JP5867821B2 - 圧力センサ - Google Patents

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Description

この発明は、圧力センサに関する。
従来、例えば、両面受圧型の2つの圧力センサ素子を、2つの対称な圧力導入経路上の位置に近接して、かつ互いに逆極性に配置し、2つの圧力センサ素子の出力を差動増幅することによって、圧力センサ素子の温度特性による検出誤差および外乱による振動などを相殺した出力を得る差圧センサ(圧力センサ)が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平4−29027号公報
ところで、上記従来技術に係る圧力センサにおいて、例えば、感応部の材料形状などに応じて、圧力に対する感度の周波数依存性が緩やか又は非依存的であって、広範な周波数帯域に対してほぼ同等の感度を有している場合には、所望の周波数帯域の信号に対して他の周波数帯域の信号によるノイズ(雑音)が増大してしまい、所望の周波数帯域以外の信号によって圧力センサの出力が飽和してしまう虞がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、検出誤差および外乱による振動などを低減しつつ、所望の周波数特性を得ることが可能な圧力センサを提供することを目的としている。
上記課題を解決して係る目的を達成するために、本発明の請求項1に係る圧力センサは、2つの圧力変動センサ(例えば、実施の形態での第1圧力変動センサ(P1)11aおよび第2圧力変動センサ(P2)11b)と、前記2つの圧力変動センサの出力の差分を検出する検出手段(例えば、実施の形態での検出回路12)と、を備え、前記圧力変動センサは、開口するキャビティ(例えば、実施の形態でのキャビティ21)と、基端側から先端側に向かう方向に延びる板状に形成され、前記キャビティの開口端(例えば、実施の形態での開口端21a)において片持ち状態で支持された基端部(例えば、実施の形態での基端部22a)および自由端とされた先端部(例えば、実施の形態での先端部22b)を有し、前記キャビティの内部と外部との圧力差に応じて撓み変形するカンチレバー(例えば、実施の形態でのカンチレバー22)と、前記カンチレバーの前記先端部と前記キャビティの開口端との間に設けられ、前記キャビティの内部と外部とを連通するギャップ(例えば、実施の形態でのギャップ23)と、前記カンチレバーの撓み変形を検出して、検出結果の信号を出力する変形検出手段(例えば、実施の形態でのピエゾ抵抗24)と、を備え、前記2つの圧力変動センサは、少なくとも前記キャビティの容量または前記ギャップの距離に応じて実効的に同一の周波数特性として、前記圧力変動センサの感度が所定値以上となる下限周波数を有し、一方の前記圧力変動センサの前記ギャップは、前記2つの圧力変動センサの前記キャビティの外部と一方の前記圧力変動センサの前記キャビティの内部とを連通し、他方の前記圧力変動センサの前記ギャップは、一方の前記圧力変動センサの前記キャビティの内部と他方の前記圧力変動センサの前記キャビティの内部とを連通する。
さらに、本発明の請求項2に係る圧力センサでは、一方の前記圧力変動センサの前記カンチレバーは、一方の前記圧力変動センサの前記キャビティを成す筒状部(例えば、実施の形態での筒状部51)の延在方向の一方の開口端(例えば、実施の形態での開口端51a)に配置され、他方の前記圧力変動センサの前記カンチレバーは、前記筒状部の延在方向の他方の開口端と他方の前記圧力変動センサの前記キャビティを成す有底筒状部(例えば、実施の形態での有底筒状部52)の開口端(例えば、実施の形態での開口端52a)との間に配置されている。
さらに、本発明の請求項3に係る圧力センサでは、一方の前記圧力変動センサの前記カンチレバーは、一方の前記圧力変動センサの前記キャビティを成す第1有底筒状部(例えば、実施の形態での第1有底筒状部63)の第1開口部(例えば、実施の形態での第1開口部61)の開口端(例えば、実施の形態での開口端61a)に配置され、他方の前記圧力変動センサの前記カンチレバーは、前記第1有底筒状部の第2開口部(例えば、実施の形態での第2開口部62)の開口端(例えば、実施の形態での開口端62a)と他方の前記圧力変動センサの前記キャビティを成す第2有底筒状部(例えば、実施の形態での第2有底筒状部64)の開口端(例えば、実施の形態での開口端64a)との間に配置されている。
さらに、本発明の請求項4に係る圧力センサでは、前記変形検出手段は、半導体材料によって形成された前記カンチレバーの前記基端部において不純物のドーピングによって形成されたピエゾ抵抗(例えば、実施の形態でのピエゾ抵抗24)を備える。
本発明の圧力センサによれば、実効的に同一の周波数特性を有する2つの圧力変動センサは、いわば圧力伝達経路上に直列(2段)に配列され、2つの圧力変動センサのキャビティの外部で生じた圧力変動は、一方の圧力変動センサのキャビティに対しては、いわば直接的に伝達され、他方の圧力変動センサのキャビティに対しては、一方の圧力変動センサを介して、いわば間接的に伝達される。
これに伴い、例えば、低い周波数帯域の振動に対しては、2つの圧力変動センサは同一の感度を有することに対して、高い周波数帯域の振動に対しては、一方の圧力変動センサの感度に比べて他方の圧力変動センサの感度は低くなる。
したがって、2つの圧力変動センサの出力の差分を検出することによって、所望の周波数未満の周波数帯域の圧力変動を相殺することができ、圧力センサを一方の圧力変動センサよりも急峻な遮断特性の感度を有するように作動させることができる。
これにより、所望の周波数帯域以外の他の周波数帯域の圧力変動によって所望の周波数帯域の圧力変動に対するノイズ(雑音)が増大することを防止し、初段の増幅回路などにおいて信号が飽和してしまうことを防止することができる。
しかも、2つの圧力変動センサの出力の差分によって、各圧力変動センサに生じる温度特性による検出誤差および外乱による振動などを相殺することができ、圧力変動の検出精度を向上させることができる。
本発明の実施の形態に係る圧力センサの圧力変動センサの平面図および断面図である。 本発明の実施の形態に係る圧力センサの圧力変動センサの出力の一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る圧力センサの圧力変動センサの動作の一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る圧力センサの構成図である。 本発明の実施の形態に係る圧力センサの構成図である。 本発明の実施の形態に係る圧力センサの出力の一例を示す図である。 本発明の実施の形態の第1変形例に係る圧力センサの構成図である。 本発明の実施の形態の第2変形例に係る圧力センサの構成図である。 本発明の実施の形態の第3変形例に係る圧力センサの構成図である。
以下、本発明の一実施形態に係る圧力センサについて添付図面を参照しながら説明する。
本実施の形態による圧力センサ10は、例えば、実効的に同一の周波数特性を有するとともに、いわば圧力伝達経路上に直列(2段)に配列された2つの圧力変動センサ11(例えば、第1圧力変動センサ(P1)11aおよび第2圧力変動センサ(P2)11b)と、2つの圧力変動センサ11の出力の差分を検出する検出回路12と、を備え、圧力(例えば、気圧など)の変動に応じた信号を出力する。
圧力センサ10の圧力変動センサ11は、例えばシリコン支持層とSiOからなる酸化層とシリコン活性層とを熱的に貼り合わせたSOI基板などから形成され、例えば図1(A),(B)に示すように、キャビティ21と、カンチレバー22と、ギャップ23と、ピエゾ抵抗24と、を備えて構成されている。
キャビティ21は、例えば、SOI基板のシリコン支持層によって、開口する有底筒状に形成されている。
カンチレバー22は、例えば、SOI基板のシリコン活性層によって、基端側から先端側に向かう方向(長手方向)に延びる板状に形成され、キャビティ21の開口端21aにおいて片持ち状態で支持された基端部22aおよび自由端とされた先端部22bを有し、キャビティ21の内部と外部との圧力差に応じて撓み変形する。
ギャップ23は、カンチレバー22の先端部22bとキャビティ21の開口端21aとの間に設けられ、キャビティ21の内部と外部とを連通する。
ピエゾ抵抗24は、例えば、イオン注入法や拡散法などの各種の方法によってカンチレバー22の基端部22aにリンなどのドープ剤(不純物)がドーピングされて形成され、カンチレバー22の基端部22aを厚さ方向に貫通する貫通孔22cを短手方向(カンチレバー22の長手方向および厚さ方向に直交する方向)の両側から挟み込むように設けられ、カンチレバー22の撓み変形の変形量(つまり応力の大きさ)に応じて抵抗値を変化させる。
貫通孔22cの両側に設けられた一方および他方のピエゾ抵抗24は、後述する検出回路12と、カンチレバー22の基端部22aにおいて貫通孔22cよりも先端側にずれた位置に設けられた導電性材料からなる配線部25とに接続され、この配線部25と一方および他方のピエゾ抵抗24とを含む全体的な形状は平面視U字状に形成されている。
これにより、例えば、一方のピエゾ抵抗24に所定電圧が印加されると、この電圧印加に起因する電流は、貫通孔22cを回り込むようにして、一方のピエゾ抵抗24から配線部25を経由して他方のピエゾ抵抗24に流れる。この電流は、カンチレバー22の撓み変形の変形量に応じて変化するピエゾ抵抗24の抵抗値に応じて大きさが変化する圧力変動センサ11の出力となる。
そして、圧力変動センサ11は、少なくともキャビティ21の容量Vまたはギャップ23の距離Gに応じた固有の周波数特性を有している。
この周波数特性は、例えば遮断周波数fcなどのように圧力変動センサ11の感度が所定値以上となる下限周波数であって、この下限周波数より低い周波数帯域の圧力変動に対しては周波数の低下に伴い感度は低下傾向に変化し、下限周波数より高い周波数帯域の圧力変動に対しては周波数の増大に伴い感度は所定値から上限値に飽和するように増大傾向に変化する。
以下に、圧力変動センサ11の動作例について説明する。
この圧力変動センサ11において、例えば図2(A),(B)に示す期間Aのようにキャビティ21の外部の圧力Pout(=第1所定圧力Pa)と内部の圧力Pinとの圧力差がゼロである場合には、例えば図3(A)に示すようにカンチレバー22は撓み変形せず、圧力変動センサ11の出力(センサ出力)はゼロである。
これに対して、例えば図2(A),(B)に示す時刻t1以降の期間Bのように、キャビティ21の外部の圧力Poutがステップ状に増大すると(Pout←第2所定圧力Pb>Pa)、例えば図3(B)に示すようにキャビティ21の外部と内部との圧力差に応じてカンチレバー22は撓み変形を開始し、この変形量の増大に伴い、圧力変動センサ11の出力は増大傾向に変化する。
そして、ギャップ23を介してキャビティ21の外部から内部へと圧力伝達媒体が流動して、キャビティ21の内部の圧力Pinが外部の圧力Poutの変動よりも緩やかな応答によって徐々に増大すると、キャビティ21の外部と内部との圧力差の減少に伴ってカンチレバー22の変形量は減少傾向に変化し、圧力変動センサ11の出力は減少傾向に変化する。
そして、例えば図2(A),(B)に示す時刻t2以降の期間Cのように、キャビティ21の内部の圧力Pinが外部の圧力Poutに等しくなると(Pin=Pout=Pb)、例えば図3(C)に示すようにカンチレバー22の撓み変形は解消され、圧力変動センサ11の出力はゼロになる。
圧力センサ10の検出回路12は、例えば図4に示すように、ブリッジ回路31と、基準電圧発生回路32と、差動増幅回路33と、出力回路34と、を備えて構成されている。
ブリッジ回路31は、例えば、第1圧力変動センサ(P1)11aのピエゾ抵抗24(第1ピエゾ抵抗24a:抵抗値RP1)および第2圧力変動センサ(P2)11bのピエゾ抵抗24(第2ピエゾ抵抗24b:抵抗値RP2)が直列接続されてなる枝辺と、固定抵抗41(抵抗値R1)と固定抵抗42(抵抗値R2)とが直列接続されてなる枝辺とが、基準電圧発生回路32に対して並列に接続されて構成されている。
このブリッジ回路31において、第1ピエゾ抵抗24aと第2ピエゾ抵抗24bとの接続点は差動増幅回路33の反転入力端子に接続され、固定抵抗41,42同士の接続点は差動増幅回路33の非反転入力端子に接続されている。
基準電圧発生回路32は、ブリッジ回路31に所定の基準電圧Vccを印加する。
差動増幅回路33は、ブリッジ回路31の2つの固定抵抗41,42同士の接続点と、第1ピエゾ抵抗24aと第2ピエゾ抵抗24bとの接続点との間の電位差を検出し、この電位差を所定増幅率にて増幅して出力する。
この電位差は、第1ピエゾ抵抗24aの抵抗値RP1と第2ピエゾ抵抗24bの抵抗値RP2との差分(RP1−RP2)、つまり第1圧力変動センサ(P1)11aの出力と第2圧力変動センサ(P2)11bの出力との差分に応じた値となる。
第1圧力変動センサ(P1)11aと第2圧力変動センサ(P2)11bとは、例えば図5に示すように、いわば圧力伝達経路上に直列(2段)に配列され、第1圧力変動センサ(P1)11aのキャビティ21の内部は第1圧力変動センサ(P1)11aのギャップ23を介して外部に連通している。
そして、第2圧力変動センサ(P2)11bのキャビティ21の内部は、順次、第2圧力変動センサ(P2)11bのギャップ23と、第1圧力変動センサ(P1)11aのキャビティ21の内部と、第1圧力変動センサ(P1)11aのギャップ23と、を介して外部に連通している。
つまり、第2圧力変動センサ(P2)11bのギャップ23は、第1圧力変動センサ(P1)11aおよび第2圧力変動センサ(P2)11bの互いのキャビティ21の内部を連通させている。
第1圧力変動センサ(P1)11aのキャビティ21は、例えば、筒状部51と、筒状部51の延在方向の一方の開口端51aに配置された第1圧力変動センサ(P1)11aのカンチレバー22と、筒状部51の延在方向の他方の開口端51bに配置された第2圧力変動センサ(P2)11bのカンチレバー22と、によって形成されている。
また、第2圧力変動センサ(P2)11bのキャビティ21は、例えば、有底筒状部52と、有底筒状部52の開口端52aに配置された第2圧力変動センサ(P2)11bのカンチレバー22と、によって形成されている。
そして、第1圧力変動センサ(P1)11aのカンチレバー22は、圧力センサ10の外部(つまり、第1圧力変動センサ(P1)11aおよび第2圧力変動センサ(P2)11bの各キャビティ21の外部)と第1圧力変動センサ(P1)11aのキャビティ21の内部との圧力差に応じて撓み変形する。
また、第2圧力変動センサ(P2)11bのカンチレバー22は、第1圧力変動センサ(P1)11aのキャビティ21の内部と第2圧力変動センサ(P2)11bのキャビティ21の内部との圧力差に応じて撓み変形する。
第1圧力変動センサ(P1)11aと第2圧力変動センサ(P2)11bとは、例えば、互いのギャップ23の距離Gおよび互いのキャビティ21の容量Vを同一とすることによって、実効的に同一の周波数特性として、例えば同一の遮断周波数fcなどのように感度が所定値以上となる同一の下限周波数ftを有している。
なお、実効的に同一の周波数特性とは、いわば直接的に外部に連通する第1圧力変動センサ(P1)11aと、いわば間接的に外部に連通する第2圧力変動センサ(P2)11bとの間では、例えば、同一の下限周波数ftを有している場合のように感度の周波数特性が同一であっても、位相差などの他のパラメータの周波数特性が相違する場合があることを意味している。
これにより、キャビティ21の内部がギャップ23を介して、いわば直接的に外部に連通する第1圧力変動センサ(P1)11aの感度は、例えば図6(A)に示すように、下限周波数ftより低い周波数帯域の圧力変動に対しては周波数の低下に伴って低下傾向に変化し、下限周波数ftより高い周波数帯域の圧力変動に対しては周波数の増大に伴って所定値から上限値に飽和するように増大傾向に変化する。
これに対して、キャビティ21の内部が第1圧力変動センサ(P1)11aを介して、いわば間接的に外部に連通する第2圧力変動センサ(P2)11bの感度は、例えば図6(A)に示すように、下限周波数ftより低い周波数帯域の圧力変動に対しては第1圧力変動センサ(P1)11aと同様に周波数の低下に伴って低下傾向に変化し、下限周波数ftより高い周波数帯域の圧力変動に対しては周波数の増大に伴って適宜の極大を示した後に低下傾向に変化する。
これにより、第1圧力変動センサ(P1)11aの出力と第2圧力変動センサ(P2)11bの出力との差分は、例えば図6(B)に示すように、同一の下限周波数ftより低い周波数帯域の出力を相殺する。
したがって、圧力センサ10は、いわば第1圧力変動センサ(P1)11aよりも急峻な遮断特性の感度を有するように作動する。
出力回路34は、例えば低域通過フィルタなどを備え、差動増幅回路33から出力された信号に所定のフィルタ処理を行ない、処理後の信号を出力する。
上述したように、本実施の形態による圧力センサ10によれば、実効的に同一の周波数特性を有する2つの圧力変動センサ11(第1圧力変動センサ(P1)11aおよび第2圧力変動センサ(P2)11b)は、いわば圧力伝達経路上に直列(2段)に配列されていることから、低い周波数帯域の振動に対しては、2つの圧力変動センサ11は同一の感度を有することに対して、高い周波数帯域の振動に対しては、第1圧力変動センサ(P1)11aの感度に比べて第2圧力変動センサ(P2)11bの感度は低くなる。
したがって、第1圧力変動センサ(P1)11aおよび第2圧力変動センサ(P2)11bの出力の差分を検出することによって、所望の下限周波数未満の周波数帯域の圧力変動を相殺することができ、圧力センサ10を第1圧力変動センサ(P1)11aよりも急峻な遮断特性の感度を有するように作動させることができる。
これにより、所望の周波数帯域以外の他の周波数帯域の圧力変動によって所望の周波数帯域の圧力変動に対するノイズ(雑音)が増大することを防止し、初段の増幅回路などにおいて信号が飽和してしまうことを防止することができる。
しかも、2つの圧力変動センサ11の出力の差分によって、各第1圧力変動センサ(P1)11aおよび第2圧力変動センサ(P2)11bに生じる温度特性による検出誤差および外乱による振動などを相殺することができ、圧力変動の検出精度を向上させることができる。
なお、上述した実施の形態においては、例えば図7に示す第1変形例のように、第1圧力変動センサ(P1)11aのキャビティ21は、例えば、2つの第1開口部61および第2開口部62を有する第1有底筒状部63と、第1開口部61の開口端61aに配置された第1圧力変動センサ(P1)11aのカンチレバー22と、第2開口部62の開口端62aに配置された第2圧力変動センサ(P2)11bのカンチレバー22と、によって形成されてもよい。
この第1変形例において、第2圧力変動センサ(P2)11bのキャビティ21は、例えば、第2有底筒状部64と、第2有底筒状部64の開口端64aに配置された第2圧力変動センサ(P2)11bのカンチレバー22と、によって形成されている。
この第1変形例によれば、圧力センサ10を容易に作成することができる。
なお、上述した実施の形態および第1変形例においては、例えば図8に示す第2変形例および図9に示す第3変形例のように、第1圧力変動センサ(P1)11aと第2圧力変動センサ(P2)11bとは、第1圧力変動センサ(P1)11aのギャップ23の距離G1を第2圧力変動センサ(P2)11bのギャップ23の距離G2よりも小さくし、第1圧力変動センサ(P1)11aのキャビティ21の容量V1を第2圧力変動センサ(P2)11bのキャビティ21の容量V2よりも大きくすることによって、実効的に同一の周波数特性として、例えば同一の遮断周波数fcなどのように感度が所定値以上となる同一の下限周波数ftを有していてもよい。
なお、上述した実施の形態において、圧力センサ10は実効的に同一の周波数特性を有する2つの圧力変動センサ11を備えるとしたが、これに限定されず、例えば3つ以上を含む、少なくとも複数の圧力変動センサ11を多段に配列して、これらの圧力変動センサ11の出力に基づいて、累積的に差分を検出することによって、圧力センサ10を、より一層、急峻な遮断特性の感度を有するように作動させてもよい。
なお、上述した実施の形態において、圧力変動センサ11は、キャビティ21の容量Vまたはギャップ23の距離Gに応じた固有の周波数特性を有するとしたが、これに限定されず、他のパラメータ、例えばキャビティ21の形状やギャップ23の形状および位置などに応じて固有の周波数特性を有していてもよい。
10…圧力センサ 11a…第1圧力変動センサ(P1) 11b…第2圧力変動センサ(P2) 12…検出回路(検出手段) 21…キャビティ 21a…開口端 22…カンチレバー 22a…基端部 22b…先端部 23…ギャップ 24…ピエゾ抵抗(変形検出手段) 51…筒状部 51a…開口端 52…有底筒状部 61…第1開口部 61a…開口端 62…第2開口部 62a…開口端 63…第1有底筒状部 64…第2有底筒状部 64a…開口端

Claims (4)

  1. 2つの圧力変動センサと、
    前記2つの圧力変動センサの出力の差分を検出する検出手段と、を備え、
    前記圧力変動センサは、
    開口するキャビティと、
    基端側から先端側に向かう方向に延びる板状に形成され、前記キャビティの開口端において片持ち状態で支持された基端部および自由端とされた先端部を有し、前記キャビティの内部と外部との圧力差に応じて撓み変形するカンチレバーと、
    前記カンチレバーの前記先端部と前記キャビティの開口端との間に設けられ、前記キャビティの内部と外部とを連通するギャップと、
    前記カンチレバーの撓み変形を検出して、検出結果の信号を出力する変形検出手段と、を備え、
    前記2つの圧力変動センサは、少なくとも前記キャビティの容量または前記ギャップの距離に応じて実効的に同一の周波数特性として、前記圧力変動センサの感度が所定値以上となる下限周波数を有し、
    一方の前記圧力変動センサの前記ギャップは、前記2つの圧力変動センサの前記キャビティの外部と一方の前記圧力変動センサの前記キャビティの内部とを連通し、
    他方の前記圧力変動センサの前記ギャップは、一方の前記圧力変動センサの前記キャビティの内部と他方の前記圧力変動センサの前記キャビティの内部とを連通することを特徴とする圧力センサ。
  2. 一方の前記圧力変動センサの前記カンチレバーは、一方の前記圧力変動センサの前記キャビティを成す筒状部の延在方向の一方の開口端に配置され、
    他方の前記圧力変動センサの前記カンチレバーは、前記筒状部の延在方向の他方の開口端と他方の前記圧力変動センサの前記キャビティを成す有底筒状部の開口端との間に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の圧力センサ。
  3. 一方の前記圧力変動センサの前記カンチレバーは、一方の前記圧力変動センサの前記キャビティを成す第1有底筒状部の第1開口部の開口端に配置され、
    他方の前記圧力変動センサの前記カンチレバーは、前記第1有底筒状部の第2開口部の開口端と他方の前記圧力変動センサの前記キャビティを成す第2有底筒状部の開口端との間に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の圧力センサ。
  4. 前記変形検出手段は、
    半導体材料によって形成された前記カンチレバーの前記基端部において不純物のドーピングによって形成されたピエゾ抵抗を備えることを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1つに記載の圧力センサ。
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