JP6318422B2 - 車両用ドア開閉装置 - Google Patents
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Description
図1は、本発明の一実施形態に係る車両用ドア開閉装置DOを備えた車両Vの側面図である。図1に示すように、車両Vは、車体Bの側面に開口したドア開口部Oを開閉するドアDを備える。ドアDは、車体Bに固定された前後方向のアッパーガイドレールG1、ウエストガイドレールG2及びロアガイドレールG3によって支持されることで前後方向に開閉可能なスライドドアである。車体Bの側面内部には、ドアDを電動で開閉移動させるための電動開閉装置PSDが設けられている。
図2は、リヤドアラッチ装置1を車内側から見た側面図である。図2に示すように、リヤドアラッチ装置1は、ラッチユニット2と、クローザ・リリースユニット3とを備える。ラッチユニット2は、車体B側に設けられるストライカS1(図4参照)と噛合し、ドアDを閉鎖位置に保持するための機構である。クローザ・リリースユニット3は、ドアDに対するクローズ機能及びリリース機能を有する。
図2及び図3に示すように、ラッチユニット2は、ドアDに対して取り付けられるハウジング5の内側に、ラッチ(第1ラッチ)7及びラチェット(第1ラチェット)9を含む閉ラッチ機構LCを収容している。ラッチ7は、前後方向を向くラッチ軸6により軸支され、ドアDの閉鎖時にストライカS1と噛合可能である。ラチェット9は、前後方向を向くラチェット軸8により軸支され、ラッチ7の外周に設けられたフルラッチ係合部7a又はハーフラッチ係合部7bに選択的に係合可能である。閉ラッチ機構LCを収容したハウジング5の開口は図示しないカバープレートによって閉塞される。ラッチユニット2は、このカバープレートを介してドアDに取り付けられる。
図2及び図3に示すように、クローザ・リリースユニット3は、クローザ・リリース用のモータ32と、減速機構となる遊星歯車機構33と、リリース出力レバー41とを備える。モータ32の動力は出力ギヤ32aを介して遊星歯車機構33に伝達されて減速され、リリース出力レバー41を作動させる。これらモータ32、遊星歯車機構33及びリリース出力レバー41は、ラチェット9をリリース作動させるリリース電動機構Rを構成するものである。
開放状態にあるドアDが電動開閉装置PSDの動力により半ドア位置まで移動して、ストライカS1がハウジング5のストライカ進入溝5aに進入してラッチ7に噛合すると、閉ラッチ機構LCは、図3に示すアンラッチ状態から図4に示すハーフラッチ状態に変化する。ラッチ7のハーフラッチ位置がハーフラッチ検出スイッチにより検出されると、モータ32が制御装置Cによってクローズ制御(正転制御)される。これにより、モータ32がクローズ駆動して出力ギヤ32aが図4に示す矢印方向(時計方向)へ回動する。この際、サンギヤ35の時計方向への回動はブロック位置にあるブロックレバー20のブロック部20aによって阻止される。このため、セクタギヤ39は支軸34を中心に図4に示す矢印方向のクローズ方向(反時計方向)へ回動し、プラネタリーギヤ36の公転に伴い、クローズレバー38はスプリング40の付勢力に抗して、図4に示す矢印方向のクローズ方向(反時計方向)へ回動する。これにより、クローズ部38aが上方移動してラッチレバー11の作動部11aを押上げ、ラッチ7を図5に示すフルラッチ位置へ回動させる。ラッチ7のフルラッチ位置がフルラッチ検出スイッチにより検出されると、モータ32が制御装置Cによって一旦停止制御された後、反転制御される。
閉ラッチ機構LCが、図4又は図6に示すハーフラッチ状態又はフルラッチ状態にある場合に、車両Vに設けた操作スイッチ又は携帯用のワイヤレス操作スイッチの操作に基づいてモータ32がリリース駆動すると、セクタギヤ39は支軸34を中心としてリリース方向(時計方向)に回動し、プラネタリーギヤ36が公転しないで時計方向へ自転する。その結果、サンギヤ35は、リリース方向(反時計方向)へ所定角度回動し、当接部35bがリリース出力レバー41のリリース部41aを押圧し、リリース出力レバー41を時計方向へ回動させてリリース作動させる(図7参照)。
図9は、全開ラッチ装置OD及び開ラッチ連動機構90の平面図であり、ドアDが全閉位置にある場合の状態を示している。
全開ラッチ装置ODは、車体B側に設けられるストライカS2(図10及び図11参照)と噛合し、ドアDを全開位置で保持するための装置である。図9に示すように、全開ラッチ装置ODは、金属製のベースプレート81を有する。ベースプレート81の内面側には、全開ラッチ(第2ラッチ)82及びラチェット(第2ラチェット)83を含む開ラッチ機構LOが設けられている。全開ラッチ装置ODは、ロアアームLCA(図13及び図14)の下面に取り付けられる。ロアアームLCAは、ドア開口部Oに対してドアDをスライド可能に支持する金属製のブラケットである。
図9に示すように、開ラッチ連動機構(リリースキャンセル出力機構)90は、全開ラッチ装置ODのベースプレート81の内面に対し、開ラッチ機構LOと並設されている。開ラッチ連動機構90は、開ラッチ機構LOの全開ラッチ82のアンラッチ位置からラッチ位置への移動に連動してリリースキャンセル作動する。このリリースキャンセル作動は、ケーブル504を介して中継機構117に伝達される(図15参照)。中継機構117は、開ラッチ連動機構90からのリリースキャンセル作動が入力されると、リリース拘束状態を解除してドアDの閉鎖を可能とする。
図15は、操作中継装置100及び中継機構117の構成を示す説明図である。図15では、操作中継装置100をブロック構成図で示し、中継機構117を車内側から見た側面図で示している。
図15及び図16に示すように、中継機構(リリース伝達機構)117は、金属製の支持プレート147を備える。中継機構117は、支持プレート147によって中継レバー118、伝達レバー119及び切断レバー120を支持している。本実施形態の場合、中継機構117は、支持プレート147によって操作中継装置100のベースプレート101に取り付けられる。中継機構117は、操作中継装置100以外、例えばドアDのパネル等に取り付けられていてもよい。
次に、本実施形態に係る車両用ドア開閉装置DOの作用について説明する。
ドアDが全閉位置で操作中継装置100がアンロック状態にある場合、アウトサイドハンドルOH又はインサイドハンドルIHが開操作されると、この開操作は操作中継装置100のレバー機構103に伝達される(図15参照)。そうすると、レバー機構103のレバー群を介してリリース中継レバー116がリリース作動し、このリリース作動がケーブル501,507を介してリヤドアラッチ装置1及びフロントドアラッチ装置FDに伝達される。
ドアDが全開位置で操作中継装置100がアンロック状態にある場合、インサイドハンドルIHが閉操作されると、この閉操作は操作中継装置100のレバー機構103に伝達される(図15参照)。そうすると、レバー機構103のレバー群を介して閉用インサイドレバー111がリリース作動し、このリリース作動がケーブル506を介して全開ラッチ装置ODに伝達される。
ドアDが全閉位置で閉ラッチ機構LCがフルラッチ状態にある場合に、車内に設けられた操作スイッチ又はワイヤレス操作スイッチが開操作されると、リリース電動機構Rを構成するモータ32がリリース駆動する。そうすると、セクタギヤ39が図6に示す状態から図7に示すようにリリース方向(反時計方向)へ回動し、プラネタリーギヤ36の反時計方向への自転に連動してサンギヤ35が中立位置からリリース方向へ所定角度回動する。
ドアDを全閉位置から開動作させる場合において、モータ32のリリース駆動によってリリース出力レバー41をリリース作動させた際、動作不良がなければモータ32の反転駆動により、各種要素が中立位置又は待機位置に戻る。このため、その後のドアDの閉動作時にはラッチ7のフルラッチ係合部7a又はハーフラッチ係合部7bに対するラチェット9の係合が可能となる。
2 ラッチユニット
3 クローザ・リリースユニット
7 ラッチ
9,83 ラチェット
19,86 リリース入力レバー
23,40,46,88,89,94,150 スプリング
32 モータ
41 リリース出力レバー
82 全開ラッチ
90 開ラッチ連動機構
91 カムレバー
92 キャンセルレバー
92a,119a,120a,120b 長孔
95,121 連結ピン
96 プレート
97 フランジ
98 スライド機構
100 操作中継装置
116 リリース中継レバー
117 リリースキャンセル入力中継機構
118 中継レバー
118a 制御孔
118b 空振り部
118c 傾斜部
119 伝達レバー
120 切断レバー
149 フローティングピン
501,502,503,504,506,507 ケーブル
B 車体
C 制御装置
D ドア
DO 車両用ドア開閉装置
Dt ドアトリム
LC 閉ラッチ機構
LCA ロアアーム
LO 開ラッチ機構
O ドア開口部
OD 全開ラッチ装置
PSD 電動開閉装置
R リリース電動機構
S1,S2 ストライカ
V 車両
Claims (4)
- ドアに設けられ、アンラッチ位置からラッチ位置に移動可能な第1ラッチと、ラッチ位置にある前記第1ラッチに係合することにより前記ドアを閉位置に保持する第1ラチェットとを有する閉ラッチ機構と、
ドアに設けられ、アンラッチ位置からラッチ位置に移動可能な第2ラッチと、ラッチ位置にある前記第2ラッチに係合することにより前記ドアを開位置に保持する第2ラチェットとを有する開ラッチ機構と、
前記第1ラチェットをリリース位置に作動させるリリース電動機構と、
前記第2ラッチのアンラッチ位置からラッチ位置への移動に連動して初期位置からキャンセル方向へ作動する一方、前記第2ラッチのラッチ位置からアンラッチ位置への移動によっては前記キャンセル方向へ作動しない開ラッチ連動機構と、
前記リリース電動機構のリリース作動を前記第1ラチェットに伝達可能とするリリース作動伝達経路を接続する接続状態から切断する切断状態に切り替わることにより、リリース位置に停止した前記第1ラチェットの復帰を可能にするものであって、前記開ラッチ連動機構の前記キャンセル方向への作動により前記接続状態から前記切断状態に切り替わる中継機構と、
を備えることを特徴とする車両用ドア開閉装置。 - 請求項1記載の車両用ドア開閉装置において、
前記開ラッチ連動機構の前記キャンセル方向への作動を前記中継機構に伝達するケーブルを備え、
前記開ラッチ連動機構に対する前記ケーブルの接続部及び前記中継機構に対する前記ケーブルの接続部の少なくとも一方は、前記ケーブルの端部を移動可能な状態で保持する長孔を有し、前記第2ラッチのアンラッチ位置からラッチ位置への移動に連動して前記ケーブルが引き寄せされる一方、前記第2ラッチのラッチ位置からアンラッチ位置への移動によっては前記接続部が前記長孔内で移動することで前記ケーブルが引き寄せされないことを特徴とする車両用ドア開閉装置。 - 請求項2記載の車両用ドア開閉装置において、
前記開ラッチ連動機構は、前記第2ラッチがアンラッチ位置からラッチ位置へと回転した場合に該第2ラッチに当接して回動するカムレバーと、
前記中継機構との間がケーブルによって接続され、前記カムレバーと一体的に回動するキャンセルレバーと、
前記第2ラッチに当接して回動した前記カムレバー及び前記キャンセルレバーを初期位置に復帰させる付勢部材とを備え、
前記長孔は、前記キャンセルレバーに設けられていることを特徴とする車両用ドア開閉装置。 - 請求項2又は3記載の車両用ドア開閉装置において、
前記中継機構は、前記リリース電動機構のリリース作動により回動する中継レバーと、
前記中継レバーと連動して回動し、前記リリース作動を前記第1ラチェットに伝達する伝達レバーと、
前記キャンセルレバーが回動した場合に前記ケーブルによって引き寄せられて回動し、前記中継レバーと前記伝達レバーとの間の連動状態を解除する切断レバーとを備え、
前記長孔は、前記切断レバーに設けられていることを特徴とする車両用ドア開閉装置。
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