JP2005213818A - 車両用ドア操作装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 第1レバーが初期位置に復帰しなくなっても車両ドアを車両ボデーに対して閉状態とすることができるようにする。
【解決手段】 第1レバー32と連結部材33との間に配設され連結部材33が解錠位置にある際、常には第1レバー32から前記連結部材33への動力伝達が可能な伝達位置にあると共に第1レバー32が動作位置にある時には連結部材33の移動によって第1レバー32から連結部材33への動力伝達が不能となる退避位置へと変位可能な作動部材36を有する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、車両ボデーに形成されたドア開口を閉状態とすべくサイドドアやバックドア(テールゲート)などの車両ドアを車両ボデーに対して保持するラッチ機構を作動させる車両用ドア操作装置に関する。
従来、この種のドア操作装置は、車両ボデーに配されたストライカと係合して車両ドアを閉状態で保持すると共に前記車両ドアを開可能とすべく作動するラッチ機構と、開操作力によって初期位置から動作位置へと作動する第1レバーと、前記ラッチ機構に連係された第2レバーと、前記第1レバーと前記第2レバーとの間に配設され前記第1レバーの前記初期位置から前記動作位置への作動を前記第2レバーに伝達して前記第2レバーを作動可能であって施解錠操作力により前記第1レバーの作動を前記第2レバーに伝達可能な解錠位置と前記第1レバーの作動を前記第2レバーに伝達不能な施錠位置との間を移動する連結部材とを有する。そして、第1レバーに逆L字状のカム孔を、第2レバーに長孔を、それぞれ穿設し、両カム孔及び長孔に連結部材を摺動可能に支持している。
このような構成において、連結部材が施錠位置にある際、連結部材は第1レバーのカム孔の伝達長孔部に配されている。この状態で、第1レバーが初期位置から動作位置へと作動すると、連結部材が第1レバーのカム孔の伝達長孔部の壁によって押されて第2レバーの長孔の壁を押し、これにより、第1レバーの作動が第2レバーに伝達されてラッチ機構が作動する。又、連結部材が解錠位置にある際、連結部材は第1レバーのカム孔の逃げ凹部に配されている。この状態では、第1レバーが初期位置から動作位置へと作動しても、第1レバーのカム孔の逃げ凹部により連結部材が押されることはないので、結果、第1作動レバーの作動は第2作動レバーには伝達されない。
特開2002−030843号公報
しかし、上記した従来装置では、連結部材が解錠位置にある際に第1レバーが初期位置から動作位置へと作動した後、第1レバーの機械的な固着など、第1レバーが初期位置に復帰できなくなると、連結部材が第1レバーのカム孔の伝達長孔部の壁によって規制され、第2レバーが連結部材によって動作されたままつまりラッチ機構が作動したままとなる。この結果、車両ドアを車両ボデーに対して閉状態とすることができなくなってしまう。
故に、本発明は、第1レバーが初期位置に復帰しなくなっても車両ドアを車両ボデーに対して閉状態とすることができるようにすることを、その技術的課題とする。
上記技術的課題を解決するために本発明において講じた第1の技術的手段は、第1レバーと連結部材との間に配設され該連結部材が解錠位置にある際、常には前記第1レバーから前記連結部材への動力伝達が可能な伝達位置にあると共に前記第1レバーが動作位置にある時には前記連結部材の前記施錠位置から前記解錠位置への移動によって前記第1レバーから前記連結部材への動力伝達が不能となる退避位置へと変位可能な作動部材を有した、ことである。
より好ましくは、前記第1レバーに形成され前記連結部材が挿通される窓部と、前記連結部材に形成され前記伝達位置にある際には前記連結部材と対向して第1レバーの前記初期位置から前記動作位置への作動により前記連結部材と押圧する当接面を有する、と良い。
より好ましくは、前記作動部材は、前記第1レバーに回動自在に支持され、前記第1レバーと前記作動部材との間に配設された付勢部材により前記伝達位置に位置するよう常時付勢されている、と良い。
上記技術的課題を解決するために本発明において講じた第2の技術的手段は、オープンレバーに形成され連結部材が挿通される窓部と、第1リリースレバーに回動自在に支持され解錠位置にある前記連結部材の前記第1リリースレバーの回動に伴う回動軌跡上に位置する伝達位置と前記解錠位置にある前記連結部材の前記回動軌跡上より外れる退避位置との間を変位可能な作動レバーと、前記オープンレバーと前記作動レバーとの間に配設され前記作動レバーを前記オープンレバーに対して前記伝達位置に位置するよう常時付勢するスプリングとを有した、ことである。
より好ましくは、前記オープンレバーに前記連結部材を介して連係され前記連結部材が解錠位置にある際には前記オープンレバーと一体的に動作し且つ前記連結部材が施錠位置にある際には前記オープンレバーに対して相対的に動作する第2リリースレバーを有する、と良い。
より好ましくは、前記連結部材を前記解錠位置と前記施錠位置との間で移動させる施解操作力を付与するロッキングアクチュエータを有する、と良い。
本発明によれば、第1レバーが初期位置に復帰しなくなっても連結部材を施錠位置から解錠位置へと移動させて作動部材を退避位置へと変位させることで、連結部材及び第2レバーを第1レバーに対して切り離すことができる。これにより、ラッチ機構の作動を解除することができ、車両ドアを車両ボデーに対して閉状態とすることができる。
図1に示されるように、車両1には、側部ボデー11に形成された乗降口11Aを開閉するスライドドア12が車両前後方向にスライド自在に支持されている。このスライドドア12の内部には、スライドドア12を乗降口11Aの閉状態で側部ボデー11に対して保持する前後一対のラッチ機構2、ラッチ機構2を作動させる操作装置3が配設されている。尚、車両前方向(図1示左方向)がスライドドア12の閉方向で、車両後方向(図1示右方向)がスライドドア12の開方向となる。
図2に示されるように、ラッチ機構2は、ラッチ軸2Bによりベースプレート2Aに回転自在に支持されたラッチ21及びラッチ軸2Bと平行なポール軸2Cによりベースプレート2Aに回転自在に支持されたポール22よりなる。ラッチ21の周面には、側部ボデー11の乗降口11Aの縁に固定されたストライカ13が嵌挿される嵌合溝21a及びポール22と係脱自在な爪部21bが形成されている。図2は、ラッチ機構2のラッチ状態を示し、スライドドア12の閉方向のスライド動作に伴いベースプレート2Aに形成されたU字溝2Dに嵌挿されたストライカ13がラッチ21の嵌合溝21aに嵌合し且つラッチ21に爪部21bにポール22が係合してラッチ21の図2示時計方向の回転が規制されている。この状態では、ラッチ21の嵌合溝21aは、ベースプレート2AのU字溝21aと略直交しており、これにより、スライドドア12は、側部ボデー11に対する開方向のスライド動作が規制され、乗降口11Aを閉状態としている(スライドドア12が側部ボデー11に対して閉状態で保持されている)。このラッチ機構2のラッチ状態で、後述する操作装置3によりポール22を図2示時計方向に回転させると、ラッチ21の爪部21bとポール22との係合が解除されてラッチ21が図2示時計方向に回転可能すなわちストライカ13がラッチ21の嵌合溝21aより離脱可能なアンラッチ状態にとなる。これにより、スライドドア12は、側部ボデー11に対する開方向のスライド動作が可能となる。ストライカ13がラッチ21の嵌合溝21aから離脱した状態では、ラッチ21の嵌合溝21aとベースプレート2AのU字溝2Dとが略平行となり、スライドドアの閉方向のスライド動作によってストライカ13がベースプレート2AのU字溝2D及びラッチ21の嵌合溝21aに嵌挿できるようになる。これにより、ラッチ機構2は、ストライカ13がベースプレート2AのU字溝2D及びラッチ21の嵌合溝21aに嵌挿しつつラッチ21をその爪部21bとポール22とが係合するまで図2示反時計方向に回動させることで、アンラッチ状態からラッチ状態へと状態変遷する。尚、ラッチ21は、図示しないスプリングによって図2示時計方向に常時、回転付勢されており、ポール22は、図示しないスプリングによって図2示反時計方向に常時、回転付勢されている。
図3及び図4に示されるように、操作装置3は、オープンレバー31、第1リリースレバー32及び可動ピン33を主として備えたレバー構造体である。
オープンレバー31は、ベースプレート3Aに立設された支持シャフト3B周りにその長手方向中央部位で回動自在に支持されており、その回動動作によってラッチ機構2を作動させる(ラッチ機構2をラッチ状態からアンラッチ状態とする)べくその上端部位でケーブル3C(図1示)を介してラッチ機構2に連係されている。このオープンレバー31の下端部位には、オープンレバー31の長手方向に延びる長孔31aが形成されており、この長孔31aには、可動ピン33が長孔31aの幅方向(オープンレバー31の回動方向)の対の壁でガイドされながら長孔31aの延在方向に摺動自在に支持されている。
第1リリースレバー32は、オープンレバー31と同様に、支持シャフト3B周りにその長手方向上端部位で回動自在に支持されており、下端部位でロッド3D(図1示)を介してリリースアクチュエータ4(図1示)に、ロッド3E(図1示)を介してドアアウトサイドハンドル5(図1示)に、それぞれ連係されている。この第1リリースレバー32の下端部位には、第1リリースレバー32の長手方向及び回動方向に延びる矩形の窓部32aがオープンレバー31の長孔31aと重合するように形成されており、この窓部32aには、可動ピン33が挿通されている。
ベースプレート3Aには、ロッキングレバー34がピン34aにより回動自在に支持されている。このロッキングレバー34には、支持シャフト3Bを中心としてオープンレバー31及び第1リリースレバー32の回動方向に延びる円弧状の長孔34bがオープンレバー31の長孔31a及び第1リリースレバー32の窓部32aと重合するように形成されており、この長孔34bには、可動ピン33が長孔34bの幅方向(支持シャフト3Bに対する径方向)の対の壁でガイドされながら長孔34bの延在方向に摺動自在に挿通されている。ロッキングレバー34は、ベースプレート3Aに固定されたロッキングアクチュエータ6(図1示)に連係されている。
ベースプレート3Aの支持シャフト3B周りには、第2リリースレバー35がその長手方向中央部位で回動自在に支持されており、上端部位で支持シャフト3B周りに回動自在に配設されたインサイドレバー38(図4にのみ示し、図3及び図5ないし図8では省略)を介してドアインサイドハンドル7(図1示)に連係されている。この第2リリースレバー35の下端部位には、L字状のカム孔35aがオープンレバー31の長孔31a、第1リリースレバー32の窓部32a及びロッキングレバー34の長孔34bと重合するように形成されており、このカム孔35aには、可動ピン33が挿通されている。カム孔35aは、第2リリースレバー35の長手方向に延びる伝達長孔部35bと伝達長孔部35bの下端部から連続し且つ支持シャフト3Bを中心として第2リリースレバー35の回動方向に延びる円弧状の逃げ長孔部35cとを備えており、カム孔35aに挿通される可動ピン33は、伝達長孔部35bの幅方向(第2リリースレバー35の回動方向)の対の壁でガイドされながら伝達長孔部35bの延在方向に摺動自在となっている。そして、可動ピン33が伝達長孔部35bの幅方向の対の壁でガイドされる解錠位置(図3示)に位置することで第1リリースレバー32及び第2リリースレバー35の回動をオープンレバー31に伝達できる操作装置3の解錠状態を作り出し、可動ピン33が逃げ長孔35cと対向し逃げ長孔部35cの幅方向(第2リリースレバー35の長手方向)の対の壁間へと移動できる施錠位置(図6示)に位置することで第1リリースレバー32及び第2リリースレバー35の回動をオープンレバー31に伝達できない操作装置3の施錠状態を作り出している。
上記した第1リリースレバー32及び第2リリースレバー35は、ベースプレート3Aとの間に配設されたスプリング39により図3示反時計方向に常時回動付勢されている。そして、第1リリースレバー32及び第2リリースレバー35は、図3に示す初期位置から図5に示す動作位置までスプリング39の付勢力に抗して所定角度回動することで、解錠位置にある可動ピン33をロッキングレバー34の長孔34bに沿う所定の移動軌跡A上を移動させ、これにより、ラッチ機構2を作動させるべくオープンレバー31を図3示時計方向に回動させる。
第1リリースレバー32には、作動レバー36がピン36aにより回動自在に支持されている。この作動レバー36は、その先端側が第1リリースレバー32の窓部32aと重合するよう配されており、この先端には、第2リリースレバー35の伝達長孔部35bの対の壁と略平行に配される当接面36b及び当接面36bと交差し且つ逃げ長孔部35cの対の壁と略平行に配される押圧面36cを形成している。ピン36a周りには、一端37aが第1リリースレバー32に係止され且つ他端37bが作動レバー36に係止されたスプリング37が配設されており、作動レバー36は、このスプリング37の付勢力を受けて図3示反時計方向に常時回動付勢されている。第1リリースレバー32には、ストッパ壁32bが折り曲げ形成されており、作動レバー36は、ストッパ壁32bと当接し、これにより、スプリング37の付勢力による図3示反時計方向の回動が規制されている。そして、作動レバー36は、スプリング37の付勢力を受けてストッパ壁32bと当接している状態では、当接面36bが解錠位置にある可動ピン33の移動軌跡A上に位置する伝達位置(図3示)となり、作動レバー36がスプリング37の付勢力に抗して第1リリースレバー32に対して図3示時計方向に回動することで当接面36bが解錠位置にある可動ピン33の移動軌跡A上から外れる退避位置(図8示)となる。
次に作動について説明する。
図3に示される操作装置3の解錠状態において、乗降口11Aを開状態とすべくリリースアクチュエータ4又はドアアウトサイドハンドル5を操作すると、第1リリースレバー32がスプリング39の付勢力に抗して図3に示される初期位置から図5に示される動作位置へと図3示時計方向に所定角度回動する。第1リリースレバー32が回動すると、作動レバー36が伝達位置にあることから、解錠位置にある可動ピン33が作動レバー36の当接面36bによって押されて図3示時計方向に移動し、これにより、オープンレバー31が図3示時計方向に回動する。この時の可動ピン33の移動は、第2リリースレバー35の伝達長孔部35bの他方の壁を押すことになるので、第2リリースレバー35も第1リリースレバー32及びオープンレバー31と共に図3示時計方向に回動している。これにより、ポール21をラッチ21の爪部21bとの係合が解除されるように回転させるべくラッチ機構2が作動して、ラッチ機構2がラッチ状態からアンラッチ状態へと状態変遷する。この結果、スライドドア12の側部ボデー11に対する閉状態で保持が解除され、スライドドア12が開方向にスライド動作できるようになる。又、乗降口11Aを開状態とすべくドアインサイドハンドル7を操作すると、第2リリースレバー35がスプリング39の付勢力に抗して図3に示される初期位置から図5に示される動作位置へと図3示時計方向に所定角度回動する。第2リリースレバー35が回動すると、解錠位置にある可動ピン33が第2リリースレバー35の伝達長孔部35bの一方の壁によって押されて図3示時計方向に移動し、これにより、オープンレバー31が図3示時計方向に回動する。この時の可動ピン33の移動は、第1リリースレバー32の窓部32aの壁を押すことになるので、第1リリースレバー32も第2リリースレバー35及びオープンレバー31と共に図3示時計方向に回動している。これにより、ポール21をラッチ21の爪部21bとの係合が解除されるように回転させるべくラッチ機構2が作動して、ラッチ機構2がラッチ状態からアンラッチ状態へと状態変遷する。この結果、スライドドア12の側部ボデー11に対する閉状態で保持が解除され、スライドドア12が開方向にスライド動作できるようになる。尚、リリースアクチュエータ4、ドアアウトサイドハンドル5及びドアインサイドハンドル6の操作を解除すると、第1リリースレバー32及び第2リリースレバー35は、図5に示す動作位置から図3に示す初期位置へとスプリング39の付勢力によって復帰する。
図3に示される操作装置3の解錠状態において、操作装置3を施錠状態とすべくロッキングアクチュエータ6を操作すると、ロッキングレバー34が図3示反時計方向に回動して可動ピン33が第1リリースレバー32の窓部32a内でオープンレバー31の長孔31aに沿って摺動する。これにより、可動ピン33が施錠位置に位置し、操作装置3が施錠状態となる。この操作装置3の施錠状態では、ドアインサイドハンドル7を操作して第2リリースレバー35を初期位置動作位置へと回動させても、可動ピン33は、第2リリースレバー35の伝達長孔部35bの壁によって押されず、第1リリースレバー32の窓部32a内及び第2リリースレバー35の逃げ長孔部35c内を相対的に移動させられる結果となるので、オープンレバー31が図3示時計方向に回動することはない。つまり、ラッチ機構2は作動せず、ラッチ機構2はラッチ状態のままとなる。又、リリースアクチュエータ4又はドアアウトサイドハンドル5を操作して第1リリースレバー32を初期位置から動作位置へと回動させても、可動ピン33は、作動レバー36の当接面36bによって押されず、第2リリースレバー35の回動と同様に、第1リリースレバー32の窓部32a内及び第2リリースレバー35の逃げ長孔部35c内を相対的に移動させられる結果となるので、オープンレバー31が図3示時計方向に回動することはない。つまり、ラッチ機構2は作動せず、ラッチ機構2はラッチ状態のままとなる。
図5に示される状態でリリースアクチュエータ4、ドアアウトサイドハンドル5及びドアインサイドハンドル7の操作を解除しても、リリースアクチュエータ4の故障などの機械的な要因により第1リリースレバー32が図5に示す動作位置から図3に示す初期位置へとスプリング39の付勢力によって復帰しない場合、オープンレバー31は、可動ピン33と作動レバー36の当接面36bとの当接によって、ラッチ機構2を作動させたままの回動状態で保持されてしまう。ラッチ機構2が作動したままでは、ポール22がラッチ21の爪部21bから係合解除されたアンラッチ状態のままでラッチ状態へと状態変遷できず、スライドドア12を側部ボデー11に対して閉状態で保持することができない。この場合には、図6に示されるように、ロッキングアクチュエータ6を操作して解錠位置にある可動ピン33を施錠位置へと摺動させる。可動ピン33が施錠位置となると、可動ピン33と作動レバー36の当接面36bとの当接が解除され、可動ピン33が第1リリースレバー32の窓部32a内で第2リリースレバー35の逃げ長孔部35cに沿って移動できるようになり、第2リリースレバー35及びオープンレバー31が第1リリースレバー32に対して相対回動できるようになる。これにより、第2リリースレバー35がオープンレバー31と共に図6示反時計方向に回動して、図7に示されるように、初期位置に復帰する。この結果、ラッチ機構2の作動が解除される。このように、第1リリースレバー32が動作位置に回動したままでラッチ機構2が作動したままとなっても操作装置5を施錠状態とすることでラッチ機構2の作動を解除することができる。これにより、ラッチ機構2をアンラッチ状態からラッチ状態へと状態変遷させることができ、スライドドア12を側部ボデー11に対して閉状態で保持することができるようになる。
図7に示される状態で、ロッキングアクチュエータ6を操作して施錠位置にある可動ピン33を解錠位置へと摺動させると、可動ピン33が押圧面36cを押して作動レバー36をスプリング37の付勢力に抗して図7示時計方向に回動させる。これにより、図8に示されるように、作動レバー36が伝達位置から退避位置に変位しつつ可動ピン33が第2リリースレバー35の伝達長孔部35bの壁と対向するようになる。この状態では、第2リリースレバー35を初期位置から動作位置へと図8示時計方向に回動させることで、第2リリースレバー35の伝達長孔部35bの壁が解錠位置にある可動ピン33を押してオープンレバー31を回動させることができる。これにより、ラッチ機構2をアンラッチ状態からラッチ状態へと状態変遷させたあとでも、ドアインサイドハンドル7の操作により、ラッチ機構2を再びラッチ状態からアンラッチ状態へと状態変遷させることができるすなわち乗降口11Aを開状態とすべくスライドドア12を開方向にスライド動作させることができる。
上記した第1リリースレバー32の初期位置へと復帰不良時におけるロッキングアクチュエータ6の一連の操作を第1リリースレバー35の位置を検知する位置検知スイッチやラッチ機構2の状態を検知する状態検知スイッチからの信号に基いて行なうようにすれば、車両1への乗員の操作によらない自動化を成すことができる。
上記した本実施形態では、第1リリースレバー32にドアアウトサイドハンドル5を連係しているが、ドアインサイドハンドル7と同様に第2リリースレバー35にドアアウトサイドハンドル5連係しても良い。もちろん、ドアインサイドハンドル7をドアアウトサイドハンドル5と同様に第1リリースレバー32に連係しても良い。この場合は、第2リリースレバー35は不要となる。
本発明に係る車両用ドア操作装置の車両ドアへの搭載状態を示す図である。 本発明に係る車両用ドア操作装置のラッチ機構を示す平面図である。 本発明に係る車両用ドア操作装置の操作装置の解錠状態を示す平面図である。 図3の縦断面図である。 本発明に係る車両用ドア操作装置のラッチ機構をラッチ状態からアンラッチ状態へと状態変遷させる際の操作装置の作動を示す平面図である。 本発明に係る車両用ドア操作装置の操作装置の第2レバー(第1リリースレバー)が動作位置から初期位置に復帰しない場合の操作装置の状態を示す平面図である。 本発明に係る車両用ドア操作装置の操作装置の第2レバー(第1リリースレバー)が動作位置から初期位置に復帰しない場合の操作装置の作動を示す平面図である。 本発明に係る車両用ドア操作装置の操作装置の第1レバー(第1リリースレバー)が動作位置から初期位置に復帰しない場合の操作装置の作動を示す平面図である。
符号の説明
1 車両
2 ラッチ機構
3 操作装置
6 ロッキングアクチュエータ
11 側部ボデー(車両ボデー)
12 スライドドア(車両ドア)
13 ストライカ
31 オープンレバー(第2レバー)
32 第1リリースレバー(第1レバー)
33 可動ピン(連結部材)
36 作動レバー(作動部材)
32a 窓部
36b 当接面
37 スプリング(付勢部材)
35 第2リリースレバー

Claims (6)

  1. 車両ボデーに配されたストライカと係合して車両ドアを閉状態で保持すると共に前記車両ドアを開可能とすべく作動するラッチ機構と、開操作力によって初期位置から動作位置へと作動する第1レバーと、前記ラッチ機構に連係された第2レバーと、前記第1レバーと前記第2レバーとの間に配設され前記第1レバーの前記初期位置から前記動作位置への作動を前記第2レバーに伝達して前記第2レバーを作動可能であって施解錠操作力により前記第1レバーの作動を前記第2レバーに伝達可能な解錠位置と前記第1レバーの作動を前記第2レバーに伝達不能な施錠位置との間を移動する連結部材とを有する車両用ドア操作装置において、前記第1レバーと前記連結部材との間に配設され前記連結部材が解錠位置にある際、常には前記第1レバーから前記連結部材への動力伝達が可能な伝達位置にあると共に前記第1レバーが動作位置にある時には前記連結部材の移動によって前記第1レバーから前記連結部材への動力伝達が不能となる退避位置へと変位可能な作動部材を有する車両用ドア操作装置。
  2. 前記第1レバーに形成され前記連結部材が挿通される窓部と、前記連結部材に形成され前記伝達位置にある際には前記連結部材と対向して第1レバーの前記初期位置から前記動作位置への作動により前記連結部材を押圧する当接面を有する、請求項1記載の車両用ドア操作装置。
  3. 前記作動部材は、前記第1レバーに回動自在に支持され、前記第1レバーと前記作動部材との間に配設された付勢部材により前記伝達位置に位置するよう常時付勢されている、請求項2記載の車両用ドア操作装置。
  4. 車両ボデーに配されたストライカと係合して車両ドアを閉状態で保持すると共に前記車両ドアを開可能とすべく作動するラッチ機構と、開操作力によって初期位置から動作位置へと作動する第1リリースレバーと、前記ラッチ機構に連係されたオープンレバーと、前記第1リリースレバーと前記オープンレバーとの間に配設され前記第1リリースレバーの前記初期位置から前記動作位置への作動を前記オープンレバーに伝達して前記オープンレバーを作動可能であって施解錠操作力により前記第1リリースレバーの作動を前記オープンレバーに伝達可能な解錠位置と前記第1リリースレバーの作動を前記オープンレバーに伝達不能な施錠位置との間を移動する連結部材とを有する車両用ドア操作装置において、前記オープンレバーに形成され前記連結部材が挿通される窓部と、前記第1リリースレバーに回動自在に支持され前記解錠位置にある前記連結部材の前記第1リリースレバーの回動に伴う回動軌跡上に位置する伝達位置と前記解錠位置にある前記連結部材の前記回動軌跡上より外れる退避位置との間を変位可能な作動レバーと、前記オープンレバーと前記作動レバーとの間に配設され前記作動レバーを前記オープンレバーに対して前記伝達位置に位置するよう常時付勢するスプリングとを有する車両用ドア操作装置。
  5. 前記オープンレバーに前記連結部材を介して連係され前記連結部材が解錠位置にある際には前記オープンレバーと一体的に動作し且つ前記連結部材が施錠位置にある際には前記オープンレバーに対して相対的に動作する第2リリースレバーを有する、請求項4記載の車両用ドア操作装置。
  6. 前記連結部材を前記解錠位置と前記施錠位置との間で移動させる施解操作力を付与するロッキングアクチュエータを有する、請求項4記載の車両用ドア操作装置。
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