。
小さい複数台の熱源機器を設置し、空調負荷に応じて熱
源機器の台数制御を行うことが一般的に行われている。
しかしながら、例えば、図11に示すように、小容量の
2台の熱源機器51が設置されていても、2次側機器5
2が熱源機器51の1.5台分の熱量を要求している場
合は、熱源機器51を2台とも運転せざるを得ず、その
場合、いずれか一方または双方の熱源機器51が部分負
荷運転となるので、上述した問題は基本的に解決されて
いるとはいえない。
【0007】そこで、この発明の課題は、熱源機器と2
次側機器とが配管によって直列に接続されている場合で
も、熱源機器を常に効率よく運転することができる空調
システムを提供することにある。
次側機器とが配管によって直列に接続されている場合で
も、熱源機器を常に効率よく運転することができる空調
システムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段及びその効果】上記の課題
を解決するため、この発明は、熱源機器と負荷側機器と
の間で熱源水を循環させる循環経路と、前記熱源機器に
おける熱源水の必要水量と前記負荷側機器における熱源
水の必要水量との間に差が生じた場合に、両者の差分を
バイパスさせるバイパス経路とを備えた空調システムに
おいて、前記バイパス経路に、熱源水を貯留する貯留槽
を設けたのである。
を解決するため、この発明は、熱源機器と負荷側機器と
の間で熱源水を循環させる循環経路と、前記熱源機器に
おける熱源水の必要水量と前記負荷側機器における熱源
水の必要水量との間に差が生じた場合に、両者の差分を
バイパスさせるバイパス経路とを備えた空調システムに
おいて、前記バイパス経路に、熱源水を貯留する貯留槽
を設けたのである。
【0009】以上のように構成された空調システムで
は、最大負荷時には全負荷運転している熱源機器によっ
て冷却または加熱された熱源水が循環経路を通って直接
負荷側機器に供給されるが、小負荷時には熱源機器によ
って冷却または加熱された熱源水の余剰分がバイパス経
路に設置された貯留槽に徐々に貯留されていくことにな
る。貯留槽はある程度の容量を有しているので、バイパ
ス経路を配管で形成した従来の空調システムのように、
熱源機器から送り出された熱源水がバイパス経路を通っ
て直ちに熱源機器に戻されることがなく、熱源機器によ
って冷却または加熱された熱源水によって貯留槽が充満
されるまでは、小負荷時であっても熱源機器が全負荷運
転することになる。
は、最大負荷時には全負荷運転している熱源機器によっ
て冷却または加熱された熱源水が循環経路を通って直接
負荷側機器に供給されるが、小負荷時には熱源機器によ
って冷却または加熱された熱源水の余剰分がバイパス経
路に設置された貯留槽に徐々に貯留されていくことにな
る。貯留槽はある程度の容量を有しているので、バイパ
ス経路を配管で形成した従来の空調システムのように、
熱源機器から送り出された熱源水がバイパス経路を通っ
て直ちに熱源機器に戻されることがなく、熱源機器によ
って冷却または加熱された熱源水によって貯留槽が充満
されるまでは、小負荷時であっても熱源機器が全負荷運
転することになる。
【0010】熱源機器から送り出された熱源水によって
貯留槽が充満されると、熱源機器の運転を停止すること
で、貯留槽に貯留された熱源水が負荷側機器に供給され
る。このとき、負荷側機器から送り出された熱源水は熱
源機器に戻されることなく、貯留槽に徐々に貯留されて
いくので、負荷側機器から送り出された熱源水によって
貯留槽が充満されるまでは、熱源機器の運転を完全に停
止することができる。
貯留槽が充満されると、熱源機器の運転を停止すること
で、貯留槽に貯留された熱源水が負荷側機器に供給され
る。このとき、負荷側機器から送り出された熱源水は熱
源機器に戻されることなく、貯留槽に徐々に貯留されて
いくので、負荷側機器から送り出された熱源水によって
貯留槽が充満されるまでは、熱源機器の運転を完全に停
止することができる。
【0011】負荷側機器から送り出された熱源水によっ
て貯留槽が充満されると、再び熱源機器を運転し、熱源
機器によって冷却または加熱された熱源水を循環経路を
介して直接負荷側機器に供給する。このとき、熱源機器
から送り出される熱源水の余剰分は、徐々に貯留槽に貯
留される。
て貯留槽が充満されると、再び熱源機器を運転し、熱源
機器によって冷却または加熱された熱源水を循環経路を
介して直接負荷側機器に供給する。このとき、熱源機器
から送り出される熱源水の余剰分は、徐々に貯留槽に貯
留される。
【0012】以上のように、この空調システムでは、熱
源機器から送り出される熱源水の余剰分をバイパス経路
に設置された貯留槽に貯留することによって、小負荷時
であっても全負荷運転させることができるので、熱源機
器を常時最大効率で運転することが可能となる。
源機器から送り出される熱源水の余剰分をバイパス経路
に設置された貯留槽に貯留することによって、小負荷時
であっても全負荷運転させることができるので、熱源機
器を常時最大効率で運転することが可能となる。
【0013】また、貯留槽に貯留される熱源水は、熱源
機器から送り出される熱源水の余剰分だけであるので、
貯留槽への熱源水の供給量は比較的少なく、供給される
熱源水によって貯留槽に貯留された熱源水の温度分布が
乱されにくい状態となっている。従って、貯留槽には、
熱源機器から送られてくる熱源水と負荷側機器から送ら
れてくる熱源水とがほぼ分離した状態で常に貯留される
ことになり、貯留槽に貯留された熱源機器からの熱源水
を効率よく確実に負荷側機器に供給することができると
いう効果もある。
機器から送り出される熱源水の余剰分だけであるので、
貯留槽への熱源水の供給量は比較的少なく、供給される
熱源水によって貯留槽に貯留された熱源水の温度分布が
乱されにくい状態となっている。従って、貯留槽には、
熱源機器から送られてくる熱源水と負荷側機器から送ら
れてくる熱源水とがほぼ分離した状態で常に貯留される
ことになり、貯留槽に貯留された熱源機器からの熱源水
を効率よく確実に負荷側機器に供給することができると
いう効果もある。
【0014】また、上述した熱源機器の発停は、請求項
2に記載の空調システムのように、前記バイパス経路に
おける前記貯留槽の前後を通過する熱源水の温度または
前記貯留槽内の熱源水の温度に基づいて行うことができ
る。
2に記載の空調システムのように、前記バイパス経路に
おける前記貯留槽の前後を通過する熱源水の温度または
前記貯留槽内の熱源水の温度に基づいて行うことができ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態について図面を
参照して説明する。図1に示すように、この空調システ
ム1は、熱源機器である冷凍機10によって生成された
冷水(熱源水)を、2次側機器(負荷側機器)である空
調機20に供給することによって建築物の冷房を行うも
のであり、冷凍機10と空調機20との間で冷水を循環
させる循環経路が形成されるように、冷凍機10と空調
機20とが1次側配管11及び2次側配管21によって
直列に接続されている。
参照して説明する。図1に示すように、この空調システ
ム1は、熱源機器である冷凍機10によって生成された
冷水(熱源水)を、2次側機器(負荷側機器)である空
調機20に供給することによって建築物の冷房を行うも
のであり、冷凍機10と空調機20との間で冷水を循環
させる循環経路が形成されるように、冷凍機10と空調
機20とが1次側配管11及び2次側配管21によって
直列に接続されている。
【0016】1次側配管11及び2次側配管21には冷
水を搬送する1次ポンプ12及び2次ポンプ22がそれ
ぞれ設置されていると共に、2次側配管21には空調室
内の温度に基づいて開閉動作を行うことで、空調室内の
温度を設定温度に保持する制御弁(二方弁)23が設置
されており、空調負荷変動に応じて空調機20への冷水
の供給量が変化するようになっている。
水を搬送する1次ポンプ12及び2次ポンプ22がそれ
ぞれ設置されていると共に、2次側配管21には空調室
内の温度に基づいて開閉動作を行うことで、空調室内の
温度を設定温度に保持する制御弁(二方弁)23が設置
されており、空調負荷変動に応じて空調機20への冷水
の供給量が変化するようになっている。
【0017】また、冷水の循環経路を形成する1次側配
管11及び2次側配管21には、空調負荷変動等によっ
て、1次側配管11を流れる冷水量が2次側配管21を
流れる冷水量に比べて大きくなった場合に、1次側配管
11を流れる冷水量の余剰分を冷凍機10に戻すための
バイパス経路が形成されている。
管11及び2次側配管21には、空調負荷変動等によっ
て、1次側配管11を流れる冷水量が2次側配管21を
流れる冷水量に比べて大きくなった場合に、1次側配管
11を流れる冷水量の余剰分を冷凍機10に戻すための
バイパス経路が形成されている。
【0018】バイパス経路は、1次側配管11及び2次
側配管21によって形成される循環経路にそれぞれ接続
されるバイパス配管31a、31bと、このバイパス配
管31a、31bに接続される貯留槽32とから構成さ
れており、冷凍機10の冷水出口側において循環経路に
接続されたバイパス配管31aが貯留槽32の下端部
に、空調機20の冷水出口側において循環経路に接続さ
れたバイパス配管31bが貯留槽32の上端部にそれぞ
れ開放されている。
側配管21によって形成される循環経路にそれぞれ接続
されるバイパス配管31a、31bと、このバイパス配
管31a、31bに接続される貯留槽32とから構成さ
れており、冷凍機10の冷水出口側において循環経路に
接続されたバイパス配管31aが貯留槽32の下端部
に、空調機20の冷水出口側において循環経路に接続さ
れたバイパス配管31bが貯留槽32の上端部にそれぞ
れ開放されている。
【0019】また、バイパス配管31a、31bには、
バイパス配管31a、31b内を流れる冷水温度を検出
する温度検出器33a、33bがそれぞれ設置されてお
り、この温度検出器33a、33bによって検出される
冷水温度に基づいて、冷凍機10及び1次ポンプ12の
発停制御が行われるようになっている。
バイパス配管31a、31b内を流れる冷水温度を検出
する温度検出器33a、33bがそれぞれ設置されてお
り、この温度検出器33a、33bによって検出される
冷水温度に基づいて、冷凍機10及び1次ポンプ12の
発停制御が行われるようになっている。
【0020】以上のように構成された空調システム1の
運転状態について以下に説明する。まず、最大空調負荷
時には、図2に示すように、冷凍機10が全負荷運転す
ることによって生成された所定温度(例えば、7℃)の
冷水が、1次側配管11及び2次側配管21によって形
成される循環経路を通って空調機20に直接供給され、
空調機20のコイルで熱交換されることで昇温した冷水
が冷凍機10に戻されることになる。従って、このとき
は、バイパス経路に冷水が供給されることはない。
運転状態について以下に説明する。まず、最大空調負荷
時には、図2に示すように、冷凍機10が全負荷運転す
ることによって生成された所定温度(例えば、7℃)の
冷水が、1次側配管11及び2次側配管21によって形
成される循環経路を通って空調機20に直接供給され、
空調機20のコイルで熱交換されることで昇温した冷水
が冷凍機10に戻されることになる。従って、このとき
は、バイパス経路に冷水が供給されることはない。
【0021】空調負荷が小さくなると、制御弁23が絞
られることによって空調機20へ供給される冷水量が少
なくなるので、図3に示すように、冷凍機10から送り
出される所定温度の冷水の余剰分が、バイパス配管31
aを通って貯留槽32に徐々に貯留されていくことにな
る。貯留槽32はある程度の容量を有しているので、冷
凍機10から送り出された所定温度の冷水がバイパス配
管31bを通って直ちに冷凍機10に戻されることはな
く、冷凍機10から送り出された所定温度の冷水によっ
て貯留槽32が充満されるまでは、小負荷時であっても
冷凍機10が全負荷運転を行うことになる。
られることによって空調機20へ供給される冷水量が少
なくなるので、図3に示すように、冷凍機10から送り
出される所定温度の冷水の余剰分が、バイパス配管31
aを通って貯留槽32に徐々に貯留されていくことにな
る。貯留槽32はある程度の容量を有しているので、冷
凍機10から送り出された所定温度の冷水がバイパス配
管31bを通って直ちに冷凍機10に戻されることはな
く、冷凍機10から送り出された所定温度の冷水によっ
て貯留槽32が充満されるまでは、小負荷時であっても
冷凍機10が全負荷運転を行うことになる。
【0022】冷凍機10から送り出された所定温度の冷
水によって貯留槽32が充満された後は、所定温度の冷
水がバイパス配管31bを通って循環経路に送り出され
ることになるので、温度検出器33bによってバイパス
配管31b内の冷水温度を検出することによって、貯留
槽32が所定温度の冷水によって充満されているか否か
を判断することができ、図4に示すように、所定温度の
冷水によって貯留槽32が充満された時点で、冷凍機1
0及び1次ポンプ12の運転が強制的に停止される。
水によって貯留槽32が充満された後は、所定温度の冷
水がバイパス配管31bを通って循環経路に送り出され
ることになるので、温度検出器33bによってバイパス
配管31b内の冷水温度を検出することによって、貯留
槽32が所定温度の冷水によって充満されているか否か
を判断することができ、図4に示すように、所定温度の
冷水によって貯留槽32が充満された時点で、冷凍機1
0及び1次ポンプ12の運転が強制的に停止される。
【0023】冷凍機10及び1次ポンプ12の運転が停
止されると、図4に示すように、貯留槽32に貯留され
た所定温度の冷水が、バイパス配管31a及び2次側配
管21を通って空調機20に供給され、空調機20にお
いて熱交換されることで昇温された冷水は冷凍機10に
戻されることなく、図5に示すように、貯留槽32に徐
々に貯留されていくことになる。従って、空調機20に
おいて熱交換された冷水によって貯留槽32が充満され
るまでの間は、冷凍機10の運転を停止した状態が維持
されることになる。
止されると、図4に示すように、貯留槽32に貯留され
た所定温度の冷水が、バイパス配管31a及び2次側配
管21を通って空調機20に供給され、空調機20にお
いて熱交換されることで昇温された冷水は冷凍機10に
戻されることなく、図5に示すように、貯留槽32に徐
々に貯留されていくことになる。従って、空調機20に
おいて熱交換された冷水によって貯留槽32が充満され
るまでの間は、冷凍機10の運転を停止した状態が維持
されることになる。
【0024】空調機20において熱交換された冷水によ
って貯留槽32が充満された後は、貯留槽32に貯留さ
れた冷水がバイパス配管31aを通って循環経路に送り
出されることになるので、温度検出器33aによってバ
イパス配管31a内の冷水の温度を検出することで、貯
留槽32が空調機20において昇温された冷水によって
充満されているか否かを判断することができ、図6に示
すように、空調機20において昇温された冷水によって
貯留槽32が充満された時点で、冷凍機10及び1次ポ
ンプ12の運転を再開し、冷凍機10によって冷却され
た所定温度の冷水を循環経路を介して直接空調機20に
供給する。このとき、冷凍機10から送り出される冷水
の余剰分は、再び、貯留槽32に徐々に貯留されること
になる。
って貯留槽32が充満された後は、貯留槽32に貯留さ
れた冷水がバイパス配管31aを通って循環経路に送り
出されることになるので、温度検出器33aによってバ
イパス配管31a内の冷水の温度を検出することで、貯
留槽32が空調機20において昇温された冷水によって
充満されているか否かを判断することができ、図6に示
すように、空調機20において昇温された冷水によって
貯留槽32が充満された時点で、冷凍機10及び1次ポ
ンプ12の運転を再開し、冷凍機10によって冷却され
た所定温度の冷水を循環経路を介して直接空調機20に
供給する。このとき、冷凍機10から送り出される冷水
の余剰分は、再び、貯留槽32に徐々に貯留されること
になる。
【0025】以上のように、この空調システム1では、
空調負荷が小さくなったときに冷凍機10から送り出さ
れる冷水の余剰分を、バイパス経路に設置された貯留槽
32に貯留することによって、小負荷時であっても冷凍
機10を全負荷運転させることができ、しかも、冷凍機
10から送り出される冷水の余剰分によって貯留槽32
が充満された後は、貯留槽32に貯留された冷水を空調
機20に供給することで、冷凍機10の運転を一定時間
完全に停止させることができるので、冷凍機10を常
時、高効率で運転することが可能となる。従って、この
空調システム1を採用した場合、従来の空調システムの
ように、容量制御が可能な高価な冷凍機を設置する必要
がなく、ON・OFF制御のみの廉価な冷凍機を設置す
ればよいので、イニシャルコストの低減を図ることがで
きるという効果もある。
空調負荷が小さくなったときに冷凍機10から送り出さ
れる冷水の余剰分を、バイパス経路に設置された貯留槽
32に貯留することによって、小負荷時であっても冷凍
機10を全負荷運転させることができ、しかも、冷凍機
10から送り出される冷水の余剰分によって貯留槽32
が充満された後は、貯留槽32に貯留された冷水を空調
機20に供給することで、冷凍機10の運転を一定時間
完全に停止させることができるので、冷凍機10を常
時、高効率で運転することが可能となる。従って、この
空調システム1を採用した場合、従来の空調システムの
ように、容量制御が可能な高価な冷凍機を設置する必要
がなく、ON・OFF制御のみの廉価な冷凍機を設置す
ればよいので、イニシャルコストの低減を図ることがで
きるという効果もある。
【0026】また、空調機等の2次側機器が将来増設さ
れることを見込んで予め大容量の冷凍機を設置している
場合のように、冷凍機によって生成される熱量が2次側
機器の要求熱量より常時大きくなるような状態で冷凍機
を運転しなければならないような場合でも、本発明の空
調システムを採用することによって、2次側機器が増設
されるまでの間においても、冷凍機を効率よく運転する
ことができる。
れることを見込んで予め大容量の冷凍機を設置している
場合のように、冷凍機によって生成される熱量が2次側
機器の要求熱量より常時大きくなるような状態で冷凍機
を運転しなければならないような場合でも、本発明の空
調システムを採用することによって、2次側機器が増設
されるまでの間においても、冷凍機を効率よく運転する
ことができる。
【0027】また、貯留槽32に貯留される冷水は、冷
凍機10から送り出される冷水の余剰分だけであるの
で、貯留槽32への冷水供給量は比較的少なく、供給さ
れる冷水によって貯留槽32に貯留されている冷水の温
度分布が乱されにくい状態となっている。従って、貯留
槽32内は、冷凍機10から送られてくる低温の冷水と
空調機20から送られてくる高温の冷水とがほぼ分離し
た状態で貯留されることになり、貯留槽32に貯留され
た低温の冷水を効率よく確実に空調機20に供給するこ
とができるという効果がある。
凍機10から送り出される冷水の余剰分だけであるの
で、貯留槽32への冷水供給量は比較的少なく、供給さ
れる冷水によって貯留槽32に貯留されている冷水の温
度分布が乱されにくい状態となっている。従って、貯留
槽32内は、冷凍機10から送られてくる低温の冷水と
空調機20から送られてくる高温の冷水とがほぼ分離し
た状態で貯留されることになり、貯留槽32に貯留され
た低温の冷水を効率よく確実に空調機20に供給するこ
とができるという効果がある。
【0028】なお、上述した実施形態は、循環経路内に
1台の冷凍機10及び1台の1次ポンプ12を設置した
ものであるが、容量の小さい複数台の冷凍機及び1次ポ
ンプを並列的に設置し、これらの冷凍機の台数制御を行
うことも可能である。例えば、図7に示すように、2台
の冷凍機10a、10b及び2台の1次ポンプ12a、
12bを循環経路内に並列的に設置しておくと、貯留槽
32内に所定温度(例えば、7℃)の冷水が貯留されて
いる状態において、空調機20が冷凍機の1.5台分の
熱量を要求している場合でも、従来の空調システムのよ
うに、2台の冷凍機を運転する必要はなく、冷凍機の
0.5台分の熱量については、貯留槽32に貯留された
冷水を空調機20に供給することによって、一方の冷凍
機10bの運転を停止することができる。
1台の冷凍機10及び1台の1次ポンプ12を設置した
ものであるが、容量の小さい複数台の冷凍機及び1次ポ
ンプを並列的に設置し、これらの冷凍機の台数制御を行
うことも可能である。例えば、図7に示すように、2台
の冷凍機10a、10b及び2台の1次ポンプ12a、
12bを循環経路内に並列的に設置しておくと、貯留槽
32内に所定温度(例えば、7℃)の冷水が貯留されて
いる状態において、空調機20が冷凍機の1.5台分の
熱量を要求している場合でも、従来の空調システムのよ
うに、2台の冷凍機を運転する必要はなく、冷凍機の
0.5台分の熱量については、貯留槽32に貯留された
冷水を空調機20に供給することによって、一方の冷凍
機10bの運転を停止することができる。
【0029】また、複数台の冷凍機を並列に設置した従
来の空調システムでは、空調機前後の冷水温度差と空調
機に供給されている冷水量とから空調負荷を算出しなが
ら、この空調負荷に応じて冷凍機の発停を行うのが一般
的であるので、能力の異なる複数台の冷凍機を設置した
場合、例えば、冷凍機1(100RT)、冷凍機2(150RT)、冷
凍機3(200RT)の3台の冷凍機をを設置した場合は、図
9(a)、(b)に示すように、各冷凍機1〜3の発停
順序を予め設定しておき、この発停順序に従って、算出
された空調負荷に応じた冷凍機1〜3の発停を行わなけ
ればならない。このため、最初に起動する冷凍機1が最
も運転時間が長くなるというように、各冷凍機1〜3間
で運転時間にバラツキが生じ、各冷凍機1〜3を均一に
運転させることができないといった問題がある。
来の空調システムでは、空調機前後の冷水温度差と空調
機に供給されている冷水量とから空調負荷を算出しなが
ら、この空調負荷に応じて冷凍機の発停を行うのが一般
的であるので、能力の異なる複数台の冷凍機を設置した
場合、例えば、冷凍機1(100RT)、冷凍機2(150RT)、冷
凍機3(200RT)の3台の冷凍機をを設置した場合は、図
9(a)、(b)に示すように、各冷凍機1〜3の発停
順序を予め設定しておき、この発停順序に従って、算出
された空調負荷に応じた冷凍機1〜3の発停を行わなけ
ればならない。このため、最初に起動する冷凍機1が最
も運転時間が長くなるというように、各冷凍機1〜3間
で運転時間にバラツキが生じ、各冷凍機1〜3を均一に
運転させることができないといった問題がある。
【0030】これに対して、上述した空調システム1で
は、貯留槽32内を低温の冷水が充満した時点で冷凍機
を1台停止し、貯留槽32内を高温の冷水が充満した時
点で冷凍機を1台追加するといった具合に、貯留槽32
に貯留された冷水量に基づいて冷凍機の台数制御を行え
ばよいので、空調負荷や各冷凍機の定格能力を全く考慮
することなく冷凍機の発停を任意に行うことができる。
従って、各冷凍機の運転時間を積算しておき、それぞれ
の運転時間が略均一になるように、各冷凍機の発停を行
うことにより、設置される各冷凍機の定格能力が異なる
場合であっても、各冷凍機を同じように運転することが
可能となる。
は、貯留槽32内を低温の冷水が充満した時点で冷凍機
を1台停止し、貯留槽32内を高温の冷水が充満した時
点で冷凍機を1台追加するといった具合に、貯留槽32
に貯留された冷水量に基づいて冷凍機の台数制御を行え
ばよいので、空調負荷や各冷凍機の定格能力を全く考慮
することなく冷凍機の発停を任意に行うことができる。
従って、各冷凍機の運転時間を積算しておき、それぞれ
の運転時間が略均一になるように、各冷凍機の発停を行
うことにより、設置される各冷凍機の定格能力が異なる
場合であっても、各冷凍機を同じように運転することが
可能となる。
【0031】また、空調負荷に応じて冷凍機の台数制御
を行わない上述した空調システム1では、経年変化によ
って冷凍機の定格能力が低下したような場合でも、冷凍
機の能力低下が冷凍機の台数制御に影響を与えることが
なく、常に、精度良く台数制御を行うことができるとい
う利点もある。
を行わない上述した空調システム1では、経年変化によ
って冷凍機の定格能力が低下したような場合でも、冷凍
機の能力低下が冷凍機の台数制御に影響を与えることが
なく、常に、精度良く台数制御を行うことができるとい
う利点もある。
【0032】また、上述した各実施形態では、バイパス
配管31a、31b内における冷水温度を検出すること
で、冷凍機10、10a、10bの発停制御を行うよう
にしているが、これに限定されるものではなく、貯留槽
32の上部及び下部における冷水温度を検出することに
よって、冷凍機10、10a、10bの発停制御を行う
ことも可能である。
配管31a、31b内における冷水温度を検出すること
で、冷凍機10、10a、10bの発停制御を行うよう
にしているが、これに限定されるものではなく、貯留槽
32の上部及び下部における冷水温度を検出することに
よって、冷凍機10、10a、10bの発停制御を行う
ことも可能である。
【0033】また、上述した各実施形態では、冷凍機1
0、10a、10bによって生成された低温の冷水によ
って貯留槽32が完全に充満された時点で冷凍機10、
10a、10bの運転を停止するようにしているが、こ
れに限定されるものではなく、上述したように、貯留槽
32内の冷水温度を検出することによって、冷凍機1
0、10a、10bによって生成された低温の冷水によ
って貯留槽32が略充満(例えば、80%〜90%程
度)された時点で、冷凍機10、10a、10bの運転
を停止することも可能である。但し、貯留槽32に貯留
された冷水の貯留量が少ない状態で、冷凍機10、10
a、10bの運転を停止すると、短時間で冷凍機10、
10a、10bの運転を再開しなければならず、冷凍機
10、10a、10bの発停間隔が短くなるので、でき
るだけ多量の冷水が貯留槽32に貯留された時点で、冷
凍機10、10a、10bの運転を停止することが望ま
しい。従って、かかる観点から、貯留槽32についても
可能な限り大容量のものを設置しておくことが望まし
い。
0、10a、10bによって生成された低温の冷水によ
って貯留槽32が完全に充満された時点で冷凍機10、
10a、10bの運転を停止するようにしているが、こ
れに限定されるものではなく、上述したように、貯留槽
32内の冷水温度を検出することによって、冷凍機1
0、10a、10bによって生成された低温の冷水によ
って貯留槽32が略充満(例えば、80%〜90%程
度)された時点で、冷凍機10、10a、10bの運転
を停止することも可能である。但し、貯留槽32に貯留
された冷水の貯留量が少ない状態で、冷凍機10、10
a、10bの運転を停止すると、短時間で冷凍機10、
10a、10bの運転を再開しなければならず、冷凍機
10、10a、10bの発停間隔が短くなるので、でき
るだけ多量の冷水が貯留槽32に貯留された時点で、冷
凍機10、10a、10bの運転を停止することが望ま
しい。従って、かかる観点から、貯留槽32についても
可能な限り大容量のものを設置しておくことが望まし
い。
【0034】また、上述した各実施形態は、いずれも冷
凍機10、10a、10bを用いた冷房システムである
が、これに限定されるものではなく、ボイラー、冷温水
発生器、ヒートポンプチラー等の熱源機器を設置するこ
とによって、暖房システムについて適用することも可能
である。但し、暖房システムの場合は、熱源機器の温水
出口側において循環経路に接続されたバイパス配管を貯
留槽の上部側に、空調機等の2次側機器の温水出口側に
おいて循環経路に接続されたバイパス配管を貯留槽の下
部側にそれぞれ接続しておく必要があることはいうまで
もない。
凍機10、10a、10bを用いた冷房システムである
が、これに限定されるものではなく、ボイラー、冷温水
発生器、ヒートポンプチラー等の熱源機器を設置するこ
とによって、暖房システムについて適用することも可能
である。但し、暖房システムの場合は、熱源機器の温水
出口側において循環経路に接続されたバイパス配管を貯
留槽の上部側に、空調機等の2次側機器の温水出口側に
おいて循環経路に接続されたバイパス配管を貯留槽の下
部側にそれぞれ接続しておく必要があることはいうまで
もない。
【0035】また、上述した各実施形態では、クローズ
配管系について説明したが、これに限定されるものでは
なく、図8に示すように、オープン配管系についても適
用することができることはいうまでもない。なお、図8
における符号21aはエア抜き装置、符号21bは逆止
弁を示している。
配管系について説明したが、これに限定されるものでは
なく、図8に示すように、オープン配管系についても適
用することができることはいうまでもない。なお、図8
における符号21aはエア抜き装置、符号21bは逆止
弁を示している。
【0036】また、上述した各実施形態では、熱源機器
を有する1次側が定流量の場合について説明したが、本
発明の空調システムは、変流量による出口温度制御を行
う熱源機器を使用する場合、即ち、熱源水の1次側流量
を変化させることによって、熱源水の熱源機器の出口温
度を制御する場合についても適用することができる。
を有する1次側が定流量の場合について説明したが、本
発明の空調システムは、変流量による出口温度制御を行
う熱源機器を使用する場合、即ち、熱源水の1次側流量
を変化させることによって、熱源水の熱源機器の出口温
度を制御する場合についても適用することができる。
【図1】この発明にかかる空調システムの一実施形態を
示す概略構成図である。
示す概略構成図である。
【図2】同上の空調システムにおける運転状態を示す図
である。
である。
【図3】同上の空調システムにおける運転状態を示す図
である。
である。
【図4】同上の空調システムにおける運転状態を示す図
である。
である。
【図5】同上の空調システムにおける運転状態を示す図
である。
である。
【図6】同上の空調システムにおける運転状態を示す図
である。
である。
【図7】他の実施形態である空調システムを示す概略構
成図である。
成図である。
【図8】他の実施形態である空調システムを示す概略構
成図である。
成図である。
【図9】(a)、(b)は従来の空調システムにおける
冷凍機の台数制御を説明するための説明図である。
冷凍機の台数制御を説明するための説明図である。
【図10】従来の空調システムを示す概略構成図であ
る。
る。
【図11】従来の他の空調システムを示す概略構成図で
ある。
ある。
1 空調システム 10、10a、10b 冷凍機 11 1次側配管 12、12a、12b 1次ポンプ 20 空調機 21 2次側配管 22 2次ポンプ 23 制御弁 31a、31b バイパス配管 32 貯留槽 33a、33b 温度検出器
【手続補正書】
【提出日】平成13年3月26日(2001.3.2
6)
6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】
【課題を解決するための手段及びその効果】上記の課題
を解決するため、請求項1に係る発明は、熱源機器と負
荷側機器との間で熱源水を循環させる循環経路と、前記
熱源機器における熱源水の必要水量と前記負荷側機器に
おける熱源水の必要水量との間に差が生じた場合に、両
者の差分をバイパスさせるバイパス経路とを備えた空調
システムにおいて、前記循環経路は、前記バイパス経路
の一方の接続部から前記熱源機器及び1次ポンプを介し
て前記バイパス経路の他方の接続部に至る1次側配管
と、前記バイパス経路の他方の接続部から前記負荷側機
器及び2次ポンプを介して前記バイパス経路の一方の接
続部に至る2次側配管とを備え、前記バイパス経路は、
熱源水を貯留する貯留槽と、この貯留槽を前記循環経路
の一方の接続部及び他方の接続部にそれぞれ接続するバ
イパス配管とを備えていることを特徴とする空調システ
ムを提供するものである。
を解決するため、請求項1に係る発明は、熱源機器と負
荷側機器との間で熱源水を循環させる循環経路と、前記
熱源機器における熱源水の必要水量と前記負荷側機器に
おける熱源水の必要水量との間に差が生じた場合に、両
者の差分をバイパスさせるバイパス経路とを備えた空調
システムにおいて、前記循環経路は、前記バイパス経路
の一方の接続部から前記熱源機器及び1次ポンプを介し
て前記バイパス経路の他方の接続部に至る1次側配管
と、前記バイパス経路の他方の接続部から前記負荷側機
器及び2次ポンプを介して前記バイパス経路の一方の接
続部に至る2次側配管とを備え、前記バイパス経路は、
熱源水を貯留する貯留槽と、この貯留槽を前記循環経路
の一方の接続部及び他方の接続部にそれぞれ接続するバ
イパス配管とを備えていることを特徴とする空調システ
ムを提供するものである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】また、貯留槽はバイパス配管を介して循環
経路にそれぞれ接続されているので、貯留槽に貯留され
る熱源水は、熱源機器から送り出される熱源水の余剰分
だけであり、貯留槽への熱源水の供給量は比較的少な
く、供給される熱源水によって貯留槽に貯留された熱源
水の温度分布が乱されにくい状態となっている。従っ
て、貯留槽には、熱源機器から送られてくる熱源水と負
荷側機器から送られてくる熱源水とがほぼ分離した状態
で常に貯留されることになり、貯留槽に貯留された熱源
機器からの熱源水を効率よく確実に負荷側機器に供給す
ることができるという効果もある。
経路にそれぞれ接続されているので、貯留槽に貯留され
る熱源水は、熱源機器から送り出される熱源水の余剰分
だけであり、貯留槽への熱源水の供給量は比較的少な
く、供給される熱源水によって貯留槽に貯留された熱源
水の温度分布が乱されにくい状態となっている。従っ
て、貯留槽には、熱源機器から送られてくる熱源水と負
荷側機器から送られてくる熱源水とがほぼ分離した状態
で常に貯留されることになり、貯留槽に貯留された熱源
機器からの熱源水を効率よく確実に負荷側機器に供給す
ることができるという効果もある。
Claims (2)
- 【請求項1】 熱源機器と負荷側機器との間で熱源水を
循環させる循環経路と、 前記熱源機器における熱源水の必要水量と前記負荷側機
器における熱源水の必要水量との間に差が生じた場合
に、両者の差分をバイパスさせるバイパス経路とを備え
た空調システムにおいて、 前記バイパス経路には、熱源水を貯留する貯留槽を設け
たことを特徴とする空調システム。 - 【請求項2】 前記バイパス経路における前記貯留槽の
前後を通過する熱源水の温度または前記貯留槽内の熱源
水の温度に基づいて、前記熱源機器の発停を行うように
した請求項1に記載の空調システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000036074A JP2001227780A (ja) | 2000-02-15 | 2000-02-15 | 空調システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000036074A JP2001227780A (ja) | 2000-02-15 | 2000-02-15 | 空調システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001227780A true JP2001227780A (ja) | 2001-08-24 |
Family
ID=18560165
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000036074A Pending JP2001227780A (ja) | 2000-02-15 | 2000-02-15 | 空調システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001227780A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012042098A (ja) * | 2010-08-18 | 2012-03-01 | Shinryo Corp | 空調装置および冷凍機の運転方法 |
JP2014081167A (ja) * | 2012-10-18 | 2014-05-08 | Nagoya City Univ | 水冷式空調システム及びその運転制御方法 |
WO2015001976A1 (ja) * | 2013-07-01 | 2015-01-08 | 株式会社日立製作所 | 熱源システム |
JP2019168213A (ja) * | 2018-08-08 | 2019-10-03 | 株式会社ヤマト | ブラインチラー及び冷却システム |
KR102235847B1 (ko) * | 2021-01-13 | 2021-04-05 | (주)에프티에너지 | 데이터 센터 공조용 백업장치의 축냉 효율 증대를 위한 축열조 시스템 |
-
2000
- 2000-02-15 JP JP2000036074A patent/JP2001227780A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012042098A (ja) * | 2010-08-18 | 2012-03-01 | Shinryo Corp | 空調装置および冷凍機の運転方法 |
JP2014081167A (ja) * | 2012-10-18 | 2014-05-08 | Nagoya City Univ | 水冷式空調システム及びその運転制御方法 |
WO2015001976A1 (ja) * | 2013-07-01 | 2015-01-08 | 株式会社日立製作所 | 熱源システム |
JP2015010789A (ja) * | 2013-07-01 | 2015-01-19 | 株式会社日立製作所 | 熱源システム |
JP2019168213A (ja) * | 2018-08-08 | 2019-10-03 | 株式会社ヤマト | ブラインチラー及び冷却システム |
KR102235847B1 (ko) * | 2021-01-13 | 2021-04-05 | (주)에프티에너지 | 데이터 센터 공조용 백업장치의 축냉 효율 증대를 위한 축열조 시스템 |
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