JP6652479B2 - 差圧検出素子及び流量計測装置 - Google Patents

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Description

本発明は、圧力差を検出するための差圧検出素子、及び、その差圧検出素子を用いて流路内の上流と下流の圧力差から流量を求める流量計測装置に関するものである。
連通開口が形成されたセンサ本体と、センサ本体に片持ち状に支持された状態で連通開口の内側に配設されたカンチレバーと、カンチレバーの基端部に形成されたピエゾ抵抗と、ピエゾ抵抗に接続された配線部と、ピエゾ抵抗及び配線部を被覆する絶縁膜と、を備えた圧力センサが知られている(例えば特許文献1(段落[0029])参照)。
特開2013−234853号公報
上記の圧力センサの絶縁膜をシリコン酸化膜で形成し、当該圧力センサを高温且つ高湿度の環境下に長時間放置した場合、シリコン酸化膜はガスバリア性に若干劣るため、吸湿により絶縁膜が膨張してしまう。これにより、オフセット状態(カンチレバーに圧力が印加されていない状態)においてカンチレバーが徐々に下方に撓んでしまい、オフセット電圧(オフセット状態における圧力センサの出力電圧)が経時的に変動してしまう、という問題がある。
本発明が解決しようとする課題は、オフセット電圧の経時的な変動を抑制することが可能な差圧検出素子、及び、その差圧検出素子を用いた流量計測装置を提供することである。
[1]本発明に係る差圧検出素子は、支持部と、前記支持部に支持されていると共に、差圧に応じて弾性変形する変形可能部と、前記変形可能部の固定端に設けられたピエゾ抵抗部を含む拡散層と、少なくとも前記拡散層を覆う第1の絶縁層と、前記第1の絶縁層に積層された第2の絶縁層と、を備えており、前記第2の絶縁層は、少なくとも前記拡散層の近傍において、前記第1の絶縁層の端面も覆っている差圧検出素子である。
[2]上記発明において、前記第2の絶縁層のガス透過率は、前記第1の絶縁層のガス透過率に対して相対的に低くてもよい。
[3]上記発明において、前記第2の絶縁層の密度は、前記第1の絶縁層の密度に対して相対的に高くてもよい。
[4]上記発明において、前記第1の絶縁層は、シリコン酸化層であり、前記第2の絶縁層は、シリコン窒化層であってもよい。
[5]上記発明において、前記差圧検出素子は、前記拡散層に電気的に接続された一対の配線部をさらに備え、前記拡散層は、一対の前記配線部と前記ピエゾ抵抗部を電気的に直列接続するリード部を含んでおり、前記リード部における不純物の濃度は、前記ピエゾ抵抗部における不純物の濃度に対して相対的に高く、前記第1の絶縁層は、前記リード部も覆っていてもよい。
[6]上記発明において、前記支持部は、開口を有しており、前記変形可能部は、前記開口に突出するように前記支持部に片持ち支持されたカンチレバー部を含んでもよい。
[7]本発明に係る流量計測装置は、主流路を流れる流体の流量を検出する流量計測装置であって、上記の差圧検出素子と、一対の連通口を介して前記主流路に連通していると共に、前記差圧検出素子が設けられたバイパス路と、前記差圧検出素子の出力に基づいて前記流体の流量を演算する流量演算部と、を備えた流量計測装置である。
[8]本発明に係る差圧検出素子の製造方法は、上記の差圧検出素子の製造方法であって、第1の平面形状を有する前記第1の絶縁層を形成する第1の工程と、前記第1の絶縁層を形成した後に、第2の平面形状を有する前記第2の絶縁層を形成する第2の工程と、を備えており、前記第2の工程は、少なくとも前記ピエゾ抵抗部の近傍において、前記第2の絶縁層が前記第1の絶縁層の端面を覆うように、前記第1の絶縁層よりも前記第2の絶縁層を大きく形成することを含む差圧検出素子の製造方法である。
[9]上記発明において、前記第1の工程は、前記第1の絶縁層をエッチングする第1のエッチング工程を含み、前記第2の工程は、前記第2の絶縁層をエッチングする第2のエッチング工程を含んでおり、前記第1のエッチング工程と前記第2のエッチング工程とが相互に独立した別々の工程であってもよい。
本発明によれば、第1の絶縁層に積層された第2の絶縁層が、少なくとも前記ピエゾ抵抗部の近傍において、当該第1の絶縁層の端面も覆っている。このため、第1の絶縁層の表面からの吸湿に加えて、当該第1の絶縁層の端面からの吸湿も抑制することができるので、差圧検出素子のオフセット電圧の経時的な変動を抑制することが可能となる。
図1は、本発明の実施形態における差圧検出素子を用いた流量計測装置の構成を示す図である。 図2は、本発明の実施形態における差圧検出素子の平面図である。 図3は、図2のIII-III線に沿った断面図である。 図4は、本発明の実施形態におけるバイパス路の変形例を示す図である。 図5は、本発明の実施形態における差圧検出素子の製造方法を示す工程図である。 図6(a)〜図6(g)は、図5の各ステップを示す断面図である。 図7(h)〜図7(m)は、図5の各ステップを示す断面図である。 図8は、本発明の他の実施形態における差圧検出素子の平面図である。 図9は、図8のIX-IX線に沿った断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は本実施形態における差圧検出素子を用いた流量計測装置の構成を示す図である。
本実施形態における流量計測装置1は、図1に示すように、主流路2を流れる流体の流量を計測する装置である。この流量計測装置1は、主流路2から分岐するバイパス路4に設けられた差圧検出素子10と、当該差圧検出素子10に電気的に接続された流量演算部20と、を備えている。主流路2内を流れる流体の具体例としては、例えば、空気などの気体や、水などの液体を例示することができる。
なお、図1では、流体が主流路2内を右側から左側に向かって流れている状況を図示しているが、流体の流通方向は特にこれに限定されない。流体が主流路2内を左側から右側に向かって流れる場合もある。
この流量計測装置1は、差圧検出素子10のカンチレバー部12の弾性変形によって、バイパス路4の上流開口5と下流開口6との間の圧力差を検出し、流量演算部20がその圧力差に基づいて主流路2を流れる流体の流量を演算する。
なお、図1に示す例では、当該圧力差を積極的に発生させるために、オリフィス3を有する絞り機構が主流路2に設けられているが、特にこれに限定されない。例えば、こうした絞り機構に代えて、整流ガイドを主流路2に設けてもよいし、或いは、絞り機構を省略してもよい。
図2及び図3は本実施形態における差圧検出素子の平面図及び断面図である。
差圧検出素子10は、図2及び図3に示すように、支持部(支持基板)11と、カンチレバー部12と、拡散層13と、第1の絶縁層14と、第2の絶縁層15と、配線部16,17と、を備えたMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)素子である。
後述するように、支持部11とカンチレバー部12は、SOI(Silicon on Insulator)ウェハ30を加工することで一体的に形成されている。支持部11は、第1のシリコン層31、シリコン酸化層32、及び、第2のシリコン層33からなる積層体で構成されている。この支持部11には、当該支持部11を貫通する矩形形状の開口111が形成されている。
一方、カンチレバー部12は、第1のシリコン層31のみから構成されており、200nm〜10μm程度の厚さwを有している。このカンチレバー部12は、支持部11の開口111に突出するように当該カンチレバー部12の固定端121で支持部11に片持ち支持されている。このため、カンチレバー部12の固定端121を除いて、カンチレバー部12の外縁と開口111の内壁面との間に、隙間(ギャップ)122が確保されている。特に限定されないが、この隙間122は、例えば、1μm〜100μm程度の幅を有している。
拡散層13は、ピエゾ抵抗部131,132とリード部133〜135を含んでいる。リード部133〜135によって、一対のピエゾ抵抗部131,132が、後述する配線部16,17と電気的に直列接続されている。
ピエゾ抵抗部131,132は、p型の不純物を第1のシリコン層31(n型半導体)にドーピングすることで形成されている。このピエゾ抵抗部131,132は、圧力印加時にカンチレバー部12において応力が最大となる固定端121に設けられており、カンチレバー部12の弾性変形に伴って当該ピエゾ抵抗部131,132の抵抗値が変化する。
拡散層13のリード部133〜135も、p型の不純物を第1のシリコン層31にドーピングすることで形成されているが、このリード部133〜135における不純物の濃度は、ピエゾ抵抗部131,132における不純物の濃度に対して相対的に高くなっている。すなわち、本実施形態では、拡散層13のピエゾ抵抗部131,132は、p型の半導体で構成されているのに対し、当該拡散層13のリード部133〜135は、p型の半導体で構成されている。これにより、ピエゾ抵抗部131,132の電気的な抵抗値が、リード部133〜135の電気的な抵抗値に対して相対的に高くなっている。
第1のリード部133は、一方のピエゾ抵抗部131の一端(図2における上端)と、他方のピエゾ抵抗部132の一端(図2における上端)とを電気的に接続している。一方、第2のリード部134は、一方のピエゾ抵抗部131の他端(図2における下端)と、第1の配線部16とを電気的に接続している。また、第3のリード部135は、他方のピエゾ抵抗部132の他端(図2の下端)と、第2の配線部17とを電気的に接続している。
なお、n型の不純物を第1のシリコン層31(p型半導体)にドーピングすることで、拡散層13を形成してもよい。この場合には、ピエゾ抵抗部131,132は、n型の半導体で構成され、リード部133〜135は、n型の半導体で構成される。
なお、拡散層13の構成は、特に上記に限定されない。例えば、リード部133〜135を、シリコン層に不純物をドーピングした拡散層に代えて、配線部16,17と同様の導電性材料で構成して、拡散層13をピエゾ抵抗部131,132のみで構成してもよい。或いは、後述する図8及び図9に示すように、拡散層13Bが、一つのピエゾ抵抗部131と、当該ピエゾ抵抗部131の両端に接続された一対のリード部134,135と、からなる構成であってもよい。さらに、当該拡散層13Bを一つのピエゾ抵抗部131のみで構成し、一対のリード部134,135を導電性材料で構成してもよい。
この拡散層13は、第1の絶縁層14によって覆われており、ピエゾ抵抗部131,132、及び、リード部133〜135の電気絶縁性が確保されていると共に、Naイオン等による汚染から保護されている。本実施形態では、この第1の絶縁層14は、平面視(図2参照)において、支持部11の開口111に対応した第1の開口141を除いた支持部11の全面に形成されていると共に、当該第1の開口141に突出して拡散層13を覆う第1の凸部142を有している。この第1の絶縁層14は、電気絶縁性を有する層から構成されており、具体的にはシリコン酸化(SiO)層から構成されている。この第1の絶縁層14は、例えば、0.5nm〜200nm程度の厚さwを有している。なお、第1の絶縁層14の平面形状は、少なくとも拡散層13及び当該拡散層13の近傍を覆っていれば、特に上記に限定されない。
さらに、この第1の絶縁層14の上に第2の絶縁層15が積層されている。この第2の絶縁層15は、電気絶縁性を有すると共に、第1の絶縁層14と比べて水蒸気を吸収し難い特性を有する層から構成されている。具体的には、この第2の絶縁層15は、第1の絶縁層14のガス透過率に対して相対的に低いガス透過率を有している。また、この第2の絶縁層15は、第1の絶縁層14の密度に対して相対的に高い密度を有している。より具体的には、本実施形態では、この第2の絶縁層15は、シリコン窒化(SiN)層から構成されている。
一例を挙げれば、プラズマ励起CVD法(PECVD:Plasma Enhanced CVD)により形成されたシリコン酸化層のガス透過率は、0.63[g/m・day]であるのに対し、同じくPECVD法により形成されたシリコン窒化層のガス透過率は、1.0×10−5[g/m・day]であり、シリコン窒化層は、シリコン酸化層のガス透過率に対して相対的に低いガス透過率を有している。また、シリコン酸化層の密度は、2.2[g/cm]であるのに対し、シリコン窒化層の密度は、3.44[g/cm]であり、シリコン窒化層は、シリコン酸化層の密度に対して相対的に高い密度を有している。
ここで、上述のように、シリコン酸化(SiO)層のみで構成した絶縁層を備えた圧力センサを、高温且つ高湿度の環境下に長時間放置した場合、吸湿により当該シリコン酸化層が膨張してしまい、オフセット電圧が経時的に変動してしまう。
これに対し、本実施形態では、非常に緻密であり、水分をほぼ透過しないシリコン窒化物からなる第2の絶縁層15を、シリコン酸化物からなる第1の絶縁層14の上に積層する。そのため、第1の絶縁層14の表面からの吸湿を抑制することができるので、オフセット状態におけるカンチレバー部12の経時的な撓みの発生を抑制することができ、結果的に、差圧検出素子10のオフセット電圧の経時的な変動を抑制することができる。
この第2の絶縁層15は、平面視(図2参照)において、第1の開口141に対応した第2の開口151を除いて第1の絶縁層14の全面に形成されており、第1の凸部142に対応した第2の凸部152を有している。この第2の絶縁層15は、例えば、3nm〜150nm程度の厚さwを有している。第1及び第2の絶縁層14,15の厚さは、差圧検出素子10の感度を損なわずに拡散層13を保護することができる厚さであることが好ましい。具体的には、カンチレバー部12の厚さwと、第1の絶縁層14の厚さwと、第2の絶縁層15の厚さwと、が下記の(1)式を満たしていることが好ましい。
Figure 0006652479
また、本実施形態では、この第2の絶縁層15は、第1の絶縁層14から迫り出しており、第2の絶縁層15が第1の絶縁層14の端面143,144も覆っている。
具体的には、第2の凸部152において、第2の絶縁層15が、第1の絶縁層14からカンチレバー部12の可動部分側(図2及び図3中の+Y方向)に向かって迫り出していると共に、第1の絶縁層14から幅方向(図2及び図3中の±X方向)に向かって迫り出している。これにより、第2の絶縁層15が、第1の絶縁層14の第1の凸部142の端面143を覆っている。
また、第2の開口151に関しても、第2の絶縁層15が、第1の絶縁層14からカンチレバー部12の可動部分側(図2及び図3中の+Y方向)に向かって迫り出している。これにより、第2の絶縁層15が、第1の絶縁層14の第1の開口141の端面144を覆っている。
この際、図3に示すように、拡散層13の近傍の領域において、第1の絶縁層14の端面143から拡散層13の端部136までの距離Lは、2μm〜50μm程度の長さとなっている。また、第2の絶縁層15の端面153から拡散層13の端部136までの距離Lは、5μm〜350μm程度の長さとなっている。さらに、これらの距離L,Lが、下記の(2)式を満たしていることが好ましい。
Figure 0006652479
第2の絶縁層15の端面153から第1の絶縁層14の端面143までの距離(L−L)が2μm未満である場合には、第1の絶縁層14が吸湿し易くなってしまう。一方、第2の絶縁層15の端面153から第1の絶縁層14の端面143までの距離(L−L)が30μmよりも大きい場合には、第2の絶縁層15によりカンチレバー部12が固くなり、差圧検出素子10の感度が悪化してしまう。
このように、本実施形態では、第1の絶縁層14に積層された第2の絶縁層15が、第1の絶縁層14から迫り出して、当該第1の絶縁層14の端面143,144も覆っている。このため、第1の絶縁層14の表面からの吸湿に加えて、当該第1の絶縁層14の端面143,144からの吸湿も抑制することができるので、差圧検出素子10のオフセット電圧の経時的な変動を一層抑制することができる。
なお、第2の絶縁層15は、少なくとも拡散層13の近傍において第1の絶縁層14の端面を覆っていればよく、第2の絶縁層15が第1の開口141の端面144を全域に亘って覆っている必要はない。例えば、第2の絶縁層15が、第1の開口141の端面144において拡散層13の近傍の部分のみを覆ってもよい。
ここで、特に限定されないが、「拡散層13の近傍」とは、例えば、平面視において、第1の絶縁層14の端面から拡散層13の外縁における当該端面に最も近い部分までの距離が上記のL以下である領域のことを意味する。因みに、リード部133〜135が導電性材料で構成され、拡散層がピエゾ抵抗部131,132のみで構成されている場合には、特に限定されないが、「拡散層13の近傍」とは、例えば、平面視において、第1の絶縁層14の端面からピエゾ抵抗部131,132の外縁における当該端面に最も近い部分までの距離が上記のL以下である領域のことを意味する。
また、本実施形態では、第1の絶縁層14の第1の開口141の他の端面145〜147を第2の絶縁層15が覆っていないが、特にこれに限定されない。例えば、第2の絶縁層15が、第1の絶縁層14の他の端面145〜147を覆ってもよい。
第1の配線部16は、第2のリード部134の端部(図2における下端)と接するように、第1及び第2の絶縁層14,15の貫通孔148,158を介して、支持部11の上面112に設けられており、第2のリード部134に接続されている。この第1の配線部16は、導電性を有する材料から構成されている。こうした導電性材料の具体例としては、銅、アルミニウム、金等の金属材料を例示することができる。
第2の配線部17も、第3のリード部135の端部(図2における下端)と接するように、第1及び第2の絶縁層14,15の貫通孔149,159を介して、支持部11の上面112に設けられており、第3のリード部135に接続されている。この第2の配線部17も、第1の配線部16と同様に、導電性材料から構成されている。
これらの配線部16,17は、特に図示しない配線等を介して、上述の流量演算部20に電気的に接続されている。なお、複数の配線部、リード部、及び、ピエゾ抵抗部を用いてブリッジ回路を構成してもよい。この場合、少ない抵抗値変化を大きな出力として取り出すことが可能となる。
以上に説明した差圧検出素子10は、図1に示すように、カンチレバー部12の延在方向がバイパス路4の延在方向(すなわち、バイパス路4内における流体の流通方向)に対して実質的に直交すると共に、支持部11の開口111の軸方向がバイパス路4の延在方向に対して実質的に平行となるように、バイパス路4内に設置されている。
主流路2を流体が流れている場合、壁面との摩擦等に起因して圧力損失が生じ、下流側ほど圧力が小さくなるので、バイパス路4の下流開口6の圧力が上流開口5の圧力と比較して低くなる。一方、差圧検出素子10の隙間122は流体がほとんど流れない程度に狭くなっている。そのため、カンチレバー部12の上流側には上流開口5の圧力が加わるのに対し、カンチレバー部12の下流側には下流開口6の圧力が加わる。そして、この開口5,6間の圧力差に応じて差圧検出素子10のカンチレバー部12が弾性変形し、ピエゾ抵抗部131,132に歪みが生じる。
流量演算部20は、上記の差圧に対応したピエゾ抵抗部131,132の抵抗値の変化を、配線部16,17を介して検出する。そして、当該流量演算部20は、流体の圧力損失と流量との間に相関関係があることを利用して、主流路2内の差圧に基づいて流体の流量を演算する。この流量演算部20は、例えば、コンピュータやアナログ回路等で構成することができる。
なお、図1に示す例では、バイパス路4が途中で折れ曲がっているが、バイパス路4の形状は特にこれに限定されない。例えば、図4に示すように、バイパス路4が途中で折れ曲がっていない形状を有してもよい。図4はバイパス路4の変形例を示す図である。
本実施形態における支持部11が本発明における支持部の一例に相当し、本実施形態におけるカンチレバー部12が本発明における変形可能部の一例に相当し、本実施形態における拡散層13が本発明における拡散層の一例に相当し、本実施形態における第1の絶縁層14が本発明における第1の絶縁層の一例に相当し、本実施形態における第2の絶縁層15が本発明における第2の絶縁層の一例に相当する。また、本実施形態におけるピエゾ抵抗部131,132が本発明におけるピエゾ抵抗部の一例に相当し、本実施形態におけるリード部133〜135が本発明におけるリード部の一例に相当する。
以下に、本実施形態における差圧検出素子10の製造方法について、図5〜図7を参照しながら説明する。なお、以下に説明する差圧検出素子10の製造方法は一例に過ぎず、この製造方法に特に限定されない。
図5は本実施形態における差圧検出素子の製造方法を示す工程図、図6(a)〜図7(m)は図5の各ステップを示す断面図である。
先ず、図5のステップS11において、図6(a)に示すように、SOIウェハ30を準備する。このSOIウェハ30は、第1のシリコン層31(活性層)と、シリコン酸化層32(BOX(Buried Oxide)層)と、第2のシリコン層33(ハンドル層)と、から構成されており、2つのシリコン層31,33の間にシリコン酸化層32を挟むように、3つの層31〜33が積層されている。
こうしたSOIウェハ30を形成する手法としては、例えば、シリコン酸化層が形成されたシリコン基板に別のシリコン基板を貼り合わせる方法や、SIMOX(Separation by Implanted Oxygen)法、スマートカット法等を例示することができる。
次いで、図5のステップS12において、SOIウェハ30の第1のシリコン層31に拡散層13を形成する。
具体的には、先ず、図6(b)に示すように、SOIウェハ30に対して熱酸化処理を行うことで、第1のシリコン層31に熱シリコン酸化層41を形成する。なお、この熱シリコン酸化層41は、上述の第1の絶縁層14の一部を構成することになると共に、後述の拡散層13の形成時のイオン注入時のイオンのチャネリングを抑制する機能と、イオン注入後のアニール処理時のイオンの外方拡散を抑制する機能と、を有する。
次いで、図6(c)に示すように、熱シリコン酸化層41上に第1のレジスト層51を形成する。この第1のレジスト層51は、拡散層13のリード部133〜135の形状に対応した開口を有している。
次いで、同図に示すように、第1のレジスト層51の開口を介して、p型の不純物を第1のシリコン層31にドーピングすることで、リード部133〜135を形成し、その後、第1のレジスト層51を除去する。
次いで、図6(d)に示すように、SOIウェハ30上に第2のレジスト層52を形成する。この第2のレジスト層52は、ピエゾ抵抗部131,132を含めた拡散層13全体の形状に対応した開口を有している。
次いで、同図に示すように、第2のレジスト層52の開口を介して、p型の不純物を第1のシリコン層31にドーピングすることで、ピエゾ抵抗部131,132を形成し、その後、第2のシリコン層32を除去する。
SOIウェハ30の第1のシリコン層31に不純物をドーピングする手法としては、例えば、イオン注入法(Ion Implantation)等を例示することができる。この際、リード部133〜135における不純物の濃度が、ピエゾ抵抗部131,132における不純物の濃度よりも高くなるように、イオン注入を制御する。
次いで、図5のステップS13に示すように、ウェハ30上に第1の絶縁層14を形成する。
具体的には、先ず、図6(e)に示すように、減圧CVD(LPCVD:Low Pressure Chemical Vapor Deposition)法によって、熱シリコン酸化層41の上にシリコン酸化膜をさらに堆積させて、堆積シリコン酸化層42を形成する。なお、堆積シリコン酸化層42の形成方法は、特に限定されず、減圧CVD法以外の熱CVD法(例えば、常温CVD(APCVD:Atmospheric Pressure CVD))や、プラズマ励起CVD(PECVD)法等を用いて、堆積シリコン酸化層42を形成してもよい。
次いで、図6(f)に示すように、相互に積層された熱シリコン酸化層41と堆積シリコン酸化層42に対してアニール処理を行って、これら2つのシリコン酸化層41,42を一体化することで、第1の絶縁層14を形成する。
次いで、図6(g)に示すように、第1の絶縁層14上に第3のレジスト層53を形成する。この第3のレジスト層53は、上述の第1の開口141及び貫通孔148,149にそれぞれ対応した複数の開口を有している。
次いで、同図に示すように、第3のレジスト層53の開口を介して、第1の絶縁層14に対してエッチング処理を行い、その後、第3のレジスト層53を除去する。これにより、第1の絶縁層14の第1の開口141及び貫通孔148,149が形成される。なお、具体的なエッチング方法としては、ドライエッチング法やウェットエッチング法を例示することができる。
なお、このステップS13では、熱酸化処理によって形成した熱シリコン酸化層41と、LPCVD法によって形成した堆積シリコン酸化層42と、の2層をアニール処理することで、第1の絶縁層14を形成したが、第1の絶縁層14を形成する方法は特にこれに限定されない。例えば、熱酸化法、CVD法、又は、スピンコート法等のいずれかの手法によって形成された1層のシリコン酸化層のみによって第1の絶縁層14を構成してもよい。
次いで、図5のステップS14に示すように、第1の絶縁層14の上に第2の絶縁層15を形成する。
具体的には、先ず、図7(h)に示すように、減圧CVD(LPCVD)法によって、第1の絶縁層14及び第1のシリコン層31の上にシリコン窒化膜を堆積させることで、第2の絶縁層15を形成する。なお、第2の絶縁層15の形成方法は、特に限定されず、減圧CVD法以外の熱CVD法(例えば、常温CVD(APCVD)や、プラズマ励起CVD(PECVD)法等を用いて、第2の絶縁層15を形成してもよい。
次いで、図7(i)に示すように、第2の絶縁層15及び第1のシリコン層31の上に第4のレジスト層54を形成する。この第4のレジスト層54は、上述の第2の開口151及び貫通孔158,159にそれぞれ対応した複数の開口を有している。
次いで、同図に示すように、第4のレジスト層54の開口を介して、第2の絶縁層15に対してエッチング処理を行い、その後、第4のレジスト層54を除去する。これにより、第2の絶縁層15の第2の開口151及び貫通孔158,159が形成される。なお、具体的なエッチング方法としては、ドライエッチング法やウェットエッチング法を例示することができる。
この際、本実施形態では、第2の開口151に対応する第4のレジスト層54の開口は、第1の凸部142の近傍において、第1の絶縁層14の第1の開口141よりも若干小さくなっている。このため、第4のレジスト層54の開口を介して第2の絶縁層15がエッチングされた後も、第2の凸部152において、第2の絶縁層15が、第1の絶縁層14から迫り出して、第1の絶縁層14の第1の凸部142の端面143を第2の絶縁層15が覆っている。また、第2の開口151に関しても、第1の絶縁層14から迫り出し、第1の絶縁層14の第1の開口141の端面144を第2の絶縁層15が覆っている。
次いで、図5のステップS15において、配線部16,17を形成する。
具体的には、図7(j)に示すように、第2の絶縁層15及び第1のシリコン層31上に第5のレジスト層55を形成する。この第5のレジスト層55は、配線部16,17に対応した開口を有している。
次いで、同図に示すように、第1及び第2の絶縁層14,15の開口148,149,158,159の中に導電性材料を充填し、その後、第5のレジスト層55を除去する。これにより、配線部16,17が形成される。こうした導電性材料としては、例えば、銅、アルミニウム、金等の金属材料を例示することができる。また、導電性材料を充填する手法としては、例えば、スパッタリング、真空蒸着、めっき等を例示することができる。
次いで、図5のステップS16において、カンチレバー部12を形成する。
具体的には、図7(k)に示すように、第1のシリコン層31、第2の絶縁層15及び配線部16,17の上に、第6のレジスト層56を形成する。この第6のレジスト層56は、上述の隙間122に対応した開口を有している。
次いで、同図に示すように、第6のレジスト層56の開口を介して、第1のシリコン層31に対してエッチング処理を行い、その後、第6のレジスト層56を除去する。これにより、隙間122によってカンチレバー部12が画定される。この際、SOIウェハ30のシリコン酸化層32がエッチングストッパとして機能する。
次いで、図5のステップS17において、支持部11を形成する。
具体的には、図7(l)に示すように、SOIウェハ30の下面に第7のレジスト層57を形成する。この第7のレジスト層57は、上述の支持部11の開口111に対応した開口を有している。
次いで、同図に示すように、第2のシリコン層33に対して下方からエッチング処理を行う。この際、SOIウェハ30のシリコン酸化層32がエッチングストッパとして機能する。
次いで、第7のレジスト層57を除去した後、図7(m)に示すように、シリコン酸化層32に対して下方からエッチング処理を行うことで、開口111を有する支持部11が形成される。
以上に説明したステップS11〜S17を実行することで、一枚のSOIウェハ30に多数の差圧検出素子10が一括で形成される。このため、図5のステップS18において、当該多数の差圧検出素子10をダイシングによって個片化することで、個々の差圧検出素子10が完成する。
以上のように、本実施形態では、水分をほぼ透過しない第2の絶縁層15が、第1の絶縁層14の上に積層されている。そのため、第1の絶縁層14の表面からの吸湿を抑制することができるので、差圧検出素子10のオフセット電圧の経時的な変動を抑制することができる。
また、第1の絶縁層14に積層された第2の絶縁層15が、第1の絶縁層14から迫り出して、当該第1の絶縁層14の端面143,144も覆っている。このため、第1の絶縁層14の表面からの吸湿に加えて、当該第1の絶縁層14の端面143,144からの吸湿も抑制することができるので、差圧検出素子10のオフセット電圧の経時的な変動を一層抑制することができる。
また、本実施形態では、第1の絶縁層14を形成するためのエッチング処理(図5のステップS13)と、第2の絶縁層15を形成するためのエッチング処理(図5のステップS14)を別々に実施するので、第2の絶縁層15により第1の絶縁層14の端面143,144を覆う構造を容易に形成することができる。
本実施形態における図5のステップS13が本発明における第1の工程の一例に相当し、本実施形態における図5のステップS14が本発明における第2の工程の一例に相当する。
なお、以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
例えば、図8及び図9に示すような一般的なダイアフラム式の差圧検出素子に本発明を適用してもよい。図8は本発明の他の実施形態における差圧検出素子の平面図であり、図9は図8のIX-IX線に沿った断面図である。なお、図8及び図9において、上述した差圧検出素子10(図2及び図3参照)と同様の構成である部分については同一の符号を付す。
本実施形態における差圧検出素子10Bは、カンチレバー部12に代えて、ダイアフラム部12Bを備えている。このダイアフラム部12Bの周囲には隙間が形成されておらず、当該ダイアフラム部12Bは支持部11の開口111を閉塞している。このダイアフラム部12Bの四方に拡散層13Bがそれぞれ設けられている。それぞれの拡散層13Bは、一つのピエゾ抵抗部131と、当該ピエゾ抵抗部131の両端に接続された一対のリード部134,135と、から構成されている。4つのピエゾ抵抗部131は、ダイアフラム部12Bの固定端121にそれぞれ配置されている。なお、差圧検出素子10Bが、この拡散層13Bに代えて、例えば、2つのピエゾ抵抗部131,132を備えた上述の拡散層13を備えてもよい。
本実施形態においても、上述の差圧検出素子10と同様に、拡散層13Bを覆う第1の絶縁層14の上に第2の絶縁層15が積層されている。そのため、第1の絶縁層14の表面からの吸湿を抑制することができるので、差圧検出素子10Bのオフセット電圧の経時的な変動を抑制することができる。
また、第1の絶縁層14に積層された第2の絶縁層15が、第1の絶縁層14から迫り出して、当該第1の絶縁層14の端面143,144も覆っている。このため、第1の絶縁層14の表面からの吸湿に加えて、当該第1の絶縁層14の端面143,144からの吸湿も抑制することができるので、差圧検出素子10Bのオフセット電圧の経時的な変動を一層抑制することができる。
本実施形態における支持部11が本発明における支持部の一例に相当し、本実施形態におけるダイアフラム部12Bが本発明における変形可能部の一例に相当し、本実施形態における拡散層13Bが本発明における拡散層の一例に相当し、本実施形態における第1の絶縁層14が本発明における第1の絶縁層の一例に相当し、本実施形態における第2の絶縁層15が本発明における第2の絶縁層の一例に相当する。また、本実施形態におけるピエゾ抵抗部131が本発明におけるピエゾ抵抗部の一例に相当し、本実施形態におけるリード部134,135が本発明におけるリード部の一例に相当する。
1…流量計測装置
2…主流路
3…オリフィス
4…バイパス路
5…上流開口
6…下流開口
10…差圧検出素子
11…支持部
111…開口
112…上面
12…カンチレバー部
121…固定端
122…隙間
13…拡散層
131,132…ピエゾ抵抗部
133〜135…リード部
136…端部
14…第1の絶縁層
141…第1の開口
142…第1の凸部
143〜147…端面
148,149…貫通孔
15…第2の絶縁層
151…第2の開口
152…第2の凸部
153…端面
158,159…貫通孔
16,17…配線部
20…流量演算部
30…SOIウェハ
31…第1のシリコン層
32…シリコン酸化層
33…第2のシリコン層
41…熱シリコン酸化層
42…堆積シリコン酸化層
51〜57…第1〜第7のレジスト層

Claims (6)

  1. 支持部と、
    前記支持部に支持されていると共に、差圧に応じて弾性変形する変形可能部と、
    前記変形可能部の固定端に設けられたピエゾ抵抗部を含む拡散層と、
    少なくとも前記拡散層を覆う第1の絶縁層と、
    前記第1の絶縁層に積層された第2の絶縁層と、を備えており、
    前記第2の絶縁層は、少なくとも前記拡散層の近傍において、前記第1の絶縁層の端面も覆っている差圧検出素子。
  2. 請求項1に記載の差圧検出素子であって、
    前記第2の絶縁層のガス透過率は、前記第1の絶縁層のガス透過率に対して相対的に低い差圧検出素子。
  3. 請求項1又は2に記載の差圧検出素子であって、
    前記第2の絶縁層の密度は、前記第1の絶縁層の密度に対して相対的に高い差圧検出素子。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の差圧検出素子であって、
    前記第1の絶縁層は、シリコン酸化層であり、
    前記第2の絶縁層は、シリコン窒化層である差圧検出素子。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の差圧検出素子であって、
    前記差圧検出素子は、前記拡散層に電気的に接続された一対の配線部をさらに備え、
    前記拡散層は、一対の前記配線部と前記ピエゾ抵抗部を電気的に直列接続するリード部を含んでおり、
    前記リード部における不純物の濃度は、前記ピエゾ抵抗部における不純物の濃度に対して相対的に高く、
    前記第1の絶縁層は、前記リード部も覆っている差圧検出素子。
  6. 主流路を流れる流体の流量を検出する流量計測装置であって、
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の差圧検出素子と、
    一対の連通口を介して前記主流路に連通していると共に、前記差圧検出素子が設けられたバイパス路と、
    前記差圧検出素子の出力に基づいて前記流体の流量を演算する流量演算部と、を備えた流量計測装置。
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