JP2008139136A - 力学量センサおよびその製造方法 - Google Patents

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努 中西
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Abstract

【課題】本発明は、トリミング用の抵抗を追加することなく電気的出力の調整を行うことができる力学量センサの製造方法を提供することを目的とするものである。
【解決手段】本発明の力学量センサの製造方法は、固定部1と、この固定部1に接続された弾性変形可能な第1の片持ち梁部2と、この第1の片持ち梁部2の先端に形成された作用部である第1のおもり部4と、前記第1の片持ち梁部2の上面に形成された第1のピエゾ抵抗素子6〜第2のピエゾ抵抗素子7と、この第1のピエゾ抵抗素子6〜第2のピエゾ抵抗素子7と電気的に接続された一対の接続電極16とを形成した後、前記第1のピエゾ抵抗素子6〜第2のピエゾ抵抗素子7をトリミングして長方形の第1のピエゾ抵抗素子6〜第2のピエゾ抵抗素子7を形成する工程を備えたものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、ピエゾ抵抗素子を利用した加速度、慣性力、または応力等を検出することができる力学量センサおよびその製造方法に関するものである。
ピエゾ抵抗素子を用いた力学量センサの動作原理は、慣性力や外力等を受けることにより変形をする部材上にピエゾ抵抗素子を形成し、そしてこの部材の変形に伴うピエゾ抵抗素子に生じる歪みにより、ピエゾ抵抗素子の抵抗値が変化することに着目し、この抵抗値変化を電気的出力に置き換えて力学量を検出するものである。
これらの力学量センサにおいて、片持ち梁の先端に作用部としてのおもり部を設け、かつこの片持ち梁の上面にピエゾ抵抗素子を形成し、そしてこのピエゾ抵抗素子の抵抗値変化を検知することにより力学量の一種である加速度を検出するようにした力学量センサは公知である(特許文献1参照)。
また、電気的出力の調整を行うためにトリミング用の抵抗を接続し、そしてこのトリミング用の抵抗をトリミングすることも知られている(特許文献2参照)。
特開平4−130276号公報 特開平9−166619号公報
力学量センサの電気的出力の調整方法として、トリミング用の抵抗を追加することは、部品の数が増加するため、機器の小型化を阻害するものである。
本発明は上記従来の課題を解決するもので、トリミング用の抵抗を追加することなく電気的出力の調整を行うことができる力学量センサおよびその製造方法を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するために、本発明は以下の構成を有するものである。
本発明の請求項1に記載の発明は、固定部と、この固定部に接続された弾性変形可能な梁部と、この梁部の先端に形成された作用部と、前記梁部の上面に形成されたピエゾ抵抗素子と、このピエゾ抵抗素子と電気的に接続された一対の接続電極とを形成した後に、前記ピエゾ抵抗素子をトリミングして長方形のピエゾ抵抗素子を形成する工程を備えたもので、この製造方法によれば、前記ピエゾ抵抗素子をトリミングして長方形のピエゾ抵抗素子を形成する工程を備えているため、トリミング用の抵抗を追加することなく電気的出力の調整を行うことができ、これにより、機器の小型化を図ることができるという作用効果を有するものである。
本発明の請求項2に記載の発明は、特に、ピエゾ抵抗素子をトリミングして長方形のピエゾ抵抗素子を形成する工程において、ピエゾ抵抗素子の幅方向の端部をピエゾ抵抗素子の長さ方向にトリミングするようにしたもので、この製造方法によれば、トリミング用の抵抗を追加することなく電気的出力の調整を行うことができ、これにより、機器の小型化を図ることができるという作用効果を有するものである。
本発明の請求項3に記載の発明は、固定部と、この固定部に接続された弾性変形可能な梁部と、この梁部の先端に形成された作用部と、前記梁部の上面に形成されたピエゾ抵抗素子と、このピエゾ抵抗素子と電気的に接続された一対の接続電極とを形成した後に、抵抗値調整のため前記ピエゾ抵抗素子をトリミングする工程を備えるとともに、前記ピエゾ抵抗素子をトリミングする工程において、ピエゾ抵抗素子のトリミングを行った部分において270°以上の頂点を有さないようにしたもので、この製造方法によれば、前記ピエゾ抵抗素子をトリミングする工程において、ピエゾ抵抗素子のトリミングを施した部分において270°以上の頂点を有さないようにしているため、梁部が弾性変形を行った場合におけるピエゾ抵抗素子に発生する応力集中を低減させることができ、これにより、信頼性を保持しながら、トリミング用の抵抗を追加することなく電気的出力の調整を行うことができるため、機器の小型化を図ることができるという作用効果を有するものである。
本発明の請求項4に記載の発明は、特に、ピエゾ抵抗素子をトリミングする工程において、トリミングをする工程をピエゾ抵抗素子のトリミングを行った部分における外形が滑らかになるようにしたもので、この製造方法によれば、梁部が弾性変形を行った場合におけるピエゾ抵抗素子に発生する応力集中を低減させることができ、これにより、信頼性を保持しながら、トリミング用の抵抗を追加することなく電気的出力の調整を行うことができるため、機器の小型化を図ることができるという作用効果を有するものである。
本発明の請求項5に記載の発明は、特に、ピエゾ抵抗素子をトリミングする工程において、ピエゾ抵抗素子の抵抗値の絶対値と抵抗値変化率が所定の値になるようにトリミング位置を定めるようにしたもので、この製造方法によれば、高精度な力学量の検出ができるという作用効果を有するものである。
本発明の請求項6に記載の発明は、特に、ピエゾ抵抗素子をトリミングする工程において、ピエゾ抵抗素子の抵抗値の絶対値と抵抗値変化率が所定の値になるように前記ピエゾ抵抗素子の幅方向のトリミング位置を定めるようにしたもので、この製造方法によれば、高精度な力学量の検出ができるという作用効果を有するものである。
本発明の請求項7に記載の発明は、特に、ピエゾ抵抗素子をトリミングする工程においては、トリミングをする工程を、ピエゾ抵抗素子の抵抗値の絶対値と抵抗値変化率が所定の値になるように前記ピエゾ抵抗素子の長さ方向のトリミング位置を定めるようにしたもので、この製造方法によれば、高精度な力学量の検出ができるという作用効果を有するものである。
本発明の請求項8に記載の発明は、固定部と、この固定部に接続された弾性変形可能な梁部と、この梁部の先端に形成された作用部と、前記梁部の上面に形成されたピエゾ抵抗素子と、このピエゾ抵抗素子と電気的に接続された一対の接続電極とを備え、前記ピエゾ抵抗素子はトリミングによる欠落部を有し、かつ前記ピエゾ抵抗素子のトリミングを行った部分において270°以上の頂点を有さないようにしたもので、この構成によれば、梁部が弾性変形を行った場合におけるピエゾ抵抗素子に発生する応力集中を低減させることができるため、信頼性を保持しながら、トリミング用の抵抗を追加することなく電気的出力の調整を行うことができ、これにより、機器の小型化を図ることができるという作用効果を有するものである。
本発明の請求項9に記載の発明は、特に、ピエゾ抵抗素子のトリミングを施した部分を滑らかな外形にしたもので、この構成によれば、梁部が弾性変形を行った場合におけるピエゾ抵抗素子に発生する応力集中を低減させることができるため、信頼性を保持しながら、トリミング用の抵抗を追加することなく電気的出力の調整を行うことができ、これにより、機器の小型化を図ることができるという作用効果を有するものである。
以上のように本発明の力学量センサの製造方法は、固定部と、この固定部に接続された弾性変形可能な梁部と、この梁部の先端に形成された作用部と、前記梁部の上面に形成されたピエゾ抵抗素子と、このピエゾ抵抗素子と電気的に接続された一対の接続電極とを形成した後に、前記ピエゾ抵抗素子をトリミングして長方形のピエゾ抵抗素子を形成する工程を備えているため、トリミング用の抵抗を追加することなく電気的出力の調整を行うことができ、これにより、機器の小型化を図ることができるという優れた効果を奏するものである。
(実施の形態1)
以下、実施の形態1を用いて、本発明の特に請求項1、2に記載の発明について説明する。なお、この実施の形態1では、力学量センサの一形態である加速度センサについて説明するが、本発明は、加速度以外の慣性力を検出するセンサや、外力を検出する応力センサ等にも適用可能なものである。
図1は本発明の実施の形態1における力学量センサの平面図、図2は同力学量センサの回路図、図3は同力学量センサにおけるウェハの斜視図、図4〜図6は同力学量センサの製造工程図、図7は同力学量センサにおけるトリミング後の梁部の平面図、図8、図9は図7のA−A線断面図である。
図1において、1は固定部で、この固定部1はSiで構成された基板から形成されているものである。2は固定部1に形成された梁部としての第1の片持ち梁部、3は固定部1に第1の片持ち梁部2と並ぶように形成された梁部としての第2の片持ち梁部である。4は第1の片持ち梁部2の先端に形成され、この第1の片持ち梁部2に力を加える作用部としての第1のおもり部である。5は第2の片持ち梁部3の先端に形成され、この第2の片持ち梁部3に力を加える作用部としての第2のおもり部で、この第2のおもり部5は第1のおもり部4と並ぶように形成されているものである。
上記した固定部1、第1の片持ち梁部2、第2の片持ち梁部3、第1のおもり部4および第2のおもり部5は同一平面上に一体的に形成されているものである。また、前記第1の片持ち梁部2および第1のおもり部4と、第2の片持ち梁部3および第2のおもり部5は同じ向きに並べて構成されているものであり、さらに第1の片持ち梁部2と第2の片持ち梁部3、および第1のおもり部4と第2のおもり部5はそれぞれ形状が同一になるように構成されているものである。
6,7はそれぞれ第1の片持ち梁部2に形成された第1のピエゾ抵抗素子および第2のピエゾ抵抗素子、8,9は第2の片持ち梁部3に形成された第3のピエゾ抵抗素子および第4のピエゾ抵抗素子である。これらの第1のピエゾ抵抗素子6、第2のピエゾ抵抗素子7、第3のピエゾ抵抗素子8および第4のピエゾ抵抗素子9は、いずれも歪みが生じると抵抗値が変化する特性を有しているものである。
10は固定部1に形成された第1の印加電極、11は固定部1に形成された第1の中間電極、12は固定部1に形成された第1のグランド電極である。そして前記第1のピエゾ抵抗素子6は第1の印加電極10と第1の中間電極11との間に電気的に接続され、また第2のピエゾ抵抗素子7は第1の中間電極11と第1のグランド電極12との間に電気的に接続されるものである。
13は固定部1に形成された第2の印加電極、14は固定部1に形成された第2の中間電極、15は固定部1に形成された第2のグランド電極である。前記第3のピエゾ抵抗素子8は第2のグランド電極15と第2の中間電極14との間に電気的に接続され、また第4のピエゾ抵抗素子9は第2の中間電極14と第2の印加電極13との間に電気的に接続されるものである。
16は第1のピエゾ抵抗素子6〜第4のピエゾ抵抗素子9の各ピエゾ抵抗素子と第1の印加電極10〜第2のグランド電極15の各電極間を電気的に接続する導電体からなる接続電極である。
17は固定部1における第1の片持ち梁部2が形成された部分の外側に、第1のおもり部4と空間を挟んで対向するように形成された第1のストッパ部で、この第1のストッパ部17は固定部1と一体的に形成されている。18は固定部1における第2の片持ち梁部3が形成された部分の外側に、第2のおもり部5と空間を挟んで対向するように形成された第2のストッパ部で、この第2のストッパ部18も固定部1と一体的に形成されている。19は第1のストッパ部17と第2のストッパ部18を連結する連結部である。そして前記第1のストッパ部17、第2のストッパ部18および連結部19は、Siからなる基板をエッチングする際に得られるもので、これらを設けることにより、過大な加速度が加わった場合であっても、第1のおもり部4または第2のおもり部5が第1のストッパ部17または第2のストッパ部18に当接することになり、これにより、第1の片持ち梁部2、第2の片持ち梁部3が限界を超えて撓むのを防止することができるため、加速度センサの破損を防止することができる。
20は第1の片持ち梁部2または第2の片持ち梁部3と空間を挟んで対向するように形成された延設部で、この延設部20は第1のおもり部4または第2のおもり部5と一体的に、かつ固定部1側へ延設するように形成されているものである。また、この延設部20は第1のおもり部4に2箇所形成されるとともに、第2のおもり部5にも2箇所形成されており、さらにこれら4個の延設部20の形状は対称形状または同形状に構成されているものである。
そしてまた、上記延設部20は、第1の片持ち梁部2との間隔、第2の片持ち梁部3との間隔、固定部1との間隔、第1のストッパ部17との間隔、第2のストッパ部18との間隔がすべて等しくなるように構成するとともに、第1のおもり部4と第1のストッパ部17との間隔、第2のおもり部5と第2のストッパ部18との間隔および第1のおもり部4と連結部19との間隔、および第1のおもり部4と第2のおもり部5との間隔もすべて等しくなるように構成しているものである。すなわち、固定部1、第1のストッパ部17、第2のストッパ部18および延設部20で囲まれた部分の空間部の距離がすべて等しくなるように構成したものである。このようにすることにより、エッチングにおける加工精度が向上するため、力学量センサの形状精度が向上し、測定精度の向上を図ることができるものである。
上記した構成の力学量センサについて、次にその製造方法を説明する。
図3において、21はSiで構成された円板状のウェハであり、図1に示す力学量センサはこの1枚のウェハ21から複数個形成されるものである。22はこのウェハ21における1個分の力学量センサの領域である基板である。力学量センサの製造方法は、このウェハ21の形状のまま、それぞれの基板22を加工し、最後に基板22毎に分割を行って個片の力学量センサを得るようにすることにより、効率を向上させることができるが、以下の工程の説明は、基板22を単位とした説明をする。
図4においては、基板22上に第1のピエゾ抵抗素子6〜第4のピエゾ抵抗素子9を形成している。この第1のピエゾ抵抗素子6〜第4のピエゾ抵抗素子9の形成方法としては、印刷工法や、スパッタなどの薄膜工法を用いることができる。また、マスクを用いて最初から所定の形状に第1のピエゾ抵抗素子6〜第4のピエゾ抵抗素子9を形成しても良く、あるいは一度全面、または所定の位置を含む大きな領域にピエゾ抵抗層を形成し、その後、エッチングにより所定の形状の第1のピエゾ抵抗素子6〜第4のピエゾ抵抗素子9を形成してもよい。
図5においては、第1の印加電極10、第1の中間電極11、第1のグランド電極12、第2の印加電極13、第2の中間電極14、第2のグランド電極15および接続電極16を形成している。この接続電極16は第1のピエゾ抵抗素子6〜第4のピエゾ抵抗素子9のそれぞれのピエゾ抵抗素子の上部に重畳させて形成している。この製造工程も印刷工法や、スパッタなどの薄膜工法を用いることができるとともに、最初から所定の形状にこれらを形成してもよく、あるいは一度全面、または所定の位置を含む大きな領域に導電層を形成し、その後、エッチングにより形成してもよい。
図6においては、溝23を形成することにより、第1の片持ち梁部2、第2の片持ち梁部3、第1のおもり部4、第2のおもり部5、第1のストッパ部17、第2のストッパ部18、連結部19および延設部20を形成している。なお、この図6においては、見易くするために、ハッチングを施した部分を溝23としている。この溝23はエッチングにより形成することができる。エッチングとしては、ウェットエッチングでもドライエッチングでも可能であるが、ドライエッチングである反応性イオンエッチングが好ましい。
ここで、第1のピエゾ抵抗素子6〜第4のピエゾ抵抗素子9の形成時のマスクのずれ等により、これらの抵抗値が所定の抵抗値からずれて形成されてしまうことがある。第1のピエゾ抵抗素子6〜第4のピエゾ抵抗素子9が所定の抵抗値からずれた値になると、所定の電気的出力が得られなくなってしまう。
例えば、電気的出力は、図2に示すように、第1の中間電極11と第2の中間電極14の差動出力として得られる構成においては、通常、加速度が0の場合には、この差動出力が0Vとなるように設定される。このためには、第1のピエゾ抵抗素子6と第2のピエゾ抵抗素子7の抵抗値の比と、第3のピエゾ抵抗素子8と第4のピエゾ抵抗素子9の抵抗値の比を等しくする必要がある。しかし、これらの抵抗値がこのような関係の抵抗値からずれると加速度が0の場合でも、この差動出力が0Vとならなくなってしまう。従って、この差動出力を0Vとするための調整を行う必要が出てくる。
この調整について、図7〜図9を用いて説明する。図7〜図9において、24はレーザー照射部であり、25はレーザーにより第1のピエゾ抵抗素子6がトリミングされた部分である欠落部である。
一般に抵抗体の抵抗値は、抵抗体の長さに比例し、抵抗体の断面積に反比例するものである。ここで、図7において、第1のピエゾ抵抗素子6の電気的な面からみた抵抗体の長さは、一対の接続電極16の間隔によって決定されるため、第1のピエゾ抵抗素子6を蛇行状にトリミングするような場合を除いて基本的にはその長さは変わらない。しかし、第1のピエゾ抵抗素子6をトリミングすることにより、抵抗体としての幅を変えることは可能であり、したがって、幅を変えれば、抵抗体の断面積を変えることができるため、結局、抵抗値を変えることができるものである。
図7においては、第1のピエゾ抵抗素子6が所定の形状となるようにレーザーでトリミングを行っている。ここでは、第1のピエゾ抵抗素子6と第2のピエゾ抵抗素子7の抵抗値が等しくなるようにしており、これらのピエゾ抵抗素子の厚みが等しいならば、平面図における形状を等しくすれば抵抗値は等しくなる。したがって、図示したように第1の片持ち梁部2の幅方向の中心を示す中心線から第1のピエゾ抵抗素子6の右側の端までの長さであるaと、この中心線から第2のピエゾ抵抗素子7の左側の端までの長さであるbとを等しくし、かつ、前記中心線から第1のピエゾ抵抗素子6の左側の端までの長さであるcと前記中心線から第2のピエゾ抵抗素子7の右側の端までの長さであるdとを等しくすればよい。
上記したように本発明の実施の形態1における力学量センサの製造方法においては、固定部1と、この固定部1に接続された弾性変形可能な第1の片持ち梁部2、第2の片持ち梁部3と、前記第1の片持ち梁部2、第2の片持ち梁部3の先端に形成された作用部としての第1のおもり部4、第2のおもり部5と、前記第1の片持ち梁部2、第2の片持ち梁部3の上面に形成された第1のピエゾ抵抗素子6〜第4のピエゾ抵抗素子9と、この第1のピエゾ抵抗素子6〜第4のピエゾ抵抗素子9とそれぞれ電気的に接続された一対の接続電極16とを形成した後に、前記第1のピエゾ抵抗素子6〜第4のピエゾ抵抗素子9をトリミングして長方形の第1のピエゾ抵抗素子6〜第4のピエゾ抵抗素子9を形成する工程を備えているため、トリミング用の抵抗を追加することなく電気的出力の調整を行うことができ、これにより、機器の小型化を図ることができるものである。
また、前記第1のピエゾ抵抗素子6〜第4のピエゾ抵抗素子9をトリミングして長方形の第1のピエゾ抵抗素子6〜第4のピエゾ抵抗素子9を形成する工程において、第1のピエゾ抵抗素子6〜第4のピエゾ抵抗素子9の幅方向の端部を第1のピエゾ抵抗素子6〜第4のピエゾ抵抗素子9の長さ方向にトリミングするようにしているため、この製造方法によれば、トリミング用の抵抗値を追加することなく電気的出力の調整を行うことができ、これにより、機器の小型化を図ることができるものである。
(実施の形態2)
以下、実施の形態2を用いて、本発明の特に請求項3〜9に記載の発明について説明する。なお、この実施の形態2では、力学量センサの一形態である加速度センサについて説明するが、本発明は、加速度以外の慣性力を検出するセンサや、外力を検出する応力センサ等にも適用可能なものである。
本発明の実施の形態2における力学量センサは、上記した本発明の実施の形態1における力学量センサと、基本的な構成および製造方法が同じであるため、図1〜図6は基本的にそのまま本発明の実施の形態2に適用できるものである。両者の相違点は、抵抗値調整のためのトリミングの方法である。
以下、図面を用いて本発明の実施の形態2について説明する。
図10は本発明の実施の形態2における力学量センサのピエゾ抵抗素子のトリミング形状を示す平面図、図11〜図13は同力学量センサにおけるピエゾ抵抗素子の別のトリミング形状を示す平面図、図14は同力学量センサにおける梁の幅方向の位置と歪みの関係を示す図、図15は同力学量センサにおける梁の長さ方向の位置と歪みの関係を示す図、図16は同力学量センサにおける梁の変位と抵抗値の関係を示す図、図17は同力学量センサにおけるピエゾ抵抗素子の別のトリミング形状を示す平面図である。
図10において、第1のピエゾ抵抗素子6にレーザートリミングを行うことにより欠落部25を形成している。ここで、第1のピエゾ抵抗素子6のトリミングを行った部分の形状は、辺が270°以上の角度で交わる頂点部分をR形状にすることにより、第1のピエゾ抵抗素子6のトリミングを行った部分に270°以上の頂点部分が存在しないようにしている。これにより、応力集中を緩和させることができる。
図11においては、第1のピエゾ抵抗素子6のトリミングを行った部分の形状は、辺が交わる部分を全てR形状にすることにより、頂点が存在しないようにしている。言い換えると第1のピエゾ抵抗素子6のトリミングを行った部分の形状が滑らかとなるようにしている。ここで、「滑らか」とは数学で導関数が連続しているときに用いる「滑らか」と同じ意味であり、外形に折れ曲がった部分が存在しない形状を意味している。
この形状においても、図10と同様に応力集中を緩和させることができるものである。
図12はトリミングにより不要となる第1のピエゾ抵抗素子6の部分を全てレーザーにより消滅させてしまうのではなく、電気的に孤立させるようにしたものである。このようにした場合でも、図10と同様の特性を得ることができ、また、トリミングに要する時間やエネルギーを少なくすることができる。
図13は長さ方向にトリミングを行ったもので、このようにした場合でも、第1のピエゾ抵抗素子6のトリミングを行った部分に270°以上の頂点部分が存在しないため、応力集中を緩和させることができるものである。
ここで、図2に示すようなブリッジ回路を用いる場合には、第1の中間電極11と第2の中間電極14との電位が逆位相の関係にあることが好ましい。そのためには、第1の片持ち梁部2が撓んでいない状態の抵抗値の絶対値のみを調整するのではなく、抵抗値変化率も調整する必要が出てくる。以下、これについて説明する。
第1のピエゾ抵抗素子6〜第4のピエゾ抵抗素子9は、歪みにより抵抗値が変化するものであり、また、第1の片持ち梁部2および第2の片持ち梁部3における歪みは、場所によって異なるものである。これについて、図14を用いて説明する。図14の横軸は第1の片持ち梁部2の幅方向の位置であり、その原点は幅方向の中央部としているものである。縦軸はその位置における歪みを示している。この図14においては、第1の片持ち梁部2が左側に撓んでいる場合を表しており、第1の片持ち梁部2の最も右側の歪みは正の方向、すなわち、伸びの方向に大きくなり、第1の片持ち梁部2の中央部に近づくにしたがって歪みは減少し、中央部では歪みが0になる。逆に、第1の片持ち梁部2の最も左側は歪みが負の方向、すなわち、縮み方向に大きくなる。言い換えると、第1の片持ち梁部2の外側の歪みの絶対値が大きく、中央側では歪みの絶対値が小さいのである。第1の片持ち梁部2における歪みが大きいことは抵抗値変化率が大きいことを意味するため、第1のピエゾ抵抗素子6における第1の片持ち梁部2の外側をトリミングすると抵抗値変化率は減少し、一方、内側をトリミングすると抵抗値変化率は上昇することになる。この点に着目すると、第1のピエゾ抵抗素子6のトリミング位置を設定することにより、抵抗値変化率を調整することができる。
また、第1の片持ち梁部2の長さ方向によっても歪みは異なるものである。一般に片持ち梁の場合、梁の根元での歪みの絶対値が最も大きく、梁の先端に行くにしたがって歪みの絶対値は減少し、荷重点での歪みは0になるものである。この現象を図示したものが、図15である。図15の横軸は第1の片持ち梁部2の長さ方向位置であり、原点を第1の片持ち梁部2の長さ方向の根元とし、縦軸はその位置における歪みを表している。したがって、第1のピエゾ抵抗素子6における長さ方向の位置を設定することにより、抵抗値変化率を調整することができる。
但し、第1の片持ち梁部2の長さに比べ、第1のピエゾ抵抗素子6の電気的な抵抗体長さが十分小さい場合には、第1の片持ち梁部2の長さ方向でのトリミング位置による抵抗値変化率の違いは無視できるほどに小さくなるものである。
トリミングの位置による抵抗値の変化について示した図が図16である。図16の横軸は第1の片持ち梁部2の変位であり、縦軸がその変位における第1のピエゾ抵抗素子6の抵抗値を示している。図中の26はトリミング前の初期状態を示し、27は第1のピエゾ抵抗素子6における第1の片持ち梁部2の外側をトリミングした場合を示し、また28は第1の片持ち梁部2の内側をトリミングした場合の抵抗値を示している。外側をトリミングした場合の27は第1のピエゾ抵抗素子6における電気的に抵抗体としての幅が狭くなっているため、抵抗値の絶対値は大きくなり、そして外側をトリミングすることにより抵抗値変化率は小さくなるものである。一方、内側をトリミングした場合の28は同様に抵抗値の絶対値は大きくなり、そして内側をトリミングすることにより抵抗値変化率も大きくなるものである。なお、図16ではトリミング位置が第1の片持ち梁部2の長さ方向の位置による違いが抵抗値変化率の違いに与える影響を無視しているが、これを考慮したときには、先端部側と根元部側のいずれでトリミングするかによっても同様の傾向が出るものである。なお、上記したものにおいては、第1のピエゾ抵抗素子6についての説明を行ったが、第2のピエゾ抵抗素子7〜第4のピエゾ抵抗素子9についても同様の事が言えるものである。
なお、抵抗値変化率の調整を行う場合には、抵抗値の形状を測定し、抵抗値変化率を調整するために必要となるトリミングを理論的に算出し、これに基づきトリミングする方法がある。これとは別に、第1の片持ち梁部2、第2の片持ち梁部3において、異なる二以上の撓み状態でそれぞれ抵抗値を測定し、これに基づきトリミングする方法もある。後者の場合において具体的に第1の片持ち梁部2、第2の片持ち梁部3を撓ませる方法としては、第1には、外力を加えて第1の片持ち梁部2、第2の片持ち梁部3を撓ませる方法がある。第2には、加速度運動をさせることによる慣性力により撓ませる方法がある。第3には、例えば、第1のストッパ部17を鉛直上方にし、かつ第2のストッパ部18を鉛直下方にすることにより、重力加速度を与えて撓ませる方法がある。
図17は上記した抵抗値変化率の調整を行うために、第1のピエゾ抵抗素子6の幅方向と長さ方向のトリミング形状を工夫したものである。この場合も、第1のピエゾ抵抗素子6のトリミングを行った部分の形状は、辺が270°以上の角度で交わる頂点部分をR形状にすることにより、第1のピエゾ抵抗素子6のトリミングを行った部分に270°以上の頂点部分が存在しないようにしている。これにより、応力集中を緩和させることができる。
上記したように本発明の実施の形態2における力学量センサの製造方法においては、固定部1と、この固定部1に接続された弾性変形可能な第1の片持ち梁部2、第2の片持ち梁部3と、前記第1の片持ち梁部2、第2の片持ち梁部3の先端に形成された作用部としての第1のおもり部4、第2のおもり部5と、前記第1の片持ち梁部2、第2の片持ち梁部3の上面に形成された第1のピエゾ抵抗素子6〜第4のピエゾ抵抗素子9と、この第1のピエゾ抵抗素子6〜第4のピエゾ抵抗素子9と電気的に接続された一対の接続電極16とを形成した後に、抵抗値調整のため前記第1のピエゾ抵抗素子6〜第4のピエゾ抵抗素子9をトリミングする工程を備えるとともに、前記第1のピエゾ抵抗素子6〜第4のピエゾ抵抗素子9をトリミングする工程において、前記第1のピエゾ抵抗素子6〜第4のピエゾ抵抗素子9のトリミングを行った部分において270°以上の頂点を有さないようにしているため、第1の片持ち梁部2、第2の片持ち梁部3が弾性変形を行った場合における第1のピエゾ抵抗素子6〜第4のピエゾ抵抗素子9に発生する応力集中を低減させることができ、これにより、信頼性を保持しながら、トリミング用の抵抗を追加することなく電気的出力の調整を行うことができるため、機器の小型化を図ることができるものである。
また、前記第1のピエゾ抵抗素子6〜第4のピエゾ抵抗素子9をトリミングする工程において、前記第1のピエゾ抵抗素子6〜第4のピエゾ抵抗素子9のトリミングを行った部分における外形が滑らかになるようにしているため、第1の片持ち梁部2、第2の片持ち梁部3が弾性変形を行った場合における第1のピエゾ抵抗素子6〜第4のピエゾ抵抗素子9に発生する応力集中を低減させることができ、これにより、信頼性を保持しながら、トリミング用の抵抗を追加することなく電気的出力の調整を行うことができるため、機器の小型化を図ることができるものである。
そしてまた、前記第1のピエゾ抵抗素子6〜第4のピエゾ抵抗素子9をトリミングする工程において、前記第1のピエゾ抵抗素子6〜第4のピエゾ抵抗素子9の抵抗値の絶対値と抵抗値変化率が所定の値になるようにトリミング位置を定めるようにしているため、高精度な力学量の検出ができるものである。
さらに、前記第1のピエゾ抵抗素子6〜第4のピエゾ抵抗素子9をトリミングする工程において、前記第1のピエゾ抵抗素子6〜第4のピエゾ抵抗素子9の抵抗値の絶対値と抵抗値変化率が所定の値になるように前記第1のピエゾ抵抗素子6〜第4のピエゾ抵抗素子9の幅方向のトリミング位置を定めるようにしているため、高精度な力学量の検出ができるものである。
さらにまた、前記第1のピエゾ抵抗素子6〜第4のピエゾ抵抗素子9をトリミングする工程において、前記第1のピエゾ抵抗素子6〜第4のピエゾ抵抗素子9の抵抗値の絶対値と抵抗値変化率が所定の値になるように前記第1のピエゾ抵抗素子6〜第4のピエゾ抵抗素子9の長さ方向のトリミング位置を定めるようにしているため、高精度な力学量の検出ができるものである。
また、本発明の実施の形態2における力学量センサは、固定部1と、この固定部1に接続された弾性変形可能な第1の片持ち梁部2、第2の片持ち梁部3と、前記第1の片持ち梁部2、第2の片持ち梁部3の先端に形成された作用部としての第1のおもり部4、第2のおもり部5と、前記第1の片持ち梁部2、第2の片持ち梁部3の上面に形成された第1のピエゾ抵抗素子6〜第4のピエゾ抵抗素子9と、この第1のピエゾ抵抗素子6〜第4のピエゾ抵抗素子9と電気的に接続された一対の接続電極16とを備え、前記第1のピエゾ抵抗素子6〜第4のピエゾ抵抗素子9はトリミングによる欠落部25を有し、かつ、前記第1のピエゾ抵抗素子6〜第4のピエゾ抵抗素子9のトリミングを行った部分において270°以上の頂点を有さないようにしているため、第1の片持ち梁部2、第2の片持ち梁部3が弾性変形を行った場合における第1のピエゾ抵抗素子6〜第4のピエゾ抵抗素子9に発生する応力集中を低減させることができ、これにより、信頼性を保持しながら、トリミング用の抵抗を追加することなく電気的出力の調整を行うことができるため、機器の小型化を図ることができるものである。
そしてまた、前記第1のピエゾ抵抗素子6〜第4のピエゾ抵抗素子9のトリミングを施した部分を滑らかな外形にしているため、第1の片持ち梁部2、第2の片持ち梁部3が弾性変形を行った場合における第1のピエゾ抵抗素子6〜第4のピエゾ抵抗素子9に発生する応力集中を低減させることができ、これにより、信頼性を保持しながら、トリミング用の抵抗を追加することなく電気的出力の調整を行うことができるため、機器の小型化を図ることができるものである。
本発明に係る力学量センサの製造方法は、固定部と、この固定部に接続された弾性変形可能な梁部と、この梁部の先端に形成された作用部と、前記梁部の上面に形成されたピエゾ抵抗素子と、このピエゾ抵抗素子と電気的に接続された一対の接続電極とを形成した後に、前記ピエゾ抵抗素子をトリミングして長方形のピエゾ抵抗素子を形成する工程を備えたもので、加速度センサや、慣性力センサ、応力センサ等の力学量センサに適用して有用なものである。
本発明の実施の形態1における力学量センサの平面図 同力学量センサの回路図 同力学量センサにおけるウェハの斜視図 同力学量センサの製造工程図 同力学量センサの製造工程図 同力学量センサの製造工程図 同力学量センサにおけるトリミング後の梁部の平面図 図7のA−A線断面図 図7のA−A線断面図 本発明の実施の形態2における力学量センサのピエゾ抵抗素子のトリミング形状を示す平面図 同力学量センサにおけるピエゾ抵抗素子の別のトリミング形状を示す平面図 同力学量センサにおけるピエゾ抵抗素子の別のトリミング形状を示す平面図 同力学量センサにおけるピエゾ抵抗素子の別のトリミング形状を示す平面図 同力学量センサにおける梁の幅方向の位置と歪みの関係を示す図 同力学量センサにおける梁の長さ方向の位置と歪みの関係を示す図 同力学量センサにおける梁の変位と抵抗値の関係を示す図 同力学量センサにおけるピエゾ抵抗素子の別のトリミング形状を示す平面図
符号の説明
1 固定部
2 第1の片持ち梁部(梁部)
3 第2の片持ち梁部(梁部)
4 第1のおもり部(作用部)
5 第2のおもり部(作用部)
6 第1のピエゾ抵抗素子
7 第2のピエゾ抵抗素子
8 第3のピエゾ抵抗素子
9 第4のピエゾ抵抗素子
25 欠落部

Claims (9)

  1. 固定部と、この固定部に接続された弾性変形可能な梁部と、この梁部の先端に形成された作用部と、前記梁部の上面に形成されたピエゾ抵抗素子と、このピエゾ抵抗素子と電気的に接続された一対の接続電極とを形成した後に、前記ピエゾ抵抗素子をトリミングして長方形のピエゾ抵抗素子を形成する工程を備えた力学量センサの製造方法。
  2. ピエゾ抵抗素子をトリミングして長方形のピエゾ抵抗素子を形成する工程において、ピエゾ抵抗素子の幅方向の端部をピエゾ抵抗素子の長さ方向にトリミングするようにした請求項1記載の力学量センサの製造方法。
  3. 固定部と、この固定部に接続された弾性変形可能な梁部と、この梁部の先端に形成された作用部と、前記梁部の上面に形成されたピエゾ抵抗素子と、このピエゾ抵抗素子と電気的に接続された一対の接続電極とを形成した後に、抵抗値調整のため前記ピエゾ抵抗素子をトリミングする工程を備えるとともに、前記ピエゾ抵抗素子をトリミングする工程において、ピエゾ抵抗素子のトリミングを行った部分において270°以上の頂点を有さないようにした力学量センサの製造方法。
  4. ピエゾ抵抗素子をトリミングする工程において、トリミングをする工程をピエゾ抵抗素子のトリミングを行った部分における外形が滑らかになるようにした請求項3記載の力学量センサの製造方法。
  5. ピエゾ抵抗素子をトリミングする工程において、ピエゾ抵抗素子の抵抗値の絶対値と抵抗値変化率が所定の値になるようにトリミング位置を定めるようにした請求項3または4記載の力学量センサの製造方法。
  6. ピエゾ抵抗素子をトリミングする工程において、ピエゾ抵抗素子の抵抗値の絶対値と抵抗値変化率が所定の値になるように前記ピエゾ抵抗素子の幅方向のトリミング位置を定めるようにした請求項3または4記載の力学量センサの製造方法。
  7. ピエゾ抵抗素子をトリミングする工程においては、トリミングをする工程を、ピエゾ抵抗素子の抵抗値の絶対値と抵抗値変化率が所定の値になるように前記ピエゾ抵抗素子の長さ方向のトリミング位置を定めるようにした請求項3または4記載の力学量センサの製造方法。
  8. 固定部と、この固定部に接続された弾性変形可能な梁部と、この梁部の先端に形成された作用部と、前記梁部の上面に形成されたピエゾ抵抗素子と、このピエゾ抵抗素子と電気的に接続された一対の接続電極とを備え、前記ピエゾ抵抗素子はトリミングによる欠落部を有し、かつ前記ピエゾ抵抗素子のトリミングを行った部分において270°以上の頂点を有さないようにした力学量センサ。
  9. ピエゾ抵抗素子のトリミングを施した部分を滑らかな外形にした請求項8記載の力学量センサ。
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