JP2000002916A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JP2000002916A
JP2000002916A JP16827498A JP16827498A JP2000002916A JP 2000002916 A JP2000002916 A JP 2000002916A JP 16827498 A JP16827498 A JP 16827498A JP 16827498 A JP16827498 A JP 16827498A JP 2000002916 A JP2000002916 A JP 2000002916A
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JP
Japan
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gear
lens barrel
cam
planetary
retreat
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JP16827498A
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Wataru Abe
亘 阿部
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Minolta Co Ltd
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Minolta Co Ltd
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  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)
  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィルムの巻上げや巻戻し等の各種動作の切
換えを行うために複雑な機構を必要とせずに、1つの駆
動モータでフィルム給送およびレンズ駆動を行うカメラ
を提供する。 【解決手段】 駆動ギアの正転および逆転に対応して一
定の揺動領域内で正および逆の方向に揺動する遊星機構
20と、揺動領域一端部に配置され鏡胴の進退移動を制御
する鏡胴進退ギア100と、揺動領域他端部に配置され撮
影フィルムの巻上げを行う巻上げギア300と、揺動領域
内において鏡胴進退ギアと巻上げギアとの間に配置され
撮影フィルムの巻戻しフォークを行う巻戻しギア200
と、遊星機構の揺動領域内外へと進退可能であって遊星
機構をその遊星ギアが巻戻しギアと係合する位置に保持
する係止部材150と、を含むカメラ。鏡胴駆動系の鏡胴
側最終ギア110は、鏡胴の進退を制御する鏡胴進退カム1
30と、係止部材の進退を制御する係止部材進退カム120
とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、1つの駆動モータ
を用いて、鏡胴の進退およびフィルムの給送を行うカメ
ラに関する。
【0002】
【従来の技術】カメラの小型化および製造コスト低減を
図るため、フィルム給送とレンズ駆動とを1つのモータ
で行うことは、従来から考えられてきた。従来の手法と
して、モータの一方の回転方向への回転で各種動作切換
え(フィルムの巻上げ、巻戻し等)を行い、切り換えられ
た各動作の実行をモータの他方向への回転にて行うもの
が提案されているが、遊星機構を所定位置で停止させる
ための係止部材が多数必要となり、制御も複雑になると
いう問題がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明が
解決すべき技術的課題は、フィルムの巻上げや巻戻し等
の各種動作の切換えを行うために複雑な機構を必要とせ
ずに、1つの駆動モータでフィルム給送およびレンズ駆
動を行うことができるカメラを提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段・作用・効果】本発明は、上
記課題を有効に解決するために創案されたものであっ
て、以下の特徴を備えるカメラを提供するものである。
【0005】すなわち、本発明のカメラは、「駆動ギア
からの駆動力を受ける太陽ギアおよび該太陽ギアの周囲
を公転する遊星ギアを含み、駆動ギアの正転および逆転
に対応して一定の揺動領域内で正および逆の方向に揺動
する遊星機構」と「遊星機構の正の揺動方向に対応する
揺動領域端部に配置され、鏡胴の進退移動を制御する鏡
胴駆動系に連なる鏡胴進退ギア」と「遊星機構の逆の揺
動方向に対応する揺動領域端部に配置され、撮影フィル
ムの巻上げスプールを駆動する巻上駆動系に連なる巻上
げギア」と「揺動領域内において、鏡胴進退ギアと巻上
げギアとの間に配置され、撮影フィルムの巻戻しフォー
クを駆動する巻戻駆動系に連なる巻戻しギア」と「少な
くともその一部が遊星機構の揺動領域内外へと進退可能
であって、揺動領域内に進出した該一部に圧接した遊星
機構をその遊星ギアが巻戻しギアと係合する位置に保持
する係止部材」とを含む。そして、鏡胴駆動系の鏡胴側
最終ギアは、「鏡胴の進退を制御する鏡胴進退カム」と
「係止部材を駆動する係止部材進退カム」とを備えてい
る。
【0006】上記構成を備えた本発明のカメラにおいて
は、遊星機構が駆動ギアの正転に対応して正の方向へ、
駆動ギアの逆転に対応して逆の方向へ、それぞれ一対一
の対応関係で揺動する。そして、遊星機構の正の揺動方
向に対応する揺動領域端部には鏡胴進退ギアが配置され
ているので、駆動ギアが正転するときには、遊星機構の
遊星ギアが鏡胴進退ギアに圧接し、この結果、駆動ギア
からの駆動力が鏡胴進退カムへと伝達され、鏡胴の進退
移動が制御される。また、鏡胴進退カムと一体的に回転
する係止部材進退カムが係止部材の進退を制御し、鏡胴
が所定位置(例えば、沈胴位置)にあるときにのみ該係
止部材を遊星機構の揺動領域内へと進出させる。係止部
材が揺動領域内に進出すると、遊星機構は、該係止部材
によってその揺動を阻止される(すなわち、係止部材を
通過して揺動することが不可能となる)。
【0007】したがって、駆動ギアの回転方向を逆転方
向へと反転させると遊星機構が巻上ギアに向かって逆の
方向に揺動を始めるが、このとき係止部材が揺動領域内
に進出していると、遊星機構は係止部材を通過して巻上
げギアにまで揺動することはできず、巻戻しギアと係合
することとなる。一方、係止部材が揺動領域から退避し
ていれば、遊星機構は、巻戻しギアを通過して巻上げギ
アにまで揺動することが可能になる。つまり、鏡胴が特
定の位置にあるときにのみ揺動領域内に進出するよう係
止部材を係止部材進退カムによって制御すれば、駆動ギ
アを逆転させたとき、鏡胴が該特定位置にあれば遊星機
構の遊星ギアが巻戻しギアと係合し、鏡胴がそれ以外の
位置にあれば、同遊星ギアが巻上げギアと係合すること
となるように制御できる。
【0008】つまり、モータを逆転させたときに「遊星
機構が巻上げギアにまで揺動できる」か「巻戻しギアに
までしか揺動できない」かを決定する係止部材は、鏡胴
の進退移動を制御する要素である鏡胴側最終ギアに設け
たカムによってその挙動が制御される。したがって、係
止部材の進退を制御する機構を単独で別個に設ける必要
がなく、機構が簡単化され、製造コストの低減およびカ
メラの小型化という点で有利である。
【0009】以上に説明したカメラでは、「巻上駆動系
に連なる巻上げギア」または「巻戻駆動系に連なる巻戻
しギア」のいずれかに遊星機構を選択的に係合させてい
るが、本発明は、他の駆動系(駆動モータからみると被
駆動系)に対して遊星機構を選択的に係合させる場合に
も勿論適用可能である。例えば、近年開発されたAPS
システムに採用されるカメラのカートリッジ蓋の開閉や
ロックを行う機構部に対して遊星機構を選択的に係合さ
せる場合に適用することも可能である。つまり、上記本
発明のカメラにおいて、「遊星機構の逆の揺動方向に対
応する揺動領域端部」には上記巻上げギアに代えて、第
1の被駆動系に連なる第1ギアを配置し、「揺動領域内
における鏡胴進退ギアと第1ギアとの間」には巻戻しギ
アに代えて、第2の被駆動系に連なる第2ギアを配置し
てもよい。
【0010】なお、本発明において、駆動ギアの「正転
方向」および「逆転方向」という語を用いているが、こ
れはギアの2つの回転方向を互いに明確に区別するため
であって、いずれの方向を正転方向(または、逆転方向)
とするかは任意である。揺動機構の正および逆の揺動方
向につていも同様であって、必要なのは、駆動ギアおよ
び揺動機構の両者の駆動方向が一対一に対応していると
いうことである。
【0011】本発明のカメラにおいては、鏡胴の進退位
置(繰出し量)を正確に制御するために、上記鏡胴側最終
ギアの鏡胴進退カムに、カム回転位置検出手段を設ける
ことが好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を添付の図面を
参照して以下に詳細に説明する。図1は、本発明の一実
施形態に係るカメラの要部水平断面図である。図中一点
鎖線の四角形で示したものはズーム鏡胴160であって、
図1においてはカメラ本体内に位置している(沈胴位
置)。
【0013】駆動モータ10のギア11は不図示の制御機構
により正転(図1中反時計回り方向)と逆転とを選択的に
切り換えることができる。図示したすべてのギア、駆動
ギア11からの駆動力を受けて回転する。したがって、以
下の説明においては、各ギアの正転方向というときは駆
動ギア11の正転方向に対応する回転方向を、逆転方向と
いうときは駆動ギア11の逆転方向に対応する回転方向
を、それぞれ言うものとする。(各ギアに付した実線矢
印は正転方向を、破線矢印は逆転方向を示している。)
【0014】駆動ギア11からの駆動力は、減速ギア12、
13、14およびアイドルギア15を介して遊星機構20の太陽
ギア21に伝達される。遊星機構20は、太陽ギア21、遊星
ギア22および遊星レバー23で構成されている。太陽ギア
21の正転方向は時計回り方向であって、逆転方向は反時
計回り方向である。
【0015】遊星機構20は、従来知られている構造であ
って、太陽ギア21と遊星ギア22とがギア係合するととも
に、両者の回転軸が遊星レバー23によって連結されてい
る。そして、遊星ギア22と遊星レバー23との間に所定の
摩擦機構部を設けることによって、遊星ギア22は、他の
ギアと係合しない限り、太陽ギア21の自転に伴ってその
周囲を公転し、その結果、遊星機構20は太陽ギア21の回
転軸を中心として揺動する。
【0016】図示の例では、遊星機構20は、太陽ギア21
が正転すると矢印Aの方向に、太陽ギア21が逆転すると
矢印Bの方向に、それぞれ揺動する。すなわち、駆動ギ
ア11の正転に対応して遊星機構20が矢印A方向(正の方
向)に、駆動ギア11の逆転に対応して遊星機構20が矢印
B方向(逆の方向)に、それぞれ一対一に対応して揺動す
る。ただし、遊星機構20の揺動範囲は、後に説明するよ
うに、進退アイドルギア100に係合する図1の位置と、
巻上げアイドルギア300に係合する図2の位置と、の間
の領域(揺動領域)に限られる。
【0017】したがって、駆動ギア11の回転方向を制御
することによって、遊星機構20の遊星ギア22を3つのア
イドルギアすなわち、「鏡胴の進退移動の制御に関与す
る鏡胴進退アイドルギア100」、「フィルム巻戻しに関
与する巻戻しアイドルギア200」、「フィルム巻上げに
関与する巻上げアイドルギア300」のそれぞれに、選択
的に係合させることができる。まず、遊星ギア22が各ア
イドルギアに係合した場合における、それぞれのカメラ
動作について説明する。(1)遊星ギア22が進退アイドルギア100と係合した場
合(図1、図3、図4)
【0018】駆動モータ10からの駆動力が遊星機構20を
介してカムギア110にまで伝達される。既に説明したよ
うに、遊星ギア22が進退アイドルギア100と係合するの
は駆動ギア11が正転するときだけであり、これに併せ
て、カムギア110は、その機構上、正転方向にのみ回転
できるように構成されている。
【0019】図1の状態で駆動ギア11が正転を続ける
と、遊星ギア22は、アイドルギア100に圧接しながら正
転を続け、カムギア110も正転(図中時計回り方向)を続
ける。カムギア110には、これと一体的に回転する2つ
のカムが固定されている。一方のカムは後述の係止レバ
ー(係止部材)150の回転を制御する係止レバー進退カム1
20であり、他方のカムは鏡胴160の進退を制御する鏡胴
進退カム130である。
【0020】鏡胴進退カム130のカム面は、最小径の第
1カム面131と、最大径の第3カム面133と、それらを連
結する第2、第4のカム面132、134と、の4つのカム面
を主要構成要素としている。図中に四角形の一点鎖線で
示した鏡胴160は、図示しないスプリング部材で撮影者
側(図中上方側)に付勢されており、その側壁に突設され
た突起161が鏡胴進退カム130の各カム面131〜134に圧接
係合する。したがって、カムギア110が正転すると、こ
れに伴って鏡胴160が繰り出され、最大径の第3カム面1
33と突起161とが圧接したとき、鏡胴160の繰出し量が最
大となる(図3参照)。カムギア110がさらに回転する
と、これに伴って鏡胴160がスプリング付勢力によって
沈胴する。鏡胴160は、その側面の突起161が最小径の第
1カム面131と係合しているとき、沈胴位置に位置す
る。
【0021】カムギア110および鏡胴進退カム130と一体
的に回転する係止レバー進退カム120のカム面は、部分
的な円周面を構成する第1カム面121と、凹状の第2カ
ム面122と、で構成されており、係止レバー150の進退を
制御する。係止レバー150は、図示しないスプリング部
材によって図中時計回り方向に付勢されており、図1の
初期状態においては、その第1アーム152が係止レバー
進退カムの第1カム面121に圧接している。カムギア110
が正転して第2カム面122が第1アーム152の位置にまで
くると、係止レバー150は、スプリング付勢力によって
回転軸151を中心として時計回り方向に回転し、その第
2アーム153が遊星機構20の揺動領域内に進出する(進出
位置、図4参照)。第2アーム153は、巻戻しアイドルギ
ア200近傍に突設したストッパ210当接して停止し上記揺
動領域内に止まるが、カムギア110がさらに回転する
と、第1カム面121に駆動されてスプリング付勢力に抗
して図1に示した位置(退避位置)にまで復帰する。遊星ギア22が巻上げアイドルギア300と係合した場合
(図2)
【0022】遊星機構20の遊星ギア22が巻上げアイドル
ギア300と係合するのは、係止レバー150が退避位置にあ
り、駆動ギア11が逆転する場合である。このとき、逆転
する駆動ギア11からの駆動力が遊星機構20を介して巻上
げギア301に伝達され、この結果、巻上げギア301が図2
中時計回り方向に回転し、この結果、撮影フィルムがス
プール(いずれも図示せず)に巻き付けられていく。遊星ギア22が巻戻しアイドルギア200と係合した場合
(図5)
【0023】遊星機構20の遊星ギア22が巻戻しアイドル
ギア200と係合するのは、係止レバー150が進出位置にあ
り、駆動ギア11が逆転する場合である。駆動ギア11が逆
転するとき、図5中B方向に揺動する遊星機構20は、そ
の圧接面24が進出位置にある係止レバー150の第2アー
ム153に圧接し、図5に示した位置に停止する。このと
き、遊星機構の遊星ギア22が巻戻しアイドルギア200と
係合し、駆動ギア11の逆転をさらに続行すると、この駆
動力によって、巻戻しギア201が図5中時計回り方向に
回転し、不図示のギア列を介して巻戻しスプール(図示
せず)に伝達され、撮影済のフィルムがスプールへと巻
き取られる。
【0024】以上で、遊星ギア22が各アイドルギアに係
合した場合における各カメラ動作についての説明を終
え、次に、実際の全体的なカメラ動作の一例を説明す
る。
【0025】図1は、カメラの使用開始前の初期状態を
示しており、鏡胴160は沈胴位置にある。この状態で駆
動ギア11を正転させて鏡胴160を所定の位置まで繰り出
して、被写体にピントを合わせる。図3は、その一例を
示しており、鏡胴160が最大繰出し位置にある。
【0026】係止レバー150が退避位置にあるとき、駆
動ギア11を逆転させると、遊星機構20はその揺動を禁止
されることなく巻上げアイドルギア300の位置にまで揺
動し、撮影フィルムを巻上げることができる(図2参
照)。図示の例では、係止レバー150は、鏡胴160が沈胴
位置にあるときにのみ遊星機構20の揺動領域内に進出す
ることとなるように、係止レバー進退カム120のカム面1
21、122が構成されている。したがって、鏡胴160が沈胴
位置にない場合には遊星機構20は常に、鏡胴進退アイド
ルギア100と巻上げアイドルギア300との間で揺動が可能
であって、フィルム巻上げと鏡胴進退とを繰り返し行う
ことができる。
【0027】ただし、係止レバー150は、鏡胴160が沈胴
位置にあるとき常に進出位置にあるのではない。係止レ
バー150は、鏡胴160が沈胴位置にあって、しかも、係止
レバー150の第1アーム152が係止レバー進退カム120の
凹状の第2カム面122と当接している場合にのみ進出位
置に位置する。つまり、鏡胴160は、その側壁に形成さ
れた突起161が鏡胴進退カム130の最小径の第1カム面13
1と当接している場合に沈胴位置に位置するが、係止レ
バー150の第1アーム152が係止レバー進退カム120の凹
状の第2カム面122と当接するのは、突起161が第1カム
面131の円周方向中央部分と当接する場合に限られる。
なお、「鏡胴160がどの位置に存在したときに係止レバ
ー150が進出位置にまで進出するのか」は、係止レバー
進退カム120の凹状の第2カム面122の形成位置を変更す
ることによって、任意に設定することが可能である。
【0028】例えば、フィルムのすべての撮影駒につい
て撮影を終えた後、鏡胴を沈胴位置にまで退避させると
ともに、係止レバー150を進出位置に進出させ(図
4)、この後、駆動ギア11を逆転させると、図4から矢
印B方向に遊星機構20が揺動し、その遊星ギア22と巻戻
しアイドルギア200とが係合する(図5)。この状態で
さらに駆動ギア11の逆転を続行すると、撮影済のフィル
ムをパトローネ内に巻き戻すことができる。
【0029】なお、図示の実施形態においては、鏡胴16
0の進退位置(繰出し量)を正確に制御するために、カム
ギア110の鏡胴進退カム120表面に、カム回転位置検出用
のブラシ状接片140を配置している。
【0030】以上説明した実施形態においては、「フィ
ルムの巻上げを行う駆動系(駆動モータからみると被駆
動系)」または「フィルムの巻戻しを行う巻戻駆動系(駆
動モータからみると被駆動系)」のいずれかに遊星機構
を選択的に係合させている。しかし、本発明の本質は、
任意の2つの被駆動系に対して遊星機構20を選択的に係
合させることにある。すなわち、その2つの被駆動系が
上述のフィルム巻上げ機構やフィルム巻戻し機構に限定
されるものではない。例えば、近年開発されたAPSシ
ステムに採用されるカメラのカートリッジ蓋の開閉やロ
ックを行う機構部に対して遊星機構を選択的に係合させ
る場合にも、本発明を同様に適用することが可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係るカメラの駆動機構
を説明する要部断面図であって、遊星機構が鏡胴駆動系
に連結している状態を示している。
【図2】 本発明の一実施形態に係るカメラの駆動機構
を説明する要部断面図であって、遊星機構がフィルム巻
上げ機構に連結している状態を示している。
【図3】 本発明の一実施形態に係るカメラの駆動機構
を説明する要部断面図であって、遊星機構が鏡胴駆動系
に連結している状態を示している。
【図4】 本発明の一実施形態に係るカメラの駆動機構
を説明する要部断面図であって、遊星機構が鏡胴駆動系
に連結している状態を示している。
【図5】 本発明の一実施形態に係るカメラの駆動機構
を説明する要部断面図であって、遊星機構がフィルム巻
戻し機構に連結している状態を示している。
【符号の説明】
10 駆動モータ 11 駆動ギア 12、13、14 減速ギア 15 アイドルギア 20 遊星機構 21 太陽ギア 22 遊星ギア 23 遊星レバー 24 圧接面 100 進退アイドルギア 101 アイドルギア 110 カムギア 111 回転軸 120 係止レバー進退カム 121 第1カム面 122 第2カム面 130 鏡胴進退カム 131 第1カム面 132 第2カム面 133 第3カム面 134 第4カム面 140 カム回転位置検出用接片 150 係止レバー 151 回転軸 152 第1アーム 153 第2アーム 200 巻戻しアイドルギア 201 巻戻しギア 210 ストッパ 300 巻上げアイドルギア 301 巻上げギア

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動ギアからの駆動力を受ける太陽ギア
    および該太陽ギアの周囲を公転する遊星ギアを含み、駆
    動ギアの正転および逆転に対応して一定の揺動領域内で
    正および逆の方向に揺動する遊星機構と、 遊星機構の正の揺動方向に対応する揺動領域端部に配置
    され、鏡胴の進退移動を制御する鏡胴駆動系に連なる鏡
    胴進退ギアと、 遊星機構の逆の揺動方向に対応する揺動領域端部に配置
    され、撮影フィルムの巻上げスプールを駆動する巻上駆
    動系に連なる巻上げギアと、 揺動領域内において、鏡胴進退ギアと巻上げギアとの間
    に配置され、撮影フィルムの巻戻しフォークを駆動する
    巻戻駆動系に連なる巻戻しギアと、 少なくともその一部が遊星機構の揺動領域内外へと進退
    可能であって、揺動領域内に進出した該一部に圧接した
    遊星機構をその遊星ギアが巻戻しギアと係合する位置に
    保持する係止部材と、を含むカメラであって、 鏡胴駆動系の鏡胴側最終ギアは、鏡胴の進退を制御する
    鏡胴進退カムと、係止部材の進退を制御する係止部材進
    退カムとを備えていることを特徴とする、カメラ。
  2. 【請求項2】 駆動ギアからの駆動力を受ける太陽ギア
    および該太陽ギアの周囲を公転する遊星ギアを含み、駆
    動ギアの正転および逆転に対応して一定の揺動領域内で
    正および逆の方向に揺動する遊星機構と、 遊星機構の正の揺動方向に対応する揺動領域端部に配置
    され、鏡胴の進退移動を制御する鏡胴駆動系に連なる鏡
    胴進退ギアと、 遊星機構の逆の揺動方向に対応する揺動領域端部に配置
    され、第1の被駆動系に連なる第1ギアと、 揺動領域内において、鏡胴進退ギアと第1ギアとの間に
    配置され、第2の被駆動系に連なる第2ギアと、 少なくともその一部が遊星機構の揺動領域内外へと進退
    可能であって、揺動領域内に進出した該一部に圧接した
    遊星機構をその遊星ギアが第2ギアと係合する位置に保
    持する係止部材と、を含むカメラであって、 鏡胴駆動系の鏡胴側最終ギアは、鏡胴の進退を制御する
    鏡胴進退カムと、係止部材の進退を制御する係止部材進
    退カムとを備えていることを特徴とする、カメラ。
  3. 【請求項3】 上記鏡胴側最終ギアの鏡胴進退カムに、
    カム回転位置検出手段が設けられていることを特徴とす
    る、請求項1または2記載のカメラ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100462832C (zh) * 2006-08-11 2009-02-18 中国科学院长春光学精密机械与物理研究所 一种用于胶片型相机的输片机构

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