JP2000017197A - 熱硬化性粉体塗料組成物 - Google Patents

熱硬化性粉体塗料組成物

Info

Publication number
JP2000017197A
JP2000017197A JP10266549A JP26654998A JP2000017197A JP 2000017197 A JP2000017197 A JP 2000017197A JP 10266549 A JP10266549 A JP 10266549A JP 26654998 A JP26654998 A JP 26654998A JP 2000017197 A JP2000017197 A JP 2000017197A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polymer
coating composition
powder coating
powder
crosslinkable functional
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10266549A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuhiko Tsuda
暢彦 津田
Takahiro Kitahara
隆宏 北原
Ryuji Iwakiri
龍治 岩切
Masaru Nagato
大 長門
Ryoichi Fukagawa
亮一 深川
Takeshi Nagai
剛 永井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to JP10266549A priority Critical patent/JP2000017197A/ja
Priority to US09/674,314 priority patent/US6506843B1/en
Priority to AU35358/99A priority patent/AU3535899A/en
Priority to PCT/JP1999/002185 priority patent/WO1999057209A1/ja
Priority to EP99917139A priority patent/EP1078961A4/en
Publication of JP2000017197A publication Critical patent/JP2000017197A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D127/00Coating compositions based on homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a halogen; Coating compositions based on derivatives of such polymers
    • C09D127/02Coating compositions based on homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a halogen; Coating compositions based on derivatives of such polymers not modified by chemical after-treatment
    • C09D127/12Coating compositions based on homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a halogen; Coating compositions based on derivatives of such polymers not modified by chemical after-treatment containing fluorine atoms
    • C09D127/16Homopolymers or copolymers of vinylidene fluoride
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L33/00Compositions of homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and only one being terminated by only one carboxyl radical, or of salts, anhydrides, esters, amides, imides or nitriles thereof; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L33/04Homopolymers or copolymers of esters
    • C08L33/06Homopolymers or copolymers of esters of esters containing only carbon, hydrogen and oxygen, which oxygen atoms are present only as part of the carboxyl radical
    • C08L33/10Homopolymers or copolymers of methacrylic acid esters
    • C08L33/12Homopolymers or copolymers of methyl methacrylate

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 室温で粉砕でき、かつ各種の硬化剤との相溶
性に優れ、しかも塗膜物性に優れた塗装物を与える熱硬
化性粉体塗料組成物を提供する。 【解決手段】 架橋性官能基含有VdF系重合体とMM
A系重合体との複合樹脂であって、130℃にて2.1
kg荷重で測定したMFRが1〜1000g/10分で
ある樹脂および硬化剤を含む熱硬化性粉体塗料組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフッ化ビニリデン系
重合体とメタクリル酸メチル系重合体を樹脂成分とする
熱硬化性粉体塗料組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】フッ素系樹脂の粉体塗料について、従来
より種々の提案がなされている。
【0003】たとえば硬化剤を使用しない熱可塑性の粉
体塗料組成物について、特開平4−227743号公報
にはフッ化ビニリデン(VdF)/ヘキサフルオロプロ
ピレン(HFP)共重合体と熱可塑性アクリル樹脂を樹
脂成分とする粉体塗料組成物が提案されており、また特
開平6−108103号公報にはポリフッ化ビニリデン
(PVdF)と熱可塑性樹脂とさらにVdF/テトラフ
ルオロエチレン(TFE)/HFP三元共重合体からな
る粉体塗料組成物が提案されている。しかし、熱可塑性
粉体塗料組成物は硬化(架橋)させないため塗膜硬度が
高くならず、また、前記公報記載の樹脂混合物は室温で
は微粉砕できず、液体チッ素温度などの極低温での粉砕
が必要である。
【0004】また、フッ素系樹脂の熱硬化性粉体塗料組
成物も提案されている。
【0005】たとえば、特開平1−103670号公報
にはフッ素系共重合体を単独の樹脂成分とする粉体塗料
組成物が提案されている。しかし、具体的に開示されて
いるフッ素系共重合体はクロロトリフルオロエチレン
(CTFE)および/またはTFEを主成分とする共重
合体のみである。これらのフッ素系共重合体は室温での
微粉砕が困難であり、前記のような極低温粉砕法で粉末
化する必要がある。また、熱可塑性樹脂の併用について
は触れられていない。
【0006】特開平6−279549号公報にVdFと
アリル誘導体との共重合体を樹脂成分とする熱硬化性粉
体塗料組成物が提案されている。この公報記載の技術に
よれば樹脂成分として前記共重合体を単独で使用するも
のであり、室温で粉砕可能であるが、えられる塗膜の光
沢などの外観が必ずしも充分でない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、室温で微粉
砕可能でかつ優れた塗膜性能の塗膜を与えるVdF系重
合体の熱硬化性粉体塗料組成物を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、検討を重
ねた結果、VdF系重合体に架橋性官能基を導入し、か
つこれにメタクリル酸メチル(MMA)系重合体を組合
せた複合樹脂が特定のメルトフローレートを有するばあ
い、上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成
した。
【0009】すなわち本発明は、架橋性官能基を有する
VdF系重合体とMMA系重合体とからなる130℃に
て2.1kg荷重で測定したメルトフローレート(MF
R)が1〜1000g/10分である複合樹脂の粉末を
含む熱硬化性粉体塗料組成物に関する。
【0010】該複合樹脂粉末は、室温で粉砕された平均
粒径1〜100μmの粉末であるのが好ましい。
【0011】また、MMA系重合体も架橋性官能基を有
することが好ましい。
【0012】本発明はまた、前記複合樹脂粉末と硬化剤
とからなる熱硬化性粉体塗料組成物に関する。
【0013】特に、樹脂の架橋性官能基がカルボキシル
基、水酸基またはエポキシ基の中から選ばれるうちの1
種以上であり、硬化剤がそれぞれの該架橋性官能基と反
応性を有する反応部位をもつ硬化剤であるのが好まし
い。
【0014】さらに本発明は前記の熱硬化性粉体塗料組
成物を基材に塗装後、焼付け硬化させてえられる塗装物
に関する。
【0015】基材としては、ステンレススチール、アル
ミニウム、鋼板、亜鉛メッキ鋼板などの金属板および化
成処理されたこれら金属板あるいは、導電性カーボンを
分散することによって電気伝導性をもたせた樹脂など電
気伝導性を有する基材が静電塗装を行なえる点から好ま
しい。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の熱硬化性粉体塗料組成物
における必須の樹脂成分は、架橋性官能基を有するVd
F系重合体とMMA系重合体から構成される。
【0017】架橋性官能基を有するVdF系重合体は、
VdF単位および架橋性官能基を有する単位、さらに要
すればこれらと共重合可能な他の単量体の単位からな
る。
【0018】VdF単位はMMA系重合体との相溶性に
優れる点からVdF系重合体の60モル%以上、特に7
0〜99モル%含まれていることが好ましい。
【0019】共重合可能な他の単量体としては、たとえ
ばテトラフルオロエチレン(TFE)、トリフルオロエ
チレン(TrFE)、クロロトリフルオロエチレン(C
TFE)、ヘキサフルオロプロピレン(HFP)、モノ
フルオロエチレン(VF)などのフルオロオレフィン単
量体などの1種または2種以上があげられる。このよう
な共単量体を用いることによりVdF単位のみではえら
れない、比較的低温でMMA共重合体、顔料、塗料化添
加剤との混練りが行なえること、比較的低温で粉体塗料
が溶融レベリングし外観の優れた塗膜がえられること、
また塗装金属板の後加工時におけるクラックの発生が防
止できることなどの優れた効果がえられる。これらの共
単量体単位は0〜40モル%、特に1〜30モル%含ま
れていることが好ましい。
【0020】VdF系重合体の架橋性官能基としては、
たとえば
【0021】
【化1】
【0022】(式中、Rは炭素数1〜3のアルキル基)
のような官能基があげられる。
【0023】前記官能基のうちでも、
【0024】
【化2】
【0025】が好ましい。
【0026】かかる架橋性官能基を導入しうる単量体と
しては、たとえばパーフルオロブテン酸(PFBA)、
特開平8−67795号公報に記載のエーテル単位を有
するフッ素系単量体のほか、無水マレイン酸(MA
L)、ビニル酢酸(VA)、ウンデシレン酸(UA)、
アリルオキシプロピオン酸などのカルボン酸基を有する
非フッ素系の単量体;ヒドロキシブチルビニルエーテル
(HBVE)、アリルアルコールなどのヒドロキシル基
含有単量体;グリシジルビニルエーテル(GVE)、ア
リルグリシジルエーテル(AGE)などのエポキシ基含
有単量体;特開平6−279549号公報記載のアリル
誘導体などがあげられる。
【0027】これらのうち公知の硬化剤と組み合わせた
ばあいの焼付け温度範囲での反応性の点からPFBA、
無水マレイン酸などのカルボキシル基含有単量体、HB
VEなどのヒドロキシル基含有単量体、GVEなどのエ
ポキシ(グリシジル)基含有単量体が好ましい。
【0028】架橋性官能基は硬化部位を形成するもので
あり、その量は官能基の反応性、硬化剤の種類、MMA
系重合体に架橋性官能基を導入するか否かで変化する
が、MMA系樹脂との複合樹脂としたときに複合樹脂全
体で酸価が1〜300mgKOH/g、または水酸基価
が1〜200mgKOH/g、またはエポキシ当量が5
〜15000当量の範囲であれば特に限定はされない。
官能基を入れすぎるとVDF共重合体との相溶性が低下
するいう点からMMA単位が70モル%以上、さらに好
ましくは80モル%以上含まれるような形で共重合され
ていることが好ましい。たとえばMMA系重合体が架橋
性官能基を有しないばあい、VdF系重合体には、酸価
が1〜300mgKOH/g、または水酸基価が1〜2
00mgKOH/g、またはエポキシ当量が5〜150
00当量となるように含まれていることが好ましい。
【0029】以上の点から架橋性官能基を与える単位
は、VdF系重合体の0.1〜30モル%、特に1〜2
0モル%の範囲内で選定すればよい。
【0030】架橋性官能基を有するVdF系重合体は前
記各単量体を共重合することによってえられる(特開平
6−279549号公報、特開平8−67795参
照)。重合法は乳化重合、懸濁重合、溶液重合などの通
常の重合法でよい。また、VdFと他の共単量体の共重
合体に架橋性官能基を有する単量体をグラフト重合して
もよい。
【0031】本発明で用いる架橋性官能基含有VdF系
重合体は、さらにつぎの物性をもつものが好ましい。
【0032】数平均分子量(Mn):粉体塗料製造時の
粉砕性、塗膜の耐クラック性(折曲時)、後加工性、溶
融時のフロー性、MMA共重合体との相溶性に優れるな
どの点から1,000〜100,000、特に3,00
0〜10,000(GPC測定によるスチレン換算分子
量)が好ましい。
【0033】融点:比較的低い焼付け温度でもレベリン
グ性に優れ、外観に優れた塗膜を与える点およびアクリ
ル樹脂との相溶性、顔料、塗料用添加剤との混練り性か
ら150℃以下、特に40〜120℃(DSCにより測
定)が好ましい。
【0034】ガラス転移点(Tg):比較的低い焼付け
温度でもレベリング性に優れ、外観に優れた塗膜を与え
る点から150℃以下、特に40〜120℃(DSCに
より測定)が好ましい。
【0035】MFR:比較的低い焼付け温度でもレベリ
ング性に優れ、外観に優れた塗膜を与える点から1.0
〜1000g/10分、特に5〜100g/10分
(2.1kg荷重、130℃)が好ましい。
【0036】かかる架橋性官能基含有VdF系重合体は
えられる塗膜に優れた耐候性、耐薬品性、汚染除去性を
与えると共に、さらに耐衝撃性、耐屈曲性を改善する。
【0037】本発明における複合樹脂のもう一方の成分
であるMMA系重合体は、えられる塗膜に光沢、平滑性
などの優れた外観、硬度、クリアー塗装時の透明性を与
え、さらに顔料分散性、基材への密着性を改善する。
【0038】本発明において用いることのできるMMA
系重合体としては、MMAの単独重合体でもよく、また
MMAを必須成分とし、MMAと共重合が可能な単量体
との共重合体でもよい。共重合可能な単量体として、た
とえばアクリル酸エステル単量体、メタクリル酸エステ
ル単量体などの1種または2種以上などがあげられる。
【0039】前記アクリル酸エステル単量体としては、
たとえばアクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリ
ル酸プロピル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸イソ
ブチル、アクリル酸t−ブチル、アクリル酸n−ヘキシ
ル、アクリル酸シクロヘキシル、アクリル酸ベンジル、
アクリル酸ラウリル、アクリル酸2−エチルヘキシルな
どがあげられる。
【0040】前記メタクリル酸エステル単量体として
は、たとえばメタクリル酸エチル、メタクリル酸プロピ
ル、メタクリル酸n−ブチル、メタクリル酸イソブチ
ル、メタクリル酸t−ブチル(t−BMA)、メタクリ
ル酸n−ヘキシル、メタクリル酸シクロヘキシル、メタ
クリル酸ベンジル、メタクリル酸ラウリル、メタクリル
酸2−エチルヘキシルなどがあげられる。
【0041】前記MMAと共重合が可能な単量体として
は、前記したもの以外にたとえば1,3−ブタジエン、
イソプレン、クロロプレンなどの共役ジエン化合物;ス
チレン、α−メチルスチレン、ハロゲン化スチレン、ジ
ビニルベンゼンなどの芳香族ビニル化合物;アクリロニ
トリル、メタクリロニトリルなどのシアン化ビニル化合
物などがあげられる。
【0042】本発明においてMMA系重合体は架橋性官
能基を有していなくてもよいが、VdF系重合体につい
て前記した架橋性官能基を導入して架橋性のMMA系重
合体としてもよい。
【0043】このような架橋性官能基を有する単量体と
しては、たとえばカルボン酸基含有単量体としてはアク
リル酸、メタクリル酸、マレイン酸、クロトン酸などの
不飽和カルボン酸など;水酸基含有単量体としてはアク
リル酸2−ヒドロキシエチル、アクリル酸ヒドロキシエ
チル、メタクリル酸ヒドロキシエチル、アクリル酸ヒド
ロキシプロピル、メタクリル酸ヒドロキシプロピル、エ
チレングリコールジメタクリレートなど;エポキシ基含
有単量体としてはアクリル酸グリシジル、メタクリル酸
グリシジル(GMA)などがあげられる。
【0044】MMA系重合体のMMA単位の含有量とし
ては、前記VdF系重合体との相溶性がよく、えられる
塗膜の光沢が低下しにくいという点から、70モル%以
上であり、90〜100モル%であることが好ましい。
【0045】MMA系重合体に前記架橋性官能基を有す
る単量体が共重合しているばあいの該単量体単位の含有
量としては、VDF系樹脂との複合樹脂としたときに複
合樹脂全体で酸価が1〜300mgKOH/g、または
水酸基価が1〜200mgKOH/g、またはエポキシ
当量が5〜15000当量の範囲であれば特に限定はさ
れない。官能基を入れすぎるとVDF共重合体との相溶
性が低下するいう点からMMA単位が70モル%以上、
さらに好ましくは80モル%以上含まれるような形で共
重合されていることが好ましい。以上の観点から好まし
い官能基含有単量体の共重合範囲は0.1〜30モル
%、より好ましくは1〜20モル%の範囲である。
【0046】MMA系重合体のガラス転移点(Tg)と
しては、VDF共重合体と複合樹脂にしたばあいに30
〜120℃であれば特に限定されないが、上記と同様の
理由でMMA単位が70モル%以上、さらに好ましくは
80モル%以上含まれるような形で共重合されているこ
とが好ましい。
【0047】MMA系重合体の数平均分子量としては、
後加工性が低下しにくいく、塗装外観が損われにくいと
いう点から1×103〜1×105であることが好まし
い。
【0048】前記MMA系重合体は、乳化重合法や懸濁
重合法、溶液重合法、塊状重合法などの通常の方法によ
りうることができる。
【0049】前記VdF系重合体およびMMA系重合体
は重合法によってえられる重合体の形態が異なるが、要
すれば、混合に適した大きさの粉末とされる。
【0050】たとえば乳化重合法または懸濁重合法のば
あい、重合したのち、重合溶媒を除去し、洗浄、乾燥し
て粉体形状にするかさらに粉砕する方法があげられる。
また、前記重合したのちスプレードライにより、乾燥、
造粒する方法もあげられる。前記乳化重合法のばあい、
えられた水性分散液に有機溶媒を添加し、撹拌して造粒
したのち、その造粒物を乾燥する方法も採用できる。
【0051】また、溶液重合法のばあい、えられた溶液
を蒸発乾固したのち粉砕するか、または該溶液を共重合
体の貧溶媒中に分散させ、析出した共重合体を回収し、
乾燥、粉砕する方法があげられる。
【0052】塊状重合法のばあい、えられる塊状の共重
合体を粉砕する方法があげられる。
【0053】本発明における複合樹脂は、たとえば前記
のような方法によりえられるVdF系重合体とMMA系
重合体とを通常の方法、たとえばドライブレンド法によ
り混合し溶融混練してえられる。ドライブレンド時のV
DF系重合体とMMA系重合体の形状はペレット形状あ
るいは粉体の状態で混合されることが好ましいが、さら
に好ましくは1〜100μmの形状でドライブレンドし
た後に80〜200℃、好ましくは100〜150℃の
温度範囲で溶融混練りされることが好ましい。複合樹脂
は溶融混練りして均一となった状態で相溶し、外観上は
透明な樹脂となっていることが好ましく、より好ましく
は熱力学的にあるいは粘弾性的に分子レベルで相溶して
いることが、耐熱性、耐候性、耐薬品性などの面から好
ましい。この際に用いられる装置としては、一軸あるい
は二軸の加熱装置を備えたニーダーが好ましく、さらに
連続的に混合溶融混練りできる装置がより好ましい。さ
らには、溶融混練り後、溶融押出し、ペレット化の機能
を備えているものが作業性の面で好都合である。
【0054】また、溶液重合などでえられた溶剤溶液と
なっているVDF系共重合体とMMA系重合体を溶液ブレンド
した後にえられた溶液を蒸発乾固したのち粉砕するか、
または該溶液を共重合体の貧溶媒中に分散させ、析出し
た共重合体を回収し、乾燥、粉砕する方法があげられ
る。
【0055】他の方法としては、たとえば前記乳化重合
法または懸濁重合法によりえられたVdF系重合体の水
性分散液とMMA系重合体の水性分散液とを混合したの
ち共凝析し、乾燥したのち溶融混練する方法があげられ
る。
【0056】さらに、架橋性官能基含有VdF系重合体
の粒子を含む水性分散液中において、MMAと共重合が
可能な単量体とMMAとの単量体混合物をシード重合す
る方法があげられる。シード重合によってえられた水性
分散液をたとえばスプレードライまたは、凝析、洗浄、
乾燥する。このまま粉末として使用してもよいが、必要
に応じて粉砕してもよい。
【0057】前記VdF系重合体と前記MMA系重合体
との混合割合は、VdF系重合体100部(重量部、以
下同様)に対して、MMA系重合体10〜400部であ
り、20〜250部であることが好ましい。この混合割
合を採用することにより、えられる粉体塗料組成物の基
材への密着性、耐屈曲性、該組成物からえられる塗膜の
光沢、耐候性、耐水性、耐薬品性の改善効果が大きくな
る。
【0058】本発明における複合樹脂は、130℃にて
2.1kg荷重で測定したMFRが1〜1000g/1
0分、好ましくは5〜100g/10分のものである。
MFRが1g/10分よりも小さいときは顔料、レベリ
ング剤、その他の塗料用添加剤との溶融混練り性が低下
し、さらに粉砕性がわるくなる、塗膜化時の溶融レベリ
ング性の低下に伴う塗膜外観の悪化などの問題が生じ、
1000g/10分を超えるときは、塗膜化時の溶融レ
ベリングの際にタレなどによる塗膜外観の悪化などの問
題が生じ、いずれも粉体塗料として不充分である。
【0059】前記のとおり、粉体塗料用の樹脂は、室温
(約0〜40℃)で固くてもろい樹脂は室温で微粉砕で
きるが、室温近くにTgがある樹脂は弾性があるため室
温で微粉砕できず極低温(約−150〜−50℃)で固
化して粉砕している。ところが室温で微粉砕可能な従来
のVdF系樹脂は、前記のように室温付近で固くてもろ
くなければならないため、えられる塗膜の折り曲げ時の
耐クラック性、耐衝撃性に劣るものになる。
【0060】本発明の特徴の1つは、複合樹脂が室温で
微粉砕可能であり、しかもえられる硬化塗膜の折り曲げ
時の耐クラック性、耐衝撃性が改善される点にある。
【0061】本発明で好適に採用される微粉砕法として
は、たとえば衝撃粉砕法などがあげられる。装置として
は、たとえばハンマーミルなどが好ましい。
【0062】本発明における複合樹脂またはその粉末の
その他の特徴としては、たとえばつぎの特性をもつもの
が好ましい。
【0063】Tg:室温付近での粉砕性、使用温度での
塗膜硬度、加熱溶融成膜の点から30〜100℃、特に
50〜70℃が好ましい。
【0064】見掛け比重:ドライブレンド時の顔料、塗
料化添加剤との混和性の点から、0.1〜1.0g/c
c、特に0.2〜0.7g/ccが好ましい。
【0065】本発明で用いる複合樹脂は塗装焼付け時
に、硬化剤により架橋させることが好ましい。
【0066】用いる硬化剤は前記架橋性官能基の種類、
架橋反応速度、顔料、添加剤の溶融混練り温度、加熱溶
融成膜温度などによって適宜選定すればよい。従来のV
dF系重合体を含む熱硬化性粉体塗料組成物では、相溶
性の点から硬化剤の選定が難しく、使用可能な硬化剤の
種類、特に樹脂との組合せが制限されていた。本発明に
よれば、前記複合樹脂はVdF系重合体に架橋性官能基
を導入したので、使用可能な硬化剤の種類と組合せの範
囲を広げることができる。
【0067】使用可能な硬化剤としては、たとえば脂環
式エポキシ樹脂、GMAアクリル、アクリファティック
オキシラン、トリグリシジルイソシアヌレート(TGI
C)、テレフタル酸ジグリシジル、パラオキシ安息香酸
ジグリシジル、スピログリコールジグリシジルエーテ
ル、ヒダントイン化合物などのエポキシまたはグリシジ
ル化合物;イソホロンジイソシアネート、トリレンジイ
ソシアネート、キシリレンジイソシアネート、4,4’
−ジフェニルメタンジイソシアネート、ヘキサメチレン
ジイソシアネートまたはこれらの二量体、アルコール変
性ポリイソシアネートのイソシアネート基をブロック化
剤(たとえばε−カプロラクタム、フェノール、ベンジ
ルアルコール、メチルエチルケトキシムなど)でブロッ
クしたブロックイソシアネート類;βヒドロキシアルキ
ルアミドなどの多塩基酸の硬化剤;フマル酸、コハク
酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ドデカン
二酸(DDA)などの脂肪族二塩基酸や無水フタル酸、
無水トリメリット酸、無水ピロメリット酸などの酸無水
物などの多価カルボン酸;テトラメトキシメチルグリコ
ールウリル、イソシアネート変性シランカップリング
剤、その他特公平6−104792号公報、特開平7−
188587号公報、特開平1−103670号公報に
記載されている硬化剤などが幅広く使用できる。
【0068】これらのうち、複合樹脂中の架橋性官能基
との組合せで特に相溶性の点から好ましいものはつぎの
とおりである。
【0069】(1)架橋性官能基:ヒドロキシル基 硬化剤:ブロックイソシアネート、ポリウレトジオン (2)架橋性官能基:カルボキシル基 硬化剤:トリブリシジルイソシアヌレート、βヒドロキ
シアルキルアミド、GMAアクリル (3)架橋性官能基:グリシジル基 硬化剤:脂肪族二塩基酸
【0070】硬化剤の使用量は複合樹脂に含まれる官能
基の量に対して0.1〜1.2当量、特に0.5〜1.
0当量とするのが好ましい。0.1当量より少ないと架
橋による折り曲げ時の耐クラック性、耐衝撃性の改良効
果が充分でなく、耐水性も低下し、1.2当量より多い
と塗膜化時の外観低下の原因となる。
【0071】硬化剤に加えて硬化触媒を配合してもよ
い。硬化触媒としては、たとえばテトラブチルアンモニ
ウムクロライド、テトラブチルアンモニウムブロマイ
ド、テトラブチルアンモニウムヨージドなどの4級アン
モニウム塩;エチルトリフェニルホスホニウムアセテー
トなどの4級ホスホニウム塩;トリフェニルホスフィン
などのホスフィン類;2−メチルイミダゾールなどのイ
ミダゾール類;ジブチル錫ジラウレート、オクタン酸第
一錫などの有機錫化合物;メチルトリルスルホンイミ
ド、メタンスルホン酸錫などがあげられる。硬化触媒は
複合樹脂100部に対し0.1〜3部程度配合すればよ
い。
【0072】本発明の粉体塗料組成物には、これらの添
加剤に加えて塗料の分野で通常配合される各種の添加剤
を本発明の効果を損わない量で配合してもよい。そのよ
うな他の添加剤としては、顔料、体質顔料、流動調整
剤、酸化防止剤、熱劣化防止剤、紫外線吸収剤、発泡抑
制剤、ツヤ調整剤、消泡剤、電荷制御剤、帯電防止剤な
どがあげられる。
【0073】本発明における複合樹脂により形成される
塗膜は透明であるので、顔料としては各種のものが使用
できる。たとえば縮合アゾ化合物、イソインドリノン、
キナクリドン、ジケトピロロピロール、アントラキノ
ン、ジオキサジン、各種の有機金属錯体などの有機顔
料;酸化チタン(ルチル型が好ましくさらにアルミナ処
理、シリカ処理、ジルコニア処理の施してある酸化チタ
ンが好ましい)、赤色酸化鉄、黄色酸化鉄、黒色酸化
鉄、カーボン、酸化クロム、クロム酸鉛、白鉛、モリブ
デンオレンジなどの無機顔料;アルミニウム粉、ステン
レススチール粉などの金属粉などがあげられる。この中
でも本樹脂の特徴である耐候性の中でも光沢保持率、褪
色を抑えるために無機系の顔料が好ましく、好ましい顔
料濃度は樹脂100部に対して、80部以下が好まし
い。
【0074】また体質顔料としては、たとえばタルク、
シリカ、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、マイカ、ケイ
ソウ土、アスベスト、塩基性ケイ酸塩などがあげられ
る。
【0075】流動調整剤としては、ポリラウリルアクリ
レート、ポリブチルアクリレート、ポリ2−エチルエキ
シルアクリレートなどのアクリル酸エステル重合体;ポ
リエチレングリコールとパーフルオロカルボン酸のエス
テルやVdF/TFE/HFP共重合体などの低融点含
フッ素ポリマー(架橋性官能基含有VdF系重合体を除
く);ポリジメチルシロキサン、ポリメチルフェニルシ
ロキサンなどのシリコーンポリマーなどがあげられる。
【0076】つぎに本発明の粉体塗料組成物の調製法に
ついて説明するが、本発明の組成物の特徴の1つは、室
温での粉砕工程を含む従来の粉体塗料組成物の調製法が
そのまま利用できる点にもある。
【0077】基本工程は、予備粉砕工程、ドライブレン
ド工程、溶融混練工程、粉砕工程および分級工程からな
る。
【0078】(予備粉砕工程)前記のように架橋性官能
基含有VdF系重合体およびMMA系重合体は、ペレッ
ト、シード重合体粉末、バルク、粉砕物などの種々の形
態でえられる。次工程のドライブレンド工程での混合を
良好にするため、5mm以下程度のペレット状にする
か、あるいは約50〜100μmの平均粒径にまで粉砕
する。この際に架橋性官能基含有VdF系重合体および
MMA系重合体はあらかじめ溶融混合して複合化した物
を粉砕することもできる。本発明において用いる各重合
体ではこの予備粉砕をも室温で行なうことができる。
【0079】(ドライブレンド工程)粉末状あるいはペ
レット状の架橋性官能基含有含フッ素共重合体、硬化
剤、硬化触媒、その他顔料などの前記添加剤をドライブ
レンドする。用いる混合機は、ハイスピードミキサー、
低速ミキサー、ヘンシェルミキサーが一般的である。こ
の際にミキサー内の温度が上がりすぎると、架橋性官能
基と硬化剤の反応が進むため、時間、ミキサーの温度の
制御によって、ミキサー内の温度を80℃以下程度に保
つことが好ましい。
【0080】(溶融混練工程)溶融混練機に前記ドライ
ブレンド物を入れ複合樹脂の融点あるいはTg以上で溶
融し充分混練しつつシート状に押し出す。この際連続生
産性の高いエクストルーダーが好ましく使用される。溶
融混練機としては、一軸押出し混練機、二軸押出し混練
り機、加熱ニーダー、加熱ロールなどが一般的である。
溶融混練は、樹脂中の官能基と硬化剤の反応が進みすぎ
ないように温度は80〜120℃の間で、時間は通常数
十秒間である。
【0081】(粉砕工程)溶融押出物のシートを粗粉砕
したのち、微粉砕する。所定形状に溶融押出しされたシ
ートを冷却、固化した後、5〜15mm程度のチップに
粗粉砕したのち、室温で微粉砕する。この際、空冷、水
冷などの手段によって、粉砕機を一定の温度に保持する
ことが好ましく、この際の温度範囲は5〜40℃程度が
好ましい。粉砕機は高速衝撃式粉砕機、高速ピン式粉砕
機などが好ましく使用される。
【0082】(分級工程)微粉砕してえられた粉末を遠
心分級機、ブロアー型篩い機、振動篩い機などを用いて
分級する。粒径分布は狭い方が好ましい。粉体塗料組成
物の平均粒径は1〜100μm、特に10〜50μmと
するのが好ましい。1μm未満のばあい、粒子が静電的
な反発を受け塗装膜厚の制御が難しく、また回収再利用
の際のサイクロンによる補集効率の低下による塗着効率
の低下、保護マスクの透過による安全作業性の低下など
の問題が生じる。100μmを超えるとレベリング性が
わるくなり塗膜外観に劣る、また薄塗りできなくなると
いう問題が生じる。また目的とする塗膜の膜厚により平
均粒径が決まり、たとえば膜厚約40〜50μmのばあ
いは平均粒径25〜30μmとするのが好ましい。平均
粒径は小さい方が塗膜外観が向上し、薄塗りも可能とな
るが、スプレー塗装時などに目詰りを起して作業性が低
下すると共に塗料の付着率も低下する。
【0083】このようにして本発明の熱硬化性粉体塗料
組成物を調製できる。なお、架橋性官能基含有VdF系
重合体とMMA系重合体を予め溶融混合してペレット化
あるいは粉末としておき、ドライブレンド工程に供して
もよい。
【0084】本発明の熱硬化性粉末塗料組成物は、従来
公知の塗装方法により各種の基材に塗装でき、ついで焼
付け処理をしてえられる塗膜は、塗膜の平滑性、光沢な
どの外観、表面硬度、可撓性や耐衝撃性などの機械的特
性、基材への密着性、耐候性、耐汚染性、耐水性などに
優れたものである。
【0085】すなわち本発明は、前記熱硬化性粉体塗料
組成物を基材に塗装後焼付け硬化させてえられる塗装物
にも関する。
【0086】塗装方法としては従来公知の方法が採用で
きる。たとえば静電粉体吹き付け法、流動浸漬法、静電
流漬法などがあげられる。塗装膜厚は通常20〜100
μmの範囲である。
【0087】ついで塗装膜を焼付けする。焼付け温度は
200℃以下、通常150℃以上であり、好ましくは1
60〜200℃である。焼付け時間は10〜30分間、
通常15〜20分間である。本発明の粉体塗料組成物は
この焼付け温度において優れたフロー性を示し、平滑で
均一な焼付け塗膜を与える。
【0088】本発明の粉体塗料組成物は基材への密着性
にも優れている。基材としては、電気伝導性を有するも
のが好ましい。基材の具体例としては、たとえばステン
レススチール、アルミニウム、鋼板、亜鉛処理鋼板など
各種金属のほか、例えば導電性カーボンを分散して電気
伝導性を付与したポリカーボネート、ポリフェニレンオ
キシド、ポリエチレンテレフタレート、ポリエーテルサ
ルフォン、ポリアミドイミド、ポリエーテルエーテルケ
トンなどの耐熱性エンジニアリングプラスティックなど
もあげられる。これらの基材はサンドブラスト、酸洗浄
などによる錆の除去、空焼き、溶剤洗浄、エマルション
型クリーナー、アルカリなどによる脱脂、りん酸亜鉛
系、りん酸亜鉛カルシウム系、りん酸鉄系などのりん酸
塩処理や、クロム酸塩処理、アルマイト処理、クロメー
ト処理、りん酸クロム処理などの化成処理が行われるこ
とが好ましい。この際、本発明の塗料用組成物は単独で
もこれらの基材への密着性は充分であるが、目的に応じ
て、ジンクリッチなどの防錆プライマー、エポキシ樹
脂、アクリル樹脂などの各種プライマーなどの中塗りを
併用することもできる。これらの中塗りは、溶剤型塗
料、水性塗料、粉体塗料などいずれの形状で塗布されて
もかまわないが、本発明の作業性を考慮すれば粉体塗料
の形で塗布されることが好ましい。
【0089】また、本発明の塗装物は種々の用途に用い
られ、土木建築資材、電気通信機器、車両、道路資材、
水道およびガス資材、金属製品、家庭用品、機械、工
具、計器、医療、保安器具、農業資材、船舶、スポーツ
レジャー用品など例えば「粉体塗装技術要覧」日本粉体
塗装工業協会編(1994)、169〜173頁に記載
された用途が例示されるが、これらに限られるものでは
ない。
【0090】
【実施例】つぎに、本発明を実施例に基づいてさらに具
体的に説明するが、本発明はこれらのみに限定されるも
のではない。
【0091】合成例1 内容量1リットルの攪拌機付耐圧反応容器に、脱イオン
水250mlを入れ、チッ素圧入、脱気を繰返し、溶存
酸素を除去したのち、クロロフルオロエタン(HCFC
−141b)196gとパーフルオロブテン酸(PFB
A)13.8gを順次仕込んだ。VdF/TFEの78
/22モル%比の混合モノマーにより、45℃で10k
g/cm2まで加圧した。つぎに、酢酸エチル(EtO
Ac)4.9g、ジイソプロピルパーオキシカーボネー
ト(IPP)のテトラフルオロプロパノール40%溶液
2.5gを仕込み、槽内圧力が10kg/cm2で一定
となるように前記混合モノマーを連続供給し、5.6時
間反応を行なったのち、槽内を常温、常圧に戻し、反応
の終了とした。えられた固形分を洗浄脱水後、80℃で
真空乾燥しカルボキシル基含有VdF系重合体75gを
えた。このVdF系重合体の融点、ガラス転移温度(T
g)、数平均分子量(Mn)を以下に示す方法で測定し
た。
【0092】融点、ガラス転移点:Thermal analysis S
ystem(パーキンエルマー社製)を用いて、10mgの
VdF系重合体を−25〜200℃の温度範囲で昇温ス
ピード10℃/分で熱収支を測定し、ピークトップを融
点とした。また、ガラス転移温度(Tg)は2つの変極
点として検知されるので、中点法で求めた。
【0093】数平均分子量:VdF系共重合体の0.5
重量%THF溶液を、キャリアー(THF)の流量を
1.0ml/minとし、カラムTSKgel G40
00XL(東ソー(株)製)を用いて、スチレン換算分
子量を求めた。
【0094】結果を表1に示す。
【0095】合成例2〜7および比較合成例1〜2 合成例1において、モノマー組成、酢酸エチル量、重合
時間を表1に示すように変えたこと以外は合成例1と同
様に重合を行ない、えられたVdF系重合体について、
合成例1と同様の測定を行なった。結果を表1に示す。
【0096】表1中の略号はつぎの化合物を示す。 VdF:フッ化ビニリデン TFE:テトラフルオロエチレン HFP:ヘキサフルオロプロピレン PFBA:パーフルオロブテン酸 VA:ビニル酢酸 UA:ウンデシレン酸 HBVE:ヒドロキシブチルビニルエーテル GVE:グリシジルビニルエーテル AGE:アリルグリシジルエーテル
【0097】
【表1】
【0098】比較合成例3 内容積1リットルの耐圧反応器に、t−ブタノール52
3g、シクロヘキシルビニルエーテル53g、イソブチ
ルビニルエーテル30g、ヒドロキシブチルビニルエー
テル83g、炭酸カリウム3.3gおよびアゾビスイソ
ブチロニトリルを0.23g仕込み、液体チッ素により
固化、脱気し、溶存酸素を除去する。こののちCTFE
167gを圧入し、昇温して65℃で10時間かけて反
応した。冷却後残留モノマーを留去し、溶液を回収、6
0℃で減圧下に分散媒を留去したのち、えられた樹脂を
マイクロハンマーミルで室温で粉砕しようとしたが溶
融、融着し粉末はえられなかった。
【0099】合成例8 攪拌翼、冷却管、温度計を備えた内容量1リットルの四
つ口フラスコに、メタノール300ml、アクリル酸
(AAc)60g、n−ラウリルメルカプタン1.2g
を添加し、チッ素気流下において温浴中で60℃に達し
たところで、IPPのトルエン40%水溶液2.5ml
を添加すると発熱し、メタノールの還流が始まるので、
続いてメタクリル酸メチル(MMA)140gと連鎖移
動剤としてのnラウリルメルカプタン2.8gの混合物
を1時間かけて滴下した。重合の進行と共に重合生成物
が白色の粒子状で析出してきた。反応開始2時間後に反
応系を冷却し、内容物を水中に分散して水性分散液をえ
た。えられた水性分散液から固形分をガラスフィルター
で濾過して回収し、洗浄脱水後、80℃で真空乾燥しM
MA系重合体(白色のパウダー)192gをえた。
【0100】えられたMMA系共重合体のガラス転移温
度(Tg)、数平均分子量(Mn)を前記の方法で測定
した。
【0101】結果を表2に示す。
【0102】合成例9〜11 合成例8においてモノマー組成を表2に示すように変え
たほかは合成例8と同様にしてMMA系重合体をえた。
ガラス転移温度および数平均分子量を表2に示す。
【0103】表2中の略号はつぎの単量体を示す。 MMA:メタクリル酸メチル EA:アクリル酸エチル t−BMA:メタクリル酸t−ブチル AAc:アクリル酸 HEMA:メタクリル酸2−ヒドロキシエチル GMA:メタクリル酸グリシジル
【0104】
【表2】
【0105】実施例1 合成例1で合成した架橋性官能基含有VdF系重合体6
0gと合成例5で合成したMMA系重合体40gをブス
コニーダー(ブス社製)により160℃で5分間溶融混
練し、シート状に押し出したのちペレット化し、複合樹
脂ペレットをえた。この複合樹脂ペレットの130℃、
2.1kg荷重でのMFRを測定したところ、42.3
g/10分であった。
【0106】つぎに、前記複合樹脂ペレットをマイクロ
ハンマーミル(IKA社製)により室温(20℃)にて
5分間粉砕し、粉砕の作業性を調べた。評価はえられた
粉体について、つぎの基準で行なう。 A:200メッシュパスの粉体が80重量%以上 B:200メッシュパスの粉体が50重量%以上、80
重量%未満 C:200メッシュパスの粉体が50重量%未満
【0107】さらに、複合樹脂と硬化剤との相溶性を調
べるため、合成例1の架橋性官能基含有VdF系重合体
60gと合成例5のMMA系重合体40gに硬化剤とし
てトリグリシジルイソシアヌレート(TGIC。ローム
&ハース社製)、ブロック化イソシアネート(B−NC
O。ヒュルス社製のベスタゴンB1530)またはドデシル
二酸(DDA。和光純薬工業(株)製)をいずれも5g
ヘンシェルミキサー((株)三井三池製作所製のFM7
5)により25℃で15分間ドライブレンドしたのちブ
スコニーダーにより100℃で15秒間溶融混練し、シ
ート状に押し出したのちペレット化した。硬化剤の相溶
性はつぎの方法で評価した。
【0108】(評価方法)えられたペレットをヒートプ
レスにて200℃で厚さ1mmのシート形状にして、シ
ートの630nmの光の透過率を測定し透明性から硬化
剤相溶性を以下のように評価した。 A:透過率80%以上、相溶性良好 B:透過率50%以上で80%未満、相溶性中程度 C:透過率50%未満、相溶性なし
【0109】実施例2〜8および比較例1〜4 表3に示す合成例のVdF系重合体およびMMA系重合
体を用いたほかは実施例1と同様にして、MFR、粉砕
作業性および硬化剤相溶性を調べた。結果を表3に示
す。
【0110】
【表3】
【0111】実施例6 合成例1でえた架橋性官能基含有VdF系重合体60
g、合成例5でえたMMA系重合体40g、トリグリシ
ジルイソシアヌレート(TGIC)3g、酸化チタン1
5g、流動性調整剤(モダフロー。モンサント社製)
0.5gおよびベンゾイン0.5gをヘンシェルミキサ
ーにより25℃で15分間ドライブレンドし、均一な混
合物をえた。この混合物をブスコニーダーで100℃に
て1分間溶融混練し、シート状に押し出したのちペレッ
ト化した。このペレット20gをマイクロハンマーミル
で室温(約20℃)にて5分間粉砕し、えられた粉体を
200メッシュのスクリーンを通して分級し、平均粒径
50μmの粉体塗料組成物をえた。
【0112】実施例10〜17および比較例5 表4に示すようにVdF系重合体、MMA系重合体およ
び硬化剤を変えたほかは実施例9と同様にして粉体塗料
組成物をえた。
【0113】
【表4】
【0114】実施例18〜26および比較例6 表5に示す粉体塗料組成物を0.3mm厚のJIS20
03 A714化成処理アルミニウム板上にコロナ式粉
体塗装ガン(小野田セメント(株)製のGX3300)
を用い印加電圧60kVで塗装し、直ちに180℃にて
20分間焼き付け、塗装物をえた。
【0115】えられた塗装物について、つぎの特性を調
べた。結果を表5に示す。
【0116】(塗膜の膜厚)渦電流式膜厚計EL10D
((株)サンコウ電子研究所製)を用いて測定する。
【0117】(塗膜外観)蛍光灯を塗装物に写して見たと
き、塗膜表面に映る蛍光灯の形を目視で評価する。 A:ゆがみがない。
【0118】 B:若干ゆがみがある。
【0119】 C:大きくゆがんでいる。
【0120】(光沢)JIS K 5400−6.7に
従って60°鏡面光沢度を調べる。
【0121】(鉛筆硬度)JIS K 5400 に従
って鉛筆硬度を調べる。
【0122】(耐衝撃性)AAMA605に従い落球試
験を行なった後のテープ剥離試験を行い、つぎの基準で
評価した。 ○:塗膜に割れ、剥れが認められない。 ×:塗膜に割れまたは剥れが認められる。
【0123】(可撓性)AAMA605に従ったベンデ
ィング試験で行なう。
【0124】(密着性)AAMA605に従ったコバン
目試験で調べる。
【0125】(耐沸騰水性)AAMA605に従った沸
騰水浸漬試験を行ったあとの密着性を調べる。
【0126】(耐汚染性)塗装板に油性インク(赤)を
塗布し、室温で24時間放置後、エタノールを浸み込ま
せた布により拭き取り、試験前後の色差ΔEにより以下
のように評価した。 A:ΔEが1未満 B:ΔEが1以上5未満 C:ΔEが5以上
【0127】(耐候性)促進耐候性試験機(サンシャイ
ンウェザオメーター)を用い、2000時間経過後の光
沢保持率を調べる。
【0128】
【表5】
【0129】
【発明の効果】室温で粉砕できかつ各種の効果剤とも相
溶性に優れた複合樹脂を用いる本発明の熱硬化性粉体塗
料組成物によれば、粉体塗料の製造が容易になり、しか
も塗膜物性に優れた塗装物を与えることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09D 163/00 C09D 163/00 163/06 163/06 175/04 175/04 (72)発明者 岩切 龍治 大阪府摂津市西一津屋1番1号 ダイキン 工業株式会社淀川製作所内 (72)発明者 長門 大 大阪府摂津市西一津屋1番1号 ダイキン 工業株式会社淀川製作所内 (72)発明者 深川 亮一 大阪府摂津市西一津屋1番1号 ダイキン 工業株式会社淀川製作所内 (72)発明者 永井 剛 大阪府摂津市西一津屋1番1号 ダイキン 工業株式会社淀川製作所内 Fターム(参考) 4D075 CA47 DB02 EA02 EB17 EB22 EB45 EB53 EB57 4J038 CD112 CG141 CH031 CH041 CH071 CJ011 CJ031 CJ131 GA03 GA06 GA07 GA09 GA13 GA15 JA07 JA39 JA42 JB12 JB18 JC30 KA03 MA13 MA14 NA11 NA23 PA02 PA19 PC02

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 架橋性官能基を有するフッ化ビニリデン
    系重合体とメタクリル酸メチル系重合体とからなる13
    0℃にて2.1kg荷重で測定したメルトフローレート
    が1〜1000g/10分である複合樹脂の粉末を含む
    熱硬化性粉体塗料組成物。
  2. 【請求項2】 前記複合樹脂粉末が、室温で粉砕された
    平均粒径1〜100μmの粉末である請求項1記載の熱
    硬化性粉体塗料組成物。
  3. 【請求項3】 前記メタクリル酸メチル系重合体が架橋
    性官能基をもつ請求項1または2に記載の熱硬化性粉体
    塗料組成物。
  4. 【請求項4】 硬化剤を含む請求項1〜3のいずれかに
    記載の熱硬化性粉体塗料組成物。
  5. 【請求項5】 架橋性官能基がカルボキシル基、水酸基
    またはエポキシ基の中から選ばれるうちの1種以上であ
    り、硬化剤がそれぞれの該架橋性官能基と反応性を有す
    る反応部位をもつ構造を有する請求項4記載の熱硬化性
    粉体塗料組成物。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の熱硬化
    性粉体塗料組成物を基材に塗装後、焼付け硬化させてえ
    られる塗装物。
  7. 【請求項7】 基材が電気伝導性を有することを特徴と
    する請求項6記載の塗装物。
JP10266549A 1998-04-30 1998-09-21 熱硬化性粉体塗料組成物 Pending JP2000017197A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10266549A JP2000017197A (ja) 1998-04-30 1998-09-21 熱硬化性粉体塗料組成物
US09/674,314 US6506843B1 (en) 1998-04-30 1999-04-23 Thermosetting powder coating composition
AU35358/99A AU3535899A (en) 1998-04-30 1999-04-23 Thermosetting powder coating composition
PCT/JP1999/002185 WO1999057209A1 (fr) 1998-04-30 1999-04-23 Composition de revetement a base de poudre thermodurcissable
EP99917139A EP1078961A4 (en) 1998-04-30 1999-04-23 HEAT-CURABLE POWDER VARNISH COMPOSITION

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12145898 1998-04-30
JP10-121458 1998-04-30
JP10266549A JP2000017197A (ja) 1998-04-30 1998-09-21 熱硬化性粉体塗料組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000017197A true JP2000017197A (ja) 2000-01-18

Family

ID=26458817

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10266549A Pending JP2000017197A (ja) 1998-04-30 1998-09-21 熱硬化性粉体塗料組成物

Country Status (5)

Country Link
US (1) US6506843B1 (ja)
EP (1) EP1078961A4 (ja)
JP (1) JP2000017197A (ja)
AU (1) AU3535899A (ja)
WO (1) WO1999057209A1 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003105270A (ja) * 2001-09-28 2003-04-09 Asahi Glass Co Ltd 硬化性官能基を有する含フッ素樹脂粉体塗料組成物の製造方法
JP2008530301A (ja) * 2005-02-24 2008-08-07 ピーピージー インダストリーズ オハイオ, インコーポレイテッド フルオロポリマー粉末コーティングを調製するための方法
JP5572948B2 (ja) * 2007-07-10 2014-08-20 三菱レイヨン株式会社 粉体塗料用熱流動性調整剤とその製造方法、及び粉体塗料
JP2016056332A (ja) * 2014-09-12 2016-04-21 富士ゼロックス株式会社 熱硬化性粉体塗料、塗装品、及び塗装品の製造方法
JP2016180110A (ja) * 2016-05-30 2016-10-13 富士ゼロックス株式会社 熱硬化性粉体塗料、塗装品、及び塗装品の製造方法
WO2018008421A1 (ja) * 2016-07-08 2018-01-11 ダイキン工業株式会社 粉体塗料、塗膜及び被覆物品

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE69925167T2 (de) * 1999-10-04 2006-02-16 Daikin Industries, Ltd. Hochwitterungsbeständige pulverlackzusammensetzung
DE19958485A1 (de) * 1999-12-04 2001-06-21 Dupont Performance Coatings Antistatische Pulverlackzusammensetzungen und ihre Verwendung
US7745530B2 (en) * 2001-06-28 2010-06-29 Daikin Industries, Ltd. Aqueous emulsion resin compositions
ES2314921T3 (es) 2005-05-06 2009-03-16 Akzo Nobel Coatings International Bv Capa base de revestimiento en polvo.
JP2009051876A (ja) * 2007-08-23 2009-03-12 Three M Innovative Properties Co コーティング組成物及びそれを使用した物品
CA2679022A1 (en) * 2008-10-31 2010-04-30 Rohm And Haas Company Blocking and stain resistant surface treated articles and methods for making
US8642159B2 (en) * 2010-05-14 2014-02-04 Mitsubishi Rayon Co., Ltd. Film and method of manufacturing the same, laminated film or sheet, and laminated body
CN107236379A (zh) * 2014-07-01 2017-10-10 旭硝子株式会社 粉体涂料用组合物、粉体涂料和涂装物品

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1243275A (en) * 1968-06-11 1971-08-18 Diamond Shamrock Corp Improvements in or relating to polymer dispersions
JPS5818951B2 (ja) 1976-05-06 1983-04-15 日本原子力研究所 熱硬化性粉体塗料の湿式製造方法
JPS6067517A (ja) * 1983-09-21 1985-04-17 Daikin Ind Ltd 含フッ素共重合体
JPH0395276A (ja) 1989-06-26 1991-04-19 Nippon Oil & Fats Co Ltd 熱硬化性粉体塗料組成物
JPH04325509A (ja) 1991-04-25 1992-11-13 Japan Synthetic Rubber Co Ltd フッ素系重合体の水性分散体
JP3239458B2 (ja) * 1991-10-11 2001-12-17 日本油脂株式会社 熱硬化性粉体塗料組成物
GB9125894D0 (en) * 1991-12-05 1992-02-05 Evode Ind Coatings Ltd Fluoropolymer-containing powders
JP3147489B2 (ja) 1992-04-22 2001-03-19 ジェイエスアール株式会社 重合体粒子の水性分散体
JP3075634B2 (ja) 1992-06-19 2000-08-14 セントラル硝子株式会社 コーティング用組成物
JPH0625595A (ja) 1992-07-08 1994-02-01 Central Glass Co Ltd コーティング用組成物
GB9214900D0 (en) 1992-07-14 1992-08-26 Ici Plc Use of granular polymer composition in powder coating
GB2277095B (en) * 1992-09-24 1997-04-16 Kansai Paint Co Ltd Topcoating composition and film-forming process by use of the same
JPH06172456A (ja) 1992-12-09 1994-06-21 Nippon Oil & Fats Co Ltd 親水性硬化樹脂組成物
JPH06299115A (ja) 1993-04-20 1994-10-25 Nippon Oil & Fats Co Ltd 上塗塗料及びそれを用いた塗装金属板の塗膜形成方法
JP3489690B2 (ja) * 1993-05-25 2004-01-26 日本油脂Basfコーティングス株式会社 熱硬化性粉体塗料組成物
JPH0770508A (ja) 1993-06-30 1995-03-14 Japan Synthetic Rubber Co Ltd フッ素塗料用組成物
JP3175477B2 (ja) * 1994-03-30 2001-06-11 ジェイエスアール株式会社 水性フッ素樹脂組成物
JP3941128B2 (ja) * 1995-12-18 2007-07-04 ダイキン工業株式会社 粉体塗料用組成物

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003105270A (ja) * 2001-09-28 2003-04-09 Asahi Glass Co Ltd 硬化性官能基を有する含フッ素樹脂粉体塗料組成物の製造方法
JP2008530301A (ja) * 2005-02-24 2008-08-07 ピーピージー インダストリーズ オハイオ, インコーポレイテッド フルオロポリマー粉末コーティングを調製するための方法
JP4802198B2 (ja) * 2005-02-24 2011-10-26 ピーピージー インダストリーズ オハイオ,インコーポレイテッド フルオロポリマー粉末コーティングを調製するための方法
JP5572948B2 (ja) * 2007-07-10 2014-08-20 三菱レイヨン株式会社 粉体塗料用熱流動性調整剤とその製造方法、及び粉体塗料
JP2016056332A (ja) * 2014-09-12 2016-04-21 富士ゼロックス株式会社 熱硬化性粉体塗料、塗装品、及び塗装品の製造方法
US9382430B2 (en) 2014-09-12 2016-07-05 Fuji Xerox Co., Ltd. Thermosetting powder coating material and coated product
JP2016180110A (ja) * 2016-05-30 2016-10-13 富士ゼロックス株式会社 熱硬化性粉体塗料、塗装品、及び塗装品の製造方法
WO2018008421A1 (ja) * 2016-07-08 2018-01-11 ダイキン工業株式会社 粉体塗料、塗膜及び被覆物品

Also Published As

Publication number Publication date
EP1078961A4 (en) 2001-11-28
US6506843B1 (en) 2003-01-14
AU3535899A (en) 1999-11-23
WO1999057209A1 (fr) 1999-11-11
EP1078961A1 (en) 2001-02-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3239458B2 (ja) 熱硬化性粉体塗料組成物
JP2000017197A (ja) 熱硬化性粉体塗料組成物
US10655022B2 (en) Powder coating material, method for producing powder coating material, and coated article
EP1219686B1 (en) Highly weathering-resistant powder coating composition
US6743842B1 (en) Fluorine-containing resin powder coating composition
US11708496B2 (en) Method of producing powder coating material
JPH06104792B2 (ja) 熱硬化性粉体塗料組成物
JP3489690B2 (ja) 熱硬化性粉体塗料組成物
JP2000026767A (ja) 熱硬化性粉体塗料組成物
JPH0395276A (ja) 熱硬化性粉体塗料組成物
WO2002100956A1 (fr) Composition de revetement en poudre thermodurcissable
JP2003105266A (ja) 粉体塗料及び塗膜形成方法
JP2000319586A (ja) 熱硬化性粉体塗料組成物
JP2000154219A (ja) 粉体塗料
JP4296765B2 (ja) 含フッ素粉体塗料組成物
JP4292773B2 (ja) フッ素樹脂系艶消し塗料組成物
JP2003082295A (ja) 粉体塗料及び塗膜形成方法
JPH044080A (ja) 塗膜の製造方法
JP2003096378A (ja) フッ素樹脂粉体塗料組成物および塗装物品
CN115996964A (zh) 粉末涂料用多段共聚物及其制造方法、粉末涂料组合物
JP2003096379A (ja) フッ素樹脂粉体塗料組成物および塗装物品
JP2003096380A (ja) フッ素樹脂粉体塗料組成物および塗装物品

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050726

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081021

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090310