JP2000009847A - シンチレータパネル、放射線イメージセンサ及びその製造方法 - Google Patents

シンチレータパネル、放射線イメージセンサ及びその製造方法

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JP2000009847A JP10175840A JP17584098A JP2000009847A JP 2000009847 A JP2000009847 A JP 2000009847A JP 10175840 A JP10175840 A JP 10175840A JP 17584098 A JP17584098 A JP 17584098A JP 2000009847 A JP2000009847 A JP 2000009847A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シンチレータの耐湿性を向上させると共に解
像度を向上させることである。 【解決手段】 シンチレータパネル2のFOP10の一
方の表面には、入射した放射線を可視光に変換する柱状
結晶構造のシンチレータ12が形成されている。FOP
10に形成された柱状結晶構造のシンチレータ12の表
面は、油溶性染料であるOil Red Bにより染色さ
れ、この染色されたシンチレータ12の表面には、第1
のポリパラキシリレン膜14が設けられており、更に、
この第1のポリパラキシリレン膜14の表面に耐湿性の
向上を目的とするAl膜16が形成され、更にAl膜1
6の剥がれを防止するための第2のポリパラキシリレン
膜18が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、医療用のX線撮
影等に用いられるシンチレータパネル、放射線イメージ
センサ及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】医療、工業用のX線撮影では、X線感光
フィルムが用いられてきたが、利便性や撮影結果の保存
性の面から放射線検出素子を用いた放射線イメージング
システムが普及してきている。このような放射線イメー
ジングシステムにおいては、放射線検出素子により2次
元の放射線による画素データを電気信号として取得し、
この信号を処理装置により処理してモニタ上に表示して
いる。
【0003】従来、放射線検出素子を構成するシンチレ
ータパネルとして、特公平5−39558号公報に開示
されているシンチレータパネルが知られている。このシ
ンチレータパネルは、FOP上に典型的なシンチレータ
材料であるCsIからなる柱状構造のシンチレータを形
成している。この柱状構造を有するシンチレータにおい
ては、柱状構造を有するシンチレータの1本1本がライ
トガイドとしての役目をにない、放射線によって発生し
た光を光出射面まで導いているため解像度の劣化が低く
押さえられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のシン
チレータは潮解性を有しているため、柱状構造のシンチ
レータの隙間に水分不透過性のポリパラキシリレンを充
填し、ポリパラキシリレンにより柱状構造のシンチレー
タを覆うことによりシンチレータを湿気から保護してい
る。
【0005】しかしながら、柱状構造のシンチレータの
隙間にポリパラキシリレンを充填することにより、シン
チレータの屈折率とシンチレータの隙間の屈折率の差が
減少して、柱状構造のシンチレータのライトガイドとし
ての効果が低下し解像度の低下を招いていた。なお、特
許2571771号公報には、シンチレータの隙間をシ
ンチレータの屈折率以下の材料で被覆する技術が開示さ
れており、また、特開平9−61534号公報及び特開
平9−61536号公報には、シンチレータの隙間を黒
色物質で被覆する技術が開示されている。
【0006】この発明の課題は、シンチレータの耐湿性
を向上させると共に解像度を向上させたシンチレータパ
ネル、放射線イメージセンサ及びその製造方法を提供す
ことである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のシンチレ
ータパネルは、基板上に形成された潮解性を有する柱状
構造のシンチレータと、前記柱状構造のシンチレータの
少なくとも一部を被覆する有機膜とを備えるシンチレー
タパネルにおいて、前記シンチレータは、表面を染料で
染色したシンチレータであることを特徴とする。
【0008】この請求項1記載のシンチレータパネルに
よれば、シンチレータの表面が染料で染色されているた
め、蛍光のクロストーク成分がシンチレータの表面の染
色された部分において吸収され、蛍光のクロストーク成
分が減少することによりシンチレータパネルの解像度を
向上させることができる。また、シンチレータの表面を
有機膜で覆っているためシンチレータの耐湿性も維持す
ることができる。
【0009】また、請求項2記載のシンチレータパネル
は、請求項1記載のシンチレータパネルの前記染料が油
溶性染料又は分散性染料であることを特徴とする。
【0010】また、請求項3記載の放射線イメージセン
サは、前記請求項1又は請求項2記載のシンチレータパ
ネルに更に撮像素子を備えることを特徴とする。
【0011】また、請求項4記載の放射線イメージセン
サは、請求項3記載の放射線イメージセンサの前記基板
は透光性の基板であり、前記撮像素子を前記基板の前記
シンチレータが形成されていない側に配置したことを特
徴とする。
【0012】また、請求項5記載の放射線イメージセン
サは、請求項3記載の放射線イメージセンサの前記基板
は放射線透過性の基板であり、前記撮像素子を前記基板
に形成されている前記シンチレータの先端部側に配置し
たことを特徴とする。
【0013】また、請求項6放射線イメージセンサは、
撮像素子の受光面上に形成された潮解性を有する柱状構
造のシンチレータと、前記柱状構造のシンチレータの少
なくとも一部を被覆する有機膜とを備える放射線イメー
ジセンサにおいて、前記シンチレータは、表面を染料で
染色したシンチレータであることを特徴とする。
【0014】この請求項6記載の放射線イメージセンサ
によれば、シンチレータの表面が染料で染色されている
ため、蛍光のクロストーク成分がシンチレータの表面の
染色された部分において吸収され、蛍光のクロストーク
成分が減少することにより放射線イメージセンサの解像
度を向上させることができる。また、シンチレータの表
面を有機膜で覆っているためシンチレータの耐湿性も維
持することができる。
【0015】また、請求項7放射線イメージセンサは、
請求項6記載の放射線イメージセンサの前記染料が油溶
性染料又は分散性染料であることを特徴とする。
【0016】また、請求項8記載のシンチレータパネル
の製造方法は、基板上に柱状構造のシンチレータ形成す
る第1の工程と、前記柱状構造のシンチレータの表面を
染料で染色する第2の工程と、前記シンチレータの表面
の少なくとも一部を有機膜で被覆する第3の工程とを備
えることを特徴とする。
【0017】この請求項8記載のシンチレータパネルの
製造方法によれば、シンチレータの表面が染料で染色さ
れているため、蛍光のクロストーク成分がシンチレータ
の表面の染色された部分において吸収され蛍光のクロス
トーク成分が減少するため、解像度を向上させたシンチ
レータパネルを製造することができる。
【0018】また、請求項9記載のシンチレータパネル
の製造方法は、請求項8記載のシンチレータパネルの製
造方法の前記染料が油溶性染料又は分散性染料であるこ
とを特徴とする。
【0019】また、請求項10放射線イメージセンサの
製造方法は、撮像素子の受光面上に柱状構造のシンチレ
ータを形成する第1の工程と、前記柱状構造のシンチレ
ータの表面を染料で染色する第2工程と、前記シンチレ
ータの表面の少なくとも一部を有機膜で被覆する第3の
工程とを備えることを特徴とする。
【0020】この請求項10記載の放射線イメージセン
サの製造方法によれば、シンチレータの表面が染料で染
色されているため、蛍光のクロストーク成分がシンチレ
ータの表面の染色された部分において吸収され蛍光のク
ロストーク成分が減少するため、解像度を向上させた放
射線イメージセンサを製造することができる。
【0021】また、請求項11放射線イメージセンサの
製造方法は、請求項10記載の放射線イメージセンサの
製造方法の前記染料が油溶性染料又は分散性染料である
ことを特徴とする。
【0022】また、請求項12記載のシンチレータパネ
ルは、基板上に形成された柱状構造のシンチレータと、
前記柱状構造のシンチレータの少なくとも一部を被覆す
る第1の有機膜と、この第1の有機膜を被覆する第2の
有機膜とを備えるシンチレータパネルにおいて、前記第
1の有機膜は、表面を染料で染色した有機膜であること
を特徴とする。
【0023】この請求項12記載のシンチレータパネル
によれば、第1の有機膜の表面が染料で染色されている
ため、蛍光のクロストーク成分が第1の有機膜の表面の
染色された部分において吸収され、蛍光のクロストーク
成分が減少することによりシンチレータパネルの解像度
を向上させることができる。また、第1の有機膜の表面
を第2の有機膜で覆っているためシンチレータの耐湿性
も維持することができる。
【0024】また、請求項13シンチレータパネルは、
請求項12記載のシンチレータパネルの前記染料が油溶
性染料又は分散性染料であることを特徴とする。
【0025】また、請求項14記載の放射線イメージセ
ンサは、前記請求項12は請求項13記載のシンチレー
タパネルに更に撮像素子を備えることを特徴とする。
【0026】また、請求項15記載の放射線イメージセ
ンサは、請求項14記載の放射線イメージセンサの前記
基板は透光性の基板であり、前記撮像素子を前記基板の
前記シンチレータが形成されていない側に配置したこと
を特徴とする。
【0027】また、請求項16記載の放射線イメージセ
ンサは、請求項14記載の放射線イメージセンサの前記
基板は放射線透過性の基板であり、前記撮像素子を前記
基板に形成されている前記シンチレータの先端部側に配
置したことを特徴とする。
【0028】また、請求項17記載の放射線イメージセ
ンサは、撮像素子の受光面上に形成された柱状構造のシ
ンチレータと、前記柱状構造のシンチレータの少なくと
も一部を被覆する第1の有機膜と、この第1の有機膜を
被覆する第2の有機膜とを備える放射線イメージセンサ
において、前記第1の有機膜は、表面を染料で染色した
シンチレータであることを特徴とする。
【0029】この請求項17記載の放射線イメージセン
サによれば、第1の有機膜の表面が染料で染色されてい
るため、蛍光のクロストーク成分が第1の有機膜の表面
の染色された部分において吸収され、蛍光のクロストー
ク成分が減少することにより放射線イメージセンサの解
像度を向上させることができる。また、第1の有機膜の
表面を第2の有機膜で覆っているためシンチレータの耐
湿性も維持することができる。
【0030】また、請求項18記載の放射線イメージセ
ンサは、請求項17記載の放射線イメージセンサの前記
染料が油溶性染料又は分散性染料であることを特徴とす
る。
【0031】また、請求項19記載のシンチレータパネ
ルの製造方法は、基板上に柱状構造のシンチレータ形成
する第1の工程と、前記シンチレータの表面の少なくと
も一部を第1の有機膜で被覆する第2の工程と、前記第
1の有機膜の表面を染料で染色する第3の工程と、前記
第1の有機膜の表面を有機膜で被覆する第4の工程とを
備えることを特徴とする。
【0032】この請求項19記載のシンチレータパネル
の製造方法によれば、第1の有機膜の表面が染料で染色
されているため、蛍光のクロストーク成分が第1の有機
膜の表面の染色された部分において吸収され蛍光のクロ
ストーク成分が減少するため、解像度を向上させたシン
チレータパネルを製造することができる。
【0033】また、請求項20記載のシンチレータパネ
ルの製造方法は、請求項19記載のシンチレータパネル
の製造方法の前記染料が油溶性染料又は分散性染料であ
ることを特徴とする。
【0034】また、請求項21記載の放射線イメージセ
ンサの製造方法は、撮像素子の受光面上に柱状構造のシ
ンチレータを形成する第1の工程と、前記シンチレータ
の表面の少なくとも一部を第1の有機膜で被覆する第2
の工程と、前記第1の有機膜の表面を染料で染色する第
3工程と、前記第1の有機膜の表面を有機膜で被覆する
第4の工程とを備えることを特徴とする。
【0035】この請求項21記載の放射線イメージセン
サの製造方法によれば、第1の有機膜の表面が染料で染
色されているため、蛍光のクロストーク成分が第1の有
機膜の表面の染色された部分において吸収され蛍光のク
ロストーク成分が減少するため、解像度を向上させた放
射線イメージセンサを製造することができる。
【0036】また、請求項22記載の放射線イメージセ
ンサの製造方法は、請求項21記載の放射線イメージセ
ンサの製造方法の前記染料が油溶性染料又は分散性染料
であることを特徴とする。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図3を参照して、こ
の発明の第1の実施の形態の説明を行う。図1は実施の
形態にかかるシンチレータパネル1の断面図である。図
1に示すように、シンチレータパネル1のファイバオプ
ティカルプレート(以下、FOPという。)10の一方
の表面には、入射した放射線を可視光に変換する柱状結
晶構造のシンチレータ12が形成されている。このシン
チレータ12には、TlドープのCsIが用いられてい
る。
【0038】このFOP10に形成された柱状結晶構造
のシンチレータ12の表面は、油溶性染料であるOil
Red B(C.I.Name:Red 24)により
染色されている。また、シンチレータ12の表面には、
第1のポリパラキシリレン膜14が設けられており、更
に、この第1のポリパラキシリレン膜14の表面に耐湿
性の向上を目的とするAl膜16が形成され、更にAl
膜16上にこのA1膜16の剥がれを防止するための第
2のポリパラキシリレン膜18が形成されている。この
シンチレータパネル1は、FOP10を介して図示しな
い撮像素子(CCD)等と結合することにより放射線イ
メージセンサとして用いられる。
【0039】次に、図2及び図3を参照して、シンチレ
ータパネル1の製造工程について説明する。まず、FO
P10の一方の表面に、TlをドープしたCsIの柱状
結晶を蒸着法によって成長させてシンチレータ12を1
0μmの柱径、300μmの厚さで形成する(図2
(a)参照)。
【0040】次に、CSIは潮解性であるので水を用い
ない油溶性染料により表面を染色する(図2(b)参
照)。
【0041】即ち、シンチレータ12の発色光の補色と
なる染料であるアゾ系染料であるOil Red Bをn
−ヘキサン等の疎水性溶剤に1wt%溶かし、シンチレ
ータ12を形成したFOP10を1分間浸した後エアナ
イフで乾燥させる。
【0042】次に、シンチレータ12が形成されたFO
P10をCVD装置の蒸着室に入れ、CVD法(気相化
学成長法)によりシンチレータ12の隙間及び表面に第
1のポリパラキシリレン膜14を成膜する。即ち、CV
D装置の蒸着室内において、シンチレータ12をポリパ
ラキシリレンの原料を昇華した蒸気中に露出させておく
ことにより、柱状結晶構造のシンチレータ12の隙間に
ポリパラキシリレンを充填すると共に、シンチレータ1
2の表面に第1のポリパラキシリレン膜14を成膜する
(図2(c)参照)。
【0043】次に、第1のポリパラキシリレン膜14の
表面にAl膜16を300nmの厚さで蒸着する(図3
(a)参照)。ここでAl膜16は、シンチレータ12
の耐湿性の向上を目的とするものであるためシンチレー
タ12を覆う範囲で形成される。その後、Al膜16の
表面に、このAl膜16の剥がれを防止するための第2
のポリパラキシリレン膜18を形成する。即ち、第1の
ポリパラキシリレン膜14の成膜の場合と同様に、シン
チレータ12が形成されたFOP10をCVD装置の蒸
着室に入れ、CVD法によりAl膜16の表面に第2の
ポリパラキシリレン膜18を10μmの厚さで成膜す
る。この工程を終了することによりシンチレータパネル
1の製造が終了する。
【0044】この実施の形態にかかるシンチレータパネ
ル1によれば、柱状結晶構造のシンチレータ12の表面
が油溶性染料で染色されているため、蛍光のクロストー
ク成分がシンチレータ12の表面の染色された部分にお
いて吸収され、蛍光のクロストーク成分が減少すること
によりシンチレータパネル1の解像度を向上させること
ができる。また、シンチレータ12を染色する染料は、
シンチレータ12の隙間においてもシンチレータ12を
染色することができる。また、シンチレータ12の表面
を第1のポリパラキシリレン膜14、Al膜16及び第
2のポリパラキシリレン膜18により覆っているためシ
ンチレータ12の耐湿性も維持することができる。ま
た、染色したシンチレータ12の色落ちも防止すること
ができる。
【0045】次に、図4〜図6を参照して、この発明の
第2の実施の形態の説明を行う。図4は実施の形態にか
かる放射線イメージセンサ2の断面図である。図4に示
すように、放射線イメージセンサ2は、薄膜トランジス
タ+フォトダイオードアレイ(以下フォトダイオードア
レイという)30の受光部30bに対応して設けられて
いる大結晶化、好ましくは単結晶化されたシンチレータ
34の表面を油溶性染料であるOil Red Bで染色
し、このシンチレータ34を耐湿性の向上を目的とする
第1のポリパラキシリレン膜36により覆い、更に、こ
の第1のポリパラキシリレン膜36上に耐湿性の向上を
目的とするAl膜38を設けると共に、Al膜38上
に、このAl膜38の剥がれを防止するための第2のポ
リパラキシリレン膜40を設けた構造を有するものであ
る。
【0046】次に、図5及び図6を参照して、この放射
線イメージセンサ2の製造工程について説明する。図5
(a)に示すように、放射線イメージセンサ2を構成す
るフォトダイオードアレイ30は、基板30a上に受光
部30bが200μmのピッチでアレイ状に形成され、
各受光部30bに対応してアモルファスシリコン薄膜ト
ランジスタのスイッチング素子30cが設けられてい
る。
【0047】まず、このフォトダイオードアレイ30の
受光部30b上にポリイミドにより凸パターン32を形
成する(図5(b)参照)。次に、TlをドープしたC
sIの柱状結晶を蒸着法によって成長させて、受光部3
0bに対応したシンチレータ34の固まりを形成する
(図5(c)参照)。次に、このシンチレータ34を水
蒸気を含む大気中に40時間露出させることにより、シ
ンチレータ34に水分を含有させて溶かし大結晶化、好
ましくは単結晶化させる(図5(d)参照)。
【0048】次に、大結晶化したシンチレータ34の表
面を油溶性染料により染色する(図6(a)参照)。即
ち、シンチレータ34の発色光の補色となる染料である
アゾ系染料Oil Red Bをn−ヘキサン等の疎水性
溶剤に1wt%溶かし、シンチレータ34を形成したフ
ォトダイオードアレイ30を1分間浸した後エアナイフ
で乾燥させる。
【0049】次に、シンチレータ34が形成されたフォ
トダイオードアレイ30をCVD装置の蒸着室に入れ、
ポリパラキシリレンの原料を昇華した蒸気中に露出させ
ておくことにより、大結晶化したシンチレータ34の表
面に第1のポリパラキシリレン膜36を成膜する(図6
(b)参照)。次に、シンチレータ34の表面に第1の
ポリパラキシリレン膜36を成膜したフォトダイオード
アレイ30をCVD装置の蒸着室から取り出し、第1の
ポリパラキシリレン膜36の表面にAl膜38を300
nmの厚さで蒸着する(図6(c)参照)。ここでAl
膜38は、シンチレータ34の耐湿性の向上を目的とす
るものであるためシンチレータ34を覆う範囲で形成さ
れる。
【0050】その後、Al膜38の表面に、このAl膜
38の剥がれを防止するための第2のポリパラキシリレ
ン膜40を形成する。即ち、第1のポリパラキシリレン
膜36の成膜の場合と同様に、シンチレータ34が形成
されたフォトダイオードアレイ30をCVD装置の蒸着
室に入れ、CVD法によりAl膜38の表面に第2のポ
リパラキシリレン膜40を10μmの厚さで成膜する。
この工程を終了することにより放射線イメージセンサ2
の製造が終了する。
【0051】この第2の実施の形態にかかる放射線イメ
ージセンサ2によれば、大結晶化したシンチレータ34
の表面が油溶性染料により染色されているため、蛍光の
クロストーク成分がシンチレータ34の染色された部分
で吸収され、蛍光のクロストーク成分が減少することに
より放射線イメージセンサ2の解像度を向上させること
ができる。また、染色したシンチレータ34を第1のポ
リパラキシリレン膜36、Al膜36及び第1のポリパ
ラキシリレン膜38で覆うためシンチレータ34の耐湿
性を向上させることができる。また染色したシンチレー
タ34の色落ちを防止することができる。
【0052】次に、図7〜図8を参照して、この発明の
第3の実施の形態の説明を行う。図7は実施の形態にか
かる放射線イメージセンサ3の断面図である。図7に示
すように、放射線イメージセンサ3は、Al基板50上
に薄膜トランジスタ+フォトダイオードアレイ(以下、
フォトダイオードアレイという)58の受光部58bの
ピッチに対応して設けられている大結晶化されたシンチ
レータ54の側壁部の表面を油溶性染料であるOil
Red Bで染色し、このシンチレータ54を耐湿性の
向上を目的とするポリパラキシリレン膜56により覆
い、シンチレータ54に対向させてフォトダイオードア
レイ58を貼り合わせた構造を有するものである。
【0053】次に、図8を参照して、この放射線イメー
ジセンサ3の製造工程について説明する。まず、図5及
び図6に示す第2の実施の形態にかかる放射線イメージ
センサ2の製造工程と同一の工程により、放射線イメー
ジセンサ3を構成するAl基板50上に大結晶化、好ま
しくは単結晶化したシンチレータ54を形成し、この大
結晶化したシンチレータ54の表面を油溶性染料により
染色する(図8(a)参照)。
【0054】次に、スパッタ−エッチによりシンチレー
タ54の上端部に位置する染色されたシンチレータ54
を除去する(図8(b)参照)。そして、このシンチレ
ータ54の上端部の染色されたシンチレータ54が除去
されたAl基板50をCVD装置の蒸着室に入れ、ポリ
パラキシリレンの原料を昇華した蒸気中に露出させてお
くことにより、大結晶化したシンチレータ54の表面に
ポリパラキシリレン膜56を成膜する(図8(c)参
照)。
【0055】次に、基板58a上に受光部58bが20
0μmのピッチでアレイ状に形成され、各受光部58b
に対応してアモルファスシリコン薄膜トランジスタのス
イッチング素子58cが設けられているフォトダイオー
ドアレイ58の受光部58bをシンチレータ54に対向
させてポリパラキシリレン膜56上に貼り合わせる(図
7参照)。この工程を終了することにより放射線イメー
ジセンサ3の製造が終了する。
【0056】この第3の実施の形態にかかる放射線イメ
ージセンサ3によれば、大結晶化したシンチレータ54
の側壁部の表面が油溶性染料により染色されているた
め、蛍光のクロストーク成分がシンチレータ54の染色
された部分で吸収され、蛍光のクロストーク成分が減少
することにより放射線イメージセンサ3の解像度を向上
させることができる。また、染色したシンチレータ54
をポリパラキシリレン膜56で覆うためシンチレータ5
4の耐湿性を向上させることができる。また、染色した
シンチレータ54の色落ちを防止することができる。
【0057】次に、図9及び図10を参照して、この発
明の第4の実施の形態にかかる放射線イメージセンサ4
の説明を行う。この放射線イメージセンサ4の説明にお
いては、第2の実施の形態にかかる放射線イメージセン
サ2の構成と同一の構成には、放射線イメージセンサ2
の説明で用いた符号と同一の符号を付して説明を行う。
【0058】この放射線イメージセンサ4は、第2の実
施の形態にかかる放射線イメージセンサ2のシンチレー
タ34、即ち表面の全体が染色されているシンチレータ
34をシンチレータ34の側壁部の表面のみが染色され
ているシンチレータに変更したものである。
【0059】次に、図10を用いて放射線イメージセン
サ4の製造工程の説明を行う。まず、図5及び図6に示
す第2の実施の形態にかかる放射線イメージセンサ2の
製造工程と同一の工程により、放射線イメージセンサ4
を構成するフォトダイオードアレイ30上に形成し、大
結晶化、好ましくは単結晶化させたシンチレータ34の
表面を油溶性染料により染色し、シンチレータ34の上
端部に位置する染色されたシンチレータをスパッタ−エ
ッチにより除去する(図10(a)参照)。
【0060】次に、上端部の染色された部分が除去され
たシンチレータ34の形成されたフォトダイオードアレ
イ30をCVD装置の蒸着室に入れ、ポリパラキシリレ
ンの原料を昇華した蒸気中に露出させておくことによ
り、大結晶化したシンチレータ34の表面に第1のポリ
パラキシリレン膜36を成膜する(図10(b)参
照)。次に、第1のポリパラキシリレン膜36を成膜し
たフォトダイオードアレイ30をCVD装置の蒸着室か
ら取り出し、第1のポリパラキシリレン膜36の表面に
Al膜38を300nmの厚さで蒸着する(図10
(c)参照)。ここでAl膜38は、シンチレータ34
の耐湿性の向上を目的とするものであるためシンチレー
タ34を覆う範囲で形成される。
【0061】その後、Al膜38の表面に、このAl膜
38の剥がれを防止するための第2のポリパラキシリレ
ン膜40を形成する。この工程を終了することにより放
射線イメージセンサ4の製造が終了する。
【0062】この第4の実施の形態にかかる放射線イメ
ージセンサ4によれば、シンチレータ34の上端部に位
置する染色されたシンチレータが除去されているため、
シンチレータ34で発生した光がシンチレータ34の上
端部方向に進んだ場合にも、この光がAl膜38でフォ
トダイオードアレイ30の受光部30b方向に反射され
るため、受光部30bに入射する光量を増加させること
ができる。また、Al膜38が耐湿膜としての役目も果
たすため、シンチレータ34の耐湿性を向上させること
ができる。
【0063】次に、図11〜図13を参照して、この発
明の第5の実施の形態にかかる放射線イメージセンサ5
の説明を行う。この放射線イメージセンサ5の説明にお
いては、第4の実施の形態にかかる放射線イメージセン
サ4の構成と同一の構成には、放射線イメージセンサ4
の説明で用いた符号と同一の符号を付して説明を行う。
【0064】この放射線イメージセンサ5は、大結晶化
させたシンチレータ34を被覆するポリパラキシリレン
膜36のシンチレータ34の側壁部に位置する部分を染
料により染色し、シンチレータ34の上端部に反射膜と
してのAl膜35を設け、シンチレータ34及びAl膜
35を、Al膜35の剥がれ防止のためのポリパラキシ
リレン膜37、耐湿膜としてのAl膜38、Al膜38
の剥がれ防止のためのポリパラキシリレン膜40で順次
被覆した構造を有するものである。
【0065】次に、図12及び図13を参照して放射線
イメージセンサ5の製造工程を説明する。まず、第2の
実施の形態にかかる放射線イメージセンサ2の製造工程
(図5参照)と同一の工程により、放射線イメージセン
サ5を構成するフォトダイオードアレイ30上に形成し
たシンチレータ34を大結晶化、好ましくは単結晶化さ
せる(図12(a)参照)。次に、この大結晶化させた
シンチレータ34の表面を10μmの厚さのポリパラキ
シリレン膜36で被覆し(図12(b)参照)、このポ
リパラキシリレン膜36の表面を油溶性染料により染色
する(図12(c)参照)。
【0066】次に、シンチレータ34の上端部に位置す
る染色されたポリパラキシリレン膜36の染色された部
分をレーザ照射により除去する(図13(a)参照)。
即ち、ポリパラキシリレン膜36の染色されている部分
は表面の浅層の部分のみであることから、この浅層の部
分のみをレーザ照射により除去する。
【0067】次に、シンチレータ34の上端部のポリパ
ラキシリレン膜36の表面に、大結晶化されたシンチレ
ータ34毎に対応させて反射膜としてのAl膜35を蒸
着法により形成する(図13(b)参照)。次に、シン
チレータ34及びAl膜35の表面にAl膜35の剥が
れ防止のためのポリパラキシリレン膜37を成膜し、そ
の上に耐湿膜としての300nmの厚さのAl膜38、
Al膜38の剥がれ防止のためのポリパラキシリレン膜
40を順次成膜する(図13(c)参照)。この工程を
終了することにより放射線イメージセンサ5の製造が終
了する。
【0068】この第5の実施の形態にかかる放射線イメ
ージセンサ5によれば、シンチレータ34の上端部に位
置する染色されたポリパラキシリレン膜36が除去され
ているため、シンチレータ34で発生した光がシンチレ
ータ34の上端部方向に進んだ場合にも、この光がAl
膜35でフォトダイオードアレイ30の受光部30b方
向に反射されるため、受光部30bに入射する光量を増
加させることができる。
【0069】また、耐湿膜としてのAl膜38が設けら
れているため、シンチレータ34の耐湿性の向上を図る
ことができる。
【0070】また、シンチレータ34を被覆するポリパ
ラキシリレン膜36を染色することから、シンチレータ
34を直接染色する場合に比較して使用できる染料の多
様化を図ることができる。即ち、シンチレータ34を直
接染色する場合には、油溶性染料や分散性染料等の疎水
性の染料を用いる必要があるが、ポリパラキシリレン膜
36を染色する場合には、油溶性染料や分散性染料に限
らず、酸性染料、媒染染料、塩基性染料、直接染料、硫
化染料、建染染料、可溶化建染染料、アゾイック染料、
酸化染料等を用いることができる。
【0071】次に、図14を参照して、この発明の第6
の実施の形態にかかる放射線イメージセンサ6の説明を
行う。この放射線イメージセンサ6の説明においては、
第5の実施の形態にかかる放射線イメージセンサ5の構
成と同一の構成には、放射線イメージセンサ5の説明で
用いた符号と同一の符号を付して説明を行う。
【0072】この放射線イメージセンサ6は、大結晶化
させたシンチレータ34を被覆するポリパラキシリレン
膜36の表面部分を油溶性染料により染色し、この染色
したポリパラキシリレン膜36の表面を平坦化させるた
めに、ポリパラキシリレン膜36の表面を更にポリパラ
キシリレン膜37で被覆し、更に、耐湿膜としてのAl
膜38、このAl膜38の剥がれ防止のためのポリパラ
キシリレン膜40で順次被覆した構造を有するものであ
る。
【0073】この第6の実施の形態にかかる放射線イメ
ージセンサ6によれば、ポリパラキシリレン膜36の表
面が油溶性染料により染色されているため、蛍光のクロ
ストーク成分がポリパラキシリレン膜36の染色された
部分で吸収され、蛍光のクロストーク成分が減少するこ
とにより放射線イメージセンサ6の解像度を向上させる
ことができる。また、染色したポリパラキシリレン膜3
6をポリパラキシリレン膜37、Al膜38及びポリパ
ラキシリレン膜40で被覆しているためシンチレータ3
4の耐湿性を向上させることができる。
【0074】次に、図15〜図16を参照して、この発
明の第7の実施の形態にかかる放射線イメージセンサ7
の説明を行う。
【0075】この放射線イメージセンサ7は、Al基板
60上に形成した大結晶化させたシンチレータ62を被
覆するポリパラキシリレン膜64のシンチレータ62の
側壁部に位置する部分を染料により染色し、シンチレー
タ62及び染色したポリパラキシリレン膜64を耐湿膜
としてのポリパラキシリレン膜66で被覆し、シンチレ
ータ62の先端部側に撮像素子68を配置した構造を有
するものである。
【0076】次に、図16を参照して放射線イメージセ
ンサ7の製造工程を説明する。まず、第5の実施の形態
にかかる放射線イメージセンサ5の製造工程(図12参
照)と同一の工程により、Al製基板60上に形成され
たシンチレータ62を大結晶化、好ましくは単結晶化さ
せ、この大結晶化させたシンチレータ62を被覆してい
るポリパラキシリレン膜64の表面を油溶性染料により
染色する(図16(a)参照)。
【0077】次に、シンチレータ62の上端部に位置す
る染色されたポリパラキシリレン膜64の染色された部
分をレーザ照射により除去する(図16(b)参照)。
即ち、ポリパラキシリレン膜64の染色されている部分
は表面の浅層の部分のみであることから、この浅層の部
分のみをレーザ照射により除去する。
【0078】次に、シンチレータ62を被覆するポリパ
ラキシリレン膜64の表面に、耐湿膜としてのポリパラ
キシリレン膜66を成膜する(図16(c)参照)。次
に、基板68a上に受光部68bが200μmのピッチ
でアレイ状に形成され、各受光部68bに対応してアモ
ルファスシリコン薄膜トランジスタのスイッチング素子
68cが設けられているフォトダイオードアレイ68の
受光部68bをシンチレータ62に対向させてポリパラ
キシリレン膜66上に貼り合わせる(図15参照)。こ
の工程を終了することにより放射線イメージセンサ7の
製造が終了する。
【0079】この第7の実施の形態にかかる放射線イメ
ージセンサ7によれば、大結晶化したシンチレータ62
の表面を被覆するポリパラキシリレン膜64の表面が油
溶性染料により染色されているため、蛍光のクロストー
ク成分がポリパラキシリレン膜64の染色された部分で
吸収され、蛍光のクロストーク成分が減少することによ
り放射線イメージセンサ7の解像度を向上させることが
できる。
【0080】なお、上述の各実施の形態における、ポリ
パラキシリレンには、ポリパラキシリレンの他、ポリモ
ノクロロパラキシリレン、ポリジクロロパラキシリレ
ン、ポリテトラクロロパラキシリレン、ポリフルオロパ
ラキシリレン、ポリジメチルパラキシリレン、ポリジエ
チルパラキシリレン、等を含む。
【0081】また、上述の各実施の形態においては、シ
ンチレータの表面を油溶性染料であるOil Red B
により染色しているが、これに限らず、Yellow 2,Yello
w 14,Yellow 16,Orange 5,Red 3,Red 8,Red 25,Red 27,
Red 49,Blue 11,Green 3,Brown 3,Black 5等のC.I.Name
で示される油溶性染料により染色してもよい。また、油
溶性染料に限らず分散性染料により染色するようにして
もよい。ここでシンチレータを染色する分散性染料とし
ては、Yellow 3,Yellow 7,Yellow 42,Orange 1,Orange
5,Orange 13,Red 4,Red 13,Red 17,Violet 1,Violet 2
8,Blue 1,Blue 3,Blue 7,Red 72,Blue 79,Blue 60,Blac
k 1,Black 29等のC.I.Nameで示される染料がある。
【0082】また、上述の各実施例の形態においては、
Oil Red Bをn−ヘキサンに溶かしているが、油
溶性染料をn−ペンタン,シクロヘキサン,トルエン,
ベンゼン等の無極性溶媒に溶かしてもよい。
【0083】また、上述の各実施の形態においては、シ
ンチレータとしてCsI(Tl)が用いられているが、
これに限らずCsI(Na)、NaI(Tl)、LiI
(Eu)、KI(Tl)等を用いてもよい。
【0084】また、上述の第2、第4〜第6の実施の形
態においては、シンチレータを形成する基板としてフォ
トダイオードアレイを用いているが、これに限らずCC
D、MOS型個体イメージセンサ等を用いるようにして
もよい。
【0085】また、上述の第3、第7の実施の形態にお
いては、シンチレータを形成する基板としてAl製の基
板を用いているが、これに限らずC(グラファイト)製
の基板、Be製の基板等を用いてもい。この場合には、
基板が不透光性の基板であるためシンチレータの先端部
側に撮像素子を配置して放射線イメージセンサとして用
いる。また、ガラス基板(透光性基板)を用いることも
可能であり、この場合にはガラス基板側にレンズを配置
しレンズを介して撮像素子と結合することにより放射線
イメージセンサとして用いる。また、Al製基板と同
様、シンチレータの先端部側に撮像素子を配置してもよ
い。
【0086】また、第5〜第7の実施の形態において
は、油溶性染料や分散性染料に限らず、酸性染料、媒染
染料、塩基性染料、直接染料、硫化染料、建染染料、可
溶化建染染料、アゾイック染料、酸化染料等を用いてポ
リパラキシリレン膜を染色することができるが、酸性染
料、媒染染料、塩基性染料、直接染料、硫化染料、建染
染料、可溶化建染染料、アゾイック染料、酸化染料に
は、それぞれ、直接染料として、Yellow 12,Yellow 44,
Yellow 50,Orange 26,Orange 39,Red 2,Red 23,Red31,R
ed 79,Red 81,Violet 47,Violet 48,Blue 1,Blue 15,Bl
ue 71,Blue 78,Blue 86,Blue 106,Blue 168,Green 59,B
rown 106,Black 17,Black 22等のC.I.Nameで示される染
料があり、酸性染料として、Yellow 1,Yellow 7,Yellow
23,Orange7,Orange 56,Red 18,Red 27,Red 52,Red 82,
Red 87,Red 114,Red 186,Violet 43,Violet 49,Blue 4
0,Blue 45,Blue 74,Blue 113,Blue 127,Green 9,Green
25,Brown 2,Brown 13,Black 1,Black 26,Black 52等の
C.I.Nameで示される染料がある。
【0087】また、塩基性染料として、Yellow 2,Yello
w 11,Orange 21,Red 13,Violet 1,Violet 3,Violet 7,V
iolet 10,Blue 54,Blue 9,Blue 26,Green 4,Brown 1,Bl
ack2等のC.I.Nameで示される染料があり、媒染・酸性媒
染染料として、Yellow 3,Yellow 5,Yellow 30,Orange
1,Orange 4,Orange 6,Red 7,Red 11,Red 15,Violet 1,V
iolet 5,Blue 1,Blue 13,Green 15,Green 17,Brown 33,
Blown 40,Black 1,Black 3,Black 7,Black 11等のC.I.N
ameで示される染料があり、アイゾイック染料として、
C.I.Azoic Diazo Component 2,C.I.Azoic Diazo Compon
ent 3,C.I.Azoic Diazo Component 5,C.I.Azoic Diazo
Component 9,C.I.Azoic Diazo Component 12,C.I.Azoic
Diazo Component 17,C.I.Azoic Diazo Component 20,
C.I.AzoicDiazo Component 34,C.I.Azoic Diazo Compon
ent 38,C.I.Azoic Diazo Component 48等のC.I.Nameで
示される染料があり、硫化染料,硫化建染染料として、
Yellow 4,Orange 1,Blue 2,Blue 7,Blue 9,Green 14,Br
own 7,Black 1,Black 11,C.I.Vat Blue 43等のC.I.Name
で示される染料がある。
【0088】更に、建染染料(バット染料)として、Ye
llow 2,Yellow 4,Orange 1,Orange3,Orange 7,Orange
9,Red 1,Violet 1,Violet 2,Violet 13,Blue 1,C.I.Sol
ubilised Vat Blue 1,C.I.Vat Blue 3,Blue 4,Blue 20,
Green 1,Green 3,Green 8,Brown 3,Black 9等のC.I.Nam
eで示される染料があり、食品用色素として、C.I.Food
Yellow 4,Yellow 3,Red 9,Red 14等のC.I.Nameで示され
る色素がある。
【0089】
【発明の効果】この発明のシンチレータパネルによれ
ば、潮解性を有するシンチレータの表面又はシンチレー
タを被覆する有機膜の表面が染料で染色されているた
め、蛍光のクロストーク成分がシンチレータの表面又は
有機膜の表面の染色された部分において吸収され、蛍光
のクロストーク成分が減少することによりシンチレータ
パネルの解像度を向上させることができる。また、シン
チレータの表面を有機膜で覆っているためシンチレータ
の耐湿性も維持することができる。
【0090】また、この発明の放射線イメージセンサに
よれば、潮解性を有するシンチレータの表面又はシンチ
レータを被覆する有機膜の表面が染料で染色されている
ため、蛍光のクロストーク成分がシンチレータの表面又
は有機膜の表面の染色された部分において吸収され、蛍
光のクロストーク成分が減少することにより放射線イメ
ージセンサの解像度を向上させることができる。また、
シンチレータの表面を有機膜で覆っているためシンチレ
ータの耐湿性も維持することができる。
【0091】また、この発明のシンチレータパネルの製
造方法によれば、潮解性を有するシンチレータの表面又
はシンチレータを被覆する有機膜の表面が染料で染色さ
れているため、蛍光のクロストーク成分がシンチレータ
の表面又は有機膜の表面の染色された部分において吸収
され蛍光のクロストーク成分が減少するため、解像度を
向上させたシンチレータパネルを製造することができ
る。
【0092】また、この発明の放射線イメージセンサの
製造方法によれば、潮解性を有するシンチレータの表面
又はシンチレータを被覆する有機膜の表面が染料で染色
されているため、蛍光のクロストーク成分がシンチレー
タの表面又は有機膜の表面の染色された部分において吸
収され蛍光のクロストーク成分が減少するため、解像度
を向上させた放射線イメージセンサを製造することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態にかかるシンチレ
ータパネルの断面図である。
【図2】この発明の第1の実施の形態にかかるシンチレ
ータパネルの製造工程を示す図である。
【図3】この発明の第1の実施の形態にかかるシンチレ
ータパネルの製造工程を示す図である。
【図4】この発明の第2の実施の形態にかかる放射線イ
メージセンサの断面図である。
【図5】この発明の第2の実施の形態にかかる放射線イ
メージセンサの製造工程を示す図である。
【図6】この発明の第2の実施の形態にかかる放射線イ
メージセンサの製造工程を示す図である。
【図7】この発明の第3の実施の形態にかかる放射線イ
メージセンサの断面図である。
【図8】この発明の第3の実施の形態にかかる放射線イ
メージセンサの製造工程を示す図である。
【図9】この発明の第4の実施の形態にかかる放射線イ
メージセンサの断面図である。
【図10】この発明の第4の実施の形態にかかる放射線
イメージセンサの製造工程を示す図である。
【図11】この発明の第5の実施の形態にかかる放射線
イメージセンサの断面図である。
【図12】この発明の第5の実施の形態にかかる放射線
イメージセンサの製造工程を示す図である。
【図13】この発明の第5の実施の形態にかかる放射線
イメージセンサの製造工程を示す図である。
【図14】この発明の第6の実施の形態にかかる放射線
イメージセンサの製造工程を示す図である。
【図15】この発明の第7の実施の形態にかかる放射線
イメージセンサの断面図である。
【図16】この発明の第7の実施の形態にかかる放射線
イメージセンサの製造工程を示す図である。
【符号の説明】
1…シンチレータパネル、2〜7…放射線イメージセン
サ、10…FOP、12…シンチレータ、14…第1の
ポリパラキシリレン膜、16…Al膜、18…第2のポ
リパラキシリレン膜、30…フォトダイオードアレイ、
30a…受光部、34…シンチレータ、36…第1のポ
リパラキシリレン膜、38…Al膜、40…第2のポリ
パラキシリレン膜、50…Al基板、54…シンチレー
タ、56…第1のポリパラキシリレン膜、58…Al
膜、60…第2のポリパラキシリレン膜、62…フォト
ダイオードアレイ、62a…受光部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高林 敏雄 静岡県浜松市市野町1126番地の1 浜松ホ トニクス株式会社内 Fターム(参考) 2G088 FF02 GG10 GG14 JJ09 JJ36 JJ37 LL15 MM04 5C037 GG05 GH04 GH05 GH18 GJ01

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に形成された潮解性を有する柱状
    構造のシンチレータと、前記柱状構造のシンチレータの
    少なくとも一部を被覆する有機膜とを備えるシンチレー
    タパネルにおいて、 前記シンチレータは、表面を染料で染色したシンチレー
    タであることを特徴とするシンチレータパネル。
  2. 【請求項2】 前記染料は、油溶性染料又は分散性染料
    であることを特徴とする請求項1記載のシンチレータパ
    ネル。
  3. 【請求項3】 前記請求項1又は請求項2記載のシンチ
    レータパネルに更に撮像素子を備えることを特徴とする
    放射線イメージセンサ。
  4. 【請求項4】 前記基板は透光性の基板であり、前記撮
    像素子を前記基板の前記シンチレータが形成されていな
    い側に配置したことを特徴とする請求項3記載の放射線
    イメージセンサ。
  5. 【請求項5】 前記基板は放射線透過性の基板であり、
    前記撮像素子を前記基板に形成されている前記シンチレ
    ータの先端部側に配置したことを特徴とする請求項3記
    載の放射線イメージセンサ。
  6. 【請求項6】 撮像素子の受光面上に形成された潮解性
    を有する柱状構造のシンチレータと、前記柱状構造のシ
    ンチレータの少なくとも一部を被覆する有機膜とを備え
    る放射線イメージセンサにおいて、 前記シンチレータは、表面を染料で染色したシンチレー
    タであることを特徴とする放射線イメージセンサ。
  7. 【請求項7】 前記染料は、油溶性染料又は分散性染料
    であることを特徴とする請求項6記載の放射線イメージ
    センサ。
  8. 【請求項8】 基板上に柱状構造のシンチレータ形成す
    る第1の工程と、 前記柱状構造のシンチレータの表面を染料で染色する第
    2の工程と、 前記シンチレータの表面の少なくとも一部を有機膜で被
    覆する第3の工程と、 を備えることを特徴とするシンチレータパネルの製造方
    法。
  9. 【請求項9】 前記染料は、油溶性染料又は分散性染料
    であることを特徴とする請求項8記載のシンチレータパ
    ネルの製造方法。
  10. 【請求項10】 撮像素子の受光面上に柱状構造のシン
    チレータを形成する第1の工程と、 前記柱状構造のシンチレータの表面を染料で染色する第
    2工程と、 前記シンチレータの表面の少なくとも一部を有機膜で被
    覆する第3の工程と、 を備えることを特徴とする放射線イメージセンサの製造
    方法。
  11. 【請求項11】 前記染料は、油溶性染料又は分散性染
    料であることを特徴とする請求項10記載の放射線イメ
    ージセンサの製造方法。
  12. 【請求項12】 基板上に形成された柱状構造のシンチ
    レータと、前記柱状構造のシンチレータの少なくとも一
    部を被覆する第1の有機膜と、この第1の有機膜を被覆
    する第2の有機膜とを備えるシンチレータパネルにおい
    て、 前記第1の有機膜は、表面を染料で染色した有機膜であ
    ることを特徴とするシンチレータパネル。
  13. 【請求項13】 前記染料は、油溶性染料又は分散性染
    料であることを特徴とする請求項12記載のシンチレー
    タパネル。
  14. 【請求項14】 前記請求項12は請求項13記載のシ
    ンチレータパネルに更に撮像素子を備えることを特徴と
    する放射線イメージセンサ。
  15. 【請求項15】 前記基板は透光性の基板であり、前記
    撮像素子を前記基板の前記シンチレータが形成されてい
    ない側に配置したことを特徴とする請求項14記載の放
    射線イメージセンサ。
  16. 【請求項16】 前記基板は放射線透過性の基板であ
    り、前記撮像素子を前記基板に形成されている前記シン
    チレータの先端部側に配置したことを特徴とする請求項
    14記載の放射線イメージセンサ。
  17. 【請求項17】 撮像素子の受光面上に形成された柱状
    構造のシンチレータと、前記柱状構造のシンチレータの
    少なくとも一部を被覆する第1の有機膜と、この第1の
    有機膜を被覆する第2の有機膜とを備える放射線イメー
    ジセンサにおいて、 前記第1の有機膜は、表面を染料で染色した有機膜であ
    ることを特徴とする放射線イメージセンサ。
  18. 【請求項18】 前記染料は、油溶性染料又は分散性染
    料であることを特徴とする請求項17記載の放射線イメ
    ージセンサ。
  19. 【請求項19】 基板上に柱状構造のシンチレータ形成
    する第1の工程と、 前記シンチレータの表面の少なくとも一部を第1の有機
    膜で被覆する第2の工程と前記第1の有機膜の表面を染
    料で染色する第3の工程と、 前記第1の有機膜の表面を有機膜で被覆する第4の工程
    と、 を備えることを特徴とするシンチレータパネルの製造方
    法。
  20. 【請求項20】 前記染料は、油溶性染料又は分散性染
    料であることを特徴とする請求項19記載のシンチレー
    タパネルの製造方法。
  21. 【請求項21】 撮像素子の受光面上に柱状構造のシン
    チレータを形成する第1の工程と、 前記シンチレータの表面の少なくとも一部を第1の有機
    膜で被覆する第2の工程と、 前記第1の有機膜の表面を染料で染色する第3工程と、 前記第1の有機膜の表面を有機膜で被覆する第4の工程
    と、 を備えることを特徴とする放射線イメージセンサの製造
    方法。
  22. 【請求項22】 前記染料は、油溶性染料又は分散性染
    料であることを特徴とする請求項21記載の放射線イメ
    ージセンサの製造方法。
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