WO2018012292A1 - 車体下部構造 - Google Patents

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Abstract

車体下部構造は、車両のフロアトンネル(18)に架け渡されるトンネルブレース(22)を備える。トンネルブレース(22)は、前凸部(71)、中央溝部(72)および後凸部(73)を有する。前凸部(71)、中央溝部(72)および後凸部(73)は、幅寸法がそれぞれ均等に形成される。前凸部(71)、中央溝部(72)および後凸部(73)でトンネルブレース(22)が断面M字状に形成される。トンネルブレース(22)は、車体前後方向の幅寸法が、右左の端部(22a,22b)において最大値となり、中央部(22c)において最小値になるように形成される。

Description

車体下部構造
 本発明は、車体下部構造に関する。
 本願は、2016年7月11日に出願された日本国特願2016-137173号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
 車体下部構造として、フロアトンネルの前端部に床下ブレース(以下、トンネルブレースという)が架け渡された構造が知られている。フロアトンネルの前端部にトンネルブレースを架け渡すことにより、トンネルブレースでフロアトンネルが開くように変形することを抑えることができる(例えば、特許文献1参照)。
日本国特開2015-151018号公報
 ところで、フロアトンネルの前端部はエンジンルームに隣接する。よって、フロアトンネルの前端部には、エンジンの排気系部品(特に、触媒やチャンバなどの大きな排気系部品)が配置される。このため、特許文献1の車体下部構造のようにフロアトンネルの前端部にトンネルブレースが架け渡された場合、トンネルブレースに排気系部品が干渉することが考えられる。
 この発明の態様は、フロアトンネルが開くように変形することを抑え、さらに、排気系部品との干渉を抑えることができる車体下部構造を提供する。
 (1)本発明の一態様に係る車体下部構造は、車両のフロアパネルから上方に隆起し、車体前後方向へ延びるフロアトンネルと、前記フロアトンネルに架け渡されて車幅方向へ延びるトンネルブレースと、を備え、前記トンネルブレースは、車体前方側に設けられて車幅方向へ延びる前凸部と、前記前凸部の車体後方に設けられ、前記前凸部に沿って車幅方向へ延びる中央溝部と、前記中央溝部の車体後方に設けられ、前記中央溝部に沿って車幅方向へ延びる後凸部と、を有し、前記前凸部、前記中央溝部、前記後凸部は、車体前後方向の各幅寸法が均等に形成され、かつ、前記前凸部、前記中央溝部、前記後凸部で前記トンネルブレースが断面M字状に形成され、前記トンネルブレースは、車体前後方向の幅寸法が、車幅方向の両端部において最大値となり、車幅方向の中央部において最小値になるように、前記中央部の前縁部、後縁部が湾曲に形成される。
 このように、トンネルブレースの中央部において幅寸法が最小値になるように、中央部の前縁部、後縁部を湾曲に形成した。よって、トンネルブレースの中央部でエンジンの排気系部品(特に、触媒やチャンバなどの大きな排気系部品)との干渉を抑えることができる。
 これにより、排気系部品の密度が高い・排気系部品に近い位置である、エンジンルーム直後のフロアトンネルの前端部において、エンジンの排気系部品が配置される部位にトンネルブレースを配置できる。
 ここで、トンネルブレースを前凸部、中央溝部、後凸部で断面M字状に形成した。また、前凸部、中央溝部、後凸部の各幅寸法を均等(具体的には、全長にわたり均等)に形成した。これにより、トンネルブレースの幅の狭い中央部を含め、トンネルブレースの全長にわたり断面積(断面2次モーメント)を大きく確保でき、かつ、トンネルブレースの全長にわたり応力集中を抑えることができる。
 よって、例えば、フロアトンネルの開口を広げる引張荷重や、開口を縮小する圧縮荷重がトンネルブレースに入力した際に、入力した荷重をトンネルブレースの幅の狭い中央部で支える(伝える)ことができる。
 これにより、トンネルブレースに入力した引張荷重で、フロアトンネルの開口が車幅方向外側に開くように変形することを、トンネルブレースで抑えることができる。
 また、トンネルブレースに入力した圧縮荷重でフロアトンネルの開口が車幅方向内側に変形(すなわち、縮小)することを、トンネルブレースで抑えることができる。
 (2)上記(1)の態様において、さらに、前記フロアパネルの下面に設けられ、前記トンネルブレースが連結されるトンネル下方フレームと、前記フロアパネルの上面に設けられるフロアフレームと、前記フロアフレームに前記トンネル下方フレームを連結するガセットと、を備えてもよい。
 このように、フロアパネルの下面にトンネル下方フレームを設け、トンネル下方フレームにトンネルブレースを連結した。これにより、フロアトンネルの剛性、強度をトンネル下方フレームで高めることができる。
 さらに、トンネル下方フレームをフロアフレームにガセットで連結した。これにより、フロアトンネルの剛性、強度をフロアフレームで一層高めることができる。
 (3)上記(2)の態様において、前記フロアパネルは、前記フロアトンネルが架け渡されるフロアパネル隆起部を有し、前記フロアパネル隆起部の下面に前記トンネル下方フレームが設けられ、前記トンネルブレースと前記ガセットとが水平状態で配置されてもよい。
 このように、フロアパネルにフロアパネル隆起部を形成した。フロアパネル隆起部があることで、トンネルブレース、トンネル下方フレーム、ガセット、フロアパネルを略水平状態とすることができる。
 これにより、最低地上高を低く設定でき、かつ、フロアパネル隆起部の下方に燃料配管やケーブル類などを配置できる。加えて、トンネルブレースとガセットを直線状とすることにより、引張荷重や圧縮荷重に対して一層強くできる。
 (4)上記(2)または(3)の態様において、前記トンネルブレースと前記ガセットとは、前記トンネル下方フレームに共通の締結部材で締結されてもよい。
 よって、例えば、ガセットに入力した荷重を、締結部材を経てトンネルブレースに効率よく伝えることができる。これにより、ガセットからトンネルブレースへの荷重伝達性を高めることができる。
 (5)上記(5)の態様において、前記ガセットは、車幅方向内側の内端部が前記トンネル下方フレームの底部に連結され、車幅方向外側の外端部が前記フロアパネルを介して前記フロアフレームに連結され、中央に前記フロアパネル隆起部と前記トンネル下方フレームとの接合部に連通する作業穴を有してもよい。
 このように、ガセットに作業穴を形成し、作業穴をフロアパネル隆起部とトンネル下方フレームとの接合部に連通させた。よって、フロアパネル隆起部にトンネル下方フレームを溶接する際に、スポット溶接用の溶接ガンを作業穴から接合部まで差し込むことができる。これにより、フロアパネルにトンネル下方フレームを溶接ガンで容易に接合ができる。
 また、ガセットの外端部をフロアパネルを介してフロアフレームに連結した。これにより、ガセット、トンネルブレースに入力した荷重をフロアフレームで支持できる。
 (6)上記(5)の態様において、前記フロアパネルは第1ビードを有し、前記ガセットは、前記第1ビードに連続する第2ビードを有し、前記第2ビードの内部に前記作業穴が形成されてもよい。
 ここで、ガセットに作業穴を形成することにより、ガセットの剛性、強度の確保が難しくなることが考えられる。そこで、第2ビードの内部に作業穴を形成した。よって、ガセットの剛性、強度を第2ビードで確保できる。これにより、フロアパネルの第1ビードからガセットの第2ビードに入力した荷重を、第2ビードを経てトンネル下方フレームに効率よく伝えることができる。
 (7)上記(5)の態様において、前記ガセットは、前記作業穴の周縁が折り曲げられた周縁段差部と、前記周縁段差部に連続する電着塗料液の排出溝と、を有してもよい。
 このように、作業穴の周縁を周縁段差部に折り曲げた。これにより、作業穴の周縁が周縁段差部で補強され、ガセットの剛性、強度を確保できる。
 また、周縁段差部に排出溝を連続させた。よって、車体の電着塗装の際に、周縁段差部から排出溝を経て電着塗料液を導くことができる。これにより、ガセットの全周(特に、周縁段差部を電着塗装することができ、ガセットの錆発生を抑制できる。
 (8)上記(2)または(3)の態様において、前記ガセットは、車体前方側が上方へ張り出された前張出部と、車体後方側が下方へ張り出された後張出部と、を有してもよい。
 このように、ガセットの前張出部を上方へ張り出した。また、ガセットの後張出部を下方へ張り出した。ガセット(すなわち、前張出部、後張出部)は車幅方向に延びている。
 これにより、ガセットに車幅方向から荷重が入力した際に、ガセットの荷重伝達性を高めることができる。
 また、前張出部を上方へ張り出し、後張出部を下方へ張り出した。よって、ガセットをチッピング塗料で斜め前下方から塗布する際に、前張出部や後張出部でチッピング塗料が遮られることを防止できる。すなわち、前張出部を上方へ張り出し、後張出部を下方へ張り出しているため、前張出部や後張出部で遮られることなくガセットの下面側全体にチッピング塗料を塗布することができる。これにより、ガセットにチッピング塗料を十分に塗装できる。したがって、チッピングによるガセットの損傷を防止できる。
 (9)上記(2)または(3)の態様において、前記車体下部構造は、前記フロアトンネルに配置され、前記トンネル下方フレームに車体前後方向の一対の取付部で取り付けられる遮熱プレートを備えてもよく、前記トンネルブレースは、前記遮熱プレートの前記一対の取付部間に取り付けられていてもよい。
 ここで、フロアトンネルの開き変形を良好に抑えるためには、フロアトンネルの前端部近傍にトンネルブレースを設けることが好ましい。
 一方、フロアトンネルの前端部近傍には、エンジンの排気系部品(特に、触媒やチャンバなどの大きな排気系部品)が配置される。よって、排気系部品が配置される部位に遮熱プレートが配置される。このため、遮熱プレートがトンネルブレースを設ける妨げになることが考えられる。
 そこで、遮熱プレートをトンネル下方フレームに一対の取付部で取り付けた。さらに、遮熱プレートの一対の取付部間にトンネルブレースを取り付けた。このように、一対の取付部間を利用してトンネルブレースを取り付けることにより、フロアトンネルの前端部近傍にトンネルブレースを取り付けることができる。これにより、フロアトンネルの開き変形をトンネルブレースで良好に抑えることができる。
 (10)上記(2)または(3)の態様において、前記車体下部構造は、前記フロアフレームの車幅方向外側に設けられたサイドシルと、前記サイドシルおよび前記フロアフレームに架け渡されたフロア斜めブレースと、を備えてもよく、前記フロア斜めブレースは、前記フロアフレーム、前記ガセットを介して前記トンネルブレースに連結されることにより、前記トンネルブレース、前記ガセットとともに後クロスメンバを形成し、前記後クロスメンバが乗員の足元空間より車体後方に位置してもよい。
 このように、トンネルブレース、ガセットおよびフロア斜めブレースで後クロスメンバを形成した。トンネルブレースはフロアトンネルに架け渡されている。
 よって、例えば、後クロスメンバに引張荷重や圧縮荷重が入力した際に、入力した荷重を後クロスメンバで支えることができる。これにより、後クロスメンバに入力した引張荷重で、フロアトンネルが車幅方向外側に開くように変形することを、後クロスメンバで抑えることができる。
 また、後クロスメンバに入力した圧縮荷重でフロアトンネルが車幅方向内側に変形することを、後クロスメンバで抑えることができる。
 ここで、後クロスメンバに入力する圧縮荷重は、例えば、ナローオフセット衝突によりサイドシルの前端部に衝撃荷重が入力した際に作用する。
 ナローオフセット衝突とは、相手車両や立木、電柱といった障害物に車体前部の1/4(25%)が衝突することをいい、微小ラップ衝突ともいう。
 (11)上記(10)の態様において、前記車体下部構造は、前記サイドシルに連結し、前記後クロスメンバの車体前方に設けられる前クロスメンバを備えてもよく、前記前クロスメンバ、前記サイドシルおよび前記後クロスメンバで、前記足元空間が平面視において閉空間に形成されてもよい。
 このように、前クロスメンバ、サイドシルおよび後クロスメンバで、足元空間を平面視において閉空間に形成した。よって、足元空間を前クロスメンバ、サイドシルおよび後クロスメンバで補強できる。これにより、前面衝突の際に、足元空間が変形することを抑えることができる。
 この発明の態様によれば、トンネルブレースを断面M字状に形成して中央部の幅寸法を最小値とした。トンネルブレースを断面M字状に形成することにより、中央部の断面積を大きく確保できる。よって、中央部の剛性、強度が確保される。これにより、フロアトンネルが開くように変形することをトンネルブレースで抑えることができる。
 また、トンネルブレースの中央部の幅寸法を最小値とした。これにより、トンネルブレースの中央部がエンジンの排気系部品と干渉することを抑えることができる。
本発明の一実施形態における車体下部構造を車体後方から見た状態を示す斜視図である。 本発明の一実施形態における車体下部構造を下方から見た状態を示す底面図である。 本発明の一実施形態における図1のIII-III線に沿う断面図である。 本発明の一実施形態における図2のトンネルブレース、ガセットを拡大して示す底面図である。 本発明の一実施形態における図3の右側部を拡大して示す断面図である。 本発明の一実施形態における車体下部構造を車体の斜め下方から見た状態を示す分解斜視図である。 本発明の一実施形態における図4のVII-VII線に沿う断面図である。 本発明の一実施形態における図4のVIII-VIII線に沿う断面図である。 本発明の一実施形態における図1のIX-IX線に沿う断面図である。 本発明の一実施形態における図4の右側部を拡大して示す断面図である。 本発明の一実施形態における図10のXI-XI線に沿う断面図である。 本発明の一実施形態における図10のXII-XII線に沿う断面図である。 本発明の一実施形態における図1の枠状骨格部を拡大して示す斜視図である。
 次に、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図面において、矢印FRは車両の前方、矢印UPは車両の上方、矢印LHは車両の左側方を示す。
 なお、実施形態の車体下部構造10は、左側部と右側部とが略左右対称の構成であり、以下、左側部と右側部との各構成部に同じ符号を付し、右側部の各構成部について詳しく説明する。
 図1、図2に示すように、車体下部構造10は、フロントサイドフレーム12と、アウトリガー13と、サイドシル14と、ダッシュボードロア16と、フロアパネル17と、フロアトンネル18と、トンネル下方フレーム21と、トンネルブレース22と、ガセット24と、フロアフレーム26と、フロア斜めブレース27と、前クロスメンバ28とを備える。
 フロントサイドフレーム12は、車幅方向外側に配置され、エンジンルーム31に沿って車体前後方向へ延出されている。
 アウトリガー13は、フロントサイドフレーム12の後下端部12aから車幅方向外側へ向けて延出されている。
 サイドシル14は、アウトリガー13の外端部13aから車体後方へ向けて延出されている。
 ダッシュボードロア16は、フロントサイドフレーム12の後端部12bに設けられている。ダッシュボードロア16は、車幅方向へ向けて延出され、左フロントピラーと右フロントピラーとに設けられている。
 図3に示すように、フロアパネル17は、ダッシュボードロア16の下端部16a(図1参照)から車体後方へ向けて略水平に延出されている。フロアパネル17で車室32の床部が形成されている。フロアパネル17は、車幅方向中央に形成されるフロアパネル隆起部35と、フロアパネル隆起部35から車幅方向外側に向けて延びる第1ビード36(図4参照)とを有する。
 フロアパネル隆起部35は、右隆起部37と、左隆起部38とを有する。
 右隆起部37は、フロアトンネル18のトンネル右側壁45に沿って形成されている。
 具体的には、右隆起部37は、隆起側壁41と、隆起頂部42とを有する。隆起側壁41は、フロアパネル17から傾斜状に立ち上げられている。隆起頂部42は、隆起側壁41の上端からフロアトンネル18のトンネル右側壁45まで車幅方向内側に張り出されている。隆起側壁41と隆起頂部42とで右隆起部37が断面V字状に形成されている。
 左隆起部38は、右隆起部37と略左右対称に形成される部位であり、左隆起部38の各部位に右隆起部37と同じ符号を付して詳しい説明を省略する。
 図4に示すように、右隆起部37から第1ビード36が車幅方向外側に向けて延出されている。左隆起部38から第1ビード36が車幅方向外側に向けて延出されている。第1ビード36は、下方へ向けて膨出されている。さらに、第1ビード36は、右隆起部37や左隆起部38からトンネルブレース22やガセット24の延長線上に沿って延出されている。
 図3に戻って、右隆起部37および左隆起部38にフロアトンネル18が設けられている。フロアトンネル18は、ダッシュボードロア16(図1参照)の車幅方向中央から車体後方へ向けて延出され、車幅方向中央に配置されている。
 フロアトンネル18は、トンネル頂部44と、トンネル右側壁45と、トンネル左側壁46と、トンネル右フランジ47と、トンネル左フランジ48とを有する。
 トンネル頂部44は、フロアパネル17に対して所定の高さに配置されている。トンネル右側壁45は、トンネル頂部44の右側部からフロアパネル17へ向けて折り曲げられている。トンネル左側壁46は、トンネル頂部44の左側部からフロアパネル17へ向けて折り曲げられている。
 トンネル右フランジ47は、トンネル右側壁45の下端部から右側の隆起頂部42へ向けて折り曲げられている。トンネル左フランジ48は、トンネル左側壁46の下端部から左側の隆起頂部42へ向けて折り曲げられている。
 トンネル頂部44、トンネル右側壁45、トンネル左側壁46、トンネル右フランジ47およびトンネル左フランジ48でフロアトンネル18が断面ハット状に形成されている。
 トンネル右フランジ47が右側の隆起頂部42に接合されている。また、トンネル左フランジ48が左側の隆起頂部42に接合されている。すなわち、右側の隆起頂部42と左側の隆起頂部42とに、フロアトンネル18が架け渡されている。この状態において、フロアトンネル18は、右側の隆起頂部42および左側の隆起頂部42(すなわち、フロアパネル17)から上方に隆起されている。
 図3、図5に示すように、右側の隆起頂部42の下面42aに右側のトンネル下方フレーム21が設けられている。また、左側の隆起頂部42の下面42aに左側のトンネル下方フレーム21が設けられている。以下、構成の理解を容易にするために、右側の隆起頂部42、右側のトンネル下方フレーム21を、隆起頂部42、トンネル下方フレーム21として説明する。
 トンネル下方フレーム21は、下フレーム底部51と、下フレーム外側壁52と、下フレーム内側壁53と、下フレーム外フランジ54と、下フレーム内フランジ55とを有する。
 下フレーム底部51は、隆起頂部42に対して下方に配置されている。下フレーム外側壁52は、下フレーム底部51の外側部から隆起頂部42へ向けて上向きに折り曲げられている。下フレーム内側壁53は、下フレーム底部51の内側部から隆起頂部42へ向けて上向きに折り曲げられている。
 下フレーム外フランジ54は、下フレーム外側壁52の上端部から隆起頂部42に沿って右側へ向けて折り曲げられている。下フレーム内フランジ55は、下フレーム内側壁53の上端部からトンネル右フランジ47に沿って左側へ向けて折り曲げられている。
 下フレーム底部51、下フレーム外側壁52、下フレーム内側壁53、下フレーム外フランジ54、下フレーム内フランジ55でトンネル下方フレーム21が断面ハット状に形成されている。
 下フレーム外フランジ54、下フレーム内フランジ55が隆起頂部42の下面42aに接合されている。
 下フレーム内フランジ55が、トンネル右フランジ47を介して隆起頂部42の下面42aに接合されている。
 図5、図6に示すように、フロアトンネル18の前端部18aに遮熱プレート57が配置される。遮熱プレート57は、膨出部58と、右フランジ59と、左フランジ61とを有する。膨出部58は、フロアトンネル18に沿って上方に膨出されている。
 膨出部58の下方に排気系部品(特に、触媒やチャンバなどの大きな排気系部品)63が配置されている。排気系部品63は排気管64(図4参照)を介して排気マニホールドに連結されている。排気マニホールドはエンジンの排気ポートに連結されている。
 右フランジ59は、膨出部58の右側部58aから車幅方向右側へ向けて張り出されている。右フランジ59は、一対の取付部59a,59bを有する。
 以下、構成の理解を容易にするために、一対の取付部59a,59bの車体前側を前取付部59a、車体後側を後取付部59bとして説明する。
 前取付部59aおよび後取付部59bは、車体前後方向へ所定間隔をおいて配置されている。前取付部59aおよび後取付部59bが、右側のトンネル下方フレーム21の下フレーム底部51に下方からボルト65で締結されている。
 また、左フランジ61の前取付部61aおよび後取付部61bが、左側のトンネル下方フレーム21の下フレーム底部51に下方からボルト65で締結されている。左フランジ61は、右フランジ59に対して略左右対称に形成されている。
 右側のトンネル下方フレーム21と、左側のトンネル下方フレーム21とにトンネルブレース22が連結されている。トンネルブレース22は、右側のトンネル下方フレーム21、左側のトンネル下方フレーム21を介してフロアトンネル18に架け渡されている(図3も参照)。この状態において、トンネルブレース22は、車幅方向へ延出されている。
 具体的には、トンネルブレース22の右端部22aが、右フランジ59の前取付部59aと後取付部59bとの間に一対のボルト69で取り付けられている。また、トンネルブレース22の左端部22bが、左フランジ61の前取付部61aと後取付部61bとの間に一対のボルト69で取り付けられている。
 なお、トンネルブレース22の車体後方にトンネルクロスメンバ67が設けられている。トンネルクロスメンバ67は、フロアトンネル18のトンネル右側壁45と、トンネル左側壁46とに架け渡されている。
 ここで、フロアトンネル18の開口の開き変形を良好に抑えるためには、フロアトンネル18の前端部18a近傍にトンネルブレース22を設けることが好ましい。
 一方、フロアトンネル18の前端部18a近傍には、エンジンの排気系部品63が配置される。また、排気系部品63が配置される部位に遮熱プレート57が配置される。
 このため、遮熱プレート57がトンネルブレース22を設ける妨げになることが考えらえる。
 そこで、遮熱プレート57の前取付部59aと後取付部59bとをトンネル下方フレーム21にボルト65で取り付けた。さらに、遮熱プレート57の前取付部59aと後取付部59bとの間にトンネルブレース22の右端部22aを一対のボルト69で取り付けた。
 このように、遮熱プレート57の前取付部59aと後取付部59bとの間の空間66を利用してトンネルブレース22の右端部22aを一対のボルト69で取り付けるようにした。よって、フロアトンネル18の前端部18a近傍にトンネルブレース22を取り付けることができる。これにより、フロアトンネル18の開き変形をトンネルブレース22で良好に抑えることができる。
 図3に示すように、右隆起部37(具体的には、隆起頂部42)の下面42aにトンネル下方フレーム21が設けられている。また、左隆起部38(具体的には、隆起頂部42)の下面42aにトンネル下方フレーム21が設けられている。さらに、右側のトンネル下方フレーム21と左側のトンネル下方フレーム21とにトンネルブレース22が連結されている。
 よって、右側のトンネル下方フレーム21と左側のトンネル下方フレーム21との高さ寸法H1だけトンネルブレース22が下方に下げられている。これにより、フロアトンネル18のトンネル空間68が大きく確保されている。さらに、フロアトンネル18の剛性、強度が、右側のトンネル下方フレーム21と左側のトンネル下方フレーム21とで高められている。
 図4、図6に示すように、トンネルブレース22は、前凸部71と、中央溝部72と、後凸部73とを有する。
 前凸部71は、車体前方側に設けられて車幅方向へ延出されている。中央溝部72は、前凸部71の車体後方に設けられている。さらに、中央溝部72は、前凸部71に沿って車幅方向へ延出されている。後凸部73は、中央溝部72の車体後方に設けられている。
 さらに、後凸部73は、中央溝部72に沿って車幅方向へ延出されている。
 図7、図8に示すように、中央溝部72は、下方へ向けて膨出するように断面V字状に形成されている。中央溝部72の前上縁72aから前凸部71が車体前方へ向けて張り出されている。前凸部71の前縁部22d(すなわち、トンネルブレース22の前縁部22d)が下方へ向けて折り曲げられている。前凸部71は、中央溝部72の前上縁72a近傍の部位とともに上方へ向けて膨出するように形成されている。
 中央溝部72の後上縁72bから後凸部73が車体前方へ向けて張り出されている。後凸部73の後縁部22e(すなわち、トンネルブレース22の後縁部22e)が下方へ向けて折り曲げられている。後凸部73は、中央溝部72の後上縁72b近傍の部位とともに上方へ向けて膨出するように形成されている。
 また、前凸部71と後凸部73とは、ガセット24の内端部24aに沿って面一に形成されている。さらに、前凸部71、中央溝部72、後凸部73でトンネルブレース22が断面M字状に形成されている。
 トンネルブレース22は、右端部22a、左端部22b(図4参照)および中央部22cを有する。右端部22a、左端部22bは左右対称の部位であり、左端部22bの各部位に右端部22aと同じ符号を付して詳しい説明を省略する。
 右端部22aおよび左端部22bの幅寸法が最大値W1に形成されている。また、中央部22cの幅寸法が最小値W2に形成されている。すなわち、右端部22aおよび左端部22bの幅寸法W1が中央部22cの幅寸法W2より大きい。
 トンネルブレース22の右端部22aは、前凸部71、中央溝部72、後凸部73の車体前後方向の各幅寸法が均等になるようにW3に形成されている。また、トンネルブレース22の左端部22bは、右端部22aと同様に、前凸部71、中央溝部72、後凸部73の車体前後方向の各幅寸法が均等になるようにW3に形成されている。
 さらに、トンネルブレース22の中央部22cは、前凸部71、中央溝部72、後凸部73の車体前後方向の各幅寸法が均等になるようにW4に形成されている。
 右端部22aおよび左端部22bの幅寸法W3は、中央部22cの幅寸法W4より大きい。すなわち、トンネルブレース22は、中央部22cが他の部位と比べて幅の狭い部位に形成されている。
 また、前凸部71、中央溝部72、後凸部73の各幅寸法がトンネルブレース22の全長にわたり均等に形成されている。
 ところで、トンネルブレース22の右端部22aが、前凸部71、中央溝部72、後凸部73で断面M字状に形成されている。また、トンネルブレース22の左端部22bが、前凸部71、中央溝部72、後凸部73で断面M字状に形成されている。また、さらに、トンネルブレース22の中央部22cが、前凸部71、中央溝部72、後凸部73で断面M字状に形成されている。すなわち、前述したように、トンネルブレース22が断面M字状に形成されている。
 このように、前凸部71、中央溝部72、後凸部73の各幅寸法がトンネルブレース22の全長にわたり均等に形成され、トンネルブレース22が断面M字状に形成されている。よって、トンネルブレース22の幅の狭い中央部22cを含め、トンネルブレース22の全長にわたり断面積(断面2次モーメント)を大きく確保でき、かつ、トンネルブレース22の全長にわたり応力集中を抑えることができる。
 ここで、例えば、フロアトンネル18の開口を広げる引張荷重F1(図3参照)や、開口を縮小する圧縮荷重F2(図3参照)がトンネルブレース22に入力する。この際に、入力した荷重F1,F2をトンネルブレース22の幅の狭い中央部22cで支える(伝える)ことができる。
 これにより、図4に示すように、トンネルブレース22に入力した引張荷重F1で、フロアトンネル18の開口が車幅方向外側に開くように変形することを、トンネルブレース22で抑えることができる。
 また、トンネルブレース22に入力した圧縮荷重F2でフロアトンネル18の開口が車幅方向内側に変形(すなわち、縮小)することを、トンネルブレース22で抑えることができる。
 さらに、トンネルブレース22の中央部22cにおいて、トンネルブレース22(すなわち、前凸部71)の前縁部22dが車体後方へ向けて凹むように湾曲に形成されている。さらに、トンネルブレース22の中央部22cにおいて、トンネルブレース22(すなわち、後凸部73)の後縁部22eが車体前方へ向けて凹むように湾曲に形成されている。
 図9に示すように、トンネルブレース22の中央部22cにおいて幅寸法W2が最小値になるように、中央部22cの前縁部22d、後縁部22eが湾曲に形成されている(図4も参照)。よって、トンネルブレース22の中央部22cでエンジンの排気系部品(特に、触媒やチャンバなどの大きな排気系部品)63との干渉を抑えることができる。
 すなわち、フロアトンネル18の前端部18aは、エンジンルーム31(図1参照)の直後に隣接し、排気系部品の密度が高い・排気系部品63に近い位置に配置される。そこで、トンネルブレース22の中央部22cの幅寸法W2を最小値とし、トンネルブレース22の排気系部品63への干渉を抑えるようにした。
 これにより、フロアトンネル18の前端部18aにおいて、エンジンの排気系部品63が配置される部位にトンネルブレース22を配置できる。
 図5、図6に示すように、トンネルブレース22の右端部22aと、右側のガセット24の内端部24aとが右側のトンネル下方フレーム21(具体的には、下フレーム底部51)に共通のボルト(締結部材)69で共締めされている。さらに、右側のガセット24の内端部24aが下フレーム底部51に、例えば、スポット溶接で接合されている(図10参照)。
 また、右側のガセット24の外端部24bが、フロアパネル17の右隆起部37近傍に、例えば、スポット溶接で接合されている(図10も参照)。すなわち、右側のガセット24は、右側のトンネル下方フレーム21とフロアパネル17とに連結されることにより、右隆起部37を跨いだ状態に配置されている。
 この状態において、トンネルブレース22と、右側のトンネル下方フレーム21の下フレーム底部51と、右側のガセット24と、フロアパネル17とが水平状態に配置されている。
 図3に示すように、トンネルブレース22の左端部22bと、左側のガセット24が左側のトンネル下方フレーム21(具体的には、下フレーム底部51)に共通のボルト69で共締めされている。
 また、左側のガセット24の外端部24bが、フロアパネル17の左隆起部38近傍に、例えば、スポット溶接で接合されている。すなわち、左側のガセット24は、左側のトンネル下方フレーム21とフロアパネル17とに連結されることにより、左隆起部38を跨いだ状態に配置されている。
 右側のガセット24の内端部24aは、右側のガセット24の車幅方向内側に形成されている。右側のガセット24の外端部24bは、右側のガセット24の車幅方向外側に形成されている。
 また、左側のガセット24の内端部24aは、左側のガセット24の車幅方向内側に形成されている。左側のガセット24の外端部24bは、左側のガセット24の車幅方向外側に形成されている。
 このように、トンネルブレース22の右端部22aと、右側のガセット24の内端部24aが右側のトンネル下方フレーム21にボルト69で共締めされている。また、トンネルブレース22の左端部22bと、左側のガセット24の内端部24aが左側のトンネル下方フレーム21にボルト69で共締めされている。
 この状態において、トンネルブレース22と、左側のトンネル下方フレーム21の下フレーム底部51と、左側のガセット24と、フロアパネル17とが水平状態に配置されている。
 以上説明したように、フロアパネル17にフロアパネル隆起部35が形成されている。
 さらに、フロアパネル隆起部35の右側の隆起頂部42に右側のトンネル下方フレーム21が設けられ、フロアパネル隆起部35の左側の隆起頂部42に左側のトンネル下方フレーム21が設けられている。
 よって、トンネルブレース22と、右側のトンネル下方フレーム21の下フレーム底部51と、右側のガセット24と、フロアパネル17とが水平状態に配置されている。さらに、トンネルブレース22と、左側のトンネル下方フレーム21の下フレーム底部51と、左側のガセット24と、フロアパネル17とが水平状態に配置されている。
 これにより、車両の最低地上高を低く設定でき、かつ、右隆起部37や左隆起部38の下面の下方に燃料配管やケーブル類などを配置できる。
 加えて、トンネルブレース22と、左側のガセット24と、右側のガセット24とが直線状に配置されている(図4も参照)。よって、例えば、右側のガセット24や左側のガセット24に入力した引張荷重F1や圧縮荷重F2を、ボルト69を経てトンネルブレース22に効率よく伝えることができる。
 これにより、右側のガセット24や左側のガセット24からトンネルブレース22への荷重伝達性が高められる。すなわち、トンネルブレース22と、右側のガセット24と、左側のガセット24とが、引張荷重F1や圧縮荷重F2に対して強く確保されている。
 また、右側のガセット24の外端部24bが、フロアパネル17を介して右側のフロアフレーム26に連結されている。さらに、左側のガセット24の外端部24bが、フロアパネル17を介して左側のフロアフレーム26に連結されている。
 これにより、右側のフロアフレーム26や左側のフロアフレーム26で、右側のガセット24、左側のガセット24、トンネルブレース22に入力した荷重を支持できる。
 以下、構成の理解を容易にするために、右側のガセット24を、ガセット24として説明する。
 図10、図11に示すように、ガセット24は、底面視略矩形に形成されている。このガセット24は、第2ビード75と、作業穴76と、周縁段差部77と、排出溝78(図12も参照)と、前張出部79と、後張出部81とを有する。
 第2ビード75は、下方へ向けて膨出されている。この第2ビード75は、フロアパネル17の第1ビード36やトンネルブレース22(図4参照)の延長線上に沿って車幅方向へ向けて延出されている。すなわち、第1ビード36やトンネルブレース22に連続するように車幅方向へ延出されている。
 第2ビード75の前壁75aと後壁75bとの間、すなわち、第2ビード75の内部75cに作業穴76が形成されている。
 ここで、ガセット24はトンネル下方フレーム21とフロアパネル17とに連結されることにより、右隆起部37を跨いだ状態に配置されている。また、右隆起部37にトンネル下方フレーム21の下フレーム外フランジ54が、例えばスポット溶接で接合されている。このため、右隆起部37に下フレーム外フランジ54を溶接ガン85でスポット接合する際に、溶接ガン85の接合部86への配置をガセット24が妨げることが考えられる。
 そこで、第2ビード75の内部75cに作業穴76を形成した。さらに、作業穴76を、右隆起部37と下フレーム外フランジ54との接合部86に連通(具体的には、対峙)させた。よって、右隆起部37に下フレーム外フランジ54を接合する際に、溶接ガン85を作業穴76から接合部86まで矢印Aの如く差し込むことができる。これにより、右隆起部37に下フレーム外フランジ54との接合部86を溶接ガン85で容易に接合ができる。
 ところで、ガセット24に作業穴76が形成されることにより、ガセット24の剛性、強度を確保することが難しくなることが考えられる。そこで、第2ビード75の前壁75aと後壁75bとの間に作業穴76を形成した。
 よって、ガセット24の剛性、強度が第2ビード75で確保される。これにより、フロアパネル17の第1ビード36からガセット24の第2ビード75に入力した荷重F3を、第2ビード75を経てトンネル下方フレーム21に効率よく伝えることができる。
 また、作業穴76の周縁76aに周縁段差部77が形成されている。周縁段差部77は、作業穴76の周縁76aが下方へ膨出するように折り曲げられている。すなわち、周縁段差部77は、作業穴76の周縁76aに沿って環状に形成されている。
 よって、作業穴76の周縁76aが周縁段差部77で補強され、ガセット24の剛性、強度が確保される。
 図12に示すように、周縁段差部77に連続して排出溝78が形成されている。排出溝78は、電着塗料液83を排出する溝である。よって、周縁段差部77に排出溝78が連続されることにより、車体の電着塗装の際に、周縁段差部77から排出溝78を経て電着塗料液83を矢印の如く導くことができる。
 これにより、ガセット24の全周(特に、周縁段差部77)を電着塗装することができ、ガセット24の錆発生を抑制できる。
 図10、図11に示すように、ガセット24の車体前方側に前張出部79が形成されている。前張出部79は、ガセット24の前縁から上方へ向けて張り出されて車幅方向に延出されている。また、ガセット24の車体後方側に後張出部81が形成されている。後張出部81は、ガセット24の後縁から下方へ向けて張り出されて車幅方向に延出されている。
 このように、前張出部79が上方へ張り出され、後張出部81が下方へ張り出されている。さらに、前張出部79や後張出部81は車幅方向に延出されている。これにより、ガセット24に車幅方向から荷重F3が入力した際に、ガセット24の荷重伝達性を高めることができる。
 また、前張出部79を上方へ張り出し、後張出部81を下方へ張り出した。よって、ガセット24をチッピング塗料91で車体の斜め前下方から塗布する際に、前張出部79や後張出部81でチッピング塗料91が遮られることを防止できる。すなわち、前張出部79を上方へ張り出し、後張出部81を下方へ張り出しているため、前張出部79や後張出部81で遮られることなくガセット24の下面側全体にチッピング塗料91を塗布することができる。これにより、ガセット24にチッピング塗料91を十分に塗装できる。したがって、チッピングによるガセット24の損傷を防止できる。
 図5に戻って、ガセット24がトンネル下方フレーム21とフロアパネル17とに連結されている。一方、フロアパネル17の上面17aにフロアフレーム26が設けられている。フロアフレーム26は、上フレーム頂部93と、上フレーム外側壁94と、上フレーム内側壁95と、上フレーム外フランジ96と、上フレーム内フランジ97とを有する。
 上フレーム頂部93は、フロアパネル17に対して上方に配置されている。上フレーム外側壁94は、上フレーム頂部93の外側部からフロアパネル17へ向けて下向きに折り曲げられている。上フレーム内側壁95は、上フレーム頂部93の内側部からフロアパネル17へ向けて下向きに折り曲げられている。
 上フレーム外フランジ96は、上フレーム外側壁94の下端部からフロアパネル17に沿って右側へ向けて折り曲げられている。上フレーム内フランジ97は、上フレーム内側壁95の下端部からフロアパネル17に沿って左側へ向けて折り曲げられている。
 上フレーム頂部93、上フレーム外側壁94、上フレーム内側壁95、上フレーム外フランジ96、上フレーム内フランジ97でフロアフレーム26が断面ハット状に形成されている。
 上フレーム外フランジ96、上フレーム内フランジ97がフロアパネル17の上面17aに接合されている。
 上フレーム内フランジ97は、トンネル下方フレーム21の下フレーム外フランジ54にフロアパネル17(特に、右隆起部37)を介して連結されている。さらに、トンネル下方フレーム21がガセット24でフロアフレーム26に連結されている。これにより、フロアトンネル18の剛性、強度をフロアフレーム26で一層高めることができる。
 また、トンネル下方フレーム21にガセット24でフロアフレーム26を連結することにより、トンネル下方フレーム21をフロアフレーム26で一層良好に補強できる。これにより、トンネル下方フレーム21でトンネルブレース22を強固に支持でき、トンネルブレース22の支持強度が高められる。
 図13に示すように、フロアフレーム26の車幅方向外側にサイドシル14が設けられている。サイドシル14およびフロアフレーム26にフロア斜めブレース27が架け渡されている。フロア斜めブレース27の外端部27aがサイドシル14に接合されている。
 また、フロア斜めブレース27の内端部27bがフロアフレーム26に接合されている。
 フロア斜めブレース27の外端部27aが内端部27bより、車体前方に位置する。よって、フロア斜めブレース27は、フロアフレーム26からサイドシル14まで車体前方へ向けて傾斜状に延出されている。
 すなわち、フロア斜めブレース27は、ブレース頂部101と、ブレース前壁102と、ブレース後側壁103と、ブレース前フランジ104と、ブレース後フランジ105とを有する。ブレース頂部101、ブレース前壁102、ブレース後側壁103、ブレース前フランジ104、ブレース後フランジ105でフロア斜めブレース27が断面ハット状に形成されている。
 ブレース前フランジ104、ブレース後フランジ105がフロアパネル17の上面17aに接合されている。
 また、右側のフロア斜めブレース27は、フロアフレーム26、ガセット24を介してトンネルブレース22の右端部22aに連結されている。さらに、左側のフロア斜めブレース27も、右側のフロア斜めブレース27と同様に、フロアフレーム26、ガセット24を介してトンネルブレース22の左端部22bに連結されている。
 トンネルブレース22、右側のガセット24、右側のフロアフレーム26、右側のフロア斜めブレース27、左側のガセット24、左側のフロアフレーム26、および左側のフロア斜めブレース27で後クロスメンバ29が形成されている。
 トンネルブレース22、右側のガセット24および左側のガセット24が車幅方向へ延出されている。また、右側のフロア斜めブレース27、左側のフロア斜めブレース27が傾斜状に延出されている。よって、後クロスメンバ29は、トンネルブレース22、右側のガセット24、左側のガセット24、右側のフロア斜めブレース27、および左側のフロア斜めブレース27で平面視台形状に形成されている。
 後クロスメンバ29は、右側のサイドシル14と左側のサイドシル14に架け渡されている。この後クロスメンバ29は、乗員の足元空間108より車体後方に位置している。
 ここで、後クロスメンバ29のトンネルブレース22は、右側のトンネル下方フレーム21(図4参照)と、左側のトンネル下方フレーム21とを介してフロアトンネル18に架け渡されている。よって、例えば、後クロスメンバ29に引張荷重F4や圧縮荷重F5が入力した際に、入力した荷重F4,F5は後クロスメンバ29で支えられる。これにより、後クロスメンバ29に入力した引張荷重F4で、フロアトンネル18が車幅方向外側に開くように変形することを、後クロスメンバ29で抑えることができる。
 また、後クロスメンバ29に入力した圧縮荷重F5でフロアトンネル18が車幅方向内側に変形することを、後クロスメンバ29で抑えることができる。
 ここで、圧縮荷重F5は、例えば、右側のサイドシル14の前端部14aにナローオフセット衝突により衝撃荷重F6が入力した際に、後クロスメンバ29に入力する。
 右側のサイドシル14と左側のサイドシル14とに前クロスメンバ28が連結されている。前クロスメンバ28は、右前クロスメンバ111と、左前クロスメンバ112とを備えている。
 右前クロスメンバ111は、右側の第1メンバ114と、右側の第2メンバ115とを備えている。右側の第1メンバ114は、ダッシュボードロア16の右ホイールアーチ16bに沿って右側のサイドシル14の前端部14aから車幅方向内側へ向けて車体前方側に傾斜状に延出されている。右側の第1メンバ114が右ホイールアーチ16bに接合されることにより、右側の第1メンバ114および右ホイールアーチ16bで閉断面が形成されている。
 右側の第2メンバ115は、ダッシュボードロア16のボード右中央部16cに沿って、右側の第1メンバ114からフロアトンネル18の前端部18aまで車幅方向内側に延出されている。右側の第2メンバ115がダッシュボードロア16のボード右中央部16cに接合されることにより、右側の第2メンバ115およびボード右中央部16cで閉断面が形成されている。
 左前クロスメンバ112は、右前クロスメンバ111と略左右対称の部材であり、左側の第1メンバ114と、左側の第2メンバ115とを備えている。左側の第1メンバ114は、ダッシュボードロア16の左ホイールアーチ16dに沿って左側のサイドシル14の前端部14aから車幅方向内側へ向けて車体前方側に傾斜状に延出されている。左側の第1メンバ114が左ホイールアーチ16dに接合されることにより、左側の第1メンバ114および左ホイールアーチ16dで閉断面が形成されている。
 左側の第2メンバ115は、ダッシュボードロア16のボード左中央部16eに沿って、左側の第1メンバ114からフロアトンネル18の前端部18aまで車幅方向内側に延出されている。左側の第2メンバ115がダッシュボードロア16のボード左中央部16eに接合されることにより、左側の第2メンバ115およびボード左中央部16eで閉断面が形成されている。
 前クロスメンバ28は、右側の第1メンバ114と、右側の第2メンバ115と、左側の第1メンバ114と、左側の第2メンバ115とで平面視台形状に形成されている。
 前クロスメンバ28は、足元空間108の車体前方に配置されている。
 前クロスメンバ28の車体後方に後クロスメンバ29が配置されている。後クロスメンバ29は、トンネルブレース22、右側のガセット24、左側のガセット24、右側のフロア斜めブレース27、および左側のフロア斜めブレース27で平面視台形状に形成されている。
 よって、前クロスメンバ28、右側のサイドシル14、左側のサイドシル14および後クロスメンバ29で、枠状骨格部30が形成されている。枠状骨格部30は、平面視において、八角形の枠状に形成されている。枠状骨格部30の内部に足元空間108が形成されている。すなわち、足元空間108が平面視において枠状骨格部30で閉空間に形成されている。
 よって、足元空間108が前クロスメンバ28、右側のサイドシル14、左側のサイドシル14、および後クロスメンバ29で補強されている。これにより、例えば、前面衝突の際に、足元空間108が変形することを枠状骨格部30で抑えることができる。
 なお、本発明の技術範囲は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
 例えば、前記実施形態では、フロアパネル17にフロアパネル隆起部35を形成し、フロアパネル隆起部35の下面(すなわち、隆起頂部の下面42a)にトンネル下方フレーム21を設けた例について説明したが、これに限るものではない。
 他の例として、フロアパネル17にフロアパネル隆起部35を形成しない構成とすることも可能である。この場合、フロアパネル17の下面17b(図3参照)にトンネル下方フレーム21が設けられ、トンネル下方フレーム21にトンネルブレース22が連結される。これにより、フロアトンネル18の剛性、強度をトンネル下方フレーム21で高めることができる。
 さらに、トンネル下方フレーム21をフロアフレーム26にガセット24、フロアパネル17を介して連結した。これにより、フロアトンネル18の剛性、強度をフロアフレーム26で一層高めることができる。
 10……車体下部構造
 14……サイドシル
 17……フロアパネル
 17a…フロアパネルの上面
 17b…フロアパネルの下面
 18……フロアトンネル
 21……トンネル下方フレーム
 22……トンネルブレース
 22a,22b…右左の端部(両端部)
 22c…中央部
 22d…前縁部
 22e…後縁部
 24……ガセット
 26……フロアフレーム
 27……フロア斜めブレース
 28……前クロスメンバ
 29……後クロスメンバ
 35……フロアパネル隆起部
 36……第1ビード
 42a…隆起頂部の下面(フロアパネル隆起部の下面)
 57……遮熱プレート
 59a,59b…前後の取付部(一対の取付部)
 69……ボルト(締結部材)
 71……前凸部
 72……中央溝部
 73……後凸部
 75……第2ビード
 75c…第2ビードの内部(ガセットの中央)
 76……作業穴
 76a…作業穴の周縁
 77……周縁段差部
 78……排出溝
 79……前張出部
 81……後張出部
 83……電着塗料液
 86……接合部
 108…足元空間
 W1……右左の端部の幅寸法
 W2……中央部の幅寸法

Claims (11)

  1.  車両のフロアパネルから上方に隆起し、車体前後方向へ延びるフロアトンネルと、
     前記フロアトンネルに架け渡されて車幅方向へ延びるトンネルブレースと、を備え、
     前記トンネルブレースは、
     車体前方側に設けられて車幅方向へ延びる前凸部と、
     前記前凸部の車体後方に設けられ、前記前凸部に沿って車幅方向へ延びる中央溝部と、
     前記中央溝部の車体後方に設けられ、前記中央溝部に沿って車幅方向へ延びる後凸部と、を有し、
     前記前凸部、前記中央溝部、前記後凸部は、車体前後方向の各幅寸法が均等に形成され、かつ、前記前凸部、前記中央溝部、前記後凸部で前記トンネルブレースが断面M字状に形成され、
     前記トンネルブレースは、
     車体前後方向の幅寸法が、車幅方向の両端部において最大値となり、車幅方向の中央部において最小値になるように、前記中央部の前縁部、後縁部が湾曲に形成される、
     車体下部構造。
  2.  前記車体下部構造は、さらに、
     前記フロアパネルの下面に設けられ、前記トンネルブレースが連結されるトンネル下方フレームと、
     前記フロアパネルの上面に設けられるフロアフレームと、
     前記フロアフレームに前記トンネル下方フレームを連結するガセットと、
     を備える、
     請求項1に記載の車体下部構造。
  3.  前記フロアパネルは、前記フロアトンネルが架け渡されるフロアパネル隆起部を有し、
     前記フロアパネル隆起部の下面に前記トンネル下方フレームが設けられ、
     前記トンネルブレースと前記ガセットとが水平状態で配置されている、
     請求項2に記載の車体下部構造。
  4.  前記トンネルブレースと前記ガセットとは、前記トンネル下方フレームに共通の締結部材で締結される、
     請求項2または請求項3に記載の車体下部構造。
  5.  前記ガセットは、
     車幅方向内側の内端部が前記トンネル下方フレームの底部に連結され、車幅方向外側の外端部が前記フロアパネルを介して前記フロアフレームに連結され、中央に前記フロアパネル隆起部と前記トンネル下方フレームとの接合部に連通する作業穴を有する、
     請求項3に記載の車体下部構造。
  6.  前記フロアパネルは第1ビードを有し、
     前記ガセットは、
     前記第1ビードに連続する第2ビードを有し、
     前記第2ビードの内部に前記作業穴が形成されている、
     請求項5に記載の車体下部構造。
  7.  前記ガセットは、
     前記作業穴の周縁が折り曲げられた周縁段差部と、
     前記周縁段差部に連続する電着塗料液の排出溝と、
     を有する、
     請求項5に記載の車体下部構造。
  8.  前記ガセットは、
     車体前方側が上方へ張り出された前張出部と、
     車体後方側が下方へ張り出された後張出部と、
     を有する、
     請求項2または請求項3に記載の車体下部構造。
  9.  前記車体下部構造は、
     前記フロアトンネルに配置され、前記トンネル下方フレームに車体前後方向の一対の取付部で取り付けられる遮熱プレートを備え、
     前記トンネルブレースは、
     前記遮熱プレートの前記一対の取付部間に取り付けられている、請求項2または請求項3に記載の車体下部構造。
  10.  前記車体下部構造は、
     前記フロアフレームの車幅方向外側に設けられたサイドシルと、
     前記サイドシルおよび前記フロアフレームに架け渡されたフロア斜めブレースと、を備え、
     前記フロア斜めブレースは、
     前記フロアフレーム、前記ガセットを介して前記トンネルブレースに連結されることにより、前記トンネルブレース、前記ガセットとともに後クロスメンバを形成し、
     前記後クロスメンバが乗員の足元空間より車体後方に位置する、
     請求項2または請求項3に記載の車体下部構造。
  11.  前記車体下部構造は、
     前記サイドシルに連結し、前記後クロスメンバの車体前方に設けられる前クロスメンバを備え、
     前記前クロスメンバ、前記サイドシルおよび前記後クロスメンバで、前記足元空間が平面視において閉空間に形成される、
     請求項10に記載の車体下部構造。
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