JP2009263910A - 自動車用ドアラッチ装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】第1、2ロックレバー13、14がロック位置にあるときは、ウォームホイール17の中立位置からロック方向への回動をもって、ダブルロック切替レバー20を介してダブルロック制御ピン23を切断位置に移動させる。ダブルロック制御ピン23が切断位置にあるときは、ウォームホイール17の中立位置からアンロック方向への回動をもって、ダブルロック切替レバー20を介してダブルロック制御ピン23を接続位置に移動させると共に、第1、2ロックレバー13、14もアンロック位置に移動させる。
【選択図】 図1
Description
(アンロック状態のときアウトサイドハンドルまたはインサイドハンドル4を操作した場合)
図2に示すように、ドアラッチ装置1がアンロック状態にある場合には、第1、2ロックレバー13、14、第1、2サブレバー15、16、チャイルドロックセクタギヤ11、チャイルドロックレバー12及びダブルロック切替レバーはアンロック位置、またダブルロック制御ピン21は接続位置にそれぞれ保持されている。この状態で、アウトサイドハンドルが開扉操作されると、アウターレバー8が解除方向へ回動し、これにより第1、2サブレバー15、16が上方へ移動して、第2サブレバー16の解除当接部161がオープンレバー6に当接する。これにより、オープンレバー6は解除方向へ回動し、ラチェットがラッチから離脱してドアを開放することができる。また、インサイドハンドル4が開扉操作されると、第1、2インナーレバー9、10が共に解除方向へ回動し、これにより第2インナーレバー10の当接部102がアウターレバー8に当接することによって、アウターレバー8も解除方向へ回動して、アウトサイドハンドルを操作した場合と同様にドアを開放することができる。
施解錠兼ダブルロック用モータ18をロック方向へ駆動させた場合には、施解錠兼ダブルロック用モータ18の駆動は、ウォーム181、ウォームホイール17、小径ギヤ部171を介して、第2ロックレバー14に伝達される。第2ロックレバー14は、枢軸131を中心に図2に示すアンロック位置から図3に示すロック位置へ回動する。第2ロックレバー14の回動は、ダブルロック制御ピン23を介して第1ロックレバー13に伝達され、また、第1サブレバー15、スプリング26を介して、第2サブレバー16に伝達される。さらには、第2ロックレバー14の当接部145がダブルロック切替レバー20の被当接部205から離れることにより、ダブルロック切替レバー20はスプリング27の付勢力によりロック位置に移動する。これにより、第1、2サブレバー15、16、第1ロックレバー13、14及びロックノブ5がロック位置にそれぞれ移動して、図3に示すロック状態となる。
図3に示すように、ロック状態にある場合には、ロックノブ5、第1、2ロックレバー13、14、第1、2サブレバー15、16はそれぞれロック位置に保持され、第2サブレバー16の解除当接部161は、オープンレバー6に対して当接不能な位置にある。また、チャイルドロックセクタギヤ11、チャイルドロックレバー12はアンロック位置、ダブルロック切替レバー20はロック位置、ダブルロック制御ピン23は接続位置にそれぞれ保持されている。
図3に示すロック状態のとき、リモートコントロールスイッチ等のロック操作で、施解錠兼ダブルロック用モータ18をロック方向へ駆動させると、ウォームホイール17は、中立復帰スプリング25の付勢力に抗して、中立位置からロック方向(図3において反時計方向)へ回動する。これにより、前述のように、第1、2ロックレバー13、14をロック位置に保持したまま、ダブルロック切替レバー20はロック位置からダブルロック位置に移動して、ダブルロック制御ピン23を接続位置から切断位置に移動させて、図1に示すダブルロック状態に切り替わる。
(i)回動部材を、ウォームホイール17に代えて、平歯車にする。
(ii)回動部材と第2ロックレバー14との連係構造を、ギヤ同士の噛合に代えて、回動部材または第2ロックレバーのいずれか一方に設けた突部と、いずれか他方に設けられ、かつ突部に対して摺動可能に係合してロックノブ5の操作ストロークに相当する遊びを介して連結される長孔とにより構成する。
2 噛合機構部
2A ボディ
3 操作機構部
4 インサイドハンドル(開扉操作ハンドル)
5 ロックノブ
6 オープンレバー
7 カバー
8 アウターレバー
9 第1インナーレバー
10 第2インナーレバー
11 チャイルドロックセクタギヤ
12 チャイルドロックレバー
13 第1ロックレバー(第1ロック部材)
14 第2ロックレバー(第2ロック部材)
15 第1サブレバー(第2ロック部材)
16 第2サブレバー(第2ロック部材)
17 ウォームホイール(回動部材)
18 施解錠兼ダブルロック用モータ
19 チャイルドロック用モータ
20 ダブルロック切替レバー
21 制御ピン
22 弾性保持部材
23 ダブルロック制御ピン(断続部材)
24 弾性保持部材
25 中立復帰スプリング
26 スプリング
27 スプリング
41 操作力伝達部材
51 操作力伝達部材
81 端部
91 枢軸
92 アンロック作用部
93 連結部
94 カム孔
101 長孔
102 当接部
111 枢軸
112 ギヤ部
121 偏心カム孔
131 枢軸
132 連結部
133 被アンロック作用部
134 カム孔
141 ギヤ部
142 突部
143 切欠き溝
144 連結突部
145 当接部
151 長孔
161 解除当接部
171 小径ギヤ部
172 枢軸
173 作用部
181 ウォーム
191 ウォーム
201 枢軸
202 被作用部
203 第1当接部
204 第2当接部
205 被当接部
Claims (2)
- 車体側のストライカと係脱可能な噛合機構部と、前記噛合機構部を操作するための操作機構部とを備え、
前記操作機構部は、ドアの車内側に設けられる施解錠操作用のロックノブの操作に基づいてアンロック位置及びロック位置に移動可能な第1ロック部材と、
前記第1ロック部材のアンロック位置及びロック位置への移動に従動し、前記噛合機構部と前記ストライカとの係合を解除可能とするアンロック位置及び解除不能とするロック位置に移動可能な第2ロック部材と、
前記ロックノブの操作に基づく前記第1ロック部材のアンロック作動及びロック作動を前記第2ロック部材に伝達可能とする接続位置及び伝達不能とする切断位置に移動可能な断続部材と、
前記断続部材を所定の弾性力により接続位置及び切断位置に保持可能な弾性保持部材と、
予め定めた中立位置からアンロック方向へ回動することにより前記第1、2ロック部材をアンロック位置に移動させ、また、同じくアンロック方向と反対方向のロック方向へ回動することにより前記第1、2ロック部材をロック位置に移動させる回動部材と、
前記回動部材を中立位置からアンロック方向及びロック方向へ回動させるためのモータと、
前記第1、2ロック部材がロック位置にあるとき、前記回動部材の中立位置からロック方向への回動に従動して前記断続部材を接続位置から切断位置へ移動させ、また、前記回動部材の中立位置からアンロック方向への回動に伴う、前記第2ロック部材のロック位置からアンロック位置への移動に従動して前記断続部材を接続位置へ移動させるダブルロック切替レバーとを含むことを特徴とする自動車用ドアラッチ装置。 - 前記ダブルロック切替レバーは、前記第2ロック部材がロック位置へ移動したとき、前記回動部材に設けた作用部の移動軌跡内に進入する被作用部を有し、前記回動部材が中立位置からロック方向へ回動したとき前記作用部が前記被作用部に当接することによって、前記断続部材を切断位置に移動させるダブルロック位置に移動させられるようにしたことを特徴とする請求項1記載の自動車用ドアラッチ装置。
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