WO2019202751A1 - 車両ドアラッチ装置 - Google Patents

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広隆 西島
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Abstract

パワーリリース手段25のモータ27によりロック機構20のロック状態とアンロック状態とに切り替える。 車両ドアラッチ装置は、ラッチ機構11と、ラッチ機構11を解放しうるパワーリリース手段25と、ラッチ機構11を解放しうる手動リリース手段17と、手動リリース手段17の作動を不能にするロック状態と可能にするアンロック状態とに切り替わるロック機構20とを備える。パワーリリース手段25はモータ動力で基準位置から正転および反転するカム輪26を有する。カム輪26は基準位置から正転するとロック機構20をロック状態に保持したままラッチ機構11を解放する。カム輪26は基準位置から反転するとロック機構20をアンロック状態に切替える。カム輪26はアンロック状態で正転して基準位置に復帰するとロック機構20をロック状態に復帰させる。

Description

車両ドアラッチ装置
 本出願は、2018年4月18日出願の日本出願である特願2018-080280に基づき、かつ同出願に基づく優先権を主張する。この出願は、その全体が参照によって本出願に取り込まれる。
 本発明は、車両ドアラッチ装置に関し、特に、パワーリリース手段と、手動リリース手段と、ロック機構とを備えた車両ドアラッチ装置に関する。
 特許第6213927号公報(米国特許第9551172号公報)は、モータ動力によりラッチ機構を解放するパワーリリース手段と、手動操作力によりラッチ機構を解放する手動リリース手段と、手動リリース手段の作動を不能にするロック状態と手動リリース手段の作動を可能にするアンロック状態とに切り替わるロック機構と、を備えた車両ドアラッチ装置を開示している。
 上記特許文献記載の車両ドアラッチ装置は、ラッチ機構の解放は専らパワーリリース手段により行われ、パワーリリース手段不作動時の補完手段として手動リリース手段が設けられている。このため、手動リリース手段の作動状態の切り替えだけのために用いられるロック機構は、常時は、ロック状態で使用され、緊急時のみ、アンロック状態に切り替えられるようになっている。ロック機構のロック状態とアンロック状態との切り替えは、モータ動力で回転するカム体の正転及び反転により行われる。カム体は中立復帰バネの弾性力で中立位置に保持されている。カム体が中立位置から正転するとロック機構はロック状態に切り替わり、カム体が中立位置から反転するとロック機構はアンロック状態に切り替わる。カム体は中立位置から正転すると、ラッチ機構を解放させる。このため、パワーリリース手段である1つのモータにより、ロック機構の切り替えと、ラッチ機構の解放を行うことができる。
 上記特許文献記載の車両ドアラッチ装置では、ラッチ機構を解放させることなくロック機構をロック状態に切り替えることができない。このため、上記特許文献記載の車両ドアラッチ装置は、利便性に欠き、利用者の判断によるロック機構の切り替えや、車速センサーを利用してのロック機構の切り替えなどができない。
 よって、本発明の一態様は、車両ドアを閉扉状態に保持するラッチ機構と、前記ラッチ機構をモータ動力により解放しうるパワーリリース手段と、前記ラッチ機構を手動操作力により解放しうる手動リリース手段と、前記手動リリース手段の作動を不能にするロック状態と可能にするアンロック状態とに切り替わるロック機構とを備えた車両ドアラッチ装置において、前記パワーリリース手段はモータ動力で基準位置から正転および反転するカム輪を有し、前記ロック機構は前記カム輪が前記基準位置にあると前記ロック状態に保持され、前記カム輪は前記基準位置から正転すると前記ロック機構を前記ロック状態に保持したまま前記ラッチ機構を解放しうる構成とし、前記カム輪は前記基準位置から反転すると前記ロック機構を前記アンロック状態に切替え、前記カム輪は前記基準位置から反転した後、正転して前記基準位置に復帰すると前記ロック機構を前記ロック状態に復帰させる車両ドアラッチ装置としたものである。
 本発明の請求項1~4に係る発明では、パワーリリース手段のモータによりロック機構のロック状態とアンロック状態との切り替えを、ラッチ機構を解放させることなく行えるため、利便性の格段の向上を期待できる。本発明の請求項5~10に係る発明でも同様の効果を期待できる。
 上述した、およびその他の、本出願の目的、特徴、および利点は、本出願を例示した添付の図面を参照する以下に述べる詳細な説明によって明らかとなろう。
本発明による車両ドアラッチ装置の開扉状態を示す正面図である。 車両ドアラッチ装置の閉扉状態でロック状態を示す正面図である。 車両ドアラッチ装置の閉扉状態でアンロック状態を示す正面図である。 車両ドアラッチ装置の手動リリース手段による開扉動作状態を示す正面図である。 車両ドアラッチ装置のカム輪の正面図である。 カム輪の斜視図である。 ラチェットの分解斜視図である。 ラチェットの縦断面図である。 ラチェットと手動リリース手段とカム輪とを示す一部縦断正面図である。 ラチェットのベースレバーの金属プレートの正面図である。 ラチェットのポールレバーの金属プレートの正面図である。 ラチェット抑えとカム輪の斜視図である。 ラチェット抑えの正面図である。 開扉動作を示す説明図(フルラッチ状態)である。 開扉動作を示す説明図(ラチェット抑えが解放位置に変位してベースレバーのブロックが解除された状態)である。 開扉動作を示す説明図(ラッチがアンラッチ位置に復帰した状態)である。 開扉動作を示す説明図(ラチェット抑えが360度回転してブロック位置に復帰した状態)である。 本発明による車両ドアラッチ装置の全体構成を示す概略図である。
10…車両ドアラッチ装置、11…ラッチ機構、12…ストライカ、13…ラッチ、13a…ストライカ係合溝、13b…フルラッチ係合部、13c…ハーフラッチ係合部、13d…連結斜面、14…ラチェット、14a…爪部、14b…ラチェットピン、14c…連結軸、15…ラッチ軸、16…ラチェット軸、17…手動リリース手段、18…オープンレバー、19…オープン軸、20…ロック機構、21…オープンリンク、21a…当接面、21b…案内スロット、22…ピン、23…従動レバー、23a…スライドピン、23b…従動ピン、24…支持軸、25…パワーリリース手段(ロック切替機構)、26…カム輪、27…モータ、28…カム軸、29…カム溝、29a…環状溝、29b…分岐溝、29c…内端部、29d…外端部、29e…案内壁、30…経路、31…ベースレバー、31a…金属プレート、31b…樹脂カバー、31c…軸孔、31d…二叉部、31e…外壁、32…ポールレバー、32a…金属プレート、32b…樹脂カバー、33…ギャップ、34…ラチェットバネ、34a…コイル部、34b…バネ脚部、34c…バネ脚部、35…ラチェット押さえ、35a…ブロック面、35b…解放面、35c…復帰カム面、36…支持軸、37…連結ピン
 本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、開扉状態の車両ドアラッチ装置10を示している。車両ドアラッチ装置10は仮想線で示したラッチ機構11を有している。ラッチ機構11は車両のストライカ12と係合するラッチ13と、ラッチ13と係合するラチェット14とを備えている。ラッチ13はラッチ軸15で回転可能に支持され、ラチェット14はラチェット軸16で回転可能に支持される。
 車両ドアが閉扉方向に移動すると、ストライカ12はラッチ13のU型のストライカ係合溝13aに当接し、ラッチ13をフルラッチ方向(時計回転方向)に回転させる。ラッチ13がフルラッチ位置になると、図2に示すように、ラチェット14の爪部14aがフルラッチ係合部13bに係合し、閉扉操作が完了する。
 車両ドアラッチ装置10は手動リリース手段17と、手動リリース手段17により回転するオープンレバー18とを有する。オープンレバー18はオープン軸19で回転可能に支持される。手動リリース手段17はドアのアウターオープンハンドルやインナーオープンハンドル等が相当する。手動リリース手段17はラッチ13とラチェット14の係合を手動操作力により解放することができる。
 車両ドアラッチ装置10はロック機構20を備えている。ロック機構20は手動リリース手段17(オープンレバー18)によるラッチ機構11の解放を不能とする(手動リリース手段17の作動を不能にする)ロック状態と、手動リリース手段17(オープンレバー18)によるラッチ機構11の解放を可能とする(手動リリース手段17の作動を可能にする)アンロック状態とに切り替わる。ロック機構20は手動リリース手段17とラチェット14とに接続されている。
 ロック機構20は、縦長のオープンリンク21を有する。オープンリンク21の上部はピン22でオープンレバー18に連結されている。オープンリンク21の下部には側方に突き出た当接面21aと、縦方向に延びる案内スロット21bとが形成されている。
 ロック機構20は、従動レバー23を有する。従動レバー23は支持軸24で回転可能に支持されている。従動レバー23の一端にはスライドピン23aが設けられ、スライドピン23aは案内スロット21bに摺動自在に係合されている。すなわち、従動レバー23は案内スロット21bを介してオープンリンク21に接続されている。従動レバー23の他端には従動ピン23bが設けられている。
 図2はロック状態のロック機構20を示している。ロック状態では、オープンリンク21の当接面21aは、ラチェット14のラチェットピン14bから側方に離間している。このため、手動リリース手段17によりオープンレバー18を回転させてオープンリンク21を下動させても、当接面21aはラチェットピン14bに当接せず、ラチェット14をラッチ13から離脱させることはできない。つまり、ロック状態では、手動リリース手段17によるラッチ機構11の解放は不能になる。このときのオープンリンク21の位置を第1の位置という。
 図2に示すロック状態において、従動レバー23が支持軸24を中心に反時計回転すると、スライドピン23aと案内スロット21bとの係合を介して、オープンリンク21は、図3に示すように、上部のピン22を中心に左動し、オープンリンク21の当接面21aはラチェット14のラチェットピン14bと上下方向に対峙し、ロック機構20はアンロック状態に切り替わる。このときのオープンリンク21の位置を第2の位置という。
 図3に示すアンロック状態で、手動リリース手段17によりオープンレバー18を反時計回転させてオープンリンク21を下動させると、当接面21aはラチェットピン14bに当接する。この結果、図4に示すように、ラチェット14をラッチ13から離脱させ(ラッチ機構11の解放)、開扉可能状態にすることができる。
 車両ドアラッチ装置10はラッチ機構11を解放しうるパワーリリース手段25を有する。パワーリリース手段25はカム輪26と、カム輪26を回転させるモータ27とを有する。カム輪26はカム軸28で支持されている。後述するように、パワーリリース手段25は、ロック機構20とラチェット押さえ35とに接続されている。パワーリリース手段25は、ラチェット押さえ35のブロックを解除することでラッチ機構11を解放するラッチ解放機構として機能するだけでなく、ロック機構20のロック状態の維持と、ロック機構20のアンロック状態への切り替えを行うロック切替機構としても機能する。
 カム輪26には従動ピン23bが摺動自在に係合するカム溝29が形成されている。カム溝29は、環状溝29aと分岐溝29bとを有する。環状溝29aはカム軸28を中心とする(すなわちカム輪26の回転中心と同軸の)円形状の溝である。分岐溝29bは環状溝29aから概ね接線方向且つカム溝の正転方向に関し前方方向に分岐し、カム軸28ないしカム輪26の回転中心から離れる方向に延びている。分岐溝29bの内端部29cは環状溝29aに連通し、外端部29dは内端部29cよりもカム軸28から離間している。
 図1、2は、基準位置にあるカム輪26を示している。カム輪26が基準位置にあるとき、従動レバー23の従動ピン23bは環状溝29aに係合し、ロック機構20はロック状態となる。カム輪26は基準位置からモータ27の動力で正転(反時計回転)、及び反転(時計回転)する。
 図2に示す閉扉状態において、開扉操作スイッチ(図示せず)などにより、パワーリリース手段25が起動すると、カム輪26は基準位置から正転(反時計回転)する。この正転はラッチ機構11に伝達され、好適には、ラチェット14に伝達され、ラチェット14を図2においてラッチ離脱回転(反時計回転)させ、ラッチ機構11を解放若しくは解放可能状態にする。詳細は図14A~14Dを参照して後述する。カム輪26の正転は、好適には、360度回転して基準位置に復帰するまで継続される。この間、従動ピン23bは環状溝29a内を相対的に移動するだけであるから、従動レバー23は変位せず、オープンリンク21は第1の位置に保持され、ロック機構20のロック状態は継続される。
 これに対して、図2に示す閉扉状態において、パワーリリース手段25のモータ27を逆回転させて、カム輪26を基準位置から反転(時計回転)させると、従動レバー23の従動ピン23bは、図3に示すように、環状溝29aから分岐溝29b内に相対的に進入する。これにより、従動レバー23は支持軸24を中心に反時計回転して、従動レバー23及びオープンリンク21はアンロック位置に切り替わり(オープンリンク21が第2の位置に移動し)、手動リリース手段17による開扉が可能となる。モータ27は規定角度逆転した後、オフとなり、カム輪26は図3に示す位置に保持される。このように、従動レバー23は、従動ピンの位置に応じてオープンリンク21を第1の位置または第2の位置に切り替える。
 図3に示すアンロック状態において、パワーリリース手段25のモータ27によりカム輪26を基準位置まで正転(時計回転)させると、図2に示すように、従動ピン23bは環状溝29a内に戻り、従動レバー23及びオープンリンク21はロック位置に復帰する。このとき、ラッチ機構11は解放されない。モータ27は規定角度正転した後、オフとなり、カム輪26は図2の基準位置に保持される。
 従って、本実施形態においては、1個のモータ27の正転・逆転により、ラッチ機構11を解放させることなく、ロック機構20をロック状態とアンロック状態とに切り替えることができる。この切り替えは利用者の意志、または各種センサーからの情報により行える。利用者はロック切替スイッチやリモコン(図示せず)等の使用により意志に基づいてロック機構20の切り替えが可能となる。また、加速度センサー、車速センサーからの情報によりロック機構20を好ましい状態に瞬時に切り替えることもできる。
 カム輪26を基準位置から反転させた際に、従動ピン23bを分岐溝29b内に確実に導くために、本実施形態では、カム溝29に段差を設けることによって案内壁29eが形成されている。環状溝29aは基準位置から徐々に浅くなっており、分岐溝29bと交差する部分に段差による案内壁29eが形成される。つまり、案内壁29eを設けることによって、環状溝29aの分岐溝29bの分岐点に、カム溝29の正転方向に関し前方方向側が浅く、反対側が深くなる段差が形成される。この場合、従動ピン23bをフロートピンとして軸芯方向に可動の構造にし、段差の影響を排除するのが好ましい。また、従動レバー23を弱い弾性力で反時計回転方向に付勢することでも、従動ピン23bを分岐溝29b内に良好に導くことができる。
 本実施形態では、環状溝29aを円形としているが、円弧溝とすることもできる。この場合、パワーリリース手段25によりラッチ機構11を解放させるときは、カム輪26を基準位置から所定角度正転させてから反転させて基準位置に復帰させる。
 図7以下には、パワーリリース機構25によりラッチ機構11を解放させる構成、即ち、カム輪26(モータ27)の正転によりラチェット14をラッチ13から解放させる構成を示している。
 本実施形態のラチェット14は、ベースレバー31とポールレバー32とに分割形成されている。ベースレバー31およびポールレバー32は、それぞれ構造体となる金属プレート31a、32aと、その樹脂カバー31b、32bとを備えたインサート成形品である。
 ベースレバー31の基部はラチェット軸16に回転可能に支持され、ポールレバー32の基部は連結軸14cによりベースレバー31の先端部に回転可能に支持されている。連結軸14cはポールレバー32と一体形成され、樹脂カバー31bに形成した軸孔31cに回転可能に支持されている。爪部14aはポールレバー32の金属プレート32aの端部に形成されている。
 ベースレバー31の金属プレート31aの先端部には二叉部31dが形成され、ポールレバー32の基部は二叉部31d内に収容されている。ポールレバー32の基部と二叉部31dとの間にはギャップ33が形成されている。ギャップ33により、ポールレバー32は連結軸14cを中心にベースレバー31に対して単独で所定角度回転することが可能である。
 ラチェット14はラチェットバネ34により、ポールレバー32がラッチ13と係合する方向に付勢されている。ラチェットバネ34は、好適には、トーションコイルバネ製である。中央のコイル部34aは連結軸14cの外周に配置され、一方のバネ脚部34bはベースレバー31に当接し、他方のバネ脚部34cはポールレバー32に当接している。
 閉扉状態では、ラッチ13にはラッチバネ(図示せず)の弾性力及びドアと車体との間に設けられるシール部材(図示せず)の反発力により、アンラッチ方向(反時計回転方向)に戻す力(以後、「ラッチリターン力」)が作用している。ラッチリターン力はラッチ13のフルラッチ係合部13bから爪部14aを介してラチェット14に伝達される。
 閉扉状態で、つまり、ラチェット14がラッチ13と係合した状態で、ラチェット14がラッチ13からのラッチリターン力を受けると、ラチェット14の連結軸14cにはラチェット14をラッチ離脱方向に押し出す力(以後、「リリース分力」)が作用する。換言すれば、ラチェット14はラッチ13との係合が解放される方向のラッチリターン力を受ける。これによって、連結軸14cが移動し、ラチェット14は、ラチェットバネ34により中央部が屈曲するように変形する。このように、ラチェット14はラッチリターン力によりラッチ13から押し出されてラッチ13から離脱するため、ラチェット14は単独ではラッチリターン力(リリース分力)に抗してラッチ13をフルラッチ位置に維持することはできない。
 ラチェット14の側方近傍には、ラチェット14のラッチ離脱方向への変位をブロックしうるラチェット押さえ35が配置されている。ラチェット押さえ35はラッチ13とラチェット14の係合を維持する方向にラチェット14を押圧(ブロック)する。ラチェット押さえ35は支持軸36により回転可能に支持されている。ラチェット押さえ35は支持軸36を中心に360度回転することで、ブロック位置(図14A、図14D)と、解放位置(図14B)と、押圧位置(図14C)とに変位する。ラチェット押さえ35の外周には、図13に示すように、ブロック面35aと、解放面35bと、復帰カム面35cとが形成されている。
 ラチェット押さえ35のブロック面35aは支持軸36を中心とする円弧状の形状を有している。ラチェット押さえ35がブロック位置にあると、ブロック面35aがベースレバー31の一方の外壁31eと対峙する。
 ブロック面35aが外壁31eと対峙するブロック状態では、ラッチ13からのラッチリターン力がラチェット14に伝わって、連結軸14cにラッチ離脱方向のリリース分力が作用しても、リリース分力は円弧状のブロック面35aにより確実に支受され、連結軸14c(ベースレバー31)はラッチ離脱方向に移動できない。このため、ブロック状態では、ラチェット14とラッチ13との係合状態は維持され、図14Aに示す閉扉状態は継続される。
 ラチェット押さえ35のブロック位置は、初期位置または待機位置でもあり、ラチェット押さえ35は、通常、ブロック位置に留まっている。
 解放面35bはブロック面35aより短径に形成されている。ラチェット押さえ35が図14Aにおいて反時計回転すると、解放面35bが外壁31eに対峙して、ラチェット押さえ35のベースレバー31に対するブロックは解除される。すると、ベースレバー31はリリース分力によりラッチ離脱方向に移動して、図14Bに示すように、規制位置から非規制位置に変位する。ベースレバー31が非規制位置に変位すると、爪部14aはフルラッチ係合部13bからラッチ離脱方向に弾き出され、ラッチ13とラチェット14との係合は解除され、開扉可能となる。
 解放面35bと外壁31eとが対峙する位置がラチェット押さえ35の解放位置となる。また、ベースレバー31の規制位置とは外壁31eがブロック位置のブロック面35aに当接する位置であり、ベースレバー31の非規制位置とはリリース分力によりラッチ離脱方向に移動してラッチ13とラチェット14との係合を解除できる位置である。
 復帰カム面35cは解放面35bとブロック面35aとの間に設けられ、解放面35bからブロック面35aに至るに従い長径に形成されている。解放面35bと対峙する非規制位置へ移動したベースレバー31は、外壁31eが復帰カム面35cに当接することで、徐々にラッチ係合方向に押し込まれて規制位置に復帰する。解放面35bが外壁31eと対峙する位置がラチェット押さえ35の押圧位置となる。
 ラッチ13の外周縁にはハーフラッチ係合部13cが設けられている。ハーフラッチ係合部13cにラチェット14の爪部14aが係合するハーフラッチ状態になったときは、ドアを閉扉方向に押し込むことでラッチ13をフルラッチ位置に向けて回転させることができる。これにより、ハーフラッチ係合部13cとフルラッチ係合部13dとの間に形成された連結斜面13dがポールレバー32に当接して、ポールレバー32を連結軸14cを中心にラッチ離脱方向に回転させる。このとき、ポールレバー32はギャップ33によりベースレバー19を回転させることなく単独でラッチ離脱方向に移動し、ラッチ機構11はハーフラッチ状態からフルラッチ状態に切り替わる。
 ラチェット押さえ35は、パワーリリース手段25からの電動リリース操作力により変位する。カム輪26は、好適には、ウォーム減速機構(図示せず)を介してパワーリリース手段25のモータ27に連結される。カム輪26のカム軸28の軸芯は、ラチェット押さえ35の支持軸36の軸芯と一致している。カム軸28は支持軸36と兼用することも可能であるが、本実施形態では、カム軸28は中空軸とし、中空部に支持軸36を挿通させている。
 カム輪26とラチェット押さえ35とは連結ピン37で一体回転するように互いに連結されている。これにより、パワーリリース手段25が作動すると、モータ27の動力によりカム輪26が回転し、連結ピン37を介してラチェット押さえ35が図9、図14A~14Dにおいて反時計回転する。
 図14A~14Dはラチェット押さえ35の回転に伴うラチェット14およびラッチ13の動作を順に示している。ラチェット押さえ35は360度回転するのに約850ミリ秒を要するのに対して、ラッチ13はラッチリターン力により約50ミリ秒程度の短時間でフルラッチ位置からアンラッチ位置に復帰する。このため、図14A~14Dにおいては、経過時間に対する各パーツの動きは誇張して示してある。
 パワーリリース手段25の起動によりカム輪26が基準位置から正転すると、図14Aのフルラッチ状態において、ラチェット押さえ35が反時計回転する。この結果、ベースレバー31の外壁31eはブロック面35aから外れて解放面35bと対峙し、図14Bに示すように、ベースレバー31はラチェット押さえ35によるブロックから解除される。ブロックが解除されると、ベースレバー31は連結軸14cに作用するリリース分力により反時計回転し、他方、ポールレバー32はラチェットバネ34の弾性力で時計回転方向に付勢される。これによって、ラチェット14は中央部で屈曲し(つまり、ポールレバー32がベースレバー31に対して相対回転し)、爪部14aはフルラッチ係合部13bからラッチ離脱方向に弾き出され、ラッチ13はアンラッチ回転し、開扉が行われる(図14C参照)。
 パワーリリース手段25によるラチェット押さえ35の反時計回転は、ラッチ13が解放された後も継続され、ラチェット押さえ35の復帰カム面35cがベースレバー31の外壁31eに当接する。すると、復帰カム面35cはベースレバー31をラッチ係合方向に徐々に押し込み(図14C参照)、ベースレバー31を規制位置に復帰させる。その後、ベースレバー31はラチェット押さえ35のブロック面35aにより、図14Dに示すように、規制位置に保持される。
 パワーリリース手段25は、ラチェット押さえ35(カム輪26)が360度回転して、図14Dに示すように、初期位置(基準位置)に復帰したら作動を停止する。このとき、従動レバー23の従動ピン23bはカム輪26の環状溝29a内を相対的に移動するだけであるから、従動レバー23は変位せず、ロック機構20のロック状態は継続される。
 環状溝29aを円形ではなく円弧溝とした場合、パワーリリース手段25によりラッチ機構11を解放させるときは、カム輪26を基準位置から所定量正転させてから反転させて基準位置に復帰させる。この場合、ラチェット押さえ35は解放面35bでベースレバー31を解放した後、同じ解放面35bでベースレバー31を規制位置に復帰させることになる。このため、解放面35bは復帰カム面35cの機能を備える形状にする。
 このように、ラッチリターン力(リリース分力)を用いてラチェット14をラッチ13から離脱させているため、パワーリリース手段25に必要な出力を極めて小さくすることができる。また、ラチェット14がベースレバー31とポールレバー32とに分割されていることで、パワーリリース手段25によるラッチ機構11の解放と、手動リリース手段17によるラッチ機構11の解放を互いに影響することなく合理的に組み合わせることができる。
 なお、カム輪26の回転を経路30を介して直接的にラチェット14に伝達してラチェットを回転させることでラッチ機構11を解放させることもできる。
 本発明のいくつかの好ましい実施形態を詳細に示し、説明したが、添付された請求項の趣旨または範囲から逸脱せずに様々な変更および修正が可能であることを理解されたい。

Claims (9)

  1.  車両ドアを閉扉状態に保持するラッチ機構と、
     前記ラッチ機構をモータ動力により解放しうるパワーリリース手段と、
     前記ラッチ機構を手動操作力により解放しうる手動リリース手段と、
     前記手動リリース手段の作動を不能にするロック状態と前記手動リリース手段の作動を可能にするアンロック状態とに切り替わるロック機構と、
     を備えた車両ドアラッチ装置において、
     前記パワーリリース手段はモータ動力で基準位置から正転および反転するカム輪を有し、
     前記ロック機構は前記カム輪が前記基準位置にあると前記ロック状態に保持され、
     前記カム輪は前記基準位置から正転すると前記ロック機構を前記ロック状態に保持したまま前記ラッチ機構を解放しうる構成とし、
     前記カム輪は前記基準位置から反転すると前記ロック機構を前記アンロック状態に切替え、
     前記カム輪は前記基準位置から反転した後、正転して前記基準位置に復帰すると前記ロック機構を前記ロック状態に復帰させる車両ドアラッチ装置。
  2.  前記カム輪は前記基準位置から360度正転して前記基準位置に復帰する、請求項1に記載の車両ドアラッチ装置。
  3.  前記ロック機構は前記カム輪が前記基準位置から正転したときは変位せず前記基準位置から反転したときに変位する従動レバーを備えた、請求項1または2に記載の車両ドアラッチ装置。
  4.  前記カム輪は環状溝と前記環状溝に連通した分岐溝を備えた、請求項3に記載の車両ドアラッチ装置。
  5.  車両のストライカに係合可能な、開扉方向に付勢されたなラッチと、
     前記ラッチに係合可能で、前記ラッチと係合したときに前記ラッチから係合が解放される方向のリターン力を受けるラチェットと、
     前記ラッチと前記ラチェットの係合を維持する方向に前記ラチェットをブロックするラチェット押さえと、
     前記ラッチと前記ラチェットの係合を手動操作力により解放可能な手動リリース手段と、
     前記手動リリース手段と前記ラチェットとに接続され、前記手動リリース手段の作動を不能にするロック状態と前記手動リリース手段の作動を可能にするアンロック状態とに切り替え可能なロック機構と、
     前記ロック機構と前記ラチェット押さえとに接続されたロック切替機構と、
     前記ロック切替機構は、前記ラチェット押さえのブロックを解除するとともに前記ロック機構の前記ロック状態を維持する正転と、前記ロック機構を前記アンロック状態に切り替える反転とが可能である、車両ドアラッチ装置。
  6.  前記ロック機構は、前記手動リリース手段の操作によっては前記ラッチと前記ラチェットの係合を解除できない第1の位置と、前記手動リリース手段の操作によって前記ラッチと前記ラチェットの係合を解除可能な第2の位置と、の間を移動可能なオープンリンクと、前記オープンリンクに接続された従動レバーと、を有し、
     前記ロック切替機構は、カム溝を備えモータ動力によって前記正転と前記反転が可能なカム輪を有し、
     前記従動レバーは前記カム溝に係合する従動ピンを有し、前記従動ピンの位置に応じて前記オープンリンクを前記第1の位置または前記第2の位置に切り替える、請求項5に記載の車両ドアラッチ装置。
  7.  前記カム溝は前記カム輪の回転中心と同軸の環状溝と、前記環状溝から分岐し前記回転中心から離れる方向に延びる分岐溝とを有し、
     前記従動レバーは、前記従動ピンが前記環状溝に位置するときは前記オープンリンクを前記第1の位置に保持し、前記従動ピンが前記分岐溝に位置するときは前記オープンリンクを前記第2の位置に移動させる、請求項6に記載の車両ドアラッチ装置。
  8.  前記分岐溝は前記環状溝の接線方向、且つ前記カム溝の正転方向に関し前方方向に分岐している、請求項7に記載の車両ドアラッチ装置。
  9.  前記環状溝は、前記分岐溝が前記環状溝から分岐する分岐点に、前記前方方向側が浅く、反対側が深くなる案内壁を有している、請求項8に記載の車両ドアラッチ装置。
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