JP2016006355A - 集中式熱源システムの制御方法及び制御装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明に係る集中式熱源システムの制御方法は、同一空調機器5の駆動に対し複数の熱源機を配設し、これらの複数の熱源機は、種類の異なる駆動エネルギ源を主動力とする熱源機を含み、これらの熱源機に対し異なる出口温度目標値を設定し、この出口温度目標値に応じた熱源機の運転優先順位に従って該当する熱源機を制御するようにしてある。熱源機は例えば、排熱駆動吸収式冷凍機1a、直焚吸収式冷凍機1b、ターボ式冷凍機1c、及び空冷ヒートポンプ式冷凍機1dを含んでいる。
【選択図】図1
Description
この排熱駆動吸収式冷凍機1aは、吸収式冷凍機の一種である。一般に冷凍機は、圧力を減ずることによって冷媒を液体から気体に状態変化させ、その際の気化熱に相当する熱を冷水から奪う。これを蒸発過程という。吸収式冷凍機は、冷媒として水を使用し、蒸発過程では吸収剤に冷媒を吸収させることによって低圧低温を生み出す。冷媒を吸収した吸収剤は、自身の濃度も下がるので、再生過程に送られ、燃焼器等、何らかの加熱手段によって、吸収剤から冷媒を分離し、吸収剤も濃度が高くなる。再生過程で生成された冷媒と濃度の高い吸収剤は、蒸発過程に戻され、連続的な吸収冷凍サイクルを形成する。この濃度が下がった吸収剤の再生過程における加熱源として、発電機などの排ガス、排温水などを巧みに利用し、都市ガスを補助的に利用しているのが排熱駆動吸収式冷凍機である。本来棄てられていた熱を利用するので、一次エネルギコストは極めて安い。
この直焚吸収式冷温水機1bは、吸収式冷凍機の最も一般的なもので、加熱源として都市ガスや、重油を用い、冷暖房の双方が可能である。
このターボ式冷凍機1cは、冷媒としてフロンを使用し、遠心式圧縮機により冷媒を蒸発・吸入させることによって低圧低温を生み出す。遠心式圧縮機に吸入したガス冷媒は、圧縮冷却されることにより再び液化し、連続的な蒸気圧縮式冷凍サイクルが形成される。遠心式圧縮機の駆動源は電動機である。
この空冷ヒートポンプ式冷凍機1dは、ターボ式冷凍機1cと同様、冷媒としてフロンを使用した蒸気圧縮式冷凍サイクルで、ターボ式冷凍機1cよりも小形である。前述の3機種が冷媒の冷却液化を水冷で行うのに対し、空冷ヒートポンプ式冷凍機1dは、その名のとおり空冷で行う。また、冷媒の循環経路を反転させる機構を持ち、冷暖房を簡単に切り替えることもできる。圧縮機は、レシプロ方式、スクリュ方式、スクロール方式などがあり、いずれも駆動源は電動機である。
1b 直焚吸収式冷温水機(熱源機)
1c ターボ式冷凍機(熱源機)
1d 空冷ヒートポンプ式冷凍機(熱源機)
2a 送水ポンプ
2b 送水ポンプ
2c 送水ポンプ
2d 送水ポンプ
3 サプライヘッダ
4 サプライ配管
5 空調機器
6 リターン配管
7 リターンヘッダ
8 バイパス配管
9 バイパス流量調整弁
10a 排熱供給源(駆動エネルギ源)
10b ガス供給源(駆動エネルギ源)
10c 電力供給源(駆動エネルギ源)
11a 冷却水入口配管
11b 冷却水入口配管
11c 冷却水入口配管
12a 温度検出部
12b 温度検出部
12c 温度検出部
12d 温度検出部
12e 温度検出部
13 制御装置
14 熱源システムの電力消費量計測装置
301 第1の工程
302 第2の工程
310 COP影響度データベース
400 監視された電力量
401 順位を変更しない場合の推定電力量
402 優先順位変更中の、監視された電力量
411 第3の工程
412 第3の工程
Claims (7)
- 同一空調機器の駆動に対し複数の熱源機を配設した集中式熱源システムの制御方法において、
前記複数の熱源機は、種類の異なる駆動エネルギ源を主動力として駆動される熱源機を含み、これらの複数の熱源機に対し異なる出口温度目標値を設定し、この出口温度目標値に応じた前記熱源機の運転優先順位に従って該当する熱源機の駆動を制御することを特徴とする集中式熱源システムの制御方法。 - 請求項1に記載の集中式熱源システムの制御方法において、
前記熱源機は、排熱駆動吸収式冷凍機、直焚吸収式冷凍機、ターボ式冷凍機、及び空冷ヒートポンプ式冷凍機を含むことを特徴とする集中式熱源システムの制御方法。 - 請求項1に記載の集中式熱源システムの制御方法において、
前記出口温度目標値は、ピーク負荷期、及び中間負荷期を、前記空調機器の負荷に応じて変更可能にしたことを特徴とする集中式熱源システムの制御方法。 - 請求項1に記載の集中式熱源システムの制御方法において、
前記出口温度目標値は、電気、ガス、油を含む前記駆動エネルギ源の料金単価の変動に応じて変更可能にしたことを特徴とする集中式熱源システムの制御方法。 - 請求項1に記載の集中式熱源システムの制御方法の実施に用いられる集中式熱源システムの制御装置において、
少なくとも前記各熱源機の前記駆動エネルギ源の料金単価とエネルギ効率から、単位冷暖房能力あたりのエネルギ料金単価を算出する第1の工程を実施する処理部と、前記単位冷暖房能力あたりのエネルギ料金単価が低い熱源機が優先的に運転されるように、前記出口温度目標値を設定する第2の工程を実施する処理部とを有することを特徴とする集中式熱源システムの制御装置。 - 請求項5に記載の集中式熱源システムの制御装置において、
前記第1の工程の実施に際し前記各熱源機の運転効率を用い、前記運転効率は、空冷式の熱源機は外気温度、水冷式の熱源機は冷却水温度に応じて算出することを特徴とする集中式熱源システムの制御装置。 - 請求項5に記載の集中式熱源システムの制御装置において、
熱源システム全体の電力消費量の上限値を保持するとともに前記電力消費量の計測を常時行い、前記電力消費量の計測値が、前記上限値に対する一定割合に達したときに、前記複数の熱源機の運転優先順位を、電力供給源を駆動エネルギ源とする熱源機の順位を下げて、電力供給源以外の駆動エネルギ源を主動力とする熱源機の順位を上げるように変更する第3の工程を実施する処理部を有することを特徴とする集中式熱源システムの制御装置。
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