JP6985086B2 - 圧力センサ - Google Patents

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本発明は、圧力センサに関する。
従来、圧力差によって生じる薄膜の歪を、ピエゾ抵抗効果を利用して検出することで、圧力変化を検出する圧力センサが知られている。
例えば、センサ基板によって周囲が固定されたダイヤフラム(薄膜)と、センサ基板上に接合部を介して接合されたセンサチップと、センサチップに設けられた4つの歪ゲージと、を備えた圧力センサが知られている(特許文献1参照)。
ダイヤフラムは、平面視でX軸方向よりもY軸方向に長く形成され、ダイヤフラムを挟んだ上下の圧力差に応じて変形する。センサチップは、半導体材料により形成され、ダイヤフラムにおける中央部分の上方に配置されている。4つの歪ゲージは、ダイヤフラムの変形に伴って抵抗値が変化するピエゾ抵抗ゲージであって、ホイートストンブリッジ回路を構成するように電気接続されている。4つの歪ゲージのうちの2つの歪ゲージは、ダイヤフラムのX軸方向に沿うように配置され、残りの2つの歪ゲージは、ダイヤフラムのY軸方向に沿うように配置されている。
上記従来の圧力センサによれば、圧力差に応じてダイヤフラムが変形すると、ダイヤフラムの変形に伴って4つの歪ゲージの抵抗が変化するので、ホイートストンブリッジ回路から圧力差に対応した電圧出力を得ることができる。これにより、電圧出力に基づいて圧力変化を検出することが可能となる。また、4つの歪ゲージを利用してホイートストンブリッジ回路を構成しているので、電圧出力の温度補償も行っている。
特開2016−33460号公報
しかしながら上記従来の圧力センサでは、ダイヤフラムの変形に伴う歪(変位)を、4つの歪ゲージのそれぞれの位置において別個に検出する必要があるので、4つの歪ゲージを適度に離間して配置することが必要とされている。
特に、ダイヤフラムのX軸方向に沿うように2つの歪ゲージを配置し、且つダイヤフラムのY軸方向に沿うように残り2つの歪ゲージを配置する必要があるので、少なくとも歪ゲージを2つずつ、ダイヤフラムのX軸方向とY軸方向とに分けて配置せざるを得ない。従って、間隔をあけて歪ゲージを配置する必要があり、例えば4つの歪ゲージを互いに近い位置に配置することができない。
そのため、各歪ゲージが位置するそれぞれの場所において温度環境(熱移動の観点から見たときの温度環境、例えば熱の移動速度や移動量等)が異なってしまう。従って、例えばダイヤフラムのX軸方向に沿うように配置された歪ゲージよりも、ダイヤフラムのY軸方向に沿うように配置された歪ゲージにセンサ外部からの熱が伝わってしまい、温度環境に差が生じてしまうといった不都合が生じ易かった。その結果、正確な温度補償を行うことができない場合があり、改善の余地があった。
本発明は、このような事情に考慮してなされたもので、その目的は、正確な温度補償を行うことができ、圧力変化の検出を精度良く行うことができる圧力センサを提供することである。
(1)本発明に係る圧力センサは、キャビティと、前記キャビティの内部と外部とを連通する連通開口とが形成されたセンサ本体と、レバー本体と、前記レバー本体と前記センサ本体とを接続すると共に前記レバー本体を片持ち状態で支持するレバー支持部と、を有し、前記連通開口を覆うように配置され、且つ前記キャビティの内部と外部との圧力差に応じて撓み変形するカンチレバーと、前記カンチレバーとの間にギャップをあけた状態で前記カンチレバーの周囲を囲むように形成され、前記連通開口の開口周縁部に沿うように配置された枠部と、前記カンチレバーの撓み変形に応じて抵抗値が変化する変位検出抵抗を含む第1ホイートストンブリッジ回路を有し、前記変位検出抵抗の抵抗値変化に対応した前記第1ホイートストンブリッジ回路からの第1出力信号に基づいて前記カンチレバーの変位を検出する変位検出部と、を備え、前記変位検出抵抗は、少なくとも前記レバー支持部に形成され、前記枠部には、前記変位検出抵抗の温度係数に対して予め決まった比率で関係付けられた温度係数を有する温度検出抵抗が形成され、前記変位検出部は、前記温度検出抵抗で検出された抵抗値に基づいて前記第1出力信号の温度補償を行い、前記カンチレバー及び前記枠部は、同一の半導体層から形成され、前記枠部の内周縁部は、前記開口周縁部よりも前記連通開口の内側に向けて張り出すと共に、前記カンチレバーの周囲を囲み、且つ前記連通開口の開口周縁部に沿うように配置された張出部とされ、前記温度検出抵抗は、前記枠部のうち前記張出部に形成されている
本発明に係る圧力センサによれば、センサ外部の圧力が変化すると、キャビティの内部と外部との間に圧力差が生じ、この圧力差に応じてカンチレバーが撓み変形する。その後、時間の経過と共にカンチレバーと枠部との間のギャップを通じて、圧力伝達媒体がキャビティの外部から内部に流入するので、キャビティの内部と外部との圧力が徐々に均衡した状態となる。これにより、圧力変化に起因してカンチレバーに作用していた外力が徐々に低下するので、カンチレバーの撓みが徐々に小さくなる。従って、変位検出部により、カンチレバーの撓み量(変位量)を検出することで、圧力変化を検出することができる。
特にカンチレバーは、レバー本体を片持ち状態で支持するレバー支持部を中心に撓み変形する。そのため、少なくともレバー支持部に形成された変位検出抵抗は、感度への寄与度(貢献度)が大きい応力検知部位とされ、カンチレバーの撓み量に正確に対応して抵抗値が変化する。そのため、変位検出部は第1ホイートストンブリッジ回路から出力された第1出力信号に基づいて圧力変化の検出を感度良く且つ精度良く行うことができる。
ところで上述した圧力変化の検出時、枠部に形成された温度検出抵抗は、周囲の温度環境に応じて抵抗値が変化する。例えば、センサ外部からの光によって温度検出抵抗に対して直接的に伝わった熱、或いはセンサ本体及び枠部等を通じて温度検出抵抗に間接的に伝わった熱等の影響を受けて、温度検出抵抗は抵抗値が変化する。この温度検出抵抗は、カンチレバーの周囲を囲み、且つ連通開口の開口周縁部に沿うように配置された枠部に形成されているので、温度検出抵抗を変位検出抵抗に対して近接した位置に配置することができる。そのため、温度検出抵抗の温度環境と、変位検出抵抗の温度環境と、を同一の温度環境に近い状態(類似した温度環境)にすることができる。しかも、温度検出抵抗は、変位検出抵抗の温度係数に対応した温度係数を有しており、温度変化に対する抵抗値の変化量を、温度変化に対する変位検出抵抗の抵抗値の変化量に対応させることができる。従って、温度検出抵抗の抵抗値を、変位検出抵抗の温度環境に起因する抵抗値として利用することができる。
従って、変位検出部が温度検出抵抗で検出された抵抗値に基づいて第1出力信号の温度補償を行うことで、変位検出抵抗が周囲の温度環境から受けた影響分をキャンセルすることができ、圧力変化に起因したカンチレバーの変位を検出することができる。その結果、正確な温度補償を行うことができ、圧力変化を高精度に検出することができる。
さらに、カンチレバー及び枠部が同一の半導体層から形成されているので、例えばカンチレバーを通じて変位検出抵抗に外部から熱が伝わる場合の熱伝導状況(例えば熱の移動速度や熱の移動量等)と、枠部を通じて温度検出抵抗に外部から熱が伝わる場合の熱伝導状況と、を同じ状況にし易い。さらに、温度検出抵抗は枠部における張出部に形成されているので、カンチレバーと同様に、張出部のうち温度検出抵抗が形成されている面とは反対側の面を、キャビティ側に向けて露出させることができる。
従って、変位検出抵抗の温度環境と温度検出抵抗の温度環境とを、さらに類似した温度環境にすることができ、温度補償をより高精度に行うことができる。
)前記第1ホイートストンブリッジ回路は前記温度検出抵抗をさらに含んだ回路とされ、前記変位検出部は、前記変位検出抵抗の抵抗値と、前記温度検出抵抗の抵抗値との差分に基づいて前記第1ホイートストンブリッジ回路から前記第1出力信号を出力しても良い。
この場合には、変位検出抵抗の抵抗値と、温度検出抵抗の抵抗値との差分に基づいて第1出力信号を出力するので、圧力変化の検出中に温度環境の変化があったとしても、その温度環境の変化分をキャンセルした状態で第1出力信号を出力することができる。従って、温度環境の変化に影響されることなく圧力変化を精度良く検出することができ、より高精度な温度補償を行える。
)前記温度検出抵抗を含む第2ホイートストンブリッジ回路を有し、前記温度検出抵抗の抵抗値に対応した第2出力信号を出力する温度検出回路を備え、前記変位検出部は、前記第2出力信号と、予め設定された前記変位検出抵抗の温度依存性に関する温度特性情報と、に基づいて前記第1出力信号を補正しても良い。
この場合には、変位検出抵抗の実際の温度を把握したうえで、任意の温度で圧力変化の検出を行ったかのように第1出力信号を補正することができる。従って、見かけ上、常に同一の温度環境で圧力変化の検出を行うことができ、温度環境の変化に影響されることなく、圧力変化を精度良く検出することができる。例えば、実際の温度環境が10℃或いは30℃であったとしても、見かけ上、常に一定の25℃(室温に近い温度環境)で圧力変化の検出を行うことができる。従って、さらに高精度な温度補償を行える。
)前記温度検出抵抗は、互いに電気的に切り離された第1抵抗及び第2抵抗を有し、前記第1ホイートストンブリッジ回路は、前記第1抵抗をさらに含んだ回路とされ、前記第2抵抗を含む第2ホイートストンブリッジ回路を有し、前記第2抵抗の抵抗値に対応した第2出力信号を出力する温度検出回路を備え、前記変位検出部は、前記変位検出抵抗の抵抗値と、前記第1抵抗の抵抗値との差分に基づいて前記第1ホイートストンブリッジ回路から前記第1出力信号を出力すると共に、前記第2出力信号と、予め設定された前記変位検出抵抗の温度依存性に関する温度特性情報と、に基づいて前記第1出力信号を補正しても良い。
この場合には、変位検出抵抗の抵抗値と、第1抵抗の抵抗値との差分に基づいて第1出力信号を出力するので、圧力変化の検出中に温度環境の変化があったとしても、その温度環境の変化分をキャンセルした状態で第1出力信号を出力することができる。それに加え、変位検出抵抗の実際の温度を把握したうえで、任意の温度で圧力変化の検出を行ったかのように第1出力信号を補正することができる。従って、見かけ上、常に同一の温度環境で圧力変化の検出を行うことができ、温度環境の変化に影響されることなく、圧力変化を精度良く検出することができる。これらのことから、非常に高精度な温度補償を行える。
本発明によれば、正確な温度補償を行うことができ、圧力変化の検出を感度良く且つ高精度に行うことができる高性能な圧力センサとすることができる。
本発明に係る第1実施形態を示す図であって、圧力センサの平面図である。 図1に示すA−A線に沿った圧力センサの断面図である。 図1に示すB−B線に沿った圧力センサの断面図である。 検出抵抗及び参照抵抗を説明するための圧力センサの平面図である。 図1に示す検出回路の構成図である。 図1に示す圧力センサの第1出力信号の一例を示す図であり、外気圧と内気圧との関係、及びその関係に対応したセンサ出力を示す図である。 図1に示す圧力センサの動作の一例を示す図であり、(A)は外気圧と内気圧とが同じ状態における圧力センサの状態を示し、(B)は外気圧が内気圧よりも上昇したときの圧力センサの状態を示し、(C)は外気圧と内気圧とが平衡状態になったときの圧力センサの状態を示す図である。 本発明に係る第2実施形態を示す図であって、圧力センサの平面図である。 本発明に係る第3実施形態を示す図であって、圧力センサの平面図である。 図8に示す検出回路及び温度検出回路の構成図である。 第2出力信号と参照抵抗の温度との関係を示す図である。 本発明に係る第4実施形態を示す図であって、圧力センサの平面図である。 検出抵抗、第1参照抵抗及び第2参照抵抗を説明するための圧力センサの平面図である。 図12に示す検出回路及び温度検出回路の構成図である。 本発明に係る圧力センサの変形例を示す図であって、圧力センサの縦断面図である。 本発明に係る圧力センサの別の変形例を示す図であって、圧力センサの平面図である。
(第1実施形態)
以下、本発明に係る圧力センサの第1実施形態について図面を参照して説明する。
図1〜図3に示すように、本実施形態の圧力センサ1は、所定の周波数帯域の圧力変化を検出するセンサであり、圧力伝達媒体(例えば空気等の気体)が存在する空間等に配置されて使用される。
圧力センサ1は、キャビティ2が形成されたセンサ本体3と、キャビティ2の内部と外部との圧力差に応じて撓み変形可能なカンチレバー4と、カンチレバー4の変位を検出する変位検出部5と、を備えている。
なお、本実施形態では、センサ本体3の厚み方向に沿ったカンチレバー4側を上方、その反対側を下方という。また、センサ本体3の平面視で、互いに直交する2方向のうちの一方の方向を前後方向L1といい、他方向を左右方向L2という。
センサ本体3は、底壁部3a及び周壁部3bを有し、上方に開口する中空の有底筒状に形成されている。センサ本体3の内部空間は、上述したキャビティ(空気室)2として機能し、上方に開口した部分がキャビティ2の内部と外部とを連通する連通開口6として機能する。
センサ本体3は、前後方向L1に沿った長さが左右方向L2に沿った長さよりも長い平面視長方形状に形成されている。ただし、この場合に限定されるものではなく、センサ本体3は例えば左右方向L2に沿った長さが前後方向L1に沿った長さよりも長い平面視長方形状に形成されていても構わないし、前後方向L1に沿った長さと左右方向L2に沿った長さとが同等とされた平面視正方形状に形成されていても良い。
センサ本体3は、第1基板10と第2基板11とが一体に組み合わされることで形成されている。
第1基板10は、例えばシリコン支持層12、シリコン酸化膜等の絶縁層13及びシリコン活性層14を、下方からこの順番で熱的に張り合わせたSOI基板とされている。第2基板11は、シリコン支持層12に対して下方から接合されている。第2基板11としては、例えばシリコン等の半導体基板が挙げられるが、特に限定されるものではない。
なお、第1基板10及び第2基板11の接合方法としては、例えば拡散接合、常温接合や陽極接合等の直接接合方法や、接着層を介した間接接合方法等が挙げられるが、特定の方法に限定されるものではない。
センサ本体3の底壁部3aは、第2基板11で形成されている。センサ本体3の周壁部3bは、第1基板10及び第2基板11で形成されている。また、カンチレバー4は、第1基板10におけるシリコン活性層14で形成されている。
詳しく説明する。
第2基板11の中央部分には、上方に向けて開口し、且つ下方に向けて凹む凹部11aが形成されている。これにより、第2基板11は環状の周壁11bを有する有底筒状に形成されている。
第1基板10のシリコン支持層12は、第2基板11の周壁11bに対応した環状に形成され、周壁11b上に重なるように配置されている。第1基板10の絶縁層13は、シリコン支持層12に対応した環状に形成され、シリコン支持層12上に重なるように配置されている。そして、凹部11a、シリコン支持層12及び絶縁層13によって形成される空間部分がキャビティ2とされ、絶縁層13で囲まれる内側部分が連通開口6とされている。
第1基板10のシリコン活性層14は、連通開口6を上方から覆うように絶縁層13上に配置されている。シリコン活性層14には、平面視で連通開口6の内側に位置する部分に、該シリコン活性層14を厚さ方向に貫通する平面視C形状のギャップ20が形成されている。シリコン活性層14のうちギャップ20の内側に位置する部分が、上記カンチレバー4とされている。
なお、キャビティ2は、ギャップ20を通じて外部に連通する。従って、ギャップ20を通じて、圧力伝達媒体をキャビティ2の内外に流動させることが可能とされている。
カンチレバー4は、その先端部が自由端とされたレバー本体25と、センサ本体3における周壁部3bに一体的に接続されると共にレバー本体25を片持ち状態で支持するレバー支持部26と、を備え、連通開口6を上方から覆うように配置されている。
これにより、カンチレバー4はレバー本体25の先端部側が自由端とされた片持ち梁構造とされ、レバー支持部26を中心としてキャビティ2の内部と外部との圧力差(すなわち、ギャップ20を介してキャビティ2の内部と外部との間を流通可能な圧力伝達媒体による圧力の差)に応じて撓み変形する。
なお、レバー支持部26は、左右方向L2に沿った長さ(支持幅)がレバー本体25の左右方向L2に沿った長さ(支持幅)よりも短くなるように形成されている。図示の例では、レバー支持部26の支持幅は、レバー本体25の支持幅に対して1/4程度とされている。これにより、カンチレバー4は、レバー支持部26を中心として撓み変形し易い構造とされている。
なお、本実施形態では、前後方向L1に沿ってレバー本体25からレバー支持部26に向かう方向を前方といい、その反対方向を後方という。
上記ギャップ20は、例えば数百nm〜数十μmの微小のギャップ幅を有し、カンチレバー4の外形に沿うように形成されている。
シリコン活性層14のうち、ギャップ20の外側に位置する部分には、カンチレバー4との間に上記ギャップ20をあけた状態でカンチレバー4の周囲を囲むように形成され、且つ連通開口6の開口周縁部に沿うように配置された枠部27が形成されている。
枠部27は、ギャップ20の形状に対応して平面視C形状に形成されていると共に、内周縁部が連通開口6の開口周縁部よりも連通開口6の内側に向けて突出するように形成されている。これにより、枠部27における内周縁部(枠部27の一部)は、連通開口6の内側に向けて庇のように張り出した張出部28とされ、カンチレバー4と同様に連通開口6を部分的に覆っている。
図1に示すように、シリコン活性層14には、該シリコン活性層14を複数の領域に区画する溝部が形成されている。本実施形態では、第1溝部30、第2溝部31、第3溝部32及び第4溝部33の4つの溝部が、シリコン活性層14の上面から絶縁層13に達する深さで形成されている。
これにより、シリコン活性層14のうちカンチレバー4及び枠部27を除いた部分は、レバー支持部26に一体的に接続された連結部35と、連結部35に一体的に接続された第1ベース部36及び第2ベース部37と、枠部27に一体的に接続された第3ベース部38及び第4ベース部39と、に区画されている。
第1溝部30は、連結部35を左右方向L2に分断するように前後方向L1に沿って直線状に延びるように形成されている。図示の例では、第1溝部30は前端部がセンサ本体3の前方側の側面に達し、且つ後端部がレバー支持部26に達するように形成されている。そのため連結部35は、第1溝部30によって左右方向L2に分断され、第1連結部35aと第2連結部35bとに分かれている。
それに加え、第1溝部30はレバー支持部26に達するように形成されているので、レバー支持部26は第1溝部30によって左右方向L2に分断され、第1レバー支持部26aと第2レバー支持部26bとに分かれている。なお、第1レバー支持部26aと第1連結部35aとが一体に接続され、且つ第2レバー支持部26bと第2連結部35bとが一体に接続されている。
ただし、第1溝部30によってレバー支持部26を左右方向L2に分断する必要はなく、第1連結部35a及び第2連結部35bがレバー支持部26に対して一体に接続されていても構わない。
第2溝部31及び第3溝部32は、枠部27よりも前方側に位置し、且つレバー支持部26よりも左右方向L2の外側に位置する部分から、左右方向L2の外側に向けて延びた後、枠部27に沿って後方に向けて延び、さらに左右方向L2の外側に向けて延びることで、センサ本体3の左右方向L2側の側面に達している。
これにより、シリコン活性層14のうち第2溝部31よりも前方側に位置する部分が第1連結部35aに一体に接続された第1ベース部36とされ、シリコン活性層14のうち第3溝部32よりも前方側に位置する部分が第2連結部35bに一体に接続された第2ベース部37とされている。
なお、第1ベース部36と第2ベース部37とは、第1溝部30を介して左右方向L2に互いに離間して配置されている。また、枠部27と第1連結部35aとは第2溝部31を介して左右方向L2に互いに離間して配置され、枠部27と第2連結部35bとは第3溝部32を介して左右方向L2に互いに離間して配置されている。
第4溝部33は、枠部27よりも後方側に配置され、センサ本体3の後方側の側面に達するように形成されている。図示の例では、第4溝部33は、前後方向L1よりも左右方向L2に長い平面視長方形状に形成されている。
これにより、シリコン活性層14のうち第1ベース部36よりも後方側に位置する部分が、枠部27に一体に接続された第3ベース部38とされている。また、シリコン活性層14のうち第2ベース部37よりも後方側に位置する部分が、枠部27に一体に接続された第4ベース部39とされている。
なお、第3ベース部38及び第4ベース部39は、第1溝部30及び第2溝部31を介して、第1ベース部36及び第2ベース部37から離間してそれぞれ配置されている。また、第3ベース部38と第4ベース部39とは、第4溝部33を介して左右方向L2に互いに離間して配置されている。
上述したカンチレバー4、枠部27、連結部35、第1ベース部36、第2ベース部37、第3ベース部38及び第4ベース部39は、同一の半導体層であるシリコン活性層14から形成されている。
第1ベース部36、第2ベース部37、第3ベース部38及び第4ベース部39の上面には、後述するピエゾ抵抗層45よりも電気抵抗率が小さい導電性材料(例えばAU等)からなる外部電極が各ベース部の形状に対応してそれぞれ形成されている。
具体的には、第1ベース部36の上面には、全面に亘って第1外部電極40が形成されている。第2ベース部37の上面には、全面に亘って第2外部電極41が形成されている。第3ベース部38の上面には、全面に亘って第3外部電極42が形成されている。第4ベース部39の上面には、全面に亘って第4外部電極43が形成されている。
なお、第1外部電極40〜第4外部電極43の上面に図示しない絶縁膜を保護膜として被膜することで、外部との電気的な接触を防止することが好ましい。また、第1外部電極40〜第4外部電極43は、互いに電気的に絶縁されている。
シリコン活性層14のうちカンチレバー4、枠部27及び連結部35とされた部分には、これらの全面に亘ってピエゾ抵抗層45が形成されている。ピエゾ抵抗層45は、例えばリン等のドープ剤(不純物)がイオン注入法や拡散法等の各種の方法によりドーピングされることで形成されている。
図4に示すように、ピエゾ抵抗層45のうち、連結部35(第1連結部35a及び第2連結部35b)及びカンチレバー4が形成された部分(レバー支持部26及びレバー本体25が形成された部分)は、カンチレバー4の撓み変形に応じて抵抗値が変化する検出抵抗(変位検出抵抗)46として機能する。
検出抵抗46は、第1外部電極40及び第2外部電極41に対してそれぞれ電気接続されている。これにより、第1外部電極40及び第2外部電極41間に電圧が印加されると、この電圧印加に起因する電流は、第1外部電極40から検出抵抗46を経由して第2外部電極41に流れる。
ピエゾ抵抗層45のうち、張出部28を含む枠部27が形成された部分は、検出抵抗46の温度係数に対応した温度係数を有する参照抵抗(温度検出抵抗)47として機能する。なお、検出抵抗46の温度係数に対応した温度係数とは、例えば検出抵抗46の温度係数と同等の係数(同一或いは近似する係数)や、検出抵抗46の温度係数に対して予め決まった比率で関係付けられた係数等を含む。これにより、参照抵抗47は、検出抵抗46に対応した温度特性を具備している。
参照抵抗47は、第3外部電極42及び第4外部電極43に対してそれぞれ電気接続されている。これにより、第3外部電極42及び第4外部電極43間に電圧が印加されると、この電圧印加に起因する電流は、第3外部電極42から参照抵抗47を経由して第4外部電極43に流れる。
変位検出部5は、図5に示す検出抵抗46を含むブリッジ回路(第1ホイートストンブリッジ回路)51を有する検出回路50を備え、検出抵抗46の抵抗値変化に対応したブリッジ回路51からの第1出力信号V1に基づいてカンチレバー4の変位を検出する。その際、変位検出部5は、参照抵抗47で検出された抵抗値に基づいて第1出力信号V1の温度補償を行う。
具体的には、ブリッジ回路51は検出抵抗46に加え、参照抵抗47をさらに含んだ回路とされ、変位検出部5は検出抵抗46の抵抗値と参照抵抗47の抵抗値との差分に基づいてブリッジ回路51から第1出力信号V1を出力することで温度補償を行う。
詳細に説明する。
図5に示すように検出回路50は、ブリッジ回路51と、ブリッジ回路51に対して所定の基準電圧Vccを印加する基準電圧発生回路52と、差動増幅回路53と、を備えている。ブリッジ回路51は、検出抵抗46及び参照抵抗47が直列接続された枝辺と、第1固定抵抗54及び第2固定抵抗55が直列接続された枝辺と、が基準電圧発生回路52に対して並列に接続されている。
検出抵抗46は、第1端が基準電圧Vccの供給線に接続され、第2端がノードN1に接続されている。参照抵抗47は、第1端がノードN1に接続され、第2端が電源線GNDに接続されている。第1固定抵抗54は、第1端が基準電圧Vccの供給線に接続され、第2端がノードN2に接続されている。第2固定抵抗55は、第1端がノードN2に接続され、第2端が電源線GNDに接続されている。なお、第1固定抵抗54及び第2固定抵抗55は、センサ本体3の外部に備え付けられた外付け抵抗とされている。
差動増幅回路53は、例えば計測アンプであって、ノードN1とノードN2との間の電位差を所定の増幅率で増幅して第1出力信号V1として出力する。差動増幅回路53は、反転入力端子(−端子)がノードN1に接続され、非反転入力端子(+端子)がノードN2に接続されている。ノードN1は、検出抵抗46の抵抗値と参照抵抗47の抵抗値との差分に応じた電圧となる。
なお、第1外部電極40は検出抵抗46の第1端として機能し、基準電圧Vccの供給線が接続される。第2外部電極41は検出抵抗46の第2端として機能し、ノードN1を介して差動増幅回路53の反転入力端子(−端子)が接続される。第3外部電極42は参照抵抗47の第1端として機能し、ノードN1を介して差動増幅回路53の反転入力端子(−端子)が接続される。第4外部電極43は参照抵抗47の第2端として機能し、電源線GNDが接続される。
(圧力センサの作用)
次に、上述のように構成された圧力センサ1を利用して、圧力変化を検出する場合について説明する。
図6(A)に示す期間Aのように、キャビティ2の外部の圧力(以下、外気圧Poutと称する)と、キャビティ2の内部の圧力(以下、内気圧Pinと称する)とが等しく、差圧(△P)がゼロである場合には、図7(A)に示すように、カンチレバー4は撓み変形しない。これにより、検出回路50から出力される第1出力信号V1は所定値(例えばゼロ)である。
そして、図6(A)に示す時刻t1以降の期間Bのように、例えば外気圧Poutがステップ状に上昇すると、内気圧Pinは外気圧Poutの変化に追従するように急激に変化しないので、キャビティ2の外部と内部との間に差圧(△P)が生じる。これにより、図7(B)に示すようにカンチレバー4はキャビティ2の内部に向けて撓み変形する。すると、カンチレバー4の撓み変形に応じて検出抵抗46に応力が作用し、それによって検出抵抗46の抵抗値が変化するので、図6(B)に示すように第1出力信号V1がカンチレバー4の撓み量(変位量)に応じて増大する。
外気圧Poutの上昇以降、ギャップ20を介してキャビティ2の外部から内部へと圧力伝達媒体が流動する。そのため、図6(A)に示す時刻t2以降の期間Cに示すように、内気圧Pinは時間の経過と共に外気圧Poutよりも遅れながら、且つ外気圧Poutの変動よりも緩やかな応答で上昇する。これにより、内気圧Pinが外気圧Poutに徐々に近づくので、キャビティ2の外部と内部との圧力が均衡状態になりはじめ、カンチレバー4の撓みが徐々に小さくなる。その結果、図6(B)に示す期間Cのように第1出力信号V1が徐々に低下する。
そして、図6(A)に示す時刻t3以降の期間Dのように、内気圧Pinが外気圧Poutに等しくなると、図7(C)に示すようにカンチレバー4の撓み変形が解消されて元の状態に復帰する。これにより、図6(B)に示すように第1出力信号V1も期間Aの初期状態と同値に戻る。
上述のように、本実施形態の圧力センサ1によれば、変位検出部5によりカンチレバー4の撓み量(変位量)に基づいた第1出力信号V1の変化をモニタすることで、圧力変化を検出することができる。
特にカンチレバー4は、レバー本体25を片持ち状態で支持するレバー支持部26を中心に撓み変形する。そのため、主にレバー支持部26に形成された検出抵抗46は、感度への寄与度(貢献度)が大きい応力検知部位とされ、カンチレバー4の撓み量に正確に対応して抵抗値が変化する。そのため、ブリッジ回路51から出力された第1出力信号V1に基づいて、圧力変化の検出を精度良く且つ感度良く行うことができる。
しかも、SOI基板である第1基板10のシリコン活性層14を利用して半導体プロセス技術によりカンチレバー4を形成できるので、薄型化(例えば数十〜数百nm)し易い。従って、微小な圧力変化の検出を精度良く行うことができる。
ところで、上述した圧力変化の検出時、枠部27に形成された参照抵抗47は、周囲の温度環境に応じて抵抗値が変化する。例えばセンサ外部からの光(可視光、赤外線等)によって参照抵抗47に対して直接的に伝わった熱、或いはセンサ本体3及び枠部27等を通じて参照抵抗47に間接的に伝わった熱等の影響を受けて、参照抵抗47は抵抗値が変化する。参照抵抗47は、カンチレバー4を囲み、且つ連通開口6の開口周縁部に沿うように配置された枠部27(張出部28を含む)に形成されているので、参照抵抗47を検出抵抗46に対して近接した位置に配置することができる。
そのため、参照抵抗47の温度環境と、検出抵抗46の温度環境と、を同一の温度環境に近い状態(類似した温度環境)にすることができる。しかも、参照抵抗47は、検出抵抗46の温度係数に対応した温度係数を有しており、温度変化に対する抵抗値の変化量を、温度変化に対する検出抵抗46の抵抗値の変化量に対応させることができる。従って、参照抵抗47の抵抗値を、検出抵抗46の温度環境に起因する抵抗値として利用することができる。
従って、変位検出部5が参照抵抗47で検出された抵抗値に基づいて第1出力信号V1の温度補償を行うことで、検出抵抗46が周囲の温度環境から受けた影響分をキャンセルすることができる。
具体的には、図5に示すように、ブリッジ回路51が検出抵抗46及び参照抵抗47を含んだ回路とされ、該回路におけるノードN1が検出抵抗46の抵抗値、及び参照抵抗47の抵抗値の差分に応じた電圧とされている。そのため、ノードN1の変化分が、ノードN1とノードN2との間の電位差となって現れるので、差動増幅回路53から出力された第1出力信号V1に基づいて、温度環境の影響がキャンセルされた外気圧Poutの変化を精度良く検出することができる。
つまり、ブリッジ回路51が検出抵抗46の抵抗値と参照抵抗47の抵抗値との差分に基づいて第1出力信号V1を出力するので、圧力変化の検出中に温度環境の変化があったとしても、その温度環境の変化分をキャンセルした状態で第1出力信号V1を出力することができる。従って、検出抵抗46の温度環境の変化に影響されることなく、圧力変化を精度良く検出することができる。
以上のことから、本実施形態の圧力センサ1によれば、正確な温度補償を行うことができ、圧力変化の検出を感度良く且つ高精度に行うことができ、高性能なセンサとすることができる。
さらに、カンチレバー4及び枠部27を同一の半導体層、すなわちシリコン活性層14から形成しているので、例えばカンチレバー4を通じて検出抵抗46に外部から熱が伝わる場合の熱伝導状況(例えば熱の移動速度や熱の移動量等)と、枠部27を通じて参照抵抗47に外部から熱が伝わる場合の熱伝導状況と、を同じ状況にし易い。
それに加え、図4に示すように、参照抵抗47はその一部が張出部28とされた枠部27に形成されているので、カンチレバー4と同様に、張出部28のうち参照抵抗47が形成されている面(上面)とは反対側の面(下面)をキャビティ2側に向けて露出させることができる。従って、検出抵抗46の温度環境と参照抵抗47の温度環境とをさらに類似した温度環境にすることができる。従って、温度補償をより高精度に行うことができる。
なお、本実施形態の圧力センサ1は、上述した各作用効果を奏功できるため、例えば以下の各種用途に適用することが可能である。特に、温度補償を行うことができるので、温度環境に影響を受け難い状態で、以下の各種用途に適用することができる。
例えば、自動車用ナビゲーション装置に適用することが可能である。この場合、例えば圧力センサ1を利用して高低差に基づく気圧差を検出できるので、高架道路と高架下道路とを正確に判別してナビゲーション結果に反映させることができる。
また、携帯用ナビゲーション装置に適用することも可能である。この場合、例えば圧力センサ1を利用して高低差に基づく気圧差を検出できるので、ユーザが建物内の何階に位置しているのかを正確に判別してナビゲーション結果に反映させることができる。
さらには、室内の気圧変化を検出することが可能であるので、例えば建物や自動車の防犯装置に適用することも可能である。特に、1Hz以下の周波数帯域の圧力変動であっても感度良く検出することができるので、ドアや引き戸の開閉等に基づく圧力変動であっても検出することが可能であり、防犯装置等の適用に好適である。
(第2実施形態)
次に、本発明に係る第2実施形態について図面を参照して説明する。なお、この第2実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については、同一の符号を付しその説明を省略する。
図8に示すように、本実施形態の圧力センサ60は、第3外部電極42及び第4外部電極43の一部が枠部27よりも前方側に回り込むと共に、枠部27のうち前方側に位置する部分に対して接続されるように、第2溝部31、第3溝部32及び第4溝部33が形成されている。
これにより、枠部27に形成されたピエゾ抵抗層45の全体を参照抵抗47として利用することができると共に、参照抵抗47の位置を、カンチレバー4の主にレバー支持部26に形成された検出抵抗46に対して、より近接させることができる。
従って、本実施形態の圧力センサ60によれば、検出抵抗46の温度環境と参照抵抗47の温度環境とをさらに類似した温度環境にすることができ、さらに高精度な温度補償を行うことができる。
(第3実施形態)
次に、本発明に係る第3実施形態について図面を参照して説明する。なお、この第3実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については、同一の符号を付しその説明を省略する。
第1実施形態では、ブリッジ回路51に検出抵抗46及び参照抵抗47を組み込んだ構成としたが、本実施形態では、検出抵抗46とは別のブリッジ回路に参照抵抗47を組み込み、参照抵抗47をいわゆる温度センサとして機能させている。
図9及び図10に示すように、本実施形態の圧力センサ70は、参照抵抗47を含むブリッジ回路(第2ホイートストンブリッジ回路)72を有し、参照抵抗47の抵抗値に対応した第2出力信号V2を出力する温度検出回路71をさらに備えている。
本実施形態のブリッジ回路51は、参照抵抗47に代えて第3固定抵抗73を備えている。
すなわち、ブリッジ回路51は、検出抵抗46及び第3固定抵抗73が直列接続された枝辺と、第1固定抵抗54及び第2固定抵抗55が直列接続された枝辺と、が基準電圧発生回路52に対して並列に接続されている。なお、第3固定抵抗73は、第1固定抵抗54及び第2固定抵抗55と同様に、センサ本体3の外部に備え付けられた外付け抵抗とされ、第1端がノードN1に接続され、第2端が電源線GNDに接続されている。
温度検出回路71は、ブリッジ回路72と、差動増幅回路74と、を備えている。ブリッジ回路72は、参照抵抗47及び第4固定抵抗75が直列接続された枝辺と、第5固定抵抗76及び第6固定抵抗77が直列接続された枝辺と、が並列に接続されている。
参照抵抗47は第1端が基準電圧Vccの供給線に接続され、第2端がノードN3に接続されている。第4固定抵抗75は第1端がノードN3に接続され、第2端が電源線GNDに接続されている。第5固定抵抗76は第1端が基準電圧Vccの供給線に接続され、第2端がノードN4に接続されている。第6固定抵抗77は第1端がノードN4に接続され、第2端が電源線GNDに接続されている。なお、第4固定抵抗75、第5固定抵抗76及び第6固定抵抗77は、センサ本体3の外部に備え付けられた外付け抵抗とされている。
差動増幅回路74は、検出回路50における差動増幅回路53と同様に、例えば計測アンプであって、ノードN3とノードN4との間の電位差を所定の増幅率で増幅して第2出力信号V2として出力する。差動増幅回路74は、反転入力端子(−端子)がノードN3に接続され、非反転入力端子(+端子)がノードN4に接続されている。
なお本実施形態では、第1外部電極40は検出抵抗46の第1端として機能し、基準電圧Vccの供給線が接続される。第2外部電極41は、検出抵抗46の第2端として機能し、ノードN1を介して差動増幅回路53の反転入力端子(−端子)が接続される。第3外部電極42は、参照抵抗47の第1端として機能し、基準電圧Vccの供給線が接続される。第4外部電極43は、参照抵抗47の第2端として機能し、ノードN3を介して差動増幅回路74の反転入力端子(−端子)が接続される。
変位検出部5は、参照抵抗47の温度依存性に関する温度特性情報を記憶する温度特性記憶部78を備えている。温度特性記憶部78には、図11に示すように、第2出力信号V2と参照抵抗47の温度Ttmpとの関係を示す上記温度特性情報が記憶されている。そして変位検出部5は、ブリッジ回路72から出力された第2出力信号V2と温度特性記憶部78に予め記憶(設定)された温度特性情報とに基づいて、ブリッジ回路51から出力された第1出力信号V1を補正する。
(圧力センサの作用)
上述のように構成された本実施形態の圧力センサ70によれば、温度検出回路71を具備しているので、第2出力信号V2に基づいて、検出抵抗46の実際の温度を把握することができる。そのうえで、変位検出部5が、第2出力信号V2と温度特性記憶部78に予め記憶された温度特性情報とに基づいて、ブリッジ回路51から出力された第1出力信号V1を補正するので、任意の温度で圧力変化の検出を行ったかのように第1出力信号V1を補正することができる。
従って、見かけ上、常に同一の温度環境で圧力変化の検出を行うことができ、温度環境の変化に影響されることなく圧力変化を精度良く検出することができる。例えば、実際の検出抵抗46の温度環境が10℃或いは30℃であったとしても、見かけ上、常に一定の25℃(室温に使い温度環境)で圧力変化の検出を行うことができる。その結果、さらに高精度な温度補償を行うことができる。
(第4実施形態)
次に、本発明に係る第4実施形態について図面を参照して説明する。なお、この第4実施形態においては、第1実施形態及び第3実施形態における構成要素と同一の部分については、同一の符号を付しその説明を省略する。
第1実施形態では、ブリッジ回路51が検出抵抗46及び参照抵抗47を具備した構成としたが、本実施形態では、参照抵抗47を2つの抵抗(第1参照抵抗81、第2参照抵抗82)で構成し、ブリッジ回路51に検出抵抗46及び第1参照抵抗81を組み込み、さらに検出抵抗46とは別のブリッジ回路72に第2参照抵抗82を組み込み、第2参照抵抗82をいわゆる温度センサとして機能させている。
図12に示すように、本実施形態の圧力センサ80は、シリコン活性層14に、第1溝部30〜第4溝部33に加え、さらに第5溝部83、第6溝部84及び第7溝部89がシリコン活性層14の上面から絶縁層13に達する深さで形成されている。
第5溝部83及び第6溝部84によって、シリコン活性層14のうちカンチレバー4及び枠部27を除いた部分に、枠部27に一体的に接続された第5ベース部85及び第6ベース部86がさらに形成されている。
本実施形態の第2溝部31及び第3溝部32は、枠部27よりも前方側に位置し、且つレバー支持部26よりも左右方向L2の外側に位置する部分から、左右方向L2の外側に向けて直線状に延び、センサ本体3の左右方向L2側の側面に達している。
第5溝部83及び第6溝部84は、第3ベース部38及び第4ベース部39の前方側に配置され、枠部27よりも左右方向L2の外側に位置する部分から、左右方向L2の外側に向けて直線状に延び、センサ本体3の左右方向L2側の側面に達している。これにより、シリコン活性層14のうち第2溝部31と第5溝部83との間に位置する部分が枠部27に一体に接続された第5ベース部85とされ、シリコン活性層14のうち第3溝部32と第6溝部84との間に位置する部分が枠部27に一体に接続された第6ベース部86とされている。
第5ベース部85及び第6ベース部86の上面には、全面に亘ってピエゾ抵抗層45よりも電気抵抗率が低い導電性材料(例えばAU等)からなる第5外部電極87及び第6外部電極88がそれぞれ形成されている。
第7溝部89は、枠部27のうち後方側に位置する部分を左右方向L2に分断するように、前後方向L1に沿って延びるように形成されている。これにより、参照抵抗47は第7溝部89によって左右方向L2に電気的に切り離された状態とされている。
すなわち、図13に示すように、参照抵抗47は、第3外部電極42及び第5外部電極87側に位置する第1参照抵抗(第1抵抗)81と、第4外部電極43及び第6外部電極88側に位置する第2参照抵抗(第2抵抗)82と、に分かれている。
第1参照抵抗81は、第3外部電極42及び第5外部電極87に対してそれぞれ電気接続されている。これにより、第3外部電極42及び第5外部電極87間に電圧が印加されると、この電圧印加に起因する電流は、第3外部電極42から第1参照抵抗81を経由して第5外部電極87に流れる。
第2参照抵抗82は、第4外部電極43及び第6外部電極88に対してそれぞれ電気接続されている。これにより、第4外部電極43及び第6外部電極88間に電圧が印加されると、この電圧印加に起因する電流は、第4外部電極43から第2参照抵抗82を経由して第6外部電極88に流れる。
図14に示すように、本実施形態のブリッジ回路51は、検出抵抗46及び第1参照抵抗81を含む回路とされ、変位検出部5は検出抵抗46の抵抗値と第1参照抵抗81の抵抗値との差分に基づいてブリッジ回路51から第1出力信号V1を出力する。
ブリッジ回路51は、検出抵抗46及び第1参照抵抗81が直列接続された枝辺と、第1固定抵抗54及び第2固定抵抗55が直列接続された枝辺と、が基準電圧発生回路52に対して並列に接続されている。
なお、第1参照抵抗81は、第1端がノードN1に接続され、第2端が電源線GNDに接続されている。
さらに本実施形態のブリッジ回路72は、第2参照抵抗82及び第4固定抵抗75が直列接続された枝辺と、第5固定抵抗76及び第6固定抵抗77が直列接続された枝辺と、が並列に接続されている。なお、第2参照抵抗82は、第1端が基準電圧Vccの供給線に接続され、第2端がノードN3に接続されている。
本実施形態では、第1外部電極40は検出抵抗46の第1端として機能し、基準電圧Vccの供給線が接続される。第2外部電極41は、検出抵抗46の第2端として機能し、ノードN1を介して差動増幅回路53の反転入力端子(−端子)が接続される。第3外部電極42は、第1参照抵抗81の第1端として機能し、ノードN1を介して差動増幅回路53の反転入力端子(−端子)が接続される。第5外部電極87は、第1参照抵抗81の第2端として機能し、電源線GNDが接続される。第4外部電極43は、第2参照抵抗82の第1端として機能し、基準電圧Vccの供給線が接続される。第6外部電極88は、第2参照抵抗82の第2端として機能し、ノードN3を介して差動増幅回路74の反転入力端子(−端子)が接続される。
変位検出部5は、第3実施形態と同様に温度特性記憶部78を備え、ブリッジ回路72から出力された第2出力信号V2と温度特性記憶部78に予め記憶された温度特性情報とに基づいて、ブリッジ回路51から出力された第1出力信号V1を補正する。
(圧力センサの作用)
上述のように構成された本実施形態の圧力センサ80によれば、第1実施形態と同様に、ブリッジ回路51が検出抵抗46の抵抗値と第1参照抵抗81の抵抗値との差分に基づいて第1出力信号V1を出力するので、圧力変化の検出中に温度環境の変化があったとしても、その温度環境の変化分をキャンセルした状態で第1出力信号V1を出力することができる。
それに加え、第3実施形態と同様に、変位検出部5が、第2出力信号V2と温度特性記憶部78に予め記憶された温度特性情報とに基づいて、ブリッジ回路51から出力された第1出力信号V1を補正するので、任意の温度で圧力変化の検出を行ったかのように第1出力信号V1を補正することができる。従って、見かけ上、常に同一の温度環境で圧力変化の検出を行うことができ、温度環境の変化に影響されることなく圧力変化を精度良く検出することができる。
これらのことから、本実施形態の圧力センサ80によれば、非常に高精度な温度補償を行うことができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、これらの実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。実施形態は、その他様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。実施形態やその変形例には、例えば当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、均等の範囲のものなどが含まれる。
例えば、上記各実施形態では、第1基板10と第2基板11とを一体に組み合わせることでセンサ本体3を構成したが、この場合に限定されるものではない。
例えば、図15に示すように、SOI基板である第1基板10と、回路基板91と、断熱素材等から形成された有頂筒状の蓋部材92と、でセンサ本体3を構成した圧力センサ90として構わない。
第1基板10は回路基板91上に接合されている。回路基板91には、該回路基板91を厚み方向に貫通すると共に、第1基板10の連通開口6に連通する貫通孔91aが形成されている。蓋部材92は、第1基板10を上方から覆うように、例えば回路基板91上に密に接合されている。これにより、蓋部材92の内部がキャビティ2として機能する。
このように構成された圧力センサ90の場合であっても、キャビティ2の内部と外部との圧力差に応じてカンチレバー4を撓み変形させることができるので、上述した各実施形態と同様の作用効果を奏効することができる。
さらに、上記各実施形態では、張出部28を具備するように枠部27を形成したが、例えば図16に示すように、連通開口6の開口周縁部に沿い、且つ連通開口6の内側に突出しない(張り出さない)ように枠部27を形成した圧力センサ100としても構わない。
この場合であっても、ピエゾ抵抗層45のうち枠部27に形成された部分を参照抵抗47として利用することができるので、各実施形態と同様に温度補償を行うことができる。
ただし、上述した各実施形態に示すように張出部28を有するように枠部27を形成した場合には、張出部28の下面をキャビティ2側に向けて露出させることができるので、参照抵抗47の温度環境を、下面側がキャビティ2側に向けて露出したカンチレバー4に形成された検出抵抗46の温度環境に対して、より類似した環境にすることができる。従って、より高精度な温度補償を行い易く、好ましい。
1、60、70、80、90、100…圧力センサ
2…キャビティ
3…センサ本体
4…カンチレバー
5…変位検出部
6…連通開口
14…シリコン活性層(半導体層)
20…ギャップ
25…レバー本体
26…レバー支持部
27…枠部
28…張出部
46…検出抵抗(変位検出抵抗)
47…参照抵抗(温度検出抵抗)
51…ブリッジ回路(第1ホイートストンブリッジ回路)
71…温度検出回路
72…ブリッジ回路(第2ホイートストンブリッジ回路)
81…第1参照抵抗(第1抵抗)
82…第2参照抵抗(第2抵抗)

Claims (4)

  1. キャビティと、前記キャビティの内部と外部とを連通する連通開口とが形成されたセンサ本体と、
    レバー本体と、前記レバー本体と前記センサ本体とを接続すると共に前記レバー本体を片持ち状態で支持するレバー支持部と、を有し、前記連通開口を覆うように配置され、且つ前記キャビティの内部と外部との圧力差に応じて撓み変形するカンチレバーと、
    前記カンチレバーとの間にギャップをあけた状態で前記カンチレバーの周囲を囲むように形成され、前記連通開口の開口周縁部に沿うように配置された枠部と、
    前記カンチレバーの撓み変形に応じて抵抗値が変化する変位検出抵抗を含む第1ホイートストンブリッジ回路を有し、前記変位検出抵抗の抵抗値変化に対応した前記第1ホイートストンブリッジ回路からの第1出力信号に基づいて前記カンチレバーの変位を検出する変位検出部と、を備え、
    前記変位検出抵抗は、少なくとも前記レバー支持部に形成され、
    前記枠部には、前記変位検出抵抗の温度係数に対して予め決まった比率で関係付けられた温度係数を有する温度検出抵抗が形成され、
    前記変位検出部は、前記温度検出抵抗で検出された抵抗値に基づいて前記第1出力信号の温度補償を行い、
    前記カンチレバー及び前記枠部は、同一の半導体層から形成され、
    前記枠部の内周縁部は、前記開口周縁部よりも前記連通開口の内側に向けて張り出すと共に、前記カンチレバーの周囲を囲み、且つ前記連通開口の開口周縁部に沿うように配置された張出部とされ、
    前記温度検出抵抗は、前記枠部のうち前記張出部に形成されている、圧力センサ。
  2. 請求項に記載の圧力センサにおいて、
    前記第1ホイートストンブリッジ回路は前記温度検出抵抗をさらに含んだ回路とされ、
    前記変位検出部は、前記変位検出抵抗の抵抗値と、前記温度検出抵抗の抵抗値との差分に基づいて前記第1ホイートストンブリッジ回路から前記第1出力信号を出力する、圧力センサ。
  3. 請求項に記載の圧力センサにおいて、
    前記温度検出抵抗を含む第2ホイートストンブリッジ回路を有し、前記温度検出抵抗の抵抗値に対応した第2出力信号を出力する温度検出回路を備え、
    前記変位検出部は、前記第2出力信号と、予め設定された前記変位検出抵抗の温度依存性に関する温度特性情報と、に基づいて前記第1出力信号を補正する、圧力センサ。
  4. 請求項に記載の圧力センサにおいて、
    前記温度検出抵抗は、互いに電気的に切り離された第1抵抗及び第2抵抗を有し、
    前記第1ホイートストンブリッジ回路は、前記第1抵抗をさらに含んだ回路とされ、
    前記第2抵抗を含む第2ホイートストンブリッジ回路を有し、前記第2抵抗の抵抗値に対応した第2出力信号を出力する温度検出回路を備え、
    前記変位検出部は、前記変位検出抵抗の抵抗値と、前記第1抵抗の抵抗値との差分に基づいて前記第1ホイートストンブリッジ回路から前記第1出力信号を出力すると共に、前記第2出力信号と、予め設定された前記変位検出抵抗の温度依存性に関する温度特性情報と、に基づいて前記第1出力信号を補正する、圧力センサ。
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