JP2000012630A - ワークの熱圧着装置および熱圧着方法 - Google Patents

ワークの熱圧着装置および熱圧着方法

Info

Publication number
JP2000012630A
JP2000012630A JP18010398A JP18010398A JP2000012630A JP 2000012630 A JP2000012630 A JP 2000012630A JP 18010398 A JP18010398 A JP 18010398A JP 18010398 A JP18010398 A JP 18010398A JP 2000012630 A JP2000012630 A JP 2000012630A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
work
thermocompression bonding
porous member
inert gas
thermocompression
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP18010398A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3454154B2 (ja
Inventor
Kenichi Otake
健一 大竹
隆二 ▲濱▼田
Ryuji Hamada
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP18010398A priority Critical patent/JP3454154B2/ja
Publication of JP2000012630A publication Critical patent/JP2000012630A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3454154B2 publication Critical patent/JP3454154B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L24/00Arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies; Methods or apparatus related thereto
    • H01L24/74Apparatus for manufacturing arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies
    • H01L24/75Apparatus for connecting with bump connectors or layer connectors

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)
  • Wire Bonding (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 接合部の周囲に安定した均一な低酸素雰囲気
を形成することができ、接合品質を安定させることがで
きるワークの熱圧着装置および熱圧着方法を提供するこ
とを目的とする。 【解決手段】 昇降ブロック7の下面とセラミックヒー
タ13との間に通気性を有する多孔質部材12を介在さ
せ、セラミックヒータ13に接触して設けられた熱圧着
ツール14により電子部品10を基板4に対して押圧し
て半田接合により熱圧着する。半田接合時には多孔質部
材12へ不活性ガスを供給し、多孔質部材12の側面よ
り流出した不活性ガスをカバー部材9によって電子部品
10と基板4の接合部周辺に導く。これにより、半田接
合部の周囲に安定して均一な低酸素雰囲気を形成して、
良好な半田接合を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワーク相互を熱圧
着するワークの熱圧着装置および熱圧着方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】電子部品や基板などのワークを相互に接
合する方法として、熱圧着が知られている。この方法
は、電子部品を基板に対して所定の荷重で押圧しながら
電子部品や基板を加熱することにより接合部を熱圧着す
るものである。この熱圧着の過程において、表面が酸化
することによる接合性の低下を防止するため、種々の手
段が用いられる。この手段の1つとして、不活性ガスを
用いる方法が知られている。この方法は、接合部の周囲
に窒素ガスなどの不活性ガスを供給して、接合部周囲を
不活性ガスで充満させることにより低酸素雰囲気を形成
し、電極等の接合部が大気中の酸素と接触しないように
するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来のワ
ークの熱圧着装置では、熱圧着ツールの周囲を単純にカ
バー部材で囲閉し、この内部に管などで窒素ガスを導い
て放出するのみであったため、放出された窒素ガスはカ
バー部材内部に留まることなく外部に流出してしまい、
接合部の周囲に安定して均等に窒素ガスを充満させるこ
とが難しく、このため低酸素雰囲気が安定して形成され
ず、結果として接合品質が安定しないという問題点があ
った。
【0004】そこで本発明は、接合部の周囲に安定した
均一な低酸素雰囲気を形成することができ、接合品質を
安定させることができるワークの熱圧着装置および熱圧
着方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のワークの
熱圧着装置は、第1のワークに対して進退する昇降ブロ
ックと、この昇降ブロックの下面に装着された通気性を
有する多孔質部材と、この多孔質部材の前記昇降ブロッ
クの反対側の面に取り付けられた発熱手段と、この発熱
手段に接触して取り付けられ第2のワークに当接して押
圧する熱圧着ツールと、多孔質部材へ不活性ガスを供給
するガス供給手段と、前記多孔質部材の側面より流出し
た不活性ガスを第1のワークおよび第2のワーク側へ導
くカバー部材とを備えた。
【0006】請求項2記載のワークの熱圧着装置は、第
1のワークの保持部が載置されたステージと、このステ
ージに装着された通気性を有する多孔質部材と、第1の
ワークを保持する保持部材と、前記多孔質部材へ不活性
ガスを供給するガス供給手段と、前記多孔質部材の側面
より流出した不活性ガスを第1のワークおよび第2のワ
ーク側へ導くカバー部材とを備えた。
【0007】請求項3記載のワークの熱圧着装置は、請
求項1または請求項2記載の熱圧着装置であって、前記
ガス供給手段は、エア供給源と、窒素ガス供給源および
これらのガスの種類を切り換えるガス切換手段とを備え
た。
【0008】請求項4記載のワークの熱圧着方法は、ワ
ークを加熱しながら被接合面に対して押圧することによ
り熱圧着する熱圧着方法であって、多孔質部材の内部へ
不活性ガスを供給し、前記多孔質部材から流出する不活
性ガスによってワークと被接合部の周囲を低酸素雰囲気
とし、この低酸素雰囲気中で熱圧着を行うようにした。
【0009】各請求項記載の発明によれば、多孔質部材
を介して不活性ガスを熱圧着対象のワークの周囲に設け
られたカバー部材内に放散することにより、半田接合部
の周囲に安定して均一な低酸素雰囲気を形成することが
できる。
【0010】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面を
参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態のワー
クの熱圧着装置の正面図、図2(a),(b)は同ワー
クの熱圧着装置の熱圧着ヘッドの断面図、図3(a),
(b),(c)は同ワークの熱圧着装置の熱圧着ヘッド
の平面図、図4は同ワークの熱圧着装置の熱圧着ステー
ジの断面図である。
【0011】まず図1を参照してワークの熱圧着装置の
構造を説明する。図1において、可動テーブル1上には
ステージ2が設けられている。ステージ2には第1のワ
ークである基板4の保持部3が載置されている。保持部
3の周囲にはカバー部材5が配設されている。可動テー
ブル1を駆動することにより、保持部3に保持された基
板4は水平移動する。
【0012】可動テーブル1の上方には、Z軸テーブル
6が配設されており、Z軸テーブル6には昇降ブロック
7が結合されている。昇降ブロック7の下端部には熱圧
着ヘッド8が装着されている。熱圧着ヘッド8の下面に
は、第2のワークである電子部品10が真空吸着されて
おり、熱圧着ヘッド8の周囲はカバー部材9で囲まれて
いる。Z軸テーブル6を駆動することにより、昇降ブロ
ック7は基板4に対し昇降し、熱圧着ヘッド8に真空吸
着された電子部品10は、保持部3上の基板4に対して
下降する。そして、電子部品10を基板4に対して所定
の荷重で押圧しながら電子部品10および基板4を加熱
することにより、電子部品10の半田バンプ10aは基
板4の電極4aに熱圧着により半田接合される。
【0013】次に図2、図3を参照して熱圧着ヘッド8
の構造を説明する。図2(a)は、熱圧着ヘッド8の中
心を幅方向に横断する垂直断面を示しており、また図2
(b)は図2(a)の断面に直交する垂直断面を示すも
のである。図2(a)において、昇降ブロック7の下面
には、断熱材よりなるスペーサ11を介して、多孔質部
材12および発熱手段であるセラミックヒータ13が、
重ね合わされた状態でボルト15により固着されている
(図3(a)に示すボルト15、およびボルト孔30参
照)。多孔質部材12は、セラミック焼結体など、微細
な気孔を無数に有する材質よりなる。セラミックヒータ
13は、供給される電流にほぼ比例した熱を発生するも
のであり、制御手段(図示せず)より設定された加熱パ
ターンに従って供給される電流によって昇温・降温を繰
り返す。
【0014】セラミックヒータ13の下面に接触して、
保持部材である熱圧着ツール14が着脱自在に装着され
ている。多孔質部材12およびセラミックヒータ13の
中央部にはそれぞれ孔部12a,13aが設けられ、ま
た熱圧着ツール14には吸着孔18が設けられている。
孔部12aの内部には、管部材16が挿入されており、
管部材16は2個のOリングよりなるシール部材19a
を介して昇降ブロック7に設けられた吸着孔17と連通
するとともに、孔部13aおよび吸着孔18と連通して
いる。
【0015】吸着孔17に接続された吸引手段としての
真空吸引部21を駆動して真空吸引を行うことにより、
吸引孔17、管部材16、孔部13aを介して吸着孔1
8から真空吸引し(矢印a参照)、電子部品10を真空
吸着して熱圧着ツール14の下面に保持する。したがっ
て、管部材16の内部孔は、多孔質部材12を貫通して
形成され、吸着孔18と連通する通気孔となっている。
またこのとき、管部材16の内部孔と多孔質部材12と
の間の通気は管部材16によって遮断されている。した
がって、管部材16は通気遮断手段となっている。21
aは真空吸引手段のON−0FFを切り換えるためのバ
ルブである。通気遮断手段としては、管部材16以外に
も、孔部12aの内壁を耐熱性の樹脂材料などで封止す
る方法などを用いてもよい。なお、本実施の形態では熱
圧着ツール14をセラミックヒータ13と別個に設けて
いるが、セラミックヒータ13に熱圧着ツール14を兼
務させ、一体物として製作してもよい。この場合には、
発熱手段であるセラミックヒータ13の下面が保持部に
相当する。
【0016】図2(a)において、昇降ブロック7に設
けられた給気孔20の下端は昇降ブロック7の下面の、
多孔質部材12との間の空間Sに開口している。給気孔
20にはガス切換手段である切換弁22を介して気体供
給手段であるエアー供給源23および窒素ガス供給源2
4が接続されている。切換弁22を介してエアーまたは
窒素ガスのいずれかを給気孔20に供給すると(矢印b
参照)、これらの気体は空間S内に充満した後に、多孔
質部材12の微細孔内に入り込む。そして多孔質部材1
2内を横方向に透過してカバー部材9で囲まれた隙間内
に放散され、矢印cで示すように下方に向って流出す
る。このとき、多孔質部材12内を透過する過程で、こ
れらの気体は多孔質部材12やセラミックヒータ13か
ら熱を奪い、多孔質部材12やセラミックヒータ13を
冷却するとともに、熱を吸収して気体自体の温度は上昇
する。
【0017】また、多孔質部材12内を通過する気体に
よってセラミックヒータ13が冷却されるので、セラミ
ックヒータ13の通電を停止または少なくするとセラミ
ックヒータ13の温度は応答性よく降温する。すなわ
ち、多孔質部材12にセラミックヒータ13を取り付
け、多孔質部材12に気体を通過させて冷却する構造と
することにより、従来では困難であった降温時の応答性
向上を実現することができる。
【0018】図3(a)は、図2(a)におけるB−B
断面、すなわち多孔質部材12の下面を示している。ま
た図2(a)は、図3(a)のA−A断面を示すもので
ある。図3(a)のD−D断面は図2(b)に示されて
いる。図2(b)において、多孔質部材12の孔部12
aの両側に設けられた孔部12b内には、管部材25が
挿入されている。管部材25はシール部材19bを介し
て吸引孔26と連通するとともに、セラミックヒータ1
3に設けられた孔部13bと連通している。孔部13b
は、図3(b)に示すようにセラミックヒータ13の下
面に設けられた溝部28に開口している。したがって、
熱圧着ツール14がセラミックヒータ13の下面に接触
した状態で、吸引孔26に接続された真空吸引部22を
駆動すると、熱圧着ツール14はセラミックヒータ13
の下面に真空吸着される。21bはバルブであって、バ
ルブ21bを閉じると熱圧着ツール14をセラミックヒ
ータ13から取り外すことができる。
【0019】図3(a),(b)に示すように、多孔質
部材12にはピン29が下方に向かって立設しており、
その下端部はセラミックヒータ13を貫通して熱圧着ツ
ール14の対角部に当接するようになっている。熱圧着
ツール14の対角端部をピン29に合わせることにより
熱圧着ツール14はセラミックヒータ13に対して位置
決めされる(図3(a)、(c)参照)。
【0020】次に、図4を参照して熱圧着ステージの構
造を説明する。この熱圧着ステージは、形状や寸法は異
なるものの、機能部品の構成に関しては上述の熱圧着ヘ
ッド8とほぼ同様のものである。すなわち、熱圧着ヘッ
ド8は電子部品10を保持・加熱するのに対し、熱圧着
ステージは電子部品10が実装される基板4を保持・加
熱するものである。図4において、ステージ2上には基
板4の保持部3が載置されており、ステージ2の上面に
は断熱材のスペーサ31を介して多孔質部材32および
発熱手段であるセラミックヒータ33が固着されてい
る。
【0021】セラミックヒータ33の上面に接触して、
基板4を保持する保持部材34が装着されている。セラ
ミックヒータ33および多孔質部材32の中央部には、
それぞれ孔部33a,32aが設けられ、また保持部材
34には吸着孔38が設けられている。孔部32aの内
部には、管部材36が挿入されており、管部材36はシ
ール部材19cを介してステージ2に設けられた吸引孔
37と連通するとともに、孔部33aおよび吸着孔38
と連通している。
【0022】吸引孔37に接続された吸引手段としての
真空吸引部21を駆動して真空吸引を行うことにより、
吸引孔37、管部材36、孔部33aを介して吸着孔3
8から真空吸引し、基板4を真空吸着して保持部材34
の上面に保持する。したがって、管部材36の内部孔
は、多孔質部材32を貫通して形成され、吸着孔38と
連通する通気孔となっている。またこのとき、管部材3
6の内部孔と多孔質部材32との間の通気は管部材36
によって遮断されており、管部材36は通気遮断手段と
なっている。21cは真空吸引のON−0FFを切り換
えるバルブである。
【0023】ステージ2に設けられた給気孔40の上端
は、ステージ2の上面の、多孔質部材32の空間S’に
開口している。給気孔40には、切換弁41を介して気
体供給手段であるエアー供給源23および窒素ガス供給
源24が接続されている。切換弁41を介してエアーま
たは窒素ガスのいずれかを給気孔40に供給すると、こ
れらの気体は空間S’内に充満した後に多孔質部材32
の微細孔内に入り込む。そして多孔質部材32内を横方
向に透過して、カバー部材5で囲まれた隙間内に放散さ
れ、矢印dで示すように上方に向って流出する。このと
き、多孔質部材32内を透過する過程で、これらの気体
は多孔質部材32から熱を奪い多孔質部材32を冷却す
るとともに、熱を奪うことにより気体の温度は上昇す
る。
【0024】このワークの熱圧着装置は上記のように構
成され、以下動作について説明する。まず図1におい
て、熱圧着ヘッド8により図外の電子部品の供給部から
電子部品10をピックアップするとともに、基板4を保
持部材3に載置する。このとき、真空吸引部21を駆動
することにより、電子部品10は熱圧着ツールに、基板
4は保持部材34にそれぞれ真空吸着されている。次に
可動テーブル1を駆動して基板4を水平移動させ、基板
4と電子部品10とを位置合せする。
【0025】次いでZ軸テーブル6を駆動して熱圧着ヘ
ッド8を下降させて電子部品10を基板4に当接させ、
電子部品10を所定荷重にて基板4に押圧する。この押
圧動作とともに、セラミックヒータ13,33に通電
し、発熱させてそれぞれ熱圧着ツール14、保持部材3
4を介して電子部品10および基板4を加熱する。これ
により、電子部品10と基板4の電極4aの接合部は加
熱パターンに従って昇温し、所定温度に到達することに
より半田バンプ10aが溶融して熱圧着による半田接合
が行われ、その後所定のパターンに従って冷却されて電
子部品10の基板4への熱圧着が完了する。
【0026】上記の熱圧着動作を反復する過程におい
て、セラミックヒータ13,33から発生する熱によっ
て多孔質部材12,32の温度は次第に上昇する。そこ
で多孔質部材12,32の温度上昇を防止し、この熱が
昇降ブロック7やステージ2に伝わってこれらの部材が
熱変形を生じることのないように、切換弁22,41を
エアー供給源23に切換えて給気孔20,40より空間
S,S’内にエアーを供給する。これによりエアーが多
孔質部材12,32を透過し、多孔質部材12,32は
冷却される。
【0027】また、電子部品10が基板4に当接した
後、温度が上昇して半田が溶融し接合部の半田接合が行
われる過程では、切換弁22,41を窒素ガス供給源2
4に切換えて給気孔20,40を介して窒素ガスを多孔
質部材12,32から放散させる。これにより、窒素ガ
スはカバー部材9,5の内部に充満し、電子部品10と
基板4の半田接合部周囲に低酸素雰囲気が形成され、良
好な半田接合が行われる。このとき、多孔質部材12,
32から放散される窒素ガスは多孔質部材12,32中
の微細孔を介して多孔質部材12,32の全周囲からカ
バー9,5内部の全範囲にわたって均一に放出されるた
め、部分的な不均一を生じることなく安定した低酸素雰
囲気を形成する。これにより、半田接合に際し接合部は
酸素から遮断され、良好な半田接合が行われる。
【0028】カバー部材5,9は側面のみに配設されて
いるため、熱圧着ヘッド8の下面およびステージ2の上
面はカバーがなく開放されており、段取り替え作業や保
守作業を行う際の作業性に優れている。また、多孔質部
材12,32を透過する際に窒素ガスは加熱され温度が
上昇するので、電子部品10や基板4は高温の窒素ガス
によって囲まれることとなり、半田接合時の加熱効率を
向上させることができる。このように、多孔質部材1
2,32に供給する気体の種類を切り換え可能とし、半
田接合時のみに窒素ガスを供給しそれ以外の単なる冷却
用にはエアを供給することにより、高価な窒素ガスの消
費量を削減して、コスト低減を図ることができる。
【0029】なお、本実施の形態では、熱圧着装置に前
記構成の熱圧着ヘッドおよび熱圧着ステージの双方を備
えた例を説明したが、本発明は必ずしも双方を備える熱
圧着装置に限定されるものではなく、いずれか一方のみ
を備えたものであってもよい。また、熱圧着の種類とし
て、半田接合の例を説明しているが、異方性導電材を用
いて接合する方法や、金属電極同士を接合する方法であ
っても良い。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、多孔質部材を介して不
活性ガスを熱圧着対象のワークの周囲に設けられたカバ
ー内に放散することにより、熱圧着部の周囲に安定して
均一な低酸素雰囲気を形成することができ、従って良好
な熱圧着を行うことができる。また、多孔質部材に供給
する気体の種類を切り換え可能として、熱圧着時のみ不
活性ガスを供給することにより、高価な不活性ガスの消
費量を削減してコスト低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のワークの熱圧着装置の
正面図
【図2】(a)本発明の一実施の形態のワークの熱圧着
装置の熱圧着ヘッドの断面図 (b)本発明の一実施の形態のワークの熱圧着装置の熱
圧着ヘッドの断面図
【図3】(a)本発明の一実施の形態のワークの熱圧着
装置の熱圧着ヘッドの平面図 (b)本発明の一実施の形態のワークの熱圧着装置の熱
圧着ヘッドの平面図 (c)本発明の一実施の形態のワークの熱圧着装置の熱
圧着ヘッドの平面図
【図4】本発明の一実施の形態のワークの熱圧着装置の
熱圧着ステージの断面図
【符号の説明】
2 ステージ 3 保持部 4 基板 5、9 カバー部材 7 昇降ブロック 8 熱圧着ヘッド 12,32 多孔質部材 13,33 セラミックヒータ 14 熱圧着ツール 16、36 管部材 21 真空吸引部 22,41 切換弁 23 エア供給源 24 窒素ガス供給源

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1のワークに対して進退する昇降ブロッ
    クと、この昇降ブロックの下面に装着された通気性を有
    する多孔質部材と、この多孔質部材の前記昇降ブロック
    の反対側の面に取り付けられた発熱手段と、この発熱手
    段に接触して取り付けられ第2のワークに当接して押圧
    する熱圧着ツールと、多孔質部材へ不活性ガスを供給す
    るガス供給手段と、前記多孔質部材の側面より流出した
    不活性ガスを第1のワークおよび第2のワーク側へ導く
    カバー部材とを備えたことを特徴とするワークの熱圧着
    装置。
  2. 【請求項2】第1のワークの保持部が載置されたステー
    ジと、このステージに装着された通気性を有する多孔質
    部材と、第1のワークを保持する保持部材と、前記多孔
    質部材へ不活性ガスを供給するガス供給手段と、前記多
    孔質部材の側面より流出した不活性ガスを第1のワーク
    および第2のワーク側へ導くカバー部材とを備えたこと
    を特徴とするワークの熱圧着装置。
  3. 【請求項3】前記ガス供給手段は、エア供給源と、窒素
    ガス供給源およびこれらのガスの種類を切り換えるガス
    切換手段とを備えたことを特徴とする請求項1または請
    求項2記載のワークの熱圧着装置。
  4. 【請求項4】第1のワークおよびまたは第2のワークを
    加熱しながら第2のワークの接合部を第1のワークの被
    接合面に対して押圧することにより、第2のワークの接
    合部を第2のワークに熱圧着する熱圧着方法であって、
    第2のワークの接合部およびまたは第1のワークの被接
    合部に近接して配設された多孔質部材へ不活性ガスを供
    給し、前記多孔質部材から流出する前記不活性ガスによ
    って前記接合部および被接合部の周囲を低酸素雰囲気と
    し、この低酸素雰囲気中で熱圧着を行うことを特徴とす
    るワークの熱圧着方法。
JP18010398A 1998-06-26 1998-06-26 ワークの熱圧着装置および熱圧着方法 Expired - Fee Related JP3454154B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18010398A JP3454154B2 (ja) 1998-06-26 1998-06-26 ワークの熱圧着装置および熱圧着方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18010398A JP3454154B2 (ja) 1998-06-26 1998-06-26 ワークの熱圧着装置および熱圧着方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000012630A true JP2000012630A (ja) 2000-01-14
JP3454154B2 JP3454154B2 (ja) 2003-10-06

Family

ID=16077488

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18010398A Expired - Fee Related JP3454154B2 (ja) 1998-06-26 1998-06-26 ワークの熱圧着装置および熱圧着方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3454154B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006098426A1 (ja) * 2005-03-17 2006-09-21 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 電子部品の実装方法及び電子部品実装装置
JP2007311679A (ja) * 2006-05-22 2007-11-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電子部品の熱圧着装置
JP2010004043A (ja) * 2008-06-18 2010-01-07 S E T メタルボンディングパッドを有する構成要素組み立て装置
WO2012165313A1 (ja) * 2011-05-27 2012-12-06 東レエンジニアリング株式会社 実装方法および実装装置
US8434670B2 (en) * 2008-06-26 2013-05-07 Fujitsu Limited Repair apparatus and repair method
CH707480A1 (de) * 2013-01-21 2014-07-31 Besi Switzerland Ag Bondkopf mit einem heiz- und kühlbaren Saugorgan.
KR20220077206A (ko) * 2020-11-30 2022-06-09 세메스 주식회사 히터 조립체 및 이를 포함하는 본딩 헤드

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101894774B (zh) * 2005-03-17 2012-02-15 松下电器产业株式会社 电子部件安装方法和电子部件安装装置
JPWO2006098426A1 (ja) * 2005-03-17 2008-08-28 松下電器産業株式会社 電子部品の実装方法及び電子部品実装装置
WO2006098426A1 (ja) * 2005-03-17 2006-09-21 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 電子部品の実装方法及び電子部品実装装置
US7752749B2 (en) 2005-03-17 2010-07-13 Panasonic Corporation Electronic component mounting method and electronic component mounting device
JP4696110B2 (ja) * 2005-03-17 2011-06-08 パナソニック株式会社 電子部品の実装方法及び電子部品実装装置
JP2007311679A (ja) * 2006-05-22 2007-11-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電子部品の熱圧着装置
JP4631796B2 (ja) * 2006-05-22 2011-02-16 パナソニック株式会社 電子部品の熱圧着装置
JP2010004043A (ja) * 2008-06-18 2010-01-07 S E T メタルボンディングパッドを有する構成要素組み立て装置
US8434670B2 (en) * 2008-06-26 2013-05-07 Fujitsu Limited Repair apparatus and repair method
WO2012165313A1 (ja) * 2011-05-27 2012-12-06 東レエンジニアリング株式会社 実装方法および実装装置
JPWO2012165313A1 (ja) * 2011-05-27 2015-02-23 東レエンジニアリング株式会社 実装方法および実装装置
CH707480A1 (de) * 2013-01-21 2014-07-31 Besi Switzerland Ag Bondkopf mit einem heiz- und kühlbaren Saugorgan.
US8925608B2 (en) 2013-01-21 2015-01-06 Besi Switzerland Ag Bonding head with a heatable and coolable suction member
KR20220077206A (ko) * 2020-11-30 2022-06-09 세메스 주식회사 히터 조립체 및 이를 포함하는 본딩 헤드
KR102604789B1 (ko) 2020-11-30 2023-11-21 세메스 주식회사 히터 조립체 및 이를 포함하는 본딩 헤드

Also Published As

Publication number Publication date
JP3454154B2 (ja) 2003-10-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4640170B2 (ja) 半田付け方法及び半導体モジュールの製造方法並びに半田付け装置
KR101004587B1 (ko) 납땜 방법 및 반도체 모듈의 제조 방법 그리고 납땜 장치
JP3399367B2 (ja) ワークの熱圧着装置
US20090266811A1 (en) Soldering Apparatus and Soldering Method
KR20010014820A (ko) 반도체소자의 실장방법
JP2007180456A (ja) 半田付け方法及び半導体モジュールの製造方法
JP3454154B2 (ja) ワークの熱圧着装置および熱圧着方法
JP3617188B2 (ja) はんだ付方法
CN110678288B (zh) 用于产生焊接连接部的方法
JP2007194477A (ja) 位置決め治具、位置決め方法、半導体モジュールの製造方法及び半田付け装置
JP4631796B2 (ja) 電子部品の熱圧着装置
JP3714118B2 (ja) 電子部品の熱圧着装置
JP5029279B2 (ja) 半田付け装置、半田付け方法及び電子機器の製造方法
JP3753524B2 (ja) 電子部品の製造方法
JP4233905B2 (ja) 部品装着装置
JPH05243411A (ja) 封止方法および封止用部材ならびに封止装置
JP4910831B2 (ja) 熱圧着ヘッド、部品実装装置および部品実装方法
JP3014989B2 (ja) 電子部品の製造装置
JP3902037B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP3634396B2 (ja) プリント基板等のはんだ付方法及び装置
JPH11307918A (ja) ボンディング装置
KR101066576B1 (ko) 레이저를 이용한 열전 반도체의 접합방법
KR200295171Y1 (ko) 공조기용 압축기에 적용되는 사이렌서 커버의 유도가열브레이징 장치
JPH08340177A (ja) 電子部品の実装装置
JP4888097B2 (ja) 半田付け方法及び電子機器の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070725

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080725

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090725

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090725

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100725

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110725

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110725

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120725

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120725

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130725

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees