JP6292932B2 - 圧力センサ - Google Patents

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Description

この発明は、圧力センサに関する。
従来、圧力変動を検出する圧力センサ(差圧センサ)として、例えば、通気孔を有する収納容器と、収納容器内に配設され、透孔又は凹部を有する基板と、透孔又は凹部内で振動可能に基板に片持ち支持された圧電素子と、を具備した圧力センサが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この圧力センサによれば、通気孔を介して収納容器内に伝わる圧力の変動と、この圧力変動に遅れて追従する透孔又は凹部内部の圧力との差圧の大きさに応じて圧電素子が振動する。その結果、上記圧力センサは、圧電素子に生ずる電圧変化に基づいて、収納容器に伝わる圧力変動を検出することが可能とされる。
特開平4−208827号公報
ところで、上記従来技術に係る圧力センサの検出感度は、圧電素子の形状、透孔又は凹部の容積、および透孔又は凹部と外気との間を出入りする流量等に応じて変化する。しかしながら、圧電素子は、圧電体の両面に電極膜等を具備する両面電極構造を有するので、厚みを小さくすることによって大きな変形量を確保することが難しいという問題が生じる。これによって、共振周波数を低下させつつ感度を増大させることが困難であり、例えば1Hz以下等の低周波帯域における所望の感度を確保することが難しいという問題が生じる。さらに、圧電素子を用いたセンサの場合、センサに寄生する静電容量および配線容量によって感度変動および感度劣化が生じる虞がある。
さらに、上記従来技術に係る圧力センサにおいては、片持ち支持された検出部そのものが圧電素子で構成されているため、検出部の物理的特性と電気的特性との係りあいを分離することが難しかった。そのため、圧力センサは設計自由度が限定されてしまい、例えばカンチレバーを小型化し物理特性を変えようとするとセンサの静電容量が小さくなり感度が小さくなるとともに、相対的に寄生容量や配線容量の影響が大きくなり感度変動や感度劣化を生じ易くなるという問題もあった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、圧力変動の検出を精度良く行うことができるとともに、圧力変動を感度良く検出することができる圧力センサを提供することを目的としている。
上記課題を解決して係る目的を達成するために、本発明は以下の態様を採用した。
(1)本発明の一態様に係る圧力センサは、圧力変動を検出する圧力センサであって、内部にキャビティが形成され、前記キャビティと外部とを連通する連通開口を有する中空のセンサ本体と、先端部が自由端かつ基端部が前記センサ本体に支持された片持ち状態で前記連通開口を塞ぐように配置され、前記キャビティと前記センサ本体の外部との圧力差に応じて撓み変形するカンチレバーと、を備え、前記基端部は、平面視で前記基端部から前記先端部に向かう第1方向に直交する第2方向において、前記連通開口の一部を成すように前記基端部に設けられたギャップによって複数の分岐部に区分され、前記複数の分岐部のうちで一部の分岐部は、前記カンチレバーの撓み変形に応じた変位を検出する変位検出部を備え、前記変位検出部は、当該変位検出部よりも大きい抵抗値を有する区分部によって前記第2方向で電気的に区分される複数の分岐検出部を備え、前記複数の分岐検出部は、それぞれピエゾ抵抗によって構成され、前記複数の分岐検出部は、相互に前記区分部の外周を回り込むようにして電気的に接続される
(2)上記()に記載の圧力センサでは、前記第1方向において、前記ギャップの前記先端部側の端部位置は前記区分部の前記先端部側の端部位置よりも前記先端部側に位置する、ようにしてもよい。
)上記()または()に記載の圧力センサでは、前記区分部は、前記連通開口の
一部を成す検出部ギャップでもよい。
)上記(1)から()の何れか1つに記載の圧力センサでは、前記変位検出部は、
前記第2方向の幅が細くなる幅狭検出部を備えてもよい。
)上記()に記載の圧力センサでは、前記複数の分岐部のうち前記変位検出部を備
えていない分岐部は、前記第1方向で前記幅狭検出部の幅が狭くなる範囲と同一位置範囲
において、前記第2方向の幅が細くなる幅狭部を備えてもよい
上記(1)に記載の態様に係る圧力センサによれば、カンチレバーが撓んだときに応力が集中する部位に変位検出部を備えるので、検出感度を向上させることができる。
さらに、カンチレバーの動的特性を、変位検出部を備えていない分岐部により設定し、カンチレバーの撓み変形に応じた変位を検出するための電気的な検出特性を変位検出部により設定することができる。すなわち、本発明に係るカンチレバーは、その物理的特性と電気的特性との関わりあいを分離することが可能となる。これによりカンチレバーの物理特性が同一であっても、電気的な検出特性を可変とすることができ、圧力センサに寄生する静電容量および配線容量などによって感度変動および感度劣化が生じることを防ぐことができる。さらに、設計自由度を向上させることができる。
上記()に記載の態様に係る圧力センサによれば、変位検出部は、第2方向で隣り合うように配置される複数の分岐検出部を備えるので、隣り合う分岐検出部同士の接続のための領域に比べて、より応力集中が大きい各分岐検出部の領域を相対的に大きくすることができる。これにより、検出感度を向上させることができ、圧力変動の検出を精度良く行うことができるとともに圧力変動を感度良く検出することができる。さらに、変位検出部が複数の分岐検出部に電気的に区分されていない場合に比べて、変位検出部における通電経路の通電抵抗を増大させることができ、この通電経路に所定電圧を印加する場合の電流つまり消費電力を低減することができる。
また、上記(1)に記載の態様に係る圧力センサによれば、電気的な検出特性が設定される変位検出部のみにピエゾ抵抗を備えるので、汚れなどによる外部パターンとのリークおよび短絡の発生を抑制して、検出精度を向上させることができる。
上記()に記載の態様に係る圧力センサによれば、複数の分岐検出部を、カンチレバーの先端部側に比べて相対的に応力集中が大きい基端部側の領域に集中させるように設けるので、検出感度を向上させることができる。
上記()に記載の態様に係る圧力センサによれば、区分部の電気的な絶縁性を向上させることができる。
上記()に記載の態様に係る圧力センサによれば、幅狭検出部を設けることによって変位検出部における通電経路の通電抵抗を増大させることができ、この通電経路に所定電圧を印加する場合の電流つまり消費電力を低減することができる。
上記()に記載の態様に係る圧力センサによれば、幅狭部を設けることによって変位検出部の幅狭検出部の応力集中を大きくすることができ、検出感度を向上させることができる。
本発明の実施形態に係る圧力センサの構成を示す平面図である。 図1に示すA−A線に沿った断面図である。 本発明の実施形態に係る圧力センサのカンチレバーの基端部周辺の構成を拡大して示す平面図である。 本発明の実施形態に係る圧力センサの検出回路の構成図である。 本発明の実施形態に係る圧力センサの出力信号の一例を示す図であり、外気圧と内気圧との対応関係の一例に応じたセンサ出力を示す図である。 本発明の実施形態に係る圧力センサの動作の一例を、図1に示すA−A線に沿った断面図を用いて示す図であり、外気圧と内気圧とが同一である状態から、外気圧が内気圧よりも上昇した状態を経由して、外気圧と内気圧とが平衡になった状態へと遷移する場合の前述の3つの状態を示す図である。 本発明の実施形態の第1変形例に係る圧力センサの構成を示す平面図である。 本発明の実施形態の第2変形例に係る圧力センサの構成を示す平面図である。 本発明の実施形態の第3変形例に係る圧力センサの構成を示す平面図である。 本発明の実施形態の第4変形例に係る圧力センサの構成を示す平面図である。 本発明の実施形態の第5変形例に係る圧力センサの構成を示す平面図である。 本発明の実施形態の第6変形例に係る圧力センサの構成を示す平面図である。 本発明の実施形態の第7変形例に係る圧力センサの構成を示す平面図である。 図13に示すB−B線に沿った断面図である。 本発明の実施形態の第9変形例に係る圧力センサの構成を示す平面図である。
以下、本発明の実施形態に係る圧力センサについて添付図面を参照しながら説明する。
本実施形態の圧力センサ1は、所定の周波数帯域の圧力変動を検出するセンサであり、適宜の圧力伝達媒体(例えば、空気などの気体や液体など)が存在する空間などに配置さている。
図1および図2に示すように、圧力センサ1は、例えば、SOI基板2とセンサ本体3とを一体的に固定した形状からなり、SOI基板2に形成されたカンチレバー4と、カンチレバー4に接続されてカンチレバー4の変位を検出する検出部6と、を備えている。
SOI基板2は、シリコン支持層2a、シリコン酸化膜等の電気的絶縁性の酸化層2b、およびシリコン活性層2cを熱的に張り合わせて形成されている。また、SOI基板2のシリコン活性層2cには表面全域に亘って、例えばリンなどのドープ剤(不純物)がイオン注入法や拡散法などの各種の方法によりドーピングされることによって、ピエゾ抵抗として機能するドープ層7が形成されている。
センサ本体3は、例えば樹脂材で構成された中空の箱型の形状を有し、壁部3aの先端にSOI基板2が一体的に固定されている。SOI基板2は、壁部3aと同様の環状に形成されたシリコン支持層2aおよび酸化層2bと、カンチレバー4を成すシリコン活性層2cとを備えている。センサ本体3、シリコン支持層2a、および酸化層2bは、中空の箱型の形状を有し、キャビティ10として機能する内部空間を形成している。センサ本体3、シリコン支持層2a、および酸化層2bは、開口に相当する箇所を、キャビティ10の内部と外部とを連通する連通開口11としている。
カンチレバー4は、SOI基板2のシリコン活性層2cからなり、平板状のシリコン活性層2cからカンチレバー4と枠部12とを形成するようにギャップ13を切り出すことによって形成されている。カンチレバー4は、先端部4bを自由端とし、基端部4aを、シリコン支持層2aおよび酸化層2bを介してセンサ本体3の壁部3aに固定された固定端とし、片持ち梁構造を形成している。カンチレバー4は、センサ本体3、シリコン支持層2a、および酸化層2bによって形成された連通開口11の大きさよりも小さく形成されている。
ギャップ13は、カンチレバー4の先端部4bから基端部4aに向かい、キャビティ10の内部に連通する領域から基端部4aに積層された酸化層2bが存在する領域に亘って設けられている。つまりキャビティ10の内部に連通する領域では、ギャップ13は、センサ本体3、シリコン支持層2a、および酸化層2bによって形成された連通開口11の一部を成すように(あるいは、連通開口11に含まれるように)配置されている。
ここで、SOI基板2全体として見た場合、SOI基板2は、センサ本体3の連通開口11を塞ぐようにしてセンサ本体3に積層され、一体的に固定されている。このSOI基板2のうち、センサ本体3の壁部3aと同様の環状に形成されたシリコン支持層2aおよび酸化層2bは、センサ本体3の壁部3aに連続して、この壁部3aを延長するように設けられている。そして、カンチレバー4を成すシリコン活性層2cは、センサ本体3、シリコン支持層2a、および酸化層2bによって形成された連通開口11を塞ぐように配置されている。これによりカンチレバー4を形成するようにしてシリコン活性層2cに設けられたギャップ13は、センサ本体3の連通開口11の一部を成すように(あるいは、連通開口11に含まれるように)配置されている。
カンチレバー4は片持ち梁構造によって、基端部4aを中心としてキャビティ10の内部と外部との圧力差(つまりギャップ13を介してキャビティ10の内部と外部との間を流通可能な圧力伝達媒体による圧力の差)に応じて撓み変形する。
なお、枠部12において連通開口11よりも外方の周縁部には、ドープ層7の表面上にAuなどの導電性材料からなる電極14が設けられている。電極14は、SOI基板2のシリコン活性層2cを貫通する2つのギャップによって、2つの第1および第2電極14a,14bに電気的に分離されている。2つのギャップは、例えば、ギャップ13から分岐するように形成された分岐ギャップ13aと、後述する第3ギャップ23及び当該第3ギャップ23と連接された補助ギャップ23aと、である。
図1および図3に示すように、カンチレバー4の基端部4aにおいて、平面視で基端部4aから先端部4bに向かう第1方向にほぼ同一長さで伸びる3つの第1〜第3ギャップ21〜23が形成されている。第1〜第3ギャップ21〜23は、カンチレバー4を厚さ方向に貫通する貫通孔であり、基端部4aから第1方向に向かい、キャビティ10の内部に連通する領域に亘って設けられている。つまり、第1〜第3ギャップ21〜23は、先端部4b側の各々の少なくとも一部がセンサ本体3の連通開口11の一部を成すように(あるいは、連通開口11に含まれるように)形成されている。
第1および第2ギャップ21,22は、第1方向に伸びる平面視U字状の形状を有している。第3ギャップ23は、第1方向に直交する第2方向(つまり幅方向)において第1および第2ギャップ21,22の間(例えば、カンチレバー4の幅方向の中央部)に配置され、第1方向に伸びる平面視直線状の形状を有している。
なお、第1および第2ギャップ21,22は、キャビティ10の内部に連通する領域においてシリコン活性層2cを貫通している。第1および第2ギャップ21,22は、シリコン活性層2cに積層された酸化層2bが存在する領域においてシリコン活性層2cを貫通する補助ギャップ211,221に接続されている。第1および第2ギャップ21,22は、補助ギャップ211,221を介してギャップ13に接続されている。第1および第2ギャップ21,22は、例えば、第1方向に長さL1を有している。
第3ギャップ23は、2つの第1および第2電極14a,14bの基端部4a側の内周端よりも先端部4b側においてシリコン活性層2cを貫通している。第3ギャップ23は、例えば、第1方向に長さL2を有している。第3ギャップ23の第1方向における先端部4b側の端部位置は、第1および第2ギャップ21,22の第1方向における先端部4b側の端部位置と同一位置に設定されている。第3ギャップ23は、シリコン活性層2cに積層された酸化層2bが存在する領域において2つの第1および第2電極14a,14bを区分するようにしてシリコン活性層2cを貫通する補助ギャップ23aに接続されている。
第1〜第3ギャップ21〜23は、第2方向においてカンチレバー4の基端部4aを、複数の分岐部、つまり、第1および第2支持部24,25と、第1および第2変位検出部26,27と、に電気的に区分する。
第1および第2支持部24,25は、カンチレバー4の第2方向両端部に設けられ、ギャップ13によって第1および第2電極14a,14bから電気的に遮断されている。第1支持部24は、第2方向において第1ギャップ21を介して第1変位検出部26と区分されている。第2支持部25は、第2方向において第2ギャップ22を介して第2変位検出部27と区分されている。第1および第2支持部24,25は、第1方向に沿って第2方向の長さ(幅)が一定に形成されている。
第1および第2変位検出部26,27は、第3ギャップ23を介して第2方向で隣り合うように区分されている。第1および第2変位検出部26,27は、例えば、第1および第2支持部24,25に比べて、第2方向の長さ(幅)が小さく形成されている。第1および第2変位検出部26,27は、第1方向に沿って第2方向の長さ(幅)が一定に形成されている。第1および第2変位検出部26,27は、基端部4a側において互いに異なる第1および第2電極14a,14bに電気的に接続された第1および第2電極端部26a,27aを備えている。第1および第2変位検出部26,27は、相互に第3ギャップ23の外周を回り込むようにして、カンチレバー4に設けられているドープ層7を介して電気的に接続されている。
検出部6は、カンチレバー4に設けられた第1および第2変位検出部26,27と、図4に示す検出回路30と、を備えている。
第1および第2変位検出部26,27は、カンチレバー4に設けられているドープ層7によるピエゾ抵抗としての機能によって、カンチレバー4の撓み変形に応じた変位を検出する。ピエゾ抵抗は、カンチレバー4の撓み量(変位量)に応じて電気抵抗値が変化する抵抗素子である。第1および第2変位検出部26,27は、第2方向において第3ギャップ23を両側から挟み込んだ対となって配置され、相互に第3ギャップ23の外周を回り込むようにしてドープ層7を介して電気的に接続されている。これにより検出回路30を通じて第1および第2電極14a,14b間に所定電圧が印加されると、この電圧印加に起因する電流は、第1および第2変位検出部26,27の一方から第3ギャップ23の外周を回り込むようにして他方に流れる。この電流の経路(電流経路)Pの電気抵抗値Rは、第1変位検出部26のドープ層7による電気抵抗値Raと、第2変位検出部27のドープ層7による電気抵抗値Rbと、第3ギャップ23の外周を回り込むように第1および第2変位検出部26,27間を接続する領域のドープ層7による電気抵抗値Rcとの和として記述することができる。この電気抵抗値Rは、ドープ層7によるピエゾ抵抗としての機能によって、カンチレバー4の変位(撓み変形)に応じて変化するので、この電気抵抗値Rの変化がキャビティ10の内部と外部との間に発生した圧力差に対応する。
検出回路30は、第1および第2電極14a,14bを介して第1および第2変位検出部26,27に接続され、カンチレバー4の変位(撓み変形)に応じて変化する電流経路Pの電気抵抗値Rの変化を電気的な出力信号として取り出す。図4に示すように、検出回路30は、ブリッジ回路31と、基準電圧発生回路32と、差動増幅回路33と、を備えている。
ブリッジ回路31は、例えばホイートストンブリッジ回路であって、第1および第2抵抗部41,42が直列接続されてなる枝辺と、第3および第4抵抗部43,44が直列接続されてなる枝辺とが、基準電圧発生回路32に対して並列に接続されている。
第1抵抗部41は、第1および第2電極端部26a,27a間で直列に接続された第1および第2変位検出部26,27によって構成され、電気抵抗値R1は電流経路Pの電気抵抗値Rである。第2〜第4抵抗部42〜44は、固定抵抗であって、各電気抵抗値R2〜R4を有している。ブリッジ回路31において、第1および第2抵抗部41,42の接続点E1は差動増幅回路33の反転入力端子に接続されている。また、第3および第4抵抗部43,44の接続点E2は差動増幅回路33の非反転入力端子に接続されている。
基準電圧発生回路32は、ブリッジ回路31の第1および第3抵抗部41,43の接続点と第2および第4抵抗部42,44の接続点との間に、所定の基準電圧Vccを印加する。
差動増幅回路33は、ブリッジ回路31の2つの接続点E1,E2間の電位差を検出し、この電位差を所定増幅率にて増幅して出力する。この電位差は、電流経路Pの電気抵抗値Rの変化に応じた値となる。
以下に、上述した圧力センサ1に微小な圧力変動が作用した場合の圧力センサ1の動作について、図5および図6を参照して説明する。
先ず、図5に示す時刻t1以前の期間Aのように、キャビティ10の外部の圧力Pout(=第1所定圧力Pa)と、キャビティ10の内部の圧力Pinとの圧力差がゼロである場合には、図6の上図に示すようにカンチレバー4は撓み変形しない。これに伴い、検出回路30から出力される出力信号(センサ出力)は所定値(例えば、ゼロ)である。
そして、図5に示す時刻t1以降の期間Bのように、外部の圧力Poutが増大すると、キャビティ10の外部と内部との間に圧力差が生じるので、図6の中央図に示すようにカンチレバー4はキャビティ10内部に向けて撓み変形する。これに伴いカンチレバー4の撓み変形に応じて、ピエゾ抵抗として機能する第1および第2変位検出部26,27に歪みが生じ、電流経路Pの電気抵抗値Rが変化するので、センサ出力が増大する。
さらに、外部の圧力Poutの上昇終了後にはギャップ13を介してキャビティ10の外部から内部へと圧力伝達媒体が流動する。これに伴い内部の圧力Pinは、時間の経過とともに外部の圧力Poutよりも遅れながら、外部の圧力Poutの変動よりも緩やかな応答で上昇する。その結果、内部の圧力Pinが外部の圧力Poutに徐々に近づくので、キャビティ10の外部および内部で圧力が均衡状態になり始め、カンチレバー4の撓みが徐々に小さくなり、センサ出力が徐々に低下する。
そして、図5に示す時刻t2以降の期間Cのように、内部の圧力Pinが外部の圧力Pout(=第2所定圧力Pb)に等しくなると、図6の下図に示すように圧力差に応じたカンチレバー4の撓み変形が解消されて元の状態に復帰し、センサ出力が再び所定値(例えば、ゼロ)になる。
上述したように本実施形態の圧力センサ1によれば、第1および第2支持部24,25間に第1および第2変位検出部26,27を備えるので、第1および第2支持部24,25間の間隔に比べて第1および第2変位検出部26,27間の間隔が小さくなっている。したがって第1および第2変位検出部26,27間を接続する領域の電気抵抗値Rcを小さくすることができる。これに伴い、電流経路Pの電気抵抗値Rに対して、第1および第2変位検出部26,27間を接続する領域に比べて、より応力集中が大きい第1および第2変位検出部26,27の電気抵抗値Ra,Rbを相対的に大きくすることができる。これにより第1および第2変位検出部26,27の電気抵抗値Ra,Rbの変化に対する検出感度を向上させることができ、圧力変動の検出を精度良く行うことができる。さらに、圧力変動を感度良く検出することができる。
さらに、カンチレバー4の動的特性を第1および第2支持部24,25により設定し、カンチレバー4の撓み変形に応じた変位を検出するための電気的な検出特性を第1および第2変位検出部26,27により設定することができる。すなわち、カンチレバー4は、その物理的特性と電気的特性との関わりあいを分離することが可能となる。これによりカンチレバー4の物理特性が同一であっても、電気的な検出特性を可変とすることができ、圧力センサ1に寄生する静電容量および配線容量などによって感度変動および感度劣化が生じることを防ぐことができる。さらに、圧力センサ1の設計自由度を向上させることができる。
(第1変形例)
なお、上述した実施形態において、第1および第2ギャップ21,22の第1方向における先端部4b側の端部位置は、第3ギャップ23の第1方向における先端部4b側の端部位置と同一位置に設定されたが、これに限定されない。第1および第2ギャップ21,22の第1方向における先端部4b側の端部位置は、第3ギャップ23の第1方向における先端部4b側の端部位置よりも先端部4b側に突出してもよい。
この第1変形例に係る圧力センサ1では、図7に示すように、第1および第2ギャップ21,22の第1方向における先端部4b側の端部位置は、第3ギャップ23の第1方向における先端部4b側の端部位置よりも、間隔Lだけ先端部4b側に位置している。
この第1変形例によれば、第1および第2変位検出部26,27を、カンチレバー4の先端部4b側の領域に比べて、より応力集中が大きい基端部4a側の領域に集中させるように設けることができ、検出感度を向上させることができる。
(第2変形例)
なお、上述した実施形態において、第1および第2変位検出部26,27は、第1方向に沿って第2方向の長さ(幅)が一定に形成されているとしたが、これに限定されず、所望の機械的強度を確保しつつ、適宜の位置で第2方向の長さ(幅)が細くされてもよい。
この第2変形例に係る圧力センサ1では、図8に示すように、第1および第2ギャップ21,22に、第2方向で第3ギャップ23に向かい突出するようにして湾曲する第1および第2湾曲部21a,22aを設けている。第1および第2湾曲部21a,22aは、第1および第2ギャップ21,22において第2方向で第3ギャップ23に対向する部位に設けられ、第1方向のほぼ中央部が最も突出するように形成されている。これにより第1および第2変位検出部26,27には、第1および第2湾曲部21a,22aによって第2方向の幅が細くなる第1および第2幅狭検出部261,271が形成されている。
この第2変形例によれば、第1および第2幅狭検出部261,271を設けることによって第1および第2変位検出部26,27の電気抵抗値Ra,Rbを大きくすることができ、検出回路30を通じて電流経路Pに所定電圧を印加する場合の電流つまり消費電力を低減することができる。さらに、第1および第2変位検出部26,27の第1方向における中央部に第1および第2幅狭検出部261,271を設けることによって、カンチレバー4の基端部4a側つまり固定端側の機械的強度を確保しつつ、消費電力を低減することができる。
(第3変形例)
なお、上述した実施形態において、第1および第2支持部24,25は、第1方向に沿って第2方向の長さ(幅)が一定に形成されているとしたが、これに限定されず、所望の機械的強度を確保しつつ、適宜の位置で第2方向の長さ(幅)が細くされてもよい。
この第3変形例に係る圧力センサ1は、図9に示すように、上述した第2変形例に係る圧力センサ1と同様に、第1および第2湾曲部21a,22a、並びに第1および第2幅狭検出部261,271を備えている。この第3変形例に係る圧力センサ1では、枠部12によって、カンチレバー4の基端部4aにおいてギャップ13の第2方向両端の部位に、第1および第2ギャップ湾曲部13b,13cが設けられている。第1および第2ギャップ湾曲部13b,13cは、第2方向で第1および第2ギャップ21,22の各々に向かい突出するようにして湾曲している。第1および第2ギャップ湾曲部13b,13cは、例えば、第1方向で第1および第2湾曲部21a,22aと同一位置範囲に設けられている。第1および第2ギャップ湾曲部13b,13cは、最も突出する部位の第1方向の位置が、第1および第2湾曲部21a,22aとほぼ同一になるように形成されている。これにより第1および第2支持部24,25には、第1方向で第1および第2幅狭検出部261,271と同一位置範囲に、第1および第2ギャップ湾曲部13b,13cによって第2方向の幅が細くなる第1および第2幅狭支持部241,251が形成されている。
この第3変形例によれば、第1および第2幅狭支持部241,251を設けることによって第1および第2変位検出部26,27において応力が集中する部位を調整することができる。特に、第1および第2幅狭支持部241,251を第1方向で第1および第2幅狭検出部261,271と同一位置範囲に設けることによって、第1および第2幅狭検出部261,271に応力が集中し易くすることができる。これにより第1および第2変位検出部26,27のうちで他の部位に比べて抵抗値が大きくなっている第1および第2幅狭検出部261,271の抵抗値変化を大きくして、検出感度を向上させることができる。
(第4変形例)
なお、上述した第3変形例において、第1および第2支持部24,25には、第1および第2ギャップ湾曲部13b,13cによって第1および第2幅狭支持部241,251が形成されているとしたが、これに限定されない。
第4変形例に係る圧力センサ1では、図10に示すように、上述した第3変形例の第1および第2ギャップ湾曲部13b,13cの代わりに、第1および第2ギャップ21,22に第3および第4湾曲部21b,22bを設けている。第3および第4湾曲部21b,22bは、第1および第2ギャップ21,22において第2方向でギャップ13の第2方向両端の部位に対向する部位に設けられている。第3および第4湾曲部21b,22bは、第2方向でギャップ13の第2方向両端の部位の各々に向かい突出するようにして湾曲している。第3および第4湾曲部21b,22bは、例えば、第1方向で第1および第2湾曲部21a,22aと同一位置範囲に設けられている。第3および第4湾曲部21b,22bは、最も突出する部位の第1方向の位置が、第1および第2湾曲部21a,22aとほぼ同一になるように形成されている。これにより第1および第2支持部24,25には、第1方向で第1および第2幅狭検出部261,271と同一位置範囲に、第3および第4湾曲部21b,22bによって第2方向の幅が細くなる第1および第2幅狭支持部241,251が形成されている。
(第5変形例)
なお、上述した第2および第3変形例においては、図11に示す第5変形例に係る圧力センサ1のように、第1および第2ギャップ湾曲部13b,13c、並びに第3および第4湾曲部21b,22bを備えてもよい。これにより第1および第2支持部24,25には、第1および第2ギャップ湾曲部13b,13c、並びに第3および第4湾曲部21b,22bによって第1および第2幅狭支持部241,251が形成されている。
(第6変形例)
なお、上述した実施形態において、第1および第2ギャップ21,22は第1方向に伸びる平面視U字状の形状を有するとしたが、これに限定されず、第1方向に伸びる他の形状を有していてもよい。
第6変形例に係る圧力センサ1では、図12に示すように、第1および第2ギャップ21,22は第1方向に伸びる平面視直線状の形状を有している。
(第7変形例)
なお、上述した実施形態において、SOI基板2のシリコン活性層2cには表面全域に亘ってドープ層7が形成されているとしたが、これに限定されない。
第7変形例に係る圧力センサ1では、図13および図14に示すように、SOI基板2のシリコン活性層2cのうち、第1および第2変位検出部26,27と、第3ギャップ23の外周を回り込むようにして第1および第2変位検出部26,27間を接続する領域とのみに、連続してドープ層7が形成されている。
この第7変形例によれば、汚れなどによる外部パターンとのリークおよび短絡の発生を抑制して、検出精度を向上させることができる。
(第8変形例)
なお、上述した実施形態においては、カンチレバー4において第3ギャップ23の外周を回り込むようにして第1および第2変位検出部26,27間を接続する領域の表面上にAuなどの導電性材料からなる配線部が設けられてもよい。
この第8変形例によれば、配線部を設けることによって第1および第2変位検出部26,27間を接続する領域の電気抵抗値Rcを小さくすることができる。これに伴い、電流経路Pの電気抵抗値Rに対して、第1および第2変位検出部26,27間を接続する領域に比べて、より応力集中が大きい第1および第2変位検出部26,27の電気抵抗値Ra,Rbを相対的に大きくすることができる。これにより第1および第2変位検出部26,27の電気抵抗値Ra,Rbの変化に対する検出感度を向上させることができ、圧力変動の検出を精度良く行うことができる。
(第9変形例)
なお、上述した実施形態においては、第1および第2変位検出部26,27は、第3ギャップ23を介して第2方向で隣り合うように区分されているとしたが、これに限定されない。例えば、第1および第2変位検出部26,27は、第3ギャップ23を設ける代わりに、当該第3ギャップ23に相当する範囲において、ドープ層7を有していないシリコン活性層2cが設けられてもよい。つまり、第1および第2変位検出部26,27の間に、第3ギャップ23の代わりに、ドープ層7が形成されずに露出するシリコン活性層2cが設けられてもよい。
例えば、図15に示す第9変形例に係る圧力センサ1では、図13に示す第7変形例の第3ギャップ23の代わりに、ドープ層7を有していないシリコン活性層2cが設けられる。つまり、第3ギャップ23が省略されたシリコン活性層2cのうち、第1および第2変位検出部26,27と、第1および第2変位検出部26,27間を接続する領域とのみに、連続してドープ層7が形成される。
上述した実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…圧力センサ、3…センサ本体、4…カンチレバー、4a…基端部、4b…先端部、6…検出部、7…ドープ層(ピエゾ抵抗)、10…キャビティ、11…連通開口、12…枠部、14a,14b…第1および第2電極、21、22…第1、第2ギャップ(ギャップ)、23…第3ギャップ(検出部ギャップ、区分部)、24,25…第1および第2支持部(分岐部)、241,251…第1および第2幅狭支持部(幅狭部)、26,27…第1および第2変位検出部(変位検出部)、26a,27a…第1および第2電極端部、261,271…第1および第2幅狭検出部(幅狭検出部)

Claims (5)

  1. 圧力変動を検出する圧力センサであって、
    内部にキャビティが形成され、前記キャビティと外部とを連通する連通開口を有する中空のセンサ本体と、
    先端部が自由端かつ基端部が前記センサ本体に支持された片持ち状態で前記連通開口を塞ぐように配置され、前記キャビティと前記センサ本体の外部との圧力差に応じて撓み変形するカンチレバーと、
    を備え、
    前記基端部は、平面視で前記基端部から前記先端部に向かう第1方向に直交する第2方向において、前記連通開口の一部を成すように前記基端部に設けられたギャップによって複数の分岐部に区分され、
    前記複数の分岐部のうちで一部の分岐部は、前記カンチレバーの撓み変形に応じた変位を検出する変位検出部を備え、
    前記変位検出部は、当該変位検出部よりも大きい抵抗値を有する区分部によって前記第2方向で電気的に区分される複数の分岐検出部を備え、
    前記複数の分岐検出部は、それぞれピエゾ抵抗によって構成され、
    前記複数の分岐検出部は、相互に前記区分部の外周を回り込むようにして電気的に接続される、
    ことを特徴とする圧力センサ。
  2. 前記第1方向において、前記ギャップの前記先端部側の端部位置は前記区分部の前記先端部側の端部位置よりも前記先端部側に位置する、
    ことを特徴とする請求項に記載の圧力センサ。
  3. 前記区分部は、前記連通開口の一部を成す検出部ギャップである、
    ことを特徴とする請求項または請求項に記載の圧力センサ。
  4. 前記変位検出部は、前記第2方向の幅が細くなる幅狭検出部を備える、
    ことを特徴とする請求項1から請求項の何れか1つに記載の圧力センサ。
  5. 前記複数の分岐部のうち前記変位検出部を備えていない分岐部は、前記第1方向で前記幅狭検出部の幅が狭くなる範囲と同一位置範囲において、前記第2方向の幅が細くなる幅狭部を備える、
    ことを特徴とする請求項に記載の圧力センサ。
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