JP2000310811A - カメラの駆動機構 - Google Patents

カメラの駆動機構

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JP2000310811A
JP2000310811A JP11121645A JP12164599A JP2000310811A JP 2000310811 A JP2000310811 A JP 2000310811A JP 11121645 A JP11121645 A JP 11121645A JP 12164599 A JP12164599 A JP 12164599A JP 2000310811 A JP2000310811 A JP 2000310811A
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lens barrel
gear
driving
cam
zoom
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JP11121645A
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Shinya Miki
伸哉 三木
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 機構の小型化が可能なカメラの駆動機構を提
供する。 【解決手段】 ズーム機構と、フィルム巻上機構と、フ
ィルム巻戻機構と、前記機構すべてを駆動する単一の駆
動源と、前記各機構へ選択的に駆動力を伝達するための
遊星ギヤ10,11と、該遊星ギヤ10,11の公転を
規制する規制部材30と、該規制部材30を駆動するカ
ム部材12a,12bと、前記遊星ギヤ10,11より
駆動力を受けて、前記ズーム機構へ駆動力を伝達する少
なくとも1つの伝達ギヤ12とを備える。該少なくとも
1つの前記伝達ギヤ12は、ズーム機構により鏡胴が最
も後退した位置から最も突出した位置まで作動する間、
少なくとも一回転以上回転する。前記カム部材12a,
12bは、該1つの前記伝達ギヤ12と一体的に回転す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラの駆動機構
に関する。
【0002】
【従来の技術】カメラの小型化、コストダウンのために
は、フィルム給送とズームの減速系を共用することが考
えられる。たとえば、本願出願人は、単一のモーターで
フィルム給送、ズーム駆動を出力切換用の駆動源を用い
ず、ズーム機構の位置に応じて変位する切換機構により
達成する方法を提案している(たとえば、特願平9−2
77554号、未公開)。
【0003】ここに示されているカム板は、ズーミング
のフルストロークに対してほぼ1回転するものであり、
ステップズームのステップ数を増やすとカムの凹凸角度
ピッチが細かくなり、カム板の停止精度等を考慮し、安
定的に動作させるためにはカム板の径を増やさなくては
ならない。これは、機構の大型化を招く。
【0004】また、ズームの駆動系においては、最終段
で比較的大径のギヤを用い、ここで大きな減速を行うこ
とが多い。したがって、カム板駆動のため通常より大き
な減速比を必要とし、カム板と鏡胴の間で増速を行わね
ばならい。これも、機構の大型化を招く。
【0005】さらには、切換動作を行うためには、鏡胴
をほぼ隣のステップ位置近くまで駆動する必要があり、
ユーザーに対して不自然な印象を与える恐れがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明が
解決しようとする技術的課題は、機構の小型化が可能な
カメラの駆動機構を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段および作用・効果】本発明
は、原理的にステップズームのステップ周期と、カムに
よる係止周期は一致させる必要はなく、各待機位置にお
いて非係止区間であればよいことに着目し、カム板を駆
動系の比較的減速比の小さい位置に配置し、係止の周期
を短くして、上記技術的課題を解決を図り、以下の構成
のカメラの駆動機構を提供する。
【0008】カメラの駆動機構は、少なくともレンズの
焦点距離を変化させるズーム機構と、フィルムをカート
リッジより引き出し巻上げ方向に搬送する巻上機構と、
フィルムをカートリッジ内に巻き戻す方向に搬送する巻
戻機構と、前記機構すべてを駆動する単一の駆動源と、
前記各機構へ選択的に駆動力を伝達するための遊星ギヤ
と、該遊星ギヤの公転を規制する規制部材と、該規制部
材を駆動するカム部材と、前記遊星ギヤより駆動力を受
けて、前記ズーム機構へ駆動力を伝達する少なくとも1
つの伝達ギヤとを備える。該少なくとも1つの前記伝達
ギヤは、ズーム機構により鏡胴が最も後退した位置から
最も突出した位置まで作動する間、少なくとも一回転以
上回転する。前記カム部材は、該1つの前記伝達ギヤと
一体的に回転する。
【0009】上記構成において、駆動源からの駆動力
は、遊星ギヤを介して、ズーム機構、巻上機構、巻戻機
構に選択的に伝達され、各機構が駆動される。ズーム機
構を駆動するときには、駆動力は伝達ギヤを介して伝達
され、その少なくとも1つと一体的に回転するカムによ
って、規制部材が駆動される。カムは、ズーム機構によ
り鏡胴が最も後退した位置から最も突出した位置まで作
動する間、伝達ギヤと一体的に1回転以上回転する。カ
ム部材の凹凸により規制部材が駆動され、規制部材は、
たとえばステップズームにおいてズーム駆動とフォーカ
ス駆動を切り換えることができる。また、切換動作のた
め、鏡胴が進退する量が小さくてすみ、ユーザーに不信
感を与えないようにすることができる。カム部材は、ズ
ーミングのフルストロークに対して1回転以上するの
で、規制部材を駆動するためには最低1組の凹凸があれ
ばよく、多数組の凹凸を設ける場合に比べ小型化が可能
である。カム部材の回転周期は、鏡胴に対して小さくて
もよく、特別に減速比を増減させる機構も必要はない。
【0010】したがって、機構の小型化が可能である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態に係る
カメラの駆動機構について、図面を参照しながら説明す
る。
【0012】まず、カメラ100の基本構成について、
図1の正面図を参照しながら説明する。
【0013】カメラ100のほぼ中央には、複数のレン
ズ群により構成されたいわゆるズームフォーカス方式の
鏡胴101が設けられている。図中、102はファイン
ダー対物レンズ、103はファインダー接眼レンズ、1
04は測距用投光レンズ、105は測距用受光レンズ、
106はフラッシュ発光部、107はメインコンデン
サ、108はカートリッジ室、109はカートリッジ室
蓋、110はスプール室、111の斜線部分は駆動系の
減速、切り換えスペース、112は電池、13は鏡胴駆
動ギヤである。駆動源のモーター(この図では不図示)
はスプール室110内に配置され、モーターからの出力
が駆動系の減速、切り換えスペース111を使って各機
構に伝達される。
【0014】カメラ駆動機構は、スペース111内に、
図2の要部平面図、図3の要部平面図に示すように構成
される。
【0015】すなわち、モーター1はスプール20の内
部に配置される。2はモーターピニオンである。ギヤ
3、4とバネ5によりフリクション機構を形成し、ギヤ
列への過大な負荷を防止する。通常は、3、4、6のギ
ヤヘ伝達され、過大な負荷がかかったときは、ギヤ4以
降への伝達はフリクションの作用により行わないように
なっている。6、7は段ギヤ、8はアイドルギヤ、9は
太陽ギヤ、10、11は遊星ギヤ、12は鏡胴入力ギヤ
であり、モーターの出力は減速され、太陽ギヤ9へ入力
される。遊星ギヤ10、11はキャリア23に保持され
ている。
【0016】図2は、モーター1を時計方向(以下、
「CW」とする。)に回転させて、遊星ギヤが反時計方
向(以下、「CCW」とする。)に公転し、12に伝達
を行っているところを示す。遊星11は被駆動ギヤと係
合状態にない。12には上部にかさ歯ギヤが設けてあ
り、回転軸を直角変換し鏡胴ギヤ13を回転させ、鏡胴
101に伝達する。101内部では回転運動がカム手段
によりレンズの直進運動に変換されて、レンズが進退す
る。この図の状態でレンズはテレ方向へ動くように10
1の内部のカムが設定されている。
【0017】12には、一体的にカム12a,12bが
設けられ、このカム12a,12bに揺動レバー24の
フォロワ部24aがばね28の付勢力により押し当てら
れている。鏡胴101の駆動中はこのカムが回転するた
め、24は揺動を繰り返す。係止レバー30は揺動レバ
ーの爪24b,24cにより24と一体的に回転するよ
うになっている。25は24にとりつけられた接片で基
板26のパターンにより、24がカム12aに乗り上げ
た状態(カムスイッチ1がON)とカム12bに落ち込
んだ状態(カムスイッチ2がON)が検出できるように
なっている。24がカム12aに乗り上げたとき、係止
レバー30の爪部の係止面30a,30bが遊星ギヤ3
1の回転軸を係止すべく公転軌跡内に進入する。21は
パルス板であり、フォトインタラプタ22によりモータ
ー1の回転量を知ることができる。
【0018】図4は、13により回転する鏡胴101の
回転角と各ポジションの関係を示す。鏡胴101は公知
のいわゆるズームフォーカス式の構成であり、鏡胴10
1をワイド端からテレ端まで駆動する間、順次フォーカ
ス区間、ズーム区間を設けてある。この例では、撮影可
能な待機位置を4点有しており、それぞれW、M1、M
2、Tと称する(図中太線部)。各待機位置において、
レリーズ操作を行うと、鏡胴101を測距の出力に応じ
た繰り出し量だけテレ側に前進させる。この際、待機位
置からわずかに前進した位置において、鏡胴101の内
部に設けられたエンコーダーにより、基準位置の信号を
得(図中破線部)、22によりパルスカウントを開始し
て所定の位置で停止する。
【0019】エンコーダーの例を図5に示す。レンズの
移動に伴い、パターン1とパターン2とにまたがる接片
(不図示)が図中左右方向に移動する。パターン1がく
し歯状にはいりこんでいる部分が基準スイッチ部であ
り、接片により、パターン1の信号がHからLになった
ときに、パルスのカウントをスタートする。図4の(右
下がり)斜線部はカムスイッチ1のONとなる範囲を示
し、揺動レバー24を駆動するカム面は鏡胴入力ギヤ1
2上に一体的に設けられているため、鏡胴101を沈胴
からテレ端まで駆動する間、周期的にONする。右上が
り斜線部は揺動レバーを押し上げる途中の区間であり、
この間はカムスイッチ1もカムスイッチ2もONしな
い。これ以外の区間では揺動レバーが落ち込んだ状態で
あり、カムスイッチ2がONしている。
【0020】図4に示す通り、各待機位置および、沈胴
端、テレ端は揺動レバーが落ち込んだ状態であり、係止
レバー30の爪部の係止面30a,30bは遊星ギヤの
公転軌跡より待避した位置にある。また、鏡胴101の
ポジションとカムスイッチは一対一に対応するため、ス
ペースが許せば、カムスイッチパターンとエンコーダー
パターンを同一の基板上に形成することも可能である。
【0021】14、16、18は遊星ギヤの公転を規制
したときに伝達されるギヤであり、14を回転させると
15を経由して、カートリッジ室上部のフォーク部まで
回転を伝達する。16を回転させると15を経由して同
様にフォークまで伝達される。18を回転させると19
を経由してスプール20を回転させる。
【0022】次に、動作を説明する。
【0023】沈胴状態においてメインスイッチ(不図
示)をONすると、モーターはCWに回転し、遊星ギヤ
10、11をCCWに公転させ、公転端にて10と12
が噛み合い、鏡胴101へ伝達され鏡胴101は前進す
る。遊星ギヤ11は被伝達ギヤと噛み合わないまま回転
する。沈胴部付近の領域は図5に示すように、パターン
1の領域を広く設定しており、ONの時間が基準スイッ
チのON時間より長いので、沈胴領域にレンズがあるこ
とを識別可能である。ワイド端に近づくと信号がLから
Hに変化するのでパルスカウントを開始し、ワイド端の
待機位置でモーターを停止する。これで鏡胴101はワ
イド状態にセットされるが、この後モーターを少量だけ
CCWに,回転させる。すると遊星ギヤ10、11はC
Wにわずかに公転し、図6の状態となる(図6以下図1
0までは切換機構の主要部のみを表示)。ギヤ10と1
4の歯は接触するが、フィルムの負荷が遊星ギヤの回転
トルクに比べて十分重いためフィルムが駆動されること
はない。以下、撮影待機状態ではこのポジションに設定
する。この効果については、後述する。
【0024】沈胴からワイド端へ駆動する間、カムスイ
ッチ1は一旦ONするがワイド位置では再び、OFFと
なり、係止レバー30は待避位置にある。
【0025】ここでズームの操作レバー(不図示)をテ
レ側に操作するとモーターはCWに回転し、遊星10は
公転して再び12へ伝達、を開始する。ズーム操作レバ
ーから手を離すと、最も近いテレ側の待機位置でモータ
ーを停止する。ズーム操作レバーをW側に操作するとモ
ーターはCCWに公転し、遊星10、11がCWに回転
し11が12と噛み合い鏡胴101は繰り込み側に移動
する(図7)。遊星ギヤ10は被伝達ギヤと噛み合わな
いまま回転する。ズーム操作レバーから手を離すと最も
近いワイド側の待機位置でモーターを停止する。その後
待機ポジション(図6)に移動するため、若干量モータ
ーをCCWに回転させる。あるいはW方向へ駆動後は図
7の状態のまま撮影待機させてもよい。前述のように待
機位置においては係止レバー30が待避位置にあるの
で、遊星10、11は公転を規制されることはなく、ズ
ーム操作に応じモーターの回転方向を切り換えるだけで
テレ、ワイドヘの駆動が行える。
【0026】レリーズ操作を行うと、モーターをCWに
回転し、遊星10と12の噛み合いによりレンズを繰り
出し、測距出力に応じた所定位置で停止させ、シャッタ
ーを動作させる。停止位置によって、カムスイッチ2が
OFFとONのときがあり、OFFのときはシャッター
動作後、モーターをCWに回転させカムスイッチ2がO
Nするまで鏡胴101を繰り出す。ここでモーターを反
転してカムスイッチ1がON(係止レバー30が進入)
するまで鏡胴101を繰り込む。この位置でもう一度モ
ーターを反転しCWに回転させると遊星ギヤ10、11
はCCWに公転するが、ギヤ31の回転軸が係止レバー
30の係止面30bに当接し、公転を規制される(図
9)。9、10、16および9、11、18は直線上に
並んだ状態となり、モーターの回転を継続すると回転は
16、18へ伝達される。18から19、20と伝達さ
れスプール20が回転し、フィルムを巻き上げる。16
から15、フォークヘ伝達されるがフィルムの送り出し
速度より、スプール上の周速の方が速くなるように設定
されており、この周速差は一方向クラッチ等により吸収
する。
【0027】一駒送ったのち、モーターを停止しCCW
に回転する。遊星10、11はCWに公転しギヤ31の
回転軸は係止面30bより離れる。11が12と噛み合
い鏡胴101は繰り込み方向に駆動される。待機位置に
到達したところでモーターを停止する。
【0028】カートリッジを装填し、イニシャルロード
を開始すると鏡胴101を繰り出し、カムスイッチ1が
ONしたところで停止する。ここでモーターを反転する
とギヤ31の回転軸が係止面30aに当接し公転が規制
される。この位置で9、10、14が直線上に並んだ形
となり、モーターの回転を継続すると14、15、フォ
ークヘと回転が伝達される。前述の巻上時の15の回転
方向とは逆方向に15が回転するので、フォークは巻戻
側に回転する(図10)。この間、カートリッジ上のデ
ータディスクの情報を読みとり、モーターを反転する。
ギヤ31の回転軸は係止面30aより離間し、ギヤ10
と12が噛み合い、鏡胴101を繰り出す。カムスイッ
チ2がONになれば、モーター1を反転しカムスイッチ
1がONするまで鏡胴101を繰り込む。ここでモータ
ー1を反転するとスラストの状態となる(図9と同
じ)。フォークとスプールは同時に回転し、フィルムが
カートリッジより送り出される。フィルムがスプールに
巻き付いたところでスプールの周速が送り出し速度より
速くなり前述の一方向クラッチ等の手段により周速が吸
収される。スラスト終了後モーターを反転し、鏡胴10
1を繰り込み、待機位置で停止する。
【0029】巻戻動作はイニシャルロード時にデータデ
ィスクを読むときと同じ動作であって、鏡胴101を一
旦、カムスイッチ2ONからカムスイッチ1がONする
まで繰り出したのち、モーターを反転するとよい。
【0030】次に、振動、衝撃対策について、説明す
る。
【0031】鏡胴101がボディーより突出した状態で
鏡胴101の先端に衝撃等の負荷を加えると、光軸方向
の負荷が内部のカムを経て、回転力に変換され駆動系の
ギヤを回す力が発生する。このためギヤ破損につながる
場合が多く、従来のズームレンズ鏡胴においては、ギヤ
強度を十分に確保するか、衝撃吸収用のクラッチを設け
ていた。いずれもコストやスペース増加につながる。
【0032】本実施例では、撮影待機状態において、遊
星ギヤを離間させるか(図6)、ワイドに駆動するポジ
ションに待機させておく。離間させておく場合、鏡胴1
01への外力は12より先へは伝わらず、鏡胴101が
動くことで外力を吸収できる。鏡胴に対する外力方向で
懸念されるのは、沈胴側方向であり、携帯時にぶつける
等比較的頻度が高いと予想される。ワイド側に遊星を待
機させておくと沈胴側への外力作用時、12が回転をは
じめると、歯面圧力は11を12から噛み合いをはずす
方向に作用し、結局、負荷は12以降のギヤには伝わら
ない。これにより、外力を逃がすことが可能となる。
【0033】但し、容易に鏡胴101が動きすぎると実
使用上問題となるため、ギヤ12にフリクションスプリ
ング29を作用させている。このフリクションの力量
は、不用意に鏡胴101が動かない程度のごく僅かな力
量でよい。
【0034】もし、鏡胴101が待機位置より押し込ま
れるか、引っ張り出されたときには、前出の基準スイッ
チおよび、カムスイッチをモニターしておき、これを検
出する。たとえば、鏡胴101を引っ張り出すと、図4
から分かるように、基準スイッチがONする。また、押
し込むとカムスイッチ1がONする。すなわち、どちら
のスイッチが先にONしたかで、鏡胴101の移動方向
を判別し、スイッチのON回数をカウントすることで、
移動後の位置が判定できる。したがって、元の位置へ復
帰させる、あるいは所定のエラー処理を行うことが可能
である。微少な変位では、スイッチが変化せず、検出は
行えないが、フォーカス時には基準スイッチを検出後、
パルスカウントを開始するのでフォーカシング終了後、
鏡胴101が停止する位置は変化せず、撮影に支障はな
い。
【0035】以上説明したように、機構の小型化が可能
である。
【0036】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではなく、その他種々の態様で実施可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態のカメラの正面図であ
る。
【図2】 本発明の一実施形態のカメラの駆動機構の要
部平面図である。
【図3】 図2の駆動機構の要部正面図である。
【図4】 図2の駆動機構の駆動と鏡胴回転角との関係
の説明図である。
【図5】 図2の駆動機構のエンコーダの平面図であ
る。
【図6】 図2の駆動機構の要部平面図である。
【図7】 図2の駆動機構の要部平面図である。
【図8】 図2の駆動機構の要部平面図である。
【図9】 図2の駆動機構の要部平面図である。
【図10】 図2の駆動機構の要部平面図である。
【符号の説明】 1 モーター 2 モーターピニオン 3,4 ギヤ 6,7 段ギヤ 8 アイドルギヤ 9 太陽ギヤ 10,11 遊星ギヤ 12 鏡胴入力ギヤ(伝達ギヤ、カム部材) 12a,12b カム(カム部材) 13 鏡胴駆動ギヤ 14〜19 ギヤ 20 スプール 21 パルス板 22 フォトインタラプタ 23 キャリア 24 揺動レバー 24a フォロワ部 24b,24c 爪 25 接片 26 基板 28 ばね 29 フリクションスプリング 30 係止レバー(規制部材) 30a,30b 係止面 31 遊星ギヤ 100 カメラ 101 鏡胴 102 ファインダー対物レンズ 103 ファインダー接眼レンズ 104 測距用投光レンズ 105 測距用受光レンズ 106 フラッシュ発光部 107 メインコンデンサ 108 カートリッジ室 109 カートリッジ室蓋 110 スプール室 111 (斜線部)駆動系のスペース 112 電池

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともレンズの焦点距離を変化させ
    るズーム機構と、 フィルムをカートリッジより引き出し巻上げ方向に搬送
    する巻上機構と、 フィルムをカートリッジ内に巻き戻す方向に搬送する巻
    戻機構と、 前記機構すべてを駆動する単一の駆動源と、 前記各機構へ選択的に駆動力を伝達するための遊星ギヤ
    と、 該遊星ギヤの公転を規制する規制部材と、 該規制部材を駆動するカム部材と、 前記遊星ギヤより駆動力を受けて、前記ズーム機構へ駆
    動力を伝達する少なくとも1つの伝達ギヤとを備え、 該少なくとも1つの前記伝達ギヤは、ズーム機構により
    鏡胴が最も後退した位置から最も突出した位置まで作動
    する間、少なくとも一回転以上回転し、 前記カム部材は、該1つの前記伝達ギヤと一体的に回転
    することを特徴とする、カメラの駆動機構。
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