JP2010024831A - 自動車用ドアラッチ装置 - Google Patents

自動車用ドアラッチ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010024831A
JP2010024831A JP2009254214A JP2009254214A JP2010024831A JP 2010024831 A JP2010024831 A JP 2010024831A JP 2009254214 A JP2009254214 A JP 2009254214A JP 2009254214 A JP2009254214 A JP 2009254214A JP 2010024831 A JP2010024831 A JP 2010024831A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lever
lock
door
release
outside
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009254214A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4910218B2 (ja
Inventor
Shigenori Hiramoto
茂憲 平本
Masazumi Miyagawa
正純 宮川
Hideaki Nozawa
秀晶 野澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Mining and Smelting Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Mining and Smelting Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Mining and Smelting Co Ltd filed Critical Mitsui Mining and Smelting Co Ltd
Priority to JP2009254214A priority Critical patent/JP4910218B2/ja
Publication of JP2010024831A publication Critical patent/JP2010024831A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4910218B2 publication Critical patent/JP4910218B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】開扉操作手段の操作力を中継制御してドアラッチ装置に伝達し得るようにした中継操作装置にあって、車内開扉操作手段によるオーバーライド操作を可能にする。
【解決手段】リリースレバー10は、ロック部材13、14の位置に無関係に、インサイドハンドル6の操作に応じてアウトサイドレバー8及びインサイドレバー9のうちインサイドレバー9だけを介してリリース方向へ回動し、ロック部材13、14が施錠位置にあるときには、リリース方向へ回動することによりロック部材13、14に直接当接して、ロック部材13、14を解錠位置へ移動させるオーバーライド作用部101を有する。
【選択図】 図7

Description

本発明は、ドアに設けられる開扉操作手段の開扉操作力を中継制御してドアラッチ装置に伝達し得るようにした車両用ドアラッチの中継操作装置に関する。
車両のスライドドア(リヤドア)には、ドアの車内外に設けられたインサイドハンドル及びアウトサイドハンドルの開扉操作力を中継制御してドアラッチ装置に伝達し得るようにした中継操作装置が設けられる。この中継操作装置は、ドアラッチ装置から離れた位置に配置されると共に、各ハンドルの開扉操作に基いてリリース作動するハンドルレバーと、ドアラッチ装置に操作力伝達部材を介して連結されるリリースレバーと、アクチュエータ及びロックノブの操作に基いて作動し、各ハンドルの開扉操作を可能にする解錠状態及び不能にする施錠状態に切り替え可能なロックレバーを備えている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−154418号公報
しかし、上記特許文献1に記載されたような中継操作装置においては、ロックレバーが施錠状態にあっても、インサイドハンドルを開扉操作することによってドアを開けることができるようにした、所謂オーバーライド機能を備えていない。そのため、車内から手動で施解錠操作するときに操作されるロックノブが廃止され、施解錠操作を電気駆動源のアクチュエータの動力のみで操作可能にしたノブレスのドアにあっては、車内から開扉操作を行うとき、その度、運転席の操作スイッチを操作してアクチュエータを駆動させ、ロックレバーを解錠状態に切り替える必要が生じ、車内からの開扉操作が極めて不便になる問題が生じる。
本発明は、上述のような従来の課題に鑑み、開扉操作手段の操作力を中継制御してドアラッチ装置に伝達し得るようにした中継操作装置にあって、車内開扉操作手段によるオーバーライド操作を可能にした車両用ドアラッチの中継操作装置を提供することを目的としている。
請求項1に係わる発明は、スライドドアに設けられる車内及び車外開扉操作手段の開扉操作力を中継制御してドアラッチ装置に伝達し得るようにした車両用ドアラッチの中継操作装置において、前記スライドドアに固定され、前記ドアラッチ装置から離れた位置に配置されるベース部材と、前記ベース部材に枢軸により枢支され、前記車外開扉操作手段の操作に応じてリリース方向へ回動するアウトサイドレバーと、前記ベース部材に前記枢軸により枢支され、前記車内開扉操作手段の操作に応じてリリース方向へ回動するインサイドレバーと、前記ベース部材に前記枢軸により枢支され、前記アウトサイドレバーまたは前記インサイドレバーのリリース回動に従動したとき、前記車外開扉操作手段または前記車内開扉操作手段の開扉操作力を操作力伝達部材を介して前記ドアラッチ装置に伝達可能なリリースレバーと、駆動源の動力により、前記アウトサイドレバーのリリース回動を前記リリースレバーに伝達可能とする解錠位置及び伝達不能とする施錠位置に移動可能なロック部材とを備え、前記リリースレバーは、前記ロック部材の位置に無関係に、前記車内開扉操作手段の操作に応じて前記アウトサイドレバー及び前記インサイドレバーのうち前記インサイドレバーだけを介してリリース方向へ回動し、前記ロック部材が施錠位置にあるときには、リリース方向へ回動することにより前記ロック部材に直接当接して、前記ロック部材を解錠位置へ移動させるオーバーライド作用部を有することを特徴とする。
この発明によると、ロック部材が施錠位置にあっても、車内開扉操作手段の操作により、アウトサイドレバー及びインサイドレバーのうち当該インサイドレバーだけを介してリリースレバーをリリース回動させて、ドアラッチ装置をラッチ解除作動させると共に、ロック部材を解錠位置に移動させて、車内開扉操作手段によるオーバーライド操作を可能にすることができる。
また請求項2に係わる発明は、請求項1において、前記ロック部材は、前記ベース部材に枢支され、前記駆動源に連結される第1ロックレバーと、前記第1ロックレバーと同軸上に枢支される第2ロックレバーと、前記両ロックレバーが同期して解錠位置及び解錠位置に移動するように、前記両ロックレバー間にバネ力を作用させるスプリングと、前記第2ロックレバーに従動すると共に、前記アウトサイドレバーに設けられた制御孔に摺動可能に係合し、前記アウトサイドレバーのリリース回動を前記リリースレバーに伝達可能とする解錠位置及び前記アウトサイドレバーのリリース回動を前記リリースレバーに伝達不能とする施錠位置に移動可能な係脱部材を含み、前記オーバーライド作用部は、前記第1ロックレバーに設けた当接部に当接する。
この発明によると、ロック部材を第1、2ロック部材に分割し、係脱部材が連結されていない方の第1ロックレバーに、リリースレバーのオーバーライド作用部に当接可能な当接部を設けたことにより、オーバーライド動作の際、制御孔に対する係脱部材の摺動抵抗が大きい場合でも、オーバーライド操作を円滑に行うことができる。
また請求項3に係わる発明は、請求項1または2において、前記スプリングの付勢力を、前記第1ロックレバーを解錠位置及び施錠位置に保持するためのターンオーバースプリングの付勢力より小さくする。
この発明によると、オーバーライド操作をより円滑に行うことができる。
また請求項4に係わる発明は、請求項1〜3のいずれかにおいて、前記スライドドアは、閉じた状態で、車内から前記ロック部材を手動操作することができるロックノブを備えていない。
この発明によると、車内から施解錠操作を行うためのロックノブが設けられていないドアにあっても、ロック部材の位置に無関係に、車内からオーバーライド操作によってドアを開くことができる。
また請求項5に係わる発明は、請求項1〜4のいずれかおいて、前記ベース部材に、前記車内開扉操作手段の操作力を、前記リリースレバーに伝達可能とする解錠位置及び伝達不能とする施錠位置に移動可能なチャイルドロックレバーを設け、前記チャイルドロックレバーは、チャイルドロック用駆動源により解錠位置及び施錠位置に移動可能とする。
この発明によると、チャイルドロックレバーをチャイルドロック用アクチュエータによりロック位置に移動させることによって、オーバーライド操作が不能になるため、ロック部材が施錠位置にあるとき、不正に車内開扉操作手段が操作されてドアが開けられるような不正行為を確実に防止することができる。
また請求項6に係わる発明は、請求項1〜5のいずれかにおいて、前記ベース部材に、前記スライドドアの前端面から突出し、前記ロック部材を手動操作可能なエマージェンシ操作レバーを設ける。
この発明によると、ドア前端面から突出するエマージェンシ操作レバーを操作することでロック部材を簡単に操作することができる。
本発明によると、ロック部材が施錠位置にあっても、車内開扉操作手段の操作により、ドアラッチ装置をラッチ解除作動させると共に、ロック部材を解錠位置に移動させて、車内開扉操作手段によるオーバーライド操作を可能にすることができる。
本発明を適用したスライドドアを備えた車両の側面図である。 本発明に係わる中継操作装置の分解斜視図である。 車内側から見た中継操作装置の正面図である。 車外側から見た中継操作装置の裏面図である。 中継操作装置が施錠状態のときのその要部の正面図である。 中継操作装置が解錠状態のとき、車外開扉操作手段が操作されたときの要部の正面図である。 中継操作装置が施錠状態のとき、車内開扉操作手段が操作されたときの要部の正面図である。 中継操作装置が解錠状態のとき、車内開扉操作手段が操作されたときの要部の正面図である。 中継操作装置が施錠状態のとき、車外開扉操作手段が操作され、かつ駆動源が作動したときの要部の正面図である。 エマージェンシ操作レバーが操作されたときの中継操作装置の要部の正面図である。 要部の拡大正面図である。 他の実施形態における要部の拡大正面図である。 更に他の実施形態における要部の拡大正面図である。
以下、本発明に係わる一実施形態を、図面に基づいて説明する。図1は、本発明を適用したスライドドアを備えた車両の側面図、図2は、本発明に係わる中継操作装置の分解斜視図、図3は、車内側から見た中継操作装置の正面図、図4は、車外側から見た中継操作装置の裏面図、図5〜図11は、中継操作装置の要部の正面図である。なお、以下の説明では、図3における左方、図4における右方を「前方」とし、図3における右方、図4における左方を「後方」とし、図3における図面手前、図4における図面奥を「車内側」とし、図3における図面奥、図4における図面手前を「車外側」とする。
1は、車体の側面に前後方向へ開閉可能に支持されるリヤドアのスライドドア(以下、ドア1と記す)で、その内部には、ドア1を閉鎖位置に保持するための前後の全閉用ドアラッチ装置2A、2Bと、ドア1を全開位置に保持するための全開用ラッチ装置3と、各操作を中継制御する中継操作装置4が設けられ、車外側には、車外からドア1を開けるときに操作される車外開扉操作手段をなすアウトサイドハンドル5が設けられ、また、車内側には、車内からドア1を開けるときに操作される車内開扉操作手段をなすインサイドハンドル6が設けられる。なお、ドア1には、車外から施解錠操作を行うためのキーシリンダ、及び車内から手動で施解錠操作を行うためのロックノブは設けられていない。
前後の全閉用ドアラッチ装置2A、2Bは、車体側に固着されたストライカ(図示略)と係合することによって、ドア1を全閉位置に保持し、また、アウトサイドハンドル5またはインサイドハンドル6の開扉操作に基づいてラッチ解除作動してストライカから離脱することによって、ドア1の開扉を可能にする。
中継操作装置4は、ドア1に固定されるベース部材をなすベースプレート7と、アウトサイドハンドル5の操作に従動するアウトサイドレバー8と、インサイドハンドル6の操作に従動するインサイドレバー9と、全閉用ドアラッチ装置2A、2Bに開扉操作力を伝達可能な操作力伝達部材をなすケーブル27、28を介して連係されるリリースレバー10と、駆動源をなすロック用アクチュエータ11及びチャイルドロック用アクチュエータ12と、ロック用アクチュエータ11の駆動により作動可能なロック部材を構成する第1、2ロックレバー13、14と、チャイルドロック用アクチュエータ12に連結される合成樹脂製のチャイルドロックレバー15と、全開用ラッチ装置3に操作力を伝達可能なケーブル33を介して連係される連係レバー16と、緊急の際、操作される合成樹脂製のエマージェンシ操作レバー17とを含む。
アウトサイドレバー8は、車内外方向へ向く枢軸18によりベースプレート7の室内側を向く一側面に枢支されると共に、その後斜め上部には、放射方向を向く係合孔部19a及び係合孔部19aの外端に連設され、枢軸18を中心とする円弧状の空振り孔部19bとを有するほぼL字状の制御孔19が穿設され、また、同じく上部には、枢軸18を中心とする円弧状の第1、2連結孔20、21が穿設されている。制御孔19には、後述の係脱ピン36が摺動可能に係合される。
外側の第1連結孔20には、リリース用アクチュエータ22の操作力をアウトサイドレバー8に伝達可能なケーブル23の端部23aが摺動可能に連結される。なお、リリース用アクチュエータ22は、ドア1内に配置され、運転席に設けられる操作スイッチ(図示略)の操作に基づいて作動する。内側の第2連結孔21には、アウトサイドハンドル5の操作力をアウトサイドレバー8に伝達可能なケーブル24の端部24aが摺動可能に連結される。アウトサイドハンドル5が開扉操作されるか、または、リリース用アクチュエータ22が駆動すると、それらの操作力は、ケーブル23または24を介してアウトサイドレバー8に伝達され、アウトサイドレバー8は、スプリング25の付勢力に抗して、待機位置(図3〜5、7、8及び図10)からリリース方向(図3、図5〜図10において時計方向)へ回動する。
アウトサイドレバー8がリリース方向へ回動すると、アウトサイドレバー8の下部に設けられた下向きアーム部81が、連係レバー16の上部に固着された係合ピン161に係合することによって、連係レバー16は、スプリング31の付勢力に抗して、待機位置(図3、4参照)からリリース方向(図3において反時計方向、図4において時計方向)へ回動する。
連係レバー16は、車内外方向を向く枢軸32によりベースプレート7の車外側を向く他側面に回動可能に支持されると共に、インサイドレバー9のリリース回動を伝達するための上下方向を向くリンク34の下端部が連結軸39により回動可能に連結され、また、その後端部に設けられた連結部162には、連係レバー16のリリース作動を全開用ラッチ装置3に伝達可能なケーブル33の端部が連結される。アウトサイドハンドル5の開扉、閉扉操作(実施例においては同方向)またはインサイドハンドル6が閉扉操作されると、連係レバー16は、リリース方向へ回動して、ケーブル33を介して全開用ラッチ装置3に操作力を伝達する。これに応じて、全開用ラッチ装置3は、ラッチ解除作動して全開位置にあるドア1の閉扉動作を許可する。
インサイドレバー9は、枢軸18と一体的に回動し得るようにベースプレート7の他側面に枢支され、枢軸18の車内側端部に固着されたインサイドハンドル6の開扉操作に基いて、スプリング30の付勢力に抗して、待機位置(図3〜6、9及び図10)からリリース方向(図3、5〜10において時計方向)へ回動する。
リリースレバー10は、枢軸18によりベースプレート7の一側面にアウトサイドレバー8及びインサイドレバー9と独立して回動し得るように枢支されるとともに、その後斜め上部には、アウトサイドレバー8の制御孔19の全領域に重合するほぼ扇形の開口部26が穿設されている。開口部26の下方には、リリースレバー10がスプリング29の付勢力に抗して、リリース方向(図3、5〜10において時計方向)へ回動したとき、第1ロックレバー13に設けられる後述の当接部131に当接可能なオーバーライド作用部101が突設されている。また、下向きアーム部102には、前後の全閉用ドアラッチ装置2A、2Bに開扉操作力を伝達するためのケーブル27、28の端部が連結される。
リリースレバー10は、アウトサイドハンドル5(ロック部材が後述の解錠状態にあるとき)またはインサイドハンドル6(チャイルドロックレバー15が後述の解錠位置にあるとき)の開扉操作に基づいて、待機位置(図3〜5、及び図9〜10参照)からスプリング29の付勢力に抗してリリース方向(図3、5〜10において時計方向)へ回動することによって、ケーブル27、28を介して、前後の全閉用ドアラッチ装置2A、2Bに操作力を伝達する。これにより、前後の全閉用ドアラッチ装置2A、2Bは、ラッチ解除作動して全閉位置に保持されているドア1の開扉動作を許可する。
なお、リリースレバー10の開口部26は、アウトサイドレバー8及びリリースレバー10がどの位置にあっても、制御孔19の係合孔部19aに対して車内外方向に重合して、係脱ピン36の移動を許容しうる程度の大きさに設けられる。
第1、2ロックレバー13、14は、車内外方向を向く枢軸35によりベースプレート7の一側面にそれぞれ回動可能に支持されると共に、両ロックレバー13、14間に作用するスプリング37の付勢力をもって一体的に回動し、通常は解錠位置(図3、4、6及び図8)及び施錠位置(図5、9、10)に移動することができる。スプリング37は、枢軸35に巻装され、かつ一端が第1ロックレバー13、他端が第2ロックレバー14にそれぞれ係止されると共に、その付勢力は、第2ロックレバー13を解錠位置及び施錠位置に所定の保持力で弾性保持するターンオーバースプリング38の付勢力よりも小としてある。これにより、第2ロックレバー14は、第1ロックレバー13に対してスプリング37の付勢力によって、通常は後部上縁が第1レバー13に当接した状態に保持される。
第1ロックレバー13は、その後端部がロック用アクチュエータ11のハウジング113に支軸112により支持され、ハウジング113内に収容されたモータ(図示略)の動力によって所定範囲回動可能な出力レバー111に連結され、出力レバー111の作動に従動して解錠位置及び施錠位置に移動すると共に、その前端部には、リリースレバー10のオーバーライド作用部101に対向する当接部131が設けられている。この当接部131は、第1ロックレバー13が施錠位置にあるとき、リリースレバー10がリリース方向へ回動すると、オーバーライド作用部101に当接する。これにより、第1ロックレバー13は、リリースレバー10のリリース方向への回動に伴って、施錠位置から解錠位置へ移動させられる、所謂オーバーライド作動を行なう。
第2ロックレバー14は、その上部に枢軸18を中心とする円弧状の長孔141を有し、この長孔141には、制御孔19に摺動可能に係合される係脱部材をなす係脱ピン36が摺動可能に係合される。
係脱ピン36は、第2ロックレバー14が解錠位置にあるとき、アウトサイドレバー8の制御孔19における係合孔部19aに位置(解錠位置)し、また、同じく施錠位置にあるとき、空振り孔部19bに位置(施錠位置)する。
係脱ピン36が係合孔部191aに位置しているときは、アウトサイドレバー8がリリース回動すると、それに従動して、係脱ピン36がリリースレバー10の開口部26における開口縁部26aに係合することによって、リリースレバー10は、アウトサイドレバー8と共にリリース方向へ回動する。また、係脱ピン36が空振り孔部19bに位置しているときは、アウトサイドレバー8がリリース回動しても、空振り孔部19bが係脱ピン36に係合しないため、係脱ピン36はその位置に止まって、リリースレバー10は、リリース方向へ回動することはない。これらのことを換言すると、第1、2ロックレバー13、14が施錠位置にあるとき、すなわちロック部材が施錠状態にあるときは、車外からドア1を開けるために、アウトサイドハンドル5を開扉操作しても、アウトサイドレバー8が空振り移動して、前後の全閉用ドアラッチ装置2A、2Bを解除作動させることができず、ドア1を開けることはできない。
第1、2ロックレバー13、14が施錠位置、すなわちロック部材が施錠状態にあって、アウトサイドレバー8がリリース方向へ回動している最中、ロック用アクチュエータ11が解錠操作されると、図9に示すように、係脱ピン36が、空振り孔部19bに対して放射方向へ係合し、係合孔部19aに変位することができない状態が発生する。すなわち、ロック用アクチュエータ11を解錠操作したにも拘わらず、解錠状態にすることができないパニック状態が発生する。しかし、本発明に係わる実施形態においては、パニック状態が発生しても、ロック用アクチュエータ11の駆動力によって、第1ロックレバー13のみを、スプリング37の付勢力に抗して、解錠位置に移動させることができる。そのため、アウトサイドハンドル5の開扉操作を一旦中止して、アウトサイドレバー8が待機位置に復帰すると、係脱ピン36と空振り孔部19aとの係合が外れるため、係脱ピン36及び第2ロックレバー14は、スプリング37の付勢力により、係合孔部19a内へ変位して、解錠状態にすることができる。
インサイドハンドル6の開扉操作によって、インサイドレバー9がリリース作動した場合には、両ロックレバー13、14がロック位置にあって、係脱ピン36が空振り孔部19bに位置していても、それと無関係に、オーバーライド操作によってドア1を開けることができ、また、これと同時に、両ロックレバー13、14を解錠位置に移動させることができる。すなわち、係脱ピン36が空振り孔部19bに位置し、第1、2ロックレバー13、14がロック位置にあるとき、インサイドハンドル6が開扉操作されると、それに応じて(但し、チャイルドロックレバー15が後述の施錠位置にあるときは除く)、リリースレバー10がインサイドレバー9を介してリリース方向へ回動すると、ケーブル27、28を介して、前後の全閉用ドアラッチ装置2A、2Bに操作力を伝達すると共に、リリースレバー10のオーバーライド作用部101が第1ロックレバー13の当接部131に当接する。これにより、前後の全閉用ドアラッチ装置2A、2Bは、ラッチ解除作動すると共に、第1、2ロックレバー13、14は、ロック位置からアンロック位置に回動させられ、係脱ピン36は、空振り孔部19bから係合孔部19aに移動する。この場合、図7から明らかなように、アウトサイドレバー8は、待機位置に止まったままリリース方向へ回動しない。
チャイルドロックレバー15は、枢軸40によりベースプレート7の他側面側に枢支されるとともに、その前部には、ドア1の前端面に露出し、ドア1を開けたときのみ操作可能な操作部151が設けられ、この操作部151を上下方向に操作することにより、インサイドレバー9のリリース回動をリリースレバー10に伝達可能とする解錠位置(図2〜図10参照)及び伝達不能とする施錠位置(図5に2点鎖線で示す)に移動することができる。
チャイルドロックレバー15の上向きアーム部152に設けられた長孔153内には、リリースレバー10の前向きアーム部103に設けられた長孔104内に摺動可能に係合した係脱ピン41が摺動可能に係合されている。係脱ピン41は、チャイルドロックレバー15が解錠位置にあるとき、インサイドレバー9の前向きアーム部91の移動軌跡内に位置して、インサイドレバー9のリリース作動をリリースレバー10に伝達可能とし、また、同じく施錠位置にあるときには、前向きアーム部91の移動軌跡外に位置して、インサイドレバー9のリリース作動をリリースレバー10に伝達不能とする。
エマージェンシ操作レバー17は、枢軸42によりベースプレート7の他側面に回動可能に支持されて、通常はスプリング44により待機位置(図3〜図9参照)に保持されると共に、その前部には、ドア1の前端面に露出し、ドア1を開けたときのみ操作可能な操作部171が設けられ、また、下部は、エマージェンシ操作レバー17の操作力を伝達可能な前後方向を向く連結リンク43を介して、ロック用アクチュエータ11の出力レバー11に連結されている。
連結リンク43は、前端部が連結軸45によりエマージェンシ操作レバー17に回動可能に連結され、また、後端部が前後方向の長孔431を介して出力レバー111の連結軸111aに連結される。出力レバー111の連結軸111aは、長孔431に前後方向へ摺動可能に係合して、出力レバー111が解錠位置(図3、4、図6〜9参照)にあるとき、長孔431の後端に位置し、また、同じく施錠位置(図5、10参照)にあるとき、長孔431の前端に位置する。これにより、エマージェンシ操作レバー17は、出力レバー11の動きに連動することなく、常に待機位置に保持される。
バッテリ上がり等の電気的故障によって、ロック用アクチュエータ11の駆動が不能になった場合、ドア1を開いた状態で、ドア1の前端面に露出する操作部171を、スプリング44の付勢力に抗して、施錠方向(上方)に手動操作することによって、連結リンク43、出力レバー111を介して、第1ロックレバー13、14を施錠位置に移動させることができる。
次に、本発明に係わる本実施形態の作用について説明する。
(図3、4に示すように、中継操作装置4が解錠状態にあり、チャイルドロックレバー15が解錠位置にあるとき)
車外からアウトサイドハンドル5が開扉操作された場合には、図6に示すように、アウトサイドレバー8はリリース作動する。これに従動して、係脱ピン36が、アウトサイドレバー8の制御孔19における係合孔部19a及びリリースレバー10の開口部26における開口縁部26aに係合して、アウトサイドレバー8と共に移動する。これに伴って、リリースレバー10は、係脱ピン36を介して、アウトサイドレバー8と共にリリース作動して、ケーブル27、28を介して、前後の全閉用ドアラッチ装置2A、2Bに開扉操作力を伝達する。これにより、車外からドア1を開けることができる。
車内からインサイドハンドル6が開扉操作された場合には、図8に示すように、係脱ピン41がインサイドレバー9の前向きアーム91の移動軌跡内に位置しているため、リリースレバー10は、インサイドレバー9のリリース回動に従動してリリース方向へ回動し、ケーブル27、28を介して、前後の全閉用ドアラッチ装置2A、2Bに開扉操作力を伝達する。これにより、車内からドア1を開けることができる。なお、この際、リリースレバー10の開口部26が、係脱ピン36に係合しないため、アウトサイドレバー8は、待機位置に保持される。
(図5に示すように、中継操作装置4が施錠状態にあり、チャイルドロックレバー15が解錠位置にあるとき)
車外からアウトサイドハンドル5が開扉操作された場合には、アウトサイドレバー8がリリース回動しても、図11に示すように、係脱ピン36が制御孔19の空振り孔部19b内を相対的に摺動するため、アウトサイドレバー8のリリース回動は、リリースレバー10には伝達されない。したがって、前後の全閉用ドアラッチ装置2A、2Bには、アウトサイドハンドル5の開扉操作力が伝達されないため、ドア1を開けることはできない。
図11に示すように、係脱ピン36が空振り孔部19bを相対的に移動して、解錠位置への移動が拘束されているとき、ロック用アクチュエータ11が解錠方向へ駆動すると、図9及び図11に2点鎖線で示すように、出力レバー111の解錠位置への移動に伴って、係脱ピン36及び第2ロックレバー14を施錠位置に保持したまま、第1ロックレバー13のみが、スプリング37、ターンオーバースプリング38の付勢力に抗して、解錠位置に移動する。この場合、ターンオーバースプリング38の保持力の方が、スプリング37の付勢力よりも大きいため、第1ロックレバー13は、解錠位置に保持されて、施錠位置に戻ることはない。
その後、アウトサイドハンドル5が開扉操作前の位置に戻されて、アウトサイドレバー8が待機位置に復帰すると、係脱ピン36が制御孔19の空振り孔部19b内を相対的に移動して、係合孔部19aの位置に達すると、第2ロックレバー14は、スプリング37の付勢力により解錠位置に移動し、係脱ピン36は、係合孔部19aに進入する。これにより、中継操作装置4が解錠状態となるため、再び、アウトサイドハンドル5を開扉操作することによって、リリースレバー10をリリース回動させて、ドア1を開けることができる。
車内からインサイドハンドル6が開扉操作された場合には、インサイドレバー9は、リリース方向へ回動し、リリースレバー10のオーバーライド作用部101が第1ロックレバー13の当接部131に当接する。これにより、図8に示すように、第1、2ロックレバー13、14は、ターンオーバースプリング38の付勢力に抗して施錠位置から解錠位置に移動すると共に、係脱ピン36が第2ロックレバー14と共に解錠位置に移動して係合孔部19a内に進入する。
また、このとき、係脱ピン36が制御孔19の縁等に当接して、その摺動抵抗が増大して係脱ピン36の係合孔部19a内への進入に対して抵抗が生じた場合には、図7に示すように、先に、係脱ピン36が連結されていない方の第1ロックレバー13のみを解錠位置に移動させ、その後、第2ロックレバー14がスプリング37の付勢力によって第1ロックレバー13の移動に追従して解錠位置に移動する。これにより、如何なる状況においても、リリースレバー10のリリース回動により、第1、2ロックレバー13、14を確実かつ円滑に解錠位置に移動させることができ、インサイドハンドル6によるオーバーライド操作を円滑かつ確実に行うことができる。
なお、インサイドハンドル6の開扉操作中に、ロック用アクチュエータ11が駆動しても、この場合には、パニック状態は発生しない。すなわち、インサイドハンドル6の開扉操作によって、リリースレバー10がリリース回動しても、開口部26が係脱ピン36の解錠位置への移動を邪魔しないため、係脱ピン36は、ロック用アクチュエータ11の駆動により、自由に係合孔部19a内に移動することができる。
(図5に示すように、中継操作装置4が施錠状態にあり、チャイルドロックレバー15が施錠位置にあるとき)
車内からのインサイドハンドル6が開扉操作された場合には、インサイドレバー9がリリース方向へ回動しても、係脱ピン41がインサイドレバー9の前向きアーム部91の移動軌跡外に位置しているため、インサイドレバー9のリリース作動は、リリースレバー10には伝達されない。したがって、この状態においては、インサイドハンドル6が開扉操作されても、ドア1を開けることができない。また、ドア1には、従来のように中間操作装置4の施解錠状態を手動で切り替えるためのロックノブが設けられていないため、不正に解錠状態に切り替えられるおそれがない。よって、不正にドア1が開けられる不正行為を確実に阻止することができる。
(エマージェンシ操作)
本実施形態におけるドア1においては、前述のようにロックノブ及びキーシリンダが設けられていないため、バッテリー上がり等の電気系統に故障が生じた場合には、ロック用アクチュエータ11の作動が不能になるため、ロック用アクチュエータ11により中継操作装置4を施錠状態に切り替えることはできない。この場合には、ドア1を開けた状態で、図10に示すように、ドア1の前端面から露出する操作部171を手動操作して、エマージェンシ操作レバー17を施錠方向へ回動させる。これにより、エマージェンシ操作レバー17の操作力が、連結リンク43、出力レバー11を介して、第1、2ロックレバー13、14に伝達され、第1、2ロックレバー13、14を解錠位置から施錠位置へ移動させることができる。
第1、2ロックレバー13、14を施錠位置に移動させた後、ドア1を閉じると、第1、2ロックレバー13、14が施錠位置に保持されたまま、前後の全閉用ドアラッチ装置2A、2Bが各ストライカに係合して、ドア1は閉鎖位置に保持される。この結果、運転者は安心して車両から離れて、修理のための準備を行うことができる。修理の準備が整ったならば、キーシリンダを設けた他のドアをキーを用いて開けて、故障を修理することができる。なお、ドア1が閉鎖位置にあるときは、エマージェンシ操作レバー17の操作部171はドア1と車体との間に閉塞されるため、ドア1の閉鎖状態においては操作部171が操作されることは実質的に不可能である。よって、許可されない人物は、運転者が自動車から離れている最中、車内に侵入することはできない。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で、本実施形態に対して、次のような種々の変形や変更を施すことが可能である。
(i)上記実施形態においてリリースレバー10の開口部26を廃止し、この開口部26の代わりに、図12に示すように、リリースレバー10に、アウトサイドレバー8の制御孔26における係合孔部91aに沿うように外方へ延出し、かつ係合孔部19aに位置する係脱ピン36に対して係合可能な係合突部105を設ける。この場合においても、係脱ピン36は、リリースレバー10がどの位置にあっても、解錠方向への移動が拘束されることがないため、前記実施形態と同様な作用を有することができる。
(ii)ドア1を開けた際、ドア1の前端面から露出するエマージェンシ操作レバー17の操作部171に、例えば、図3、4に示すように、チャイルドロックレバー15の操作部151とは異なる彩色を施した彩色部172を形成する。このようにした場合には、チャイルドロックレバー15及びエマージェンシ操作レバー17の各操作部151、172を、ドア1の前端面に上下に並設しても、チャイルドロックレバー15とエマージェンシ操作レバー17とを色彩をもって区別することができ、操作性の向上を図ることができる。
(iii)ドア1の前端面から露出するエマージェンシ操作レバー17の操作部171を廃止する。その代わりに、図13に示すように、ドア1の前端面に開口部1aを設けると共に、エマージェンシ操作レバー17に開口部1aに対向する押込み部173を設ける。ドア1を開けた状態で、開口部1aにキー46を挿入し、このキー46によって押込み部173を奥へ押し込むことによって、エマージェンシ操作レバー17を施錠方向へ移動させるようにする。このようにすると、ドア1の前端面からエマージェンシ操作レバー17が突出しないため、エマージェンシ操作レバー17の近傍にチャイルドロックレバー15を並設しても、エマージェンシ操作レバー17とチャイルドロックレバー15とを確実に判別することができる。
1 スライドドア(ドア)
1a 開口部
2A 前側の全閉用ドアラッチ装置(ドアラッチ装置)
2B 後側の全閉用ドアラッチ装置(ドアラッチ装置)
3 全開用ラッチ装置
4 中継操作装置
5 アウトサイドハンドル(車外開扉操作手段)
6 インサイドハンドル(車内開扉操作手段)
7 ベースプレート(ベース部材)
8 アウトサイドレバー
9 インサイドレバー
10 リリースレバー
11 ロック用アクチュエータ(駆動源)
12 チャイルドロック用アクチュエータ(駆動源)
13 第1ロックレバー(ロック部材)
14 第2ロックレバー(ロック部材)
15 チャイルドロックレバー
16 連係レバー
17 エマージェンシ操作レバー
18 枢軸
19 制御孔
19a 係合孔部
19b 空振り孔部
20 第1連結孔
21 第2連結孔
22 リリース用アクチュエータ
23、24 ケーブル
23a、24a 端部
25 スプリング
26 開口部
26a 開口縁部
27、28 ケーブル(操作力伝達部材)
29、30、31 スプリング
32 枢軸
33 ケーブル
34 リンク
35 枢軸
36 係脱ピン(係脱部材)
37 スプリング
38 ターンオーバースプリング
39 連結軸
40 枢軸
41 係脱ピン
42 枢軸
43 連結リンク
44 スプリング
45 連結軸
46 キー
81 アーム部
91 前向きアーム部
101 オーバーライド作用部
102 下向きアーム部
103 前向きアーム部
104 長孔
105 係合突部
111 出力レバー
111a 連結軸
112 支軸
113 ハウジング
131 当接部
141 長孔
151 操作部
152 上向きアーム部
153 長孔
161 係合ピン
162 連結部
171 操作部
172 彩色部
173 押込み部
431 長孔

Claims (6)

  1. スライドドアに設けられる車内及び車外開扉操作手段の開扉操作力を中継制御してドアラッチ装置に伝達し得るようにした車両用ドアラッチの中継操作装置において、
    前記スライドドアに固定され、前記ドアラッチ装置から離れた位置に配置されるベース部材と、
    前記ベース部材に枢軸により枢支され、前記車外開扉操作手段の操作に応じてリリース方向へ回動するアウトサイドレバーと、
    前記ベース部材に前記枢軸により枢支され、前記車内開扉操作手段の操作に応じてリリース方向へ回動するインサイドレバーと、
    前記ベース部材に前記枢軸により枢支され、前記アウトサイドレバーまたは前記インサイドレバーのリリース回動に従動したとき、前記車外開扉操作手段または前記車内開扉操作手段の開扉操作力を操作力伝達部材を介して前記ドアラッチ装置に伝達可能なリリースレバーと、
    駆動源の動力により、前記アウトサイドレバーのリリース回動を前記リリースレバーに伝達可能とする解錠位置及び伝達不能とする施錠位置に移動可能なロック部材とを備え、
    前記リリースレバーは、前記ロック部材の位置に無関係に、前記車内開扉操作手段の操作に応じて前記アウトサイドレバー及び前記インサイドレバーのうち前記インサイドレバーだけを介してリリース方向へ回動し、前記ロック部材が施錠位置にあるときには、リリース方向へ回動することにより前記ロック部材に直接当接して、前記ロック部材を解錠位置へ移動させるオーバーライド作用部を有することを特徴とする車両用ドアラッチの中継操作装置。
  2. 前記ロック部材は、前記ベース部材に枢支され、前記駆動源に連結される第1ロックレバーと、前記第1ロックレバーと同軸上に枢支される第2ロックレバーと、前記両ロックレバーが同期して解錠位置及び解錠位置に移動するように、前記両ロックレバー間にバネ力を作用させるスプリングと、前記第2ロックレバーに従動すると共に、前記アウトサイドレバーに設けられた制御孔に摺動可能に係合し、前記アウトサイドレバーのリリース回動を前記リリースレバーに伝達可能とする解錠位置及び前記アウトサイドレバーのリリース回動を前記リリースレバーに伝達不能とする施錠位置に移動可能な係脱部材を含み、
    前記オーバーライド作用部は、前記第1ロックレバーに設けた当接部に当接することを特徴とする請求項1記載の車両用ドアラッチの中継操作装置。
  3. 前記スプリングの付勢力を、前記第1ロックレバーを解錠位置及び施錠位置に保持するためのターンオーバースプリングの付勢力より小さくしたことを特徴とする請求項1または2記載の車両用ドアラッチの中継操作装置。
  4. 前記スライドドアは、閉じた状態で、車内から前記ロック部材を手動操作することができるロックノブを備えていないことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の車両用ドアラッチの中継操作装置。
  5. 前記ベース部材に、前記車内開扉操作手段の操作力を、前記リリースレバーに伝達可能とする解錠位置及び伝達不能とする施錠位置に移動可能なチャイルドロックレバーを設け、
    前記チャイルドロックレバーは、チャイルドロック用駆動源により解錠位置及び施錠位置に移動可能としたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の車両用ドアラッチの中継操作装置。
  6. 前記ベース部材に、前記スライドドアの前端面から突出し、前記ロック部材を手動操作可能なエマージェンシ操作レバーを設けたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の車両用ドアラッチの中継操作装置。
JP2009254214A 2009-11-05 2009-11-05 自動車用ドアラッチ装置 Expired - Fee Related JP4910218B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009254214A JP4910218B2 (ja) 2009-11-05 2009-11-05 自動車用ドアラッチ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009254214A JP4910218B2 (ja) 2009-11-05 2009-11-05 自動車用ドアラッチ装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007196130A Division JP4448870B2 (ja) 2007-07-27 2007-07-27 車両用ドアラッチの中継操作装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010024831A true JP2010024831A (ja) 2010-02-04
JP4910218B2 JP4910218B2 (ja) 2012-04-04

Family

ID=41730906

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009254214A Expired - Fee Related JP4910218B2 (ja) 2009-11-05 2009-11-05 自動車用ドアラッチ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4910218B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012072645A (ja) * 2010-09-03 2012-04-12 Aisin Kiko Co Ltd 車両ドア操作機構
JP2014152495A (ja) * 2013-02-07 2014-08-25 Mitsui Kinzoku Act Corp 車両用ドア開閉装置
JP2015038306A (ja) * 2014-10-07 2015-02-26 三井金属アクト株式会社 車両用ドアラッチ装置
JP2016108777A (ja) * 2014-12-03 2016-06-20 三井金属アクト株式会社 車両スライドドアの中継機構

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001241248A (ja) * 2000-02-29 2001-09-04 Oi Seisakusho Co Ltd 自動車用ドアロック装置
JP2007154418A (ja) * 2005-11-30 2007-06-21 Mitsui Mining & Smelting Co Ltd 車両用ドアラッチの操作装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001241248A (ja) * 2000-02-29 2001-09-04 Oi Seisakusho Co Ltd 自動車用ドアロック装置
JP2007154418A (ja) * 2005-11-30 2007-06-21 Mitsui Mining & Smelting Co Ltd 車両用ドアラッチの操作装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012072645A (ja) * 2010-09-03 2012-04-12 Aisin Kiko Co Ltd 車両ドア操作機構
JP2014152495A (ja) * 2013-02-07 2014-08-25 Mitsui Kinzoku Act Corp 車両用ドア開閉装置
JP2015038306A (ja) * 2014-10-07 2015-02-26 三井金属アクト株式会社 車両用ドアラッチ装置
JP2016108777A (ja) * 2014-12-03 2016-06-20 三井金属アクト株式会社 車両スライドドアの中継機構

Also Published As

Publication number Publication date
JP4910218B2 (ja) 2012-04-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6368953B2 (ja) 車両用ドア開閉装置
JP4659602B2 (ja) 車両用ドアラッチの操作装置
JP6318423B2 (ja) 車両用ドア開閉装置
JP4972803B2 (ja) 車両用ドアラッチ装置
JP6497046B2 (ja) 車両ドア作動装置
JP6318421B2 (ja) 車両用ドア開閉装置
JP2011220094A (ja) 車両用ドアロック装置
JP2007308941A (ja) 車両用ドアラッチのリモートコントロール装置
JP5718147B2 (ja) 車両用ドアラッチシステム
JP4444315B2 (ja) 車両用ドアラッチの中継操作装置
JP2009235805A (ja) ドアロック装置
JP4910218B2 (ja) 自動車用ドアラッチ装置
JP2002339625A (ja) 車両用ドアロック装置
JP4448870B2 (ja) 車両用ドアラッチの中継操作装置
JP6837507B2 (ja) 自動車用ドアラッチ装置
CA2936778C (en) Door latch device for vehicle and door system provided with door latch device
WO2016143081A1 (ja) ドアラッチ装置
JP2009263910A (ja) 自動車用ドアラッチ装置
JP2012112241A (ja) 車両用ドアラッチ装置及び該ドアラッチ装置を備えている車両用ドア
JP6707062B2 (ja) 自動車用ドアラッチ装置
JP7435220B2 (ja) 車両用フードロックシステム
JP2010265747A (ja) 自動車用ドアラッチ装置
JP2011144631A (ja) 車両用ドアラッチのリモートコントロール装置
JP4810685B2 (ja) 車両用ドアラッチ装置
JP6318422B2 (ja) 車両用ドア開閉装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091105

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20100910

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111220

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111228

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4910218

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150127

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees