JP4425236B2 - 空調・発電システム - Google Patents

空調・発電システム Download PDF

Info

Publication number
JP4425236B2
JP4425236B2 JP2006094728A JP2006094728A JP4425236B2 JP 4425236 B2 JP4425236 B2 JP 4425236B2 JP 2006094728 A JP2006094728 A JP 2006094728A JP 2006094728 A JP2006094728 A JP 2006094728A JP 4425236 B2 JP4425236 B2 JP 4425236B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
outdoor unit
unit
outdoor
power
parent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006094728A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007271116A (ja
Inventor
寿成 酒井
裕二 中井
和哉 今井
義紀 中山
幸久 角田
哲夫 宮本
大吾 赤星
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osaka Gas Co Ltd
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Osaka Gas Co Ltd, Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Osaka Gas Co Ltd
Priority to JP2006094728A priority Critical patent/JP4425236B2/ja
Publication of JP2007271116A publication Critical patent/JP2007271116A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4425236B2 publication Critical patent/JP4425236B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Description

本発明は、エンジンによって圧縮機および発電機を駆動して空調および発電を同時に行う空調・発電システムに関する。
従来のエンジン駆動式空気調和装置では、室外機において、空調負荷に基づいて冷媒を圧縮する圧縮機をガスエンジンなどのエンジンで駆動し、空調運転を行わせている。近年、このガスエンジンに発電機を連結し、この発電機で発電された電力を、例えば室外熱交換器への送風を行う送風機或いはエンジンを冷却する冷却水ポンプなどの負荷装置に供給し、電力供給レスの空調機の実現が模索されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平5−231745号公報
上述の構成を有する室外機を複数台用いて空気調和装置を構成した場合には、それぞれの室外機で発電を行う場合、CT(カレントセンサ)又はW/TD(ワットトランスデューサー)などの受電電力測定装置をそれぞれの室外機に設け、このCT又はW/TDからの受電電力の情報を用いて、系統連系インバータによる発電量を決定する技術がある。しかしながら、CT又はW/TDを各室外機に設けるのはコストがかかり、さらには、各室外機における設置スペースが必要となり好ましくない。
一方、1セットのCT又はW/TDを親機となる1つの室外機に配線し、この親機と他の複数の室外機とを並列に接続して受電電力の情報をそれぞれ受け渡すことも考えられ、この方法によれば、システムを安価に構成することができる。しかしながら、このような方法では、親機が故障したり、メンテナンス等で親機の電源を落とさなければならない場合には、他の室外機に受電電力の情報が送信されなくなってしまう。この場合、他の室外機は発電が可能な状態であるにも関わらず、受電電力の情報がないため、発電を停止しなければならない。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、複数の室外機のうちの親機となる室外機が受電電力の情報を送信できない場合であっても、他の室外機で発電することができる空調・発電システムを提供することを目的とする。
本発明では、空調負荷に基づいて圧縮機を駆動させるエンジンと、前記エンジンの余剰動力によって駆動される発電機と、商用電源からの受電電力に基づいて前記発電機の発電量の増減を制御する系統連系インバータとをそれぞれ備えた複数の室外機を有し、前記複数の室外機は、親機として機能する少なくとも一つの親室外機と、親室外機の代替機として機能する少なくとも一つの代替室外機とを有し、親室外機の系統連系インバータは、代替室外機及び他の室外機の系統連系インバータに対して通信を行い、前記受電電力の情報データと、親室外機の発電状況に基づくインバータ情報を含む親機データとを送信し、親室外機から受電電力の情報データと親機データとが送信された代替室外機及び他の室外機は、自身の発電状況に基づくインバータ情報を親室外機に送信し、前記代替室外機が前記親室外機からの前記受電電力の情報の送信を検出し、送信されていない場合には、親室外機に替わって前記受電電力の情報を他の室外機に代替送信することを特徴とする。
この構成によれば、他の室外機が受電電力の情報を親室外機の状態にかかわらず常時受信することができる。
また、前記代替室外機は、前記親室外機が受電電力の情報の送信を開始したときに、前記代替送信を終了させることもできる。
この構成によれば、親室外機が受電電力の情報の送信をできない状態から脱したときに、自動的に元の状態に復旧することができる。
さらに、前記代替室外機は、前記親室外機の受電電力の情報の送信がない場合に、親室外機に対して確認信号を送信し、前記親室外機の送信状態を確認することもできる。
この構成によれば、ノイズ等の原因で親室外機からの受電電力の情報が代替室外機側へ送信されない場合等に、直ちに代替送信に切り替わることがなくなる。
さらにまた、前記親室外機又は前記代替室外機は、受電電力の他に各室外機の状態に関する情報の全て又は一部を送信するようにしてもよい。
この構成によれば、親室外機又は代替室外機の受電電力以外の情報を他の室外機と共有することができる。
本発明によれば、親室外機又は代替室外機が他の室外機に受電電力の情報を送信しているので、CT又はW/TDを各室外機に設ける必要がなくなる。また、代替室外機が親室外機からの前記受電電力の情報の送信の有無を検出し、親室外機が受電電力の情報を他の室外機へ送信していない場合には、親室外機に替わって代替室外機が受電電力の情報を他の室外機に代替送信するので、他の室外機は、受電電力の情報を常時受信することができる。従って、他の室外機は、親室外機の状態に関わらず、受電電力の情報を基に発電をすることができる。
また、親室外機が信号を送信できない状態から脱したときに、自動的に元の状態に復旧することができる。従って、メンテナンス員が逐次切り替える必要がなく、メンテナンス性が向上する。
さらに、ノイズ等の原因で親室外機からの受電電力の情報が代替室外機側へ送信されない場合等に、直ちに代替送信に切り替わることがなくなる。従って、システム全体の安定性が向上する。
以下、本発明の実施の形態について図を参照しながら以下に説明する。
図1は、室外機が1つの場合のガスエンジン駆動式の空気調和装置1を示しており、まず、図1を用いてこの空気調和装置1の概要を説明する。
この空気調和装置1は、室外ユニット2と2つの室内ユニット3とを有し、これらを液管4aおよびガス管4bからなるユニット間配管4で接続して構成されている。室外ユニット2には、ガスエンジン10と、このガスエンジン10の駆動力により発電を行う発電機11と、ガスエンジン10の駆動力により冷媒を圧縮する圧縮機12とが収容されている。このガスエンジン10は、燃料調整弁7を経て供給されるガスなどの燃料と、スロットル弁8を経て供給される空気との混合気を燃焼させて駆動力を発生する。
上記圧縮機12は、大小異容量の圧縮機12a,12bで構成され、2台が並列に、ガスエンジン10に対し、それぞれ電磁クラッチ14a,14bを介して接続されている。これら圧縮機12a,12bの吐出管12cは、プレート式熱交換器31、四方弁15、室外熱交換器17の順に接続され、この室外熱交換器17には、液管4aを介して、各室内ユニット3の膨張弁19、室内熱交換器21が接続され、室内熱交換器21には、ガス管4bを介して、四方弁15が接続され、この四方弁15には、圧縮機12a,12bが接続されている。また、この圧縮機12a,12bの吐出管12cおよび吸込管12dが、バイパス管18で接続され、このバイパス管18に、アンロード用のバイパス弁20が接続されている。
ちなみに、圧縮機12a,12bが駆動されると、四方弁15の切り替え状態で、それが暖房切り替えであれば、実線の矢印で示すように、圧縮機12a,12b、四方弁15、室内熱交換器21、膨張弁19、室外熱交換器17の順に冷媒が循環し、室内熱交換器21での冷媒凝縮熱により室内が暖房される。これとは反対に、四方弁15が冷房切り替えであれば、破線の矢印で示すように、圧縮機12a,12b、四方弁15、室外熱交換器17、膨張弁19、室内熱交換器21の順に冷媒が循環し、この室内熱交換器21での冷媒蒸発熱により室内が冷房される。
つぎに、ガスエンジン10の冷却装置について説明する。
このガスエンジン10は水冷式であり、このガスエンジン10のウォータージャケットを循環した冷却水は、第1の三方弁22、逆潮流ヒータ23および第2の三方弁24を経て、ラジエター25に供給される。このラジエター25は、室外熱交換器17と併設されており、これらは同一の送風機26により送られる空気によって空冷され、このラジエター25を経た冷却水は、冷却水ポンプ27、排ガス熱交換器29の順に流れて、ガスエンジン10のウォータージャケットに戻される。
排ガス熱交換器29には、ガスエンジン10の排気ガスが通され、この排気ガスは、排気トップ30を経て、室外ユニット2の外に排出される。
上述した第1の三方弁22は冷却水温度で自動的に切り替えられる。すなわち、冷却水温度が所定温度よりも低い場合、ガスエンジン10のウォータージャケットからの冷却水を、ラジエター25をバイパスし、直接、冷却水ポンプ27、排ガス熱交換器29の順に導いて、上記ウォータージャケットに戻す。
第2の三方弁24は、例えば暖房運転時に切り替えられ、この場合、冷却水はラジエター25をバイパスし、プレート式熱交換器31を経て、冷却水ポンプ27、排ガス熱交換器29の順に流れ、ウォータージャケットに戻される。
つぎに、発電機11による発電系統について説明する。
この発電機11には、系統連系インバータ33が接続され、この系統連系インバータ33は、発電機11からの三相交流電力を、AC/DCコンバータを介して、直流電力に変換した後、100V/200Vの交流の電力に変換して、商用系統35に出力する。この商用系統35は、商用電源36と、ブレーカ37と、需要家負荷38とを含み、系統連系インバータ33は、ブレーカ37と、需要家負荷38との間に接続されている。
また、この系統連系インバータ33は、上述した逆潮流ヒータ23に適宜電力を供給すると共に、室外ユニット2の室外側コントローラ39に、通信線40を介して通信可能に接続されている。そして、この室外側コントローラ39は、商用系統35から電源線41を介して動作電源を得ると共に、通信線42を介して各室内ユニット3の室内側コントローラに通信可能に接続されている。
この系統連系インバータ33には、商用電源36およびブレーカ37の間に設置された電力検出器43が接続されている。この電力検出器43は、商用系統35に供給される電力値をリアルタイムに取得し、この取得した電力値データが、系統連系インバータ33に入力され、通信線40を介して室外側コントローラ39に送られる。
また、系統連系インバータ33は、発電機11の発電量を制御する機能を有し、必要に応じ、発電量を減少または増大させる。また、この発電は、発電機11が、圧縮機12を駆動する余剰動力を用いて行われる。
上記構成において、例えば室内ユニット3側の空調要求に応じて、圧縮機12a,12bの負荷が増大すると共に、商用系統35の需要家負荷38の増大に応じて、発電要求が増大した場合、エンジン10の負荷が増大する。
需要家負荷38は、電力検出器43、系統連系インバータ33および室外側コントローラ39により常時監視されている。
また、電力検出器43と室外機2との間には系統連系盤60が接続されている。
図2は、図1の室外機が4つの場合を例示する概要接続図である。
系統連系盤60は、OVGR/RPR(地絡過電圧継電器/逆電力継電器)61、UPR(不足電力継電器)62、W/TD(ワット・トランスデューサ)64を備えている。この系統連系盤60は、電力検出器43として設けられた商用電源の電圧を検出するVT(電圧トランスデューサ)43a及び電流を検出するCT(電流トランスデューサ)43bからの信号を受信するようになっていると共に、OVGR/RPR61、UPR62からの信号が親機2aのインバータ基板54に送られるようになっている。これにより、詳細は後述する系統連系インバータ33aが、商用電源36の情報を得ることができるようになっている。
4つの室外機2a〜2dは、図2に示すように、それぞれ系統連系インバータ33a〜33dが設けられている。また、この系統連系インバータ33a〜33dには、図1における室外側コントローラ39が含まれている。
この系統連系インバータ33aには、電源基板51a、メイン基板52a、インターフェース基板53a及びインバータ基板54aがそれぞれ設けられている。同様に、系統連系インバータ33b〜33dには、電源基板51b〜51d、メイン基板52b〜52d、インターフェース基板53b〜53d及びインバータ基板54b〜54dがそれぞれ設けられている。
発電機11aは、スイッチ55aを介してインバータ基板54aにそれぞれ接続されており、このスイッチ55aによってそれぞれ切り替え自在になっている。同様に、発電機11b〜11dは、スイッチ55b〜55dを介してインバータ基板54b〜54dにそれぞれ接続されており、このスイッチ55b〜55dによってそれぞれ切り替え自在になっている。
また、これらの電源基板51a、メイン基板52a、インターフェース基板53a及びインバータ基板54aは、それぞれが相互にデータの通信が可能に構成されている。同様に、これらの電源基板51b〜51d、メイン基板52b〜52d、インターフェース基板53b〜53d及びインバータ基板54b〜54dは、それぞれが相互にデータの通信が可能に構成されている。
メイン基板52a〜52dは、図示せぬCPU、ROM、RAM等を備え、CPUは、ROM内の制御プログラムに従って室外機2a〜2dを制御する。ROMは、制御プログラムを含む制御用データをあらかじめ記憶している。
インターフェース基板53a、53b、53c、53dは、CT43bまたはW/TD64の信号から、発電すべき電力量を算出し、インバータ基板54a、54b、54c、54dに出力する。
インバータ基板54a、54b、54c、54dは、上述したように、発電機11a、11b、11c、11dからの三相交流電力を、AC/DCコンバータを介して、直流電力に変換した後、100V/200Vの交流の電力に変換するものである。このインバータ基板54a、54b、54c、54dは、インターフェース基板53a、53b、53c、53dの算出結果に基づいて、発電機11a、11b、11c、11dの発電量を制御し、発電機11a、11b、11c、11dが発電した電力を電源基板51a、51b、51c、51dに出力する。
電源基板51a、51b、51c、51dには、それぞれ商用電源36が接続されており、各インバータ基板54a、54b、54c、54dで100V/200Vの交流の電力に変換された電力を商用系統35に出力する。
室外機は、図示せぬ親子設定スイッチにより、親室外機2a(以下、親機2aという)及び代替室外機2b(以下、代替機2bという)として予め設定され、残りの室外機2c、2dは、子室外機2c、2d(以下、子機2c、2dという)として予め設定されている。
親機2a及び代替機2bのインターフェース基板53a、53bには、系統連系盤60からCT43及びW/TD64の信号が送信されるようになっている。一方、子機2c、2dのインターフェース基板53c、53dには、これらの信号は送信されないようになっている。
また、親機2a、代替機2b、子機2c、2dは、図2に示すように、それぞれがユニット間通信71によって通信可能になっている。また、親機用インバータ33a、代替機用インバータ33b、子機用インバータ33c、33dは、インバータ間通信72によって通信可能になっている。
親機2aのインターフェース基板53aは、代替機2b及び子機2c、2dのインターフェース基板53c、53dに対して定期的に通信を行い、CT43bまたはW/TD64の情報に基づく受電電力の情報データと、親機2aの発電状況に基づくインバータ情報を含む親機データとを送信する。
親機2aのインターフェース基板53aから受電電力の情報データと親機データとが送信された代替機2b及び子機2c、2dのインターフェース基板53b〜53dは、自身の発電状況に基づくインバータ情報を親機2aに送信する。
なお、遠隔監視盤80は、システム全体を監視するための監視盤であり、W/TD44から出力された受電電力量パルス及び親機2a、子機2b、2c、2dの発電状況を取得している。
図3は、系統連系インバータ33a〜33dの制御についての説明図である。
図3において、縦軸は受電電力Pの値を示し、この受電電力の範囲をゾーン(1)〜(5)の5つのゾーンに分けている。また、順潮電流基準値(順潮+1kw)をPs、制御目標電流値(Ps+α)をPtで示している。
例えば、商用電力を2kw使用しなければならない場合、全体の受電電力がこの2kwを下回ることがないように各室外機2a〜2dで発電を行うものであり、この場合、上述のPs=3kw、Pt=(3+α)kwに設定される。ここで、αは、この系統連系システムにおいて任意に決定することのできる定数である。
各ゾーンについて説明すると、ゾーン(1)は、受電電力PがPs+0.5=3.5kwよりも大きい領域をいう。受電電力Pがこの領域にある場合には、受電電力Pが目標値であるPtよりも上回っているので、各室外機2a〜2dでの発電量を増加させ、目標値であるPtまで受電電力を下げるように系統連系インバータ33が制御される。
ゾーン(2)は、受電電力Pが、Psから(PS+0.5)までの領域をいい、この範囲に制御目標電力値Ptがある。このゾーン(2)は、さらに、Ptから(Ps+0.5)までの範囲と、PsからPtまでの範囲の2つの範囲に分けられている。
Ptから(Ps+0.5)までの範囲では、受電電力Pが目標値であるPtよりも若干上回っているので、受電電力PをPtまで下げるように、各室外機2a〜2dでの発電量が追加されるように制御される。なお、Ptから(Ps+0.5)までの範囲での発電量の変化率は、ゾーン(1)での変化率よりも小さくなっている。
PsからPtまでの範囲では、受電電力Pが目標値であるPtよりも若干下回っているので、受電電力PをPtまで上げるように、各室外機2a〜2dでの発電量が削減されるように制御される。
ゾーン(3)は、受電電力Pが、(Ps−0.5)からPSまでの領域をいう。受電電力Pがこの領域にある場合には、受電電力Pが目標値であるPtよりも下回っているので、各室外機2a〜2dでの発電量を削減させ、目標値であるPtまで受電電力を上げるように系統連系インバータ33が制御される。なお、ゾーン(3)での発電量の変化率は、Psからptまでの範囲での変化率よりも大きくなっている。
ゾーン(4)は、受電電力Pが0から(Ps−0.5)までの領域をいう。受電電力Pがこの領域にある場合には、受電電力Pが目標値であるPtよりもかなり下回っているので、現在運転中の各室外機2a〜2dの系統連系インバータ33a〜33dの発電量を過回転停止しない限界まで削減するように系統連系インバータ33a〜33dが制御される。
ゾーン(5)は、受電電力Pが0よりも小さい領域をいう。受電電力Pがこの領域にある場合には、受電電力Pが使用しなければならない2kwを下回っているので、各室外機2a〜2dの系統連系インバータ33を停止して、発電を停止させるように制御される。
このように、受電電力Pがゾーン(1)からゾーン(5)にある場合に、個々の状態で系統連系インバータ33a〜33dを制御することにより、使用しなければならない電力を下回らないようにしている。
次に、上述の構成を備えたGHPの室外機を系統連系する制御方法について、図4〜図6を用いて説明する。
図4は、本発明の実施の形態に係る空調・発電システムにおける「親子切り替え制御」のサブルーチンを示すフローチャートである。
このフローでは、最初に、各インバータ33a、33b、33c、33dのEEPROM等に割り当てられている番号を呼び出して、自己の室外機が代替機2bに指定されているかどうかを確認する(S11)。例えば、代替機2bには「2」の番号が付されており、他の子機には「3」「4」等の番号が付されている場合には、「2」を指定して呼び出した場合、代替機2bのみが該当することになる。呼び出された室外機が代替機2bに指定されていない場合には、このサブルーチンの処理を終了する(S12)。
呼び出された室外機が代替機2bに指定されている場合には、通信親設定を確認する(S13)。この通信設定とは、この制御方法でOFFの場合には、親機2aが正常に動作していることを示し、ONの場合には、親機2aが停止して通信ができない状態になっていることを示す。ゆえに、通信親設定がOFFになっている場合には、親機2aが正常に動作しているので、親機2aが停止状態になっていないか否かを監視するための「メイン親機停止監視」のサブルーチンを実行する(S14)。一方、通信親設定がONになっている場合には、親機2aが通信できない状態になっているので、親機2aを復帰させることができるか否かを監視するための「メイン親機復帰監視」のサブルーチンを実行する(S15)。
図5は、本発明の実施の形態に係る空調・発電システムにおける「メイン親機停止監視」のサブルーチンを示すフローチャートである。
代替機2bは、親機2aの定期通信コマンドの送信を常に監視している。このフローでは、まず、代替機2bが親機2aからの定期通信コマンドの有無を確認する(S21)。定期通信コマンドがある場合には、親機2aは正常に動作しているので、親機停止カウントをクリアして(S22)処理を終了する(S30)。また、定期通信コマンドがない場合には、親機停止カウントを行う(S23)。この親機停止カウントの数を確認し(S24)、カウント数が所定数以下の場合には処理を終了させる(S30)。
一方、S23の処理を数回行って、親機停止カウントが所定数を越えた場合には、代替機2bは、親機2aに対して定期通信コマンドを親機2aに送信する(S25)。なお、この親機停止カウントは、1つのカウントを行うためにスキャンタイム分だけの時間がかかるので、例えば、S25の処理を時間で設定することもできる。また、代替機2bは、親機2aと子機2c、2dとの定期通信コマンドの有無を確認して処理を進めることもできる。
S25の処理後、親機2aから代替機2bへ定期通信コマンドに対する応答を確認し(S26)、応答があった場合には、親機停止カウントをクリアして(S22)、処理を終了する(S30)。また、応答がなかった場合には、親機2aは通信ができない状態であると判断して、通信親設定をONにする。
次に、代替機2bは、子機2c、2dに対して初期通信を行い、代替機2bに接続されている子機2c、2dの台数を確認する(S28)。そして、代替機2bは、親機2aの代わりに定期通信コマンドを子機2c、2dに対して送信し(S29)、代替機2bにより代替通信が開始される。
図6は、本発明の実施の形態に係る空調・発電システムにおける「メイン親機復帰監視」のサブルーチンを示すフローチャートである。
このサブルーチンは、図4を用いて説明したように、親機2aが通信できない状態のときに動作するものである。最初に、代替機2bは、親機2aから台数の確認のための初期通信を受けているか否かを確認する(S31)。
初期通信を受けていない場合には、親機2aが通信できない状態のままであると判断し、処理を終了する(S34)。一方、初期通信を受けている場合には、親機2aが通信できる状態であるため、代替機2bの定期通信コマンドの送信を停止させる(S32)と共に、代替機2bの通信親設定をOFFにする(S33)。これにより、代替機2bによる代替通信が終了し、通常の親機2aによる通信が開始される。
本発明の実施の形態に係る空調・発電システムによれば、親機2a又は代替機2bが子機2c、2dに受電電力の情報を送信しているので、CT43b又はW/TD64を各室外機2a、2b、2c、2dに設ける必要がなくなる。また、代替機2bが親機2aからの前記受電電力の情報の送信の有無を検出し、親機2aが受電電力の情報を子機2c、2dへ送信していない場合には、親機2aに替わって代替機2bが受電電力の情報を子機2c、2dに代替送信するので、子機2c、2dは、受電電力の情報を常時受信することができる。従って、子機2c、2dは、親機2aの状態に関わらず、受電電力の情報を基に発電をすることができる。
また、親機2aが信号を送信できない状態から脱したときに、自動的に元の状態に復旧することができる。従って、メンテナンス員が逐次切り替える必要がなく、メンテナンス性が向上する。
さらに、ノイズ等の原因で親機2aからの受電電力の情報が代替機2b側へ送信されない場合等に、直ちに代替送信に切り替わることがなくなる。従って、システム全体の安定性が向上する。
以上、本発明を実施するための最良の形態について述べたが、本発明は既述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術思想に基づいて各種の変形および変更が可能である。
本実施の形態では、室外機を親機2a、代替機2b、子機2c、2dの4台の場合について説明したが、室外機が5台以上であっても構成することができる。この場合、親機が1台、代替機が1台で、残りを子機にすることができる。逆に、室外機を3台(親機1台、代替機1台、子機1台)で構成することもできる。これにより、例えば、大型ビルなどで室外機の設置台数が多いときであっても、空調運転を行っている場合には、効率よく発電を行うことができる。
また、親機2a、代替機2bの数は、それぞれ1台でなくてもかまわない。例えば、親機や代替機を2台づつ設けることもできる。この場合には、2台の親機のうちどちらが主として動作するかを予め決定しておけばよい。代替機が2台ある場合も同様である。これにより、システムの信頼性をさらに向上させることができる。
本発明の実施の形態に係る空調発電システムの概要図である。 図1における室外機が4つの場合の概要接続図である。 本発明の実施の形態に係る系統連系インバータの制御についての説明図である。 本発明の実施の形態に係る空調・発電システムにおける「親子切り替え制御」のサブルーチンを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る空調・発電システムにおける「メイン親機停止監視」のサブルーチンを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る空調・発電システムにおける「メイン親機復帰監視」のサブルーチンを示すフローチャートである。
符号の説明
1 エンジン駆動式空気調和装置
2 室外機
2a 親室外機(親機)
2b 代替室外機(代替機)
2c、2d 子室外機(子機)
3 室内ユニット
8 スロットル弁
10 エンジン
11 発電機
11a、11b、11c、11d 発電機
33 系統連系インバータ
33a 親機用系統連系インバータ
33b 代替機用系統連系インバータ
33c、33d 子機用系統連系インバータ
35 商用系統
36 商用電源
37 ブレーカ
38 需要家負荷
39 室外側コントローラ
43 電力検出器
43a VT(電圧トランスデューサ)
43b CT(電流トランスデューサ)
51a、51b、51c、51d 電源基板
52a、52b、52c、52d メイン基板
53a、53b、53c、53d インターフェイス基板
54a、54b、54c、54d インバータ基板
55a、55b、55c、55d スイッチ
60 系統連系盤
61 OVGR(地絡過電圧継電器/逆電力継電器)
62 UPR(不足電力継電器)
64 W/TD(ワット・トランスデューサ)
71 ユニット間通信
72 インバータ間通信
80 遠隔監視盤

Claims (4)

  1. 空調負荷に基づいて圧縮機を駆動させるエンジンと、前記エンジンの余剰動力によって駆動される発電機と、商用電源からの受電電力に基づいて前記発電機の発電量の増減を制御する系統連系インバータとをそれぞれ備えた複数の室外機を有し、
    前記複数の室外機は、親機として機能する少なくとも一つの親室外機と、親室外機の代替機として機能する少なくとも一つの代替室外機とを有し、親室外機の系統連系インバータは、代替室外機及び他の室外機の系統連系インバータに対して通信を行い、前記受電電力の情報データと、親室外機の発電状況に基づくインバータ情報を含む親機データとを送信し、親室外機から受電電力の情報データと親機データとが送信された代替室外機及び他の室外機は、自身の発電状況に基づくインバータ情報を親室外機に送信し、
    前記代替室外機が前記親室外機からの前記受電電力の情報の送信を検出し、送信されていない場合には、親室外機に替わって前記受電電力の情報を他の室外機に代替送信することを特徴とする空調・発電システム。
  2. 前記代替室外機は、前記親室外機が受電電力の情報の送信を開始したときに、前記代替送信を終了することを特徴とする請求項1に記載の空調・発電システム。
  3. 前記代替室外機は、前記親室外機の受電電力の情報の送信がない場合に、親室外機に対して確認信号を送信し、前記親室外機の送信状態を確認することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の空調・発電システム。
  4. 前記親室外機又は前記代替室外機は、受電電力の他に各室外機の状態に関する情報の全て又は一部を送信することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1つに記載の空調・発電システム。
JP2006094728A 2006-03-30 2006-03-30 空調・発電システム Active JP4425236B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006094728A JP4425236B2 (ja) 2006-03-30 2006-03-30 空調・発電システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006094728A JP4425236B2 (ja) 2006-03-30 2006-03-30 空調・発電システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007271116A JP2007271116A (ja) 2007-10-18
JP4425236B2 true JP4425236B2 (ja) 2010-03-03

Family

ID=38674113

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006094728A Active JP4425236B2 (ja) 2006-03-30 2006-03-30 空調・発電システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4425236B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009159739A (ja) * 2007-12-27 2009-07-16 Sanyo Electric Co Ltd 冷凍・発電システムおよび冷凍・発電システムの制御方法
JP5193632B2 (ja) * 2008-03-07 2013-05-08 三洋電機株式会社 空調・発電システム
JP6325292B2 (ja) * 2014-03-10 2018-05-16 パナソニック株式会社 空気調和装置
KR101547222B1 (ko) 2014-03-20 2015-08-26 임정빈 엔진과 유압시스템을 이용한 실외기 제어 시스템
JP6628527B2 (ja) * 2015-09-10 2020-01-08 日立ジョンソンコントロールズ空調株式会社 空気調和機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007271116A (ja) 2007-10-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5112608B2 (ja) エアコンの中央制御システム
JP5084502B2 (ja) 空気調和システム
US7669433B2 (en) Multi-air conditioner central control system
JP4425236B2 (ja) 空調・発電システム
JP2005274117A (ja) マルチエアコンの中央制御システム及びその動作方法
JP2001193992A (ja) 多室型空気調和機
JP2008249264A (ja) 空気調和装置
JP7047305B2 (ja) 空気調和装置
US7377120B2 (en) HVAC twinning control
JP4297532B2 (ja) 空気調和機
JP5007162B2 (ja) 室外機、空調/発電システムおよび制御プログラム
KR102493150B1 (ko) 공기조화기 및 그 제어방법
JP4387757B2 (ja) 空調機データ提供システムおよび空調機データ提供方法
JP5125606B2 (ja) 空調制御システム
JP6455722B2 (ja) ガスヒートポンプ式空気調和システム
JP4493123B2 (ja) 空気調和システム
JP2009150591A (ja) 空調制御の仲介装置、空調制御システム、空調制御方法および空調制御プログラム
JP4733547B2 (ja) 空調・発電システム
JP4774321B2 (ja) 空調・発電システム
JP2011019366A (ja) 系統連系システム
JP3448440B2 (ja) 空気調和機
JP6300583B2 (ja) 空気調和装置
KR100598561B1 (ko) 멀티 에어컨 시스템의 최대전력 제어방법
JP6251085B2 (ja) 空気調和装置
JP7457244B2 (ja) 空調管理システム及び冷媒回収管理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090319

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20090424

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20090611

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090616

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090807

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091117

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091208

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4425236

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121218

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121218

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131218

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250