WO2013164927A1 - 圧力センサ - Google Patents

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篠原 陽子
内山 武
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Abstract

 この圧力センサは、第一面と、前記第一面に開口を有するキャビティと、を有するセンサ本体と、前記第一面上に支持された基端部と、前記開口の内側において前記開口の周縁との間にギャップを形成するように配設された先端部と、を有し、前記キャビティの内部と外部との圧力差に応じて撓み変形する、半導体材料により形成されたカンチレバーと、前記ギャップの幅(μm)がGで表され、前記キャビティの容積(ml)がVで表され、比例定数がkで表された下記式(1)によって規定される下限周波数fLOW(Hz)よりも大きい周波数で前記圧力差に応じて振動する前記カンチレバーの変位を測定する変位測定部と、を備える。 fLOW =k・(G2/V)・・・(1)

Description

圧力センサ
 本発明は、圧力差に基づいて圧力変動を検出する圧力センサに関する。
 本願は、2012年5月2日に、日本に出願された特願2012-105306号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
 従来、圧力変動を検出する圧力センサ(差圧センサ)として、例えば、透孔又は凹部を有する基板と、通気孔を有する収納容器と、収納容器内に配設され、透孔内又は凹部内で振動可能に基板に片持ち支持された圧電素子と、を具備した圧力センサが知られている(特許文献1参照)。
 この圧力センサによれば、通気孔を介して収納容器内に伝わる圧力変動に反応して圧電素子が振動するので、この圧電素子の電圧変化に基づいて圧力変動を検出することが可能である。
日本国特開平4-208827号公報
 ところで、この種の圧力センサは、圧力センサの用途等に応じた周波数帯域内において圧力変動を検出できるように設計される。この際、圧力変動の検出感度は、例えば上記特許文献1の圧力センサを例に挙げると、圧電素子の形状、透孔又は凹部の容積、及び透孔又は凹部と外気との間を出入りする流量等によって決定され、特に圧電素子の形状に大きく依存する。
 しかしながら、圧電素子は圧電体の両面に電極膜等を具備するため、薄型化を図り難く、変形量を大きく確保することが難しい。従って、上記特許文献1に開示されるような圧電センサは、圧力変動検出に限度があり、微小な圧力変動の検出を行う場合には不十分であった。
 また、圧電センサが検出できる圧力変動の上限周波数は、圧電素子の共振周波数の近傍にあると考えられる。一方、下限周波数については、設計指針が何ら得られていないのが現状である。そのため、ゆっくりと圧力変動した場合、どの程度のレベルの周波数まで測定できるのか等を正確に把握することは困難であった。
 よって、圧電センサが検出できる圧力変動の下限周波数を得るためには、様々な設計パラメータに基づいて複数種類の圧電センサを作製し、これらの圧電センサの検出結果を複数組み合わせることで、下限周波数を実測するしか手立てがなかった。従って、圧電センサが検出できる下限周波数を任意の値に設定することは、実際上困難である。
 本発明は、このような事情を考慮してなされたものである。本発明の目的は、微小な圧力変動を精度良く検出できると共に、圧力変動の下限周波数を所望する値に設定でき、検出できる圧力変動の周波数帯域を任意に設定できる圧力センサを提供することである。
 本発明は、前記課題を解決するために以下の手段を提供する。
(1)本発明の一態様に係る圧力センサは、第一面と、前記第一面に開口を有するキャビティと、を有するセンサ本体と、前記第一面上に支持された基端部と、前記開口の内側において前記開口の周縁との間にギャップを形成するように配設された先端部と、を有し、前記キャビティの内部と外部との圧力差に応じて撓み変形する、半導体材料により形成されたカンチレバーと、前記ギャップの幅(μm)がGで表され、前記キャビティの容積(ml)がVで表され、比例定数がkで表された下記式(1)によって規定される下限周波数fLOW(Hz)よりも大きい周波数で前記圧力差に応じて振動する前記カンチレバーの変位を測定する変位測定部と、を備える。
  fLOW =k・(G2/V)・・・(1)
 上記本発明の一態様に係る圧力センサによれば、センサ外部の圧力が変動する場合、キャビティの外部と内部との間に圧力差が生じ、この圧力差に応じてカンチレバーが撓み変形する。また、この変形後、時間の経過と共にギャップを通じて圧力伝達媒体がキャビティの内部と外部との間を流動する。このため、キャビティの内部の圧力とキャビティの外部の圧力とが徐々に均衡状態となり、カンチレバーの撓みが徐々に小さくなって元の状態に復帰する。従って、上記本発明の一態様に係る圧力センサは、変位測定部によるカンチレバーの変位測定(撓み変形測定)の結果に基づいて、圧力変動を検出できる。
 特に、半導体プロセス技術によりシリコン等の半導体材料を利用してカンチレバーを形成できるので、上記本発明の一態様に係る圧力センサは、従来の圧電素子に比べて薄型化し易く、微小な圧力変動を精度良く検出できる。
 ところで、ギャップの幅が大きい場合には、キャビティの内部と外部との圧力差が生じ難いので、圧力変動の下限周波数が上昇する傾向にある。一方、ギャップの幅が小さい場合には、キャビティの内部と外部との圧力差を維持し易いので、微小な圧力変動であっても検出し易く、圧力変動の下限周波数が低下する傾向にある。
 また、キャビティの容積が小さい場合には、ギャップの幅が大きい場合と同様に、キャビティの内部と外部との圧力差が生じ難いので、圧力変動の下限周波数が上昇する傾向にある。一方、キャビティの容積が大きい場合には、ギャップの幅が小さい場合と同様に、キャビティの内部と外部との圧力差を維持し易いので、圧力変動の下限周波数が低下する傾向にある。
 そして、本発明の発明者らは、下限周波数、ギャップの幅、及び、キャビティの容積の一般的な関係をさらに研究して、下限周波数、ギャップの幅、及び、キャビティの容積が上記式(1)を満たすことを見出した。これにより、ギャップの幅及びキャビティの容積の値を変化させるだけの簡便な設計で、従来の圧力センサでは困難であった検出される圧力変動の下限周波数を所望する値に設定することが可能である。従って、検出される圧力変動の周波数帯域を任意に設定でき、各種の用途に幅広く対応でき、最適な性能を発揮し易い高品質な圧力センサを得ることができる。
(2)上記本発明の一態様に係る圧力センサにおいて、前記比例定数kが、0.005~0.02の範囲であることが好ましい。
 この場合、ギャップの幅が1μm~10μmの範囲で、且つキャビティの容積が0.5ml~5mlの範囲において、下限周波数をより正確に所望する値に設定できる。
(3)上記本発明の一態様に係る圧力センサにおいて、前記変位測定部が、下記式(2)によって規定された下限周波数fLOW (Hz)よりも大きい周波数で前記圧力差に応じて振動する前記カンチレバーの変位を測定することが好ましい。
  fLOW=k・(G2/V)>fnoise・・・(2)
〔式中、fnoiseは、ノイズ周波数(Hz)である。〕
 この場合、圧力変動の下限周波数をノイズカットしたい周波数よりも高く設定できる。このため、例えば大気圧変動の影響を受け難い圧力センサを得ることができ、検出対象の圧力変動を集中して検出でき、圧力センサとしての価値をさらに高めることができる。
(4)上記本発明の一態様に係る圧力センサにおいて、前記変位測定部は、前記基端部に形成されたピエゾ抵抗を有することが好ましい。
 この場合、ピエゾ抵抗(圧力素子)を利用するので前記カンチレバーが自己変位検出型のカンチレバーになり得る。このため、圧力変動をさらに高精度に検出できる。
 上記本発明の態様に係る圧力センサによれば、微小な圧力変動を精度良く検出できると共に、圧力変動の下限周波数を所望する値に設定でき、検出される圧力変動の周波数帯域を任意に設定することができる。
本発明の一実施形態に係る圧力センサの平面図である。 図1に示すA-A線に沿った圧力センサの断面図である。 図1に示す圧力センサにおける圧力出力の一例を示す図である。 図1に示す圧力センサにおけるセンサ出力の一例を示す図である。 図1に示す圧力センサの図3Aに示す期間Aにおける動作の一例を示す図である。 図1に示す圧力センサの図3Aに示す期間Bにおける動作の一例を示す図である。 図1に示す圧力センサの図3Aに示す期間Cにおける動作の一例を示す図である。 外気圧Poutの周波数が0.1Hzである場合の、図1に示す圧力センサにおける、外気圧と、内気圧と、外気圧と内気圧との差圧と、の関係を示す図である。 外気圧Poutの周波数が0.5Hzである場合の、図1に示す圧力センサにおける、外気圧と、内気圧と、外気圧と内気圧との差圧と、の関係を示す図である。 外気圧Poutの周波数が1Hzである場合の、図1に示す圧力センサにおける、外気圧と、内気圧と、外気圧と内気圧との差圧と、の関係を示す図である。 図1に示す圧力センサを利用した検証試験1における、外気圧Poutの周波数と差圧(外気圧Poutと内気圧Pinとの差)との関係を示す図である。 図1に示す圧力センサを利用した検証試験1における、外気圧Poutの周波数と位相差との関係を示す図である。 図1に示す圧力センサを利用した検証試験2における、外気圧Poutの周波数と差圧(外気圧Poutと内気圧Pinとの差)との関係を示す図である。 図1に示す圧力センサを利用した検証試験2における、外気圧Poutの周波数と位相差との関係を示す図である。 図1に示す圧力センサを利用した検証試験3における、外気圧Poutの周波数と差圧(外気圧Poutと内気圧Pinとの差)との関係を示す図である。 図1に示す圧力センサを利用した検証試験3における、外気圧Poutの周波数と位相差との関係を示す図である。 図1に示す圧力センサを利用した検証試験4における、外気圧Poutの周波数と差圧(外気圧Poutと内気圧Pinとの差)との関係を示す図である。 図1に示す圧力センサを利用した検証試験4における、外気圧Poutの周波数と位相差との関係を示す図である。 図1に示す圧力センサを利用した検証試験5における、外気圧Poutの周波数と差圧(外気圧Poutと内気圧Pinとの差)との関係を示す図である。 図1に示す圧力センサを利用した検証試験5における、外気圧Poutの周波数と位相差との関係を示す図である。 図1に示す圧力センサを利用した検証試験6における、外気圧Poutの周波数と差圧(外気圧Poutと内気圧Pinとの差)との関係を示す図である。 図1に示す圧力センサを利用した検証試験6における、外気圧Poutの周波数と位相差との関係を示す図である。 図1に示す圧力センサを利用した検証試験7における、外気圧Poutの周波数と差圧(外気圧Poutと内気圧Pinとの差)との関係を示す図である。 図1に示す圧力センサを利用した検証試験7における、外気圧Poutの周波数と位相差との関係を示す図である。 図1に示す圧力センサを利用した検証試験8における、外気圧Poutの周波数と差圧(外気圧Poutと内気圧Pinとの差)との関係を示す図である。 図1に示す圧力センサを利用した検証試験8における、外気圧Poutの周波数と位相差との関係を示す図である。 本発明の一実施形態に係る圧力センサの変形例を示す平面図である。 図14に示す検出回路の構成図である。
 以下、本発明の一実施形態に係る圧力センサについて図面を参照して説明する。
<圧力センサの構成>
 図1及び図2に示すように、本実施形態に係る圧力センサ1は、所定の周波数帯域の圧力変動を検出し、例えばシリコン支持層2aとシリコン酸化膜等の酸化層2bとシリコン活性層2cとを熱的に貼り合わせたSOI基板2を利用して形成され、センサ本体3と、カンチレバー4と、変位測定部5と、を備えている。
 センサ本体3は、例えばSOI基板2におけるシリコン支持層2a及び酸化層2bによって、上方に開口する有底筒状に形成されている。センサ本体3の内部空間は、キャビティ(空気室)10である。センサ本体3の上方に開口した部分はキャビティ10の内部と外部とを連通する連通開口11(キャビティ10の上方)である。すなわち、センサ本体3の上面(第一面3b)は、キャビティ10の内部と外部とを連通する連通開口11を有する。
 なお、図示の例では、センサ本体3は平面視長方形状に形成されているが、この形状に限定されない。
 上記カンチレバー4は、基端部4aと自由端である先端部4bとを有し、センサ本体3の長手方向に沿って基端部4aから先端部4bに向けて一方向に延びる板状に形成され、基端部4aがセンサ本体3に片持ち状に支持された状態で連通開口11の内側に配設されている。
 具体的には、カンチレバー4は、例えばSOI基板2におけるシリコン活性層2cから形成され、基端部4aにおいて第一面3bに一体的に固定されることで、センサ本体3に片持ち支持されている。センサ本体3に片持ち支持されたカンチレバー4は、平面視長方形状を有し、連通開口11の開口端に近接し、連通開口11を略閉塞している。これにより、カンチレバー4は、キャビティ10の内部と外部との圧力差に応じて基端部4aを基点とした撓み変形可能である。
 なお、センサ本体3の周壁部3aにおける基端部4aが固定されていない部分の上面には、SOI基板2におけるシリコン活性層2cから形成される枠部12が一体的に固定されている。また、カンチレバー4の外周縁と連通開口11の周縁11bとの間(先端部4bと周縁11bとの間)には、カンチレバー4の外周縁に沿って幅Gのギャップ13が平面視U字状に形成されている。
 なお、図示の例では、ギャップ13は、センサ本体3の長手方向におけるギャップの幅と、センサ本体3の短手方向におけるギャップの幅と、が共に同じ幅Gで形成されているが、例えば、センサ本体3の長手方向におけるギャップの幅と、センサ本体3の短手方向におけるギャップの幅と、が異なるように形成されても良い。また、ギャップの幅が適宜変化するようにギャップ13を形成しても良い。
 この場合、最も幅が広い部分のギャップの幅を幅Gとして、後述する式(1)で用いれば良い。
 カンチレバー4の基端部4aは、平面視U字状に形成された貫通孔15を有し、カンチレバー4が撓み変形し易いように設計されている。但し、貫通孔15の形状は、上記形状に限定されない。また、貫通孔15は、必須ではなく、なくてもよい。
 更に、カンチレバー4の基端部4aは、貫通孔15をセンサ本体3の短手方向において挟み込むように形成された一対のピエゾ抵抗20を有する。ピエゾ抵抗20から検出される抵抗値は、カンチレバー4の撓み量(変位量)に応じて変化する。各ピエゾ抵抗20には、導電性材料から形成される配線部21が接続されており、配線部21及びピエゾ抵抗20を含む全体的な形状は平面視U字状である。また、ピエゾ抵抗20には、ピエゾ抵抗20から検出される抵抗値に基づいてカンチレバー4の変位を測定する検出回路22が接続されている。
 これにより、検出回路22を通じて一方のピエゾ抵抗20に所定電圧が印加される場合、この電圧印加に起因する電流は、貫通孔15を迂回して、一方のピエゾ抵抗20から配線部21を経由して他方のピエゾ抵抗20に流れる。
 そのため、検出回路22は、カンチレバー4の変位(撓み変形)に応じて変化するピエゾ抵抗20から検出される抵抗値を電気的な出力信号として取り出すことができる。従って、この出力信号(センサ出力)に基づいてカンチレバー4の変位を測定でき、圧力変動を検出できる。
 なお、ピエゾ抵抗20は、例えばリン等のドープ剤(不純物)をイオン注入法又は拡散法等の各種の方法によりドーピングすることで形成されている。また、ピエゾ抵抗20及び配線部21の上面には、図示しない絶縁膜が保護膜として被膜されており、ピエゾ抵抗20及び配線部21と外部とが電気的に接触することを防止している。
 また、ピエゾ抵抗20、配線部21及び検出回路22は、カンチレバー4の変位を測定する変位測定部5を構成する。
(圧力センサの作動)
 次に、圧力センサ1を利用して圧力変動を検出する場合について説明する。
 はじめに、図3Aに示す期間Aのように、キャビティ10の外部の圧力(以下、外気圧Poutと称する)と、キャビティ10の内部の圧力(以下、内気圧Pinと称する)との圧力差がゼロである場合には、図4Aに示すように、カンチレバー4は撓み変形しない。
 ここで、図3Aにおける時刻t1以降の期間Bに示すように、例えば外気圧Poutがステップ状に上昇する場合、キャビティ10の外部と内部との間に圧力差が生じる。したがって、図4Bに示すようにカンチレバー4はキャビティ10の内部に向けて撓み変形する。
 すると、カンチレバー4の撓み変形に応じてピエゾ抵抗20に歪が生じ、抵抗値が変化するしたがって、図3Bに示すように出力信号が増大する。
 また、外気圧Poutの上昇以降、ギャップ13を介してキャビティ10の外部から内部へと圧力伝達媒体が流動する。このため、図3Aに示すように、内気圧Pinが時間の経過と共に外気圧Poutよりも遅れて、且つ外気圧Poutの変動よりも緩やかに上昇する。
 これにより、内気圧Pinが外気圧Poutに徐々に近づくので、キャビティ10の外部の圧力とキャビティ10の内部の圧力とが均衡しはじめる。従って、カンチレバー4の撓みが徐々に小さくなり、図3Bに示すように出力信号が徐々に低下する。
 そして、図3Aにおける時刻t2以降の期間Cに示すように、内気圧Pinが外気圧Poutに等しくなる場合、図4Cに示すように、カンチレバー4の撓み変形が解消されて元の状態に復帰し、図3Bに示すように出力信号が再びゼロになる。
 このように、カンチレバー4の変位に基づいた出力信号の変動をモニタすることで、圧力変動を検出できる。
 特に、半導体プロセス技術によりSOI基板2のシリコン活性層2cを利用してカンチレバー4を形成できるので、従来の圧電素子に比べて薄型化(例えば数十~数百nm)し易い。従って、微小な圧力変動を精度良く検出できる。
 そして、本実施形態に係る圧力センサ1は、以下の各種用途に適用できる。
 例えば、自動車用ナビゲーション装置に適用できる。この場合、例えば圧力センサ1を利用して高低差に基づく気圧差を検出できる。このため、高架道路と高架下道路との正確な判別をナビゲーション結果に反映させることができる。
 また、携帯用ナビゲーション装置にも適用できる。この場合、例えば圧力センサ1を利用して高低差に基づく気圧差を検出できる。このため、ユーザが建物の何階に位置しているのかについての正確な判別をナビゲーション結果に反映させることができる。
 更には、室内の気圧変化を検出できる。このため、例えば建物及び自動車の防犯装置にも適用できる。
 このように、圧力センサ1を各種用途に適用できるが、本実施形態に係る圧力センサ1では、圧力センサ1の用途に応じて、検出される圧力変動の周波数帯域(Hz)を予め設定できる。この点について、以下に詳細に説明する。
 はじめに、上限周波数は、カンチレバー4の最大共振周波数に設定可能である。このため、例えばカンチレバー4のサイズ、材質、及び厚み等により振動特性を適宜変化させることで、上限周波数を所望する値に設定できる。
 次いで、下限周波数の設定について説明する。
 まず、ギャップ13の幅Gが大きい場合には、キャビティ10の内部と外部との圧力差が生じ難いので、圧力変動の下限周波数が上昇する傾向にある。一方、ギャップ13の幅Gが小さい場合には、キャビティ10の内部と外部との圧力差を維持し易いので、微小な圧力変動であっても検出し易く、圧力変動の下限周波数が低下する傾向にある。
 また、キャビティ10の容積Vが小さい場合には、ギャップ13の幅Gが大きい場合と同様に、キャビティ10の内部と外部との圧力差が生じ難いので、圧力変動の下限周波数が上昇する傾向にある。一方、キャビティ10の容積Vが大きい場合には、ギャップ13の幅Gが小さい場合と同様に、キャビティ10の内部と外部との圧力差を維持し易いので、圧力変動の下限周波数が低下する傾向にある。
 ここで、本発明の発明者らは、下限周波数と、ギャップ13の幅Gと、キャビティ10の容積との一般的な関係をさらに検討して、下限周波数と、ギャップ13の幅Gと、キャビティ10の容積Vと、の関係が下記式(1)の関係式を満たすことを見出した。
 下限周波数(fLOW )>k・(G2/V)・・・(1)
 式中、Gはギャップ13の幅(μm)、Vはキャビティ10の容積(ml)である。また、kは比例定数であって、例えば0.005~0.02の範囲で選択される。
 これにより、ギャップ13の幅G及びキャビティ10の容積Vの値を変化させるだけの簡便な設計で、従来の圧力センサでは困難であった検出される圧力変動の下限周波数を所望する値に設定することが可能である。
 従って、上限周波数及び下限周波数の両方を自在に設定でき、検出される圧力変動の周波数帯域を任意に設定することができ、各種の用途に幅広く対応でき、且つ最適な性能を発揮し易い高品質な圧力センサ1を得ることができる。
 以下、上記式(1)の根拠について、検証試験の結果と共に説明する。
 まず、上述したように、圧力変動が生じた際におけるカンチレバー4の撓み変形は、図3A及び図3Bからも明らかなように外気圧Poutと内気圧Pinとの差(差圧)に比例する。このとき、外気圧Poutの変動が遅い場合(周波数が小さい場合)、カンチレバー4の撓み変形は小さくなると共に、外気圧Poutに対するカンチレバー4の撓み変形の位相が進んで、カンチレバー4の撓み変形と外気圧Poutとの位相差は大きくなる。
 図5A~図5Cに、外気圧Poutの周波数を変化させた場合における、外気圧Poutと、内気圧Pinと、(外気圧Pout-内気圧Pin)と、の関係を示す。
 図5A~図5Cに示すように、上記位相差は外気圧Poutの周波数が1Hzの場合に最も小さく、外気圧Poutの周波数が0.5Hz、0.1Hzと小さくなるにつれて大きくなることが明らかに認められる。これは、ギャップ13の幅G及びキャビティ10の容積Vの値に関係なく、共通して認められる。
 次いで、ギャップ13の幅G及びキャビティ10の容積Vの値をそれぞれ変化させた場合における、検証試験結果について、図6A~図13Bを参照して説明する。
 具体的には、ギャップ13の幅G及びキャビティ10の容積Vの値をそれぞれ変化させた場合における、外気圧Poutと、外気圧Poutと内気圧Pinとの差圧(センサ出力)と、の関係について検証する。
 図6A、図7A、図8A、図9A、図10A、図11A、図12A、及び図13Aは、外気圧Poutの周波数を変化させた場合における、外気圧Poutと内気圧Pinとの差圧の振幅を示す図であり、図6B、図7B、図8B、図9B、図10B、図11B、図12B、及び図13Bは、外気圧Poutの周波数を変化させた場合における、位相差を示す図である。
(検証試験1)
 キャビティ10の容積Vを0.5mlに設定し、ギャップ13の幅Gが各々1μm、3μm、5μm、及び10μmに設定された4つの圧力センサについて検証試験を行った。この際、外気圧Poutを1.2paで周期的に変動させた。なお、各圧力センサは、ギャップ13の幅Gが異なることを除いて、上記実施形態に係る圧力センサ1と同一の構成を有する。
 その結果、図6Aに示すように、ギャップ13の幅Gが小さい場合、検出できる外気圧Poutの圧力変動の下限周波数が実際に低下することが確認できた。また、図6Bに示すように、特定の位相差において、外気圧Poutの圧力変動の下限周波数はギャップ13の幅Gの2乗にほぼ比例していることが確認できた。
 具体的には、図6Bに示すように、例えば、ギャップ13の幅Gが10μmの場合における位相差45degの下限周波数は、ギャップ13の幅Gが1μmの場合における位相差45degの下限周波数に比べて、100倍程度大きいことが認められる。また、ギャップ13の幅Gが10μmの場合における位相差45degの下限周波数は、ギャップ13の幅Gが5μmの場合における位相差45degの下限周波数に比べて、4倍程度大きいことが認められる。
(検証試験2)
 次いで、キャビティ10の容積Vを1mlに設定し、ギャップ13の幅Gが各々1μm、3μm、5μm、及び10μmに設定された4つの圧力センサについて検証試験を行った。その結果、図7A及び図7Bに示すように、この場合、検証試験1と同様の結果を得ることができた。
(検証試験3)
 次いで、キャビティ10の容積Vを2mlに設定し、ギャップ13の幅Gが各々1μm、3μm、5μm、及び10μmに設定された4つの圧力センサについて検証試験を行った。その結果、図8A及び図8Bに示すように、この場合も、検証試験1と同様の結果を得ることができた。
(検証試験4)
 次いで、キャビティ10の容積Vを4mlに設定し、ギャップ13の幅Gが各々1μm、3μm、5μm、及び10μmに設定された4つの圧力センサについて検証試験を行った。その結果、図9A及び図9Bに示すように、この場合も検証試験1と同様の結果を得ることができた。
(検証試験5)
 次いで、ギャップ13の幅Gを1μmに設定し、キャビティ10の容積Vを各々0.5ml、1ml、2ml、及び4mlに設定した4つの圧力センサについて検証試験を行った。この際、外気圧Poutを1.2paで周期的に変動させた。なお、各圧力センサ1は、ギャップ13の幅Gが異なることを除いて、上記実施形態に係る圧力センサ1と同一の構成を有する。
 その結果、図10Aに示すように、キャビティ10の容積Vが大きい場合、検出できる外気圧Poutの圧力変動の下限周波数が実際に低下することが確認できた。また、図10Bに示すように、特定の位相差において、気圧Poutの圧力変動の下限周波数はキャビティ10の容積Vにほぼ反比例していることが確認できた。
 具体的には、図10Bに示すように、例えば位相差45degの下限周波数は、キャビティ10の容積Vが4ml、2ml、1ml、0.5mlの順に小さくなるにつれて、それぞれ2倍程度ずつ大きくなることが認められる。
(検証試験6)
 次いで、ギャップ13の幅Gを3μmに設定し、キャビティ10の容積Vを各々0.5ml、1ml、2ml、及び4mlに設定した4つの圧力センサについて検証試験を行った。その結果、図11A及び図11Bに示すように、この場合、検証試験5と同様の結果を得ることができた。
(検証試験7)
 次いで、ギャップ13の幅Gを5μmに設定し、キャビティ10の容積Vを各々0.5ml、1ml、2ml、及び4mlに設定した4つの圧力センサについて検証試験を行った。その結果、図12A及び図12Bに示すように、この場合も検証試験5と同様の結果を得ることができた。
(検証試験8)
 次いで、ギャップ13の幅Gを10μmに設定し、キャビティ10の容積Vを各々0.5ml、1ml、2ml、及び4mlに設定した4つの圧力センサについて検証試験を行った。その結果、図13A及び図13Bに示すように、この場合も検証試験5と同様の結果を得ることができた。
 以上の各検証試験の結果から、圧力変動の下限周波数は、特定の位相差において、ギャップ13の幅Gの2乗に比例し、且つ、キャビティ10の容積Vに反比例することが認められた。これにより、上記式(1)を見出すことができた。
 なお、比例定数kは、下限周波数の補正値であり、0.005~0.02の範囲で選択されることが好ましい。特に、ギャップ13の幅Gが1μm~10μmの範囲で、且つ、キャビティ10の容積Vが0.5ml~5mlの範囲において、下限周波数をより正確に所望する値に設定し易い。
 なお、本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
 例えば、上記実施形態において、圧力変動の下限周波数を下記式(2)に基づいて設定することが好ましい。
 fLOW >k・(G2/V)>fnoise・・・(2)
 式中、fnoiseは、ノイズ周波数(Hz)である。
 これにより、圧力変動の下限周波数をノイズカットしたい周波数よりも高く設定できる。このため、例えば大気圧変動の影響を受けにくい圧力センサを得ることができ、圧力センサとしての価値をさらに高めることができる。
 また、上記実施形態では、ピエゾ抵抗20を利用してカンチレバー4の変位を測定する方式を採用したが、例えば、カンチレバー4に検出光を照射し、カンチレバー4からの反射光の受光位置に基づいてカンチレバー4の変位を測定する方式(いわゆる光てこ方式)を採用しても良い。
 但し、上記実施形態では、ピエゾ抵抗20を利用することでカンチレバー4が自己変位検出型のカンチレバーになりうる。このため、外光等の影響を受けることなく、圧力変動の検出を高精度に行い易い。
 また、上記実施形態において、図14に示すように、レファレンス用のカンチレバー30をさらに備え、検出回路22がカンチレバー4の出力とレファレンス用のカンチレバー30の出力との差分を検出するようにしても良い。
 レファレンス用のカンチレバー30は、カンチレバー4と同一の構成を有し、例えばセンサ本体3に一体的に片持ち支持されて固定されている。但し、このレファレンス用のカンチレバー30は、外気に開放されており、外気圧Poutの圧力変動に起因して撓み変形しない。
 また、この場合の検出回路22は、例えば図15に示すように、ブリッジ回路31(ホイートストンブリッジ回路)と、基準電圧発生回路32と、作動増幅回路33と、出力回路34と、を備えている。
 ブリッジ回路31は、カンチレバー4のピエゾ抵抗20〔以下、第1ピエゾ抵抗40(抵抗値R1)と称する〕、及び、レファレンス用のカンチレバー30のピエゾ抵抗〔以下、第2ピエゾ抵抗41(抵抗値R2)と称する〕が直列接続して形成されている枝辺と、固定抵抗42(抵抗値R3)及び固定抵抗43(抵抗値R4)が直列接続される枝辺と、が基準電圧発生回路32に対して並列に接続されている。
 なお、ブリッジ回路31において、第1ピエゾ抵抗40と第2ピエゾ抵抗41との接続点は作動増幅回路33の反転入力端子に接続され、固定抵抗42と固定抵抗43との接続点は作動増幅回路33の非反転入力端子に接続されている。
 基準電圧発生回路32は、ブリッジ回路31に対して所定の基準電圧Vccを印加する。作動増幅回路33は、ブリッジ回路31における2つの固定抵抗42と43との接続点と、第1ピエゾ抵抗40と第2ピエゾ抵抗41との接続点と、の間の電位差を検出し、その電位差を所定増幅率にて増幅して出力する。
 なお、上記電位差は、第1ピエゾ抵抗40の抵抗値と第2ピエゾ抵抗41の抵抗値との差分(R1-R2)、つまり、カンチレバー4の出力と、レファレンス用のカンチレバー30の出力と、の差分に応じた値である。
 このように検出回路22を構成することで、温度変化等の環境変化、及び振動等の外乱に起因する出力変動分(ノイズ分)を相殺ができ、外気圧Poutの圧力変動に応じた出力信号だけを取り出すことができる。従って、所望の周波数帯域における圧力変動をさらに精度良く検出できる。
 1…圧力センサ
 3…センサ本体
 3a…周壁部
 3b…第一面
 4…カンチレバー
 4a…カンチレバーの基端部
 4b…カンチレバーの先端部
 5…変位測定部
 10…キャビティ(空気室)
 11…連通開口
 11a…連通開口の周縁
 13…ギャップ
 20…ピエゾ抵抗

Claims (4)

  1.  圧力センサであって、
     第一面と、前記第一面に開口を有するキャビティと、を有するセンサ本体と、
    前記第一面上に支持された基端部と、前記開口の内側において前記開口の周縁との間にギャップを形成するように配設された先端部と、を有し、前記キャビティの内部と外部との圧力差に応じて撓み変形する、半導体材料により形成されたカンチレバーと、
     前記ギャップの幅(μm)がGで表され、前記キャビティの容積(ml)がVで表され、比例定数がkで表された下記式(1)によって規定される下限周波数fLOW(Hz)よりも大きい周波数で前記圧力差に応じて振動する前記カンチレバーの変位を測定する変位測定部と、を備えることを特徴とする圧力センサ。
      fLOW =k・(G2/V)・・・(1)
  2.  請求項1に記載の圧力センサにおいて、
     前記比例定数kが、0.005~0.02の範囲であることを特徴とする圧力センサ。
  3.  請求項2に記載の圧力センサにおいて、
     前記変位測定部が、下記式(2)によって規定される下限周波数fLOW (Hz)よりも大きい周波数で前記圧力差に応じて振動する前記カンチレバーの変位を測定することを特徴とする圧力センサ。
      fLOW =k・(G2/V)>fnoise・・・(2)
    〔式中、fnoiseは、ノイズ周波数(Hz)である。〕
  4.  請求項1から3のいずれか1項に記載の圧力センサにおいて、
     前記変位測定部は、前記基端部に形成されたピエゾ抵抗を有することを特徴とする圧力センサ。
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