JP5867820B2 - 圧力センサ - Google Patents

圧力センサ Download PDF

Info

Publication number
JP5867820B2
JP5867820B2 JP2012051471A JP2012051471A JP5867820B2 JP 5867820 B2 JP5867820 B2 JP 5867820B2 JP 2012051471 A JP2012051471 A JP 2012051471A JP 2012051471 A JP2012051471 A JP 2012051471A JP 5867820 B2 JP5867820 B2 JP 5867820B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
pressure fluctuation
cantilever
sensor
cavity
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012051471A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013185970A (ja
Inventor
内山 武
武 内山
新荻 正隆
正隆 新荻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Instruments Inc
Original Assignee
Seiko Instruments Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Instruments Inc filed Critical Seiko Instruments Inc
Priority to JP2012051471A priority Critical patent/JP5867820B2/ja
Priority to US13/779,863 priority patent/US20130247677A1/en
Priority to CN201310073745.6A priority patent/CN103308246B/zh
Publication of JP2013185970A publication Critical patent/JP2013185970A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5867820B2 publication Critical patent/JP5867820B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01LMEASURING FORCE, STRESS, TORQUE, WORK, MECHANICAL POWER, MECHANICAL EFFICIENCY, OR FLUID PRESSURE
    • G01L13/00Devices or apparatus for measuring differences of two or more fluid pressure values
    • G01L13/02Devices or apparatus for measuring differences of two or more fluid pressure values using elastically-deformable members or pistons as sensing elements
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01LMEASURING FORCE, STRESS, TORQUE, WORK, MECHANICAL POWER, MECHANICAL EFFICIENCY, OR FLUID PRESSURE
    • G01L9/00Measuring steady of quasi-steady pressure of fluid or fluent solid material by electric or magnetic pressure-sensitive elements; Transmitting or indicating the displacement of mechanical pressure-sensitive elements, used to measure the steady or quasi-steady pressure of a fluid or fluent solid material, by electric or magnetic means
    • G01L9/0001Transmitting or indicating the displacement of elastically deformable gauges by electric, electro-mechanical, magnetic or electro-magnetic means
    • G01L9/0008Transmitting or indicating the displacement of elastically deformable gauges by electric, electro-mechanical, magnetic or electro-magnetic means using vibrations
    • G01L9/0019Transmitting or indicating the displacement of elastically deformable gauges by electric, electro-mechanical, magnetic or electro-magnetic means using vibrations of a semiconductive element

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Measuring Fluid Pressure (AREA)

Description

この発明は、圧力センサに関する。
従来、例えば、両面受圧型の2つの圧力センサ素子を、2つの対称な圧力導入経路上の位置に近接して、かつ互いに逆極性に配置し、2つの圧力センサ素子の出力を差動増幅することによって、圧力センサ素子の温度特性による検出誤差および外乱による振動などを相殺した出力を得る差圧センサ(圧力センサ)が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平4−29027号公報
ところで、上記従来技術に係る圧力センサにおいて、例えば、感応部の材料形状などに応じて、圧力に対する感度の周波数依存性が緩やか又は非依存的であって、広範な周波数帯域に対してほぼ同等の感度を有している場合には、所望の周波数帯域の信号に対して他の周波数帯域の信号によるノイズ(雑音)が増大してしまい、所望の周波数帯域以外の信号によって圧力センサの出力が飽和してしまう虞がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、検出誤差および外乱による振動などを低減しつつ、所望の周波数特性を得ることが可能な圧力センサを提供することを目的としている。
上記課題を解決して係る目的を達成するために、本発明の請求項1に係る圧力センサは、2つの圧力変動センサ(例えば、実施の形態での第1圧力変動センサ(P1)11aおよび第2圧力変動センサ(P2)11b)と、前記2つの圧力変動センサの出力の差分を検出する検出手段(例えば、実施の形態での検出回路12)と、を備え、前記圧力変動センサは、開口するキャビティ(例えば、実施の形態でのキャビティ21)と、基端側から先端側に向かう方向に延びる板状に形成され、前記キャビティの開口端(例えば、実施の形態での開口端21a)において片持ち状態で支持された基端部(例えば、実施の形態での基端部22a)および自由端とされた先端部(例えば、実施の形態での先端部22b)を有し、前記キャビティの内部と外部との圧力差に応じて撓み変形するカンチレバー(例えば、実施の形態でのカンチレバー22)と、前記カンチレバーの前記先端部と前記キャビティの開口端との間に設けられ、前記キャビティの内部と外部とを連通するギャップ(例えば、実施の形態でのギャップ23)と、前記カンチレバーの撓み変形を検出して、検出結果の信号を出力する変形検出手段(例えば、実施の形態でのピエゾ抵抗24)と、を備え、前記2つの圧力変動センサは、少なくとも前記キャビティの容量または前記ギャップの距離に応じて互いに異なる周波数特性を有する。
さらに、本発明の請求項2に係る圧力センサでは、前記周波数特性は、前記圧力変動センサの感度が所定値以上となる下限周波数である。
さらに、本発明の請求項3に係る圧力センサでは、前記2つの圧力変動センサは、前記カンチレバーの延在方向において一方の前記カンチレバーの前記先端部と他方の前記カンチレバーの前記基端部とを対向させて、隣り合うように配置されている。
さらに、本発明の請求項4に係る圧力センサでは、前記2つの圧力変動センサは、前記カンチレバーの延在方向において互いの前記カンチレバーの前記先端部同士を対向させて、隣り合うように配置されている。
さらに、本発明の請求項5に係る圧力センサでは、前記変形検出手段は、半導体材料によって形成された前記カンチレバーの前記基端部において不純物のドーピングによって形成されたピエゾ抵抗(例えば、実施の形態でのピエゾ抵抗24)を備える。
本発明の圧力センサによれば、互いに異なる周波数特性を有する2つの圧力変動センサの出力の差分を検出することによって、異なる周波数特性の差分に相当する所望の周波数特性の圧力変動のみを検出することができる。
これにより、所望の周波数特性以外の他の周波数特性の圧力変動によって所望の周波数特性の圧力変動に対するノイズ(雑音)が増大することを防止し、初段の増幅回路などにおいて信号が飽和してしまうことを防止することができる。
しかも、2つの圧力変動センサの出力の差分によって、各圧力変動センサに生じる温度特性による検出誤差および外乱による振動などを相殺することができ、圧力変動の検出精度を向上させることができる。
さらに、2つの圧力変動センサの互いに異なる周波数特性を、例えば遮断周波数などのように圧力変動センサの感度が所定値以上となる下限周波数とすることによって、異なる下限周波数の差分に相当する所望の周波数帯域の圧力変動のみを検出することができる。
つまり、2つの圧力変動センサの出力の差分を検出することによって、一方の下限周波数と他方の下限周波数との間の所望の周波数帯域よりも高い周波数および低い周波数の圧力変動を相殺することができる。
これにより、圧力センサを所望の周波数帯域の圧力変動のみに対して感度を有するように作動させることができる。
さらに、2つの圧力変動センサは、カンチレバーの延在方向において互いのカンチレバーの基端側から先端側に向かう方向が同一方向となるように配置されていることによって、例えば風や光などの外乱による振動を互いのカンチレバーに対して同様に作用させることができ、2つの圧力変動センサの出力の差分によって、各圧力変動センサに生じる外乱による振動を適切に相殺することができる。
さらに、2つの圧力変動センサは、カンチレバーの延在方向において互いのカンチレバーの基端側から先端側に向かう方向が反対方向となるように配置されていることによって、例えば音などの高い周波数帯域の振動に対して互いのカンチレバーの感度に位相差が生じることを抑制することができ、2つの圧力変動センサの出力の差分によって、各圧力変動センサに生じる音などの高い周波数帯域の振動を適切に相殺することができる。
本発明の実施の形態に係る圧力センサの圧力変動センサの平面図および断面図である。 本発明の実施の形態に係る圧力センサの圧力変動センサの出力の一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る圧力センサの圧力変動センサの動作の一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る圧力センサの構成図である。 本発明の実施の形態に係る圧力センサの構成図である。 本発明の実施の形態に係る圧力センサの出力の一例を示す図である。 本発明の実施の形態の第1変形例に係る圧力センサの構成図である。 本発明の実施の形態の第2変形例に係る圧力センサの構成図である。 本発明の実施の形態の第3変形例に係る圧力センサの構成図である。 本発明の実施の形態の第4変形例に係る圧力センサの構成図である。
以下、本発明の一実施形態に係る圧力センサについて添付図面を参照しながら説明する。
本実施の形態による圧力センサ10は、例えば、互いに異なる周波数特性を有する2つの圧力変動センサ11(例えば、第1圧力変動センサ(P1)11aおよび第2圧力変動センサ(P2)11b)と、2つの圧力変動センサ11の出力の差分を検出する検出回路12と、を備え、圧力(例えば、気圧など)の変動に応じた信号を出力する。
圧力センサ10の圧力変動センサ11は、例えばシリコン支持層とSiOからなる酸化層とシリコン活性層とを熱的に貼り合わせたSOI基板などから形成され、例えば図1(A),(B)に示すように、キャビティ21と、カンチレバー22と、ギャップ23と、ピエゾ抵抗24と、を備えて構成されている。
キャビティ21は、例えば、SOI基板のシリコン支持層によって、開口する有底筒状に形成されている。
カンチレバー22は、例えば、SOI基板のシリコン活性層によって、基端側から先端側に向かう方向(長手方向)に延びる板状に形成され、キャビティ21の開口端21aにおいて片持ち状態で支持された基端部22aおよび自由端とされた先端部22bを有し、キャビティ21の内部と外部との圧力差に応じて撓み変形する。
ギャップ23は、カンチレバー22の先端部22bとキャビティ21の開口端21aとの間に設けられ、キャビティ21の内部と外部とを連通する。
ピエゾ抵抗24は、例えば、イオン注入法や拡散法などの各種の方法によってカンチレバー22の基端部22aにリンなどのドープ剤(不純物)がドーピングされて形成され、カンチレバー22の基端部22aを厚さ方向に貫通する貫通孔22cを短手方向(カンチレバー22の長手方向および厚さ方向に直交する方向)の両側から挟み込むように設けられ、カンチレバー22の撓み変形の変形量(つまり応力の大きさ)に応じて抵抗値を変化させる。
貫通孔22cの両側に設けられた一方および他方のピエゾ抵抗24は、後述する検出回路12と、カンチレバー22の基端部22aにおいて貫通孔22cよりも先端側にずれた位置に設けられた導電性材料からなる配線部25とに接続され、この配線部25と一方および他方のピエゾ抵抗24とを含む全体的な形状は平面視U字状に形成されている。
これにより、例えば、一方のピエゾ抵抗24に所定電圧が印加されると、この電圧印加に起因する電流は、貫通孔22cを回り込むようにして、一方のピエゾ抵抗24から配線部25を経由して他方のピエゾ抵抗24に流れる。この電流は、カンチレバー22の撓み変形の変形量に応じて変化するピエゾ抵抗24の抵抗値に応じて大きさが変化する圧力変動センサ11の出力となる。
そして、圧力変動センサ11は、少なくともキャビティ21の容量Vまたはギャップ23の距離Gに応じた固有の周波数特性を有している。
この周波数特性は、例えば遮断周波数fcなどのように圧力変動センサ11の感度が所定値以上となる下限周波数であって、この下限周波数より低い周波数帯域の圧力変動に対しては周波数の低下に伴い感度は低下傾向に変化し、下限周波数より高い周波数帯域の圧力変動に対しては周波数の増大に伴い感度は所定値から上限値に飽和するように増大傾向に変化する。
以下に、圧力変動センサ11の動作例について説明する。
この圧力変動センサ11において、例えば図2(A),(B)に示す期間Aのようにキャビティ21の外部の圧力Pout(=第1所定圧力Pa)と内部の圧力Pinとの圧力差がゼロである場合には、例えば図3(A)に示すようにカンチレバー22は撓み変形せず、圧力変動センサ11の出力(センサ出力)はゼロである。
これに対して、例えば図2(A),(B)に示す時刻t1以降の期間Bのように、キャビティ21の外部の圧力Poutがステップ状に増大すると(Pout←第2所定圧力Pb>Pa)、例えば図3(B)に示すようにキャビティ21の外部と内部との圧力差に応じてカンチレバー22は撓み変形を開始し、この変形量の増大に伴い、圧力変動センサ11の出力は増大傾向に変化する。
そして、ギャップ23を介してキャビティ21の外部から内部へと圧力伝達媒体が流動して、キャビティ21の内部の圧力Pinが外部の圧力Poutの変動よりも緩やかな応答によって徐々に増大すると、キャビティ21の外部と内部との圧力差の減少に伴ってカンチレバー22の変形量は減少傾向に変化し、圧力変動センサ11の出力は減少傾向に変化する。
そして、例えば図2(A),(B)に示す時刻t2以降の期間Cのように、キャビティ21の内部の圧力Pinが外部の圧力Poutに等しくなると(Pin=Pout=Pb)、例えば図3(C)に示すようにカンチレバー22の撓み変形は解消され、圧力変動センサ11の出力はゼロになる。
圧力センサ10の検出回路12は、例えば図4に示すように、ブリッジ回路31と、基準電圧発生回路32と、差動増幅回路33と、出力回路34と、を備えて構成されている。
ブリッジ回路31は、例えば、第1圧力変動センサ(P1)11aのピエゾ抵抗24(第1ピエゾ抵抗24a:抵抗値RP1)および第2圧力変動センサ(P2)11bのピエゾ抵抗24(第2ピエゾ抵抗24b:抵抗値RP2)が直列接続されてなる枝辺と、固定抵抗41(抵抗値R1)と固定抵抗42(抵抗値R2)とが直列接続されてなる枝辺とが、基準電圧発生回路32に対して並列に接続されて構成されている。
このブリッジ回路31において、第1ピエゾ抵抗24aと第2ピエゾ抵抗24bとの接続点は差動増幅回路33の反転入力端子に接続され、固定抵抗41,42同士の接続点は差動増幅回路33の非反転入力端子に接続されている。
基準電圧発生回路32は、ブリッジ回路31に所定の基準電圧Vccを印加する。
差動増幅回路33は、ブリッジ回路31の2つの固定抵抗41,42同士の接続点と、第1ピエゾ抵抗24aと第2ピエゾ抵抗24bとの接続点との間の電位差を検出し、この電位差を所定増幅率にて増幅して出力する。
この電位差は、第1ピエゾ抵抗24aの抵抗値RP1と第2ピエゾ抵抗24bの抵抗値RP2との差分(RP1−RP2)、つまり第1圧力変動センサ(P1)11aの出力と第2圧力変動センサ(P2)11bの出力との差分に応じた値となる。
第1圧力変動センサ(P1)11aと第2圧力変動センサ(P2)11bとは、例えば図5に示すように、互いのギャップ23の距離Gを同一とし、第1圧力変動センサ(P1)11aのキャビティ21の容量V1を第2圧力変動センサ(P2)11bのキャビティ21の容量V2よりも大きくすることによって、互いに異なる周波数特性、例えば互いに異なる遮断周波数fc1,fc2(>fc1)を有している。
これにより、例えば図6(A),(B)に示すように、第1圧力変動センサ(P1)11aは遮断周波数fc1以上の周波数帯域において所定値以上の感度を示すことに対して、第2圧力変動センサ(P2)11bは遮断周波数fc1よりも高い遮断周波数fc2以上の周波数帯域において所定値以上の感度を示すことから、第1圧力変動センサ(P1)11aの出力と第2圧力変動センサ(P2)11bの出力との差分は、異なる遮断周波数fc1,fc2間の周波数帯域(fc2−fc1)以外の周波数帯域の出力を相殺する。
したがって、圧力センサ10は、いわば所望の周波数帯域(fc2−fc1)の圧力変動のみに対して感度を有するように作動する。
出力回路34は、例えば低域通過フィルタなどを備え、差動増幅回路33から出力された信号に所定のフィルタ処理を行ない、処理後の信号を出力する。
上述したように、本実施の形態による圧力センサ10によれば、互いに異なる周波数特性として、例えば遮断周波数などのように圧力変動センサ11の感度が所定値以上となる下限周波数を有する2つの圧力変動センサ11(第1圧力変動センサ(P1)11aおよび第2圧力変動センサ(P2)11b)の出力の差分を検出することによって、異なる下限周波数の差分に相当する所望の周波数帯域の圧力変動のみを検出することができる。
これにより、所望の周波数帯域以外の他の周波数帯域の圧力変動によって所望の周波数帯域の圧力変動に対するノイズ(雑音)が増大することを防止し、初段の増幅回路などにおいて信号が飽和してしまうことを防止することができる。
しかも、2つの圧力変動センサ11の出力の差分によって、各第1圧力変動センサ(P1)11aおよび第2圧力変動センサ(P2)11bに生じる温度特性による検出誤差および外乱による振動などを相殺することができ、圧力変動の検出精度を向上させることができる。
なお、上述した実施の形態においては、例えば図7に示す第1変形例のように、第1圧力変動センサ(P1)11aと第2圧力変動センサ(P2)11bとは、互いのキャビティ21の容量Vを同一とし、第1圧力変動センサ(P1)11aのギャップ23の距離G1を第2圧力変動センサ(P2)11bのギャップ23の距離G2よりも小さくすることによって、互いに異なる周波数特性、例えば互いに異なる遮断周波数fc1,fc2(>fc1)を有していてもよい。
なお、上述した実施の形態においては、例えば図8に示す第2変形例のように、第1圧力変動センサ(P1)11aと第2圧力変動センサ(P2)11bとは、第1圧力変動センサ(P1)11aのギャップ23の距離G1を第2圧力変動センサ(P2)11bのギャップ23の距離G2よりも小さくし、第1圧力変動センサ(P1)11aのキャビティ21の容量V1を第2圧力変動センサ(P2)11bのキャビティ21の容量V2よりも大きくすることによって、互いに異なる周波数特性、例えば互いに異なる遮断周波数fc1,fc2(>fc1)を有していてもよい。
なお、上述した実施の形態においては、例えば図9(A),(B)に示す第3変形例のように、第1圧力変動センサ(P1)11aと第2圧力変動センサ(P2)11bとは、互いのカンチレバー22の延在方向(長手方向)において第1圧力変動センサ(P1)11aのカンチレバー22の基端部22aと第2圧力変動センサ(P2)11bのカンチレバー22の先端部22bとを対向させて、隣り合うように配置されてもよい。
この第3変形例によれば、第1圧力変動センサ(P1)11aと第2圧力変動センサ(P2)11bとは、カンチレバー22の延在方向において互いのカンチレバー22の基端側から先端側に向かう方向が同一方向となるように配置されていることによって、例えば風や光などの外乱による振動を互いのカンチレバー22に対して同様に作用させることができ、第1圧力変動センサ(P1)11aおよび第2圧力変動センサ(P2)11bの出力の差分によって、各第1圧力変動センサ(P1)11aおよび第2圧力変動センサ(P2)11bに生じる外乱による振動を適切に相殺することができる。
なお、上述した実施の形態においては、例えば図10(A),(B)に示す第4変形例のように、第1圧力変動センサ(P1)11aと第2圧力変動センサ(P2)11bとは、互いのカンチレバー22の延在方向(長手方向)において互いのカンチレバー22の先端部22b同士を対向させて、隣り合うように配置されてもよい。
この第4変形例によれば、第1圧力変動センサ(P1)11aと第2圧力変動センサ(P2)11bとは、カンチレバー22の延在方向において互いのカンチレバー22の基端側から先端側に向かう方向が反対方向となるように配置されていることによって、例えば音などの高い周波数帯域の振動に対して互いのカンチレバー22の感度に位相差が生じることを抑制することができ、第1圧力変動センサ(P1)11aおよび第2圧力変動センサ(P2)11bの出力の差分によって、各第1圧力変動センサ(P1)11aおよび第2圧力変動センサ(P2)11bに生じる音などの高い周波数帯域の振動を適切に相殺することができる。
なお、上述した実施の形態において、圧力センサ10は互いに異なる周波数特性を有する2つの圧力変動センサ11を備えるとしたが、これに限定されず、少なくとも複数の圧力変動センサ11を備え、これらの圧力変動センサ11のうち適宜の2つの圧力変動センサ11の出力の差分を検出してもよい。
なお、上述した実施の形態において、圧力変動センサ11は、キャビティ21の容量Vまたはギャップ23の距離Gに応じた固有の周波数特性を有するとしたが、これに限定されず、他のパラメータ、例えばキャビティ21の形状やギャップ23の形状および位置などに応じて固有の周波数特性を有していてもよい。
10…圧力センサ 11a…第1圧力変動センサ(P1) 11b…第2圧力変動センサ(P2) 12…検出回路(検出手段) 21…キャビティ 21a…開口端 22…カンチレバー 22a…基端部 22b…先端部 23…ギャップ 24…ピエゾ抵抗(変形検出手段)

Claims (5)

  1. 2つの圧力変動センサと、
    前記2つの圧力変動センサの出力の差分を検出する検出手段と、を備え、
    前記圧力変動センサは、
    開口するキャビティと、
    基端側から先端側に向かう方向に延びる板状に形成され、前記キャビティの開口端において片持ち状態で支持された基端部および自由端とされた先端部を有し、前記キャビティの内部と外部との圧力差に応じて撓み変形するカンチレバーと、
    前記カンチレバーの前記先端部と前記キャビティの開口端との間に設けられ、前記キャビティの内部と外部とを連通するギャップと、
    前記カンチレバーの撓み変形を検出して、検出結果の信号を出力する変形検出手段と、を備え、
    前記2つの圧力変動センサは、少なくとも前記キャビティの容量または前記ギャップの距離に応じて互いに異なる周波数特性を有することを特徴とする圧力センサ。
  2. 前記周波数特性は、前記圧力変動センサの感度が所定値以上となる下限周波数であることを特徴とする請求項1に記載の圧力センサ。
  3. 前記2つの圧力変動センサは、前記カンチレバーの延在方向において一方の前記カンチレバーの前記先端部と他方の前記カンチレバーの前記基端部とを対向させて、隣り合うように配置されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の圧力センサ。
  4. 前記2つの圧力変動センサは、前記カンチレバーの延在方向において互いの前記カンチレバーの前記先端部同士を対向させて、隣り合うように配置されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の圧力センサ。
  5. 前記変形検出手段は、
    半導体材料によって形成された前記カンチレバーの前記基端部において不純物のドーピングによって形成されたピエゾ抵抗を備えることを特徴とする請求項1から請求項4の何れか1つに記載の圧力センサ。
JP2012051471A 2012-03-08 2012-03-08 圧力センサ Active JP5867820B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012051471A JP5867820B2 (ja) 2012-03-08 2012-03-08 圧力センサ
US13/779,863 US20130247677A1 (en) 2012-03-08 2013-02-28 Pressure sensor
CN201310073745.6A CN103308246B (zh) 2012-03-08 2013-03-08 压力传感器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012051471A JP5867820B2 (ja) 2012-03-08 2012-03-08 圧力センサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013185970A JP2013185970A (ja) 2013-09-19
JP5867820B2 true JP5867820B2 (ja) 2016-02-24

Family

ID=49133712

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012051471A Active JP5867820B2 (ja) 2012-03-08 2012-03-08 圧力センサ

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20130247677A1 (ja)
JP (1) JP5867820B2 (ja)
CN (1) CN103308246B (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6073512B1 (ja) * 2016-03-10 2017-02-01 株式会社フジクラ 差圧検出素子、流量計測装置、及び、差圧検出素子の製造方法
JP2017181292A (ja) * 2016-03-30 2017-10-05 株式会社フジクラ 差圧センサモジュール
JP2020134364A (ja) * 2019-02-21 2020-08-31 セイコーインスツル株式会社 圧力センサ、圧力センサ駆動方法および圧力センサ運搬方法

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6144594B2 (ja) * 2013-09-27 2017-06-07 セイコーインスツル株式会社 圧力センサ
JP6294083B2 (ja) * 2014-01-09 2018-03-14 セイコーインスツル株式会社 電子機器
JP6292932B2 (ja) * 2014-03-13 2018-03-14 セイコーインスツル株式会社 圧力センサ
US10094724B2 (en) 2014-03-13 2018-10-09 Seiko Instruments Inc. Pressure sensor
JP6403520B2 (ja) * 2014-03-26 2018-10-10 セイコーインスツル株式会社 車載装置
US10393608B2 (en) * 2014-06-25 2019-08-27 Seiko Instruments Inc. Pressure change measuring apparatus and pressure change measuring method
WO2016056419A1 (ja) * 2014-10-06 2016-04-14 国立大学法人東京大学 圧力センサ
US9804048B2 (en) 2016-01-20 2017-10-31 Rosemount Aerospace Inc. Pseudo differential pressure sensing bridge configuration
DE102016112352A1 (de) * 2016-07-06 2018-01-11 Endress+Hauser Gmbh+Co. Kg Differenzdrucksensor zur Bestimmung eines Druckmesssignals
JP6782647B2 (ja) * 2017-02-07 2020-11-11 セイコーインスツル株式会社 傾斜計測装置、傾斜計測システム、及び傾斜計測方法
JP6829108B2 (ja) * 2017-02-24 2021-02-10 セイコーインスツル株式会社 高度計、及び高度検出方法
JP6785689B2 (ja) * 2017-03-07 2020-11-18 セイコーインスツル株式会社 圧力センサ
CN108051309B (zh) * 2018-01-16 2024-03-15 福州中润电子科技有限公司 一种油泵油压的监测装置及其监测方法
EP3995802A1 (en) * 2020-11-05 2022-05-11 Melexis Technologies NV Dual pressure sensor

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60133332A (ja) * 1983-12-22 1985-07-16 Yokogawa Hokushin Electric Corp 圧力センサ
JPH0429027A (ja) * 1990-05-25 1992-01-31 Mitsubishi Electric Corp 差圧センサ
JPH06324074A (ja) * 1993-05-13 1994-11-25 Omron Corp ピエゾ抵抗変化検出方式センサ、モジュール、振動検出機能付き機器、ボイラの物理量検出装置、気体用物理量検出装置及び異常状態検出装置
US5444244A (en) * 1993-06-03 1995-08-22 Park Scientific Instruments Corporation Piezoresistive cantilever with integral tip for scanning probe microscope
JPH07225168A (ja) * 1994-02-15 1995-08-22 Purimo:Kk 差圧型圧力センサ
JP2003004567A (ja) * 2001-06-19 2003-01-08 Omron Corp 圧力センサ及び血圧計
US7425749B2 (en) * 2002-04-23 2008-09-16 Sharp Laboratories Of America, Inc. MEMS pixel sensor
JP5242347B2 (ja) * 2008-11-11 2013-07-24 独立行政法人産業技術総合研究所 検出センサ
JP2010151769A (ja) * 2008-12-26 2010-07-08 Nippon Dempa Kogyo Co Ltd 感圧素子
EP2309241B1 (en) * 2009-10-07 2016-11-30 ams international AG MEMS pressure sensor

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6073512B1 (ja) * 2016-03-10 2017-02-01 株式会社フジクラ 差圧検出素子、流量計測装置、及び、差圧検出素子の製造方法
JP2017181292A (ja) * 2016-03-30 2017-10-05 株式会社フジクラ 差圧センサモジュール
JP2020134364A (ja) * 2019-02-21 2020-08-31 セイコーインスツル株式会社 圧力センサ、圧力センサ駆動方法および圧力センサ運搬方法
JP7156969B2 (ja) 2019-02-21 2022-10-19 セイコーインスツル株式会社 圧力センサ駆動方法

Also Published As

Publication number Publication date
CN103308246B (zh) 2016-08-24
CN103308246A (zh) 2013-09-18
US20130247677A1 (en) 2013-09-26
JP2013185970A (ja) 2013-09-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5867820B2 (ja) 圧力センサ
JP5867821B2 (ja) 圧力センサ
JP5778619B2 (ja) 圧力センサ
JP6292932B2 (ja) 圧力センサ
JP6053357B2 (ja) 最適化された感度を有する圧力測定デバイス
JP4670427B2 (ja) 半導体センサおよびその製造方法
US8881596B2 (en) Semiconductor sensing device to minimize thermal noise
JP5853169B2 (ja) 半導体圧力センサ
US9693150B2 (en) Microphone sensor
JPH06194379A (ja) 半導体加速度検出装置
JP6350952B2 (ja) 圧力センサ
JP6184006B2 (ja) 圧力センサ
JP2008275325A (ja) センサ装置
JP5866496B2 (ja) 半導体圧力センサ
JP6403007B2 (ja) 圧力センサ
JP2007256046A (ja) 加速度センサ
JP2008309667A (ja) 3軸加速度センサ
JP7156969B2 (ja) 圧力センサ駆動方法
JP6815900B2 (ja) 圧力センサ
JP2016138844A (ja) 歪センサ
JP2017009563A (ja) 圧力センサ
KR20220084505A (ko) 전계효과를 이용한 압저항형 mems 가속도계
JP2020180847A (ja) 圧力センサ
JP2006038789A (ja) 圧力センサ
JP2016095177A (ja) 加速度センサ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150108

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151120

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151201

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20151224

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20151224

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5867820

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250