JP6087735B2 - 流量センサ及び流量検出システム - Google Patents

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Description

本発明は、流路を流れる流体の流量を検出するために用いられる差圧式の流量センサ、及びそれを備えた流量検出システムに関するものである。
主流路から分岐する流体流路の中に開口およびカンチレバーを有する差圧検出素子を設け、この差圧検出素子のカンチレバーの変形から流体の流量を検出する差圧式の流量センサが知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2011−209130号公報
上記の流量センサでは、埃や異物等のダストが流体と共に主流路から流体流路内に流れ込むと、すべての流体がメンブレンの開口を通過するため、ダストがカンチレバーに付着して流量を正確に計測できなくなる場合があるという問題がある。
本発明が解決しようとする課題は、差圧検出素子へのダストの付着を抑制することができる流量センサおよび流量検出システムを提供することである。
[1]本発明に係る流量センサは、主流路を流れる流体の流量を検出するために用いられる流量センサであって、一対の第1の連通口を介して前記主流路に連通可能な第1の分流路と、一対の第2の連通口を介して前記第1の分流路から分岐する第2の分流路と、前記第2の連通口が形成されていると共に、前記第1の分流路と前記第2の分流路の間を仕切る仕切り壁と、前記流体の流れに応じて変形可能であると共にピエゾ抵抗層を持つ梁部を有する差圧検出素子と、前記差圧検出素子に電気的に接続された電子部品と、を備えており、前記差圧検出素子は、前記第2の分流路内に設けられており、前記仕切り壁は、前記差圧検出素子と前記電子部品が実装された配線基板であることを特徴とする。
[2]上記発明において、前記流量センサは、下記の(1)式を満たしてもよい。
>L … (1)
但し、上記の(1)式において、Lは一対の前記第1の連通口の間の距離であり、Lは一対の前記第2の連通口の間の距離である。
本発明に係る流量センサは、主流路を流れる流体の流量を検出するために用いられる流量センサであって、一対の第1の連通口を介して前記主流路に連通可能な第1の分流路と、中間連通口を介して前記第1の分流路から分岐する少なくとも一つの中間分流路と、一対の第2の連通口を介して前記中間分流路から分岐する第2の分流路と、前記第2の連通口が形成されていると共に、前記中間分流路と前記第2の分流路の間を仕切る仕切り壁と、前記流体の流れに応じて変形可能であると共にピエゾ抵抗層を持つ梁部を有する差圧検出素子と、前記差圧検出素子に電気的に接続された電子部品と、を備えており、前記差圧検出素子は、前記第2の分流路内に設けられ、前記仕切り壁は、前記差圧検出素子と前記電子部品が実装された配線基板であることを特徴とする
]上記発明において、前記差圧検出素子は、開口を有すると共に前記梁部を支持するベース部を備え、前記梁部は、前記開口に突出するように前記ベース部に片持ち支持されていてもよい。
]上記発明において、前記流量センサは、前記差圧検出素子の出力に基づいて前記流体の流量を演算する流量演算手段をさらに備えていてもよい。
]本発明に係る流量検出システムは、上記の流量センサと、前記差圧検出素子の出力に基づいて前記流体の流量を演算する流量演算手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、第1の分流路からさらに分岐する第2の分流路に差圧検出素子が設けられているので、差圧検出素子へのダストの付着を抑制することができる。
図1は、本発明の第1実施形態における流体検出システムの全体構成を示す断面図である。 図2(a)は、本発明の第1実施形態における差圧検出素子の平面図であり、図2(b)は、図2(a)のIIB-IIB線に沿った断面図である。 図3(a)は、本発明の第1実施形態における差圧検出素子の変形例を示す平面図であり、図3(b)は、図3(a)のIIIB-IIIB線に沿った断面図である。 図4は、本発明の第1実施形態における流量センサの変形例を示す断面図である。 図5は、本発明の第2実施形態における流量センサを示す断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
<<第1実施形態>>
図1は本発明の第1実施形態における流体検出システムの全体構成を示す断面図である。
本実施形態における流体検出システム1は、図1に示すように、主流路90を流れる流体の流量を検出するシステムであり、主流路90に装着された流量センサ10と、この流量センサ10の出力に基づいて流体の流量を演算する流量演算装置60と、を備えている。
主流路90を流れる流体の一例としては、例えば、空気等の気体を例示することができるが、液体であってもよい。なお、図1では、流体が主流路90内を左側から右側に向かって流れている状況を図示しているが、流体の流れる方向Fは特にこれに限定されず、流体が主流路90内を右側から左側に向かって流れる場合もある。
流量センサ10は、図1に示すように、主流路から分岐する2つの分流路225,253を形成する筐体20と、流体の流れによって主流路90内に生じている差圧を検出する差圧検出素子50と、を備えている。
流量センサ10の筐体20は、図1に示すように、上下の箱状部21,25と、当該箱状部21,25の間に介装された仕切り壁30と、から構成されている。
第1の箱状部21は、内部空間224を有する本体部22と、一対のポート23,24と、を有している。第1のポート23は、第1の開口221を介して本体部22の内部空間224に連通している。第2のポート24も、第2の開口222を介して本体部22の内部空間224に連通している。この2つのポート23,24が主流路90に連結されることで、ポート23,24を介して本体部22の内部空間224が主流路90と連通する。また、この本体部22は、その底部に第3の開口223を有している。
第2の箱状部25も、第1の箱状部21の第3の開口223に対応するように、その上部に開口251を有している。そして、この第2の箱状部25は、開口223,251の間に仕切り壁30を介在させた状態で第1の箱状部21に連結されている。
この仕切り壁30には、2つの貫通孔31,32が形成されている。第1の貫通孔31は、第1の箱状部21の第1の開口221に対向するように仕切り壁30に設けられている。一方、第2の貫通孔32は、仕切り壁30において第1の箱状部21の第2の開口222の近傍に設けられている。
従って、仕切り壁30を介して2つの箱状部21,25を連結すると、以下の2つの分流路225,253が形成される。
すなわち、一つ目の分流路は、主流路90から分岐して、第1のポート23→第1の箱状部21の内部空間224→第2のポート24を経て、主流路90に戻る第1の分流路225である。
一方、二つ目の分流路は、第1の分流路225から分岐して、第1の貫通孔31→第2の箱状部25の内部空間252→第2の貫通孔32を経て、第1の分流路225に戻る第2の分流路253である。
この際、本実施形態では、下記の(1)式に示すように、仕切り壁30における一対の貫通孔31,32の間の距離が、第1の箱状部21における一対のポート23,24の間の距離よりも小さくなっている。
>L … (1)
但し、上記の(1)式において、Lは第1のポート23と第2のポート24との間の距離であり、Lは第1の貫通孔31と第2の貫通孔32との間の距離である。
因みに、距離Lによって差圧検出素子50に加わる圧力の大きさを調整することができ、上記の(1)式において、LをLに対して相対的に小さくするほど、差圧検出素子50に加わる圧力を弱めることができる。これにより、流量センサ10の測定レンジを拡大することが可能であり、大きな流量であっても測定することが可能となる。
なお、仕切り壁30における貫通孔31,32の形成位置は、2つの貫通孔31,32の間の距離が上記の(1)式を満たしていれば、上述の位置に特に限定されない。例えば、第1の貫通孔31を第1の開口221の近傍に設けると共に第2の貫通孔32を第2の開口222に対向させてもよい。或いは、第1及び第2の貫通孔31,32の両方を第1及び第2の開口221,222の近傍に設けてもよい。
また、本実施形態では、第2の分流路253内で生じる流路抵抗が、第1の分流路225内で生じる流路抵抗に対して相対的に大きくなるように、2つの分流路225,253が形成されている。これにより、流体に混入しているダストが慣性によって第1の分流路225に流れ易くなるので、ダストの第2の分流路253への侵入を抑制することができる。
上記の第2の分流路253の流路抵抗を第1の分流路225の流路抵抗よりも大きくする手法の一例としては、例えば、下記の(2)式を満たすように、第1及び第2の分流路225,253を形成することを挙げることができる。
>S …(2)
但し、上記の(2)式において、Sは、筐体20の内部空間224の断面積であり、Sは、後述する差圧検出素子50の開口511の断面積である。
或いは、特に図示しないが、第2の分流路253を蛇行させることで、第2の分流路253の流路抵抗を第1の分流路225の流路抵抗より大きくしてもよい。
本実施形態におけるポート23,24が発明における第1の連通口の一例に相当し、本実施形態における第1及び第2の貫通孔31,32が本発明における第2の連通口の一例に相当する。
仕切り壁30には差圧検出素子50が実装されている。この差圧検出素子50は、第1の貫通孔31に重なるように仕切り壁30に設けられている。以下に、図2(a)及び図2(b)を参照しながら、差圧検出素子の構成について説明する。
図2(a)及び図2(b)は本実施形態における差圧検出素子の平面図及び断面図であり、図3(a)及び図3(b)は本実施形態における差圧検出素子の変形例を示す平面図及び断面図である。
この差圧検出素子50は、図2(a)及び図2(b)に示すように、ベース部51と、カンチレバー部52と、電極53,54と、を備えたMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)素子である。なお、本実施形態におけるカンチレバー部52が、本発明における梁部の一例に相当する。
ベース部51とカンチレバー部52は、SOI(Silicon on Insulator)ウェハを加工することで一体的に形成されており、ベース部51は、第1のシリコン層551、酸化シリコン層552、及び、第2のシリコン層553からなる積層体で構成されている。このベース部51には、当該ベース部51を貫通する開口511が形成されている。
一方、カンチレバー部52は、第2のシリコン層553と、一対のピエゾ抵抗層521,522と、から構成されており、開口511に突出するようにベース部51に片持ち支持されている。このカンチレバー部52において、第2のシリコン層553は自由端側に位置しているのに対し、ピエゾ抵抗層521,522は固定端側に位置しており、カンチレバー部52の外縁と開口511の内壁面との間に隙間(ギャップ)524が確保されている。この隙間524は、第2の分流路253内を流体がほとんど流れない程度の狭い幅を有しており、特に限定されないが、例えば、0.1[μm]〜10[μm]程度の幅を有することが好ましい。
ピエゾ抵抗層521,522は、n型若しくはp型の不純物を第2のシリコン層553にドーピングすることで形成されており、カンチレバー部52の弾性変形に伴って当該ピエゾ抵抗層521,522の抵抗値が変化する。このため、本実施形態では、ピエゾ抵抗層521,522は、カンチレバー部52において歪みが最も大きくなる根元部分に設けられており、カンチレバー部52は、このピエゾ抵抗層521,522を介してベース部51の開口511の周縁に連結されている。
このピエゾ抵抗層521,522同士は、カンチレバー部52上に設けられた接続リード523を介して電気的に直列接続されている。なお、カンチレバー部52全体にピエゾ抵抗層を形成してもよく、この場合には接続リード523は不要となる。
電極53,54は、ベース部51上に設けられている。第1の電極53は、第1のリード531を介して第1のピエゾ抵抗層521に電気的に接続されている。第2の電極54も、第2のリード541を介して第2のピエゾ抵抗層522に電気的に接続されている。
なお、カンチレバー部52に代えて、図3(a)及び図3(b)に示すように、ベース部51の開口511に突出するように両持梁52Bをベース部51に両持ち支持させてもよい。本例における両持梁52Bが、本発明における本発明における梁部の一例に相当する。
以上に説明した差圧検出素子50は、図1に示すように、仕切り壁30においてポート23,24に対向する上面30aとは反対側の下面30bに実装されており、差圧検出素子50は第2の分流路253内に収容されている。この差圧検出素子50は、カンチレバー部52の突出方向が流体の流通方向に対して実質的に直交し、且つ、ベース部51の開口511の軸方向が流体の流通方向に対して実質的に平行になるように、仕切り壁30に設けられている。
主流路90を流体が流れている場合、壁面との摩擦等に起因して圧力損失が生じ、下流側ほど圧力が低くなる。このため、図1に示す方向に流体が流れていると、第1のポート23の開口231での圧力と比較して、第2のポート24の開口241での圧力が相対的に低くなる。一方、図1に示す方向とは反対の方向に流体が流れていると、第2のポート24の開口141での圧力と比較して、第1のポート23の開口231での圧力が相対的に低くなる。
こうしたポート23,24間の圧力差によって差圧検出素子50のカンチレバー部52が弾性変形し、ピエゾ抵抗層521,522に歪みが生じる。具体的には、図1に示す方向に流体が流れている場合には、同図に示すように、差圧検出素子50のカンチレバー部52は図中下向きに撓む。これに対し、図1に示す方向とは反対の方向に流体が流れている場合には、差圧検出素子50のカンチレバー部52は図中上向きに撓む。カンチレバー部52が弾性変形すると、当該カンチレバー部52のピエゾ抵抗層521,522に歪みが生じ、ピエゾ抵抗層521,522の電気抵抗が変化する。
流量演算装置60は、特に図示しない配線等を介して、差圧検出素子50の電極53,54に電気的に接続されており、上記の差圧に対応したピエゾ抵抗層521,522の抵抗値の変化を検出する。
一例として、図1に示すような主流路90に単純な円筒管を使用し、かつ、管内流体のレイノルズ数が2000以下の層流である場合における流量と圧力差の関係を(3)式に示す。このような仕様の流量センサにおいて、流量演算装置60は、下記の(3)式に示すハーゲン・ポアズイユの法則を利用して、主流路90内の差圧に基づいて流体の流量を演算する。この流量演算装置60は、例えば、コンピュータ、デジタル回路、或いは、アナログ回路等で構成することができる。
Figure 0006087735
但し、上記の(3)式において、Qは単位時間当たりに流れる流体の流量であり、aは主流路90の半径であり、μは流体の粘性率であり、lは第1のポート23の開口231と第2のポート24の開口241との間の距離Lであり、δは流量センサ10によって検出された圧力差である。
なお、主流路90に、圧力差を積極的に発生させるためのオリフィス構造のような絞り機構を設けたり、整流ガイドを設けたりしてもよい。
なお、図4に示すように、流量演算装置60に代えて、流量センサ10内に電子部品33を設けてもよい。図4は本実施形態における流量センサの変形例を示す断面図である。
この電子部品33は、上記の(3)式を利用して差圧検出素子50の出力から流体の流量を演算して、その演算結果を外部に出力する流量演算回路を有している。
この電子部品33は、仕切り壁30の下面30bにおいて差圧検出素子50の近傍に配置されている。この場合には、仕切り壁30をプリント配線基板で構成し、特に図示しないワイヤボンディングや配線パターン等を介して、電子部品33と差圧検出素子50の電極53,54とを電気的に接続してもよい。
また、上述のカンチレバー部52のピエゾ抵抗層521,522は、流体の温度によって抵抗値が変化するため、電子部品33が、流体の温度に応じて差圧検出素子50の出力を校正する温度補償回路を有してもよい。この温度補償回路は流体の温度を高精度に検出する必要があるので、電子部品33が第2の分流路253内であって一対の貫通孔31,32の間に配置されていることが好ましい。
上述の構成に代えて、電子部品33が、差圧検出素子50の出力から差圧を計測し、当該計測結果をデジタル信号やアナログ信号として流量演算装置60に出力してもよい。或いは、電子部品33が、流体の温度に応じて計測結果を校正した後に、当該計測結果を流量演算装置60に出力してもよい。
以上のように、本実施形態では、主流路90に直接連通した第1の分流路225からさらに分岐する第2の分流路252を設け、この第2の分流路252内に差圧検出素子50を配置することで、流体に混入したダストが差圧検出素子50に付着するのを抑制することができる。
また、カンチレバー部52の弾性変形を利用した差圧検出素子50では、当該差圧検出素子50に加わる圧力が大きくなると、圧力とピエゾ抵抗層の抵抗値との間の線形性が失われてしまうという問題がある。これに対し、本実施形態では、第1の分流路225からさらに分岐する第2の分流路252内に差圧検出素子50を設けているので、差圧検出素子50に加わる流体の圧力を弱めることができ、流量を正確に検出可能な領域を拡大させることができる。
<<第2実施形態>>
図5は本発明の第2実施形態における流量センサを示す断面図である。
本実施形態では、図5に示すように、第1の分流路225と第2の分流路253との間に中間分流路274が介在している点で第1実施形態と相違する。以下に、第2実施形態における流路センサ10Bについて第1実施形態との相違点についてのみ説明し、第1実施形態と同様の構成である部分については同一符号を付して説明を省略する。
本実施形態における流量センサ10Bの筐体20Bは、2つの箱状部21,25と第1の仕切り壁30に加えて、筒状部27と第2の仕切り壁40を備えている。
筒状部27は、第1の箱状部21の第3の開口223に対応する上側開口271と、第2の箱状部25の開口251に対応する下側開口273と、を有している。そして、この筒状部27は、開口223,271の間に第2の仕切り壁40を介在させて第1の箱状部21に連結されていると共に、開口251,272の間に第1の仕切り壁30を介在させて第2の箱状部25に連結されている。
第2の仕切り壁40には、2つの貫通孔41,42が形成されている。この2つの貫通孔41は、下記の(4)式に示すように第2の仕切り壁40に設けられている。なお、本実施形態における2つの貫通孔41,42が、本発明における中間連通口の一例に相当する。
>L>L … (4)
但し、上記の(4)式において、Lは第1の筐体21における2つのポート23,24の間の距離であり、Lは第1の仕切り壁30における2つの貫通孔31,32の間の距離であり、Lは第2の仕切り壁40における2つの貫通孔41,42の間の距離である。
従って、第2の仕切り壁40を介して第1の箱状部21と筒状部27を連結すると共に、第1の仕切り壁30を介して筒状部27と第2の箱状部25を連結すると、以下の3つの分流路225,253,274が形成される。
すなわち、一つ目の分流路は、主流路90から分岐して、第1のポート23→第1の箱状部21の内部空間224→第2のポート24を経て、主流路90に戻る第1の分流路225である。
また、二つ目の分流路は、第1の分流路225から分岐して、第3の貫通孔41→筒状部27の内部空間273→第4の貫通孔42を経て、第1の分流路225に戻る中間分流路274である。
さらに、三つ目の分流路は、中間分流路274から分岐して、第1の貫通孔31→第2の箱状部25の内部空間252→第2の貫通孔32を経て、中間分流路274に戻る第2の分流路253である。
以上のように、本実施形態では、第1の流量225と第2の分流路253の間に中間分流路274を設け、第2の分流路253内に差圧検出素子50を配置しているので、差圧検出素子50へのダストの付着を一層抑制することができる。
また、本実施形態では、中間分流路274からさらに分岐する第2の分流路252内に差圧検出素子50を設けているので、差圧検出素子50に加わる流体の圧力を一層弱めることができる。
なお、中間分流路274の数は特に限定されず、複数の中間分流路274を第1の流量225と第2の分流路253の間に設けてもよい。
なお、以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
1…流量検出システム
10,10B…流量センサ
20,20B…筐体
21…第1の箱状部
225…第1の分流路
23…第1のポート
24…第2のポート
25…第2の箱状部
253…第2の分流路
27…筒状部
274…中間分流路
30…仕切り壁
31…第1の貫通孔
32…第2の貫通孔
40…第2の仕切り壁
41…第3の貫通孔
42…第4の貫通孔
50…差圧検出素子
51…ベース部
511…開口
52…カンチレバー部
521,522…ピエゾ抵抗層
60…流量演算装置
90…主流路

Claims (6)

  1. 主流路を流れる流体の流量を検出するために用いられる流量センサであって、
    一対の第1の連通口を介して前記主流路に連通可能な第1の分流路と、
    一対の第2の連通口を介して前記第1の分流路から分岐する第2の分流路と、
    前記第2の連通口が形成されていると共に、前記第1の分流路と前記第2の分流路の間を仕切る仕切り壁と、
    前記流体の流れに応じて変形可能であると共にピエゾ抵抗層を持つ梁部を有する差圧検出素子と、
    前記差圧検出素子に電気的に接続された電子部品と、を備えており、
    前記差圧検出素子は、前記第2の分流路内に設けられており、
    前記仕切り壁は、前記差圧検出素子と前記電子部品が実装された配線基板であることを特徴とする流量センサ。
  2. 請求項1に記載の流量センサであって、
    下記の(1)式を満たすことを特徴とする流量センサ。
    >L … (1)
    但し、上記の(1)式において、Lは一対の前記第1の連通口の間の距離であり、Lは一対の前記第2の連通口の間の距離である。
  3. 主流路を流れる流体の流量を検出するために用いられる流量センサであって、
    一対の第1の連通口を介して前記主流路に連通可能な第1の分流路と、
    中間連通口を介して前記第1の分流路から分岐する少なくとも一つの中間分流路と、
    一対の第2の連通口を介して前記中間分流路から分岐する第2の分流路と、
    前記第2の連通口が形成されていると共に、前記中間分流路と前記第2の分流路の間を仕切る仕切り壁と、
    前記流体の流れに応じて変形可能であると共にピエゾ抵抗層を持つ梁部を有する差圧検出素子と、
    前記差圧検出素子に電気的に接続された電子部品と、を備えており、
    前記差圧検出素子は、前記第2の分流路内に設けられ、
    前記仕切り壁は、前記差圧検出素子と前記電子部品が実装された配線基板であることを特徴とする流量センサ。
  4. 請求項1〜の何れかに記載の流量センサであって、
    前記差圧検出素子は、開口を有すると共に前記梁部を支持するベース部を備え、
    前記梁部は、前記開口に突出するように前記ベース部に片持ち支持されていることを特徴とする流量センサ。
  5. 請求項1〜の何れかに記載の流量センサであって、
    前記流量センサは、前記差圧検出素子の出力に基づいて前記流体の流量を演算する流量演算手段をさらに備えたことを特徴とする流量センサ。
  6. 請求項1〜の何れかに記載の流量センサと、
    前記差圧検出素子の出力に基づいて前記流体の流量を演算する流量演算手段と、を備えたことを特徴とする流量検出システム。
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