JP3426886B2 - カメラの駆動機構 - Google Patents

カメラの駆動機構

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JP3426886B2 JP34171396A JP34171396A JP3426886B2 JP 3426886 B2 JP3426886 B2 JP 3426886B2 JP 34171396 A JP34171396 A JP 34171396A JP 34171396 A JP34171396 A JP 34171396A JP 3426886 B2 JP3426886 B2 JP 3426886B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、カメラの駆動機構
に関し、特に、単一のモータと簡易な構成によって少な
くともオートフォーカス(以下、AFという)駆動とフ
ィルム給送駆動を行うカメラの駆動機構に関する。 【0002】 【従来の技術】単一のモータによる駆動を2つ以上の駆
動先に切り替える機構は、特開平2−291539号の
公報に開示されている。この機構は駆動先であるフィル
ム巻き上げのフィルムエンドに伴うギヤの停止により生
ずる遊星歯車の公転力により、巻き上げの噛み合い位置
保持部材を押しよけて、フィルム巻き戻しの噛み合い位
置への遊星ギヤの移動を許可している。 【0003】また、遊星ギヤの前記方向と反対方向の公
転において、巻き上げ噛み合い位置を超えて撮影駆動系
との噛み合い位置へ遊星ギヤを移動させる途中に送り歯
車を設け、前述のように押しよけたままになっている巻
き上げ位置の噛み合い保持部材の初期位置状態復帰も行
っている。 【0004】一方、特開平7−64142号の公報に開
示されている機構でも、第1実施例として、巻き上げお
よび巻き戻し駆動系とズーム駆動系との切り替えを遊星
ギヤ式クラッチにて行っており、前記遊星ギヤの噛み合
い位置規制をソレノイドの吸着および開放で行ってい
る。 【0005】また、第2実施例として、遊星ギヤの軌道
上に必要な駆動先のギヤを多数配置し、モータの1方向
回転にて前記遊星ギヤを公転させて駆動先を選択し、モ
ータの他方向回転にて各駆動先のギヤを駆動しており、
上記遊星ギヤのような動きを可能にするためにラチェッ
ト板を用いている。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
特開平2−291539号の公報に開示されているもの
は、APS(Advanced Photo System) カメラに適用しよ
うとすると、本来行わなくても済むフィルムエンド状態
にわざわざしなくてはならず、動作シーケンスが複雑で
あり、また、撮影駆動系部材に対しても1方向の駆動力
しか伝えることが出来ず、沈胴繰り出しを含むAF駆動
の様なロングストロークを必要とするものには不向きで
ある。 【0007】また、特開平7−64142号の公報に開
示されている第1実施例においては、遊星ギヤの噛み合
い位置規制にソレノイドを使用するため、コストアップ
になる。また、同号の第2実施例においては、各駆動先
を駆動するにはモータの1方向回転しか使用できず、両
方向駆動の必要な駆動先があると、その分ギヤ列も増え
てしまう。また、駆動先切り替え時にラチェット係止部
材を押しよける為の遊星ギヤの公転トルクが増加してし
まう点でも不利である。 【0008】本発明の目的は、カメラのAF駆動時の正
逆回転とフィルム給送時の正逆駆動を、簡単な構成でし
かも単一の駆動モータで行うカメラの駆動機構を提供す
ることにある。 【0009】 【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明は、フィルム給送およびオートフォーカス駆動
を兼用するモータと、前記モータの駆動力をフィルム巻
き上げおよび送り出し状態とフィルム巻き戻し状態に切
り替えるための遊星ギヤ式クラッチと、前記遊星ギヤ式
クラッチの遊星ギヤに噛み合うように配置された内歯ラ
ックと、オートフォーカス駆動部に前記モータの駆動力
を伝達するため前記遊星ギヤ式クラッチの太陽ギヤと同
軸の遊星腕外周に設けられたギヤ部とを備え、フィルム
給送側に前記遊星ギヤ式クラッチが切り替わった場合に
はフィルムの巻き上げおよび送り出し駆動またはフィル
ムの巻き戻し駆動となり、前記遊星ギヤ式クラッチが公
転移動中には、前記ギヤ部によりオートフォーカスの繰
り出しおよび繰り戻し駆動となるように構成したことを
特徴とするカメラの駆動機構を提供する。 【0010】上記構成によれば、フィルム給送およびA
F駆動の各駆動をあたかもそれぞれ専用のモータで駆動
するように1個のモータで駆動することができ、低コス
トでより高精度でしかも自由度のあるカメラの駆動機構
を実現できる。 【0011】 【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の良
好な実施形態を説明する。図1、3、4、6、7は本発
明によるカメラの駆動機構をカメラ下部より見た図であ
り、図2、5はそれぞれ図1、4の縦断面図である。図
1、2において、モータ7により駆動されるギヤ1をC
CWに回転させると、ギヤ列を介して遊星ギヤ式クラッ
チの太陽ギヤ2がCCWに回転し、その回転が太陽ギヤ
2を中心として公転可能な遊星ギヤ3をCCWに公転さ
せ、遊星ギヤ3がギヤ4と噛み合う位置まで公転移動
し、ギヤ4がCCWに回転し、その先のフィルム給送ギ
ヤ列9(W/RW)を駆動し、フィルムを押し出しおよ
び巻き上げる。 【0012】ここで、遊星ギヤ式クラッチは太陽ギヤ
2、遊星ギヤ3、遊星腕6および遊星腕6に設けられた
ギヤ部6aを備えている。そして、前記フィルム押し出
しおよび巻き上げの終了後、直ちに次の撮影に備えるた
め、AF駆動の直前まで駆動する事になる。 【0013】図3において、モータ7により駆動される
ギヤ1をCWに回転させると、ギヤ列を介して遊星ギヤ
式クラッチの太陽ギヤ2がCWに回転し、その回転が太
陽ギヤ2を中心として公転可能な遊星ギヤ3をCWに公
転させ、フィルム押し出しおよび巻き上げのギヤ列の連
結がモータ回転に対し切り離され、遊星ギヤ3が内歯ラ
ック5と噛み合う位置まで公転移動する。 【0014】さらに、ギヤ1をCWに回転させると、遊
星ギヤ3が内歯ラック5と噛み合うことにより発生する
強力な公転力で公転移動し、撮影レンズ鏡枠に設けられ
た撮影レンズ初期位置検出手段による信号を検出する事
により、モータ駆動を停止し、遊星ギヤ3の公転が停止
する。 【0015】一方、遊星ギヤ3が内歯ラック5と噛み合
うことにより発生する強力な公転力で公転する間、遊星
ギヤ3の遊星腕6の外周に形成されたギヤ部6aも遊星
ギヤ3の公転角と等しく回転し、ギヤ部6aに噛み合う
AF駆動ギヤ列8によって駆動されるカム位置をAF駆
動開始の初期位置まで移動させる。 【0016】次に、図4、5において、前記撮影待機状
態から撮影に移行する場合は、図3の状態からさらにギ
ヤ1をCWに回転させると、遊星腕6のギヤ部6aも前
記同様さらに回転し、それにより駆動されるAF駆動ギ
ヤ列8のカムを移動させ、撮影レンズを繰り出す。図示
されていないが駆動系の途中経路に設けられたパルス形
成および検出手段によって得られるパルスが、前記撮影
レンズ初期位置検出手段の信号検出位置から所定のパル
ス数だけ検出されると同時に、モータ駆動を停止させる
ことにより遊星腕6の回転も停止させ、撮影レンズを撮
影位置まで繰り出した状態で停止させる。 【0017】前記図4の状態にて撮影を終了し、次の撮
影に備える為、ギヤ1をCCWに回転させ、遊星ギヤ3
および遊星腕6を図4から図3へと移動させ、撮影レン
ズを繰り込んだ後、さらに遊星ギヤ3および遊星腕6を
図3から図1へと移動させ、フィルムを所定量だけ送り
出しおよび巻き上げした後、ギヤ1を再度CW回転さ
せ、遊星ギヤ3および遊星腕6を図1、図3と移動さ
せ、AF駆動用のカム位置をAF駆動開始の初期位置ま
で移動させる。 【0018】また、図6、7において、フィルム巻き戻
し状態に移行する場合は、ギヤ1をさらにCW回転さ
せ、撮影レンズを繰り出しながら遊星ギヤ3および遊星
腕6を図7へと移動させ、図7の位置にて遊星ギヤ3が
内歯ラック5との噛み合いを離れ、その後も遊星ギヤ3
の摩擦トルクにより遊星ギヤ3および遊星腕6がそのま
まCWに回転し続け、遊星ギヤ3がギヤ4と噛み合い、
ギヤ4がCWに回転し、その先のフィルム給送ギヤ列9
を介してフィルムを巻き戻す。 【0019】以上説明した動作の流れを図8、9に示
し、図8はオートフォーカスし、撮影し、フイルム巻き
上げし、撮影準備するまでのフローチャートであり、図
9はフイルム巻戻し、撮影準備するまでのフローチャー
トである。 【0020】尚、遊星ギヤ3および遊星腕6の位置が図
1と図3の間にある場合と、図6と図7の間にある場合
においては、遊星ギヤ3と内歯ラック5の間の噛み合い
が離れて、公転トルクすなわちAF駆動用のカムを駆動
するトルクが遊星ギヤ3の摩擦トルクだけになってしま
いトルク不足の恐れがあるため、この間のAF駆動用の
カム特性は負荷が最小になるように、撮影レンズの前後
移動がないように設定しておく必要があるのは言うまで
もない。 【0021】 【発明の効果】以上、説明したように本発明は、フィル
ム給送およびAF駆動の各駆動要素を1個のモータで駆
動することができ、低コストでより高精度で自由度のあ
るAF駆動が実現でき、撮影者に対して、安くてコンパ
クトで高性能なAF性能のカメラを提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明による駆動機構を示し、フィルムの押し
出しおよび巻き上げ時のカメラ下部より見た構成配置図
である。 【図2】図1の縦断面図である。 【図3】図1の状態から、フィルムの押し出しおよび巻
き上げのギヤ列がモータ回転に対し切り離され、AF駆
動開始の状態を示すカメラ下部より見た構成配置図であ
る。 【図4】図3の状態から、撮影レンズを撮影位置まで繰
り出した状態を示すカメラ下部より見た構成配置図であ
る。 【図5】図4の縦断面図である。 【図6】図4の状態から、フィルム巻き戻しに移行する
状態をカメラ下部より見た構成配置図である。 【図7】図6の状態から移動し、フィルムを巻き戻す状
態をカメラ下部より見た構成配置図である。 【図8】オートフォーカスし、撮影し、フイルム巻き上
げし、撮影準備するまでのフローチャートである。 【図9】フイルム巻戻し、撮影準備するまでのフローチ
ャートである。 【符号の説明】 1 ギヤ 2 太陽ギヤ 3 遊星ギヤ 4 ギヤ 5 内歯ラック 6 遊星腕 7 モータ 8 AF駆動ギヤ列 9 フィルム給送ギヤ列
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G03B 17/04 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 17/00 G03B 17/26 - 17/34 G03B 17/38 - 17/46

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】フィルム給送およびオートフォーカス駆動
    を兼用するモータと、前記モータの駆動力をフィルム巻
    き上げおよび送り出し状態とフィルム巻き戻し状態に切
    り替えるための遊星ギヤ式クラッチと、前記遊星ギヤ式
    クラッチの遊星ギヤに噛み合うように配置された内歯ラ
    ックと、オートフォーカス駆動部に前記モータの駆動力
    を伝達するため前記遊星ギヤ式クラッチの太陽ギヤと同
    軸の遊星腕外周に設けられたギヤ部とを備え、 フィルム給送側に前記遊星ギヤ式クラッチが切り替わっ
    た場合にはフィルムの巻き上げおよび送り出し駆動また
    はフィルムの巻き戻し駆動となり、前記遊星ギヤ式クラ
    ッチが公転移動中には、前記ギヤ部によりオートフォー
    カスの繰り出しおよび繰り戻し駆動となるように構成し
    たことを特徴とするカメラの駆動機構。
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